JPH08203286A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH08203286A
JPH08203286A JP881795A JP881795A JPH08203286A JP H08203286 A JPH08203286 A JP H08203286A JP 881795 A JP881795 A JP 881795A JP 881795 A JP881795 A JP 881795A JP H08203286 A JPH08203286 A JP H08203286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
erase
write
erasing
cell array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP881795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Iba
智久 伊庭
Suguru Akatsuka
英 赤塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Design Corp, Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp filed Critical Renesas Design Corp
Priority to JP881795A priority Critical patent/JPH08203286A/ja
Publication of JPH08203286A publication Critical patent/JPH08203286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 書き換え可能な回数を増加させることのでき
る不揮発性半導体記憶装置を得る。 【構成】 消去状態の確認によって消去不十分と判定さ
れた場合に繰り返して行われる情報内容の消去動作のた
めの消去パルスの数をカウントし、その計数値があらか
じめ定められた設定値を超えた場合に消去パルス数超過
信号を出力する消去パルスカウンタ27を設け、この消
去パルス数超過信号を受けたときには、メモリセルの消
去状態を確認するために生成している消去ベリファイ電
圧の電圧値を通常時よりも高くする機能をベリファイ電
圧発生回路(ベリファイ電圧確認手段26)に持たせた
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電源のオフなどによ
って記憶内容が失われることのない不揮発性半導体記憶
装置に関するもので、特に、フラッシュメモリにおける
消去/書き込みサイクルの特性向上に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の不揮発性半導体記憶装置
の一例を示すブロック図で、ここではフラッシュメモリ
の概略構成について示している。図において、1は不揮
発性メモリトランジスタによる複数のメモリセルを格子
状に配列して形成した、電気的に書き込み、消去が可能
なフラッシュメモリのメモリセルアレイである。2はこ
のメモリセルアレイ1のビットを選択するYゲートであ
り、3はメモリセルアレイ1のソース線を接地と高電圧
とに切り換え接続するソース線スイッチである。4はア
ドレス信号をデコードしてメモリセルアレイ1のワード
線を駆動するXデコーダ、5はアドレス信号をデコード
してYゲート2における選択を制御するYデコーダであ
り、6は外部からのアドレス信号をラッチして、Xデコ
ーダ4とYデコーダ5に供給するアドレスレジスタであ
る。7はYゲート2を介してメモリセルアレイ1にデー
タの書き込みを行う書き込み回路、8はYゲート2を介
してメモリセルアレイ1よりデータの読み出しを行うセ
ンスアンプであり、9はこれら書き込み回路7あるいは
センスアンプ8によって入出力されるデータをラッチす
るに入出力バッファである。
【0003】また、10はXデコーダ4およびYデコー
ダ5へのプログラムパルス(書き込みパルス)を生成す
るプログラム電圧発生回路であり、11はXデコーダ4
およびYデコーダ5に供給するプログラムベリファイ電
圧と消去ベリファイ電圧とを生成するベリファイ電圧発
生回路である。12は入力されたコマンドをラッチする
コマンドレジスタであり、13はこのコマンドレジスタ
12からの出力を受けて、外部から入力されたデータに
より動作モードの設定を行うコマンドデコーダである。
14は書き込み動作時のプログラムパルス、および消去
動作時の消去パルスの出力期間を設定するためのタイマ
回路であり、15は外部から書き込みイネーブル信号
(/WE)、チップイネーブル信号(/CE)、出力イ
ネーブル信号(/OE)などの制御信号が与えられて、
当該フラッシュメモリの全体制御を行う制御回路であ
る。
【0004】なお、上記Xデコーダ4とYデコーダ5に
よってメモリセルアレイ1より所定のメモリセルの選択
を行う選択手段が形成され、メモリセルプログラム電圧
発生回路10と書き込み回路7によってメモリセルアレ
イ1よりその選択手段で選択されたメモリセルに情報を
書き込む書き込み手段が形成されている。また、コマン
ドデコーダ13とソース線スイッチ3によってメモリセ
ルアレイ1の各メモリアレイの情報内容を消去する消去
手段が形成され、ベリファイ電圧発生回路11とセンス
アンプ8によってメモリセルの消去状態および書き込み
状態の確認を行うデータ確認手段が形成されている。
【0005】図12は上記メモリセルアレイ1を形成し
ているメモリセルとしての、不揮発性メモリトランジス
タの概略構造を示す断面図である。図において、16は
半導体基板であり、17はこの半導体基板16の表面に
形成されたソース拡散領域、18は同じくドレイン拡散
領域である。19はこれらソース拡散領域17およびド
レイン拡散領域18の間の上方に酸化膜を介して配置さ
れたフローティングゲートであり、20はこのフローテ
ィングゲート19のさらに上方に酸化膜を介して配置さ
