JP3208851B2 - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JP3208851B2
JP3208851B2 JP18262792A JP18262792A JP3208851B2 JP 3208851 B2 JP3208851 B2 JP 3208851B2 JP 18262792 A JP18262792 A JP 18262792A JP 18262792 A JP18262792 A JP 18262792A JP 3208851 B2 JP3208851 B2 JP 3208851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送路に用紙を連
続的に複数搬送させて画像形成部に連続的に用紙を供給
するプリンタを制御するプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークあるいはローカルか
ら受け付けたプリント要求を、プリンタ制御装置がラス
タデータによるページイメージを実メモリ上に作成し、
ページ単位でプリンタへビデオデータとしてデータ転送
するプリンタ制御装置において、制御対象のプリンタが
両面印字可能で、かつプリンタのペーパパス(用紙搬送
路)を同時に複数枚の用紙が流れるような中・高速のプ
リンタである場合、プリンタ制御装置は、プリンタに適
合する独自のページシーケンスを計算し、この順番に基
づいてデコンポーザはイメージ処理を行う必要があっ
た。この場合、プリント中にペーパジャム等のエラーが
発生し、印字未完の用紙、例えば裏面の印字が終了し、
表面の印字を次に予定していた用紙等が取り除かれた場
合、そのリカバリーのためのページシーケンスを計算
し、過去、既に終了しているいくつかのページに関し
て、再度、イメージ処理を行わなければならなかった。
【0003】このため、全体の印刷処理速度の低下のみ
ならず、プリンタ制御装置によるメモリ上のページイメ
ージ管理において非常に複雑な処理が必要であった。ま
た、上記プリンタにおいて同一ページを複数部数プリン
ト出力する際に、プリンタ制御装置は、メモリ上に指定
ページを部数分作成して、順番にプリンタに転送する
か、もしくは、複数部数出力の場合のみ対象のページイ
メージを部数回だけデータ転送を繰り返すという処理を
データ転送部に盛り込む必要があった。前者の場合、部
数が多くなれば、膨大なページメモリを必要とするだけ
でなく、同一ページを何度も繰り返し、イメージ処理を
しなければならないという無駄が生じる。一方、後者
は、効率の面では、有効な手段であるが、データ転送部
での修正が必要なため、ハードウェアの変更や、プリン
タとプリンタ制御装置との間のインターフェース仕様の
変更等が必要となり、多大な工数を必要としなければな
らないという問題点があった。
【0004】なお、特開平2−116571は、プリン
タ制御装置のイメージ編集処理を1ページ単位で行う場
合に、高速印字が可能なプリンタの機能を損なわないよ
うにするため、プリンタ制御装置が、次のページの印刷
に備えて、予め印刷用紙をプリンタの用紙搬送路に待機
させておくためのビデオ制御信号をプリンタとプリンタ
制御装置間で送受することにより、プリンタの制御を行
い、印刷処理に係る処理速度を向上させる印刷装置の技
術が開示されている。しかし、このプリンタ制御装置
は、両面印刷の高速印刷処理については記述されておら
ず、特有のペーパパスをもつ両面印刷が可能なプリンタ
における両面印刷時の印刷処理速度の低下を防止するこ
とはできないという問題点がある。
【0005】また、特開昭63−37420には、エラ
ーリカバリー処理に時間がかかり全体の印刷処理速度の
低下を防止するため、ページ名称が付された所定数ペー
ジ分の印刷データを格納する格納手段を有して、障害が
発生した場合に、印刷データファイルを新たに読出すこ
となく、格納手段に格納されている印刷データを読出
し、指定された印刷を直ちにプリンタに転送することが
できる印刷処理方式が記述されている。すなわち、この
印刷処理方式において、プリンタに転送された印刷デー
タは、印刷が終了すると、格納手段に格納されている印
刷データは消去され、次の新しい印刷データが順次、格
納手段に詰めて格納されることになる。これにより、用
紙搬送路上に存在する印刷データ分の印刷データが常に
格納手段に格納され、障害発生時に再転送を行うことに
よるリカバリー処理を行っている。しかし、この文献に
も特開平2−116571と同様に、両面印刷の場合の
印刷処理およびリカバリー処理については記載されてお
らず、両面印刷時の印刷処理速度の低下を防止すること
はできないという問題点がある。
【0006】一方、特開平2−84358には、両面印
刷時に障害が発生した場合の印刷処理速度を低下させな
いために、両面のページイメージデータを各々別個に記
憶する2つの記憶手段を有するようにした両面印刷装置
の技術が開示されている。しかし、プリンタ内のペーパ
パスを同時に複数枚の用紙が流れるような高速プリンタ
に対する高速印刷処理および障害発生に対するリカバリ
ー処理については記載されておらず、高速プリンタに対
する印刷処理速度の低下を防止することはできないとい
う問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、両面印刷を可能とする用紙搬送路に用紙を連続的に
複数搬送させて画像形成部に連続的に用紙を供給するプ
リンタを制御するプリンタ制御装置において、プリント
中にペーパジャム等のエラーが発生し、片面のみ印字さ
れている印字未完の用紙等が取り除かれた場合、そのリ
カバリーのためのページシーケンスを計算し、過去、既
に印字が終了しているいくつかのページに関して、再
度、イメージ処理を行わなければならなかった。このた
め、高速プリンタであっても全体の印刷処理速度が低下
するとともに、プリンタ制御装置によるメモリ上のペー
ジイメージ管理において非常に複雑な処理が必要である
という問題点があった。また、同一ページを複数部数印
