JP3674657B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンターや複写機等の画像形成装置に関し、特に縁に複数の穴を明けたバインダー用紙に対する画像形成にも対応できる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置における通紙制御では、バインダー用紙の穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)で、かつ用紙の先端側にして給紙した場合、センサ(特にレジストセンサ)が穴を検知した時に、穴を用紙後端と誤検知し、極端に短い用紙と認識してしまうことによりジャム(紙詰まり等通紙不能状態をいう)になってしまい、通紙できないことが多いという問題がある。そこで本発明は、バインダー用紙を選択した時には、紙があることを検知してから所定時間にわたってセンサーの紙検出をマスクすることにより、ジャムせずに通紙可能にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0003】
また従来の通紙制御では、バインダー用紙の穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)で、かつ用紙の後端側にして給紙した場合、センサ(特にレジストセンサ)が穴を検知した時に、穴を用紙後端と誤検知して、用紙サイズを誤認識し、ジャムになってしまったり、サイズエラーになってしまったりして、通紙できなくなるという問題がある。そこで本発明は、バインダー用紙を選択した時には、紙があることを検知してから所定時間にわたってセンサーの紙検出をマスクし、かつこのマスク時間を紙サイズ毎に設定することにより、ジャムやサイズエラーにならず通紙可能にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
さらに本発明は、バインダー用紙を選択した時に、穴位置が用紙の先端側か後端側かを選択することにより、穴を用紙の先端側にして給紙しても、後端側にして給紙してもジャムやサイズエラーにならず通紙可能にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けたバインダー用紙を給紙可能な画像形成装置において、用紙の先端を検知するセンサーと、上記用紙の後端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選択可能でありかつ上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向とする場合に上記穴が該搬送方向における先端側あるいは後端側に位置するかを指定可能なモード選択手段と、上記各センサーの用紙検出をマスク可能でかつ上記各センサーの用紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能な通紙制御手段とを有し、上記モード選択手段でバインダー用紙を給紙するモードを選択しており、かつ上記穴の位置を指定している時に、上記通紙制御手段は、上記穴が先端側に位置すると設定されていれば上記用紙の先端を検知するセンサーで用紙があることを検知してから所定時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクし、上記穴が後端側に位置すると設定されていれば上記用紙の後端を検知するセンサーで用紙があることを検知してから該用紙のサイズに応じて設定された時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクすることを特徴とする。
【0006】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けたバインダー用紙とを給紙可能な画像形成装置において、上記用紙の先、後端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選択可能でありかつ上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向とする場合に上記穴が該搬送方向における先端側あるいは後端側に位置するかを指定可能なモード選択手段と、上記センサーの用紙検出をマスク可能でかつ上記センサーの用紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能な通紙制御手段とを有し、上記モード選択手段でバインダー用紙を給紙するモードを選択しており、かつ上記穴の位置を指定している時に、上記通紙制御手段は、上記穴が先端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから所定時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクし、上記穴が後端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから該用紙のサイズに応じて設定された時間にわたって上記センサーによる用紙検出をマスクすることを特徴とする。