れたコントロールゲートである。なお、半導体基板16
とフローティングゲート19との間の酸化膜はトンネル
酸化膜と呼ばれ、例えば100オングストローム程度に
薄く形成されており、トンネル現象を利用してフローテ
ィングゲート19の電子の移動を可能にしている。
【0006】また、図13は図11に示したメモリセル
アレイ1とその周辺の回路構成を詳細に示したブロック
図である。図において、21はメモリセルアレイ1の同
一ビットに配列された各メモリセルのドレインが接続さ
れているビット線(BL1〜BL3)であり、22は同
一ワードに配列された各メモリセルのコントロールゲー
トが接続されているワード線(WL1〜WL3)であ
る。23はそれぞれが対応するビット線21に接続され
たYゲート2のYゲートトランジスタであり、24はこ
のYゲートトランジスタ23を介して各ビット線21に
接続されるI/O線である。25はメモリセルアレイ1
のすべてのメモリセルのソースが接続されているソース
線であり、このソース線25はソース線スイッチ3に接
続されている。また、前記ワード線22はXデコーダ4
に、Yゲートトランジスタ23のゲートはYデコーダ5
に接続されており、I/O線24には書き込み回路7お
よびセンスアンプ8が接続されている。
【0007】次に動作について説明する。まず、図13
において円で囲まれているメモリセルにデータを書き込
む場合の動作について説明する。外部より入出力バッフ
ァ9に入力されたデータに応じて書き込み回路7が活性
化され、Yゲート2のI/O線24にプログラム電圧が
供給される。同時に、外部よりアドレスレジスタ6に入
力されたアドレス信号により、Xデコーダ4およびYデ
コーダ5を介してワード線22(WL1)とYゲートト
ランジスタ23とが選択され、高電圧VPPが円で囲まれ
たメモリセルに印加される。この時(プログラム時)、
ソース線25はソース線スイッチ3によって接地され
る。このようにして、図13中の円で囲まれた1個のメ
モリセルにのみ電流が流れてホットエレクトロンが発生
し、当該メモリセルのしきい値が高くなる。
【0008】次に消去動作について説明する。まず、X
デコーダ4およびYデコーダ5が非活性化され、メモリ
セルアレイ1のすべてのメモリセルが非選択状態とな
る。すなわち、各メモリセルに接続されたワード線22
が接地され、そのドレインはYゲート2のYゲートトラ
ンジスタ23によってオープン状態にされる。一方、ソ
ース線25にはソース線スイッチ3より高電圧が与えら
れる。このようにして、メモリセルアレイ1のしきい値
はトンネル現象によって低い方にシフトする。そしてソ
ース線25は各メモリセルに共通に接続されているた
め、消去はすべてのメモリセルに対して一括して行われ
る。
【0009】次に読み出し動作について説明する。な
お、この場合も書き込み動作の場合と同様に、図13の
円で囲まれたメモリセルの読み出しについて説明する。
まず、外部よりアドレスレジスタ6に入力されたアドレ
ス信号が、Xデコーダ4とYデコーダ5とによって処理
され、選択されたワード線22(WL1)とYゲート2
のYゲートトランジスタ23が“H”レベルとなる。こ
のとき、ソース線25はソース線スイッチ3によって接
地される。そして、選択されたメモリセルにデータが書
き込まれていてそのしきい値が高ければ、ワード線22
から“H”レベル信号がそのコントロールゲートに与え
られてもメモリセルはオンせず、従ってビット線21
(BL1)からソース線25に電流が流れることはな
い。一方、メモリセルが消去されている時には、メモリ
セルのしきい値が低い方にシフトしているため、コント
ロールゲートに“H”レベル信号が与えられるとメモリ
セルはオンし、ビット線21(BL1)からソース線2
5に電流が流れる。このメモリセルを介してビット線2
1からソース線25に電流が流れるか否かをセンスアン
プ8で検知すれば、読み出しデータ“1”あるいは
“0”が得られる。
【0010】以上のようにして、フラッシュメモリのデ
ータの書き込み、消去、および読み出しが行われる。
【0011】次に、図11および図14〜図17を参照
して、周辺回路の動作タイミングを含めた自動書き込み
および自動消去の動作を説明する。ここで、図14、図
15は自動書き込みの動作を説明するためのフローチャ
ートおよびタイミングチャートであり、図16、図17
は自動消去の動作を説明するためのフローチャートおよ
びタイミングチャートである。なお、フラッシュメモリ
においては、書き込み、消去のモード設定は入力データ
の組み合わせによって行われる。つまり、書き込みイネ
ーブル信号(/WE)の立ち上がりのデータにてモード
設定が行われる。
【0012】まず、図14、図15を参照して、自動書
き込みの場合について説明する。初めにステップST1
において、書き込みイネーブル信号の立ち上がりに伴っ
て電圧VCCおよびVPPが立ち上げられ、プログラムスタ
ートとなる。続いてステップST2において、書き込み
イネーブル信号が立ち下げられ、その後のステップST
2における書き込みイネーブル信号の立ち上がりのタイ
ミングで、入力データ“10H”がコマンドレジスタ1
2にラッチされてプログラムコード書き込みとなる。そ
の後、入力データ“10H”はコマンドデコーダ13に
よってデコードされ、動作モードがプログラムモードに
設定される。
【0013】動作モードがプログラムモードになると、
ステップST3において、書き込みイネーブル信号が再
度立ち下げられ、アドレスレジスタ6に外部からのアド
レス信号がラッチされる。その後の書き込みイネーブル
信号の立ち上がりのタイミングでデータDINが書き込
み回路7にラッチされる。次にプログラム電圧発生回路
10においてタイマ回路14によって設定された所定期
間、プログラムパルスが生成されてXデコーダ4とYデ
コーダ5に印加される。このようにして、前述のごとく
プログラムが行われる。
【0014】続いて、動作モードが自動的にプログラム
ベリファイモードになる。このときベリファイ電圧発生
回路11によってプログラムベリファイ電圧(〜6.5
V)が生成され、それがXデコーダ4とYデコーダ5と
