JP2005049621A - 画像形成装置,その制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成要求(印字要求)に応じて画像形成を行う場合に,印字要求の有無状態に応じて,印字要求への応答時間を考慮した適切な省電力状態への移行制御を可能とする。
【解決手段】 通電開始後,定着装置の設定加熱温度を定着時設定温度T1及びポリゴンモータを定常回転として後,印字要求のない状態が所定時間t1継続すれば,設定加熱温度をT2とし,ポリゴンモータの回転を停止させる「準省電力モード」とする。準省電力時設定温度T2は,定着装置のT2からT1への昇温時間とポリゴンモータの起動時間とが等しくなるように設定する。さらに,「準省電力モード」で印字要求のない状態が所定時間t2継続すれば,設定加熱温度をT3(<T2)とし,ポリゴンモータの回転を停止させたままの「省電力モード」とする。「省電力モード」から「印字モード」へ復帰させる場合,温度がT2に到達した時点でポリゴンモータを起動する。
【選択図】図1

Description

本発明は,画像情報記録用のレーザ光を感光体に向けて反射するポリゴンミラーを回転させるポリゴンモータと,感光体から記録紙に転写された画像を加熱定着させる定着装置とを備えた画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
近年,画像形成装置においても省電力化が益々求められている。特に,画像情報記録用のレーザ光を感光体に向けて反射するポリゴンミラーを高速で回転駆動るポリゴンモータや,感光体から記録紙に転写された画像を加熱定着させる定着装置は消費電力が大きいため,これらを適切に制御することが大幅な省電力化につながる。このため,最近の画像形成措置は,一定時間以上継続して画像形成要求がなかった場合には,画像形成要求の入力監視に必要な最小限の機器のみを動作させる省電力モードへ移行させるものが多い。この省電力モード時には,定着装置を停止又は設定加熱温度をごく低い温度に設定することが一般的である。
また,省電力化や寿命向上のため,ポリゴンモータを回転駆動させる時間を極力短縮するように制御する技術も提案されている。
例えば,特許文献1には,画素デ−タの記録動作中以外には,ポリゴンモータを停止または低速回転させ,ポリゴンモータが回転駆動する時間を抑えるファクシミリ装置が提案されている。
また,特許文献2には,定着装置の温度が所定温度まで上昇した後にポリゴンモータの駆動を開始させることにより,定着装置が定着可能な温度に上昇するタイミングと,ポリゴンモータが定常回転状態に達するタイミングとを略同じにする画像形成装置が提案されている。これにより,ポリゴンモータが余分に回転する時間が短縮される。
特開平05−260272号公報 特開平11−344913号公報
一般に,画像形成装置をより省電力状態とするほど,その状態から画像形成が可能な状態へ移行させる時間が長くなる。この移行時間に特に大きく影響するものとしては,定着装置が所定の定着温度となるまでの昇温時間や,ポリゴンモータが定常回転速度となるまでの起動時間がある。即ち,定着装置の設定加熱温度を低くするほどより省電力状態となる一方,定着温度となるまでの昇温時間が長くなり,ポリゴンモータの回転を停止或いは低速度とすればより省電力状態となる一方,定常回転速度となるまでの起動時間が長くなる。
ところで,利用者によるコピー開始操作の入力に応じて原稿画像の複写(画像形成)を開始する複写機やパソコン等のホスト装置からの印刷要求の入力に応じてプリント出力(画像形成)を開始するプリンタ等,画像形成要求に応じて画像形成を行う画像形成装置では,画像形成要求の有無状態(例えば,画像形成要求がない状態の継続時間等)に応じて,画像形成要求に対する応答時間(運転可能状態への復帰時間)を考慮した省電力状態の設定を行うことが重要となる。
しかしながら,特許文献1や特許文献2での開示技術を含む従来の技術は,画像形成要求の有無状態に応じて,画像形成要求に対する応答時間を考慮した適切な省電力状態への移行制御を行うものではなかったため,状況に応じた適切な制御が行われないという問題点があった。
例えば,画像形成要求がない状態が所定時間継続した場合に,定着装置の設定加熱温度をごく低温とする省電力モード状態とすると,画像形成要求に対する応答時間が非常に長くなる。かといって,省電力モード時の設定加熱温度を定着温度近くまで上げても,省電力モード時にポリゴンモータの回転を停止している場合は,ポリゴンモータの起動時間が制約となり,結局,画像形成要求に対する応答時間が長くなる等の問題が生じる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,画像形成要求に応じて画像形成を行う場合に,画像形成要求の有無状態に応じて,画像形成要求に対する応答時間を考慮した適切な省電力状態への移行制御を可能とする画像形成装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,画像情報記録用のレーザ光を感光体に向けて反射するポリゴンミラーと,該ポリゴンミラーを回転駆動させて前記レーザ光を走査させるポリゴンモータと,前記感光体から記録紙に転写された画像を加熱定着させる定着装置とを具備し,所定の画像形成要求に応じて画像形成を行う画像形成装置において,前記画像形成要求の有無及び/又は画像形成処理の有無に基づいて前記ポリゴンモータの回転状態と前記定着装置における設定加熱温度との組み合わせを制御する制御手段を具備してなることを特徴とする画像形成装置として構成されるものである。
