JP5111017B2 - 画像形成システム及び給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置とオプションユニットである給紙装置との間で通信を行う画像形成システム及び給紙装置に関する。
画像形成装置には、様々な機能を拡張するため、給紙装置などのオプションユニットが接続される。このようなオプションユニットと、画像形成装置とは、情報を伝達するための信号線で接続されている。例えば、複数のオプションユニットが接続されている場合、画像形成装置は、給紙動作または搬送動作を行うために各オプションユニットの状態を確認する必要がある。オプションユニットとしての給紙装置の状態としては、例えば、給紙装置内に記録材があるか、給紙装置のカセットが装着されているか等がある。これら複数の状態を確認する必要がある。そのため、複数のオプションユニットが接続されている場合、画像形成装置は、各オプションユニットとの間で効率的な情報の送受信が求められている。
特許文献1は、画像形成装置とオプションユニットとの通信インターフェースとして、複数のオプションユニットを順次バス接続した画像形成装置を示している。特許文献1に記載の画像形成装置は、所定の処理を複数のオプションユニットへ同時に伝達し、処理内容に合わせて該当するオプションユニットが動作するように構成されている。また、特許文献2は、下位装置内の内部状態の変化を上位装置に報知する手段を設けた画像形成装置を示している。
特開平08−008935号公報 特開平02−333028号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、画像形成装置本体からの指令に関する通信回数を低減できるものの、増設された複数のオプションユニットからの応答信号を個別に受信する必要がある。そのため、画像形成装置は、例えば、システム全体の紙搬送状態を監視する場合、増設されているオプションユニットの数だけ通信を行う必要がある。よって、通信時間や通信負荷が増大するという問題が生じる。
また、特許文献2に記載の画像形成装置は、当該画像形成装置の内部情報を接続されているオプションユニットに対して報知する場合、別途、報知するための信号線を設ける必要がある。また、この画像形成装置は、当該画像形成装置からオプションユニットに送信する信号について、個別に送信する必要がある。よって、通信時間や通信負荷が増大するという問題が生じる。
上述した問題の具体例として、オプションユニットとして装着される給紙装置における給紙動作を実行する上で給紙動作の実行間隔が短くできなうという問題がある。通常、給紙装置内に積載されている紙を送り出す給紙動作を行う場合、ジャムの発生や給紙ローラの不必要な磨耗を抑制する必要がある。そのため、画像形成装置は、ある給紙装置に対して給紙指示を行って給紙動作を実行させる。そして給紙動作後に、画像形成装置が給紙装置に積載されている記録材の有無を確実に検知した後で、次の給紙指示を行っている。ここで、画像形成装置と、複数の給紙装置との間で通信時間が大きい場合や通信負荷が高い場合、その処理のために記録材を給紙する間隔(以下紙間という)を広げる必要がでてくる。紙間が広がれば、画像形成動作のスループット(単位時間あたりのプリント枚数)が低下してしまう。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、画像形成装置とオプションユニットとの間における信号線の増加を抑制するとともに、通信時間の短縮及び通信負荷を軽減させる画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成システムとして実現できる。画像形成システムは、記録材に画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置に取り外し可能に装着される複数の給紙装置と、画像形成装置と複数の給紙装置の夫々とを接続する共通の信号線であって、画像形成装置から複数の給紙装置の夫々に対してコマンドを送信するための第1の信号線と、画像形成装置と複数の給紙装置の夫々とを接続する共通の信号線であって、コマンドに応答して複数の給紙装置から画像形成装置に給紙装置の状態情報を送信する第2の信号線とを有し、画像形成装置は、第1の信号線を介して複数の給紙装置から状態情報を返信する給紙装置を指定するコマンドを送信し、複数の給紙装置のうち、コマンドにより指定された給紙装置は、コマンドに応答して、第2の信号線を介してコマンドにより指定された状態情報と、コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報を画像形成装置に送信し、コマンドにより指定されていない給紙装置は、コマンドに応答して、コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報を画像形成装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、例えば、画像形成装置に接続される給紙装置として実現できる。給紙装置は、画像形成装置から出力されるコマンドを受信する受信部と、コマンドに応じて、給紙装置の第1情報を画像形成装置に送信する送信部とを有し、画像形成装置に接続される他の給紙装置が画像形成装置に対して第1情報を送信する場合に、情報に、第1情報とは異なる第2情報を結合することを特徴とする。
本発明は、例えば、画像形成装置とオプションユニットとの間における信号線の増加を抑制するとともに、通信時間を短縮し、かつ、通信負荷を軽減させる画像形成システムを提供できる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1の実施形態>
以下に、図1から図7を参照して、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に対応する画像形成装置の構成を示す概略図である。
