JP3759176B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電気的書き込みが可能でかつ不揮発性を有する半導体記憶装置、あるいは電気的書き込み及び消去が可能でかつ不揮発性を有する半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
文献1;SINGLE TRANSISTOR ELECTRICALLY PROGRAMMABLE MEMORY DEVICE AND METHOD
United States Patent 4,698,787 Oct.6,1987
文献2;FLASH EEPROM ARRAY WITH NEGATIVE GATE VOLTAGE ERASE OPERATION
United States Patent 5,077,691 Dec.31,1991
文献3;フラッシュメモリの現状と将来展望
ICD91ー134
【0003】
不揮発性半導体記憶装置としては、紫外線消去型のEPROM(Erasable and Programmable Read Only Memory)や、電気的に書き込み及び消去が可能(以下「電気的書き換え」と記す)なEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)がある。更に近年、電気的に一括消去を行うEEPROMが開発されている。前記EPROMは紫外線でのみメモリセルの記憶データの消去が可能で、電気的な消去を行えないのでパッケージとして透明度のある窓付きパッケージを必要としり、更にシステムの基板実装後に書き換えを行う為には一旦とりはずす必要があるという不便があった。前記EEPROMは、システム内で電気的に書き換えができるようになっているが、一般的にメモリセルにおいて選択分離用のトランジスタまたはチャンネル領域を必要とするため、メモリセル面積がEPROMにくらべ2倍程度大きくなってしまう。この問題を解決するため、電気的に消去が可能でかつメモリセル面積がEPROMと同等である一括消去型のEEPROMが開発された。
【0004】
一括消去型のEEPROMとして初期に開示されたものとしては例えば文献1にある。文献1によれば、フローティングゲートを有する単一のメモリトランジスタでもって、電気的に書き込み及び消去を行う方法及びデバイス構造を提供している。消去においては、メモリセルのソース端子に10〜20ボルト(V)の高電圧を、制御ゲート端子に接地電位を印加することにより、フローティングゲートとソース端子との間の薄い絶縁膜間に高電界を発生させ、ファーラーノードハイムトンネル(以下「FN注入」と記す)により電子が前記フローティングゲートより放出させ、このことにより制御ゲートから見たメモリセルのしきい値電圧を低くする。書き込みにおいては、メモリセルのドレイン端子に5〜10Vの電圧を印加し、制御ゲートに10〜15Vの高電圧を印加し、ソースを接地することによりドレイン−ソース間の基板表面に強い反転領域が生じ、ホットエレクトロン(以下「HE注入」と記す)が発生することにより、前記フローティングゲートに電子を注入し、このことによりメモリセルのしきい値電圧を高くする。
【0005】
更に文献2や文献3の4〜5頁においては、別の消去方式として、メモリセルの制御ゲートに負電圧(例えば−7V〜−15V)を印加し、ソース端子には電源電圧(例えば5V)または接地電位を印加することにより、FN注入により電子をフローティングゲートから放出する方式が提示されている。この方式の場合、文献1に開示されてあるように、ソース端子に高い(例えば10〜20V)電圧を必要としなくなるので、書き換え時の低電圧化が可能である利点がある。更にこの方式の場合、メモリセルの制御ゲートは一般的にワード線として列デコーダに接続されているので、非選択のメモリセルの制御ゲートに対し、例えば0V〜5Vの電圧を印加することにより、FN注入を誘起させないことが可能となり、ワード線単位(換言すればセクタ単位)での消去が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これらの消去方式においては、例えばメモリセルに記憶されている1ビットのデータを書き換える場合においても、メモリセルの一括もしくはセクター単位での消去しか行えないため、データを書き換える必要のないメモリセルの情報までも書き換えが行われるという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、前記不揮発性半導体記憶装置において、データの書き換え前後でデータに変化のないメモリセルに対して、データの書き換えを行うことのない不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置において、制御ゲート端子、フローティングゲート、ソース端子及びドレイン端子を備え、行列状に配置された複数の電気的書き込みが可能な不揮発性半導体メモリセルと、前記制御ゲート端子に接続されたワード線と、前記ドレイン端子に接続されたビット線と、前記ソース端子に接続されたメモリセルソース線と、外部信号又は外部命令によりデータ書き換えモードが指定されたときに、前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記複数個の不揮発性半導体メモリセルから順次1個のメモリセルを選択し、当該メモリセルの記憶データと新規書き換えデータとの比較を行い、更に前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記比較の結果が一致しないビットに対応するメモリセルのみに、消去及び書き込みを行うことによりデータ書き換えを行う制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記選択されたメモリセルの記憶データと新規書き換えデータとを保持しかつこれらを比較検出する検出手段と、前記検出手段からの情報により、前記データ書き換えの際に消去が必要なメモリセルと前記データ書き換えの際に書き込みが必要なメモリセルとを判別する判別手段と、前記判別手段からの情報により、1ビット単位でのデータの消去及び書き込みを行って、記憶データを書き換える必要のあるメモリセルに対してのみ書き換えを行う書き換え手段と、を有し、前記データ書き換えを行う際に、前記メモリソース線の電位を第1の定電位状態として、前記消去が必要なメモリセルのみに消去を行い、前記消去を開始してから所定時間が経過した後に消去ベリファイを行い、前記消去ベリファイが成功した後に、前記メモリソース線の電位を開放状態として、前記書き込みが必要なメモリセルのみに書き込みを行い、前記書き込みを開始してから所定時間が経過した後に書き込みベリファイを行い、前記書き込みベリファイが成功したことにより、前記データ書き換えを終了とし、前記ワード線のいずれかに接続された不揮発性半導体メモリのすべてにおいてデータの消去を行う時には、前記メモリソース線の電位を、前記第1の定電位状態とは異なる第2の定電位状態とすることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第2の不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置において、制御ゲート端子、フローティングゲート、ソース端子及びドレイン端子を備え、行列状に配置された複数の電気的書き込みが可能な不揮発性半導体メモリセルと、前記制御ゲート端子に接続されたワード線と、前記ドレイン端子に接続されたビット線と、前記ソース端子に接続されたメモリセルソース線と、外部信号又は外部命令によりデータ書き換えモードが指定されたときに、前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記複数個の不揮発性半導体メモリセルから順次1個のメモリセルを選択し、当該メモリセルの記憶データと新規書き換えデータとの比較を行い、更に前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記比較の結果が一致しないビットに対応するメモリセルのみに、書き込み及び消去を行うことによりデータ書き換えを行う制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記選択されたメモリセルの記憶データと新規書き換えデータとを保持しかつこれらを比較検出する検出手段と、前記検出手段からの情報により、前記データ書き換えの際に書き込みが必要なメモリセルと前記データ書き換えの際に消去が必要なメモリセルとを判別する判別手段と、前記判別手段からの情報により、1ビット単位でのデータの書き込み及び消去を行って、記憶データを書き換える必要のあるメモリセルに対してのみ書き換えを行う書き換え手段と、を有し、前記データ書き換えを行う際に、前記メモリソース線の電位を開放状態として、前記書き込みが必要なメモリセルのみに書き込みを行い、前記書き込みを開始してから所定時間が経過した後に書き込みベリファイを行い、前記書き込みベリファイが成功した後に、前記メモリソース線の電位を第1の定電位状態として、前記消去が必要なメモリセルのみに消去を行い、前記消去を開始してから所定時間が経過した後に消去ベリファイを行い、前記消去ベリファイが成功したことにより、前記データ書き換えを終了とし、前記ワード線のいずれかに接続された不揮発性半導体メモリのすべてにおいてデータの消去を行う時には、前記メモリソース線の電位を、前記第1の定電位状態とは異なる第2の定電位状態とすることを特徴とする。