【0007】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けたバインダー用紙とを給紙可能な画像形成装置において、上記用紙の先、後端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選択可能でありかつ上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向とする場合に上記穴が該搬送方向における先端側あるいは後端側に位置するかを指定可能なモード選択手段と、上記センサーの用紙検出をマスク可能でかつ上記センサーの用紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能な通紙制御手段とを有し、上記モード選択手段でバインダー用紙を給紙するモードを選択しており、かつ上記穴の位置を指定している時に、上記通紙制御手段は、上記穴が先端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから所定時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクし、上記穴が後端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから該用紙のサイズに応じて設定された時間にわたって上記センサーによる用紙検出をマスクすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず図1〜図3により本発明に係る画像形成装置の一例となるプリンターの概略的な構成、動作を説明する。図1は装置構成を概略的に示すブロック図で、この図において、1はデータを送受信するホストコンピュータ、2はレーザープリンター本体、3は画像処理処理を行うコントローラ、4はプリンタエンジンを制御するエンジン制御ボード、5は画像形成を行うプリンタエンジンである。
【0009】
コントローラ3は、プログラムROMのプログラム、操作パネルからのモード指示、ホストからのコマンドによってエンジン全体を制御するMPU31、エンジンの制御プログラムが格納されているメモリ(ROM)32、CPUのワークメモリ、入力データのインプットバッファ(RAM)33、ホストコンピュータとコントローラ間の入出力インターフェイス34、操作パネル35を含む。またエンジン制御ボード4は、プログラムROMのプログラム、操作パネルからのモード指示、コントローラからのコマンドによってエンジン全体を制御するCPU41、エンジンの制御プログラムが格納されているメモリ(ROM)42、CPUのワークメモリ、入力データのインプットバッファ(RAM)43、エンジンとコントローラ間の入出力インターフェイス44を含む。さらにプリンタエンジン5は、LDやポリゴンモータ等を含むレーザー書き込みユニット56、定着系、現像系、駆動系のエンジンシーケンスを司る機器群57、ペーパーバス上やシーケンス状態をチェックするセンサ類58を含む。
【0010】
図2は、レーザプリンタ2の本体における内部機構の全体構成概略図である。この図において、10は装置本体であり、装置本体10内には、ほぼ中央にベルト状の感光体11を設け、その感光体11の周りに図中矢印で示す駆動方向に順に、帯電チャージャー12、現像ユニット13、転写チャージャー14、クリーニング器15を備え、現像ユニット13の上側には、光書き込み器16を配置し、装置本体10の下側には、用紙を収納した給紙カセット17を着脱自在に取り付けてある。そして、給紙コロ18を回転して給紙カセット17内から用紙を図中矢印方向に送り出し、タイミングをとってレジストローラ対19で感光体11の下側に搬送すると、矢印で示す時計方向に駆動される感光体11を帯電チャージャー12によって表面を一様に帯電し、その後光書き込み器16からのレーザ光を照射して感光体ユニット11上に静電潜像を形成し、この潜像を現像ユニット13位置を通るときトナーによって可視像化し、この可視像を感光体11の下側に搬送されてきた用紙の上面に転写チャージャー14により転写する、という動作を行う。そして、画像転写後の用紙を定着器20に搬送し、その定着器20で転写画像を定着し、定着器20を出た用紙は、FD/FU切り替えソレノイド爪24により、フェイスダウン搬送路21内を搬送し、フェイスダウン排紙ローラ対22によってフェイスダウン排紙トレイ23上へと記録面を下にしたフェイスダウンで排出したり、そのままフェイスアップ排紙トレイ25上へと記録面を上にしたフェイスアップで排出する。画像転写後の感光体11は、クリーニング器15で残留トナーを除去する。図中26は紙検知センサーで、レジストローラ対19の入り側に設けてあり、給紙カセット17内から給紙されてきた用紙の先端や後端を検出するものであり、フォトインタラプタが透過型、反射型ともによく使用されるが、その構造や動作は周知であるので説明及び図示は省略する。
【0011】
図3に、上述のレーザプリンタの全体制御のフローチャートを示す。図3(A)のフローは、パワーオン(電源オン)後、各状態の初期設定(システムイニシャライズ)を行い(ステップ1)、以下プリンタ(以下エンジンという)の状態をチェックするモジュール(ステップ2)、エンジンとコントローラのインターフェース制御を行うモジュール(ステップ3)、メンテナンス発生要求やエラー発生等のエンジン自身の内部状態をチェックする制御を行うモジュール(ステップ4)、通紙タイミングや高圧のオン、オフ等のシーケンス制御を行うモジュール(ステップ5)で構成され、ステップ2〜5のモジュールを繰り返すようになっている。一方、図3(B)に示すように、図3(A)のメインシーケンスとは独立して各処理を行うための時間監視、制御のために割り込みモジュールを持ち、エンジンCPUが設定した所定時間ごとに割り込みチェック(ステップ1)を行ってこのルーチンに入り、必要な割り込み処理(ステップ2)を行うようになっている。
