JPH10315553A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10315553A
JPH10315553A JP14575297A JP14575297A JPH10315553A JP H10315553 A JPH10315553 A JP H10315553A JP 14575297 A JP14575297 A JP 14575297A JP 14575297 A JP14575297 A JP 14575297A JP H10315553 A JPH10315553 A JP H10315553A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴を有するバインダー用紙を検知してから所
定時間にわたってセンサーの紙検出をマスクして、ジャ
ムせずに通紙可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の穴pを有する用紙Sを、穴の列が
通紙方向に対して直交するように送る場合、センサーが
用紙Sの先端を検知[1]してから、所定期間経過
[2]までを、用紙Sの後端検知のためのセンサーチェ
ックマスク期間として穴pによるセンサーの誤検知とジ
ャム等をなくす。その後、用紙Sの後端検知[3]まで
を用紙Sの後端検知のためのセンサーチェックイネーブ
ル期間とし、所定期間経過[4]までを、先端検知のた
めのセンサーチェックマスク期間とし、さらに次の用紙
Sの先端検知[5]までを先端検知のセンサーチェック
イネーブル期間とし、[5]で再び次の用紙Sの先端検
知に戻り、以後、[1]〜[5]を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンターや複写
機等の画像形成装置に関し、特に縁に複数の穴を明けた
バインダー用紙に対する画像形成にも対応できる画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
画像形成装置における通紙制御では、バインダー用紙の
穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方
向)で、かつ用紙の先端側にして給紙した場合、センサ
(特にレジストセンサ)が穴を検知した時に、穴を用紙
後端と誤検知し、極端に短い用紙と認識してしまうこと
によりジャム(紙詰まり等通紙不能状態をいう)になっ
てしまい、通紙できないことが多いという問題がある。
そこで本発明は、バインダー用紙を選択した時には、紙
があることを検知してから所定時間にわたってセンサー
の紙検出をマスクすることにより、ジャムせずに通紙可
能にすることができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0003】また従来の通紙制御では、バインダー用紙
の穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方
向)で、かつ用紙の後端側にして給紙した場合、センサ
(特にレジストセンサ)が穴を検知した時に、穴を用紙
後端と誤検知して、用紙サイズを誤認識し、ジャムにな
ってしまったり、サイズエラーになってしまったりし
て、通紙できなくなるという問題がある。そこで本発明
は、バインダー用紙を選択した時には、紙があることを
検知してから所定時間にわたってセンサーの紙検出をマ
スクし、かつこのマスク時間を紙サイズ毎に設定するこ
とにより、ジャムやサイズエラーにならず通紙可能にす
ることができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0004】さらに本発明は、バインダー用紙を選択し
た時に、穴位置が用紙の先端側か後端側かを選択するこ
とにより、穴を用紙の先端側にして給紙しても、後端側
にして給紙してもジャムやサイズエラーにならず通紙可
能にすることができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置の
うち請求項1に係るものは、上記目的を達成するため
に、普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けた
バインダー用紙を給紙可能な画像形成装置において、用
紙の先端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙す
るモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選
択可能な手段と、上記センサーの用紙検出をマスク可能
な通紙制御手段とを有し、該通紙制御手段が、上記バイ
ンダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交
方向としかつ用紙の先端側にして給紙する場合に、上記