【0013】
【作用】
上記のような構成をとることにより、データ書き込み前に選択したメモリセルのデータと、新規書き換えデータとを比較検出し、比較検出された情報によって書き換えの前後でデータに変更のないメモリセルに対しては書き換えを行わず、書き換えの前後でデータに変更のあるメモリセルのみを選択してビット単位のデータの消去及び書き込みを行うことが可能となる。
【0014】
【実施例】
図1に本発明の一実施例の回路ブロック図を示す。図1でFROMは電気的書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置であり、例えば(1048576ワード×16ビット=16777216ビット)の記憶容量を有する。アドレス入力A0、A1〜A19、チップイネーブル信号CEB、出力イネーブル信号OEB、ライトイネーブル信号WEB、電源電圧VCC及び接地電圧VSSはFROMの外部よりの入力信号であり、データ入出力D0〜D15はライト時、即ち書き込み時及び消去には外部よりのデータ入力であり、読み出し時には外部へのデータ出力である。図1の実施例の回路には書き込み及び消去だけでなく、データ比較検出回路及びデータコントロール回路が示してある。
【0015】
図1において、DVCNTはデバイス制御コマンド識別回路であり、FROMの動作モードのライトイネーブル信号WEB、チップイネーブル信号CEB、出力イネーブル信号OEB及び複数の内部データ入力DATINを入力とし、制御信号CNT1及び複数の制御信号CNT2を出力する。例えば、CNT2には書き込みモードまたは消去モードを示す制御信号が含まれている。
【0016】
RCNTはチップ/出力選択状態制御回路であり、チップイネーブル信号CEB、出力イネーブル信号OEB及び制御信号CNT1を制御入力とし、パワーダウン信号PDQ及び出力バッファ活性化信号DOENを出力とする。
【0017】
ライト状態制御回路WCNTは、CNT2、タイマー終了信号S2、ディスターブベリファイデータ出力信号DTC及び書き込み/消去ベリファイデータ出力信号PENGを制御入力とし、書き込み信号PRG、消去信号ERS、書き込みベリファイ信号PVF、消去ベリファイ信号EVF、アドレスカウンタアップ信号AUP、タイマー開始信号S1、アドレスラッチ信号LTA及びビットライト出力信号BWR及びデータラッチ信号LTDを出力とする。
【0018】
タイマー回路TIMは、ライト状態制御回路WCNTよりタイマー開始信号S1を受けて、所定の時間を経過後、アドレスアップカウンタAUPにアドレスアップクロック信号S3を出力し、ライト状態制御回路WCNTにタイマー終了信号S2を出力する。
【0019】
アドレスバッファ/ラッチ回路ADBは、アドレス入力A0、A1〜A19を入力とし、パワーダウン信号PDQを制御入力とし、アドレスラッチ信号LTAをラッチ入力とし、複数の内部アドレス信号AXを出力とする。
【0020】
列デコーダRDECは、内部アドレス信号AXをデコード入力とし、書き込み信号PRG、消去信号ERS、複数の高電圧信号VP、複数の負電圧信号VN及び書き込み/消去ベリファイ電圧信号VVFを入力とし、複数(例えば4096本)のワード線信号WLを出力とする。
【0021】
行デコーダCDECは、内部アドレス信号AX、書き込み信号PRG、消去信号ERS、複数の高電圧信号VP及び複数の負電圧信号VNを入力とし、複数(例えば256本)のマルチプレクサ選択信号CXを出力とする。
【0022】
メモリブロックMBLKは、例えば16777216個のメモリセルからなり、1個のメモリセルには、ワード線、ビット線及びメモリセルソース線が接続されている。
【0023】
マルチプレクサMPXは、マルチプレクサ選択信号CXを入力とし、複数(例えば4096本)のビット線BL及び複数(例えば16本)の内部データ線IOUTを入出力とする。またMBLK及びMPXのトランジスタの基板端子には負電圧信号VNの一部の信号が入力されている。
【0024】
書き込み/消去ベリファイ電圧発生回路VFGENは、書き込みベリファイ信号PVF及び消去ベリファイ信号EVFを入力とし、書き込み/消去ベリファイ電圧信号VVFを出力とする。
【0025】
比較検出回路CDCRは、内部データ線IO、センスアンプ出力信号SOUT、ライト状態制御回路WCNTより出力されるビットライト出力信号BWR、書き込み信号PRG及び消去信号ERSを制御入力とし、ビット消去信号BERS0〜15、プログラム信号BPRG0〜15を出力する。
【0026】
データコントロール回路IOCNTは、ライト状態制御回路WCNTより出力される書き込み信号PRG、チップ/出力選択状態制御回路RCNTより出力される読み出し信号DOEN及び比較検出回路CDCRより出力されるビット消去信号BERS0〜15を制御入力とし、また内部データ線IOを入力とし、IOUTを出力する。
【0027】
正高電圧チャージポンプ回路PCPは、書き込み信号PRG及び消去信号ERSを入力とし、正のチャージポンプ電圧信号POUT1を出力とする。
【0028】
負電圧チャージポンプ回路NCPは、書き込み信号PRG及び消去信号ERSを入力とし、負のチャージポンプ電圧信号POUT2を出力とする。
【0029】
正高電圧制御回路HVCNTは、正のチャージポンプ電圧信号POUT1を入力とし、複数の正の高電圧信号VPを出力とする。
【0030】
負電圧制御回路NVCNTは、負のチャージポンプ電圧信号POUT2を入力とし、複数の負の高電圧信号VNを出力とする。
【0031】
メモリセルアレイソース線制御回路ASCNTは、書き込み信号PRG、消去信号ERS及び複数の正の高電圧信号VPを入力とし、メモリセルソース線信号ASを出力とする。
【0032】
ビット線電圧制御回路BLCNTは、複数の正の高電圧信号VP、複数の負の高電圧信号VN及び消去信号ERSを入力とし、ビット線負荷電圧信号BDISを出力とする。
【0033】
ビット線負荷回路BLLDは、ビット線負荷電圧信号BDIS及び消去信号ERSを入力とし、複数のビット線BLを出力とする。
【0034】
センスアンプ回路SAMPは、内部データ線IOをデータ入力、パワーダウン信号PDQを制御入力とし、センスアンプ出力信号SOUTを出力とする。
【0035】
書き込み/消去ベリファイデータ一致検出回路VEORは、センスアンプ出力信号SOUT及び内部データ入力DATINをデータ入力とし、書き込みベリファイ信号PVF及び消去ベリファイ信号EVFを制御入力とし、書き込み/消去ベリファイデータ出力信号PENGを出力とする。
【0036】
データ入出力バッファDIBは、出力バッファ活性化信号DOEN及びパワーダウン信号PDQを制御入力とし、データラッチ信号LTDをラッチ入力とし、センスアンプ出力信号SOUTをデータ入力とし、内部データ入力DATINをデータ出力とし、データ入出力信号D0〜D15を入出力とする。
【0037】
データプログラム回路DPRGは、内部データ入力DATINをデータ入力とし、プログラム信号BPRG0〜15、書き込み信号PRG及び消去信号ERSを制御入力とし、内部データ線IOをデータ出力とする。
【0038】
図2〜5は本発明の実施例の回路図を示す分図で、図2は左上回路部を、図3は左下回路部を、図4は右上回路部を、図5は右下回路部をそれぞれ示している。
【0039】
図2〜5の例においては、説明の簡便化のため、本発明の主旨を損なわずに、メモリセルの個数やアドレスの本数、データ入出力の個数を図1の例より減らしてある。しかし、図1の例と図2〜5の例においては回路名及び信号名はほとんど同じ意味を有している。また、図1の例に対して図2〜5の例は、図1の例のデバイス制御コマンド識別回路DVCNT、チップ/出力選択状態制御回路RCNT、ライト状態制御回路WCNT、書き込み/消去ベリファイ電圧発生回路VFGEN、書き込み/消去ディスターブ検出電圧発生回路DSVF、比較検出回路CDCR、データコントロール回路IOCNT及び書き込み/消去ベリファイデータ一致検出回路VEORが省略してある。更に図1の例においては、消去信号は1種類であったが、図2〜5の例では2種類の消去信号及び消去方式を記載してある。また、図1の例のデータ入出力バッファDIB及びデータプログラム回路は、図2〜5の例のデータ入力バッファDIB及び出力バッファDBFに対応する。
【0040】
