JP2000048582A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000048582A
JP2000048582A JP10212968A JP21296898A JP2000048582A JP 2000048582 A JP2000048582 A JP 2000048582A JP 10212968 A JP10212968 A JP 10212968A JP 21296898 A JP21296898 A JP 21296898A JP 2000048582 A JP2000048582 A JP 2000048582A
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cell
memory cell
read operation
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JP10212968A
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English (en)
Inventor
Kenichi Imamiya
賢一 今宮
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書込み速度の速いメモリセルが存在しても、書
込みベリファイ読出し時におけるメモリセルの共通ソー
ス線の電位の浮き上がりの変動を考慮して書込みを行
い、書込み不良の発生を防止する。 【解決手段】書込み動作(S12)および書込みベリフ
ァイ読出し動作(S13)のサイクルを経て書込みが行
われるべきメモリセルが十分書込まれたことが判定され
た後(S14)、センスアンプの論理が通常の読出し動
作とは反転するとともに、ワード線の電位が通常の読出
し動作時の電圧以上、書込みベリファイ読出し動作時の
電圧未満に設定される逆読出し動作を行い(S16)、
センスアンプ回路のデータを一旦ロードデータの通りリ
セットしたうえで、再度書込みベリファイ読出し動作を
行う(S17)。このため、メモリセルの共通ソース線
の電位の浮きに起因する書込み不良を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係り、特に電気的に書換え可能な半導体記憶装置、書込
み後のベリファイ読出し制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置の一つとして、電
気的書き換えを可能としたEEPROMが知られてい
る。EEPROMにおいては、1つ、あるいは複数のメ
モリセルからなるメモリセルユニット(NAND型メモ
リセルユニット、NOR型メモリセルユニット、AND
型メモリセルユニット、DINOR型メモリセルユニッ
ト等)が複数配列され、メモリセルアレイを構成してい
る。この中でも、メモリセルを複数個直列接続してNA
ND型メモリセルユニットを構成するNAND型セル型
EEPROMは、高集積化ができるものとして注目され
ている。
【0003】NAND型セル型EEPROMの1つのメ
モリセルユニットは、半導体基板上に絶縁膜を介して浮
遊ゲート(電荷蓄積層)と制御ゲートが積層されたFE
TMOS構造を有し、複数個のメモリセルが隣接するも
の同士でソース・ドレインを共有する形で直列接続され
てNAND型メモリセルユニットを構成する。このよう
なNAND型メモリセルユニットがマトリックス配列さ
れてメモリセルアレイが構成される。
【0004】メモリセルアレイの列方向に並ぶNAND
型メモリセルユニットの一端側のドレインは、それぞれ
選択ゲートトランジスタを介してビット線に共通接続さ
れ、他端側ソースはやはり選択ゲートトランジスタを介
して共通ソース線に接続されている。メモリセルトラン
ジスタの制御ゲート線及び選択ゲートトランジスタのゲ
ート電極は、メモリセルアレイの行方向にそれぞれワー
ド線(制御ゲート線)、選択ゲート線として共通接続さ
れている。
【0005】このようなNAND型セル型EEPROM
は、K.-D. Suh et al., "A 3.3V 32Mb NAND Flash Mem
ory with Incremental Step Pulse Programming Schem
e," IEEE J. Solid-State Circuits, vol.30, pp.1149-
1156, Nov. 1995. (文献1)、Y. Iwata et al., "A 3
5ns Cycle Time 3.3 V Only 32Mb NAND Flash EEPRO
M," IEEE J. Sold-State Circuits, vol.30, pp.1157-1
164, Nov. 1995.(文献2)等に発表されている。
【0006】以下、文献1に開示されている従来例のN
AND型セル型EEPROMについて、図7(文献1の
FIG.1 )および図8(文献1のFIG.3 )を参照しながら
紹介する。
【0007】図7は、従来例のNAND型セル型EEP
ROMのメモリセルアレイの構成を示すブロック図であ
る。図7において、10はNAND型セルユニット、BS
ELはブロック選択信号、CG0 〜CG15は共通ゲート
線、WL0 〜WL15はワード線、BL0 〜BL4243はビ
ット線、SSL はビット線側の選択ゲート線、GSL はソー
ス線側の選択ゲート線、S/Aはページバッファの一部
(センスアンプ回路部)を示す。
【0008】図8(a)は、図7中のNAND型メモリ
セルの構成、図8(b)はその消去動作、読出し動作、
書込み(program) 動作のバイアス状態を示す図である。
図8(b)において、Bulkはn型半導体基板内に形成さ
れたpウエル、Fはフローティング状態を示している。
【0009】図7、図8において、NAND型セルユニ
ット10は、浮遊ゲートと制御ゲートを有するNチャネ
ルのMOSFETからなる複数個のセルトランジスタが
直列に接続され、一端側のドレインが選択ゲート用のN
MOSトランジスタを介してビット線BLに、他端側の
ソースが選択ゲート用のNMOSトランジスタを介して
共通ソース線に接続されている。
【0010】各トランジスタは同一のウェル基板上に形
成されており、メモリセルの制御電極は行方向に連続的
に配設されたワード線WL0 〜WL15に接続されてお
り、ビット線側の選択トランジスタの制御電極は選択ゲ
ート線SSLに、ソース線側の選択トランジスタの制御
電極は選択ゲート線GSLに接続されている。
【0011】セルトランジスタは、それぞれ保持するデ
ータに応じた閾値を持っている。NAND型フラッシュ
メモリの場合は、通常、セルトランジスタがディプレッ
ション型(Dタイプ)になっている状態を“1”データ
の保持状態(消去状態)、セルトランジスタがエンハン
スメント型(Eタイプ)になっている状態を“0”デー
タの保持状態(書込み状態)と定義している。また、
“1”データが保持されているセルトランジスタの閾値
を正方向にシフトさせ、“0”データを保持するように
することを書込み動作と呼び、“0”データが保持され
ているセルトランジスタの閾値を負方向にシフトさせ
“1”データを保持するようにすることを消去動作と呼
ぶ。
【0012】消去動作時には、共通ゲート線CG0〜C
G15は接地される。選択ブロックのブロック選択信号
BSELは論理レベルが“H”(電源電圧)となり、非
選択ブロックのブロック選択信号は論理レベルが“L”
(接地電位)を維持する。従って、選択ブロックのワー
ド線は接地電位となり、非選択ブロックのワード線はフ
ローティング状態になる。
【0013】次に、21V、3msの消去パルスがバル
ク(セルトランジスタのPウェル)に印加される。その
結果、選択ブロックでは、バルクとワード線との間に消
去電圧(21V)が加わり、浮遊ゲート中の電子がFN
(Fowler−Nordheim)トンネル電流によ
り、セルのPウェル中に抜け、セルの閾値電圧はほぼ−
3Vとなる。NAND型フラッシュでは過消去が問題と
ならないので、セルは1回の消去パルスで−3V程度に
深く消去される。
【0014】一方、非選択ブロックでは、フローティン
グ状態のワード線とセルのPウェルとの容量カップリン
グにより、消去パルスの影響を受けない。フローティン
グ状態のワード線には、ブロック選択信号BSELが入
力するトランジスタのソース、そのソースとポリシリコ
ンのワード線との間の金属配線およびポリシリコンのワ
ード線が接続されている。このワード線とチャネル間の
容量結合比(カップリング比)は、フローティング状態
のワード線に接続される容量から計算される。
【0015】この容量としては、トランジスタのソース
接合容量、ソースとゲートのオーバラップ容量、ポリシ
リコンと金属配線のフィールド上の容量、ポリシリコン
のワード線とセルのウェル領域(Pウェル)との容量等
があるが、ワード線とセルのPウェルとの容量が全容量
に対して支配的に大きい。このため、実測結果から求め
たカップリング比は約0.9と大きく、FNトンネル電
流が流れるのを防ぐことができる。
【0016】次に、消去ベリファイ読出し動作では、選
択ブロック内の全てのセルの閾値電圧が−1V以下にな
ったかどうかが判定される。読出し動作では、1ページ
分のセルデータが同時にページバッファ(以下、センス
アンプ回路と称する)のラッチ回路に転送され、連続的
に読み出される。
【0017】図9(文献1のFIG.4 )は、図7のEEP
ROMにおける読出し時の主要信号の動作波形図であ
る。1ページ分のセルデータをセンスする際、センスア
ンプ回路は最初“0”状態(“L”レベル、消去セルか
らデータを読出した状態)に初期化されており、時刻t
1ではビット線は0Vに、選択ゲート線SSL、GSL
は4.5Vになる。
【0018】その後、時刻t2では、選択ブロック(N
AND列)内の選択ワード線WLiには0Vが、選択ブ
ロック内の非選択ワード線WLi にはパス電圧である
4.5Vが入力される。非選択ワード線に入力する4.
