JP3448365B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP3448365B2
JP3448365B2 JP22444994A JP22444994A JP3448365B2 JP 3448365 B2 JP3448365 B2 JP 3448365B2 JP 22444994 A JP22444994 A JP 22444994A JP 22444994 A JP22444994 A JP 22444994A JP 3448365 B2 JP3448365 B2 JP 3448365B2
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    • G11C16/10Programming or data input circuits
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    • G11C16/16Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits for erasing blocks, e.g. arrays, words, groups

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置に関し、特に、ブロック単位でデータの消去を行なう
不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気的に書換可能な不揮発性半導体記憶
装置の1つとしてフラッシュメモリがある。フラッシュ
メモリは、バイト単位での書換えはできないが、チップ
一括(全ビット同時)消去またはブロック(チップを複
数のブロックに分割しその中の1つのブロック)消去が
可能である。また、フラッシュメモリは、1つのメモリ
トランジスタにより1ビットを構成することができるた
め、安価な不揮発性半導体記憶装置となり得る。
【0003】以下、上記に説明した従来の不揮発性半導
体記憶装置であるフラッシュメモリについて図面を参照
しながら説明する。図17は、フラッシュメモリのメモ
リトランジスタの構造を示す図である。
【0004】図17を参照して、メモリトランジスタ
は、P型基板1、ドレインまたはソースとなるN+ 拡散
層2、3、コントロールゲート4、フローティングゲー
ト5、絶縁膜6、7を含む。
【0005】N+ 拡散層2は、ドレインとして用いら
れ、N+ 拡散層3はソースとして用いられる。ドレイン
2は、メモリセルアレイ内ではビット線と接続される。
ソース3はソース線に接続される。コントロールゲート
4はワード線と接続される。フローティングゲート5は
書込動作時に電子を捕獲し、電源をオフしても書込後の
状態を保持する。また、フローティングゲート5は消去
時には電子を放出する。絶縁膜6は、フローティングゲ
ート−基板間の絶縁膜であり、トンネル酸化膜と呼ばれ
る。これは、消去時、トンネル現象を用いて、フローテ
ィングゲート5内の電子をドレイン2またはソース3に
放出するためである。絶縁膜7は、ゲート−フローティ
ングゲート間の絶縁膜であり、通常、200Å程度の酸
化膜で形成される。
【0006】次に、メモリトランジスタのゲート電圧と
ドレイン電流の関係について説明する。図17に示すよ
うに、ドレイン2、ソース3、コントロールゲート4に
印加する電圧をそれぞれVD 、VS 、VG とし、ドレイ
ン2とソース3間に流れる電流をID とする。図18
は、メモリトランジスタのVG −ID 特性を示す図であ
る。
【0007】メモリトランジスタに書込を行なう場合、
ドレイン2およびコントロールゲート4に正の高電圧を
与え、ソース3には接地電位を与える。このとき、ドレ
イン2とソース3間にチャネルが形成され、電流が流れ
るとともにドレイン2の空乏層内でホットエレクトロン
が発生する。また、コントロールゲート4に加えた正の
電圧により発生する電界により、フローティングゲート
5にホットエレクトロンが引張られ捕獲される。フロー
ティングゲート5内に捕獲された電子により、書込後の
メモリトランジスタのしきい値Vthは高い方へシフト
し、図17に示すVthP となる。
【0008】一方、メモリトランジスタを消去する場
合、ソース3に正の高電圧を与える。このとき、コント
ロールゲート4は接地電位を受け、ドレイン2をフロー
ティング状態にすると、ソース3とフローティング5間
の電界によるトンネル現象により、フローティングゲー
ト5に捕獲された電子は、ソース3に放出され、消去後
のメモリトランジスタのしきい値Vthは、低い方へシフ
トし、図18に示すようにVthE となる。上記のよう
に、フラッシュメモリは、メモリトランジスタのしきい
値Vthの状態の変化に対応してデータの書込または消去
を行なうことが可能となる。
【0009】次に、上記のようなメモリトランジスタを
具備する従来のフラッシュメモリについて詳細に説明す
る。図19は、従来のフラッシュメモリの構成を示すブ
ロック図である。
【0010】図19を参照して、フラッシュメモリは、
ロウアドレスバッファRAB、ロウデコーダRD、コラ
ムアドレスバッファCAB、コラムデコーダCD、メモ
リアレイブロックMB0〜MB7、消去回路EE0a〜
EE7a、EE0b〜EE7b、コラムゲートCG0a
〜CG7a、CG0b〜CG7b、センスアンプSA0
a〜SA7a、SA0b〜SA7b、次パルス制御回路
NC0a〜NC7a、NC0b〜NC7b、出力切換回
路OS0〜OS7、入出力バッファIOB0〜IOB7
を含む。
【0011】メモリセルアレイブロックMB0〜MB7
は、1Mビットのメモリセルを1K×1K(1K=10
24ビット)のアレイ状に配置し、ワード線およびビッ
ト線をそれぞれ1K本有している。メモリセルアレイブ
ロックMB0〜MB7は、入出力データD0〜D7にそ
れぞれ対応している。メモリセルアレイブロックMB0
〜MB7の各々は、たとえば、2つのブロックに分割さ
れ、メモリセルアレイブロックMB0は、ブロックB0
aおよびB0bに分割されている。ブロックB0a〜B
7a、B0b〜B7bの各々に対応して、消去回路EE
0a〜EE7a、EE0b〜EE7b、コラムゲートC
G0a〜CG7a、CG0b〜CG7b、センスアンプ
SA0a〜SA7a、SA0b〜SA7b、次パルス制
御回路NC0a〜NC7a、NC0b〜NC7bがそれ
ぞれ設けられている。また、入出力データD0〜D7に
対応して入出力バッファIOB0〜IOB7、出力切換
回路OS0〜OS7がそれぞれ設けられている。
【0012】アドレス信号は17本あり、アドレス信号
A0〜A7の10本がロウアドレスバッファRABを介
してロウデコーダRDに入力され、ロウデコーダRDの
出力により複数のワード線の中から1つのワード線WL
だけが選択状態となる。残り7本のアドレス信号A10
〜A16は、コラムアドレスバッファCABを介してコ
ラムデコーダCDへ入力され、コラムデコーダCDの出
力により入出力データD0〜D7に対応して複数のコラ
ムゲートCG0a〜CG7a、CG0b〜CG7bの中
から1つのコラムゲートが導通状態となり、導通状態と
なったコラムゲートに対応したビット線が選択される。
【0013】書込時、8ビットの入力データD0〜D7
が入出力バッファIOB0〜IOB7を介して書込回路
とてしの機能を有するセンスアンプSA0a〜SA7
a、SA0b〜SA7bに入力され、入力データに応じ
て選択されたメモリセルにデータが書込まれる。つま
り、書込みたいメモリセルのビット線の電位を高電圧に
し、書込みたくないメモリセルのビット線を低電圧たと
えば接地電位にすることにより所望のデータを書込むこ
とが可能となる。このとき、選択されたワード線の電位
は高電圧にされ、非選択のワード線の電位は接地電位に
設定される。この結果、書込前すなわち消去後は“1”
のデータが記憶され、書込後は“0”のデータが記憶さ
れる。
【0014】読出時は、書込時と同様に、1つのワード
線と各データD0〜D7に対して1つのビット線が選択
される。選択されたワード線の電圧は、読出用電源電圧
CC(通常5V)となり、センスアンプSA0a〜SA
7a、SA0b〜SA7bのうち対応するセンスアンプ
が動作状態になる。図18を用いて説明したように、ワ
ード線がVCCつまりVG =VCCのとき、消去状態のメモ
リセルのしきい値Vthは、VthE<VCCとなり、ドレイ
ン電流ID が流れる。また、書込状態のメモリセルのし
きい値Vthは、VthP>VCCとなり、ドレイン電流ID
は流れない。したがって、センスアンプSA0a〜SA
7a、SA0b〜SA7bがドレイン電流ID が流れる
か否かを検知し、検知結果が出力切換回路OS0〜OS
7を介して入出力バッファIOB0〜IOB7へ出力さ
れ、出力データD0〜D7が出力される。
【0015】消去時、消去回路EE0a〜EE7a、E
E0b〜EE7bを介してメモリセルのソースに高電圧
を印加する。消去回路は、入出力データごとに複数個、
この例では2個具備されており、同様に、コラムゲー
ト、センスアンプが具備されている。また、センスアン
プの各々には次パルス制御回路が接続されており、次パ
ルス制御回路の出力信号N0a〜N7a、N0b〜N7
bが対応する消去回路にフィードバックされている。各
センスアンプの出力S0a〜S7a、S0b〜S7b
は、対応する出力切換回路へ入力され、出力切換回路の
出力は入出力バッファ2に入力される。消去命令が実行
されると、第1回目の消去が行なわれ、その後に消去で
きたか否かのチェックを行なう消去ベリファイモードに
入る。このとき、各データごとに具備されたすべてのセ
ンスアンプSAia、SAib(i=0〜7)が活性化
され、コラムゲートCGia、CGibも選択され、そ
れぞれ対応するメモリセルからデータが読出される。つ
まり、選択されたワード線1本に対して消去回路に対応
したコラムゲートが選択されるようになっている。この
例では、2個のコラムゲートが選択され、それぞれのメ
モリセルのデータが対応するセンスアンプを介して読出
され、対応する次パルス制御回路に入力される。
【0016】次に、次パルス制御回路についてさらに詳
細に説明する。図20は、図19に示す次パルス制御回
路の構成を示す回路図である。図20を参照して、次パ
ルス制御回路は、NOR回路G101、G102を含
