JP3607472B2 - 制御監視方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、制御監視方法および装置に関し、特に、制御装置と通信線で接続された被制御装置の異常動作を検出する制御監視方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術】
図13は、高速プリンタ装置の構成例を示した図である。
【0003】
プリンタ装置1010は、プリントを行う印字装置(IOT)1003と、その制御を行う上位装置(ESS)1002により構成され、両者は通信線1004により接続される。
【0004】
この通信線1004では、上位装置1002から印字装置1003への頁単位のプリント制御情報や印字装置1003から上位装置1002への出力結果等の伝送を行う通信クライアントと、上位装置1002から印字装置1003へのビデオ情報等の印字イメージの伝送を行うビデオクライアントと、上位装置1002と印字装置1003の動作タイミングを同期させるための同期信号が各々独立の通信ラインで伝送されている。
【0005】
上位装置1002から送信される通信クライアントには、主に用紙サイズの指定やプリントモード情報(片面/両面印刷)等を含むプリント開始指令や、指定ページからのプリントを中止してパージ排出等を行うプリント中止指令がある。
【0006】
これらの指令を受けた印字装置1003は、プリント開始指令を受けた場合には用紙を新たに給紙トレイからフィードして転写位置まで搬送する。また、これが新規フィードであった場合には、指定サイズまたは指定紙種の用紙をどの給紙元からフィードするのかを判断して、この判断結果に基づいてフィードを行う。
【0007】
一方、印字装置1003から上位装置1002へ伝送される情報には、シート単位の排出先トレイ(正常シートを排出する排出トレイ群と異常シートを排出するパージトレイ)情報と異常時のステータスを伝送するのみであり、シート単位に内部制御情報である搬送系や画質系等の情報を指示元である上位装置1002に伝送することはない。
【0008】
これは、搬送系や画質系等の情報を上位装置1002へ送ると、これを受けた上位装置1002での処理が複雑になるためであり、指示を受けた印字装置1003の内部の制御部の責任において処理されるのが一般的である。
【0009】
ところが、印字装置1003内部での処理ミスによって、上位装置1002の指示とは異なった用紙のフィードやフィードタイミングのピッチを誤った制御、片面プリントの指定であるにもかかわらずシートを両面プリントの場合にのみ通過させる両面搬送路に搬送する等の異常事象が発生した場合、印字装置1003内部の制御部では正常なコントロールをしているとの誤認識をしているため、印字装置1003内部の制御部は指示元である上位装置1002へ異常を通知せずにシートの排出結果のみを正常排出として通知するとともにプリントを続行させることになる。
【0010】
ここで、図14乃至図16を参照して印字装置1003の制御部の誤認識による異常シートの排出例を説明する。
【0011】
図14は、正常なプリントパターンを示した図であり、図15および図16は、印字装置1003の制御部の誤認識による異常なプリントパターンを示した図である。
【0012】
図14におけるプリントパターンは、まず、表紙を片面印刷し、次に8シートを単位として表面と裏面の両面をプリントするパターンである。
【0013】
図14では、同期信号の最初のタイミングで印字装置1003が上位装置1002に対して表紙の印字要求を行い、次のタイミングでは印字装置1003は1頁表の印字要求を行うとともに、表紙の印字イメージを表紙のシートに印字する。同様にして、8頁表の印字要求と7頁表の印字までを行うと、印字装置1003は1頁裏の印字要求を行って8頁表の印字を行い、次のタイミングで2頁裏の印字要求と1頁裏の印字を行う。
【0014】
図15は、図14に示したプリントパターンで印字を行おうとした際に、印字装置1003でシートのフィードが1ピッチ早くなり、以後これを正常と誤認識して印字を続行した場合のパターンである。
【0015】
この場合には、印字装置1003は同期信号の最初のタイミングで表紙の印字要求を行うが、同時に表紙のシートをフィードしてしまい、結果として表紙のシートは白紙となる。
【0016】
このようにフィードのピッチがずれてしまうと結果として図15にに示すように表紙の裏に8頁の表が印字されてしまい、出力されたシートは頁順が乱れてしまうという致命的な問題を生じることになる。
【0017】
図16は、図14に示したプリントパターンで印字を行おうとした際に、搬送系のコントロールミスが生じ、以後これを正常と誤認識して印字を続行した場合のパターンである。
【0018】