5Vは、書込み動作後および消去後のそれぞれのセルの
閾値電圧よりも高いので、全ての非選択セルはパス・ト
ランジスタとして働く。
【0019】一方、0Vが印加される選択ワード線によ
り、消去後のセルトランジスタのみが導通する。従っ
て、消去後のセルが読み出されたNAND列はビット線
BLを接地するパスとなり、書込み動作後のセルが読み
出されたNAND列はビット線BLを開放状態(オープ
ン状態)にする。
【0020】時刻t3では、ビット線からラッチ回路へ
の直接のセンス経路は、図7中の制御信号PGMを
“L”にすることにより遮断されており、ラッチデータ
はセンス用トランジスタを通してのみ決定される。基準
電圧Vref によってPMOSカレント・ミラー回路の負
荷(Current LOAD)トランジスタが活性化され、この負
荷トランジスタから2μAの負荷電流がビット線に供給
される。消去後のセルを読出しているビット線では、負
荷電流が垂れ流され、“L”レベルを維持し、書込み動
作後のセルを読出しているビット線は“H”レベルとな
る。
【0021】時刻t4では書込み動作後のセルを読出し
ているビット線はセンス用トランジスタを導通させ、ラ
ッチデータを“1”に反転させる。このようにして、書
込み動作後のセルを読出したラッチ回路は“1”、消去
後のセルを読出したラッチ回路は“0”を保存する。こ
れらのラッチデータは読出し回路を経た後、正規の論理
レベルに変換される。従って、1ページ分の全ラッチ回
路は同時にセットされた後、連続的な読出しを可能とす
る。
【0022】次に、書込み動作では、最初、連続的にセ
ンスアンプ回路に書込みデータがロードされる。“0”
は書込みを行なうセルデータであり、“1”は書込み禁
止のセルデータである。書込みサイクルは全ての“0”
ラッチデータに対応するカラムのセルが書き込まれるま
で繰り返される。
【0023】各書込みサイクルは、書込みパルスの印加
と、“0”ラッチのセルの過書込みを防止するための書
込みベリファイ読出し動作とで構成されている。さらに
具体的には、40μsの書込みサイクルは以下のステッ
プで構成される。
【0024】(1)ビット線セットアップ(8μs):
センスアンプ回路のラッチ回路内の書込みデータに従っ
てビット線のレベルを書込みは0Vに、書込み禁止はV
ccに設定する。
【0025】(2)書込み(20μs):選択ワード線
に書込み電圧を短いパルス幅のパルスとして入力する。 (3)ワード線放電(4μs):選択ワード線の高電位
は放電され、次の低いベリファイ電位の入力に備える。
【0026】(4)書込みベリファイ(8μs):書込
みセルの閾値電圧が目標値以上に書き込まれた否かをチ
ェックする。 書込みベリファイ読出し動作では、十分に書込みが行わ
れたセルのラッチ回路は“0”から“1”へと変わり、
これ以上書き込まれることを防ぐ。書込みベリファイ読
出し動作時のバイアス条件は読出し動作時のそれとほぼ
同じであるが、ラッチ回路には書込み状態のデータが保
持され、0Vとは異なる0.7Vが選択ワード線に入力
される。
【0027】この条件のもとで、書込みセルの閾値電圧
が0.7Vを越えた時、即ち、十分に書込みが行われた
時に、ラッチ回路内のデータは“0”から“1”へと変
化する。“1”データの入ったラッチ回路は、ベリファ
イ読出し動作ではラッチ回路は“0”から“1”へのみ
変化するので、影響を受けない。
【0028】書込みサイクルはページバッファのラッチ
回路が全て“1”を保持するまで、もしくは10サイク
ルの最大書込み時間に達するまで繰り返される。図10
(文献1のfig.5)は、選択セルのチャネルに供給
する書込み禁止電圧のバイアス条件を示している。
【0029】ビット線側の選択ゲート線SSLのトラン
ジスタは導通状態で、かつ、ソース線側の選択ゲート線
GSLのトランジスタは非導通状態で、書き込むセルの
ビット線は0Vに、書込み禁止セルのビット線はVccに
する。NAND列のチャネルは、0Vのビット線により
接地電位となる。
【0030】選択セルは、そのゲートに書込み電圧が入
力すると、浮遊ゲートとチャネル間に大きなポテンシャ
ルの差が生じ、浮遊ゲートにFNトンネル電流で電子が
注入され、セルが書き込まれる。
【0031】書込み禁止セルにおいては、Vccのビット
線により選択NAND列のチャネルが予備充電される。
選択NAND列のワード線、即ち、書込み電圧が入力さ
れる選択ワード線とパス電圧が入力される非選択ワード
線が立ち上がると、ワード線、浮遊ゲート、チャネル、
セルのPウェルのそれぞれを介した直列容量の結合によ
り、チャネル容量は自動的に昇圧される。
【0032】このように選択ブロック内の書込み禁止の
NAND列のチャネル電位はワード線とチャネルとの容
量結合によって決定される。従って、書込み禁止電位を
十分に高くするためには、チャネルの初期充電を十分に
行なうこと、また、ワード線とチャネル間の容量カップ
リング比を大きくすることが重要となる。
【0033】ワード線とチャネル間のカップリング比B
は以下のように算出される。 B=Cox/(Cox+Cj) ここで、Coxはワード線とチャネルとの間のゲート容
量の総和、Cjはセルトランジスタのソースおよびドレ
インの接合容量の総和である。また、NAND列のチャ
ネル容量とは、これらゲート容量の総和Coxと接合容
量の総和Cjの合計となる。さらに、その他の容量であ
る選択ゲートとソースのオーバラップ容量や、ビット線
とソースおよびドレインとの容量等は全チャネル容量に
比べて非常に小さいので、ここでは無視している。
【0034】図11は、センスアンプ回路周辺のコア回
路の例を示しており、図12はその書込み動作および書
込みベリファイ読出し動作のタイミングチャートを示し
ている。
【0035】なお、図11、図12において、LOAD、SB
L 、DCB 、BLSHF 、φlatch1、φlatch2はセンスアンプ
回路S/Aに供給される制御信号であり、Nsense はビ
ット線電位センスノードである。
【0036】図11において、センスアンプ回路S/A
は、プリチャージ制御信号LOAD(図7中のカレントミラ
ー回路の出力CMout に相当する)に基づいてビット線
BLを所定期間に充電するための定電流源用のPチャネ
ルトランジスタM2と、ビット線BLに直列に挿入さ
れ、ゲートに制御電圧BLSHF が与えられるビット線電位
クランプ用のNチャネルトランジスタM1と、Pチャネ
ルトランジスタM2とNチャネルトランジスタM1との
間のセンスノードNsense に読み出されたメモリセルデ
ータをラッチするラッチ回路LTと、センスノードNse
nse の電荷をディスチャージ制御信号DCB に基づいて所
定期間に放電するためのNチャネルトランジスタM3
と、センスノードNsense とラッチ回路LTの第2の記
憶ノードQとの間に挿入され、制御信号SBL によりゲー
ト駆動されるセンスアンプ回路リセット用およびトラン
スファーゲート用のNMOSトランジスタM4と、ラッ
