JPH09265788A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH09265788A
JPH09265788A JP7450896A JP7450896A JPH09265788A JP H09265788 A JPH09265788 A JP H09265788A JP 7450896 A JP7450896 A JP 7450896A JP 7450896 A JP7450896 A JP 7450896A JP H09265788 A JPH09265788 A JP H09265788A
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智之 太田
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典昭 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ消去時の消去時間を長くすることなく消
去電流をバンド間トンネル電流による範囲内に抑え、消
去動作によるメモリセルトランジスタの特性の劣化を抑
える。 【解決手段】ソース用電源回路3を、消去動作時、メモ
リセルトランジスタのソースに供給するソース電圧Vs
が所定の電位より低い範囲ではメモリセルトランジスタ
のソース電流をセル特性曲線のバンド間トンネル電流に
よる範囲内の比較的大きな電流に設定するPチャネル型
の第1のトランジスタQ1と、ソース電圧Vsが所定の
電位より高い範囲では、メモリセルトランジスタに供給
するソース電流を、ソース電圧Vsが高くなるに従っ
て、トランジスタQ1の特性による低下する電流より速
く低下するように設定するPチャネル型の第2のトラン
ジスタQ2とを含む回路とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体記憶
装置に関し、特に電気的に書込み,消去可能な不揮発性
半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フローティングゲートを有する電界効果
トランジスタは、このフローティングゲートに蓄積され
る電荷量に応じてそのしきい値電圧が変化するので、こ
のしきい値電圧の違いと情報のレベルとを対応させて情
報(データ)を不揮発に記憶する。
【0003】このように電界効果トランジスタの断面図
を図3(A)に示す。この電界効果トランジスタのしき
い値電圧は、初期状態において一般的には1〜2V程度
であるが、ソース12を0Vとし、ドレイン13に例え
ば12V程度、制御ゲート14に例えば6〜8V程度の
電圧を印加すると、フローティングゲート15に電子が
注入され、しきい値電圧が高くなる(書込み動作)。こ
のときしきい値電圧を、読出し動作時に制御ゲート14
に印加される電圧(例えば5V)より高くすると(例え
ば6V)、読出し動作時、この高いしきい値電圧をもつ
電界効果トランジスタには電流が流れないが、初期状態
の電界効果トランジスタには電流が流れるので、記憶し
ている情報を読出すことができる。
【0004】また、高いしきい値電圧をもつ電界効果ト
ランジスタの制御ゲート14を0Vとし、ドレイン13
をオープン状態としてソース12に例えば12V程度の
電圧を印加すると、フローティングゲート15から電子
が引き抜かれ、そのしきい値電圧を初期状態程度まで下
げることができる(消去動作)。
【0005】消去動作時の、ソース12に印加する電圧
(ソース電圧Vs)とソースに流れる電流(Is)との
関係(以下、セル特性という)を図3(B)に示す。
【0006】セル特性曲線CCは、ソース電圧Vsが所
定の電圧より低いときに発生するバンド間トンネル電流
による範囲(CCbt)と、所定の電圧より高いときに
発生するアバランシェブレークダウン電流による範囲
(CCab)とに分けることができる。何れの部分でも
絶縁膜16を介してソース電流が流れ、このとき絶縁膜
16にキャリアのトラップが生じてメモリセルの諸特性
(以下、単に特性という)が劣化することが知られてお
り、特にアバランシェブレークダウン電流が流れる場合
にその劣化が顕著となる。従って、通常、消去動作はバ
ンド間トンネル電流による範囲内で行ない劣化の進行を
抑えている。
【0007】このような電界効果トランジスタをメモリ
セルとして複数行,複数列のマトリクス状に配置したセ
ルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置の、消去動作
に関わる部分回路図を図4に示す。
【0008】この不揮発性半導体記憶装置は、メモリセ
ルを形成する電界効果トランジスタ(以下メモリセルト
ランジスタという)MTを複数行,複数列のマトリクス
状に配置したセルアレイ1と、このセルアレイ1のメモ
リセルトランジスタMTの複数行それぞれと対応して設
けられ対応する行のメモリセルトランジスタMTの制御
ゲートと接続する複数のワード線WLと、セルアレイの
メモリセルトランジスタMTの複数列それぞれと対応し
て設けられ対応する列のメモリセルトランジスタMTの
ドレインと接続する複数のディジット線DLと、書込み
動作時及び読出し動作時にはアドレス信号ADに従って
複数のワード線WLのうちの1本を選択して所定のレベ
ルとし消去制御信号ERがアクティブレベルの消去動作
時には複数のワード線WL全てを接地電位レベル(0
V)とする行選択回路2と、書込み動作時及び読出し動
作時にはセルアレイ1のメモリセルトランジスタMT全
てのソースを接地電位(0V)とし消去動作時にはセル
アレイ1のメモリセルトランジスタMT全てのソースに
所定のソース電圧Vsを供給するソース用電源回路3x
とを有する構成となっている。
【0009】なお、消去動作時、ディジット線DL全て
は書込み回路,読出し回路等(図示省略)と切り離さ
れ、開放(オープン)状態となっている。
【0010】消去動作時には、ディジット線DL全て、
従ってメモリセルトランジスタMT全てのドレインが開
放状態となるほか、ワード線WL全て、従ってメモリセ
ルトランジスタMT全ての制御ゲートが接地電位レベル
となり、またメモリセルトランジスタMT全てのソース
にソース用電源回路3xからソース電圧Vsが印加さ
れ、メモリセルトランジスタMT全てが一括消去され
る。
【0011】図5(A),(B)はソース用電源回路3
xの具体的な回路例を示す回路図である。
【0012】図5(A)は最も一般的で基本的な回路例
である。
【0013】この回路は、書込み・消去用電圧Vppの
受電端と接地電位点との間に、ゲートに消去制御信号
A,Bを受けるPチャネル型のトランジスタQ5とNチ
ャネル型のトランジスタQ6とが直列接続され、この直
列接続点からソース電圧Vsを出力する構成となってい
る。
【0014】この回路において、消去制御信号A,Bが
低レベルのアクティブレベルになると、トランジスタQ
6はオフ、トランジスタQ5はオンとなって、書込み・
消去用電圧Vppレベルのソース電圧Vsが出力され、
メモリセルトランジスタMT全てのソースに供給され
る。
【0015】この回路では、トランジスタQ5の特性に
よってメモリセルトランジスタMTのソースに供給され
るソース電圧Vs及びソース電流(Is)を、セル消去
特性のバンド間トンネル電流による範囲になるように設
定,制御しているが、製造プロセスのばらつきやフロー
ティングゲートに蓄積される電荷量等によってアバラン
シェブレークダウン電流が流れる範囲まで移行すること
があり、メモリセルトランジスタMTの特性の劣化速度
が速められる。
【0016】そこで、図5(B)に示されたように、ソ
ース電流Isを制限するトランジスタQ7を設け、ソー
ス電流(Is)がアバランシェブレークダウン電流の領
域に入らないようにする方法が提案されている(例え
ば、特開平5−182483号公報参照)。
【0017】この回路は、図5(A)の回路のソース電
圧Vs出力端とトランジスタQ5のドレインとの間に、
ドレインをトランジスタQ5のドレインと接続しソース
及びゲートをソース電圧Vs出力端及びトランジスタQ
6のドレインと接続するディスプレッション型Nチャネ
ル型のトランジスタQ7を設けた構成となっている。
【0018】このトランジィスタQ7を設けることによ
り、図6に示された特性図のように、トランジスタQ5
の特性だけで制限していたときにはアバランシェブレー
クダウン電流が流れるような電流範囲にあったものを
(図6の上側の破線)、トランジスタQ7の特性(Is
一定の実線及び破線)により、バンド間トンネル電流に
よる範囲に抑えることができ、メモリセルトランジスタ
MTの特性の劣化の進行速度を抑えることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の不揮発
