JPH11119949A - 制御監視方法および装置 - Google Patents

制御監視方法および装置

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JPH11119949A
JPH11119949A JP9285546A JP28554697A JPH11119949A JP H11119949 A JPH11119949 A JP H11119949A JP 9285546 A JP9285546 A JP 9285546A JP 28554697 A JP28554697 A JP 28554697A JP H11119949 A JPH11119949 A JP H11119949A
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公彦 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上位装置の負荷を増大させることなく、印字装
置が誤認識している異常事象を検知して、これに対処す
る指示を印字装置に対して送ることのできる制御監視方
法および装置を提供する。 【解決手段】印字装置(3)の制御部とは独立して動作
する制御監視装置(1)を印字装置(3)と上位装置
(2)の間の信号を受信できるように接続し、印字装置
(3)の動作を監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御監視方法お
よび装置に関し、特に、制御装置と通信線で接続された
被制御装置の異常動作を検出する制御監視方法および装
置に関する。
【0002】
【従来技術】図13は、高速プリンタ装置の構成例を示
した図である。
【0003】プリンタ装置1010は、プリントを行う
印字装置(IOT)1003と、その制御を行う上位装
置(ESS)1002により構成され、両者は通信線1
004により接続される。
【0004】この通信線1004では、上位装置100
2から印字装置1003への頁単位のプリント制御情報
や印字装置1003から上位装置1002への出力結果
等の伝送を行う通信クライアントと、上位装置1002
から印字装置1003へのビデオ情報等の印字イメージ
の伝送を行うビデオクライアントと、上位装置1002
と印字装置1003の動作タイミングを同期させるため
の同期信号が各々独立の通信ラインで伝送されている。
【0005】上位装置1002から送信される通信クラ
イアントには、主に用紙サイズの指定やプリントモード
情報(片面/両面印刷)等を含むプリント開始指令や、
指定ページからのプリントを中止してパージ排出等を行
うプリント中止指令がある。
【0006】これらの指令を受けた印字装置1003
は、プリント開始指令を受けた場合には用紙を新たに給
紙トレイからフィードして転写位置まで搬送する。ま
た、これが新規フィードであった場合には、指定サイズ
または指定紙種の用紙をどの給紙元からフィードするの
かを判断して、この判断結果に基づいてフィードを行
う。
【0007】一方、印字装置1003から上位装置10
02へ伝送される情報には、シート単位の排出先トレイ
(正常シートを排出する排出トレイ群と異常シートを排
出するパージトレイ)情報と異常時のステータスを伝送
するのみであり、シート単位に内部制御情報である搬送
系や画質系等の情報を指示元である上位装置1002に
伝送することはない。
【0008】これは、搬送系や画質系等の情報を上位装
置1002へ送ると、これを受けた上位装置1002で
の処理が複雑になるためであり、指示を受けた印字装置
1003の内部の制御部の責任において処理されるのが
一般的である。
【0009】ところが、印字装置1003内部での処理
ミスによって、上位装置1002の指示とは異なった用
紙のフィードやフィードタイミングのピッチを誤った制
御、片面プリントの指定であるにもかかわらずシートを
両面プリントの場合にのみ通過させる両面搬送路に搬送
する等の異常事象が発生した場合、印字装置1003内
部の制御部では正常なコントロールをしているとの誤認
識をしているため、印字装置1003内部の制御部は指
示元である上位装置1002へ異常を通知せずにシート
の排出結果のみを正常排出として通知するとともにプリ
ントを続行させることになる。
【0010】ここで、図14乃至図16を参照して印字
装置1003の制御部の誤認識による異常シートの排出
例を説明する。
【0011】図14は、正常なプリントパターンを示し
