JPH11231580A - 連続紙両面印刷システム - Google Patents

連続紙両面印刷システム

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JPH11231580A
JPH11231580A JP10037518A JP3751898A JPH11231580A JP H11231580 A JPH11231580 A JP H11231580A JP 10037518 A JP10037518 A JP 10037518A JP 3751898 A JP3751898 A JP 3751898A JP H11231580 A JPH11231580 A JP H11231580A
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JP10037518A
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English (en)
Inventor
Shinichi Katabami
慎一 方波見
Kazuyuki Kubo
和行 久保
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、連続紙に印刷する2台の片
面印刷装置を用いて連続紙の両面に印刷する場合、信頼
性が高くかつ経済性の良い印刷システムを提供すること
である。 【解決手段】 第1印刷装置と第2印刷装置の間の紙送
り速度差により、用紙が第1の滞留量余裕値あるいは第
2の滞留量余裕値のいずれか小さい値に達する時間値
(T)を予測し、2台の印刷装置を連動して印刷を開始
した後、印刷時間が該時間値(T)に達したときに第1
印刷装置および第2印刷装置の印刷および紙送りを停止
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続紙に印刷する
2台の片面印刷装置を用いて連続紙に両面印刷を行なう
場合、2台の印刷装置間の紙送り速度差が起因となる用
紙ジャムおよび用紙の床接触を未然に抑止することによ
り、信頼性が高くかつ経済性が良い印刷を可能とする連
続紙両面印刷システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続紙に印刷する印刷装置とカット紙に
印刷する印刷装置を比較したとき、連続紙に印刷する印
刷装置は用紙ジャム発生が少ないと共に印刷速度の高速
性を保有する点で有利である。このため、連続紙に印刷
する片面印刷装置を2台配置すれば、高信頼性かつ高速
な連続紙両面印刷システムを構築する事が可能である。
従来、連続紙両面印刷システムにおいて、2台の印刷装
置の紙送り速度差が起因となる用紙ジャムおよび用紙の
床接触を抑止する技術には次に説明する2つの方法が知
られている。
【0003】第1の従来技術は、第1印刷装置と第2印
刷装置の間に配置した用紙バッファ装置内に、用紙の滞
留量を検出する第1検出器(L1)および第2検出器
(L2)を設置し、滞留量がL1とL2の間に位置させ
る印刷および紙送り制御を行なうものである。
【0004】第2の従来技術は、第1印刷装置の紙送り
量を検出、計数する第1検出器、第1カウンタ(PC
A)および第2印刷装置の紙送り量を検出、計数する第
2検出器、第2カウンタ(PCB)を各印刷装置に設置
し、カウンタの差(PCA−PCB)が所定の範囲内に
なる印刷および紙送り制御を行なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来技
術を用いた連続紙両面印刷システムでは、用紙バッファ
装置内に複数個の検出器を設置する必要があると共に、
用紙バッファ装置から第1印刷装置および第2印刷装置
へ該検出結果を通知するための通信部を必要とするた
め、経済性の点で問題があった。また、上述した第2の
従来技術を用いた連続紙両面印刷システムでは、2台の
印刷装置に検出器を設置する必要があると共に、カウン
タ値を他方の印刷装置へ遅延することなく通知し、即時
にカウンタの差(PCA−PCB)を比較するための高
速処理部を必要とするため、経済性および高速印刷の点
で問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続紙に印刷
する2台の片面印刷装置を用いた連続紙の両面印刷シス
テムにおいて、紙送り速度の公称値(V1)および最大
誤差(ΔV1)を有する第1印刷装置と、紙送り速度の
公称値(V2)および最大誤差(ΔV2)を有する第2
印刷装置と、第1の滞留量設定値(BL1)および第2
の滞留量設定値(BL2)を持つ用紙バッファ装置と、
上記用紙バッファ装置の滞留量を所定の滞留値(BL)
とする印刷および紙送りを行なう滞留量制御手段と、連
