JP2010086623A - Nand型フラッシュメモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】非選択ブロックの誤消去を防止することが可能なNAND型フラッシュメモリを提供する。
【解決手段】ブロック毎にデータ消去するNAND型フラッシュメモリであって、ブロック毎に設けられ、半導体基板に形成されたウェル上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、を有し、浮遊ゲートに蓄積する電荷量を制御することによりデータを書き換え可能な複数のメモリセルトランジスタと、複数のメモリセルトランジスタの制御ゲートにそれぞれ接続されたワード線に、ドレインがそれぞれ対応して接続された複数のMOSトランジスタを有し、MOSトランジスタのゲート電圧およびソース電圧を制御するロウデコーダと、備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル電流によりメモリセルトランジスタに対して書き込み/消去するNAND型フラッシュメモリに関するものである。
従来、NAND型フラッシュメモリのデータ消去は、ブロック毎、すなわち、選択されたブロック内の全てのメモリセルトランジスタに対して同時に行われる。言い換えれば、非選択のブロックの全てのメモリセルトランジスタは、データが消去されてはならない(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、NANDフラッシュメモリの消去動作において、メモリセルトランジスタのウェルに、昇圧された消去電圧(例えば、約20V)を印加する。
さらに、選択ブロックの全てのワード線WLには、0Vの電圧が印加される。
一方、非選択ブロックの全てのワード線WLは、フローティング状態に制御される。したがって、ウェルに消去電圧(約20V)を印加すると、カップリングにより、昇圧された消去電圧(20V)と同程度の電圧が、非選択ブロックの全てのワード線WLに印加されることになる。
ここで、ワード線WLは、ロウデコーダのMOSトランジスタのドレイン側に接続されている。そして、該消去動作時において、選択ブロックのワード線WLに接続されたMOSトランジスタはオン状態で、そのソース電圧が0Vに制御される。一方、非選択のワード線WLに接続されたMOSトランジスタはオフ状態(ゲート電圧が0V)、ソース電圧が0Vに制御される。
したがって、上述のようにウェルに消去電圧が印加されるとき、非選択ブロックのワード線WLに接続された該MOSトランジスタは、ドレインに20V、ゲートに0V、ソースに0Vが印加された状態になる。そして、この状態が続くと、該MOSトランジスタのカットオフ特性が劣化し、リーク電流が増加することとなる。
これにより、非選択ブロックのワード線WLの電位は、消去動作中、低下してしまう。非選択ブロックのワード線WLの電位があるところまで低下すると、誤消去が起こってしまう。
すなわち、消去時間(ウェルに消去電圧を印加し続ける時間)が長ければ長いほど、非選択ブロックのワード線WLの電圧降下が大きくなるので、誤消去が起こる確率が高くなる。
特開平7−169284号公報
本発明は、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することが可能なNAND型フラッシュメモリを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従ったNAND型フラッシュメモリは、
ブロック毎にデータ消去するNAND型フラッシュメモリであって、
前記ブロック毎に設けられ、半導体基板に形成されたウェル上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、を有し、前記浮遊ゲートに蓄積する電荷量を制御することによりデータを書き換え可能な複数のメモリセルトランジスタと、
複数の前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートにそれぞれ接続されたワード線に、ドレインがそれぞれ対応して接続された複数のMOSトランジスタを有し、前記MOSトランジスタのゲート電圧およびソース電圧を制御するロウデコーダと、備え、
消去動作時において、
前記MOSトランジスタのうち、選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第1のMOSトランジスタを、オンして、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートを第1の電圧に固定するとともに、
前記MOSトランジスタのうち、非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第2のMOSトランジスタを、オフすることにより、前記非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートをフローティング状態にし、
前記第1の電圧よりも高い消去電圧を前記ウェルに規定回数だけ印加し、
その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイすることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る実施例に従ったNAND型フラッシュメモリは、
ブロック毎にデータ消去するNAND型フラッシュメモリであって、
前記ブロック毎に設けられ、半導体基板に形成されたウェル上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、を有し、前記浮遊ゲートに蓄積する電荷量を制御することによりデータを書き換え可能な複数のメモリセルトランジスタと、