【0012】
図4〜図8のフローチャートで、紙検知センサー26のオンからオフ、またはオフからオン時のセンサーチェックのマスク制御例の内容を説明する。
【0013】
図4(A)はセンサーチェック制御メインルーチンを示すフローチャートで、センサーのオン、オフのチェックの開始時を制御するためのFLAG$SENSORレジスタでのチェック(ステップ1)後に、SENSOR_OFF_CHECKサブルーチン(ステップ2)あるいはSENSOR_ON_CHECKサブルーチン(ステップ3)を実行するものである。
【0014】
このチャートに示されるレジスタ及びフラグをまず説明する。図中の「FLAG$SENSOR」は、既に述べたように、センサーのオン、オフのチェックの開始時を制御するためのレジスタで、図4(B)に示すビット構成を有し、「F_ON」(bit7)は、センサーがオンの時、オン、センサーがオフの時、オフするフラグ、「F_ON_CK_REQ」(bit6)は、センサーからの入力が、オンからオフに変わった時、センサーのチェックを行わずにwait(待機)に入ることを示すフラグ、「F_ON_CK_WAIT」(bit5)は、センサーの状態がオフで、センサーのチェックを行わないwait中であることを示すフラグ、「F_ON_CK_START」(bit4)は、センサーの状態がオフで、センサーのチェックを始めたことを示すフラグ、「F_OFF_CK_REQ」(bit3)は、センサーからの入力が、オフからオンに変わった時、センサーのチェックを行わないwaitに入ることを示すフラグ、「F_OFF_CK_WAIT」(bit2)は、センサーの状態がオンで、センサーのチェックを行わないwait中であることを示すフラグ、「F_OFF_CK_START」(bit1)は、センサーの状態がオンで、センサーのチェックを始めたことを示すフラグである。なおbit0は未使用となっている。
【0015】
また後述のようにSENSOR_OFF_CHECKサブルーチンあるいはSENSOR_ON_CHECKサブルーチンにはセンサーからの入力値をしまっているINBUF$SENSORレジスタが用いられるが、このINBUF$SENSORレジスタは、図4(C)に示すビット構成を有し、「S_REGST」(bit7)は、センサーからの入力値がオン(すなわちセンサーが紙を検知した)の時オン、センサーからの入力値がオフ(すなわちセンサーが紙を検知していない)の時オフするビットである。なおbit6〜0は未使用となっている。
【0016】
図5は、図4(A)のSENSOR_OFF_CHECKサブルーチンを示す。図中「CNT$SENSOR」は、センサーのマスク時間を制御するカウンタである。このサブルーチンに入ると、FLAG$SENSORレジスタのF_OFF_CK_STARTフラグ(bit1)がオンかどうかをチェックし(ステップ1)、オフであればF_OFF_CK_WAITフラグ(bit2)がオンかどうかをチェックし(ステップ2)、オフであればF_OFF_CK_REQフラグ(bit3)をチェックし(ステップ3)、オフであればF_OFF_CK_REQフラグ(bit3)をオンとするとともにCNT$SENSORカウンタをリセットし(ステップ4)、リターンする。ステップ1でF_OFF_CK_STARTフラグ(bit1)がオンであると、INBUF$SENSORレジスタのS_REGSTフラグ(bit7)がオフかどうかをチェックし(ステップ5)、オフであればFLAG$SENSORレジスタのF_ONフラグ(bit7)をオフ、同じくF_OFF_CK_STARTフラグ(bit1)をオフ(ステップ6)とし、さらにその他のセンサーのオフ時の処理を行って(ステップ7)、リターンする。ステップ5においてCNT$SENSORカウンタのS_REGSTフラグがオンであれば、FLAG$SENSORレジスタのF_ONフラグをオン(ステップ8)とし、さらにその他のセンサーのオフ時の処理を行って(ステップ9)、リターンする。またステップ2においてF_OFF_CK_WAITフラグがオンであれば、CNT$SENSORカウンタのカウント値が設定値CNT@OFFCKを超えているかどうかをチェックし(ステップ10)、超えていなければそのままリターンし、超えていればFLAG$SENSORレジスタのF_OFF_CK_WAITフラグをオフ、F_OFF_CK_STARTフラグをオンとし(ステップ11)、リターンする。さらに、ステップ3においてF_OFF_CK_REQフラグがオンであれば、F_OFF_CK_REQフラグをオフ、F_OFF_CK_WAITフラグをオン、CNT$SENSORカウンタをリセットし(ステップ12)、リターンする。
【0017】
