JPH0447595A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH0447595A
JPH0447595A JP2158361A JP15836190A JPH0447595A JP H0447595 A JPH0447595 A JP H0447595A JP 2158361 A JP2158361 A JP 2158361A JP 15836190 A JP15836190 A JP 15836190A JP H0447595 A JPH0447595 A JP H0447595A
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JP
Japan
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data
erase
memory
voltage
source
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Application number
JP2158361A
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Yasushi Terada
寺田 康
Takeshi Nakayama
武志 中山
Shinichi Kobayashi
真一 小林
Yoshikazu Miyawaki
宮脇 好和
Masanori Hayashigoe
正紀 林越
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C5/147Voltage reference generators, voltage or current regulators; Internally lowered supply levels; Compensation for voltage drops
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/14Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
    • G11C16/16Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits for erasing blocks, e.g. arrays, words, groups
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、電気的
に書込みおよび消去可能な不揮発性半導体記憶装置に関
する。
[従来の技術] 半導体記憶装置は、DRAM (ダイナミックランダム
アクセスメモリ)やSRAM (スタティック型ランダ
ムアクセスメモリ)等の揮発性メモ+7と、不揮発性メ
モリとがある。揮発性メモリの記憶データは、電源が切
られるとすべて消える。しかし、不揮発性メモリの記憶
データは、電源が切れても消えない。このような不揮発
性半導体記憶装置として代表的なものにFROM(pr
ogrammable  read  only  m
em。
ry)がある。FROMは、ユーザ側で情報を書込める
半導体記憶装置である。このFROMには、書込んだ情
報を電気的消去して何度でも情報を書換えることができ
るEEPROM (e l e c t rfealt
y  erasable  and  program
mable  ROM)がある。すべてのメモリセルの
記憶データを一括して消去することができるEEPRO
Mは、フラッシュEEPROMと呼ばれる。
第7図は、従来のフラッシュEEFROMの基本構成を
示す概略ブロック図である。第7図を参照して、フラッ
シュEEFROMは、メモリアレイ1.ローデコーダ6
0.Yゲート70.およびコラムデコーダ80を含む。
メモリアレイ1は、行方向9列方向にマトリクス状に配
列された複数のメモリセルMCを含む。
各メモリセルMCは、メモリアレイ1において、対応す
るビット線30およびワード線50に接続される。各メ
モリセルMCには、フローティングゲートに電荷を蓄え
ることができるFAMO8(floating gat
e  avalanche  ingection  
MOS))ランジスタが用いられる。
第8図は、FAMO3)ランジスタ構造を示す断面図で
ある。第8図を参照して、FAMOSトランジスタは、
コントロールゲート200と、フローティングゲート2
10と、P型基板240上に形成されたN型領域220
および230と、絶縁層250とを含む。フローティン
グゲート210は、P型基板240上に、N型領域22
0とN型領域230とにまたがるように、絶縁層250
を介して形成される。コントロールゲート200は、フ
ローティングゲート210上に絶縁層250を介して形
成される。コントロールゲート200およびフローティ
ングゲート210は、いずれもポリシリコンによって形
成される。絶縁層250は、5i02などの酸化膜によ
って形成される。
P型基板240とフローティングゲート210との間の
酸化膜250の厚さは通常100A程度であり非常に薄
い。コントロールゲート200は、第7図において対応
するワード線50に接続される。2つのN型領域の内の
一方220は、このMOSトランジスタのドレインとし
て第7図における対応するビット線30に接続される。
もう一方のN型領域230は、このMOSトランジスタ
のソースとして第7r!gJにおけるすべてのメモリセ
ルMCに共通のソース線28に接続される。P型基板2
40は接地される。
データ書込時には、コントロールゲート200およびド
レイン220に各々ワード線50およびビット線30を
介して12Vの高圧パルスが印加され、一方、ソース2
30がソース線28を介して接地される。ドレイン22
0に高圧パルスが印加され、かつ、ソース230が接地
されることによって、ドレイン220とP型基板240
との界面付近でアバランシェ崩壊が生じる。これによっ
て、ドレイン220近傍の空乏層において、高いエネル
ギを持つ自由電子(ホットエレクトロン)eおよび、こ
の電子に対応したホール■が発生する。ホール■は接地
されたP型基板240へ流れる。一方、コントロールゲ
ート200にも高圧パルスが印加されているため、発生
したホットエレクトロンθはコントロールゲート200
からの電界によって加速されフローティングゲート21
0とP型基板240との間の薄い酸化膜250を透過し
てフローティングゲート210に注入される。
フローティングゲート210に注入された電荷は、フロ
ーティングゲート210が酸化膜250によって電気的
に絶縁されているため、逃げることができない。したが
って、フローティングゲート210に一端注入された電
子は、電源が切られた後もフローティングゲート210
から長期間流出せず蓄積される。フローティングゲート
210に電子が蓄積されている状態がデータ“0”に対
応し、フローティングゲート210に電子が蓄積されて
いない状態がデータ“1mに対応する。したがって、メ
モリセルMCの記憶データは電源が切られた後も保持さ
れる。さて、フローティングゲート210に電子が蓄積
されると、蓄積された電子からの電界によってソース2
30・ドレイン220間(すなわち、チャネル領域)の
極性が正方向にシフトする。このため、チャネル領域に
負極性の反転層が生じにく(なる。したがって、フロー
ティングゲート210に電子が蓄積されると、このMO
Sトランジスタにチャネルを生じさせるのに要するゲー
ト電圧(このトランジスタのしきい値電圧)がフローテ
ィングゲート210に電子が蓄積されていない場合より
も高くなる。つまり、コントロールゲート200に、フ
ローティングゲート210に電子が蓄積されていない場
合よりも高い電圧を与えないとチャネル領域に反転層は
生じない。
記憶データが消去される場合には、ソース230にソー
ス線28を介して高圧が印加され、一方、コントロール
ゲート200はワード線50を介して接地される。これ
によって、フローティングゲート210とソース230
との間に、ソース230を高電位側とした高電界が印加
される。この結果、フローティングゲート210とソー
ス230とを絶縁する酸化膜250にトンネル現象が生
じ、フローティングゲート210とソース230との間
に流れる電流(トンネル電流)が生じる。すなわち、フ
ローティングゲート210からソース230に酸化膜2
50を介して電子が流出する。これによって、フローテ
ィングゲート210に蓄積された電子が除去され、この
MOSトランジスタのしきい値電圧は低下する。第7図
に示されるように、ソース線28は各メモリセルMCの
ソースに共通に接続されるため、第7図においてメモリ
アレイ1内のすべてのメモリセルMCの記憶データは一
括して消去される。
データ続出時には、コントロールゲート200およびド
レイン220にそれぞれ、対応するワード線50および
