JP2004203550A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくすことができる。
【解決手段】所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた転写部4および定着部5で用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置PRであって、転写部4および定着部5の途中箇所で搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ用紙の搬送異常を検出するジャムセンサ7〜9を備え、印刷制御部は、各搬送区間における用紙の搬送ページ状況を判断し、ジャムセンサ7〜9により複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する用紙の搬送ページを含め、それ以降のページ内容のみをその後印刷すべき内容として印刷を再開させる。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた転写部4および定着部5で用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置PRであって、転写部4および定着部5の途中箇所で搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ用紙の搬送異常を検出するジャムセンサ7〜9を備え、印刷制御部は、各搬送区間における用紙の搬送ページ状況を判断し、ジャムセンサ7〜9により複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する用紙の搬送ページを含め、それ以降のページ内容のみをその後印刷すべき内容として印刷を再開させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば連続用紙を搬送しながらその途中でトナーの転写や定着により印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタとしては、あるページの印字処理完了前に次の用紙を取り込んで次ページの印字処理を開始可能な電子写真方式のプリンタがある。このようなプリンタでは、相前後して複数ページの印字処理を実行中にジャム(用紙詰まり)を検出すると、その時点で印字処理途中のページの内容を記憶し、記憶したページ内容をジャム解除後に印字する。これによれば、ジャムの検出時点でプリンタ内に存在するトナー転写直後や定着途中のページを無効とし、それらのページ内容を新たに再印字することができる(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭61−266285号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、たとえば比較的長い搬送路に沿って連続用紙を搬送するプリンタでは、ジャムの検出時点でジャムとは関係のない転写部を通過した直後や定着部を通過中にあったページでも、そのまま定着部を通過させればトナーが完全に定着し、印刷結果に何ら問題のない有効なページとして用いることができる。
【0005】
ところが、上記従来のプリンタでは、ジャムの検出時点でプリンタ内に存在する全てのページを無効としてそれらの内容を再印刷するので、ジャムに関係しない一部のページについては再印刷せずとも有効利用できるにもかかわらず、それら一部のページが重複して印刷されるという無駄があった。
【0006】
また、重複印刷するにしてもジャムの検出箇所が複数ある場合には、ジャムの発生箇所に応じて重複印刷のページ数が異なるので、何ページから何ページまで重複するのか明確に知ることができなかった。
【0007】
【発明の開示】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくし、あるいは再印刷による重複ページを容易にわかるようにすることができる印刷装置を提供することを、その課題としている。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
本発明の第1の側面によれば、所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含め、それ以降のページ内容のみをその後印刷すべき内容として印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段とを有することを特徴とする、印刷装置が提供される。
【0010】
本発明の第2の側面によれば、所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含めてそれ以降のページ内容をそのまま印刷すべき内容とする一方、上記搬送異常の搬送区間より排紙側の搬送区間内に存在する搬送ページのページ内容については縮小印刷すべきものとして、その後印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段とを有することを特徴とする、印刷装置が提供される。
【0011】
本発明の第3の側面によれば、所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で全ての搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含めてそれ以降のページ内容をそのまま印刷すべき内容とする一方、上記搬送異常の搬送区間より排紙側の搬送区間内に存在する搬送ページが重複印刷される旨の注記を別ページに印刷すべき内容として、その後印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段とを有することを特徴とする、印刷装置が提供される。
【0012】
好ましい実施の形態としては、上記搬送路における途中2箇所には、上記用紙に対して印刷材を転写する給紙側の転写部と、上記印刷材を上記用紙上に定着させる排紙側の定着部とがそれぞれ上記処理部として設けられており、上記複数の搬送区間は、上記給紙開始位置から上記転写部までの給紙区間、上記転写部から上記定着部までの中間区間、および上記定着部から上記排紙完了位置までの排紙区間からなり、上記中間区間および上記排紙区間には、それぞれ上記転写部による転写処理および上記定着部による定着処理を完全に終えた上記用紙の少なくとも1ページ分が含まれる構成とすることができる。
【0013】
本発明の第1の側面によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷するので、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページについては有効として再印刷されることもなく、再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくすことができる。
【0014】
本発明の第2の側面によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページの内容を縮小印刷するので、縮小印刷されたページについては、再印刷せずに有効としたページと内容の点では重複するものの、一見して重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0015】
本発明の第3の側面によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常を含む全ての搬送区間内に存在していた搬送ページの内容を再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページが重複印刷される旨の注記が別ページに印刷されるので、再印刷せずとも有効とした一部のページについては重複するものの、別ページに印刷された注記内容から重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0016】
たとえば、給紙区間、中間区間、および排紙区間の3区間に搬送路が分けられ用紙を搬送しながら印刷中に最初の給紙区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送状態が正常な中間区間や排紙区間にある搬送ページについては、そのまま搬送して排紙すれば有効に取り扱うことができ、少なくとも2ページ分の重複による無駄を避けることができる。また、中間区間で搬送異常が検出された場合には、その区間よりも排紙側の排紙区間にある搬送ページをそのまま搬送して排紙すれば有効に取り扱うことができ、少なくとも1ページ分の重複による無駄を避けることができる。
【0017】