続印刷可能な印刷時間値(T)あるいは紙送り量値(P
L)あるいは印刷ページ数値(PN)を予測すると共
に、第1印刷装置と第2印刷装置の印刷および紙送りを
停止する制御手段を備える。
【0007】
【発明の実施の形態】[実施例1]本発明の第1実施例
を図1のブロック図を用いて説明する。図1において、
1は連続紙の片方の面(第1面)に印刷する印刷装置、
2は第1印刷装置1が印刷した反対の面(第2面)に印
刷する印刷装置、3は第1印刷装置1と接続して第1面
および第2面の印刷データを転送する上位装置、4は第
1印刷装置1と第2印刷装置2の間で発生する紙送り速
度差を吸収する用紙バッファ装置、5は第1印刷装置1
で第1面を印刷した後に用紙バッファ装置4を経由して
第2面を印刷する第2印刷装置2に搬送される連続紙、
1cは上位装置3から受信した第1面と第2面の印刷デ
ータを振り分ける共通印刷制御部、1aは第1面の印刷
制御および連続紙5の紙送り制御を行なう印刷制御部、
1bは第1面の印刷および連続紙5の紙送り動作を行な
う印刷機構部、2aは第2面の印刷制御および連続紙5
の紙送り制御を行なう印刷制御部、2bは第2面の印刷
および連続紙5の紙送り動作を行なう印刷機構部、6は
第1印刷装置1の共通印刷制御部1cと第2印刷装置2
の印刷制御部2aを接続して情報の転送を行なう通信路
である。
【0008】印刷機構部1b、2bの紙送り速度の公称
値(V1、V2)および最大誤差(ΔV1、ΔV2)
は、構成部品の特性および使用環境の特性の要因により
決定される。ゆえに、構成部品の特性および使用環境の
特性を規定することにより、印刷機構部1b、2bにお
ける紙送り速度の公称値(V1、V2)および最大誤差
(ΔV1、ΔV2)は既知の値となる。印刷機構部1b
の紙送り速度(V1+ΔV1)および印刷機構部2bの
紙送り速度(V2+ΔV2)は、第1印刷装置1の共通
印刷制御部1cにて管理する。このとき、公称値および
最大誤差から算出した第1印刷装置1と第2印刷装置2
の間の紙送り速度差は、(V1+ΔV1−V2−ΔV
2)となる。この紙送り速度差(V1+ΔV1−V2−
ΔV2)は、第1の滞留量設定値(BL1)および第2
の滞留量設定値(BL2)を持つ用紙バッファ装置4で
吸収される。
【0009】本連続紙両面印刷システムに連続紙をセッ
トするとき、共通印刷制御部1cは、用紙バッファ装置
4における滞留量を所定の滞留値(BL)となる紙送り
制御を行なう。また、2台の印刷装置を連動して印刷を
行なうとき、共通印刷制御部1cは、用紙バッファ装置
4における滞留量を上記所定の滞留値(BL)となる紙
送り制御を行なう。つまり、2台の印刷装置を連動して
印刷を行なうとき、用紙バッファ装置4における滞留量
は必ず所定の滞留値(BL)の状態となる。このとき、
所定の滞留値(BL)と第1の滞留量設定値(BL1)
の差が第1の滞留量余裕値(BL−BL1)となり、第
2の滞留量設定値(BL2)と所定の滞留値(BL)の
差が第2の滞留量余裕値(BL2−BL)となる。よっ
て、第2印刷装置の紙送り速度(V2+ΔV2)>第1
印刷装置の紙送り速度(V1+ΔV1)ならば、その紙
送り速度差は第1の滞留量余裕値(BL−BL1)によ
り吸収される。また、第1印刷装置の紙送り速度(V1
+ΔV1)>第2印刷装置の紙送り速度(V2+ΔV
2)ならば、その紙送り速度差は第2の滞留量余裕値
(BL2−BL)により吸収される。
【0010】共通印刷制御部1cは、2台の印刷装置を
連動して印刷を開始する前に、紙送り速度差(V1+Δ
V1−V2−ΔV2)により、用紙が第1の滞留量余裕
値(BL−BL1)あるいは第2の滞留量余裕値(BL
2−BL)に達するまでのいずれか小さい時間値(T)
を予測する。2台の印刷装置を連動して印刷を開始した
とき、共通印刷制御部1cは印刷時間を監視して該時間
値(T)に達したならば、印刷制御部1aへ印刷停止の
通知を行い印刷機構部1bの印刷および紙送りを停止さ
せると共に、通信路6を経由して印刷制御部2aへ印刷
停止の通知を行い印刷機構部2bの印刷および紙送りを
停止させる。
【0011】または、共通印刷制御部1cは、2台の印
刷装置を連動して印刷を開始する前に、紙送り速度差
(V1+ΔV1−V2−ΔV2)により、用紙が第1の
滞留量余裕値(BL−BL1)あるいは第2の滞留量余
裕値(BL2−BL)に達するまでのいずれか小さい紙
送り量値(PL)あるいは印刷ページ数値(PN)を予
測する。つぎに、上記紙送り量値(PL)あるいは上記
印刷ページ数値(PN)を、印刷制御部1aおよび通信
路6を経由して印刷制御部2aへ通知する。2台の印刷
装置を連動して印刷を開始したとき、印刷制御部1aお
よび印刷制御部2aは以下の制御を行なう。印刷制御部
1aは、紙送り量あるいは印刷ページ数を監視して該紙