性半導体記憶装置は、ソース用電源回路3xを図5
(B)に示すような回路としてそのトランジスタQ7に
より消去(ソース)電流(Is)をセル特性(CC)の
バンド間トンネル電流による範囲(CCbt)に抑え、
メモリセルトランジスタMTの特性の劣化の進行速度を
抑えているものの、次に示すような問題点がある。
【0020】メモリセルトランジスタMTの消去動作
は、フローティングゲート中の電子をソースに引き抜く
ことで行うが、このとき、フローティングゲート中の電
荷量によって、セル特性は変化する。図7に示すよう
に、消去が進んで行くとセル特性曲線は、CC−1から
CC−2、CC−2からCC−3へと低下して行く。従
って、常にメモリセルトランジスタMTのソースにアバ
ランシェブレークダウン電流が流れないようにするため
には、トランジスタQ7の特性を、ソース電流(Is)
が低電流となるように設定する必要があり、ソース電流
を低電流に抑えるとメモリセルトランジスタMTの消去
時間が長くなる。
【0021】本発明の目的は、消去時間を長くすること
なくバンド間トンネル電流による範囲で消去動作を行う
ことができ、消去動作によりメモリセルトランジスタの
特性が劣化するのを抑えることができる不揮発性半導体
記憶装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、電気的にしきい値電圧を変化させることで
データの書込み,消去が可能なメモリセルトランジスタ
を複数行,複数列に配置したセルアレイと、このセルア
レイのメモリセルトランジスタの複数行それぞれと対応
して設けられ対応する行のメモリセルトランジスタの制
御ゲートと接続する複数のワード線と、前記セルアレイ
のメモリセルトランジスタの複数列それぞれと対応して
設けられ対応する列のメモリセルトランジスタのドレイ
ンと接続する複数のディジット線と、前記セルアレイの
複数行,複数列のメモリセルトランジスタのソースと接
続するソース線と、消去動作時に前記ソース線に所定の
レベルのソース電圧を供給するソース用電源回路とを備
え、消去動作時、前記ソース電圧により前記セルアレイ
の複数行,複数列のメモリセルトランジスタのデータを
消去する不揮発性半導体記憶装置において、前記ソース
用電源回路を、消去動作時、前記ソース電圧が所定の電
位より低い範囲では前記ソース線に供給する電流を所定
の値に設定するPチャネル型の第1のトランジスタと、
前記ソース電圧が前記所定の電位より高い範囲では前記
ソース線に供給する電流を前記ソース電圧が高くなるに
従って、前記第1のトランジスタの特性により低下する
電流より速く低下するように設定するPチャネル型の第
2のトランジスタとを含む回路として構成される。
【0023】また、ソース用電源回路を、ソースに所定
のレベルの電源電圧を受けゲートに消去制御信号を受け
るPチャネル型の第1のトランジスタと、ソースを前記
第1のトランジスタのドレインと接続しゲート及びドレ
インをソース電圧の出力端と接続するPチャネル型の第
2のトランジスタと、ソースを接地電位点と接続しゲー
トに前記消去制御信号を受けドレインを前記ソース電圧
の出力端と接続するNチャネル型のトランジスタとを含
む回路として構成される。
【0024】更に、また、ソース用電源回路を、ソース
に所定のレベルの電源電圧を受けゲートに消去制御信号
を受けるPチャネル型の第1のトランジスタと、ソース
を前記第1のトランジスタのドレインと接続しドレイン
をソース電圧の出力端と接続するPチャネル型の第2の
トランジスタと、ソースを前記ソース電圧の出力端と接
続しゲート及びドレインを前記第2のトランジスタのゲ
ートと接続するPチャネル型の第3のトランジスタと、
一端をこの第3のトランジスタのゲート及びドレインと
接続し他端を接地電位点と接続する抵抗と、ソースを接
地電位点と接続しゲートに前記消去制御信号を受けドレ
インを前記ソース電圧の出力端と接続するNチャネル型
のトランジスタとを含む回路として構成される。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0026】図1(A),(B)は本発明の第1の実施
の形態のソース用電源回路の具体的な回路を示す回路図
及びこのソース用電源回路の負荷特性をセル特性と共に
示した特性図である。
【0027】この第1の実施の形態が図4,図5(B)
及び図6に示された従来の不揮発性半導体記憶装置と相