刷させる場合に、従来のプリンタ制御装置は、メモリ上
に指定ページ数分のイメージを作成し、順番にプリンタ
に転送していた。この場合、指定部数が多くなれば、膨
大なページメモリを必要とし、かつ、同一ページを何度
も繰り返しイメージ処理を行わなければならず、非効率
的であるという問題点があった。さらに、この問題点を
解消するため、複数部数出力するページのページイメー
ジを指定部数回データ転送を繰り返すという処理をデー
タ転送部に盛り込むものがあるが、データ転送部の修
正、インターフェース仕様の変更等、多大な工数が必要
であるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、両面印刷が可能な高速プリンタの印刷処理速度を維
持でき、かつ、該高速プリンタの制御を簡易に実現する
ことができるプリンタ制御装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、用紙
搬送路に用紙を連続的に複数搬送させて画像形成部に連
続的に用紙を供給するプリンタを制御するプリンタ制御
装置において、クライアント装置からの文書印刷要求を
受け付ける文書受付手段と、前記受付手段が受け付けた
文書印刷要求を解釈して印刷すべきページ数を有したプ
リントパラメータを生成するプリントパラメータ生成手
段と、文書イメージデータをページ単位で作成するイメ
ージ作成手段と、前記プリンタ内で同時に搬送される用
紙の枚数と前記プリントパラメータとから文書イメージ
データの同時処理ページ数を決定する同時処理ページ数
決定手段と、前記同時処理ページ数分の文書イメージデ
ータを記憶する文書イメージデータ記憶手段と、前記同
時処理ページ数分の文書イメージデータを前記プリンタ
出力するとともに、該プリンタから出力した前記同時処
理ページ数分の文書イメージデータの印刷の成否を取得
する出力処理手段と、前記出力処理手段が前記プリンタ
から印刷が成功したことを取得したタイミングで、前記
文書イメージデータ記憶手段に記憶されている文書イメ
ージデータを破棄させる制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記制御手段は、新たな文書印刷要求の処理を開始
する際に、該新たな文書印刷要求に関する情報および前
回の文書印刷要求に関する情報からなる処理ドキュメン
トログを作成し、前記出力処理手段は、現在処理中の文
書印刷要求の出力枚数に関する情報からなる出力枚数カ
ウンタログを作成し、さらに、前記処理ドキュメントロ
グおよび前記出力枚数カウンタログを記憶する不揮発性
記憶手段と、前記処理ドキュメントログおよび前記出力
枚数カウンタログを参照して異常中断再開処理を行う異
常中断再開処理手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は、用紙搬送路に用紙を連続的に複数搬
送させて画像形成部に連続的に用紙を供給するプリンタ
を制御するプリンタ制御装置において、文書受付手段が
クライアント装置からの文書印刷要求を順次受け付け、
プリントパラメータ生成手段が前記文書印刷要求を解釈
して印刷すべきページ数を有したプリントパラメータを
生成し、同時処理ページ数決定手段が前記プリンタ内で
同時に搬送される用紙の枚数とプリントパラメータとか
ら文書イメージデータの同時処理ページ数を決定し、文
書イメージデータ記憶手段が前記同時処理ページ数分の
文書イメージデータをページ単位で作成されたページイ
メージデータを記憶し、出力処理手段が前記同時処理ペ
ージ数分のページイメージデータの前記文書イメージデ
ータ記憶手段上のアドレスを有する出力処理データを作
成し、この出力処理データを参照して前記プリンタへの
イメージデータの転送を行う。また、プリンタに障害が
発生した場合も、上記出力処理手段が作成した出力処理
データをもとにリカバリー処理を行う。さらに、前記統
括制御手段が、新たな文書印刷要求の処理を開始する際
に、前回の文書印刷要求に関する情報および前記新たな
文書印刷要求に関する情報を入力した処理ドキュメント
ログ、および前記出力処理手段が、現在処理中の文書印
刷要求の出力枚数に関する情報を入力した出力枚数カウ
ンタログは、不揮発性記憶手段に記憶されるため、プリ
ンタ制御装置自体がダウンしても、プリンタ制御装置の
復帰後、プリンタ制御装置のダウン発生時点からの処理
が継続して行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の第1の実施例
について説明する。図1は、本発明の第1の実施例であ
るプリント制御装置の構成ブロック図である。図1にお
いて、プリンタ制御装置10は、プリンタ制御装置10
が接続される図示されていないネットワーク上のクライ
アントから遠隔に、あるいはプリンタ制御装置10に直
接接続される文書作成装置等から直接に入力されるプリ
ント要求を取り込み、ジョブキューとしてスタックする
スプーラ1、このプリント要求されたジョブをジョブキ
ューとして制御するキューコントローラ2、プリンタ制
御装置の全体を制御する制御部3、制御部3の制御のも
とにプリント要求の解釈を行い、プリント要求された文
書のページ数、紙サイズ、部数、両面/片面等のプリン
ト出力に必要なプリントパラメータを生成するインタプ
リタ5、インタプリタ5が作成したプリントパラメータ
からプリント制御装置10に接続されるプリンタ20に
固有で、プリンタ20へ送るページの順番であるマーキ
ングページシーケンスを作成するページシーケンス作成
部7、プリンタ20のペーパパス内に同時に流れる用紙
の数およびプリントパラメータの「両面/片面」が片面
印刷か両面印刷かにより、決定される所定数ページ分の
ラスタイメージを作成し、メモリ4に格納し、作成され
たラスタイメージのページ番号とこのページ番号に対応
するメモリ4上のアドレスを対として制御部3に送るイ
メージャ6、所定数ページ分以上のラスタイメージデー
タを格納するメモリ4、制御部3から出力されるマーキ
ングページシーケンスおよび所定数ページ分のページ番
号とアドレスとから出力専用の仮想ページキュー構造の