送り量値(PL)あるいは該印刷ページ数値(PN)に
達したならば、印刷機構部1bの印刷および紙送りを停
止させる。また、印刷制御部2aは、紙送り量あるいは
印刷ページ数を監視して該紙送り量値(PL)あるいは
該印刷ページ数値(PN)に達したならば、印刷機構部
1bの印刷および紙送りを停止させる。
【0012】(1)連続紙両面印刷システムの構成 図4は本発明の連続紙両面印刷システムに関する構成略
図である。10はトラクタ、11は感光体ドラム、12
は用紙にトナー像を形成する転写器、13は用紙にトナ
ー像を定着させる定着機であり、第1印刷装置1と第2
印刷装置2において共通の構成要素である。4は用紙バ
ッファ装置、7は連続紙5の搬送方向において連続紙5
を裏表反転させる用紙反転装置である。このように、用
紙バッファ装置4は滞留量を検出する検出器を必要とし
ないため、第1印刷装置1の用紙搬出部と用紙反転装置
7の用紙搬入部の間の空隙を用いた構成でも良い。
【0013】第1印刷装置1において給紙された連続紙
5は、トラクタ10により搬送され、転写器12を通過
するときに感光体ドラム11上のトナー像が第1面に転
写され、定着機13へ搬送されてトナー像が熱定着され
る。このとき、第1印刷装置1において搬送される連続
紙5の紙送り速度は、(V1+ΔV1)である。
【0014】第1印刷装置1で第1面に印刷された連続
紙5は、用紙バッファ装置4で滞留した後に、用紙反転
装置7を通過することにより裏表反転した状態で第2印
刷装置2へ搬送される。
【0015】第2印刷装置2に搬送された連続紙5は、
トラクタ10により搬送され、転写器12を通過すると
きに感光体ドラム11上のトナー像が第2面に転写さ
れ、定着機13へ搬送されてトナー像が熱定着される。
このとき、第2印刷装置2において搬送される連続紙5
の紙送り速度は、(V2+ΔV2)である。
【0016】(2)用紙バッファ装置 図5は用紙バッファ装置を説明するための構成略図であ
る。用紙バッファ装置4は、第1印刷装置の用紙搬出部
と用紙反転装置の用紙搬入部の空隙を用いた構成でも良
く、また専用の用紙バッファ装置を用いても良い。図5
において、(a)は第1印刷装置1の用紙搬出部と用紙
反転装置7の用紙搬入部の空隙を利用した用紙バッファ
装置4の構成であり、(b)は専用の用紙バッファ装置
4の構成を示す。図5(a)において、H1は床から第
1印刷装置1の用紙搬出部までの高さ、H2は床から用
紙反転装置7の用紙搬入部までの高さ、W1は第1印刷
装置1の用紙搬出部と用紙反転装置7の用紙搬入部の距
離(幅)である。図5(b)において、H3は専用の用
紙バッファ装置4の高さ、W2は専用の用紙バッファ装
置4の幅である。
【0017】図5(a)の用紙バッファ装置4および図
5(b)の専用の用紙バッファ装置4における連続紙5
のたるみは、連続紙5の自重により形成される。つま
り、図5(a)の用紙バッファ装置4における第1の滞
留量設定値(BL1)および第2の滞留量設定値(BL
2)は、H1、H2、W1の規定により算出が可能であ
る。通常、H1、H2は本連続紙両面印刷システムを構
成する装置の一部であるため既知の値である。よって、
W1の値を操作パネル(図示せず)により設定すれば良
い。図5(b)の専用の用紙バッファ装置4における第
1の滞留量設定値(BL1)および第2の滞留量設定値
(BL2)も同様に、H3、W2の規定により算出が可
能である。通常、H3、W2は本連続紙両面印刷システ
ムを構成する装置の一部であるため既知の値である。
【0018】一方、所定の滞留値(BL)は、第1印刷
装置および第2印刷装置へ連続紙をセットするときに
(BL1+BL2)/2に近い値となる紙送り制御を行
い、操作パネル(図示せず)を操作することにより第1
印刷装置1の共通印刷制御部1cに記憶される。2台の
印刷装置を連動して印刷を行なうとき、印刷の前に滞留
量が所定の滞留値(BL)に一致するべく印刷および紙
送り制御を行なう。こうすれば、2台の印刷装置を連動
して印刷するとき、第1印刷装置と第2印刷装置の間の
紙送り速度差(V1+ΔV1−V2−ΔV2)を吸収す
る第1の滞留量余裕値(BL−BL1)および第2の滞
留量余裕値(BL2−BL)は、常に一定の値に設定す
ることが出来る。
【0019】(3)印刷時間値(T)による印刷停止制
御 図6は、印刷時間値(T)による印刷停止制御を説明す
るための処理フローである。図6において、(a)は第
1印刷装置1における共通印刷制御部1cの処理フロ
ー、(b)は第1印刷装置1および第2印刷装置2にお
ける印刷制御部1a、2aの処理フローを示す。
【0020】まずステップ101(S101と略し、以
下これに準ずる)において、第1印刷装置1の共通印刷
制御部1cは、用紙バッファ装置4における滞留量と所