このような構成により,画像形成要求の有無状態に応じて,画像形成要求に対する応答時間への影響が大きい前記ポリゴンモータの回転状態と前記定着装置の設定加熱温度とを適切に組み合わせた多様な省電力状態への移行制御が可能となる。
ここで,前記制御手段により,前記設定加熱温度を,画像を加熱定着させるときの定着時設定温度と該定着時設定温度より低い所定の準省電力時設定温度と該準省電力時設定温度より低い省電力モード時設定温度との少なくとも3段階に制御することが考えられる。
これにより,画像形成可能な状態と従来の省電力モードの状態との中間的な省電力状態をとることができ,従来の2段階の制御(定着時設定温度と省電力モード時設定温度)よりも状況に応じたきめ細かな状態制御(温度制御)が可能となる。
この場合,前記準省電力時設定温度が,その温度から前記定着装置が前記定着時設定温度へ昇温するのに要する準省電力時昇温時間と前記ポリゴンモータが回転停止状態若しくは所定の低速回転状態から前記レーザ光走査時の定常回転状態へ移行するのに要するポリゴンモータ起動時間とが略等しくなる温度であるもの,或いは,前記ポリゴンモータが回転停止状態若しくは所定の低速回転状態から前記レーザ光走査時の定常回転状態へ移行するのに要するポリゴンモータ起動時間と,前記定着装置が前記準省電力時設定温度から前記定着時設定温度へ昇温するのに要する準省電力時昇温時間とが略等しく構成されたものが考えられる。
さらにこの場合,前記制御手段が,前記ポリゴンモータを前記定常回転状態とするとともに前記設定加熱温度を前記定着時設定温度とする第1の組み合わせと,前記ポリゴンモータを回転停止状態若しくは前記低速回転状態とするとともに前記設定加熱温度を前記準省電力時設定温度とする第2の組み合わせと,前記ポリゴンモータを回転停止状態とするとともに前記設定加熱温度を前記省電力モード時設定温度とする第3の組み合わせと,の少なくとも3つの組み合わせの切り替え制御を行うものが考えられる。
これにより,中間的な省電力状態である前記第2の組み合わせから,画像形成可能な前記第1の組み合わせへ移行した際に,ポリゴンモータの起動と定着装置の昇温とがほぼ同時に完了するので,ポリゴンモータの起動が先に完了して無駄に回転したり,定着装置の昇温が先に完了して無駄に加熱したりすることが防止される。さらに,前記第2の組み合わせは,前記ポリゴンモータを回転停止状態若しくは前記低速回転状態とする省電力状態の中で,画像形成可能な前記第1の組み合わせへ移行する時間,即ち,画像形成要求に対する応答時間が最も短くなるよう前記設定加熱温度が設定された状態でもある。
ここで,前記制御手段としては,前記画像形成要求があった際に前記第1の組み合わせに制御し,画像形成処理の終了後(前記画像形成処理の有無の一例)に前記第2の組み合わせに制御するものが考えられる。
さらに,当該画像形成装置の起動時に前記第1の組み合わせに制御し,前記起動の完了時から前記画像形成要求がない状態の継続時間が所定の第1の設定時間を経過した際に前記第2の組み合わせに制御するものや,前記第2の組み合わせとしてから前記画像形成要求がない状態の継続時間が所定の第2の設定時間を経過した際に前記第3の組み合わせに制御するもの,さらには,前記第3の組み合わせの状態から前記第1の組み合わせに切り替える場合に,まず前記設定加熱温度を前記定着時設定温度することにより前記定着装置の加熱温度が前記準省電力時設定温度の近傍温度まで昇温した後に前記ポリゴンモータの回転を開始させてなるものが考えられる。
また,本発明は,前記画像形成装置の制御内容に対応する画像形成装置の制御方法として捉えたものであってもよい。
即ち,画像情報記録用のレーザ光を感光体に向けて反射するポリゴンミラーと,該ポリゴンミラーを回転駆動させて前記レーザ光を走査させるポリゴンモータと,前記感光体から記録紙に転写された画像を加熱定着させる定着装置とを具備し,所定の画像形成要求に応じて画像形成を行う画像形成装置の制御方法において,前記画像形成要求の有無及び/又は画像形成処理の有無に基づいて前記ポリゴンモータの回転状態と前記定着装置における設定加熱温度との組み合わせを制御してなることを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
本発明によれば,画像形成要求に応じて画像形成を行う場合に,前記画像形成要求の有無及び/又は画像形成処理の有無に基づいて前記ポリゴンモータの回転状態と前記定着装置における設定加熱温度との組み合わせが制御されるので,画像形成要求に対する応答時間への影響が大きいポリゴンモータの回転状態と定着装置の設定加熱温度とを適切に組み合わせた多様な省電力状態への移行制御が可能となる。その結果,画像形成要求の有無状態に応じて,画像形成要求に対する応答時間を考慮した適切な省電力状態への移行制御が可能となる。