た図であり、図15および図16は、印字装置1003
の制御部の誤認識による異常なプリントパターンを示し
た図である。
【0012】図14におけるプリントパターンは、ま
ず、表紙を片面印刷し、次に8シートを単位として表面
と裏面の両面をプリントするパターンである。
【0013】図14では、同期信号の最初のタイミング
で印字装置1003が上位装置1002に対して表紙の
印字要求を行い、次のタイミングでは印字装置1003
は1頁表の印字要求を行うとともに、表紙の印字イメー
ジを表紙のシートに印字する。同様にして、8頁表の印
字要求と7頁表の印字までを行うと、印字装置1003
は1頁裏の印字要求を行って8頁表の印字を行い、次の
タイミングで2頁裏の印字要求と1頁裏の印字を行う。
【0014】図15は、図14に示したプリントパター
ンで印字を行おうとした際に、印字装置1003でシー
トのフィードが1ピッチ早くなり、以後これを正常と誤
認識して印字を続行した場合のパターンである。
【0015】この場合には、印字装置1003は同期信
号の最初のタイミングで表紙の印字要求を行うが、同時
に表紙のシートをフィードしてしまい、結果として表紙
のシートは白紙となる。
【0016】このようにフィードのピッチがずれてしま
うと結果として図15にに示すように表紙の裏に8頁の
表が印字されてしまい、出力されたシートは頁順が乱れ
てしまうという致命的な問題を生じることになる。
【0017】図16は、図14に示したプリントパター
ンで印字を行おうとした際に、搬送系のコントロールミ
スが生じ、以後これを正常と誤認識して印字を続行した
場合のパターンである。
【0018】この場合には、印字装置1003が8頁の
シートを8頁表の印字が終わった際に、片面印字の場合
と同様に排出トレイに排出してしまったため、結果とし
て片面印字である表紙のシートに続いて8頁表が印字さ
れた8頁のシート、続いて1頁表裏が印字された1頁の
シートが排出されページ順が乱れてしまうほか、8頁裏
を印字する際に印字を行うシートが存在しないという現
象が生じてしまう。
【0019】これらの異常プリントは、印字装置100
3が異常プリントであることを認識しない限り上位装置
1002へ通知されることはなく、正常なプリントとし
て以降の印字および排出が続行されてしまうという問題
を生じさせることとなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
プリンタ装置においては、印字装置を制御する上位装置
の負荷を低減させるために、印字装置は搬送系や画像系
等の情報を上位装置に伝送することなく印字装置内の制
御部で処理しているが、この制御部が印字装置内に異常
事象が生じた場合にこれを正常に動作していると誤認識
すると、上位装置には印字装置が正常に動作していると
通知され、印字装置は印字を続行するため、排出された
シートに致命的な問題を抱えたまま印字を終了してしま
うことになる。
【0021】そこで、この発明は、上位装置の負荷を増
大させることなく、印字装置が誤認識している異常事象
を検知して、これに対処する指示を印字装置に対して送
ることのできる制御監視方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明では、制御装置と通信線を介して接続さ
れ、該制御装置により制御される被制御装置の動作を監
視する制御監視方法において、前記制御装置が前記被制
御装置へ伝達する制御指令と該被制御装置内部の動作信
号とを比較し、該比較結果に基づいて前記被制御装置の
異常動作を検出することを特徴とする。
【0023】ここで、前記被制御装置は、通信線を介し
て接続される上位装置により制御される印字装置であ
り、前記比較は、前記上位装置が前記印字装置へ伝達す
る制御指令と該印字装置の内部センサの出力信号とによ
り行われ、前記異常動作が検出された場合に前記印字装
置を停止させるように構成することができる。
【0024】また、前記内部センサは、前記印字装置の
内部の搬送系紙検出センサであるように構成することが
できる。
【0025】さらに、前記比較は、前記制御指令に基づ
いて前記印字装置が印字を行う用紙を用紙毎に管理する
シート管理テーブルを作成し、該作成したシート管理テ
ーブルと前記搬送系紙検出センサの出力信号に基づく用
紙搬送位置とを比較して行うように構成することができ
る。
【0026】また、この発明では、制御装置と通信線を
介して接続され、該制御装置により制御される被制御装
置の動作を監視する制御監視装置において、前記制御装