定の滞留値(BL)の一致確認を行なう。滞留量と所定
の滞留値(BL)が不一致ならば、滞留量と所定の滞留
値(BL)を比較する(S102)。ここで、滞留量<
所定の滞留値(BL)ならば、共通印刷制御部1cは、
第1印刷装置1の印刷制御部1aへ1ページ印刷、紙送
りの指示を行い(S103)、第1印刷装置1の印刷制
御部1aからの1ページ印刷、紙送りの終了を監視し
(S104)、該1ページ印刷、紙送りの終了を確認し
た後にS101を繰り返す。一方、滞留量>所定の滞留
値(BL)ならば、共通印刷制御部1cは、第2印刷装
置2の印刷制御部2aへ1ページ印刷、紙送りの指示を
行い(S105)、第2印刷装置2の印刷制御部2aか
らの1ページ印刷、紙送りの終了を監視し(S10
6)、該1ページ印刷、紙送りの終了を確認した後にS
101を繰り返す。
【0021】S101において滞留量=所定の滞留値
(BL)ならば、2台の印刷装置を連動して印刷が可能
な印刷時間値(T)を予測する(S107)。このと
き、印刷時間値(T)は、(BL−BL1)/(V1+
ΔV1−V2−ΔV2)あるいは(BL2−BL)/
(V1+ΔV1−V2−ΔV2)のいずれか小さい値で
ある。
【0022】つぎに、共通印刷制御部1cは、第1印刷
装置1の印刷制御部1aおよび第2印刷装置2の印刷制
御部2aへ印刷開始準備の指示を行い(S108)、印
刷制御部1aおよび印刷制御部2aからの印刷開始準備
の終了を監視する(S109、S110)。該印刷開始
準備の終了を確認後、印刷制御部1aおよび印刷制御部
2aへ印刷開始の指示を行い(S111)、印刷の時間
を計数する印刷タイマ(PT)をリスタートして起動す
る(S112)。共通印刷制御部1cは、印刷タイマ
(PT)と印刷時間値(T)の監視を行い(S11
3)、印刷タイマ(PT)=印刷時間値(T)ならば印
刷制御部1aおよび印刷制御部2aへ印刷停止を指示し
(S114)、第1印刷装置1および第2印刷装置2の
印刷および紙送りを停止する。
【0023】一方、印刷制御部1aおよび印刷制御部2
aは、共通印刷制御部1cからの1ページ印刷、紙送り
の指示および印刷開始準備の指示を監視する(S12
1、S124)。ここで、1ページ印刷、紙送りの指示
を受信したならば、1ページの印刷、紙送りを実行し
(S122)、共通印刷制御部1cへ1ページ印刷、紙
送りの終了を通知する(S123)。また、印刷開始準
備の指示を受信したならば、印刷制御部における印刷デ
ータのビットマップ展開(RIP)開始および印刷機構
部へのウォーミングアップ開始の指示を行い(S12
5)、RIP終了およびウォーミングアップ終了を監視
する(S126、S127)。該RIP終了および該ウ
ォーミングアップ終了を確認後、共通印刷制御部1cへ
印刷開始準備終了の通知を行なう(S128)。つぎ
に、印刷制御部は、共通印刷制御部1cからの印刷開始
の受信を監視し(S129)、印刷開始の指示を受信し
たならば、印刷および紙送りを実行する(S130)。
この印刷および紙送りの実行は、共通印刷制御部1cか
ら印刷停止の指示を受信するまで行われる(S13
1)。共通印刷制御部1cから印刷停止の指示を受信し
たならば、印刷制御部は現印刷ページを印刷後、印刷お
よび紙送りの停止を行ない(S132)、以後、S12
1を繰り返す。
【0024】(4)印刷ページ数値(PN),紙送り量
値(PL)による印刷停止制御 図7は、印刷ページ数値(PN)による印刷停止制御を
説明するための処理フローである。図7において、
(a)は第1印刷装置1における共通印刷制御部1cの
処理フロー、(b)は第1印刷装置1および第2印刷装
置2における印刷制御部1a、2aの処理フローを示
す。まずステップ201において、第1印刷装置1の共
通印刷制御部1cは、用紙バッファ装置4における滞留
量と所定の滞留値(BL)の一致確認を行なう。滞留量
と所定の滞留値(BL)が不一致ならば、滞留量と所定
の滞留値(BL)を比較する(S202)。ここで、滞
留量<所定の滞留値(BL)ならば、共通印刷制御部1
cは、第1印刷装置1の印刷制御部1aへ1ページ印
刷、紙送りの指示を行い(S203)、第1印刷装置1
の印刷制御部1aからの1ページ印刷、紙送りの終了を
監視し(S204)、該1ページ印刷、紙送りの終了を
確認した後にS201を繰り返す。一方、滞留量>所定
の滞留値(BL)ならば、共通印刷制御部1cは、第2
印刷装置2の印刷制御部2aへ1ページ印刷、紙送りの
指示を行い(S205)、第2印刷装置2の印刷制御部
2aからの1ページ印刷、紙送りの終了を監視し(S2
06)、該1ページ印刷、紙送りの終了を確認した後に
S201を繰り返す。S201において滞留量=所定の
滞留値(BL)ならば、2台の印刷装置を連動して印刷
が可能な印刷ページ数値(PN)を予測する(S20