また,設定加熱温度を,画像を加熱定着させるときの定着時設定温度と該定着時設定温度より低い所定の準省電力時設定温度と該準省電力時設定温度より低い省電力モード時設定温度との少なくとも3段階に制御することにより,画像形成可能な状態と従来の省電力モードの状態との中間的な省電力状態をとることができ,従来の2段階の制御(定着時設定温度と省電力モード時設定温度)よりも状況に応じたきめ細かな状態制御(温度制御)が可能となる。
さらに,ポリゴンモータが回転停止状態若しくは所定の低速回転状態から定常回転状態へ移行するのに要するポリゴンモータ起動時間と,定着装置が前記準省電力時設定温度から前記定着時設定温度へ昇温するのに要する準省電力時昇温時間とが略等しく構成されたものであれば,ポリゴンモータを回転停止状態若しくは低速回転状態とし,かつ定着装置の設定加熱温度を前記準省電力時設定温度とする省電力状態から画像形成可能な状態へ移行する際に,ポリゴンモータの起動と定着装置の昇温とがほぼ同時に完了するので,ポリゴンモータの無駄な回転や定着装置の無駄な加熱を防止できる。さらに,前記ポリゴンモータを回転停止状態若しくは前記低速回転状態とする省電力状態の中で,画像形成要求への応答時間を最短とする設定加熱温度を設定すること,即ち,画像形成要求に対する応答時間を考慮した適切な省電力状態への移行制御が可能となる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第1の例を表すトレンドグラフ,図2は画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第2の例を表すトレンドグラフ,図3は画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第3の例を表すトレンドグラフ,図4は画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第4の例を表すトレンドグラフ,図5は画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第5の例を表すトレンドグラフ,図6は画像形成装置Xにおける準省電力モード時の定着装置の設定加熱温度の決定基準について説明する図,図7は画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度のステップ応答特性を表すトレンドグラフ,図8は画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御の処理手順を表すフローチャート,図9は画像形成装置Xの全体構成を表す側断面図,図10は画像形成装置Xの主要部の概略構成を表すブロック図である。
まず,図9の側断面図及び図10のブロック図を用いて,本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xの構成について説明する。
本画像形成装置Xは,印刷モードとしてコピアモード(複写モード),プリンタモード,FAXモードを有しており,不図示の操作部からの操作入力や,パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信(画像形成要求の一例)に応じた印刷モードが,後述する制御部によって選択される。
図9に示すように,本画像形成装置Xは,原稿読み取り部10,給紙部20,印刷部30,排紙部40に大別され,原稿読み取り部10が給紙部20の上方に配設され,排紙部40が原稿読み取り部10と給紙部20の中間部位に配設されている。
以下に,上記各処理モードの中からコピアモードについて説明する。
ユーザが,原稿読み取り部10(スキャナ部)のプラテンガラス11上に原稿を載置した後,給紙部20の給紙カセット21或いは装置側面に設けられた手差しトレイ23に用紙(記録紙)を装着し,さらに装置の外装前面部に配置される操作パネル(不図示)上の条件入力キー(印刷枚数/印刷倍率等々)を入力した後に,操作パネルのスタートキーを操作(画像形成要求の一例)するとコピー動作が開始される。
スタートキーが操作されると,メイン駆動モータ(不図示)が始動し,各駆動ギヤが回転する。その後,給紙ローラ22又は22aが回転して用紙が装置内へ送出(給紙)され,給紙された用紙はレジストローラ31(ローラ対)に到達して捕捉される。このレジストローラ31により,用紙は,感光体ドラム32上に形成される画像の先端部(画像形成開始部)と同期をとるために一時停止され,用紙の先端部が均一にレジストローラ31に押しつけられて用紙の先端位置の補正が行なわれる。
一方,原稿読み取り部10においては,コピーランプ12a(光源)が点灯し,コピーランプユニット12が矢印方向へ移動することで露光が開始される。コピーランプ12aにより原稿に照射された照射光は,原稿の画像情報を含む反射光(原稿からの反射光)となり,該反射光は,コピーランプユニット12に設けられた第1ミラー12bから第2ミラー13,第3ミラー14,光学レンズ15から,CCD16へ入力されることによって読み取られる。
このようにして読み取られた画像情報は,不図示のCCD回路で,光の画像情報が電気的信号に変換され,その画像情報信号は,設定された条件で画像処理が行われ,レーザスキャナユニット33へプリントデータとして送信される。