センサーで用紙があることを検知してから所定時間にわ
たって上記センサーの用紙検出をマスクすることを特徴
とする。
【0006】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、上記用紙の先端を検知するセンサーととも
にあるいは該センサーに代えて用紙の後端を検知するセ
ンサーを備え、上記通紙制御手段が上記センサーの用紙
検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能であ
り、該通紙制御手段が、上記バインダー用紙の上記穴の
並び方向を搬送方向に対して直交方向としかつ用紙の後
端側にして給紙する場合に、上記センサーで用紙がある
ことを検知してから上記設定された時間にわたって上記
センサーの用紙検出をマスクすることを特徴とする。
【0007】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、上記穴位置が用紙の先端側か後端側かを選
択可能な手段を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。まず図1〜図3により本発明に係る
画像形成装置の一例となるプリンターの概略的な構成、
動作を説明する。図1は装置構成を概略的に示すブロッ
ク図で、この図において、1はデータを送受信するホス
トコンピュータ、2はレーザープリンター本体、3は画
像処理処理を行うコントローラ、4はプリンタエンジン
を制御するエンジン制御ボード、5は画像形成を行うプ
リンタエンジンである。
【0009】コントローラ3は、プログラムROMのプ
ログラム、操作パネルからのモード指示、ホストからの
コマンドによってエンジン全体を制御するMPU31、
エンジンの制御プログラムが格納されているメモリ(R
OM)32、CPUのワークメモリ、入力データのイン
プットバッファ(RAM)33、ホストコンピュータと
コントローラ間の入出力インターフェイス34、操作パ
ネル35を含む。またエンジン制御ボード4は、プログ
ラムROMのプログラム、操作パネルからのモード指
示、コントローラからのコマンドによってエンジン全体
を制御するCPU41、エンジンの制御プログラムが格
納されているメモリ(ROM)42、CPUのワークメ
モリ、入力データのインプットバッファ(RAM)4
3、エンジンとコントローラ間の入出力インターフェイ
ス44を含む。さらにプリンタエンジン5は、LDやポ
リゴンモータ等を含むレーザー書き込みユニット56、
定着系、現像系、駆動系のエンジンシーケンスを司る機
器群57、ペーパーバス上やシーケンス状態をチェック
するセンサ類58を含む。
【0010】図2は、レーザプリンタ2の本体における
内部機構の全体構成概略図である。この図において、1
0は装置本体であり、装置本体10内には、ほぼ中央に
ベルト状の感光体11を設け、その感光体11の周りに
図中矢印で示す駆動方向に順に、帯電チャージャー1
2、現像ユニット13、転写チャージャー14、クリー
ニング器15を備え、現像ユニット13の上側には、光
書き込み器16を配置し、装置本体10の下側には、用
紙を収納した給紙カセット17を着脱自在に取り付けて
ある。そして、給紙コロ18を回転して給紙カセット1
7内から用紙を図中矢印方向に送り出し、タイミングを
とってレジストローラ対19で感光体11の下側に搬送
すると、矢印で示す時計方向に駆動される感光体11を
帯電チャージャー12によって表面を一様に帯電し、そ
の後光書き込み器16からのレーザ光を照射して感光体
ユニット11上に静電潜像を形成し、この潜像を現像ユ
ニット13位置を通るときトナーによって可視像化し、
この可視像を感光体11の下側に搬送されてきた用紙の
上面に転写チャージャー14により転写する、という動
作を行う。そして、画像転写後の用紙を定着器20に搬
送し、その定着器20で転写画像を定着し、定着器20
を出た用紙は、FD/FU切り替えソレノイド爪24に
より、フェイスダウン搬送路21内を搬送し、フェイス
ダウン排紙ローラ対22によってフェイスダウン排紙ト
レイ23上へと記録面を下にしたフェイスダウンで排出
したり、そのままフェイスアップ排紙トレイ25上へと
記録面を上にしたフェイスアップで排出する。画像転写
後の感光体11は、クリーニング器15で残留トナーを
除去する。図中26は紙検知センサーで、レジストロー
ラ対19の入り側に設けてあり、給紙カセット17内か
ら給紙されてきた用紙の先端や後端を検出するものであ
り、フォトインタラプタが透過型、反射型ともによく使
用されるが、その構造や動作は周知であるので説明及び
図示は省略する。
【0011】図3に、上述のレーザプリンタの全体制御
のフローチャートを示す。図3(A)のフローは、パワ
ーオン(電源オン)後、各状態の初期設定(システムイ
ニシャライズ)を行い(ステップ1)、以下プリンタ