複数の前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートにそれぞれ接続されたワード線に、ドレインがそれぞれ対応して接続された複数のMOSトランジスタを有し、前記MOSトランジスタのゲート電圧およびソース電圧を制御するロウデコーダと、備え、
消去動作時において、
前記MOSトランジスタのうち、選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第1のMOSトランジスタを、オンして、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートを第1の電圧に固定するとともに、
前記MOSトランジスタのうち、非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第2のMOSトランジスタを、オフすることにより、前記非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートをフローティング状態にし、
前記第1の電圧よりも高い消去電圧を前記ウェルに、規定回数だけ、前記消去電圧を段階的に高く設定しながら印加し、
その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイすることを特徴とする。
本発明のNAND型フラッシュメモリによれば、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することができる。
ここで、図11は、従来の消去動作時における、ワード線の電圧と消去時間との関係を示す図である。
図11に示すように、ウェルに例えば20Vの消去電圧を印加すると、ウェルと制御ゲート(ワード線)のカップリングにより、非選択ブロックのワード線の電位は、消去電圧と同じ電位くらいに上昇する(時間T0)。
既述のように、ウェルに消去電圧を印加する期間中は、非選択ブロックのワード線に接続されたMOSトランジスタはオフ状態である。すなわち、該MOSトランジスタのドレインに約20V、ゲートに0V、ソースに0Vの電圧が印加されている。この状態が続くと、該MOSトランジスタのカットオフ特性が劣化し、リーク電流が増加することとなる。
そして、電流がリークし続けると、非選択ブロックの該ワード線の電圧は、次第に電圧は降下することとなる。
このワード線の電圧降下量が大きくなると、ウェルと非選択ブロックのWLの電位差が大きくなる(時間Tbで電位差ΔV1)。これにより、非選択ブロックのメモリセルトランジスタのデータが消去されてしまうという誤消去が発生し得る。
そこで、本発明に係るNAND型フラッシュメモリは、データ消去において、たとえば消去のパルスが1回のところを複数回に分けて消去する(パルスを印加する1回当たりの時間を短くする)。
これにより、データ消去において、非選択ブロックのワード線に接続されたMOSトランジスタにおけるリーク電流を低減する。
したがって、非選択ブロックのワード線の電圧の低下を抑制でき、該非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防ぐことができる。
以下、本発明に係る各実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、NAND型フラッシュメモリ100は、メモリセルアレイ1と、ビット線制御回路2と、カラムデコーダ3と、データ入出力バッファ4と、データ入出力端子5と、ロウデコーダ6と、制御回路7と、制御信号入力端子8と、ソース線制御回路9と、ウェル制御回路10と、を備える。
メモリセルアレイ1は、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含む。このメモリセルアレイ1は、例えば、EEPROMセルからなる電気的にデータを書き換え可能なメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置されている。
このメモリセルアレイ1には、ビット線の電位を制御するためのビット線制御回路2と、ワード線の電位を制御するためのロウデコーダ6とが接続されている。上記複数のメモリセルトランジスタは、複数のブロックに分割されて配置されている。消去動作時には、何れかのブロックがロウデコーダ6により選択され、残りのブロックが非選択とされる。
ビット線制御回路2は、メモリセルアレイ1内のビット線の電位をセンス増幅するセンスアンプと、書き込みを行うためのデータをラッチするためのデータラッチ回路との両方の役割を持つデータ記憶回路を含む。そして、ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルトランジスタのデータを読み出したり、ビット線を介して該メモリセルトランジスタの状態を検出したり、ビット線を介して該メモリセルトランジスタに書き込み制御電圧を印加して該メモリセルトランジスタに書き込みを行う。
また、ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4が接続されている。ビット線制御回路2内の該データ記憶回路は、カラムデコーダ3により選択され、このデータ記憶回路に読み出されたメモリセルトランジスタのデータは、データ入出力バッファ4を介してデータ入出力端子5から外部へ出力される。
また、外部からデータ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択された該データ記憶回路に記憶される。