他方,感光体ドラム32は,帯電ユニット34により,全体が所定帯電電位に帯電される。
また,レーザスキャナユニット33では,回転方向に複数の反射面を有したポリゴンミラー33b(回転多面鏡)がポリゴンモータ33cによって高速に回転駆動され,半導体レーザ33aから出射されたレーザ光がポリゴンミラー33cや各種レンズによって偏向されながら感光体ドラム32へ照射される。これにより,レーザ光が感光体ドラム32上を走査されて,感光体ドラム32上に静電潜像が形成される。その後,現像槽35中のMGローラ35a上のトナーが,感光体ドラム32表面上に引き寄せられ,静電潜像はトナーによって感光体ドラム32上の電位ギャップに応じて顕像化される。
また,作像される用紙(記録紙)は,タイミングを合わせてレジストローラ31により,感光体ドラム32方向へ搬送され,転写ユニット36(コロナチャージャ)により感光体ドラム32上のトナーが用紙に転写される。感光体ドラム32上の残留したトナーはドラムユニットのクリーニングブレード37aによってかきとられ,クリーナーユニット37により回収される。
他方,トナーの転写が終了した用紙は,定着装置38(定着工程)の加熱ローラ38aと加圧ローラ38bとの間を通過して,熱と圧力が加えられ,用紙上の未定着トナーが用紙に溶融・固着され,排紙ローラ41により排紙トレイ42に排出される。前記加熱ローラ38aは,その内部に設けられた加熱ヒータ38cによって加熱される。
また,原稿読み取り部10が備える原稿トレイ19に原稿が載置されていることが,所定のセンサにより検出されている場合には,所定のスタートキー操作がなされたときに給紙ローラ51が回転し,原稿トレイ19上に載置された原稿が原稿読み取り部10内へ送出されて所定の搬送経路Rt1中を搬送される。この搬送経路Rt1には,レジストローラ53が設けられており,このレジストローラ53によって原稿が捕捉され,原稿先端の位置決めが行われた後,所定のタイミングで原稿読み取り位置へ搬送される。
一方,前記コピーランプユニット12が所定の停止位置(原稿読み取り位置)で停止したまま搬送中の原稿を露光する。この露光により得られた原稿からの反射光により原稿画像を読み取る処理は前述した通りである。
このようにして画像が読み取られた原稿は,原稿排出部18へ排出される。
さらに,画像形成装置Xは,図10に示すように,通信線を介して所定のホスト装置との間で通信制御を行う通信部61と,液晶タッチパネル等からなる入出力手段である操作・表示部62と,前記ホスト装置から受信した印刷データや原稿から読み取った画像データ等の記憶手段である画像メモリ63と,各種設定情報の記憶手段である設定メモリ64と,CPU及びその周辺装置(ROM,RAM等)からなり,前記ROMに格納された所定のプログラムに従った処理を実行することにより当該画像形成装置X全体を制御する制御部65と,画像データのシェーディング補正やデータフォーマット(データタイプ)の変換等の各種画像処理を行う画像処理部66とを具備している。前記制御部65は,前記画像処理部66,前記画像読み取り部10,前記印刷部30,前記給紙部20等の制御を行い,前記印刷部30の制御を行う中で,前記ポリゴンモータ33cの回転駆動制御,及び前記定着装置38における設定加熱温度の制御を行う。
本画像形成装置Xにおける前記制御部65は,前記定着装置38に対する設定加熱温度(加熱ローラの表面温度の設定値)を,画像を加熱定着させるときの定着時設定温度T1と,該定着時設定温度T1より低い所定の準省電力時設定温度T2と,該準省電力時設定温度T2より低い省電力モード時設定温度T3との3段階に制御する。
ここで,前記定着時設定温度T1は,用紙へのトナー画像の定着に必要な温度であり,例えば,180℃〜200℃程度に設定される。
また,前記省電力時設定温度T3は,前記加熱装置38を十分に省電力化できる温度であり,例えば,常温(室温)或いは70℃〜90℃程度に設定される。
一方,前記準省電力時設定温度T2は,前記定着装置38の昇温特性と,前記ポリゴンモータの起動特性との関係によって定める。
即ち,図6に示すように,前記ポリゴンモータ33cが回転停止状態(OFF)からレーザ光を走査する時の定常回転状態へ移行するのに要するポリゴンモータ起動時間tβと,前記定着装置38が前記準省電力時設定温度T2から前記定着時設定温度T1へ昇温するのに要する準省電力時昇温時間tαとが略等しくなるように,前記準省電力時設定温度T2を定める。ここで,レーザ光の走査の安定化のため,(tα>tβ)とすることが望ましい。
また,Tα≒Tβとなるように,設計上可能な範囲で,前記準省電力時設定温度T2,前記ポリゴンモータ33cの起動時間,前記定着時設定温度T1等を調整することも考えられる。
ところで,定着装置38における加熱温度が,前記準省電力時設定温度T2から前記定着時設定温度T1まで昇温するのに要する時間(以下,T2→T1昇温時間という)は,加熱温度の初期温度に関わらずほぼ一定であることがわかっている。
図7は,定着装置38の初期温度(加熱ローラの初期温度)が異なる場合におけるT2→T1昇温時間の比較を比較するための加熱温度のトレンドグラフである。
