JP5316742B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
画像形成装置において、表裏の画像の位置を一致させる等の必要性から、装置内を搬送される画像形成媒体の寸法を把握する必要がある場合がある。例えば、特許文献1には、用紙検知センサによって、搬送される用紙の先端と後端を検出し、検知の時間差で用紙の長さを計測する構成が記載されている。また例えば、特許文献2には、用紙に位置検出マークを印刷し、このマークを検出することで用紙の搬送速度を計測し、その結果を利用して表裏の画像を一致させる技術が記載されている。
特開平03−002877号(特許請求の範囲) 特開2003−239297号(要約書)
本発明は、画像形成媒体の寸法のバラツキに基づいた画像形成媒体への画像形成処理の制御が行われる技術の提供を課題とする。
請求項1に記載の発明は、画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、前記画像形成媒体の寸法を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材が空転するように前記回転部材を回転させる回転手段と、前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で前記回転手段から前記回転部材への駆動力を切断する切断手段と、を備え、前記回転手段による前記回転部材の回転は、前記回転部材が前記画像形成媒体に接触した状態における前記画像形成媒体の移動に伴う前記回転部材の回転より速い回転であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材を回転させる回転手段と、前記画像形成媒体の縁を検出する縁検出手段と、前記縁検出手段が前記画像形成媒体の前縁を検出してから後縁を検出するまでの検出期間における前記画像形成媒体の移動量を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、を備え、前記検出期間には、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従している追従期間と、前記回転部材の回転量が前記画像形成媒体の移動量に対応せず、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従していない非追従期間とがあり、前記算出手段は、前記検出期間のうち、前記非追従期間の前記画像形成媒体の移動量を、前記追従期間の前記回転量検出手段の検出値に基づいて予測することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記移動量の予測値は、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従している期間の前記回転部材の回転量から予測されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記画像形成媒体が、前記回転部材から離れた状態において、前記画像形成媒体の前縁が前記回転部材に最接近した以後の段階で前記回転部材が前記画像形成媒体に接触するように前記回転部材を移動させる移動手段を更に備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記画像形成媒体が前記回転部材に接触する前の段階で前記画像形成媒体の前記回転部材に最初に接触する縁の部分が前記回転部材の方向に変位するように、前記画像形成媒体に湾曲加工を行う湾曲加工手段を更に備えることを特徴とする。
請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記回転部材に対向し、前記画像形成媒体が搬送される搬送面と、前記画像形成媒体が前記回転部材に接触する前の段階で、前記画像形成媒体の前記回転部材に最初に接触する縁の部分を前記搬送面に押さえ付ける押さえ付け手段を更に備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記回転量検出手段は、前記回転部材に連結された円板と、前記円板の回転を光学的に検出する検出手段とを備えていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記画像形成手段は、前記画像形成媒体の第1の面および第2の面に対して画像の形成を行い、前記制御手段は、前記第1の面における前記回転量検出手段の出力に基づいて前記第2の面に対する画像形成処理を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、前記画像形成媒体の寸法を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材が空転するように前記回転部材を回転させる回転手段と、前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で前記回転手段から前記回転部材への駆動力を切断する切断手段とを備える画像形成装置を制御するコンピュータに、前記回転手段による前記回転部材の回転を、前記回転部材が前記画像形成媒体に接触した状態における前記画像形成媒体の移動に伴う前記回転部材の回転より速い回転とする手順を実行させるためのプログラムである。
請求項10に記載の発明は、画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、前記画像形成媒体の縁を検出する縁検出手段と、前記縁検出手段が前記画像形成媒体の前縁を検出してから後縁を検出するまでの検出期間における前記画像形成媒体の移動量を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材を回転させる回転手段とを備え、前記検出期間において、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従している追従期間と、前記回転部材の回転量が前記画像形成媒体の移動量に対応せず、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従していない非追従期間とがある画像形成装置を制御するコンピュータに、前記算出手段における前記検出期間のうち前記非追従期間の前記画像形成媒体の移動量の予測値を前記追従期間の前記回転量検出手段の検出値に基づいて算出する予測値算出手順を実行させるためのプログラムである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記移動量の予測値は、前記回転部材が前記画像形成媒体の移動に追従して回転している期間の前記回転部材の回転量から予測されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、搬送される画像形成媒体に接触する回転部材の回転量に基づく画像形成処理の制御が行われることで、画像形成媒体の寸法のバラツキに基づいた画像形成媒体への画像形成処理の制御が行われる。また、請求項1に記載の発明によれば、回転部材を予め回転させておくことで、画像形成媒体に接触後の回転部材の回転速度変化が抑えられるので、接触後における回転部材の画像形成媒体への追従性が高められる。また、請求項1に記載の発明によれば、駆動力の切断後の空転時に生じる回転部材における回転量の減衰を見込んだ回転速度で回転部材を予め回転させておくことで、接触時における回転部材と画像形成媒体の速度差が抑えられ、接触後における回転部材の画像形成媒体への追従性を高められる。