データを作成し、イメージ転送部9の出力制御処理を行
う出力処理部8、およびプリンタ20のプリンタエンジ
ンと同期をとりながらプリンタエンジンにページ単位の
イメージデータ転送を行うイメージ転送部9から構成さ
れる。ここで、デコンポーザ11は、インタプリタ5お
よびイメージャ6から構成され、マーカ12は、ページ
シーケンス作成部7および出力処理部8から構成され
る。
【0013】図2は、プリント制御装置の動作フローチ
ャートである。図2のフローチャートに基づいてプリン
ト制御装置10の動作を説明する。まず、スプーラ1
は、入力されたプリント要求を取り込む(ステップ20
1)。次に、制御部3は、キューコントローラ2に待ち
行列でスタックされたプリント要求ジョブを順次取り出
し、インタプリタ5にプリント要求の解釈を行わせ、プ
リント要求された文書のページ数、紙サイズ、部数、両
面/片面等の印刷出力に必要なプリントパラメータを獲
得する(ステップ202)。さらに、制御部3は、この
獲得したプリントパラメータをページシーケンス作成部
7に送り、ページシーケンス作成部7は、プリンタ20
に固有のマーキングページシーケンスを作成し(ステッ
プ203)、制御部はこの作成したマーキングページシ
ーケンスを獲得する。次に、イメージャ6は、制御部3
が獲得したマーキングページシーケンスに基づき所定数
ページ分のイメージングを行って(ステップ204)、
メモリ4に格納し、ページ番号とそのページに対応する
メモリ4上のアドレスをペアとして制御部3に送る。こ
の所定数ページの数は、プリンタ20のペーパパス内に
流れる用紙の数により決定される。例えば、所定数ペー
ジの数を「P」とする(所定数ページの数をPとする)
と、プリンタのペーパパスに5枚同時にプールされるプ
リンタであれば、片面印刷のときは「P=5」であり、
両面印刷のときは「P=10」である。
【0014】ここで、図3は、イメージャ6により作成
されたメモリ4上のPページ分のページイメージの格納
状態を示す図である。このように、イメージャ6により
作成されたPページ分のイメージは、各ページごとのペ
ージイメージI−1〜I−pとしてメモリ4上に格納さ
れる。
【0015】さて、制御部3は、イメージャ6が作成し
たページ単位のラスタイメージのページ番号とこのペー
ジ番号に対応するメモリ4上のアドレスをイメージャ6
から受け取ると、このマーキングページシーケンスと、
Pページ分のページ番号と対応するメモリ4上のアドレ
スを出力処理部8に出力する。出力処理部8は、このマ
ーキングページシーケンスとアドレスをもとに、プリン
タ20に適合する最大Pページの印刷出力順序処理のた
めの仮想ページキュー構造のデータ、すなわちキューエ
レメントを印刷出力順序にリンクしたプリントキューを
作成する(ステップ205)。
【0016】次に、イメージ転送部9は、このプリント
キューのリンクから順次切り離されてプリントキューエ
レメントに入力されるキューエレメント内のページイメ
ージのアドレスを参照し、プリンタ20のプリンタエン
ジンとの同期をとりながら、プリンタ20にイメージデ
ータ転送を行う(ステップ206)。一方、プリンタ2
0は、ページ単位で転送されるイメージを印刷出力する
たびに用紙排出信号や紙づまりが発生したときのペーパ
ジャム信号等が、プリンタの状態を示すステータス信号
として出力処理部8に送られる。このステータス信号を
受け取った出力処理部8は、このステータス信号から転
送したイメージがプリンタ20で正常に出力されたか否
かを判定し(ステップ207)、その判定結果は制御部
3に常時送られる。これに対し、制御部3は、このプリ
ンタ出力状況結果とマーキングページシーケンスから次
のようにPページ単位でのイメージ出力管理を行う。す
なわち、ステップ207において、正常に出力されてい
ない場合にはステップ203に移行し、マーキングペー
ジシーケンスの作成を行う。一方、正常に出力された場
合には、イメージャ6によるPページ分のイメージ転送
が終了したか否かを判断し(ステップ208)、Pペー
ジ分のイメージ転送が終了していない場合には、ステッ
プ206に移行し、プリンタ20に、プリントキューで
リンクされている残りのページのイメージデータの転送
を行う。一方、ステップ208において、Pページ分の
イメージ転送が終了している場合には、文書の全ページ
分のイメージ転送が終了しているか否かを判断し(ステ
ップ209)、終了していない場合には、さらに、イメ
ージ転送されていない残りページがPページ以下か否か
を判断し(ステップ210)、以下でない場合には、ス
テップ204に移行し、イメージャ6によるPページ分
のイメージングを行い、Pページ以下である場合には、
イメージャ6により残りページ分のイメージングを行い
(ステップ211)、その後ステップ205に移行し、
プリントキューの作成を行い、プリンタ20へのイメー
ジ転送を行う。一方、ステップ209において、文書の
全ページ分のイメージ転送が終了した場合には、本処理
を終了する。
【0017】このように、ステップ206〜208、そ
してステップ206のループにより、Pページ単位を1
ブロックとして印刷出力の処理を出力処理部8が行う。
また、ステップ207により、異常が発生した場合は、
ステップ203に移行して、リカバリー処理を行うこと
になる。
【0018】ここで、具体的に、ステップ204におけ
るPページのPを「5」、すなわちプリンタのペーパパ
スを流れる用紙の枚数が最大5枚まである場合であっ
て、14ページの文書を印刷する時の処理を説明する。
まず、14ページの文書を片面、フェイスダウンで出力
させる場合には、1回目のステップ204において作成
されるページイメージのページは、「1,2,3,4,
5」である。そして、ステップ205〜210の処理の
後、2回目のステップ204において作成されるページ
イメージのページは、「6,7,8,9,10」であ
る。その後、ステップ205〜209の処理を行い、ス
テップ210において、文書の残りページが4ページで
あり、5ページより少ないため、ステップ211に移行
