JPH06131890A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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- JPH06131890A JPH06131890A JP28167092A JP28167092A JPH06131890A JP H06131890 A JPH06131890 A JP H06131890A JP 28167092 A JP28167092 A JP 28167092A JP 28167092 A JP28167092 A JP 28167092A JP H06131890 A JPH06131890 A JP H06131890A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消去時間の短縮およびCPUへの負荷を軽減
を図ったブロック単位で消去可能な不揮発性半導体記憶
装置を得る。 【構成】 ソース線デコーダ42は、ブロック選択アド
レスBADをデコードして、ブロックラッチ回路43内
の書き込み対象の1ビットラッチ50を選択し、制御信
号S33に基づき“1”あるいは“0”を書き込む。そ
して、消去動作時に、ブロックラッチ回路43内の格納
データに基づき、ソース線ゲート44がメモリセルアレ
イ1のブロックBK単位でオン・オフすることにより、
複数を含むブロック単位でメモリセルアレイ1に対する
消去動作が行われる。 【効果】 消去時間の短縮およびCPUへの負荷の軽減
が図れる。
を図ったブロック単位で消去可能な不揮発性半導体記憶
装置を得る。 【構成】 ソース線デコーダ42は、ブロック選択アド
レスBADをデコードして、ブロックラッチ回路43内
の書き込み対象の1ビットラッチ50を選択し、制御信
号S33に基づき“1”あるいは“0”を書き込む。そ
して、消去動作時に、ブロックラッチ回路43内の格納
データに基づき、ソース線ゲート44がメモリセルアレ
イ1のブロックBK単位でオン・オフすることにより、
複数を含むブロック単位でメモリセルアレイ1に対する
消去動作が行われる。 【効果】 消去時間の短縮およびCPUへの負荷の軽減
が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体記憶
装置の特に電気的にブロック消去可能なフラッシュEE
PROM(Electrically Erasable and Programmable R
ead Only Memory)に関するものである。
装置の特に電気的にブロック消去可能なフラッシュEE
PROM(Electrically Erasable and Programmable R
ead Only Memory)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4にISSCCダイジェスト・オブ・
テクニカルペーパーズ(1990)pp.60−61に
示された従来のフラッシュEEPOMのブロック図を示
す。複数のメモリセルから構成されるメモリセルアレイ
1の周辺にYゲート2、ソース線スイッチ3、ロウデコ
ーダ4、コラムデコーダ5が設けられ、ロウデコーダ
4、コラムデコーダ5にはアドレスバッファ6の出力が
入力される。また、Yゲート2を介してメモリセルアレ
イ1に書き込み回路7、センスアンプ8が接続される。
書き込み回路7、センスアンプ8は入出力バッファ9に
接続される。アドレスバッファ6にはアドレス信号A0
〜AK が入力される。入出力バッファ9は入出力データ
信号I/O〜I/O7の信号授受を行う。さらに、モー
ド制御回路10、消去制御回路11が設けられている。
モード制御回路10には制御信号バーEE,バーCE,
バーPGMが入力される。
テクニカルペーパーズ(1990)pp.60−61に
示された従来のフラッシュEEPOMのブロック図を示
す。複数のメモリセルから構成されるメモリセルアレイ
1の周辺にYゲート2、ソース線スイッチ3、ロウデコ
ーダ4、コラムデコーダ5が設けられ、ロウデコーダ
4、コラムデコーダ5にはアドレスバッファ6の出力が
入力される。また、Yゲート2を介してメモリセルアレ
イ1に書き込み回路7、センスアンプ8が接続される。
書き込み回路7、センスアンプ8は入出力バッファ9に
接続される。アドレスバッファ6にはアドレス信号A0
〜AK が入力される。入出力バッファ9は入出力データ
信号I/O〜I/O7の信号授受を行う。さらに、モー
ド制御回路10、消去制御回路11が設けられている。
モード制御回路10には制御信号バーEE,バーCE,
バーPGMが入力される。
【0003】図5に消去制御回路11の詳細なブロック
図を示す。消去制御回路11はコマンド信号ラッチ1
2、シーケンス制御回路13、ベリファイ電圧発生器1
4、電圧スイッチ15から構成される。シーケンス制御
回路13はアドレスカウンター16、消去/消去ベリフ
ァイ制御回路17、デコーダ制御回路18、消去パルス
発生器19から構成される。
図を示す。消去制御回路11はコマンド信号ラッチ1
2、シーケンス制御回路13、ベリファイ電圧発生器1
4、電圧スイッチ15から構成される。シーケンス制御
回路13はアドレスカウンター16、消去/消去ベリフ
ァイ制御回路17、デコーダ制御回路18、消去パルス
発生器19から構成される。
【0004】図6に、メモリセルアレイ1内のメモリセ
ル断面図を示す。メモリセルはコントロールゲート2
0、フローティングゲート21の2層のゲート構造であ
り、これら2つのゲート20,21が半導体基板24の
表面に形成されたドレイン拡散領域22、ソース拡散層
領域23間上に、酸化膜25を介して形成される。断面
形状はEPROMと同一であるがフローティングゲート
21,半導体基板24間の酸化膜25の膜厚がEPRO
Mより薄くほぼ100オンク゛ストロ-ム 程度に形成される。
ル断面図を示す。メモリセルはコントロールゲート2
0、フローティングゲート21の2層のゲート構造であ
り、これら2つのゲート20,21が半導体基板24の
表面に形成されたドレイン拡散領域22、ソース拡散層
領域23間上に、酸化膜25を介して形成される。断面
形状はEPROMと同一であるがフローティングゲート
21,半導体基板24間の酸化膜25の膜厚がEPRO
Mより薄くほぼ100オンク゛ストロ-ム 程度に形成される。
【0005】図7にメモリセルアレイの内部構成を示
す。メモリセルアレイは図6で示した構造のメモリセル
26がマトリクス状に配置され、メモリセル26のドレ
イン22は列単位にビット線BL(BL1,BL2…)
に接続され、コントロールゲート20は行単位にワード
線WL(WL1,WL2…)に接続され、ソース23は
ソース線SLに接続され、ワード線WLはロウデコーダ
4に接続される。ビット線BLは、Yゲートトランジス
タYT(YT1,YT2…)を介してI/O線I/Oに
接続され、I/O線対I/Oにセンスアンプ8、書き込
み回路7が接続される。YゲートトランジスタYT(Y
T1,YT2…)のゲートにはコラムデコーダ5の出力
Y(Y1,Y2…)が付与される。また、ソース線SL
はソース線スイッチ3に接続される。
す。メモリセルアレイは図6で示した構造のメモリセル
26がマトリクス状に配置され、メモリセル26のドレ
イン22は列単位にビット線BL(BL1,BL2…)
に接続され、コントロールゲート20は行単位にワード
線WL(WL1,WL2…)に接続され、ソース23は
ソース線SLに接続され、ワード線WLはロウデコーダ
4に接続される。ビット線BLは、Yゲートトランジス
タYT(YT1,YT2…)を介してI/O線I/Oに
接続され、I/O線対I/Oにセンスアンプ8、書き込
み回路7が接続される。YゲートトランジスタYT(Y
T1,YT2…)のゲートにはコラムデコーダ5の出力
Y(Y1,Y2…)が付与される。また、ソース線SL
はソース線スイッチ3に接続される。
【0006】次に動作について説明する。
【0007】まず書き込み動作について説明する。図7
に於いて点線で囲んだメモリセル26に書き込みを行な
う場合について説明する。書き込み回路7が活性化され
I/O線I/Oに高圧VPPが印加される。同時にコラム
デコーダ5の出力Y1が高圧VPPに昇圧され、Y2及び