この場合には、印字装置1003が8頁のシートを8頁表の印字が終わった際に、片面印字の場合と同様に排出トレイに排出してしまったため、結果として片面印字である表紙のシートに続いて8頁表が印字された8頁のシート、続いて1頁表裏が印字された1頁のシートが排出されページ順が乱れてしまうほか、8頁裏を印字する際に印字を行うシートが存在しないという現象が生じてしまう。
【0019】
これらの異常プリントは、印字装置1003が異常プリントであることを認識しない限り上位装置1002へ通知されることはなく、正常なプリントとして以降の印字および排出が続行されてしまうという問題を生じさせることとなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のプリンタ装置においては、印字装置を制御する上位装置の負荷を低減させるために、印字装置は搬送系や画像系等の情報を上位装置に伝送することなく印字装置内の制御部で処理しているが、この制御部が印字装置内に異常事象が生じた場合にこれを正常に動作していると誤認識すると、上位装置には印字装置が正常に動作していると通知され、印字装置は印字を続行するため、排出されたシートに致命的な問題を抱えたまま印字を終了してしまうことになる。
【0021】
そこで、この発明は、上位装置の負荷を増大させることなく、印字装置が誤認識している異常事象を検知して、これに対処する指示を印字装置に対して送ることのできる制御監視方法および装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、上位装置と通信線を介して接続され、該上位装置とは独立して動作し、該上位装置により制御される印字装置の動作を監視する制御監視装置の制御監視方法において、前記上位装置が発する制御指令を取得するとともに前記印字装置へ伝達し、前記印字装置の内部センサの出力信号を取得し、前記制御指令と前記出力信号とを比較し、該比較結果に基づいて前記印字装置の異常動作を検出し、該比較により異常動作を検出した場合に、前記上位装置に代えて前記印字装置を停止させることを特徴とする。
【0023】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記内部センサは、前記印字装置の内部の搬送系紙検出センサであることを特徴とする。
【0024】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記比較は、前記制御指令に基づいて前記印字装置が印字を行う用紙を用紙毎に管理するシート管理テーブルを作成し、該作成したシート管理テーブルと前記搬送系紙検出センサの出力信号に基づく用紙搬送位置とを比較して行うことを特徴とする。
【0025】
また、請求項4の発明は、上位装置と通信線を介して接続され、該上位装置とは独立して動作し、該上位装置により制御される印字装置の動作を監視する制御監視装置において、前記上位装置が発する制御指令を取得するとともに、該制御指令を前記印字装置へ伝達する制御指令取得手段と、前記印字装置の内部センサの出力信号を取得する動作信号取得手段と、前記制御指令取得手段が取得した制御指令と前記動作信号取得手段が取得した出力信号とを比較して前記印字装置の異常動作を検出する比較手段と、前記比較手段が異常動作を検出した場合に、前記上位装置に代えて前記印字装置へ該印字装置を停止させる印字装置停止信号を出力する停止信号出力手段とを具備することを特徴とする。
【0026】
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記内部センサは、前記印字装置の内部の搬送系紙検出センサであることを特徴とする。
【0027】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記比較手段は、前記制御指令に基づいて前記印字装置が印字を行う用紙を用紙毎に管理するシート管理テーブルを作成する管理テーブル作成手段を具備することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる制御監視方法および装置の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1は、プリンタ装置の構成を示すブロック図である。
図1において、プリンタ装置10は、制御監視装置1と上位装置(ESS)2、印字装置(IOT)3で構成される。制御監視装置1は、印字装置3の制御を行う図示しない制御部とは独立して動作するため、印字装置3と印字装置3の制御を行う上位装置2の間に接続され、従来、上位装置2と印字装置3の間で直接授受されていた印字指示4−11、状態通知4−22、画像信号4−13を取り込み、印字指示4−21、状態通知4−12、画像信号4−23として出力する他、印字装置3から上位装置2へは伝達されない各種センサ出力4−24を取り込み、異常事象発生時に印字装置3を停止させる停止指示4−25を印字装置3へ送信する。
