JP3181708B2 - 不揮発性半導体記憶装置の動作方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の動作方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば記憶するべき
情報を電気的に書き込んだり、記憶した情報を電気的に
消去するようにしたフラッシュメモリ(フラッシュEE
PROM)などの不揮発性半導体記憶装置の動作方法
関し、特に複数の消去信号発生回路がそれぞれ発生する
パルス幅の異なる消去信号を選択的に出力することによ
り、情報の消去を完了するまでの時間を短縮できると共
に、いわゆる過消去を防止することができる不揮発性半
導体記憶装置の動作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば電子機器などにおいて、
細かい設定状態やパラメータなどの情報を記憶し、か
つ、記憶した情報を電子機器の電源をオフにした後も保
持できるようにするためには、例えばRAMやEPRO
Mなどを用いることによってその目的を達成している。
RAMの場合においては、電源供給を停止すると保持し
ていた情報が失われてしまうので、バッテリでバックア
ップするようにし、また、EPROMの場合はバッテリ
によるバックアップを行う必要がないものの、一旦情報
を書き込むと、電気的に情報の消去を行うことができな
いので、書き込んだ情報を消去するためには紫外線消去
装置を用いることが必要である。
【0003】ところで、RAMやEPROMに代表され
るような記憶素子を電子機器などに搭載し、簡単な回路
構成で使用でき、書き込んだ情報を簡単に保持できるよ
うにするためには、書き込んだ情報を紫外線消去装置を
用いることなく使用でき、かつ、バックアップ用の電池
を用いなくとも記憶した情報を保持できるようにするこ
とが必要である。
【0004】従来、このような要求に応えるものとし
て、例えば図3〜図10に示すようなフラッシュメモリ
が提案されている。図3はIEEE journal
of Solid−state Circuits、V
ol.23,No.5,October 1988.1
157〜1163(1988年10月刊行 米国電気・
電子学会 半導体回路誌 第23巻第5番 1157頁
から1163頁)に示されているフラッシュメモリ(フ
ラッシュEEPROM)の構成を示すブロック図、図4
〜図6は図3に示すフラッシュメモリ要部を示す構成
図、回路図及びブロック図、図7〜図10は図3に示す
フラッシュメモリの動作をそれぞれ示すフローチャート
である。
【0005】図において、メモリセルアレイ1の周辺に
はYゲート2とソース線スイッチ3とXデコーダ4とY
デコーダ5とが設けられている。Xデコーダ4及びYデ
コーダ5にはアドレスレジスタ6が接続され、外部から
入力されたアドレス信号が入力される。メモリセルアレ
イ1にはYゲート2を介して書き込み回路7とセンスア
ンプ8とが接続される。書き込み回路7とセンスアンプ
8は入出力バッファ9に接続される。
【0006】プログラム電圧発生回路10と消去確認電
圧発生回路11が設けられていて、外部から供給された
電源Vcc、Vppとは異なる電圧が発生され、この電
圧がYゲート2、Xデコーダ4、Yデコーダ5に与えら
れる。外部から入力されたコマンドデータにより、動作
モードの設定を行うコマンドレジスタ12とコマンドデ
コーダ13が設けられていて、更に制御回路14には外
部から制御信号/WE、/CE、/OEが与えられる。
【0007】図4は図3に示したメモリセルアレイ1を
構成するメモリセルの断面図である。図4に示すよう
に、メモリセルは半導体基板15上に形成されたフロー
ティングゲート16とコントロールゲート17とソース
拡散領域18とドレイン拡散領域19とを含む。フロー
ティングゲート16と基板15との間の酸化膜厚は例え
ば100オングストローム程と薄く、トンネル現象を利
用したフローティングゲート16の電子の移動を可能と
している。メモリセルの動作は次のようになる。すなわ
ち、プログラム時には、ドレイン拡散領域19に6.5
V程度のプログラム電圧が与えられ、コントロールゲー
ト17には電源Vpp(12V)が与えられ、ソース拡
散領域18は接地される。
【0008】このため、メモリセルがオンして電流が流
れる。このとき、ドレイン拡散領域19の近傍でアバラ
ンシェ降伏が生じ、電子、ホール対が発生する。ホール
は基板15を通じて接地側に流れ、電子はチャンネル方
向に流れてドレイン拡散領域19に流れ込む。そして一
部の電子はフローティングゲート16とドレイン拡散領
域19との間の電界で加速されてフローティングゲート
16に注入される。このようにして、メモリセルのしき
い値電圧を上げる。これを情報“0”の記録と定義され
る。
【0009】一方、消去はドレイン拡散領域19をオー
プンにし、コントロールゲート17を接地し、ソース拡
散領域18に電源Vppを印加して行われる。ソース拡
散領域18とフローティングゲート16との間の電位差
のため、トンネル現象が生じ、フローティングゲート1
6中の電子の引き抜きが起こる。このようにして、メモ
リセルのしきい値が下がる。これを情報“1”の記録と
定義する。
【0010】図5は図3に示したメモリセルアレイ1の
構成を示す回路図である。この図5に示すように、メモ
リセルアレイ1はそのドレインがビット線24に接続さ
れ、コントロールゲート17がワード線25に接続され