(以下エンジンという)の状態をチェックするモジュー
ル(ステップ2)、エンジンとコントローラのインター
フェース制御を行うモジュール(ステップ3)、メンテ
ナンス発生要求やエラー発生等のエンジン自身の内部状
態をチェックする制御を行うモジュール(ステップ
4)、通紙タイミングや高圧のオン、オフ等のシーケン
ス制御を行うモジュール(ステップ5)で構成され、ス
テップ2〜5のモジュールを繰り返すようになってい
る。一方、図3(B)に示すように、図3(A)のメイ
ンシーケンスとは独立して各処理を行うための時間監
視、制御のために割り込みモジュールを持ち、エンジン
CPUが設定した所定時間ごとに割り込みチェック(ス
テップ1)を行ってこのルーチンに入り、必要な割り込
み処理(ステップ2)を行うようになっている。
【0012】図4〜図8のフローチャートで、紙検知セ
ンサー26のオンからオフ、またはオフからオン時のセ
ンサーチェックのマスク制御例の内容を説明する。
【0013】図4(A)はセンサーチェック制御メイン
ルーチンを示すフローチャートで、センサーのオン、オ
フのチェックの開始時を制御するためのFLAG$SE
NSORレジスタでのチェック(ステップ1)後に、S
ENSOR_OFF_CHECKサブルーチン(ステッ
プ2)あるいはSENSOR_ON_CHECKサブル
ーチン(ステップ3)を実行するものである。
【0014】このチャートに示されるレジスタ及びフラ
グをまず説明する。図中の「FLAG$SENSOR」
は、既に述べたように、センサーのオン、オフのチェッ
クの開始時を制御するためのレジスタで、図4(B)に
示すビット構成を有し、「F_ON」(bit7)は、
センサーがオンの時、オン、センサーがオフの時、オフ
するフラグ、「F_ON_CK_REQ」(bit6)
は、センサーからの入力が、オンからオフに変わった
時、センサーのチェックを行わずにwait(待機)に
入ることを示すフラグ、「F_ON_CK_WAIT」
(bit5)は、センサーの状態がオフで、センサーの
チェックを行わないwait中であることを示すフラ
グ、「F_ON_CK_START」(bit4)は、
センサーの状態がオフで、センサーのチェックを始めた
ことを示すフラグ、「F_OFF_CK_REQ」(b
it3)は、センサーからの入力が、オフからオンに変
わった時、センサーのチェックを行わないwaitに入
ることを示すフラグ、「F_OFF_CK_WAIT」
(bit2)は、センサーの状態がオンで、センサーの
チェックを行わないwait中であることを示すフラ
グ、「F_OFF_CK_START」(bit1)
は、センサーの状態がオンで、センサーのチェックを始
めたことを示すフラグである。なおbit0は未使用と
なっている。
【0015】また後述のようにSENSOR_OFF_
CHECKサブルーチンあるいはSENSOR_ON_
CHECKサブルーチンにはセンサーからの入力値をし
まっているINBUF$SENSORレジスタが用いら
れるが、このINBUF$SENSORレジスタは、図
4(C)に示すビット構成を有し、「S_REGST」
(bit7)は、センサーからの入力値がオン(すなわ
ちセンサーが紙を検知した)の時オン、センサーからの
入力値がオフ(すなわちセンサーが紙を検知していな
い)の時オフするビットである。なおbit6〜0は未
使用となっている。
【0016】図5は、図4(A)のSENSOR_OF
F_CHECKサブルーチンを示す。図中「CNT$S
ENSOR」は、センサーのマスク時間を制御するカウ
ンタである。このサブルーチンに入ると、FLAG$S
ENSORレジスタのF_OFF_CK_STARTフ
ラグ(bit1)がオンかどうかをチェックし(ステッ
プ1)、オフであればF_OFF_CK_WAITフラ
グ(bit2)がオンかどうかをチェックし(ステップ
2)、オフであればF_OFF_CK_REQフラグ
(bit3)をチェックし(ステップ3)、オフであれ
ばF_OFF_CK_REQフラグ(bit3)をオン
とするとともにCNT$SENSORカウンタをリセッ
トし(ステップ4)、リターンする。ステップ1でF_
OFF_CK_STARTフラグ(bit1)がオンで
あると、INBUF$SENSORレジスタのS_RE
GSTフラグ(bit7)がオフかどうかをチェックし
(ステップ5)、オフであればFLAG$SENSOR
レジスタのF_ONフラグ(bit7)をオフ、同じく
F_OFF_CK_STARTフラグ(bit1)をオ
フ(ステップ6)とし、さらにその他のセンサーのオフ
時の処理を行って(ステップ7)、リターンする。ステ
ップ5においてCNT$SENSORカウンタのS_R
EGSTフラグがオンであれば、FLAG$SENSO
RレジスタのF_ONフラグをオン(ステップ8)と
し、さらにその他のセンサーのオフ時の処理を行って
(ステップ9)、リターンする。またステップ2におい