チ回路LTの第1の記憶ノード/Q(以下、本明細書で
は“/”は反転を示す)と接地ノードとの間に接続さ
れ、ゲートに所定期間印加される第1のデータラッチ制
御信号φlatch1によりオン状態に制御されるラッチ回路
強制反転制御用のNMOSトランジスタM5と、ラッチ
回路LTの第1の記憶ノード/Qと接地ノードとの間で
NMOSトランジスタM5に直列に接続され、ゲートが
センスノードNsense に接続されたセンス用のNMOS
トランジスタM7と、ラッチ回路LTの第2の記憶ノー
ドQと接地ノードとの間でNMOSトランジスタM7に
直列に接続され、ゲートに所定期間印加される第2のデ
ータラッチ制御信号(逆読出し動作ラッチ制御信号)φ
latch2によりオン状態に制御される逆読出し動作ラッチ
制御用のNMOSトランジスタM6とを具備する。
【0037】ラッチ回路LTは、2個のCMOSインバ
ータ回路IV1、IV2の互いの入力ノードと出力ノー
ドが交差接続された(逆並列接続された)フリップフロ
ップ回路からなる。
【0038】この場合、第1のCMOSインバータ回路
IV1の入力ノード(第1の記憶ノード/Q)は、強制
反転入力ノードである。また、第2のCMOSインバー
タ回路IV2の入力ノード(第2の記憶ノードQ)はデ
ータバスを介して入/出力回路I/Oに接続されてお
り、リセットノードとなる。
【0039】次に、図11のセンスアンプ回路の読出し
動作、消去動作、書込み動作を説明する。EEPROM
の通常の読出し時には、まず、トランジスタM3とM4
を所定期間オンさせてラッチ回路LTをリセットし、ノ
ードQを“L”、ノード/Qを“H”にする。この後、
トランジスタM2による定電流でビット線BLを充電
し、定電流を流したまま、セルトランジスタの閾値状態
によって生じるセル電流ICellでビット線を放電させ、
所定時間後にトランジスタM5をオンさせる。
【0040】この場合、ビット線BLにNAND型メモ
リセルユニットから“1”データが読み出された時に
は、セル電流が流れるのでビット線電位が低下し、トラ
ンジスタM7はオフであり、ノード/Qはラッチ回路L
Tのリセット状態の“H”のままとなる。逆に、ビット
線BLにNAND型メモリセルユニットから“0”デー
タが読み出された時には、セル電流は流れないのでビッ
ト線電位は“H”に保たれ、トランジスタM7がオンに
なり、ラッチ回路LTの記憶データが強制反転され、ノ
ード/Qは“L”、ノードQは“H”になる。選択され
たカラムに対応するラッチ回路LTのノードQのデータ
は、データバスを介して入/出力回路I/Oに読み出さ
れる。
【0041】EEPROMの消去時には、センスアンプ
回路は消去ベリファイ読出し動作時に使用される。この
時、センスアンプ回路は通常の読出し動作時と同じ順序
で動作し、セルトランジスタが消去されていれば
(“1”データの場合)、ノード/Qは“H”、ノード
Qは“L”となる。逆に、セルトランジスタが消去でき
ていなければ(“0”データの場合)、ノード/Qは
“L”、ノードQは“H”となる。このデータをもと
に、同時に動作している全てのセンスアンプ回路S/A
のノードQが1つでも“H”となると消去不完全である
ので、再度消去に入るための信号を出し再度消去する。
【0042】EEPROMの書込み時には、書込み/非
書込みのデータを入力することにより、選択されたカラ
ムに対応するラッチ回路LTのノードQにデータバスか
らデータが入力される。もし、“0”データ入力であれ
ばノードQには“L”、“1”データ入力であればノー
ドQには“H”が入る。トランジスタM4がオン状態に
制御されると、ノードQのデータがトランジスタM4を
通じてビット線BLに転送される。書込み動作時には選
択NAND型メモリセルユニット内のチャネルは中間電
位にブートされているので、ビット線BLに“L”デー
タが印加された場合には書き込まれるが、“H”データ
が印加された場合には書込みがされない。
【0043】なお、EEPROMは、高速動作および高
信頼性を得るために、書込み動作終了後のセルトランジ
スタの閾値分布を狭く制御する必要があり、前述したよ
うに書込み動作を行う度に書き込まれた内容を読出し
(書込みベリファイ読出し動作)、書き込むべき内容と
比較し、書き込まれた内容が不十分であればさらに書込
み動作を実行し、書き込まれた内容が書き込むべき内容
と一致したことを確認すれば書込みを終了する。
【0044】このような書込みベリファイ読出し動作に
際して、従来はラッチ回路LTのリセット動作を行なわ
ず、書込みデータをセンスアンプ回路S/Aに残したま
ま読出しを行なう。この読出し動作は、リセット動作が
ないこと以外は通常の読出し動作と同じである。
【0045】従って、消去状態を保つ書き込まないセ
ル、および消去状態から書込み状態に変化する書き込ま
れたセルに対応するラッチ回路LTのノードQは“H”
になり、書込みが完了していないセルに対応するラッチ
回路LTのノードQは“L”となる。そこで、ノードQ
のデータをそのまま用いて再度書込み動作を行なうこと
により、書込み未完了のセルのみを書き込むことができ
る。
【0046】また、通常の読出し動作時には選択ワード
線に0Vを印加するのに対して、書込みベリファイ読出
し動作時には選択ワード線にベリファイ電圧(参照電
圧)Vref (>0V)を印加する。このため、0Vから
Vref の間の閾値となるセルトランジスタをさらに再書
込みし、書込み閾値分布の最小値がベリファイ電圧Vre
f 以上となるまで書き込むことにより、読出し電圧に対
する書込みばらつきのマージンをとっている。
【0047】しかし、図11に示したセンスアンプ回路
は、拡散層などを用いた共通ソース線の抵抗成分の電圧
降下によりソース側電位(例えば接地電位)の浮きに起
因して発生する問題があり、これについて以下に詳しく
説明する。
【0048】即ち、EEPROMは、DRAMなどと比
べて書込み/消去などの動作が遅いので、高速な書込み
/読出しを行うためにページ書込み方式やページ読出し
方式を採用することが多い。ページ書込み方式は、同一
行線に接続されている複数のメモリセルのそれぞれに同
時に複数の列線から書込みデータを書込む(ページ単位
で書込む)方式である。また、ページ読出し方式は、同
一行線に接続されている複数のメモリセルからそれぞれ
の記憶データを同時に複数の列線に読出してセンス増幅
する(ページ単位で読みだす)方式である。
【0049】このようなEEPROMにおいて、ページ
書込みを行う際の書込みベリファイ読出し動作を説明す
る。いま、ページサイズが例えば512カラムの場合
に、書込み前の全てのセルが消去状態にあるとし、1つ
だけ非常に書込み速度の速いセルトランジスタが存在し
たと仮定する。1回目の書込み動作で書込み速度の速い
セルが0V〜1V程度書込みされ、他のセルの閾値は0
V以下の状態となったとする。
【0050】この状態でベリファイを行なうと、書込み
の速いセル以外の511カラムのセルはセル電流を流す