ている。ワード線25はXデコーダ4に接続され、ビッ
ト線24はYデコーダ5の出力がそのゲートに入力され
るYゲート2のYゲートトランジスタ26を介してI/
O線27に接続される。I/O線27にはセンスアンプ
8及び書き込み回路7が接続され、ソース線28はソー
ス線スイッチ3に接続されている。
【0011】次に、図3〜図5を参照して従来のフラッ
シュEEPROMの動作について説明する。まず、図5
に示した点線で囲まれたメモリセルにデータを書き込む
場合の動作について説明する。外部から入出力バッファ
9を介して入力されたデータに応じて、書き込み回路7
が活性化され、I/O線27にプログラム電圧が供給さ
れる。同時に、アドレスレジスタ6からのアドレス信号
によりYデコーダ5及びXデコーダ4を介してYゲート
トランジスタ26、ワード線25が選択され、電源Vp
pがメモリセルに印加される。ソース線28はプログラ
ム時にはソース線スイッチ3により接地される。このよ
うにして、図5中の1個のメモリセルのみに電流が流
れ、ホットエレクトロンが発生し、そのしきい値電圧が
高くなる。
【0012】一方、消去は以下のようにして行われる。
まず、Xデコーダ4及びYデコーダ5が非活性化され、
全てのメモリセルが非選択にされる。すなわち、各メモ
リセルのワード線25が接地され、ドレインはオープン
にされる。一方、ソース線28にはソース線スイッチ3
により高電圧が与えられる。このようにして、トンネル
現象によりメモリセルのしきい値は低い方にシフトす
る。ソース線28は共通であるため、消去は全てのメモ
リセルへ一括して行われる。
【0013】次に、読み出し動作について説明する。書
き込み動作と同様にして、図5の点線で囲まれたメモリ
セルの読み出しについて説明する。まず、アドレス信号
がYデコーダ5とXデコーダ4とによってデコードさ
れ、選択されたYゲート2とワード線25が“H”とな
る。このとき、ソース線28はソース線スイッチ3によ
って接地される。このようにして、メモリセルにデータ
が書き込まれてそのしきい値が高ければ、メモリセルの
コントロールゲート17にワード線25から“H”レベ
ル信号が与えられてもメモリセルはオンせず、ビット線
24からソース線28に電流は流れない。
【0014】一方、メモリセルが消去されているときに
は、逆にメモリセルはオンするため、ビット線24から
ソース線28に電流が流れる。メモリセルを介して電流
が流れるか否かをセンスアンプ8で検出し、読み出しデ
ータ“1”、“0”が得られる。このようにして、フラ
ッシュEEPROMのデータの書き込み及び読み出しが
行われる。
【0015】ところで、ROMの他の例として、紫外線
を照射することによってデータを消去するEEPROM
がある。このようなEEPROMでは、フローティング
ゲート16は電気的に中性になると、それ以上にはフロ
ーティングゲート16から電子が引き抜かれず、メモリ
セルのしきい値は1V程度以下にはならない。一方、ト
ンネル現象を利用した電子の引き抜きでは、フローティ
ングゲート16から電子が過剰に引き抜かれ、フローテ
ィングゲート16が正に帯電してしまうということが起
こる。この現象を過消去または過剰消去と称する。
【0016】メモリセルのしきい値が負になってしまう
と、その後の読み出し、書き込みに支障をきたす。すな
わち、読み出し時に非選択でワード線レベルが“L”レ
ベルであり、メモリセルのコントロールゲート線に印加
される信号のレベルが“L”レベルであってもそのメモ
リセルを介してビット線から電流が流れてしまうので、
同一ビット線の読み出しを行おうとするメモリセルが書
き込み状態でしきい値が高くとも“1”を読み出してし
まう。また、書き込み時においても過消去されたメモリ
セルを介してリーク電流が流れるため、書き込み特性が
劣化し、さらには書き込み不能となってしまう。
【0017】このため、消去、消去確認(ベリファイ)
動作を行う。すなわち、完全に消去されるまでに要する
時間に比べて短い規定の10msの消去パルスを印加
し、その後、読み出しを行って消去が正しく行われたか
否かをチェックし、つまり、消去確認を行い、消去され
ないビットがある場合には、再度消去を行い、メモリセ
ルに余分な消去パルスが印加されるのを防止する方法が
採用されている。
【0018】図6にソース線スイッチ3の消去パルス発
生部の具体的な回路図を示す。31はインバータ、32
及び33はNAND回路、34は立ち上がり検出回路で
あり、入力が“L”から“H”になるとローレベルのパ
ルスを1パルス出力する。35は立ち下がり検出回路で
あり、入力が“H”から“L”になるとローレベルのパ
ルスを1パルス出力する。36は発振器であり、ある周
期を持つパルスを発生する。37〜38は分周器であ
り、パルスの周期を2倍にする。この分周器37〜38
の段数は、発振器36の発振周波数を分周した最終段の
分周器の出力のパルス幅が消去信号のパルス幅と等しく
なる値に設定されている。
【0019】次に、この回路の動作について説明する。
消去コマンドが入力されると、消去モードを示す信号が
“H”になり、この信号の立ち上がりが立ち上がり検出
回路34で検出され、これによって立ち上がり検出回路
34からローレベルのパルスが1パルス出力される。こ
のとき、立ち下がり検出回路35に供給されているTE
RS信号は“L”のまゝであるので、立ち下がり検出回
路35の出力は“H”固定である。従って、立ち上がり
検出回路34からルローレベルのパルスが1パルス出力