図6は、図4(A)のSENSOR_ON_CHECKサブルーチンを示す。このサブルーチンに入ると、FLAG$SENSORレジスタのセンサーチェックが許可になったことを示すフラグであるF_ON_CK_STARTフラグ(bit4)がオンかどうかをチェックし(ステップ1)、オフであればF_ON_CK_WAITフラグ(bit5)がオンかどうかをチェックし(ステップ2)、オフであればF_ON_CK_REQフラグ(bit6)をチェックし(ステップ3)、オフであればF_ON_CK_REQフラグをオンとするとともにCNT$SENSORカウンタをリセットし(ステップ4)、メインルーチンへ戻る。ステップ1でF_ON_CK_STARTフラグ)がオンであると、INBUF$SENSORレジスタのS_REGSTフラグがオフかどうかをチェックし(ステップ5)、オフであればFLAG$SENSORレジスタのF_ONフラグをオフ(ステップ6)とし、さらにその他のセンサーのオフ時の処理を行って(ステップ7)、リターンする。ステップ5においてCNT$SENSORカウンタのS_REGSTフラグがオンであれば、FLAG$SENSORレジスタのF_ONフラグをオン、同じくF_ON_CK_STARTフラグをオン(ステップ8)とし、さらにその他のセンサーのオフ時の処理を行って(ステップ9)、リターンする。またステップ2においてF_ON_CK_WAITフラグがオンであれば、CNT$SENSORカウンタのカウント値が設定値CNT@ONCKを超えているかどうかをチェックし(ステップ10)、超えていなければそのままリターンし、超えていればFLAG$SENSORレジスタのF_ON_CK_WAITフラグをオフ、F_ON_CK_STARTフラグをオンとし(ステップ11)、リターンする。さらに、ステップ3においてF_ON_CK_REQフラグがオンであれば、F_ON_CK_REQフラグをオフ、F_ON_CK_WAITフラグをオン、CNT$SENSORカウンタをリセットし(ステップ12)、リターンする。
【0018】
即ち図6は、紙検知センサー26が、用紙を検知していない状態から、所定時間、センサーのチェックをマスクした後、センサーチェックをスタートする制御例を示す。上述のように、初期状態では、FLAG$SENSORレジスタのフラグはオンしていないので、ステップ2、3、4と進んでマスク制御を開始するスタートフラグであるF_ON_CK_REQをオンとし、マスク時間を制御するカウンタCNT$SENSORフラグをリセットする。以降F_ON_CK_REQフラグをトリガに、ステップ12にすすみ、センサーチェックを行わないマスク時間に入ったことを示すフラグであるF_ON_CK_WAITフラグをオンとし、F_ON_CK_REQフラグをオフとする。そしてF_ON_CK_WAITフラグがオンするとフローは常にステップ10へと流れ、マスク設定時間(CNT@ONCK)に達したかどうかを判断して上述のステップの処理を実行する。
【0019】
CNT$SENSORカウンタのインクリメントは、図7に示すように、タイマー割り込み等で所定時間毎に実行されるカウンタコントロールモジュールにより制御される。F_ON_CK_STARTフラグがオンしてからはINBUF$SENSORのS_REGSTフラグをチェックするようになる(ステップ5)。センサーからの入力値を保管しているバッファでINBUF$SENSORは、センサーが紙を検知した時にS_REGSTフラグがオンするので、センサーが紙を検知するまでフローはステップ6、7へと流れ、紙を検知するとステップ8、9を流れ、FLAG$SENSORレジスタのF_ON_CK_STARTフラグをオフ、F_ONフラグをオンする。F_ON_CK_STARTフラグをオフとすることにより、紙の先端検知の制御は終了し、F_ONフラグをオンとすることにより図4(A)に示すセンサーチェックメインルーチンで、SENSOR_OFF_CHECKサブモジュール(ステップ2)に流れることになる。すなわち図6のSENSOR_ON_CHECKサブモジュールを抜け、図5のSENSOR_OFF_CHECKモジュールに入り、センサーが用紙の後端検知をするまで、上記の紙先端検知と同様の処理を行い、以後この処理を繰り返す。
【0020】
さらに用紙サイズ毎のデータテーブルをメモリ内に持つことによりマスク時間を変更するように制御したり、用紙の後端検知後、連続通紙時の最短紙間を条件に加え、先端検知をスタートするまでのマスク時間を紙間所要時間以内にするように制御することができる。
【0021】
図8が、用紙の位置によるマスクタイミングを示す図で、(A)がセンサーのオン、オフ状態、(B)がセンサーチェックの可、否状態、(C)が複数一列に明けた穴pを有し、穴pの列の方向と直交する方向に送られるバインダー用紙Sの位置を示す。図中の[1]が用紙Sの先端検知、[1]〜[2]が用紙Sの後端検知のためのセンサーチェックマスク期間、[2]〜[3]が用紙Sの後端検知のためのセンサーチェックイネーブル期間、[3]が用紙Sの後端検知、[3]〜[4]が先端検知のためのセンサーチェックマスク期間、[4]〜[5]が先端検知のためのセンサーチェックイネーブル期間となり、[5]で再び次の用紙Sの先端検知に戻り、以後、[1]〜[5]を繰り返す。
【0022】
図9は、紙検知センサー26の入力信号のタイミングチャートを示す。紙先端検知[1]では、INBUF$SENSORレジスタのS_REGSTフラグがオン、FLAG$SENSORレジスタのF_ONフラグがオン、F_ON_CK_STARTフラグがオフ、F_OFF_CK_REQフラグがオンからオフ、F_OFF_CK_WAITフラグがオンとなる。後端検知のためのセンサーチェックマスク期間終了[2]では、FLAG$SENSORレジスタのF_OFF_CK_WAITフラグがオフ、F_OFF_CK_STARTフラグがオンとなる。紙後端検知[3]では、INBUF$SENSORレジスタのS_REGSTフラグがオフ、FLAG$SENSORレジスタのF_ONフラグがオフ、F_OFF_CK_STARTフラグがオフ、F_ON_CK_REQフラグがオンからオフ、F_ON_CK_WAITフラグがオンとなる。先端検知のためのセンサーチェックマスク期間終了[4]では、FLAG$SENSORレジスタのF_ON_CK_WAITフラグがオフ、F_ON_CK_STARTフラグがオンとなる。そして[5]で再び紙先端検知に戻り、以後[1]〜[5]を繰り返す。