む。
【0017】NOR回路G101の出力端はNOR回路
G102の一方の入力端と接続され、NOR回路G10
2の出力端はNOR回路101の一方の出力端と接続さ
れる。NOR回路G101の他方の入力端にはセンスア
ンプ出力信号Siが入力され、OR回路G102の入力
端には消去ベリファイスタート信号EBSSが入力され
る。上記の構成により、NOR回路G101およびG1
02はフリップフロップ回路を構成している。消去ベリ
ファイスタート信号EBSSは、消去ベリファイスター
ト時に出力される“H”レベルのワンショットパルスで
あり、センスアンプ出力信号Siは、メモリセルを構成
するトランジスタのデータが“1”のとき“H”レベル
となり、“0”のとき“L”レベルとなる信号である。
【0018】消去ベリファイが開始されると、消去ベリ
ファイスタート信号EBSSが“H”レベルで入力さ
れ、フリップフロップ回路の出力Niは“L”レベルに
固定される。次に、この状態で、メモリセルのデータに
応じてセンスアンプから出力されるセンスアンプ出力信
号Siが入力される。たとえば、メモリセルのデータが
“0”つまり未だ消去されていない状態であるとする
と、出力Niは変化せず、未消去ということになり、次
の消去時には、消去回路が活性化され、消去動作が実行
される。一方、メモリセルのデータが“1”つまり消去
が完了したと判断されると、出力Niは“H”レベルと
なり、次の消去時には消去回路は非活性状態となり、消
去動作は行なわれない。つまり、消去回路は、次パルス
制御回路の出力Niに応じて、活性または非活性とな
る。
【0019】次に、出力切換回路についてさらに詳細に
説明する。図21は、図19に示す出力切換回路の構成
を示す回路図である。図21を参照して、出力切換回路
は、NAND回路G103、インバータG104、PM
OSトランジスタQ101、Q102、NMOSトラン
ジスタQ103、Q104を含む。
【0020】センスアンプ出力信号Sib、たとえば、
センスアンプSA0bの出力信号S0b、およびセンス
アンプ出力信号Sia、たとえば、センスアンプSA0
aの出力信号S0aは、トランジスタQ101およびQ
103で構成されるトランスミッションゲートへ入力さ
れる。トランジスタQ101のゲートには制御信号EV
が入力され、トランジスタQ103のゲートには制御信
号/EVが入力される。ここで、制御信号EVとは、消
去ベリファイ時に“H”レベルになり、その他のときに
は“L”レベルになる信号であり、制御信号/EVはそ
の反転信号である(以下、“/”は反転信号を示す)。
センスアンプ出力信号SibおよびSiaはNAND回
路G103へ入力される。NAND回路G103はイン
バータG104と接続される。インバータG104は、
トランジスタQ102およびQ104で構成されるトラ
ンスミッションゲートに接続される。トランジスタQ1
02のゲートには制御信号/EVが入力され、トランジ
スタQ104のゲートには制御信号EVが入力される。
トランジスタQ101およびQ103から構成されるト
ランスミッションゲートおよびトランジスタQ102お
よびQ104から構成されるトランスミッションゲート
から出力信号Oiが出力される。
【0021】上記の構成により、各入出力データD0〜
D7に複数(この例では2個)あるセンスアンプの出力
信号は、それぞれ対応する次パルス制御回路へ入力され
ると同時に、対応する1つの出力切換回路へ入力され
る。消去ベリファイ時、制御信号EVが“H”レベルに
あり、制御信号/EVが“L”にあるので、トランジス
タQ102およびQ104で構成されるトランスミッシ
ョンゲートがオンし、NAND回路G103から出力さ
れた信号がインバータG104を介して出力バッファへ
入力される。すなわち、複数のセンスアンプの出力がと
もに“H”レベル(消去されたと判断された場合)のと
きにのみ出力信号Oiが“H”レベルとなり、消去され
たことがわかる。一方、複数個のセンスアンプのうち1
つでも“L”レベル(未消去と判断された場合)であれ
ば、出力信号iは“L”レベルで出力され、チップ全体
では結局未消去の状態となり、次の消去動作が行なわれ
る。ここで、次パルス制御回路において、各センスアン
プの出力は各々別個に判定されており、消去されたと判
定されたメモリセルに接続されている消去回路は活性化
されず、余分な消去は行なわれていない。
【0022】フラッシュメモリには、上述した消去手順
を外部からコントロールする方式と、すべての動作をチ
ップ内部でコントロールするオートチップ消去方式とい
う2の方式がある。すなわち、オートチップ消去方式で
は、消去→消去ベリファイ→消去…という処理が順次チ
ップ内部で行なわれ、全アドレスに対して消去ベリファ
イがパスするまで上記動作が行なわれる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のフ
ラッシュメモリは構成されているので、消去ベリファイ
時、消去回路ごとに消去されたか否かを判定し、1つの
消去回路でも未消去のものがあれば、消去ベリファイを
中止し、再び消去動作を行なっていた。次に、消去後、
消去ベリファイを行ない、消去できたと判定された後に
次のアドレスに進むため、他の消去回路につながったメ
モリセルに未消去のものがあってもこの時点では見つけ
ることができず、そのアドレスにきたときに未消去と判
定され、ようやく消去パルスが印加されるようになって
いた。したがって、未消去のメモリセルのアドレスが異
なるたびに、該当する消去回路のみを用いて消去するの
で、トータルの消去時間が長くなるという問題点があっ
た。
【0024】本発明は上記課題を解決するためのもので
あって、消去時間を短縮することができる不揮発性半導
体記憶装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の不揮発
性半導体記憶装置は、入出力データごとに対応して設け
られたメモリセルアレイブロックを含む不揮発性半導体
記憶装置であって、メモリセルアレイブロックは、複数
のブロックに分割され、上記不揮発性半導体記憶装置
は、消去パルスを出力する消去パルス出力手段と、消去
パルスの数をカウントし、消去パルスの数が消去動作に
使用される高電圧の値に応じて予め設定された初期消去
上限値になったとき、消去ベリファイ動作の許可を指令
するための消去ベリファイイネーブル信号を出力するカ
ウント手段と、消去ベリファイイネーブル信号に応じ
て、消去ベリファイ信号を出力する消去ベリファイ信号
出力手段と、複数のブロックごとに対応して設けられ、
消去ベリファイ信号に応答して、対応するブロック内の
データに対して消去ベリファイを行なう複数の消去ベリ
ファイ手段と、複数のブロックごとに対応して設けら
れ、消去パルスに応じて、対応するブロック内のデータ
を消去する複数の消去手段とを含む。
【0026】請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
え、上記カウント手段は、直列に接続された複数の分周
カウンタを含み、上記カウント手段は、消去パルスを順
次分周し、消去ベリファイイネーブル信号を出力する。
【0027】請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
え、さらに、消去ベリファイイネーブル信号が消去ベリ
ファイ動作の許可を指令していないとき、消去パルスに
応答して消去パルス制御信号を出力し、消去ベリファイ
イネーブル信号が消去ベリファイ動作の許可を指令して
いるとき、消去ベリファイ手段のベリファイ結果に応じ
て消去パルス制御信号を出力する消去パルス制御手段を
含み、上記消去パルス出力手段は、消去パルス制御信号
に応答して消去パルスを出力する。
【0028】請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
え、上記カウント手段は、外部から装置内部に供給され
る高電圧のレベルに応じて、初期消去上限値を可変す
る。
【0029】請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置
は、データを記憶するための複数の不揮発性メモリセル
を含むメモリセルアレイと、消去パルスを出力する消去
パルス出力回路と、消去パルスの数が初期消去上限値に
なったとき、消去ベリファイ動作の許可を指令するため
の消去ベリファイイネーブル信号を出力するカウント手
段と、消去ベリファイイネーブル信号に応じて消去ベリ
ファイ信号を出力する消去ベリファイ信号出力手段と、
メモリセルアレイ内のデータに対して消去ベリファイを
行なう消去ベリファイ手段と、消去パルスに応じてメモ
リセルアレイ内のデータを消去する消去手段とを含み、
上記カウント手段は、外部から装置内部に供給され消去
動作に用いられる高電圧のレベルに応じて初期消去上限
値を可変する。
【0030】請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
え、上記カウント手段は、直列に接続された複数の分周
カウンタと、高電圧のレベルを検出するレベル検出手段
と、レベル検出手段の検出値に応じて、複数の分周カウ
ンタの中から所定の分周カウンタの出力を消去ベリファ
イイネーブル信号として出力する出力手段とを含む。
【0031】請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置
は、入出力データごとに対応して設けられたメモリセル
アレイブロックを含む不揮発性半導体記憶装置であっ
て、メモリセルアレイブロックは、複数のブロックに分
割され、上記不揮発性半導体記憶装置は、消去パルスを
出力する消去パルス出力手段と、複数のブロックごとに
対応して設けられ、対応するブロック内のデータに対し
消去ベリファイを行なう複数の消去ベリファイ手段と、
複数のブロックごとに対応して設けられ、消去パルスに
応じて対応するブロック内のデータを消去する複数の消
去手段と、消去ベリファイ手段により複数のブロックの
うち1つのブロックのみが未消去と判定されても消去ベ
リファイ手段に消去ベリファイ動作を継続させ、消去ベ
リファイ手段により複数のブロックのすべてが未消去と
判定されたときのみ、消去パルスを制御する消去パルス
制御信号を出力する消去パルス制御手段とを含み、上記
消去パルス出力手段は、消去パルス制御信号に応じて消