に与えられる。そのため、メモリセルアレイ1のメモリ
セルのコントロールゲートに与えられる電圧が、通常の
読み出し時のもの(〜5V)より高くなる。従って、不
十分なしきい値シフトを示すメモリセルはオンしやすく
なるため、書き込み不良を発見できるようになる。
【0015】次に、読み出しを行って、書き込まれたデ
ータのチェックを行う。そして、読み出されたデータか
ら書き込み不良であると判定されると、さらにステップ
ST2〜ST4の処理を行って書き込みを行う。そし
て、書き込み正常と判定されると、ステップST5にお
いてモードを読み出しモードにセットし、プログラムを
終了する。
【0016】次に、図16、図17を参照して、自動消
去動作について説明する。まず、ステップST11にお
いて電圧VCCおよびVPPが立ち上げられ、次にステップ
ST12において、書き込みイネーブル信号を立ち下げ
て消去コマンド“30H”を入力する。続いて、ステッ
プST13において消去確認のコマンド入力が行われ、
書き込みイネーブル信号の立ち上がりとともに、前述の
書き込みフロー処理に従って、全ビットに“0”の書き
込みを行う。これは、書き込みが行われずに消去された
状態のセルが残っていると、その消去されたメモリセル
がさらに消去されて過消去されるのを防止するためであ
る。この消去前書き込みが終了するとイレーズ信号が立
ち上がる。それを受けてタイマ信号も立ち上がり、タイ
マ回路14によって設定された所定期間、内部で消去パ
ルスが発生する。すなわち、ソース線スイッチ3よりソ
ース線25を経由して、メモリセルのソースに高電圧V
PPが所定期間与えられる。
【0017】続いて、自動的に動作モードが消去ベリフ
ァイモードに移り、ベリファイ電圧発生回路11によっ
て消去ベリファイ電圧(〜3.2V)がXデコーダ4と
Yデコーダ5とに与えられる。そのため、メモリセルア
レイ1のコントロールゲートに与えられる電圧が、通常
の読み出し時のもの(〜5V)よりも低くなり、消去不
十分なメモリセルがオンしにくくなる。このようにし
て、消去の確認をより確実に行うことができるようにな
る。
【0018】次に読み出しを行い、実際に消去されたか
否かの消去の確認が行われる。そして、消去不十分であ
ると判定された場合には、ステップST12〜ST14
の処理を再実行して消去動作を繰り返す。一方、消去が
充分と判定されれば、ベリファイしたアドレスが最終で
あるか否かの判定を行い、アドレスが最終でなければ内
部的にアドレスをインクリメントして、次のアドレスの
消去データのベリファイを行う。また、ベリファイした
アドレスが最終であることが判別されると、ステップS
T15において動作モードを読み出しモードに設定して
一連の動作を終了する。
【0019】なお、このような従来の不揮発性半導体記
憶装置に関連した技術が記載された文献としては、例え
ば「アイ・トリプルイー ジャーナル オブ ソリッド
ステート サーキッツ(IEEE Journal
of Solid State Circuits)」
第23巻、第5号(1988年10月)の第1157〜
1169ページなどがある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
記憶装置(フラッシュメモリ)は以上のように構成され
ているので、消去/書き込みを繰り返し実行していく
と、メモリセルの劣化により、自動消去の際の消去パル
ス数や、自動書き込みの際の書き込みパルス数が増加し
て規格を超えてしまい、消去/書き込みの回数が減少し
てしまうなどの問題点があった。
【0021】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、自動消去の際の消去パルス数
や、自動書き込みの際の書き込みパルス数の増加を防止
し、書き換え可能な回数を増やすことのできる不揮発性
半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る不揮発性半導体記憶装置は、消去状態の確認時に消
去不十分と判定されると繰り返される消去動作のための
消去パルスの数をカウントし、計数値が所定の設定値を
超えると消去パルス数超過信号を出力する消去パルスカ
ウンタを設けるとともに、消去パルスカウンタから消去
パルス数超過信号を受けた場合に、メモリセルの消去状
態を確認するための消去ベリファイ電圧を高い値に変更
する機能をデータ確認手段に持たせたものである。
【0023】また、請求項2に記載の発明に係る不揮発
性半導体記憶装置は、消去状態の確認時に消去不十分と
判定されると繰り返される消去動作のための消去パルス
の数をカウントし、計数値が所定の設定値を超えると消
去パルス数超過信号を出力する消去パルスカウンタを設
けるとともに、消去状態の確認時に消去状態のメモリセ
ルより情報内容を読み出す際の読み出し感度を、消去パ
ルスカウンタから消去パルス数超過信号を受けた場合に
上げる機能をデータ確認手段に持たせたものである。
【0024】また、請求項3に記載の発明に係る不揮発
性半導体記憶装置は、書き込み状態の確認時に書き込み
不十分と判定されると繰り返される書き込み動作のため
の書き込みパルスの数をカウントし、計数値が所定の設
定値を超えると書き込みパルス数超過信号を出力する書
き込みパルスカウンタを設けるとともに、書き込みパル
スカウンタからの書き込みパルス数超過信号を受けた場
合に、メモリセルの書き込み状態を確認するためのプロ
グラムベリファイ電圧を低い値に変更する機能をデータ
確認手段に持たせたものである。
【0025】また、請求項4に記載の発明に係る不揮発
性半導体記憶装置は、書き込み状態の確認時に書き込み
不十分と判定されると繰り返される書き込み動作のため
の書き込みパルスの数をカウントし、計数値が所定の設
定値を超えると書き込みパルス数超過信号を出力する書
き込みパルスカウンタを設けるとともに、書き込み状態
の確認時に書き込み状態のメモリセルより情報内容を読
み出す際の読み出し感度を、書き込みパルスカウンタか
らの書き込みパルス数超過信号を受けた場合に下げる機
能をデータ確認手段に持たせたものである。
【0026】