Y3は“L”レベルに保たれる。さらに、ロウデコーダ
4により、ワード線WL1が選択され、WL1のレベル
が高圧VPPに昇圧される。ソース線SLはソース線スイ
ッチ3により接地される。
に於いて点線で囲んだメモリセル26に書き込みを行な
う場合について説明する。書き込み回路7が活性化され
I/O線I/Oに高圧VPPが印加される。同時にコラム
デコーダ5の出力Y1が高圧VPPに昇圧され、Y2及び
Y3は“L”レベルに保たれる。さらに、ロウデコーダ
4により、ワード線WL1が選択され、WL1のレベル
が高圧VPPに昇圧される。ソース線SLはソース線スイ
ッチ3により接地される。
【0008】これにより、メモリセル26のドレイン2
2、コントロールゲート20に高圧VPPが印加され、ソ
ース23が接地される。すると、ドレイン近傍のアバラ
ンシェ崩壊により生じたホットエレクトロンがフローテ
ィングゲート21に注入されメモリトランジスタ(メモ
リセルのコントロールゲートをゲートとするとトランジ
スタ)の閾値が高くなる。この状態を、情報“0”が書
き込まれたものとする。
2、コントロールゲート20に高圧VPPが印加され、ソ
ース23が接地される。すると、ドレイン近傍のアバラ
ンシェ崩壊により生じたホットエレクトロンがフローテ
ィングゲート21に注入されメモリトランジスタ(メモ
リセルのコントロールゲートをゲートとするとトランジ
スタ)の閾値が高くなる。この状態を、情報“0”が書
き込まれたものとする。
【0009】消去は、メモリセルのソース23にソース
線スイッチ3により高圧VPPを印加し、コントロールゲ
ート20を接地し、ドレイン22をフローティングに保
つことにより行なわれる。電子がフローティングゲート
21、ソース23間の酸化膜に引き抜かれメモリトラン
ジスタの閾値が低くなる。消去動作は、コラムデコーダ
5、ロウデコーダ4の出力すべてを“L”にすることに
より行なわれ、ソース線が共通であるので消去はメモリ
セルアレイ一括に行える。また、ブロック消去の場合
は、各ブロックごとにソース線を設けてあるのでブロッ
クごとに消去できる。
線スイッチ3により高圧VPPを印加し、コントロールゲ
ート20を接地し、ドレイン22をフローティングに保
つことにより行なわれる。電子がフローティングゲート
21、ソース23間の酸化膜に引き抜かれメモリトラン
ジスタの閾値が低くなる。消去動作は、コラムデコーダ
5、ロウデコーダ4の出力すべてを“L”にすることに
より行なわれ、ソース線が共通であるので消去はメモリ
セルアレイ一括に行える。また、ブロック消去の場合
は、各ブロックごとにソース線を設けてあるのでブロッ
クごとに消去できる。
【0010】次に読み出しについて説明する。図7に於
いて点線で囲んだメモリセル26について読み出しを行
なう場合について説明する。コラムデコーダ5により出
力Y1のレベルが“H”となり他のコラムデコーダ5の
出力Y2,Y3…は“L”に保たれる。ロウデコーダ4
によりワード線WL1のレベルが“H”となり他のワー
ド線は“L”に保たれる。ソース線SLはソース線スイ
ッチ3により接地される。メモリセルが書き込み状態で
ありメモリトランジスタの閾値が高ければ、コントロー
ルゲート20に“H”レベルが印加されてもメモリトラ
ンジスタは導通せず、ビット線BLからソース線SLに
かけて電流は流れない。メモリセルが消去状態でありメ
モリトランジスタの閾値が低ければメモリトランジスタ
は導通し、ビット線BLからソース線SLにメモリセル
を介して電流が流れる。メモリセルを介して電流が流れ
るか否かセンスアンプ8により検出し、メモリセルに記
憶された情報が“1”であるか“0”であるかを判定す
る。
いて点線で囲んだメモリセル26について読み出しを行
なう場合について説明する。コラムデコーダ5により出
力Y1のレベルが“H”となり他のコラムデコーダ5の
出力Y2,Y3…は“L”に保たれる。ロウデコーダ4
によりワード線WL1のレベルが“H”となり他のワー
ド線は“L”に保たれる。ソース線SLはソース線スイ
ッチ3により接地される。メモリセルが書き込み状態で
ありメモリトランジスタの閾値が高ければ、コントロー
ルゲート20に“H”レベルが印加されてもメモリトラ
ンジスタは導通せず、ビット線BLからソース線SLに
かけて電流は流れない。メモリセルが消去状態でありメ
モリトランジスタの閾値が低ければメモリトランジスタ
は導通し、ビット線BLからソース線SLにメモリセル
を介して電流が流れる。メモリセルを介して電流が流れ
るか否かセンスアンプ8により検出し、メモリセルに記
憶された情報が“1”であるか“0”であるかを判定す
る。
【0011】さて、EPROMでは消去は紫外線照射に
よってなされるため、フローティングゲートから電子は
引き抜かれず、メモリトランジスタの閾値は1V程度以
下にはならない。一方、トンネル現象を利用した電子の
引き抜きでは、フローティングゲートから電子が過剰に
引き抜かれ、フローティングゲートが正に帯電してしま
うということが起こり得る。この現象を過消去(もしく
は過剰消去)と呼ぶ。この状態ではメモリトランジスタ
の閾値が負になってしまうため、その後の読み出し・書
き込みに支障をきたす。すなわち、読み出し時に非選択
でワード線のレベルが“L”であり、メモリトランジス
タのコントロールゲートに印加されるレベルが“L”で
あっても該メモリトランジスタを介してビット線BLか
らソース線SLにかけて電流が流れてしまうので、同一
ビット線上の読み出しを行なおうとするメモリセルが書
き込み状態で閾値が高くとも“1”を読み出してしま
う。また、書き込み時においても過消去されたメモリセ
ルを介してリーク電流が流れるため書き込み特性が劣化
しさらには書き込み不能になってしまう。
よってなされるため、フローティングゲートから電子は
引き抜かれず、メモリトランジスタの閾値は1V程度以
下にはならない。一方、トンネル現象を利用した電子の
引き抜きでは、フローティングゲートから電子が過剰に
引き抜かれ、フローティングゲートが正に帯電してしま
うということが起こり得る。この現象を過消去(もしく
は過剰消去)と呼ぶ。この状態ではメモリトランジスタ
の閾値が負になってしまうため、その後の読み出し・書
き込みに支障をきたす。すなわち、読み出し時に非選択
でワード線のレベルが“L”であり、メモリトランジス
タのコントロールゲートに印加されるレベルが“L”で
あっても該メモリトランジスタを介してビット線BLか
らソース線SLにかけて電流が流れてしまうので、同一
ビット線上の読み出しを行なおうとするメモリセルが書
き込み状態で閾値が高くとも“1”を読み出してしま
う。また、書き込み時においても過消去されたメモリセ
ルを介してリーク電流が流れるため書き込み特性が劣化
しさらには書き込み不能になってしまう。
【0012】この、過消去を防ぐために自動消去機能を
有している。これは、短い消去パルスをメモリセルのソ
ースに印加し、その後に読み出しを行ない、メモリトラ
ンジスタの閾値が所定の値より低くなるまで繰り返すこ
とにより、消去され易いメモリトランジスタの閾値が負
になるのを防ごうというものである。この閾値をチェッ
クする読み出し動作を、消去ベリファイ動作と呼ぶ。
有している。これは、短い消去パルスをメモリセルのソ
ースに印加し、その後に読み出しを行ない、メモリトラ
ンジスタの閾値が所定の値より低くなるまで繰り返すこ
とにより、消去され易いメモリトランジスタの閾値が負
になるのを防ごうというものである。この閾値をチェッ
クする読み出し動作を、消去ベリファイ動作と呼ぶ。
【0013】以下、消去ベリファイ動作を有する消去動
作について説明する。消去制御回路11において、コマ
ンド信号ラッチ12は入力された制御信号をラッチする
もので、消去動作中システムバスを解放するためのもの
である。シーケンス制御回路13は消去パルスの発生、
消去ベリファイ動作を制御するためのものである。
作について説明する。消去制御回路11において、コマ
ンド信号ラッチ12は入力された制御信号をラッチする
もので、消去動作中システムバスを解放するためのもの
である。シーケンス制御回路13は消去パルスの発生、
消去ベリファイ動作を制御するためのものである。
【0014】自動消去モードでは、まず、全てのメモリ
セルに書き込みがなされ、閾値が高くされる。この動作
