JPH0773685A - 半導体不揮発性記憶装置 - Google Patents

半導体不揮発性記憶装置

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JPH0773685A
JPH0773685A JP22114393A JP22114393A JPH0773685A JP H0773685 A JPH0773685 A JP H0773685A JP 22114393 A JP22114393 A JP 22114393A JP 22114393 A JP22114393 A JP 22114393A JP H0773685 A JPH0773685 A JP H0773685A
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rewriting
threshold value
memory device
memory cell
pulse width
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JP22114393A
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Toshihiro Tanaka
利広 田中
Masataka Kato
正高 加藤
Hitoshi Kume
均 久米
Keisuke Ogura
圭介 小倉
Tetsuo Adachi
哲生 足立
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • G11C16/3454Arrangements for verifying correct programming or for detecting overprogrammed cells
    • G11C16/3459Circuits or methods to verify correct programming of nonvolatile memory cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消去動作とベリファイ動作の切り換え時間お
よびベリファイ動作自体のオーバヘッド時間を低減した
半導体不揮発性記憶装置を提供すること。 【構成】 メモリセルのしきい値を複数回の繰り返し動
作で書き換える方式の半導体不揮発性記憶装置におい
て、1回のしきい値を変化させる動作(書き換えパルス
印加)に対するメモリしきい値変化の刻み幅ΔVthはKvt
h・log(t2/t1)で表され、書き換えパルス幅の倍率(t2/t
1)は10の(ΔVth/Kvth)乗の形で表される。メモリセルし
きい値変化ΔVthを一定とするパルス幅(このパルス幅
は繰り返し回数に伴って増加する:例えば、しきい値特
性の傾きKvthが0.664、ΔVthが0.2Vとした場合の倍率
は2倍になる)のパルスを供給することによって書き換
えパルスの回数を少なくし、オーバヘッド時間を低減さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、しきい値電圧を電気的
に書き換える(消去、書き込み)ことが可能なトランジ
スタからなる半導体不揮発性記憶装置に関し、特に、し
きい値の電気的書き換え(書き込みおよび消去)を複数
のパルスを繰り返して印加することによって行う半導体
不揮発性記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記憶内容を電気的に一括消去できる1ト
ランジスタ/セル構成の半導体不揮発性記憶装置は、
「フラッシュメモリ」と呼ばれている。フラッシュメモ
リはその構成上、1ビット当たりの占有面積が少なく高
集積化が可能であるため、近年注目され、その構造や駆
動方法などに関する研究開発が活発に行われている。例
えば、特開平2−289997号公報には、電気的書き
換えを行なう半導体不揮発性記憶素子(メモリセル)の
しきい値を下げる動作(消去モード)について記載され
ている。消去モードは、Fowler-Nordheimトンネル現象
を利用して浮遊ゲートの電荷を放出する動作モードであ
る。そのときのしきい値特性を図2ないし図4に示す。
これらの図に示されているように、時間対数軸に対する
しきい値の変化は、ある時間経過後はほぼ直線となって
いる。
【0003】電気的消去動作後のメモリセルのしきい値
は、電源電圧の下限電圧(Vccmin)と0Vとの間
でなくてはならない。電気的消去を行なう半導体不揮発
性記憶素子のしきい値は、EPROMのように紫外線で
消去した場合の熱平衡状態のしきい値電圧とは異なり、
電気的消去動作を続けるうちに負の電圧となりうる。メ
モリセルのしきい値が負の電圧まで下がった場合には読
み出し等に悪影響が生じる。例えば、読み出し動作にお
いて、電圧値0Vである非選択のワード線すなわち制御
ゲートに接続されているメモリセルのしきい値が負の電
圧まで下がった場合、データ線を選択するとデータ線に
メモリ電流(非選択リーク電流)が流れてしまう。それ
によって、結果的に、読み出し時間の遅れ、ひいては誤
読み出しを引き起こすことがある。このようなことが起
こらないように、従来は、何回かに分けた消去パルスの
繰り返し印加によって消去動作を行うとともに、消去後
にメモリセルのしきい値が0V以上であることを確認す
るようにしていた。
【0004】従来の消去モードのアルゴリズムを図34
のフローチャートを用いて説明する。図34に示されて
いるように、消去動作に先立ってプレライト処理11が
実行される。プレライト処理とは、未書き込みのメモリ
セルのしきい値電圧(例えば、1V程度)が消去動作を
行なうことによって負の電圧になってしまうことを防止
するために、予め全てのメモリセルに対して書き込みを
行なう動作のことをいう。プレライト処理11では、先
ず、初期アドレスを設定し(ステップ111)、そのア
ドレスに対して書き込み動作を行い(ステップ11
2)、アドレスが最終アドレスであるか否かを判定し
(ステップ113)、ステップ113での判定結果、最
終アドレスでなかった場合にはアドレスを更新(ステッ
プ114)した後ステップ112に戻って更新した新し
いアドレスに対して書き込み動作を行う。ステップ11
2、113、114のループをステップ113の判定で
最終アドレスになるまで繰り返す。ステップ113の判
定結果、最終アドレスになった場合にはプレライト処理
11を終了してステップ12のアドレス設定処理を行
う。
【0005】ステップ12で、消去する初期アドレスを
設定した後、消去パルスを発生し、全てのメモリセルに
対して消去動作を行う(ステップ131)。消去動作終
了後、メモリセルのしきい値が消去しきい値に達してい
るかを判定するための状態読み出し動作(ベリファイ動
作)を行う(ステップ132)。ベリファイ動作におい
て、あるアドレスに対応するメモリセルのしきい値が消
去しきい値に達していない場合には、再びステップ13
1に戻って全てのメモリセルに対する消去を繰り返す