画像形成装置100は、画像形成部101、定着部102、搬送路103、排紙トレイ104及び給紙カセット105を含む。さらに、画像形成装置100には、オプションユニットとして給紙装置111、119、127が取り外し可能に装着されている。また、本実施形態では、オプションユニットとして給紙装置を一適用例として説明する。
画像形成部101は、静電潜像を担持する担持体である感光体ドラム及び感光体ドラムに形成された静電潜像を現像する現像装置を有する。このような構成により、画像形成部101は、給紙カセット105または給紙装置111、119、127から搬送路103上を搬送される記録材140に画像を形成する。また、搬送路103には、記録材140が搬送されてきたことを検知するセンサが複数配置されている。
画像形成部101によって画像が形成されると、記録材140は、定着部102に搬送される。定着部102は、記録材140上に形成された未定着の現像剤像を記録材140に定着させる。また、定着部102の下流側には、排紙ローラが配設されている。排紙ローラは、記録材140を排紙トレイ104へ排出する。
記録材を積載する給紙カセット105には、それぞれサイズセンサ106、装着センサ107及び有無センサ108が配置されている。また、給紙カセット105の近傍には、ピックアップローラ109及びローラ対110が配置されている。サイズセンサ106は、給紙カセット105に収納された紙のサイズを検出する。装着センサ107は、給紙カセット105が画像形成装置100に収納されているか否かを確認する。有無センサ108は、給紙カセット105に記録材140が積載されているか否かを検出する。ピックアップローラ109は、1回転することにより、給紙カセット105から記録材140を給紙し、搬送路103に送り出す。ローラ対110は、ピックアップローラ109にてピックアップされた記録材140を1枚に分離して搬送路103に送り出す。
給紙装置111、119、127は、画像形成装置100に取り外し可能に接続されるオプションユニットである。給紙装置111、119、127には、給紙カセット112、120、128、給紙カセット内の紙のサイズを検出するサイズセンサ113、121、129を有している。さらに、給紙カセット112、120、128が装着されているかを検知する装着センサ114、122、130及び紙の有無を検出する有無センサ115、123、131が配置されている。また、給紙カセット112、120、128の近傍には、ピックアップローラ116、124、132及びローラ対117、125、133が配置されている。これらの構成要素は、画像形成装置100の給紙カセット105からの給紙動作と同様の動作を行う。また、給紙カセット112、120、128の近傍には、搬送センサ118、126、134が配置されている。搬送センサ118、126、134は、ピックアップローラ116、124、132の給紙動作によって確実に記録材140が給紙されたか否かを検出するために記録材140の先端を検出する。
以上説明したように各給紙装置は、給紙カセット、サイズセンサ、装着センサ、有無センサ、ピックアップローラ、ローラ対、搬送センサを備えている。
また、各給紙装置は画像形成装置に対して装着するための機構が備えられている。画像形成装置にも給紙装置を接続するための機構が備えられている。具体的には給紙装置側に図1のような例えばピン形状の凸部(139、140、141)が設けられており、画像形成側の凹部(135)に凸部が挿入されて接続される。また給紙装置にも凹部(136、137、138)があり、給紙装置どうしを接続する場合に用いられる。凸部と凹部は、図1では1つしか図示していないが2つ以上設けて接続して位置決めする構成になっている。また以下に説明する画像形成装置と給紙装置との通信のための信号線を接続するコネクタ(不図示)が画像形成装置と給紙装置とに夫々設けられている。
図2は、第1の実施形態に対応する各機構部を制御する制御系の回路構成を示す図である。ここでは、図1で説明した画像形成装置100の各機構部を制御する制御ブロックについて説明する。
画像形成装置100は、プリンタコントローラ201及びエンジン制御部202を含む。また、画像形成装置100は、各機構部に直接接続され、かつ、エンジン制御部に接続される高電圧制御部203、光学系制御部204、定着器制御部205、センサ入力部206及び搬送制御部207を含む。
プリンタコントローラ201は、ホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータをビットデータに展開するとともに、画像形成装置100内部の情報を読み取ってオペレーションパネルに表示する。エンジン制御部202は、各機構部をプリンタコントローラ201の指示に従って動作制御するとともに、プリンタコントローラ201へ各機構部の内部情報を報知する。
高電圧制御部203は、画像形成を行うための各工程における高電圧出力制御をエンジン制御部202の指示に従って制御する。光学系制御部204は、露光装置の駆動または停止をエンジン制御部202の指示に従って制御する。定着器制御部205は、定着ヒータへの通電の駆動または停止をエンジン制御部202の指示に従って制御する。
センサ入力部206は、画像形成装置100内に配置された各センサの駆動または停止をエンジン制御部202の指示に従って制御する。搬送制御部207は、画像形成装置100内に配置された各ローラをエンジン制御部202の指示に従って駆動または停止することで、記録材140の搬送を制御する。
また、エンジン制御部202には、給紙装置111、119、127の各制御部209、211、213が信号線で接続されている。各制御部209、211、213は、エンジン制御部202に対して縦続に信号線で接続され、シリアル通信が可能である。各給紙装置の制御部209、211、213とエンジン制御部202との通信についての詳細は、図3A及び図3Bを用いて後述する。