【0032】
図2は、制御監視装置1の構成を示すブロック図である。
図2において、制御監視装置1は、CPU(central processing unit)11、ROM(read only memory)12、RAM(random access memory)13、PIO(parallel input/output controller)14、SIO(serial input/output controller)15、不揮発性の補助記憶装置16を具備して構成される。
【0033】
CPU11は、印字装置3の制御部の異常をも検知できるように、これとは独立した制御部を構成するためのもので、ROM12、RAM13、補助記憶装置16とともに、制御監視装置1の制御部を構成する。
【0034】
PIO14は、インプットは印字装置3の内部の各種センサの出力4−24と、上位装置2と印字装置3の間の通信線を取り込み、アウトプットは印字装置3へその停止を指示するための停止指示4−25を出力する。
【0035】
また、SIO15は、インプットは上位装置2から印字装置3への頁単位の印字指示4−11と、印字装置3から上位装置2への印字結果を通知する状態通知4−22を取り込み、アウトプットは印字装置3への印字指示4−21と上位装置2への状態通知4−12を出力する。
【0036】
図3は、印字装置3の構成の概略を示した図である。
図3において、印字装置3は、給紙トレイ31(31−1、31−2)、転写部32、定着部33、片面/両面切換ゲート34、デュプレックストレイ35、正常排出/異常排出切換ゲート36、排出トレイ37(37−1、37−2)、パージトレイ38、センサ39(39−0乃至39−13)を具備して構成される。なお、ここに示したセンサ39は印字装置3に具備される各種センサの一部であり、印字装置3は図示しないセンサも具備している。
【0037】
この印字装置3では、印字時には給紙トレイ31から用紙がフィードされ、転写部32において図示しない感光体上でトナーにより現像された静電潜像を用紙上に転写し、これを定着部33で定着させる。
【0038】
次に、この用紙が片面印字である場合には、片面/両面切換ゲート34を動作させて、用紙を排出側へ送り、正常排出/異常排出切換ゲート36の動作に基づき、排出トレイ37またはパージトレイ38へ排出される。
【0039】
正常排出/異常排出切換ゲート36は、通過する用紙が正常に印字されたものであれば排出トレイ37(37−1または37−2)へ排出するように、異常印字のものであればパージトレイ38へ排出するように動作する。
【0040】
また、片面/両面切換ゲート34を通過する用紙が両面印字であった場合には、片面/両面切換ゲート34を動作させて、用紙をデュプレックストレイ35へ送る。デュプレックストレイ35へ送られた用紙は再びフィードされて、転写部32、定着部33を介して片面/両面切換ゲート34で排出側へ送られ、正常排出/異常排出切換ゲート36の動作に基づき、排出トレイ37またはパージトレイ38へ排出される。
【0041】
図4は、正常に印字動作が行われている場合の各信号の流れを示した図である。
さて、図4に示す各信号は従来技術の説明で参照した図14に示した印字パターン(最初に表紙として1シートの片面印字を行い、次いで8シート単位に両面印字を行う)での印字を行う場合の信号の一部であり、信号NBRはシートのモード変更要求であり、NBRxはモード変更を行うシート番号を示している。
【0042】
信号H、P、Rは各々フィード許可要求、フィード許可要求に対する応答、イメージ転送要求であって、H1−x、P1−x、R1−xはシート表面に対する信号、H2−x、P2−x、R2−xはシート裏面に対する信号、H0−x、P0−x、R0−xはウェイト信号であり、各々のxはシート番号を示している。
【0043】
さて、印字装置3は、まず、上位装置2から制御監視装置1を介してモード変更要求NBR1を受けると、このNBR1に基づいて図5に示すシート管理テーブルを作成する。
【0044】
この図5に示すシート管理テーブルは、NBRで指定されるシート番号、給紙元、排出先、印字モード等により構成され、印字装置3内に存在し得るシート数だけテーブルに配置できる容量を持っている。
【0045】
したがって、NBR1によりシート管理テーブルにはシート1以降の全てを給紙元をトレイ(1)31−1、排出先を排出トレイ(1)37−1、印字モードをシンプレックスとして設定される。
【0046】
NBR1によるモード設定が終わると、印字装置3は上位装置2(制御監視装置1を介して)に対してシート1のフィード許可要求H1−1を送信し、これに対する応答P1−1を受けるとシート1をフィードする。