(繰り返しループ13)。繰り返し時のベリファイ動作
では、再び同一アドレスからしきい値の判定を行う。ス
テップ131、132のループをステップ132の判定
でメモリセルのしきい値が消去しきい値に達するまで繰
り返す。ステップ132での判定でメモリセルのしきい
値が消去しきい値に達したことが判定された場合は、そ
のアドレスが最終アドレスか否かを判定し(ステップ1
4)、ステップ14での判定結果、最終アドレスでなか
った場合にはアドレスを更新(ステップ15)した後再
びステップ132のベリファイ動作に戻る。ステップ1
4の判定結果、最終アドレスになった場合は、全てのメ
モリセルのしきい値が消去しきい値になったものと判断
して消去モードを終了する。以上述べた従来技術におけ
る消去モードでは、繰り返し行なわれる消去のパルス幅
の時間は一定の時間である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、消去モードでの繰り返し行なわれる消去動作のパル
ス幅は常に一定幅にすることが前提になっていた。ま
た、メモリセルの消去の場合、例えば、図2に示すよう
に、時間対数軸に対するしきい値特性はほぼ直線になっ
ている。従って、消去パルス幅を一定とした場合、消去
動作の回数が増すほど各パルスに対するメモリしきい値
変化量は少なくなる。そのため、消去動作とベリファイ
動作の切り換え時間およびベリファイ動作自体がオーバ
ヘッド時間となり、結果として消去モード時間が長くな
ってしまうという問題がある。また、書き換え動作の制
御を半導体不揮発性記憶装置の外部にあるシステム(例
えば、スチールカメラ、小型録音機、ポケットコンピュ
ータなどの携帯用システム)内のCPUに実行させる場
合には、半導体不揮発性記憶装置とシステムとの間のバ
スを切り離さずに行う必要があるため煩雑であり、ま
た、その間CPUが半導体不揮発性記憶装置の書き換え
制御に占有されてしまうという問題がある。本発明の目
的は、電気的消去が可能な半導体不揮発性記憶装置にお
いて、メモリセルの消去動作とベリファイ動作の切り換
え時間およびベリファイ動作自体のオーバヘッド時間を
低減し、書き換えモードにおける実書き換え時間の効率
を上げること、および外部CPUの負担を軽減すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、しきい値電圧を電気的に書き換える(消
去、書き込み)ことが可能なトランジスタからなる半導
体不揮発性記憶装置において、書き換えを複数の書き換
え動作の繰り返しで行うとともに、該書き換え動作の繰
り返し中に少なくとも一回書き換えているメモリセルの
状態を読み出し(ベリファイ)し、その情報に基づいて
該記憶装置の書き換えの繰り返し動作の継続、停止を制
御するようにしたことを特徴としている。また、繰り返
して行なわれる書き換え動作における書き換えパルス幅
を、繰り返し回数とともに大きくするとともに、繰り返
し回数に応じた書き換えパルス幅をプログラミング可能
にしている。さらに、書き換えパルス幅および書き換え
回数を、半導体不揮発性記憶装置の内部で制御したり、
外部から制御したりすることを可能にしている。
【0008】
【作用】本発明の半導体不揮発性記憶装置によれば、書
き換えパルス幅を繰り返し回数とともに大きくすること
によって、しきい値を変化させる動作(書き換えパル
ス)回数に対するメモリセルのしきい値変化の刻み幅Δ
Vthを一定にすることができ、しきい値を変化させる動
作(書き換えパルス)の合計回数を低減することができ
る。言い替えると、書き換え動作モードの時間に対す
る、書き換え動作とベリファイ動作の切り換え時間およ
びベリファイ動作自体の時間のオーバヘッド時間が短縮
できる。さらに、半導体不揮発性記憶装置内部に書き換
えパルス印加制御手段を持つことにより、その半導体不
揮発性記憶装置が使われるシステム中のCPUからの制
御は、書き換えモード開始のわずかな時間だけ行なえば
よく、その後の書き換え動作は半導体不揮発性記憶装置
の内部だけで自動的に行なわれるため、CPUの負担は
著しく軽減される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例の具体的構成を説明する前
に、先ず本発明の理論的な説明を行っておく。メモリセ
ルのしきい値を電気的に変える方式には、Fowler-Nordh
eimトンネル現象を利用して浮遊ゲートの電荷を放出お
よび注入、ホットキャリアを利用した電荷の注入方式が
ある。図2ないし図4に各々の方式による時間に対する
しきい値の変化を示す。図2のFowler-Nordheimトンネ
ル方式を用いた電荷の放出図および図3の注入図ではあ
る時間経過、また、図4のホットキャリア方式を利用し
た注入図ではある時間の範囲で、時間対数軸log(t)に対
してメモリセルしきい値Vthの変化がほぼ直線で表わす
ことができる。そのときの関係式は、Vth=Kvth・log(t)
で表せる。ここで、Kvthは時間対数軸に対するしきい値
の変化の傾きである。
【0010】メモリセルのしきい値を精度良く変化させ
るためには、上述したようにしきい値を変化させる動作
を分割し、ベリファイ動作によってしきい値を検証す
る。また、オーバヘッド時間を低減するためには、上述
したように繰り返し行なわれるしきい値を変化させる動
作とそのベリファイ動作の回数を低減しなければならな
い。そのために、しきい値を変化させる動作(書き換え
パルス)の繰り返し回数を低減し、繰り返し回数が増す
毎にしきい値を変化させる動作時間(書き換えパルス
幅)を長くする。すなわち、1回のしきい値を変化させ
る動作(書き換えパルス)に対するメモリしきい値変化
の刻み幅ΔVthが一定の値になるように、しきい値を変
化させる動作時間(書き換えパルス幅)を繰り返し回数
の増加とともに増加させる。図1に代表的な電気的書き
換え動作によるメモリセルのしきい値の変化特性を示
す。メモリセルのしきい値変化の刻み幅ΔVthを一定と
するため、回数が増す毎にしきい値を変化させる動作時
間(書き換えパルス幅)を順次長く(t1<t2<・・・)す
る。このようにすることにより、しきい値を変化させる
動作(書き換えパルス)回数を低減できる。
【0011】上述した関係式Vth=Kvth・log(t)より、1
回のしきい値を変化させる動作(書き換えパルス)に対
するメモリしきい値変化の刻み幅ΔVthは次のように表
せる。 ΔVth=Kvth・log(t2/t1) また、しきい値を変化させる動作時間(書き換えパルス
幅)の倍率は次のように表わせる。 (t2/t1)=10E(ΔVth/Kvth) ここで、10E(ΔVth/Kvth)は10の(ΔVth/Kvth)乗を意味
している。時間対数軸に対するしきい値の変化の傾きKv
thは、メモリセルのトンネル絶縁膜および層間絶縁膜の
膜厚、メモリセルの各端子に印加する電圧等によって決
まるメモリセルデバイス特有の値である。今、しきい値
の変化の傾きKvthの絶対値を0.664とする。しきい値変