去パルスを出力する。
【0032】請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
え、さらに、消去パルスをカウントし、消去パルスの数
が初期消去上限値になったとき、通常の消去動作を指令
する指令信号を出力するカウント手段を含み、上記消去
パルス制御手段は、指令信号が通常の消去動作を指令し
ていない状態で、消去ベリファイ手段により複数のブロ
ックのうち1つのブロックのみが未消去と判定されても
消去ベリファイ手段に消去ベリファイ動作を継続させ、
消去ベリファイ手段により複数のブロックのすべてが未
消去と判定されたときのみ、消去パルス制御信号を出力
し、指令信号が通常の消去動作を指令している状態で、
消去ベリファイ手段により複数のブロックのうち1つで
も未消去と判定されたとき、各ブロックごとの消去ベリ
ファイ結果に応じて、消去パルス制御信号を出力する。
【0033】請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置
は、入出力データごとに対応して設けられたメモリセル
アレイブロックを含む不揮発性半導体記憶装置であっ
て、メモリセルアレイブロックは、複数のブロックに分
割され、上記不揮発性半導体記憶装置は、消去パルスを
出力する消去パルス出力回路と、複数のブロックごとに
対応して設けられ、対応するブロック内のデータに対し
て消去ベリファイを行なう複数の消去ベリファイ手段
と、複数のブロックごとに対応して設けられ、消去パル
スに応じて対応するブロックのデータを消去する複数の
消去手段と、複数のブロックのうち消去速度が最も速い
最速消去ブロックを特定する特定手段と、特定手段によ
り特定された最速消去ブロックの消去が完了するまで、
複数の消去ベリファイ手段のうち最速消去ブロックに対
応する消去ベリファイ手段の判定結果のみに応じて、消
去パルス制御信号を出力する消去パルス制御手段とを含
み、上記消去パルス出力手段は、消去パルス制御信号に
応じて、消去パルスを出力する。
【0034】請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置
は、請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の構成に加
え、上記特定手段は、複数のブロックごとに対応して設
けられた複数の不揮発性記憶素子を含み、複数の不揮発
性記憶素子のうち最速消去ブロックに対応する不揮発性
記憶素子にのみデータが書込まれ、複数の消去ベリファ
イ手段は、所定の制御信号に応じて活性化され、上記消
去パルス制御手段は、複数の不揮発性記憶素子のデータ
と制御信号とに応じて消去ベリファイ手段を活性化させ
る活性化手段を含む。
【0035】
【作用】請求項1ないし請求項4記載の不揮発性半導体
記憶装置においては、消去パルスの数が初期消去上限値
になったとき消去ベリファイイネーブル信号を出力し、
出力された消去ベリファイイネーブル信号に応答して複
数の消去ベリファイ手段が対応するブロック内のデータ
に対して消去ベリファイ動作を行なうので、消去パルス
の数が初期消去上限値になるまで消去ベリファイ動作が
行なわれず、消去手段による消去動作のみが行なわれ
る。
【0036】請求項5および請求項6記載の不揮発性半
導体記憶装置においては、外部から供給される高電圧の
レベルに応じて初期消去上限値を可変しているので、高
電圧のレベルに応じて消去動作のみを行なう回数を最適
化することができる。
【0037】請求項7および請求項8記載の不揮発性半
導体記憶装置においては、複数のブロックのすべてが未
消去と判定されたときにのみ消去パルス制御信号を出力
し、出力した消去パルス制御信号に応じて消去パルスが
出力されているので、複数のブロックすべてが未消去と
判定されるまで消去ベリファイ動作が継続される。
【0038】請求項9および請求項10記載の不揮発性
半導体記憶装置においては、最速消去ブロックの消去が
完了するまで、他のブロックに対応した消去ベリファイ
手段の判定結果によらず、最速消去ブロックに対応した
消去ベリファイ手段の判定結果のみに応じて消去パルス
制御信号が出力され、出力された消去パルス制御信号に
応答して消去パルスが出力されているので、最速消去ブ
ロックの消去ベリファイ結果のみに応じて消去動作が行
なわれる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の一実施例の不揮発性半導体記
憶装置であるフラッシュメモリについて図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明の一実施例のフラッシュ
メモリの構成を示すブロック図である。
【0040】図1を参照して、フラッシュメモリは、ロ
ウアドレスバッファRAB、ロウデコーダRD、コラム
アドレスバッファCAB、コラムデコーダCD、消去回
路EC0a〜EC7a、EC0b〜EC7b、メモリセ
ルアレイブロックMB0〜MB7、コラムゲートCG0
a〜CG7a、CG0b〜CG7b、センスアンプSA
0a〜SA7a、SA0b〜SA7b、制御回路CC、
消去パルス発生回路EPG、内部タイマTM、消去パル
スカウンタEPC、消去ベリファイ信号発生回路EB
G、消去パルス制御回路EPCC、出力切換回路OS0
〜OS7、入出力バッファIOB0〜IOB7を含む。
【0041】メモリセルアレイブロックMB0〜MB7
は、入出力データD0〜D7の各々に対応して設けられ
ている。メモリセルアレイブロックMB0〜MB7の各
々は、2つのブロックB0a〜B7a、B0b〜B7b
に分割されている。ブロックB0a〜B7a、B0b〜
B7bの各々に対応して、消去回路EC0a〜EC7
a、EC0b〜EC7b、コラムゲートCG0a〜CG
7a、CG0b〜CG7b、センスアンプSA0a〜S
A7a、SA0b〜SA7b、がそれぞれ設けられてい
る。また、入出力データD0〜D7の各々に対応して、
入出力切換回路OS0〜OS7、入出力バッファIOB
0〜IOB7が設けられている。本実施例では、1つの
メモリセルアレイブロックを2つのブロックに分割した
例を示しているが、他の分割数により分割した場合で
も、分割されたブロックごとに消去回路、コラムゲー
ト、センスアンプを具備するものであれば、本発明を同
様に適用することができる。
【0042】図1に示すロウアドレスバッファRAB、
ロウデコーダRD、コラムアドレスバッファCAB、メ
モリセルアレイブロックMB0〜MB7、コラムゲート
CG0a〜CG7a、CG0b〜CG7b、センスアン
プSA0a〜SA7a、SA0b〜SA7b、出力切換
回路OS0〜OS7、入出力バッファIOB0〜IOB
7は図19に示す従来のフラッシュメモリと同様の構成
を有し、同様に動作するので、以下詳細な説明を省略す
る。
【0043】制御回路CCには、外部からオートチップ
消去を指令するオートチップ消去信号OCEが入力され
る。制御回路CCは、オートチップ消去信号OCEに応
答して消去動作の開始を指令する消去スタート信号CS
を消去パルス発生回路EPGへ出力する。消去パルス発
生回路EPGには、内部タイマTMから所定周期のクロ
ック信号CKが入力される。消去パルス発生回路EPG
は、消去スタート信号CSおよびクロック信号CKに応
答して消去パルスEPを消去パルス制御回路EPCC、
消去パルスカウンタEPC、消去ベリファイ信号発生回
路EBG、各消去回路EC0a〜EC7a、EC0b〜
EC7bへ出力する。消去パルスカウンタEPCは、消
去パルスEPの数をカウントし、消去パルスEPの数が
所定の回数すなわち初期消去上限値を越えた場合、消去
ベリファイイネーブル信号BEおよび消去ベリファイイ
ネーブル信号の反転信号/BEを消去パルス制御回路E
PCCおよび消去ベリファイ信号発生回路EBGへそれ
ぞれ出力する。消去パルス制御回路EPCCは、消去パ
ルスEPおよび消去ベリファイイネーブル信号BEに応
答して、消去パルス制御信号ECSを消去パルス発生回
路EPGへ出力するとともに、消去パルス制御信号EC
Sの反転信号/ECSをを消去ベリファイ信号発生回路
EBGへ出力する。消去ベリファイ信号発生回路EBG
は、消去パルスEP、消去ベリファイイネーブル信号/
BE、消去パルス制御信号/ECSに応答して、消去ベ
リファイ信号EBSを各センスアンプSA0a〜SA7
a、SA0b〜SA7bへ出力する。
【0044】各消去回路EC0a〜EC7a、EC0b
〜EC7bには、対応するセンスアンプSA0a〜SA
7a、SA0b〜SA7bからセンスアンプ出力信号S
0a〜S7b、S0b〜S7bが出力される。各消去回
路EC0a〜EC7a、EC0b〜EC7bは、消去パ
ルスEPおよびセンスアンプ出力信号Si(i=1a〜
7a、1b〜7b)に応答して、対応するブロックBi
の消去動作を行なう。
【0045】次に、上記のように構成されたフラッシュ
メモリ消去動作およびベリファイ動作について説明す
る。消去動作およびベリファイ動作は、各メモリセルア
レイブロックMB0〜MB7ごとに実行されるため、以
下の説明では、メモリアレイブロックMB0について消
去動作およびベリファイ動作を説明する。他のメモリセ
ルアレイブロックMB1〜MB7も以下の説明と同様で
ある。
【0046】まず、外部からオートチップ消去信号OC
Eが制御回路CCへ入力されると、消去動作の前の書込
動作が完了したとき、消去スタート信号CSが活性化さ
れ、消去パルス発生回路EPGへ入力される。消去スタ
ート信号CSが入力されると、消去パルス発生回路は、
1回目の消去パルスEPを消去ベリファイ信号発生回路
EBG、消去パルス制御回路EPCC、消去パルスカウ
ンタEPCおよび2つの消去回路EC0a、EC0bへ
出力される。消去回路EC0aおよびEC0bは、ブロ
ックB0aおよびB0b内のメモリトランジスタのソー
スに入力した消去パルスEPを印加し、消去動作が行な
われる。このとき、消去パルスカウンタEPCは、入力
された消去パルスEPをカウントし、1回のパルスが発
生したことがカウントされる。
【0047】1回目の消去が完了すると、従来のフラッ
シュメモリでは、消去動作の完了を受けて、消去ベリフ
ァイ信号がセンスアンプSA0aおよびSA0bに入力
され、消去ベリファイ動作が行なわれる。しかし、本実
施例では、消去パルスカウンタEPCから出力される消