状態であるから、NAND型メモリセルユニットのソー
ス側の配線(拡散層など)の寄生抵抗成分により電圧降
下が生じ、接地電位が浮き上がる。
【0051】この状態での書込みの速いセルは、接地電
位の浮きによってセル電流は減少する(さらに、接地電
位の浮きによるバックバイアス効果も加わり、セルの見
かけ上の閾値が高くなる)ので、十分に書き込まれてい
なくても十分に書き込まれた(つまり、閾値電圧が実際
の閾値電圧よりも高くなった)ように見えてしまう。こ
の結果、書込みの速いセルはベリファイ読出し動作で書
込み完了と誤って判断される。
【0052】しかし、全てのセルの書込みが完了した後
のページ読出しに際して、殆んどのセルは書き込まれて
いるのでセル電流を流さなくなっており、接地電位の浮
きがない状態になる。
【0053】従って、この接地電位の浮きがない状態で
の読出しでは、書込みの速いセルは1回目の書込み動作
後のベリファイ読出し動作時よりもセル電流が流れ易く
見えるので、書込みの速いセルは上述したように書込み
完了と判断されたにも拘らず書込みが不十分であり、書
込み不良となってしまうおそれがある。
【0054】以下、問題点について詳細に説明する。ま
ず、最初に、チップ外部から書込みを指示するコマンド
が入力されると、書込みが開始され、制御信号BLSHF, D
CBがVccとなり、ビット線BLが接地される(ビット線
電位がリセットされる)。その後、書込みデータをセン
スアンプ回路へロードする前に、制御信号LOADがVss
に、制御信号φlatch1がVccになり、センスアンプ回路
のデータがプリセットされる。即ち、全ての1ページ分
のセンスアンプ回路のラッチ回路LTでは、ノードQが
Vccに、ノード/QがVssにセットされる。
【0055】次に、入出力回路I/Oからデータバスを
介して書込みデータがロードされ、各センスアンプ回路
のラッチ回路LTにデータがラッチされ、ノードQ、/
Qはデータに応じてVcc、Vssの一方に設定される。こ
の際、メモリセルに書込みを行なうセンスアンプ回路で
はノードQはVssとなり、書込みを行なわないセンスア
ンプ回路ではノードQはVccとなる。
【0056】次に、ラッチ回路LTにラッチされたデー
タに基づき、ビット線BLの充電が始まる。即ち、書込
みを行なうビット線BLはVssの接地状態を保ち、書込
みを行なわないビット線BLはVccに充電される。ワー
ド線WL0 〜WL15のいずれかが選択され、例えばワー
ド線WL2 に関して書込みが行われる場合、このワード
線WL2 が書込み電圧Vpgm (20V程度)に上がり、
その他のワード線は電圧Vpass(10V程度)になる。
この動作によって、前述したようにメモリセルCell2
の書込みが行われる。
【0057】書込み動作終了後、書込みベリファイ読出
し動作が開始される。即ち、書込みを行なったワード線
WL2はベリファイ電位(参照電位)Vref (0.5V
程度)になり、その他のワード線は読出し電圧Vread
(4.5V程度)になる。
【0058】この際、負荷トランジスタM2のゲートに
印加される制御信号LOADを1.8V程度に制御して負荷
電流をメモリセル電流とバランスさせることにより、読
出しを行なっている。例えば、消去されたメモリセルの
セル電流は最悪でも2μA程度であるので、この場合
は、負荷トランジスタの電流は1.5μA程度になるよ
うにセル電流に合わせて設定される。
【0059】従って、書込みが行われたメモリセル、即
ち、その閾値電圧がベリファイ電位(参照電位)Vref
(0.5V程度)よりも高いメモリセルでは、セル電流
を流さないのでビット線BLの電位は上昇する。この
際、ビット線BLをVccまで充電すると読出し時間が長
くなるので、高耐圧MOSトランジスタM1のゲートに
印加される制御信号BLSHF を例えば1.8Vにクランプ
させている。これにより、ビット線BLの電位が、例え
ば0.9Vまで上昇すると、トランジスタM1がカット
オフ状態となり、センスノードNsense がVccとなる。
【0060】次に、センスノードNsense がVccになっ
たのを見計らってデータラッチ信号φlatch1がVccにな
る。この時、センスノードNsense がVccの場合、即
ち、その閾値電圧がベリファイ電位Vref よりも高いと
判断されたセルが読み出された場合、センスノードNse
nse はVccであるので、ノード/QはVssに、ノードQ
はVccになる。
【0061】書込みを行なわないセンスアンプ回路では
ノードQは予めVccになっているので、1ページ分の全
てのセンスアンプ回路においてノードQの電位がVccに
なった場合には書込みが終了する。
【0062】しかし、書込みを行なうセンスアンプ回路
においてメモリセルへの書込みが不十分な場合には、セ
ンスノードNsense がVssのままであるので、ラッチ回
路LTの反転は起らず、ノードQはVssを保つ。
【0063】次に、上述した従来の書込み動作および書
込みベリファイ読出し動作における問題点について図1
3、図14を参照しながら説明する。図13において、
例えばワード線WL15に関して書込みが行われた場合を
考える。また、メモリセルCelli1からCelli5まで全て、
それらの閾値電圧を高くするべく、書込みが行われる場
合を想定する。
【0064】この際、プロセス的な製造上のバラツキが
あり、メモリセルのカップリング比等が異なっているの
で、例えばメモリセルCelli5は、その他のメモリセルと
比較してカップリング比が大きく、速く書き込まれるメ
モリセルであると仮定する。
【0065】書込み動作後のベリファイ読出しでは、そ
の他のメモリセルが消去状態であるので、メモリセル電
流とソース線の抵抗成分R0 、Ri1、Ri2、…によっ
て、メモリセルCelli5のソースノードSi5の電位が浮き
上る。浮き上るレベルは、セル電流ICelli1〜ICelli4
と抵抗成分に依存し、ICelli1×R0 +ICelli2×(R
0 +Ri1)+ICelli3×(R0 +Ri1+Ri2)+I
Celli4×(R0 +Ri1+Ri2+Ri3)である。
【0066】この結果、ベリファイ電位Vref =0.5
Vとしても、仮にCelli5のソースノードSi5の電位が
0.5V程度になっていると、Celli5の閾値電圧がほぼ
0Vでもベリファイ読出しで書き込まれたものと判断さ
れる。
【0067】他のメモリセルと比較して速く書き込まれ
るメモリセルCelli5の書込みが終了した後、メモリセル
Celli1からCelli4の書込みが行われた場合、メモリセル
Celli1からCelli4の閾値電圧は正になる。
【0068】従って、その後の読出し時には、メモリセ
ルCelli5のソースノードSi5の電位は、最初のメモリセ
ルCelli5だけが書き込まれたように、ICelli1×R0
Celli2×(R0 +Ri1)+ICelli3×(R0 +Ri1
i2)+ICelli4×(R0 +Ri1+Ri2+Ri3)までは
