JPH06309886A - 不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法

Info

Publication number
JPH06309886A
JPH06309886A JP12201393A JP12201393A JPH06309886A JP H06309886 A JPH06309886 A JP H06309886A JP 12201393 A JP12201393 A JP 12201393A JP 12201393 A JP12201393 A JP 12201393A JP H06309886 A JPH06309886 A JP H06309886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
line
input
output
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12201393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuzo Sawada
喜久三 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP12201393A priority Critical patent/JPH06309886A/ja
Priority to US08/231,684 priority patent/US5491656A/en
Priority to US08/307,251 priority patent/US5557572A/en
Publication of JPH06309886A publication Critical patent/JPH06309886A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的に書き換えが可能な不揮発性半導体記
憶装置において、ビット単位での書き換え及びブロック
単位での書き換えの両方を可能とする。 【構成】 マトリクス状のメモリセルMBLK、列デコ
ーダ、行デコーダ、マルチプレクサMPX、データ入力
バッファDIB、センスアンプSAMP、メモリセルソ
ース線制御回路ASCNT等を有しており、消去時、例
えば、選択したワード線WL0に12V、メモリセルソ
ース線ASに5V、選択したビット線BL0に0Vを印
加することにより、ビット単位での消去を行い、例え
ば、選択したワード線WL0に8V、ビット線、メモリ
セルソース線AS及び基板に−10Vを印加することに
より、ワード線単位若しくはブロック単位での消去を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的に書き換えが可
能で且つ不揮発性を有する半導体記憶装置及びその使用
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文献1: "SINGLE TRANSISTOR ELECTRIC
ALLY PROGRAMMABLE MEMORY DEVICE AND METHOD" United States Patent No. 4,698,787 (Oct. 6, 1987) 文献2: "FLASH EEPROM ARRAY WITH NEGATIVE GATE VO
LTAGE ERASE OPERATION" United States Patent No. 5,077,691 (Dec. 31, 1991) 文献3:「不揮発性半導体記憶装置」 公開特許公報 平3−219496号 文献4: "CIRCUIT AND METHOD FOR ERASING EEPROM ME
MORY ARRAYS TO PREVENT OVER-ERASED CELLS" United States Patent No. 5,122,985 (Jun. 16, 1992) 文献5: "A NOVEL CELL STRUCTURE SUITABLE FOR A 3
VOLT OPERATION, SECTOR ERASE FLASH MEMORY" IEDM 92-599-602
【0003】不揮発性半導体記憶装置としては、紫外線
消去型のEPROM(Erasable andProgrammable Read
Only Memory)や、電気的に書き込み及び消去(以下、
「電気的書き換え」と称する。)が可能なEEPROM
(Electrically Erasable and Programmable Read Only
Memory )が従来から知られているが、近年、電気的に
一括消去を行うEEPROMが開発されている。
【0004】即ち、EPROMは、紫外線でのみメモリ
セルの記憶データの消去が可能で、電気的な消去を行え