ビット線30を介して電源電圧(通常、5V)および比
較的近い電圧が印加され、一方、ソース230がソース
線28を介して接地される。フローティングゲート21
0に電子が蓄積されていなければ(記憶データが“1”
であれば)、このMoSトランジスタのしきい値電圧は
低いのでコントロールゲート200に印加された電源電
圧によってソース230・ドレイン220間にチャネル
が生じる。しかし、フローティングゲート210に電子
が蓄積されていれば(記憶データが0″であれば)、こ
のMOS)ランジスタのしきい値電圧は高いので、コン
トロールゲート200に電源電圧が印加されてもソース
230φドレイン220間にチャネルは生じない。した
がって、記憶データが“1”であるメモリセルを構成す
るMOS)ランジスタは、データ続出時にON状態とな
り対応するビット線30からソース線28に電流が流れ
る。しかし、記憶データが“0”であるメモリセルを構
成するMOSトランジスタは、データ読出時においても
OFF状態であるので、対応するビット線30からソー
ス線28に流れる電流は生じない。そこで、データ続出
時にはデータを読出されるべきメモリセルに対応するビ
ット線に電流が流れるか否かがセンスアンプによって検
出される。この検出の結果に基づいて、記憶データが“
1”および“0″のうちのいずれであるかが判定される
ただし、データ続出時にビット線30に与えられる電位
が高過ぎると、フローティングゲート210とドレイン
220との間の酸化膜250に高電界がかかるため、フ
ローティングゲート210に蓄積されていた電子がドレ
イン22o側に抜けてしまう。そのため、ビット線30
に与えられる電位は1〜2V程度である。したがって、
データ読出時に記憶データが“1”であるメモリセルに
流れる電流は小さい。そこで、この電流を検知するため
に電流センスアンプが用いられる。
再度第7図を参照して、アドレス入力端子AO〜AKは
外部から与えられるアドレス信号を受ける。アドレス信
号は、メモリアレイ1内のメモリセルMCのうちのいず
れに対してデータ続出またはデータ書込を行なうかを指
示する信号である。
アドレスバッファ100は、与えられたアドレス信号を
バッファリングしてローデコーダ60およびコラムデコ
ーダ80に与える。
人出力バッファ110は、入力データおよび出力データ
を受ける入出力端子I / Oo = I / ONに
接続される。人出カバッファ110は、入出力端子1 
/ Oo = I / に) Nに外部より与えられる
書込データを書込回路90に与える。さらに、人出カバ
ラフ7110は、センスアンプ120がら出力されるデ
ータを続出データとして入出力端子I/ Oo −1/
 ONに導出する。
書込回路90は、人出力バッファ110から与えられる
書込データに応じた電圧をYゲー)70に与える。セン
スアンプ120は、Yゲート7゜の出力を検知してその
検知結果に応じてデータ“0”または“1”に対応する
信号電圧を読出データとして人出カバッファ110に与
える。
ローデコーダ60は、アドレスバッファ100からのア
ドレス信号に応答して、メモリアレイ1内のワード線5
0のうちのいずれか1本を選択する。コラムデコーダ8
0は、アドレスバッファ100からのアドレス信号に応
答して、メモリアレイ1内のビット線30のうちのいず
れか1本を選択する。
制御回路140は、Yゲート70.コラムデコーダ80
.書込回路90.アドレスバッファ100、人出力バッ
ファ110.およびセンスアンプ120をこれらが各モ
ードに応じた動作を行なうように制御する。
端子TPPには外部からの高圧v、Pが与えられる。端
子Tccには外部か′ら通常レベルの電源電圧Vccが
与えられる。スイッチ回路600は、端子TPPおよび
Tccにそれぞれ与えられる高圧v、Pおよび電源電圧
Vccのうちのいずれか一方を選択的に所定の回路部に
出力する。
スイッチ回路600は、制御回路140によって制御さ
れて、データ書込時には端子T’ppからの高圧VPP
をローデコーダ60に与える。さらに、スイッチ回路6
00は、制御回路140によって制御されて、データ続
出時に電源電圧v0゜をローデコーダ60与える。さら
に、スイッチ回路600は、制御回路140によって制
御されて、データ消去時に高圧vPPをソース線スイッ
チ150に与える。
データ書込時において、Yゲート70は、コラムデコー
ダ80によって選択されたビット線に、書込回路90か
ら与えられる電圧を与える。具体的には、書込データが
“0”であれば、Yゲート70は選択されたビット線に
高圧VPPを印加する。書込データが“1”であれば、
Yゲート70は、選択されたビット線の電位を接地電位
に保持する。データ書込時において、ローデコーダ60
は、選択したワード線に高圧スイッチ回路600からの
VPPを印加する。一方、データ書込時において、ソー
ス線スイッチ150は、ソース線28に接地電位を与え
る。したがって、書込データが“0″であれば、ローデ
コーダ60によって選択されたワード線とコラムデコー
ダ80によって選択されたビット線との交点に位置する
メモリトランジスタ(選択されたメモリトランジスタ)
のフローティングゲート210にのみ、アバランシェ崩
壊によって生じた電子が注入される。しかし、書込デー
タが“1”であれば、選択されたメモリトランジスタに
おいて、コントロールゲート200が昇圧されないため
フローティングゲート21Oに電子は注入されない。
データ続出時において、ローデコーダ60は、選択した
ワード線に前記高圧VPPよりも低いスイッチ回路60
0からの電源電圧VCCを印加する。データ書込時にお
いて、Yゲート70は、コラムデコーダ80によって選
択されたビット線に1〜2Vの低い電圧を印加する。一
方、データ読出時において、ソース線スイッチ150は
データ書込時と同様に、ソース線28に接地電位を与え
る。したがって、選択されたメモリトランジスタの記憶
データが“0″であれば、選択されたビット線からソー
ス線28に選択されたメモリセルのドレイン220.チ
ャネル領域、およびソース230を介して電流が流れる
。選択されたメモリトランジスタの記憶データが1″で
あれば、選択されたメモリトランジスタは5V程度のゲ
ート電圧によってON状態とならないため、選択された
ビット線に電流は流れない。さて、Yゲー)70は、選
択されたビット線に電源電圧を印加するとともに、選択
されたビット線のみをセンスアンプ120に電気的に接
続する。これによって、センスアンプ120は、選択さ
れたビット線に流れる電流の有無を検知することができ
る。
データ消去時には、Yゲート7oは、メモリアレイ1内
のすべてのビット線30を低電位(接地電位)に保つ。
データ消去時において、ローデコーダ60は、メモリア
レイ1内のすべてのワード線50に接地電位を与える。
データ消去時において、ソース線スイッチ150は、ソ
ース線28にスイッチ回路600からの高圧vPPをパ
ルス信号に変換して印加する。したがって、データ消去
時には、メモリアレイ1内のすべてのメモリセルMCの
各々において、トンネル現象が生じ、記憶データが“0
”であるメモリトランジスタのフローティングゲート2
10に蓄積されていた電子がフローティングゲート21
0から除去される。したがって、データ消去終了時にお
いて、メモリアレイ1内のすべてのメモリセルMCの記
憶データは“1”となる。
なお、以下の説明において、電源電位および接地電位が
各々、論理レベル“H”および“L”に対応するものと
する。
このように、EEPROMでは、データ消去時にメモリ
トランジスタのコントロールゲート200とソース23
0との間に高電圧を印加することによって、フローティ
ングゲート210とソース230との間でのエネルギバ
ンドの曲がりをフローティングゲート210からソース
230に電子がトンネルするように強制する。これによ
って、データ消去が行われる。このため、フローティン
グゲート210から引抜かれる電子の量は、ソース線2
8に印加される高圧の大きさや高圧を印加する時間(高
圧パルスのパルス幅)や、フローティングゲート210
とソース230との間に存在する酸化膜250の厚さお
よび、フローティングゲート210とコントロールゲー
ト200との間に存在する酸化膜250の厚さ等によっ
て異なる。
一方、メモリアレイ1を構成するメモリトランジスタに
は製造上のばらつきが生じる。このばらつきによって、
酸化膜250の厚さやコントロールゲート200および
フローティングゲート210の形状、チャネル領域の長
さなどが、すべてのメモリトランジスタにおいて完全に
一致しない。
このようなメモリトランジスタ間の製造上のばらつきや
、さらには実際の回路構成上の原因など種々の要因によ
って、前述のような一括消去でメモリアレイ1内のすべ
てのメモリセルMCの記憶データを同時に0”にするこ
とは実際には困難である。つまり、記憶データが“0”
であるメモリトランジスタのうちのいくつかにおいては