去ベリファイイネーブル信号/BEが消去ベリファイ信
号発生回路EBGに入力されており、消去パルスEPの
数が所定回数に達しなければ、消去ベリファイイネーブ
ル信号/BEは消去ベリファイ動作を許可せず、消去ベ
リファイ信号発生回路EBGは非活性の状態になってい
る。また、消去パルス制御回路EPCCには、消去パル
スカウンタEPCから消去ベリファイイネーブル信号B
Eが入力されており、消去パルスの数が所定回数に達し
ていなければ、消去ベリファイイネーブル信号BEは消
去ベリファイ動作を許可していない。このとき、消去パ
ルス制御回路EPCCは、入力した消去パルスEPに応
じて、消去パルス発生回路EPGに次の消去パルスを発
生するように指示する消去パルス制御信号ECSを出力
する。
【0048】上記のように、消去ベリファイ動作を行な
わず、消去動作のみを所定回数だけ行ない、消去パルス
発生回路EPGから出力された消去パルスEPの数が所
定回数を超えた場合、消去パルスカウンタEPCから出
力される消去ベリファイイネーブル信号BE、/BEは
消去ベリファイ動作の許可を指示する。したがって、消
去ベリファイ信号発生回路EBGが活性化され、消去ベ
リファイ信号EBSがセンスアンプSA0aおよびSA
0bへ出力される。このとき、センスアンプSA0aお
よびSA0bが活性化され、消去ベリファイ動作を実行
する。すなわち、センスアンプSA0aおよびSA0b
は、カラムゲートCG0aおよびCG0bを介して、ブ
ロックB0aおよびB0b内のデータをベリファイし、
ベリファイ結果をセンスアンプ出力信号S0aおよびS
0bとして消去回路EC0aおよびEC0b、および消
去パルス制御回路EPCCへ出力する。消去パルス制御
回路EPCCは、ベリファイした結果が1ビットでも消
去されていないことを示している場合、消去パルス制御
信号ECSを消去パルス発生回路EPGへ出力する。消
去パルス発生回路EPGは、入力した消去パルス制御信
号ECSに応答して、消去パルスEPを消去回路EC0
aおよびEC0bへ出力する。消去回路EC0aは、セ
ンスアンプ出力信号S0aが消去が完了していないこと
を示している場合、入力した消去パルスEPをブロック
B0aへ出力し、消去動作が行なわれ、消去されている
ことを示している場合、入力した消去パルスEPを出力
せず、消去動作は行なわれない。消去回路EC0bも消
去回路EC0aと同様に動作する。以上の動作により、
ベリファイした結果がすべてのデータが消去されている
ことを示している場合、消去動作が完了する。
【0049】次に、図1に示す消去パルス発生回路につ
いてさらに詳細に説明する。図2は、図1に示す消去パ
ルス発生回路の構成を示す回路図である。
【0050】図2を参照して、消去パルス発生回路は、
NAND回路G1〜G3、インバータG4〜G9、NO
R回路G10、G11を含む。
【0051】NAND回路G1には、内部タイマTMか
ら出力されるクロック信号CKが入力される。NAND
回路G1は、インバータG4と接続される。インバータ
G4は、インバータG5およびNOR回路G10と接続
さる。インバータG5はインバータG6と接続される。
インバータG6はインバータG7と接続される。インバ
ータG7はNOR回路G10と接続される。NOR回路
G10はインバータG8と接続される。インバータG8
はNAND回路G2と接続される。NAND回路G2の
出力端はNAND回路G3の一方の入力端と接続され
る。NAND回路G3の出力端はNAND回路G2の一
方の入力端と接続される。したがって、NAND回路G
2およびG3によりラッチ回路が構成される。NOR回
路G11には、制御回路CCから出力される消去スター
ト信号CS、および消去パルス制御回路EPCCから出
力される消去パルス制御信号ECSが入力される。NO
R回路G11の出力端はNAND回路G3の入力端と接
続される。NAND回路G2の出力端はインバータG9
と接続される。インバータG9はNAND回路G1の入
力端と接続される。インバータG9の出力端から消去パ
ルスEPが出力される。
【0052】次に、上記のように構成された消去パルス
発生回路の動作について説明する。図3は、図2に示す
消去パルス発生回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【0053】図3を参照して、消去スタート信号CSが
“L”から“H”レベルに立上がると、NAND回路G
2およびG3で構成されるラッチ回路の入力ノード(N
OR回路G11の出力)は、“L”となり、ラッチ回路
の出力ノード(NAND回路G2の出力)は“L”レベ
ルとなり、消去パルスEPは“H”レベルになる。この
とき、クロック信号CKが所定時間(約10ms)経過
した後、“H”から“L”に立下がると、ラッチ回路の
もう一方の入力ノード(インバータG8の出力)が
“L”になり、ラッチ回路の出力が反転し、消去パルス
EPは、“L”レベルになる。以上の動作により、消去
パルスEPが1パルス出力される。また、上記と同様
に、消去パルス制御回路から出力される消去パルス制御
信号ECSが“L”から“H”に立上がると(消去パル
スEPが所定回数出力されていない場合)、消去パルス
EPが1パルス出力される。以上の動作により、消去パ
ルス発生回路は、消去スタート信号CSに応答して最初
の消去パルスEPを1回出力し、以降、消去パルスEP
の数が所定回数に満たない場合、消去パルス制御信号E
CSに応答して消去パルスEPを出力する。
【0054】次に、図1に示す消去パルスカウンタにつ
いてさらに詳細に説明する。図4は、図1に示す消去パ
ルスカウンタの構成を示すブロック図である。
【0055】図4を参照して、消去パルスカウンタは、
カウンタC1〜Cn、インバータG15を含む。カウン
タC1には、消去パルスEPが入力されるとともに、イ
ンバータG15を介して消去パルスEPの反転信号/E
Pが入力される。カウンタC1は、入力した消去パルス
EPを分周し、互いに相補な出力信号をカウンタC2へ
出力する。カウンタC2は、入力した相補信号を分周
し、分周した相補信号を出力する。以降同様にカウンタ
C3〜Cnが動作し、最終的に、消去パルスEPを2n
分の1に分周した消去ベリファイイネーブル信号BEお
よび/BEが出力される。
【0056】次に、図4に示すカウンタについてさらに
詳細に説明する。図5は、図4に示すカウンタの構成を
示す回路図である。すなわち、図4に示す消去パルスカ
ウンタは、図5に示すカウンタがN個直流に接続され構
成される。
【0057】図5を参照して、カウンタは、PMOSト
ランジスタQ1〜Q4、NMOSトランジスタQ5〜Q
8、インバータG21、G22、NAND回路G23、
G24を含む。また、入力信号INは消去パルスEPま
たは前段のカウンタの出力信号であり、入力信号/IN
は入力信号INの反転信号であり、制御信号CENはカ
ウンタの活性または非活性を制御する信号であり、
“L”レベルでカウンタが非活性となり、“H”レベル
でカウンタが活性状態となる。
【0058】入力信号INは、NMOSトランジスタQ
5およびQ8、PMOSトランジスタQ2およびQ3の
各ゲートへ入力される。入力信号/INは、PMOSト
ランジスタQ1およびQ4、NMOSトランジスタQ6
およびQ7の各ゲートへ入力される。制御信号CENは
NMOS回路23およびG24へ入力される。PMOS
トランジスタQ1およびNMOSトランジスタQ5は、
インバータG21、およびPMOSトランジスタQ2お
よびNMOSトランジスタQ6と接続される。インバー
タG21は、NAND回路G23、およびPMOSトラ
ンジスタQ3およびNMOSトランジスタQ7と接続さ
れる。NAND回路G23は、PMOSトランジスタQ
2およびNMOSトランジスタQ6と接続される。PM
OSトランジスタQ3およびNMOSトランジスタQ7
は、NAND回路G24、およびPMOSトランジスタ
Q4およびNMOSトランジスタQ8と接続される。P
MOSトランジスタQ4およびNMOSトランジスタQ
8は、PMOSトランジスタQ8およびNMOSトラン
ジスタQ5と接続される。NAND回路G24は、出力
信号OUTを出力するとともに、インバータG22を介
して出力信号OUTの反転信号/OUTを出力する。
【0059】次に、図5に示すカウンタの動作について
説明する。図6は、図5に示すカウンタの動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0060】図6を参照して、カウンタは、制御信号C
ENが“L”から“H”に立上がると、活性化される。
つまり、入力信号IN、/INを2分の1分周した出力
信号OUT、/OUTを出力する。上記の動作が各カウ
ンタにおいて行なわれ、図4に示す消去パルスカウンタ
は、消去パルスEPを2n 分の1に分周した消去ベリフ
ァイイネーブル信号BE、/BEを出力する。すなわ
ち、消去パルスEPが2 n 回出力されると、消去ベリフ
ァイイネーブル信号BEは“L”から“H”へ立上が
り、消去ベリファイイネーブル信号/BEは“H”から
“L”へ立下がる。したがって、消去ベリファイイネー
ブル信号BEは、“H”の状態のとき消去ベリファイ動
作を許可し、消去ベリファイイネーブル信号/BEは、
“L”のとき消去ベリファイ動作を許可する。
【0061】次に、図1に示す消去ベリファイ信号発生
回路についてさらに詳細に説明する。図7は、図1に示
す消去ベリファイ信号発生回路の構成を示す回路図であ
る。
【0062】図7を参照して、消去ベリファイ信号発生
回路は、インバータG31〜G36、NOR回路G3
7、G38、NAND回路G39、G40を含む。
【0063】インバータG31およびNOR回路G37
には消去パルスEPが入力される。インバータG31は
インバータG32と出力される。インバータG32はイ
ンバータG33と接続される。インバータG33はNO
R回路G37と接続される。NOR回路G37はインバ
ータG34と接続される。インバータG34はNAND
回路G39と接続される。NAND回路G39の出力端
はNAND回路G40の入力端と接続される。NAND
回路G40の出力端は、NAND回路G39の入力端と
接続される。NAND回路G40の他方の入力端には消
去パルス制御回路EPCCから出力される消去パルス制
御信号/ECSが入力される。NAND回路G39およ