されると、NAND回路32、33及びインバータ31
を介して消去信号が“H”になる。この信号によってソ
ース線28に高電圧が印加される。この高電圧の印加は
消去信号が“H”の期間連続して行われ、これにより消
去がなされる。
【0020】また、このインバータ31からの消去信号
は発振器36を活性化させる。この発振器36の発振信
号の周期を例えば1ms(“H”期間、“L”期間がそ
れぞれ500μs)とすると、分周器37〜38を4段
接続した場合、分周器38の出力側に得られるTERS
信号の周期は16msとなり、“H”の期間が8msの
パルスが得られる。なお、この場合の規定パルスは10
msであるが、こゝでは説明の都合上8msとしてい
る。このTERS信号の“H”から“L”への立ち下が
りによって、立ち下がり検出回路35からローレベルの
パルスが1パルス出力され、これによってNAND回路
33及びインバータ31を介して消去信号が“L”にな
る。こうして、1回の消去が完了する。
【0021】図7及び図8は上述の消去確認動作を含ん
だプログラムによる書き込み及び消去のフローチャート
を示し、図9及び図10はそれらをタイミングチャート
に示したものである。
【0022】次に、図3、図7、図8、図9及び図10
を参照して、書き込み、消去の動作について説明する。
従来のフラッシュEEPROMにおいては、書き込み、
消去のモード設定は入力データの組み合わせで行われ
る。つまり、書き込みイネーブル信号/WEの立ち上が
りのデータによってモード設定が行われる。まず、図
7、図9を参照して書き込みの場合について説明する。
始めに、電源Vcc、VppがステップS1において立
ち上げられ、続いてステップS2において制御回路14
に入力される書き込みイネーブル信号/WEが立ち下げ
られる。その後、書き込みイネーブル信号/WEの立ち
上がりのタイミングでコマンド40Hがコマンドレジス
タ12にラッチされる。そしてその後、コマンドがコマ
ンドデコーダ13によってデコードされ、動作モードが
プログラムモードにされる。
【0023】次に、ステップS3において、書き込みイ
ネーブル信号/WEが再度立ち下げられ、アドレスレジ
スタ6に外部からの入力アドレスがラッチされ、書き込
みイネーブル信号/WEの立ち上がりで入出力バッファ
9からのデータDINが書き込み回路7にラッチされ
る。次に、プログラム電圧発生回路10からプログラム
電圧が発生され、Xデコーダ4及びYデコーダ5に印加
される。そして、ステップS4において、前述のように
プログラムが行われる。
【0024】次に、ステップS5において、書き込みイ
ネーブル信号/WEが立ち下げられ、コマンドCOHが
入力されてコマンドレジスタ12にラッチされる。続い
て、書き込みイネーブル信号/WEの立ち上がりと共
に、動作モードがプログラム確認モードとなる(ステッ
プS6)。このとき、確認電圧発生回路11によってチ
ップ内部でプログラム確認電圧(〜6.5V)が発生さ
れ、Xデコーダ4とYデコーダ5とに与えられる。この
ため、メモリセルアレイのコントロールゲート17に与
えられる電圧が通常の読み出し時(〜5V)より高くな
り、不十分なしきい値シフトを示すものはオンしやすく
なり、書き込み不良を発見できるようにする。
【0025】次に、ステップS7でデータ読み出しを行
って、センスアンプ8により書き込みデータが正常であ
るか否かのチェックを行う。ステップS8において書き
込みデータが正常でないことが判別されれば、さらにス
テップS2〜S7の処理を行って書き込みを行う。ステ
ップS8において、書き込みが正常であれば、ステップ
S9においてモードを読み出しモードにセットし、プロ
グラムを終了する。
【0026】次に、図8、図10を参照して消去動作に
ついて説明する。まず、ステップS10において、電源
Vcc、Vppが立ち上げられ、続いて前述の書き込み
フロー処理に従って、ステップS11で全メモリセル即
ち全ビットに“0”の書き込みを行う。消去されたメモ
リセルをさらに消去すると、メモリセルアレイ1が過消
去されるためである。次に、ステップS12において、
書き込みイネーブル信号/WEを立ち下げて消去コマン
ド20Hを入力する。続いて、ステップS13におい
て、消去確認コマンド20Hが入力され、この時点で書
き込みイネーブル信号/WEの立ち上がりと共に、内部
で消去パルスが発生される。すなわち、ソース線スイッ
チ3を介してメモリセルアレイ1のソースに電源Vpp
が与えられる。
【0027】その後、ステップS14において、書き込
みイネーブル信号/WEの立ち下がりまでにソース線2
8に電源Vppが印加されて消去が行われる。この間外
部からメモリセルアレイ1はアクセスできず、待ち時間
が確保される。同時に、書き込みイネーブル信号/WE
の立ち下がりでアドレス信号もアドレスレジスタ6にラ
ッチされる。ステップS15において、書き込みイネー
ブル信号/WEの立ち上がりで消去(確認コード)AO
Hがコマンドレジスタ12へ入力され、消去確認モード
に設定される。
【0028】消去確認モードでは、確認電圧発生回路1
1によって消去確認電圧(〜3.2V)がXデコーダ4
とYゲート2とに与えられる。このため、メモリセルア
レイ1のコントロールゲートに与えられる電圧が通常の
読み出し時(5V)より低くなり、消去不十分なメモリ
セルはオンしにくくなる。このようにして、消去の確認
をより確実に行えるようにする。
【0029】次に、ステップS16において読み出しを