請求項2に記載の発明によれば、画像形成媒体の動きへの回転部材の追従性が悪くなる期間や回転部材と画像形成媒体との接触の有無が明確に計測できない期間における画像形成媒体の移動の状態を、他の期間において適切に計測された画像形成媒体の移動の状態に基づいて予測することができる。
請求項3に記載の発明によれば、回転部材が画像形成媒体から離れる時刻を計測できなくても、その時刻を含む期間における画像形成媒体の移動の状態を、他の期間において適切に計測された画像形成媒体の移動の状態に基づいて予測することができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成媒体の縁と回転部材との衝突が回避され、画像形成媒体の変形や画像形成媒体の装置内での搬送不良が防止される。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成媒体の縁が回転部材にはねられる事態が回避され、画像形成媒体の変形や画像形成媒体の装置内での搬送不良が防止される。
請求項6に記載の発明によれば、搬送面に画像形成媒体の前縁が押さえ付けられ、画像形成媒体の縁と回転部材との衝突が回避さるので、画像形成媒体の変形や画像形成媒体の搬送不良が防止される。
請求項7に記載の発明によれば、回転部材の回転が光学的に読み取られ、その結果に基づいて画像形成媒体の移動量が算出される。
請求項8に記載の発明によれば、画像形成媒体の第1の面に形成される画像と第2の面に形成される画像の位置を合わせることができる。このため、例えば製本や小冊子にした際に、左右(あるいは上下)の見開きの頁に形成された画像の位置ズレを抑えることができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られるプログラムが提供される。
請求項10に記載の発明によれば、請求項2と同様の効果が得られるプログラムが提供される。
請求項11に記載の発明によれば、請求項3と同様の効果が得られるプログラムが提供される。
(1)第1の実施形態
(画像形成媒体の移動量を検出する部分の構成)
まず、画像形成媒体の長さを検出する用紙長検出装置の構成の一例を説明する。以下説明する例では、画像形成媒体として紙(印刷用紙)を利用する場合の例を説明する。
図1は、用紙長検出装置の構成を示す模式図である。図1には、画像形成媒体の搬送方向に視線を合わせた状態(つまり紙面手前から奧方向に画像形成媒体が搬送されてゆく)が示されている。図2および図3は、図1を90°異なる方向から見た概念図である。
図1には、用紙長計測装置100が示されている。用紙長計測装置100は、回転部材101を備えている。回転部材101の円周面は、滑り止めとして機能するゴムの被覆が形成されている。回転部材101の中心には、回転軸102が固定され、この回転軸102は、回転量検出手段であるロータリエンコーダ103の回転軸に連結されている。ロータリエンコーダ103は、エンコーダ支持部材104に固定されている。図2に示すように、エンコーダ支持部材104は、軸105に回転自在な状態で固定されている。また、軸105は、図示省略した画像形成装置の骨格構造に固定された支持部材106に固定されている。この構造によれば、回転部材101は、ロータリエンコーダ103と共に、軸105を回転中心として、支持部材106に対して、相対的に回転することが可能である。
支持部材106には、歯車107が回転自在な状態で固定されている。歯車107は、支持部材106に固定された第1のモータ108によって回転する。第1のモータ108は、回転角を高精度に制御可能なステッピングモータが採用されている。エンコーダ支持部材の一端には、歯104aが形成され、この歯104aは、歯車107に噛み合っている。このギア機構により、第1のモータ108が回転すると、軸105を中心として、エンコーダ支持部材104が回転する。この回転により、回転部材101がロータリエンコーダ103と共に軸105を中心とした円周上を移動する。
支持部材106には、第2のモータ110が固定されている。第2のモータ110の回転軸には、プリ回転ローラ109が接続され、プリ回転ローラ109は、第2のモータ110により駆動されて支持部材106に対して回転する。プリ回転ロータ109の円周面は、滑り止めとして機能するゴムの被覆が形成されている。第2のモータ110は、プリ回転ローラ109を所定の方向に回転させることができればよいので、通常の直流モータが採用されている。
図2には、第1のモータ108が回転し、軸105を中心として、エンコーダ支持部材104が反時計回りに回転し、その結果、回転部材101がプリ回転ローラ109に接触した状態が示されている。この状態で第2のモータ110が回転すると、プリ回転ローラ109が回転し、その回転力が回転部材101に伝わり、回転部材101が回転する。
図2および図3には、その上面で印刷用紙111の搬送を行う搬送面112が示されている。図3には、図2の状態において、第1のモータ108が反時計回り方向に回転し、それにより軸105を中心として、エンコーダ支持部材104が時計回りに回転し、その結果、回転部材101が、搬送面112上を図の左方向から搬送されてきた印刷用紙111の上面(搬送面112の側とは反対の面)に接触した状態が示されている。
このように第1のモータ108を回転させることで、回転部材101がプリ回転ローラ109に接触した状態(図2の状態)、または回転部材101が印刷用紙111に接触した状態(図3の状態)を選択することができる。
図1〜図3に示すように、支持部材106には、プリエッジセンサ113とエッジセンサ114が固定されている。プリエッジセンサ113は、計測対象となる印刷用紙111が搬送されてきたか否かを検出する。この検出結果に基づいて、用紙長計測装置100の動作のタイミングが制御される。エッジセンサ114は、印刷用紙の通過タイミングを検出する。具体的には、搬送される印刷用紙111の前側の縁が計測位置を通過する時刻と、搬送される印刷用紙111の後側の縁が計測位置を通過する時刻を検出する。これらの検出結果とロータリエンコーダ103の出力とに基づいて印刷用紙111の搬送方向における寸法が算出される。
プリエッジセンサ113およびエッジセンサ114は、レーザ発振素子(半導体レーザ素子)と受光素子(フォトダイオードやフォトトランジスタ)を備え、照射したレーザ光の反射光を検出する機能を備えている。この例では、検出光の強度が変化することを利用して、レーザ光の照射位置に印刷用紙が存在するか否かが検出される。