置が前記被制御装置へ伝達する制御指令を取得する制御
指令取得手段と、前記被制御装置内部の動作信号を取得
する動作信号取得手段と、該制御指令取得手段が取得し
た前記制御指令と該動作信号取得手段が取得した前記動
作信号とを比較して前記被制御装置の異常動作を検出す
る比較手段とを具備するとを特徴とする。
【0027】ここで、前記被制御装置は、通信線を介し
て接続される上位装置により制御される印字装置であ
り、前記動作信号は前記印字装置の内部センサの出力信
号であり、前記比較手段は前記異常動作を検出した場合
に前記印字装置へ該印字装置を停止させる印字装置停止
信号を出力する停止信号出力手段を具備するように構成
することができる。
【0028】また、前記内部センサは、前記印字装置の
内部の搬送系紙検出センサであるように構成することが
できる。
【0029】さらに、前記比較手段は、前記制御指令に
基づいて前記印字装置が印字を行う用紙を用紙毎に管理
するシート管理テーブルを作成する管理テーブル作成手
段をさらに具備するように構成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる制御監視
方法および装置の一実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。
【0031】図1は、プリンタ装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、プリンタ装置10は、制御
監視装置1と上位装置(ESS)2、印字装置(IO
T)3で構成される。制御監視装置1は、印字装置3の
制御を行う図示しない制御部とは独立して動作するた
め、印字装置3と印字装置3の制御を行う上位装置2の
間に接続され、従来、上位装置2と印字装置3の間で直
接授受されていた印字指示4−11、状態通知4−2
2、画像信号4−13を取り込み、印字指示4−21、
状態通知4−12、画像信号4−23として出力する
他、印字装置3から上位装置2へは伝達されない各種セ
ンサ出力4−24を取り込み、異常事象発生時に印字装
置3を停止させる停止指示4−25を印字装置3へ送信
する。
【0032】図2は、制御監視装置1の構成を示すブロ
ック図である。図2において、制御監視装置1は、CP
U(central processing uni
t)11、ROM(read only memor
y)12、RAM(random access me
mory)13、PIO(parallel inpu
t/output controller)14、SI
O(serial input/output con
troller)15、不揮発性の補助記憶装置16を
具備して構成される。
【0033】CPU11は、印字装置3の制御部の異常
をも検知できるように、これとは独立した制御部を構成
するためのもので、ROM12、RAM13、補助記憶
装置16とともに、制御監視装置1の制御部を構成す
る。
【0034】PIO14は、インプットは印字装置3の
内部の各種センサの出力4−24と、上位装置2と印字
装置3の間の通信線を取り込み、アウトプットは印字装
置3へその停止を指示するための停止指示4−25を出
力する。
【0035】また、SIO15は、インプットは上位装
置2から印字装置3への頁単位の印字指示4−11と、
印字装置3から上位装置2への印字結果を通知する状態
通知4−22を取り込み、アウトプットは印字装置3へ
の印字指示4−21と上位装置2への状態通知4−12
を出力する。
【0036】図3は、印字装置3の構成の概略を示した
図である。図3において、印字装置3は、給紙トレイ3
1(31−1、31−2)、転写部32、定着部33、
片面/両面切換ゲート34、デュプレックストレイ3
5、正常排出/異常排出切換ゲート36、排出トレイ3
7(37−1、37−2)、パージトレイ38、センサ
39(39−0乃至39−13)を具備して構成され
る。なお、ここに示したセンサ39は印字装置3に具備
される各種センサの一部であり、印字装置3は図示しな
いセンサも具備している。
【0037】この印字装置3では、印字時には給紙トレ
イ31から用紙がフィードされ、転写部32において図
示しない感光体上でトナーにより現像された静電潜像を
用紙上に転写し、これを定着部33で定着させる。
【0038】次に、この用紙が片面印字である場合に
は、片面/両面切換ゲート34を動作させて、用紙を排
出側へ送り、正常排出/異常排出切換ゲート36の動作