7)。このとき、印刷時間値(T)を(BL−BL1)
/(V1+ΔV1−V2−ΔV2)あるいは(BL2−
BL)/(V1+ΔV1−V2−ΔV2)のいずれか小
さい値とし、1ページ長をlとした場合、印刷ページ数
値(PN)は、T・(V1+ΔV1)/lあるいはT・
(V2+ΔV2)/lのいずれか小さい値である。
【0025】つぎに、共通印刷制御部1cは、第1印刷
装置1の印刷制御部1aおよび第2印刷装置2の印刷制
御部2aへ印刷開始準備の指示を行い(S208)、印
刷制御部1aおよび印刷制御部2aからの印刷開始準備
の終了を監視する(S209、S210)。該印刷開始
準備の終了を確認後、印刷制御部1aおよび印刷制御部
2aへ上記印刷ページ数値(PN)を通知する(S21
1)と共に、印刷制御部1aおよび印刷制御部2aへ印
刷開始を指示する(S212)。
【0026】一方、印刷制御部1aおよび印刷制御部2
aは、共通印刷制御部1cからの1ページ印刷、紙送り
の指示および印刷開始準備の指示を監視する(S22
1、S224)。ここで、1ページ印刷、紙送りの指示
を受信したならば、1ページの印刷、紙送りを実行し
(S222)、共通印刷制御部1cへ1ページ印刷、紙
送りの終了を通知する(S223)。また、印刷開始準
備の指示を受信したならば、印刷制御部における印刷デ
ータのビットマップ展開(RIP)開始および印刷機構
部へのウォーミングアップ開始の指示を行い(S22
5)、RIP終了およびウォーミングアップ終了を監視
する(S226、S227)。該RIP終了および該ウ
ォーミングアップ終了を確認後、共通印刷制御部1cへ
印刷開始準備終了の通知を行なう(S228)。つぎ
に、共通印刷制御部1cからの印刷ページ数値(PN)
の受信を監視し(S229)、印刷ページ数値(PN)
を受信したならば、該印刷ページ数値(PN)を内部レ
ジスタへセットする(S230)と共に、印刷ページ数
を計数する印刷ページ数カウンタ(PNC)をリセット
する(S231)。つぎに、共通印刷制御部1cからの
印刷開始の指示を監視し(S232)、印刷開始の指示
を受信したならば、1ページの印刷および紙送りを実行
する(S233)と共に、印刷ページ数カウンタ(PN
C)を1つ歩進する(S234)。このとき、該印刷ペ
ージ数カウンタ(PNC)と印刷ページ数値(PN)を
比較し(S235)、印刷ページ数カウンタ(PNC)
と印刷ページ数値(PN)が不一致ならば、S233を
繰り返す。印刷ページ数カウンタ(PNC)と印刷ペー
ジ数値(PN)が一致したならば、現ページを印刷後に
印刷および紙送りの停止を行い(S236)、以後、S
221を繰り返す。
【0027】なお、紙送り量値(PL)による印刷停止
の制御を行なう場合、上述した印刷ページ数値(PN)
による印刷停止の制御において、印刷ページ数値(P
N)を紙送り量値(PL)へ置き換えると共に、印刷ペ
ージ数カウンタ(PNC)を紙送り量の計数を行なう紙
送り量カウンタ(PLC)に置き換えれば良い。ここ
で、共通印刷制御部1cが予測する上記紙送り量値(P
L)は、T・(V1+ΔV1)あるいはT・(V2+Δ
V2)のいずれか小さい値である。また、上記紙送り量
カウンタ(PLC)の歩進は、1ページ長(l)単位で
行なう。
【0028】[実施例2]本発明の第2実施例を図2の
ブロック図を用いて説明する。図2において、1は連続
紙の片方の面(第1面)に印刷する印刷装置、2は第1
印刷装置1が印刷した反対の面(第2面)に印刷する印
刷装置、3は第2印刷装置2と接続して第1面および第
2面の印刷データを転送する上位装置、4は第1印刷装
置1と第2印刷装置2の間で発生する紙送り速度差を吸
収する用紙バッファ装置、5は第1印刷装置1で第1面
を印刷した後に用紙バッファ装置4を経由して第2面を
印刷する第2印刷装置2に搬送される連続紙、2cは上
位装置3から受信した第1面と第2面の印刷データを振
り分ける共通印刷制御部、1aは第1面の印刷制御およ
び連続紙5の紙送り制御を行なう印刷制御部、1bは第
1面の印刷および連続紙5の紙送り動作を行なう印刷機
構部、2aは第2面の印刷制御および連続紙5の紙送り
制御を行なう印刷制御部、2bは第2面の印刷および連
続紙5の紙送り動作を行なう印刷機構部、6は第2印刷
装置2の共通印刷制御部2cと第1印刷装置1の印刷制
御部1aを接続して情報の転送を行なう通信路である。
【0029】印刷機構部1b、2bの紙送り速度の公称
値(V1、V2)および最大誤差(ΔV1、ΔV2)
は、構成部品の特性および使用環境の特性の要因により
決定される。ゆえに、構成部品の特性および使用環境の
特性を規定することにより、印刷機構部1b、2bにお
ける紙送り速度の公称値(V1、V2)および最大誤差
(ΔV1、ΔV2)は既知の値となる。印刷機構部1b
の紙送り速度(V1+ΔV1)および印刷機構部2bの