、−括消去時に与えられた高圧によってフローティング
ゲート210から蓄積された電子のみが完全に除去され
るが、あるものにおいては、−括消去時に与えられた高
圧パルスによってフローティングゲ−1210からデー
タ書込時に蓄積された以上の量の電子が引抜かれる。後
者の場合のように、フローティングゲートから電子が過
剰に引抜かれる現象は過消去もしくは過剰消去と呼ばれ
る。
過消去が生じると、フローティングゲート210が正に
帯電してしまうため、ソース230・ドレイン220間
に負極性の反転層が生じる。これは、コントロールゲー
ト200に07以上のどのような電位が付与されてもこ
のメモリトランジスタはON状態にあることを意味する
。この結果、データ読出時には非選択状態であるにもか
かわらず、このメモリトランジスタに対応するビット線
に電流が流れる。このため、過消去されたメモリトラン
ジスタと同じビット線に接続されるメモリセルが選択さ
れると、選択されたメモリトランジスタの記憶データが
“0”である場合にも続出データが“1”となる。また
、データ書込時においては、過消去されたメモリセルま
たは過消去されたメモリセルと同一のビット線に接続さ
れるメモリセルにデータ“0”を書込もうとすると、選
択されたメモリセルにおいてアバランシェ崩壊により発
生した電子が、過消去されたメモリセルのチャネル電流
としてビット線にリークする。このため、選択されたメ
モリセルのフローティングゲート210に電子が十分に
注入されない。したがって、過消去されたメモリセルが
存在すると、データ書込時の書込特性が劣化し、さらに
は書込不能となる。このように、過消去は、メモリトラ
ンジスタのしきい値の極性を負に反転させて、その後の
データ続出およびデータ書込に支障を来す。
そこで、このような過消去を防ぐために、現在次のよう
な方法が用いられている。すなわち、データ消去のため
にソース線28に印加する高圧パルスの(以下、消去パ
ルスと呼ぶ)のパルス幅を短<シ、このパルス幅の短い
消去パルスをソース線28に一回印加するごとにメモリ
アレイ1内のすべてのメモリセルの記憶データを読出し
てメモリアレイ内のすべてのメモリセルMCの記憶デー
タがすべて“1”となったか否かを確認する。そして、
記憶データが“1″でないメモリセルが1つでもあれば
、再度前記短いパルス幅の消去パルスをソース線28に
印加する。消去パルスがソース線28に印加されること
によってメモリセルの記憶データが“1”になったか否
か、すなわち、メモリセルの記憶データが完全に消去さ
れたか否かを確認することを消去ベリファイという。こ
のような消去ベリファイと消去パルスのソース線28へ
の印加とが、メモリアレイ1内のすべてのメモリセルM
Cに対するデータ消去が完了するまで繰返される。この
ような方法で過消去を防ぐフラッシュEEPRoMは、
たとえば、rIssecダイジェスト・オブ・テクニカ
ルペーパーズ(1990)Jのpp、60−61および
「電子情報通信学会技術研究報告 1990年5月21
日」のpp、7−3−77に示される。
[発明が解決しようとする課題] データ消去が行なわれる前にはメモリセルトランジスタ
のフローティングゲートに電子が注入されている。した
がって、データ消去時にはメモリセルトランジスタのフ
ローティングゲート電位が負側にシフトしている。この
ため、第8図を参照して、データ消去時にソース230
に印加される電圧が12V程度であっても、実際にはフ
ローティングゲート210およびソース230間の酸化
膜250には非常に大きな電界が誘起される。したがっ
て、データ消去のための高圧VPPを10m s e 
c程度の短いパルス幅のパルス信号としてソース230
に印加しても、フローティングゲート210から電子が
過剰に引き抜かれる(過消去)場合がある。次に、この
現象についてもう少し具体的に説明する。
第9図は、コントロールゲート200.フローティング
ゲート210.ドレイン220.ソース230、および
基板240間の容量結合関係を示す、メモリトランジス
タの等価回路図である。図において、コンデンサCc 
F 、 COr Cc * およびC5はそれぞれ、コ
ントロールゲート200およびフローティングゲート2
10間の容量、フローティングゲート210およびドレ
イン220間の容量、フローティングゲート210およ
び基板240間の容量、フローティングゲート210お
よびソース230間の容量を表わす。したがって、ノー
ドNl、N2.N3.N4.N5は各々、コントロール
ゲート200.フローティングゲート210、ソース2
30.基板240.およびドレイン220に対応する。
ここで、フローティングゲート210に蓄積されている
電荷量をQFGで表わし、コントロールゲート200に
印加される電位をvoで表わし、ドレイン220の電位
をVoで表わし、ソース230の電位をV、で表わし、
ドレイン220・ソース230間のチャネル領域(基板
240のドレイン220およびソース230間に対応す
る部分)の電位をVeで表わすと、フローティングゲー
ト21Oの電位(ノードN2の電位)VFGは次式で表
わされる。
なお、上式において、Ccpr  CDI  Cc、お
よびCsはそれぞれ、第9図におけるコンデンサCcF
の容量値、コンデンサCDの容量値、コンデンサCcの
容量値、およびコンデンサCsの容量値を表わす。また
、CToTALはこれらの容量の合計、すなわち、Cc
 F +co+Cc +Csを表わす。一方、カップリ
ングレシオkcは、コントロールゲート200およびフ
ローティングゲート210間の容量CCFの、コントロ
ールゲート200.  フローティングゲート210.
  ドレイン220.ソース230.および基板240
間の総容量CTOTALに対する比として次式で定義さ
れる。
kc=CcF/CTOTAL・・・(2)また、コント
ロールゲート200から見たこのメモリトランジスタの
しきい値の、フローティングゲート210に電子が蓄積
されたことによる変化量Δv7Hは次式で表わされる。
ΔVT H=  QF c / Cc F −(3)デ
ータ消去時にはコントロールゲート200゜ドレイン2
20.および基板240が接地され、かつ、ソース23
0に高圧VPPが印加されるので、上式(1)において
■。=Ve =VD = OV。
V s =V p pである。したがって、フローティ
ングゲートの電位vFGは、上式(1)〜(3)によっ
てカップリングレシオkcおよびしきい値変化量ΔVT
Hを用いて次式のように表わされる。
V F a = Cs V p p / CT OT 
A L  k cΔVTH・・・(4) よって、フローティングゲート210とソース230と
の間の電位差は次式で表わされる。
(I  C8/CTOTAL、)Vpp+kcΔVTH
・・・(5) フローティングゲート210およびソース230間に誘
起される電界の大きさはフローティングゲート210お
よびソース230間の電位差に比例し、フローティング
ゲート210およびソース230間の酸化膜250の厚
さに反比例する。したがって、この電界の大きさは、フ
ローティングゲート210および基板240間の酸化膜
の厚さが100A、Lきい値変化量ΔvT、4が5v1
カツプリングレシオkcが0.6、C8/CTOTAL
の値が0.1、高圧vPPが12Vi?あレバ、13.
8MV/cmとなる。つまり、データ消去時にフローテ
ィングゲート210とソース230との値の酸化膜には
13.8MV/cmの非常に強い電界が誘起される。こ
の強い電界によってトンネル現象が生じフローティング
ゲート210から電子が引抜かれる。
一般にフローティングゲート210に蓄積された電子を
ソース230に引抜くためのトンネル現象を生じさせる
には、フローティングゲート210およびソース230
間の酸化膜250にIOMV/cm以上の電界を誘起さ
せればよい。しかしながら、現在、半導体装置を駆動す
る外部電源で、5Vの次に高い電圧を出力するものは1
2Vの電源である。
一方、フラッシュEEPROMにおいてデータ書込時に
ビット線に流れる電流の総量は1mA〜5mA程度であ
るため、チップ内部でデータ書込のための高圧を発生さ
せることは困難である。つまり、チップ内部で高圧を発
生させる場合、複数のコンデンサを時間順次に充電する
ことによって高圧を導出するチャージポンプ等の高圧発
生回路が用いられる。しかし、このような高圧発生回路
にはデータ書込に必要な電流1mA〜5mAを供給する
ことができない。たとえば、チャージポンプが供給する
ことができる電流の大きさIは、用いられるコンデンサ
の容量値Cとコンデンサの充電周波数fとの積で求めら
れる。容量値Cが109Fであり、充電周波数fが10
MHzであっても、チャージポンプの供給電流■は10
0μAと非常に小さい。このため、データ消去およびデ
ータ書込に必要な高電圧は外部電源から供給される必要
がある。
これらの理由により、現在データ消去には、12vの高