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る印刷装置の基本的構成を示す模式図である。印刷装置PRは、用紙ホッパ部1から用紙スタック部2までの搬送路に沿って連続用紙Pを搬送しながら電子写真方式により印刷を行うものであって、搬送路の各箇所にトラクタ搬送機構3、転写部4、定着部5、搬送ローラ6…、およびジャムセンサ7〜9が設けられている。連続用紙Pには、搬送方向に一定の間隔でミシン目が形成されている。この連続用紙Pは、用紙ホッパ部1や用紙スタック部2においてミシン目で交互に折り畳まれた状態とされ、ミシン目とミシン目との間が1ページ分の印刷領域とされる。搬送路は、用紙ホッパ部1とトラクタ搬送機構3との間に設定された給紙開始位置から転写部4までの給紙区間、転写部4から定着部5までの中間区間、および定着部5から後述するスタック完了ポイント(排紙完了位置)Cまでの排紙区間により構成される。なお、特に図示しない給紙開始位置には、連続用紙Pを最初にセットした後、搬送開始時に連続用紙Pの先端を検出するための用紙センサが設けられている。
【0020】
トラクタ搬送機構3は、連続用紙Pの両端にある送り穴をトラクタピンで送るようにして連続用紙Pを搬送する。このトラクタ搬送機構3付近(給紙区間)における用紙詰まり(ジャム)を検出するために、符号7のジャムセンサが設けられている。このジャムセンサ7を「給紙ジャムセンサ」と呼ぶ。転写部4は、感光ドラム40や転写ローラ41などでトナーを連続用紙Pに転写する。定着部5は、熱圧着ローラ50,50の間に連続用紙Pを通すことでトナーを連続用紙Pに定着させる。これら転写部4と定着部5との間(中間区間)における用紙詰まりを検出するために、符号8のジャムセンサが設けられている。このジャムセンサ8を「中間ジャムセンサ」と呼ぶ。また、定着部5とスタック完了ポイントCとの間(排紙区間)における用紙詰まりを検出するために、符号9のジャムセンサが設けられている。このジャムセンサ9を「排紙ジャムセンサ」と呼ぶ。搬送ローラ6…は、ある程度テンションをかけながら連続用紙Pを搬送する。
【0021】
図2は、印刷装置PRの電気的構成を示すブロック図である。印刷装置PRは、組込型のマイクロコンピュータを備える。マイクロコンピュータは、印刷制御部10、メカ制御部11、通信部12、データ解析部13、描画処理部14、およびパネル制御部15などとして機能する。メカ制御部11には、転写部4、定着部5、ジャムセンサ7〜9、トラクタ搬送機構3や搬送ローラ6…を駆動するための搬送駆動部30が接続されている。パネル制御部15には、操作パネル16が接続されている。
【0022】
印刷制御部10は、装置全体の動作を制御する。メカ制御部11は、転写部4、定着部5、ジャムセンサ7〜9、ならびに搬送駆動部30と印刷制御部10との間で各種の信号をやり取りする。通信部12は、印刷装置PRに接続されたプリントサーバPSとの間で印刷データやコマンドなどをやり取りする。データ解析部13は、プリントサーバPSから送られてきた印刷データをページ単位で内部コード形式の印刷データに変換する。描画処理部14は、データ解析部13で生成された内部コード形式の印刷データをビットマップデータに展開する。このビットマップデータは、印刷制御部10を経てメカ制御部11に送られ、メカ制御部11は、ビットマップデータに基づいて転写部4や搬送駆動部30の動作を制御する。これにより、転写部4では、印刷データに応じたトナー像が連続用紙Pの1ページごとに転写される。パネル制御部15は、操作パネル16と印刷制御部10との間で各種の信号をやり取りする。操作パネル16には、特に図示しないが各種の情報を表示可能な表示画面や操作キー、さらにはブザーなどが設けられている。
【0023】
さらに具体的に言うと、印刷制御部10は、連続用紙Pの搬送に伴い、給紙開始位置の用紙センサで連続用紙Pの先端を検出してから搬送した長さ、すなわち搬送量を積算している。また、印刷制御部10は、プリントサーバPSから印刷データとともに送られてくる印刷設定情報に基づき、装置内にセットされた連続用紙Pの1ページ長を認識している。このような連続用紙Pの搬送量と1ページ長とに基づき、印刷制御部10は、給紙区間、中間区間、排紙区間の各区間内に何ページ目が存在するかといった搬送ページ状況を逐一確認している。これは、給紙開始位置からどれだけ搬送すれば図1に示す符号Aの転写完了ポイント、符号Bの定着完了ポイント、符号Cのスタック完了ポイントに達するといった距離データがあらかじめ制御プログラムに組み込まれ、そのような距離データを基に印刷制御部10が仮想上の各ポイントA〜Cを基準にどの区間にどのページが存在するのかを判断することで可能とされる。
【0024】
そして、印刷中にいずれかの区間でジャムが検出されると、印刷制御部10は、そのジャムが発生した区間(搬送異常区間)を含め、全ての区間にどのページが存在するのかを判断した上でジャム解除後にリカバリ印刷を行う。
【0025】
図3は、リカバリ印刷に用いられるデータテーブルを説明するための説明図である。このデータテーブルは、ジャムが検出された区間ごとにどのページから印刷再開(リカバリ印刷)するのかを0,1のフラグで示したものであって、フラグ「0」が印刷再開時の先頭ページに該当する。一方、フラグ「1」は、ジャムを解除した後にそのまま搬送すれば定着部5での処理を経て何ら問題なく利用し得るページに該当する。そのため、フラグ「1」に対応するページから数えて先に搬送されていたページについては、リカバリ印刷によって再び印刷されることはない。ただし、転写部4を完全に通過していないページは、そのまま搬送して定着部5を通過させても転写中の一旦停止などでトナー像に乱れが生じるため、必ずフラグ「0」として再印刷される。また、スタック完了ポイントCを完全に通過したページについては、転写も定着もすでに完了しているため、必ずフラグ「1」として再印刷されることはない。
【0026】
搬送ページの欄には、ジャム検出時にスタック完了、定着完了、転写完了したページが書き込まれる。なお、ここで言うスタック完了、定着完了、転写完了とは、印刷制御部10によってスタック完了ポイントC、定着完了ポイントB、転写完了ポイントAを完全に通過したものと判断された最新のページを意味する。たとえば、スタック完了が10ページの場合、最初の1ページから10ページまでがスタック完了ポイントCを完全に通過したものと判断され、定着完了が12ページの場合、11,12ページが定着完了ポイントBを完全に通過したものと判断され、転写完了が14ページの場合、13,14ページまでが転写完了ポイントAを完全に通過したものと判断される。このような搬送ページの欄には、ジャムが検出されずに正常に連続用紙Pを搬送中にあっても、ポイントA〜Cごとに完全に通過した直後のページが随時書き込まれる。そして、ジャムが検出されると、その時点での搬送ページが確定される、このようなデータテーブルは、リカバリ印刷時に印刷制御部10によって参照されるほか、リカバリ印刷前にその内容がプリントサーバPSに対して送られる。
【0027】
次に、リカバリ印刷時の動作について説明する。
【0028】
図4は、リカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。この図に一例として示すように、転写完了ポイントAと定着完了ポイントBとの間、すなわち中間区間において、中間ジャムセンサ8によりジャムが検出されると、その時点でのデータテーブルの内容が図3のようになる。
【0029】
図3のデータテーブルによれば、中間区間でジャムが検出された場合、スタック完了の10ページについては、フラグ「1」とされる。そのため、1〜10ページの印刷内容については、リカバリ印刷時に再印刷しないものとして取り扱う。また、定着完了の12ページについても、フラグ「1」とされる。そのため、スタック完了ポイントCを通過中の11ページを含め、11,12ページの印刷内容についても、リカバリ印刷時に再印刷しないものとして取り扱う。
【0030】
一方、転写完了の14ページについては、搬送異常区間に存在するためにフラグ「0」とされる。そのため、13,14,15,…ページの印刷内容については、リカバリ印刷時に再印刷すべきものとして取り扱う。具体的に言うと、再印刷時には、13,14,15,…ページの印刷データを再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られ、それに応じてプリントサーバPSから13,14,15,…ページの印刷データが順次送られてくることで再印刷される。なお、ジャム検出時点で再印刷すべきページの印刷データがバッファメモリなどに残っている場合には、該当する印刷データをバッファメモリなどから読み出して再印刷するようにしても良い。
【0031】