てF_OFF_CK_WAITフラグがオンであれば、
CNT$SENSORカウンタのカウント値が設定値C
NT@OFFCKを超えているかどうかをチェックし
(ステップ10)、超えていなければそのままリターン
し、超えていればFLAG$SENSORレジスタのF
_OFF_CK_WAITフラグをオフ、F_OFF_
CK_STARTフラグをオンとし(ステップ11)、
リターンする。さらに、ステップ3においてF_OFF
_CK_REQフラグがオンであれば、F_OFF_C
K_REQフラグをオフ、F_OFF_CK_WAIT
フラグをオン、CNT$SENSORカウンタをリセッ
トし(ステップ12)、リターンする。
【0017】図6は、図4(A)のSENSOR_ON
_CHECKサブルーチンを示す。このサブルーチンに
入ると、FLAG$SENSORレジスタのセンサーチ
ェックが許可になったことを示すフラグであるF_ON
_CK_STARTフラグ(bit4)がオンかどうか
をチェックし(ステップ1)、オフであればF_ON_
CK_WAITフラグ(bit5)がオンかどうかをチ
ェックし(ステップ2)、オフであればF_ON_CK
_REQフラグ(bit6)をチェックし(ステップ
3)、オフであればF_ON_CK_REQフラグをオ
ンとするとともにCNT$SENSORカウンタをリセ
ットし(ステップ4)、メインルーチンへ戻る。ステッ
プ1でF_ON_CK_STARTフラグ)がオンであ
ると、INBUF$SENSORレジスタのS_REG
STフラグがオフかどうかをチェックし(ステップ
5)、オフであればFLAG$SENSORレジスタの
F_ONフラグをオフ(ステップ6)とし、さらにその
他のセンサーのオフ時の処理を行って(ステップ7)、
リターンする。ステップ5においてCNT$SENSO
RカウンタのS_REGSTフラグがオンであれば、F
LAG$SENSORレジスタのF_ONフラグをオ
ン、同じくF_ON_CK_STARTフラグをオン
(ステップ8)とし、さらにその他のセンサーのオフ時
の処理を行って(ステップ9)、リターンする。またス
テップ2においてF_ON_CK_WAITフラグがオ
ンであれば、CNT$SENSORカウンタのカウント
値が設定値CNT@ONCKを超えているかどうかをチ
ェックし(ステップ10)、超えていなければそのまま
リターンし、超えていればFLAG$SENSORレジ
スタのF_ON_CK_WAITフラグをオフ、F_O
N_CK_STARTフラグをオンとし(ステップ1
1)、リターンする。さらに、ステップ3においてF_
ON_CK_REQフラグがオンであれば、F_ON_
CK_REQフラグをオフ、F_ON_CK_WAIT
フラグをオン、CNT$SENSORカウンタをリセッ
トし(ステップ12)、リターンする。
【0018】即ち図6は、紙検知センサー26が、用紙
を検知していない状態から、所定時間、センサーのチェ
ックをマスクした後、センサーチェックをスタートする
制御例を示す。上述のように、初期状態では、FLAG
$SENSORレジスタのフラグはオンしていないの
で、ステップ2、3、4と進んでマスク制御を開始する
スタートフラグであるF_ON_CK_REQをオンと
し、マスク時間を制御するカウンタCNT$SENSO
Rフラグをリセットする。以降F_ON_CK_REQ
フラグをトリガに、ステップ12にすすみ、センサーチ
ェックを行わないマスク時間に入ったことを示すフラグ
であるF_ON_CK_WAITフラグをオンとし、F
_ON_CK_REQフラグをオフとする。そしてF_
ON_CK_WAITフラグがオンするとフローは常に
ステップ10へと流れ、マスク設定時間(CNT@ON
CK)に達したかどうかを判断して上述のステップの処
理を実行する。
【0019】CNT$SENSORカウンタのインクリ
メントは、図7に示すように、タイマー割り込み等で所
定時間毎に実行されるカウンタコントロールモジュール
により制御される。F_ON_CK_STARTフラグ
がオンしてからはINBUF$SENSORのS_RE
GSTフラグをチェックするようになる(ステップ
5)。センサーからの入力値を保管しているバッファで
INBUF$SENSORは、センサーが紙を検知した
時にS_REGSTフラグがオンするので、センサーが
紙を検知するまでフローはステップ6、7へと流れ、紙
を検知するとステップ8、9を流れ、FLAG$SEN
SORレジスタのF_ON_CK_STARTフラグを
オフ、F_ONフラグをオンする。F_ON_CK_S
TARTフラグをオフとすることにより、紙の先端検知
の制御は終了し、F_ONフラグをオンとすることによ
り図4(A)に示すセンサーチェックメインルーチン
で、SENSOR_OFF_CHECKサブモジュール
(ステップ2)に流れることになる。すなわち図6のS
ENSOR_ON_CHECKサブモジュールを抜け、
図5のSENSOR_OFF_CHECKモジュールに