電圧が用いられている。この結果、データ消去時にフロ
ーティングゲート210およびソース230間の酸化膜
250に前述したような必要以上に強い電界(13,8
MV/cm)が生じ、過消去の危険性が大きくなる。
さらに、NチャンネルMO8)ランジスタにおいてゲー
ト電圧がOvであるとき、ゲートとドレイン拡散領域と
の重なり領域にバンド間トンネリングという現象が生じ
る。この現象はソース電位が高い場合にゲートとソース
拡散領域との重なり領域においても生じる。バンド間ト
ンネリングは、ゲート電圧がOVであるためにN型のド
レイン拡散領域およびソース拡散領域の表面が深いデプ
リケーション状態となることによって生じる。これらN
型拡散領域の表面が深いデプリケーション状態となると
、ゲート下の酸化膜と基板との境界部分におけるエネル
ギバンドの曲りが急峻になる。
このため、N型拡散領域において価電子体の電子が伝導
帯にトンネルする。このとき生じたホールは接地された
基板に流れ、一方、伝導帯にトンネルした電子はN型拡
散領域に集まる。基板にホールが流れ込むことによって
生じる電流はこのNチヤンネルMoSトランジスタのリ
ーク電流となる。
データ消去時にはメモリトランジスタのソース230に
高圧が印加されコントロールゲート200が接地される
ので、このようなバンド間トンネリング現象が生じる。
再度第9図を参照して、データ消去時には基板240と
酸化膜250との間の境界面のソース230近傍部分2
60においてバンド間トンネリング現象が生じることが
知られている。基板240は接地されるので、この現象
によって生じたホールは基板240側にリーク電流とし
て流れ、伝導帯にトンネルした電子はフローティングゲ
ート210から引抜かれた電子とともにソース230側
に流れる。このようなフラッシュEEPROMにおける
バンド間トンネリング現象については、J。
Chen  et  at、、  “Subbreak
down  drain  leakage  cur
rent  in  MOSFET、   IEEE 
 Electron  Device  1ett、、
v。
1、EDL−8,pp、515−517,1987、お
よび、H,Kume  et  al、、  “AFR
ASH−ERASE   EEPROM  CELL 
 WITHAN  ASYMMETRIC8OURCE
  AND  DRAIN   5TRUCTURE”
 IEEE  Tech、Dig、  ofIEDM1
987,25.8.pp、560−563などに述べら
れている。このような文献によれば、バンド間トンネリ
ング現象によって生じるリーク電流はソース230の電
位が10V程度である場合に1つのメモリトランジスタ
につき10日A程度である。したがって、IMbitの
フラッシュEEPROMの場合、10Vの高圧パルスを
ソース230に印加してデータ消去を行なうと、データ
消去時に生じるリーク電流は10mAとなる。このよう
なリーク電流は、消費電力の増加によるチップの発熱や
電源電圧の低下など種々の問題を発生させる。一般にこ
のようなリーク電流の許容範囲は数10mA以下である
。しかしながら、近年の半導体装置の大容量化に伴い、
フラッシュEEFROMのメモリトランジスタの数も増
大しっつあり、フラッシュEEPROMの容量も現在1
6Mbit程度まで大きくなりつつある。たとえば16
MbitのフラッシュEEPROMの場合、10vの高
圧パルスによってデータ消去が行なわれると、データ消
去時のリーク電流は10mA×16、すなわち、160
mAと許容範囲を大きく越える。実際にはデータ消去の
ためにソース230に印加される電圧は12Vであるか
ら、実際のリーク電流の大きさはこの値よりもさらに大
きい。このような現状から、データ消去時に生じるリー
ク電流はできるだけ低減される必要がある。
また、従来の改良されたフラッシュEEFROMは、過
消去を防ぐために、短いパルス幅の消去パルスをメモリ
アレイに印加した後、消去ベリファイを行なうというサ
イクルを繰返す。このため、消去ベリファイ動作によっ
てデータが完全に消去されていないメモリセルが検出さ
れると、メモリアレイ内のすべてのメモリセルに再度消
去パルスが印加される。したがって、メモリアレイに再
度印加された消去パルスは、まだデータを完全に消去さ
れていないメモリトランジスタにおいて、データ書込時
にフローティングゲートに蓄積された電子を除去するよ
うに働くが、既にデータを完全に消去されたメモリトラ
ンジスタにおいては、もともとフローティングゲートに
存在した電子をフローティングゲートから引抜くように
働く。この結果、データを消去されにくいメモリセルに
対するデータ消去が完了したときには、データを消去さ
れやすいメモリセルにおいて過消去が生じる。
メモリアレイを構成するメモリセル間での、データ消去
のされやすさのばらつきが大きいほど、データを完全に
消去するのに必要な消去パルスの印加回数がメモリアレ
イ1を構成するメモリセル間で大きくばらつく。消去ベ
リファイによって検出されたメモリセルのデータを完全
に消去すべ(再印加される消去パルスは、検出されたメ
モリセルよりもデータ消去されにくいメモリセルに対し
ては完全なデータ消去を行なうことができない場合があ
る。この場合には、次の消去ベリファイによってこのデ
ータ消去されにくいメモリセルが消去ベリファイによっ
て検出された時点で、メモリアレイ内のすべてのメモリ
セルに再度消去パルスが印加される。したがって、メモ
リアレイを構成するメモリセル間で、データ消去のされ
やすさのばらつきが大きいほど、最もデータ消去されに
くいメモリセルに対するデータ消去が完了するまで(メ
モリアレイ内のすべてのメモリセルのデータが完全に消
去されるまで)の、メモリアレイへの消去パルスの印加
回数が増える。このため、消去動作完了時に多くのメモ
リセルに過消去が生じる可能性が高い。
1つのメモリアレイを構成するメモリセル間における、
データ消去のされやすさのばらつきは前述したように、
製造上および回路構成上の種々の要因によるものである
。このようなばらつきは、1つのメモリアレイを構成す
るメモリセルの数の増大に伴って大きくなる。したがっ
て、近年の、半導体記憶装置の大容量化すなわちビット
数の増大は上述のような問題をより顕著にする。
それゆえに本発明の目的は、上記のような問題点を解決
し、データ消去時における消費電力が少なく、かつ、過
消去が生じる危険性が少ない不揮発性半導体記憶装置を
提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために本発明に係る不揮発
性半導体記憶装置は、アバランシェ崩壊を利用してデー
タ書込を行ない、かつ、トンネル現象を利用してデータ
消去を行なうことができる電界効果半導体素子を含むメ
モリセルを複数個備え、さらに、外部から与えられる所
定の高電圧を降圧する降圧手段と、メモリセルの各々に
記憶されたデータを消去するため、メモリセルに降圧手
段の出力を印加する手段とを備える。
[作用コ 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は上記のように構
成されるため、外部から与えられる所定の高電圧がデー
タ消去のための電圧としてメモリセルに直接与えられる
のではなく、降圧手段によって降圧された後、データ消
去のための電圧としてメモリセルに与えられる。このた
め、データ消去時に、メモリセルを構成する電界効果半
導体素子にトンネル現象を生じさせるためにかけられる
電界の強さが従来よりも緩和される。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例のフラッシュEEPROM
の主要部分の構成を示す概略ブロック図である。
第1図を参照して、このフラッシュEEPROMは、第
7図に示される従来のそれと異なり、端子T’ppに与
えられた高圧v、Pを降圧するための降圧回路700を
含む。端子TPPには、高圧Vppとしてたとえば12
Vの直流電圧が与えられる。端子Tccにも従来と同様
に電源電圧Vc0が外部より与えられる。電源電圧Vc
cは高圧VPPよりも低い電圧、たとえば5Vである。
スイッチ回路600は、制御回路140によって制御さ
れて、データ書込時には端子T’ppからの高圧vPP
をローデコーダ6oに与える。さらに、スイッチ回路6
00は、制御回路140によって制御されて、データ読
出時に電源電圧Vccをローデコーダ60に与える。さ
らに、スイッチ回路600は、制御回路140によって
制御されて、データ消去時に高圧vPPを降圧回路70
0に与える。降圧回路700は、スイッチ回路600か
ら与えられた高圧vPPを9V程度に降圧してソース線
スイッチ150に与える。
このフラッシュEEPROMのスイッチ回路600およ
び降圧回路700以外の他の部分の構成および動作は第
7図に示される従来のそれの場合と同様である。ただし
、本実施例では、ソース線スイッチ150が降圧回路7