化の刻み幅ΔVthを0.2Vで制御する場合、しきい値を変
化させる動作時間(書き換えパルス幅)の倍率は、2倍
となる。言い替えれば、しきい値を変化させる動作時間
(書き換えパルス幅)の倍率を常に一定の倍率とするこ
とにより、必要最小限の回数で常にしきい値変化の刻み
幅ΔVthを一定の値で制御できる。
【0012】図5および図6は、しきい値を変化させる
動作(書き換えパルス)回数としきい値を変化させる動
作時間(書き換えパルス幅)との関係を示す。図5は、
しきい値を変化させる動作(書き換えパルス)回数に対
して、しきい値を変化させる動作時間(書き換えパルス
幅)を一定の倍率(2倍)で増やしたものである。ま
た、図6は、しきい値を変化させる動作時間(書き換え
パルス幅)を複数(2個)に分割して与えたものであ
る。この時、メモリセルのしきい値変化の刻み幅ΔVth
は緩やかとなる。
【0013】次に、本発明の具体的構成例を説明する。
図7には、本発明に係わる半導体不揮発性記憶装置の回
路図が示されている。図7における各回路素子は、特に
制限されるものではないが、例えば、公知のCMOS
(相補型MOS)集積回路の製造技術により1個の単結
晶シリコンのような半導体基板上に形成される。また、
特に制限されるものではないが、例えば、集積回路は単
結晶p型シリコンからなる半導体基板上に形成される。
nチャネルMOSFETはかかる半導体基板表面に形成
されたソース領域、ドレイン領域およびソース領域とド
レイン領域との間の半導体基板上に薄い厚さのゲート絶
縁膜を介して形成されたポリシリコン等からなるような
ゲート電極から構成される。pチャネルMOSFET
は、上記半導体基板表面に形成されたn型ウェル領域に
形成される。これによって、半導体基板はその上に形成
された複数のnチャネルMOSFETの共通の基板ゲー
トを構成し、回路の接地電位が供給される。pチャネル
MOSFETの共通の基板ゲート、すなわちn型ウェル
領域は電源電圧Vccに接続される。あるいは、高電圧
回路であれば外部から与えられた高電圧Vpp、内部発
生高電圧等に接続される。あるいは、集積回路は単結晶
n型シリコンからなる半導体基板上に形成してもよい。
この場合nチャネルMOSFETはp型ウェル領域に形
成される。
【0014】また、特に制限されるものではないが、例
えば、この実施例の半導体不揮発性記憶装置は、外部端
子から供給される行、列アドレス信号AX、AYを受け
るアドレスバッファXADB、YADBを通して形成さ
れた相補アドレス信号が行、列アドレスデコーダXDC
R、YDCRに供給される。また、特に制限されるもの
ではないが、例えば、上記行、列アドレスバッファXA
DB、YADBは装置内部の選択信号ceにより活性化
され、外部端子からのアドレス信号(AX)、(AY)を取
り込み、外部端子から供給されたアドレス信号と同相の
内部アドレス信号と逆相のアドレス信号とからなる相補
アドレス信号を形成する。
【0015】行アドレスデコーダXDCRは、アドレス
バッファXADBの相補アドレス信号に従ったメモリセ
ル群のワード線WLの選択信号を形成し、列アドレスデ
コーダYDCRは、アドレスバッファYADBの相補ア
ドレス信号に従ったメモリセル群のデータ線DLの選択
信号を形成する。メモリセル群のワード線WLの電位
は、行アドレスデコーダXDCRに入力される電源電圧
のワード線電位Vwordである。
【0016】特に制限されるものではないが、例えば、
メモリセルの選択は8ビットあるいは16ビット単位等
での書き込み、読み出しを行なうため行アドレスデコー
ダXDCRと列アドレスデコーダYDCRによりメモリ
セルは8個あるいは16個等が選択される。一つのデー
タブロックのメモリセルはワード線方向(行方向)にm
個、データ線方向(列方向)にn個とした。言い換える
と、メモリセル群はm×n個のメモリセル群のデータブ
ロックが8個あるいは16個等から構成される。上記メ
モリセルは、特に制限されるものではないが、例えば、
EPROMのメモリセルと類似の構成であり、制御ゲー
トと浮遊ゲートとを有する公知のメモリセル、または制
御ゲートと浮遊ゲート、および選択ゲートを有する公知
のメモリセルである。
【0017】図7におけるメモリセルは、制御ゲートと
浮遊ゲートとを有する構成である。メモリセルを複数接
続するメモリセル群は、特に制限されるものではない
が、例えば図7に示すように、メモリセルMOSFET
M1〜M9と、ワード線WL1〜WLn、データ線DL
1〜DLmおよび共通ソース線CSとにより構成されて
いる。共通ソース線CSの電位は、ソース電位切り換え
回路SVCによって、データ読み出しおよびベリファイ
時には回路の接地電位Vss、メモリセルのしきい値を
変える動作時は高電圧Vsourceに切り換えられる。同図
のメモリセル群において、同じ行に配置されたメモリセ
ル、例えばM1、M4、・・・M7の制御ゲートは同一
のワード線WL1に接続され、同じ列に配置されたメモ
リセル、例えばM1、M2、・・・M3のドレインは同
一のデータ線DL1に接続されている。
【0018】データ線DL1〜DLmは、上記アドレス
デコーダYDCRによって形成された選択信号を受ける
列選択スイッチMOSFETQ1、Q2、・・・Q3を
介して共通データ線CDに接続される。共通データ線C
Dには外部端子I/Oから入力される書き込み信号を受
ける書き込み用データ入力バッファDIBの外部端子
が、書き込み時にオンとなる書き込み制御信号weを受
けるMOSFETQ5を介して接続される。この書き込
み時には、入力バッファDIBに入力される電源電圧V
dataが、メモリセルのドレイン端子電圧となる。共通デ
ータ線CDは、読み出し時にオンとなる読み出し制御信
号seを受けるスイッチMOSFETQ4を介してセン
スアンプSAに結合され、さらに、読み出し用データ出
力バッファDOBを通り外部端子I/Oに接続される。
また、データ線DL1、DL2、・・・DLm毎にセン
スアンプSAが接続され、列選択スイッチMOSFET
Q1、Q2、・・・Q3を介して共通データ線CDに接
続されるようにしてもよい。この時、センスアンプSA
をラッチ回路で構成し、書き込み用データを保持させる
機能を持たせる場合、センスアンプSAの電源電圧がV
dataとなる。
【0019】しきい値の高いメモリセルは、その浮遊ゲ
ートに電子が蓄積されているため、制御ゲートすなわち
ワード線WLに選択電位を与えてもドレイン電流は流れ
ない。他方、浮遊ゲートに電子の注入が行なわれていな
いメモリセルのしきい値は低く、ワード線WLに選択電
位を与えた場合に電流が流れる。このドレイン電流をセ
ンスアンプSAで読み出すことにより、メモリセルのし
きい値の高低を記憶装置の情報とする。
【0020】図7中のタイミング制御回路CONTは、
特に制限されるものではないが、例えば、外部端子(/
CE)、(/OE)、(/WE)、(SC)、(RDY/BSY)
等に供給されるchip enable信号、output enable信号、