図7では,定着装置38の初期温度が環境温度(室温)である状態から前記定着時設定温度T1(図7ではT1=180℃)まで昇温させた場合の昇温状態(T2→T1昇温時間=ta)と,初期温度が前記準省電力時設定温度T2(図7ではT2=150℃)に維持された状態から前記定着時設定温度T1まで昇温させた場合の昇温状態(T2→T1昇温時間=tb)と,初期温度が前記省電力時設定温度T3(図7ではT3=80℃)に維持された状態から前記定着時設定温度T1まで昇温させた場合の昇温状態(T2→T1昇温時間=tc)とトレンドグラフで表している。
図7に示すように,初期温度に関わらず,T2→T1昇温時間はほぼ一定(ta≒tb≒tc)であることがわかる。
このことから,定着装置38の初期温度が前記準省電力時設定温度T2よりも低い任意の温度である状態から昇温を開始した場合でも,加熱温度が前記準省電力時設定温度T2の近傍温度まで昇温された時点で前記ポリゴンモータ33cの起動(回転駆動)を開始すれば,該ポリゴンモータ33cが定常回転に到達するタイミングと定着装置38の加熱温度が前記定着時設定温度T1に到達するタイミングとがほぼ同時になることがわかる。
(制御状態の第1の例)
次に,図1のトレンドグラフを用いて,前記制御部65による前記定着装置38の加熱温度と前記ポリゴンモータ33cの制御状態の第1の例について説明する。
この第1の例は,本画像形成装置Xの通電開始(電源ON)後,前記ホスト装置からも前記操作・表示部62の操作によっても画像形成要求(以下,印字要求という)がなかった場合の例である。
本画像形成装置Xに通電が開始されると,まず,前記制御部65は,前記定着装置38の温度を前記定着時設定温度T1とするとともに,前記ポリゴンモータ33cを定常回転の速度に回転駆動させた印字可能な状態である「印字モード」に移行させるよう制御する(第1の組み合わせ)。
その際,まず,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記定着時設定温度T1とした後,定着装置の加熱温度が,前記準省電力時設定温度T2に到達した時点から,前記ポリゴンモータ33cの回転駆動を開始(起動(ON))させる。これにより,定着装置の温度が前記定着時設定温度T1に到達するのとほぼ同じタイミングで,前記ポリゴンモータ33cの回転速度が定常回転の速度に到達する。
ここで,前記定着装置の加熱温度が前記定着時設定温度T1に到達した時点で,確実に前記ポリゴンモータ33cが定常回転の速度に到達するよう,余裕をみて前記準省電力時設定温度T2より若干低めの温度に到達した時点で前記ポリゴンモータ33cを起動させること等も考えられる。
そして,定着装置の温度が,前記定着時設定温度T1に到達(ウォームアップ完了)した時点から,所定の待機時間t1(第1の設定時間の一例)が経過するまでは,前記「印字モード」の状態を維持する。この待機時間t1は,例えば,数秒〜20秒程度とし,定着装置38のウォームアップ中やウォームアップ完了後すぐに画像形成要求(印字要求)があった場合に,前記ポリゴンモータ33cの起動を待たずに印字を開始できるようする。また,前記待機時間t1を0(ゼロ)とすることも考えられる。前記定着装置38では,前記加熱ローラ38aの表面温度が,前記制御部65から設定された設定加熱温度に維持されるように,前記加熱ヒータ33cをON/OFF制御する。
次に,前記待機時間t1が経過すると,前記制御部65は,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記準省電力時設定温度T2とするとともに,前記ポリゴンモータ33cを回転停止状態とする「準省電力モード」(第2の組み合わせ)へ移行させる制御を行う。
この「準省電力モード」の状態は,前記ポリゴンモータ33cを停止させた省電力状態であるとともに,前記ポリゴンモータ33cを停止した状態の中では,印字要求(画像形成要求)があった場合に,その状態から最短時間で前記「印字モード」へ復帰できる状態である。前述したように,前記ポリゴンモータ33cの起動時間(停止状態から定常回転に至るまでの時間)と前記定着装置38を前記定着時設定温度T1まで昇温させる時間とがほぼ等しいため,前記定着装置38のフォームアップ時間が前記「印字モード」への復帰時間のボトルネックとならないからである。後述する「省電力モード」よりも前記「印字モード」への復帰時間(印字要求への応答時間)を考慮した中間的な省電力状態であるといえる。
さらに,前記「準省電力モード」への移行制御を行ってから所定の準省電力モード維持時間t2(第2の設定時間の一例)が経過すると,前記制御部65は,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記省電力時設定温度T3とするとともに,前記ポリゴンモータ33cを回転停止状態(そのまま)とする「省電力モード」(第3の組み合わせ)へ移行させる制御を行う。
この「省電力モード」の状態は,印字要求(画像形成要求)がない状態が長時間継続する場合に移行する状態であり,前記「印字モード」への復帰時間よりも,より省電力化を重視した状態である。
(制御状態の第2,第3の例)
次に,図2及び図3のトレンドグラフを用いて,前記制御部65による前記定着装置38の加熱温度と前記ポリゴンモータ33cの制御状態の第2及び第3の例について説明する。