00から与えられる電圧をデータ消去のために降圧して
用いる。L7たがって、データ消去時にはソース線28
に消去パルスとして従来よりも低い電圧9vが印加され
る。
一方、ビット線30およびワード線50はそれぞれYゲ
ート70およびローデコーダ60によって接地される。
したがって、第8図を参照して、消去パルスが印加され
ているときのメモリトランジスタにおいてフローティン
グゲート210およびソース230間の電位差は、ソー
ス電位v8 (=vPp)が低下することによって小さ
くなる(式(5)参照)。
フローティングゲート210および基板240間の酸化
膜250の厚さが100Aであり、フローティングゲー
ト210に蓄積された電荷によって生じるしきい値電圧
の変化量ΔVTRが5■であり、カップリングレシオに
0が0.6であり、フローティングゲート210および
ソース230間の容量C8の、コントロールゲー)20
0.フローティングゲート210.ドレイン220.ソ
ース230.および基板240間の総容量C7゜TAL
に対する比Cs / CT OアALが0. 1である
場合を想定する。この場合、ソース電位VSが9vであ
ると、フローティングゲート210およびソース230
間の酸化膜250にかかる電界の強さは式(5)によれ
ば、11.1MV/cm程度となる。従来のフラッシュ
EEFROMでは消去パルスとして高圧12Vがソース
230に印加された。このため、同じ条件下でデータ消
去を行なった場合、データ消去時にフローティングゲー
ト210およびソース230間の酸化膜250には13
.8MV/cmの電界が誘起された。しかし、本実施例
によれば、このように前記酸化膜250間に印加される
電界の強さがフローティングゲート210とソース23
0との間にトンネル現象が生じる範囲で大幅に緩和され
る。
したがって、消去パルス印加時のフローティングゲート
210およびソース230間の電界が強過ぎるために従
来生じた過消去は起りにく(なる。
また、前述した文献にも示されているように、データ消
去時におけるソース電位V、がIOV程度以下の範囲に
おいては、1vだけ低くなっただけでバンド間トンネル
現象によるリーク電流は1桁分小さくなることが知られ
ている。前述したように1つのメモリトランジスタにお
けるデータ消去時のリーク電流は1O−6A程度である
から、本実施例によれば1つのメモリトランジスタにお
けるデータ消去時のリーク電流が1O−9A程度に軽減
される。したがって、このフラッシュEEPROMの容
量がたとえばIMb i tであればデータ消去時のリ
ーク電流は1mA程度に、16Mb i tであれば1
6mA程度となる。このように、データ消去時のリーク
電流が数10mAの許容範囲内に大幅に低減される。し
たがって、本発明は大容量のフラッシュEEPROMに
適用されるとより効果的である。
降圧回路700によって降圧された後の電圧の大きさは
9vに限定されないが、フローティングゲート210お
よびソース230間にデータ消去のためのトンネル現象
を生じさせ得る範囲でなくてはならない。しかし、降圧
回路700によって降圧された電圧が、従来の構造のメ
モリトランジスタのフローティングゲート210および
ソース230間にトンネル現象が生じ得る大きさの電界
を誘起させることができない場合、メモリトランジスタ
の構造上の諸元値を適当に調整してもよい。
すなわち、フローティングゲート21Oおよび基板24
0間の酸化膜250の厚さ、コントロールゲート200
からみたしきい値電圧の変化量ΔVTH,カップリング
レシオkc 、  C8/CT OTALの値等が、降
圧された電圧がソース230に印加された際にフローテ
ィングゲート210およびソース230間にトンネル現
象が生じるような値に調整されてもよい。なお、これら
の値は、ドレイン220.ソース230.P型基板24
0における不純物濃度や不純物の注入深さ等を変化させ
ることによって調整可能である。具体的には、データ消
去時におけるフローティングゲート210およびソース
230間の酸化膜250内の電界を強くすることは、た
とえば、フローティングゲート210下に形成される酸
化膜250の厚さを薄くすることによって実現可能であ
る。
さて、上記実施例では、消去ベリファイを行なわない場
合の構成が示されたが、消去パルスの印加と消去ベリフ
ァイとを繰返すことによってメモリアレイ1内のすべて
のメモリセルのデータを消去する構成のフラッシュEE
PROMに本発明が適用されてもよい。この場合には、
降圧回路700によって降圧された電圧がより短いパル
ス幅の消去パルスとしてメモリアレイ1に印加され、そ
の後メモリアレイ1内のメモリセルからデータが読出さ
れて消去ベリファイが行なわれればよい。
さて、上記実施例では、メモリアレイ1内のメモリセル
MC間におけるデータ消去されやすさのばらつきによっ
て生じる過消去を十分に解消することは困難である。そ
こで、メモリセル間のばらつきによる過消去を解消する
ために、外部からの高圧VPPを降圧回路700によっ
て降圧するとともに、メモリアレイ1を複数のブロック
に分割して各ブロックごとに個別に消去パルスを印加す
るような構成にすると効果的である。第2図は、そのよ
うな構成のフラッシュEEPROMの主要部分を示す概
略ブロック図である。
第2図を参照して、スイッチ回路600および降圧回路
700の動作は第1図における場合と同様である。すな
わち、スイッチ回路600は、データ書込時に高電圧V
ppをローデコーダ60aおよび60bに与え、データ
読出時に電源電圧Vccをローデコーダ60aおよび6
0bに与える。
さらに、スイッチ回路600は、データ消去時に高圧v
PPを降圧回路700に与える。降圧回路700は、与
えられた高圧vPPを所定の電圧に降圧して、次段の高
圧パルス源800に与える。
このフラッシュEEPROMにおいて、メモリアレイは
2つのサブアレイ1aおよび1bに分割される。そして
、メモリアレイ1aに対応して、ローデコーダ60a、
Yゲート70a、コラムデコーダ80a、センスアンプ
120 a、ベリファイ/消去制御回路17a、および
消去電圧印加回路18aが設けられる。同様に、メモリ
アレイ1bに対応して、ローデコーダ60b、Yゲート
70b、コラムデコーダ80b、センスアンプ120b
、ベリファイ/消去制御回路17b、および消去電圧印
加回路18bが設けられる。
メモリアレイ1aおよび1bは各々、従来と同様の構成
を有する。すなわち、メモリアレイ1aにおいて、FA
MO3)ランジスタによって構成されるメモリセルMC
,は、ワード線50aおよびビット線30aに沿って行
方向および列方向にマトリクス状に配列される。メモリ
アレイ1a内のすべてのメモリセルMC,の各々を構成
するトランジスタのソースはソース線28aに共通に接
続される。各メモリセルMCaを構成するトランジスタ
のコントロールゲートおよびドレインは各々、対応する
ワード線50aおよびビット線3゜aに接続される。同
様に、メモリアレイ1bにおいて、FAMOSトランジ
スタによって構成されるメモリセルM Cbはワード線
50bおよびビット線30bに沿って行方向および列方
向にマトリクス状に配列される。メモリアレイ1b内の
すべてのメモリセルMCbの各々を構成するトランジス
タのソースはソース線28bに共通に接続される。各メ
モリセルM Cbのコントロールゲートおよびドレイン
は各々、対応するワード線50bおよびビット線30b
に接続される。なお、メモリセルMCaおよびMCbの
構造は、第7図に示されるものと同一である。したがっ
て、本実施例のフラッシュEEFROMにおいても、デ
ータ消去はソース線28aおよび28bに高圧パルスを
与え、かつ、ワード線50aおよび50bを接地するこ
とによって行なうことができる。
メモリアレイ1aからのデータ続出のための、ローデコ
ーダ60a、Yゲー)70a、  コラムデコーダ80
a、およびセンスアンプ120aの動作は従来と同様で
あるので説明は省略する。メモリアレイ1bからのデー
タ続出のための、ローデコーダ60b、Yゲー) 70
 b、 コラムデコーダ80b、およびセンスアンプ1
20bの動作も従来と同様であるので説明は省略する。
このフラッシュEEPROMは、上述の回路部に加えて
、マルチプレクサ12.アドレスバッファ1002人出
力バッファ110.アドレスカウンタ19.およびスイ
ッチ回路20を含む。
アドレスバッファ100には、外部アドレス端子AO〜
AKが接続される。人出力バッファ110には、外部入
出力端子1 / Oo = I / ONが接続される
。通常のデータ書込時において、アドレスバッファ10
0は、アドレス端子AO〜AKに外部より与えられるア
ドレス信号を取込んでスイッチ回路20に与える。人出
力バッファ110は、入出力端子I / Oo = I
 / Osに外部から与えられる入力データを取込み、
かつ、メモリアレイ1aおよび1bからの続出データ等
の出力データを入出力端子I / OO−’ I / 