write enable信号、serial control信号、ready/busy信
号等に応じて、内部制御信号ce、se、we、oe等のタイミ
ング信号およびメモリセルの選択ゲート端子に接続され
ているワード線供給電圧Vword、メモリセルのドレイン
端子の電圧となるデータ線供給電圧Vdataおよび、メモ
リセルのソース端子電圧となるソース線供給電圧Vsour
ce等の内部電源電圧を電源電圧Vccから内部昇圧およ
び内部降圧にて発生する。また、上記各電源電圧は外部
から供給されるようにしてもよい。なお、本明細書にお
ける(/CE)、(/OE)、(/WE)などの「/」は相補
信号を表している。
【0021】読み出し動作、書き換え動作(消去動作お
よび書込み動作)等の動作モードには、上記外部信号
(/CE)、(/WE)の活性と外部端子I/Oのデータ、
例えば読み出し動作00H、消去動作20H、書き込み
動作10H等によるコマンド入力により各動作モードと
なり、タイミング制御回路CONTで各動作に必要な内
部信号を発生する。また、書き換え動作中であるか、書
き換え動作が終了したか、消去動作中か否か、書き込み
動作中か否かをステータスポーリングまたはready/busy
信号等により外部から知ることを可能とする。セクタ単
位での連続的な読み出し動作およびセクタ単位での書き
込みデータ(セクタデータ)の受付け等においては、外
部端子SCからの信号に同期させて出力および入力させ
てもよい。読み出し動作時には、読み出しが行なわれる
メモリセルに接続されたワード線WLおよびデータ線D
Lを選択する。
【0022】図8ないし図10は、読み出し動作におけ
るワード線電圧値に対するメモリセルの2つの状態にお
ける電流特性(しきい値特性)を示したものである。図
8は、メモリセルの2つの状態がともに0V以上の場合
の例を示している。この時の選択ワード線の読み出し電
圧は2つの状態の間に対応する正の電圧値、例えば電源
電圧Vccである。また、非選択ワード線電圧はしきい
値の低い状態に対応する電圧以下の値、例えば接地電圧
Vssである。図9は、低い方のしきい値が0V未満、
高い方のしきい値が0V以上で電源電圧Vcc以下とし
た場合の例を示す。図示の場合、選択ワード線電圧は2
つのしきい値の状態に対応する電圧の間、例えば接地電
圧Vssで、非選択ワード線電圧は高い方のしきい値状
態に対応する電圧以上の値、例えば電源電圧Vccの例
である。図10は、低い方のしきい値を0V未満、高い
方のしきい値を電源電圧Vcc以上とした場合の例であ
る。選択ワード線電圧は2つのしきい値の状態に対応す
る電圧の間、例えば電源電圧Vccであり、非選択ワー
ド線電圧は低い方のしきい値状態に対応する電圧以下の
値、すなわち負電圧を供給する。
【0023】図7の半導体不揮発性記憶装置の回路図に
おいて、メモリセルのしきい値を変える動作である書き
換え動作(消去動作および書込み動作)モードでは、図
8ないし図10の読み出し動作での選択および非選択の
メモリセルしきい値の定義に応じて、選択または非選択
のメモリセルの制御ゲート端子に行アドレスデコーダX
DCRからワード線供給電圧Vword、ドレイン端子に入
力バッファDIBまたはセンスアンプSAからデータ線
供給電圧Vdata、ソース端子にソース電位切り換え回路
SVCによってソース線供給電圧Vsourceが供給され
る。
【0024】メモリセルのしきい値を低くするために、
Fowler-Nordheimトンネル現象を利用して浮遊ゲートの
電荷を放出する。図11〜図15にはメモリセルの端子
電圧を示してある。図11および図12は浮遊ゲートと
基板間の全面トンネル方式を示すものであり、図13、
図14および図15は浮遊ゲートとソースまたはドレイ
ン間のエッヂトンネル方式を示すものである。また、図
11、図12、図13および図14は、共通pウェルま
たは共通ソースに接続されているメモリセル群を一括動
作するため消去動作を示すものであり、図15はドレイ
ン側の電位によりメモリセルのしきい値を選択的に低く
できるものであり、この動作は書き込み動作を示してい
る。
【0025】図11および図12は深いnウェル上にp
ウェルを設け、その上にメモリセルを設けたものであ
る。図11に示した方式は、少なくとも基板のpウェル
と深いnウェルに外部高電圧電源から昇圧した電位(例
えば、20V)を与え、制御ゲートの電位を0Vとする
ことにより、浮遊ゲートより基板へトンネル電流が流れ
電荷を放出する。このときメモリセルのしきい値は高い
状態から低い状態となる。なお、しきい値を高い状態を
保つためには制御ゲートに外部高電圧電源から昇圧した
電位を印加すればよい。図12の方式は、外部電源電圧
の単一電源化を図ることができる方式である。基板の電
位を電源電圧Vccとし、制御ゲートの電位は装置内部
で昇圧する負電圧(例えば、−15V)を供給する。ま
た、非選択の制御ゲートの電位は、電源電圧Vccまた
は0Vとする。
【0026】図13の方式は、制御ゲートの電位を0V
とし、ソース端子電圧を外部高電圧電源(例えば、12
V)とする。浮遊ゲートに蓄積されていた電荷は、高電
圧のソース端子電圧(12V)による電界によりソース
端子側に引き抜かれる。図14の方式は、図13の構造
に対して外部電源電圧の単一電源化が図れる。制御ゲー
トの電位は装置内部で昇圧する負電圧(−8V)を供給
し、ソース端子の電位を電源電圧Vcc(5V)にす
る。また、非選択の制御ゲートの電位は、電源電圧Vc
cである。図15の方式は、図13に対してエッヂトン
ネルの引き抜きをドレイン側に変えたものである。エッ
ヂトンネルの引き抜きをドレイン側とすることで、ドレ
イン端子の電位は選択的に供給できるため、この動作を
書込み動作と定義することができる。この場合、ドレイ
ン端子の電位を、例えば電源電圧Vcc(5V)または
接地電圧Vssの何れかに制御することによって、浮遊
ゲートに蓄積されていた電荷の放出と電荷の保持を制御
できる。
【0027】一方、メモリセルのしきい値を高くするた
めには、ホットキャリア方式、Fowler-Nordheimトンネ
ル現象を利用して浮遊ゲートに電荷を注入する。図16
〜図18にはメモリセルの各端子に印加される電位を示
してある。図16は、浮遊ゲートとドレイン間のホット
キャリア注入方式であり、図17および図18は浮遊ゲ
ートと基板間の全面トンネル注入方式である。また、図
16は、ドレイン側の電位によりメモリセルのしきい値
を選択的に高くすることができるため、この動作は書き
込み動作である。一方、図17および図18は、基板、
共通pウェルに接続されているメモリセル群を一括動作
するため消去動作であるが、ドレイン端子、ソース端子
に選択電位、非選択電位を供給することにより書込み動
作としても利用できる。図18は深いnウェル上にpウ
ェルを設け、その上にメモリセルがある。
【0028】図16の方式は、メモリセルの制御ゲート
に外部高電圧電源(例えば、12V)を印加し、ドレイ
ン端子電圧を選択的に、例えば外部高電圧電源から降圧
した電位(例えば、6V)または接地電圧Vssとする