びG40は上記の接続によりラッチ回路を構成する。N
OR回路G38には、消去ベリファイイネーブル信号/
BEおよびNAND回路G40の出力信号が入力され
る。NOR回路G38はインバータG35と接続され
る。インバータG35はインバータG36と接続され
る。インバータG36は消去ベリファイ信号EBSを出
力する。
【0064】次に、上記のように構成された消去ベリフ
ァイ信号発生回路の動作について説明する。図8は、図
7に示す消去ベリファイ信号発生回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【0065】図8を参照して、消去ベリファイイネーブ
ル信号/BEが“H”の状態にあるとき、すなわち、消
去ベリファイ動作が許可されていないとき、消去ベリフ
ァイ信号EBSは“L”の状態にあり、消去ベリファイ
動作は行なわれない。次に、消去ベリファイイネーブル
信号/BEが“H”から“L”に立下がり、消去パルス
EPが“H”から“L”に立下がると、インバータG3
4から“L”のパルスが出力され、NAND回路G39
およびG40で構成されるラッチ回路にラッチされ、消
去ベリファイ信号EBSが“L”から“H”へ立上が
る。次に、消去パルス制御信号/ECSが次の消去動作
を指令するため“H”から“L”に立下がると、ラッチ
回路が出力信号を反転させ、消去ベリファイ信号EBS
が“H”から“L”に立下がる。以上の動作により、消
去ベリファイイネーブル信号/BEが“L”のとき、消
去パルスEPおよび消去パルス制御信号/ECSに応答
して、消去ベリファイ信号EBSが“H”の状態で出力
され、消去ベリファイ動作が行なわれる。
【0066】次に、図1に示す消去パルス制御回路につ
いてさらに詳細に説明する。図9は、図1に示す消去パ
ルス制御回路の構成を示す回路図である。
【0067】図9を参照して、消去パルス制御回路は、
インバータG41〜G46、G4a〜G4b、NOR回
路G47〜G49、OR回路G50を含む。
【0068】インバータG41およびNOR回路G47
には消去パルスEPが入力される。インバータG41は
インバータG42と接続される。インバータG42はイ
ンバータG43と接続される。インバータG43はNO
R回路G47と接続される。NOR回路G47はインバ
ータG44と接続される。インバータG44はNOR回
路G48と接続される。NOR回路G48には、消去ベ
リファイイネーブル信号BEが入力される。NOR回路
G48はNOR回路G49と接続される。インバータG
0a〜G7bには、センスアンプSA0a〜SA7a、
SA0b〜SA7bから出力されるセンスアンプ出力信
号Siが入力される。インバータG0a〜G7bはOR
回路G50と接続される。OR回路G50からベリファ
イ結果信号BSがNOR回路G49へ入力される。ここ
で、ベリファイ結果信号BSは、センスアンプ出力信号
Siのうち1つの信号でも消去動作が完了していないこ
とを示す場合(“L”の状態)のとき、“H”で出力さ
れる信号である。すなわち、消去パルスが印加され消去
ベリファイが行なわれた後、さらに再消去が必要な場合
“H”の状態で出力され、再消去が不要の場合“L”で
出力される信号である。NOR回路G49はG45と接
続される。インバータG45は消去パルス制御信号EC
Sを出力するとともに、インバータG46を介して消去
パルス制御信号ECSの反転信号/ECSを出力する。
【0069】次に、上記のように構成された消去パルス
制御回路の動作について説明する。図10は、図9に示
す消去パルス制御回路の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【0070】図10を参照して、消去ベリファイイネー
ブル信号が“L”にあるとき、すなわち、消去ベリファ
イ動作が許可されていないとき、消去パルスEPが
“H”から“L”に立下がると、消去パルス制御信号E
CSが“H”の状態で1パルス出力される。次に、消去
ベリファイイネーブル信号BEが“H”の状態にあると
き、すなわち、消去ベリファイ動作が許可されていると
き、センスアンプ出力信号Siのうち1つの信号でも再
消去が必要であることを示している場合、ベリファイ結
果信号BSが“H”で出力され、消去パルス制御信号E
CSが“H”の状態で1パルス出力される。すなわち、
消去パルスカウンタEPCの消去パルスのカウント数が
所定の数を超え、消去ベリファイイネーブル信号BEが
消去ベリファイ動作を許可したとき、センスアンプ出力
信号Siが有効となり、消去パルス制御信号/ECS
は、再消去が必要な場合は消去パルス制御信号ECSが
“H”で出力され、再消去が不要の場合は“L”で出力
される。
【0071】次に、上記のように構成されたフラッシュ
メモリの消去時間の短縮の効果について説明する。図1
1は、図1に示すフラッシュメモリの消去時間の短縮の
効果を説明するための図である。
【0072】図11の(a)は図19に示す従来のフラ
ッシュメモリの消去動作を示しており、(b)は図1に
示すフラッシュメモリの消去動作を示している。図19
に示す従来のフラッシュメモリでは、図11の(a)に
示すように、最初の消去動作EC1が行なわれた後、ベ
リファイ動作BC1が行なわれる。以降同様に消去動作
およびベリファイ動作が順次繰り返される。また、この
とき、消去パルスの印加回数の増加に伴いパスするビッ
トが増え、ベリファイ時間が長くなっている。
【0073】一方、図1に示すフラッシュメモリでは、
たとえば、消去パルスカウンタのカウント数すなわち初
期消去上限値を2回と設定すると、図11(b)に示す
ように、2回の消去動作EC1およびEC2のみが続け
て実行され、次に、3回目の消去動作EC3が実行され
る。各消去動作の間にはベリファイ動作は行なわれな
い。3回目の消去動作ET3が終了した後、1回目のベ
リファイ動作BC1が行なわれる。以降完全に消去され
るまで消去動作およびベリファイ動作が繰り返される。
したがって、本実施例のフラッシュメモリでは、消去時
間が2回のベリファイ動作分だけ短縮される。上記説明
では、消去パルスカウンタEPCがカウントするカウン
ト値を2回として説明したが、この数は、消去動作に使
用される外部から供給される高電圧の値等に応じて任意
の値に設定することができる。
【0074】次に、図1に示す消去パルスカウンタの第
2の具体例について説明する。図12は、図1に示す消
去パルスカウンタの第2の具体例の構成を示す図であ
る。図12に示す消去パルスカウンタは、外部から供給
される高電圧VPPのレベルに応じて消去動作のみを行
なう初期消去上限値を可変し、可変した初期消去上限値
に応じて消去ベリファイイネーブル信号EEを出力する
ものである。
【0075】図12を参照して、消去パルスカウンタ
は、PMOSトランジスタQ11〜Q15、NMOSト
ランジスタQ16〜Q22、インバータG51〜G5
7、AND回路G58〜G60、カウンタC1〜Cnを
含む。
【0076】NMOSトランジスタQ17のゲートに
は、消去動作時に外部から与えられる高電圧VPPが入
力される。NMOSトランジスタQ17の一端は接地電
位を受け、他端はNMOSトランジスタQ16の一端と
インバータG51と接続される。NMOSトランジスタ
Q16の他端はPMOSトランジスタQ11の一端と接
続され、そのゲートはNMOSトランジスタQ16とP
MOSトランジスタQ11との接続点と接続される。P
MOSトランジスタQ11の他端は電源電位VCCを受
け、そのゲートは接地電位を受ける。また、NMOSト
ランジスタQ17は、高電圧VPPのレベルが12.6
Vより大きくなったときオン状態になるようにそのゲー
ト幅等が設定されている。上記の構成により、高電圧V
PPが12.6Vより大きくなったとき、NMOSトラ
ンジスタQ17がオンし、インバータG51から“H”
の信号が出力され、高電圧VPPが12.6V以下のと
き“L”の信号が出力される。
【0077】PMOSトランジスタ12、NMOSトラ
ンジスタQ18およびQ19、インバータG53も上記
と同様に構成され、NMOSトランジスタQ19は、高
電圧VPPが11.3Vより大きいときオンするように
そのゲート幅等が設定されている。したがって、高電圧
VPPが11.3Vより大きいときインバータG53は
“H”の信号を出力し、11.3V以下のとき“L”の
信号を出力する。
【0078】インバータG51は、AND回路G58と
接続される。また、インバータG51は、インバータG
52を介してAND回路G59およびG60と接続され
る。インバータG53は、AND回路G58およびG5
9と接続される。また、インバータG53は、インバー
タG54を介してAND回路G60と接続される。AN
D回路G58は、PMOSトランジスタQ20のゲート
と接続され、さらに、インバータG55を介してPMO
SトランジスタQ13のゲートと接続される。AND回
路G59は、NMOSトランジスタQ21のゲートと接
続され、さらに、インバータG56を介してPMOSト
ランジスタQ14のゲートと接続される。AND回路G
60は、NMOSトランジスタQ22のゲートと接続さ
れ、さらに、インバータG57を介してPMOSトラン
ジスタQ15のゲートと接続される。
【0079】カウンタCn−2の出力は、PMOSトラ
ンジスタQ13およびNMOSトランジスタQ20で構
成されるトランスミッションゲートを介して消去ベリフ
ァイイネーブル信号BEとして出力される。カウンタC
n−1の出力は、PMOSトランジスタQ14およびN
MOSトランジスタQ21から構成されるトランスミッ
ションゲートを介して消去ベリファイイネーブル信号/
BEとして出力される。カウンタCnの出力は、PMO
SトランジスタQ15およびNMOSトランジスタQ2
2から構成されるトランスミッションゲートを介して消
去ベリファイイネーブル信号BEとして出力される。各
カウンタC1〜Cnは、直列に接続される。
【0080】上記の構成により、VPP>12.6Vの
とき、PMOSトランジスタQ13およびNMOSトラ
ンジスタQ20がオンし、カウンタCn−2の出力が消
去ベリファイイネーブル信号BEとして出力される。ま
た、12.6≧VPP>11.2Vのとき、PMOSト
ランジスタQ14およびNMOSトランジスタQ21が
オンし、カウンタCn−1の出力信号が消去ベリファイ
イネーブル信号BEとして出力される。さらに、11.