を行わずに、閾値が低い状態のメモリセルに消去パルス
を印加すると過消去されてしまう。アドレスカウンター
16により発生されたアドレス信号がアドレスバッファ
6に入力される。ロウデコーダ4、コラムデコーダ5、
書き込み回路7は、消去/消去ベリファイ制御回路17
により制御される。
セルに書き込みがなされ、閾値が高くされる。この動作
を行わずに、閾値が低い状態のメモリセルに消去パルス
を印加すると過消去されてしまう。アドレスカウンター
16により発生されたアドレス信号がアドレスバッファ
6に入力される。ロウデコーダ4、コラムデコーダ5、
書き込み回路7は、消去/消去ベリファイ制御回路17
により制御される。
【0015】次に、消去/消去ベリファイ動作が開始さ
れる。全てのメモリセルのソースに高圧VPPを印加し、
全てのワード線を接地することによりチップ消去が行わ
れる。シーケンス制御回路13はアドレスカウンター1
6により発生されたアドレス信号により選択されたメモ
リセルの読み出しを順次行なってゆく。消去ベリファイ
は、閾値の高いメモリセルが発見されるまで継続され
る。もし、閾値の高いメモリセルが残っていたならばベ
リファイ動作は中止され、消去動作が繰り返される。こ
の、消去/消去ベリファイ動作は全てのメモリセルの閾
値が低くなったと判定されるまで繰り返される。最後
に、ステータス信号が“H”となり、全ての消去動作が
終了する。
れる。全てのメモリセルのソースに高圧VPPを印加し、
全てのワード線を接地することによりチップ消去が行わ
れる。シーケンス制御回路13はアドレスカウンター1
6により発生されたアドレス信号により選択されたメモ
リセルの読み出しを順次行なってゆく。消去ベリファイ
は、閾値の高いメモリセルが発見されるまで継続され
る。もし、閾値の高いメモリセルが残っていたならばベ
リファイ動作は中止され、消去動作が繰り返される。こ
の、消去/消去ベリファイ動作は全てのメモリセルの閾
値が低くなったと判定されるまで繰り返される。最後
に、ステータス信号が“H”となり、全ての消去動作が
終了する。
【0016】読み出し時の動作マージンを確保するため
に消去ベリファイ動作は低い電源電圧条件で行なわれな
ければならない。これは、選択されたワード線すなわち
メモリトランジスタのコントロールゲートには、電源電
圧もしくは電源電圧からnチャンネルトランジスタの閾
値分低い電圧が印加されるため、電源電圧5Vの時メモ
リトランジスタが導通し閾値が低いと判定されても、低
い電源電圧の時導通しない可能性があるためである。ま
た、導通したとしても流れる電流が少なく読み出しアク
セスの遅延を引き起こす可能性があるからである。その
ため、ベリファイ電圧発生器14が設けられている。ベ
リファイ電圧発生器14は3.4Vをロウデコーダ4、
センスアンプ8に供給する。すなわち、電源電圧3.4
Vでの読み出しを可能とする。電圧スイッチ15は電源
電圧の5V、書き込み時に用いられる高圧13V、さら
にベリファイ電圧3.4Vを切り換える回路であり、ロ
ウデコーダ4、コラムデコーダ5には13V/5V/
3.4Vを供給し、センスアンプ8には5Vもしくは
3.4Vを供給する。13Vは外部から供給される12
Vをチャージポンプ回路で昇圧することにより発生され
る。これは書き込み効率を上げるためである。
に消去ベリファイ動作は低い電源電圧条件で行なわれな
ければならない。これは、選択されたワード線すなわち
メモリトランジスタのコントロールゲートには、電源電
圧もしくは電源電圧からnチャンネルトランジスタの閾
値分低い電圧が印加されるため、電源電圧5Vの時メモ
リトランジスタが導通し閾値が低いと判定されても、低
い電源電圧の時導通しない可能性があるためである。ま
た、導通したとしても流れる電流が少なく読み出しアク
セスの遅延を引き起こす可能性があるからである。その
ため、ベリファイ電圧発生器14が設けられている。ベ
リファイ電圧発生器14は3.4Vをロウデコーダ4、
センスアンプ8に供給する。すなわち、電源電圧3.4
Vでの読み出しを可能とする。電圧スイッチ15は電源
電圧の5V、書き込み時に用いられる高圧13V、さら
にベリファイ電圧3.4Vを切り換える回路であり、ロ
ウデコーダ4、コラムデコーダ5には13V/5V/
3.4Vを供給し、センスアンプ8には5Vもしくは
3.4Vを供給する。13Vは外部から供給される12
Vをチャージポンプ回路で昇圧することにより発生され
る。これは書き込み効率を上げるためである。
【0017】消去・書き込みを繰り返すとトンネル電流
によりフローティングゲート、基板間の酸化膜が劣化す
る。このため書換回数に制限がある。このトンネル電流
による劣化を最小限にするためには酸化膜に印加される
電界のピーク値を低くしなければならない。こればソー
ス線に印加される消去パルスの立ち上がりをなまらせる
ことにより達成される。そのため、ソース線スイッチ3
内の高電圧VPP伝達用Pチャネルトランジスタのチャネ
ル幅を短く設定したりする。
によりフローティングゲート、基板間の酸化膜が劣化す
る。このため書換回数に制限がある。このトンネル電流
による劣化を最小限にするためには酸化膜に印加される
電界のピーク値を低くしなければならない。こればソー
ス線に印加される消去パルスの立ち上がりをなまらせる
ことにより達成される。そのため、ソース線スイッチ3
内の高電圧VPP伝達用Pチャネルトランジスタのチャネ
ル幅を短く設定したりする。
【0018】次に、図8〜図11を参照して書き込み、
消去動作について説明する。この例のフラッシュEEP
ROMにおいては、書き込み・消去のモード設定は入力
データの組み合わせで行なわれる。つまり、書き込みイ
ネーブル信号バーWEの立ち上がりのデータによってモ
ード設定が行なわれる。
消去動作について説明する。この例のフラッシュEEP
ROMにおいては、書き込み・消去のモード設定は入力
データの組み合わせで行なわれる。つまり、書き込みイ
ネーブル信号バーWEの立ち上がりのデータによってモ
ード設定が行なわれる。
【0019】まず、図9及び図11を参照して書き込み
の場合について説明する。初めにVcc,VPPがステップ
(図示ではSと略称する)S1において立ち上げられ、
続いてステップS2において書き込みイネーブル信号バ
ーWEが立ち下げられる。その後、書き込みイネーブル
信号バーWEの立ち上がりのタイミングで、書き込み
(プログラム)モードを指示する入力データ40Hがコ
マンドレジスタにラッチされる。その後、入力データが
コマンドデコーダ等によってデコードされ、動作モード
がプログラムモードにされる。
の場合について説明する。初めにVcc,VPPがステップ
(図示ではSと略称する)S1において立ち上げられ、
続いてステップS2において書き込みイネーブル信号バ
ーWEが立ち下げられる。その後、書き込みイネーブル
信号バーWEの立ち上がりのタイミングで、書き込み
(プログラム)モードを指示する入力データ40Hがコ
マンドレジスタにラッチされる。その後、入力データが
コマンドデコーダ等によってデコードされ、動作モード
がプログラムモードにされる。
【0020】次にステップS3において、書き込みイネ
ーブル信号バーWEが再度立ち下げられ、アドレスレジ
スタ6に外部から入力アドレスがラッチされ、書き込み
イネーブル信号バーWEの立ち上がりで、書き込みデー
タDINが書き込み回路7にラッチされる。
ーブル信号バーWEが再度立ち下げられ、アドレスレジ
スタ6に外部から入力アドレスがラッチされ、書き込み
イネーブル信号バーWEの立ち上がりで、書き込みデー
タDINが書き込み回路7にラッチされる。
【0021】次に、ステップS4で、プログラム電圧発
生回路等からプログラムパルスが発生され、ロウデコー
ダ4およびコラムデコーダ5に印加され、前述した書き
込み動作(“0”書き込み動作)が行われる。
生回路等からプログラムパルスが発生され、ロウデコー
ダ4およびコラムデコーダ5に印加され、前述した書き
込み動作(“0”書き込み動作)が行われる。
【0022】次に、ステップS4の書き込み時間を経
て、ステップS5で、書き込みイネーブル信号バーWE
が立ち下げられ、プログラムベリファイモードを指示す
る入力データ(C0H)が入力されてコマンドレジスタ
にラッチされる。続いて、書き込みイネーブル信号バー
WEの立ち上がりとともに、動作モードがプログラムベ
