JPH07132666A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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Publication number
JPH07132666A
JPH07132666A JP5281381A JP28138193A JPH07132666A JP H07132666 A JPH07132666 A JP H07132666A JP 5281381 A JP5281381 A JP 5281381A JP 28138193 A JP28138193 A JP 28138193A JP H07132666 A JPH07132666 A JP H07132666A
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JP
Japan
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printer
page
sheet
image
control device
Prior art date
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Application number
JP5281381A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Saito
芳明 斎藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プリンタ側の出力状態を完全に把握し、プリン
タおよびプリンタ制御装置の中断状態を少なくして効率
的なプリント処理を行う。 【構成】メモリ4内のページバッファに複数保持するプ
リントすべきページイメージを、用紙搬送路内に所定数
の用紙を連続的に搬送させてプリント処理を行うプリン
タ20に送出し、該送出されたページイメージをその後
ページバッファから削除する場合、プリンタ制御装置1
0は、ページデリバードステータスではなく、フィード
要求ステータスの受信時に、出力処理部7がプリンタ2
0に固有の値である所定のページピッチ数分前のページ
イメージ、すなわち既に出力されたページイメージを特
定し、該特定したページイメージをページバッファから
削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送路内に所定数
の用紙を連続的に搬送させてプリント処理を行うプリン
タに、プリントすべきページイメージを送出し、その後
該ページイメージを削除するプリンタ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークあるいはローカルか
ら受け付けたプリント要求を、プリンタ制御装置がラス
タデータによるページイメージを実メモリ上に作成し、
ページ単位で該ページイメージをビデオデータとしてプ
リンタにデータ転送するプリンタ制御装置において、入
力されたプリント要求が各ページ毎に独立してイメージ
ングを行うことができないページ記述言語(PDL:Pa
ge Discription Language)で記述されている場合、例
えばポストスクリプト(PostScript)で記述された場
合、先頭ページからシーケンシャルにイメージングを行
わなければならない。
【0003】ここで、プリンタ制御装置の制御対象であ
るプリンタが、用紙搬送路(ペーパパス)を同時に複数
枚の用紙が流れるような中・高速のプリンタであり、こ
のプリンタにより両面印字を行う場合、プリンタの印字
に必要とするページシーケンスは、シーケンシャルにな
っていないのが一般的である。例えばプリント要求され
た各ページのイメージングがシーケンシャルに、すなわ
ち「1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→…」
のページ順に行われるのに対し、ペーパパスに同時に3
枚の用紙が流れるプリンタで両面印字を行う場合のペー
ジシーケンスは、「2→4→6→1→8→3→10→5
→12→7→…」のようなページ順になる。
【0004】従って、プリンタが印字出力中に発生した
ペーパジャム等により、プリンタ内の印字済みの用紙が