図3は、ロータリエンコーダ103の概要を示す概念図である。ロータリエンコーダ103は、回転軸121を備えている。回転軸121の一端には、回転部材101の中心部分が固定されている。ロータリエンコーダ103の内部において、回転軸121はベアリング122および123によって回転自在な状態で図示省略したロータリエンコーダ103の筐体に支持固定されている。また、回転軸121は、半径方向に延長して存在するスリットが周方向に等間隔で形成されたスリット円板124の中心を貫通した状態で、スリット円板124に固定されている。
ロータリエンコーダ103内には、発光ダイオード125が配置されている。この発光ダイオード125からの照射光は、レンズ126で集光され、スリット円板124のスリットの部分に当てられる。レンズ126の光軸上には、スリット円板124のスリットを通過した光をさらに通過させるためのスリットが形成された固定スリット127、さらにその先に受光素子128が配置されている。受光素子128は、フォトダイオードやフォトトランジスタであり、その出力信号は、アンプ129によって増幅される。アンプ129によって増幅された信号は、ロータリエンコーダ103の外部に出力される。
この構成によれば、回転部材101が回転すると、スリット円板124によって発光素子125からの光が時間的に細切れに分断され、それが固定スリット127を介して受光素子128に到達する。受光素子128に到達する光は、断続的なものとなり、その断続の間隔は、回転部材101の回転速度に依存する。受光素子128は、この断続的な光を検出し、その出力信号はアンプ129で増幅される。アンプの出力は、受光素子128に到達する光の有無のタイミングを反映したパルス波形となる。このパルス波形に基づいて後述する用紙長検出部(図6の符号231参照)により演算を行うことで、回転部材101の回転量が算出される。
(画像形成装置の構成)
次に図1〜3の用紙長検出装置100を備えた画像形成装置の一例を説明する。図5は、画像形成装置の一例を示す概念図である。図5には、画像形成装置200が示されている。画像形成装置200は、感光体ロール201、202、203および204を備えている。各感光体ロールは、カラー画像の形成に必要なYMCK(Yellow,Magenta,Cyan,black)の各基本色に対応している。感光体ロール201〜204は、ROS(raster optical
scanner)205から照射される走査光により部分的に感光されて潜像が形成される。ROS205は、書き込み露光用走査装置である。ROS205は、制御装置であるMCU(machine・control・unit)206によって、走査光の照射タイミング等の動作が制御される。
感光体ロール201〜204の周囲には、図示省略した帯電手段、トナー供給手段、クリーニング手段が配置されている。帯電手段により帯電させられた感光体ロール201〜204が回転しつつ、その表面にROS205から露光用走査光が照射されることで静電潜像が形成される。この静電潜像に対応してトナー供給手段からトナーが供給されることで、各感光体ロールの表面に各基本色に対応したトナー画像が形成される。
MCU206は、用紙長検出装置100の出力に基づいて装置内を搬送される印刷用紙の長さも算出する。つまり、MCU206は、画像形成処理を制御する制御手段として機能すると共に、寸法算出手段としても機能する。MCU206は、CPU、ROM、RAMおよびインターフェース回路を備えたコンピュータとして機能する。ROMには、後述する動作、制御および演算を行う手順を実行するためのプログラムやデータが記憶されている。RAMは、CPUで行われる処理に必要なデータを保持し、また演算時のワーキングエリアとして利用される。なお、用紙長検出装置100は、図1〜3に図示した構成を有している。
以下、MCU206の構成および機能について説明する。図6は、MCU206を含めた制御系の構成を示すブロック図である。MCU206は、用紙長算出部231、ROS制御部232および用紙長計測装置制御部233を備えている。用紙長算出部231は、寸法算出手段の一例であり、用紙長計測装置100から出力されるロータリエンコーダ103の出力およびエッジセンサ114の出力に基づいて、印刷用紙の長さを算出する演算を行う。なお、印刷用紙の算出にプリエッジセンサ113の出力を用いる場合もある。ROS制御部232は、画像形成処理を制御する制御手段の一例であり、ROS205(図5参照)の動作を制御する。用紙長計測装置制御部233は、用紙長計測装置100内の第1のモータ108および第2のモータ110の動作を制御する。この制御の内容についは後述する。
図5に戻り、感光体ロール201〜204に接触して、転写ベルト206が配置されている。転写ベルト206は矢印207の向きに巡回する。転写ベルト206が巡回することで、感光体ロール201〜204に形成されたトナー画像が転写ベルト206上で重ねられ転写ベルト上にトナー画像が形成される。符号208は、転写ロールであり、この転写ロール208に対向する位置に、ベルトとそれを駆動および保持するロールから構成される転写補助装置209が配置されている。
印刷用紙は、給紙装置210から供給され、搬送経路211を矢印212の方向に搬送される。この搬送された印刷用紙は、転写ロール208と転写補助装置209のベルトとの間に挟まれ、その際に転写ベルト206に接触する。この接触の際、転写ベルト206に形成されたトナー画像が印刷用紙に転写される。
トナー画像が転写された印刷用紙は、定着装置213において加熱および加圧され、トナー画像の定着が行われる。定着装置213は、図示省略する加熱ローラを備え、印刷用紙を加熱しつつ圧力を加える機構を備えている。定着装置213を出た印刷用紙は、冷却装置214で冷却される。冷却装置214は、熱伝導性の良好な金属(例えばアルミニューム合金)により構成されるロールと対向部材(例えば、対向ロールや対向面)を備え、そこを通過する印刷用紙の熱が、ロールおよび対向部材に伝導することで、印刷用紙の冷却が行われる。
冷却装置214において冷却された印刷用紙は、用紙長検出装置100によってその搬送方向における寸法(印刷用紙の長さ:用紙長)が計測される。計測の仕組みについては後述する。用紙長が計測された印刷用紙は、反転装置215で表裏が反転させられ、再度搬送経路211を搬送され、裏面側への画像の形成が行われる。
なお、片面印刷の場合は、反転装置215での用紙反転は行われず、印刷用紙は、装置外に排出される。また、片面印刷の場合は、用紙長計測装置100を用いての用紙長の計測は行われない。
この例においては、ROS205、感光体ロール201〜204、転写ベルト206、転写ロール208、転写補助装置209、および定着装置213によって画像形成手段が構成されている。つまり、潜像の書き込みから印刷用紙上へのトナー像の定着を行う機構が画像形成手段として把握されている。なお、潜像を画像の一形態であると考えることもでき、この場合は、ROS205が画像形成手段として把握される。
(画像形成装置の動作)
以下、図5に示す画像形成装置200による画像形成動作の一例を説明する。以下説明する動作は、動作の手順を決めるプログラムに従って、MCU206によって統括され実行される。また、MCU206は、その動作に必要な演算を実行する。