紙送り速度(V2+ΔV2)は、第2印刷装置2の共通
印刷制御部2cにて管理する。このとき、公称値および
最大誤差から算出した第1印刷装置1と第2印刷装置2
の間の紙送り速度差は、(V1+ΔV1−V2−ΔV
2)となる。この紙送り速度差(V1+ΔV1−V2−
ΔV2)は、第1の滞留量設定値(BL1)および第2
の滞留量設定値(BL2)を持つ用紙バッファ装置4で
吸収される。
【0030】本連続紙両面印刷システムに連続紙をセッ
トするとき、共通印刷制御部2cは、用紙バッファ装置
4における滞留量を所定の滞留値(BL)となる紙送り
制御を行なう。また、2台の印刷装置を連動して印刷を
行なうとき、共通印刷制御部2cは、用紙バッファ装置
4における滞留量を上記所定の滞留値(BL)となる紙
送り制御を行なう。つまり、2台の印刷装置を連動して
印刷を行なうとき、用紙バッファ装置4における滞留量
は必ず所定の滞留値(BL)の状態となる。このとき、
所定の滞留値(BL)と第1の滞留量設定値(BL1)
の差が第1の滞留量余裕値(BL−BL1)となり、第
2の滞留量設定値(BL2)と所定の滞留値(BL)の
差が第2の滞留量余裕値(BL2−BL)となる。よっ
て、第2印刷装置の紙送り速度(V2+ΔV2)>第1
印刷装置の紙送り速度(V1+ΔV1)ならば、その紙
送り速度差は第1の滞留量余裕値(BL−BL1)によ
り吸収される。また、第1印刷装置の紙送り速度(V1
+ΔV1)>第2印刷装置の紙送り速度(V2+ΔV
2)ならば、その紙送り速度差は第2の滞留量余裕値
(BL2−BL)により吸収される。
【0031】共通印刷制御部2cは、2台の印刷装置を
連動して印刷を開始する前に、紙送り速度差(V1+Δ
V1−V2−ΔV2)により、用紙が第1の滞留量余裕
値(BL−BL1)あるいは第2の滞留量余裕値(BL
2−BL)に達するまでのいずれか小さい時間値(T)
を予測する。2台の印刷装置を連動して印刷を開始した
とき、共通印刷制御部2cは印刷時間を監視して該時間
値(T)に達したならば、印刷制御部2aへ印刷停止の
通知を行い印刷機構部2bの印刷および紙送りを停止さ
せると共に、通信路6を経由して印刷制御部1aへ印刷
停止の通知を行い印刷機構部1bの印刷および紙送りを
停止させる。
【0032】または、共通印刷制御部2cは、2台の印
刷装置を連動して印刷を開始する前に、紙送り速度差
(V1+ΔV1−V2−ΔV2)により、用紙が第1の
滞留量余裕値(BL−BL1)あるいは第2の滞留量余
裕値(BL2−BL)に達するまでのいずれか小さい紙
送り量値(PL)あるいは印刷ページ数値(PN)を予
測する。つぎに、上記紙送り量値(PL)あるいは上記
印刷ページ数値(PN)を、印刷制御部2aおよび通信
路6を経由して印刷制御部1aへ通知する。2台の印刷
装置を連動して印刷を開始したとき、印刷制御部1aお
よび印刷制御部2aは以下の制御を行なう。印刷制御部
1aは、紙送り量あるいは印刷ページ数を監視して該紙
送り量値(PL)あるいは該印刷ページ数値(PN)に
達したならば、印刷機構部1bの印刷および紙送りを停
止させる。また、印刷制御部2aは、紙送り量あるいは
印刷ページ数を監視して該紙送り量値(PL)あるいは
該印刷ページ数値(PN)に達したならば、印刷機構部
1bの印刷および紙送りを停止させる。
【0033】[実施例3]本発明の第3実施例を図3の
ブロック図を用いて説明する。図3において、1は連続
紙の片方の面(第1面)に印刷する印刷装置、2は第1
印刷装置1が印刷した反対の面(第2面)に印刷する印
刷装置、3は第1印刷装置1および第2印刷装置2と接
続して第1面および第2面の印刷データを転送する上位
装置、4は第1印刷装置1と第2印刷装置2の間で発生
する紙送り速度差を吸収する用紙バッファ装置、5は第
1印刷装置1で第1面を印刷した後に用紙バッファ装置
4を経由して第2面を印刷する第2印刷装置2に搬送さ
れる連続紙、1aは上位装置3から受信した第1面の印
刷データの印刷制御および連続紙5の紙送り制御を行な
う印刷制御部、1bは第1面の印刷および連続紙5の紙
送り動作を行なう印刷機構部、2aは上位装置3から受
信した第2面の印刷データの印刷制御および連続紙5の
紙送り制御を行なう印刷制御部、2bは第2面の印刷お
よび連続紙5の紙送り動作を行なう印刷機構部、6は第
1印刷装置1の印刷制御部1aと第2印刷装置2の印刷
制御部2aを接続して情報の転送を行なう通信路であ
る。
【0034】以下の説明において、第1印刷装置1の印
刷制御部1aあるいは第2印刷装置2の印刷制御部2a
のどちらか一方をマスタ側印刷制御部と称し、他方をス
レーブ側印刷制御部と称する。
【0035】印刷機構部1b、2bの紙送り速度の公称
値(V1、V2)および最大誤差(ΔV1、ΔV2)
は、構成部品の特性および使用環境の特性の要因により