ロウデコーダ6は、メモリセルアレイ1に接続されている。このロウデコーダ6は、メモリセルアレイ1のワード線に、読み出し或いは書き込み或いは消去に必要な電圧を、印加する。
ソース線制御回路9は、メモリセルアレイ1に接続されている。このソース線制御回路9は、ソース線の電圧を制御するようになっている。
ウェル制御回路10は、メモリセルアレイ1に接続されている。このウェル制御回路10は、メモリセルトランジスタが形成される半導体基板(ウェル)の電圧を制御するようになっている。
制御回路7は、メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4、ロウデコーダ6、ソース線制御回路9、および、ウェル制御回路10を、制御するようになっている。
この制御回路7は、外部から制御信号入力端子8を介して入力される制御信号によって制御動作する。すなわち、制御回路7は、該制御信号に応じて、データのプログラム、ベリファイ、読み出し、消去時に、所望の電圧を発生し、メモリセルアレイ1の各部に供給する。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、データ入出力バッファ4を含む構成を示す回路図である。
図2に示すように、ビット線制御回路2は、複数のデータ記憶回路310、311、・・・、312111を有している。
各データ記憶回路310、311、・・・、312111は、カラムセレクトゲート320、321、・・・、322111を介してデータ入出力バッファ4に接続されている。これらのカラムセレクトゲート320、321、・・・、322111は、カラムデコーダ3から供給されるカラム選択信号CSL0、CSL1、・・・、CSL2111により制御される。
各データ記憶回路310、311、・・・、312111には、一対のビット線が接続される。すなわち、データ記憶回路310には、ビット線BL0、BL1が接続され、データ記憶回路311には、ビット線BL2、BL3が接続され、データ記憶回路312111には、ビット線BL4222、BL4223が接続されている。
また、図2に示すように、メモリセルアレイ1には、既述のように、複数のNANDセルユニットが接続されている。
1つのNANDセルユニットは、直列接続された例えば64個のメモリセルトランジスタM1、M2、M3、・・・、M64と、メモリセルトランジスタM1に接続された選択ゲートトランジスタS1と、メモリセルトランジスタM64に接続された選択ゲートトランジスタS2とにより構成されている。
これらのメモリセルトランジスタM11、M2、M3、・・・、M64は、ブロック毎に設けられている。
第1の選択ゲートトランジスタS1は、ビット線BL0に接続されている。また、第2の選択ゲートトランジスタS2は、ソース線SRCに接続されている。
各行に配置されたメモリセルトランジスタM1、M2、M3、・・・、M64の制御ゲートは、ワード線WL1、WL2、WL3、・・・、WL64に接続されている。
また、第1の選択ゲートトランジスタS1のゲートは、セレクト線SG1に共通に接続されている。第2の選択ゲートトランジスタS2のゲートは、セレクト線SG2に共通に接続されている。
図3Aは、図2に示すメモリセルトランジスタMの断面を示す断面図である。
図3Aに示すように、メモリセルトランジスタMは、浮遊ゲート44と、制御ゲート46と、拡散層42と、を有する。
半導体基板に形成されたウェル(以下、単に半導体基板ともいう)41には、メモリセルトランジスタMのソース・ドレイン領域となる拡散層42が形成されている。また、ウェル41の上にはゲート絶縁膜43を介して浮遊ゲート44が形成されている。この浮遊ゲート44上には、ゲート絶縁膜45を介して制御ゲート46が形成されている。
メモリセルトランジスタMは、そのしきい値電圧でデータを記憶するようになっている。このしきい値電圧は、浮遊ゲート44に蓄えられる電荷量により決まる。浮遊ゲート44中の電荷量は、ゲート絶縁膜43を通るトンネル電流で変化させることができる。
すなわち、ウェル41と拡散層42に対して制御ゲート46を十分高い電位にすると、ゲート絶縁膜43を通して電子が浮遊ゲート44に注入され、しきい値電圧が高くなる。
一方、制御ゲート46に対してウェル41と拡散層42を十分高い電位にすると、ゲート絶縁膜43を通して電子が浮遊ゲート44から放出され、しきい値電圧が低くなる。
このように、メモリセルトランジスタMは、浮遊ゲート44に蓄積する電荷量を制御することによりデータを書き換え可能である。
図3Bは、図2に示す選択ゲートトランジスタの断面を示す断面図である。
図3Bに示すように、ウェル41には、選択ゲートトランジスタS1、S2のソース・ドレイン領域となる拡散層47が形成されている。また、ウェル41の上にはゲート絶縁膜48を介して制御ゲート49が形成されている。
また、図4は、図1に示すロウデコーダ6の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、ロウデコーダ6は、複数のMOSトランジスタTSG1、TSG2、TWL1〜TWL64と、ドライバ回路6aと、を有する。
MOSトランジスタTSG1、TSG2のドレインは、図2に示す選択ゲートトランジスタS1、S2の制御ゲートに接続されたセレクト線SG1、SG2にそれぞれ接続されている。
MOSトランジスタTWL1〜TWL64のドレインは、図2に示すメモリセルトランジスタM1〜M64の制御ゲートに接続されたワード線WL1〜WL64にそれぞれ接続されている。
ドライバ回路6aは、制御回路7の出力に応じて、MOSトランジスタTSG1、TSG2、TWL1〜TWL64のゲート電圧およびソース電圧を制御するようになっている。