ないので、パッケージとして透明な窓付きパッケージを
必要とし、更に、システムの基板実装後に書き換えを行
う為には一旦取り外す必要があるという不便があった。
一方、EEPROMはシステム内で電気的に書き換えが
できるようになっているが、一般的に、メモリセルにお
いて選択分離用のトランジスタ乃至チャネル領域を必要
とするためにメモリセル面積がEPROMに比べ2倍程
度大きくなってしまうという問題があった。そこで、こ
れらの問題を解決するために、電気的に消去が可能で且
つメモリセル面積がEPROMとほぼ同等である一括消
去型のEEPROMが開発された。
【0005】一括消去型のEEPROMとして初期に提
案されたものとしては、例えば、文献1に示すものがあ
る。この文献1には、フローティングゲートを有する単
一のメモリトランジスタでもって、電気的に書き込み及
び消去を行う方法及びデバイス構造が開示されている。
即ち、消去時、メモリセルのソース端子に10〜20V
の高電圧を印加し、制御ゲート端子に接地電位を印加す
ることにより、フローティングゲートとソース端子との
間の薄い絶縁膜中に高電界を発生させ、ファーラー−ノ
ードハイムトンネリング(以下、「FN注入」と称す
る。)により電子をフローティングゲートから放出さ
せ、これにより、制御ゲートから見たメモリセルのしき
い値電圧を低くする。一方、書き込み時には、メモリセ
ルのドレイン端子に5〜10Vの電圧を印加し、制御ゲ
ートに10〜15Vの高電圧を印加し、ソースを接地す
ることにより、ドレイン−ソース間の基板表面に強い反
転領域を生じ、ホットエレクトロンが発生することによ
り、フローティングゲートに電子を注入(以下、「HE
注入」と称する。)し、これにより、メモリセルのしき
い値電圧を高くする。
【0006】また、文献2には、書き込みは文献1と同
じであるが、消去時、制御ゲートに−12〜−17V程
度の負電圧を印加し、ソースを接地することにより、フ
ローティングゲートからFN注入により電子を引き抜く
方法が開示されている。この方法では、文献1の方式に
比べて、消去時、ソースに高電圧を印加しないことによ
り、消去時にソースより生じていたリーク電流を少なく
し、また、正の高電圧を発生する手間を少なくしたこと
と制御ゲートを列線に接続してデコードを行うこととに
より、負電圧の印加の有無を列線単位で切り換え可能と
し、これにより、一括消去ではなく選択された列線単位
での消去を可能とした点で改良されている。
【0007】また、文献3では、文献2に示す方式に加
えて、消去時、制御ゲートに−7V程度の負電圧を印加
し、ソースを接地し、ドレインに5V程度乃至0Vの電
圧を印加することにより、FN注入によるビット単位で
の消去を行えるようにし、また、書き込み時、制御ゲー
トに10V程度の高電圧、ソースに4V程度の電圧を印
加し、ドレインを0V乃至開放状態とすることにより、
HE注入によるビット単位での書き込みを行えるように
している。
【0008】以上の文献に開示された方式においては、
全て、書き込みにHE注入を利用し、消去には、印加電
圧は異なるが、FN注入を利用している。
【0009】他方、特願平4ー131491号又は文献
5には、消去時、制御ゲートに7〜10V程度の高電圧
を印加し、基板並びにドレイン及びソースに−7〜−1
0V程度の負電圧を印加することにより、FN注入によ
る基板表面からフローティングゲートへの電子注入を行
い、メモリセルのしきい値電圧を高くする方式が開示さ
れている。この方式の場合、列線単位での消去が可能と
なる。また、書き込み時には、制御ゲートに−6〜−1
0V程度の負電圧を印加し、ドレインに5V程度乃至0
Vの電圧を印加することにより、FN注入によるフロー
ティングゲートからドレインへの電子の引き抜きを行
う。そして、ドレインを行線と接続することによりビッ
ト単位での書き込みが可能である。この方式において
は、単一のメモリトランジスタでもって消去及び書き込
みの両方にFN注入を利用するという特徴がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、書き込み乃至
消去にFN注入を利用する利点は、フローティングゲー
トへの電子の注入又は放出に当り、メモリセルのドレイ
ン−ソース間に大きな電流を流す必要性がなく、また、
FN注入に必要とする電流が少ないために、書き換え時
において低消費電力になり、更に、高電圧や負電圧が必
要とされる場合でも、その為の外部電源端子を設ける必
要がなく、記憶装置内部に設けた昇圧回路(チャージポ
ンプ回路)により供給が可能となる点である。一方、欠
点としては、書き換え速度がHE注入に比べて遅くなる
(例えば、HE注入が1ビット当たり約10μsである
のに対し、FN注入では約1msかかる。)点である。
逆に、HE注入においては、書き込み乃至消去に要する