上がらないのである。
【0069】この結果、メモリセルCelli5の閾値電圧は
Vref 以下に読み出されるので、図14に示したよう
に、書込み動作後の閾値電圧の分布は斜線を施したよう
にベリファイ電位(参照電位)Vref よりも低い閾値電
圧の分布(distribution foot)が生じてしまうことに
なる。書込みが不十分であると、これらのメモリセルは
その後の読出し動作で消去セルとして判断されることも
有り、信頼性を欠く問題となる。
【0070】このようなソース線の抵抗成分による影響
を減少させるために、拡散層ソース線の途中で金属ソー
ス配線とのコンタクトをとり、コンタクト箇所を増やす
方法が知られているが、これに伴うパターン面積の増大
が無視できなくなる。
【0071】これらの問題は、回路にその原因がある。
即ち、図11に示した回路において、一度書込みが十分
に行われたと判断されたセンスアンプ回路では、次のサ
イクルでは、書込みベリファイの判定がされないためで
ある。即ち、書込みベリファイの判定結果が更新されな
いのである。
【0072】この問題を回避する1つの方法として、書
込みデータを蓄えておくストア回路と、書込みベリファ
イ読出し結果の出力データを蓄えておくストア回路と、
さらにそれらを比較するための回路を用いることが提案
されている。
【0073】しかし、上述したような2個のストア回路
と比較回路をチップ内部に設けると、チップ面積が増大
し、チップコストが高くなる問題に繋がる。また、上述
したような2個のストア回路と比較回路をチップ外部に
設ける場合には、チップ外のシステム側へ負担を掛ける
だけではなく、チップの内外での比較データのやり取り
を行なうために、書込み時間の高速化が図れない問題と
なる。
【0074】ここで、上述したように2個のストア回路
と比較回路をチップ内部に設けた従来のEEPROMに
おけるカラム系回路について、図15を参照しながら簡
単に説明する。
【0075】図15において、REG-NTOGL は書込みデー
タがストアされているレジスタ(図示せず)からの出力
データであり、Outputは書込みベリファイ読出し結果の
出力データであり、N-Input はREG-NTOGL とOutputとの
比較結果データである。
【0076】最初に、書込みデータがストアされている
レジスタからの出力データREG-NTOGL は、データREG-NQ
としてレジスタ(図示せず)にストアされるとともに比
較結果データN-Input となり、トランジスタT15のゲ
ートに入力する。比較結果データN-Input は、書込みを
行う場合には“L”レベルになり、消去状態を保つ場合
には“H”レベルになる。
【0077】書込みを行うビット線BLの場合には、比
較結果データN-Input は“L”レベルであるので、トラ
ンジスタT13、T14、T15で構成されるインバー
タの出力T5は“H”レベルになる。このインバータの
出力T5はインバータT6に入力し、このインバータT
6の出力T4はビット線書込み用のノア回路T3に入力
し、このノア回路T3の出力によりビット線書込み用の
トランジスタT1が駆動され、書込みを行うべきビット
線は書込み電圧Vpp−Vthが印加される。ここで、Vth
はトランジスタT1のゲート閾値電圧である。
【0078】一方、書込みを行わないビット線BLの場
合には、比較結果データN-Input は“H”レベルである
ので、ビット線書込み用のトランジスタT1が駆動され
ず、接地レベルを保つので、書込みは行われない。
【0079】書込み動作後、ベリファイ読出しが行わ
れ、書き込まれたメモリセルを読出したビット線は
“H”レベル、消去状態にあるメモリセルを読出したビ
ット線BLは“L”レベルになる。
【0080】従って、書込みベリファイ読出し結果の出
力データOutputは、上記とは逆に書き込まれたメモリセ
ルを読出したビット線BLは“L”レベル、消去状態に
あるメモリセルを読出したビット線BLは“H”レベル
になる。
【0081】次に、書込み結果の出力データOutputと書
込みデータがストアされているレジスタからの出力デー
タREG-NTOGL とが比較され、比較結果データN-Input が
更新され、上記の書込み動作、書込みベリファイ読出し
比較動作が繰り返される。
【0082】しかし、上述したような回路では、センス
アンプ回路のほかに、書込みデータをストアしておくレ
ジスタ、比較結果データをストアしておくレジスタが必
要であり、チップ面積が増大する。特に、NAND型E
EPROMでは、1ページ528バイト分のセンスアン
プ回路の全てにこのようなレジスタを2個ずつ余分に設
けることは、チップ面積が増大し、チップコストが高く
なるという問題が生じる。
【0083】上述したように従来のNAND型EEPR
OMは、複数のメモリセルの一部に書込み速度の速いメ
モリセルが存在した場合に書込み動作後のベリファイ読
出し動作時やページの分割書込み動作時に複数のメモリ
セルの共通ソース線の電位が浮き上がり、かつ書込み動
作後のベリファイ読出し動作時と通常の読出し動作時と
ではその共通ソース線の電位の浮きの程度が異なるた
め、書込み不良が発生するという問題があった。
【0084】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の半導
体記憶装置では、複数のメモリセルの一部に書込み速度
の速いメモリセルが存在した場合等に、誤書込みが発生
することがあるという問題があった。
【0085】本発明は上述した事情に対処すべくなされ
たもので、その目的は、複数のメモリセルの一部に書込
み速度の速いメモリセルが存在した場合でも、書込み動
作後のベリファイ読出し動作時における複数のメモリセ
ルの共通ソース線の電位の浮き上がりの変動を考慮して
書込みを行うことで書込み不良の発生を防止でき、書込
みベリファイ読出し動作の信頼性の向上を図り得る半導
体記憶装置を提供することである。
【0086】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明による半導体記憶装置は、複数本ずつの互
いに交差するデータ線とワード線、及びこれらのデータ
線とワード線の交差部に配置された電気的書き換え可能
な不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレイと、前
記データ線に接続され、前記メモリセルアレイからの読
出しデータをセンスノードを介して読出してラッチする
機能及びメモリセルアレイへの書込みデータをロードし
てラッチする機能を有する複数のセンスアンプ回路とを
具備し、書込み動作および書込みベリファイ読出し動作
のサイクルを経て書込みが行われるべきメモリセルに書
込み動作が十分行われたことが判定された後、センスア
ンプ回路の論理が通常の読出し動作とは反転するととも
に、ワード線の電位が通常の読出し動作時の電圧以上、
書込みベリファイ読出し動作時の電圧未満に設定される
