JP2887936B2 - 平行印刷処理装置 - Google Patents
平行印刷処理装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は平行印字装置に関する。
複数のワークステーションからの文書データの印刷依頼
を受け付けて文書の印刷処理を行う平行印刷処理装置
は、一般に印刷要求を先入れ先出し（FIFO）の方式で文
書の印刷を行う。印刷待ちの文書が複数ある場合に印刷
データ量の多い文書データの印刷が開始されると、印刷
処理は長時間印刷中文書に占有されてしまい、印刷待ち
にある複数の文書の待ち時間が膨大になるといった問題
が指摘されている。印刷処理を１文書に占有させること
なく、印刷文書のデータ量を考慮しながら印刷処理を複
数文書同時に行い、印刷待ち時間の短縮を図る必要があ
る。
複数のワークステーションからの文書データの印刷依頼
を受け付けて文書の印刷処理を行う平行印刷処理装置
は、一般に印刷要求を先入れ先出し（FIFO）の方式で文
書の印刷を行う。印刷待ちの文書が複数ある場合に印刷
データ量の多い文書データの印刷が開始されると、印刷
処理は長時間印刷中文書に占有されてしまい、印刷待ち
にある複数の文書の待ち時間が膨大になるといった問題
が指摘されている。印刷処理を１文書に占有させること
なく、印刷文書のデータ量を考慮しながら印刷処理を複
数文書同時に行い、印刷待ち時間の短縮を図る必要があ
る。
【０００２】
【従来の技術】図９に従来のシステム構成図を示す。印
刷処理を行う処理装置60は、ＬＡＮ等のネットワークで
接続されているワークステーション61からの文書の印刷
依頼を印刷受付処理部65で受け付けると、該文書の文書
データを文書データファイル66へ格納し、印刷待ちテー
ブル67に文書の識別情報を登録する。
刷処理を行う処理装置60は、ＬＡＮ等のネットワークで
接続されているワークステーション61からの文書の印刷
依頼を印刷受付処理部65で受け付けると、該文書の文書
データを文書データファイル66へ格納し、印刷待ちテー
ブル67に文書の識別情報を登録する。
【０００３】印刷処理部68は該印刷待ちテーブル67を検
索し、印刷要求の受付け順に先頭の文書の文書データを
文書データファイル66から読出して印刷する。該文書の
印刷が終了すると該文書を印刷待ちテーブル67から削除
し、次の印刷待ち文書の印刷を開始する。
索し、印刷要求の受付け順に先頭の文書の文書データを
文書データファイル66から読出して印刷する。該文書の
印刷が終了すると該文書を印刷待ちテーブル67から削除
し、次の印刷待ち文書の印刷を開始する。
【０００４】図10に従来の印刷処理時間を示す。本図は
印刷受付処理部65が印刷依頼を、文書Ａ，Ｂ，Ｃの順に
受け付け、そのときの各文書の印刷データ量が示されて
いる。１つの文書の印刷に要する時間は頁数に比例する
ものとし、頁当たりの平均印刷時間を１分とする。処理
装置60はFIFOで印刷処理を行うために、文書Ａの印刷が
開始されると文書Ｂ，Ｃは印刷待ちの状態となり、印刷
待ち時間を含めると文書Ｂ，Ｃの印刷処理時間は文書印
刷時間を大幅に越えたもの（文書Ｂは８分に対し108
分，文書Ｃは20分に対し128 分）となる。
印刷受付処理部65が印刷依頼を、文書Ａ，Ｂ，Ｃの順に
受け付け、そのときの各文書の印刷データ量が示されて
いる。１つの文書の印刷に要する時間は頁数に比例する
ものとし、頁当たりの平均印刷時間を１分とする。処理
装置60はFIFOで印刷処理を行うために、文書Ａの印刷が
開始されると文書Ｂ，Ｃは印刷待ちの状態となり、印刷
待ち時間を含めると文書Ｂ，Ｃの印刷処理時間は文書印
刷時間を大幅に越えたもの（文書Ｂは８分に対し108
分，文書Ｃは20分に対し128 分）となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように印刷