に基づき、排出トレイ37またはパージトレイ38へ排
出される。
【0039】正常排出/異常排出切換ゲート36は、通
過する用紙が正常に印字されたものであれば排出トレイ
37(37−1または37−2)へ排出するように、異
常印字のものであればパージトレイ38へ排出するよう
に動作する。
【0040】また、片面/両面切換ゲート34を通過す
る用紙が両面印字であった場合には、片面/両面切換ゲ
ート34を動作させて、用紙をデュプレックストレイ3
5へ送る。デュプレックストレイ35へ送られた用紙は
再びフィードされて、転写部32、定着部33を介して
片面/両面切換ゲート34で排出側へ送られ、正常排出
/異常排出切換ゲート36の動作に基づき、排出トレイ
37またはパージトレイ38へ排出される。
【0041】図4は、正常に印字動作が行われている場
合の各信号の流れを示した図である。さて、図4に示す
各信号は従来技術の説明で参照した図14に示した印字
パターン(最初に表紙として1シートの片面印字を行
い、次いで8シート単位に両面印字を行う)での印字を
行う場合の信号の一部であり、信号NBRはシートのモ
ード変更要求であり、NBRxはモード変更を行うシー
ト番号を示している。
【0042】信号H、P、Rは各々フィード許可要求、
フィード許可要求に対する応答、イメージ転送要求であ
って、H1−x、P1−x、R1−xはシート表面に対
する信号、H2−x、P2−x、R2−xはシート裏面
に対する信号、H0−x、P0−x、R0−xはウェイ
ト信号であり、各々のxはシート番号を示している。
【0043】さて、印字装置3は、まず、上位装置2か
ら制御監視装置1を介してモード変更要求NBR1を受
けると、このNBR1に基づいて図5に示すシート管理
テーブルを作成する。
【0044】この図5に示すシート管理テーブルは、N
BRで指定されるシート番号、給紙元、排出先、印字モ
ード等により構成され、印字装置3内に存在し得るシー
ト数だけテーブルに配置できる容量を持っている。
【0045】したがって、NBR1によりシート管理テ
ーブルにはシート1以降の全てを給紙元をトレイ(1)
31−1、排出先を排出トレイ(1)37−1、印字モ
ードをシンプレックスとして設定される。
【0046】NBR1によるモード設定が終わると、印
字装置3は上位装置2(制御監視装置1を介して)に対
してシート1のフィード許可要求H1−1を送信し、こ
れに対する応答P1−1を受けるとシート1をフィード
する。
【0047】次に、印字装置3は、上位装置2から制御
監視装置1を介してモード変更要求NBR2を受け、こ
のNBR2に基づいて図5に示すシート管理テーブルを
図6に示すように変更する。
【0048】この図6に示すシート管理テーブルは、N
BR2によりシート2以降の全てを給紙元をトレイ
(2)31−2、排出先を排出トレイ(1)37−1、
印字モードをデュプレックスとして設定されている。
【0049】また、既にフィードされているシート1は
センサ39−2を通過し、センサ39−5には達してい
ないため、シートの位置としてセンサ39−2がシート
管理テーブルに記憶される。
【0050】NBR2によるモード設定が終わると、印
字装置3は上位装置2に対してシート2のフィード許可
要求H1−2を送信し、これに対する応答P1−2を受
けシート2をフィードする。
【0051】同様に順次シート3以降をフィードしてい
き、シート3をフィードするタイミングでシート1に対
するイメージ転送要求R1−1を送信する。
【0052】またシート9のフィード許可要求H1−9
を送信した次のタイミングではシート2の裏面への印字
を行うため、デュプレックストレイ35からシート2を
フィードするためのフィード許可要求2−2を送信す
る。
【0053】図7は、印字装置3の印字処理の進行に伴
って書き換えられたシート管理テーブルを示した図であ
る。
【0054】この図7に示すシート管理テーブルは、シ
ート2乃至9の全ての表面の印字が終了し、裏面の印字
を行うためにデュプレックストレイ35からフィードさ
れたシート8がセンサ39−5を通過した状態を示した
テーブルである。
【0055】このシート管理テーブル中“dupTra
y通過”の欄は、各シートがセンサ39−13を通過、
つまり表面の印字が終了してデュプレックストレイに格
納されたときに0から1に変更される。
【0056】ここで、図8を参照して印字装置3がモー
ド変更要求NBRを受信したときのモード変更の処理を
説明する。
【0057】図8は、モード変更処理の流れを示すフロ