ここでは、1枚の印刷用紙の両面に画像形成を行う場合の一例を説明する。印刷が開始されると、形成する画像データに基づきMCU206のROS制御部232(図6参照)で制御データが用意される。そして、感光体ロール201〜204が回転し、先の制御データに基づいて、ROS205が動作する。すなわち、所定のタイミングでYMCKの各基本色の静電潜像を形成するための露光用走査光が、ROS205から感光体ロール201〜204に照射される。各基本色の静電潜像が形成された各感光体ロールは、図示省略したトナー供給手段からトナーの供給を受け、形成された静電潜像に応じたトナー画像が各感光体ロール上に形成される。
また、上記の処理のタイミングに合わせて、転写ベルト206が巡回し、また給紙装置210から印刷用紙が搬送経路211に出力される(あるいは引き出される)。そして、巡回する転写ベルト206上に感光体ロール201〜204からYMCKのトナー画像が重ねられて転写され、転写ベルト206上にカラーのトナー画像が形成される。
この転写ベルト206上に形成されたカラーのトナー画像は、転写ロール208および転写補助装置209の働きにより、搬送経路211を搬送されてきた印刷用紙に2次転写される。印刷用紙に2次転写されたこのトナー画像は、定着装置213において印刷用紙上に定着させられる。こうして印刷用紙上に画像の形成(印刷)が行われる。
この後、印刷用紙は、冷却装置214において冷却される。この冷却により、定着装置213において行われた加熱の影響が緩和される。冷却された印刷用紙は、用紙長計測装置100において、その搬送方向における寸法(用紙長)の計測が行われる。
以下、図7を用いて用紙長計測装置100による印刷用紙の搬送方向における寸法の計測方法について説明する。図7は、用紙長計測装置100と印刷用紙111の位置関係を時系列順に示した概念図である。
まず、画像の形成処理が開始されると、図6の用紙計測装置制御部233から第2のモータ110に回転開始を指示する指示信号が出され、モータ110が回転を開始する。これにより、プリ回転ローラ109が回転する。またこの際、用紙計測装置制御部233は、第1のモータ108を制御し、プリ回転ローラ109に回転部材101を接触させる。この結果、回転部材101は回転する。つまり、用紙長の計測動作に先立って、予め回転部材101を回転させておく処理が行われる。なお、この予め行われる回転部材101の回転をプリ回転と称する。
このプリ回転の回転速度は、回転部材101の外周面(外周の縁の部分)の速度が搬送用紙112の搬送速度より速い速度(例えば1%程度速い速度)とする。つまり、回転部材101が印刷用紙111に接触し、回転部材101が印刷用紙111に従って回転する場合の回転速度よりも速い速度にプリ回転速度を設定する。この速度差は、後述する動作である回転部材101が、プリ回転ローラ109から離れ、その後に印刷用紙111に接触するまでの間における回転部材101の速度低下(空転による速度低下)に10%以下の精度で一致させる。なお、印刷用紙の搬送速度は、搬送用の駆動ローラ(図示省略)の回転速度等から算出される値、あるいは画像形成装置の設計時における値を採用する。
上記のプリ回転の状態において、印刷用紙111が用紙長計測装置100に近付いた状態が図7(A)に示されている。図7(A)には、用紙長計測装置100に、搬送面112上を図の左側から搬送されてきた印刷用紙111が近付いた状態が示されている。図7(A)には、プリエッジセンサ113の検出位置に印刷用紙111が到達していない状態が示されている。
プリエッジセンサ113の検出位置に印刷用紙111の前縁が到達すると(図7(B))、プリエッジセンサ113の出力が変化し、それが検出信号としてMCU206(図6参照)の用紙計測装置制御部233に送られる。この検出信号を受けた用紙計測装置制御部233は、所定のタイミングで第1のモータ108を制御し、エンコーダ支持部材104を図7の時計回り方向に回転させる。この回転により、回転部材101へのプリ回転ローラ109からの回転駆動力の伝達が切断される。この場合、第1のモータ108と、エンコーダ支持部材104を図7の時計回り方向に回転させるギア機構およびその支持構造が、回転部材101への駆動力を切断する切断手段として機能する。
図7(B)の状態において、第1のモータ108が反時計回り方向に回転し、それによりエンコーダ支持部材104が時計回り方向に回転することで回転部材101がプリ回転ローラ109から離れ、その後回転部材101は、印刷用紙111に接触する(図7(C))。この際、用紙長計測装置制御部233は、搬送されてくる印刷用紙111の前縁(先端の縁部分)が回転部材101に最接近した時刻以後(その時刻を含む)に、印刷用紙111に回転部材101が接触するように、第1のモータ108の制御を行う。
搬送されてくる印刷用紙111の前縁が回転部材101に最接近した時刻以後(その時刻を含む)に、印刷用紙111に回転部材101が接触することで、印刷用紙111の上面側が回転部材101と最初に接触し、印刷用紙111の前縁112aの回転部材101への接触が回避される。これにより、印刷用紙111の変形、それによる紙詰まり状態の発生、あるいは回転部材101との接触状態の不良による紙詰まり状態の発生が防止される。
回転部材101と印刷用紙111との接触時およびそれ以後の所定の期間おいて、回転部材101と印刷用紙111との接触状態には、ある程度の滑りが発生する。そして、回転部材101の印刷用紙111への滑りが収束した段階で、回転部材101が印刷用紙111の移動に追従して回転する。
この例では、印刷用紙111に接触する前の段階において、回転部材101がプリ回転しているので、プリ回転を行わない場合に比較して、上記の収束が速くなる。また、プリ回転の回転速度が印刷用紙111への接触後における回転速度よりも速く設定され、印刷用紙111に接触した際に、回転部材101外周の速度と印刷用紙111の速度の差が、10%以内の値となるようにされているので、この点においても、そうしない場合に比較して、上記の収束が速くなる。
図6に示す用紙長算出部231は、例えばロータリエンコーダ103の出力から得られるデータと、図7に示すエッジセンサ114の出力とに基づいて、用紙印刷用紙111の搬送方向における長さを算出する。具体的な算出方法については後述する。この算出結果は、用紙長算出部231からROS制御部232に送られる。
図5において、用紙長計測装置100を通過する印刷用紙は、反転装置215において表裏が反転させられ、再度搬送経路211を搬送させられる。そして、第1の面(例えば表面)への画像形成と同じ手順によって、第2の面(例えば裏面)への画像の形成が行われる。
画像形成媒体の第2の面の画像の形成時において、ROS制御部232(図6参照)は、第1の面に対して行われた用紙長算出部231による寸法の算出結果に基づいて、ROS205(図5参照)の動作制御を行う。すなわち、ROS制御部232は、算出された印刷用紙の搬送方向の寸法データに基づいて、第2の面への画像形成に係るROS205から感光体ロール201〜204への潜像の書き込みタイミングを制御する。