ロウデコーダ6は、ドライバ回路6aでゲート電圧およびソース電圧を制御することにより、複数のMOSトランジスタTSG1、TSG2、TWL1〜TWL64を制御して、ブロックを選択する。
ここで、以上のような構成を有するNAND型フラッシュメモリ100の動作について説明する。
NAND型フラッシュメモリ100のデータ消去は、ブロック毎、すなわち、選択されたブロック内の全てのメモリセルトランジスタに対して同時に行われる。
まず、NAND型フラッシュメモリ100の消去動作時において、消去電圧を一定期間ウェルに印加する動作シーケンスの一例(1回分)について説明する。
図5は、NAND型フラッシュメモリ100の消去動作時において、消去電圧を一定期間ウェルに印加する動作を示す波形図である。
図5に示すように、まず、ロウデコーダ6が、非選択ブロックの全てのワード線WLに接続されたMOSトランジスタを、オフ状態にする。なお、このMOSトランジスタのソース電圧は、例えば、0Vである。すなわち、非選択ブロックの全てのワード線WLは、フローティング状態に制御される。
なお、ロウデコーダ6は、非選択ブロックの選択ゲートトランジスタS1、S2もオフ状態にする。すなわち、非選択ブロックの全てのセレクト線SG1、SG2は、フローティング状態に制御される。
一方、ロウデコーダ6は、選択ブロックの全てのワード線WLに接続されたMOSトランジスタを、オン状態にする。すなわち、選択ブロックの全てのワード線WLには、0V(接地)に固定される。
なお、ロウデコーダ6は、選択ブロックの選択ゲートトランジスタS1、S2もオフ状態にする。すなわち、選択ブロックの全てのセレクト線SG1、SG2は、フローティング状態に制御される。
上述のように、消去動作時において、ロウデコーダ6は、MOSトランジスタのうち、選択ブロックのメモリセルトランジスタの制御ゲートに接続されたワード線にドレインが接続された第1のMOSトランジスタを、オンする。これにより、選択ブロックのメモリセルトランジスタの制御ゲートを第1の電圧(0V)に固定する。さらに、ロウデコーダ6は、MOSトランジスタのうち、非選択ブロックのメモリセルトランジスタの制御ゲートに接続されたワード線にドレインが接続された第2のMOSトランジスタを、オフする。これにより、非選択ブロックのメモリセルトランジスタの制御ゲートをフローティング状態にする。
上記状態で、昇圧回路によって昇圧された消去電圧(例えば、約20V)を、ウェル制御回路10により、ウェル(半導体基板)に印加する(時間t1)。
ここで、ウェルに消去電圧(約20V)が印加されると、カップリングにより、昇圧された消去電圧(20V)と同程度の電圧が、非選択ブロックの全てのワード線WLに印加されることになる(時間t1〜t2)。すなわち、ウェルの電圧WELLの上昇と共に、非選択ブロックの全てのワード線WLが上昇する。このとき、各セレクト線、ビット線、およびソース線もカップリング等により消去電圧と同程度の約20Vに制御される。
すなわち、非選択ブロックのメモリセルトランジスタの浮遊ゲートとウェル(半導体基板)との間に、データ消去のために必要な所定の電位差が発生しない。
これにより、非選択ブロックのメモリセルトランジスタMの浮遊ゲートから電子がウェルに放出されず、しきい値電圧は変化しない。
一方、時間t1〜t2において、選択ブロックの全てのワード線WLは、上述のように、0Vに固定されたままである。これにより、浮遊ゲートとウェル(半導体基板)との間に所定の電位差が発生する。このとき、各セレクト線、ビット線、およびソース線もカップリング等により消去電圧と同程度の約20Vに制御される。すなわち、選択ブロックのメモリセルトランジスタMの制御ゲートに対してウェル(半導体基板)と拡散層(ソース・ドレイン)が十分高い電位になる。
これにより、選択ブロックのメモリセルトランジスタMの浮遊ゲートからゲート絶縁膜を通して電子がウェルに放出され、しきい値電圧が負側にシフトする。すなわち、選択ブロックのメモリセルトランジスタのデータが消去される。
次に、ウェルに印加する電圧を低下させることにより、非選択ブロックの電圧も低下する(時間t2〜t3)。
以上により、消去電圧を、一定期間、ウェルに1回印加する動作が完了する。
ここで、図6は、本実施例1の消去動作時における、非選択ブロックのワード線の電圧と消去時間との関係を示す図である。
図6に示すように、ウェル制御回路10により、ウェルに例えば約20Vの昇圧された消去電圧を印加する。これにより、ウェルと制御ゲート(ワード線)のカップリングにより、非選択ブロックのワード線の電位は、消去電圧と同じ電位くらいに上昇する(時間T0)。
ここで、既述のように、消去電圧をウェルに印加する期間中は、非選択ブロックのワード線に接続されたMOSトランジスタはオフ状態である。すなわち、該MOSトランジスタのドレインに約20V、ゲートに0V、ソースに0Vの電圧が印加されている。この状態が続くと、該MOSトランジスタのカットオフ特性が劣化し、リーク電流が増加することとなる。
そして、電流がリークし続けると、非選択ブロックの該ワード線の電圧は、降下することとなる。
そこで、本実施例では、このワード線の電圧降下量が大きくなる前に、ウェルへの消去電圧の印加を停止し、その後、再度、ウェルへ消去電圧を印加するようにする。これにより、該電圧降下量は時間Ta(<Tb)で、図11に示す電位差ΔV1よりも小さい電位差ΔV2なる。これにより、非選択ブロックにおける誤消去を抑制することができる。
なお、この時間Taは、データ消去のために必要な該所定の電位差が生じない範囲に設定される。
上記図6に示すように、ウェルに消去電圧が複数回連続して印加されることにより、非選択ブロックのワード線の電圧が複数回昇圧される。