3V>VPPのとき、PMOSトランジスタQ15およ
びNMOSトランジスタQ22がオンし、カウンタCn
の出力が消去ベリファイイネーブル信号BEとして出力
される。以上の動作により、高電圧VPPの値に応じ
て、カウンタの出力を切換えることがき、消去ベリファ
イイネーブル信号BEが消去ベリファイを許可する消去
パルスカウンタのカウント数すなわち初期消去上限値を
可変することが可能となる。
【0081】たとえば、カウンタとして4段のカウンタ
を用い、各カウンタに図5に示す分周カウンタを用いた
場合、VPP>12.6Vのとき消去パルスが4回カウ
ントされた後、消去ベリファイイネーブル信号BEが消
去ベリファイ許可の状態(“H”の状態)で出力され、
12.6V≧VPP>11.3Vのとき、消去パルスE
Pを8回カウントした後、消去ベリファイイネーブル信
号BEが消去ベリファイ動作を許可する状態で出力さ
れ、11.3V≧VPPのとき、消去パルスが16回カ
ウントされた後、消去ベリファイイネーブル信号BEが
“H”の状態で出力される。
【0082】フラッシュメモリの場合、完全にメモリセ
ルを消去するために必要な消去パルスの数は、外部から
供給される高電圧VPPのレベルにより変化する。すな
わち、高電圧VPPが高い場合は、必要な消去パルスの
数は少なく、高電圧VPPのレベルが低い場合は消去パ
ルスの数は多くなる。したがって、上記の消去パルスカ
ウンタを図1に示すフラッシュメモリに適用することに
より、高電圧VPPのレベルに応じて消去ベリファイ動
作を行なわず消去動作のみを行なう初期消去の回数を可
変することができるので、無駄な消去動作がなくなり、
消去時間をさらに短縮することが可能となる。
【0083】また、上記実施例では、3つのカウンタの
出力を高電圧VPPのレベルに応じて選択的に出力した
が、任意の消去パルスのカウント数に応じて消去ベリフ
ァイイネーブル信号BEを出力するようにしてもよい
し、高電圧VPPのレベルをさらに他の複数の範囲に分
割し、各範囲に応じて初期消去上限値を可変するように
してもよい。
【0084】次に、本発明の第2の実施例のフラッシュ
メモリについて図面を参照しながら説明する。図13
は、本発明の第2の実施例のフラッシュメモリの構成を
示すブロック図である。図13に示すフラッシュメモリ
と図1に示すフラッシュメモリとで異なる点は、消去ベ
リファイ信号発生回路、消去パルス制御回路、および消
去パルスカウンタが変更された点であり、その他の点は
図1に示すフラッシュメモリと同一であるので、同一部
分には同一符号を付し以下その説明を省略する。
【0085】消去パルスカウンタEPCaは、入力した
消去パルスEPを所定回数すなわち初期消去上限値だけ
カウントし、消去パルスEPが所定回数を超えたとき、
消去ベリファイイネーブル信号BEを消去パルス制御回
路EPCCaへ出力する。消去パルス制御信号EPCC
aは、消去パルスEPおよび消去パルスイネーブル信号
BEに応答して消去パルス制御信号ECSを消去パルス
発生回路EPGへ出力する。消去ベリファイ信号発生回
路EBGaは、消去パルスEPに応答して消去ベリファ
イ信号EBSを各センスアンプSA0a〜SA7a、S
A0b〜SA7bへ出力する。
【0086】次に、上記のように構成されたフラッシュ
メモリの消去動作および消去ベリファイ動作について説
明する。以下の説明では、メモリセルアレイブロックM
B0を消去する場合について説明する。他のメモリアレ
イブロックMB0〜MB7を消去する場合も下記と同様
の動作である。
【0087】まず、オートチップ消去信号OCEが入力
され、制御回路CCから消去スタート信号CSが消去パ
ルス発生回路EPGへ入力される。消去パルス発生回路
EPGは、消去スタート信号CSおよび内部タイマTM
から出力されるクロック信号CKに応答して最初の消去
パルスEPを、消去回路EC0aおよびEC0b、消去
ベリファイ信号発生回路EBGa、消去パルス制御回路
EPCCa、消去パルスカウンタEPCaへ出力する。
消去パルスEPを受けた消去回路EC0aおよびEC0
bは、ブロックB0aおよびB0bの消去を行なう。
【0088】消去後、ブロックB0aおよびB0bのデ
ータがコラムゲートCG0aおよびCG0bを介してセ
ンスアンプSA0aおよびSA0bへ出力され、消去ベ
リファイ動作が行なわれる。センスアンプSA0aおよ
びSA0bは、消去ベリファイ結果してセンスアンプ出
力信号S0aおよびS0bを消去パルス制御回路EPC
Caへ出力する。消去パルス制御回路EPCCaは、セ
ンスアンプ出力信号S0aおよびS0bにより各ブロッ
クB0a、B0bの消去状態を検知し、すべてのブロッ
クにおいて未消去と判定された場合にのみ消去パルス制
御信号ECSを出力する。したがって、各ブロックB0
a、B0bにおいて未消去のメモリセルが検出された場
合でも、すべてのブロックにおいて未消去と判定される
までアドレスが順次進められ消去ベリファイ動作が継続
される。
【0089】次に、消去パルス発生回路EPGは、入力
した消去パルス制御信号に応じて次の消去パルスEPを
上記と同様に出力し、同様の動作が繰り返される。した
がって、本実施例のフラッシュメモリでは、消去を行な
うすべてのブロックにおいて、未消去と判定された場合
にのみ次の消去パルスを印加するようにしているため、
1つのブロックのみが未消去と判定されても、アドレス
が順次進められ消去ベリファイ動作が継続される。した
がって、消去動作において無駄な消去パルスが印加され
ることがなくなり、消去時間を短縮することができる。
【0090】また、消去パルス制御信号EPCCaに
は、消去パルスカウンタEPCaから消去ベリファイイ
ネーブル信号BEが入力されている。消去ベリファイイ
ネーブル信号BEは、図1に示すフラッシュメモリと同
様に、消去パルス発生回路EPGから出力される消去パ
ルスEPの数が所定回数を超えたとき、“H”で出力さ
れる信号である。消去パルス制御回路EPCCaは、消
去ベリファイイネーブル信号BEが“L”のときすなわ
ち、消去パルスEPが所定回数を超えていない場合、上
記の動作を継続するが、消去ベリファイイネーブル信号
BEが“H”になったとき、すなわち、消去パルスEP
が所定回数を超えた場合、消去パルス制御回路EPCC
aは上記動作を停止し、センスアンプSA0aおよびS
A0bのうち1つでも未消去を示す消去ベリファイ結果
を出力した場合、消去パルス制御信号ECSを出力す
る。消去パルス制御信号CCSに応答して、消去パルス
発生回路EPGは次の消去パルスEPを出力し消去動作
が実行される。
【0091】上記の動作により、消去パルスの数が所定
の初期消去上限値を超えるまでは、すべてのブロックに
おいて未消去と判断された場合にのみ消去パルスが印加
され、所定の初期消去上限値を超えた場合各ブロックご
との消去ベリファイ結果に応じて消去動作を行なうこと
ができる。したがって、無駄な消去パルスが発生される
ことがなく、消去時間を短縮することが可能となる。
【0092】なお、図13に示す消去ベリファイ信号発
生回路EBGaは、図1に示す消去ベリファイ信号発生
回路EBGとほぼ同様の構成を有し、消去パルスEPに
応じて消去ベリファイ信号EPSを出力する回路であ
り、また、消去パルスカウンタEPCaは、図1に示す
消去パルスカウンタEPCと同様の構成を有し、消去ベ
リファイイネーブル信号BEのみを出力する回路である
ため、詳細な説明は省略する。
【0093】次に、図13に示す消去パルス制御回路E
PCCaについてさらに詳細に説明する。図14は、図
13に示す消去パルス制御信号の構成を示す回路図であ
る。
【0094】図14を参照して、消去パルス制御信号
は、インバータG61〜G68、NOR回路G69〜G
73を含む。
【0095】インバータG61およびNOR回路G69
には消去パルスEPが入力される。インバータG61は
インバータG62と接続される。インバータG62はイ
ンバータG63と接続される。インバータG63はNO
R回路G69と接続される。NOR回路G69はインバ
ータG64と接続される。インバータG64はインバー
タG65と接続される。インバータG65はNOR回路
G70と接続される。
【0096】NOR回路G71には、複数のセンスアン
プ出力信号Siおよび消去ベリファイイネーブル信号B
Eが入力される。NOR回路G72は、センスアンプ出
力信号Siの反転信号/Siおよび消去ベリファイイネ
ーブル信号BEの反転信号/BEが同様に入力される。
NOR回路G72はインバータG68と接続される。イ
ンバータG68およびNOR回路G71は、NOR回路
G73と接続される。NOR回路G73はインバータG
67と接続される。インバータG67はNOR回路G7
0と接続される。NOR回路G70はインバータG66
と接続される。インバータG66は消去パルス制御信号
ECSを出力する。
【0097】次に、上記のように構成された消去パルス
制御回路の動作について説明する。消去パルスイネーブ
ル信号BEが“L”のとき、すなわち、消去パルスの数
が所定の初期消去上限値に達していないとき、複数のセ
ンスアンプ出力信号Siがすべて“L”のとき、すなわ
ち、すべてのブロックにおいて未消去と判定されたとき
にのみ、消去パルス制御信号ECSが“H”の状態で出
力される。一方、消去パルスの数が初期消去上限値に達
した場合、消去ベリファイイネーブル信号BEは“H”
になり、複数のセンスアンプ出力信号Siのうち1つで
も“L”の状態、すなわち、1つのブロックでも未消去
と判定された場合、消去パルス制御信号は“H”の状態
で1パルス出力される。上記の動作により、消去パルス
の数が初期消去上限値に満たず、かつ、すべてのブロッ
クにおいて未消去と判定された場合にのみ消去パルス制
御信号ECSが出力され、初期上限値に達した後は、複
数のブロックのうち1つでも未消去と判定された場合消
去パルス制御信号ECSが出力される。