依頼の文書の中に平均的なデータ量を越える文書（文書
Ａ）がある場合、印刷待ちの文書を印刷依頼に出した複
数のワークステーションユーザの印刷待ち時間が極端に
多くなるといった問題を生じていた。
依頼の文書の中に平均的なデータ量を越える文書（文書
Ａ）がある場合、印刷待ちの文書を印刷依頼に出した複
数のワークステーションユーザの印刷待ち時間が極端に
多くなるといった問題を生じていた。
【０００６】本発明は２つの文書を平行して印刷処理す
ることにより、印刷待ち時間の縮小と均一化を図ること
を目的とする。
ることにより、印刷待ち時間の縮小と均一化を図ること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理ブロ
ック図である。印刷受付処理部１と、印刷制御部２と、
印刷処理部３と、文書データファイル４と、印刷待ちテ
ーブル５と、文書の印刷を２文書交互に行う平行印刷と
するか、１つの文書を印刷中は該文書の印刷が終了する
まで他の文書の印刷を許さない単一印刷とするかの印刷
モードを設定する印刷モード設定部21とを有し、印刷受
付処理部１は、文書の印刷依頼があると文書データを文
書データファイル４へ格納し、文書の識別情報と該文書
の印刷データ量からなる印刷制御情報を印刷受付順に印
刷待ちテーブル５に登録し、印刷制御部２は、印刷待ち
テーブル５を検索して該文書が登録されていると印刷待
ちの先頭の文書を先行印刷文書とし、該先行印刷文書の
文書データを所定量文書データファイル４から読出し、
印刷済用紙の排出に使用するスタッカ情報を付加して文
書の印刷依頼を行う印刷処理を印刷処理部３に対して行
い、印刷完了の通知が印刷処理部３からあると印刷中の
文書データが全て印刷終了したか否かをチェックし、文
書の印刷が全頁終了ならば印刷待ちテーブル５から該文
書の文書情報を削除することにより該印刷待ちテーブル
５を更新し、印刷待ち文書の印刷を開始するか否かを判
定して、次の文書の印刷処理を印刷処理部３に対して行
い、印刷中の文書の全頁印刷が終了していなければ、平
行印刷の場合は印刷文書を他の文書の文書データに切り
替えて印刷処理を印刷処理部３に対して行い、単一印刷
の場合は印刷中の文書の印刷処理を継続し、いずれでも
なければ印刷モードの設定を印刷モード設定部21に対し
て行い、印刷処理部３は、印刷制御部２から印刷依頼が
あると文書データを所定量を印刷し、スタッカ情報に対
応するスタッカへ印刷媒体を排出して印刷完了通知を印
刷制御部２に出し、印刷モード設定文書21は、文書の印
刷モードを文書の印刷データ量に基づき平行印刷か単一
印刷に設定する。
ック図である。印刷受付処理部１と、印刷制御部２と、
印刷処理部３と、文書データファイル４と、印刷待ちテ
ーブル５と、文書の印刷を２文書交互に行う平行印刷と
するか、１つの文書を印刷中は該文書の印刷が終了する
まで他の文書の印刷を許さない単一印刷とするかの印刷
モードを設定する印刷モード設定部21とを有し、印刷受
付処理部１は、文書の印刷依頼があると文書データを文
書データファイル４へ格納し、文書の識別情報と該文書
の印刷データ量からなる印刷制御情報を印刷受付順に印
刷待ちテーブル５に登録し、印刷制御部２は、印刷待ち
テーブル５を検索して該文書が登録されていると印刷待
ちの先頭の文書を先行印刷文書とし、該先行印刷文書の
文書データを所定量文書データファイル４から読出し、
印刷済用紙の排出に使用するスタッカ情報を付加して文
書の印刷依頼を行う印刷処理を印刷処理部３に対して行
い、印刷完了の通知が印刷処理部３からあると印刷中の
文書データが全て印刷終了したか否かをチェックし、文
書の印刷が全頁終了ならば印刷待ちテーブル５から該文
書の文書情報を削除することにより該印刷待ちテーブル
