JP3768974B2 - 印字システムおよびビデオコントローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、外部制御装置の指示に従って印字動作を行う印字システムおよびビデオコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の印字装置には、外部制御装置からの指示により印字装置内の駆動系を停止する機能がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
印字装置を単体としてではなく、印字装置の周辺にそれぞれが独立した制御機能を持つようなオプション装置を取付け、これらとは別の制御装置(以下、外部制御装置と呼ぶ)が全体を1つの印字システムとして管理するような構成で使用される場合、外部制御装置がシステム全体の状況に応じて、印字装置、及び、周辺装置の駆動を緊急に停止する必要が生じる場合がある。
【0004】
しかしながら、前記のような従来の印字装置では、外部から駆動を停止する機能を持たないために、必要に応じて外部制御装置から印字装置の駆動を停止することができない。このため、例えば、印字装置の排紙部にソータ等のオプション装置を取付けた場合で、ソータ内でジャム(用紙の詰まり)が起こったときには、外部制御装置が印字装置を停止できないために、印字装置内に搬送中の用紙がある場合には、そのままソータに用紙を送り込もうとしてしまう。
【0005】
また、上記のようなことを避けるためには、システムの構成を印字装置自体がオプション装置の状況を把握できるような構成にしなければならない。このような構成は、上位で管理している外部制御装置との制御分担において非常に効率が悪くなり、また印字システムの拡張性がなくなってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、電子写真方式の印字装置と、複数の排紙部を有するオプション排紙装置と、ホストコンピュータからの印字のためのデータをビットマップに展開して前記印字装置に出力するビデオコントローラとを有する印字システムであって、前記ビデオコントローラは、前記複数の排紙部の1つを指定する指示を、前記印字装置を介することなく前記オプション排紙装置に出力し、前記オプション排紙装置は、前記印字装置によって印字された用紙を、前記ビデオコントローラからの指示に係る排紙部に排紙させるとともに、当該オプション排紙装置内でジャムが発生した場合に、当該オプション排紙装置内の駆動系を停止させ、ジャム発生の情報を前記ビデオコントローラに送信し、前記ビデオコントローラは、前記オプション排紙装置から前記ジャム発生の情報を受信した場合、前記印字装置内を用紙搬送中であってもその搬送を停止させる緊急停止命令を前記印字装置に出力するように構成され、前記印字装置は、前記ビデオコントローラから緊急停止命令を受けたときに、紙搬送中か否かを判断する紙搬送中判断手段を有し、前記紙搬送中判断手段が紙搬送中であると判断したとき、当該印字装置を緊急停止状態にさせることを特徴とする。
また、本発明は、電子写真方式の印字装置と、複数の排紙部を有するオプション排紙装置とに接続され、ホストコンピュータからの印字のためのデータをビットマップに展開して前記印字装置に出力するビデオコントローラであって、前記複数の排紙部の1つを指定する指示を前記印字装置を介することなく前記オプション排紙装置に出力することにより、前記印字装置によって印字された用紙を指示した排紙部に排紙させる排紙部指示出力手段と、前記オプション排紙装置内でジャムが発生した場合に、前記オプション排紙装置からジャム発生の情報を受信する受信手段と、前記オプション排紙装置から前記ジャム発生の情報を受信した場合、前記印字装置内を用紙搬送中であってもその搬送を停止させる緊急停止命令を前記印字装置に出力することにより、前記印字装置内の駆動系を緊急停止させる緊急停止命令出力手段とを有する、ことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
次に、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
【0008】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1〜実施例3に共通なレーザビームプリンタの概略断面図である。なお、説明の便宜上、実施例では、印字装置本体として図1に示すような構成のレーザビームプリンタを例に上げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0009】