逆読出し動作を行い、センスアンプ回路のデータを一旦
ロードデータの通りリセットしたうえで、再度書込みベ
リファイ読出し動作を行うものである。 (2)本発明の第2の半導体記憶装置は、複数本ずつの
互いに交差するデータ線とワード線、及びこれらのデー
タ線とワード線の交差部に配置された電気的書き換え可
能な不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレイと、
前記データ線に接続され、前記メモリセルアレイからの
読出しデータをセンスノードを介して読出してラッチす
る機能及びメモリセルアレイへの書込みデータをロード
してラッチする機能を有する複数のセンスアンプ回路と
を具備し、書込み動作と書込みベリファイ読出し動作の
間に、センスアンプ回路の論理が通常の読出し動作とは
反転するとともに、ワード線の電位が通常の読出し動作
時の電圧以上、書込みベリファイ読出し動作時の電圧未
満に設定される逆読出し動作を行い、センスアンプ回路
のデータを一旦ロードデータの通りリセットするもので
ある。
【0087】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る半導体記憶装置の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の半導体記憶装置の第
1の実施形態に係るページ書込み/読出し機能、分割書
込み機能を有する一括消去可能なNAND型セル型EE
PROMの全体構成を示す。
【0088】このEEPROMは、複数のNAND型メ
モリセルがマトリクス状に配設され、縦方向にデータ線
としてのビット線BLが多数本、横方向にワード線WL
が多数本配列されているメモリセルアレイ11と、外部
から入力されたアドレスに基いて上記メモリセルアレイ
11のワード線を選択駆動するロウデコーダ12と、上
記メモリセルアレイ11のビット線に接続されているビ
ット線制御回路(センスアンプ回路および書込みデータ
ラッチ回路)13と、このビット線制御回路13に接続
されているカラムゲート(カラム選択スイッチ)15
と、外部から入力されたアドレスに基き上記カラムゲー
ト15を制御し、対応するビット線およびセンス回路を
選択するカラムデコーダ14と、カラムゲート15に接
続されているデータ入/出力(I/O)バッファ18
と、書込み動作や消去動作に必要な高電圧を供給するた
めの昇圧回路16と、チップ内部を制御するとともに外
部とのインターフェースをとるための制御回路17とを
具備している。
【0089】ロウデコーダ12は、データの書込み時、
消去時およびデータの読出し時にそれぞれアドレス信号
に基づいて複数のワード線WLを選択駆動するものであ
り、そのワード線ドライバには、所要の電圧が供給され
る。
【0090】また、ビット線制御回路13は、データの
書込み、消去、データの読出しに際して、ビット線BL
に対して所要の電圧をそれぞれ選択的に供給するビット
線ドライバが設けられている。
【0091】制御回路17には、NAND型メモリセル
に対する消去/消去ベリファイ/書込み/書込みベリフ
ァイ/読出し動作などを制御するためのシーケンス制御
手段(例えばプログラマブルロジックアレイ)が含まれ
ている。
【0092】図1のEEPROMにおけるメモリセルア
レイ11は、図13にその一部を示したものと同じであ
る。即ち、このNAND型メモリセルは、浮遊ゲートと
制御ゲートを有するNチャネルのMOSFETからなる
複数個のセルトランジスタCell0 〜Cell15が直列に接続
され、一端側のドレインが選択ゲート用のNMOSトラ
ンジスタを介してビット線BLに、他端側のソースが選
択ゲート用のNMOSトランジスタを介して共通ソース
線に接続されている。上記各トランジスタは同一のウェ
ル上に形成されており、メモリセルCell0 〜Cell15の制
御電極は行方向に連続的に配設されたワード線WL0
WL15に接続されており、ビット線側の選択トランジス
タの制御電極は選択ゲート線SSLに、ソース線側の選
択トランジスタの制御電極は選択ゲート線GSLに接続
されている。
【0093】図1のEEPROMにおけるセンスアンプ
回路周りのコア回路は図11に示した例と同じである。
即ち、センスアンプ回路S/Aは、図11を参照して前
述したセンスアンプ回路S/Aと同じである。具体的に
は、このセンスアンプ回路S/Aは、ビット線BLに直
列に挿入され、ゲートに制御電圧BLSHF が与えられるビ
ット線電位クランプ用のNチャネルトランジスタM1
と、トランジスタM1の一端のビット線電位センスノー
ドNsense をプリチャージ制御信号LOADに基づいて所定
期間に充電するための定電流源用のPチャネルトランジ
スタM2と、センスノードNsense に読み出されたメモ
リセルデータをラッチするラッチ回路LTと、センスノ
ードNsense の電荷をディスチャージ制御信号DCB に基
づいて所定期間に放電するためのNチャネルトランジス
タM3と、センスノードNsense とラッチ回路LTの第
2の記憶ノードQとの間に挿入され、制御信号SBL によ
りゲート駆動されるセンスアンプ回路リセット用および
トランスファーゲート用のNMOSトランジスタM4
と、ラッチ回路LTの第1の記憶ノード/Qと接地ノー
ドとの間に接続され、ゲートに所定期間印加される第1
のデータラッチ制御信号φlatch1によりオン状態に制御
されるラッチ回路強制反転制御用のNMOSトランジス
タM5と、ラッチ回路LTの第1の記憶ノード/Qと接
地ノードとの間でNMOSトランジスタM5に直列に接
続され、ゲートがセンスノードNsense に接続されたセ
ンス用のNMOSトランジスタM7と、ラッチ回路LT
の第2の記憶ノードQと接地ノードとの間でNMOSト
ランジスタM7に直列に接続され、ゲートに所定期間印
加される第2のデータラッチ制御信号(逆読出し動作ラ
ッチ制御信号)φlatch2によりオン状態に制御される逆
読出し動作ラッチ制御用のNMOSトランジスタM6と
を具備する。
【0094】ラッチ回路LTは、2個のCMOSインバ
ータ回路IV1、IV2の互いの入力ノードと出力ノー
ドが交差接続された(逆並列接続された)フリップフロ
ップ回路からなる。
【0095】この場合、第1のCMOSインバータ回路
IV1の入力ノード(第1の記憶ノード/Q)は、強制
反転入力ノードである。また、第2のCMOSインバー
タ回路IV2の入力ノード(第2の記憶ノードQ)はデ
ータバスを介して入/出力回路I/Oが接続されてお
り、リセットノードである。
【0096】前述したように、NAND型EEPROM
ではロードデータにより書込みを指示されたセンスアン
プ回路におけるラッチ回路のデータは、書込みベリファ
イ読出し動作によりベリファイパスする毎に書込み禁止
を指示する状態に反転される(書替えられる)。そし
て、1ページ分の全てのラッチ回路が書込み禁止を指示
する状態になった時に、書込み動作の終了を判断してい