【0098】次に、本発明の第3の実施例のフラッシュ
メモリについて図面を参照しながら説明する。図15
は、本発明の第3の実施例のフラッシュメモリの構成を
示すブロック図である。図15に示すフラッシュメモリ
と図1に示すフラッシュメモリとで異なる点は、センス
アンプが後述するセンスアンプ部SP0a〜SP7a、
SP0b〜SP7bに変更された点であり、その他の点
は図1に示すフラッシュメモリと同一であるので、同一
部分には同一符号を付し以下の説明を省略する。
【0099】図15に示すフラッシュメモリでは、各セ
ンスアンプ部SP0a〜SP7a、SP0b〜SP7b
ごとに不揮発性メモリ素子を具備している。チップの製
造が完了し、チップテストを行なう段階において、たと
えば、メモリセルアレイブロックMB0の場合、各ブロ
ックB0a、B0bごとに消去スピードを測定し、最も
消去スピードの速いブロックに対応している不揮発性メ
モリ素子にのみデータの書込を行なう。各センスアンプ
部SP0a、SP0bでは、不揮発性メモリ素子のデー
タに応じて、活性化時、すなわち、最も消去スピードの
速い最速消去ブロックに対応しているセンスアンプ部の
みが消去ベリファイ結果を消去パルス制御回路EPCC
へ出力する。消去パルス制御回路EPCCは、最速消去
ブロックの消去が完了するまで、最速消去ブロックに対
応したセンスアンプ部から出力される消去ベリファイ結
果のみに応じて消去パルス制御信号ECSを出力する。
通常、最速消去ブロックの消去が完了するまで、他のブ
ロックは消去が完了するはずがなく、最速消去ブロック
のみの消去ベリファイ結果に応じて消去動作を継続する
ことにより、全ブロックに対して消去ベリファイ動作を
行なう必要がなく、消去時間を短縮することができる。
【0100】また、本実施例では、消去パルスカウンタ
EPCから消去ベリファイイネーブル信号BEが消去パ
ルス制御回路EPCCに入力されており、消去パルスの
数が初期消去上限値に達するまでは、図1に示すフラッ
シュメモリと同様に、消去ベリファイを行なわず消去パ
ルスのみを印加し続け、消去パルスの数が初期消去上限
値を超えた場合に、上記の最速消去ブロックの消去ベリ
ファイ結果による消去動作を行なっているので、さらに
消去時間を短縮することができる。
【0101】次に、図15に示すセンスアンプ部につい
てさらに詳細に説明する。図16は、図15に示すセン
スアンプ部の構成を示す図である。
【0102】図16を参照して、センスアンプ部は、セ
ンスアンプ制御回路SACC、アドレス検出回路AC、
不揮発性メモリ素子MC、センスアンプSAC、スイッ
チSW1、NORゲートG81、インバータG82を含
む。センスアンプ回路SACは、インバータG83、P
MOSトランジスタQ31、NMOSトランジスタQ3
2を含む。
【0103】スイッチSW1の一端は接地電位GNDと
接続され、他端は不揮発性メモリ素子MCと接続され
る。スイッチSW1は、アドレス検出信号ACから出力
される制御信号に応じてNOR回路G81の一方の出力
側を接地電位GNDまたは不揮発性メモリ素子MCと接
続する。センスアンプ制御回路SACCは、センスアン
プ制御信号をNOR回路G81へ出力する。NOR回路
G81はインバータG82と接続される。インバータG
82はPMOSトランジスタQ31のゲートと接続され
る。PMOSトランジスタQ31の一端は電源電圧VCC
と接続され、他端はNMOSトランジスタQ32と接続
さる。NMOSトランジスタQ32の他端には、コラム
ゲートCGから出力されるデータ信号が入力される。イ
ンバータG83の出力端はNMOSトランジスタQ32
のゲートと接続され、入力端はNMOSトランジスタQ
32の他端と接続される。PMOSトランジスタQ31
とNMOSトランジスタQ32との接続点からセンスア
ンプ出力信号Siが出力される。
【0104】次に、上記のように構成されたセンスアン
プ部の動作について説明する。不揮発性メモリ素子MC
には、対応するブロックが最速消去ブロックの場合デー
タが書込まれ、“L”の信号がスイッチSW1へ入力さ
れる。初期状態において、スイッチSW1は、不揮発性
メモリ素子MC側を接続し、不揮発性メモリ素子MCか
ら出力される“L”の信号をNOR回路G81へ出力す
る。したがって、この状態でセンスアンプ制御回路SA
CCから“L”のレベルのセンスアンプ制御信号がNO
R回路G81へ入力され、インバータG82の出力が
“L”となり、センスアンプ回路SACが活性化され
る。この結果、カラムゲートを介して入力されたデータ
が増幅され、センスアンプ信号Siとして出力される。
一方、最速消去ブロック以外のブロックに対応した不揮
発性メモリ素子MCには、書込は行なわれていないの
で、不揮発性メモリ素子MCから出力される信号は
“H”の状態にある。したがって、インバータG82の
出力はセンスアンプ制御信号SACCから出力されるセ
ンスアンプ制御信号の状態にかかわらず“H”の状態に
なり、センスアンプ回路SACは非活性状態となり、セ
ンスアンプ出力信号Siは出力されない。
【0105】また、最速消去ブロックの消去動作が完了
した場合、すなわち、消去ベリファイ動作において最終
アドレスまで消去ベリファイ動作が完了した場合、アド
レス検出回路ACがこの状態を検知し、スイッチSW1
を接地電位側に切換える。したがって、センスアンプ制
御回路SACCから出力されるセンスアンプ制御信号に
応じてセンスアンプ回路SACが活性または非活性化さ
れ、通常の動作を行なうことができる。
【0106】以上のように本実施例のフラッシュメモリ
では、複数のブロックのうち予め最速消去ブロックを特
定し、その結果を不揮発性メモリ素子に記憶させること
により、最速消去ブロックの消去動作が完了するまで
は、最速消去ブロックの消去ベリファイ結果のみによ
り、消去パルスを印加するようにしているので、無駄な
消去パルスを発生させることがなくなり、消去時間を短
縮することが可能となる。また、本実施例では、所定の
初期消去上限値までは、第1の実施例と同様に消去動作
のみを行なっているので、消去時間をさらに短縮するこ
とが可能となる。
【0107】上記各実施例では、各メモリセルアレイブ
ロックMB0〜MB7を2つのブロックに分割した場合
について述べたが、2つ以上の複数のブロックに分割さ
れている場合でも本発明を同様に適用することができ、
同様の効果を得ることができる。
【0108】
【発明の効果】請求項1ないし請求項4記載の不揮発性
半導体記憶装置においては、消去パルスの数が消去動作
に使用される高電圧の値に応じて予め設定された初期消
去上限値になるまで消去動作のみを行なっているので、
その間の消去ベリファイ動作を行なう時間がなくなり、
消去時間を短縮することが可能となる。
【0109】請求項5および請求項6記載の不揮発性半
導体記憶装置においては、外部から装置内部に供給され
消去動作に用いられる高電圧のレベルに応じて消去動作
のみを行なう回数を最適化することができ、無駄な消去
パルスを印加するこがなくなり、消去時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0110】請求項7および請求項8記載の不揮発性半
導体記憶装置においては、複数のブロックのすべてが未
消去と判定されるまで消去ベリファイ動作を継続してい
るので、不要な消去パルスを発生させることがなく、消
去時間を短縮することが可能となる。
【0111】請求項9および請求項10記載の不揮発性
半導体記憶装置においては、最速消去ブロックの消去動
作が完了するまで、最速消去ブロックの消去ベリファイ
結果のみに応じて消去動作を行なっているので、無駄な
消去パルスを発生させることがなく、消去時間を短縮す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のフラッシュメモリ構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す消去パルス発生回路の構成を示す
回路図である。
【図3】 図2に示す消去パルス発生回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】 図1に示す消去パルスカウンタの第1の実施
例の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示すカウンタの構成を示す回路図であ
る。
【図6】 図5に示すカウンタの動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図7】 図1に示す消去ベリファイ信号発生回路の構
成を示す回路図である。
【図8】 図7に示す消去ベリファイ信号発生回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】 図1に示す消去パルス制御回路の構成を示す
回路図である。
【図10】 図9に示す消去パルス制御回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図11】 図1に示すフラッシュメモリの消去時間の
短縮の効果を説明するための図である。
【図12】 図1に示す消去パルスカウンタの第2の具
体例の構成を示す図である。
【図13】 本発明の第2の実施例のフラッシュメモリ
の構成を示すブロック図である。
【図14】 図13に示す消去パルス制御回路の構成を
示す回路図である。
【図15】 本発明の第3の実施例のフラッシュメモリ
の構成を示すブロック図である。
【図16】 図15に示すセンスアンプ部の構成を示す
図である。
【図17】 フラッシュメモリのメモリトランジスタの
構造を示す図である。
【図18】 メモリトランジスタのVG −IG 特性を示
す図である。
【図19】 従来のフラッシュメモリの構成を示すブロ
ック図である。
【図20】 図19に示す消去パルス制御回路の構成を