して、残り4ページ分のイメージをイメージャ6が作成
し、ステップ205〜209の処理を行うことになる。
【0019】一方、両面印刷の場合で、ステップ203
において作成されたマーキングページシーケンスが
「2,4,6,8,10,1,3,5,7,9,12,
14,11,13」である場合には、1回目のステップ
204において作成されるページイメージのページは、
「2,4,6,8,10,1,3,5,7,9」であ
り、ステップ204〜210の処理を行った後、ステッ
プ211で残りのページ「12,14,11,13」の
ページイメージを作成し、ステップ205〜209の処
理を行うことになる。
【0020】さて、上述したようにステップ205にお
いて出力処理部8は、プリントキューを作成するが、こ
のプリントキューは複数のキューエレメントがリンクさ
れている。図4は、出力処理部8により作成されるキュ
ーエレメントの構成を示す図である。図4において、制
御部3から、対となったPページ分のページ番号41−
1とページイメージのメモリ4上のアドレス41−2、
およびマーキングページシーケンス41−3が入力され
ると、出力処理部8は、マーキングページシーケンスを
もとに、まず、次のようなキューエレメントをP個作成
する。プリントキューは、キューエレメント43のよう
な構造をしたP個のキューエレメントが作成される。こ
のキューエレメント43は、アドレス44、プレート4
5および次キューエレメントポインタ46から構成さ
れ、プレート45には、制御部3から得られたマーキン
グページシーケンスの先頭から順に取り出されたページ
番号が入り、アドレス44には、このページ番号に対応
するメモリ4に格納されたページイメージ47のアドレ
スが入る。また、次キューエレメントポインタ46は、
プリントキュー42と同じタイプのポインタであり、マ
ーキングページシーケンスが示す次の出力ページに対応
するキューエレメントを指示するポインタである。
【0021】図5は、プリントキューポインタおよびプ
リントキューエレメントポインタによる出力処理部の動
作内容を説明する図である。図5(1)において、マー
キングページシーケンスに従って作成したP個のキュー
エレメントQE−1〜QE−Pは、最初にプリントキュ
ーポインタPQに指示され、指示されたキューエレメン
トQE−1は、キューエレメントQE−1の次キューエ
レメントポインタNP−1により、ページシーケンスに
従った次のキューエレメントQE−2が指示される。次
キューエレメントポインタNP−1に指示されたキュー
エレメントQE−2は、同様に、次キューエレメントポ
インタNP−2によりページシーケンスに従った次のキ
ューエレメントQE−3を指示する。このようにして順
次マーキングページシーケンスに従ってリンクされ、プ
リントキューが作成される。なお、このリンクの最終の
キューエレメントQE−Pの次キューエレメントポイン
タNP−Pは、「ヌル」であり、どこも指示しないポイ
ンタである。一方、プリントキューエレメントポインタ
EPはプリントキューポインタPQと同じ形式のポイン
タであり、イメージ転送部9がプリンタ20へイメージ
データを転送するときに参照するアドレスを指示するた
めのものである。従って、イメージの転送の際、図5
(2)に示すように、まず、プリントキューポインタP
Qで指示されたキューエレメントQE−1から順次、キ
ューエレメントが取り出され、プリントキューエレメン
トポインタEPによりイメージデータのアドレスが指示
される。そして、イメージ転送部9は、単にプリントキ
ューエレメントポインタEPが指示したキューエレメン
トのアドレスを参照し、イメージ転送を行う。ここで、
キューエレメントQE−1が切り離された場合には、キ
ューエレメントQE−1の次キューエレメントポインタ
NP−1が指示するキューエレメントQE−2が、プリ
ントキューPQの指示するキューエレメントになる。す
なわち、キューエレメントQE2は、リンクされたキュ
ーエレメントの先頭のキューエレメントになる。同様
に、図5(3)においては、キューエレメントQE−2
が切り離され、キューエレメントQE−3が、リンクの
先頭キューエレメントになることを示している。このよ
うにして、最終的にプリントキューは、リンクの再後尾
のキューエレメントQE−Pにリンクされ、キューエレ
メントQE−Pの次キューエレメントポインタNP−P
の指示が無くなる。そして、このキューエレメントQE
−Pの要素であるページ”x”のページイメージがプリ
ンタ20から出力されたことを確認した時点で、リンク
から切り離されていた全てのキューエレメントQE−1
〜QE−Pを削除し、制御部3は、全てのページイメー
ジをメモリ4から削除する。
【0022】図6は、具体的なプリントキューの作成を
説明する図である。図6において示す具体例は、20ペ
ージの文書を両面で、部数1、ペーパパスに最大5枚の
用紙がプールできるプリンタで出力する場合の例であ
る。そこで、ページシーケンス作成部7で作成したマー
キングページシーケンスが、「2→4→6→8→10→
1→3→5→7→9→12→14→16→18→20→
11→13→15→17→19」であるとすると、所定
のPページの数は「p=10」となるので、第1回目の
ページシーケンスは、「2→4→6→8→10→1→3
→5→7→9」となり、第2回目のページシーケンス
は、「12→14→16→18→20→11→13→1
5→17→19」となる。従って、1回目に作成される
プリントキューは、図6のように、リンクされる。そし
て、例えばページ番号5のイメージI5はメモリ上のア
ドレス”CCC”に存在し、また、ページ番号9のイメ
ージI9は、アドレス”OPY”に存在することにな
る。従って、イメージ転送部9は、プリントキューエレ
メントに入力されるキューエレメントのアドレスをもと
に機械的にプリンタへイメージデータの転送を行うだけ
でよい。また、ペーパジャム等のエラーが発生してマー
キングページシーケンスが変わっても、そのシーケンス
に基づいて作成されたプリントキューからリンクされて