取り除かれた場合のリカバリ処理を行うためには、数ペ
ージ遡ってイメージングを再開する必要があるが、プリ
ンタ制御装置は、シーケンシャルにしかイメージングを
行うことができないため、少なくともプリンタから正常
出力が行われるまで、プリンタ側に送出したページイメ
ージを該プリンタ制御装置内のページバッファに保持す
るようにしている。
【0005】そして、このようなシーケンシャルなイメ
ージングを行う場合のプリンタ制御装置と中・高速のプ
リンタとの間における通信制御は、このプリンタ制御装
置とプリンタとの同期をとるために、プリンタ側からス
テータス情報がプリンタ制御装置のイメージングに合わ
せて送信され、プリンタ制御装置は、このタイミングに
合わせたかたちで、プリンタに対してフィード命令やイ
メージ転送処理を行っている。このプリンタ側から送信
されるステータス情報の中には、プリンタの外部に用紙
が出力されたことを示すページデリバードステータスが
含まれ、プリンタ制御装置が、このページデリバードス
テータスの累積値を計算することにより、プリント要求
に対する出力枚数の管理を行うとともに、これによりプ
リンタによる印字出力中に発生したペーパージャム等に
対するリカバリ処理時の再開ページ番号の算出を行うよ
うにしている。
【0006】すなわち、プリンタ制御装置は、プリンタ
から送られるページデリバードステータスを受信する毎
に、算出した累積値をもとにプリンタから排出された用
紙に対応するページバッファ内のページイメージをクリ
アし、このクリアされた領域は、他のページイメージの
書き込みのための領域としている。
【0007】ここで、ページデリバードステータスは、
ページデリバードセンサにより検出された用紙の出力
「有無」の結果であるが、このページデリバードセンサ
付近でペーパジャムが発生した場合、あるいは出力され
る用紙がページデリバードセンサ通過時にプリンタの電
源がオフとなった場合に、タイミングによっては、ペー
ジデリバードステータスをプリンタ制御装置に送信して
いないのに、実際はページデリバード、すなわちページ
の出力が終了している場合がある。
【0008】また、ページデリバードステータスは、用
紙の出力とともに非同期で送られてくるため、プリンタ
制御装置のイメージングに同期して送られてくる他のス
テータスと送信が重なることがあり、この場合プリンタ
制御装置は、ページデリバードステータスを受信し損な
う場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のプリンタ制御装置が、各ページ毎に独立してイメージ
ングを行うことができないPDLで記述されたプリント
要求を中・高速のプリンタに対して出力制御を行う場
合、一般にプリンタ側からの正常出力したか否かの結果
であるページデリバードステータスを受信し、このペー
ジデリバードステータスの累積値を計算することによ
り、出力枚数の管理あるいはリカバリ処理のための再開
ページ番号の算出を行うようにしていた。
【0010】ここで、上述したようにプリンタからのペ
ージデリバードステータスは非同期で送られてくるため
に、他の同期して送られてくるステータスと重なる場合
があり、このためプリンタ制御装置がページデリバード
ステータスを受信し損なう場合がある。この場合、プリ
ンタ制御装置は、プリンタの次の用紙の排出による次の
ページデリバードステータスの受信まで、ページバッフ
ァ内のクリアすることができた不要なページイメージを
保持し続けることになる。
【0011】ところで、プリンタ制御装置が有するペー
ジバッファの数には限りがあるため、このようなページ
デリバードステータスの受信失敗が数回発生すると、ペ
ージイメージの書き込みが可能な空きのページバッファ
領域がなくなる場合が生じ、このため次のページデリバ
ードステータスを受信するまで、ページバッファへのペ
ージイメージの書き込みができなくなり、結果としてプ
リンタ側の用紙出力が一時中断されるという問題点があ
った。
【0012】また、ページデリバードセンサ付近のペー
パジャム等の発生や、排出される用紙がページデリバー
ドセンサ通過時にプリンタの電源オフとなった場合、ペ
ージデリバードステータスをプリンタ制御装置に送信し
ていないのに、プリンタ側では用紙の出力が終了してい
ることになる。このような場合、プリンタ制御装置が管