リファイモードとなる(図11の期間S6)。このと
き、ベリファイ電圧発生回路等によってチップ内部でプ
ログラムベリファイ電圧が(〜6.5V)が発生され、
ロウデコーダ4とコラムデコーダ5とに与えられる。こ
のため、メモリセルアレイ1のコントロールゲートに与
えられる電圧が通常の読み出し時(〜5V)より高くな
り、不十分な閾値シフトを示すものはオンしやすくな
り、書き込み不良を発見できるようになる。
て、ステップS5で、書き込みイネーブル信号バーWE
が立ち下げられ、プログラムベリファイモードを指示す
る入力データ(C0H)が入力されてコマンドレジスタ
にラッチされる。続いて、書き込みイネーブル信号バー
WEの立ち上がりとともに、動作モードがプログラムベ
リファイモードとなる(図11の期間S6)。このと
き、ベリファイ電圧発生回路等によってチップ内部でプ
ログラムベリファイ電圧が(〜6.5V)が発生され、
ロウデコーダ4とコラムデコーダ5とに与えられる。こ
のため、メモリセルアレイ1のコントロールゲートに与
えられる電圧が通常の読み出し時(〜5V)より高くな
り、不十分な閾値シフトを示すものはオンしやすくな
り、書き込み不良を発見できるようになる。
【0023】次に、ステップS7で読み出しを行なっ
て、書き込みデータのチェックを行なう。ステップS8
において書き込み不良であることが判別されれば、さら
にステップS2〜S7の処理を行なって書き込みを行な
う。書き込みがなされていれば、ステップS9において
モードを読み出しモードにセットし、プログラムを終了
する。
て、書き込みデータのチェックを行なう。ステップS8
において書き込み不良であることが判別されれば、さら
にステップS2〜S7の処理を行なって書き込みを行な
う。書き込みがなされていれば、ステップS9において
モードを読み出しモードにセットし、プログラムを終了
する。
【0024】次に図8及び図10を参照して、消去動作
について説明する。まず、ステップS10において、V
cc,VPPが立ち上げられ、続いて前述したの書き込みフ
ロー処理に従ってステップS11で全ビットに“0”の
書き込みを行なう。これは、消去されたメモリセルをさ
らに消去すると、メモリセルアレイ1が過消去されるの
を回避するためである。
について説明する。まず、ステップS10において、V
cc,VPPが立ち上げられ、続いて前述したの書き込みフ
ロー処理に従ってステップS11で全ビットに“0”の
書き込みを行なう。これは、消去されたメモリセルをさ
らに消去すると、メモリセルアレイ1が過消去されるの
を回避するためである。
【0025】次に、ステップS12において、書き込み
イネーブル信号バーWEを立下げて消去コマンドである
20Hを入力する。続いて、ステップS13において、
消去確認(ベリファイ)のコマンド入力が行なわれ、書
き込みイネーブル信号バーWEの立ち上がりとともに内
部で消去パルスが発生される。すなわち、ソース線のス
イッチ3を介してメモリセルアレイを1のソースにVPP
が与えられる。その後、書き込みイネーブル信号バーW
Eの立ち下がりまでソース線SLにVPPが印加される。
同時に、その立ち下がりでアドレスもアドレスバッファ
6にラッチされる。
イネーブル信号バーWEを立下げて消去コマンドである
20Hを入力する。続いて、ステップS13において、
消去確認(ベリファイ)のコマンド入力が行なわれ、書
き込みイネーブル信号バーWEの立ち上がりとともに内
部で消去パルスが発生される。すなわち、ソース線のス
イッチ3を介してメモリセルアレイを1のソースにVPP
が与えられる。その後、書き込みイネーブル信号バーW
Eの立ち下がりまでソース線SLにVPPが印加される。
同時に、その立ち下がりでアドレスもアドレスバッファ
6にラッチされる。
【0026】ステップS14の遅延後、ステップS15
において書き込みイネーブル信号バーWEの立ち上がり
で消去ベリファイコマンドA0Hが入力され、消去ベリ
ファイモードに設定される。
において書き込みイネーブル信号バーWEの立ち上がり
で消去ベリファイコマンドA0Hが入力され、消去ベリ
ファイモードに設定される。
【0027】消去ベリファイモードでは、ベリファイ電
圧発生回路11によって消去ベリファイ電圧(〜3.2
V)がXデコーダ4とYゲート2とに与えられる。この
ため、メモリセルアレイ1のコントロールゲートに与え
られる電圧が通常の読み出し時(5V)より低くなり、
消去不十分なメモリセルはオンしにくくなる。このよう
にして、消去の確認をより確実に行なえるようになる。
圧発生回路11によって消去ベリファイ電圧(〜3.2
V)がXデコーダ4とYゲート2とに与えられる。この
ため、メモリセルアレイ1のコントロールゲートに与え
られる電圧が通常の読み出し時(5V)より低くなり、
消去不十分なメモリセルはオンしにくくなる。このよう
にして、消去の確認をより確実に行なえるようになる。
【0028】次に、ステップS16において読み出しを
行ない実際に消去の確認が行なわれる。ステップS17
において消去不十分であることが判別されれば、さらに
消去を繰り返し、消去が十分であり、ベリファイしたア
ドレスが最終アドレスでないとステップS19で判別さ
れると、ステップS18においてアドレスをインクリメ
ントし、次のアドレスの消去データのベリファイが行な
われる。一方、ステップS19においてベリファイした
アドレスが最終であることが判別されると、ステップS
20において動作モードを読み出しモードに設定して一
連の動作を終了する。
行ない実際に消去の確認が行なわれる。ステップS17
において消去不十分であることが判別されれば、さらに
消去を繰り返し、消去が十分であり、ベリファイしたア
ドレスが最終アドレスでないとステップS19で判別さ
れると、ステップS18においてアドレスをインクリメ
ントし、次のアドレスの消去データのベリファイが行な
われる。一方、ステップS19においてベリファイした
アドレスが最終であることが判別されると、ステップS
20において動作モードを読み出しモードに設定して一
連の動作を終了する。
【0029】次にブロック消去又はセクタ消去を説明す
るために1990 Symposum on VLSI
Circuits pp.103−104に示された
4Mbit 5V単一電源セクタ消去フラッシュEEP
ROMについて説明する。図12にそのロジック構成を
示す。メモリセルアレイ1の周辺にXデコーダ4、Yデ
コーダ5、センスアンプ8、入出力バッファ9、ビット
線ラッチ35が設けられている。Xデコーダ4、Yデコ
ーダ5にはアドレスバッファ36の出力が入力される。
4Mbitのメモリセルアレイ1は64個のセグメント
SEG(SEG0〜SEG63)から構成されている。
各セグメントSEGにはそれぞれ32本のワード線WL
(WL0〜WL31)が共通に接続されており、各ワー
ド線WLはXデコーダ4の出力である。
るために1990 Symposum on VLSI
Circuits pp.103−104に示された
4Mbit 5V単一電源セクタ消去フラッシュEEP
ROMについて説明する。図12にそのロジック構成を
示す。メモリセルアレイ1の周辺にXデコーダ4、Yデ
コーダ5、センスアンプ8、入出力バッファ9、ビット
線ラッチ35が設けられている。Xデコーダ4、Yデコ
ーダ5にはアドレスバッファ36の出力が入力される。
4Mbitのメモリセルアレイ1は64個のセグメント
SEG(SEG0〜SEG63)から構成されている。
各セグメントSEGにはそれぞれ32本のワード線WL
(WL0〜WL31)が共通に接続されており、各ワー
ド線WLはXデコーダ4の出力である。
【0030】従って一つのXデコーダ4の出力は1セグ
メントあたり(4M/64)/32=2Kbit(=2
56byte)の、チップ全体では256×64=16
Kbyteの制御をする。Xデコーダ4の一出力(1本
のワード線WL)で制御できるメモリセルの単位(16
Kbyte)をセクタと呼ぶ。フラッシュEEPROM
は通常チップ一括消去型であるが、後述するような電位
を各ワード線に与えることで、セクタ単位の消去が可能
である。ビット線ラッチ35はページ書き込みの際デー
タを一時保持するところで、1サイクルで最大256b
yteの書き込みが可能である。センスアンプ8はデー