次に、消去電圧を一定期間ウェルに印加する上述の動作シーケンスを用いたNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの、一例について説明する。
図7は、本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、先ず、例えば、制御回路7は、メモリセルトランジスタに設定されているしきい値電圧等に応じて、消去電圧の初期値を設定する(ステップS1)。
次に、既述の図5に示すシーケンス動作により、制御回路7とウェル制御回路10により、設定された消去電圧をウェルに印加する(ステップS2)。
次に、制御回路7は、予め規定された規定回数(N(≧2)回)以上、該シーケンス動作により、消去電圧をウェルに印加したかを判断する(ステップS3)。
このステップS3で、制御回路7が消去電圧をウェルに印加した回数がN回に満たないと判断した場合は、ステップS2に戻り、再度、上記シーケンス動作により消去電圧がウェルに印加される。
すなわち、上述のステップS1〜S3により、既述の第1の電圧(0V)よりも高い消去電圧をウェルに規定回数だけ印加する。
一方、ステップS3で、制御回路7が消去電圧をウェルに印加した回数がN回以上であると判断した場合は、制御回路7は、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイする(ステップS4)。
このステップS4で、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、該第1のしきい値電圧より高いとベリファイした場合には、消去電圧をより高く設定し(ステップS5)、ステップS2に戻る。
このステップS2では、より高く設定された消去電圧が、上記シーケンス動作により、ウェルに印加されることになる。なお、該消去電圧の設定を高くせずに、再度、同じ消去電圧をウェルに該規定回数だけ印加するようにしてもよい。その後、ステップS3で、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、第1のしきい値電圧以下であるかを、再度、ベリファイする。
一方、ステップS4で、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が該第1のしきい値電圧以下であるとベリファイした場合には、データが消去されたものとして、消去動作を終了する。
このように、消去ベリファイ動作をする前、従来1回であったウェルへの消去電圧の印加を、複数回に分けて行う。すなわち、消去ベリファイ動作をする前に、ウェルへの消去電圧の印加を複数回続けて行う。これにより、一回当たりの消去電圧の印加時間を短くできる。
したがって、ロウデコーダ6のMOSトランジスタのカットオフ特性の劣化によるリーク電流の増加を抑制することができる。すなわち、非選択ブロックのワード線の電圧降下を抑えることができる。
すなわち、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することができる。
次に、消去電圧を一定期間ウェルに印加する上述の動作シーケンスを用いたNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの、他の例について説明する。
図8は、本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの他の例を示すフローチャートである。
図8に示すように、図7と同様に、先ず、例えば、制御回路7は、メモリセルトランジスタに設定されているしきい値電圧等に応じて、消去電圧の初期値を設定する(ステップS1)。
次に、図7と同様に、図5に示すシーケンス動作により、制御回路7は、設定された消去電圧をウェルに印加する(ステップS2)。
次に、図7と同様に、制御回路7は、予め設定された規定回数(N(≧2)回)以上、該シーケンス動作により、消去電圧をウェルに印加したかを判断する(ステップS3)。
このステップS3で、制御回路7が消去電圧をウェルに印加した回数がN回に満たないと判断した場合は、消去電圧をより高く設定する(ステップS5a)。そして、ステップS2に戻り、再度、上記シーケンス動作により、より高く設定された消去電圧がウェルに印加される。
すなわち、上述のステップS1〜S3、S5aにより、該第1の電圧(0V)よりも高い消去電圧をウェルに、規定回数だけ、消去電圧を段階的に高く設定しながら印加する。
一方、ステップS3で、制御回路7は、消去電圧をウェルに印加した回数がN回以上であると判断した場合は、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイする(ステップS4)。
このステップS4で、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、該第1のしきい値電圧より高いとベリファイした場合には、消去電圧をより高く設定し(ステップS5a)、ステップS2に戻る。このステップS2では、より高く設定された消去電圧が、上記シーケンス動作により、ウェルに印加されることになる。
一方、ステップS4で、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が該第1のしきい値電圧以下であるとベリファイした場合には、データが消去されたものとして、消去動作を終了する。
このように、消去ベリファイ動作をする前、従来1回であったウェルへの消去電圧の印加を、複数回に分けて行う。すなわち、消去ベリファイ動作をする前に、ウェルへの消去電圧の印加を複数回続けて行う。これにより、一回当たりの消去電圧の印加時間を短くできる。