【作用】請求項1に記載の発明におけるデータ確認手段
は、消去不十分と判定されると繰り返して行われる消去
動作のための消去パルスの数をカウントしている消去パ
ルスカウンタが、その計数値が所定の設定値を超えたと
きに発生する消去パルス数超過信号受をけた場合に、メ
モリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイ電
圧の電圧値を通常時よりも高い値に変更することによ
り、消去確認時に消去不十分なメモリセル(実用上は問
題なし)をオンしやすくして、消去パルス数が増加する
のを抑制する。
【0027】また、請求項2に記載の発明におけるデー
タ確認手段は、消去不十分と判定されると繰り返して行
われる消去動作のための消去パルスの数をカウントして
いる消去パルスカウンタが、その計数値が所定の設定値
を超えたときに発生する消去パルス数超過信号を受けた
場合に、消去状態の確認時に消去状態のメモリセルより
情報内容を読み出す際の読み出し感度を通常時よりも上
げることにより、消去確認時に消去不十分なメモリセル
(実用上は問題なし)を消去状態と判断できるようにし
て、消去パルス数が増加するのを抑制する。
【0028】また、請求項3に記載の発明におけるデー
タ確認手段は、書き込み不十分と判定されると繰り返し
て行われる書き込み動作のための書き込みパルスの数を
カウントしている書き込みパルスカウンタが、その計数
値が所定の設定値を超えたときに発生する書き込みパル
ス数超過信号を受けた場合に、メモリセルの書き込み状
態を確認するためのプログラムベリファイ電圧の電圧値
を通常時よりも低い値に変更することにより、書き込み
確認時に書き込み不十分なメモリセル(実用上は問題な
し)をオフしやすくして、書き込みパルス数が増加する
のを抑制する。
【0029】また、請求項4に記載の発明におけるデー
タ確認手段は、書き込み不十分と判定されると繰り返し
て行われる書き込み動作のための書き込みパルスの数を
カウントしている書き込みパルスカウンタが、その計数
値が所定の設定値を超えたときに発生する書き込みパル
ス数超過信号を受けた場合に、書き込み状態の確認時に
書き込み状態のメモリセルより情報内容を読み出す際の
読み出し感度を通常時よりも下げることにより、書き込
み確認時に書き込み不十分なメモリセル(実用上は問題
なし)を書き込み状態と判断できるようにして、書き込
みパルス数が増加するのを抑制する。
【0030】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による不揮発性半導体
記憶装置を示すブロック図であり、この場合もフラッシ
ュメモリを例に示している。図において、1はメモリセ
ルアレイ、2はYゲート、3は消去手段としてのソース
線スイッチ、4は選択手段としてのXデコーダ、5は同
じく選択手段としてのYデコーダ、6はアドレスレジス
タ、7は書き込み手段としての書き込み回路、8はデー
タ確認手段としてのセンスアンプ、9は入出力バッフ
ァ、10は書き込み手段としてのプログラム電圧発生回
路、12はコマンドレジスタ、13は消去手段としての
コマンドデコーダ、14はタイマ回路、15は制御回路
であり、図11に同一符号を付した従来のそれらと同
一、もしくは相当部分であるため詳細な説明は省略す
る。
【0031】26はメモリセルアレイ1のメモリセルの
書き込み状態を確認するためのプログラムベリファイ電
圧、および消去状態を確認するための消去ベリファイ電
圧を発生して、前記センスアンプ8とともにデータ確認
手段としてのベリファイ電圧発生回路であるが、発生す
る消去ベリファイ電圧の電圧値を外部からの信号によっ
て制御可能に構成されている点で、図11に符号11を
付して示した従来のものとは異なっている。27はこの
ベリファイ電圧発生回路26より発生された消去ベリフ
ァイ電圧を用いて行われた消去状態の確認によって消去
不十分と判定された場合に、コマンドデコーダ13から
繰り返して送出される消去パルス(ERS)の数をカウ
ントして、その計数値があらかじめ定められた設定値を
超えた場合に、ベリファイ電圧発生回路26に対して、
それが発生する消去ベリファイ電圧の電圧値を高く変更
させるための消去パルス数超過信号(ERS−OVE
R)を送出する消去パルスカウンタである。
【0032】図2は前記消去パルスカウンタ27の構成
を示すブロック図であり、この消去パルスカウンタ27
は図示のように、縦続接続された複数の分周器28a〜
28nによって構成されている。なお、この分周器28
a〜28nの個数は、当該消去パルスカウンタ27にあ
らかじめ設定される規定値によって決定されるものであ
る。また、図3は前記ベリファイ電圧発生回路26の構
成を示す回路図であり、図中に円で囲んで示した29
は、消去パルスカウンタ27からの消去パルス数超過信
号(ERS−OVER)によってオンとなって、当該ベ
リファイ電圧発生回路26から出力される消去ベリファ
イ電圧の電圧値を高くするためのトランスファゲートで
ある。なお、このベリファイ電圧発生回路26は、内部
消去確認動作信号が入力されている場合にはベリファイ
電圧として消去ベリファイ電圧を出力し、内部書き込み
確認動作信号が入力されている場合にはベリファイ電圧
としてプログラムベリファイ電圧を出力するものであっ
て、このトランスファゲート29が設けられている以外
は従来のものと同様であるため、ここではその他の部分
の説明は省略する。
【0033】次に動作について説明する。従来の場合と
同様に、消去コマンド“30H”が入力され、続いて消
去確認のコマンド入力が行われると、コマンドデコーダ
13でイレーズ信号が立ち上がる。それを受けてタイマ
信号も立ち上がり、タイマ回路14によって設定された
所定期間、コマンドデコーダ13より消去パルス(ER
S)が発生される。これによって、ソース線スイッチ3
よりソース線25を経由して、メモリセルアレイ1の各
メモリセルのソースに高電圧VPPが所定期間与えられて
情報内容の消去が行われる。
【0034】その後、消去ベリファイモードにてベリフ
ァイ電圧発生回路26より消去ベリファイ電圧(〜3.