ONに導出する。マルチプレクサ12は、通常のデータ
続出時において、センスアンプ120aの出力データお
よびセンスアンプ120bの出力データのうちのいずれ
か一方を選択的に人出カバッファ110に与える。これ
によって、メモリアレイ1aおよび1bのうちのいずれ
か一方からの続出データのみが入出力端子I / Oo
 −I / ONを介して外部に出力される。
以下、このフラッシュEEFROMのデータ消去モード
における動作について、第2図に加えて第5図および第
6図も参照しながら詳細に説明する。第5図は、消去電
圧印加回路18aおよび18bの具体的構成の一例を示
す回路図である。第6図は、このフラッシュEEPRO
Mの消去モードにおける動作の流れを示す動作フロー図
である。
このフラッシュEEPROMが消去モードに入ると、マ
ルチプレクサ12.アドレスバッファ100、および人
出力バッファ110が不活性化され、一方、アドレスカ
ウンタ19が活性化される。
活性化されたアドレスカウンタ19は、カウント動作に
よってアドレス信号を発生することができる。アドレス
カウンタ19から発生されたアドレス信号はスイッチ回
路20に与えられる。消去モードにおいて、スイッチ回
路20は、アドレスカウンタ19の出力およびアドレス
バッファ100の出力のうち、アドレスカウント19の
出力を選択的にローデコーダ60aおよび60bならび
にコラムデコーダ80aおよび80bに与える。なお、
アドレスカウンタ19のカウント値が最大値を示すとき
、アドレスカウンタ19が出力するアドレス信号はメモ
リアレイ1aおよび1bの最終アドレスを示すものとす
る。
消去モードにおいて、ベリファイ/消去制御回路17a
および17bが各々消去電圧印加回路18aおよび18
bに消去パルスとして高圧パルスを供給するサイクル(
以下、消去サイクルと呼ぶ)と、ベリファイ/消去制御
回路17aおよび17bが各々メモリアレイ1aおよび
1bに対して消去ベリファイを行なうサイクル(以下、
消去ベリファイサイクルと呼ぶ)とが繰返される。
スイッチ回路600は、消去ベリファイサイクルにおい
て端子Tccからの電源電圧v0゜をローデコーダ60
aに与える。消去サイクルにおいて、スイッチ回路60
0は端子T’ppからの高圧部vppを降圧回路700
に与える。
消去ベリファイサイクルにおいて、ベリファイ/消去制
御回路17aは、ローデコーダ60aおよびコラムデコ
ーダ80aが通常のデータ続出時と同様に動作するよう
に、これらを制御する。これによって、ローデコーダ6
0aは与えられるアドレス信号に応答して、メモリアレ
イ1a内のワード線50aのうちの1本にのみスイッチ
回路600からの“H”レベルの電源電圧Vccを供給
する。一方、コラムデコーダ80aは、与えられたアド
レス信号に応答して、メモリアレイ1a内のビット線3
0aのうちの1本にのみ“H”レベルの電圧を供給する
とともに、この1本のビット線のみをセンスアンプ12
0aに電気的に接続する。同様に、ベリファイ/消去制
御回路17bは、ローデコーダ60bおよびコラムデコ
ーダ80bが通常のデータ続出時と同様に動作するよう
に、これらを制御する。これによって、ローデコーダ6
0bは、与えられるアドレス信号に応答して、メモリア
レイ1b内のワード線50bのうちの1本にのみ選択的
に“H”レベルの電圧を供給する。
コラムデコーダ80bは与えられたアドレス信号に応答
して、メモリアレイ1b内のビット線30bのうちの1
本にのみH”レベルの電圧を与えるとともに、この1本
のビット線のみをセンスアンプ120bに電気的に接続
する。同時に、ベリファイ/消去制御回路17aおよび
17bはそれぞれ、消去電圧印加回路18aおよび18
bから高圧パルスが出力されないように、消去電圧印加
回路18aおよび18bを制御する。
消去電圧印加回路18aおよび18bは各々、たとえば
第5図に示されるような構成を有する。
第5図を参照して、消去電圧印加回路18aおよび18
bは各々、ラッチ回路300と、高圧スイッチ500と
を含む。高圧スイッチ500は、電源電圧5vをゲート
に受けるNチャネルMOSトランジスタ310と、Pチ
ャネルMO3)ランジスタ320.330.および35
0と、NチャネルMOSトランジスタ340および36
0とを含む。前記トランジスタ330および340は、
高圧パルス源800と接地との間に直列に接続されてイ
ンバータINVIを構成する。同様に、前記トランジス
タ350および360は、高圧パルス源800と接地と
の間に直列に接続されてインバータINV2を構成する
。前記トランジスタ320は、高圧パルス源800とイ
ンバータINVIの入力端との間に接続される。トラン
ジスタ320のゲートはインバータINVIの出力端に
接続される。トランジスタ310は、ラッチ回路300
の出力端とインバータINVIの入力端との間に接続さ
れる。もう1つのインバータINV2は、インバータI
NVIの出力端と、メモリアレイ1a(lb)のソース
線28a (28b)との間にもうけられる。トランジ
スタ310は、トランジスタ330および340のゲー
ト電圧を電源電圧5v以下に保持することによって、ト
ランジスタ330および340に高圧が印加され、これ
らが破壊されるのを防ぐ。
ラッチ回路300は、第2図におけるベリファイ/消去
制御回路17a(17b)から与えられるデータ信号を
ラッチする。さらに、ラッチ回路300は、外部からの
リセット信号によってラッチデータを“0”にリセット
されるように構成される。高圧パルス源800は、消去
サイクルにお消去パルスとして出力し、消去ベリファイ
サイクルにおいては通常の電源電圧を出力する。本実施
例では、消去ベリファイサイクルの初めに、ラッチ回路
300にベリファイ/消去制御回路17a(17b)か
らリセット信号が与えられる。これによって、ラッチ回
路300の出力電圧が論理値“0”に対応するレベル“
L”となる(第6図の動作ステップS3)。トランジス
タ310は電源電圧5vをゲートに受けて常にON状態
であるので、ラッチ回路300から出力された“L”レ
ベルの電圧はインバータINVIのトランジスタ330
を導通させる。この結果、インバータINV1の出力端
に高圧パルス源800から出力される“H” レベルの
電圧が供給される。この、インバータINVIの出力端
の電圧はインバータINV2によって“L”レベルの接
地電圧に反転されてソース線28a (28b)に付与
される。つまり、ソース線28a(28b)が接地され
る。
このように、消去電圧印加回路18aおよび18bが第
5図に示されるように構成される場合、消去ベリファイ
サイクルの初めにラッチ回路300が対応するベリファ
イ/消去制御回路17aまたは17bにリセットされる
ことによって、ソース線28aおよび28bは接地され
、高電位にならない。
上記のような回路動作によって、消去ベリファイサイク
ルにおいては、メモリアレイ1aおよび1bから同時に
、データが読出される。メモリアレイ1aから読出され
たデータはセンスアンプ120aによってセンスされて
ベリファイ/消去制御回路17aに与えられる。同様に
、メモリアレイ1bから読出されたデータは、センスア
ンプ120bによってセンスされてベリファイ/消去制
御回路17bに与えられる。ベリファイ/消去制御回路
17aは、センスアンプ120aから与えられた続出デ
ータがフローティングゲートから電子を完全に除去され
た状態に対応するもの“1”であるか否かを判別する。
つまり、第6図を参照して、消去ベリファイサイクルに
おいて、メモリアレイ1aからデータが読出され(動作
ステップS4)、次に、読出されたデータに基づいて、
現在選択されているメモリセルにおいてデータ消去は完
了したか否かが判別される(動作ステップS5)。続出
データが“0”であれば、現在選択されているメモリセ
ルにおいてデータ消去は不完全であると判断できる。こ
の場合には、ベリファイ/消去制御回路17aは、消去
電圧印加回路18a内のラッチ回路300(第5図参照
)にデータ″1”をセットするために″H″レベルのデ
ータ信号ER3を発生する(動作ステップS6)。そし
て、ベリファイ/消去制御回路17aは、アドレスカウ
ンタ19のカウント値をインクリメントする信号を出力
する。
これによって、アドレスカウンタ19のカウント値がイ
ンクリメントされて、アドレスカウンタ19から発生さ
れるアドレス信号がインクリメントされる(動作ステッ
プS7)。ただし、読出されたデータが“1”であれば
、現在選択されているメモリセルに対するデータ消去は
完了したと判断されるので、ベリファイ/消去制御回路
17aはデータ信号ER8を出力しない。
アドレスカウンタ19のカウント値が既に最大値であり
、動作ステップS7におけるインクリメントによってそ
れ以上カウント値をインクリメントすることができなけ
れば、消去ベリファイサイクルにおけるデータ読出動作
は終了する(動作ステップS8)。しかし、アドレスカ