したがって、ロウデコーダ6のMOSトランジスタのカットオフ特性の劣化によるリーク電流の増加を抑制することができる。すなわち、非選択ブロックのワード線の電圧降下を抑えることができる。
すなわち、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することができる。
次に、消去電圧を一定期間ウェルに印加する上述の動作シーケンスを用いたNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの、さらに他の例について説明する。
図9は、本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローのさらに他の例を示すフローチャートである。
図9に示すように、先ず、図7と同様に、例えば、制御回路7は、メモリセルトランジスタに設定されているしきい値電圧等に応じて、消去電圧の初期値を設定する(ステップS1)。
次に、図7と同様に、図5に示すシーケンス動作により、制御回路7は、設定された消去電圧をウェルに印加する(ステップS2)。
次に、図7と同様に、制御回路7は、予め設定された規定回数(N(≧2)回)以上、該シーケンス動作により、消去電圧をウェルに印加したかを判断する(ステップS3)。
このステップS3で、制御回路7が消去電圧をウェルに印加した回数がN回に満たないと判断した場合は、ステップS2に戻り、再度、上記シーケンス動作により消去電圧がウェルに印加される。
一方、ステップS3で、制御回路7は、消去電圧をウェルに印加した回数がN回以上であると判断した場合は、予め設定された条件に基づいて、消去ベリファイ動作するか否かを判断する(ステップS6)。なお、この予め設定された条件には、ベリファイの回数、消去電圧、メモリセルトランジスタに設定されているしきい値電圧等が含まれる。
このステップS6で、制御回路7は、消去ベリファイ動作しないと判断した場合には、消去電圧をより高く設定し(ステップS5)、ステップS2に戻る。このステップS2では、より高く設定された消去電圧が、上記シーケンス動作により、ウェルに印加されることになる。
一方、ステップS6で、制御回路7は、消去ベリファイ動作すると判断した場合には、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイする(ステップS4a)。
このステップS4aで、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、該第1のしきい値電圧より高いとベリファイした場合には、消去電圧をより高く設定し(ステップS5)、ステップS2に戻る。このステップS2では、より高く設定された消去電圧が、上記シーケンス動作により、ウェルに印加されることになる。
一方、ステップS4aで、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が該第1のしきい値電圧以下であるとベリファイした場合には、データが消去されたものとして、消去動作を終了する。
このように、消去ベリファイ動作をする前、従来1回であったウェルへの消去電圧の印加を、複数回に分けて行う。すなわち、消去ベリファイ動作をする前に、ウェルへの消去電圧の印加を複数回続けて行う。これにより、一回当たりの消去電圧の印加時間を短くできる。
したがって、ロウデコーダ6のMOSトランジスタのカットオフ特性の劣化によるリーク電流の増加を抑制することができる。すなわち、非選択ブロックのワード線の電圧降下を抑えることができる。
すなわち、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することができる。
次に、消去電圧を一定期間ウェルに印加する上述の動作シーケンスを用いたNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの、さらに他の例について説明する。
図10は、本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの、さらに他の例を示すフローチャートである。
図10に示すように、先ず、図7と同様に、例えば、制御回路7は、メモリセルトランジスタに設定されているしきい値電圧等に応じて、消去電圧の初期値を設定する(ステップS1)。
次に、図7と同様に、図5に示すシーケンス動作により、制御回路7は、設定された消去電圧をウェルに印加する(ステップS2)。
次に、図7と同様に、制御回路7は、予め設定された規定回数(N(≧2)回)以上、該シーケンス動作により、消去電圧をウェルに印加したかを判断する(ステップS3)。
このステップS3で、制御回路7が消去電圧をウェルに印加した回数がN回に満たないと判断した場合は、ステップS2に戻り、再度、上記シーケンス動作により消去電圧がウェルに印加される。
一方、ステップS3で、制御回路7は、消去電圧をウェルに印加した回数がN回以上であると判断した場合は、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイする(ステップS4)。
このステップS4で、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、該第1のしきい値電圧より高いとベリファイした場合には、消去電圧をより高く設定し(ステップS5)、ステップS2に戻る。このステップS2では、より高く設定された消去電圧が、上記シーケンス動作により、ウェルに印加されることになる。