図2〜5において、BEROMは電気的書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置であり、外部よりアドレスをアドレス入力端子A0、A1、A2及びA3に、入力データをデータ入力端子DINに入力し、出力データを出力端子DOより出力するものである。BEROMは、ADB1、ADB2、ADB3及びADB4で示すアドレスバッファ、DEC1、DEC2、DEC3及びDEC4よりなる列デコード回路RDEC、DEC5、DEC6、DEC7及びDEC8よりなる行デコード回路CDEC、メモリセルMC1、MC2〜MC16からなるメモリブロックMBLK、マルチプレクサMPX、データ入力バッファDIB、センスアンプ回路SAMP、出力バッファ回路DBF、正高電圧チャージポンプ回路PCP、負電圧チャージポンプ回路NCP、正高電圧制御回路HVCNT、負電圧制御回路NVCNT、メモリセルソース線電圧制御回路ASCNT、ビット線電圧制御回路BLCNT、ビット線負荷回路BLLD、オシレータOSC1、OSC2及びOSC3及びその他の論理回路より成る。全体の電源として外部より正の電源(例えば5V)が端子VDDより、接地電圧が端子VSSより供給されている。
【0041】
BEROMの接続関係は、アドレス端子A0はアドレスバッファADB1の入力に、アドレス端子A1はアドレスバッファADB2の入力に、アドレス端子A2はアドレスバッファADB3の入力に、アドレス端子A3はアドレスバッファADB4の入力に接続されている。アドレスバッファADB1の出力AX0及びAX0Bは列デコーダRDECの論理積の反転ゲート(以下「非論理積ゲート」と記す)の入力に、アドレスバッファADB2の出力AX1及びAX1Bは列デコーダRDECの非論理積ゲートの入力に、アドレスバッファADB3の出力AY0及びAY0Bは行デコーダCDECの非論理積ゲートの入力に、アドレスバッファADB4の出力AY1及びAY1Bは行デコーダCDECの非論理積ゲートの入力に接続されている。
【0042】
列デコーダRDECはDEC1、DEC2、DEC3及びDEC4の4つの回路からなり、各々の回路は同じくなっている。
【0043】
DEC1は、アドレスバッファADB1の出力AX0B及びADB2の出力AX1Bを入力とする2入力非論理積ゲートND1、2つの2入力論理和の反転ゲート(以下「非論理和ゲート」と記す)NR1、NR2、インバータIV1、正高電圧スイッチ回路HVSW1及び負電圧スイッチ回路NVSW1よりなり、ND1の出力N1がNR1及びNR2の1入力となり、NR1の他入力としてERSB1が、NR2の他入力としてCLK1が入力される。NR1の出力N2はIV1の入力にIV1の出力N3はHVSW1の1入力に、NR2の出力N4はNVSW1の1入力に接続されている。
【0044】
HVSW1は、N3、高電圧信号VPP1、WEL1及びISO1を入力とし、出力はメモリブロックMBLKの列線(ワード線)WL0に接続されている。
【0045】
NVSW1はN4、WEL2及び負電圧信号VPN1を入力とし、出力はHVSW1の出力と同じ列線WL0に接続されている。
【0046】
DEC2、DEC3及びDEC4はDEC1と同じ回路であるが、前記非論理積ゲートへのアドレスバッファADB1、ADB2からの入力の組み合わせ及び出力される列線が各々異なっており、DEC2の出力はWL1に、DEC3の出力はWL2に、DEC4の出力はWL3に各々接続されている。
【0047】
行デコーダCDECはDEC5、DEC6、DEC7及びDEC8の4つの回路からなり、各々の回路は等しくなっている。
【0048】
DEC5はアドレスバッファADB3の出力AY0B及びADB4の出力AY1Bを入力とする2入力非論理積ゲートND2、2つの2入力非論理和ゲートNR6、NR17、インバータIV6、正高電圧スイッチ回路HVSW2及び負電圧スイッチ回路NVSW3よりなり、ND2の出力N5がNR6及びNR17の1入力となり、NR6の他入力としてN18が、NR17の他入力としてCLK3が入力される。NR6の出力N15はIV6の入力に、IV6の出力N16はHVSW2の1入力に、NR17の出力N17はNVSW3の1入力に接続されている。
【0049】
HVSW2は、N16、高電圧信号VPP1、WEL5及びISO3を入力とし、出力はMPXの行線選択信号C1に接続されている。
【0050】
NVSW3は、N17、WEL6及び負電圧信号VPN1を入力とし、出力はHVSW2の出力と同じ行線選択信号C1に接続されている。
【0051】
DEC6、DEC7及びDEC8はDEC5と同じ回路であるが、前記非論理積ゲートへのアドレスバッファADB3、ADB4からの入力の組み合わせ及び出力される行線選択信号が各々異なっており、DEC6の出力は行線選択信号C2に、DEC7の出力は行線選択信号C3に、DEC8の出力は行線選択信号C4に各々接続されている。
【0052】
メモリブロックMBLKはMC1、MC2、…、MC16の16個のメモリセルよりなり、各々のメモリセルはドレイン端子、ソース端子、制御ゲート端子及びフローティングゲートを有し、更に各々のメモリセルに共通な基板端子がある。各々のメモリセルは例えば、半導体基板表面上にドレイン領域及びソース領域を有し、前記ドレイン領域とソース領域の間で前記半導体基板表面の上部に薄い酸化膜を有し、前記薄い酸化膜の上部に例えば多結晶シリコンからなるフローティングゲートを有し、前記フローティングゲートの上部に層間絶縁膜を介し、例えば多結晶シリコンからなる制御ゲートを有している。ドレイン領域はドレイン端子に、ソース領域はソース端子に、制御ゲートは制御ゲート端子に、基板は基板端子に各々電気的に接続されている。MC1、MC2、MC3及びMC4の制御ゲート端子は列線WL0に、MC5、MC6、MC7及びMC8の制御ゲート端子は列線WL1に、MC9、MC10、MC11及びMC12の制御ゲート端子は列線WL2に、MC13、MC14、MC15及びMC16の制御ゲート端子は列線WL3に、MC1、MC5、MC9及びMC13のドレイン端子は列線BL0に、MC2、MC6、MC10及びMC14のドレイン端子は列線BL1に、MC3、MC7、MC11及びMC15のドレイン端子は列線BL2に、MC4、MC8、MC12及びMC16のドレイン端子は列線BL3に接続されている。即ち、メモリセルは4列×4行の配列になっている。MC1〜MC16のメモリセルのソース端子はメモリソース線ASに共通に接続され、又MC1〜MC16のメモリセルの基板端子は基板電圧信号VSUBに接続されている。
【0053】
マルチプレクサMPXは、例えばNチャンネルのエンハンスメント型のMOS型トランジスタM1、M2、M3及びM4よりなり、M1のドレインは行線BL0に、ゲートは行選択信号C1に、M2のドレインは行線BL1に、ゲートは行選択信号C2に、M3のドレインは行線BL2に、ゲートは行選択信号C3に、M4のドレインは行線BL3に、ゲートは行選択信号C4に接続されている。M1、M2、M3及びM4の基板は前記基板電圧信号VSUBに接続され、M1、M2、M3及びM4のソースは内部データ線DIOに接続されている。
【0054】
データプログラム回路DPRGは、2入力非論理和ゲートNR4、インバータIV2、IV3及びIV4、Nチャンネルエンハンスメント型のMOS型トランジスタM15、M16、M10及びM11及びPチャンネルエンハンスメント型のMOS型トランジスタM17、M18及びM9より成っている。NR4の入力の1端は、データ入力端子DINに、他端はWRBに接続され、NR4の出力N6はIV2の入力に接続され、IV2の出力N7はIV3の入力及びM15のゲート端子に接続されている。IV3の出力N8は、M16のゲート端子に、M16のドレイン端子はN10に、N10は更にM17のゲート端子、M18のドレイン端子、M9のゲート端子及びM10のゲート端子に接続されている。M15のドレイン端子はN9に、N9は更にM17のドレイン端子及びM18のゲート端子に接続されている。M17、M18及びM9のソース端子は高電圧信号VPP3に、M17、M18及びM9の基板端子も前記VPP3に接続され、M15、M16及びM11のソースは接地端子VSSに、M15、M16、M10及びM11の基板端子も接地端子VSSに接続されている。IV4の入力はWRBに、IV4の出力WRはM11のゲート端子に接続され、M11のドレイン端子はN19に、N19はM10のソース端子に、M10のドレイン端子及びM9のドレイン端子は内部データ線DIOに接続されている。
【0055】
メモリソース線電圧制御回路ASCNTは、インバータ回路IV5、IV6、2入力非論理和ゲートNR5、2入力非論理積ゲートND3、NチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタM13、PチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタM12及び正高電圧スイッチHVSW4より成っている。IV6の入力はPRGBに、IV6の出力N11はNR5の入力の一端に、NR5の入力の他端はERSB2に、ND3の入力の一端はPRGBに、他端はERSB2に接続されている。NR5の出力N12は正高電圧スイッチHVSW4の1入力に、ND3の出力N14はIV5の入力に、IV5の出力N15はM13のゲート端子に接続されている。HVSW4は高電圧信号VPP2及びN12を入力とし、N13を出力とし、N13はM12のゲート端子に接続されている。M12のソース端子はVPP2に、M12のドレイン端子及びM13のドレイン端子はメモリソース線ASに接続されている。M12の基板端子はVPP2に、M13のソース端子及び基板端子は負電圧信号VPN2に接続されている。