理するプリンタの用紙出力数(ページデリバード数)
は、ページデリバードステータスの累積値をもとに算出
されているため、プリンタ制御装置が管理するページデ
リバード数と、プリンタから実際に排出される用紙の数
とにズレが生じることになる。このプリンタ制御装置の
ページデリバード数とプリンタの実際に排出された用紙
の数との間のズレが生じると、プリンタ制御装置は、プ
リンタが実際には全てのページ出力が終了したにもかか
わらず、まだ残りのページがプリンタから排出されてい
ないものとして次のページの処理を待ち続けることにな
る。このため、プリンタ制御装置は、結果としてプリン
ト要求に対するプリント処理が永遠に終了状態にならな
いという問題点があった。
【0013】そこで、本発明はかかる問題点を除去し、
プリンタ側の出力状態を完全に把握し、プリンタおよび
プリンタ制御装置の中断状態を少なくして効率的なプリ
ント処理を行うことができるプリンタ制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙搬送路内
に所定数の用紙を連続的に搬送させてプリント処理を行
うプリンタに、複数保持するプリントすべきページイメ
ージを送出し、該送出されたページイメージをその後削
除するプリンタ制御装置において、前記プリンタが繰り
返すページイメージの転写処理工程に同期して前記プリ
ンタから周期的に送出される、該プリンタの内部処理状
態であって次の転写処理工程への移行を示すステータス
情報の受信時に、該プリンタに固有の値である所定の転
写処理工程数をもとに、既に該プリンタから出力された
ページイメージを特定し、該特定されたページイメージ
を削除する制御手段を具備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明では、用紙搬送路内に所定数の用紙を連
続的に搬送させてプリント処理を行うプリンタに、複数
保持するプリントすべきページイメージを送出し、該送
出されたページイメージをその後削除する場合、前記プ
リンタが繰り返すページイメージの転写処理工程に同期
して前記プリンタから周期的に送出される、該プリンタ
の内部処理状態であって次の転写処理工程への移行を示
すステータス情報、例えばフィード要求ステータスの受
信時に、制御手段が、該プリンタに固有の値である所定
の転写処理工程数をもとに、既に該プリンタから出力さ
れたページイメージを特定し、該特定されたページイメ
ージを削除する。
【0016】このステータス情報は、転写処理工程に同
期した情報であるとともに、プリンタ自体が正常に動作
して次の転写処理工程に移行するという自発的な情報で
あるので、確実なページイメージの出力状態を把握する
ことができる。また、不必要なページイメージの削除、
すなわちページバッファの空きは、ステータス情報をも
とにプリンタの状態に対応してできることになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例であるプリンタ
制御装置の構成を示す図である。
【0019】図1において、プリンタ制御装置10は、
ネットワークNから入力されるプリント要求を取り込ん
でジョブキューとしてスタックするスプーラ1、ジョブ
キューを制御するキューコントローラ2、装置全体の制
御を行う制御部3、ページイメージを一時格納するペー
ジバッファを有するメモリ4、プリント要求を解釈して
ページ毎のラスタデータ(ページイメージ)を作成する
デコンポーザ11、ページバッファに格納されているペ
ージイメージをプリンタ20と同期を取りながら該ペー
ジイメージの出力処理を行うマーカ12を有している。
また、デコンポーザ11は、プリント要求の解釈を行う
インタプリタ5およびページイメージを作成するイメー
ジャ6から構成され、マーカ12は、出力処理部7およ
びイメージ転送部8から構成される。なお、プリンタ制
御装置10は、ネットワークNに接続されているが、ロ
ーカルなワークステーション等に接続されていてもよ
い。
【0020】次に、このプリント制御装置10に接続さ
れるプリンタ20について説明する。
【0021】図2は、トレイレス方式で両面印字可能な
プリンタ20のペーパパスを示す図であり、両面印字を
行う場合のペーパパスPS上の用紙の流れを方向A1〜