2V)がXデコーダ4とYデコーダ5に与えら、実際に
消去されたか否かの確認が行われる。そして、消去不十
分であると判定された場合には、コマンドデコーダ13
が再度消去パルスを発生して消去動作を再実行する。消
去パルスカウンタ27はこのコマンドデコーダ13が発
生する消去パルスの数を順次カウントアップしていく。
この消去不十分によって再実行される消去動作の回数が
あらかじめ定められた設定値を超えると、消去パルスカ
ウンタ27は消去パルス数超過信号を生成してベリファ
イ電圧発生回路26に送出する。
【0035】ベリファイ電圧発生回路26では、この消
去パルスカウンタ27からの消去パルス数超過信号が入
力されるとトランスファゲート29がオンとなり、それ
によって通常設定されている値(〜3.2V)よりも若
干高い値(〜3.8V)のベリファイ電圧を発生する。
従って、そのしきい値が多少高め(通常設定されている
電圧値の消去ベリファイ電圧による確認では消去不十分
となっても実使用では問題とならない程度)であっても
メモリセルはオンし、このメモリセルを介してビット線
21からソース線25に電流が流れる。このように、消
去パルス数があらかじめ定められた設定値を超えた場合
に消去ベリファイ電圧を高めに変更することにより、消
去確認時に消去不十分と判定されたメモリセル(実用上
では消去は十分である)をオンしやすくして、消去パル
ス数の増加を抑制している。
【0036】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
について説明する。図4はこの発明の他の実施例による
不揮発性半導体記憶装置を示すブロック図であり、相当
部分には図11と同一符号を付してその説明を省略す
る。なお、この場合もフラッシュメモリを例に示してい
る。図において、27はコマンドデコーダ13からの消
去パルスの数をカウントして、その計数値があらかじめ
定められた設定値を超えた場合に消去パルス数超過信号
(ERS−OVER)を送出する、実施例1のものと同
等の消去パルスカウンタである。30はメモリセルアレ
イ1のメモリセルからの読み出し情報を検知増幅して入
出力バッファ9に転送するセンスアンプであるが、消去
パルスカウンタ27より送出された消去パルス数超過信
号によって、消去状態のメモリセルの読み出し感度が制
御可能に構成されている点で、図11に符号8を付して
示した従来のものとは異なっている。
【0037】また、図5はそのセンスアンプ30の構成
を示す回路図であり、図中に円で囲んで示した31は、
消去パルスカウンタ27からの消去パルス数超過信号
(ERS−OVER)によってオフとなって、消去状態
のメモリセルの読み出し感度を高くするためのトランス
ファゲートである。なお、他の部分については、従来か
らのセンスアンプと同様であるため、ここではその説明
は省略する。ここで、この実施例2においては、データ
確認手段はこのセンスアンプ30とベリファイ電圧発生
回路11とによって形成されている。
【0038】次に動作について説明する。消去ベリファ
イモードにて実際に消去されたか否かの確認が行われ、
消去不十分であると判定された場合には、コマンドデコ
ーダ13より再度消去パルスを発生して消去動作を再実
行する。消去パルスカウンタ27はこの消去パルスの数
を順次カウントアップしていき、その計数値があらかじ
め定められた設定値を超えると、消去パルス数超過信号
を生成してセンスアンプ30に送出する。
【0039】センスアンプ30では、この消去パルスカ
ウンタ27からの消去パルス数超過信号が入力されると
トランスファゲート31がオフとなり、それによって消
去状態のメモリセルの読み出し感度が上がる。従って、
そのしきい値が多少高い(通常設定されている電圧値の
消去ベリファイ電圧による確認では消去不十分となって
も実使用では問題とならない程度)状態でも、そのメモ
リセルを介してビット線21からソース線25に流れる
電流は検知することが可能となる。このように、消去パ
ルス数があらかじめ定められた設定値を超えた場合に
は、センスアンプ30の消去状態のメモリセルの読み出
し感度を上げることにより、消去確認時に消去不十分と
判定されたメモリセル(実用上では消去は十分である)
を消去状態と判定できるようにして、消去パルス数の増
加を抑制している。
【0040】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
について説明する。図6はこの発明のさらに他の実施例
による不揮発性半導体記憶装置を示すブロック図であ
り、相当部分には図11と同一符号を付してその説明を
省略する。なお、この場合もフラッシュメモリを例に示
している。図において、32はメモリセルアレイ1のメ
モリセルの書き込み状態を確認するためのプログラムベ
リファイ電圧、および消去状態を確認するための消去ベ
リファイ電圧を発生するベリファイ電圧発生回路である
が、発生するプログラムベリファイ電圧の電圧値を外部
からの信号によって制御可能に構成されている点で、図
11に符号11を付して示した従来のものとは異なって
いる。33はこのベリファイ電圧発生回路32より発生
されたプログラムベリファイ電圧を用いて行われた書き
込み状態の確認によって書き込み不十分と判定された場
合に、プログラム電圧発生回路10から繰り返して送出
されるプログラムパルス(PRG 書き込みパルス)の
数をカウントして、その計数値があらかじめ定められた
設定値を超えた場合に、ベリファイ電圧発生回路26に
発生するプログラムベリファイ電圧の電圧値を低く変更
させるための書き込みパルス数超過信号(PRG−OV
ER)を送出する書き込みパルスカウンタである。
【0041】図7は前記書き込みパルスカウンタ33の
構成を示すブロック図であり、この書き込みパルスカウ
ンタ33は縦続接続された複数の分周器28a〜28n
によって構成された、図2に示される消去パルスカウン
タ27と同様のものである。また、図8は前記ベリファ
イ電圧発生回路32の構成を示す回路図であり、図中に
円で囲んで示した34は、書き込みパルスカウンタ33
からの書き込みパルス数超過信号によってオフとなっ
て、当該ベリファイ電圧発生回路32から出力されるプ
ログラムベリファイ電圧の電圧値を低くするトランスフ
ァゲートである。なお、このベリファイ電圧発生回路3
2も、他の部分については従来からのものと同様である
ためその説明は省略する。ここで、この実施例3におい
ては、このベリファイ電圧発生回路32とセンスアンプ
8とによってデータ確認手段が形成されている。
【0042】次に動作について説明する。従来の場合と
同様に、まず書き込みコマンド“10H”が入力されて
プログラムモードとなり、続いてアドレス信号およびデ
ータDINの入力が行われると、プログラム電圧発生回
路10からタイマ回路14により設定された所定期間、
プログラムパルス(書き込みパルス)がXデコーダ4と
Yデコーダ5に入力されてプログラムが行われる。その
後、プログラムベリファイモードとなってベリファイ電
圧発生回路32よりプログラムベリファイ電圧(〜6.