違する点は、図4,図5(B)に示されたソース用電源
回路3xに代えて、ソースに書込み・消去用電圧Vpp
を受けゲートに消去制御信号Aを受けるPチャネル型の
第1のトランジスタQ1と、ソースをトランジスタQ1
のドレインと接続しゲート及びドレインをソース電圧V
sの出力端と接続するPチャネル型の第2のトランジス
タQ2と、ソースを接地電位点と接続しゲートに消去制
御信号Bを受けドレインをソース電圧Vsの出力端と接
続するNチャネル型のトランジスタQ3とを含み、消去
制御信号A,Bがアクティブレベル(低レベル)の消去
動作時に、ソース電圧Vsが所定の電位より低い範囲で
は、トランジスタQ1の特性によりメモリセルトランジ
スタMTのソースに供給する電流(Is)を所定の値の
ほぼ一定値に設定し、ソース電圧Vsが上記所定の電位
より高い範囲では、メモリセルトランジスタMTのソー
スに供給する電流をソース電圧Vsが高くなるに従っ
て、トランジスタQ1の特性により低下する電流よりも
速く低下するようにトランジスタQ2の特性によって設
定するようにしたソース用電源回路3を設けた点にあ
る。
【0028】なお、図1(A)にはソース用電源回路3
のみが示されており、図4に示されているセルアレイ
1,行選択回路2,ワード線WL及びディジット線DL
等は省略されている。
【0029】次にこの第1の実施の形態の消去動作につ
いて説明する。
【0030】消去制御信号A,Bが低レベルのアクティ
ブレベルになると消去動作となり、トランジスタQ1が
オン、トランジスタQ3がオフとなり、トランジスタQ
2はゲート及びドレインが共にソース電圧Vsの出力端
と接続しているため、トランジスタQ1,Q2を通して
ソース電圧Vs及びソース電流(Is)がメモリセルト
ランジスタMTのソースに供給される。
【0031】ここで、トランジスタQ2によってソース
電流(Is)が制限されないものとすると、ソース電圧
Vsとソース電流(Is)との関係は、ソース電圧Vs
が低い間はソース電流(Is)がほぼ一定で(実線部
分)、ソース電圧Vsが高くなるとソース電流(Is)
は低下し書込み・消去電圧Vppになると“0”となる
(破線部分)特性を示す。一方、トランジスタQ1によ
ってソース電流(Is)が制限されないものとすると、
ソース電圧Vsとソース電流(Is)との関係は、ソー
ス電圧Vsを書込み・消去用電圧Vppから順次低下さ
せて行くと、ソース電圧が書込み・消去用電圧Vppに
対してトランジスタQ2のしきい値電圧Vtp分だけ低
くなって点からソース電流(Is)が流れはじめ、ソー
ス電圧Vsが低くなるに従ってソース電流(Is)は増
大して行く(実線部分からその延長線上の破線部分)。
【0032】従って、これらトランジスタQ1,Q2を
合わせたときのソース電圧Vsとソース電流(Is)と
の関係は、トランジスタQ1のみによる特性曲線とトラ
ンジスタQ2のみによる特性曲線とが交差する電位より
低いソース電圧Vsの範囲ではトランジスタQ1の特性
で定まるほぼ一定のソース電流(Is)となり、この交
差する電位より高いソース電圧Vsの範囲ではトランジ
スタQ2の特性で定まる、ソース電圧Vsが高くなるに
従って、トランジスタQ1の特性による電流低下より速
く低下するソース電流(Is)となる図1(B)の実線
部分の負荷特性曲線LCとなる。
【0033】このような負荷特性をもつソース用電源回
路3によってメモリセルトランジスタMTのソースにソ
ース電圧Vs及びソース電流(Is)を供給することに
より、メモリセルトランジスタMTのデータの消去動作
(消去)の初期段階ではセル特性曲線CC−1のバンド
間トンネル電流による範囲内の比較的大きい値の電流I
sでデータの消去を行うことができ、メモリセルトラン
ジスタMTのデータの消去が進んでセル特性曲線がCC
−2,CC−3への変化するとトランジスタQ2によっ
てソース電流(Is)を低くしてこれらセル特性曲線C
C−2,CC−3のバンド間トンネル電流による範囲内
に設定することができるので、消去時間を殆ど長くする
ことなく(従って消去速度をあまり低下させることな
く)、バンド間トンネル電流による範囲内でデータの消
去ができ、メモリセルトランジスタMTの特性が劣化す
るのを抑えることができる。
【0034】図2(A),(B)は本発明の第2の実施
の形態のソース用電源回路の具体的な回路を示す回路図
及びこのソース用電源回路の負荷特性をセル特性と共に
示した特性図である。