ことでドレイン近傍で発生するホットキャリアを制御で
きる。ホットキャリアを浮遊ゲートに注入することで、
メモリセルのしきい値は低い状態から高い状態となる。
図17の方式は、基板電圧を接地電圧Vss、制御ゲー
トに外部高電圧電源から昇圧した高電圧(例えば、18
V)を印加することで、基板から浮遊ゲートに電荷を注
入する。非選択の制御ゲートの電位は接地電圧Vssで
ある。書込み動作として利用する場合には、ドレインま
たはソース端子に選択電位例えば接地電圧Vss、非選
択電位例えば高電圧を印加し、チャネル電位を制御する
ことで選択的に浮遊ゲートへ電荷を注入できる。図18
の方式は、図17に対して外部電源電圧の単一電源化が
図れる方式である。基板のpウェルの電位を装置内部で
昇圧する負電圧(例えば、−5V)とし、制御ゲートの
電位は図17より低い高電圧(例えば、13V)を外部
電源電圧から昇圧して供給する。図11〜図15および
図16〜図18の外部電源電圧に高電圧を使用する方式
において、外部電源が単一電源電圧から装置内部で充分
な電流供給能力のある内蔵電源を発生させてもよい。
【0029】メモリセルのしきい値を変化させた後のし
きい値は、その値(電圧値)の確保、メモリセル電流の
確保およびある範囲内に揃える必要がある。例えば、図
9のしきい値特性(低いしきい値側が0V未満、高いし
きい値側が0V以上でVcc以下)で、低いしきい値状
態を図11の全面トンネル方式で実現し、その動作を消
去動作とした場合には、読み出し時(選択ワード線電位
が0V)において、電流値の確保が必要である。また、
従来の技術で述べた、図8のしきい値特性(2つの状態
のしきい値がともに0V以上)で、低いしきい値状態を
図13または図15のエッヂトンネル方式の書込み動作
とした場合には、しきい値は、電源電圧の下限電圧(V
ccmin)と0Vとの間で制御しなければならない。
【0030】従って、メモリセルのしきい値を精度よく
変化させるためには、上述したように、しきい値を変化
させる動作(書き換えパルス)を分割し、メモリセルの
しきい値の状態を読み出し検証動作(ベリファイ動作)
を行ない、その情報に基づいて、メモリセルのしきい値
を変える動作の継続、停止を制御しなければならない。
図19にしきい値を精度よく変えるための動作アルゴリ
ズムを示す。図19において、先ず、しきい値を変える
初期アドレスを設定(ステップ21)した後、繰り返し
ループ22の動作を行う。繰り返しループ22の動作で
は、しきい値を変化させるための分割されたパルス(書
き換えパルス)を印加し(ステップ221)、その後、
メモリセルのしきい値の状態を読み出し検証する動作
(ステップ222のベリファイ動作)を行なう。ベリフ
ァイ動作での判定でフェイル(NO)の場合には、再び
書き換えパルス印加動作(ステップ221)を繰り返
す。ベリファイ動作での判定でパス(YES)の場合に
は、そのアドレスが最終アドレスか否かを判定し(ステ
ップ23)、最終アドレスでなければアドレスをインク
リメント(ステップ24)した後、ステップ222のベ
リファイ動作に戻り、最終アドレスの場合はしきい値を
変える処理を終了する。
【0031】図2ないし図4に示したメモリセルのしき
い値特性からわかるように、ある累積時間範囲で時間対
数軸に対して、メモリセルのしきい値の変化はほぼ直線
で表わせる。時間対数軸に対するしきい値の変化の傾き
Kvthは、上述したようにメモリセルデバイス特有の値で
ある。また、上述したように、しきい値の変化の傾きKv
thの絶対値を0.664、しきい値変化の刻み幅ΔVthを0.2
Vとした場合、しきい値を変化させる動作時間(書き換
えパルス幅)の倍率は、上述した式{(t2/t1)=10E(ΔVt
h/Kvth)}に当てはめると2倍となる。また、しきい値変
化の刻み幅ΔVthをさらに小さく制御する場合、例え
ば、0.1Vの場合はしきい値を変化させる動作時間(書
き換えパルス幅)の倍率は1.41倍となる。
【0032】しきい値を変化させる動作時間(書き換え
パルス幅)を発生するパルス発生回路には、バイナリカ
ウンタBCを複数個連ねたバイナリカウンタ列BCS1
を用い、しきい値を変化させる動作時間(書き換えパル
ス幅)の取り出し箇所を、しきい値を変化させる動作
(書き換えパルス)回数の情報により制御する。しきい
値を変化させる動作時間(書き換えパルス幅)の倍率が
2倍である場合には、回数を増す毎にバイナリカウンタ
列BCS1の取り出し箇所を変え、等倍率の書き換えパ
ルスを供給する。しきい値を変化させる動作(書き換え
パルス)回数としきい値を変化させる動作時間(書き換
えパルス幅)の関係を図5に示す。
【0033】また、しきい値を変化させる動作時間(書
き換えパルス幅)の倍率が、バイナリカウンタBCの倍
率2倍でない場合には2つの方法が考えられる。第1の
方法は、しきい値を変化させる動作(書き換えパルス)
回数に応じてしきい値を変化させる動作時間(書き換え
パルス幅)を決めておく方法である。この場合、しきい
値変化の刻み幅ΔVthを小さく制御する場合には回数が
多くなり、パルス幅を発生する制御回路が多くなる。第
2の方法は、同じ書き換えパルス幅のパルスを複数回繰
り返すようにして近似的にその倍率に近づける方法であ
る。第2の方法における、しきい値を変化させる動作
(書き換えパルス)回数としきい値を変化させる動作時
間(書き換えパルス幅)の関係を図6に示す。
【0034】しきい値を変化させる動作時間(書き換え
パルス幅)の倍率を装置内部で実現し、ベリファイアド
レスを発生する書き換え制御回路のブロック図を図20
に示す。書き換え制御回路は、論理回路LOGM、書き
換えパルス幅回路PC、回数カウンタBCS2、および
パルス終了信号切り換え回路PESから構成される。書
き換えパルス幅回路PCは、発振器またはシステムクロ
ックOSCおよびパルス幅カウンタBCS1から構成さ
れる。書き換え制御回路は、自動書き換えモード信号
(AM)、センスアンプ判定信号(ALL)、分周信号(O
S)およびパルス終了信号切り換え回路PESからの書
き換えパルス終了信号(PE)を入力とし、書き換えベリ
ファイ信号(MV)、書き換えアドレスインクリメント信
号(MAI)および書き換えパルス幅信号(MP)を発生す
るものであり、これは論理回路LOGMによって行われ
る。
【0035】図21および図22には、図20中のセン
スアンプ判定信号(ALL)を発生する回路の一例を示
す。特に制限されるものではないが、メモリセルの選択
を8ビット単位で行う読み出しの場合、センスアンプの
出力を(S0〜S7)とする。図21には、低いメモリセ
ルのしきい値状態を判定する回路の一例を示す。全ての
センスアンプの出力(S0〜S7)がロウ状態(メモリセ
ルのしきい値が低い状態)のときのみセンスアンプ判定
信号(ALL)はハイ状態となる。図22には、高いメモ
リセルのしきい値状態を判定する回路の一例を示す。全
てのセンスアンプの出力(S0〜S7)がハイ状態(メモ
リセルのしきい値が高い状態)のときのみセンスアンプ