【0047】
次に、印字装置3は、上位装置2から制御監視装置1を介してモード変更要求NBR2を受け、このNBR2に基づいて図5に示すシート管理テーブルを図6に示すように変更する。
【0048】
この図6に示すシート管理テーブルは、NBR2によりシート2以降の全てを給紙元をトレイ(2)31−2、排出先を排出トレイ(1)37−1、印字モードをデュプレックスとして設定されている。
【0049】
また、既にフィードされているシート1はセンサ39−2を通過し、センサ39−5には達していないため、シートの位置としてセンサ39−2がシート管理テーブルに記憶される。
【0050】
NBR2によるモード設定が終わると、印字装置3は上位装置2に対してシート2のフィード許可要求H1−2を送信し、これに対する応答P1−2を受けシート2をフィードする。
【0051】
同様に順次シート3以降をフィードしていき、シート3をフィードするタイミングでシート1に対するイメージ転送要求R1−1を送信する。
【0052】
またシート9のフィード許可要求H1−9を送信した次のタイミングではシート2の裏面への印字を行うため、デュプレックストレイ35からシート2をフィードするためのフィード許可要求2−2を送信する。
【0053】
図7は、印字装置3の印字処理の進行に伴って書き換えられたシート管理テーブルを示した図である。
【0054】
この図7に示すシート管理テーブルは、シート2乃至9の全ての表面の印字が終了し、裏面の印字を行うためにデュプレックストレイ35からフィードされたシート8がセンサ39−5を通過した状態を示したテーブルである。
【0055】
このシート管理テーブル中“dupTray通過”の欄は、各シートがセンサ39−13を通過、つまり表面の印字が終了してデュプレックストレイに格納されたときに0から1に変更される。
【0056】
ここで、図8を参照して印字装置3がモード変更要求NBRを受信したときのモード変更の処理を説明する。
【0057】
図8は、モード変更処理の流れを示すフローチャートである。
さて、印字装置3はモード変更要求NBRを受信すると(ステップ101)、NBRで指示されたモード切換シート番号を変数Snbにセットし(ステップ102)、変数iを0にセットする(ステップ103)。
【0058】
次に、変数iが印字装置3内に存在しうる最大シート数Maxよりも小さければ(ステップ104でYES)、変数Snbと変数iの値を比較し(ステップ105)、変数iが変数Snbより大きければ(ステップ105でYES)、シート管理テーブルのシートiのシート位置を0にリセットし(ステップ106)、“dupTray通過”の欄を0にリセットし(ステップ107)、給紙元と排出先、印字モードをNBRの指示による値にセットし(ステップ108、109、110)、変数iをインクリメントして(ステップ111)、ステップ104に戻る。
【0059】
一方、ステップ105で変数iが変数Snb以下であれば(ステップ105でNO)、変数iをインクリメントして(ステップ111)、ステップ104に戻る。
【0060】
これらの処理は、変数iが印字装置3内に存在しうる最大シート数Maxよりも小さい間(ステップ104でYES)、つまり、全シートに対して行われ、変数iがMax以上となれば(ステップ104でNO)、終了する(ステップ112)。
【0061】
次に、図9を参照してシート管理テーブル中のシートの位置の更新処理について説明する。
図9は、シートの位置の更新処理の流れを示すフローチャートである。
【0062】
さて、印字装置3が印字を開始し(ステップ201)、シートが通過することによりn番のセンサ(センサ39−0乃至13のいずれか)がオンとなると(ステップ202でYES)、シート管理テーブル中のシートの位置がn番のセンサの手前として記憶されているシートのシート位置をn番に更新する(ステップ203)。
【0063】
例えば、シート管理テーブルが図7に示す状態でセンサ39−8がオンとなるとシートの位置が39−7として記憶されているシート6のシートの位置を39−8に更新する。
【0064】
ここで、印字装置3に発生した異常事象の検出方法を説明する。
ここでは、異常事象の検出例として、給紙元エラー、イメージ転写タイミングエラー、搬送エラー、排出先エラーについて説明する。
【0065】
給紙元エラーの検出には、給紙トレイ31−1、31−2の各トレイのフィードセンサとなるセンサ39−1、39−3がオンしたタイミングで所定の時間(センサ39−1と39−3では異なる)以内にセンサ39−5がオンされなければシートがセンサ39−5に到達するまでの間に異常が生じたものとして印字装置3を停止させる。
【0066】