５を更新し、印刷待ち文書の印刷を開始するか否かを判
定して、次の文書の印刷処理を印刷処理部３に対して行
い、印刷中の文書の全頁印刷が終了していなければ、平
行印刷の場合は印刷文書を他の文書の文書データに切り
替えて印刷処理を印刷処理部３に対して行い、単一印刷
の場合は印刷中の文書の印刷処理を継続し、いずれでも
なければ印刷モードの設定を印刷モード設定部21に対し
て行い、印刷処理部３は、印刷制御部２から印刷依頼が
あると文書データを所定量を印刷し、スタッカ情報に対
応するスタッカへ印刷媒体を排出して印刷完了通知を印
刷制御部２に出し、印刷モード設定文書21は、文書の印
刷モードを文書の印刷データ量に基づき平行印刷か単一
印刷に設定する。
【０００８】
【作用】印刷制御部２は、文書の印刷データを所定量文
書データファイル４から読出し、スタッカ情報と合わせ
て印刷処理部３へ渡すことにより２文書の平行印刷を可
能とし、印刷処理部３が所定量の文書データの印刷が完
了する毎にチェックして印刷モードの切替えを可能と
し、印刷モード設定部21が文書の印刷量に基づいて設定
する印刷モードでの印刷処理を行うことにより、文書の
印刷待ち時間の短縮と平均化を達成出来る。
書データファイル４から読出し、スタッカ情報と合わせ
て印刷処理部３へ渡すことにより２文書の平行印刷を可
能とし、印刷処理部３が所定量の文書データの印刷が完
了する毎にチェックして印刷モードの切替えを可能と
し、印刷モード設定部21が文書の印刷量に基づいて設定
する印刷モードでの印刷処理を行うことにより、文書の
印刷待ち時間の短縮と平均化を達成出来る。
【０００９】
【実施例】図２に実施例のシステム構成図を示す。複数
のワークステーション12からネットワーク11を介して印
刷処理を行う処理装置10に対して印刷依頼が出される。
のワークステーション12からネットワーク11を介して印
刷処理を行う処理装置10に対して印刷依頼が出される。
【００１０】図３に実施例の文書印刷の処理手順を示
す。処理ステップ71で、処理装置10の印刷受付処理部１
は、ワークステーション12から文書の印刷依頼がある
と、該文書の文書データを文書データファイル４へ登録
し、処理ステップ72で該文書データの文書識別情報と印
刷量データ（本実施例では印刷量は文書の印刷頁数に比
例するものとし、印刷処理時間と相対的に対応するもの
とし、Ｐ頁の文書に要する印刷時間を便宜上、Ｐ時間と
する）から成る文書情報を、印刷受付順に印刷待ちテー
ブル５に登録して印刷制御部２へ通知する。
す。処理ステップ71で、処理装置10の印刷受付処理部１
は、ワークステーション12から文書の印刷依頼がある
と、該文書の文書データを文書データファイル４へ登録
し、処理ステップ72で該文書データの文書識別情報と印
刷量データ（本実施例では印刷量は文書の印刷頁数に比
例するものとし、印刷処理時間と相対的に対応するもの
とし、Ｐ頁の文書に要する印刷時間を便宜上、Ｐ時間と
する）から成る文書情報を、印刷受付順に印刷待ちテー
ブル５に登録して印刷制御部２へ通知する。
【００１１】図４に印刷待ちテーブルの説明図を示す。
印刷依頼の文書は依頼順に印刷待ちテーブル５に登録さ
れる。印刷待ちテーブルには印刷で使用するスタッカの
情報と、文書の印刷が開始されると、印刷済の頁数が該
テーブルに記録され、印刷終了判定に使用される。文書
の印刷は印刷処理部３が印刷制御部２から文書データを
１頁ずつ受け取ることにより行われる。また印刷処理部
３は文書の１頁分の印刷が完了すると、印刷完了の通知
を印刷制御部２に対して出す。
印刷依頼の文書は依頼順に印刷待ちテーブル５に登録さ
れる。印刷待ちテーブルには印刷で使用するスタッカの
情報と、文書の印刷が開始されると、印刷済の頁数が該
テーブルに記録され、印刷終了判定に使用される。文書
の印刷は印刷処理部３が印刷制御部２から文書データを