そして、パネル制御部15には、印刷制御部10からジャム情報が伝えられ、このジャム情報に基づいて操作パネル16の表示画面に搬送エラーなどのメッセージとともに、搬送異常区間が中間区間であることや13ページからリカバリ印刷される旨が表示され、搬送エラーを告げるブザー音も発生させられる。また、プリントサーバPSにもジャム情報が伝えられ、プリントサーバPSの表示画面に上記と同様の内容が表示される。
【0032】
その後、利用者がジャム発生箇所から詰まった用紙を排除するなどしてジャムを解除し、再び最初の印刷準備段階として連続用紙Pの先端をトラクタ搬送機構3にセットする。このとき、たとえば12ページと13ページとの間で連続用紙Pを切り離し、さらに、すでに転写(一部転写を含む)されたページやジャムの発生原因となったページに該当する13〜15ページを排除する。16ページには何ら処理が施されていないので、このページがリカバリ印刷時の先頭ページとして利用される。もちろん、15ページや17ページでも、折れ曲がりなどがなくトナー像が未だ転写されていない状態であれば、リカバリ印刷時の先頭ページとして利用できる。
【0033】
そうした後、所要の操作を行うと、ジャム解除後の処理として装置内に残る12ページまでが自動的にそのまま搬送され、スタック完了ポイントCを経て用紙スタック部2へと送られる。12ページまでは、搬送異常区間(この例では中間区間)になく、しかも定着を完全に終えているので、そのまま排紙しても問題のないページとして取り扱われる。
【0034】
さらにその後、リカバリ印刷を開始するための所要の操作を行うと、図4の下段に示すように、ジャム検出時点での13ページを先頭ページとしてリカバリ印刷が開始される。つまり、12ページまでは、リカバリ印刷前にそのまま問題のないページとして排紙されているので、リカバリ印刷によって有効なページが重複して印刷されることはない。
【0035】
なお、転写完了ポイントAよりも給紙側の給紙区間でジャムを検出した場合、データテーブルを参照しつつ上記と同様の手順でリカバリ印刷を行うことにより、搬送異常区間となる給紙区間に存在していた15ページが先頭ページとして再印刷が開始される。その一方、14ページまでは、リカバリ印刷前にそのまま問題のないページとして排紙することができるので、リカバリ印刷によって再印刷されることはない。
【0036】
したがって、この実施形態によれば、ジャム検出後にリカバリ印刷を行う場合、搬送異常区間内に存在していた搬送ページ以降が再印刷され、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページがそのまま有効とされるので、正常に印刷されていた搬送ページまで再印刷することなく、再印刷時の重複印刷を回避して連続用紙Pやトナーなどといった消耗材の無駄をなくすことができる。
【0037】
次に、他の実施形態について説明する。なお、他の実施形態も、機械的構造や電気的構成の点では先述した実施形態と同様であるため、図1ないし図3を援用しつつ図5に基づいてリカバリ印刷時の動作について説明する。
【0038】
図5は、他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。他の実施形態でも、図5に一例として示すように、転写完了ポイントAと定着完了ポイントBとの間、すなわち中間区間において、中間ジャムセンサ8によりジャムが検出されると、その時点でのデータテーブルの内容が図3のようになる。
【0039】
中間区間でジャムが検出された場合、スタック完了の10ページがフラグ「1」とされ、1〜10ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷しないようにする点は、先述した実施形態と同様である。また、転写完了の14ページが搬送異常区間に存在するためにフラグ「0」とされ、13,14,15,…ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷すべきとする点も、先述した実施形態と同様である。
【0040】
その一方、定着完了の12ページについては、フラグが「1」であるため本来再印刷する必要はないものの、スタック完了ポイントCを通過中の11ページを含め、11,12ページの印刷内容がリカバリ印刷時に縮小印刷すべきものとされる。
【0041】
具体的に言うと、再印刷時には、11,12ページの印刷データを縮小化して再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られ、それに続いて13,14,15,…ページの印刷データをそのまま再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られる。それに応じてプリントサーバPSからは、11,12ページの縮小化された印刷データと、13,14,15,…ページの当初と同じサイズの印刷データとが順次送られてくる。そうしてこれらの印刷データに基づいて再印刷が行われる。なお、ジャム検出時点で縮小印刷すべきページの印刷データがバッファメモリなどに残っている場合には、該当する印刷データを描画処理部14などが縮小化して再印刷するようにしても良い。
【0042】
そして、パネル制御部15には、印刷制御部10からジャム情報が伝えられ、このジャム情報に基づいて操作パネル16の表示画面に搬送エラーなどのメッセージとともに、搬送異常区間が中間区間であることや11,12ページについて縮小印刷する旨が表示され、搬送エラーを告げるブザー音も発生させられる。また、プリントサーバPSにもジャム情報が伝えられ、プリントサーバPSの表示画面に上記と同様の内容が表示される。
【0043】
その後、利用者がジャム発生箇所から詰まった用紙を排除するなどしてジャムを解除し、再び最初の印刷準備段階として連続用紙Pの先端をトラクタ搬送機構3にセットする。このとき、たとえば12ページと13ページとの間で連続用紙Pを切り離し、さらに、すでに転写(一部転写を含む)されたページやジャムの発生原因となったページに該当する13〜15ページを排除する。16ページには何ら処理が施されていないので、このページがリカバリ印刷時の先頭ページとして利用される。もちろん、15ページや17ページでも、折れ曲がっていたりトナー像が未だ転写されていない状態であれば、リカバリ印刷時の先頭ページとして利用できる。
【0044】
そうした後、所要の操作を行うと、ジャム解除後の処理として装置内に残る12ページまでが自動的にそのまま搬送され、スタック完了ポイントCを経て用紙スタック部2へと送られる。12ページまでは、搬送異常区間(この例では中間区間)になく、しかも定着を完全に終えているので、そのまま排紙しても問題のないページとして取り扱われる。
【0045】
さらにその後、リカバリ印刷を開始するための所要の操作を行うと、図5の下段に示すように、ジャム検出時点での11,12ページの内容が縮小印刷され、それに続いて13ページからの内容が再印刷される。つまり、11,12ページについては、有効に利用できるページとしてすでに排紙されているものの、一応確認のために縮小した内容で再印刷される。
【0046】
なお、転写完了ポイントAよりも給紙側の給紙区間でジャムを検出した場合、データテーブルを参照しつつ上記と同様の手順でリカバリ印刷を行うことにより、搬送異常区間より排紙側の排紙区間と中間区間における11〜14ページが縮小印刷され、それに続いて搬送異常区間となる給紙区間に存在していた15ページからの内容がそのまま再印刷される。
【0047】
したがって、この実施形態によれば、ジャム検出後にリカバリ印刷を行う場合、搬送異常区間内に存在していた搬送ページ以降がそのまま再印刷されるとともに、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあって正常に排紙された搬送ページと同一内容が縮小印刷されるので、縮小印刷されたページについては、すでに排紙されたページと内容の点では重複するものの、縮小されるがために一見して重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0048】
さらに、他の実施形態について説明する。なお、この実施形態も、機械的構造や電気的構成の点では先述した実施形態と同様であるため、図1ないし図3を援用しつつ図6に基づいてリカバリ印刷時の動作について説明する。
【0049】
図6は、他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。この実施形態でも、図6に一例として示すように、転写完了ポイントAと定着完了ポイントBとの間、すなわち中間区間において、中間ジャムセンサ8によりジャムが検出されると、その時点でのデータテーブルの内容が図3のようになる。
【0050】
中間区間でジャムが検出された場合、スタック完了の10ページがフラグ「1」とされ、1〜10ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷しないようにする点は、先述した実施形態と同様である。また、転写完了の14ページが搬送異常区間に存在するためにフラグ「0」とされ、13,14,15,…ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷すべきとする点も、先述した実施形態と同様である。