以下、この制御内容の具体例を図5および図6に基づいて説明する。まず、予め用紙規格から取得される印刷用紙の搬送方向における公称寸法と、実測した印刷用紙の搬送方向における寸法とが一致する場合、ROS205から感光体ロール201〜204への潜像の書き込みタイミングは補正されず、潜像の書き込みは、予め設定されているタイミングで行われる。一方、印刷用紙の搬送方向における公称寸法より、実測した印刷用紙の搬送方向における寸法が長い場合、その寸法差に対応させて、ROS205から感光体ロール201〜204への潜像の書き込みタイミングを遅らせる補正処理が行われる。さらに、印刷用紙の搬送方向における公称寸法より、実測した印刷用紙の搬送方向における寸法が短い場合、その寸法差に対応させて、ROS205から感光体ロール201〜204への潜像の書き込みタイミングを早める補正処理が行われる。
第2の面へのトナー画像の形成が行われた印刷用紙に対しては、定着装置213において画像の定着処理が施され、さらに冷却装置214において冷却処理が施される。その後、用紙長計測装置100による寸法の計測は行われず、反転装置215の手前に設けられた図示省略した用紙排出機構から印刷用紙の排出が行われる。こうして、印刷用紙の表裏への画像の形成(両面印刷)が完了する。
図8は、複数の印刷用紙に対する動作の流れを説明する概念図である。図8には、1枚目の印刷用紙の表面に対して、寸法の測定を行い、次にその裏面の画像形成時に回転部材のプリ回転を行い、その後2枚目の印刷用紙の表面に対する処理を行う手順が示されている。この手順を繰り返すことで、複数枚の印刷用紙に対する画像の形成が行われる。
両面印刷がされた印刷用紙は、例えば複数枚が綴じられて、小冊子とされる。この際、印刷用紙の搬送方向における寸法のバラツキが存在していても、上記の処理によれば、その寸法の違いに応じて、画像の形成タイミングが調整され、印刷用紙の裏面側における画像の形成位置が補正される。この補正により、印刷用紙の両面における画像形成領域の位置が合わせられる。このため、例えば、左右見開き(あるいは上下見開き)の頁における画像の位置ズレが防止される。
(印刷用紙の寸法算出方法1)
以下、ロータリエンコーダ103の出力に基づく印刷用紙111の搬送方向における寸法算出方法の一例を説明する。まず、前提となる知見について説明する。図9は、ロータリエンコーダ103の出力から得られる回転部材101の回転速度の時間変化を概念的に示すグラフである。図9において、横軸は、経過時間であり、縦軸は、回転部材101の回転速度である。なお各軸の単位は、相対値である。
図9における時刻Aが、プリエッジセンサ113によって印刷用紙111の前縁が検出された時刻である。すなわち、図7(B)の状態となった時刻である。図9には、時刻A以前の段階でプリ回転により回転部材101が回転している状態が示されている。この例では、この時刻Aの時点で第1のモータ108を始動させ、回転部材101をプリ回転ローラ109から離している。このため、時刻Aを過ぎると、回転部材101は空転し、摩擦により回転速度が徐々に低下する。そして、印刷用紙111の前縁が回転部材101の直下を過ぎた段階で、印刷用紙111に回転部材101が接触し(図7(C))、徐々に滑りの状態から追従の状態に移行してゆくことで、回転部材101の回転速度が上昇する。回転部材101が印刷用紙111に追従した段階で、回転部材101の回転速度が印刷用紙111の搬送速度に応じた値で時間変化する状態となる。
時刻Bは、印刷用紙111の前縁がエッジセンサ114によって検出された時刻を示している。この例では、回転部材101が印刷用紙111の動きに追従した後のタイミングでエッジセンサ114の検出位置を印刷用紙111の前縁が通過するタイミング関係が示されている。時刻Bからさらに時間が経過すると、印刷用紙111が回転部材101から離れ、回転部材101が空転し、その回転速度が徐々に低下する。
時刻Cは、印刷用紙111の後ろ側の縁がエッジセンサ114の検出位置を通過した時刻である。図7(D)には、印刷用紙111が回転部材101から離れ、且つ、その後ろ側の縁がエッジセンサ114によって検出される前の状態が示されている。
ここで、Δtの期間は、回転部材101が印刷用紙111上に、滑りを伴った状態で接触しているので、回転部材101の回転量は、印刷用紙111の移動量に対応していない。そこで、用紙長算出部231は、時刻Aからある程度の時間が経過した以後に、ロータリエンコーダ103の出力を取得する。この例では、回転部材101の回転が印刷用紙111の動きに追従した段階で、エッジセンサ114により印刷用紙111の前縁が検出されるようにエッジセンサ114の位置を設定している。
図10は、以上の知見を前提とした印刷用紙長の算出を行う際のタイミングチャートである。図10において、横軸は時間軸であり、時間が経過するのに従って、印刷用紙の所定の部分は、図の右側に移動する。以下、図7を参照しつつ、図10のタイミングチャートを説明する。また、以下の動作の制御および演算は、図6の用紙長計測装置233において行われる。
まず、回転部材101をプリ回転させておく。そして、プリエッジセンサ113が印刷用紙111の前縁を検出すると(図7(B)の状態)、プリ回転の駆動力を遮断し、所定のタイミング差でもって回転部材101を印刷用紙111上に接触させる(図7(C)の状態)。次いで、エッジセンサ114が印刷用紙111の前縁を検出したら、ロータリエンコーダ103の出力の取得を開始する(A期間の開始)。
そして、印刷用紙111の後ろ側の縁を、プリエッジセンサ113が検出したら、ロータリエンコーダ103の出力の取得を停止する(A期間の終了)。また、A期間の終了と同時にB期間が開始される。そしてさらに印刷用紙111が移動し、印刷用紙111の後ろ側の縁がエッジセンサ114によって検出されたら、B期間を終了する。そして、B期間の終了後、回転部材101を印刷用紙111に接触させていた状態から持ち上げ、図7(A)や図7(B)に示すプリ回転状態とする。
この例では、A期間におけるロータリエンコーダ103の回転数(パルス数)をまずカウントする。このパルス数と水晶発振器等が刻む基準クロックのクロック数とに基づいて、A期間においてロータリエンコーダ103から出力された単位時間当たりのパルス数の平均値を算出する。そしてB期間において、印刷用紙111がA期間と同様に搬送されたと見なし、前述のA期間における単位時間当たりのパルス数とB期間の時間長とを乗じて、B期間におけるロータリエンコーダ103の出力パルス数(予想値)を算出する。そして、A期間におけるパルス数とB期間におけるパルス数とを足すことで得られるトータルのパルス数に基づいて、印刷用紙111の搬送方向における寸法を算出する。この用紙長に関する算出値は、図6のROS制御部232に送られる。
(印刷用紙の寸法算出方法2)
次に上記方法とは異なる方法で印刷用紙の搬送方向における寸法を算出する方法の一例を説明する。図11は、用紙長を得るための処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、回転部材101をプリ回転させておき(ステップS601)、プリエッジセンサ113が印刷用紙111の前縁を検出すると(図7(B)の状態)(ステップS602)、プリ回転の駆動力を遮断し、所定のタイミング差でもって回転部材101を印刷用紙111上に接触させる(図7(C)の状態)(ステップS603)。次いで、エッジセンサ114が印刷用紙111の前縁を検出したら(ステップS604)、ロータリエンコーダ103の出力の取得を開始する(C期間の開始)(ステップS605)。