た。しかし、この方法だと早期にベリファイパスしたメ
モリセルの書込み量が十分に保証されないという問題点
があった。
【0097】このため、本実施形態は、書込み動作後に
メモリセルのデータをラッチ回路LTに書き戻し、その
後の書込みベリファイ読出し動作で書込み不十分と判断
されたメモリセルに追加の書込み動作を行うことによっ
て、全てのメモリセルの十分な書込みを保証しようとい
うものである。書込みが行われるべきメモリセルのう
ち、書込み動作後に閾値がVref 未満のものにのみ追加
書込みを行えばよいことを考慮すると、センスアンプ回
路のラッチ回路LTにこのような書込み不十分のセルの
データを読み出せばよい。
【0098】ベリファイパスした(ベリファイ結果がO
Kとなった)セルは、その後の他のセルへの書込み動作
に伴い閾値が低く見えるようになるものの、消去状態を
保持するセルの閾値よりは高くなっている。そこで、書
込みベリファイレベルVrefよりも低く、通常の読出
しレベル(Vss)以上の第2のベリファイレベルを設
定し、この第2のベリファイレベルを選択ワード線に与
え、逆読出し動作を行なうことにより、このワード線に
接続された1ページ分のメモリセルに書き込まれるべき
データパターンをメモリセルからラッチ回路LTに再ロ
ードすることができる。閾値の高いメモリセルは読出し
動作により“H”レベルがセンスノードNsense に読み
出されるから、φlatch2をハイレベルにすれば、ノード
Qが低レベル(Vss)となり、つまりラッチ回路LTは
最初のロードデータの通りにリセットされた状態とな
る。
【0099】このような原理に基づく第1実施形態の書
込み動作及び書込みベリファイ読出し動作に関するシー
ケンス制御手段による制御の基本的な流れを図2に示
す。書込みが開始されると、ステップS1で、書込みデ
ータをセンスアンプ回路のラッチ回路LTにロードす
る。
【0100】ステップS2で、ワード線を書込みベリフ
ァイレベルVref よりも低いレベル、例えばVssに設定
し、逆読出し動作を行なう。これにより、既に書込みが
十分行われたと判定され、ノードQがVcc、ノード/Q
がVssとなっているラッチ回路LTが反転し、データを
書き込むべきセルに関するセンスアンプ回路はロードデ
ータの通りリセットされた状態となる。ここでは、ワー
ド線電圧をVref よりも低いレベルVssとして読出しを
行なうので、他のセルの状態により閾値がVref よりも
下がってみえてしまうメモリセルでもOFF状態となる
ので、“0”データを書き込んだセルとして読み出すこ
とができる。
【0101】ステップS3で、書込みベリファイ読出し
動作を行う。この時、ワード線はVref とする。すなわ
ち、十分に書込みの行なわれているメモリセルに追加書
込みを行なうと好ましくないので、書込みベリファイ電
圧Vref で読出し動作(φlatch1をハイレベルとして)
を行なうことにより、閾値電圧がVref 以上のメモリセ
ルと対応したセンスアンプ回路におけるラッチ回路を再
度反転させる。これにより書込みが十分行なわれている
セルに対応するラッチ回路はノードQがVcc、ノード/
QがVssとなる。また、消去状態のメモリセルについて
は、上述したような逆読出し動作、および読出し動作を
通してラッチ回路の反転は起こらず、ノードQがVcc、
ノード/QがVssを保つ。
【0102】ステップS4で、1ページ分の全てのセン
スアンプ回路S/Aのデータが全て書込み完了状態にな
ったか否かを判定し、完了の場合には書込み動作を終了
し、未完了の場合にはステップS5で書込み動作を行っ
てから、ステップS2に戻る。
【0103】なお、ステップS5で第1回目の書込みを
行う前は、ステップS2、S3、S4は省略してもよ
い。何故ならば、1回目の書込みの前には、メモリセル
は消去状態になっているので、ステップS4の判定は必
ずNOとなり、ステップS5が実行されるからである。
【0104】第1実施形態によれば、Vssで逆読出し動
作を行い、Vref でベリファイ読出しを行うと、センス
アンプ回路が逆読出し動作時に最初のロードデータの通
りリセットされたのと等価の状態となり、このようなセ
ンスアンプ回路について次のベリファイ読出しにより毎
回書込みが十分に行われたか否か判定されることにな
り、Vref 未満の閾値のセルのみが追加書込みされる。
すなわち、同一ワード線中のデータパターンが変化する
ことにより、書込みパス後、閾値が十分でなくなったセ
ルを検知し、最初のロードデータをセンスアンプ回路に
読み出させることができ、これを利用して追加再書込み
動作を行うことにより、書込み動作後のメモリセルの閾
値分布を図3に示すように狭くすることができる。図3
は、書込み動作後のメモリセルの閾値電圧の分布を示す
が、ベリファイ電位(参照電位)Vref 以下の閾値電圧
分布は無くなり、書込み動作後のデータの信頼性が高く
なることがわかる。また、メモリセルの信頼性、及び読
み出し性能も向上する。
【0105】次に本発明の他の実施形態を説明する。以
下の実施形態で第1実施形態と対応する部分は同一参照
数字を付して詳細な説明は省略する。 (第2実施形態)図2に示した第1実施形態のフローチ
ャートは図4のように書込みステップS5の実行タイミ
ングを変える、すなわちデータロード(ステップS1)
と逆読出し(ステップS2)との間に実行するように変
形することもできる。 (第3実施形態)上述の説明では、1回の書込みサイク
ル毎に逆読出し動作、書込みベリファイ読出し動作を行
ったが、逆読出し動作は、1ページ分のセンスアンプ回
路S/Aのデータが全て書込み完了状態になったことが
検出されてから1回だけ行ってもよい。この場合のフロ
ーチャートを図5、図6に示す。
【0106】ステップS11で、書込みを開始するため
に、書込みデータをセンスアンプ回路S/Aのラッチ回
路LTにロードする。ステップS12で、書込み動作を
行い、ステップS13で、書込みベリファイ読出し動作
を行い、ステップS14で、1ページ分の全てのセンス
アンプ回路S/Aのデータが書込み完了状態になったか
否かを判定し、全て完了の場合には、第1回の書込みベ
リファイパスとなる(ステップS15)。未完了の場合
にはステップS12に戻り、書込み動作を続ける。
【0107】第1回の書込みベリファイパスとなると、
ステップS16で、ワード線を書込みベリファイレベル
Vref よりも低いレベル、例えばVssに設定し、逆読出
し動作を行なう。これにより、既に書込みが十分行われ
たと判定され、ノードQがVcc、ノード/QがVssとな
っているラッチ回路LTが反転し、データを書き込むべ
きセルに関するセンスアンプ回路はロードデータの通り
リセットされた状態となる。この後、ステップS17、
S18で書込みベリファイ読出し動作、及び書込み判定
を行い、書込みが不十分と判定された場合は、さらに書
込み動作(ステップS19)と書込みベリファイ読出し
動作(ステップS17)を繰り返し行って、1ページ分