タ読み出しにおいて選択されたセルに電流が流れるかど
うかにより書き込まれた内容を読み出す。入出力バッフ
ァ9にはメモリセルアレイ1からはセンスアンプ8を通
して、外部からは直に入出力データ信号I/O0〜I/
O7が接続される。
メントあたり(4M/64)/32=2Kbit(=2
56byte)の、チップ全体では256×64=16
Kbyteの制御をする。Xデコーダ4の一出力(1本
のワード線WL)で制御できるメモリセルの単位(16
Kbyte)をセクタと呼ぶ。フラッシュEEPROM
は通常チップ一括消去型であるが、後述するような電位
を各ワード線に与えることで、セクタ単位の消去が可能
である。ビット線ラッチ35はページ書き込みの際デー
タを一時保持するところで、1サイクルで最大256b
yteの書き込みが可能である。センスアンプ8はデー
タ読み出しにおいて選択されたセルに電流が流れるかど
うかにより書き込まれた内容を読み出す。入出力バッフ
ァ9にはメモリセルアレイ1からはセンスアンプ8を通
して、外部からは直に入出力データ信号I/O0〜I/
O7が接続される。
【0031】一つのセグメント中のメモリセル配列を図
13に示す。各セルはN+ 拡散埋め込み層で形成され
たローカルビット線37とローカルソース線38の間に
作られている。セグメントセレクトデコータの出力(S
egSel)をゲートに受けるn−chMOSFET3
9Aは、セグメントのローカルビット線37と金属配線
のグローバルビット線40との間に介挿され、選択的に
オンしてセグメント単位でローカルビット線37と金属
配線のグローバルビット線40との電気的接続を行う。
一方、コモンソース選択信号(CSSel)をゲートに
受けるn−chMOSFET39Bは、ローカルソース
線38とコモンソース線41との間に介挿され、オン/
オフして全ローカルソース線38とコモンソース線41
との電気的に接続/遮断を行う。
13に示す。各セルはN+ 拡散埋め込み層で形成され
たローカルビット線37とローカルソース線38の間に
作られている。セグメントセレクトデコータの出力(S
egSel)をゲートに受けるn−chMOSFET3
9Aは、セグメントのローカルビット線37と金属配線
のグローバルビット線40との間に介挿され、選択的に
オンしてセグメント単位でローカルビット線37と金属
配線のグローバルビット線40との電気的接続を行う。
一方、コモンソース選択信号(CSSel)をゲートに
受けるn−chMOSFET39Bは、ローカルソース
線38とコモンソース線41との間に介挿され、オン/
オフして全ローカルソース線38とコモンソース線41
との電気的に接続/遮断を行う。
【0032】図14にセクタ消去時の各ノードに与える
電位を示す。消去は−11V(Vee)の負電位を選択
されたワード線WL1(点線で囲まれたメモリセルを含
むセクタ消去時)に加え、非選択のワード線WL0,W
L2〜WL31にVccを与える。消去モードでは全ての
ソースはVccを加えられ、ドレインはフローティング状
態におかれる。従って、SegSel=Vss,CSSe
l=Vccとする。その結果、選択されたセクタのメモリ
セルのコントロールゲートとソースの間に16Vの高電
位差が発生し、フローティングゲートから電子が引き抜
かれ消去が行なわれる。セクタ消去時、非選択のワード
線XWL0,XWL2〜XWL31上のメモリセルでは
コントロールゲート、ソース間の電位差は0Vであり、
電子の注入、引き抜きは起こらない。
電位を示す。消去は−11V(Vee)の負電位を選択
されたワード線WL1(点線で囲まれたメモリセルを含
むセクタ消去時)に加え、非選択のワード線WL0,W
L2〜WL31にVccを与える。消去モードでは全ての
ソースはVccを加えられ、ドレインはフローティング状
態におかれる。従って、SegSel=Vss,CSSe
l=Vccとする。その結果、選択されたセクタのメモリ
セルのコントロールゲートとソースの間に16Vの高電
位差が発生し、フローティングゲートから電子が引き抜
かれ消去が行なわれる。セクタ消去時、非選択のワード
線XWL0,XWL2〜XWL31上のメモリセルでは
コントロールゲート、ソース間の電位差は0Vであり、
電子の注入、引き抜きは起こらない。
【0033】一方、全セクタのメモリセルを消去する全
セクタ消去時は、全てのワード線(チップ全体のセルの
消去時)にVssを加えることとで行なわれる。この際、
セクタ消去時同様、全てのソースはVccを加えられ、ド
レインはフローティング状態におかれる。その結果、選
択されたセクタ又はチップ全体のメモリセルのコントロ
ールゲートとソースの間に16Vの高電位差が発生し、
フローティングゲートから電子が引き抜かれ消去が行な
われる。セクタ消去時、非選択のワード線XWL0,X
WL2〜XWL31上のメモリセルではコントロールゲ
ート、ソース間の電位差は0Vであり、電子の注入、引
き抜きは起こらない。
セクタ消去時は、全てのワード線(チップ全体のセルの
消去時)にVssを加えることとで行なわれる。この際、
セクタ消去時同様、全てのソースはVccを加えられ、ド
レインはフローティング状態におかれる。その結果、選
択されたセクタ又はチップ全体のメモリセルのコントロ
ールゲートとソースの間に16Vの高電位差が発生し、
フローティングゲートから電子が引き抜かれ消去が行な
われる。セクタ消去時、非選択のワード線XWL0,X
WL2〜XWL31上のメモリセルではコントロールゲ
ート、ソース間の電位差は0Vであり、電子の注入、引
き抜きは起こらない。
【0034】ブロック消去とセクタ消去は明確な定義の
差はなく、一般的に、一括消去に対し、分割して消去す
る時のメモリセルの単位が大きいものをブロック消去、
小さいものをセクタ消去と呼んでいる。
差はなく、一般的に、一括消去に対し、分割して消去す
る時のメモリセルの単位が大きいものをブロック消去、
小さいものをセクタ消去と呼んでいる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
記憶装置は以上のように構成されており、ブロック消去
(又はセクタ消去)をする際には、1ブロック毎(又は
1セクタ毎)消去せねばならず、数ブロック(又は数セ
クタ)同時に消することはできず、さらに指定したブロ
ック(又はセクタ)しか消去できず、1ブロックだけ残
しあとのブロックを消去したい時、消去するブロックを
すべて選択する必要があった。
記憶装置は以上のように構成されており、ブロック消去
(又はセクタ消去)をする際には、1ブロック毎(又は
1セクタ毎)消去せねばならず、数ブロック(又は数セ
クタ)同時に消することはできず、さらに指定したブロ
ック(又はセクタ)しか消去できず、1ブロックだけ残
しあとのブロックを消去したい時、消去するブロックを
すべて選択する必要があった。
【0036】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、ブロック単位で消去動作が行なえ、か
つ消去時間の短縮およびCPUへの負荷を軽減しうる不
揮発性半導体記憶装置を得ることを目的とする。
なされたもので、ブロック単位で消去動作が行なえ、か
つ消去時間の短縮およびCPUへの負荷を軽減しうる不
揮発性半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる不揮発
性半導体記憶装置は、電気的書き込み,消去可能な複数
のメモリトランジスタから構成され、複数のブロックに
分割されたメモリセルアレイを有しており、前記複数の
ブロックそれぞれに対応して複数の格納部が設けられ、
前記複数の格納部それぞれに消去/非消去を指示する消
去選択データが格納可能な消去選択データ格納手段と、
消去動作実行前に、外部入力に基づき、前記複数の格納
部それぞれへの前記消去選択データの書き込みを行う消
去選択データ書き込み手段と、前記消去選択データ格納
手段に格納された前記複数の消去選択データに基づき、
前記複数のブロックそれぞれのメモリトランジスタに対
する消去動作を行う消去動作制御手段とを備えて構成さ
れる。
性半導体記憶装置は、電気的書き込み,消去可能な複数
のメモリトランジスタから構成され、複数のブロックに
分割されたメモリセルアレイを有しており、前記複数の
ブロックそれぞれに対応して複数の格納部が設けられ、