１頁ずつ受け取ることにより行われる。また印刷処理部
３は文書の１頁分の印刷が完了すると、印刷完了の通知
を印刷制御部２に対して出す。
【００１２】印刷処理部２に対して印刷受付処理部１
と、印刷処理部３から通知が発信されるが、処理ステッ
プ73で印刷制御部２は、印刷受付処理部１からの通知
か、印刷処理部３からの通知かをチェックする。印刷処
理部３からの通知の場合の説明は図５で述べる。
と、印刷処理部３から通知が発信されるが、処理ステッ
プ73で印刷制御部２は、印刷受付処理部１からの通知
か、印刷処理部３からの通知かをチェックする。印刷処
理部３からの通知の場合の説明は図５で述べる。
【００１３】印刷受付処理部１からの通知の場合、処理
ステップ74で、印刷待ちテーブル５をチェックし、現在
印刷中の文書が無く、印刷待ちの文書が登録されている
と、先頭の文書を１つ取り出し該文書を先行印刷文書と
決定する。
ステップ74で、印刷待ちテーブル５をチェックし、現在
印刷中の文書が無く、印刷待ちの文書が登録されている
と、先頭の文書を１つ取り出し該文書を先行印刷文書と
決定する。
【００１４】処理ステップ75で印刷処理部２は、印刷文
書が使用する排出スタッカをスタッカ部31のスタッカを
該印刷文書用に割当て、印刷待ちテーブル５に記録す
る。処理ステップ76で印刷制御部２は、該スタッカ情報
と、該文書の文書データを１頁分文書データファイル４
から読出して印刷処理部３へ渡し印刷開始を指示する。
書が使用する排出スタッカをスタッカ部31のスタッカを
該印刷文書用に割当て、印刷待ちテーブル５に記録す
る。処理ステップ76で印刷制御部２は、該スタッカ情報
と、該文書の文書データを１頁分文書データファイル４
から読出して印刷処理部３へ渡し印刷開始を指示する。
【００１５】処理ステップ77で印刷処理部３は、１頁分
の文書データを印刷し、スタッカへ排出して頁データ印
刷完了の通知を印刷制御部２に対して出す。図５に印刷
処理部の通知処理手順を示す。
の文書データを印刷し、スタッカへ排出して頁データ印
刷完了の通知を印刷制御部２に対して出す。図５に印刷
処理部の通知処理手順を示す。
【００１６】本図の処理ステップ81で印刷制御部２は、
印刷処理部３から１頁の印刷完了の通知を受けると、印
刷文書の全頁の印刷が終了したか否かをチェックする。
全頁の印刷が未終了であれば処理ステップ82で、現在印
刷処理中の印刷モード（平行印刷と単一印刷がある）を
チェックする．２つの文書を１頁ずつ交互に印刷処理す
る場合を平行印刷と呼び、文書の印刷を他の文書の割り
込みを許さずに行う場合を単一印刷とし、印刷モードは
後述する印刷モード設定部21で決定される。印刷モード
が平行印刷の場合は、処理ステップ83で印刷制御部２
は、印刷文書の切替えを行い、印刷待ちテーブル５に記
録してある該文書のスタッカ情報と、文書データファイ
ル４から読出した該文書の頁データを印刷処理部３へ渡
す。
印刷処理部３から１頁の印刷完了の通知を受けると、印
刷文書の全頁の印刷が終了したか否かをチェックする。
全頁の印刷が未終了であれば処理ステップ82で、現在印
刷処理中の印刷モード（平行印刷と単一印刷がある）を
チェックする．２つの文書を１頁ずつ交互に印刷処理す
る場合を平行印刷と呼び、文書の印刷を他の文書の割り
込みを許さずに行う場合を単一印刷とし、印刷モードは
後述する印刷モード設定部21で決定される。印刷モード
が平行印刷の場合は、処理ステップ83で印刷制御部２
は、印刷文書の切替えを行い、印刷待ちテーブル５に記
録してある該文書のスタッカ情報と、文書データファイ
ル４から読出した該文書の頁データを印刷処理部３へ渡
す。
【００１７】処理ステップ82のチェックの結果、単一印
刷の場合は処理ステップ84で印刷制御部２は、文書を切
り替えることなく印刷中文書の次の頁データを印刷処理