くるキューエレメントのアドレスをもとにイメージ転送
を行うことにより、リカバリー処理がなされる。このた
め、イメージ転送部9および出力処理部8の処理を簡素
化することができる。さらに、プリントキューにリンク
されているPページの印刷出力が確認されるまでは、P
ページ分のページイメージがメモリ上に確保されている
ので、一度イメージングしたページを再度イメージング
する必要がなく、プリントキューにリンクされているキ
ューエレメントの並び換えを行うだけで済むことにな
る。
【0023】図7は、同一ページの複数部数の印刷指定
時における出力処理部の動作を示す図である。図7にお
いて、ある特定ページ、ここではページ番号Pのイメー
ジをm部印刷出力する場合、m個のキューエレメントが
作成され、それぞれがリンクされる。このリンクされた
キューエレメントは、次キューエレメントポインタが異
なるのみであり、アドレスは同一である。このように、
同一ページを複数部数印刷する場合には、プリントキュ
ーにリンクされるキューエレメントを指定部数作成すれ
ばよい。従って、同一ページの複数部数の印刷を行う場
合に、イメージを複数部数のページ分作成する必要はな
く、1つのページイメージをメモリ上に作成すればよ
い。また、このとき、イメージ転送部9は、プリントキ
ューエレメントに順次入力されるアドレスをもとにプリ
ンタへのイメージ転送を行えばよいため、イメージ転送
部9が、複数部数指定のときに行う特別な処理をもつ必
要もない。
【0024】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。すなわち、1分間に50枚以上の印刷出力ができ
る高速プリンタでは、プリンタとプリンタ制御装置との
間にインターフェースを介して、プリンタでの処理に同
期させて、プリンタが次に必要なシート番号とプレート
番号を、その都度プリンタからプリンタ制御装置に送出
し、このシート番号およびプレート番号に対応したペー
ジデータをプリンタ制御装置から受信することにより、
所定の印刷速度と出力シーケンスを維持しているものが
ある。この場合に、第1の実施例である図1のプリンタ
制御装置のページシーケンス作成部7のように、プリン
タ制御装置側に、プリンタごとに異なったページシーケ
ンスを作成する処理機能を設けることなく、それらを1
つの処理機能でカバーすることができるのが、第2の実
施例のプリンタ制御装置である。なお、ここで、シート
番号とは、先頭から数えた物理的な紙の順番をいい、プ
レート番号とは、表か裏かを示す番号である。
【0025】図8は、本発明の第2の実施例であるプリ
ント制御装置の構成ブロック図である。図8において、
プリンタ制御装置800は、プリンタ制御装置800が
接続される図示されていないネットワーク上のクライア
ントから遠隔に、あるいはプリンタ制御装置800に直
接接続される文書作成装置等から直接にプリント要求が
入力されると、スプーラ81はこのプリント要求を取り
込み、ジョブキューとしてスタックする。キューコント
ローラ82は、このプリント要求されたジョブのジョブ
キューを制御する。制御部83は、プリント要求された
文書のプリント要求を、インタプリタ85に送り、イン
タプリタ85は、プリント要求の解釈を行い、プリント
要求された文書のページ数、紙サイズ、部数、両面/片
面等のプリント出力に必要なプリントパラメータを生成
し、制御部に送出する。制御部83は、このプリントパ
ラメータをもとに、フェイスアップ出力のプリンタであ
れば文書の最終ページから、フェイスダウン出力のプリ
ンタであれば文書の先頭ページから順番に、ページ単位
でプリント要求の文書のイメージングをイメージャ86
に開始させる。これに対し、イメージャ86は、メモリ
84上にラスタイメージをPページ分作成し、それらの
ページ番号とメモリ84上のアドレスを対にして、制御
部83に送出する。ここで、Pページの「P」は、第1
の実施例で述べたようにプリンタのペーパパス内に同時
に流れる用紙の数および両面印刷か否かにより決定され
る。なお、制御部83は、プリンタからイメージ転送管
理部89、出力処理部88を介して入力されるページ出
力信号をもとに、プリンタの出力が完了し、メモリ84
の領域が空く度に、次のページのイメージングをイメー
ジャ86に要求し、ページイメージをメモリ84に書き
込む。従って、プリンタ820のペーパパス上にあるP
枚分のページイメージは、プリンタ出力が完了するま
で、常に存在することになる。
【0026】さて、イメージャ86が作成したページイ
メージのページ番号とメモリ84上のアドレスを受け取
ると、制御部83は、このページに対応したシート番号
とプレート番号を対にして、出力処理部88に転送す
る。出力処理部88は、受け取ったシート番号およびプ
レート番号をもとに、バッファエレメント構造にして、
イメージ転送管理部89に送る。ここで、プリンタ82
0は、プリンタ820が次に必要なシート番号およびプ
レート番号をプリンタ820の処理にあわせて、随時、
イメージ転送管理部89に送信している。これに対し、
イメージ転送管理部89は、出力処理部88から受信し
たバッファエレメント構造のデータと、プリンタ820
から受信したシート番号およびプレート番号をもとに、
対応するシート番号、プレート番号をもったページイメ
ージ情報のアドレスのラスタデータをプリンタ820に
転送する。また、プリンタ820は、イメージ転送管理
部89から受信したイメージを印刷出力する度に、用紙
排出信号や紙づまりが発生した時のペーパジャム信号等
の、プリンタのステータス信号を出力処理部88に送
る。出力処理部88は、このステータス信号をもとに、
制御部83に対して文書の出力状況を常時伝える。これ
に対し、制御部83は、受信するステータス信号をもと
に、ページ単位で文書の出力管理を行う。
【0027】図9は、ページ番号に対するシート番号と
プレート番号の対応を示す図である。図9に示すよう
に、制御部83は、イメージャ86が作成したページイ
メージのページ番号kに対し、INT((k+1)/
2)の演算を行って、この値をページ番号kに対するシ