そして、所定の時間経過後にロータリエンコーダ103の出力の取得を停止する(C期間の終了)(ステップS606)。この所定の時間は、回転部材101が印刷用紙111から離れる前の段階でC期間が終了するように設定されるものであり、予め判明している印刷用紙の用紙規格の寸法情報と搬送速度の設定値に基づいて決めておく。ここで問題となる用紙寸法の誤差は、1mm以下の単位であるので、余裕を持ってC期間の終了時刻を決めることで、用紙長の違いによる計測誤差の発生は防止される。
また、C期間の終了と同時にD期間を開始する。そしてさらに印刷用紙111が移動し、印刷用紙111の後ろ側の縁がエッジセンサ114によって検出されたら、D期間を終了する。そして、D期間の終了後、回転部材101を印刷用紙111に接触させていた状態から持ち上げ、図7(A)や図7(B)に示すプリ回転状態とする(ステップS607)。
この例では、C期間におけるロータリエンコーダ103の回転数(パルス数)をまずカウントする。このカウント数と基準クロックのクロック数とに基づいてC期間における単位時間当たりのパルス数の平均値を算出する。そしてD期間において、印刷用紙111がC期間と同様に搬送されたと見なし、前述のC期間における単位時間当たりのパルス数とD期間の時間長とを乗じて、D期間におけるパルス数(予想値)を算出する。そして、C期間におけるパルス数とD期間におけるパルス数とを足すことで得られるトータルのパルス数に基づいて、印刷用紙111の搬送方向における寸法を算出する(ステップS608)。この用紙長に関する算出値は、図6のROS制御部232に送られる。
以上説明した動作手順や演算手順は、MCU内のROMに記憶されたプログラムに従って実行される。このプログラムは、適当な記憶媒体や通信回線を利用して提供することもできる。
(2)第2の実施形態
以下、図1〜3に例示した用紙長検出装置100の他の例を説明する。図12は、用紙長検出装置の他の構成を示す模式図である。図12には、用紙長検出装置300が示されている。用紙検出長装置300は、支持部材301を備え、支持部材301には、歯車302、エンコーダ支持部材303が回転自在な状態で固定されている。エンコーダ支持部材303には、回転部材304が回転自在な状態で固定され、エンコーダ支持部材303の他端には、歯が形成され、それが歯車302に噛み合っている。また、支持部材301には、プリセッジセンサ305およびエッジセンサ306が固定されている。図12には、印刷用紙307が、回転部材304とプリ回転ローラ兼搬送ローラ308との間に挟まれ、図の右方向に搬送されてゆく状態が示されている。
図12に示す例では、回転部材304の回転を検出するロータリエンコーダは図示省略されている。また、以下において特に説明しない部分、制御系および用紙長検出装置300が配置される画像形成装置の構成や各部の機能は、第1の実施形態で説明したものと同じである。
この例では、プリ回転ローラ兼搬送ローラ308によって回転部材304に対するプリ回転が与えられる。すなわち、印刷用紙307に回転部材304が接触する前の段階で、歯車302を回転させることで、軸309を回転軸としてエンコーダ支持部材303を図の時計回り方向に回転させ、回転部材304をプリ回転ローラ兼搬送ローラ308に接触させる。この際、プリ回転ローラ兼搬送ローラ308を図示省略したモータにより回転させることで、回転部材304にプリ回転が与えられる。
プリエッジセンサ305により印刷用紙307の前縁が検知されたら、回転部材304を図の上方に僅かに上げ、印刷用紙307の前縁が、回転部材304に最接近した時点以後に、回転部材304を下げ、印刷用紙307に接触させる。この際における回転部材304の上下微動は、歯車302を駆動することで行われる。なお、プリ回転ローラ兼搬送ローラ308は、印刷用紙307の搬送ローラとしても機能するので、回転部材304が離れた後、プリ回転ローラ兼搬送ローラ308の回転速度を減少させ、搬送用紙307の搬送速度に急激な変化が生じないように調整が行われる。
図12に示す例によれば、回転部材を予め回転させるプリ回転を与える手段と搬送手段とを兼用した構成が提供される。
(3)第3の実施形態
以下、図12に示す例示の変形例を説明する。この例では、エンコーダ支持部材の構造、動き方、そしてその駆動方法が図12に示す例示の場合と異なる。図13には、用紙長検出装置310が示されている。以下、用紙長検出装置310が図12に示す用紙長検出装置300と異なる部分について説明する。
この例では、回転部材304を動かす機構が図12の場合と異なる。すなわち、回転部材304は、エンコーダ支持部材311に回転自在な状態で固定されている。なお、回転部材304の回転軸には、図示省略したロータリエンコーダの回転軸が結合され、このロータリエンコーダは、エンコーダ支持部材311に固定されている。
エンコーダ支持部材311には、長細い開口(スリット)312が形成され、その中には、その内側の縁に対して、ピン部材313と314とが接触しつつ相対的にエンコーダ支持部材311に対して移動可能な状態で配置されている。またピン部材313と314は、支持部材301に固定されている。エンコーダ支持部材311の片側の縁には、歯車302と噛み合う歯が形成され、ラック(歯竿)構造とされている。
歯車302を回転させることで、エンコーダ支持部材311が図の上下に移動する。これにより、回転部材304を図の上下方向に微動させることができる。他の部位の説明や動作の内容は、第2の実施形態において説明したものと同じであるので説明は、省略する。
(4)第4の実施形態
以下、用紙長検出装置において、回転部材の印刷用紙への接触および印刷用紙からの退避を能動的に行う手段を配置せず、代わりに印刷用紙が回転部材に接触する前の段階で、印刷用紙を搬送面に押さえ付ける押さえ付け手段を備えた構成の一例を説明する。
図14は、用紙長検出装置の他の一例を示す模式図である。図14には、用紙長検出装置320が示されている。用紙長検出装置320は、支持部材321を備え、支持部材321には、エンコーダ支持部材322が回転自在な状態で固定されている。エンコーダ支持部材322は、軸323を回転軸として支持部材321に対して回転が可能な構造とされている。この例では、エンコーダ支持部材322を軸323の回りに回転させるための駆動手段は、配置されていない。また、エンコーダ支持部材322は、軸323を回転中心として図の時計回り方向に回転する向きにコイルバネ等により力が加えられている。
エンコーダ支持部材322には、回転部材324が回転自在な状態で固定されている。回転部材324の回転軸には、図示省略したロータリエンコーダが連結され、このロータリエンコーダはエンコーダ支持部材322に固定されている。