行い、実際に消去の確認が行われる。ステップS17に
おいて消去不十分であることが判別されれば、さらに消
去を繰り返し、消去が十分であり、且つ、ステップS1
9で確認したアドレスが最終でないと判別されれば、ス
テップS18においてアドレスをインクリメントし、次
のアドレスの消去データの確認が行われる。ステップS
19において確認したアドレスが最終であることが判別
されると、ステップS20において動作モードを読み出
しモードに設定して一連の動作を終了する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
記憶装置は以上のように構成されているので、フラッシ
ュメモリの内容を完全に消去するまでに多数回の消去信
号の付加を必要とし、もってメモリの内容が完全に消去
されるまでの時間、即ち実際の消去時間と、消去の確認
を行う消去確認時間を含む全消去完了時間が長く、ま
た、フラッシュメモリの製造工程における良品を選別す
るために行うテスト時においても、実使用時と同じ消去
動作を行わなければならず、テスト時間が長くなるなど
の問題点があった。
【0031】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、過消去を起こすことなく実使用時
は勿論テスト時においてもメモリの全消去完了時間を短
縮することのできる不揮発性半導体記憶装置の動作方法
を得ることを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る不
揮発性半導体記憶装置の動作方法は、外部から入力され
るアドレス信号をデコードして行の選択を行う第1のデ
コーダと、外部から入力されるアドレス信号をデコード
して列の選択を行う第2のデコーダと、行および列方向
に配置され、上記第1及び第2のデコーダの出力に基づ
いて外部からの情報を記憶する複数個のメモリセルと、
これらのメモリセルに記憶した情報が所定の状態である
かを判定するセンスアンプと、上記複数個のメモリセル
に記憶した情報を消去するための消去信号を発生する消
去信号発生手段とを備え、記憶すべき情報を電気的に書
き込み、または記憶した情報を電気的に消去するように
した不揮発性半導体記憶装置を動作させる不揮発性半導
体記憶装置の動作方法であって、上記消去信号発生手段
から上記複数個のメモリセルのうち少なくとも一部の複
数のメモリセルに第1回目の第1のパルス幅の消去信号
を印加する第1のステップと、その後、上記複数のメモ
リセルに上記第1回目に続く第2回目の上記第1のパル
ス幅より短い第2のパルス幅の消去信号を印加する第2
のステップと、その後、上記複数のメモリセルの記憶し
た情報を読み出すことにより消去を確認する消去確認動
作であって、上記メモリセルに上記第1のステップ後の
最初の消去確認動作を行う第3のステップと、上記第3
のステップの消去確認動作の結果に応じて、上記複数の
メモリセルに上記第2のパルス幅の消去信号を印加する
かを判定する第4のステップとを消去動作に含み、上記
複数のメモリセルにおける1回の消去動作の中で、上記
第1のステップは1度のみであるものである。請求項2
の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の動作方法は、
1のパルス幅が第2のパルス幅の100倍以上であるも
のである。請求項3の発明に係る不揮発性半導体記憶装
置の動作方法は、外部から入力されるアドレス信号をデ
コードして行の選択を行う第1のデコーダと、外部から
入力されるアドレス信号をデコードして列の選択を行う
第2のデコーダと、行および列方向に配置され、上記第
1及び第2のデコーダの出力に基づいて外部からの情報
を記憶し、電子が注入もしくは引き抜かれるフローティ
ングゲートを各々有する複数個のメモリセルと、これら
のメモリセルに記憶した情報が所定の状態であるかを判
定するセンスアンプと、上記フローティングゲートから
電子を引き抜くためのパルス信号を発生するパルス信号
発生手段とを備え、記憶すべき情報を電気的に書き込
み、または記憶した情報を電気的に消去するようにした
不揮発性半導体記憶装置を動作させる不揮発性半導体記
憶装置の動作方法であって、上記パルス信号発生手段か
ら上記複数個のメモリセルのうち少なくとも一部の複数
のメモリセルに第1回目の第1のパルス幅のパルス信号
を印加する第1のステップと、その後、上記複数のメモ
リセルに上記第1回目に続く第2回目の上記第1のパル
ス幅より短い第2のパルス幅のパルス信号を印加する第
2のステップと、その後、上記複数のメモリセルの記憶
した情報を読み出すことによりフローティングゲートか
らの電子の引き抜きを確認する確認動作であって、上記
メモリセルに上記第1のステップ後の最初の確認動作を
行う第3のステップと、上記第3のステップの確認動作
の結果に応じて、上記複数のメモリセルに上記第2のパ
ルス幅のパルス信号を印加するかを判定する第4のステ
ップとをフローティングゲートからの電子の引き抜きの
開始から完了までの動作に含み、上記複数のメモリセル
における1回のフローティングゲートからの電子の引き
抜きの開始から完了までの動作中で、上記第1のステッ
プは1度のみであるものである。
【0033】
【作用】この発明においては、記憶した情報を消去する
ためのそれぞれパルス幅の異なる複数の消去信号を発生
する消去信号発生手段を備え、この消去信号発生手段か
らパルス幅の異なる複数の消去信号を消去モードに応じ
て選択的に出力する。