【0051】
その一方、定着完了の12ページについては、フラグが「1」であるため本来再印刷する必要はないものの、スタック完了ポイントCを通過中の11ページを含め、11,12ページの印刷内容についてもリカバリ印刷時に再印刷すべきものとされる。つまり、スタック完了ポイントCを完全に通過したページを除き、全区間に存在する搬送ページが再印刷すべきものとされる。そして、11,12ページに関しては、リカバリ印刷前に排紙されるなどしてリカバリ印刷開始時点ですでに用紙スタック部2に存在するため、リカバリ印刷開始時の先頭ページとしては、11,12ページが重複する旨の注記を印刷内容とした注記ページが出力される。
【0052】
具体的に言うと、再印刷時には、11,12ページが重複する旨の情報がプリントサーバPSに送られ、それに続いて11,12,13,14,15,…ページの印刷データを再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られる。それに応じてプリントサーバPSからは、11,12,13,14,15,…ページの印刷データが順次送られてくる。そうしてこれらの印刷データに基づいて再印刷が行われる前に注記ページが印刷される。
【0053】
そして、パネル制御部15には、印刷制御部10からジャム情報が伝えられ、このジャム情報に基づいて操作パネル16の表示画面に搬送エラーなどのメッセージや注記ページと同一内容のメッセージが表示されるとともに、搬送異常区間が中間区間であることや11,12,13,14,15,…ページについて再印刷する旨が表示され、搬送エラーを告げるブザー音も発生させられる。また、プリントサーバPSにもジャム情報が伝えられ、プリントサーバPSの表示画面に上記と同様の内容が表示される。
【0054】
その後、利用者がジャム発生箇所から詰まった用紙を排除するなどしてジャムを解除し、再び最初の印刷準備段階として連続用紙Pの先端をトラクタ搬送機構3にセットする。このとき、たとえば12ページと13ページとの間で連続用紙Pを切り離し、さらに、すでに転写(一部転写を含む)されたページやジャムの発生原因となったページに該当する13〜15ページを排除する。16ページには何ら処理が施されていないので、このページがリカバリ印刷時の先頭ページとして利用される。もちろん、15ページや17ページでも、折れ曲がっていたりトナー像が未だ転写されていない状態であれば、リカバリ印刷時の先頭ページとして利用できる。
【0055】
そうした後、所要の操作を行うと、ジャム解除後の処理として装置内に残る12ページまでが自動的にそのまま搬送され、スタック完了ポイントCを経て用紙スタック部2へと送られる。12ページまでは、搬送異常区間(この例では中間区間)になく、しかも定着を完全に終えているので、そのまま排紙しても問題のないページとして取り扱われる。
【0056】
さらにその後、リカバリ印刷を開始するための所要の操作を行うと、図6の下段に示すように、「11,12ページに重複の可能性があります。」といった内容の注記ページが最初に印刷され、それに続いて11ページからの内容が再印刷される。つまり、11,12ページについては、有効に利用できるページとしてすでに排紙されているものの、一応欠落のないように再印刷され、しかも重複ページとなる可能性もあるため、どのページが重複するのか容易に特定できるように注記ページを添えて印刷する。
【0057】
なお、転写完了ポイントAよりも給紙側の給紙区間でジャムを検出した場合も、データテーブルを参照しつつ上記と同様の手順でリカバリ印刷を行うことにより、全区間における11ページ以降が再印刷され、それに先だって11〜14ページが重複する可能性があるといった内容の注記ページが印刷される。
【0058】
したがって、この実施形態によれば、ジャム検出後にリカバリ印刷を行う場合、搬送異常区間を含む全区間内に存在していた搬送ページが再印刷されるとともに、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページに関して重複印刷される旨の注記ページが印刷されるので、再印刷された一部のページについては重複するものの、注記ページに印刷された内容から重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0059】
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
【0060】
たとえば、リカバリ印刷時には、重複ページを避けるモード、重複ページについては縮小印刷するモード、注記ページを印刷するモードのうちのいずれか一つのモードを選択可能とし、選択されたモードに応じた動作を行うようにしても良い。
【0061】
印刷装置PRとしては、電子写真方式に限らず、たとえばインクジェット方式やドットインパクト方式であっても良い。また、印刷装置PRは、連続用紙Pに限らず、カット紙に対して複数ページにわたり印刷可能なものでも良い。
【0062】
搬送路は、少なくとも2区間で分けることができれば良い。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷するので、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページについては有効として再印刷されることもなく、再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくすことができる。
【0064】
また、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページの内容を縮小印刷するので、縮小印刷されたページについては、再印刷せずに有効としたページと内容の点では重複するものの、一見して重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0065】
また、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常を含む全ての搬送区間内に存在していた搬送ページの内容を再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページが重複印刷される旨の注記が別ページに印刷されるので、再印刷せずとも有効とした一部のページについては重複するものの、別ページに印刷された注記内容から重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の基本的構成を示す模式図である。
【図2】印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】リカバリ印刷に用いられるデータテーブルを説明するための説明図である。
【図4】リカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。
【図5】他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。
【図6】他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 用紙ホッパ部
2 用紙スタック部
3 トラクタ搬送機構
4 転写部
5 定着部
6 搬送ローラ
7 給紙ジャムセンサ(搬送異常検出手段)
8 中間ジャムセンサ(搬送異常検出手段)
9 排紙ジャムセンサ(搬送異常検出手段)
10 印刷制御部(搬送ページ状況判断手段、リカバリ印刷制御手段)
11 メカ制御部
12 通信部
13 データ解析部
14 描画処理部
15 パネル制御部
16 操作パネル
30 搬送駆動部
A 転写完了ポイント
B 定着完了ポイント
C スタック完了ポイント
P 連続用紙
PR 印刷装置
PS プリントサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば連続用紙を搬送しながらその途中でトナーの転写や定着により印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタとしては、あるページの印字処理完了前に次の用紙を取り込んで次ページの印字処理を開始可能な電子写真方式のプリンタがある。このようなプリンタでは、相前後して複数ページの印字処理を実行中にジャム(用紙詰まり)を検出すると、その時点で印字処理途中のページの内容を記憶し、記憶したページ内容をジャム解除後に印字する。これによれば、ジャムの検出時点でプリンタ内に存在するトナー転写直後や定着途中のページを無効とし、それらのページ内容を新たに再印字することができる(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭61−266285号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、たとえば比較的長い搬送路に沿って連続用紙を搬送するプリンタでは、ジャムの検出時点でジャムとは関係のない転写部を通過した直後や定着部を通過中にあったページでも、そのまま定着部を通過させればトナーが完全に定着し、印刷結果に何ら問題のない有効なページとして用いることができる。