部３へ渡す。平行印刷でもなく単一印刷でも無い場合
（印刷モードを何れとも決めていない先行印刷の場合が
相当する）は処理ステップ85で、印刷待ちテーブル５を
検索して、印刷待ち文書があれば印刷モード設定部21に
対し印刷モードの設定を依頼する（印刷モード設定部21
から印刷モードが設定されると処理ステップ82へ戻
る）。印刷待ち文書がなければ現在印刷中の文書の印刷
処理を続行する。
刷の場合は処理ステップ84で印刷制御部２は、文書を切
り替えることなく印刷中文書の次の頁データを印刷処理
部３へ渡す。平行印刷でもなく単一印刷でも無い場合
（印刷モードを何れとも決めていない先行印刷の場合が
相当する）は処理ステップ85で、印刷待ちテーブル５を
検索して、印刷待ち文書があれば印刷モード設定部21に
対し印刷モードの設定を依頼する（印刷モード設定部21
から印刷モードが設定されると処理ステップ82へ戻
る）。印刷待ち文書がなければ現在印刷中の文書の印刷
処理を続行する。
【００１８】図６の印刷モードの判定処理手順を示す。
印刷モードの判定処理は印刷モード設定部21が行う。図
６の処理ステップ91で印刷モード設定部21は、印刷待ち
の先頭の文書（文書Ａ２とする）を印刷待ちテーブル５
から取り出す。図４は、印刷中の文書がＡ１であり、印
刷待ちの先頭の文書がＡ２であることを示している。
印刷モードの判定処理は印刷モード設定部21が行う。図
６の処理ステップ91で印刷モード設定部21は、印刷待ち
の先頭の文書（文書Ａ２とする）を印刷待ちテーブル５
から取り出す。図４は、印刷中の文書がＡ１であり、印
刷待ちの先頭の文書がＡ２であることを示している。
【００１９】処理ステップ92で、現在印刷中の文書（文
書Ａ１とする）の未だ印刷されていない頁数（Ｐ１（＝
ｐ１−ｆ１））と、文書Ａ２の頁数（Ｐ２）を抽出す
る。処テップ93で頁データＰ１，Ｐ２に基づき所定の計
算を行い、単一印刷の場合の待価値（Ｗｓ）と平行印刷
の場合の待ち評価値（Ｗｃ）を算出する。
書Ａ１とする）の未だ印刷されていない頁数（Ｐ１（＝
ｐ１−ｆ１））と、文書Ａ２の頁数（Ｐ２）を抽出す
る。処テップ93で頁データＰ１，Ｐ２に基づき所定の計
算を行い、単一印刷の場合の待価値（Ｗｓ）と平行印刷
の場合の待ち評価値（Ｗｃ）を算出する。
【００２０】図７に単一印刷と平行印刷の評価値の説明
図を示す。本図において、文書Ａ１の印刷が終了してか
ら文書Ａ２の印刷を行う場合（単一印刷）、それぞれの
印刷処理待ちの時間は文書Ａ１はP1であり、文書Ａ２は
文書Ａ１の待ち時間P1に文書Ａ２の印刷時間を加算した
値P1＋P2となる。また文書Ａ１と文書Ａ２の印刷を頁毎
に交互に行う場合（平行印刷）、文書Ａ１の印刷待ち時
間はP1＋P2となり、文書Ａ２の待ち時間はP1×２とな
る。この２つの文書の待ち時間から待ち評価値を、印刷
時間を分子とし待ち時間を分母とした値で定義する。単
一印刷と平行印刷の待ち評価値（Ｗｓ，Ｗｃ）をそれぞ
れ図７（ａ），（ｂ）に示す。
図を示す。本図において、文書Ａ１の印刷が終了してか
ら文書Ａ２の印刷を行う場合（単一印刷）、それぞれの
印刷処理待ちの時間は文書Ａ１はP1であり、文書Ａ２は
文書Ａ１の待ち時間P1に文書Ａ２の印刷時間を加算した
値P1＋P2となる。また文書Ａ１と文書Ａ２の印刷を頁毎
に交互に行う場合（平行印刷）、文書Ａ１の印刷待ち時
間はP1＋P2となり、文書Ａ２の待ち時間はP1×２とな
る。この２つの文書の待ち時間から待ち評価値を、印刷
時間を分子とし待ち時間を分母とした値で定義する。単
一印刷と平行印刷の待ち評価値（Ｗｓ，Ｗｃ）をそれぞ
れ図７（ａ），（ｂ）に示す。
【００２１】処理ステップ94で２つの文書の待ち評価値
の平均を総合評価値として単一印刷と平行印刷の場合に
ついて算出する（Ｓ，Ｃ）（図７（ｃ））。処理ステッ
プ95で値ＳがＣを越える場合文書Ａ１，Ａ２を平行印刷