【0034】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を、フラッシュメ
モリ(フラッシュEEPROM)に適用した場合を例に
取り、図について説明する。なお、フラッシュメモリの
全体構成としては従来例同様図3のようなものが用いら
れ、但しソース線スイッチ3の消去パルス発生部が後述
の図1に示すような構成をとるものとする。図1はこの
発明の一実施例を示すブロック図であり、図において、
図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
を省略する。42は消去モードA及び消去モードBを示
す信号が入力されるNOR回路で、このNOR回路42
をインバータ47を介して立ち上がり検出回路34に接
続し、この立ち上がり検出回路34の出力端をNAND
回路32の一方の入力端に接続する。
【0035】このNAND回路32の他方の入力端をN
AND回路33の出力端に接続し、このNAND回路3
3の一方の入力端をNAND回路32の出力端に接続
し、このNAND回路33の他方の入力端を立ち下がり
検出回路35の出力端に接続する。また、立ち下がり検
出回路35の入力端にインバータ39の出力端を接続
し、インバータ39の入力端をNOR回路43の出力端
に接続する。このNOR回路43の各入力端にはそれぞ
れ消去モードA及びBの消去期間を規定するTERSA
信号及びTERSB信号が供給される。
【0036】また、インバータ31の出力端を発振器3
6の入力端に接続し、この発振器36の出力端を分周器
37の入力端に接続し、分周器37、38、・・・・4
6を縦続接続する。これ等分周器37、38、・・・・
46によって、いま、分周器の段数をnとすると、発振
器36の発振信号の周期にこのn乗を乗じた周期のパル
スが最終段の分周器の出力側に得られるようにしてい
る。また、本例では、分周器37〜38の段数は、発振
器36の発振周波数を分周した最終段の分周器の出力の
パルス幅が消去モードAにおける消去信号のパルス幅と
等しくなる値に設定され、同様に分周器37〜46の段
数は、発振器36の発振周波数を分周した最終段の分周
器の出力のパルス幅が消去モードBにおける消去信号の
パルス幅と等しくなる値に設定される。
【0037】そして分周器38の出力端をインバータ4
8を介してNOR回路44の一方の入力端に接続し、こ
のNOR回路44の他方の入力端をインバータ40の出
力端に接続する。インバータ40にはNOR回路42に
供給される消去モードAを示す信号が供給され、NOR
回路44から出力される信号はTERSA信号としてN
OR回路43に供給される。また、分周器46の出力端
をインバータ49を介してNOR回路45の一方の入力
端に接続し、このNOR回路45の他方の入力端をイン
バータ41の出力端に接続する。インバータ41にはN
OR回路42に供給される消去モードBを示す信号が供
給され、NOR回路45から出力される信号はTERS
B信号としてNOR回路43に供給される。
【0038】次に動作について説明する。消去モードA
は例えば従来の消去モードと同じパルス幅の消去信号を
複数パルス発生し、消去モードBは消去モードAに先立
って、この消去モードAよりパルス幅の大きな消去信号
を1パルス発生する本実施例特有の消去モードである。
【0039】先ず、消去モードAに付いて説明する。い
まNOR回路42に供給される消去モードAを示す信号
が“H”になると(このとき消去モードBを示す信号は
“L”)、インバータ47の出力側には“L”より
“H”に反転された信号が得られ、この信号の立ち上が
りが立ち上がり検出回路34で検出され、これにより立
ち上がり検出回路34からローレベルのパルスが1パル
ス出力されてNAND回路32の一方の入力端に供給さ
れる。
【0040】一方、このとき、インバータ40を介して
NOR回路44の出力側に得られるTERSA信号は
“H”であり、この信号が供給されるNOR回路43の
出力は“L”、インバータ39の出力は“H”であるの
で、立ち下がり検出回路35の出力は“H”固定であ
る。従って、NAND回路33の出力“L”が他方の入
力端に供給されるNAND回路32の出力は“H”であ
るのでNAND回路33の出力は“L”に維持され、も
ってインバータ31の出力側には“H”なる消去信号が
得られ、消去動作が開始される。
【0041】この消去信号は更に発振器36に供給され
てこれを活性化させる。発振器36は例えばその周期を
1msとすると発振信号を発生し、この発振信号は例え
ば4段接続とされた分周器37及び38で分周され、分
周器38の出力側のa点にはその周期が16msでパル
ス幅が8msの“H”のパルスが得られる。このパルス
はインバータ44で反転されてNOR回路44に供給さ
れ、もってNOR回路44の出力側には略8msの
“H”のパルスがTERSA信号として得られ、NOR
回路43の一方の入力端に供給される。
【0042】一方、このときインバータ41に供給され
る消去モードBを示す信号は“L”固定なので、NOR
回路45の出力側に得られるTERSB信号も同じく
“L”固定となる。従って、この“L”固定のTERS
B信号が他方の入力端に供給されているNOR回路43
の一方の入力端に上述の如く“H”なるTERSA信号
が供給されると、この信号が“H”から“L”になる時
点でその出力側に“H”なる信号が取り出され、更にイ
ンバータ39で反転されて“L”の信号として立ち下が
り検出回路35に供給される。