図3Aは、第1の実施形態に対応するエンジン制御部と各給紙装置の制御部とのシリアル通信を示す図である。ここでは、画像形成装置100及びオプションユニットである給紙装置111、119、127のシリアル通信と、各給紙装置に固有の識別情報を割り当てる方法とについて説明する。
エンジン制御部202は、当該エンジン制御部202を制御するCPU301を含む。同様に、各給紙装置の制御部209、211、213は、各制御部を制御するCPU302、303、304を含む。また、CPU301と、CPU302、303、304とは、CLK信号(クロック信号)線305、CMD信号(コマンド信号)線306及びSTS信号(ステータス信号)線307によって縦続に接続される。これらの信号線は、各ユニット間で共通の共通信号線であり、シリアル通信を行う。
CLK信号線305とは、第3の信号線として機能し、CPU301から出力される同期信号(以下、CLK信号と称す。)をCPU302、303、304に伝達する共通信号線である。また、CMD信号線306とは、第1の信号線として機能し、CPU301からCPU302、303、304へ送信される命令信号(以下、CMD信号と称す。)を伝達する共通信号線である。また、STS信号線307とは、第2の信号線として機能し、CPU302、303、304からCPU301へ送信される命令信号に対する応答信号(以下、STS信号と称す。)を伝達する共通信号線である。CLK信号は、CMD信号及びSTS信号を送受信するために、各CPU(301、302、303、304)間で同期をとるための信号である。CMD信号は、各給紙装置のCPUへの動作指示や状態確認を行うための信号である。STS信号は、CMD信号に対しての応答であり、各給紙装置の状態や異常などに関する状態情報を伝達する信号である。ここで異常の報知とは、シリアル通信にエラーが発生していることをCPU301に伝達することを示す。また、CPU301に入力されるSTS信号は、一部にCPU302、303、304から出力される共通データ区間を有する。
この共通データ区間を用いて、指定されていない給紙装置のCPUが動作状態を示す情報を設定する。この共通データ区間に出力される動作状態を示す情報は、例えば、各給紙装置の給紙動作中を示す。これにより、本実施形態による画像形成装置100のCPU301は、各給紙装置ごとにCMD信号を送信して給紙動作状態を確認をする必要がなく、何れかの給紙装置が給紙動作中であるか否かを一回のSTS信号で確認でき、通信負荷を低減することができる。
CMD信号線306には、それぞれ制御部209、211、213内にゲート制御を行う切換部としてのスイッチ308、309、310が配置されている。スイッチ308、309、310は、下位に接続されている制御部に対してCMD信号線306の接続状態を接続または切断に切り換える。以下では、制御部211のスイッチ309を例に具体的な説明を記載する。
制御部211は、上位に制御部209が接続され、下位に制御部213が接続されている。ここで、「上位」とは、画像形成装置100に配置されているエンジン制御部202に近づく方向の位置を示し、「下位」とは、エンジン制御部202に遠ざかる方向の位置を示す。CPU303は、上位の給紙装置のを介してCMD信号を受信する。ここで、CMD信号は、CPU302の指示に基づき動作するスイッチ309によって分岐され、CPU303と、CPU304とに伝達される。さらに、CPU303は、下位の給紙装置のCPU304へCMD信号を送信する場合、スイッチ309を接続状態にする。また、CPU303は、下位の給紙装置へCMD信号を送信しない場合、スイッチ309を切断状態にする。このように、ゲート制御を行うことで、本実施形態による画像形成装置100は、状況に応じて一括で各オプション装置へCMD信号を伝達することができる。
また、CPU301は、接続された全ての給紙装置(具体的には、CPU302、303、304)と通信を行うために、識別情報(以下、デバイスIDと称す。)を各給紙装置に割り当てる。デバイスIDの割り当ては、デバイスIDを指定したID指定コマンド(CMD信号)の送信によって行われる。以下に、各給紙装置に割り当てるデバイスIDの割り当て方法について説明する。これらのIDの割り当て動作は、画像形成装置100の電源オン時の初期化動作時やジャムなどを解除後の初期化動作時、または、不図示のオペレーションパネルからの指示に基づくリセット動作時に実行される。
まず、CPU302は、デバイスIDが未設定の状態でID指定コマンドを受信すると、指定されたデバイスID(例えば、デバイスID=1)を自分のIDとして取得する。その後、ID指定コマンドへの応答として、デバイスID=1が確定した旨をSTS信号によってCPU301へ通知する。その後、CPU302は、切換部308を接続状態にする。
次に、CPU301は、接続された給紙装置111がデバイスID(デバイスID=1)を確定したことを確認すると、別のデバイスID(例えば、デバイスID=2)を指定したID指定コマンドを送信する。このとき、CMD信号スイッチ308が接続状態となっているため、ID指定コマンドは、CPU302と、CPU303へ送信されることになる。
CPU302は、既にIDを取得しているため、ID指定コマンドを無視する。CPU303は、デバイスIDが未設定であるため、デバイスID=2を自分のIDとして取得する。その後、ID指定コマンドへの応答として、CPU303は、デバイスID=2が確定した旨をSTS信号によってCPU301へ通知する。その後、CPU303は、CMD信号スイッチ309を接続状態にする。以降、CPU301は、何れかの給紙装置からID指定コマンドに対するSTS信号を受信できなくなるまで、異なるデバイスIDのID指定コマンドを送信する。これにより、接続された全ての給紙装置に固有のデバイスIDが割り当てられる。