図1において、レーザビームプリンタ1は、記録紙を収容するカセット7有し、このカセット7から記録紙をピックアップするピックアップローラ8と、ピックアップされた記録紙を繰り出す給紙ローラ9がレーザビームプリンタ1に設けられている。給紙ローラ9の下流には、搬送ローラ10が配置されており、搬送ローラ10の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対11が配置されている。そして、レジストローラ対11の下流には、レーザスキャナ部19からのレーザ光により画像を形成する画像形成部12が配置されている。さらに、この画像形成部12の下流には定着器13が配置されており、定着器13の下流には定着排紙ローラ14が配置されている。
【0010】
そして、定着排紙ローラ14の下流には、FUフラッパ15が配置されている。FUフラッパ15は印字された用紙(記録紙)をFU(フェイスアップ)排紙口またはFD(フェイスダウン)排紙口の2つの行き先に分ける。FUフラッパのFU側の下流にはFU排紙搬送ローラ対16が配置されており、用紙をFU排紙口Bまで搬送する。一方、FUフラッパのFD側の下流には、FD排紙搬送ローラ対17、FD排紙口ローラ18が配置されており、用紙をFD排紙口Aまで搬送する。
【0011】
そして、レーザビームプリンタ1には、例えばオプション排紙装置2である外部機器が接続されている。オプション排紙装置2は、レーザビームプリンタ1のFU排紙口Bから排出される用紙を受け取り、フラッパ20によって4つの排紙トレイC、D、E、Fのいずれかに印字された用紙Sを排出する。
【0012】
また、レーザビームプリンタ1、オプション排紙装置2は、それぞれの装置内各部の制御を行うエンジンコントローラ3、オプションコントローラ4を持ち、エンジンコントローラ3、オプションコントローラ4には、これら全体を1つの印字装置として管理、制御する外部制御装置としてのビデオコントローラ5が接続されている。さらに、ビデオコントローラ5にはホストコンピュータ6が接続されている。また、エンジンコントローラ3とオプションコントローラ4との間では、タイミング信号等の簡単な信号のやり取りが直接行えるようになっている。
【0013】
ビデオコントローラ5は、ホストコンピュータ6から印字のためのデータが送られてくると、印字データをビットマップに展開し、エンジンコントローラ3、オプションコントローラ4を介してレーザビームプリンタ1、オプション排紙装置2を動かして印字を行い、所定の排紙口に用紙を排出する。
【0014】
例えば、印字した用紙をオプション排紙装置2の排紙トレイDに排出する場合には、ビデオコントローラ5はエンジンコントローラ3に対してFU排紙口Bへの排紙を指定して印字指示を出すとともに、オプション排紙装置2に対して排紙トレイDへの排紙を指示する。
【0015】
このとき、エンジンコントローラ3はレーザビームプリンタ1の前記各部を制御して用紙を搬送し、公知の電子写真プロセスに従ってビデオコントローラ5から送られてくるビデオ信号に応じて印字を行い、FU排紙口まで用紙を搬送する。さらに、印字した用紙がFU排紙口に到達する前の所定のタイミングで排紙予告信号をオプションコントローラ4に対して出力する。
【0016】
一方、オプションコントローラ4はビデオコントローラ5からの排紙指示を受けると、エンジンコントローラ3からの排紙予告信号が出るまで待機する。そして、排紙予告信号が出ると、フラッパ20を駆動し、用紙の行き先を排紙トレイDに設定することによって、用紙をトレイDまで搬送する。
【0017】
以上のような動作の中で、例えば、オプション排紙装置2内でジャムが発生したような場合、オプションコントローラ4は直ちにオプション排紙装置2の駆動系を停止すると共に、ジャム発生の情報をビデオコントローラ5に送る。このとき、もしレーザビームプリンタ1内にFU排紙口Bに向けて搬送中の用紙がある場合、オプション排紙装置2はそれ以上用紙を受け付けられない状態であるので、直ちに用紙の搬送を停止しなければならない。ここで、ビデオコントローラ5はレーザビームプリンタ1に対して駆動の停止を指示する必要があるが、従来のレーザビームプリンタではエンジンコントローラ3に対して外部機器から緊急に停止できる機能を持たなかったので、このような場合に対処できなかった。そこで、本発明のレーザビームプリンタ1では、エンジンコントローラ3にビデオコントローラ5からの緊急停止の指示を伝えるためのコマンドを持ち該コマンドを受けた場合には直ちにレーザビームプリンタ1の駆動系を停止するようにしたものである。
【0018】