【0043】立ち下がり検出回路35は入力された信号
の立ち下がりを検出し、その出力側に“L”のパルスを
1パルス出力する。このパルスはNAND回路33に供
給され、このNAND回路33の出力“L”が他方の入
力端に供給されるNAND回路32の出力は“L”とな
り、NAND回路33の出力は“H”となり、もってイ
ンバータ31の出力側に出力されている消去信号は
“L”となり、消去モードAによる消去動作が終了す
る。つまり、消去モードAの場合、従来例同様8msの
短いパルス幅を有する消去信号を用いて消去動作が行わ
れることになる。
【0044】次に、消去モードBに付いて説明する。い
まNOR回路42に供給される消去モードBを示す信号
が“H”になると(このとき消去モードAを示す信号は
“L”)、インバータ47の出力側には“L”より
“H”に反転された信号が得られ、この信号の立ち上が
りが立ち上がり検出回路34で検出され、これにより立
ち上がり検出回路34からローレベルのパルスが1パル
ス出力されてNAND回路32の一方の入力端に供給さ
れる。
【0045】一方、このとき、インバータ41を介して
NOR回路45の出力側に得られるTERSB信号は
“H”であり、この信号が供給されるNOR回路43の
出力は“L”、インバータ39の出力は“H”であるの
で、立ち下がり検出回路35の出力は“H”固定であ
る。従って、NAND回路33の出力“L”が他方の入
力端に供給されるNAND回路32の出力は“H”であ
るのでNAND回路33の出力は“L”に維持され、も
ってインバータ31の出力側には“H”なる消去信号が
得られ、消去動作が開始される。
【0046】この消去信号は更に発振器36に供給され
てこれを活性化させる。発振器36は例えばその周期を
1msとすると発振信号を発生し、この発振信号は例え
ば11段接続とされた分周器37〜46で分周され、分
周器46の出力側のb点にはその周期が2.048sで
パルス幅が1.024sの“H”のパルスが得られる。
このパルスはインバータ49で反転されてNOR回路4
5に供給され、もってNOR回路45の出力側には略
1.024sの“H”のパルスがTERSB信号として
得られ、NOR回路43の一方の入力端に供給される。
【0047】一方、このときインバータ40に供給され
る消去モードAを示す信号は“L”固定なので、NOR
回路44の出力側に得られるTERSA信号も同じく
“L”固定となる。従って、この“L”固定のTERS
A信号が一方の入力端に供給されているNOR回路43
の他方の入力端に上述の如く“H”なるTERSB信号
が供給されると、この信号が“H”から“L”になる時
点でその出力側に“H”なる信号が取り出され、更にイ
ンバータ39で反転されて“L”の信号として立ち下が
り検出回路35に供給される。
【0048】立ち下がり検出回路35は入力された信号
の立ち下がりを検出し、その出力側に“L”のパルスを
1パルス出力する。このパルスはNAND回路33に供
給され、このNAND回路33の出力“L”が他方の入
力端に供給されるNAND回路32の出力は“L”とな
り、NAND回路33の出力は“H”となり、もってイ
ンバータ31の出力側に出力されている消去信号は
“L”となり、消去モードBによる消去動作が終了す
る。つまり、消去モードBの場合、消去モードAより長
い1.024sのパルス幅を有する消去信号を用いて消
去動作が行われることになる。
【0049】ところで、フラッシュメモリは消去が完全
に終了するまで、パルス幅が10msの消去信号を数十
から数百回程度印加する必要がある。すなわち、完全に
消去されるまでに数百msから数s消去パルスが印加さ
れる。このため、先ず10msの消去信号を印加し、次
に、消去確認を行い、これを数十から数百回程度繰り返
すわけであるが、初期の段階ではメモリの内容は消去さ
れていない。従って、この初期の段階における消去確認
を行う時間が全く無駄となってしまう。そこで、実際の
消去に要する時間の中の大部分を最初の1パルスで印加
する方が効率的である。従って、本実施例では消去動作
の初期段階で先ずパルス幅の長い消去信号を用いる消去
モードBを実行し、次にパルス幅の短い消去信号を用い
る消去モードAを実行する。
【0050】次に図2を参照して図3に示したようなフ
ラッシュメモリに本発明を適用した消去アルゴリズムの
一例について説明する。この図2において図8と対応す
るステップには同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。上述同様ステップ10、11を経過した後、まずス
テップS21において、上述の本例特有のモード即ち消
去モードBに入るための消去コマンド21Hを入力す
る。続いて、ステップS22において、消去確認コマン
ド21Hを入力する。なお、この消去モードBに入るた
めのコマンドのコード21HはステップS21では従来
同様消去コマンドにコード20Hを使用し、ステップS
22で消去確認コマンドに21Hを使用して、このステ
ップS22で始めて消去モードBに入るための確認がで
きるようにしてもよい。
【0051】この消去確認コマンド21Hが入力された
時点で、消去モードBを示す信号が“H”となり、周期
の長い消去信号(例えば“H”期間が1.024s)が
発生する。そして、ステップS23において、このパル
ス幅の長い消去信号を用いて消去が行われ、この間外部
からメモリセルアレイはアクセスできず、待ち時間が確
保される。