固有のデバイスIDが割り当てられると、エンジン制御部202は、接続された全ての給紙装置に対して、デバイスIDを指定することで、個別にCMD信号を送信することができる。CPU302、303、304は、自身が取得しているデバイスIDが付加されたCMD信号に対して応答を行う。これにより、CPU301は、共通のクロック同期式のシリアル通信線を使用して、全てのデバイスを個別に制御することが可能となる。また、CPU301は、接続されてIDが割り当てられた全ての給紙装置にCMD信号を伝達するために、個別のデバイスIDを指定せずに、全ての給紙装置にCMD信号を送信することもできる。
図3Bは、第1の実施形態に対応するエンジン制御部と各給紙装置の制御部との詳細な制御を示す図である。ここでは、各装置のCPUにおける詳細な制御ブロックについて説明する。
CPU301は、同期信号送信部315、割り当て部316、コマンド送信部317及び受信部318を含んで構成される。同期信号送信部315は、各給紙装置へ信号線305を介してCLK信号を送信する。割り当て部316は、各給紙装置を識別するための固有の識別子を各給紙装置に割り当てる。コマンド送信部317は、CMD信号を信号線306に出力して、各給紙装置へ、もしくは、全ての給紙装置へ送信することができる。受信部318は、CMD信号に応じて、各給紙装置から送信される応答ステータスを受信する。
CPU302、303、304は、それぞれ受信部320、330、340、取得部321、331、341及び応答送信部322、332、342を含んで構成される。さらに、CPU302、303、304は、設定部323、333、343、検知部324、334、344及び判定部325、335、345を含んで構成される。以下では、CPU302の制御ブロックについてのみ説明を記載する。しかしながら、CPU303及びCPU304についても同様の制御が行われるものとする。
受信部320は、CPU301から出力されたCMD信号を受信する。取得部321は、自身がデバイスIDを保持していない場合、CMD信号であるID指定コマンドに応じて、デバイスIDを取得する。応答送信部322は、CMD信号に付加された識別子が取得した識別子と同じである場合に、CMD信号に応じたSTS信号をSTS信号線307に出力する。一方、CMD信号に付加された識別子が取得した識別子と異なる場合、応答送信部322は、CPU303またはCPU304が送信するSTS信号のタイミング従って、自身が給紙動作中であるか否かを示す値をSTS信号線307に出力する。
設定部323は、共通データ区間に出力する値を設定する。具体的に、設定部323は、給紙動作中であるか否かの値を出力する。設定部323は、例えば、給紙動作中であれば”0”を出力し、給紙動作中でなければ”1”を出力する。検知部324は、給紙動作が終了した後に、自身が積載する記録材の有無を検知する。設定部323は、検知部324によって記録材が無いと検知された場合、CPU301が給紙装置111に記録材が無いことを認識したと判定した後に、共通データ区間に”1”を出力する。判定部325は、CPU301が給紙装置111に記録材が無いことを認識しているか否かを、予め定められた時間が経過したか否かで判定する。この待機時間は、CPU301が各給紙装置の状態を認識するまでに必要な時間となる。具体的に、判定部325は、予め定められた時間が経過する前は、給紙装置111に記録材が無いことをCPU301が検知していないと判定する。一方、判定部325は、予め定められた時間が経過した後は、給紙装置111に記録材が無いことをCPU301が検知していると判定する。記録材が無いと判定した場合は、CPU301からのコマンドに応答して記録材が無いことを示す情報をCPU301に送る。なお、給紙動作中とは、給紙装置から紙を給紙して紙の後端が各給紙ユニットの搬送センサを抜けるまでの動作期間を言う。
本実施形態によるCPU301は、給紙動作中を示す共通データ区間に0が設定されている場合は、何れかの給紙装置が給紙動作中であると判断し、次の給紙を指示するコマンドを送信しない。即ち、CPU301は、給紙動作中であるかを示す情報に基づいて、次の給紙指示を送信するか否かを決定する。これは、何れかの給紙装置が給紙動作中に、新たに給紙を指示することでジャムが発生することを抑制する。このように各オプションユニットが1つのCMD信号に対するSTS信号に、他のオプションユニットが給紙中であるか否かを示す情報を結合(付加)して画像形成装置100に伝達する。従って、本画像形成システムは、給紙動作中を確認する通信時間を短縮し、かつ、通信負荷を軽減しうる。
図4は、第1の実施形態に対応する通信制御信号のタイミングを示すタイミングチャートである。ここでは、図4に示すタイミングチャートの上段からCLK信号401、CMD信号402及びSTS信号403、404、405、406を示す。STS信号404、405、406は、それぞれ給紙装置111、119、127から送信された信号を示す。また、STS信号403は、各給紙装置から送信された信号を結合した信号を示す。ここでは、給紙装置111のデバイスIDが指定されてCMD信号が送信されたことを想定している。図4に示すSTSデータ407は、各給紙装置によって給紙動作の有無を検知する給紙中フラグが領域S0に設定され、領域S1から領域S13に給紙装置111の状態などを示すSTSデータが設定される。
同期信号送信部315は、コマンド送信部317がCMD信号402を送信する際に、まずCLK信号401を送信する。このとき、CLK信号401の立下りエッジに同期して1ビットづつCMD信号402をCPU302、303、304に送信する。受信部320、330、340は、CLK信号401の立ち上がりエッジに同期して1ビットづつデータを受信する。