一方、ステップS4で、制御回路7は、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が該第1のしきい値電圧以下であるとベリファイした場合には、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、該第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧以上であるかをベリファイする(ステップS7)。
このステップS7で、制御回路7が、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が、該第2のしきい値電圧より低いとベリファイした場合には、選択ブロックの該メモリセルトランジスタに対してソフトプログラムし(ステップS8)、ステップS7に戻る。
なお、このソフトプログラムは、いわゆる軽い書き込み動作であるが、通常の書き込み動作よりも、しきい値電圧の変化が小さくなるように、書き込み電圧等が制御される。
一方、ステップS7で、制御回路7は、選択ブロックのメモリセルトランジスタのしきい値電圧が該第2のしきい値電圧以上であるとベリファイした場合には、データが消去されたものとして、消去動作を終了する。これにより、メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する所定のしきい値電圧の範囲内にあることになる。
このように、消去ベリファイ動作をする前、従来1回であったウェルへの消去電圧の印加を、複数回に分けて行う。すなわち、消去ベリファイ動作をする前に、ウェルへの消去電圧の印加を複数回続けて行う。これにより、一回当たりの消去電圧の印加時間を短くできる。
したがって、ロウデコーダ6のMOSトランジスタのカットオフ特性の劣化によるリーク電流の増加を抑制することができる。すなわち、非選択ブロックのワード線の電圧降下を抑えることができる。
すなわち、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することができる。
以上のように、本実施例に係るNAND型フラッシュメモリによれば、非選択ブロックにおけるデータの誤消去を防止することができる。
本発明の一態様である実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すメモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、データ入出力バッファ4を含む構成を示す回路図である。 図2に示すメモリセルトランジスタの断面を示す断面図である。 図2に示す選択ゲートトランジスタの断面を示す断面図である。 図1に示すロウデコーダ6の構成の一例を示す図である。 NAND型フラッシュメモリ100の消去動作時において、消去電圧を一定期間ウェルに印加する動作シーケンスを示す波形図である。 本実施例1の消去動作時における、ワード線の電圧と消去時間との関係を示す図である。 本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの一例を示すフローチャートである。 本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローの他の例を示すフローチャートである。 本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローのさらに他の例を示すフローチャートである。 本実施例1に係るNAND型フラッシュメモリ100の消去動作のフローのさらに他の例を示すフローチャートである。 従来の消去動作時における、ワード線の電圧と消去時間との関係を示す図である。
符号の説明
1 メモリセルアレイ
2 ビット線制御回路
3 カラムデコーダ
4 データ入出力バッファ
5 データ入出力端子
6 ロウデコーダ
6a ドライバ回路
7 制御回路
8 制御信号入力端子
9 ソース線制御回路
10 ウェル制御回路
41 ウェル(半導体基板)
42 拡散層
43 ゲート絶縁膜
44 浮遊ゲート
45 ゲート絶縁膜
46 制御ゲート
47 拡散層
48 ゲート絶縁膜
49 制御ゲート
100 NAND型フラッシュメモリ
310、311、・・・、312111 センスラッチ回路
310a ラッチ回路
310b〜310d トランジスタ
320、321、・・・、322111 カラムセレクトゲート
CSL0、CSL1、・・・、CSL2111 カラム選択信号
BL0、BL1 ビット線
M1、M2、M3、・・・、M16 メモリセルトランジスタ
S1、S2 選択ゲートトランジスタ
SG1、SG2 セレクト線
SRC ソース線
TSG1、TSG2、TWL1〜TWL16 MOSトランジスタ
WL1、WL2、WL3、・・・、WL16 ワード線

Claims (6)

  1. ブロック毎にデータ消去するNAND型フラッシュメモリであって、
    前記ブロック毎に設けられ、半導体基板に形成されたウェル上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、を有し、前記浮遊ゲートに蓄積する電荷量を制御することによりデータを書き換え可能な複数のメモリセルトランジスタと、
    複数の前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートにそれぞれ接続されたワード線に、ドレインがそれぞれ対応して接続された複数のMOSトランジスタを有し、前記MOSトランジスタのゲート電圧およびソース電圧を制御するロウデコーダと、備え、
    消去動作時において、