A7とした矢印で示している。なお、このプリンタ20
は、ペーパパスPS上に同時に用紙3枚が流れるように
なっている。
【0022】まず、両面印字のプリント指示がプリンタ
制御装置10から送信されると、プリンタ20は、用紙
トレイ21から1枚目の用紙をフィードさせ、この用紙
をペーパパス上、方向A1に流し、レジストレーション
ゲート22の待機位置P1で待機する。その後所定のタ
イミングで用紙をフィードさせ、転写ドラム22により
1枚目の用紙の裏面に第2ページのページイメージを転
写する。裏面に第2ページのページイメージが転写され
た1枚目の用紙は、方向A3に流れて反転部24に入力
されて待機位置P2で次のタイミングを待機する。同時
に、2枚目の用紙が用紙トレイ21からフィードされ、
レジストレーションゲート22の待機位置P1で待機す
る。
【0023】そして、その後のタイミングで、反転部2
4内の待機位置P2で待機していた1枚目の用紙は方向
A4のように反転され、方向A5に流されて反転された
状態で次のタイミングを待機位置P3で待つ。同時に、
待機位置P1の2枚目の用紙は転写ドラム23によりそ
の裏面に第4ページのページイメージが転写され、待機
位置P3に移動する。また、3枚目の用紙が用紙トレイ
21からフィードされて待機位置P1に移動する。
【0024】さらに、次のタイミングで、待機位置P1
の3枚目の用紙は転写ドラム23により第6ページのペ
ージイメージがこの用紙の裏面に転写され、待機位置P
2に移動する。同時に、待機位置P2の2枚目の用紙
は、待機位置P3に移動し、待機位置P3の1枚目の用
紙は待機位置P1に移動する。
【0025】さらに、次のタイミングで、待機位置P1
の1枚目の用紙は転写ドラム23により第1ページのペ
ージイメージがその表面に転写され、ペーパパス上の方
向A7に移動し、出力トレイ25に出力される。同時
に、4枚目の用紙が用紙トレイ21からフィードされ、
待機位置P1に移動する。その他の待機位置P2,P3
にある3枚目と2枚目の用紙は、移動しない。なお、出
力トレイ25の近傍にページデリバードセンサ26が設
けられ、出力された用紙の排出を検出している。これに
より、第1ページと第2ページのページイメージが転写
された1枚目の用紙が出力されることになる。
【0026】さて、次のタイミングでは、待機位置P1
の4枚目の用紙は、その裏面に転写ドラム23により第
8ページのページイメージが転写されて方向A3に移動
して待機位置P2まで移動する。同時に、待機位置P
2,P3にある3枚目と2枚目の用紙は、それぞれ待機
位置P3,P1に移動する。
【0027】このように中間トレイを用いずペーパパス
上に用紙を待機させるトレイレス方式による両面印字で
は、常にペーパパスPS上に所定数の用紙、ここでは3
枚の用紙が待機し、最初の3枚の用紙の裏面への転写処
理が終了すると、その後用紙トレイ21と待機位置P3
から交互にフィードされて、表面と裏面への転写処理が
交互に行われることになる。
【0028】このため、このプリンタ20が転写処理す
るページシーケンスは、プリント要求された一連のペー
ジ番号「1→2→3→4→5→…」に対し、「2→4→
6→1→8→3→10→5→12→7→…」のようにな
る。
【0029】さて、図1に戻り、プリンタ制御装置10
のスプーラ1に、先頭ページからシーケンシャルにイメ
ージングを行わなければならないPDLで記述されたプ
リント要求、例えばポストスクリプトで記述されたプリ
ント要求が入力されると、スプーラ1は、このプリント
要求を取り込み、ジョブキューとしてスタックし、キュ
ーコントローラ2は、このプリント要求されたジョブの
ジョブキューを制御する。そして、制御部3は、プリン
ト要求をインタプリタ5に送り、インタプリタ5は、プ
リント要求の解釈を行い、プリント要求された文書のペ
ージ数、紙サイズ、部数、両面/片面等のプリント出力
に必要なプリントパラメータを生成し、制御部3に送出
する。そして、制御部3は、このプリント要求をイメー
ジャ3に対し先頭ページからシーケンシャルにメモリ4
内のページバッファに格納できる所定数、例えば10ペ
ージ分のイメージングを行わせ、イメージングされたラ
スタデータのページイメージをページバッファに一時格
納させる。その後、制御部3は、プリンタ20から出力