【0023】
なお、バインダー用紙Sの穴p側の縁を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)とし、かつバインダー用紙Sの先端側にして給紙する場合(図11(A))には、図10(A)に示すように普通用紙モードかバインダー用紙モードかをコントローラ3から操作パネル35、またはコマンドによりエンジン4に通達するようにし(ステップ1)、普通用紙モード時は、通常ジャム検制御を実行し(ステップ2)、バインダー用紙モード時は、用紙があることを検知してから所定時間、上述のように紙検出をマスクする通紙制御を実行する(ステップ3)。穴pを用紙Sの後端側にして給紙する場合(図11(B))には、普通用紙モードかバインダー用紙モードかをコントローラ3から操作パネル35、またはコマンドによりエンジン4に通達するようにし(ステップ1)、普通用紙モード時は、通常ジャム検制御を実行し(ステップ2)、バインダー用紙モード時は、用紙があることを検知してから所定時間、上述のように紙検出をマスクし、このマスク時間を紙サイズ毎に設定する通紙制御を実行する(ステップ3)。
【0024】
また図12に示すように、バインダー用紙モード時に、穴p位置が用紙Sの先端側か後端側かを選択する(ステップ3)ことにより、用紙の先端マスク処理(ステップ4:図10のステップ3に同じ)か、用紙の後端マスク処理(ステップ5:図10のステップ3に同じ)を実行する。
すなわち本発明の画像形成装置は、普通用紙とバインダー用紙の通紙制御を分けることにより、バインダー用紙の穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)で、かつ用紙の先端側にして給紙した場合に、紙の後端誤検知を防止し、ジャムせずに通紙可能にすることができる。また普通用紙とバインダー用紙の通紙制御を分けることにより、バインダー用紙の穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)で、かつ用紙の後端側にして給紙した場合に、紙の後端誤検知を防止し、ジャムやサイズエラーにならずに通紙可能にすることができる。さらに、バインダー用紙の穴位置が用紙の先端側か後端側かを選択することにより、バインダー用紙の穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向(横向き方向)に給紙した場合に、紙の後端誤検知を防止し、ジャムやサイズエラーにならずに通紙可能にすることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、普通用紙とバインダー用紙の通紙制御を分けることにより、バインダー用紙を給紙するモードの時に、穴の位置が用紙の搬送方向先端側であれば、用紙を検出してから所定時間にわたりセンサーによる用紙検出をマスクし、穴が後端側に位置するのであれば用紙を検出してから用紙のサイズに応じて設定された時間にわたってセンサーによる用紙検出をマスクすることで、バインダー用紙の穴を用紙の後端であると誤検知してしまうことを防止し、ジャムやサイズエラーにならずに通紙可能にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例となるプリンターの概略的な装置構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレーザプリンタの本体における内部機構の全体構成概略図である。
【図3】図1、2のレーザプリンタの全体制御のフローチャートである。
【図4】センサーチェック制御メインルーチンを示すフローチャート(A)とレジスタのビット構成を示す図である。
【図5】図4(A)のSENSOR_OFF_CHECKサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図4(A)のSENSOR_ON_CHECKサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】CNT$SENSORカウンタのインクリメントを示すフローチャートである。
【図8】用紙の位置によるマスクタイミングを示す図である。
【図9】紙検知センサーの入力信号のタイミングチャートを示す図である。
【図10】バインダー用紙の穴側の縁を用紙の先端側にして給紙する場合の処理のフローチャート(A)と、後端側にして給紙する場合の処理のフローチャート(B)である。
【図11】バインダー用紙の穴と搬送方向を示す図である。
【図12】バインダー用紙の穴側の縁が用紙の先端側か後端側かを判断して給紙する場合の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 レーザープリンター本体
3 コントローラ
4 エンジン制御ボード
5 プリンタエンジン