【0035】この第2の実施の形態のソース用電源回路
3aが第1の実施の形態のソース用電源回路3と相違す
る点は、トランジスタQ2のゲートをそのドレイン及び
ソース電圧Vsの出力端と切り離し、ソースをソース電
圧Vsの出力端と接続しゲート及びドレインをトランジ
スタQ2のゲートと接続するPチャネル型の第3のトラ
ンジスタQ4と、トランジスタQ2のゲートと接地電位
点との間に接続された抵抗R1とを設けた点にある。
【0036】このように、トランジスタQ4と抵抗R1
とを設けることにより、トランジスタQ2のゲートに
は、その(Q2の)ソースの電圧に対しトランジスタQ
4のしきい値電圧分だけ低い電圧を供給することができ
る。ここで、Pチャネル型のトランジスタQ1,Q2,
Q4は通常、同一プロセスで形成されるので、これらト
ランジスタのしきい値電圧をほぼ同一値にすることがで
き、かつプロセスによるしきい値電圧の変動も同一方向
となるので、トランジスタQ2による負荷特性(実際に
はトランジスタQ4によるゲート電圧の制御も含まれて
いるので、Q2,Q4による負荷特性)はトランジスタ
Q2のしきい値電圧に依存することはなく、かつプロセ
スによる変動を含まない安定した特性とすることができ
る。従って安定した消去特性を得ることができる。
【0037】なお、これら実施の形態において、ソース
用電源回路3,3aのPチャネルトランジスタQ1,Q
2の基板はトランジスタQ1のソース、すなわち書込み
・消去用電圧Vppの受電端と接続し、ソース用電源回
路3aのPチャネル型のトランジスタQ4の基板は自身
(Q4)のソースと接続している。消去動作時にはトラ
ンジスタQ1の電圧降下は殆んどないので、トランジス
タQ2のソースは書込み・消去用電圧Vppとほぼ等し
く、トランジスタQ2の基板も実質的には自身(Q2)
のソースと接続されているのと等価である。
【0038】ソース用電源回路3,3aにおいては、消
去動作時のソース電圧Vs等が時間の経過と共に変動す
るので、このように各トランジスタQ1,Q2,Q4の
基板をそれぞれのソースと接続することにより、ソース
電圧Vs等の変動によるこれらトランジスタのしきい値
電圧の変動(バックゲート効果)を抑え、安定した負荷
特性を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ソース用
電源回路を、消去動作時、メモリセルトランジスタのソ
ースに供給するソース電圧が所定の電位より低い範囲で
はメモリセルトランジスタのソース電流を所定の値に設
定するPチャネル型の第1のトランジスタと、上記ソー
ス電圧が所定の電位より高い範囲ではメモリセルトラン
ジスタのソース電流を、上記ソース電圧が高くなるに従
って、第1のトランジスタの特性により低下する電流よ
り速く低下するように設定するPチャネル型の第2のト
ランジスタとを含む回路とすることにより、データの消
去動作の初期段階では第1のトランジスタで設定された
セル特性曲線のバンド間トンネル電流による範囲内の比
較的大きな電流でデータの消去を行うことができ、デー
タの消去が進んでセル特性曲線が変化しても第2のトラ
ンジスタによりバンド間トンネル電流による範囲内に設
定できてアバランシェブレークダウン電流が流れないよ
うにすることができるので、消去時間を殆んど長くする
ことなく消去動作によりメモリセルトランジスタの特性
が劣化するのを抑えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のソース用電源回路
の回路図及びこの第1の実施の形態の動作及び効果を説
明するための特性図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のソース用電源回路
の回路図及びこの第2の実施の形態の動作及び効果を説
明するための特性図である。
【図3】不揮発性半導体記憶装置に使用されるメモリセ
ルトランジスタの構造を示す断面図及びセル特性図であ
る。
【図4】従来の不揮発性半導体記憶装置の一例の構成を
示す回路図である。
【図5】図4に示された不揮発性半導体記憶装置のソー
ス用電源回路の具体的な回路例を示す回路図である。
【図6】図4及び図5に示された不揮発性半導体記憶装
置の動作を説明するための特性図である。
【図7】図4〜図6に示された不揮発性半導体記憶装置
の課題を説明するための特性図である。
【符号の説明】