入り、センサーが用紙の後端検知をするまで、上記の紙
先端検知と同様の処理を行い、以後この処理を繰り返
す。
【0020】さらに用紙サイズ毎のデータテーブルをメ
モリ内に持つことによりマスク時間を変更するように制
御したり、用紙の後端検知後、連続通紙時の最短紙間を
条件に加え、先端検知をスタートするまでのマスク時間
を紙間所要時間以内にするように制御することができ
る。
【0021】図8が、用紙の位置によるマスクタイミン
グを示す図で、(A)がセンサーのオン、オフ状態、
(B)がセンサーチェックの可、否状態、(C)が複数
一列に明けた穴pを有し、穴pの列の方向と直交する方
向に送られるバインダー用紙Sの位置を示す。図中の
[1]が用紙Sの先端検知、[1]〜[2]が用紙Sの
後端検知のためのセンサーチェックマスク期間、[2]
〜[3]が用紙Sの後端検知のためのセンサーチェック
イネーブル期間、[3]が用紙Sの後端検知、[3]〜
[4]が先端検知のためのセンサーチェックマスク期
間、[4]〜[5]が先端検知のためのセンサーチェッ
クイネーブル期間となり、[5]で再び次の用紙Sの先
端検知に戻り、以後、[1]〜[5]を繰り返す。
【0022】図9は、紙検知センサー26の入力信号の
タイミングチャートを示す。紙先端検知[1]では、I
NBUF$SENSORレジスタのS_REGSTフラ
グがオン、FLAG$SENSORレジスタのF_ON
フラグがオン、F_ON_CK_STARTフラグがオ
フ、F_OFF_CK_REQフラグがオンからオフ、
F_OFF_CK_WAITフラグがオンとなる。後端
検知のためのセンサーチェックマスク期間終了[2]で
は、FLAG$SENSORレジスタのF_OFF_C
K_WAITフラグがオフ、F_OFF_CK_STA
RTフラグがオンとなる。紙後端検知[3]では、IN
BUF$SENSORレジスタのS_REGSTフラグ
がオフ、FLAG$SENSORレジスタのF_ONフ
ラグがオフ、F_OFF_CK_STARTフラグがオ
フ、F_ON_CK_REQフラグがオンからオフ、F
_ON_CK_WAITフラグがオンとなる。先端検知
のためのセンサーチェックマスク期間終了[4]では、
FLAG$SENSORレジスタのF_ON_CK_W
AITフラグがオフ、F_ON_CK_STARTフラ
グがオンとなる。そして[5]で再び紙先端検知に戻
り、以後[1]〜[5]を繰り返す。
【0023】なお、バインダー用紙Sの穴p側の縁を搬
送方向に対して直交方向(横向き方向)とし、かつバイ
ンダー用紙Sの先端側にして給紙する場合(図11
(A))には、図10(A)に示すように普通用紙モー
ドかバインダー用紙モードかをコントローラ3から操作
パネル35、またはコマンドによりエンジン4に通達す
るようにし(ステップ1)、普通用紙モード時は、通常
ジャム検制御を実行し(ステップ2)、バインダー用紙
モード時は、用紙があることを検知してから所定時間、
上述のように紙検出をマスクする通紙制御を実行する
(ステップ3)。穴pを用紙Sの後端側にして給紙する
場合(図11(B))には、普通用紙モードかバインダ
ー用紙モードかをコントローラ3から操作パネル35、
またはコマンドによりエンジン4に通達するようにし
(ステップ1)、普通用紙モード時は、通常ジャム検制
御を実行し(ステップ2)、バインダー用紙モード時
は、用紙があることを検知してから所定時間、上述のよ
うに紙検出をマスクし、このマスク時間を紙サイズ毎に
設定する通紙制御を実行する(ステップ3)。
【0024】また図12に示すように、バインダー用紙
モード時に、穴p位置が用紙Sの先端側か後端側かを選
択する(ステップ3)ことにより、用紙の先端マスク処
理(ステップ4:図10のステップ3に同じ)か、用紙
の後端マスク処理(ステップ5:図10のステップ3に
同じ)を実行する。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る画像形成装置は、以上説
明してきたように、普通用紙とバインダー用紙の通紙制
御を分けることにより、バインダー用紙の穴の並び方向
を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)で、かつ用
紙の先端側にして給紙した場合に、紙の後端誤検知を防
止し、ジャムせずに通紙可能にすることができるという
効果がある。
【0026】請求項2に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、普通用紙とバインダー用紙の通紙制御
を分けることにより、バインダー用紙の穴の並び方向を
搬送方向に対して直交方向(横向き方向)で、かつ用紙
の後端側にして給紙した場合に、紙の後端誤検知を防止
し、ジャムやサイズエラーにならずに通紙可能にするこ
とができるという効果がある。