時間は比較的短いが、注入時においてメモリセルのドレ
イン−ソース間に大きな電流を流す必要があるため、消
費電流が大きくなるという欠点がある(例えば、HE注
入でのドレイン−ソース間の電流が1ビットにつき約1
mAであるのに対し、FN注入のそれは約1μA以下で
ある。)。
【0011】そこで、本発明の目的は、FN注入による
書き換えの利点とHE注入による書き換えの利点の両方
を具備することにより、従来技術の欠点を解消し、列線
単位での書き換えを低消費電力で行え且つビット単位で
の書き換えを高速に行うことのできる不揮発性半導体記
憶装置及びその使用方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、電気的に書き換えが可能な不揮発
性半導体記憶装置において、半導体基板上に行列状に配
置された複数のメモリセルと、これらの複数のメモリセ
ルに電気的に接続された複数の行線と、前記複数のメモ
リセルに電気的に接続された複数の列線と、前記複数の
メモリセルに電気的に接続された少なくとも1本のメモ
リセルソース線と、少なくとも1個の電源電圧入力端子
と、少なくとも1個の接地電圧入力端子と、アドレスバ
ッファ回路と、行デコード回路と、列デコード回路と、
データ線と、前記行デコード回路を制御入力とし、前記
データ線と前記複数の行線とに接続されたマルチプレク
サ回路と、前記データ線を出力とするデータ入力回路
と、前記データ線を入力とするセンスアンプ回路と、出
力データ回路と、前記メモリセルソース線に接続された
メモリセルソース線制御回路とを有する。
【0013】本発明の好ましい態様においては、前記複
数のメモリセルの各々が、フローティングゲートを有す
るMOSトランジスタで構成されている。
【0014】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
使用方法では、前記複数のメモリセルのうちの選択され
たメモリセルの書き込み時において、前記複数の列線に
接続された前記列デコード回路の出力を、選択された列
線において、読みだし時とは接地電圧に対し逆極性の電
圧とし、前記複数の行線のうちの選択された行線の電圧
を、前記データ入力回路からのデータ値に対応した読み
だし時と同極性の電圧とし、前記メモリセルソース線制
御回路の出力を電気的な開放状態又は接地電圧近傍の電
圧とする。
【0015】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
使用方法では、前記複数のメモリセルのうちの選択され
たメモリセルの消去時において、前記複数の列線に接続
された前記列デコード回路の出力を、選択された列線に
おいて、読みだし時と同極性で且つ電源電圧近傍か又は
それより高い電圧とし、前記複数の行線のうちの選択さ
れた行線の電圧を前記複数のメモリセル近傍の基板電圧
と実質的に同じ電圧とし、前記メモリセルソース線制御
回路の出力を前記基板電圧と実質的に同じ電圧とする。
【0016】また、本発明の別の態様による不揮発性半
導体記憶装置の使用方法では、前記複数のメモリセルの
うちの選択されたメモリセルの消去時において、前記複
数の列線に接続された前記列デコード回路の出力を、選
択された列線において、読みだし時と同極性で且つ電源
電圧近傍か又はそれより高い電圧とし、前記複数の行線
のうちの選択された行線の電圧を、前記データ入力回路
からのデータ値に対応した読みだし時と同極性の電圧と
し、前記メモリセルソース線制御回路の出力を電源電圧
近傍か又はそれより高い電圧とする。
【0017】この場合、好ましくは、前記複数のメモリ
セルのうちの選択されたメモリセルの消去時において、
前記複数の行線のうちの選択されていない行線の電圧を
電源電圧近傍か又はそれより低い電圧とする。
【0018】
【作用】本発明においては、書き換え時、特に、消去時
においてFN注入とHE注入の両方を利用することがで
き、この結果、ビット単位での読みだし及び書き込み、
ビット単位での消去並びに列線単位(又はセクター単位
若しくはブロック単位)での消去が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例につき図面を参照して
説明する。
【0020】図1及び図2に本発明の一実施例によるB
EROMを示す。なお、図1はBEROMの回路構成の
左半図を、図2は右半図を夫々示す。
【0021】本実施例によるBEROMは、外部よりア
ドレスを入力するアドレス入力端子A0、A1、A2、
A3(図1)と、入力データを入力するデータ入力端子
DIN(図2)と、出力データを出力する出力端子DO
(図2)を有している。また、BEROMは、図1に示
すように、アドレスバッファADB1、ADB2、AD
B3、ADB4と、デコーダDEC1、DEC2、DE
C3、DEC4からなる列デコーダRDECと、デコー