【0052】この最初の消去モードBにおけるパルス幅
の長い消去信号の印加でメモリセルの内容の消去が相当
進んだので、今度は周期の短い、例えば従来同様のパル
ス幅の短い消去パルスの印加を行う。つまり、上述の消
去モードAに入るわけである。
【0053】即ち、ステップS12及びステップS13
でそれぞれ20Hの消去コマンド及び消去確認コマンド
を入力する。これによって消去モードAを示す信号が
“H”となり、8msのパルス幅の短い消去信号がメモ
リセルに印加され、上述同様ステップS14において、
パルス幅の短い消去信号を用いて消去が行われる。勿
論、この場合も外部からメモリセルアレイはアクセスで
きず、待ち時間が確保される。
【0054】そして、上述同様ステップS15、S16
で消去の確認を行い、ステップS17でその消去が十分
でないと判断されるとステップS12に戻って上述の動
作を繰り返し、この消去モードAによる消去動作が消去
完了まで持続される。
【0055】この方法により、例えば消去を完了させる
のに消去時間2.6sの間消去信号を印加する必要があ
るフラッシュメモリを消去する場合、従来の方法では3
25回(2.6s/8ms)の消去パルスの印加を行う
必要があったが、本実施例では、198回{(2.6s
−1.024s/8ms)+1}と大幅に消去信号の印
加の回数を低減することができる。これは、第1目のパ
ルス幅を第2回目以降の各パルス幅の100倍以上とし
たためである。
【0056】このように、本実施例では、最初の1パル
スだけパルス幅の長い消去信号を用い(消去モード
B)、その後複数のパルス幅の短い消去パルスを用いて
(消去モードA)消去完了するようにしているので、過
消去を防止でき、また消去信号を印加する回数が大幅に
低減されて実質的に全体の消去確認時間が短縮され、も
ってこの消去確認時間と実際の消去時間を含む全消去完
了時間が消去確認時間が短くなった分だけ短縮される。
【0057】実施例2.尚、上記実施例では2種のパル
ス幅の消去信号を選択的に出力できるようにしたが、3
種以上でも良い。
【0058】実施例3.又、上記実施例では最初の1パ
ルスだけパルス幅の長い消去信号を印加するようにした
が、そのパルス幅を例えば200ms程度に短くし、こ
のパルス幅を少し短くした消去信号を最初の数パルス印
加するようにしても良い。要は過消去が生じないで且つ
異なるパルス幅の消去信号を選択的に出力し、全消去完
了時間を短縮できるものであれば、どのような消去アル
ゴリズムでも良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、消去信号発生手段から複数個のメモリセルのうち少
なくとも一部の複数のメモリセルに第1回目の第1のパ
ルス幅の消去信号を印加する第1のステップと、その
後、複数のメモリセルに第1回目に続く第2回目の第1
のパルス幅より短い第2のパルス幅の消去信号を印加す
る第2のステップと、その後、複数のメモリセルの記憶
した情報を読み出すことにより消去を確認する消去確認
動作であって、メモリセルに第1のステップ後の最初の
消去確認動作を行う第3のステップと、第3のステップ
の消去確認動作の結果に応じて、複数のメモリセルに第
2のパルス幅の消去信号を印加するかを判定する第4の
ステップとを消去動作に含み、複数のメモリセルにおけ
る1回の消去動作の中で、第1のステップは1度のみで
あるので、過消去を起こすことなく消去の際のパルスの
印加回数を減らして全消去完了時間を短縮できる効果が
ある。また、請求項2の発明によれば、第1のパルス幅
が第2のパルス幅の100倍以上としたので、大幅に消
去信号の印加の回数を低減することができる効果があ
る。さらに、請求項3の発明によれば、パルス信号発生
手段から複数個のメモリセルのうち少なくとも一部の複
数のメモリセルに第1回目の第1のパルス幅のパルス信
号を印加する第1のステップと、その後、複数のメモリ
セルに第1回目に続く第2回目の第1のパルス幅より短
い第2のパルス幅のパルス信号を印加する第2のステッ
プと、その後、複数のメモリセルの記憶した情報を読み
出すことによりフローティングゲートからの電子の引き
抜きを確認する確認動作であって、メモリセルに第1の
ステップ後の最初の確認動作を行う第3のステップと、
第3のステップの確認動作の結果に応じて、複数のメモ
リセルに第2のパルス幅のパルス信号を印加するかを判
定する第4のステップとをフローティングゲートからの
電子の引き抜きの開始から完了までの動作に含み、複数
のメモリセルにおける1回のフローティングゲートから
の電子の引き抜きの開始から完了までの動作中で、第1
のステップは1度のみであるので、フローティングゲー
トから電子を引き抜く全体の動作を速く行うことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による不揮発性半導体記憶装置の一実
施例を示すブロック図である。
【図2】この発明による不揮発性半導体記憶装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来の不揮発性半導体記憶装置を示すブロック
図である。
【図4】従来の不揮発性半導体記憶装置の要部を示す断
面図である。
【図5】従来の不揮発性半導体記憶装置の要部を示す回
路図である。
【図6】従来の不揮発性半導体記憶装置の要部を示すブ
ロック図である。
【図7】従来の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作