ート番号とし、ページ番号kが奇数の場合は”0”を、
偶数の場合は”1”をページ番号kに対するプレート番
号としている。ここで、ページ番号は、何番目に作成さ
れたページイメージであるかを示している。また、プレ
ート番号の”0”は、両面印刷のときの表を示し、プレ
ート番号の”1”は、両面印刷のときの裏を示してい
る。このようにページ番号に対応したシート番号とプレ
ート番号が出力処理部88に入力されることになる。
【0028】図10は、出力処理部が作成するバッファ
エレメントの構造を示す図である。制御部83から入力
されるページ番号とページイメージのアドレスの対をも
とに、出力処理部88はバッファエレメントを作成す
る。このバッファエレメントはページイメージのアドレ
ス、シート番号、およびプレート番号により構成され
る。
【0029】図11は、イメージ転送管理部の動作フロ
ーチャートである。図11において、まず、イメージ転
送管理部89は、出力処理部88からバッファエレメン
トを受け取る(ステップ1101)。そして、受け取っ
たバッファエレメントがP個分溜まったか否かを判定し
(ステップ1102)、溜まっていない場合には、ステ
ップ1101に移行し、バッファエレメントをさらに受
け取り、P個になるまで繰り返す。ここで、プリンタ内
のペーパパス上にエントリできる用紙の数をPとしてい
る。次に、プリンタが起動しているか否かを判定し(ス
テップ1103)、起動していない場合には、プリンタ
を起動する(ステップ1104)。そして、プリンタか
ら要求されるシート番号およびプレート番号を受け取り
(ステップ1105)、エントリされているバッファエ
レメントを参照し、対応するバッファエレメントのアド
レスから、ページイメージをプリンタに転送する(ステ
ップ1106)。その後、プリンタからページ出力信号
を受け取ったか否かを判断し(ステップ1107)、受
け取っていない場合には、ステップ1101に移行し、
受け取った場合には、プリンタ出力が終了したバッファ
エレメントを削除し(ステップ1108)、文書の全ペ
ージのプリンタ出力が終了したか否かを判断する(ステ
ップ1109)。全ページのプリンタ出力が終了してい
ない場合には、ステップ1101に移行し、全ページの
プリンタ出力が終了した場合には、本処理を終了す。な
お、ステップ1109において、全ページのプリンタ出
力が終了していない場合には、削除されたバッファエレ
メントの部分に新規に受け取ったバッファエレメントが
上書きされることになる。
【0030】このようにして、ページシーケンスの異な
る種々のプリンタに対しても、上述した処理でイメージ
をプリンタに送ることができる。このためページシーケ
ンスを作成する手段を設けることなく、工数およびコス
トの低下を図ることができる。また、常にメモリ上には
P個分のページイメージを確保できているので、印刷途
中で、プリンタでのペーパジャムなどの障害発生によ
り、プリンタ内の用紙が取り除かれても、ステップ11
05に対応したページイメージをイメージ転送管理部が
送ることにより、正常時の処理と同じ処理で対応でき、
また、要求されたページイメージを再度イメージングす
る必要もないので、効率的なリカバリー処理ができる。
【0031】図12は、本発明の第3の実施例であるプ
リンタ制御装置の構成ブロック図である。図12のプリ
ンタ制御装置10は、図1のプリンタ制御装置10の制
御部3に、分割復帰処理部1200を新たに接続した構
成となっている。このため、分割復帰処理部1200以
外の構成部は、便宜上、図1と同じ符号を使用してい
る。
【0032】図13は、分割復帰処理部1200に格納
される参照ログファイルである処理ドキュメントログお
よび出力枚数カウンタログの内容を示す図である。図1
3(a)は、処理ドキュメントログの内容を示し、図1
3(b)は、出力枚数カウンタログの内容を示してい
る。まず、図13(a)に示された処理ドキュメントロ
グは、制御部3が、キューコントローラ2から次に処理
を行うべきプリントジョブを取り込んだ際に、記述され
るファイルである。記述される内容は、前回処理を行っ
たプリントジョブの全出力が終了しているか否かを表す
「正常出力」、これから処理を行おうとするジョブのペ
ージ数(プレート数)を表す「ドキュメントページ
数」、複数部数のプリント要求があった場合に、その部
数を表す「コピー部数」、および複数部数出力の出力形
式、すなわち、ページ順を揃えて出力するコレート(Co
llate)か、各ページごとに複数部数出力するアンコレ
ート(Uncollate)かを表す「コレート/アンコレー
ト」を要素として持つ。なお、「正常出力」の初期値
は”TRUE”であり、「ドキュメントページ数」の初
期値は”0”であり、「コピー部数」の初期値は”1”
であり、「コレート/アンコレート」の初期値は”コレ
ート”である。図13(b)に示された出力枚数カウン
タログは、マーカ12が作成するファイルであり、プリ
ンタからのページ出力信号を受け取る度に、「ページ出
力値」(Page Delivered Count)の値をカウントアップ
していく。この処理ドキュメントログおよび出力枚数カ
ウンタログのファイルは、ディスクに書き込まれるファ
イルであり、このため、プリンタ制御装置が、突然の電
源遮断等でダウンしても、ディスクの損傷等の障害が発
生しない限り、ダウン直前までの情報を保持することが
できる。
【0033】図14は、分割復帰処理部を中心としたプ
リンタ制御装置の処理動作フローチャートである。図1
4において、まず、制御部3はキューコントローラ2か
ら次に処理すべきプリントジョブを取り出し(ステップ
1401)、分割復帰処理部1200の処理ドキュメン
トログを参照する(ステップ1402)。そして、処理
ドキュメントログの「正常出力」が”TRUE”か否か
を判断し(ステップ1403)、「正常出力」が”TR
UE”であれば、前回のジョブは終了しているため、
「正常出力」を”FALSE”にし、取り出したプリン
トジョブの「ドキュメントページ数」、「コピー部
数」、「コレート/アンコレート」のパラメータの設定