ダDEC6、DEC7、DEC8、DEC9からなる行
デコーダCDECと、図2に示すように、メモリセルM
C1、MC2、…、MC16からなるメモリブロックM
BLKと、マルチプレクサMPXと、データ入力バッフ
ァDIBと、センスアンプ回路SAMPと、出力バッフ
ァ回路DBFと、図1に示すように、チャージポンプ回
路PCP及びNCPと、正高電圧制御回路HVCNT
と、負電圧制御回路NVCNTと、図2に示すように、
メモリセルソース線電圧制御回路ASCNTと、ビット
線電圧制御回路BLCNTと、ビット線負荷回路BLL
Dと、発振器OSC1(図1)、OSC2(図2)及び
OSC3(図1)と、その他の論理回路よりなる。更
に、全体の電源として外部より正の電源(例えば5V)
が端子VDDより供給され、接地電圧が端子VSSより
供給されている。
【0022】図1に示すように、アドレス端子A0はア
ドレスパッファADB1の入力に、アドレス端子A1は
アドレスパッファADB2の入力に、アドレス端子A2
はアドレスパッファADB3の入力に、アドレス端子A
3はアドレスパッファADB4の入力に夫々接続されて
いる。また、アドレスバッファADB1の出力AX0及
びAX0B並びにアドレスバッファADB2の出力AX
1及びAX1Bは列デコーダRDECの論理積の反転ゲ
ート(以下、「非論理積ゲート」と称する。)の入力に
接続され、アドレスバッファADB3の出力AY0及び
AY0B並びにアドレスバッファADB4の出力AY1
及びAY1Bは行デコーダCDECの非論理積ゲートの
入力に接続されている。
【0023】列デコーダRDECは、DEC1、DEC
2、DEC3、DEC4の4つのデコード回路からな
り、各デコード回路の構成は同じになっている。DEC
1は、アドレスバッファADB1、ADB2の出力を入
力とする2入力非論理積ゲートND1と、2つの2入力
論理和の反転ゲート(以下、「非論理和ゲート」と称す
る。)NR1、NR2と、インバータIV1と、正高電
圧スイッチ回路HVSW1と、負電圧スイッチ回路NV
SW1とからなり、非論理積ゲートND1の出力N1が
非論理和ゲートNR1、NR2の1入力となり、非論理
和ゲートNR1の他入力としてERSB1が、非論理和
ゲートNR2の他入力としてCLK1が夫々入力され
る。非論理和ゲートNR1の出力N2はインバータIV
1の入力に、インバータIV1の出力N3は正高電圧ス
イッチ回路HVSW1の1入力に夫々接続され、非論理
和ゲートNR2の出力N4は負電圧スイッチ回路NVS
W1の1入力に接続されている。
【0024】正高電圧スイッチ回路HVSW1はN3、
高電圧信号VPP1、WEL1及びISO1を入力と
し、出力はメモリブロックMBLKの列線(ワード線)
に接続されている。負電圧スイッチ回路NVSW1はN
4、WEL2及び負電圧信号VPN1を入力とし、出力
は、正高電圧スイッチ回路HVSW1の出力と同じ列線
に接続されている。
【0025】DEC2、DEC3、DEC4はDEC1
と同じ回路であるが、非論理積ゲートの入力の組み合わ
せ及び出力される列線が各々異なっている。
【0026】行デコーダCDECは、DEC5、DEC
6、DEC7、DEC8の4つのデコード回路からな
り、各デコード回路の構成は同じになっている。DEC
5は、アドレスバッファADB3、ADB4の出力を入
力とする2入力非論理積ゲートND2と、2つの2入力
非論理和ゲートNR6、NR7と、インバータIV6
と、正高電圧スイッチ回路HVSW2と、負電圧スイッ
チ回路NVSW3とからなり、非論理積ゲートND2の
出力N5が非論理和ゲートNR6、NR7の1入力とな
り、非論理和ゲートNR6の他入力としてN18が、非
論理和ゲートNR2の他入力としてCLK3が夫々入力
される。非論理和ゲートNR6の出力N15はインバー
タIV6の入力に、インバータIV6の出力N16は正
高電圧スイッチ回路HVSW2の1入力に、非論理和ゲ
ートNR7の出力N17は負電圧スイッチ回路NVSW
3の1入力に夫々接続されている。
【0027】正高電圧スイッチ回路HVSW2はN1
6、高電圧信号VPP1、WEL5及びISO3を入力
とし、出力は行線選択信号線C1に接続されている。負
電圧スイッチ回路NVSW3はN17、WEL6及び負
電圧信号VPN1を入力とし、出力は、正高電圧スイッ
チ回路HVSW2の出力と同じ行線選択信号線に接続さ
れている。
【0028】DEC6、DEC7、DEC8はDEC5
と同じ回路であるが、非論理積ゲートの入力の組み合わ
せ及び出力される行線選択信号線が各々異なっている。
【0029】図2に示すように、メモリブロックMBL
Kは、MC1、MC2、…、MC16の16個のメモリ
セルからなり、各メモリセルは、ドレイン端子、ソース
端子、制御ゲート端子及びフローティングゲートを有