の全てのセンスアンプ回路S/Aのデータが書込み完了
状態になったと判定されると、第2回の書込みベリファ
イパスとなる(ステップS70)。
【0108】第3実施形態によっても、第1実施形態と
同様な効果を得ることができる。本発明は上述した実施
形態に限定されず、種々変形して実施可能である。例え
ば、上記実施形態では、シーケンス制御部をメモリと同
一チップ上に形成しているが、本発明は、メモリ外部か
ら前記したように書込み制御を行う場合にも適用可能で
ある。
【0109】さらに、前記各実施形態では、NAND型
EEPROMを例にとり説明してきたが、本発明はこれ
に限られるものではなく、メモリセルユニットとして、
電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを複数個直列
接続してなるNAND型メモリセルユニット、または不
揮発性メモリセルを複数個並列接続してなるAND型セ
ルもしくはDINOR型セルユニットで構成することが
できる。
【0110】また、ビット毎ベリファイ機能を有するN
OR型セルユニットの場合にも、本発明は有効である。
また、前記各実施形態では、セルデータを読み出す際に
ビット線に負荷電流を流しながらセルデータに対応した
ビット線電位を検知する方式(電流検知方式、電流垂れ
流し方式)のスタティック型のセンスアンプ回路S/A
に記憶回路を付加した例を説明したが、本発明はこれに
限らず、セルデータを読み出す際にセルデータに対応し
たビット線電荷の放電によるビット線電位の低下を検知
する方式のダイナミック型のセンスアンプ回路S/Aに
記憶回路を付加する場合にも適用可能である。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ードデータにより書込みを行なうことが指示されたセン
スアンプ回路では、書込みベリファイ読み出しの前にセ
ンスアンプ回路のデータがリセットされるので、一旦書
込みパスしたメモリセルでも、その後の書込みベリファ
イ読出し動作で書込み不十分と判定されたメモリセルは
追加書込みが行われるので、書込みデータの信頼性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体記憶装置の第1の実施形態
に係るNAND型EEPROMを示すブロック図。
【図2】第1実施形態のNAND型メモリセルの書込み
動作および書込みベリファイ読出し動作に関するシーケ
ンス制御手段による制御の基本的な流れを示すフローチ
ャート。
【図3】第1実施形態の効果を説明するためにセルトラ
ンジスタの閾値分布を示す図。
【図4】第2実施形態のNAND型メモリセルの書込み
動作および書込みベリファイ読出し動作に関するシーケ
ンス制御手段による制御の基本的な流れを示すフローチ
ャート。
【図5】第3実施形態のNAND型メモリセルの書込み
動作および書込みベリファイ読出し動作に関するシーケ
ンス制御手段による制御の基本的な流れを示すフローチ
ャート(前半)。
【図6】第3実施形態のNAND型メモリセルの書込み
動作および書込みベリファイ読出し動作に関するシーケ
ンス制御手段による制御の基本的な流れを示すフローチ
ャート(後半)。
【図7】従来のNAND型セル型EEPROMにおける
メモリセルアレイの全体的な構成を概略的に示すブロッ
ク図。
【図8】図7のEEPROMのメモリセルアレイの構成
と、消去動作、読出し動作、書込み動作時のバイアス状
態を示す図。
【図9】図7のEEPROMにおける読出し動作時の主
要信号を示す波形図。
【図10】図7のEEPROMにおける選択セルのチャ
ネルに供給する書込み禁止電圧のバイアス条件を説明す
るために示す図。
【図11】EEPROMにおけるセンスアンプ回路周辺
のコア回路図。
【図12】図11の回路における書込み動作、書込みベ
リファイ読出し動作の一例を示すタイミングチャート。
【図13】EEPROMにおけるメモリセルアレイの一
部を示す回路図。
【図14】従来の書込みおよび書込みベリファイによる
問題点を説明するためにセルトランジスタの閾値分布を
示す図。
【図15】従来のNAND型セル型EEPROMにおけ
るセンスアンプ回路の例を示す回路図。
【符号の説明】
10…NAND型セルユニット 11…メモリセルアレイ 12…ロウデコーダ 13…ビット線制御回路 14…カラムデコーダ 15…カラムゲート 16…昇圧回路 17…制御回路 18…データ入出力バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本ずつの互いに交差するデータ線と
    ワード線、及びこれらのデータ線とワード線の交差部に
    配置された電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを
    有するメモリセルアレイと、 前記データ線に接続され、前記メモリセルアレイからの
    読出しデータをセンスノードを介して読出してラッチす
    る機能及びメモリセルアレイへの書込みデータをロード
    してラッチする機能を有する複数のセンスアンプ回路と
    を具備し、 書込み動作および書込みベリファイ読出し動作のサイク
    ルを経て書込みが行われるべきメモリセルに書込み動作
    が十分行われたことが判定された後、センスアンプ回路
    の論理が通常の読出し動作とは反転するとともに、ワー
    ド線の電位が通常の読出し動作時の電圧以上、書込みベ
    リファイ読出し動作時の電圧未満に設定される逆読出し
    動作を行い、センスアンプ回路のデータを一旦ロードデ
    ータの通りリセットしたうえで、再度書込みベリファイ
    読出し動作を行うことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数本ずつの互いに交差するデータ線と
    ワード線、及びこれらのデータ線とワード線の交差部に
    配置された電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを
    有するメモリセルアレイと、 前記データ線に接続され、前記メモリセルアレイからの
    読出しデータをセンスノードを介して読出してラッチす
    る機能及びメモリセルアレイへの書込みデータをロード
    してラッチする機能を有する複数のセンスアンプ回路と
    を具備し、 書込み動作と書込みベリファイ読出し動作の間に、セン
    スアンプ回路の論理が通常の読出し動作とは反転すると
    ともに、ワード線の電位が通常の読出し動作時の電圧以
    上、書込みベリファイ読出し動作時の電圧未満に設定さ
    れる逆読出し動作を行い、センスアンプ回路のデータを
    一旦ロードデータの通りリセットすることを特徴とする
    半導体記憶装置。
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