【0056】
ビット線負荷回路BLLDは、NチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタM5、M6、M7及びM8よりなり、M5のドレイン端子は列線(ビット線)BL0に、M6のドレイン端子は列線BL1に、M7のドレイン端子は列線BL2に、M8のドレイン端子は列線BL3に、M5、M6、M7及びM8のゲート端子は共にビット消去信号ER2に接続され、M5、M6、M7及びM8のソース端子は共にBDISに接続され、M5、M6、M7及びM8の基板端子は基板電圧信号VSUBに接続されている。
【0057】
ビット線電圧制御回路BLCNTは、正高電圧スイッチHVSW3と負電圧スイッチNVSW2より成っており、HVSW3の入力はインバータIV8の出力ER2B、WEL3、ISO2及び高電圧信号VPP3を入力とし、BDISを出力としており、NVSW2はオシレータOSC2の出力CLK2、WEL4及び負電圧信号VPN3を入力とし、BDISを出力としている。
【0058】
書き込み信号PRGは、正高電圧チャージポンプ回路PCPの1入力、負電圧チャージポンプ回路NCPの1入力、負電圧制御回路NVCNTの1入力、正高電圧制御回路HVCNTの1入力、オシレータOSC1の入力、3入力非論理和ゲートNR3の1入力、2入力非論理和ゲートNR9の1入力及びインバータ回路IV7の入力に接続されている。
【0059】
ブロック消去信号ER1は、アドレスバッファADB3の1入力、ADB4の1入力、正高電圧チャージポンプ回路PCPの1入力、正高電圧制御回路HVCNTの1入力、負電圧制御回路NVCNTの1入力、負電圧チャージポンプ回路NCPの1入力、3入力非論理和ゲートNR3の1入力、2入力非論理和ゲートNR8の1入力、NR7の1入力及びオシレータOSC2及びOSC3の入力に接続されている。
【0060】
ビット消去信号ER2は、正高電圧チャージポンプ回路PCPの1入力、正高電圧制御回路HVCNTの1入力、負電圧制御回路NVCNTの1入力、ビット線負荷回路BLLDのM5、M6、M7及びM8のゲート端子への入力、3入力非論理和ゲートNR3の1入力、2入力非論理和ゲートNR9の1入力、NR8の1入力、NR7の1入力及びインバータIV8の入力に接続されている。
【0061】
NR3の出力WRBはNR4の1入力、IV4の入力、センスアンプ回路SAMPの1入力及び出力バッファDBFの1入力に接続され、NR8の出力ERSB1はNR1の1入力に接続され、NR9の出力N18はNR6の1入力に接続され、NR7の出力ERSB2はNR5及びND3の1入力に接続され、OSC1の出力CLK1はNR2の1入力に接続され、OSC2の出力CLK2はNVSW2の1入力に接続され、OSC3の出力CLK3はNR17の1入力に接続されている。
【0062】
正高電圧チャージポンプ回路PCPは、PRG、ER1及びER2を入力とし、POUT1を出力とし、負電圧チャージポンプ回路NCPはPRG及びER1を入力とし、POUT2を出力とし、正高電圧制御回路HVCNTはPOUT1、PRG、ER1及びER2を入力とし、VPP1、VPP2、VPP3、WEL1、WEL2、WEL3、WEL4、WEL5、WEL6、ISO1、ISO2及びISO3を出力とし、負電圧制御回路NVCNTはPOUT2、PRG、ER1及びER2を入力とし、VPN1、VPN2、VPN3及びVSUBを出力としている。
【0063】
センスアンプ回路SAMPは、内部データ線DIOを入力とし、WRBを制御入力とし、SOUTを出力としており、出力バッファDBFはSOUTを入力とし、WRBを制御入力とし、出力端子DOを出力とする。
【0064】
次に、本実施例のBEROMの書き込み、消去及び読み出しの動作説明を図2〜5を参照して行う。本実施例のBEROMは16ビット(4列×4行)のメモリセルに対して、データ幅1ビットで書き込み、第1の消去、第2の消去及び読み出しを行う不揮発性半導体記憶装置である。列線選択用アドレスとしてA0及びA1があり、行線選択用アドレスとしてA2及びA3がある。
【0065】
下記表1に本実施例の方式のメモリセルの電圧印加例を示す。表1及び図2〜5を用いて各モードの動作説明を行う。書き込みは、書き込み信号PRGをロー(“L”)レベルからハイ(“H”)レベルにすることにより開始され(ER1=ER2=“L”のまま)、負電圧チャージポンプ回路NCPがPRGの“H”レベルにより動作を開始する。NCPは電源電圧(例えば5V)と接地電圧(例えば0V)から例えば−8Vの負電圧を発生する回路であり、その回路例は例えば文献2の図4に示されている。
【0066】
【表1】
Figure 0003759176
【0067】
負電圧制御回路NVCNTは負電圧を制御するための回路であり、その出力は0Vまたは負電圧(例えば−8V)である。PRG=“H”、ER1=ER2=“L”の時、NVCNTの出力は例えばVPN1=−8V、VPN2=VPN3=VSUB=0Vである。
【0068】
PCPは前記電源電圧VDDと前記接地電圧により、例えば12Vの正の高電圧を発生する回路であり、その回路例は例えば文献2の図5に示されている。PRG=“H”、ER1=ER2=“L”の時、正高電圧チャージポンプ回路PCPは動作し、出力POUTは例えば12Vである。
【0069】
正高電圧制御回路HVCNTは正の高電圧を制御するための回路であり、その出力は0Vと正の高電圧(例えば12V)との間である。PRG=“H”、ER1=ER2=“L”の時は、HVCNTの出力は例えばVPP1=WEL5=WEL6=12V、VPP2=VPP3=WEL3=WEL4=ISO1=5V、ISO2=ISO3=WEL1=WEL2=0Vである。
【0070】
メモリセルMC1を例えば選択するとき、アドレスはA0=A1=A2=A3=“L”を入力し、それにより列デコーダDEC1の2入力非論理積ゲートND1の出力が“L”となる。オシレータOSC1は入力のPRG=“H”の時に発振を開始し、CLK1に出力される(例えば30メガヘルツの周期で5Vの振幅)。2入力非論理和ゲートNR8の出力は“H”となり、インバータIV1の出力N3が“H”となり、正高電圧スイッチHVSW1はオフ状態となる。2入力非論理和ゲートNR2の出力N4はND1の出力N1及びOSC1の出力CLK1のレベルにより、発振を行う。これによって負電圧スイッチNVSW1はオン状態となり、列線(ワード線)WL0には、VPN1の電圧即ち−8Vが印加される。列線WL1、WL2及びWL3は行デコーダDEC2、DEC3及びDEC4の正電圧スイッチ及び負電圧スイッチの両方がオフ状態となるので例えばWL1=WL2=WL3=0Vとなる。同様な動作で行デコーダDEC5においては、正高電圧スイッチHVSW2がオン状態となり、負電圧スイッチNVSW3がオフ状態となるので、行線選択信号C1にはVPP1の電圧即ち12Vとなり、C2=C3=C4=0Vとなる。
【0071】
書き込みデータとして、例えばデータ入力端子DINに“L”を入力した時に書き込みを行い、“H”を入力した時には書き込みを行わず、消去時において消去を行うようにした場合、PRG=“H”、ER1=ER2=“L”の時、WRBは“L”となり、データ入力バッファDIBにおいては、DIN=“L”のため、N7=“H”、N8=“L”となり、内部データ線DIOにはVPP3と同じ電圧即ち5Vが出力される。DIN=“H”の時には、内部データ線DIOは例えば0Vとなる。マルチプレクサMPXにおいて、トランジスタM1のみがオン状態となっているため、列線BL0はDIN=“L”の時は例えば5Vが印加されDIN=“H”の時は例えば0Vが印加される。BL1、BL2及びBL3は例えば0Vとなる。
【0072】
書き込み時において、メモリセルソース線電圧制御回路ASCNTはインバータIV7の出力PRGB=“L”となり、ERSB2=“H”のため、正高電圧スイッチHVSW4がオン状態となり、その出力N13はVPP2と同じ電圧即ち5Vとなる。また、インバータIV5の出力N15=“L”となり、トランジスタM12及びM13両方共オフ状態となり、メモリソース線ASは電気的に開放状態となる。又ビット線負荷回路BLLDはトランジスタM5、M6、M7及びM8のゲート電圧が“L”であるため、M5、M6、M7及びM8はオフ状態となる。
【0073】
従って、書き込み時において、選択されたメモリセルMC1の制御ゲート端子は例えば−8V、ドレイン端子は5Vまたは0V、ソース端子は開放状態、基板端子は0Vとなり、ドレイン端子に5Vが印加された場合は、ドレイン端子と制御ゲート端子の電圧差により、前記メモリセルのフローティングゲートとドレイン領域との間の薄い酸化膜に高電界が誘起され、FN注入により、フローティングゲートからドレイン領域へと電子が放出される。結果として、前記メモリセルのしきい値が下がり(例えば7Vから2Vに)、メモリセルは書き込まれた状態となる。選択されていないメモリセルMC2〜MC16にはFN注入を起こすだけの十分な電位差が印加されないので書き込まれない(FN注入を起こすには、ドレインと制御ゲート間の電位差が例えば11V以上必要となる)。