前記複数の格納部それぞれに消去/非消去を指示する消
去選択データが格納可能な消去選択データ格納手段と、
消去動作実行前に、外部入力に基づき、前記複数の格納
部それぞれへの前記消去選択データの書き込みを行う消
去選択データ書き込み手段と、前記消去選択データ格納
手段に格納された前記複数の消去選択データに基づき、
前記複数のブロックそれぞれのメモリトランジスタに対
する消去動作を行う消去動作制御手段とを備えて構成さ
れる。
【0038】
【作用】この発明における消去動作制御手段は、消去選
択データ格納手段に格納された複数の消去選択データに
基づき、複数のブロックそれぞれのメモリトランジスタ
に対する消去動作を行うため、複数のブロックを一括し
て消去することができる。
択データ格納手段に格納された複数の消去選択データに
基づき、複数のブロックそれぞれのメモリトランジスタ
に対する消去動作を行うため、複数のブロックを一括し
て消去することができる。
【0039】
【実施例】図1はこの発明の一実施例であるフラッシュ
EEPROMの構成を示すブロック図である。
EEPROMの構成を示すブロック図である。
【0040】同図に示すように、メモリセルアレイ1は
複数のメモリセル(メモリトランジスタ)がマトリクス
状に構成されており、複数列を1単位とした5つのブロ
ックBK1〜BK5に分割され、それぞれのソース線
(図1では図示せず)が独立に設けられている。
複数のメモリセル(メモリトランジスタ)がマトリクス
状に構成されており、複数列を1単位とした5つのブロ
ックBK1〜BK5に分割され、それぞれのソース線
(図1では図示せず)が独立に設けられている。
【0041】制御回路34は、書き込み制御信号バーW
E、チップイネーブル信号バーCE及びアウトプットイ
ネーブル信号OEに基づき、書き込み回路7、入出力バ
ッファ9、コマンドレジスタ32に制御信号を出力した
り、コマンドレジスタ32にコマンドを格納したりす
る。
E、チップイネーブル信号バーCE及びアウトプットイ
ネーブル信号OEに基づき、書き込み回路7、入出力バ
ッファ9、コマンドレジスタ32に制御信号を出力した
り、コマンドレジスタ32にコマンドを格納したりす
る。
【0042】コマンドレジスタ32は、入出力バッファ
9から取り込んだ入力データを制御回路34の制御下で
コマンドとして格納するレジスタである。
9から取り込んだ入力データを制御回路34の制御下で
コマンドとして格納するレジスタである。
【0043】コマンドデコーダ33は、コマンドレジス
タ32に格納されたコマンドをデコードし、デコード結
果に基づく制御信号S33をソース線デコーダ42、消
去ブロック制御回路46、昇圧回路47及びソース線ス
イッチ3に出力する。制御信号S33の指示内容として
は、消去ブロック選択動作、非消去ブロック選択動作及
び消去動作がある。消去ブロック選択動作とは消去を所
望するブロックの選択を行う動作であり、非消去ブロッ
ク選択動作とは消去を望まないブロックの選択を行う動
作である。
タ32に格納されたコマンドをデコードし、デコード結
果に基づく制御信号S33をソース線デコーダ42、消
去ブロック制御回路46、昇圧回路47及びソース線ス
イッチ3に出力する。制御信号S33の指示内容として
は、消去ブロック選択動作、非消去ブロック選択動作及
び消去動作がある。消去ブロック選択動作とは消去を所
望するブロックの選択を行う動作であり、非消去ブロッ
ク選択動作とは消去を望まないブロックの選択を行う動
作である。
【0044】ブロックラッチ回路43は、図3に示すよ
うに、メモリセルアレイ1のブロックBK1〜BK5に
対応して5つの1ビットラッチ50(50a〜50e)
から構成され、各1ビットラッチ50の格納データが、
それぞれ昇圧回路47に出力される。
うに、メモリセルアレイ1のブロックBK1〜BK5に
対応して5つの1ビットラッチ50(50a〜50e)
から構成され、各1ビットラッチ50の格納データが、
それぞれ昇圧回路47に出力される。
【0045】昇圧回路47は、1ビットラッチ50a〜
50eに対応して設けられた5つの昇圧部48(48a
〜48e)から構成される。そして、昇圧回路47は、
制御信号S33が消去動作を指示する時のみ活性状態と
なり、各昇圧部48は対応の1ビットラッチ50の格納
データが“1”のとき、高電圧VPPにまで昇圧してソー
ス線ゲート44に出力し、格納データが“0”(Vss)
のときはそのままソース線ゲート44に出力する。な
お、昇圧回路47は、非活性状態にはブロックラッチ回
路43の各1ビットラッチ50の格納データをそのまま
ソース線ゲート44に出力させる。
50eに対応して設けられた5つの昇圧部48(48a
〜48e)から構成される。そして、昇圧回路47は、
制御信号S33が消去動作を指示する時のみ活性状態と
なり、各昇圧部48は対応の1ビットラッチ50の格納
データが“1”のとき、高電圧VPPにまで昇圧してソー
ス線ゲート44に出力し、格納データが“0”(Vss)
のときはそのままソース線ゲート44に出力する。な
お、昇圧回路47は、非活性状態にはブロックラッチ回
路43の各1ビットラッチ50の格納データをそのまま
ソース線ゲート44に出力させる。
【0046】ソース線ゲート44は、図3に示すよう
に、各ブロックBK1〜BK5のソース線SL1〜SL
5それぞれとソース線スイッチ3の出力との間に介挿さ
れた5つのNチャネルトランジスタQ1〜Q5から構成
され、各トランジスタQ1〜Q5のゲートには、それぞ
れブロックラッチ回路43内の1ビットラッチ50a〜
50eの格納データに基づく電圧が、昇圧回路47の昇
圧部48a〜48eを介して付与される。
に、各ブロックBK1〜BK5のソース線SL1〜SL
5それぞれとソース線スイッチ3の出力との間に介挿さ
れた5つのNチャネルトランジスタQ1〜Q5から構成
され、各トランジスタQ1〜Q5のゲートには、それぞ
れブロックラッチ回路43内の1ビットラッチ50a〜
50eの格納データに基づく電圧が、昇圧回路47の昇
圧部48a〜48eを介して付与される。
【0047】ソース線デコーダ42は、アドレス信号の
一部からなるブロック選択アドレスBADをアドレスバ
ッファ6を介して受け、ブロック選択アドレスBADを
デコードして、デコード結果に基づき書き込み対象の1
ビットラッチ50を選択する。そして、制御信号S33
が消去ブロック動作を指示する場合、選択した1ビット
ラッチ50に“1”を書き込み、制御信号S33が非消
去ブロック選択動作を指示する場合、選択1ビットラッ
チ50に“0”を書き込む。
一部からなるブロック選択アドレスBADをアドレスバ
ッファ6を介して受け、ブロック選択アドレスBADを
デコードして、デコード結果に基づき書き込み対象の1
ビットラッチ50を選択する。そして、制御信号S33
が消去ブロック動作を指示する場合、選択した1ビット
ラッチ50に“1”を書き込み、制御信号S33が非消
去ブロック選択動作を指示する場合、選択1ビットラッ
チ50に“0”を書き込む。
【0048】消去ブロック制御回路46は、制御信号S
33が消去ブロック選択を指示する場合、ソース線デコ
ーダ42のブロックラッチ回路43への書き込みが行わ
れる前に、ブロックラッチ回路43の1ビットラッチ5
0すべてに“0”を書き込む0リセット動作を行い、制
御信号S33が非消去ブロック選択を指示する場合、ソ
ース線デコーダ42のブロックラッチ回路43への書き
込みが行われる前に、ブロックラッチ回路43の1ビッ
トラッチ50のすべてに“1”を書き込む1リセット動
作を行う。
33が消去ブロック選択を指示する場合、ソース線デコ
ーダ42のブロックラッチ回路43への書き込みが行わ
れる前に、ブロックラッチ回路43の1ビットラッチ5
0すべてに“0”を書き込む0リセット動作を行い、制
御信号S33が非消去ブロック選択を指示する場合、ソ
ース線デコーダ42のブロックラッチ回路43への書き
込みが行われる前に、ブロックラッチ回路43の1ビッ
トラッチ50のすべてに“1”を書き込む1リセット動
作を行う。
【0049】書き込み回路7は、制御回路34の出力に
基づき、書き込み動作実行時に従来同様の書き込み動作
を行う。この際、書き込み動作を行う前に、ブロックラ
ッチ回路43に対して1リセット動作を行う。
基づき、書き込み動作実行時に従来同様の書き込み動作