判定信号(ALL)はハイ状態となる。
【0036】図23には、図20中の分周信号(OS)の
発生および発振器回路OSCの一例を示す。入力信号
(in)がロウ状態時に、出力信号(out)がハイ状態、
ロウ状態を繰り返す発振状態となる。分周信号(OS)
は、この回路の出力信号(out)である。
【0037】図24には、図20中の論理回路LOGM
の一例を示す。図25には図24中の遅延回路Di(i
=1〜5)の一例を、図26には図20中の書き換えパ
ルス幅回路PCの一例を、図27にはバイナリカウンタ
発振回路BCの一例を、図28には図20中の回数カウ
ンタ回路BCS2の一例を、および図29には図20中
のパルス終了信号切り換え回路PESの一例を示す。ま
た、しきい値を変化させる動作時間(書き換えパルス
幅)の倍率を2倍とする図29中のパルスコントロール
回路PEiの一例を図30に、同じパルス幅を一例とし
て2回繰り返すことができるパルスコントロール回路P
Eiの一例を図31に示す。また、それぞれの波形タイ
ミングを図32および図33に示す。
【0038】以下、書き換えパルス発生とベリファイア
ドレス発生の動作を図20、図21、図24、図26、
図28、図29、図30および図32を用いて説明す
る。図24の論理回路LOGMおよび図32の書き換え
パルス幅を2倍にする波形タイミングを参照すると、し
きい値を変える動作モードでは、まず自動モード設定信
号(AM)が立ち上がり動作期間に入る。また、自動モー
ド設定信号(AM)の立ち上がりに伴い、その信号の否定
信号(/AM)が立ち下がり、遅延回路D1による遅延時
間を待って、自動モード設定遅延信号(/AMD)が立ち
下がる。
【0039】否定論理積(NAND)回路NAND1は、自動
モード設定信号AMと自動モード設定否定遅延信号(/
AMD)を入力し、一定時間だけハイレベルになる開始
信号(ST)を生成する。この開始信号(ST)を受けて、
フリップフロップ回路FFがセットされる。フリップフ
ロップ回路FFからの出力信号と、該出力信号を遅延回
路D2を介した信号とを否定論理和(NOR)回路NOR1
に入力し、遅延回路D2に設定された遅延時間の後に、
書き換えパルス幅信号(MP)を立ち上げる。この書き換
えパルス幅信号(MP)のハイレベルにより、メモリセル
内の浮遊ゲートの電荷が移動し、書き換え状態開始とな
る。
【0040】図20中の書き換えパルス幅回路PC(図
26参照)および回数カウンタ回路BCS2(図28参
照)は、書き換えパルス幅信号(MP)のハイレベルを受
けて活性化し、書き換え回数の情報に基づいて、パルス
終了信号切り換え回路PES(図29)の出力信号であ
る書き換えパルス終了信号(PE)がロウレベルからハイ
レベルに変化し、フリップフロップ回路FFをリセット
する。これに応じて、書き換えパルス幅信号(MP)が立
ち下がり、メモリセルの浮遊ゲートの電荷の移動を停止
させ、書き換え状態終了となる。
【0041】図24において、遅延回路D4と否定論理
積(NAND)回路NAND2により遅延回路D4で設定さ
れた遅延時間の後に、書き換えベリファイ信号(MV)が
立ち上がりベリファイ動作に移る。ベリファイ用基準パ
ルスの分周信号(OS)は、周期の前半がハイレベル、周
期の後半がロウレベルの信号である。ロウレベルである
期間に、センスアンプからの出力信号S0〜S7(8ビ
ット出力の場合)のセンスアンプ判定信号(ALL)を受
付ける。今、書き換え動作をメモリセルのしきい値を下
げる動作とした場合には、センスアンプ判定信号(AL
L)の発生回路は、例えば、図21のような構成であ
り、センスアンプから出力されている全ビットの信号
(S0〜S7)がロウレベルの時、言い換えるならばメモ
リセルのそれぞれのしきい値が低い状態ならば、図24
のフリップフロップ回路FFがセットされずに、書き換
えアドレスインクリメント信号(MAI)に応答して、
次のアドレスを示す内部アドレス信号が形成され、再び
分周信号(OS)のロウレベルの期間に判定が行なわれ
る。もし、センスアンプの出力信号(S0〜S7)のうち
1ビット以上の信号がハイレベルであれば、すなわち1
ビットでもしきい値を下げる動作が不十分であると判定
されたメモリセルがあれば、フリップフロップ回路FF
がセットされ、再び、書き換えパルス幅信号(MP)が
ハイレベルとなり、しきい値を変える動作が行なわれ
る。
【0042】その後、再び、ベリファイが実行される。
このとき、図24の遅延回路D5の作用により分周信号
(OS)の最後のパルスは、書き換えアドレスインクリメ
ント信号(MAI)に現われないようにされ、最後にしき
い値を変える動作が不十分であると判定されたアドレス
に留まることを示している。言い替えるならば、再びし
きい値を変える動作が行なわれた後のベリファイは、前
のベリファイでしきい値を変える動作が不十分であると
判定されたアドレスから実行される。上記動作の繰り返
しにより、全てのアドレスに対応するメモリセルがベリ
ファイされると、しきい値を変える動作モード設定信号
(AM)が立ち下がりモードを終了する。
【0043】次に、しきい値を変化させる動作時間(書
き換えパルス幅)をしきい値を変化させる動作(書き換
えパルス)回数毎に、常に2倍の倍率である書き換えパ
ルス幅を発生する動作を図26、図28、図29、図3
0および図32を用いて説明する。図29のパルス終了
信号切り換え回路PESは、パルスコントロール回路P
Eiにより書き換えパルス終了信号(PE)を発生する。
図30に書き換えパルス幅を常に2倍とするパルスコン
トロール回路PEiの一例を示す。図30中の(A)、
(B)、(C)信号は図26の書き換えパルス幅回路PC中
のパルス幅カウンタBCS1からの出力信号であり、
(/a)、(/b)、(/c)、(/d)、(/x)信号は図28
の回数カウンタ回路BCS2からの出力信号である。言
い替えると、書き換えパルス幅(A)〜(C)信号は、各々
のパルス終了信号(PEA)、(PEB)、(PEC)の入力
信号であり、書き換えパルス回数情報(/a)〜(/x)信
号により制御される。
【0044】図32の波形タイミングにおいて、書き換
えパルス幅信号(MP)の第1回目は下記の波形タイミ
ングにより活性化される。図26の発振器出力(O1)の
ハイレベルを受け、パルス幅カウンタBCS1の出力信
号(A)がロウレベルとなる。一方、図28の回数カウ
ンタ回路BCS2の出力信号(/a)〜(/x)はロウレベ
ルであるので、図30中のパルス終了信号(PEA)がハ
イレベルとなり、図29の書き換えパルス終了信号(P
E)が立ち上がり、書き換えパルス幅信号(MP)を立ち
下げる。第1回目の書き換えパルス幅信号(MP)は、発
振器出力(O1)のロウレベル期間の1回分である。その
後、書き換えパルス幅信号(MP)の立ち下がりを受け
て、回数カウンタ回路BCS2の出力信号(/a)が立ち
上がる。
【0045】第2回目には、発振器出力(O1)のハイレ
ベルを受け、パルス幅カウンタBCS1の出力信号(A)
がロウレベルとなり、再び、(O1)のハイレベルを受