とし、平行印刷フラグを設定し、処理ステップ96で値Ｓ
がＣを越えなければ単一印刷とし、単一印刷フラグを設
定する。処理ステップ97で印刷モード設定部21は、印刷
モード（平行印刷か単一印刷）を印刷制御部２へ通知す
る。
の平均を総合評価値として単一印刷と平行印刷の場合に
ついて算出する（Ｓ，Ｃ）（図７（ｃ））。処理ステッ
プ95で値ＳがＣを越える場合文書Ａ１，Ａ２を平行印刷
とし、平行印刷フラグを設定し、処理ステップ96で値Ｓ
がＣを越えなければ単一印刷とし、単一印刷フラグを設
定する。処理ステップ97で印刷モード設定部21は、印刷
モード（平行印刷か単一印刷）を印刷制御部２へ通知す
る。
【００２２】図８に文書印刷終了の処理手順を示す。文
書の全頁の印刷が終了すると処理ステップ100 で印刷処
理部２は、印刷が終了した文書に関する情報を印刷待ち
テーブル５から削除して該印刷待ちテーブル５を更新す
る。処理ステップ101 で印刷処理部２は、これ迄の印刷
モードをチェックし、処理ステップ102 で、平行印刷フ
ラグが設定されておれば該フラグをクリアして図５の処
理ステップ83へ移る（平行印刷モードの解消）。処理ス
テップ103 で、単一印刷フラグが設定されておれば該フ
ラグをクリアして図４の処理ステップ74へ移る（単一印
刷モードの解消と印刷待ち文書があれば該印刷待ち文書
の印刷を先行印刷文書とする）。
書の全頁の印刷が終了すると処理ステップ100 で印刷処
理部２は、印刷が終了した文書に関する情報を印刷待ち
テーブル５から削除して該印刷待ちテーブル５を更新す
る。処理ステップ101 で印刷処理部２は、これ迄の印刷
モードをチェックし、処理ステップ102 で、平行印刷フ
ラグが設定されておれば該フラグをクリアして図５の処
理ステップ83へ移る（平行印刷モードの解消）。処理ス
テップ103 で、単一印刷フラグが設定されておれば該フ
ラグをクリアして図４の処理ステップ74へ移る（単一印
刷モードの解消と印刷待ち文書があれば該印刷待ち文書
の印刷を先行印刷文書とする）。
【００２３】平行印刷でも単一印刷でもない場合は処理
ステップ104 で図３の処理ステップ74へ移る。
ステップ104 で図３の処理ステップ74へ移る。
【００２４】
【発明の効果】図11に平行印刷の場合の印刷処理時間を
示す。即ち平行印刷を可能にすることにより図10に示し
た文書Ｂ，Ｃの印刷待ちを含めた印刷処理時間は、それ
ぞれ文書Ｂが108 分から16分へ、文書Ｃが128 分から56
分へ短縮され、各文書Ａ，Ｂ，Ｃの印刷処理時間の合計
はFIFO処理の場合が336 分となるが、平行印刷の場合は
200 分に短縮されることになり、文書印刷のサービス向
上が可能となる。
示す。即ち平行印刷を可能にすることにより図10に示し
た文書Ｂ，Ｃの印刷待ちを含めた印刷処理時間は、それ
ぞれ文書Ｂが108 分から16分へ、文書Ｃが128 分から56
分へ短縮され、各文書Ａ，Ｂ，Ｃの印刷処理時間の合計
はFIFO処理の場合が336 分となるが、平行印刷の場合は
200 分に短縮されることになり、文書印刷のサービス向
上が可能となる。
【図１】 本発明の原理ブロック図
【図２】 実施例のシステム構成図
【図３】 実施例の文書印刷の処理手順
【図４】 印刷待ちテーブルの説明図
【図５】 印刷処理部の通知処理手順
【図６】 印刷モードの判定処理手順
【図７】 単一印刷と平行印刷の評価値の説明図
【図８】 文書印刷終了の処理手順
【図９】 従来のシステム構成図
【図10】 従来の印刷処理時間
【図11】 平行印刷の場合の印刷処理時間
１、65は印刷受付処理部、10、60は処理装置、11はネッ
トワーク、12、61はワークステーション、２は印刷制御
部、21は印刷モード設定部、22は単一印刷フラグ、23は
平行印刷フラグ、３、68は印刷処理部、31はスタッカ