次に、図2を参照して本発明の印字装置の制御構成を説明する。なお、図2は、本発明の印字装置の実施例1の制御構成を示すブロック図である。エンジンコントローラ3とビデオコントローラ5はインターフェース21によって接続されている。該インターフェース21はビデオ信号等の各種信号線のほかに、ハンドシェイク形式のシリアル通信線を持っており、シリアル通信によりビデオコントローラ5からのエンジンコントローラ3へ各種命令、エンジンコントローラ3からビデオコントローラ5へ各種情報の伝達を行っている。
【0019】
また、エンジンコントローラ3からオプションコントローラ4へは前記排紙予告信号が出るようになっている。
【0020】
エンジンコントローラ内の、本発明に関連する機能としては、ビデオコントローラ通信手段23、印字制御手段24、緊急停止制御手段25、各種ドライバ26、状態管理手段27がある。
【0021】
ビデオコントローラ通信手段23は、前記インターフェース21を介して前記ビデオコントローラ5との通信を制御すると共に、ビデオコントローラ5からシリアル通信によって送られる各種命令を解釈し、エンジンコントローラ3内の各種機能に対して伝える。ビデオコントローラ5からの印字指示に応じて印字動作を制御する。緊急停止制御手段25は、ビデオコントローラ5からの緊急停止命令、緊急停止命令解除に応じた緊急停止処理の管理を行う。各種ドライバ26は、レーザビームプリンタ1の各部の駆動を制御する。状態管理手段27は、レーザビームプリンタ1の制御状態全般の管理を行う。
【0022】
図3は、本発明の実施例1の緊急停止制御手段25の制御を表すフローチャートである。最初に、ステップS001(以下単にS001と呼ぶ)でビデオコントローラ5からの緊急停止命令を待つ。S001でビデオコントローラ5からの緊急停止命令をビデオコントローラ通信手段23を介して受け取ると、S002に進み、各種ドライバ26を介してレーザビームプリンタ1内の各駆動系を停止すると共に、S003で状態管理手段27に対して緊急停止を知らせる。その後、S004でビデオコントローラ5からの緊急停止解除を待ち、ビデオコントローラ5からの緊急停止解除命令を受け取ると、状態管理手段27に対して緊急停止解除を知らせ、S001に戻る。
【0023】
図4は、本発明の実施例1の状態管理手段27の制御を表すフローチャートである。最初に、S101で緊急停止制御手段からの緊急停止情報を待つ。S101で緊急停止情報を受ければS102に進み緊急停止状態に入る。ここでは、印字制御手段24、その他各部を駆動する機能をすべてストップさせる。そして、S103で緊急停止制御手段25から緊急停止解除情報を受けるまでS102の緊急停止状態を維持する。S103で緊急停止制御手段25から緊急停止解除情報を受けると、S104に進み、緊急停止状態を解除する。このステップによって、S102で停止された機能を復帰させる。その後、S101に戻る。
【0024】
以上の構成により、ビデオコントローラ5は前記のようなオプション排紙装置2内でのジャムの発生の場合、エンジンコントローラ3に緊急停止命令を出すことによって、エンジンコントローラを停止することができる。そして、オプション排紙装置2のジャムが解除されたことを確認後、緊急停止解除命令を出すことにより、再びレーザビームプリンタ1を復帰させることができる。
【0025】
(実施例2)
実施例1の緊急停止手段では、ビデオコントローラ5からの緊急停止命令によって緊急停止状態に入った後、ビデオコントローラ5からの緊急停止解除命令がくるまで緊急停止状態を維持するように制御しているが、この実施例2では、ビデオコントローラ5からの緊急停止命令によってジャムの発生とみなしてレーザビームプリンタ1本体内ではジャム状態に入り、従って、その解除は、通常のジャム解除操作が行われた場合とする。
【0026】
ここで、実施例2のレーザビームプリンタでは、ジャムの発生時、図示しないジャム処理用のドアが一度開けられた後、閉じられることをもってジャム解除操作が行われたとみなす。
【0027】
図5は、本発明の印字装置の実施例2(および後述する実施例3)の制御構成を示すブロック図である。図5の制御構成では、実施例1に関連して説明した図2のブロック図の制御構成に加えて、ドアオープン検知手段26が設けられている。このドアオープン検知手段26は、図示しないジャム処理用のドアが開けられこと、または閉じられたことを検知する。ドア開閉検知方法は、既に公知であるので、その説明は省略する。
【0028】