処理部7を介して入力されるステータス情報のうちのフ
ィード要求ステータス情報をもとにページバッファ内の
削除可能なページイメージを削除し、その削除による空
きのページバッファが発生する度に、次のページのイメ
ージングを行わせ、該空きのページバッファにページイ
メージを格納する。
【0030】一方、プリンタ20は、1分間に50枚以
上の印刷出力を行うことができる高速プリンタであり、
この高速のプリンタ20は、プリンタ制御装置1との間
でプリント処理に必要な情報の通信処理を同期させて行
っている。この必要な情報とは、例えば、プリンタから
送られるステータス情報であり、このステータス情報に
は、プリンタが次に必要なシート番号とプレート番号を
プリンタ制御装置10に同期させて送出し、このシート
番号とプレート番号に対応するページイメージをプリン
タ制御装置10側から受信することにより、所定の印刷
速度と出力シーケンスを維持している。
【0031】図3は、ページ番号と、シート番号および
プレート番号との関係を示す図である。
【0032】図3(a)は、プリント要求中の一連のペ
ージ番号を基準としたシート番号とプレート番号との関
係を示しており、プリンタ20は、両面印字の場合、こ
のシート番号とプレート番号との組でプリント処理の内
部制御を行っている。このシート番号とは、プリンタか
ら出力される物理的な用紙の順番を示し、プレート番号
とは用紙の表か裏かを示している。図3(a)において
は、プレート番号「0」は用紙の表を意味し、プレート
番号「1」は用紙の裏を意味している。
【0033】図3(b)は、プリンタ20が要求するシ
ート番号とプレート番号との組に対応するページ番号と
の関係を示しており、プリンタ20は、ペーパパス上に
3枚の用紙を待機することができるので、両面印字を行
う場合、上述したようなページシーケンス(「2→4→
6→1→8→3→10→…」)でページイメージを転写
することになる。そして、プリンタ20は、このページ
シーケンスに対応するシート番号とプレート番号をプリ
ンタ制御装置10側に要求することになる。そして、こ
のシート番号とプレート番号との組を受け取ったプリン
タ制御装置10は、このシート番号とプレート番号との
組に対応するページ番号が特定するページイメージをプ
リンタ20に転送することになる。例えば、プリンタ制
御装置10にシート番号「1」とプレート番号「1」と
の組がプリンタ20から送られると、プリンタ制御装置
10は、対応するページ番号「2」のページイメージが
要求されたページイメージであることを特定することが
できる。
【0034】さらに、詳細なプリンタ制御装置10とプ
リンタ20との間の制御について説明する。
【0035】図4は、プリンタ制御装置10とプリンタ
20との間のタイムシーケンスを示す図である。
【0036】図4において、まずページシンクとページ
ピッチについて説明すると、ページシンクW1とは、プ
リンタ20の転写ドラム23によるページイメージの用
紙への転写処理期間(「High」の部分)であり、ペ
ージピッチW2とは、次のページのページイメージの転
写処理が開始されるまでの間隔(「Low」の部分)で
ある。すなわち、ページピッチW2とは、ある用紙が転
写ドラム23の下を通過してから、次の用紙が転写ドラ
ム23の下を通過するまでの時間を示している。
【0037】さて、プリンタ20からのステータス情報
あるいは、プリンタ制御装置10からのコマンド情報
は、ページシンクおよびページピッチに同期して送受信
される。ここで、プリンタ20からのステータス情報と
しては、n枚目の用紙のフィード要求ステータス情報H
(n)、n枚目の用紙に印字するページイメージのイメ
ージ要求ステータス情報R(n)、用紙が排出されたこ
とを示すページデリバードステータス情報PDがある。
なお、ページデリバードステータス情報PDのみが、ペ
ージシンク、ページピッチに非同期でプリンタ制御装置
10に通知される。また、プリンタ制御装置10からの
コマンド情報としては、n枚目の用紙のフィード許可コ
マンド情報P(n)がある。なお、H(n)、R
(n)、およびP(n)における括弧内の「n」は、順
序を示す整数であり、この「n」枚目の用紙に対する情
報を意味する。
【0038】n枚目の用紙に関する制御の順序として
は、まずプリンタ20側からn枚目の用紙に対するフィ