符号327は、プリ回転ローラ兼搬送ローラ327である。プリ回転ローラ兼搬送ローラ327は、搬送面としても機能し、そこに対して印刷用紙326を押さえ付ける押さえ付け部材325が配置されている。押さえ付け部材325は、他端が支持部材321側に固定されたバネ性(変位させようとすると戻る性質)を有し、印刷用紙326をプリ回転ローラ兼搬送ローラ327に対して圧力を与えつつ押さえ付ける。印刷用紙326が図の左方向から搬送されてくると、その前縁が押さえ部材325によってプリ回転ローラ兼搬送ローラ327側に押さえ付けられ、その前縁部分がめくり上がらないようにされる。なお、符号328は、エッジセンサであり、その役割は、エッジセンサ114(図2参照)やエッジセンサ306(図13、図14参照)と同じである。
この例では、モータ等の能動装置による回転部材324の上下移動を行わないので、プリエッジセンサは必要とされない。しかしながら、他の実施形態のようにプリエッジセンサを配置し、回転部材324の上下移動を行い、印刷用紙326の前縁に回転部材324から無理な力が加わらないようにする構成を組み合わせても良い。
(5)第5の実施形態
図14に示す押さえ付け部材325を用いるのと同様な効果を得る構成として、画像形成媒体が回転部材に接触する前の段階で、画像形成媒体の回転部材に最初に接触する縁の部分が回転部材の方向に変位(変形)するように、画像形成媒体に湾曲加工を行う湾曲加工手段を更に備える構成としてよい。以下、この構成の一例を説明する。
図15は、用紙長検出装置の他の一例を示す模式図である。図15には、用紙長検出装置320が示されている。図15に示す用紙長検出装置320の基本構成は、図14に示す用紙長検出装置320と同じであり、異なるのは、押さえ付け部材325が配置されていない点である。図15に示す例では、用紙長検出装置320の前段階に湾曲加工装置330が配置されている。
湾曲加工装置330は、ロール331〜333の3つのロール部材から構成されている。図からは明らかでないが、図におけるロール331の上端は、ロール332および333の下端よりも僅かに上方に位置している。印刷用紙326は、湾曲加工装置330に図の左側から入り、右側が出る。この際、ロール331と332との間、およびロール331と333との間を通過した印刷用紙326は、湾曲加工装置330を通過後に、排出方向に向かって図の下方(プリ回転ローラ兼搬送ローラ327の方向)に向かって湾曲(カールした)癖が付与される。図では、符号334の部分が湾曲加工された状態が示されている。
(6)第6の実施形態
図9を用いて説明したように、回転部材が印刷用紙に接触してから所定の期間は、回転部材が印刷用紙に対して滑り(スリップし)、回転部材の印刷用紙の動きへの追従性が低下する。この期間は、回転部材の回転量が印刷用紙の移動量に対応していないので、回転部材の回転量に基づく印刷用紙の移動量の計測は、正確性を欠く。第1の実施形態では、エッジセンサ114による印刷用紙111の前縁検出時に、上記滑りが収束するように、エッジセンサ114の配置位置を調整することでこの問題に対応している。
この問題に対応する他の工夫として、図1〜3におけるプリエッジセンサ114による印刷用紙の前縁検出を契機として、その時点から所定の期間が経過後に回転部材の回転量の計測を開始するようにしてもよい。この場合、滑りが発生する期間における印刷用紙111の移動量は、その後における回転部材の回転量から予測する。なお所定の期間は、予め実験を行い適切な値を設定すればよい。
この例の場合、印刷用紙への接触時における回転部材の非安定な回転(滑りを伴った回転)の期間における印刷用紙の移動量を、後の印刷用紙に追従した回転部材の回転量から予測する。これにより、回転部材が印刷用紙に接触した後における滑りの現象があっても、その現象の影響を排除して印刷用紙の寸法の算出を行える。
(7)他の実施形態
回転量検出手段としてロータリエンコーダ以外のデバイスを利用することもできる。例えば、回転量検出装置として、回転数に応じたアナログ電圧を発生するタコジェネレータ(tachogenerator)、アナログ信号で回転角度の検出を行うレゾルバ等を用いることもできる。また、ロータリエンコーダとして、光学式ではなく磁気式のものを用いることもできる。また、回転部材を移動させる手段は、ギア機構によるものに限定されず、ソレノイドや油圧や気圧を用いたピストン、形状記憶合金を用いたアクチュエータであってよい。
また、画像形成媒体としては、通常の紙以外に、ボール紙、腰のある厚紙、樹脂材料で構成されるもの、表面加工の施されている用紙、封筒といったものを利用できる。
図5において、用紙長計測装置100の位置は、反転装置215の下流側、給紙装置210と転写補助装置209との間であってもよい。ただし、定着装置213による定着処理の後は、加熱により、印刷用紙が膨張しているので、冷却装置214、あるいは自然放熱により、印刷用紙が40℃程度以下になった状態で用紙長の計測を行う構成とすることが望ましい。
図6に示す構成では、用紙長算出部231において、ロータリエンコーダ103の回転量に基づいて用紙長を算出し、このデータがROS制御部232に送られてROS205(図5参照)の制御が行われる。ここで、用紙長を算出するのではなく、用紙長計測装置100の出力に基づいて直接ROS205を制御する制御信号を生成してもよい。この場合、例えば、用紙長計測装置100の出力とROS205の制御データとの対応関係を予め実験により取得しておき、そのテーブルデータをMCU206内のROMやRAMに書き込んでおく。そして、このテーブルデータに基づき、ROS205の制御を行う。
画像形成処理の制御として、印刷用紙への転写タイミングを調整する制御を行っても良い。この場合、MCU206は、第1面に対する画像形成後に、用紙長計測装置100において計測された印刷用紙の用紙長に係るデータを取得し、それに基づいて印刷用紙の搬送駆動系(図示省略)を制御する。この制御により、印刷用紙の第2面に対する画像の形成位置の調整が行われる。
本発明は、印刷装置、ファクシミリ装置、複写装置等の画像形成装置、あるいはそれらの装置の機能の少なくとも2つ以上を備えた画像形成装置に利用することができる。
用紙長計測装置の概要を示す模式図である。 用紙長計測装置の概要を示す模式図である。 用紙長計測装置の概要を示す模式図である。 ロータリエンコーダの概要を示す概念図である。 発明を利用した画像形成装置の概要を示す概念図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 用紙長計測装置と印刷用紙の位置関係を時系列順に示した概念図である。 複数の印刷用紙に対する動作の流れを説明する概念図である。 ロータリエンコーダの出力から得られる回転部材の回転速度の時間変化を概念的に示すグラフである。 印刷用紙長の算出を行う際のタイミングチャートである。 用紙長を得るための処理の手順の一例を示すフローチャートである。 用紙長検出装置の他の構成を示す模式図である。 用紙長検出装置の他の構成を示す模式図である。 用紙長検出装置の他の構成を示す模式図である。 用紙長検出装置の他の構成を示す模式図である。