5V)がXデコーダ4とYデコーダ5に与えられ、実際
にデータが書き込まれたか否かの確認が行われる。そし
て、書き込み不十分であると判定された場合には、プロ
グラム電圧発生回路10より再度プログラムパルスを発
生して書き込み動作を再実行する。書き込みパルスカウ
ンタ33はこのプログラム電圧発生回路32が発生する
プログラムパルスの数を順次カウントアップしていく。
この書き込み不十分によって再実行される書き込み動作
の回数があらかじめ定められた設定値を超えると、書き
込みパルスカウンタ33は書き込みパルス数超過信号
(PRG−OVER)を生成してベリファイ電圧発生回
路32に送出する。
【0043】この書き込みパルスカウンタ33からの書
き込みパルス数超過信号が入力されたベリファイ電圧発
生回路36ではトランスファゲート34がオフとなり、
それによって通常設定されている値(〜6.5V)より
も若干低い値(〜6.2V)のプログラムベリファイ電
圧を発生する。従って、そのしきい値が多少低め(通常
設定されている電圧値のプログラムベリファイ電圧によ
る確認では書き込み不十分となっても実使用では問題と
ならない程度)であってもメモリセルはオフし、このメ
モリセルを介してビット線21からソース線25へ電流
が流れることはない。このように、プログラムパルス数
があらかじめ定められた設定値を超えた場合にプログラ
ムベリファイ電圧を低めに変更することにより、書き込
み確認時に書き込み不十分と判定されたメモリセル(実
用上では問題ないレベル)をオフしやすくして、書き込
みパルス数の増加を抑制している。
【0044】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図9はこの発明のさらに他の実施例
による不揮発性半導体記憶装置を示すブロック図であ
り、相当部分には図11と同一符号を付してその説明を
省略する。なお、この場合もフラッシュメモリを例に示
している。図において、33はプログラム電圧発生回路
10からの書き込みパルスの数をカウントして、その計
数値があらかじめ定められた設定値を超えた場合に書き
込みパルス数超過信号(PRG−OVER)を送出す
る、実施例3のものと同等の書き込みパルスカウンタで
ある。35はメモリセルアレイ1のメモリセルからの読
み出し情報を検知増幅して入出力バッファ9に転送する
センスアンプであるが、書き込みパルスカウンタ33よ
り送出された書き込みパルス数超過信号によって、書き
込み状態のメモリセルの読み出し感度が制御可能に構成
されている点で、図11に符号8を付して示した従来の
ものとは異なっている。
【0045】また、図10はそのセンスアンプ35の構
成を示す回路図であり、図中に円で囲んで示した36
は、書き込みパルスカウンタ33からの書き込みパルス
数超過信号によってオンとなって、書き込み状態のメモ
リセルの読み出し感度を低くするためのトランスファゲ
ートである。なお、このセンスアンプ35も、他の部分
については従来からのものと同様であるためその説明は
省略する。ここで、この実施例4においては、データ確
認手段はこのセンスアンプ35とベリファイ電圧発生回
路11とによって形成されている。
【0046】次に動作について説明する。プログラムベ
リファイモードにて実際にデータが書き込まれたか否か
の確認が行われ、書き込み不十分であると判定された場
合には、プログラム電圧発生回路10より再度プログラ
ムパルス(書き込みパルス)を発生して書き込み動作を
再実行する。書き込みパルスカウンタ33はこのプログ
ラムパルスの数を順次カウントアップしていき、その計
数値があらかじめ定められた設定値を超えると、書き込
みパルス数超過信号を生成してセンスアンプ35に送出
する。
【0047】センスアンプ35では、この書き込みパル
スカウンタ33からの書き込みパルス数超過信号が入力
されるとトランスファゲート36がオンとなり、それに
よって書き込み状態のメモリセルの読み出し感度が下が
る。従って、そのしきい値が多少低い(通常設定されて
いる電圧値の書き込みベリファイ電圧による確認では書
き込み不十分となっても実使用では問題とならない程
度)状態でも、そのメモリセルを介してビット線21か
らソース線25に流れる電流が検知されることはなくな
る。このように、書き込みパルス数があらかじめ定めら
れた設定値を超えた場合には、センスアンプ35の書き
込み状態のメモリセルの読み出し感度を下げることによ
り、書き込み確認時に書き込み不十分と判定されたメモ
リセル(実用上では問題なし)を書き込み状態と判定で
きるようにして、書き込みパルス数の増加を抑制してい
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、消去パルスカウンタが、消去状態の確認時に消
去不十分と判定されると繰り返される消去動作のための
消去パルスの数をカウントして、その計数値が所定の設
定値を超えたときに消去パルス数超過信号を発生し、そ
の消去パルス数超過信号を受けたデータ確認手段が、メ
モリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイ電
圧の電圧値を通常時よりも高い値に変更するように構成
したので、消去確認時に消去不十分なメモリセル(実使
用では問題なし)がオンしやすくなって、消去パルス数
が増加するのを抑制することが可能となり、書き換え可
能な回数を増やすことができる不揮発性半導体記憶装置
が得られる効果がある。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、消
去パルスカウンタが、消去状態の確認時に消去不十分と
判定されると繰り返される消去動作のための消去パルス
の数をカウントして、その計数値が所定の設定値を超え
たときに消去パルス数超過信号を発生し、その消去パル
ス数超過信号を受けたデータ確認手段が、消去状態の確
認時に消去状態のメモリセルより情報内容を読み出す際
の読み出し感度を通常時よりも上げるように構成したの
で、メモリセルを介してビット線からソース線に流れる
電流が小さくても十分に検知可能となって、消去確認時
に消去不十分なメモリセル(実使用では問題なし)も消
去状態と判断できるようになるため、消去パルス数が増
加するのを抑制することが可能となって、書き換え可能
な回数を増やすことができる不揮発性半導体記憶装置が
得られる効果がある。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、書
き込みパルスカウンタが、書き込み状態の確認時に書き
込み不十分と判定されると繰り返される書き込み動作の
ための書き込みパルス(プログラムパルス)の数をカウ
ントして、その計数値が所定の設定値を超えたときに書
き込みパルス数超過信号を発生し、その書き込みパルス
数超過信号を受けたデータ確認手段が、メモリセルの書
き込み状態を確認するためのプログラムベリファイ電圧
の電圧値を通常時よりも低い値に変更するように構成し
たので、書き込み確認時に書き込み不十分なメモリセル
(実使用では問題なし)がオフしやすくなって、書き込
みパルス数が増加するのを抑制することが可能となり、
書き換え可能な回数を増やすことができる不揮発性半導
体記憶装置が得られる効果がある。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、書
き込みパルスカウンタが、書き込み状態の確認時に書き
込み不十分と判定されると繰り返される書き込み動作の
ための書き込みパルス(プログラムパルス)の数をカウ
ントして、その計数値が所定の設定値を超えたときに書
き込みパルス数超過信号を発生し、その書き込みパルス
数超過信号を受けたデータ確認手段が、書き込み状態の
確認時に書き込み状態のメモリセルより情報内容を読み
出す際の読み出し感度を通常時よりも下げるように構成
したので、メモリセルを介してビット線21からソース
線25に小さな電流が流れても、それを検知することは
なく、書き込み確認時に書き込み不十分なメモリセル
(実使用では問題なし)も書き込み状態と判断できるよ
うになるため、書き込みパルス数が増加するのを抑制す
ることが可能となって、書き換え可能な回数を増やすこ
とができる不揮発性半導体記憶装置が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による不揮発性半導体記
憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例における消去パルスカウンタの構
成を示すブロック図である。
【図3】 上記実施例におけるベリファイ電圧発生回路
の構成を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施例2による不揮発性半導体記
憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】 上記実施例におけるセンスアンプの構成を示