ード要求ステータス情報H(n)をプリンタ制御装置1
0に送信すると、プリンタ制御装置10は、このn枚目
の用紙に対するフィード許可コマンド情報P(n)をプ
リンタ20に送信する。そして、このフィード許可コマ
ンド情報P(n)を送信してから2つ目のページピッチ
において、このn枚目の用紙に転写処理すべきページイ
メージの転送を要求するイメージ要求ステータス情報R
(n)がプリンタ20からプリンタ制御装置10に送信
される。
【0039】プリンタ制御装置10は、このイメージ要
求ステータス情報R(n)に対応してプリンタ20に対
応するページイメージを転送し、プリンタ20は、フィ
ード許可コマンド情報P(n)から5ページピッチ後の
タイミングで該ページイメージの転写処理が終了した用
紙が排出される。そして、この排出された用紙をページ
デリバードセンサ26が検出し、ページデリバードステ
ータス情報PDを時点T1でプリンタ制御装置10に送
信する。上述したように、この時点T1は、ページシン
クおよびページピッチとは非同期である。このため、他
のステータス情報、例えばフィード要求ステータス情報
H(n+5)、イメージ要求ステータス情報R(n+
4)等と重なる場合が生じる。
【0040】このようなステータス情報とコマンド情報
の送受信は、連続して行われるが、ここで、明らかなの
は、「n+6」枚目の用紙のフィード要求ステータス情
報H(n+6)をプリンタ20側が送信したということ
は、間違いなくn番目の用紙の出力、すなわち排出が正
常に終了していることである。なぜなら、プリンタ20
は、出力プロダクティビティを高めるため、プリンタ2
0内には常に最大限の用紙がエントリされながら印字出
力が行われているので、新しい用紙のフィード依頼、す
なわちフィード要求ステータス情報がプリンタ20から
送信されるということは、プリンタ20内に用紙をエン
トリすることができるスペースが生じたことを意味し、
このスペースが生じたことは、それまでプリンタ20内
にエントリされていた用紙が正常にプリンタ20の外に
排出されたことを意味するからである。
【0041】逆に、プリンタ制御装置10側から考える
と、n枚目の用紙のフィード依頼(フィード要求ステー
タスH(n))を受信した時点で、「n−6」枚目、す
なわち「n−6」番目の用紙は、既にプリンタ20の外
に排出されたと判断することができる。
【0042】従って、プリンタ制御装置10は、フィー
ド要求ステータス情報H(n)を受信した時点で、「n
−6」枚目の用紙がプリンタ20から確実に排出されて
いるので、既にプリンタ20に転送した「n−6」枚目
に相当するページイメージをページバッファから常に削
除してもよいことになる。
【0043】次にこのページバッファ内のページイメー
ジの削除について具体的に説明する。
【0044】図5は、プリンタ制御装置10の出力処理
部7が有するリングバッファの構成を示す図である。
【0045】図5のリングバッファには、順次プリンタ
20に転送出力したページイメージの転送ページ番号が
書き込まれ、その都度、方向A11に1つ回転する。そ
して、順序「n」のフィード要求ステータスH(n)が
プリンタ20から入力されると、出力処理部7は、その
順序「n」の6つ前の順序「n−6」の転送ページ番号
を取り出し、この転送ページ番号に相当するページイメ
ージをページバッファから削除することになる。
【0046】図6は、フィード要求ステータス情報の受
信に伴うページバッファ内のページイメージの状態遷移
を示す図である。
【0047】図6(a)において、まずページバッファ
内にはイメージャ6が作成したプリント要求に対するペ
ージイメージがシーケンシャルに10ページ分格納され
る。そして、プリンタからのフィード要求ステータスの
受信から始まる転送制御により対応するページのページ
イメージをプリンタ20に転送する。この転送順序は、
上述したようにペーパパス上に3つの用紙を待機するこ
とができるトレイレス方式の両面印字であるので、「2
→4→6→1→8→10→5→…」のページシーケンス
の順序となる。そして、この順序は、リングバッファに
も転送ページ番号として書き込まれる。
【0048】図6(b)において、フィード要求ステー
タスH(7)を出力処理部7が受信すると、その順序
「7」の6つ前の転送ページ番号をリングバッファから