また、別の検出例として、印字装置3がフィード許可要求Pを受信してから所定の時間(給紙トレイ31−1と31−2では異なる)、NBRで設定された給紙トレイ31からシートがフィードされなければ(センサ39−1または39−3がオンにならない)、シートが正常にフィードされていないことになるため、印字装置3を停止させる。
【0067】
次に、イメージ転写タイミングエラーの検出例について説明する。
イメージ転写タイミングエラーの検出は、シートがフィードされて(センサ39−1または39−3)からの時間とイメージが上位装置2から転送されてからの時間が、所定のマージンを考慮した時間内で一致しない場合にエラーとして検出を行う。
【0068】
図10は、イメージ転写タイミングエラーの検出の流れを示すフローチャートである。
【0069】
印字装置3が印字処理を開始し(ステップ301)、センサ39−5がオンとなると(ステップ302でYES)、イメージ転写の際に許容できる時間、イメージの受信を待ち(ステップ303)、イメージを受信すれば(ステップ304でYES)、ステップ302に戻り、イメージを受信しないまま許容時間を越えれば(ステップ304でNO、ステップ305でYES)、印字装置3を停止させ(ステップ306)、イメージ転写タイミングエラーの検出処理を終了する(ステップ307)。
【0070】
次に、シートの搬送エラーの検出例について説明する。
シートの搬送エラーは、センサ39−13がオンとなった際に、せんさ39−13を通過したシートに対して設定されているモードを調べることで行う。
【0071】
図11は、シートの搬送エラーの検出処理の流れを示すフローチャートである。
【0072】
印字装置3が印字処理を開始し(ステップ401)、センサ39−13がオンとなると(ステップ402でYES)、シート管理テーブルよりシートの位置が39−9であるシートの位置を39−13に更新するとともに、変数SNにそのシート番号をセットする(ステップ403)。
【0073】
次に、シートSNのモードを調べ(ステップ404)、シートSNがデュプレックスモードであれば(ステップ404でYES)、さらに“dupTray通過”のフラグを調べ(ステップ405)、このフラグが0であれば1にセットして(ステップ406)、ステップ402に戻る。これは、デュプレックスモードに設定されているシートが最初にセンサ39−13を通過した場合であるので何等異常はない。
【0074】
一方、ステップ404でシートSNの設定がシンプレックスモードであれば(ステップ404でNO)、シートSNはセンサ39−13を通過する筈がなく、ステップ405で“dupTray通過”のフラグが1であれば(ステップ405でNO)、センサ39−13を2度目の通過、つまりシートSNは両面印字後にデュプレックストレイ35を通過したことになり、これらは異常事象であるので印字装置3を停止させて(ステップ407)、シートの搬送エラーの検出処理を終了する(ステップ408)。
【0075】
次に、排出先エラーの検出例について説明する。
排出先エラーは、センサ39−11または39−12がオンとなった際に、せんさ39−11(39−12)を通過したシートに対して設定されているモードを調べることで行う。
【0076】
図12は、排出先エラーの検出処理の流れを示すフローチャートである。
【0077】
印字装置3が印字処理を開始し(ステップ501)、センサ39−11(39−12)がオンとなると(ステップ502でYES)、シート管理テーブルよりシートの位置が39−9であるシートの位置を39−11(39−12)に更新するとともに、変数SNにそのシート番号をセットする(ステップ503)。
【0078】
次に、シートSNの排出先を調べ(ステップ504)、シートSNの排出先が排出トレイ37−1(37−2)であれば(ステップ504でYES)、シート管理テーブルよりシートSNに対する情報を消去し(ステップ505)、ステップ502に戻る。これは、シートSNの排出先がシート管理テーブルに設定されている排出先と一致した場合であり何等異常はない。
【0079】
一方、ステップ504でシートSNの排出先が排出トレイ37−2(37−1)であれば(ステップ504でNO)、シートSNの排出先がシート管理テーブルに設定されている排出先と異なっているため、印字装置3を停止させて(ステップ506)、排出先エラーの検出処理を終了する(ステップ507)。
【0080】
以上、印字装置3に発生した異常事象の検出例を説明したが、デュプレックスモードに設定されているシートがデュプレックストレイ35(センサ39−13)を一度も通過することなくセンサ39−11(39−12)を通過した場合に、両面印字として設定されたシートが片面印字されただけで排出したとして印字装置3を停止させるなど、異常事象の検出方法は、ここに説明した限りではない。
【0081】