示す回路図である。
【図21】 図19に示す出力切換回路の構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
RAB ロウアドレスバッファ、RD ロウデコーダ、
CAB コラムアドレスバッファ、CD コラムデコー
ダ、EC0a〜EC7a、EC0b〜EC7b消去回
路、MB0〜MB7 メモリセルアレイブロック、B0
a〜B7a、B0b〜B7b ブロック、CG0a〜C
G7a、CG0b〜CG7b コラムゲート、SA0a
〜SA7a、SA0b〜SA7b センスアンプ、OS
0〜OS7 出力切換回路、IOB0〜IOB7 入出
力バッファ、CC 制御回路、EPG 消去パルス発生
回路、TM 内部タイマ、EPC 消去パルスカウン
タ、EBC 消去ベリファイ信号発生回路、EPCC
消去パルス制御回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−259978(JP,A) 特開 平6−139785(JP,A) 特開 平6−203590(JP,A) 特開 平6−5087(JP,A) 特開 平3−181095(JP,A) 特開 平5−325576(JP,A) 特開 平6−131890(JP,A) 特開 平8−77784(JP,A) 特開 平5−86199(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力データごとに対応して設けられた
    メモリセルアレイブロックを含む不揮発性半導体記憶装
    置であって、 前記メモリセルアレイブロックは、複数のブロックに分
    割され、 前記不揮発性半導体記憶装置は、 消去パルスを出力する消去パルス出力手段と、 前記消去パルスの数をカウントし、前記消去パルスの数
    消去動作に使用される高電圧の値に応じて予め設定さ
    れた初期消去上限値になったとき、消去ベリファイ動作
    の許可を指令するための消去ベリファイイネーブル信号
    を出力するカウント手段と、 前記消去ベリファイイネーブル信号に応じて、消去ベリ
    ファイ信号を出力する消去ベリファイ信号出力手段と、 前記複数のブロックごとに対応して設けられ、前記消去
    ベリファイ信号に応答して、対応するブロック内のデー
    タに対して消去ベリファイを行なう複数の消去ベリファ
    イ手段と、 前記複数のブロックごとに対応して設けられ、前記消去
    パルスに応じて、対応するブロック内のデータを消去す
    る複数の消去手段とを含む不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記カウント手段は、 直列に接続された複数の分周カウンタを含み、 前記カウント手段は、 前記消去パルスを順次分周し、前記消去ベリファイイネ
    ーブル信号を出力する請求項1記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性半導体記憶装置は、さら
    に、 前記消去ベリファイイネーブル信号が消去ベリファイ動
    作の許可を指令していないとき、前記消去パルスに応答
    して消去パルス制御信号を出力し、前記消去ベリファイ
    イネーブル信号が前記消去ベリファイ動作の許可を指令
    しているとき、前記消去ベリファイ回路のベリファイ結
    果に応じて前記消去パルス制御信号を出力する消去パル
    ス制御手段を含み、 前記消去パルス出力手段は、 前記消去パルス制御信号に応答して前記消去パルスを出
    力する請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記カウント手段は、 外部から装置内部に供給される高電圧の値に応じて、前
    記初期消去上限値を可変する請求項1記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 データを記憶するための複数の不揮発性
    メモリセルを含むメモリセルアレイと、 消去パルスを出力する消去パルス出力手段と、 前記消去パルスの数が初期消去上限値になったとき、消
    去ベリファイ動作の許可を指令するための消去ベリファ
    イイネーブル信号を出力するカウント手段と、 前記消去ベリファイイネーブル信号に応じて消去ベリフ
    ァイ信号を出力する消去ベリファイ信号出力手段と、 前記メモリセルアレイ内のデータに対して消去ベリファ
    イを行なう消去ベリファイ手段と、 前記消去パルスに応じて前記メモリセルアレイ内のデー
    タを消去する消去手段とを含み、 前記カウント手段は、 外部から装置内部に供給され消去動作に用いられる高電
    圧のレベルに応じて前記初期消去上限値を可変する不揮
    発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記カウント手段は、 直列に接続された複数の分周カウンタと、 前記高電圧のレベルを検出するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段の検出値に応じて、前記複数の分周
    カウンタの中から所定の分周カウンタの出力を前記消去
    ベリファイイネーブル信号として出力する出力手段とを
    含む請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 入出力データごとに対応して設けられた
    メモリセルアレイブロックを含む不揮発性半導体記憶装
    置であって、 前記メモリセルアレイブロックは、複数のブロックに分
    割され、 前記不揮発性半導体記憶装置は、 消去パルスを出力する消去パルス出力手段と、 前記複数のブロックごとに対応して設けられ、対応する
    ブロック内のデータに対し消去ベリファイを行なう複数
    の消去ベリファイ手段と、 前記複数のブロックごとに対応して設けられ、前記消去
    パルスに応じて対応するブロック内のデータを消去する
    複数の消去手段と、前記消去ベリファイ手段により前記複数のブロックのう
    ち1つのブロックのみが未消去と判定されても前記消去
    ベリファイ手段に消去ベリファイ動作を継続させ、 前記
    消去ベリファイ手段により前記複数のブロックのすべて
    が未消去と判定されたときのみ、前記消去パルスを制御
    する消去パルス制御信号を出力する消去パルス制御手段
    とを含み、 前記消去パルス出力手段は、 前記消去パルス制御信号に応じて前記消去パルスを出力
    する不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性半導体記憶装置は、さら
    に、 前記消去パルスをカウントし、前記消去パルスの数が初
    期消去上限値になったとき、通常の消去動作を指令する
    指令信号を出力するカウント手段と、 前記消去パルス制御手段は、 前記指令信号が通常の消去動作を指令していない状態
    で、前記消去ベリファイ手段により前記複数のブロック
    のうち1つのブロックのみが未消去と判定されても前記
    消去ベリファイ手段に消去ベリファイ動作を継続させ、
    前記消去ベリファイ手段により前記複数のブロックのす
    べてが未消去と判定されたときのみ、前記消去パルス制
    御信号を出力し、 前記指令信号が通常の消去動作を指令している状態で、
    前記消去ベリファイ手段により前記複数のブロックのう
    ち1つでも未消去と判定されたとき、各ブロックごとの
    消去ベリファイ結果に応じて、前記消去パルス制御信号
    を出力する請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 入出力データごとに対応して設けられた
    メモリセルアレイブロックを含む不揮発性半導体記憶装
    置であって、 前記メモリセルアレイブロックは、複数のブロックに分
    割され、 前記不揮発性半導体記憶装置は、消去パルスを出力する
    消去パルス出力手段と、 前記複数のブロックごとに対応して設けられ、対応する
    ブロック内のデータに対して消去ベリファイを行なう複
    数の消去ベリファイ手段と、 前記複数のブロックごとに対応して設けられ、前記消去
    パルスに応じて対応するブロックのデータを消去する複
    数の消去手段と、 前記複数のブロックのうち消去速度が最も速い最速消去
    ブロックを特定する特定手段と、 前記特定手段により特定された最速消去ブロックの消去
    が完了するまで、前記複数の消去ベリファイ手段のうち
    前記最速消去ブロックに対応する消去ベリファイ手段の
    判定結果のみに応じて、消去パルス制御信号を出力する
    消去パルス制御手段とを含み、 前記消去パルス出力手段は、 前記消去パルス制御信号に応じて、前記消去パルスを出
    力する不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記特定手段は、 前記複数のブロックごとに対応して設けられた複数の不
    揮発性記憶素子を含み、 前記複数の不揮発性記憶素子のうち前記最速消去ブロッ
    クに対応する不揮発性記憶素子にのみデータが書込ま
    れ、 前記複数の消去ベリファイ手段は、所定の制御信号に応
    じて活性化され、 前記消去パルス制御手段は、 前記複数の不揮発性記憶素子のデータと前記制御信号と
    に応じて前記消去ベリファイ手段を活性化させる活性化
    手段を含む請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置。
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