【0074】
第1の消去時においては、ブロック消去信号ER1=“H”、PRG=ER2=“L”となり、正高電圧チャージポンプ回路PCP及び負電圧チャージポンプ回路NCPは動作を始め、例えばPOUT1=12V、POUT2=−8Vとなる。正高電圧制御回路の出力は例えばVPP1=WEL1=WEL2=10V、VPP2=VPP3=ISO2=ISO3=5V、ISO1=WEL3=WEL4=WEL5=WEL6=0Vであり、負電圧制御回路NVCNTの出力は例えばVPN1=VPN2=VPN3=VSUB=−8Vである。
【0075】
書き込み時と同様にアドレスにA0=A1=A2=A3=“L”を入力した時は、列デコーダDEC1の正高電圧スイッチHVSW1がオン状態となり、負電圧スイッチNVSW1がオフ状態となり、列線(ワード線)WL0にはVPP1と同じ電圧即ち10Vが印加される。非選択の列線WL1、WL2、WL3は例えば0Vとなる。ブロック消去信号ER1が“H”となることにより、アドレスバッファADB3及びADB4の出力はA2及びA3のアドレス値に無関係に、AY0=AY0B=AY1=AY1B=“H”となり、行デコーダDEC5、DEC6、DEC7及びDEC8の正高電圧スイッチHVSW2はオフ状態となり、負電圧スイッチNVSW3はオン状態となり、行線選択信号C1、C2、C3及びC4はVPN1と同じ電圧、即ち−8Vとなる。
【0076】
第1の消去時に、ビット線電圧制御回路BLCNTにおいて、正高電圧スイッチHVSW3はオフ状態であり、負電圧スイッチNVSW2はオン状態となり、出力BDISにはVPN3と同じ電圧、即ち−8Vが印加される。ビット線負荷回路BLLDのトランジスタM5、M6、M7及びM8のゲートは“L”であるが、基板がVSUB=−8Vであるのでオン状態となり、行線(ビット線)BL0、BL1、BL2及びBL3には、基板電圧と同じ−8Vが印加される。更に、マルチプレクサMPXのトランジスタM1、M2、M3及びM4のドレインにも負電圧が印加されるが、ゲートにも負電圧が印加されているため、M1、M2、M3及びM4はオフ状態となる。又、内部データ線DIOは入力データDINにより例えば0Vまたは5Vとなる。
【0077】
第1の消去においては、メモリセル1個単位での消去は行えず、選択した列線WL0につながるメモリセルMC1、MC2、MC3及びMC4が消去される。メモリセルMC1からMC4の制御ゲート端子には例えば10Vが印加され、ドレイン端子、ソース端子及び基板端子には例えば−8Vが印加され、基板と制御ゲートの電位差により、FN注入が発生し、電子が基板からフローティングゲートへと注入される。この結果、メモリセルMC1、MC2、MC3及びMC4のしきい値は上がり(例えば2Vから7Vに)、消去された状態となる。第1の消去方法をワード線消去あるいはブロック消去あるいはセクター消去とも記す。
【0078】
第2の消去時においては、ビット消去信号ER2=“H”、PRG=ER1=“L”となり、正高電圧チャージポンプ回路PCPは動作を始め、出力POUT1は例えば12Vとなる。負電圧チャージポンプ回路NCPは動作せず、出力POUT2は例えば0Vとなる。正高電圧制御回路HVCNTの出力は、例えばVPP1=WEL1=WEL2=12V、VPP2=VPP3=WEL3=WEL4=WEL5=WEL6=5V、ISO1=ISO2=ISO3=0Vであり、負電圧制御回路NVCNTの出力は例えばVPN1=VPN2=VPN3=VSUB=0Vである。アドレスA0=A1=A2=A3=“L”を入力した場合は、列デコーダDEC1の正高電圧スイッチHVSW1がオン状態となり、負電圧スイッチNVSW1がオフ状態となり、列線WL0にはVPP1と同じ電圧即ち12Vが印加される。列線WL1、WL2、WL3は選択されず例えば0Vとなる。更に行デコーダDEC5の正高電圧スイッチHVSW4はオン状態、負電圧スイイッチNVSW3はオフ状態となり、行線選択信号C1にはVPP1と同じ電圧12Vが印加される。選択されていない行線選択信号C2、C3及びC4は例えば0Vとなる。
【0079】
第2の消去時において、メモリソース線電圧制御回路ASCNTは、PRGB=“H”でERSB2=“L”のため、正高電圧スイッチHVSW4がオフ状態となり、ノードN13は“L”となり、インバータIV5の出力N15も“L”となる。従ってトランジスタM13はオフであり、M12はオン状態となり、メモリソース線ASはVPP2と同じ電圧、例えば5Vとなる。データ入力端子DINに“H”を入れたときは、内部データ線DIOは0Vとなり、DINに“L”を入れたときは、DIOはVPP3と同じ電圧、例えば5Vとなる。この時、ビット線電圧制御回路BLCNTは正高電圧スイッチHVSW3がオン状態で負電圧スイッチNVSW2がオフ状態となり、出力BDISにはVPP3と同じ電圧、例えば5Vが印加される。更にビット線負荷回路BLLDのトランジスタM5、M6、M7及びM8のゲート入力は“H”であるため、これらのトランジスタはオン状態となる。マルチプレクサMPXでトランジスタM1がオン状態となっているため、VPP3からBDIS、BL0及びDIO経由で接地端子に電流が流れる。この時のトランジスタM5の抵抗値をトランジスタM1の抵抗値より十分大きくしておくことにより、行線BL0はほとんど0Vに設定することができる。行線BL1、BL2及びBL3は電流の流れる経路がないため、BDISとほぼ同じ電圧例えば5Vに設定される。
【0080】
従って、選択されたメモリセルMC1の制御ゲート端子には12Vが印加され、ソース電極には5Vが印加され、ドレイン電極には0Vが印加され、基板電極は0Vが印加されることになり、HE注入により、メモリセルのチャンネルからフローティングゲートへと電子が注入される。この結果、メモリセルMC1のしきい値は高く(例えば2Vから7Vに)なる。選択されていないメモリセルMC2、MC3及びMC4の制御ゲート端子にも12Vが印加されているが、ドレイン電極とソース電極の電圧が5Vと高く、かつドレインとソース間の電位差がないためFN注入もHE注入も起きない。他の選択されていないメモリセルMC5、MC9及びMC13は制御ゲート電圧が0Vで、ソース電極が5Vで、ドレイン電極が0Vであるため、これらのメモリセルはオフ状態で電位差が小さいため、FN注入もHE注入もおきない。従って選択されたメモリセルのみ消去でき、かつ入力データに応じて消去の有無を制御できる。
【0081】
読み出し時においては、PRG=ER1=ER2=“L”であり、正高電圧チャージポンプ回路PCP及び負電圧チャージポンプ回路NCPは動作せず、例えば、POUT1=POUT2=0Vである。正高電圧制御回路HVCNTの出力は、例えば、VPP1=VPP2=VPP3=WEL1=WEL2=WEL3=WEL4=WEL5=WEL6=5VでISO1=ISO2=ISO3=0Vである。又負電圧制御回路NVCNTの出力は、例えばVPN1=VPN2=VPN3=VSUB=0Vである。この時3入力非論理和ゲートNR3の出力WRBは“H”となり、データ入力バッファは非活性の状態となり、センスアンプ回路SAMP及び出力バッファDBFが活性化される。アドレス入力が例えばA0=A1=A2=A3=“L”の時、列線WL0が例えば5Vとなり、メモリセルMC1が書き込まれた状態(例えばしきい値電圧が2V)の時MC1はオン状態であり、例えばSAMPからDIO及びBL0を経由して電流が流れる(この場合、BL0の電圧は、SAMPより供給される)。また、メモリセルMC1が消去された状態(例えばしきい値電圧が7V)の時MC1はオフ状態であり、前記電流が流れない。この電流の有無をセンスアンプ回路SAMPにより検知増幅し、出力バッファDBFを介して出力端子DOに出す。
【0082】
図6には、図2〜5の実施例で示した正高電圧スイッチの回路の構成例を示す。
【0083】
図6のHVSW−1は例えばNチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタのM20及びM21、PチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタのM22及びM23、PチャンネルデプレッションMOS型トランジスタM24、スイッチ入力端子IN、正高電圧入力端子VPP、負電圧阻止信号入力端子ISO、基板入力端子WEL、出力端子OUT、電源端子及び接地端子を有している。NチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタのしきい値は例えば0.8Vであり、PチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタのしきい値は例えば−0.8Vであり、PチャンネルデプレッションMOS型トランジスタのしきい値は例えば2Vである。
【0084】