す回路図である。
【図6】 この発明の実施例3による不揮発性半導体記
憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】 上記実施例における書き込みパルスカウンタ
の構成を示すブロック図である。
【図8】 上記実施例におけるベリファイ電圧発生回路
の構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施例4による不揮発性半導体記
憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】 上記実施例におけるセンスアンプの構成を
示す回路図である。
【図11】 従来の不揮発性半導体記憶装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図12】 従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセ
ルの概略構造を示す断面図である。
【図13】 従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセ
ルアレイとその周辺回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 従来の不揮発性半導体記憶装置の自動書き
込み動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】 従来の不揮発性半導体記憶装置の自動書き
込み動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図16】 従来の不揮発性半導体記憶装置の自動消去
動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】 従来の不揮発性半導体記憶装置の自動消去
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、3 ソース線スイッチ(消去手
段)、4 Xデコーダ(選択手段)、5 Yデコーダ
(選択手段)、7 書き込み回路(書き込み手段)、
8,30,35 センスアンプ(データ確認手段)、1
0 プログラム電圧発生回路(書き込み手段)、11,
26,32 ベリファイ電圧発生回路(データ確認手
段)、13 コマンドデコーダ(消去手段)、14 タ
イマ回路、27消去パルスカウンタ、33 書き込みパ
ルスカウンタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書き込み、消去可能な不揮発性
    メモリトランジスタによる複数のメモリセルを格子状に
    配列したメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイよ
    り選択手段によって選択されたメモリセルに、タイマ回
    路によって設定された所定時間の書き込みパルスを供給
    して情報を書き込む書き込み手段と、前記メモリセルア
    レイのメモリセルに前記タイマ回路によって設定された
    所定時間の消去パルスを供給して、その情報内容を消去
    する消去手段と、前記メモリセルの消去状態および書き
    込み状態の確認を行うデータ確認手段とを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、前記データ確認手段による
    消去状態の確認によって消去不十分と判定されたときに
    前記情報内容の消去が繰り返して行われる都度、前記消
    去手段の発生する消去パルスの数をカウントし、その計
    数値があらかじめ定められた設定値を超えた場合に消去
    パルス数超過信号を出力する消去パルスカウンタを設
    け、前記データ確認手段が、前記メモリセルの消去状態
    を確認するために生成している消去ベリファイ電圧の電
    圧値を、前記消去パルスカウンタより消去パルス数超過
    信号を受けた場合には高い値に変更する機能を有するも
    のであることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電気的に書き込み、消去可能な不揮発性
    メモリトランジスタによる複数のメモリセルを格子状に
    配列したメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイよ
    り選択手段によって選択されたメモリセルに、タイマ回
    路によって設定された所定時間の書き込みパルスを供給
    して情報を書き込む書き込み手段と、前記メモリセルア
    レイのメモリセルに前記タイマ回路によって設定された
    所定時間の消去パルスを供給して、その情報内容を消去
    する消去手段と、前記メモリセルの消去状態および書き
    込み状態の確認を行うデータ確認手段とを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、前記データ確認手段による
    消去状態の確認によって消去不十分と判定されたときに
    前記情報内容の消去が繰り返して行われる都度、前記消
    去手段の発生する消去パルスの数をカウントし、その計
    数値があらかじめ定められた設定値を超えた場合に消去
    パルス数超過信号を出力する消去パルスカウンタを設
    け、前記データ確認手段が、消去状態の確認時に消去状
    態の前記メモリセルの情報内容を読み出す際、前記消去
    パルスカウンタより消去パルス数超過信号を受けた場合
    にはその読み出し感度を上げる機能を有するものである
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 電気的に書き込み、消去可能な不揮発性
    メモリトランジスタによる複数のメモリセルを格子状に
    配列したメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイよ
    り選択手段によって選択されたメモリセルに、タイマ回
    路によって設定された所定時間の書き込みパルスを供給
    して情報を書き込む書き込み手段と、前記メモリセルア
    レイのメモリセルに前記タイマ回路によって設定された
    所定時間の消去パルスを供給して、その情報内容を消去
    する消去手段と、前記メモリセルの消去状態および書き
    込み状態の確認を行うデータ確認手段とを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、前記データ確認手段による
    書き込み状態の確認によって書き込み不十分と判定され
    たときに情報の書き込みが繰り返して行われる都度、前
    記書き込み手段の発生する書き込みパルスの数をカウン
    トし、計数値があらかじめ定められた設定値を超えた場
    合に書き込みパルス数超過信号を出力する書き込みパル
    スカウンタを設け、前記データ確認手段が、前記メモリ
    セルの書き込み状態を確認するために生成しているプロ
    グラムベリファイ電圧の電圧値を、前記書き込みパルス
    カウンタより書き込みパルス数超過信号を受けた場合に
    は低い値に変更する機能を有するものであることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 電気的に書き込み、消去可能な不揮発性
    メモリトランジスタによる複数のメモリセルを格子状に
    配列したメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイよ
    り選択手段によって選択されたメモリセルに、タイマ回
    路によって設定された所定時間の書き込みパルスを供給
    して情報を書き込む書き込み手段と、前記メモリセルア
    レイのメモリセルに前記タイマ回路によって設定された
    所定時間の消去パルスを供給して、その情報内容を消去
    する消去手段と、前記メモリセルの消去状態および書き
    込み状態の確認を行うデータ確認手段とを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、前記データ確認手段による
    書き込み状態の確認によって書き込み不十分と判定され
    たときに前記情報の書き込みが繰り返して行われる都
    度、前記書き込み手段の発生する書き込みパルスの数を
    カウントし、計数値があらかじめ定められた設定値を超
    えた場合に書き込みパルス数超過信号を出力する書き込
    みパルスカウンタを設け、前記データ確認手段が、書き
    込み状態の確認時に書き込み状態の前記メモリセルの情
    報内容を読み出す際、前記書き込みパルスカウンタより