ここで,図2に示す第2の例は,本画像形成装置Xの通電開始(電源ON)後,前記定着装置38のウォームアップ中(前記定着時設定温度T1に至る途中)に前記印字要求があった場合の例であり,図3に示す第3の例は,前記ウォームアップ完了後,前記待機時間t1の経過前に前記印字要求が合った場合の例である。
本画像形成装置Xに通電開始後から前記定着装置38の温度が前記定着時設定温度T1に至るまでの前記制御部65による制御内容は,図1に示した場合と同じである。
そして,ウォームアップ中に前記印字要求があった場合は,図2に示すように,前記定着装置38の温度が前記定着時設定温度T1に到達して前記「印字モード」となった時点(この時,前記ポリゴンモータ33cも定常回転に至っている)から,前記印刷部30による画像形成(印字)が行われ,この印字が終了するまで前記「印字モード」の状態が維持される。
次に,前記制御部65は,印字が終了した時点で,前記「準省電力モード」への移行制御を行う。もちろん,印字中に新たな前記印字要求があった場合は,その印字も終了した時点で前記「準省電力モード」への移行制御を行う(以下,同様)。
同様に,前記待機時間t1の経過前に前記印字要求があった場合も,図3に示すように,前記印字要求が合った時点から,前記印刷部30による画像形成(印字)が行われ,この印字が終了するまで前記「印字モード」の状態が維持される。
次に,前記制御部65は,印字が終了した時点で,前記「準省電力モード」への移行制御を行う。
図3,図4いずれの場合も,前記「準省電力モード」へ移行した後は,図1に示した処理と同様である(付図示)。即ち,前記準省電力維持時間t2の経過までに前記印字要求がなければ前記「省電力モード」へ移行する。
(制御状態の第4の例)
次に,図4のトレンドグラフを用いて,前記制御部65による前記定着装置38の加熱温度と前記ポリゴンモータ33cの制御状態の第4の例について説明する。
この第4の例は,前記「準省電力モード」で前記準省電力モード維持時間t2の経過を待っている時間帯に前記印字要求があった場合の例である。
本画像形成装置Xに通電開始後から前記「準省電力モード」に至るまでの前記制御部65による制御内容は,図1に示した場合と同じである。
前記「準省電力モード」の状態であるときに,前記印字要求があった場合は,前記制御部65は,前記印字要求が合った時点で前記「印字モード」への移行制御を行う。さらに,前記「印字モード」への移行が完了(前記定着装置38の温度が前記定着時設定温度T1に到達)した時点から前記印刷部30による画像形成(印字)が開始され(印字スタート),この印字が終了するまで前記「印字モード」の状態が維持される。
そして,前記制御部65は,印字が終了した時点で,前記「準省電力モード」への移行制御を行い,その後は,図1に示した処理と同様である(付図示)。
(制御状態の第5の例)
次に,図5のトレンドグラフを用いて,前記制御部65による前記定着装置38の加熱温度と前記ポリゴンモータ33cの制御状態の第5の例について説明する。
この第5の例は,前記「省電力モード」の状態において前記印字要求があった場合の例である。
本画像形成装置Xに通電開始後から前記「省電力モード」に至るまでの前記制御部65による制御内容は,図1に示した場合と同じである。
前記「省電力モード」の状態であるときに,前記印字要求があった場合は,前記制御部65は,前記印字要求が合った時点で前記「印字モード」への移行制御を行う。さらに,前記「印字モード」への移行が完了した時点から前記印刷部30による画像形成(印字)が開始され(印字スタート),この印字が終了するまで前記「印字モード」の状態が維持される。
そして,前記制御部65は,印字が終了した時点で,前記「準省電力モード」への移行制御を行い,その後は,図1に示した処理と同様である(付図示)。
次に,図8のフローチャートを用いて,前記制御部65による前記定着装置の設定加熱温度及び前記ポリゴンモータの動作の制御処理の手順について説明する。この制御処理は,前述した第1〜第5の制御状態(図1〜図5)を実現するための処理である。以下,S11,S12,…は,処理手順(ステップ)の番号を表す。
本画像形成装置Xが通電されると,まず,前記制御部65は,当該画像形成装置Xの初期化処理を開始する(S11)とともに,前記「印字モード」への移行を行う「印字モード」移行処理Aを実行する(S12)。
この「印字モード」移行処理Aでは,まず,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記定着時設定温度T1に設定(S41)した後,前記定着装置38の加熱温度(前記定着ローラ38aの表面温度)が,前記準省電力時設定温度T2に到達するまで待ち(S42),前記準省電力時設定温度T2に到達した時点で前記ポリゴンモータ33cを起動して,前記定常回転となるまで回転速度を上昇させる(S43)。
次に,前記定着装置38の加熱温度が前記定着時設定温度T1に到達し,かつ前記ポリゴンモータ33cの回転速度が定常回転の速度まで到達するまで,即ち,前記「印字モード」への移行が完了するまで待ち(S44),その完了を確認した後,当該「印字モード」移行処理Aが終了する。