HVSW−1の結線関係は、M20のドレイン端子はINに、M20のゲート端子は電源電圧に、M20のソース端子はノードN101に接続され、M21のゲート端子はノードN101に、M21のドレイン端子はノードN102に、M21のソース端子は接地端子に接続され、M22のゲート端子はノードN102に、M22のドレイン端子はノードN101に、M22のソース端子はVPPに、M24のソース端子はノードN102に、M24のゲート端子はISOに、M24のドレイン端子はOUTに接続されている。M20及びM21の基板端子は接地端子に、M22及びM23の基板端子はVPPに、M24の基板端子はWELに接続されている。
【0085】
HVSW−1の動作は、通常の電源電圧でのスイッチ動作、正の高電圧でのスイッチ動作及び負電圧阻止のときのスイッチ動作がある。通常の電源電圧でのスイッチ動作は、電源電圧が例えば5Vの時、VPPも5Vであり、ISO=0V、WEL=5Vである。この時、IN=5Vであると、N101=5V、N102=0Vとなり、OUT=0Vとなる。IN=0Vであると、OUT=5Vとなる。正の高電圧でのスイッチ動作は、電源電圧が例えば5Vで、VPPが例えば12Vの時、ISO=0V、WEL=12Vである。この時IN=5Vであると、N1=12V、N2=0Vとなり、OUT=0Vとなる。IN=0Vであると、OUT=12Vとなる。負電圧阻止の時のスイッチ動作は、OUTに外部より負電圧が印加された時に、OUTとノードN102を電気的に絶縁状態にするための動作である。電源電圧が例えば5Vで、VPPが例えば5Vまたは12Vで、IN=5V、ISO=5V、WEL=0Vの時、ノードN101は5Vまたは12Vで、ノードN102=0Vとなり、M24はOUTに負電圧が印加された場合においてもオフ状態となる。
【0086】
図7のHVSW−2は図6のHVSW−1に対し、上記負電圧阻止の時のスイッチ動作に必要なトランジスタと入力端子及び結線を省いており、その他のトランジスタ及び結線と動作は図6のHVSW−1と全く同じである。
【0087】
図8には、図2〜5の実施例で示した負電圧スイッチの構成例を示す。
【0088】
図8のNVSWは例えばPチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタM29、M30及びM31、キャパシタンスC1、クロック入力端子CLK、負電圧入力端子VPN、基板電圧端子WEL及び入出力端子IOUTを有している。PチャンネルエンハンスメントMOS型トランジスタのしきい値は例えば−0.8Vである。
【0089】
NVSWの結線関係は、C1の1端にはCLKが、C1の他端にはノードN201が、M30のゲート端子及びドレイン端子にはノードN201が、M30のソース端子にはIOUTが、M29のソース端子にはVPNが、M29のゲート端子にはIOUTが、M29のドレイン端子にはノードN201が、M31のソース端子にはノードVPNが、M31のゲート端子及びドレイン端子にはIOUTが接続される。M29、M30及びM31の基板端子にはWELが接続される。
【0090】
図8のNVSWの動作はスイッチオフ状態即ちIOUTに正電圧が印加される場合と、スイッチオン状態即ちIOUTに負電圧が出力される場合とがある。前者の場合、CLKは“L”固定または“H”固定であり、VPNは0V、WELは例えば5Vまたは12Vである。この時にIOUTに5Vまたは12Vが印加せれても、M29、M30及びM31はオフ状態にあり、VPNとIOUTは電気的に絶縁されている。後者の場合、CLKは発振(例えば周期30メガヘルツで振幅5V)しており、VPNに負電圧例えば−8Vが印加され、WELは例えば0Vである。ノードN201はCLK及びC1を通じ容量結合されているため、C1の値及びCLKの振幅に応じた電荷がN201に誘起され、N201の電圧が負に大きく振れる(正にはWELの電圧が0Vのため、M29、M30のドレインからの順方向ダイオードが形成されるためほとんど振れない)。IOUTはスイッチ動作開始時は0Vに近い開放状態となっているが、N201の電圧が負になることによりM30がオン状態となり、IOUTの電圧も負になる。このためM29もオン状態となり、N201の正電荷がCLKの周期に応じVPNに流れ、N201の電圧がますます低くなる。IOUTの電圧がVPNと等しくなるとM29はオンしなくなり、IOUTは例えば−8Vとなる。
【0091】
図6のHVSW−1は図2〜5のHVSW1、HVSW2及びHVSW3に使用でき、図7のHVSW−2は図2〜5のHVSW4に使用でき、図8のNVSWは図2〜5のNVSW1、NVSW2、NVSW3に使用できる。
【0092】
次に、本発明の実施例における、ビットライトモードの回路及び手段を説明する。
【0093】
図9には、本発明の実施例としてビットライトモードのフローチャートを示す。図9におけるビットライトのフローはまず外部より制御端子を書き込みモードにしデータ入力にビットライトコマンドを入力する(S2)。次にデータ書き換えのアドレス及びデータを入力すると(S3)、記憶装置内部でアドレスデータの読み出しを行い(S4)、新規書き換えデータ(S5)との比較検出を行ったのちビット消去必要なものに対してのみビット消去が開始され(S7)、記憶装置内部のタイマーによる所定の時間が経過後、ビット消去が終了し消去ベリファイ行われる(S8、S9)。消去ベリファイの結果が悪かった場合(即ち、消去データとベリファイデータが一致しなかった場合)再びビット消去を行う。また消去ベリファイの結果がよかった場合(即ち、消去データとベリファイデータが一致した場合)、次には実際の書き込みが開始される(S10)。記憶装置内部のタイマーによる所定の時間が経過後、書き込みが終了し、書き込みベリファイが行われる(S11、S12)。書き込みベリファイの結果が悪かった場合(即ち、書き込みデータとベリファイデータが一致しなかった場合)再び書き込みを行う。書き込みベリファイの結果がよかった場合(即ち、書き込みデータとベリファイデータが一致した場合)、書き換えアドレスが最終アドレスかどうか判断し(S13)、最終アドレスであればビットライトモードを終了させる(S14)。また書き換えアドレスが最終アドレスでなかったときには、前記動作を繰り返す(S6)。
【0094】
図10に、図1で示した比較検出回路CDCRの実施例を示す。図10において比較検出回路CDCRは、2入力の排他的論理和EOR1、2入力の論理積AND1、AND2、Nチャンネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1、M2、トランスファーゲートTG1、TG2及びインバータINV1によりそれぞれ構成されるCDCR0〜CDCR15並びに論理和OR1によって構成される。
【0095】
CDCR0の結線関係は、2入力の排他的論理和EOR1の入力としてSOUT0及びDOを受けN1を出力とする。2入力の排他的論理和EOR1の出力N1は、2入力の論理積AND1、AND2の1つの入力であり、2入力の論理積AND1、AND2の他方の入力は、それぞれSOUT0、D0であり、論理積AND1、AND2は、それぞれN2、N3を出力とする。2入力の論理積AND1の出力N2は、Nチャンネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1のソースに接続される。同様に2入力の論理積AND2の出力N3は、Nチャンネルエンハンスメント型MOSトランジスタM2のソースに接続される。Nチャンネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1、M2のゲートにはBWRが接続される。Nチャンネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1、M2の出力N4、N5は、それぞれトランスファーゲートTG1、TG2の入力に接続される。トランスファーゲートTG1、TG2の出力は、それぞれBERS0、BPRG0である。
【0096】
2入力論理和OR1は、PRG及びERSを入力とし、N6を出力とする。2入力論理和OR1の出力N6は、トランスファーゲートTG1、TG2の一方のゲート及びインバータINV1の入力に接続される。インバータINV1の出力N4は、ランスファーゲートTG1、TG2の他方のゲートに接続される。またCDCR1〜CDCR15にも、BWR及びN6がそれぞれ入力される。上記BWR、PRG及びERS信号は、図1に示すライト状態制御回路WCNTからの出力であり、比較検出回路CDCRの制御入力となっている。
【0097】
次に比較検出回路CDCRの動作について説明する。例えば入力SOUT0〜SOUT15が(0000000000001010)で、D0〜D15が(0000000000001100)であった場合、制御入力BWR、PRG(またはERS)が例えば“H”(5V)のとき出力BERS0〜BERS15及びBPRG0〜BPRG15は、それぞれ(0000000000000100)、(0000000000000010)となる。同様に制御入力BWRが例えば“L”(0V)、または制御入力PRG=ERSが例えば“L”(0V)のとき出力BERS0〜BERS15及びBPRG0〜BPRG15はハイインピーダンス(HI−Z)になる。
【0098】