【0005】
ところが、上記従来のプリンタでは、ジャムの検出時点でプリンタ内に存在する全てのページを無効としてそれらの内容を再印刷するので、ジャムに関係しない一部のページについては再印刷せずとも有効利用できるにもかかわらず、それら一部のページが重複して印刷されるという無駄があった。
【0006】
また、重複印刷するにしてもジャムの検出箇所が複数ある場合には、ジャムの発生箇所に応じて重複印刷のページ数が異なるので、何ページから何ページまで重複するのか明確に知ることができなかった。
【0007】
【発明の開示】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくし、あるいは再印刷による重複ページを容易にわかるようにすることができる印刷装置を提供することを、その課題としている。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
本発明の第1の側面によれば、所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含め、それ以降のページ内容のみをその後印刷すべき内容として印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段とを有することを特徴とする、印刷装置が提供される。
【0010】
本発明の第2の側面によれば、所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含めてそれ以降のページ内容をそのまま印刷すべき内容とする一方、上記搬送異常の搬送区間より排紙側の搬送区間内に存在する搬送ページのページ内容については縮小印刷すべきものとして、その後印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段とを有することを特徴とする、印刷装置が提供される。
【0011】
本発明の第3の側面によれば、所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で全ての搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含めてそれ以降のページ内容をそのまま印刷すべき内容とする一方、上記搬送異常の搬送区間より排紙側の搬送区間内に存在する搬送ページが重複印刷される旨の注記を別ページに印刷すべき内容として、その後印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段とを有することを特徴とする、印刷装置が提供される。
【0012】
好ましい実施の形態としては、上記搬送路における途中2箇所には、上記用紙に対して印刷材を転写する給紙側の転写部と、上記印刷材を上記用紙上に定着させる排紙側の定着部とがそれぞれ上記処理部として設けられており、上記複数の搬送区間は、上記給紙開始位置から上記転写部までの給紙区間、上記転写部から上記定着部までの中間区間、および上記定着部から上記排紙完了位置までの排紙区間からなり、上記中間区間および上記排紙区間には、それぞれ上記転写部による転写処理および上記定着部による定着処理を完全に終えた上記用紙の少なくとも1ページ分が含まれる構成とすることができる。
【0013】
本発明の第1の側面によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷するので、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページについては有効として再印刷されることもなく、再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくすことができる。
【0014】
本発明の第2の側面によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページの内容を縮小印刷するので、縮小印刷されたページについては、再印刷せずに有効としたページと内容の点では重複するものの、一見して重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0015】
本発明の第3の側面によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常を含む全ての搬送区間内に存在していた搬送ページの内容を再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページが重複印刷される旨の注記が別ページに印刷されるので、再印刷せずとも有効とした一部のページについては重複するものの、別ページに印刷された注記内容から重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0016】
たとえば、給紙区間、中間区間、および排紙区間の3区間に搬送路が分けられ用紙を搬送しながら印刷中に最初の給紙区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送状態が正常な中間区間や排紙区間にある搬送ページについては、そのまま搬送して排紙すれば有効に取り扱うことができ、少なくとも2ページ分の重複による無駄を避けることができる。また、中間区間で搬送異常が検出された場合には、その区間よりも排紙側の排紙区間にある搬送ページをそのまま搬送して排紙すれば有効に取り扱うことができ、少なくとも1ページ分の重複による無駄を避けることができる。
【0017】
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る印刷装置の基本的構成を示す模式図である。印刷装置PRは、用紙ホッパ部1から用紙スタック部2までの搬送路に沿って連続用紙Pを搬送しながら電子写真方式により印刷を行うものであって、搬送路の各箇所にトラクタ搬送機構3、転写部4、定着部5、搬送ローラ6…、およびジャムセンサ7〜9が設けられている。連続用紙Pには、搬送方向に一定の間隔でミシン目が形成されている。この連続用紙Pは、用紙ホッパ部1や用紙スタック部2においてミシン目で交互に折り畳まれた状態とされ、ミシン目とミシン目との間が1ページ分の印刷領域とされる。搬送路は、用紙ホッパ部1とトラクタ搬送機構3との間に設定された給紙開始位置から転写部4までの給紙区間、転写部4から定着部5までの中間区間、および定着部5から後述するスタック完了ポイント(排紙完了位置)Cまでの排紙区間により構成される。なお、特に図示しない給紙開始位置には、連続用紙Pを最初にセットした後、搬送開始時に連続用紙Pの先端を検出するための用紙センサが設けられている。
【0020】
トラクタ搬送機構3は、連続用紙Pの両端にある送り穴をトラクタピンで送るようにして連続用紙Pを搬送する。このトラクタ搬送機構3付近(給紙区間)における用紙詰まり(ジャム)を検出するために、符号7のジャムセンサが設けられている。このジャムセンサ7を「給紙ジャムセンサ」と呼ぶ。転写部4は、感光ドラム40や転写ローラ41などでトナーを連続用紙Pに転写する。定着部5は、熱圧着ローラ50,50の間に連続用紙Pを通すことでトナーを連続用紙Pに定着させる。これら転写部4と定着部5との間(中間区間)における用紙詰まりを検出するために、符号8のジャムセンサが設けられている。このジャムセンサ8を「中間ジャムセンサ」と呼ぶ。また、定着部5とスタック完了ポイントCとの間(排紙区間)における用紙詰まりを検出するために、符号9のジャムセンサが設けられている。このジャムセンサ9を「排紙ジャムセンサ」と呼ぶ。搬送ローラ6…は、ある程度テンションをかけながら連続用紙Pを搬送する。
【0021】
図2は、印刷装置PRの電気的構成を示すブロック図である。印刷装置PRは、組込型のマイクロコンピュータを備える。マイクロコンピュータは、印刷制御部10、メカ制御部11、通信部12、データ解析部13、描画処理部14、およびパネル制御部15などとして機能する。メカ制御部11には、転写部4、定着部5、ジャムセンサ7〜9、トラクタ搬送機構3や搬送ローラ6…を駆動するための搬送駆動部30が接続されている。パネル制御部15には、操作パネル16が接続されている。
【0022】