CMD信号402は、例えば、デバイスIDを示すC0、C1のID指定領域と、D0〜D13のデータコードから構成される。このデータコードとは、給紙装置の状態を示すものであり、例えば、給紙装置の給紙カセット内に収容されている紙のサイズ情報や紙有無情報、また、給紙カセットが装着されているか否かの情報などである。デバイスIDがC0=”0”、C1=”1”の場合が給紙装置111へのコマンド、C0=”1”、C1=”0”の場合が給紙装置119へのコマンド、C0=”1”、C1=”1”の場合が給紙装置128へのコマンドとなる。ここでは、給紙装置111へのCMD信号であるため、デバイスIDはC0=”0”、C1=”1”と設定される。
以下では、CPU301が、給紙装置111に状態を問い合わせるCMD信号402を送信した場合のSTS信号について説明する。なお、ここでは、給紙装置119が給紙動作中である場合のSTSデータ407について説明する。
応答送信部322は、受信したCMD信号402に自身が取得したデバイスIDが指定されているため、第1情報となるSTS信号404を出力する。具体的に、応答送信部322は、同期信号送信部315が出力するCLK信号401の立下りエッジに同期して、最初1ビット目のデータに“0”、3ビット目(図4に示す領域S1)から順次STSデータをS13まで設定する。さらに、応答送信部322は、エラー検出コードとして、領域PにS1からS13のパリティデータを設定してSTS信号線307に出力する。
応答送信部332は、受信したCMD信号402に自身が取得したデバイスIDが指定されていないため、給紙動作中であるか否かの情報のみを示すSTS信号405(第2情報)を出力する。具体的に、応答送信部332は、同期信号送信部315が出力するCLK信号401の立下りエッジに同期して、かつ、応答送信部322が出力するSTS信号404のタイミングに従って、給紙動作中であるか否かの情報をSTS信号線307に出力する。ここで、応答送信部332は、共通データ区間である最初から2ビット目の領域S0のタイミングに合わせて情報を出力する。また、給紙装置119が給紙動作中であるため、応答送信部332は、領域S0に“0”を出力する。応答送信部342は、CMD信号402に設定されたデバイスIDが自身のデバイスIDとは異なり、かつ、給紙装置128が給紙動作中でないため、領域S0のタイミングでデフォルト値である“1”を出力している。ここで“1”を出力すると言う意味は、STSデータを送信しないことを意味する。つまり、給紙装置128は給紙動作中でないため共有データ区間である領域S0にはSTSデータを設定しない。
したがって、STSデータ407は、各給紙装置からタイミングが調整されて共通信号線であるSTS信号線307に出力されたSTS信号を結合したデータとなる。その結果、CPU301は、特定の給紙装置(ここでは、給紙装置111を示す。)と通信を行っている場合において、他の給紙装置が給紙動作中であるか否かを認識することができる。これにより、本画像形成装置100は、効率の良い通信を可能とするとともに、給紙動作中の給紙装置に対して2重に給紙を指示することによるジャムの発生を抑制しうる。
次に、図5乃至図7を参照して、給紙動作中の制御について説明する。図5は、第1の実施形態に対応する画像形成装置の制御を示すフローチャートである。ここでは、図4で説明した条件、すなわち、CMD信号402に付加されたデバイスIDが給紙装置111を示し、給紙装置119が給紙動作中である場合を想定する。
ステップS501において、CPU301は、送信バッファにCMDデータをセットする。ここでは、CMDデータとして給紙の指示を行うCMDデータを設定することとする。続いて、ステップS502において、コマンド送信部317は、CLK信号401に同期してCMD信号402を送信する。ここで、ある特定の給紙装置に給紙指示を送信したい場合、CPU301は、特定のデバイスIDを指定する。給紙装置は、自身のデバイスIDが設定されている場合、給紙を開始する。一方、給紙装置は、自身のデバイスIDが設定されていない場合、給紙指示を無視することとなる。なお、給紙の指示を行うCMDデータが送信される給紙装置は、そのCMDデータを送る前に給紙動作可能であることが確認されている。
次に、ステップS503において、同期信号送信部315は、CMD信号402の応答として出力されるSTS信号403を受信するためのCLK信号401を送信する。続いて、ステップS504において、受信部318は、STS信号403を受信する。このSTS信号403は、上述したS0領域において各給紙装置から出力されたSTS信号と、他の領域において応答送信部322が出力したSTS信号とを統合した信号となる。
最後に、ステップS505において、CPU301は、受信したSTSデータの信号を解析する。ここで、CPU301は、各給紙装置の状態を確認するとともに、給紙動作中の給紙装置があるか否かを認識する。給紙動作中の給紙装置が存在する場合、CPU301は、給紙動作中のステータスが解消されるまで、給紙動作中の給紙装置を含む全ての給紙装置に対して給紙指示のCMD信号402を送信しない。
図6は、第1の実施形態に対応する給紙装置の制御を示すフローチャートである。ここでは、CPU301からCMD信号としてデバイスIDを指定する指定コマンドが送信された場合の各給紙装置の制御について説明する。指定コマンドは、通常、画像形成装置100の起動時や再起動時にCPU301によって送信される。なお、ここでは、給紙装置111のCPU302の処理を一例として説明する。
ステップS601において、CPU302は、受信したCMD信号が指定コマンドであるか否かを判定する。具体的に、CPU302は、図4に示すID指定領域C0C1の値が指定コマンドを示す値であるか否かを判定する。ここで、CPU302は、CMD信号が指定コマンドである場合、処理をS602に遷移させ、指定コマンドで無い場合は処理を終了する。