図11は、図1で示したデータコントロール回路IOCNTの実施例を示す。図11に示すデータコントロール回路IOCNTは、3入力の論理和OR1とNチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1とからそれぞれ成るIOCNT0〜IOCNT15より構成される。IOCNT0の結線関係は、3入力の論理和OR1が入力としてBERS0、DOEN、PRGを受け、N1を出力する。3入力の論理和OR1の出力N1は、Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1のゲートに接続される。Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1のソース及びドレインはそれぞれ図1に示すIOのIO0、IOUTのIOUT0に対応する。また同様にDOEN、PRG信号も図1に示すBERS0、DOEN、PRGに対応する。IOCNT1〜IOCNT15においても上記と同様である。
【0099】
次にデータコントロール回路IOCNTの動作説明を行う。IOCNT0〜IOCNT15に含まれる3入力の論理和ORの入力信号DOEN、PRG、BERS0〜BERS15のいずれかが“H”(5V)になったとき、例えばBERS0のみが“H”(5V)の場合には、IOCNT0中のNチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1がオン状態となりIO0のデータをIOUT0に出力する(但し同時に例えばDOEN=PRG=BERS0〜BERS15=5Vとなることはない)。またDOEN、PRG、BERS0〜BERS15全てが“L”(0V)の場合には、IOCNT0〜IOCNT15中のNチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1がオフ状態となりIO0〜IO15のデータをIOUT0〜IOUT15に出力しない。従ってこのデータコントロール回路IOCNTによって書き換えデータの判別を行う。
【0100】
図12に、図9に示すビットライトのフローを図1の実施例において具現化した時のタイミング図を示す。図12における信号名は図1と同じ意味を有する。
【0101】
まずCEB=“H”、OEB=“L”、WEB=“H”の時は、図1のFROMはパワーダウン(あるいはスタンバイ)モードであり、アドレスやデータ入力を受け付けない。またデータ出力D0〜D15はハイインピーダンス状態である。CEB=“L”、OEB=“H”、WEB=“L”と変化することによりライトモードとなり、データ入出力端子D0〜D15よりライトコマンド(即ち書き込みコマンドと消去コマンド)を受け付ける。データ入出力端子D0〜D15にビットライトコマンド(例えば2進数で000000000010000)を入力した場合、WEBが“L”から“H”に変化するときにデータがとりこまれ、データ入出力バッファDIBを介し内部データ信号DATINにデータ(例えば0000000000100000)を出力する。このデータは制御信号が上記の状態の時に、デバイス制御コマンド識別回路DVCNTによって解読され、複数の制御信号CNT2の内対応するものが例えば“L”から“H”に変化する。この信号をうけてライト状態制御回路WCNTは書き込みアドレス及びデータのラッチの準備を行い。WEBが再び“H”から“L”に変化する時にアドレスラッチ信号LTAを例えば“L”から“H”に変化させることによりアドレスをラッチし、アドレスデータを読み出し、アドレスデータをラッチし比較検出回路CDCRに入力する。
【0102】
次にWEBを“L”から“H”に変化する時にデータラッチ信号LTDを例えば“L”から“H”に変化させることによりデータをラッチし、比較検出回路CDCRに入力する。この時において内部データ信号DATINのデータは、データプログラム回路DPRG及び書き込み/消去ベリファイデータ一致検出回路VEORに送られる。更に前記WEBの“L”から“H”への変化により、ライト状態制御回路WCNTは消去信号ERS(図2〜5中のビット消去信号ERS2)を例えば“L”から“H”へ変化させ実際のビット消去動作を開始する。このとき比較検出回路CDCRより出力BERSが“H”となりこの出力がIO負荷回路IOLDに入力されビット消去必要なものに対してのみビット消去を行う。ビット消去の詳細については、図2〜5の実施例に記してある。ライト状態制御回路WCNTは書き込み動作の開始と同時にタイマー開始信号S1を例えば“L”から“H”に変化させることにより、タイマーTIMを作動させる。タイマーTIMは所定の時間(例えば10マイクロ秒)経過後タイマー終了信号S2を例えば“L”から“H”に変化させることにより、消去信号ERS(図2〜5中のビット消去信号ERS2)を例えば“H”から“L”に変化させることにより実際のビット消去動作を終了させる。
【0103】
ライト状態制御回路WCNTは消去信号ERS(図2中のビット消去信号ERS2)の例えば“H”から“L”への変化により、次にビット消去ベリファイ信号EVFを例えば“L”から“H”へ変化させ、これによりビット消去ベリファイを開始させる。またタイマー開始信号S1を例えば“L”から“H”へ変化させる。ビット消去ベリファイ信号EVFが“H”になることにより、書き込み/消去ベリファイ電圧発生回路の出力VVFにはビット消去ベリファイ用の電圧値例えば7Vが出力される。この電圧値は列デコーダRDECを経由して、書き込みを行ったメモリセルの制御ゲートに印加される。書き込みによりメモリセルのしきい値電圧が前記7V以上になっている場合、マルチプレクサMPXからセンスアンプ回路SAMPを経由して書き込み/消去ベリファイ一致検出回路VEORに書き込みデータと同じデータが入力される。書き込みによりメモリセルのしきい値電圧が前記7V以下になっている場合はセンスアンプ回路SAMPの出力SOUTにはビット消去データと異なるデータが出力される。書き込み/消去ベリファイ一致検出回路VEORはSOUTのデータがビット消去データと一致しなかった時に書き込み/消去ベリファイデータ出力信号PENGが“L”から“H”に変化させ、これによりライト状態制御回路WCNTはビット消去の動作を再度実行させる。SOUTのデータがビット消去データと一致した時に書き込み/消去ベリファイデータ出力信号PENGは“L”のままであり、この時は、タイマーTIMでの所定時間(例えば1マイクロ秒)経過後、ビット消去ベリファイEVFが“H”から“L”へ変化することにより、ビット消去ベリファイが終了する。ビット消去ベリファイEVFが“H”から“L”変化することを受けてライト状態制御回路WCNTでは、次に書き込み信号PRGを例えば“L”から“H”へ変化させ実際の書き込み動作を開始する。このとき比較検出回路CDCRより比較検出された書き込み必要なものに対してのみ出力される信号BPRGが“H”となりデータプログラム回路DPRG及びIO負荷回路IOCNTに入力される。書き込み動作の詳細については図2の実施例に記してある。ライト状態制御回路WCNTは書き込み動作の開始と同時にタイマー開始信号S1を例えば“L”から“H”に変化させることにより、タイマーTIMを作動させる。タイマーTIMは所定の時間(例えば1ミリ秒)経過後タイマー終了信号S2を例えば“L”から“H”に変化させることにより、書き込み信号PRGを例えば“H”から“L”に変化させることにより実際の書き込み動作を終了させる。
【0104】
ライト状態制御回路WCNTは書き込み信号PRGの例えば“H”から“L”への変化により、次に書き込みベリファイ信号PVFを例えば“L”から“H”へ変化させ、これにより書き込みベリファイを開始させる。またタイマー開始信号S1を例えば“L”から“H”へ変化させる。書き込みベリファイ信号PVFが“H”になることにより、書き込み/消去ベリファイ電圧発生回路の出力VVFには書き込みベリファイ用の電圧値例えば2Vが出力される。この電圧値は列デコーダRDECを経由して、書き込みを行ったメモリセルの制御ゲートに印加される。書き込みによりメモリセルのしきい値電圧が前記2V以下になっている場合、マルチプレクサMPXからセンスアンプ回路SAMPを経由して書き込み/消去ベリファイ一致検出回路VEORに書き込みデータと同じデータが入力される。書き込みによりメモリセルのしきい値電圧が前記2V以上になっている場合はセンスアンプ回路SAMPの出力SOUTには書き込みデータと異なるデータが出力される。書き込み/消去ベリファイ一致検出回路VEORはSOUTのデータが書き込みデータと一致しなかった時に書き込み/消去ベリファイデータ出力信号PENGが“L”から“H”に変化させ、これによりライト状態制御回路WCNTは書き込みの動作を再度実行させる。SOUTのデータが書き込みデータと一致した時に書き込み/消去ベリファイデータ出力信号PENGは“L”のままであり、この時は、タイマーTIMでの所定時間(例えば1マイクロ秒)経過後、書き込みベリファイ信号PVFが“H”から“L”へ変化することにより、書き込みベリファイが終了する。
【0105】