また、各センサ39の出力とシート管理テーブルの比較結果を補助記憶装置16に履歴情報として記憶することで、印字装置3に異常事象が発生した際に異常事象の発生原因究明の一助となる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、印字装置の制御部とは独立して動作する制御監視装置を印字装置と上位装置の間の信号を受信できるように接続し、印字装置の動作を監視するように構成したので、上位装置に多大な負荷をかけることなく印字装置の制御部自身が認識しない異常事象を検出し、すみやかに印字装置を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ装置の構成を示すブロック図。
【図2】制御監視装置の構成を示すブロック図。
【図3】印字装置の構成の概略を示した図。
【図4】正常に印字動作が行われている場合の各信号の流れを示した図。
【図5】シート管理テーブルを示した図。
【図6】変更後のシート管理テーブルを示した図。
【図7】所定時間経過後のシート管理テーブルを示した図。
【図8】モード変更処理の流れを示すフローチャート。
【図9】シートの位置の更新処理の流れを示すフローチャート。
【図10】イメージ転写タイミングエラーの検出の流れを示すフローチャート。
【図11】シートの搬送エラーの検出処理の流れを示すフローチャート。
【図12】排出先エラーの検出処理の流れを示すフローチャート。
【図13】高速プリンタ装置の構成例を示した図。
【図14】正常なプリントパターンを示した図。
【図15】シートのフィードが1ピッチ早くなり以後これを正常と誤認識して印字を続行した場合のパターンを示した図。
【図16】搬送系のコントロールミスが生じ、以後これを正常と誤認識して印字を続行した場合のパターンを示した図。
【符号の説明】
1 制御監視装置
2 上位装置
3 印字装置
4−11、4−12 印字指示
4−12、4−22 状態通知
4−13、4−23 画像信号
4−24 各種センサ出力
4−25 停止指示
10 プリンタ装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 PIO
15 SIO
16 補助記憶装置
31、31−1、31−2 給紙トレイ
32 転写部
33 定着部
34 片面/両面切換ゲート
35 デュプレックストレイ
36 正常排出/異常排出切換ゲート
37、37−1、37−2 排出トレイ
38 パージトレイ
39、39−0乃至39−13 センサ
NBR モード変更要求
H フィード許可要求
P フィード許可要求に対する応答
R イメージ転送要求

Claims (6)

  1. 上位装置と通信線を介して接続され、該上位装置とは独立して動作し、該上位装置により制御される印字装置の動作を監視する制御監視装置の制御監視方法において、
    前記上位装置が発する制御指令を取得するとともに前記印字装置へ伝達し、前記印字装置の内部センサの出力信号を取得し、前記制御指令と前記出力信号とを比較し、該比較結果に基づいて前記印字装置の異常動作を検出し、該比較により異常動作を検出した場合に、前記上位装置に代えて前記印字装置を停止させることを特徴とする制御監視方法。
  2. 前記内部センサは、前記印字装置の内部の搬送系紙検出センサであることを特徴とする請求項1記載の制御監視方法。
  3. 前記比較は、前記制御指令に基づいて前記印字装置が印字を行う用紙を用紙毎に管理するシート管理テーブルを作成し、該作成したシート管理テーブルと前記搬送系紙検出センサの出力信号に基づく用紙搬送位置とを比較して行うことを特徴とする請求項2記載の制御監視方法。
  4. 上位装置と通信線を介して接続され、該上位装置とは独立して動作し、該上位装置により制御される印字装置の動作を監視する制御監視装置において、
    前記上位装置が発する制御指令を取得するとともに、該制御指令を前記印字装置へ伝達する制御指令取得手段と、
    前記印字装置の内部センサの出力信号を取得する動作信号取得手段と、
    前記制御指令取得手段が取得した制御指令と前記動作信号取得手段が取得した出力信号とを比較して前記印字装置の異常動作を検出する比較手段と、
    前記比較手段が異常動作を検出した場合に、前記上位装置に代えて前記印字装置へ該印字装置を停止させる印字装置停止信号を出力する停止信号出力手段と
    を具備することを特徴とする制御監視装置。
  5. 前記内部センサは、前記印字装置の内部の搬送系紙検出センサであることを特徴とする請求項4記載の制御監視装置。
  6. 前記比較手段は、前記制御指令に基づいて前記印字装置が印字を行う用紙を用紙毎に管理するシート管理テーブルを作成する管理テーブル作成手段を具備することを特徴とする請求項5記載の制御監視装置。
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