獲得する。この場合、転送ページ番号は、「2」とな
る。従って、2ページのページイメージがページバッフ
ァから削除される。そして、この2ページのページイメ
ージが格納されていたページバッファには次のページ、
すなわち11ページのページイメージが格納されること
になる。
【0049】図6(c)において、フィード要求ステー
タスH(8)を出力処理部7が受信すると、その順序
「8」の6つ前の転送ページ番号をリングバッファから
獲得する。そして、獲得した転送ページ番号「4」であ
る4ページのページイメージがページバッファから削除
される。そして、この4ページのページイメージが格納
されていたページバッファには次のページである12ペ
ージのページイメージが格納されることになる。
【0050】このようにして、6つ前の順序でプリンタ
側に転送したページイメージが順次ページバッファから
削除され、順次イメージャ6がシーケンシャルに作成し
た次のページのページイメージが、この削除したページ
イメージのページバッファに格納される。
【0051】そして、プリンタ20側からページデリバ
ードステータス情報が入力されない場合に、プリンタ制
御装置が中断することがなく、プリンタの状態を把握し
て転送制御を行うことができ、電源断等の障害がプリン
タ側に発生しても、ページバッファ内には、プリンタが
プリント処理中の全てのページイメージが保持されてい
るので、そのリカバリ処理が容易となり、そのための時
間もかからないため、プリンタの中断時間が短縮され
る。
【0052】なお、上記実施例においては、両面印字と
いう複雑なページシーケンスの場合を例にあげて説明し
たが、片面印字の場合も同様に適用でき、この場合は、
さらに早いフィード要求ステータスの順序でページバッ
ファ内のページイメージを削除することになる。
【0053】また、上記実施例においては、トレイレス
方式の両面印字で、3つの用紙がペーパパス上に待機で
きるプリンタを例として説明したが、プリンタが例えば
5つの用紙をペーパパス上に待機できるトレイレス方式
である場合等、異なる性能、機能を有するプリンタをプ
リンタ制御装置に接続した場合には、このプリンタの性
能、機能に対応したフィード要求ステータスのタイミン
グでページバッファ内のページイメージを削除すること
になる。例えば5つの用紙をペーパパス上に待機できる
トレイレス方式の場合には、3つの用紙をペーパパス上
に待機できるトレイレス方式の場合に比べて遅いタイミ
ングにページイメージを削除することになる。なお、こ
のページイメージを削除するタイミングは、プリンタの
出力速度、すなわちページピッチの間隔の大小で削除す
るタイミングが変化するのはもちろんであり、また、プ
リンタの処理速度が大の場合は、イメージ要求ステータ
スの送信も早くなるため、削除するタイミングも結果と
して早くなる。
【0054】従って、このフィード要求ステータスの受
信に伴うページイメージの削除のタイミングは、接続し
たプリンタの性能、機能および両面/片面等のプリント
指示に合わせた値をプリンタ制御装置の出力処理部7に
セットすることにより全てのプリンタに対して実現する
ことができる。
【0055】このように上記実施例においては、プリン
タ制御装置側からフィード許可コマンドをプリンタ側が
送出してから、所定のページピッチ数後のプリンタ自体
の内部ステータス情報であるフィード要求ステータスの
受信時、すなわちフィード許可したページイメージが確
実にプリンタの外に排出される時を、プリンタ毎の固有
な値としてプリンタ制御装置側に予め設定しておくこと
により、プリンタから確実に出力されたページイメージ
を、ページバッファから削除することができる。しか
も、このフィード要求ステータスは、プリンタとプリン
タ制御装置との間でページピッチに対応して周期的に送
られる同期情報であるため、他の情報と衝突することは
ない。また、他の非同期情報と衝突しても、次のフィー
ド要求ステータスをもとに不必要なページイメージの削
除処理を行うことができ、処理が中断されることはな
い。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、用紙搬送路内に所定数の用紙を連続的に搬送させて
プリント処理を行うプリンタに、ページバッファに複数
保持するプリントすべきページイメージを送出し、該送