図6は、本発明の実施例2の緊急停止制御手段25の制御を表すフローチャートである。S201〜S203は、実施例1の図3のS001〜003と同じである。ビデオコントローラ5からの緊急停止命令を受けた後、S204ではビデオコントローラ5からの緊急停止解除命令ではなく、状態管理手段27から緊急停止解除情報が出るのを待つ。そして、状態管理手段27から緊急停止解除情報がでればS201に戻る。即ち、この実施例2においては、緊急停止命令の受信によってジャム状態に入り、その後の処理は状態管理手段27が担当するため、緊急停止制御手段25は状態管理手段27からの解除情報のみを待つ。
【0029】
図7は、本発明の実施例2の状態管理手段27の制御を表すフローチャートである。最初に、S301で緊急停止制御手段25からの緊急停止情報が出ているかどうかチェックし、出ていなければ、S303に進み、ドアオープンかどうかをチェックする。ドアオープンでなければS301に戻る。即ち、S301、S303は通常状態での状態変化待ちである。S301で緊急停止情報が出ていれば、S302に進み、ジャム状態に入る。ここで、印字制御手段24、その他の各部を駆動する機能をストップさせる。そして、S304でドアオープン検知手段28からドアオープン検知の情報を受けるまで、S302のジャム状態を維持する。S304でドアオープン検知の情報を受ければS305を経てS306のドアオープン状態へ進む。S305ではジャム状態を解除すると共に、緊急停止制御手段25に緊急停止の解除を知らせる。その後、S306へ進み、ドアオープン状態に入る。
【0030】
その後、S307でドアオープン検知手段28からドアクローズ情報を受けるまでS306のドアオープン状態を維持する。また、S303でドアオープン検知の情報を受けた場合も同様に、S306、S307のステップに進む。
【0031】
S307でドアクローズ情報を受けると、S308へ進みドアオープン状態を解除する。このステップによって駆動系制御機能が復帰する。
【0032】
この実施例のように、ユーザが通常のジャム解除操作をしただけでレーザビームプリンタ1側が停止状態を解除することによって、ビデオコントローラ5とレーザビームプリンタ1との間の余計なやり取りを省き、処理を簡略化できる。
【0033】
(実施例3)
実施例2の緊急停止手段では、ビデオコントローラ5からの緊急停止命令によって無条件にジャムの発生とみなしているが、この実施例3では、レーザビームプリンタ1内で搬送中の用紙が存在するとき緊急停止命令を受けた場合のみジャム状態とする。
【0034】
図8は、本発明の実施例3の状態管理手段27の制御を表すフローチャートである。実施例3の図8は、実施例2の図7とほぼ同様であるが、S401で緊急停止制御手段25からの緊急停止情報を受けた後S402で用紙搬送中かどうか確認する。これは印字制御手段24から出される用紙搬送中情報によって判断する。S402で用紙搬送中であればS403〜S408のジャム処理、ドアオープン、クローズ処理へと移行する。これらは、実施例2のS302〜S308に対応するので、その説明は省略する。
【0035】
一方、S402で用紙搬送中でない場合にはS409に進み、緊急停止制御手段25に対して緊急停止解除情報を出すことによって、エンジンコントローラ5から出された緊急停止命令を無視し、そのままS410のドアオップンチェックに進む。
【0036】
以上のように、制御することによって、エンジンコントローラ5から緊急停止命令が出された場合でも、レーザビームプリンタ1側では特別な処理が必要のない場合にはそのまま通常状態を維持し、復帰処理を簡略化できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、印字装置に外部制御装置から緊急停止を指示する手段と、前記緊急停止指示手段により、緊急停止の指示が出されたときに、直ちに装置内の駆動系を停止する緊急停止手段を設けることで、外部制御装置が印字装置と印字装置の周辺に取付けられるオプション装置を一括して制御するシステムにおいて、オプション装置に異常が発生したような場合に、外部制御装置から印字装置の駆動系を停止することができるようになり、外部機器の異常発生時に、システム全体を一元的に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1〜実施例3に共通なレーザビームプリンタの概略断面図である。