1 セルアレイ 2 行選択回路 3,3a,3x ソース用電源回路 DL ディジット線 MT メモリセルトランジスタ Q1〜Q6 トランジスタ R1 抵抗 WL ワード線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にしきい値電圧を変化させること
    でデータの書込み,消去が可能なメモリセルトランジス
    タを複数行,複数列に配置したセルアレイと、このセル
    アレイのメモリセルトランジスタの複数行それぞれと対
    応して設けられ対応する行のメモリセルトランジスタの
    制御ゲートと接続する複数のワード線と、前記セルアレ
    イのメモリセルトランジスタの複数列それぞれと対応し
    て設けられ対応する列のメモリセルトランジスタのドレ
    インと接続する複数のディジット線と、前記セルアレイ
    の複数行,複数列のメモリセルトランジスタのソースと
    接続するソース線と、消去動作時に前記ソース線に所定
    のレベルのソース電圧を供給するソース用電源回路とを
    備え、消去動作時、前記ソース電圧により前記セルアレ
    イの複数行,複数列のメモリセルトランジスタのデータ
    を消去する不揮発性半導体記憶装置において、前記ソー
    ス用電源回路を、消去動作時、前記ソース電圧が所定の
    電位より低い範囲では前記ソース線に供給する電流を所
    定の値に設定するPチャネル型の第1のトランジスタ
    と、前記ソース電圧が前記所定の電位より高い範囲では
    前記ソース線に供給する電流を前記ソース電圧が高くな
    るに従って、前記第1のトランジスタの特性により低下
    する電流より速く低下するように設定するPチャネル型
    の第2のトランジスタとを含む回路としたことを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 ソース用電源回路を、ソースに所定のレ
    ベルの電源電圧を受けゲートに消去制御信号を受けるP
    チャネル型の第1のトランジスタと、ソースを前記第1
    のトランジスタのドレインと接続しゲート及びドレイン
    をソース電圧の出力端と接続するPチャネル型の第2の
    トランジスタと、ソースを接地電位点と接続しゲートに
    前記消去制御信号を受けドレインを前記ソース電圧の出
    力端と接続するNチャネル型のトランジスタとを含む回
    路とした請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 ソース用電源回路を、ソースに所定のレ
    ベルの電源電圧を受けゲートに消去制御信号を受けるP
    チャネル型の第1のトランジスタと、ソースを前記第1
    のトランジスタのドレインと接続しドレインをソース電
    圧の出力端と接続するPチャネル型の第2のトランジス
    タと、ソースを前記ソース電圧の出力端と接続しゲート
    及びドレインを前記第2のトランジスタのゲートと接続
    するPチャネル型の第3のトランジスタと、一端をこの
    第3のトランジスタのゲート及びドレインと接続し他端
    を接地電位点と接続する抵抗と、ソースを接地電位点と
    接続しゲートに前記消去制御信号を受けドレインを前記
    ソース電圧の出力端と接続するNチャネル型のトランジ
    スタとを含む回路とした請求項1記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 Pチャネル型の第1,第2のトランジス
    タの基板それぞれをこれらトランジスタ自身のソース及
    び電源電圧の供給端のうちの一方と接続するようにした
    請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 Pチャネル型の第1,第2のトランジス
    タの基板それぞれをこれらトランジスタ自身のソース及
    び電源電圧の供給端のうちの一方と接続し、Pチャネル
    型の第3のトランジスタの基板をこの第3のトランジス
    タのソースと接続するようにした請求項3記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
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