ーチャートである。さて、印字装置3はモード変更要求
NBRを受信すると(ステップ101)、NBRで指示
されたモード切換シート番号を変数Snbにセットし
(ステップ102)、変数iを0にセットする(ステッ
プ103)。
【0058】次に、変数iが印字装置3内に存在しうる
最大シート数Maxよりも小さければ(ステップ104
でYES)、変数Snbと変数iの値を比較し(ステッ
プ105)、変数iが変数Snbより大きければ(ステ
ップ105でYES)、シート管理テーブルのシートi
のシート位置を0にリセットし(ステップ106)、
“dupTray通過”の欄を0にリセットし(ステッ
プ107)、給紙元と排出先、印字モードをNBRの指
示による値にセットし(ステップ108、109、11
0)、変数iをインクリメントして(ステップ11
1)、ステップ104に戻る。
【0059】一方、ステップ105で変数iが変数Sn
b以下であれば(ステップ105でNO)、変数iをイ
ンクリメントして(ステップ111)、ステップ104
に戻る。
【0060】これらの処理は、変数iが印字装置3内に
存在しうる最大シート数Maxよりも小さい間(ステッ
プ104でYES)、つまり、全シートに対して行わ
れ、変数iがMax以上となれば(ステップ104でN
O)、終了する(ステップ112)。
【0061】次に、図9を参照してシート管理テーブル
中のシートの位置の更新処理について説明する。図9
は、シートの位置の更新処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0062】さて、印字装置3が印字を開始し(ステッ
プ201)、シートが通過することによりn番のセンサ
(センサ39−0乃至13のいずれか)がオンとなると
(ステップ202でYES)、シート管理テーブル中の
シートの位置がn番のセンサの手前として記憶されてい
るシートのシート位置をn番に更新する(ステップ20
3)。
【0063】例えば、シート管理テーブルが図7に示す
状態でセンサ39−8がオンとなるとシートの位置が3
9−7として記憶されているシート6のシートの位置を
39−8に更新する。
【0064】ここで、印字装置3に発生した異常事象の
検出方法を説明する。ここでは、異常事象の検出例とし
て、給紙元エラー、イメージ転写タイミングエラー、搬
送エラー、排出先エラーについて説明する。
【0065】給紙元エラーの検出には、給紙トレイ31
−1、31−2の各トレイのフィードセンサとなるセン
サ39−1、39−3がオンしたタイミングで所定の時
間(センサ39−1と39−3では異なる)以内にセン
サ39−5がオンされなければシートがセンサ39−5
に到達するまでの間に異常が生じたものとして印字装置
3を停止させる。
【0066】また、別の検出例として、印字装置3がフ
ィード許可要求Pを受信してから所定の時間(給紙トレ
イ31−1と31−2では異なる)、NBRで設定され
た給紙トレイ31からシートがフィードされなければ
(センサ39−1または39−3がオンにならない)、
シートが正常にフィードされていないことになるため、
印字装置3を停止させる。
【0067】次に、イメージ転写タイミングエラーの検
出例について説明する。イメージ転写タイミングエラー
の検出は、シートがフィードされて(センサ39−1ま
たは39−3)からの時間とイメージが上位装置2から
転送されてからの時間が、所定のマージンを考慮した時
間内で一致しない場合にエラーとして検出を行う。
【0068】図10は、イメージ転写タイミングエラー
の検出の流れを示すフローチャートである。
【0069】印字装置3が印字処理を開始し(ステップ
301)、センサ39−5がオンとなると(ステップ3
02でYES)、イメージ転写の際に許容できる時間、
イメージの受信を待ち(ステップ303)、イメージを
受信すれば(ステップ304でYES)、ステップ30
2に戻り、イメージを受信しないまま許容時間を越えれ
ば(ステップ304でNO、ステップ305でYE
S)、印字装置3を停止させ(ステップ306)、イメ
ージ転写タイミングエラーの検出処理を終了する(ステ
ップ307)。
【0070】次に、シートの搬送エラーの検出例につい
て説明する。シートの搬送エラーは、センサ39−13
がオンとなった際に、せんさ39−13を通過したシー
トに対して設定されているモードを調べることで行う。
【0071】図11は、シートの搬送エラーの検出処理
の流れを示すフローチャートである。
【0072】印字装置3が印字処理を開始し(ステップ