し、更に、全てのメモリセルに共通の基板端子を有して
いる。各メモリセルは、例えば、半導体基板の表面領域
にドレイン領域及びソース領域を有し、これらのドレイ
ン領域とソース領域の間の半導体基板表面に薄い酸化膜
を有し、この薄い酸化膜の上に例えば多結晶シリコンか
らなるフローティングゲートを有し、このフローティン
グゲートの上に層間絶縁膜を介して例えば多結晶シリコ
ンからなる制御ゲートを有している。また、ドレイン領
域はドレイン端子に、ソース領域はソース端子に、制御
ゲートは制御ゲート端子に、基板は基板端子に夫々電気
的に接続されている。
【0030】また、メモリセルMC1、MC2、MC
3、MC4の制御ゲート端子は列線WL0に、メモリセ
ルMC5、MC6、MC7、MC8の制御ゲート端子は
列線WL1に、メモリセルMC9、MC10、MC1
1、MC12の制御ゲート端子は列線WL2に、メモリ
セルMC13、MC2、MC3、MC4の制御ゲート端
子は列線WL4に接続され、メモリセルMC1、MC
5、MC9、MC13のドレイン端子は列線BL0に、
メモリセルMC2、MC6、MC10、MC14のドレ
イン端子は列線BL1に、メモリセルMC3、MC7、
MC11、MC15のドレイン端子は列線BL2に、メ
モリセルMC4、MC8、MC12、MC16のドレイ
ン端子は列線BL3に接続されている。即ち、メモリセ
ルは、4列×4行の配列になっている。更に、メモリセ
ルMC1、MC2、…、MC16のソース端子は、共通
のメモリソース線ASに接続され、また、メモリセルM
C1、MC2、…、MC16の基板端子は基板電圧信号
線VSUBに接続されている。
【0031】マルチプレクサMPXは、例えばNチャネ
ルのエンハンスメント型MOSトランジスタM1、M
2、M3、M4を有し、トランジスタM1のドレインは
行線BL0に、ゲートは行選択信号線C1に夫々接続さ
れ、トランジスタM2のドレインは行線BL1に、ゲー
トは行選択信号線C2に夫々接続され、トランジスタM
3のドレインは行線BL2に、ゲートは行選択信号線C
3に夫々接続され、トランジスタM4のドレインは行線
BL3に、ゲートは行選択信号線C4に夫々接続されて
いる。また、トランジスタM1、M2、M3、M4の基
板は基板電圧信号線VSUBに接続され、ソースは内部
データ線DIOに接続されている。
【0032】データ入力バッファDIBは、2入力非論
理和ゲートNR4と、インバータIV2、IV3、IV
4と、例えばNチャネルエンハンスメント型MOSトラ
ンジスタM10、M11、M12、M13と、Pチャネ
ルエンハンスメント型MOSトランジスタM9、M1
4、M15からなっている。そして、非論理和ゲートN
R4の入力の1端はデータ入力端子DINに、他端はW
RBに夫々接続され、非論理和ゲートNR4の出力N6
はインバータIV2の入力に接続され、インバータIV
2の出力N7はインバータIV3の入力及びトランジス
タM12のゲート端子に夫々接続されている。また、イ
ンバータIV3の出力N8はトランジスタM13のゲー
ト端子に、トランジスタM13のドレイン端子はN10
に、N10は、更に、トランジスタM14のゲート端子
とトランジスタM15のドレイン端子とトランジスタM
9のゲート端子とトランジスタM10のゲート端子に接
続されている。一方、トランジスタM12のドレイン端
子はN9に、N9は、更に、トランジスタM14のドレ
イン端子とトランジスタM15のゲート端子に接続され
ている。更に、トランジスタM14、M15、M9のソ
ース端子は高電圧信号線VPP3に、トランジスタM1
4、M15、M9の基板端子も同じ高電圧信号線VPP
3に夫々接続され、トランジスタM12、M13、M1
1のソースは接地端子VSSに、トランジスタM12、
M13、M10、M11の基板端子も同じ接地端子VS
Sに夫々接続されている。また、インバータIV4の入
力はWRBに、インバータIV4の出力WRはトランジ
スタM11のゲート端子に夫々接続され、トランジスタ
M11のドレイン端子はN19に、N19はトランジス
タM10のソース端子に、トランジスタM10のドレイ
ン端子及びトランジスタM9のドレイン端子は内部デー
タ線DIOに夫々接続されている。
【0033】メモリソース線電圧制御回路ASCNT
は、インバータIV5、IV6と、2入力非論理和ゲー
トNR5と、2入力非論理積ゲートND3と、正高電圧
スイッチ回路HVSW4と、Nチャネルエンハンスメン
ト型MOSトランジスタM17と、Pチャネルエンハン
スメント型MOSトランジスタM16とからなってい
る。そして、インバータIV6の入力はPRGBに、イ
ンバータIV6の出力N11は非論理和ゲートNR5の
入力の一端に、非論理和ゲートNR5の入力の他端はE
RSB2に、非論理積ゲートND3の入力の一端はPR
GBに、他端はERSB2に夫々接続されている。ま