【図2】図2は、本発明の印字装置の実施例1の制御構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本発明の実施例1の緊急停止制御手段の制御を表すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の実施例1の状態管理手段の制御を表すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の印字装置の実施例2および実施例3の制御構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、本発明の実施例2の緊急停止制御手段の制御を表すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の実施例2の状態管理手段の制御を表すフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の実施例3の状態管理手段の制御を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ
2 オプション装置
3 エンジンコントローラ
4 オプションコントローラ
5 ビデオコントローラ
23 ビデオコントローラ通信手段
24 印字制御手段
25 緊急停止制御手段
26 各種ドライバ
27 状態管理手段
28 ドアオープン検知手段

Claims (5)

  1. 電子写真方式の印字装置と、複数の排紙部を有するオプション排紙装置と、ホストコンピュータからの印字のためのデータをビットマップに展開して前記印字装置に出力するビデオコントローラとを有する印字システムであって、
    前記ビデオコントローラは、前記複数の排紙部の1つを指定する指示を、前記印字装置を介することなく前記オプション排紙装置に出力し、
    前記オプション排紙装置は、前記印字装置によって印字された用紙を、前記ビデオコントローラからの指示に係る排紙部に排紙させるとともに、当該オプション排紙装置内でジャムが発生した場合に、当該オプション排紙装置内の駆動系を停止させ、ジャム発生の情報を前記ビデオコントローラに送信し、
    前記ビデオコントローラは、前記オプション排紙装置から前記ジャム発生の情報を受信した場合、前記印字装置内を用紙搬送中であってもその搬送を停止させる緊急停止命令を前記印字装置に出力するように構成され、
    前記印字装置は、前記ビデオコントローラから緊急停止命令を受けたときに、紙搬送中か否かを判断する紙搬送中判断手段を有し、前記紙搬送中判断手段が紙搬送中であると判断したとき、当該印字装置を緊急停止状態にさせることを特徴とする印字システム。
  2. 前記ビデオコントローラは、前記緊急停止命令により前記印字装置が緊急停止状態になった後、緊急停止解除命令を前記印字装置に出力可能であり、
    前記印字装置は、前記ビデオコントローラから緊急停止解除命令を受けた場合、緊急停止状態を解除させることを特徴とする請求項1に記載の印字システム。
  3. 前記印字装置は、さらに、ドアオープンを検知するドアオープン検知手段と、前記ビデオコントローラから緊急停止命令を受けた後に、前記ドアオープン検知手段の検知結果に基づいてドアオープンか否かを判断するドアオープン判断手段と、該ドアオープン判断手段がドアオープンであると判断した後に、前記ドアオープン検知手段に基づいてドアクローズであるか否かを判断するドアクローズ判断手段とを有し、該ドアクローズ判断手段がドアクローズであると判断したとき、緊急停止状態を解除させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印字システム。
  4. 電子写真方式の印字装置と、複数の排紙部を有するオプション排紙装置とに接続され、ホストコンピュータからの印字のためのデータをビットマップに展開して前記印字装置に出力するビデオコントローラであって、
    前記複数の排紙部の1つを指定する指示を前記印字装置を介することなく前記オプション排紙装置に出力することにより、前記印字装置によって印字された用紙を指示した排紙部に排紙させる排紙部指示出力手段と、
    前記オプション排紙装置内でジャムが発生した場合に、前記オプション排紙装置からジャム発生の情報を受信する受信手段と、
    前記オプション排紙装置から前記ジャム発生の情報を受信した場合、前記印字装置内を用紙搬送中であってもその搬送を停止させる緊急停止命令を前記印字装置に出力することにより、前記印字装置内の駆動系を緊急停止させる緊急停止命令出力手段とを有する、
    ことを特徴とするビデオコントローラ。
  5. 前記ビデオコントローラは、前記緊急停止命令により前記印字装置が緊急停止状態になった後、緊急停止解除命令を前記印字装置に出力可能であることを特徴とする請求項4に記載のビデオコントローラ。
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