を行う(ステップ1406)。そして、ページシーケン
スの作成を行う(ステップ1407)。一方、ステップ
1403において、処理ドキュメントログの「正常出
力」が”FALSE”であった場合は、さらに出力枚数
カウンタログの「ページ出力値」の値が、処理ドキュメ
ントログの「ドキュメントページ数」×「コピー部数」
の数に等しいか否かを判断し(ステップ1404)、等
しい場合には、ステップ1406に移行して、処理ドキ
ュメントログのパラメータの設定を行う。一方、ステッ
プ1404において等しくない場合には、分割復帰処理
部において、次に出力を開始すべき先頭ページの算出を
行い(ステップ1405)、この結果をもとにページシ
ーケンスの作成を行う(ステップ1407)。なお、ス
テップ1404において、「ページ出力値」の数と「ド
キュメントページ数」×「コピー部数」の数が等しくな
いということは、前回処理中に障害が発生し、途中で出
力が中断され、今回取り出したジョブがキューから消さ
れずに残っていたことを意味する。次に、ステップ14
07で得られたページシーケンスに従い、ページイメー
ジの作成を行い(ステップ1408)、出力処理を行っ
て(ステップ1409)、イメージの転送を行う(ステ
ップ1410)。そして、プリンタからドキュメントが
排出される度に、ページ出力信号がプリンタ制御装置に
送られ、その都度、「出力枚数カウンタログ」の値を更
新する(ステップ1411)。そして、全ページ出力し
たか否かを判断し(ステップ1412)、全ページ出力
していない場合には、ステップ1408に移行し、エラ
ー等が発生せずにジョブとして必要な出力枚数分の出力
が終了した場合には、処理ドキュメントログおよび出力
枚数カウンタログの値を初期値に設定し(ステップ14
13)、スタックされたキューから、このジョブを削除
し(ステップ1414)、処理を終了する。なお、ステ
ップ1404において、処理ドキュメントログと出力枚
数カウンタログの2つを二重にチェックするのは、最終
ページの出力をステップ1411でカウントアップされ
てから、ステップ1413でのファイルリセットまでの
短い間にプリンタ制御装置がダウンした場合のことを考
慮したためである。また、ステップ1413に至らない
うちに処理が異常中断された場合には、処理再開後、再
びステップ1401から処理を行う。なお、ステップ1
408からステップ1412の過程で操作者等による強
制終了が要求された場合は、その要求を受けた時点で必
要枚数の出力は終了したものとして、ステップ1412
からステップ1413へと処理が流れるため、次のジョ
ブに影響を与えることは無い。
【0034】図15は、分割復帰処理部の処理の一例を
示す図である。図15において、処理ドキュメントログ
の「正常出力」は”FALSE”、「ドキュメントペー
ジ数」は”100”、「コピー部数」は”5”、「コレ
ート/アンコレート」は”コレート”であり、出力枚数
カウンタログの「ページ出力値」は、”318”であ
る。この場合において、分割復帰処理部は、次のような
処理を行う。まず、出力が終了した部数を、「ページ出
力値」を「ドキュメントページ数」で割った商として定
義する。従って、出力が終了した部数は、具体的に
は、”318/100”の商、すなわち、”3”という
ことになる。次に、残りのコピー部数を求める。この残
りのコピー部数は、コピー部数から出力が終了した部数
を減算した値、すなわち、”5−3”で、”2”という
ことになる。従って、復帰後の先頭ページは、「ページ
出力値」を「ドキュメントページ数」で割った余りに”
1”を加算した値、すなわち、”18+1”で、”1
9”ということになる。これにより、復帰後の処理は、
「1部を19ページから、もう1部を先頭ページから出
力させる」という結果が得られる。
【0035】図16は、分割復帰処理部の処理の一例を
示す図である。図16において、処理ドキュメントログ
の「正常出力」は”FALSE”、「ドキュメントペー
ジ数」は”100”、「コピー部数」は”5”、「コレ
ート/アンコレート」は”アンコレート”であり、出力
枚数カウンタログの「ページ出力値」は、”318”で
ある。この場合において、分割復帰処理部は、次のよう
な処理を行う。なお、この場合、図15の例は、出力形
式が「コレート」であったのに対し、図16の例は、出
力形式が「アンコレート」であり、その他のパラメータ
は全て同じ場合である。まず、復帰後の先頭ページを
「ページ出力値」を「コピー部数」で割った商に1を加
算した値とする。すなわち、復帰後の先頭ページは、”
318/5+1”で、”64”となる。また、「ページ
出力値」が「コピー部数」で割り切れないときは、上記
復帰後の先頭ページ、すなわち、ページ”64”の出力
が必要な枚数は、「コピー部数」から、「ページ出力
値」を「コピー部数」で割った余りを減算した値とな
る。すなわち、ページ”64”の出力が必要な枚数
は、”5−3”で、”2”となる。これから、「復帰後
の処理は、64ページを2部、65ページから最終ペー
ジまでを5部出力させる」という結果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、用紙搬
送路に用紙を連続的に複数搬送させて画像形成部に連続
的に用紙を供給するプリンタを制御するプリンタ制御装
置において、文書受付手段がクライアント装置からの文
書印刷要求を順次受け付け、プリントパラメータ生成手
段が前記文書印刷要求を解釈して印刷すべきページ数を
有したプリントパラメータを生成し、同時処理ページ数
決定手段が前記プリンタ内で同時に搬送される用紙の枚
数とプリントパラメータとから文書イメージデータの同
時処理ページ数を決定し、文書イメージデータ記憶手段
が前記同時処理ページ数分の文書イメージデータをペー
ジ単位で作成されたページイメージデータを記憶し、出
力処理手段が前記同時処理ページ数分のページイメージ
データの前記文書イメージデータ記憶手段上のアドレス
を有する出力処理データを作成し、この出力処理データ
を参照して前記プリンタへのイメージデータの転送を行
うようにしているので、前記プリンタに直結するデータ