た、非論理和ゲートNR5の出力N12は正高電圧スイ
ッチ回路HVSW4の1入力に、非論理積ゲートND3
の出力N14はインバータIV5の入力に、インバータ
IV5の出力N15はトランジスタM17のゲート端子
に夫々接続されている。更に、正高電圧スイッチ回路H
VSW4は高電圧信号VPP2及びN12を入力とし、
N13を出力とし、N13はトランジスタM16のゲー
ト端子に接続されている。また、トランジスタM16の
ソース端子はVPP2に、トランジスタM16のドレイ
ン端子及びトランジスタM17のドレイン端子はメモリ
ソース線ASに夫々接続されている。更に、トランジス
タM16の基板端子はVPP2に、トランジスタM17
のソース端子及び基板端子は負電圧信号線VPN2に夫
々接続されている。
【0034】ビット線負荷回路BLLDは、Nチャネル
エンハンスメント型MOSトランジスタM5、M6、M
7、M8からなり、トランジスタM5のドレイン端子は
列線(ビット線)BL0に、トランジスタM6のドレイ
ン端子は列線BL1に、トランジスタM7のドレイン端
子は列線BL2に、トランジスタM8のドレイン端子は
列線BL3に夫々接続され、トランジスタM5、M6、
M7、M8のゲート端子は共にビット消去信号線ER2
に接続され、トランジスタM5、M6、M7、M8のソ
ース端子は共にBDISに接続され、トランジスタM
5、M6、M7、M8の基板端子は基板電圧信号線VS
UBに接続されている。
【0035】ビット線電圧制御回路BLCNTは、正高
電圧スイッチ回路HVSW3と負電圧スイッチ回路NV
SW2からなり、正高電圧スイッチ回路HVSW3の入
力はインバータIV8の出力ER2B、WEL3、IS
O2及び高電圧信号線VPP3を入力とし、BDISを
出力としている。一方、負電圧スイッチ回路NVSW2
はCLK2、WEL4及び負電圧信号線VPN3を入力
とし、BDISを出力としている。
【0036】図1に示すように、書き込み信号線PRG
は、正高電圧チャージポンプ回路PCPと負電圧チャー
ジポンプ回路NCPの1入力、正高電圧制御回路HVC
NTと負電圧制御回路NVCNTの1入力、発振器OS
C1の入力、3入力非論理和ゲートNR3(図2)の1
入力、2入力非論理和ゲートNR9の1入力及びインバ
ータIV7(図2)の入力に夫々接続されている。
【0037】図1に示すように、ブロック消去信号線E
R1は、アドレスバッファADB3、ADB4の1入
力、正高電圧チャージポンプ回路PCP、正高電圧制御
回路HVCNT、負電圧制御回路NVCNT、負電圧チ
ャージポンプ回路NCP及び3入力非論理和ゲートNR
3(図2)の1入力、2入力非論理和ゲートNR8(図
1)、NR7(図2)の1入力並びに発振器OSC2
(図2)、OSC3(図1)の入力に夫々接続されてい
る。
【0038】図1に示すように、ビット消去信号線ER
2は、正高電圧チャージポンプ回路PCP、正高電圧制
御回路HVCNT、負電圧制御回路NVCNT及び3入
力非論理和ゲートNR3(図2)の1入力、2入力非論
理和ゲートNR9(図1)、NR7(図2)の1入力並
びにインバータIV8(図2)の入力に夫々接続されて
いる。
【0039】図2に示すように、3入力非論理和ゲート
NR3の出力WRBは非論理和ゲートNR4の1入力及
びインバータIV4の入力に、図1に示すように、非論
理和ゲートNR8の出力ERSB1は非論理和ゲートN
R1の1入力に、非論理和ゲートNR9の出力N18は
非論理和ゲートNR6の1入力に、図2に示すように、
非論理和ゲートNR7の出力ERSB2は非論理和ゲー
トNR5及び非論理積ゲートND3の1入力に夫々接続
され、図1に示すように、発振器OSC1の出力CLK
1は非論理和ゲートNR2の1入力に、図2に示すよう
に、発振器OSC2の出力CLK2は負電圧スイッチ回
路NVSW2の入力に、図1に示すように、発振器OS
C3の出力CLK3は非論理和ゲートNR7の1入力に
接続されている。
【0040】図1に示すように、正高電圧チャージポン
プ回路PCPは、書き込み信号線PRG、ブロック消去
信号線ER1及びビット消去信号線ER2を入力、PO
UT1を出力とし、負電圧チャージポンプ回路NCP
は、書き込み信号線PRG及びブロック消去信号線ER
1を入力、POUT2を出力とし、正高電圧制御回路H
VCNTは、POUT1、書き込み信号線PRG、ブロ
ック消去信号線ER1及びビット消去信号線ER2を入
力、VPP1、VPP2、VPP3、WEL1、WEL
2、WEL3、WEL4、WEL5、WEL6、ISO
1、ISO2及びISO3を出力とし、負電圧制御回路
NVCNTは、POUT2、書き込み信号線PRG、ブ
ロック消去信号線ER1及びビット消去信号線ER2を
入力、VPN1、VPN2及びVSUBを出力としてい
る。図2に示すように、センスアンプ回路SAMPは、