を説明するためのフローチャートである。
【図8】従来の不揮発性半導体記憶装置の消去動作を説
明するためのフローチャートである。
【図9】従来の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】従来の不揮発性半導体記憶装置の消去動作を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 Yゲート 3 ソース線スイッチ 4 Xデコーダ 5 Yデコーダ 8 センスアンプ 31、39、40、41、48、49 インバータ 32、33 NAND回路 34 立ち上がり検出回路 35 立ち下がり検出回路 36 発振器 37、38、・・・・46 分周器 42、43、44、45 NOR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/02 H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
    ードして行の選択を行う第1のデコーダと、 外部から入力されるアドレス信号をデコードして列の選
    択を行う第2のデコーダと、 行および列方向に配置され、上記第1及び第2のデコー
    ダの出力に基づいて外部からの情報を記憶する複数個の
    メモリセルと、 これらのメモリセルに記憶した情報が所定の状態である
    かを判定するセンスアンプと、 上記複数個のメモリセルに記憶した情報を消去するため
    の消去信号を発生する消去信号発生手段とを備え、 記憶すべき情報を電気的に書き込み、または記憶した情
    報を電気的に消去するようにした不揮発性半導体記憶装
    置を動作させる不揮発性半導体記憶装置の動作方法であ
    って、 上記消去信号発生手段から上記複数個のメモリセルのう
    ち少なくとも一部の複数のメモリセルに第1回目の第1
    のパルス幅の消去信号を印加する第1のステップと、 その後、上記複数のメモリセルに上記第1回目に続く第
    2回目の上記第1のパルス幅より短い第2のパルス幅の
    消去信号を印加する第2のステップと、 その後、上記複数のメモリセルの記憶した情報を読み出
    すことにより消去を確認する消去確認動作であって、上
    記メモリセルに上記第1のステップ後の最初の消去確認
    動作を行う第3のステップと、 上記第3のステップの消去確認動作の結果に応じて、上
    記複数のメモリセルに上記第2のパルス幅の消去信号を
    印加するかを判定する第4のステップとを消去動作に含
    み、 上記複数のメモリセルにおける1回の消去動作の中で、
    上記第1のステップは1度のみであることを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
  2. 【請求項2】 第1のパルス幅が第2のパルス幅の10
    0倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の不揮
    発性半導体記憶装置の動作方法。
  3. 【請求項3】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
    ードして行の選択を行う第1のデコーダと、 外部から入力されるアドレス信号をデコードして列の選
    択を行う第2のデコーダと、 行および列方向に配置され、上記第1及び第2のデコー
    ダの出力に基づいて外部からの情報を記憶し、電子が注
    入もしくは引き抜かれるフローティングゲートを各々有
    する複数個のメモリセルと、 これらのメモリセルに記憶した情報が所定の状態である
    かを判定するセンスアンプと、 上記フローティングゲートから電子を引き抜くためのパ
    ルス信号を発生するパルス信号発生手段とを備え、 記憶すべき情報を電気的に書き込み、または記憶した情
    報を電気的に消去するようにした不揮発性半導体記憶装
    置を動作させる不揮発性半導体記憶装置の動作方法であ
    って、 上記パルス信号発生手段から上記複数個のメモリセルの
    うち少なくとも一部の複数のメモリセルに第1回目の第
    1のパルス幅のパルス信号を印加する第1のステップ
    と、 その後、上記複数のメモリセルに上記第1回目に続く第
    2回目の上記第1のパルス幅より短い第2のパルス幅の
    パルス信号を印加する第2のステップと、 その後、上記複数のメモリセルの記憶した情報を読み出
    すことによりフローティングゲートからの電子の引き抜
    きを確認する確認動作であって、上記メモリセルに上記
    第1のステップ後の最初の確認動作を行う第3のステッ
    プと、 上記第3のステップの確認動作の結果に応じて、上記複
    数のメモリセルに上記第2のパルス幅のパルス信号を印
    加するかを判定する第4のステップとをフローティング
    ゲートからの電子の引き抜きの開始から完了までの動作
    に含み、 上記複数のメモリセルにおける1回のフローティングゲ
    ートからの電子の引き抜きの開始から完了までの動作中
    で、上記第1のステップは1度のみであることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置の動作方法。
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