前記「印字モード」移行処理Aが終了すると,S11で開始した初期化処理が完了したか否かをチェックし(S13),その完了を確認した上で,所定の計時カウンターをリセットする(S14)。
次に,前記印字要求の有無をチェックし(S15),前記印字要求がある場合には,その印字処理を実行する(S16)とともに,後続する次の印字要求(次印字)がある間は,印字処理を継続する(S17→S16)が,次の印字要求がない場合は,後述するS22へ移行する。
一方,S15において,前記印字要求がない場合には,前記計時カウンターをチェックして前記待機時間t1が経過するまで,前記印字要求の発生を監視し(S21→S15),この待機時間t1経過前に前記印字要求があった場合は,前述したS16,S17の処理(印字処理)が実行される。
これに対し,前記印字要求がないままの状態で前記待機時間t1が経過した場合は,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記準省電力時設定温度T2とするとともに,前記ポリゴンモータ33cの回転を停止させて,前記「準省電力モード」へ移行させる(S22)。
次に,前記計時カウンターをリセットし(S23),前記省電力モード維持時間t2が経過するまで,前記印字要求の有無をチェクする(S24,S25)。
ここで,前記省電力モード維持時間t2が経過する前に,前記印字要求が合った場合は,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記定着時設定温度T1とするとともに,前記ポリゴンモータ33cを起動することによって前記「印字モード」へ移行させる(S31)。
そして,前記定着装置38の加熱温度が前記定着時設定温度T1に到達し,かつ前記ポリゴンモータ33cの回転速度が定常回転の速度まで到達するまで,即ち,前記「印字モード」への移行が完了するまで待ち(S32),その完了を確認した後,前述したS16へ移行して印字処理を実行する。
一方,S25において,前記印字要求がないままに前記省電力モード維持時間t2が経過した場合は,前記定着装置38に対する設定加熱温度を前記省電力時設定温度T3とすることにより前記「省電力モード」へ移行させる(S26)。
そして,前記「省電力モード」の状態で,前記印字要求があるまで待ち(S27),前記印字要求があった場合は,前記「印字モード」移行処理A(S41〜S44)を実行(S28)した後,前述したS16へ移行して印字処理を実行する。
以上のような処理を前記制御部65によって実行することにより,状況に応じて前述した第1から第5の制御状態が実現される。
以上示した実施の形態では,前記「準省電力モード」時に前記ポリゴンミラーの回転を停止させるものであったが,これに限るものでなく,例えば,低速の所定回転速度に維持することも考えられる。これにより,前記「準省電力モード」から前記「印字モード」へ復帰する時間を短縮することができる。前記所定回転速度は,前記「印字モード」への復帰時間と省電力化の程度とのバランスを考慮して任意に定めればよい。
この場合の準省電力時設定温度T2’は,前記ポリゴンモータ33cが,低速の前記所定回転速度から前記定常回転の速度に到達するまでに要する時間と,前記準省電力時設定温度T2’から前記定着時設定温度T1に到達するまでに要する時間とが略等しくなるように設定する。
但し,この場合でも,画像形成装置Xの起動時,及び前記「省電力モード」から前記「印字モード」へ移行させるときの前記ポリゴンモータ33cの起動タイミングは,前記定着装置38の加熱温度が前記準省電力時設定温度T2に到達したタイミングとする。
また,前記定着装置38の設定加熱温度と前記ポリゴンモータ33cの駆動状態の組み合わせとしては,前記「印字モード」と前記「準省電力モード」と前記「省電力モード」の3つの組み合わせとするに限ることはなく,例えば,前記設定加熱温度を4段階以上の設定温度に切り替える等により,前記印字要求がない状態の継続時間に応じて,より多くの組み合わせについて段階的に切り替えるよう制御するものも考えられる。
本発明は,電子写真方式の画像形成装置への利用が可能である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第1の例を表すトレンドグラフ。 画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第2の例を表すトレンドグラフ。 画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第3の例を表すトレンドグラフ。 画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第4の例を表すトレンドグラフ。 画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御状態の第5の例を表すトレンドグラフ。 画像形成装置Xにおける準省電力モード時の定着装置の設定加熱温度の決定基準について説明する図。 画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度のステップ応答特性を表すトレンドグラフ。 画像形成装置Xにおける定着装置の加熱温度とポリゴンモータの制御の処理手順を表すフローチャート。 画像形成装置Xの全体構成を表す側断面図。 画像形成装置Xの主要部の概略構成を表すブロック図。