印刷制御部10は、装置全体の動作を制御する。メカ制御部11は、転写部4、定着部5、ジャムセンサ7〜9、ならびに搬送駆動部30と印刷制御部10との間で各種の信号をやり取りする。通信部12は、印刷装置PRに接続されたプリントサーバPSとの間で印刷データやコマンドなどをやり取りする。データ解析部13は、プリントサーバPSから送られてきた印刷データをページ単位で内部コード形式の印刷データに変換する。描画処理部14は、データ解析部13で生成された内部コード形式の印刷データをビットマップデータに展開する。このビットマップデータは、印刷制御部10を経てメカ制御部11に送られ、メカ制御部11は、ビットマップデータに基づいて転写部4や搬送駆動部30の動作を制御する。これにより、転写部4では、印刷データに応じたトナー像が連続用紙Pの1ページごとに転写される。パネル制御部15は、操作パネル16と印刷制御部10との間で各種の信号をやり取りする。操作パネル16には、特に図示しないが各種の情報を表示可能な表示画面や操作キー、さらにはブザーなどが設けられている。
【0023】
さらに具体的に言うと、印刷制御部10は、連続用紙Pの搬送に伴い、給紙開始位置の用紙センサで連続用紙Pの先端を検出してから搬送した長さ、すなわち搬送量を積算している。また、印刷制御部10は、プリントサーバPSから印刷データとともに送られてくる印刷設定情報に基づき、装置内にセットされた連続用紙Pの1ページ長を認識している。このような連続用紙Pの搬送量と1ページ長とに基づき、印刷制御部10は、給紙区間、中間区間、排紙区間の各区間内に何ページ目が存在するかといった搬送ページ状況を逐一確認している。これは、給紙開始位置からどれだけ搬送すれば図1に示す符号Aの転写完了ポイント、符号Bの定着完了ポイント、符号Cのスタック完了ポイントに達するといった距離データがあらかじめ制御プログラムに組み込まれ、そのような距離データを基に印刷制御部10が仮想上の各ポイントA〜Cを基準にどの区間にどのページが存在するのかを判断することで可能とされる。
【0024】
そして、印刷中にいずれかの区間でジャムが検出されると、印刷制御部10は、そのジャムが発生した区間(搬送異常区間)を含め、全ての区間にどのページが存在するのかを判断した上でジャム解除後にリカバリ印刷を行う。
【0025】
図3は、リカバリ印刷に用いられるデータテーブルを説明するための説明図である。このデータテーブルは、ジャムが検出された区間ごとにどのページから印刷再開(リカバリ印刷)するのかを0,1のフラグで示したものであって、フラグ「0」が印刷再開時の先頭ページに該当する。一方、フラグ「1」は、ジャムを解除した後にそのまま搬送すれば定着部5での処理を経て何ら問題なく利用し得るページに該当する。そのため、フラグ「1」に対応するページから数えて先に搬送されていたページについては、リカバリ印刷によって再び印刷されることはない。ただし、転写部4を完全に通過していないページは、そのまま搬送して定着部5を通過させても転写中の一旦停止などでトナー像に乱れが生じるため、必ずフラグ「0」として再印刷される。また、スタック完了ポイントCを完全に通過したページについては、転写も定着もすでに完了しているため、必ずフラグ「1」として再印刷されることはない。
【0026】
搬送ページの欄には、ジャム検出時にスタック完了、定着完了、転写完了したページが書き込まれる。なお、ここで言うスタック完了、定着完了、転写完了とは、印刷制御部10によってスタック完了ポイントC、定着完了ポイントB、転写完了ポイントAを完全に通過したものと判断された最新のページを意味する。たとえば、スタック完了が10ページの場合、最初の1ページから10ページまでがスタック完了ポイントCを完全に通過したものと判断され、定着完了が12ページの場合、11,12ページが定着完了ポイントBを完全に通過したものと判断され、転写完了が14ページの場合、13,14ページまでが転写完了ポイントAを完全に通過したものと判断される。このような搬送ページの欄には、ジャムが検出されずに正常に連続用紙Pを搬送中にあっても、ポイントA〜Cごとに完全に通過した直後のページが随時書き込まれる。そして、ジャムが検出されると、その時点での搬送ページが確定される、このようなデータテーブルは、リカバリ印刷時に印刷制御部10によって参照されるほか、リカバリ印刷前にその内容がプリントサーバPSに対して送られる。
【0027】
次に、リカバリ印刷時の動作について説明する。
【0028】
図4は、リカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。この図に一例として示すように、転写完了ポイントAと定着完了ポイントBとの間、すなわち中間区間において、中間ジャムセンサ8によりジャムが検出されると、その時点でのデータテーブルの内容が図3のようになる。
【0029】
図3のデータテーブルによれば、中間区間でジャムが検出された場合、スタック完了の10ページについては、フラグ「1」とされる。そのため、1〜10ページの印刷内容については、リカバリ印刷時に再印刷しないものとして取り扱う。また、定着完了の12ページについても、フラグ「1」とされる。そのため、スタック完了ポイントCを通過中の11ページを含め、11,12ページの印刷内容についても、リカバリ印刷時に再印刷しないものとして取り扱う。
【0030】
一方、転写完了の14ページについては、搬送異常区間に存在するためにフラグ「0」とされる。そのため、13,14,15,…ページの印刷内容については、リカバリ印刷時に再印刷すべきものとして取り扱う。具体的に言うと、再印刷時には、13,14,15,…ページの印刷データを再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られ、それに応じてプリントサーバPSから13,14,15,…ページの印刷データが順次送られてくることで再印刷される。なお、ジャム検出時点で再印刷すべきページの印刷データがバッファメモリなどに残っている場合には、該当する印刷データをバッファメモリなどから読み出して再印刷するようにしても良い。
【0031】
そして、パネル制御部15には、印刷制御部10からジャム情報が伝えられ、このジャム情報に基づいて操作パネル16の表示画面に搬送エラーなどのメッセージとともに、搬送異常区間が中間区間であることや13ページからリカバリ印刷される旨が表示され、搬送エラーを告げるブザー音も発生させられる。また、プリントサーバPSにもジャム情報が伝えられ、プリントサーバPSの表示画面に上記と同様の内容が表示される。
【0032】
その後、利用者がジャム発生箇所から詰まった用紙を排除するなどしてジャムを解除し、再び最初の印刷準備段階として連続用紙Pの先端をトラクタ搬送機構3にセットする。このとき、たとえば12ページと13ページとの間で連続用紙Pを切り離し、さらに、すでに転写(一部転写を含む)されたページやジャムの発生原因となったページに該当する13〜15ページを排除する。16ページには何ら処理が施されていないので、このページがリカバリ印刷時の先頭ページとして利用される。もちろん、15ページや17ページでも、折れ曲がりなどがなくトナー像が未だ転写されていない状態であれば、リカバリ印刷時の先頭ページとして利用できる。
【0033】
そうした後、所要の操作を行うと、ジャム解除後の処理として装置内に残る12ページまでが自動的にそのまま搬送され、スタック完了ポイントCを経て用紙スタック部2へと送られる。12ページまでは、搬送異常区間(この例では中間区間)になく、しかも定着を完全に終えているので、そのまま排紙しても問題のないページとして取り扱われる。
【0034】
さらにその後、リカバリ印刷を開始するための所要の操作を行うと、図4の下段に示すように、ジャム検出時点での13ページを先頭ページとしてリカバリ印刷が開始される。つまり、12ページまでは、リカバリ印刷前にそのまま問題のないページとして排紙されているので、リカバリ印刷によって有効なページが重複して印刷されることはない。
【0035】
なお、転写完了ポイントAよりも給紙側の給紙区間でジャムを検出した場合、データテーブルを参照しつつ上記と同様の手順でリカバリ印刷を行うことにより、搬送異常区間となる給紙区間に存在していた15ページが先頭ページとして再印刷が開始される。その一方、14ページまでは、リカバリ印刷前にそのまま問題のないページとして排紙することができるので、リカバリ印刷によって再印刷されることはない。
【0036】
したがって、この実施形態によれば、ジャム検出後にリカバリ印刷を行う場合、搬送異常区間内に存在していた搬送ページ以降が再印刷され、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページがそのまま有効とされるので、正常に印刷されていた搬送ページまで再印刷することなく、再印刷時の重複印刷を回避して連続用紙Pやトナーなどといった消耗材の無駄をなくすことができる。
【0037】