部、４、66は文書データファイル、５、67は印刷待ちテ
ーブル、を示し、71〜77、81〜85、91〜97、100 〜104
は処理ステップを表す。
トワーク、12、61はワークステーション、２は印刷制御
部、21は印刷モード設定部、22は単一印刷フラグ、23は
平行印刷フラグ、３、68は印刷処理部、31はスタッカ
部、４、66は文書データファイル、５、67は印刷待ちテ
ーブル、を示し、71〜77、81〜85、91〜97、100 〜104
は処理ステップを表す。
Claims (1)
- 【請求項１】 印刷受付処理部（１）と、印刷制御部
（２）と、印刷処理部（３）と、文書データファイル
（４）と、印刷待ちテーブル（５）と、文書の印刷を２
文書交互に行う平行印刷とするか、１つの文書を印刷中
は該文書の印刷が終了するまで他の文書の印刷を許さな
い単一印刷とするかの印刷モードを設定する印刷モード
設定部（21）とを有し、印刷受付処理部（１）は、文書
の印刷依頼があると文書データを文書データファイル
（４）へ格納し、文書の識別情報と該文書の印刷データ
量からなる印刷制御情報を印刷受付順に印刷待ちテーブ
ル（５）に登録し、印刷制御部（２）は、印刷待ちテー
ブル（５）を検索して該文書が登録されていると印刷待
ちの先頭の文書を先行印刷文書とし、該先行印刷文書の
文書データを所定量文書データファイル（４）から読出
し、印刷済用紙の排出に使用するスタッカ情報を付加し
て文書の印刷依頼を行う印刷処理を印刷処理部（３）に
対して行い、印刷完了の通知が印刷処理部（３）からあ
ると印刷中の文書データが全て印刷終了したか否かをチ
ェックし、文書の印刷が全頁終了ならば印刷待ちテーブ
ル（５）から該文書の文書情報を削除することにより該
印刷待ちテーブル（５）を更新し、印刷待ち文書の印刷
を開始するか否かを判定して、次の文書の印刷処理を印
刷処理部（３）に対して行い、印刷中の文書の全頁印刷
が終了していなければ、平行印刷の場合は印刷文書を他
の文書の文書データに切り替えて印刷処理を印刷処理部
（３）に対して行い、単一印刷の場合は印刷中の文書の
印刷処理を継続し、いずれでもなければ印刷モードの設
定を印刷モード設定部（21）に対して行い、印刷処理部
（３）は、印刷制御部（２）から印刷依頼があると文書
データを所定量を印刷し、スタッカ情報に対応するスタ
ッカへ印刷媒体を排出して印刷完了通知を印刷制御部
（２）に出し、印刷モード設定文書（21）は、文書の印
刷モードを文書の印刷データ量に基づき平行印刷か単一
印刷に設定することを特徴とする平行印刷処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3079469A JP2887936B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 平行印刷処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3079469A JP2887936B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 平行印刷処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04314122A JPH04314122A (ja) | 1992-11-05 |
| JP2887936B2 true JP2887936B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
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1991
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