ステップS602において、CPU302は、自身が既に固有の識別子であるデバイスIDを取得しているか否かを判定する。ここで、CPU302は、デバイスIDが取得済みである場合に処理を終了させ、デバイスIDが取得済みでない場合に処理をS603に遷移させる。ステップS603において、取得部321は、CMD信号に設定されているデバイスIDを自身のデバイスIDとして取得する。
デバイスIDを取得すると、ステップS604において、CPU302は、切換部308を接続状態に切り換える。すなわち、切換部308は、当該給紙装置にデバイスIDが割り当てられていない状態で切断状態に設定されている。切換部308が接続状態に切り換えられると、次回からのCMD信号は、CPU302及びCPU303に通知されることとなる。
最後に、ステップS605において、応答送信部322は、自身が指定コマンドで指定されたデバイスIDを取得したことをCPU301に通知するSTS信号を出力する。CPU301は、指定コマンドに対するSTS信号を受信すると、コマンド送信部317によって次の指定コマンドを出力させる。これは、STS信号が受信されなくなるまで繰り返される。STS信号が受信されなくなると、本画像形成システムは、全ての給紙装置にデバイスIDが割り当てられ、かつ、CMD信号が全ての給紙装置に伝達される状態となる。
図7は、第1の実施形態に対応する給紙装置の制御を示すフローチャートである。ここでは、具体的に、CPU302、303、304がSTSデータの給紙中フラグをtrue(S0=”0”)からfalse(S0=”1”)に設定するタイミングについて説明する。なお、図4で想定した条件と同様に、ここでは、給紙装置119が給紙指示を受けて、給紙を開始することを想定している。
ステップS701において、CPU303は、CPU301から送信されたCMD信号402が給紙指示であるか否かを判定する。ここで、CPU303は、CMD信号402が給紙指示であって、かつ、自身が給紙動作中で無い場合に、給紙を開始する。一方、CMD信号402が給紙指示でない場合、CPU303は処理を終了する。給紙を開始すると、ステップS702において、CPU303は、内部で保持する給紙中フラグを給紙動作中に設定する。給紙中フラグが給紙動作中に設定されている場合、設定部333は、STS信号405を送信する際、常に領域S0に対して”0”(給紙動作中)を設定することとなる。
ステップS703において、CPU303は、ピックアップローラ124を1回転させることによって給紙カセット120から記録材140を給紙させる。次に、ステップS704において、CPU303は、ピックアップローラ124にてピックアップされた記録材140を1枚ずつ搬送路103に送り出すためのローラ対125の駆動を開始する。
次に、ステップS705において、CPU303は、搬送センサ126が給紙した記録材140の先端を検出したか否かを判定する。記録材140の先端を検出していない場合、CPU303は、記録材140の先端を検出するまで定期的に繰り返しS705の判定を行う。記録材140の先端を検出すると、ステップS706において、CPU303は、タイマカウンタのカウントを開始する。
ステップS707において、CPU303は、S706で開始したカウント値が記録材140のサイズ毎に予め定められた時間を経過したか否かを判定する。すなわち、CPU303は、記録材140が搬送センサ126を通過する時間を計測することとなる。この時間は、給紙動作の間隔をコントロールするための時間であり、画像形成動作のスループットを低減させることなく、ジャムの発生を抑制するように設定される。
S707で予め定められた時間が経過すると、ステップS708において、検知部334は、給紙カセット120に記録材140が積載しているか否かを検知する。ここで、検知部334は、記録材140の有無を検知するために、有無センサ123の状態を確認する。記録材140が有る場合、ステップS710において、設定部333は、給紙中フラグが給紙動作の終了を示すようにSTSデータの領域S0に”1”を設定する。なお、CPU303は記録材の後端を搬送センサ126で検知したら給紙動作の終了と判断する。ここで、CPU301は、受信部318によりSTSデータの領域S0が”0”から”1”に変化したことを検出する。これにより、CPU301は、後続する給紙動作の指示を給紙装置に指示することとなる。具体的なCPU301の動作として、コマンド送信部317は、定期的に、例えば、10ms間隔で全ての給紙装置(給紙動作中のもの以外)にそれぞれの状態を問い合わせるためのCMD信号を送信している。また、本実施形態によれば、何れかの給紙装置が給紙動作中である場合、これらのCMD信号の応答となるSTSデータの領域S0には、常に”0”が設定される。しかしながら、S710の処理により給紙中フラグが給紙動作の終了を示すように、領域S0には、”1”が設定されることとなる。このように、CPU301は、定期的に受信することとなるSTSデータの領域S0が”0”から”1”に変化したことで給紙動作が終了したことを検知する。
一方、記録材140が無いと判定した場合、ステップS709において、CPU303は、予め定められた時間が経過するのを待つ。この待機時間は、CPU301が各給紙装置の状態を認識するまでに必要な時間となる。例えば、CPU301は、各給紙装置の複数種類の状態を複数のCMD信号を送ることによって返送される複数のSTS信号を受信して認識している。すなわち、給紙カセット内に記録材140が存在しているか否かを示す状態は、複数の種類の状態のうち1つの情報でしかない。よって、CPU301は、各給紙装置に複数回に渡って、状態確認を行うCMD信号を送信する必要がある。このような場合、特定の給紙装置で記録材140が無くなった場合、CPU301は、複数回のCMD信号を送信して、特定の給紙装置で記録材140が無くなっているという情報を取得する。