け、出力信号(A)がハイレベルとなる。その時、パルス
幅カウンタBCS1の出力信号(B)がロウレベルとな
り、回数カウンタ回路BCS2の出力信号(/b)〜(/
x)を受け付け、パルス終了信号(PEB)がハイレベ
ルとなる。言い替えると、回数カウンタ回路BCS2の
出力信号(/a)に無関係に書き換え回数を受け付けなく
するためである。第2回目の書き換えパルス幅信号(M
P)は、発振器出力(O1)のロウレベル期間の2回分で
ある。
【0046】第3回目には、発振器出力(O1)のハイレ
ベル4回を受け、パルス幅カウンタBCS1の出力信号
(C)がロウレベルとなり、その時の回数カウンタ回路B
CS2の出力信号(/a)と(/b)はハイレベルとなり、
その論理積とその他の出力信号(/c)〜(/x)のロウレ
ベルとの組み合わせにより、パルス終了信号(PEC)
は、ハイレベルとなる。第3回目の書き換えパルス幅信
号(MP)は、発振器出力(O1)のロウレベル期間の4回
分である。第4回目の書き換えパルス幅信号(MP)は、
発振器出力(O1)のロウレベル期間の8回分であり、n
回目において書き換えパルス幅信号(MP)は、発振器出
力(O1)のロウレベル期間の2En−1で実現できる。
【0047】次に、同じ書き換えパルス幅を複数回繰り
返して印加する一例として、2回繰り返す場合を、図3
1のパルスコントロール回路PEi、図33の波形タイ
ミングを用いて、以下に記述する。図33の波形タイミ
ングにおいて、書き換えパルス幅信号(MP)の第1回目
および第2回目の回数カウンタ回路BCS2の出力信号
(/b)〜(/x)は、ロウレベルであるので、図31に示
すようにパルス幅カウンタBCS1の出力信号(A)との
組み合わせにより、パルス終了信号(PEA)とする。言
い替えると、回数カウンタ回路BCS2の出力信号(/
a)に無関係に制御を行なう。第1回目および第2回目
の書き換えパルス幅信号(MP)は、発振器出力(O1)の
ロウレベル期間の1回分である。第3回目および第4回
目の回数カウンタ回路BCS2の出力信号(/c)〜(/
x)は、ロウレベルであるので、パルス幅カウンタBC
S1の出力信号(B)との組み合わせにより、パルス終了
信号(PEB)とする。言い替えると、回数カウンタ回路
BCS2の出力信号(/a)と(/b)に無関係に制御を行
なう。第3回目および第4回目の書き換えパルス幅(M
P)は、発振器出力(O1)のロウレベル期間の2回分で
ある。
【0048】第5回目および第6回目では、パルス幅カ
ウンタBCS1の出力信号(C)、回数カウンタ回路BC
S2の出力信号(/b)と(/c)の論理積および(/a)と
(/b)と(/c)との論理積およびその他の出力信号(/
d)〜(/x)のロウレベルとの組み合わせにより、パル
ス終了信号(PEC)は、ハイレベルとなる。第5回目お
よび第6回目の書き換えパルス幅(MP)は、発振器出力
(O1)のロウレベル期間の4回分である。また、同じ書
き換えパルス幅を複数回、繰り返す方法は、回数カウン
タ回路BCS2を2つの系統に分けて、第1の回数カウ
ンタ回路BCS2の系統を繰り返し回数情報とし、第2
の回数カウンタ回路BCS2系統をパルスコントロール
回路PEiの入力信号(/a)〜(/x)とすることにより
実現できる。しきい値を変化させる動作(書き換えパル
ス)回数が、少ない場合には、書き換え回数に応じた、
しきい値を変化させる動作時間(書き換えパルス幅)を
装置内部でプログラミングしておいてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体不揮
発性記憶装置は、書き換えパルス幅を繰り返し回数とと
もに大きくすることによって、しきい値を変化させる動
作(書き換えパルス)の合計回数を低減することができ
る。言い替えると、書き換え動作モードの時間に対す
る、書き換え動作とベリファイ動作の切り換え時間およ
びベリファイ動作自体の時間のオーバヘッド時間が短縮
できる。さらに、半導体不揮発性記憶装置内部に書き換
えパルス印加制御手段を持つことにより、その半導体不
揮発性記憶装置が使われるシステム中のCPUからの制
御は、書き換えモード開始のわずかな時間だけ行なえば
よく、その後の書き換え動作は半導体不揮発性記憶装置
の内部だけで自動的に行なわれるため、CPUの負担は
著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するためのメモリセルしき
い値変化量としきい値を変化させる動作時間(書き換え
パルス幅)との関係を示す図である。
【図2】時間変化に対するメモリセルしきい値変化を示
す図(Fowler-Nordheimトンネル方式を用いた浮遊ゲー
ト電荷の放出図)である。
【図3】時間変化に対するメモリセルしきい値変化を示
す図(Fowler-Nordheimトンネル方式を用いた浮遊ゲー
ト電荷注入図)である。
【図4】時間変化に対するメモリセルしきい値変化を示
す図(ホットキャリア方式を用いた浮遊ゲート電荷注入
図)である。
【図5】本発明における書き換えパルス回数と書き換え
パルス幅との関係を示す図である(等倍率の書き換えパ
ルスを供給する場合)。
【図6】本発明における書き換えパルス回数と書き換え
パルス幅との関係を示す図である(2回同じ書き換えパ
ルスを供給する場合)。
【図7】本発明の半導体不揮発性記憶装置の実施例の回
路図である。
【図8】本発明の読み出し動作のワ−ド線電圧に対する
電流特性(しきい値特性)を示す図である(2つの状態
のしきい値が0V以上の場合)。
【図9】本発明の読み出し動作のワ−ド線電圧に対する
電流特性(しきい値特性)を示す図である(低いしきい
値が0V未満、高いしきい値が0V以上Vcc以下の場
合)。
【図10】本発明の読み出し動作のワ−ド線電圧に対す
る電流特性(しきい値特性)を示す図である(低いしき
い値が0V未満、高いしきい値がVcc以上の場合)。
【図11】本発明のメモリセルのしきい値を下げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧に高電圧をもつ場合の全面トンネル方式)。
【図12】本発明のメモリセルのしきい値を下げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧が単一電源の場合の全面トンネル方式)。
【図13】本発明のメモリセルのしきい値を下げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧に高電圧をもつ場合のソースエッヂトンネル方式)。
【図14】本発明のメモリセルのしきい値を下げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧が単一電源の場合のソースエッヂトンネル方式)。
【図15】本発明のメモリセルのしきい値を下げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧が単一電源の場合のドレインエッヂトンネル方式)。