ウント19のカウント値がまだ最大値に達していなけれ
ば(動作ステップS8の判別結果が“No”の場合)、
このインクリメントによってアドレス信号は更新される
。この場合には、ベリファイ/消去制御回路17aはロ
ーデコーダ60aおよびコラムデコーダ80aを、メモ
リアレイ1aからのデータ読出しが実現されるように、
引続き制御する。したがって、メモリアレイ1aから、
更新されたアドレス信号が示すアドレスに対応するメモ
リセルの記憶データが読出される。ベリファイ/消去制
御回路17aは、この新たに読出されたデータに基づい
て、現在選択されているメモリセルがデータ消去不良で
あるか否かを判別し、この判別結果に応じて、消去電圧
印加回路18a内のラッチ回路300にデータ“1”を
セットするか、あるいは、リセット状態に保持する。つ
まり、更新されたアドレスのメモリセルに対する消去ベ
リファイのための一連の回路動作、すなわち、第6図に
おける動作ステップ84〜S6が行なわれる。その後、
アドレスカウンタ19から発生されるアドレス信号がベ
リファイ/消去制御回路17aによってさらにインクリ
メントされる(動作ステップS7)。
そして、アドレスカウンタ19のカウント値を、このイ
ンクリメントによってさらにインクリメントすることが
できれば、再度動作ステップ84〜S8で示される回路
動作が繰返されて、インクリメントされたアドレス信号
が示すアドレスのメモリセルに対して消去ベリファイが
行なわれる。
このように、消去ベリファイサイクルにおいては、1つ
のアドレスからデータが読出され、読出されたデータが
データ消去不良を示すものである場合にのみ消去電圧印
加回路18a内のラッチ回路300をデータ“1′にセ
ットするという回路動作が繰返される。一方、ベリファ
イ/消去制御回路17bも、ベリファイ/消去制御回路
17aと同一の動作を行なう。なお、アドレスカウンタ
19のカウント値はこのフラッシュEEFROMが消去
モードには入ったことに応答してリセットされる(第6
図の動作ステップ81)。アドレスカウント19のカウ
ント値が最大値までインクリメントされて、アドレス信
号が最終アドレスを示すまでインクリメントされ終わる
と、メモリアレイ1aおよび1b内のすべてのメモリセ
ルMC。
およびMCbがデータ消去不良の有無をチエツクされ終
わる。
消去ベリファイサイクルにおいて、ベリファイ/消去制
御回路17aがメモリアレイ1aにおいてデータ消去不
良のメモリセルを検出すると、この時点で消去電圧印加
回路18a内のラッチ回路300にデータ“1″をセッ
トする。ラッチ回路300は、最初に与えられたデータ
を外部からリセット信号を与えられない限り保持し続け
る。このため、メモリアレイ1a内に1つでもデータ消
去不良のメモリセルがあると、メモリアレイ1a内のす
べてのメモリセルMCaがチエツクされ終わった時点に
おいて、消去電圧印加回路18a内のラッチ回路300
のラッチデータは“1”である。しかし、メモリアレイ
1a内にデータ消去不良のメモリセルが存在しなければ
、消去ベリファイサイクルにおいてベリファイ/消去制
御回路17aから信号ER8は一度も出力されない。こ
のため、この場合には、メモリアレイ1a内のすべての
メモリセルMCaがチエツクされ終わった時点において
、消去電圧印加回路18a内のラッチ回路300のラッ
チデータは“0”のままである。
同様に、メモリアレイ1b内に1つでもデータ消去不良
のメモリセルがあれば、ベリファイ/消去制御回路17
bから“H”レベルのデータ信号ERSが出力され、メ
モリアレイ1b内にデータ消去不良のメモリセルが存在
しなければ、消去ベリファイサイクルにおいてベリファ
イ/消去制御回路17bから信号ER8は発生されない
。したがって、メモリアレイ1b内のすべてのメモリセ
ルMCbがチエツクされ終わった時点での消去電圧印加
回路18b内のラッチ回路300のラッチデータは、メ
モリアレイ1bにデータ消去不良のメモリセルが存在す
る場合に“1”となり、存在しない場合に“0”となる
それゆえ、アドレスカウンタ19のカウント値が最大値
までインクリメントされて第6図における動作ステップ
83〜S8の回路動作が終了すると、データ消去不良の
メモリセルが存在したメモリアレイに対応する消去電圧
印加回路内のラッチ回路300にのみデータ″1”がセ
ットされる。
アドレスカウンタ19のカウント値が最大値までインク
リメントされてメモリアレイ1aおよび1b内のすべて
のメモリセルMC,およびM Cbがチエツクされ終わ
ると、このフラッシュEEFROMは消去サイクルに移
る。消去サイクルにおいて、ベリファイ/消去制御回路
17aは、ローデコーダ60aがメモリアレイ1内のす
べてのワード線50aに接地電位を与えるように、ロー
デコーダ60aを制御する。同時に、ベリファイ/消去
制御回路17bも、ローデコーダ60bがメモリアレイ
1b内のすべてのワード線50bに接地電位を与えるよ
うに、ローデコーダ60bを制御する。これによって、
メモリアレイ1aおよびlb内のすべてのメモリセルM
 CaおよびM Cbの各々を構成するトランジスタの
コントロールゲートに“L” レベルの接地電位が与え
られる。
このとき、第5図を参照して、消去電圧印加回路18a
内のラッチ回路300がデータ“1”にセットされてい
れば、ラッチ回路300の出力電圧は“H” レベルで
ある。したがって、この“H”レベルの電圧によってイ
ンバータINVI内のトランジスタ340がON状態に
あり、インバータINVIの出力端が接地電位となる。
この接地電位によって、インバータINV2内のトラン
ジスタ350がON状態となって、インバータINV2
の出力端に高圧パルス源800の出力が伝達される。な
お、トランジスタ320は、インバータINVIの出力
端の電位をゲートに受けてON状態となり、インバータ
INVIの入力端の電位を高圧パルス源800の出力に
よって″H″レベルに固定する。これによって、インバ
ータINV2の出力端に高圧パルス源800の出力が確
実に供給される。消去サイクルにおいて、高圧パルス源
800は通常の電源電圧5vよりもはるかに高い電位≠
テ〒の高圧パルスを出力する。したがって、消去電圧印
加回路18a内のラッチ回路300にデータ“1″がセ
ットされていれば、消去サイクルにおいて、メモリアレ
イ1a内のソース線28aにインバータINV2から高
圧パルスが印加される。しかし、消去電圧印加回路18
a内のラッチ回路300にデータ“1”がセットされて
いなければ、ラッチ回路300の出力電圧は“L”レベ
ルのままであるので、ソース線28aはインバータIN
V2内のトランジスタ360を介して接地されたままで
ある。このように、消去電圧印加回路18a内のラッチ
回路300にデータ“1”がセットされている場合に限
り、消去サイクルにおいて、メモリアレ・イ1a内のソ
ース線28aに高圧パルスが印加される。つまり、メモ
リアレイ1aにデータ消去不良のメモリセルが存在する
場合に限りメモリアレイ1a内のすべてのメモリセルM
Caに消去パルスが印加される。
同様に、消去電圧印加回路18b内のラッチ回路300
にデータ“1”がセットされていれば、高圧パルス源8
00から発生された消去パルスが消去電圧印加回路18
b内のトランジスタ350を介してメモリアレイ1b内
のソース線28bに印加される。そして、消去電圧印加
回路18b内のラッチ回路300にデータ“1”がセッ
トされていなければ、メモリアレイ1b内のソース線2
8bは消去電圧印加回路18b内のトランジスタ360
を介して接地されたままである。したがって、メモリア
レイ1bにデータ消去不良のメモリセルが存在する場合
に限り、消去電圧印加回路18bからメモリアレイ1b
内のすべてのメモリセルMCbに消去パルスが印加され
る。
このように、メモリアレイ1aおよび1b内のすべての
メモリセルMCaおよびMCbがチエツクされ終わると
、消去電圧印加回路18a内のラッチ回路300にデー
タ′1”がセットされているか否かに応じてメモリアレ
イ1aに選択的に消去パルスが印加され、かつ、消去電
圧印加回路18b内のラッチ回路300にデータ″1”
がセットされているか否かに応じてメモリアレイ1bに
選択的に消去パルスが印加される(第6図における動作
ステップS9およびS2)。消去電圧印加回路18aお
よび18bのいずれのラッチ回路300にもデータ“1
”がセットされていなければ、メモリアレイ1aおよび
1bのいずれにもデータ消去不良のメモリセルが存在し
ないと判断できる。
したがって、この場合に限り、このフラッシュEEFR
OMのデータモードにおけるすべての動作が終了する。
消去電圧印加回路18aおよび18bのうちの少なくと
もいずれか一方のラッチ回路300にデータ“1″がセ
ットされており、メモリアレ・イ1aおよび1bのうち
の少なくともいずれか一方に消去パルスが印加されると
(動作ステップS2)、このフラッシュEEPROMは
再度消去ベリファイサイクルおよびこれに続く消去サイ