401)、センサ39−13がオンとなると(ステップ
402でYES)、シート管理テーブルよりシートの位
置が39−9であるシートの位置を39−13に更新す
るとともに、変数SNにそのシート番号をセットする
(ステップ403)。
【0073】次に、シートSNのモードを調べ(ステッ
プ404)、シートSNがデュプレックスモードであれ
ば(ステップ404でYES)、さらに“dupTra
y通過”のフラグを調べ(ステップ405)、このフラ
グが0であれば1にセットして(ステップ406)、ス
テップ402に戻る。これは、デュプレックスモードに
設定されているシートが最初にセンサ39−13を通過
した場合であるので何等異常はない。
【0074】一方、ステップ404でシートSNの設定
がシンプレックスモードであれば(ステップ404でN
O)、シートSNはセンサ39−13を通過する筈がな
く、ステップ405で“dupTray通過”のフラグ
が1であれば(ステップ405でNO)、センサ39−
13を2度目の通過、つまりシートSNは両面印字後に
デュプレックストレイ35を通過したことになり、これ
らは異常事象であるので印字装置3を停止させて(ステ
ップ407)、シートの搬送エラーの検出処理を終了す
る(ステップ408)。
【0075】次に、排出先エラーの検出例について説明
する。排出先エラーは、センサ39−11または39−
12がオンとなった際に、せんさ39−11(39−1
2)を通過したシートに対して設定されているモードを
調べることで行う。
【0076】図12は、排出先エラーの検出処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0077】印字装置3が印字処理を開始し(ステップ
501)、センサ39−11(39−12)がオンとな
ると(ステップ502でYES)、シート管理テーブル
よりシートの位置が39−9であるシートの位置を39
−11(39−12)に更新するとともに、変数SNに
そのシート番号をセットする(ステップ503)。
【0078】次に、シートSNの排出先を調べ(ステッ
プ504)、シートSNの排出先が排出トレイ37−1
(37−2)であれば(ステップ504でYES)、シ
ート管理テーブルよりシートSNに対する情報を消去し
(ステップ505)、ステップ502に戻る。これは、
シートSNの排出先がシート管理テーブルに設定されて
いる排出先と一致した場合であり何等異常はない。
【0079】一方、ステップ504でシートSNの排出
先が排出トレイ37−2(37−1)であれば(ステッ
プ504でNO)、シートSNの排出先がシート管理テ
ーブルに設定されている排出先と異なっているため、印
字装置3を停止させて(ステップ506)、排出先エラ
ーの検出処理を終了する(ステップ507)。
【0080】以上、印字装置3に発生した異常事象の検
出例を説明したが、デュプレックスモードに設定されて
いるシートがデュプレックストレイ35(センサ39−
13)を一度も通過することなくセンサ39−11(3
9−12)を通過した場合に、両面印字として設定され
たシートが片面印字されただけで排出したとして印字装
置3を停止させるなど、異常事象の検出方法は、ここに
説明した限りではない。
【0081】また、各センサ39の出力とシート管理テ
ーブルの比較結果を補助記憶装置16に履歴情報として
記憶することで、印字装置3に異常事象が発生した際に
異常事象の発生原因究明の一助となる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、印字装置の制御部とは独立して動作する制御監視装
置を印字装置と上位装置の間の信号を受信できるように
接続し、印字装置の動作を監視するように構成したの
で、上位装置に多大な負荷をかけることなく印字装置の
制御部自身が認識しない異常事象を検出し、すみやかに
印字装置を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ装置の構成を示すブロック図。
【図2】制御監視装置の構成を示すブロック図。
【図3】印字装置の構成の概略を示した図。
【図4】正常に印字動作が行われている場合の各信号の
流れを示した図。
【図5】シート管理テーブルを示した図。
【図6】変更後のシート管理テーブルを示した図。
【図7】所定時間経過後のシート管理テーブルを示した
図。
【図8】モード変更処理の流れを示すフローチャート。