【0027】請求項3に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、バインダー用紙の穴位置が用紙の先端
側か後端側かを選択することにより、バインダー用紙の
穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方
向)に給紙した場合に、紙の後端誤検知を防止し、ジャ
ムやサイズエラーにならずに通紙可能にすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例となるプリン
ターの概略的な装置構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレーザプリンタの本体における内部機構
の全体構成概略図である。
【図3】図1、2のレーザプリンタの全体制御のフロー
チャートである。
【図4】センサーチェック制御メインルーチンを示すフ
ローチャート(A)とレジスタのビット構成を示す図で
ある。
【図5】図4(A)のSENSOR_OFF_CHEC
Kサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図4(A)のSENSOR_ON_CHECK
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】CNT$SENSORカウンタのインクリメン
トを示すフローチャートである。
【図8】用紙の位置によるマスクタイミングを示す図で
ある。
【図9】紙検知センサーの入力信号のタイミングチャー
トを示す図である。
【図10】バインダー用紙の穴側の縁を用紙の先端側に
して給紙する場合の処理のフローチャート(A)と、後
端側にして給紙する場合の処理のフローチャート(B)
である。
【図11】バインダー用紙の穴と搬送方向を示す図であ
る。
【図12】バインダー用紙の穴側の縁が用紙の先端側か
後端側かを判断して給紙する場合の処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 レーザープリンター本体 3 コントローラ 4 エンジン制御ボード 5 プリンタエンジン 10 装置本体 11 感光体 12 帯電チャージャー 13 現像ユニット 14 転写チャージャー 15 クリーニング器 16 光書き込み器 17 給紙カセット 18 給紙コロ 19 レジストローラ対 20 定着器 21 フェイスダウン搬送路 22 フェイスダウン排紙ローラ対 23 フェイスダウン排紙トレイ 24 FD/FU切り替えソレノイド爪 25 フェイスアップ排紙トレイ 26 紙検知センサー 31 MPU 32、42 メモリ(ROM) 33、43 インプットバッファ(RAM) 34、44 入出力インターフェイス 35 操作パネル 41 CPU 56 レーザー書き込みユニット 57 機器群 58 センサ類 S バインダー用紙 p 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の
    穴を明けたバインダー用紙を給紙可能な画像形成装置に
    おいて、用紙の先端を検知するセンサーと、上記普通用
    紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモ
    ードかを選択可能な手段と、上記センサーの用紙検出を
    マスク可能な通紙制御手段とを有し、該通紙制御手段
    が、上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向
    に対して直交方向としかつ用紙の先端側にして給紙する
    場合に、上記センサーで用紙があることを検知してから
    所定時間にわたって上記センサーの用紙検出をマスクす
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記用紙の先端を検知するセンサーとと
    もにあるいは該センサーに代えて用紙の後端を検知する
    センサーを備え、上記通紙制御手段が上記センサーの用
    紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能で
    あり、該通紙制御手段が、上記バインダー用紙の上記穴
    の並び方向を搬送方向に対して直交方向としかつ用紙の
    後端側にして給紙する場合に、上記センサーで用紙があ
    ることを検知してから上記設定された時間にわたって上
    記センサーの用紙検出をマスクすることを特徴とする請
    求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記穴位置が用紙の先端側か後端側かを
    選択可能な手段を備えることを特徴とする請求項2の画
    像形成装置。
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