内部データ線DIOを入力、WRBを制御入力、SOU
Tを出力とし、出力バッファDBFは、SOUTを入
力、WRBを制御入力、出力端子DOを出力とする。
【0041】次に、以上に説明したBEROMの動作を
説明する。
【0042】本実施例のBEROMは、16ビット(4
列×4行)のメモリセルに対して、データ幅1ビット
で、書き込み、第1の消去、第2の消去及び読み出しを
行う不揮発性半導体記憶装置である。そして、列線選択
用アドレスとしてA0及びA1があり、行線選択用アド
レスとしてA2及びA3がある。
【0043】なお、図示のBESTROMは、本発明の
主旨をより簡潔に示すための回路であり、本発明の技術
的思想の範囲内では、メモリセル数が16ビット以上又
は以下であってよく、データ幅も1ビット以上であって
よく、アドレス数も4個以上又は以下であってよい。
【0044】以下の表1に、メモリセルの電圧印加例を
示す。
【0045】
【表1】
【0046】この表1と図1及び図2を用いて各モード
の動作説明を行う。
【0047】まず、書き込みは、図1の書き込み信号線
PRGをロー(L)レベルからハイ(H)レベルにする
ことにより開始され(ER1=ER2=“L”のま
ま)、負電圧チャージポンプNCPが書き込み信号線P
RGの“H”レベルにより動作を開始する。
【0048】この負電圧チャージポンプNCPは、電源
電圧(例えば5V)と接地電圧(例えば0V)から例え
ばー8Vの負電圧を発生する回路であり、その回路例は
例えば文献2の図4に示されている。また、負電圧制御
回路NVCNTは負電圧を制御するための回路であり、
その出力は0V乃至負電圧(例えばー8V)である。
今、書き込み信号線PRG=“H”、ブロック消去信号
線ER1=“L”、ビット消去信号線ER2=“L”と
すると、負電圧制御回路NVCNTの出力は、例えばV
PN1=ー8V、VPN2=VPN3=VSUB=0V
である。
【0049】また、この時、正高電圧チャージポンプ回
路PCPが動作し、その出力POUTは例えば12Vで
ある。この正高電圧チャージポンプ回路PCPは、電源
電圧VDDと接地電圧から例えば12Vの正の高電圧を
発生する回路であり、その回路例は例えば文献2の図5
に示されている。また、正高電圧制御回路HVCNTは
正の高電圧を制御するための回路であり、その出力は0
Vと正の高電圧(例えば12V)の間である。このPR
G=“H”、ER1=ER2=“L”の時、正高電圧制
御回路HVCNTの出力は例えばVPP1=WEL5=
WEL6=12V、VPP2=VPP3=WEL3=W
EL4=ISO1=5V、ISO2=ISO3=WEL
1=WEL2=0Vである。
【0050】今、例えばメモリセルMC1を選択すると
すると、アドレスにはA0=A1=A2=A3=“L”
を入力し、これにより、列デコーダDEC1の2入力非
論理積ゲートND1の出力が“L”となる。
【0051】一方、発振器OSC1は、入力PRG=
“H”の時に発振を開始し、CLK1に出力を出す(例
えば30MHzの周期で5Vの振幅)。また、2入力非
論理和ゲートNR8の出力は“H”となり、インバータ
IV1の出力N3が“H”となり、正高電圧スイッチ回
路HVSW1はオフ状態となる。更に、2入力非論理和
ゲートNR2の出力N4は、N1とCLKのレベルによ
り発振する。そして、これにより負電圧スイッチ回路N
VSW1がオン状態となり、列線(ワード線)WL0に
VPN1の電圧、即ちー8Vが印加される。列線WL
1、WL2、WL3は、列デコーダDEC2、DEC
3、DEC4の正電圧スイッチ回路及び負電圧スイッチ
回路の両方がオフ状態となるので、例えばWL1=WL
2=WL3=0Vとなる。同様な動作で行デコーダDE
C5においては、正高電圧スイッチ回路HVSW2がオ
ン状態となり、負電圧スイッチ回路NVSW3がオフ状
態となるので、行線選択信号線C1はVPP1の電圧、
即ち12Vとなり、C2=C3=C4=0Vとなる。
【0052】書き込みデータとして、例えば、図2のデ
ータ入力端子DINに“L”を入力した時に書き込みを
行い、“H”を入力した時には書き込まずに、消去時に
おいて消去を行うようにした場合、PRG=“H”、E
R1=ER2=“L”の時、WRBは“L”となり、デ
ータ入力バッファDIBにおいては、DIN=“L”の
ため、N7=“H”、N8=“L”となり、内部データ
線DIOにはVPP3と同じ電圧、即ち5Vが出力され
る。一方、DIN=“H”の時には、内部データ線DI
Oは例えば0Vとなる。また、マルチプレクサMPXに
おいて、トランジスタM1のみがオン状態となっている
ため、列線BL0には、DIN=“L”の時に例えば5
Vが印加され、DIN=“H”の時には例えば0Vが印
加される。BL1、BL2、BL3は例えば0Vにな
る。
【0053】書き込み時において、図2のメモリセルソ