【図9】シートの位置の更新処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図10】イメージ転写タイミングエラーの検出の流れ
を示すフローチャート。
【図11】シートの搬送エラーの検出処理の流れを示す
フローチャート。
【図12】排出先エラーの検出処理の流れを示すフロー
チャート。
【図13】高速プリンタ装置の構成例を示した図。
【図14】正常なプリントパターンを示した図。
【図15】シートのフィードが1ピッチ早くなり以後こ
れを正常と誤認識して印字を続行した場合のパターンを
示した図。
【図16】搬送系のコントロールミスが生じ、以後これ
を正常と誤認識して印字を続行した場合のパターンを示
した図。
【符号の説明】
1 制御監視装置 2 上位装置 3 印字装置 4−11、4−12 印字指示 4−12、4−22 状態通知 4−13、4−23 画像信号 4−24 各種センサ出力 4−25 停止指示 10 プリンタ装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 PIO 15 SIO 16 補助記憶装置 31、31−1、31−2 給紙トレイ 32 転写部 33 定着部 34 片面/両面切換ゲート 35 デュプレックストレイ 36 正常排出/異常排出切換ゲート 37、37−1、37−2 排出トレイ 38 パージトレイ 39、39−0乃至39−13 センサ NBR モード変更要求 H フィード許可要求 P フィード許可要求に対する応答 R イメージ転送要求

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置と通信線を介して接続され、該
    制御装置により制御される被制御装置の動作を監視する
    制御監視方法において、 前記制御装置が前記被制御装置へ伝達する制御指令と該
    被制御装置内部の動作信号とを比較し、該比較結果に基
    づいて前記被制御装置の異常動作を検出することを特徴
    とする制御監視方法。
  2. 【請求項2】 前記被制御装置は、 通信線を介して接続される上位装置により制御される印
    字装置であり、 前記比較は、前記上位装置が前記印字装置へ伝達する制
    御指令と該印字装置の内部センサの出力信号とにより行
    われ、 前記異常動作が検出された場合に前記印字装置を停止さ
    せることを特徴とする請求項1記載の制御監視方法。
  3. 【請求項3】 前記内部センサは、 前記印字装置の内部の搬送系紙検出センサであることを
    特徴とする請求項2記載の制御監視方法。
  4. 【請求項4】 前記比較は、 前記制御指令に基づいて前記印字装置が印字を行う用紙
    を用紙毎に管理するシート管理テーブルを作成し、該作
    成したシート管理テーブルと前記搬送系紙検出センサの
    出力信号に基づく用紙搬送位置とを比較して行うことを
    特徴とする請求項3記載の制御監視方法。
  5. 【請求項5】 制御装置と通信線を介して接続され、該
    制御装置により制御される被制御装置の動作を監視する
    制御監視装置において、 前記制御装置が前記被制御装置へ伝達する制御指令を取
    得する制御指令取得手段と、 前記被制御装置内部の動作信号を取得する動作信号取得
    手段と、 該制御指令取得手段が取得した前記制御指令と該動作信
    号取得手段が取得した前記動作信号とを比較して前記被
    制御装置の異常動作を検出する比較手段とを具備すると
    を特徴とする制御監視装置。
  6. 【請求項6】 前記被制御装置は、 通信線を介して接続される上位装置により制御される印
    字装置であり、 前記動作信号は前記印字装置の内部センサの出力信号で
    あり、 前記比較手段は前記異常動作を検出した場合に前記印字
    装置へ該印字装置を停止させる印字装置停止信号を出力
    する停止信号出力手段を具備することを特徴とする請求
    項5記載の制御監視装置。
  7. 【請求項7】 前記内部センサは、 前記印字装置の内部の搬送系紙検出センサであることを
    特徴とする請求項6記載の制御監視装置。
  8. 【請求項8】 前記比較手段は、 前記制御指令に基づいて前記印字装置が印字を行う用紙
    を用紙毎に管理するシート管理テーブルを作成する管理
    テーブル作成手段をさらに具備することを特徴とする請
    求項7記載の制御監視装置。
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