転送部における処理機能の簡素化および効率化を図るこ
とができるという利点を有する。
【0037】また、プリンタに障害が発生した場合も、
上記出力処理手段が作成した同時処理ページ数分の出力
処理データをもとにリカバリー処理を行うので、高速プ
リンタの印刷処理速度の極端な低下を招かずに、リカバ
リー処理を行うことができるという利点を有する。
【0038】しかも、必要最小限の同時処理ページ分の
記憶手段のみで、上記リカバリー処理を達成することが
できるという利点を有する。
【0039】さらに、前記統括制御手段が、新たな文書
印刷要求の処理を開始する際に、前回の文書印刷要求に
関する情報および前記新たな文書印刷要求に関する情報
を入力した処理ドキュメントログ、および前記出力処理
手段が、現在処理中の文書印刷要求の出力枚数に関する
情報を入力した出力枚数カウンタログは、不揮発性記憶
手段に記憶されるため、プリンタ制御装置自体がダウン
しても、プリンタ制御装置の復帰後、プリンタ制御装置
のダウン発生時点からの再開処理を行うことができると
いう利点を有する。
【0040】また、ページシーケンスに左右されること
なく、常に先頭あるいは最終ページから順次処理を行う
場合には、処理の一律化、単純化のみならず、エラーリ
カバリー処理も共通に処理できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるプリント制御装置
の構成ブロック図。
【図2】プリント制御装置の動作フローチャート。
【図3】イメージャ6により作成されたメモリ4上のP
ページ分のページイメージの格納状態を示す図。
【図4】出力処理部8により作成されるキューエレメン
トの構成を示す図。
【図5】プリントキューポインタおよびプリントキュー
エレメントポインタによる出力処理部の動作内容を説明
する図。
【図6】具体的なプリントキューの作成を説明する図。
【図7】同一ページの複数部数の印刷指定時における出
力処理部の動作を示す図。
【図8】本発明の第2の実施例であるプリント制御装置
の構成ブロック図。
【図9】ページ番号に対するシート番号とプレート番号
の対応を示す図。
【図10】出力処理部が作成するバッファエレメントの
構造を示す図。
【図11】イメージ転送管理部の動作フローチャート。
【図12】本発明の第3の実施例であるプリンタ制御装
置の構成ブロック図。
【図13】分割復帰処理部1200に格納される参照ロ
グファイルである処理ドキュメントログおよび出力枚数
カウンタログの内容を示す図。
【図14】分割復帰処理部を中心としたプリンタ制御装
置の処理動作フローチャート。
【図15】分割復帰処理部の処理の一例を示す図。
【図16】分割復帰処理部の処理の一例を示す図。
【符号の説明】
1 スプーラ 2 キューコントローラ 3 制御部
4 メモリ 5 インタプリタ 6 イメージャ 7 ページシーケ
ンス作成部 8 出力処理部 9 イメージ転送部 10 プリンタ
制御装置 11 デコンポーザ 12 マーカ 20 プリンタ 89 イメージ転送管理部 1200 分割復帰処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−36660(JP,A) 特開 昭60−257262(JP,A) 特開 昭63−276569(JP,A) 特開 平3−26561(JP,A) 特開 昭56−6257(JP,A) 特開 昭59−81777(JP,A) 特開 平2−202468(JP,A) 特開 昭63−163920(JP,A) 特開 平3−218868(JP,A) 実開 昭63−174356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/38 B41J 21/00 G06F 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路に用紙を連続的に複数搬送さ
    せて画像形成部に連続的に用紙を供給するプリンタを制
    御するプリンタ制御装置において、 クライアント装置からの文書印刷要求を受け付ける文書
    受付手段と、 前記受付手段が受け付けた文書印刷要求を解釈して印刷
    すべきページ数を有したプリントパラメータを生成する
    プリントパラメータ生成手段と、 文書イメージデータをページ単位で作成するイメージ作
    成手段と、 前記プリンタ内で同時に搬送される用紙の枚数と前記プ
    リントパラメータとから文書イメージデータの同時処理
    ページ数を決定する同時処理ページ数決定手段と、 前記同時処理ページ数分の文書イメージデータを記憶す
    る文書イメージデータ記憶手段と、 前記同時処理ページ数分の文書イメージデータを前記プ
    リンタ出力するとともに、該プリンタから出力した前記
    同時処理ページ数分の文書イメージデータの印刷の成否
    を取得する出力処理手段と、 前記出力処理手段が前記プリンタから印刷が成功したこ
    とを取得したタイミングで、前記文書イメージデータ記
    憶手段に記憶されている文書イメージデータを破棄させ
    る制御手段とを具備することを特徴とするプリンタ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 新たな文書印刷要求の処理を開始する際に、該新たな文
    書印刷要求に関する情報および前回の文書印刷要求に関
    する情報からなる処理ドキュメントログを作成し、 前記出力処理手段は、 現在処理中の文書印刷要求の出力枚数に関する情報から
    なる出力枚数カウンタログを作成し、 さらに、前記処理ドキュメントログおよび前記出力枚数
    カウンタログを記憶する不揮発性記憶手段と、 前記処理ドキュメントログおよび前記出力枚数カウンタ
    ログを参照して異常中断再開処理を行う異常中断再開処
    理手段とを具備することを特徴とする請求項1記載のプ
    リンタ制御装置。
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