決定される。ゆえに、構成部品の特性および使用環境の
特性を規定することにより、印刷機構部1b、2bにお
ける紙送り速度の公称値(V1、V2)および最大誤差
(ΔV1、ΔV2)は既知の値となる。印刷機構部1b
の紙送り速度(V1+ΔV1)および印刷機構部2bの
紙送り速度(V2+ΔV2)は、マスタ側印刷制御部に
て管理する。このとき、公称値および最大誤差から算出
した第1印刷装置1と第2印刷装置2の間の紙送り速度
差は、(V1+ΔV1−V2−ΔV2)となる。この紙
送り速度差(V1+ΔV1−V2−ΔV2)は、第1の
滞留量設定値(BL1)および第2の滞留量設定値(B
L2)を持つ用紙バッファ装置4で吸収される。
【0036】本連続紙両面印刷システムに連続紙をセッ
トするとき、マスタ側印刷制御部は、用紙バッファ装置
4における滞留量を所定の滞留値(BL)となる紙送り
制御を行なう。また、2台の印刷装置を連動して印刷を
行なうとき、マスタ側印刷制御部は、用紙バッファ装置
4における滞留量を上記所定の滞留値(BL)となる紙
送り制御を行なう。つまり、2台の印刷装置を連動して
印刷を行なうとき、用紙バッファ装置4における滞留量
は必ず所定の滞留値(BL)の状態となる。このとき、
所定の滞留値(BL)と第1の滞留量設定値(BL1)
の差が第1の滞留量余裕値(BL−BL1)となり、第
2の滞留量設定値(BL2)と所定の滞留値(BL)の
差が第2の滞留量余裕値(BL2−BL)となる。よっ
て、第2印刷装置の紙送り速度(V2+ΔV2)>第1
印刷装置の紙送り速度(V1+ΔV1)ならば、その紙
送り速度差は第1の滞留量余裕値(BL−BL1)によ
り吸収される。また、第1印刷装置の紙送り速度(V1
+ΔV1)>第2印刷装置の紙送り速度(V2+ΔV
2)ならば、その紙送り速度差は第2の滞留量余裕値
(BL2−BL)により吸収される。
【0037】マスタ側印刷制御部は、2台の印刷装置を
連動して印刷を開始する前に、紙送り速度差(V1+Δ
V1−V2−ΔV2)により、用紙が第1の滞留量余裕
値(BL−BL1)あるいは第2の滞留量余裕値(BL
2−BL)に達するまでのいずれか小さい時間値(T)
を予測する。2台の印刷装置を連動して印刷を開始した
とき、マスタ側印刷制御部は印刷時間を監視して該時間
値(T)に達したならば、マスタ側の印刷機構部の印刷
および紙送りを停止させると共に、通信路6を経由して
スレーブ側印刷制御部へ印刷停止の通知を行いスレーブ
側の印刷機構部の印刷および紙送りを停止させる。また
は、マスタ側印刷制御部は、2台の印刷装置を連動して
印刷を開始する前に、紙送り速度差(V1+ΔV1−V
2−ΔV2)により、用紙が第1の滞留量余裕値(BL
−BL1)あるいは第2の滞留量余裕値(BL2−B
L)に達するまでのいずれか小さい紙送り量値(PL)
あるいは印刷ページ数値(PN)を予測する。つぎに、
上記紙送り量値(PL)あるいは上記印刷ページ数値
(PN)を、通信路6を経由してスレーブ側印刷制御部
へ通知する。2台の印刷装置を連動して印刷を開始した
とき、マスタ側印刷制御部およびスレーブ側印刷制御部
は以下の制御を行なう。マスタ側印刷制御部は、紙送り
量あるいは印刷ページ数を監視して該紙送り量値(P
L)あるいは該印刷ページ数値(PN)に達したなら
ば、マスタ側の印刷機構部の印刷および紙送りを停止さ
せる。また、スレーブ側印刷制御部は、紙送り量あるい
は印刷ページ数を監視して該紙送り量値(PL)あるい
は該印刷ページ数値(PN)に達したならば、スレーブ
側の印刷機構部の印刷および紙送りを停止させる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、連続紙に
印刷する2台の片面印刷装置を用いた連続紙両面印刷シ
ステムにおいて、紙送り速度の公称値(V1、V2)お
よび最大誤差(ΔV1、ΔV2)を有する第1、第2印
刷装置と、第1、第2の滞留量設定値(BL1、BL
2)を有する用紙バッファ装置と、上記用紙バッファ装
置の滞留量を所定の滞留値(BL)とする滞留量制御手
段と、2台の印刷装置間の通信手段を備える。このた
め、2台の印刷装置を連動して印刷を行なうとき、2台
の印刷装置間の紙送り速度差が起因となる用紙ジャムお
よび用紙の床接触を発生させない最大限の印刷時間値
(T)あるいは紙送り量値(PL)あるいは印刷ページ
数値(PN)の予測値をもとに印刷停止制御を行なうこ
とが出来、信頼性が高くかつ経済性の良い連続紙両面印
刷システムを構築することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1実施例のブロック図であ
る。
【図2】 本発明による第2実施例のブロック図であ
る。
【図3】 本発明による第3実施例のブロック図であ
る。