を行う。この際、書き込み動作を行う前に、ブロックラ
ッチ回路43に対して1リセット動作を行う。
【0050】プログラム電圧発生回路30は、書き込み
動作時に、高電圧VPPのプログラム電圧をロウデコーダ
4及びコラムデコーダ5に供給する回路である。また、
ベリファイ電圧発生回路31は、実際の読み出し電圧よ
り低いベリファイ電圧をロウデコーダ4に供給する回路
である。なお、他の構成部は図4及び図5で示した同一
符号構成部と働きはほぼ同様であるので説明は省略す
る。
動作時に、高電圧VPPのプログラム電圧をロウデコーダ
4及びコラムデコーダ5に供給する回路である。また、
ベリファイ電圧発生回路31は、実際の読み出し電圧よ
り低いベリファイ電圧をロウデコーダ4に供給する回路
である。なお、他の構成部は図4及び図5で示した同一
符号構成部と働きはほぼ同様であるので説明は省略す
る。
【0051】図2は図1で示したフラッシュEEPRO
Mの消去ブロック選択動作及び消去動作を示すタイミン
グ図である。以下、同図を参照しつつその動作の説明を
行う。
Mの消去ブロック選択動作及び消去動作を示すタイミン
グ図である。以下、同図を参照しつつその動作の説明を
行う。
【0052】まず、期間T1で、書き込みイネーブル信
号バーWEを立ち上がりのタイミングで、制御回路34
の制御下で、入出力バッファ9を介してブロック選択コ
マンドがコマンドレジスタ32に入力される。すると、
コマンドデコーダ33は、コマンドレジスタ32に格納
された消去ブロック選択コマンドをデコードして、消去
ブロック選択動作を指示する制御信号S33をソース線
デコーダ42及び消去ブロック制御回路46に出力す
る。この制御信号S33を受けた消去ブロック制御回路
46はブロックラッチ回路43に対し速やかに0リセッ
ト動作を行う。
号バーWEを立ち上がりのタイミングで、制御回路34
の制御下で、入出力バッファ9を介してブロック選択コ
マンドがコマンドレジスタ32に入力される。すると、
コマンドデコーダ33は、コマンドレジスタ32に格納
された消去ブロック選択コマンドをデコードして、消去
ブロック選択動作を指示する制御信号S33をソース線
デコーダ42及び消去ブロック制御回路46に出力す
る。この制御信号S33を受けた消去ブロック制御回路
46はブロックラッチ回路43に対し速やかに0リセッ
ト動作を行う。
【0053】そして、期間T2で、次の書き込みイネー
ブル信号バーWEの立ち下がりのタイミングで、ブロッ
ク選択アドレスBADがアドレスバッファ6を介してソ
ース線デコーダ42に取り込まれる。ソース線デコーダ
42はブロック選択アドレスBADに基づき、ブロック
ラッチ回路43の1ビットラッチ50を選択し、選択し
た1ビットラッチ50に“1”を書き込む。例えば、図
2に示すように、ブロック選択アドレスBADがブロッ
クBK1を指示する場合、1ビットラッチ50aに
“1”を書き込む。
ブル信号バーWEの立ち下がりのタイミングで、ブロッ
ク選択アドレスBADがアドレスバッファ6を介してソ
ース線デコーダ42に取り込まれる。ソース線デコーダ
42はブロック選択アドレスBADに基づき、ブロック
ラッチ回路43の1ビットラッチ50を選択し、選択し
た1ビットラッチ50に“1”を書き込む。例えば、図
2に示すように、ブロック選択アドレスBADがブロッ
クBK1を指示する場合、1ビットラッチ50aに
“1”を書き込む。
【0054】さらに、期間T3で、次の書き込みイネー
ブル信号バーWEの立ち下がりのタイミングで、ブロッ
ク選択アドレスBADがアドレスバッファ6を介してソ
ース線デコーダ42に取り込まれ、ソース線デコーダ4
2はブロック選択アドレスBADに基づき選択した1ビ
ットラッチ50に“1”を書き込む。例えば、図2に示
すように、ブロック選択アドレスBADがブロックBK
3を指示する場合、1ビットラッチ50cに“1”を書
き込む。
ブル信号バーWEの立ち下がりのタイミングで、ブロッ
ク選択アドレスBADがアドレスバッファ6を介してソ
ース線デコーダ42に取り込まれ、ソース線デコーダ4
2はブロック選択アドレスBADに基づき選択した1ビ
ットラッチ50に“1”を書き込む。例えば、図2に示
すように、ブロック選択アドレスBADがブロックBK
3を指示する場合、1ビットラッチ50cに“1”を書
き込む。
【0055】そして、予め定めれれた期間TD以上、書
き込みイネーブル信号バーWEがHレベルを維持する
と、制御回路34は消去動作を指示するコマンドをコマ
ンドレジスタ32に格納する。
き込みイネーブル信号バーWEがHレベルを維持する
と、制御回路34は消去動作を指示するコマンドをコマ
ンドレジスタ32に格納する。
【0056】そして、期間TSで、コマンドデコーダ3
3は、コマンドレジスタ32に格納された消去コマンド
をデコードして、消去動作を指示する制御信号S33を
消去ブロック制御回路46、ソース線スイッチ3及び昇
圧回路47に出力する。すると、ソース線スイッチ3か
らは高電圧VPPが出力され、昇圧回路47の各昇圧部4
8は対応の1ビットラッチ50のHレベル(“1”を格
納)を高電圧VPPまで立ち上げる。例えば、図3のよう
に、ブロックラッチ回路43の各1ビットラッチ50に
データが格納されている場合、ソース線ゲート44のト
ランジスタQ1及びQ3のみに高電圧VPPが印加され、
メモリセルアレイ1のブロックBK1のソース線SL1
及びSL3のみに高電圧が付与される。なお、他の動作
は従来の消去動作と同様に行われる。その結果、単数は
勿論、複数を含むブロック単位でメモリセルを選択し、
選択したブロックに対する消去動作を実行することがで
きる。したがって、消去時間の短縮およびCPUへの負
荷を軽減を図ることができる。
3は、コマンドレジスタ32に格納された消去コマンド
をデコードして、消去動作を指示する制御信号S33を
消去ブロック制御回路46、ソース線スイッチ3及び昇
圧回路47に出力する。すると、ソース線スイッチ3か
らは高電圧VPPが出力され、昇圧回路47の各昇圧部4
8は対応の1ビットラッチ50のHレベル(“1”を格
納)を高電圧VPPまで立ち上げる。例えば、図3のよう
に、ブロックラッチ回路43の各1ビットラッチ50に
データが格納されている場合、ソース線ゲート44のト
ランジスタQ1及びQ3のみに高電圧VPPが印加され、
メモリセルアレイ1のブロックBK1のソース線SL1
及びSL3のみに高電圧が付与される。なお、他の動作
は従来の消去動作と同様に行われる。その結果、単数は
勿論、複数を含むブロック単位でメモリセルを選択し、
選択したブロックに対する消去動作を実行することがで
きる。したがって、消去時間の短縮およびCPUへの負
荷を軽減を図ることができる。
【0057】なお、書き込み動作及び読み出し動作は従
来同様に行えれるが、必ず動作開始時にブロックラッチ
回路43に対する1リセット動作が実行される。
来同様に行えれるが、必ず動作開始時にブロックラッチ
回路43に対する1リセット動作が実行される。
【0058】また、非消去ブロック選択動作も消去ブロ
ック選択動作と同様に行われる。以下に異なる点のみ述
べる。・非消去ブロック選択動作を指示する制御信号S
33を受けると、消去ブロック制御回路46はブロック
ラッチ回路43に対し1リセット動作を行う。・ソース
線デコーダ42は、ブロック選択アドレスBADに基づ
き選択した1ビットラッチ50に“0”を書き込む。
ック選択動作と同様に行われる。以下に異なる点のみ述
べる。・非消去ブロック選択動作を指示する制御信号S
33を受けると、消去ブロック制御回路46はブロック
ラッチ回路43に対し1リセット動作を行う。・ソース
線デコーダ42は、ブロック選択アドレスBADに基づ
き選択した1ビットラッチ50に“0”を書き込む。
【0059】したがって、非消去ブロック選択動作及び
消去動作を実行することにより、複数を含むブロック単
位でメモリセルを選択し、選択しなかったブロックに対
する消去動作を実行することができる。
消去動作を実行することにより、複数を含むブロック単
位でメモリセルを選択し、選択しなかったブロックに対
する消去動作を実行することができる。
【0060】なお、本実施例では、メモリセルアレイを
5ブロックに分割した例を示したが分割数が任意である
ことは勿論である。
5ブロックに分割した例を示したが分割数が任意である