このように、オプションユニットである給紙装置と、本体である画像形成装置とでは、特定の給紙装置に積載されている記録材140が無くなったことを検知するタイミングが異なっている。例えば、このタイミングがずれたまま、つまり、記録材140がないと判定してすぐにCPU303がS710の処理を実行すると、CPU301は、次の給紙動作を指示することとなる。これは、記録材140が無くなった給紙装置に対して給紙指示を行う可能性が高くなり、紙なしのエラーを発生させる可能性が高くなる。そのため、S709で、CPU303は、このタイミングのずれを解消するために所定時間待機する処理を行う。その後、CPU301は、S710の処理を実行する。これにより、記録材140が無くなったことを認識した上で、CPU301は、例えば、記録材を積載している給紙装置に対して次の給紙指示を送信することができる。なお、この所定時間とは、少なくともオプションユニットである各給紙ユニットに対して記録材が無くなったか否かを確認するCMD信号を送信する時間と、その信号に対して各給紙ユニットからSTS信号を送信する時間とを含む。そして、CMD信号やSTS信号の通信遅れ時間の最大時間を考慮して設定される。
また、本実施形態においては、給紙動作を行った後に、給紙カセットに記録材が存在するか否かを判定している。これは、給紙カセットに積載された記録材140が無くなったことを監視することで、空回りによるローラ対の磨耗やジャムの発生を抑制するために行われる。
以上説明したように、本画像形成システムは、画像形成装置と、シリアル通信可能な複数の共通信号線で画像形成装置に接続される着脱可能な1以上のオプションユニットとを含む。画像形成装置は、各オプションユニットに識別子を割り当て、指定コマンド及び命令コマンドを共通信号線で送信し、応答ステータスを共通信号線で受信する。オプションユニットは、指定コマンド及び命令コマンドを受信し、指定コマンドに応じて自身の識別子を取得する。さらに、オプションユニットは、受信した命令コマンドが自身への命令コマンドである場合に、応答ステータスを共通信号線に出力する。また、オプションユニットは、受信した命令コマンドが自身への命令コマンドで無い場合に、他のオプションユニットが出力する応答ステータスのタイミングに従って、自身が動作中であるか否かを示す情報を出力する。これにより、本画像形成システムは、命令コマンドに対応する応答ステータスによって、接続された全てのオプションユニットの動作状態を一度に確認することができる。したがって、本画像形成システムは、画像形成装置とオプションユニットとの間における信号線を増加させることなく、動作確認を行う通信の負荷を軽減しうる。
また、上述したように、オプションユニットとしての給紙装置を複数接続する構成において特に有効である。その場合、給紙装置は、命令コマンドに対する応答ステータスに共通データ区間として、給紙動作中であるか否かの情報を出力するようにしてもよい。さらに、画像形成装置は、共通データ区間の情報が給紙動作中を示さない場合に、次の給紙指示を送信する。これにより、本画像形成システムは、命令コマンドに対応する応答ステータスによって、接続された全ての給紙装置の給紙動作状態を一度に確認することができる。したがって、本画像形成システムは、画像形成装置と給紙装置との間における信号線を増加させることなく、給紙動作確認を行う通信の負荷を軽減しうる。
また、給紙装置は、記録材を給紙した後に、自身が積載する記録材の有無を検知するようにしてもよい。さらに、給紙装置は、記録材が無い場合、画像形成装置が給紙装置に記録材が無いことを検知した後に、共通データ区間に給紙動作が終了したことを示す値を設定するようにしてもよい。これにより、本画像形成装置は、給紙動作により記録材が無くなった給紙装置に対して、次の給紙指示を指示することを抑制している。したがって、本画像形成システムは、不要な通信を削減でき通信負荷を軽減しうる。
<第2の実施形態>
次に、図8を参照して、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、画像形成装置が給紙装置に積載されている記録材が無くなったことを検知するまでに、給紙装置が待機する時間を可変にすることを特徴とする。第1の実施形態では、給紙中フラグが給紙動作の終了を示す値に設定するタイミングで、通信の遅れの最大時間を見積もって設定していた。本実施形態では、この時間をCPU301が接続された給紙装置の段数に応じて可変にできるように各給紙装置にCMD信号で指定する。
図8は、第2の実施形態に対応する給紙装置の制御を示すフローチャートである。本実施形態において、画像形成装置の制御は図5に示すフローチャートと同様である。ただし、CMD信号については、上述した待機時間の指定を行う。なお、図7の説明と重複する処理については、説明を省略する。すなわち、以下では、S809についての説明のみ記載する。
ステップS809において、CPU303は、CPU301から指定された時間が経過するまで処理を待機させる。指定された時間が経過すると、ステップS810において、CPU303は、給紙中フラグが給紙動作の終了を示す値に設定する。ここで、CPU301から指定される時間は、各給紙装置によって異なる。この時間は、画像形成装置が各給紙装置における記録材無しの情報を検知するまでの時間が設定されている。したがって、各給紙装置において最適な時間が選択されることとなる。
これにより、各給紙装置において、本画像形成システムは、連続プリント時のスループットを向上させるとともに、記録材無しが発生する直前のラスト紙の検知を確実に行うことが可能となる。また、記録材無しが発生した後に、本画像形成システムは、同じサイズの記録材が格納された他の給紙装置に切り換えて引き続き給紙動作を開始するまでの時間を短縮しうる。よって、本画像形成システムは、画像形成装置とオプションユニットとの間の信号線を増加させることなく、容易に通信時間の短縮、通信負荷を軽減させることができる。