【図4】 連続紙両面印刷システムの構成略図である。
【図5】 用紙バッファ装置の構成略図である。
【図6】 印刷時間値(T)による停止制御の処理フロ
ーである。
【図7】 印刷ページ数値(PN)による停止制御の処
理フローである。
【符号の説明】
1・・・ 第1印刷装置、1a・・・ 印刷機構部、1b・・・ 印
刷制御部、1c・・・ 共通印刷制御部、2・・・ 第2印刷装
置、2a・・・ 印刷機構部、2b・・・ 印刷制御部、3・・・
上位装置、4・・・ 用紙バッファ装置、5・・・ 連続紙、6
・・・ 通信路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 23/188 B65H 23/188 A G03G 21/14 G03G 21/00 372

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続紙の第1面に印刷し、紙送り速度の
    公称値(V1)および最大誤差(ΔV1)を有する第1
    印刷装置と、連続紙の搬送方向において第1印刷装置の
    後方に位置し、連続紙の第2面に印刷し、紙送り速度の
    公称値(V2)および最大誤差(ΔV2)を有する第2
    印刷装置と、第1印刷装置と第2印刷装置の間の通信手
    段と、第1印刷装置と第2印刷装置の間に位置し、第1
    の滞留量設定値(BL1)および第2の滞留量設定値
    (BL2)を有する用紙バッファ装置と、上記用紙バッ
    ファ装置の滞留量を所定の滞留値(BL)とする印刷お
    よび紙送りを行なう滞留量制御手段を備え、第1印刷装
    置と第2印刷装置の間の紙送り速度差(V1+ΔV1−
    V2−ΔV2)により、用紙が第1の滞留量余裕値(B
    L−BL1)あるいは第2の滞留量余裕値(BL2−B
    L)に達するいずれか小さい時間値(T)を予測し、印
    刷時間が該時間値(T)に達したときに第1印刷装置お
    よび第2印刷装置の印刷および紙送りを停止する制御手
    段を有する連続紙両面印刷システム。
  2. 【請求項2】 2台の印刷装置を連動して印刷を開始す
    るとき、前記用紙バッファ装置の滞留量を所定の滞留値
    (BL)とする印刷、紙送りを行なう請求項1記載の連
    続紙両面印刷システム。
  3. 【請求項3】 2台の印刷装置を連動して印刷を開始す
    るとき、第1印刷装置における第1印刷準備の完了およ
    び第2印刷装置における第2印刷準備の完了を確認後、
    第1印刷装置および第2印刷装置の印刷開始を行なう同
    期手段を有する請求項1記載又は請求項2記載の連続紙
    両面印刷システム。
  4. 【請求項4】 連続紙の第1面に印刷し、紙送り速度の
    公称値(V1)および最大誤差(ΔV1)を有する第1
    印刷装置と、連続紙の搬送方向において第1印刷装置の
    後方に位置し、連続紙の第2面に印刷し、紙送り速度の
    公称値(V2)および最大誤差(ΔV2)を有する第2
    印刷装置と、第1印刷装置と第2印刷装置の間の通信手
    段と、第1印刷装置と第2印刷装置の間に位置し、第1
    の滞留量設定値(BL1)および第2の滞留量設定値
    (BL2)を有する用紙バッファ装置と、上記用紙バッ
    ファ装置の滞留量を所定の滞留値(BL)とする印刷お
    よび紙送りを行なう滞留量制御手段と、第1印刷装置と
    第2印刷装置の間の紙送り速度差(V1+ΔV1−V2
    −ΔV2)により、用紙が第1の滞留量余裕値(BL−
    BL1)あるいは第2の滞留量余裕値(BL2−BL)
    に達するいずれか小さい紙送り量値(PL)あるいは印
    刷ページ数値(PN)を予測し、第1印刷装置および第
    2印刷装置は、紙送り量が該紙送り量値(PL)に達し
    たときあるいは印刷ページ数が該印刷ページ数値(P
    N)に達したときに、印刷および紙送りを停止する制御
    手段を有する連続紙両面印刷システム。
  5. 【請求項5】 2台の印刷装置を連動して印刷を開始す
    るとき、前記用紙バッファ装置の滞留量を所定の滞留値
    (BL)とする印刷、紙送りを行なう請求項4記載の連
    続紙両面印刷システム。
  6. 【請求項6】 2台の印刷装置を連動して印刷を開始す
    るとき、第1印刷装置における第1印刷準備の完了およ
    び第2印刷装置における第2印刷準備の完了を確認後、
    第1印刷装置および第2印刷装置の印刷開始を行なう同
    期手段を有する請求項1記載又は請求項2記載の連続紙
    両面印刷システム。
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