書き込みベリファイが終了した直後に、書き換えアドレスの最終確認を行い最終アドレスであれば前記ビットライトモードを終了させる。また書き換えアドレスが最終アドレスでない場合は、前記ビットライトモードを繰り返す。
【0106】
以上説明した様に、本発明の不揮発性半導体記憶装置は首尾よく動作する。なお本発明のビットライトモードにおける回路及び手段では、ビット消去/ビット消去ベリファイを行った後データのプログラム/プログラムベリファイを行う様に記載したが、とくにこれに限定するものでなくプログラム/プログラムベリファイを行った後にビット消去/ビット消去ベリファイを行ってもよく、本発明の主旨の範囲内で同様な回路で実現できることが容易に分かろう。なお本発明の主旨によれば、メモリセルの配置及び構成は必ずしも実施例のようにある必要はなく、たとえば、メモリソース線が複数あり、行デコード出力等の信号により該メモリソース線がデコードされている様な配置構成でもよい。
【0107】
また、本実施例では書き込みの方式は1種類、消去の方式は2種類を提示したが、本発明の主旨においては、特に書き込み及び消去の方式を特定する必要はない。またメモリセルの形状は特定するものではない。また、本発明の実施例に別の機能を付加してビットライトフローに該機能を付加することも可能である。また、本実施例で使用した電圧値は特にそれに限定されるものではない。
【0108】
【発明の効果】
電気的書き込みないし書き換えが可能な不揮発性半導体装置において、データの書き換え時にデータの書き換え前後にデータに変更のないメモリセルに対してデータの書き換えを行わずに済むため、従来例のようにデータ消去及び書き込みなどの余分な制御及び時間が必要なくなり、またデータの書き換えの必要のあるメモリセルに対してのみデータの書き換えが行われることで、メモリセルのエンデュランス特性の向上に大きな結果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の回路の左上部を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施例の回路の左下部を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施例の回路の右上部を示す回路図である。
【図5】本発明の一実施例の回路の右下部を示す回路図である。
【図6】本発明の一実施例の正高電圧スイッチを示す回路図である。
【図7】本発明の一実施例の他の正高電圧スイッチを示す回路図である。
【図8】本発明の一実施例の負電圧スイッチを示す回路図である。
【図9】本発明の一実施例のビットライトモードのフローチャートである。
【図10】図1に示す比較検出回路CDCRの一実施例を示す回路図である。
【図11】図1に示すデータコントロール回路IOCNTの一実施例を示す回路図である。
【図12】本発明の一実施例のビットライトモードのタイミング図である。
【符号の説明】
FROM 不揮発性半導体記憶装置
DVCNT デバイス制御コマンド識別回路
WCNT ライト状態制御回路
RCNT チップ/出力選択状態制御回路
TIM タイマー
VFGEN 書き込み/消去ベリファイ電圧発生回路
ADB1 アドレスバッファ
RDEC 列デコーダ
CDEC 行デコーダ
MBLK メモリブロック
MPX マルチプレクサ
PCP 正高電圧チャージポンプ
NCP 負電圧チャージポンプ
HVCNT 正高電圧制御回路
NVCNT 負高電圧制御回路
DIB データ入出力バッファ
BLLD ビット線負荷回路
BLCNT ビット線電圧制御回路
ASCNT メモリセルソース線電圧制御回路
SAMP センスアンプ回路
CDCR 比較検出回路
IOCNT データコントロール回路

Claims (2)

  1. 電気的に書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置において、
    制御ゲート端子、フローティングゲート、ソース端子及びドレイン端子を備え、行列状に配置された複数の電気的書き込みが可能な不揮発性半導体メモリセルと、
    前記制御ゲート端子に接続されたワード線と、
    前記ドレイン端子に接続されたビット線と、
    前記ソース端子に接続されたメモリセルソース線と、
    外部信号又は外部命令によりデータ書き換えモードが指定されたときに、前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記複数個の不揮発性半導体メモリセルから順次1個のメモリセルを選択し、当該メモリセルの記憶データと新規書き換えデータとの比較を行い、更に前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記比較の結果が一致しないビットに対応するメモリセルのみに、消去及び書き込みを行うことによりデータ書き換えを行う制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、
    前記選択されたメモリセルの記憶データと新規書き換えデータとを保持しかつこれらを比較検出する検出手段と、
    前記検出手段からの情報により、前記データ書き換えの際に消去が必要なメモリセルと前記データ書き換えの際に書き込みが必要なメモリセルとを判別する判別手段と、
    前記判別手段からの情報により、1ビット単位でのデータの消去及び書き込みを行って、記憶データを書き換える必要のあるメモリセルに対してのみ書き換えを行う書き換え手段と、
    を有し、
    前記データ書き換えを行う際に、
    前記メモリソース線の電位を第1の定電位状態として、前記消去が必要なメモリセルのみに消去を行い、
    前記消去を開始してから所定時間が経過した後に消去ベリファイを行い、
    前記消去ベリファイが成功した後に、前記メモリソース線の電位を開放状態として、前記書き込みが必要なメモリセルのみに書き込みを行い、
    前記書き込みを開始してから所定時間が経過した後に書き込みベリファイを行い、
    前記書き込みベリファイが成功したことにより、前記データ書き換えを終了とし、
    前記ワード線のいずれかに接続された不揮発性半導体メモリのすべてにおいてデータの消去を行う時には、前記メモリソース線の電位を、前記第1の定電位状態とは異なる第2の定電位状態とすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 電気的に書き込みが可能な不揮発性半導体記憶装置において、
    制御ゲート端子、フローティングゲート、ソース端子及びドレイン端子を備え、行列状に配置された複数の電気的書き込みが可能な不揮発性半導体メモリセルと、
    前記制御ゲート端子に接続されたワード線と、
    前記ドレイン端子に接続されたビット線と、
    前記ソース端子に接続されたメモリセルソース線と、
    外部信号又は外部命令によりデータ書き換えモードが指定されたときに、前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記複数個の不揮発性半導体メモリセルから順次1個のメモリセルを選択し、当該メモリセルの記憶データと新規書き換えデータとの比較を行い、更に前記ワード線、ビット線及びメモリセルソース線の電位を制御して前記比較の結果が一致しないビットに対応するメモリセルのみに、書き込み及び消去を行うことによりデータ書き換えを行う制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、
    前記選択されたメモリセルの記憶データと新規書き換えデータとを保持しかつこれらを比較検出する検出手段と、
    前記検出手段からの情報により、前記データ書き換えの際に書き込みが必要なメモリセルと前記データ書き換えの際に消去が必要なメモリセルとを判別する判別手段と、
    前記判別手段からの情報により、1ビット単位でのデータの書き込み及び消去を行って、記憶データを書き換える必要のあるメモリセルに対してのみ書き換えを行う書き換え手段と、
    を有し、
    前記データ書き換えを行う際に、
    前記メモリソース線の電位を開放状態として、前記書き込みが必要なメモリセルのみに書き込みを行い、
    前記書き込みを開始してから所定時間が経過した後に書き込みベリファイを行い、
    前記書き込みベリファイが成功した後に、前記メモリソース線の電位を第1の定電位状態として、前記消去が必要なメモリセルのみに消去を行い、
    前記消去を開始してから所定時間が経過した後に消去ベリファイを行い、
    前記消去ベリファイが成功したことにより、前記データ書き換えを終了とし、
    前記ワード線のいずれかに接続された不揮発性半導体メモリのすべてにおいてデータの消去を行う時には、前記メモリソース線の電位を、前記第1の定電位状態とは異なる第2の定電位状態とすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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