次に、他の実施形態について説明する。なお、他の実施形態も、機械的構造や電気的構成の点では先述した実施形態と同様であるため、図1ないし図3を援用しつつ図5に基づいてリカバリ印刷時の動作について説明する。
【0038】
図5は、他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。他の実施形態でも、図5に一例として示すように、転写完了ポイントAと定着完了ポイントBとの間、すなわち中間区間において、中間ジャムセンサ8によりジャムが検出されると、その時点でのデータテーブルの内容が図3のようになる。
【0039】
中間区間でジャムが検出された場合、スタック完了の10ページがフラグ「1」とされ、1〜10ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷しないようにする点は、先述した実施形態と同様である。また、転写完了の14ページが搬送異常区間に存在するためにフラグ「0」とされ、13,14,15,…ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷すべきとする点も、先述した実施形態と同様である。
【0040】
その一方、定着完了の12ページについては、フラグが「1」であるため本来再印刷する必要はないものの、スタック完了ポイントCを通過中の11ページを含め、11,12ページの印刷内容がリカバリ印刷時に縮小印刷すべきものとされる。
【0041】
具体的に言うと、再印刷時には、11,12ページの印刷データを縮小化して再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られ、それに続いて13,14,15,…ページの印刷データをそのまま再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られる。それに応じてプリントサーバPSからは、11,12ページの縮小化された印刷データと、13,14,15,…ページの当初と同じサイズの印刷データとが順次送られてくる。そうしてこれらの印刷データに基づいて再印刷が行われる。なお、ジャム検出時点で縮小印刷すべきページの印刷データがバッファメモリなどに残っている場合には、該当する印刷データを描画処理部14などが縮小化して再印刷するようにしても良い。
【0042】
そして、パネル制御部15には、印刷制御部10からジャム情報が伝えられ、このジャム情報に基づいて操作パネル16の表示画面に搬送エラーなどのメッセージとともに、搬送異常区間が中間区間であることや11,12ページについて縮小印刷する旨が表示され、搬送エラーを告げるブザー音も発生させられる。また、プリントサーバPSにもジャム情報が伝えられ、プリントサーバPSの表示画面に上記と同様の内容が表示される。
【0043】
その後、利用者がジャム発生箇所から詰まった用紙を排除するなどしてジャムを解除し、再び最初の印刷準備段階として連続用紙Pの先端をトラクタ搬送機構3にセットする。このとき、たとえば12ページと13ページとの間で連続用紙Pを切り離し、さらに、すでに転写(一部転写を含む)されたページやジャムの発生原因となったページに該当する13〜15ページを排除する。16ページには何ら処理が施されていないので、このページがリカバリ印刷時の先頭ページとして利用される。もちろん、15ページや17ページでも、折れ曲がっていたりトナー像が未だ転写されていない状態であれば、リカバリ印刷時の先頭ページとして利用できる。
【0044】
そうした後、所要の操作を行うと、ジャム解除後の処理として装置内に残る12ページまでが自動的にそのまま搬送され、スタック完了ポイントCを経て用紙スタック部2へと送られる。12ページまでは、搬送異常区間(この例では中間区間)になく、しかも定着を完全に終えているので、そのまま排紙しても問題のないページとして取り扱われる。
【0045】
さらにその後、リカバリ印刷を開始するための所要の操作を行うと、図5の下段に示すように、ジャム検出時点での11,12ページの内容が縮小印刷され、それに続いて13ページからの内容が再印刷される。つまり、11,12ページについては、有効に利用できるページとしてすでに排紙されているものの、一応確認のために縮小した内容で再印刷される。
【0046】
なお、転写完了ポイントAよりも給紙側の給紙区間でジャムを検出した場合、データテーブルを参照しつつ上記と同様の手順でリカバリ印刷を行うことにより、搬送異常区間より排紙側の排紙区間と中間区間における11〜14ページが縮小印刷され、それに続いて搬送異常区間となる給紙区間に存在していた15ページからの内容がそのまま再印刷される。
【0047】
したがって、この実施形態によれば、ジャム検出後にリカバリ印刷を行う場合、搬送異常区間内に存在していた搬送ページ以降がそのまま再印刷されるとともに、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあって正常に排紙された搬送ページと同一内容が縮小印刷されるので、縮小印刷されたページについては、すでに排紙されたページと内容の点では重複するものの、縮小されるがために一見して重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0048】
さらに、他の実施形態について説明する。なお、この実施形態も、機械的構造や電気的構成の点では先述した実施形態と同様であるため、図1ないし図3を援用しつつ図6に基づいてリカバリ印刷時の動作について説明する。
【0049】
図6は、他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。この実施形態でも、図6に一例として示すように、転写完了ポイントAと定着完了ポイントBとの間、すなわち中間区間において、中間ジャムセンサ8によりジャムが検出されると、その時点でのデータテーブルの内容が図3のようになる。
【0050】
中間区間でジャムが検出された場合、スタック完了の10ページがフラグ「1」とされ、1〜10ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷しないようにする点は、先述した実施形態と同様である。また、転写完了の14ページが搬送異常区間に存在するためにフラグ「0」とされ、13,14,15,…ページの印刷内容をリカバリ印刷時に再印刷すべきとする点も、先述した実施形態と同様である。
【0051】
その一方、定着完了の12ページについては、フラグが「1」であるため本来再印刷する必要はないものの、スタック完了ポイントCを通過中の11ページを含め、11,12ページの印刷内容についてもリカバリ印刷時に再印刷すべきものとされる。つまり、スタック完了ポイントCを完全に通過したページを除き、全区間に存在する搬送ページが再印刷すべきものとされる。そして、11,12ページに関しては、リカバリ印刷前に排紙されるなどしてリカバリ印刷開始時点ですでに用紙スタック部2に存在するため、リカバリ印刷開始時の先頭ページとしては、11,12ページが重複する旨の注記を印刷内容とした注記ページが出力される。
【0052】
具体的に言うと、再印刷時には、11,12ページが重複する旨の情報がプリントサーバPSに送られ、それに続いて11,12,13,14,15,…ページの印刷データを再送する旨のコマンドがプリントサーバPSに送られる。それに応じてプリントサーバPSからは、11,12,13,14,15,…ページの印刷データが順次送られてくる。そうしてこれらの印刷データに基づいて再印刷が行われる前に注記ページが印刷される。
【0053】
そして、パネル制御部15には、印刷制御部10からジャム情報が伝えられ、このジャム情報に基づいて操作パネル16の表示画面に搬送エラーなどのメッセージや注記ページと同一内容のメッセージが表示されるとともに、搬送異常区間が中間区間であることや11,12,13,14,15,…ページについて再印刷する旨が表示され、搬送エラーを告げるブザー音も発生させられる。また、プリントサーバPSにもジャム情報が伝えられ、プリントサーバPSの表示画面に上記と同様の内容が表示される。
【0054】
その後、利用者がジャム発生箇所から詰まった用紙を排除するなどしてジャムを解除し、再び最初の印刷準備段階として連続用紙Pの先端をトラクタ搬送機構3にセットする。このとき、たとえば12ページと13ページとの間で連続用紙Pを切り離し、さらに、すでに転写(一部転写を含む)されたページやジャムの発生原因となったページに該当する13〜15ページを排除する。16ページには何ら処理が施されていないので、このページがリカバリ印刷時の先頭ページとして利用される。もちろん、15ページや17ページでも、折れ曲がっていたりトナー像が未だ転写されていない状態であれば、リカバリ印刷時の先頭ページとして利用できる。
【0055】