    前記MOSトランジスタのうち、選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第1のMOSトランジスタを、オンして、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートを第1の電圧に固定するとともに、
    前記MOSトランジスタのうち、非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第2のMOSトランジスタを、オフすることにより、前記非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートをフローティング状態にし、
    前記第1の電圧よりも高い消去電圧を前記ウェルに規定回数だけ印加し、
    その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイする
    ことを特徴とする請求項1に記載のNAND型フラッシュメモリ。
  2. 前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が前記第1のしきい値電圧より高い場合には、再度、前記消去電圧を前記ウェルに前記規定回数だけ印加し、
    その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、前記第1のしきい値電圧以下であるかを、再度、ベリファイする
    ことを特徴とする請求項1に記載のNAND型フラッシュメモリ。
  3. 前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が前記第1のしきい値電圧より高い場合には、より高く設定した前記消去電圧を前記ウェルに前記規定回数だけ印加し、
    その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、前記第1のしきい値電圧以下であるかを、再度、ベリファイする
    ことを特徴とする請求項1に記載のNAND型フラッシュメモリ。
  4. 前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が前記第1のしきい値電圧以下の場合には、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、前記第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧以上であるかを、ベリファイし、
    前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が前記第2のしきい値電圧より低い場合には、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタに対してソフトプログラムする
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のNAND型フラッシュメモリ。
  5. ブロック毎にデータ消去するNAND型フラッシュメモリであって、
    前記ブロック毎に設けられ、半導体基板に形成されたウェル上に第1のゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に第2のゲート絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、を有し、前記浮遊ゲートに蓄積する電荷量を制御することによりデータを書き換え可能な複数のメモリセルトランジスタと、
    複数の前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートにそれぞれ接続されたワード線に、ドレインがそれぞれ対応して接続された複数のMOSトランジスタを有し、前記MOSトランジスタのゲート電圧およびソース電圧を制御するロウデコーダと、備え、
    消去動作時において、
    前記MOSトランジスタのうち、選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第1のMOSトランジスタを、オンして、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートを第1の電圧に固定するとともに、
    前記MOSトランジスタのうち、非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートに接続された前記ワード線にドレインが接続された第2のMOSトランジスタを、オフすることにより、前記非選択ブロックの前記メモリセルトランジスタの前記制御ゲートをフローティング状態にし、
    前記第1の電圧よりも高い消去電圧を前記ウェルに、規定回数だけ、前記消去電圧を段階的に高く設定しながら印加し、
    その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、消去状態に対応する第1のしきい値電圧以下であるかをベリファイする
    ことを特徴とするNAND型フラッシュメモリ。
  6. 前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が前記第1のしきい値電圧より高い場合には、より高く設定した前記消去電圧を前記ウェルに前記規定回数だけ印加し、
    その後、前記選択ブロックの前記メモリセルトランジスタのしきい値電圧が、前記第1のしきい値電圧以下であるかを、再度、ベリファイする
    ことを特徴とする請求項5に記載のNAND型フラッシュメモリ。
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