クルに入る。
すなわち、第6図における処理ステップS3〜S9およ
びS2に対応する回路動作が再開される。
しかしながら、従来と異なり、消去ベリファイ後に発生
される消去パルスはデータ消去不良のメモリセルが含ま
れるメモリアレイにのみ印加される。
このため、既にデータ消去が完了したメモリセルのみを
含むメモリアレイには消去パルスが印加されないので、
消去パルスの再印加によって過消去現象が生じるメモリ
セルの数が従来に比べ低減される。
動作ステップ82〜S9に対応する回路動作は、メモリ
アレイ1aおよび1bのいずれにもデータ消去不良のメ
モリセルが存在しなくなるまで繰返される。
さて、1つのメモリアレイを2つのメモリアレイ1aお
よび1bに分割することによって、各メモリアレイにお
けるメモリセル間でのデータ消去されやすさのばらつき
が小さくなる。このため、メモリアレイ1aおよび1b
の各々において、過消去が生じる危険性も小さい。した
がって、このフラッシュEEFROMの消去モードにお
ける回路動作終了後にメモリアレイ1aおよび1b内の
メモリセルに過消去が生じる危険性が従来に比べ大幅に
低減される。
第3図は降圧回路700の構成の一例を示す回路図であ
る。第3図を参照して、降圧回路700は、たとえば基
準電圧Vref (<Vpp)を反転入力端子に受ける
演算増幅器によって構成されるコンパレータ710およ
び、コンパレータ710の出力端にゲートを接続される
PチャンネルMOSトランジスタ720を含む。トラン
ジスタ720はスイッチ回路600の出力端とコンパレ
ータ710の非反転入力端子との間に設けられる。
コンパレータ710の出力によってトランジスタ720
が導通すると、スイッチ回路600からの高圧vPPが
コンパレータ710の非反転入力端子に与えられる。コ
ンパレータ710は、非反転入力端子に与えられた電圧
が基準電圧Vrefよりも高ければ“H”レベルの電圧
を、非反転入力端子に与えられた電圧が基準電圧Vre
fよりも低ければ“L″レベル電圧を、トランジスタ7
20のゲートに出力する。したがって、高圧Vppがコ
ンパレータ710の非反転入力端子に与えられると、コ
ンパレータ710の出力レベルが“H”になる。この結
果、トランジスタ720がOFF状態となってスイッチ
回路600からの高圧Vppがトランジスタ720によ
って遮断される。このため、コンパレータ710の非反
転入力端子の電圧は高圧vPPよりも低い一定レベルに
保持される。このコンパレータ710の非反転入力端子
の電圧が降圧後の電圧として第1図のソース線スイッチ
150あるいは第2図の高圧パルス源800に与えられ
る。
第4図は、第3図におけるコンパレータ710の具体的
構成の一例を示す回路図である。第4図を参照して、コ
ンパレータ710はスイッチ回路600の出力端と接地
GNDとの間に直列に接続される抵抗701および70
2と、差動増幅器を構成するPチャンネルMO3)ラン
ジスタフ03および705ならびにNチャンネルMO8
)ランジスタフ04.706.および707とを含む。
スイッチ回路600からの高圧vPPは抵抗701およ
び702の抵抗比によって決まる電圧に分圧されてトラ
ンジスタ704のゲートに与えられる。これによって、
トランジスタ704のゲートは基準電位Vrefに固定
される。一方、トランジスタ707は一定電圧Eをゲー
トに受けて接地GNDに一定の電流を流す。トランジス
タ706のゲートにトランジスタ704のゲート電圧よ
りも高い電圧が印加されると、トランジスタ704が非
導通となりトランジスタ706が導通する。
トランジスタ706がONすることによって、トランジ
スタ705および706の接続点の電位が下降するので
、トランジスタ703および705が導通する。トラン
ジスタ704は非導通状態であるので、トランジスタ7
03が導通することによってトランジスタ703および
704の接続点の電位は高くなる。したがって、トラン
ジスタ703および704の接続点の電位をゲートに受
けるトランジスタ720は非導通状態となる。トランジ
スタ706のゲート電圧が基準電圧Vrefよりも低く
なると、上記とは逆にトランジスタ704がONするの
で、トランジスタ703および705がOFFする。こ
の結果、トランジスタ703および704の接続点の電
位が下降してトランジスタ720は導通する。これによ
ってトランジスタ706のゲートは高圧vPPによって
再び充電されるが、基準電圧Vrefよりも高くなると
前述のような回路動作が生じる。つまり、トランジスタ
706のゲート電圧が基準電圧Vrefよりも高くなる
と、トランジスタ720はトランジスタ703および7
04の接続点の電位上昇に伴ってOFFする。スイッチ
回路600からの高圧VPPはトランジスタ720f7
1ON10FF動作によって、基準電圧Vref程度の
一定電圧に降圧される。
[発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、データ消去時にメモリ
トランジスタのソースに印加される電圧が従来よりも小
さくなるので、データ消去時にメモリトランジスタのソ
ース付近で生じるバンド間トンネリングによって発生す
るリーク電流が軽減される。したがって、データ消去時
における消費電流が従来よりも大幅に軽減される。同時
に、データ消去時にメモリトランジスタのフローティン
グゲートおよびソース間にかかる電界の強さが従来より
も緩和されるので、過消去が起りにくくなる。このよう
な効果により、本発明にかかる一不揮発性半導体記憶装
置は、消費電流が少なく、かつ、過消去の危険性の少な
いデータ消去を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のフラッシュEEPROMの
主要部分の構成を示す概略ブロック図、第2図は本発明
の他の実施例のフラッシュEEFROMの構成を示す概
略ブロック図、第3図は第1図および第2図における降
圧回路の構成の一興体例を示す回路図、第4図は第3図
におけるコンパレータの具体的構成の一例を示す回路図
、第5図は第2図における消去電圧印加回路の具体的構
成例を示す回路図、第6図は第2図に示されるフラッシ
ュEEPROMの消去モードにおける動作を説明するた
めの動作フロー図、第7図は従来のフラッシュEEPR
OMの部分概略ブロック図、第8図は従来および実施例
におけるメモリセルの構造を示す断面図、第9図はメモ
リトランジスタ内の容量結合関係を示す等価回路図であ
る。 図において、1,1a、および1bはメモリアレイ、7
0,70a、および70bはYゲート、28.28a、
および28bはソース線、60゜60a、および60b
はローデコーダ、80,80a、および80bはコラム
デコーダ、100はアドレスバッファ、90は書込回路
、120.120a1および120bはセンスアンプ、
110は人出力バッファ、17aおよび17bはベリフ
ァイ/消去制御回路、18aおよび18bは消去電圧印
加回路、700は降圧回路である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 島4国 スイ′t+fi3%  600 J’1島6図 第9図 vG ノ ド 手 続 補 正 書(自発) 平成3年9月5日 事件の表示 平成2年特許願第158361、 発明の名称 不揮発性半導体記憶装置 3、補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数のメモリセルを備え、 前記メモリセルの各々は、アバランシェ崩壊を利用して
    データ書込を行ない、かつ、トンネル現象を利用してデ
    ータ消去を行なうことができる電界効果半導体素子を含
    み、 外部から与えられる所定の高電圧を降圧する手段と、 前記メモリセルの各々に記憶されたデータを消去するた
    め、前記メモリセルに前記降圧手段の出力を印加する手
    段とをさらに備えた、不揮発性半導体記憶装置。
JP2158361A 1990-06-15 1990-06-15 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH0447595A (ja)

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JPH0223597A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Hitachi Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JPH02137196A (ja) * 1988-11-17 1990-05-25 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体記憶装置

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