ことは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、消去動作制御手段により、消去選択データ格納手段
に格納された複数の消去選択データに基づき、複数のブ
ロックそれぞれのメモリトランジスタに対する消去動作
が行われることにより、単数は勿論、複数のブロック単
位で消去動作を行うことができるため、消去時間の短縮
およびCPUへの負荷を軽減を図ることができる。
ば、消去動作制御手段により、消去選択データ格納手段
に格納された複数の消去選択データに基づき、複数のブ
ロックそれぞれのメモリトランジスタに対する消去動作
が行われることにより、単数は勿論、複数のブロック単
位で消去動作を行うことができるため、消去時間の短縮
およびCPUへの負荷を軽減を図ることができる。
【図1】この発明の一実施例フラッシュEEPROMの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示した実施例の動作を示すタイミング図
である。
である。
【図3】図1のブロックラッチ回路周辺を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】従来のフラッシュEEPROMの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図5】従来のフラッシュEEPROMの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】メモリトランジスタの構造を示す断面図であ
る。
る。
【図7】図4及び図5のメモリセルアレイ周辺を示す回
路図である。
路図である。
【図8】従来の消去動作を示すフローチャートである。
【図9】従来の書き込み動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図10】従来の消去動作を示すタイミング図である。
【図11】従来の書き込み動作を示すタイミング図であ
る。
る。
【図12】セグメント分割メモリセルアレイを有する従
来のフラッシュEEPROMの構成を示すブロック図で
ある。
来のフラッシュEEPROMの構成を示すブロック図で
ある。
【図13】図12の1つのセグメント中のメモリセル配
列を示す回路図である。
列を示す回路図である。
【図14】図12の1つのセグメント中のメモリセル配
列を示す回路図である。
列を示す回路図である。
1 メモリセルアレイ 3 ソース線スイッチ 4 ロウデコーダ 5 コラムデコーダ 32 コマンドレジスタ 33 コマンドデコーダ 34 制御回路 42 ソース線デコーダ 43 ブロックラッチ回路 44 ソース線ゲート 46 消去ブロック制御回路 47 昇圧回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】制御回路34は、書き込みイネーブル信号
バーWE、チップイネーブル信号バーCE及びアウトプ
ットイネーブル信号バーOEに基づき、書き込み回路
7、入出力バッファ9、コマンドレジスタ32に制御信
号を出力したり、コマンドレジスタ32にコマンドを格
納したりする。
バーWE、チップイネーブル信号バーCE及びアウトプ
ットイネーブル信号バーOEに基づき、書き込み回路
7、入出力バッファ9、コマンドレジスタ32に制御信
号を出力したり、コマンドレジスタ32にコマンドを格
納したりする。
Claims (1)
- 【請求項1】 電気的書き込み,消去可能な複数のメモ
リトランジスタから構成され、複数のブロックに分割さ
れたメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置
であって、 前記複数のブロックそれぞれに対応して複数の格納部が
設けられ、前記複数の格納部それぞれに消去/非消去を
指示する消去選択データが格納可能な消去選択データ格
納手段と、 消去動作実行前に、外部入力に基づき、前記複数の格納
部それぞれへの前記消去選択データの書き込みを行う消
去選択データ書き込み手段と、 前記消去選択データ格納手段に格納された前記複数の消
去選択データに基づき、前記複数のブロックそれぞれの
メモリトランジスタに対する消去動作を行う消去動作制
御手段とを備えた不揮発性半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28167092A JPH06131890A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28167092A JPH06131890A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06131890A true JPH06131890A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17642345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28167092A Pending JPH06131890A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06131890A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4904148A (en) * | 1986-11-26 | 1990-02-27 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Robot arm for an industrial robot |
JPH0887894A (ja) * | 1994-09-20 | 1996-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
JPH08106793A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-23 | Hitachi Ltd | 一括消去型不揮発性記憶装置とその消去方法 |
JPH10125081A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-15 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体メモリ |
JP2011159351A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体記憶装置および不揮発性メモリシステム |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28167092A patent/JPH06131890A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4904148A (en) * | 1986-11-26 | 1990-02-27 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Robot arm for an industrial robot |
JPH0887894A (ja) * | 1994-09-20 | 1996-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
JPH08106793A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-23 | Hitachi Ltd | 一括消去型不揮発性記憶装置とその消去方法 |
JPH10125081A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-15 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体メモリ |
JP2011159351A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体記憶装置および不揮発性メモリシステム |
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