出されたページイメージをその後削除する場合、前記プ
リンタが繰り返すページイメージの転写処理工程に同期
して前記プリンタから周期的に送出される、該プリンタ
の内部処理状態であって次の転写処理工程への移行を示
すステータス情報、例えばフィード要求ステータスの受
信時に、制御手段が、該プリンタに固有の値である所定
の転写処理工程数をもとに、既に該プリンタから出力さ
れたページイメージを特定し、該特定されたページイメ
ージを削除するようにしている。
【0057】すなわち、プリンタ制御装置がページイメ
ージの削除を行う判断は、ステータス情報を基準として
おり、このステータス情報は、プリンタの転写処理工程
に同期して送られてくるため、受信し損なう場合が少な
く、たとえ受信し損なっても次のステータス情報をもと
にプリンタ自体の出力状態を確実に把握することができ
るため、ページバッファ内のページイメージの削除がプ
リンタ側に対応し、長期間の余分なページイメージの保
持を行わないので、プリンタの出力が一時中断すること
がなくなるという利点を有する。
【0058】さらに、プリンタ側に障害が発生しても、
順序を含むステータス情報をもとに、プリンタ自体の出
力状態を把握しているため、実際のプリンタ側のページ
出力数と、プリンタ制御装置側が管理するページ出力数
にズレが生じることがなく、プリンタ側からの情報を待
ち続けるというズレが生じた場合に生起するプリンタ制
御装置の長時間中断状態が起きないという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプリンタ制御装置の構
成を示す図。
【図2】トレイレス方式で両面印字可能なプリンタ20
のペーパパスを示す図。
【図3】ページ番号と、シート番号およびプレート番号
との関係を示す図。
【図4】プリンタ制御装置10とプリンタ20との間の
タイムシーケンスを示す図。
【図5】プリンタ制御装置10の出力処理部7が有する
リングバッファの構成を示す図。
【図6】フィード要求ステータス情報の受信に伴うペー
ジバッファ内のページイメージの状態遷移を示す図。
【符号の説明】
1 スプーラ 2 キューコントローラ 3 制御部
4 メモリ 5 インタプリタ 6 イメージャ 7 出力処理部
8 イメージ転送部 10 プリンタ制御部 11 デコンポーザ 12 マ
ーカ 20 プリンタ N ネットワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路内に所定数の用紙を連続的に
    搬送させてプリント処理を行うプリンタに、複数保持す
    るプリントすべきページイメージを送出し、該送出され
    たページイメージをその後削除するプリンタ制御装置に
    おいて、 前記プリンタが繰り返すページイメージの転写処理工程
    に同期して前記プリンタから周期的に送出される、該プ
    リンタの内部処理状態であって次の転写処理工程への移
    行を示すステータス情報の受信時に、該プリンタに固有
    の値である所定の転写処理工程数をもとに、既に該プリ
    ンタから出力されたページイメージを特定し、該特定さ
    れたページイメージを削除する制御手段を具備したこと
    を特徴とするプリンタ制御装置。
JP5281381A 1993-11-10 1993-11-10 プリンタ制御装置 Pending JPH07132666A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099036B2 (en) 2001-09-10 2006-08-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming system and image forming method
JP2011121373A (ja) * 2001-12-15 2011-06-23 Samsung Electronics Co Ltd 両面印刷機能を具備した印刷装置の両面印刷方法
JP2019142136A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び画像処理装置

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