10 装置本体
11 感光体
12 帯電チャージャー
13 現像ユニット
14 転写チャージャー
15 クリーニング器
16 光書き込み器
17 給紙カセット
18 給紙コロ
19 レジストローラ対
20 定着器
21 フェイスダウン搬送路
22 フェイスダウン排紙ローラ対
23 フェイスダウン排紙トレイ
24 FD/FU切り替えソレノイド爪
25 フェイスアップ排紙トレイ
26 紙検知センサー
31 MPU
32、42 メモリ(ROM)
33、43 インプットバッファ(RAM)
34、44 入出力インターフェイス
35 操作パネル
41 CPU
56 レーザー書き込みユニット
57 機器群
58 センサ類
S バインダー用紙
p 穴
Claims (3)
- 普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けたバインダー用紙を給紙可能な画像形成装置において、用紙の先端を検知するセンサーと、上記用紙の後端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選択可能でありかつ上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向とする場合に上記穴が該搬送方向における先端側あるいは後端側に位置するかを指定可能なモード選択手段と、上記各センサーの用紙検出をマスク可能でかつ上記各センサーの用紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能な通紙制御手段とを有し、上記モード選択手段でバインダー用紙を給紙するモードを選択しており、かつ上記穴の位置を指定している時に、上記通紙制御手段は、上記穴が先端側に位置すると設定されていれば上記用紙の先端を検知するセンサーで用紙があることを検知してから所定時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクし、上記穴が後端側に位置すると設定されていれば上記用紙の後端を検知するセンサーで用紙があることを検知してから該用紙のサイズに応じて設定された時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクすることを特徴とする画像形成装置。
- 普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けたバインダー用紙とを給紙可能な画像形成装置において、上記用紙の先、後端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選択可能でありかつ上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向とする場合に上記穴が該搬送方向における先端側あるいは後端側に位置するかを指定可能なモード選択手段と、上記センサーの用紙検出をマスク可能でかつ上記センサーの用紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能な通紙制御手段とを有し、上記モード選択手段でバインダー用紙を給紙するモードを選択しており、かつ上記穴の位置を指定している時に、上記通紙制御手段は、上記穴が先端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから所定時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクし、上記穴が後端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから該用紙のサイズに応じて設定された時間にわたって上記センサーによる用紙検出をマスクすることを特徴とする画像形成装置。
- 普通用紙と少なくとも一側の縁に複数の穴を明けたバインダー用紙とを給紙可能な画像形成装置において、上記用紙の先、後端を検知するセンサーと、上記普通用紙を給紙するモードか上記バインダー用紙を給紙するモードかを選択可能な手段と、上記バインダー用紙の上記穴の並び方向を搬送方向に対して直交方向とする場合に上記穴が該搬送方向における先端側あるいは後端側に位置するかを指定可能な手段と、上記センサーの用紙検出をマスク可能な手段と、上記センサーの用紙検出をマスクする時間を用紙サイズごとに設定可能な通紙制御手段とを有し、上記モードの選択手段でバインダー用紙を給紙するモードを選択しており、かつ上記穴の位置を指定する手段で上記穴の位置を指定している時に、上記通紙制御手段は、上記穴が先端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから所定時間にわたって該センサーによる用紙検出をマスクし、上記穴が後端側に位置すると設定されていれば上記センサーで用紙があることを検知してから該用紙のサイズに応じて設定された時間にわたって上記センサーによる用紙検出をマスクすることを特徴とする画像形成装置。
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3674657B2 (ja) |
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-
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