101…回転部材、102…回転軸、103…ロータリエンコーダ、104…エンコーダ支持部材、105…軸、106…支持部材、107…歯車、108…第1のモータ、109…プリ回転ローラ、110…第2のモータ、111…印刷用紙、112…搬送面、113…プリエッジセンサ、114…エッジセンサ。

Claims (11)

  1. 画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記画像形成媒体の寸法を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、
    前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、
    前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材が空転するように
    前記回転部材を回転させる回転手段と、
    前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で前記回転手段から前記回転部材への駆動力を切断する切断手段と、を備え、
    前記回転手段による前記回転部材の回転は、前記回転部材が前記画像形成媒体に接触した状態における前記画像形成媒体の移動に伴う前記回転部材の回転より速い回転であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、
    前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材を回転させる回転手段と、
    前記画像形成媒体の縁を検出する縁検出手段と、
    前記縁検出手段が前記画像形成媒体の前縁を検出してから後縁を検出するまでの検出期間における前記画像形成媒体の移動量を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、を備え、
    前記検出期間には、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従している追従期間と、前記回転部材の回転量が前記画像形成媒体の移動量に対応せず、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従していない非追従期間とがあり、
    前記算出手段は、前記検出期間のうち、前記非追従期間の前記画像形成媒体の移動量を、前記追従期間の前記回転量検出手段の検出値に基づいて予測することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記移動量の予測値は、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従している期間の前記回転部材の回転量から予測されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成媒体が、前記回転部材から離れた状態において、前記画像形成媒体の前縁が前記回転部材に最接近した以後の段階で前記回転部材が前記画像形成媒体に接触するように前記回転部材を移動させる移動手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成媒体が前記回転部材に接触する前の段階で前記画像形成媒体の前記回転部材に最初に接触する縁の部分が前記回転部材の方向に変位するように、前記画像形成媒体に湾曲加工を行う湾曲加工手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転部材に対向し、前記画像形成媒体が搬送される搬送面と、
    前記画像形成媒体が前記回転部材に接触する前の段階で、前記画像形成媒体の前記回転部材に最初に接触する縁の部分を前記搬送面に押さえ付ける押さえ付け手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記回転量検出手段は、前記回転部材に連結された円板と、
    前記円板の回転を光学的に検出する検出手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成手段は、前記画像形成媒体の第1の面および第2の面に対して画像の形成を行い、
    前記制御手段は、前記第1の面における前記回転量検出手段の出力に基づいて前記第2の面に対する画像形成処理を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記画像形成媒体の寸法を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、
    前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、
    前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材が空転するように前記回転部材を回転させる回転手段と、
    前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で前記回転手段から前記回転部材への駆動力を切断する切断手段とを備える画像形成装置を制御するコンピュータに、
    前記回転手段による前記回転部材の回転を、前記回転部材が前記画像形成媒体に接触した状態における前記画像形成媒体の移動に伴う前記回転部材の回転より速い回転とする手順を実行させるためのプログラム。
  10. 画像形成媒体への画像の形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成媒体に接触し、前記画像形成媒体の移動に伴って回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記回転量検出手段の出力に基づいて前記画像形成手段が行う画像形成処理を制御する制御手段と、
    前記画像形成媒体の縁を検出する縁検出手段と、
    前記縁検出手段が前記画像形成媒体の前縁を検出してから後縁を検出するまでの検出期間における前記画像形成媒体の移動量を前記回転量検出手段の出力に基づいて算出する算出手段と、
    前記回転部材が前記画像形成媒体と接触する前の段階で、前記回転部材を回転させる回転手段と
    を備え、
    前記検出期間において、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従している追従期間と、前記回転部材の回転量が前記画像形成媒体の移動量に対応せず、前記回転部材の回転が前記画像形成媒体の移動に追従していない非追従期間とがある画像形成装置を制御するコンピュータに、
    前記算出手段における前記検出期間のうち前記非追従期間の前記画像形成媒体の移動量の予測値を前記追従期間の前記回転量検出手段の検出値に基づいて算出する予測値算出手順を実行させるためのプログラム。
  11. 前記移動量の予測値は、前記回転部材が前記画像形成媒体の移動に追従して回転している期間の前記回転部材の回転量から予測されることを特徴とする請求項10記載のプログラム。
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