【図16】本発明のメモリセルのしきい値を上げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧に高電圧をもつ場合のホットキャリア方式)。
【図17】本発明のメモリセルのしきい値を上げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧に高電圧をもつ場合の全面トンネル方式)。
【図18】本発明のメモリセルのしきい値を上げる動作
でのメモリセル各端子電圧を示す図である(外部電源電
圧に単一電源の場合の全面トンネル方式)。
【図19】本発明のしきい値を変える動作アルゴリズム
を示すフローチャートである。
【図20】本発明の書き換え制御回路(書き換えパルス
発生回路およびベリファイアドレス発生回路)を示す図
である。
【図21】本発明のセンスアンプ判定信号ALLを発生
する回路の一例を示す図である(低いしきい値状態を判
定する例)。
【図22】本発明のセンスアンプ判定信号ALLを発生
する回路の一例を示す図である(高いしきい値状態を判
定する例)。
【図23】本発明の分周信号OSを発生する回路および
発振器回路OSCの一例を示す図である。
【図24】本発明の論理回路LOGMの一例を示す図で
ある。
【図25】本発明の遅延回路Diの一例を示す図であ
る。
【図26】本発明の書き換えパルス幅回路PCの一例を
示す図である。
【図27】本発明のバイナリカウンタ回路BCの一例を
示す図である。
【図28】本発明の回数カウンタ回路BCS2の一例を
示す図である。
【図29】本発明のパルス終了信号切り換え回路PES
の一例を示す図である。
【図30】本発明のパルス幅を2倍とするパルスコント
ロ−ル回路PEiの一例を示す図である。
【図31】本発明の2回同じパルス幅を繰り返すパルス
コントロ−ル回路PEiの一例を示す図である。
【図32】本発明のパルス幅を2倍とする波形タイミン
グである。
【図33】本発明の2回同じパルス幅を繰り返す波形タ
イミングである。
【図34】従来例のしきい値を下げる動作(消去モ−
ド)のアルゴリズムのフローチャートである。
【符号の説明】
SA センスアンプ回路 XDCR 行アドレスデコーダ YDCR 列アドレスデコーダ XADB 行アドレスバッファ YADB 列アドレスバッファ SVC ソース電位切り換え回路 DOB 出力バッファ回路 DIB 入力バッファ回路 CONT タイミング制御回路 M1〜M9 メモリセル Q1〜Q5 MOSFET WL1〜WLn ワード線 DL1〜DLm データ線 CS 共通ソース線 CD 共通データ線 Vss 接地電圧 Vcc 電源電圧 Vpp 高電圧 Vword メモリセル制御ゲート電圧 Vdata メモリセルドレイン電圧 Vsource メモリセルソース電圧 AX 行アドレス信号 AY 列アドレス信号 /CE,/OE,/WE,SC,RDY/BSY 外部
端子 I/O 外部入出力端子 ce,se,we,ee,oe 内部制御信号 LOGM 論理回路 PC 書き換えパルス幅回路 OSC 発振器 BCS1 パルス幅カウンタ BCS2 回数カウンタ PES パルス終了信号切り換え回路 Di 遅延回路 BC バイナリカウンタ PEi パルスコントロール回路 FF フリップフロップ AM,ALL,OS,MV,MAI,MP,PE,Fa
il,ST,/AM,/AMD,A,B,C,/a,/
b,/c,/d,/x 書き換え制御内部信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 圭介 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 足立 哲生 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しきい値電圧を電気的に書き換える(消
    去、書き込み)ことが可能なトランジスタからなる半導
    体不揮発性記憶装置において、書き換えを複数の書き換
    え動作の繰り返しで行うとともに、該書き換え動作の繰
    り返し中に少なくとも一回書き換えているメモリセルの
    状態を読み出し(ベリファイ)し、その情報に基づいて
    該記憶装置の書き換えの繰り返し動作の継続、停止を制
    御するようにしたことを特徴とする半導体不揮発性記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体不揮発性記憶装置
    において、繰り返して行なわれる書き換え動作における
    メモリセルのしきい値を変化させる動作時間(書き換え
    パルス幅)を、繰り返し回数とともに変えるようにした
    ことを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体不揮発性記憶装置
    において、メモリセルのしきい値を変化させる動作時間
    (書き換えパルス幅)を、書き換え動作の繰り返し回数
    の増加とともに大きくするようにしたことを特徴とする
    半導体不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体不揮発性記憶装置
    において、メモリセルのしきい値を変化させる動作時間
    (書き換えパルス幅)を、書き換え動作の繰り返し回数
    の増加とともに同一の書き換えパルス幅を複数回ずつ繰
    り返しながら順次大きくするようにしたことを特徴とす
    る半導体不揮発性記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載のいずれかの半導
    体不揮発性記憶装置において、書き換え動作の繰り返し
    回数に応じた書き換えパルス幅をプログラミング可能に
    することを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5記載のいずれかの半導
    体不揮発性記憶装置において、該半導体不揮発性記憶装
    置内部で書き換えパレス幅および書き換え回数を制御す
    るようにしたことを特徴とする半導体不揮発性記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体不揮発性記憶装置
    において、電気的書き換え動作モード中に、ステータス
    レジスタまたはレディービィージィピンを用いることに
    よって、動作中または動作終了を外部から検知できるよ
    うにしたことを特徴とする半導体不揮発性記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5記載のいずれかの半導
    体不揮発性記憶装置において、該半導体不揮発性記憶装
    置の外部から書き換えパルス幅および書き換え回数を制
    御するようにしたことを特徴とする半導体不揮発性記憶
    装置。
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