そうした後、所要の操作を行うと、ジャム解除後の処理として装置内に残る12ページまでが自動的にそのまま搬送され、スタック完了ポイントCを経て用紙スタック部2へと送られる。12ページまでは、搬送異常区間(この例では中間区間)になく、しかも定着を完全に終えているので、そのまま排紙しても問題のないページとして取り扱われる。
【0056】
さらにその後、リカバリ印刷を開始するための所要の操作を行うと、図6の下段に示すように、「11,12ページに重複の可能性があります。」といった内容の注記ページが最初に印刷され、それに続いて11ページからの内容が再印刷される。つまり、11,12ページについては、有効に利用できるページとしてすでに排紙されているものの、一応欠落のないように再印刷され、しかも重複ページとなる可能性もあるため、どのページが重複するのか容易に特定できるように注記ページを添えて印刷する。
【0057】
なお、転写完了ポイントAよりも給紙側の給紙区間でジャムを検出した場合も、データテーブルを参照しつつ上記と同様の手順でリカバリ印刷を行うことにより、全区間における11ページ以降が再印刷され、それに先だって11〜14ページが重複する可能性があるといった内容の注記ページが印刷される。
【0058】
したがって、この実施形態によれば、ジャム検出後にリカバリ印刷を行う場合、搬送異常区間を含む全区間内に存在していた搬送ページが再印刷されるとともに、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページに関して重複印刷される旨の注記ページが印刷されるので、再印刷された一部のページについては重複するものの、注記ページに印刷された内容から重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0059】
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
【0060】
たとえば、リカバリ印刷時には、重複ページを避けるモード、重複ページについては縮小印刷するモード、注記ページを印刷するモードのうちのいずれか一つのモードを選択可能とし、選択されたモードに応じた動作を行うようにしても良い。
【0061】
印刷装置PRとしては、電子写真方式に限らず、たとえばインクジェット方式やドットインパクト方式であっても良い。また、印刷装置PRは、連続用紙Pに限らず、カット紙に対して複数ページにわたり印刷可能なものでも良い。
【0062】
搬送路は、少なくとも2区間で分けることができれば良い。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷するので、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページについては有効として再印刷されることもなく、再印刷時の重複印刷を回避してできる限り無駄をなくすことができる。
【0064】
また、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常の搬送区間内に存在していた搬送ページ以降について再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページの内容を縮小印刷するので、縮小印刷されたページについては、再印刷せずに有効としたページと内容の点では重複するものの、一見して重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【0065】
また、搬送異常検出後に再印刷を行う場合、搬送異常を含む全ての搬送区間内に存在していた搬送ページの内容を再印刷する一方で、搬送異常区間より排紙側の搬送区間内にあった搬送ページが重複印刷される旨の注記が別ページに印刷されるので、再印刷せずとも有効とした一部のページについては重複するものの、別ページに印刷された注記内容から重複ページがどれかを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の基本的構成を示す模式図である。
【図2】印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】リカバリ印刷に用いられるデータテーブルを説明するための説明図である。
【図4】リカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。
【図5】他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。
【図6】他の実施形態によるリカバリ印刷時の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 用紙ホッパ部
2 用紙スタック部
3 トラクタ搬送機構
4 転写部
5 定着部
6 搬送ローラ
7 給紙ジャムセンサ(搬送異常検出手段)
8 中間ジャムセンサ(搬送異常検出手段)
9 排紙ジャムセンサ(搬送異常検出手段)
10 印刷制御部(搬送ページ状況判断手段、リカバリ印刷制御手段)
11 メカ制御部
12 通信部
13 データ解析部
14 描画処理部
15 パネル制御部
16 操作パネル
30 搬送駆動部
A 転写完了ポイント
B 定着完了ポイント
C スタック完了ポイント
P 連続用紙
PR 印刷装置
PS プリントサーバ
Claims (4)
- 所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、
上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、
上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、
上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含め、それ以降のページ内容のみをその後印刷すべき内容として印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段と、
を有することを特徴とする、印刷装置。 - 所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、
上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、
上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、
上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で搬送異常の搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含めてそれ以降のページ内容をそのまま印刷すべき内容とする一方、上記搬送異常の搬送区間より排紙側の搬送区間内に存在する搬送ページのページ内容については縮小印刷すべきものとして、その後印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段と、
を有することを特徴とする、印刷装置。 - 所定の給紙開始位置から排紙完了位置までの搬送路に沿って用紙を連続的に搬送しつつ、その途中箇所に設けられた処理部で上記用紙に所要の処理を施して印刷を行う印刷装置であって、
上記処理部の途中箇所で上記搬送路を区切って分けられる複数の搬送区間において、それぞれ上記用紙の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、
上記各搬送区間における上記用紙の搬送ページ状況を判断する搬送ページ状況判断手段と、
上記搬送異常検出手段により上記複数の搬送区間のうちのいずれか一区間で搬送異常が検出された場合、その時点で全ての搬送区間内に存在する上記用紙の搬送ページを含めてそれ以降のページ内容をそのまま印刷すべき内容とする一方、上記搬送異常の搬送区間より排紙側の搬送区間内に存在する搬送ページが重複印刷される旨の注記を別ページに印刷すべき内容として、その後印刷を再開させるリカバリ印刷制御手段と、
を有することを特徴とする、印刷装置。 - 上記搬送路における途中2箇所には、上記用紙に対して印刷材を転写する給紙側の転写部と、上記印刷材を上記用紙上に定着させる排紙側の定着部とがそれぞれ上記処理部として設けられており、上記複数の搬送区間は、上記給紙開始位置から上記転写部までの給紙区間、上記転写部から上記定着部までの中間区間、および上記定着部から上記排紙完了位置までの排紙区間からなり、上記中間区間および上記排紙区間には、それぞれ上記転写部による転写処理および上記定着部による定着処理を完全に終えた上記用紙の少なくとも1ページ分が含まれる、請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装置。
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