    書き込みパルス数超過信号を受けた場合にはその読み出
    し感度を下げる機能を有するものであることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
JP881795A 1995-01-24 1995-01-24 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH08203286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP881795A JPH08203286A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 不揮発性半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP881795A JPH08203286A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 不揮発性半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08203286A true JPH08203286A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11703373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP881795A Pending JPH08203286A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08203286A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047273A (ja) * 2006-07-20 2008-02-28 Toshiba Corp 半導体記憶装置およびその制御方法
US7692970B2 (en) 2006-11-22 2010-04-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Flash memory devices that utilize age-based verify voltages to increase data reliability and methods of operating same
JP2012169020A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2013073643A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
CN111863093A (zh) * 2019-04-29 2020-10-30 北京兆易创新科技股份有限公司 一种非易失性存储器的擦除方法和装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047273A (ja) * 2006-07-20 2008-02-28 Toshiba Corp 半導体記憶装置およびその制御方法
US7532520B2 (en) 2006-07-20 2009-05-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and control method of the same
US7692970B2 (en) 2006-11-22 2010-04-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Flash memory devices that utilize age-based verify voltages to increase data reliability and methods of operating same
US7986560B2 (en) 2006-11-22 2011-07-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Flash memory devices that utilize age-based verify voltages to increase data reliability and methods of operating same
JP2012169020A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US8976597B2 (en) 2011-02-15 2015-03-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrically rewriteable nonvolatile semiconductor memory device
JP2013073643A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US8811089B2 (en) 2011-09-27 2014-08-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
CN111863093A (zh) * 2019-04-29 2020-10-30 北京兆易创新科技股份有限公司 一种非易失性存储器的擦除方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4901348B2 (ja) 半導体記憶装置およびその制御方法
US6567316B1 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and method of erasing data of nonvolatile semiconductor memory device
US7298654B2 (en) Non-volatile memory device and associated method of erasure
US20120020155A1 (en) Multipage program scheme for flash memory
JP3672435B2 (ja) 不揮発性メモリ装置
JP2011018397A (ja) Nand型フラッシュメモリ
JP2982676B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の過消去救済方法
JP5085058B2 (ja) プログラムの検証読み取り中に列スキャンを通じてプログラム時間を短縮させうるフラッシュメモリ装置のプログラム方法
JP2002230981A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置およびその消去方法
JP3143161B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP2707970B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の消去方法
JP2010086623A (ja) Nand型フラッシュメモリ
JP3796851B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH08203286A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7145800B2 (en) Preconditioning of defective and redundant columns in a memory device
JP3940218B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2007188547A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH0750096A (ja) 半導体記憶装置
JPH05159586A (ja) フラッシュeeprom
JPH1145588A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH065087A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH0426996A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH05205491A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3181708B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の動作方法
JP2006351112A (ja) 半導体装置