第1の実施形態に対応する画像形成装置の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に対応する各機構部を制御する制御系の回路構成を示す図である。 第1の実施形態に対応するエンジン制御部と各給紙装置の制御部とのシリアル通信を示す図である。 第1の実施形態に対応するエンジン制御部と各給紙装置の制御部との詳細な制御を示す図である。 第1の実施形態に対応する通信制御信号のタイミングを示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に対応する画像形成装置の制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態に対応する給紙装置の制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態に対応する給紙装置の制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態に対応する給紙装置の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
202:エンジン制御部
209、211、213:制御部
301、302、303、304:CPU
305:CLK信号線
306:CMD信号線
307:STS信号線
308、309、310:切換部

Claims (7)

  1. 画像形成システムであって、
    記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に取り外し可能に装着される複数の給紙装置と、
    前記画像形成装置と複数の前記給紙装置の夫々とを接続する共通の信号線であって、前記画像形成装置から複数の前記給紙装置の夫々に対してコマンドを送信するための第1の信号線と、
    前記画像形成装置と複数の前記給紙装置の夫々とを接続する共通の信号線であって、前記コマンドに応答して複数の前記給紙装置から前記画像形成装置に前記給紙装置の状態情報を送信する第2の信号線とを有し、
    前記画像形成装置は、前記第1の信号線を介して複数の前記給紙装置から前記状態情報を返信する給紙装置を指定する前記コマンドを送信し、
    前記複数の給紙装置のうち、前記コマンドにより指定された給紙装置は、前記コマンドに応答して、前記第2の信号線を介して前記コマンドにより指定された状態情報と、前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報を前記画像形成装置に送信し、
    前記コマンドにより指定されていない給紙装置は、前記コマンドに応答して、前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報を前記画像形成装置に送信することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置と複数の前記給紙装置の夫々とを接続する共通の信号線であって、前記画像形成装置から複数の前記給紙装置に対してクロック信号を送信する第3の信号線をさらに有し、
    前記クロック信号に同期して、前記コマンド及び前記状態情報の送信を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記コマンドにより指定された状態情報とは前記給紙装置の状態に関する情報であって、
    前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報とは前記給紙装置が給紙動作中であるかを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    前記状態情報を受信して、前記給紙動作中であるかを示す情報に基づいて、次の給紙指示を送信するか否かを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 画像形成装置に接続される給紙装置であって、
    前記画像形成装置から出力されるコマンドを受信する受信部と、
    前記コマンドにより状態情報の返信を指定されていれば、前記コマンドにより指定された状態情報と、前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報を送信し、
    前記コマンドにより状態情報の返信を指定されていなければ、前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報を送信する送信部と、を有することを特徴とする給紙装置。
  6. 前記画像形成装置から前記コマンドを受信するための第1の信号線と、
    前記画像形成装置に対して前記コマンドにより指定された状態情報と、前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報とを送信するための第2の信号線と、
    前記画像形成装置との通信の同期を取るための第3の信号線とを有することを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
  7. 前記コマンドにより指定された状態情報とは前記給紙装置の状態に関する情報であって、
    前記コマンドにより指定されていない予め定められた状態情報とは前記給紙装置が給紙動作中であるかを示す情報であることを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
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