符号の説明
10…画像読み取り部
18…原稿排出部
20…給紙部
30…印刷部
31,53…レジストローラ
32…感光体ドラム
33…レーザスキャンユニット
33a…半導体レーザ
33b…ポリゴンミラー
33c…ポリゴンモータ
34…帯電ユニット
35…現像槽
36…転写ユニット
38…定着装置
40…排紙部
61…通信部
62…操作・表示部
63…画像メモリ
64…設定メモリ
65…制御部(制御手段)
66…画像処理部
S11,S12,,,…処理手順(ステップ)

Claims (10)

  1. 画像情報記録用のレーザ光を感光体に向けて反射するポリゴンミラーと,該ポリゴンミラーを回転駆動させて前記レーザ光を走査させるポリゴンモータと,前記感光体から記録紙に転写された画像を加熱定着させる定着装置とを具備し,所定の画像形成要求に応じて画像形成を行う画像形成装置において,
    前記画像形成要求の有無及び/又は画像形成処理の有無に基づいて前記ポリゴンモータの回転状態と前記定着装置における設定加熱温度との組み合わせを制御する制御手段を具備してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段が,前記設定加熱温度を,画像を加熱定着させるときの定着時設定温度と該定着時設定温度より低い所定の準省電力時設定温度と該準省電力時設定温度より低い省電力モード時設定温度との少なくとも3段階に制御してなる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記準省電力時設定温度が,その温度から前記定着装置が前記定着時設定温度へ昇温するのに要する準省電力時昇温時間と前記ポリゴンモータが回転停止状態若しくは所定の低速回転状態から前記レーザ光走査時の定常回転状態へ移行するのに要するポリゴンモータ起動時間とが略等しくなる温度である請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ポリゴンモータが回転停止状態若しくは所定の低速回転状態から前記レーザ光走査時の定常回転状態へ移行するのに要するポリゴンモータ起動時間と,前記定着装置が前記準省電力時設定温度から前記定着時設定温度へ昇温するのに要する準省電力時昇温時間とが略等しく構成されてなる請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段が,前記ポリゴンモータを前記定常回転状態とするとともに前記設定加熱温度を前記定着時設定温度とする第1の組み合わせと,前記ポリゴンモータを回転停止状態若しくは前記低速回転状態とするとともに前記設定加熱温度を前記準省電力時設定温度とする第2の組み合わせと,前記ポリゴンモータを回転停止状態とするとともに前記設定加熱温度を前記省電力モード時設定温度とする第3の組み合わせと,の少なくとも3つの組み合わせの切り替え制御を行うものである請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段が,前記画像形成要求があった際に前記第1の組み合わせに制御し,画像形成処理の終了後に前記第2の組み合わせに制御するものである請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段が,当該画像形成装置の起動時に前記第1の組み合わせに制御し,前記起動の完了時から前記画像形成要求がない状態の継続時間が所定の第1の設定時間を経過した際に前記第2の組み合わせに制御するものである請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段が,前記第2の組み合わせとしてから前記画像形成要求がない状態の継続時間が所定の第2の設定時間を経過した際に前記第3の組み合わせに制御するものである請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段が,前記第3の組み合わせの状態から前記第1の組み合わせに切り替える場合に,まず前記設定加熱温度を前記定着時設定温度することにより前記定着装置の加熱温度が前記準省電力時設定温度の近傍温度まで昇温した後に前記ポリゴンモータの回転を開始させてなる請求項6〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 画像情報記録用のレーザ光を感光体に向けて反射するポリゴンミラーと,該ポリゴンミラーを回転駆動させて前記レーザ光を走査させるポリゴンモータと,前記感光体から記録紙に転写された画像を加熱定着させる定着装置とを具備し,所定の画像形成要求に応じて画像形成を行う画像形成装置の制御方法において,
    前記画像形成要求の有無及び/又は画像形成処理の有無に基づいて前記ポリゴンモータの回転状態と前記定着装置における設定加熱温度との組み合わせを制御してなることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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