ース線電圧制御回路ASCNTは、インバータIV7の
出力PRGB=“L”となり、ERSB2=“H”のた
め、正高電圧スイッチ回路HVSW4がオン状態とな
り、その出力N13がVPP2と同じ電圧、即ち5Vと
なる。また、N15=“L”となり、トランジスタM1
7及びM16の両方がオフ状態となり、メモリソース線
ASは電気的に開放状態となる。
【0054】また、図2のビット線負荷回路BLLDで
は、トランジスタM5、M6、M7、M8のゲート電圧
が“L”であるため、トランジスタM5、M6、M7、
M8はオフ状態となる。
【0055】従って、書き込み時において、選択された
メモリセルMC1の制御ゲート端子は例えばー8V、ド
レイン端子は5V乃至0V、ソース端子は開放状態、基
板端子は0Vとなり、ドレイン端子に5Vが印加された
場合は、ドレイン端子と制御ゲート端子の電圧差によ
り、このメモリセルMC1のフローティングゲートとド
レイン領域との間の薄い酸化膜に高電界が誘起され、F
N注入により、フローティングゲートからドレイン領域
へと電子が放出される。この結果、メモリセルMC1の
しきい値が下がり(例えば、7Vから2V)、メモリセ
ルMC1は書き込まれた状態となる。一方、選択されて
いないメモリセルMC2、…、MC16では、FN注入
を起こすだけの充分な電位差が生じないので、書き込み
は行われない(FN注入を起こすには、ドレインと制御
ゲート間の電位差が例えば11V以上必要である。)。
【0056】次に、第1の消去時においては、図1のブ
ロック消去信号線ER1=“H”(PRG=ER2=
“L”)となり、正高電圧チャージポンプ回路PCP及
び負電圧チャージポンプ回路NCPが動作を開始し、例
えば、POUT1=12V、POUT2=ー8Vとな
る。この時、正高電圧制御回路HVCNTの出力は、例
えば、VPP1=WEL1=WEL2=10V、VPP
2=VPP3=ISO2=ISO3=5V、ISO1=
WEL3=WEL4=WEL5=WEL6=0Vであ
り、負電圧制御回路NVCNTの出力は、例えば、VP
N1=VPN2=VPN3=VSUB=ー8Vである。
【0057】今、書き込み時と同様に、アドレスにA0
=A1=A2=A3=“L”を入力すると、行デコーダ
DEC1の正高電圧スイッチ回路HVSW1がオン状態
となり、負電圧スイッチ回路NVSW1がオフ状態とな
り、列線(ワード線)WL0にはVPP1と同じ電圧、
即ち10Vが印加される。一方、非選択の列線WL1、
WL2、WL3は例えば0Vとなる。また、ブロック消
去信号線ER1が“H”になることにより、アドレスバ
ッファADB3、ADB4の出力は、アドレス端子A
2、A3のアドレス値に無関係に、AY0=AY0B=
AY1=AY1B=“H”となり、行デコーダDEC
5、DEC6、DEC7、DEC8の正高電圧スイッチ
回路がオフ状態となり、負電圧スイッチ回路はオン状態
となって、行線選択信号線C1、C2、C3、C4がV
PN1と同じ電圧、即ちー8Vとなる。
【0058】この第1の消去時、図2のビット線電圧制
御回路BLCNTでは、正高電圧スイッチ回路HVSW
3がオフ状態であり、負電圧スイッチ回路NVSW2が
オン状態となり、出力BDISにはVPN3と同じ電
圧、即ちー8Vが印加される。また、ビット線負荷回路
BLLDのトランジスタM5、M6、M7、M8は、ゲ
ートは“L”であるが、基板がVSUB=ー8Vである
ので、オン状態となり、行線(ビット線)BL0、BL
1、BL2、BL3には、基板電圧と同じー8Vが印加
される。更に、マルチプレクサMPXのトランジスタM
1、M2、M3、M4のドレインにも負電圧が印加され
るが、ゲートにも負電圧が印加されているため、トラン
ジスタM1、M2、M3、M4はオフ状態となる。ま
た、内部データ線DIOは、入力データにより例えば0
V乃至5Vとなる。
【0059】この第1の消去においては、メモリセル1
個単位での消去は行えず、選択した列線WL0につなが
るメモリセルMC1、MC2、MC3、MC4が全て消
去される。即ち、メモリセルMC1〜MC4の制御ゲー
ト端子には例えば10Vが印加され、ドレイン端子、ソ
ース端子及び基板端子には例えばー8Vが印加され、基
板と制御ゲートとの電位差により、FN注入が起こり、
電子が基板からフローティングゲートへと注入される。
この結果、メモリセルMC1、MC2、MC3、MC4
のしきい値が上がり(例えば、2Vから7V)、消去さ
れた状態となる。この第1の消去方法を、「ワード線消
去」、「ブロック消去」又は「セクター消去」とも呼
ぶ。
【0060】次に、第2の消去時においては、図1のビ
ット消去信号線ER2=“H”(PRG=ER1=
“L”)となり、正高電圧チャージポンプ回路PCPが
動作を開始し、その出力POUT1は例えば12Vとな
る。一方、負電圧チャージポンプ回路NCPは動作せ
ず、出力POUT2は例えば0Vとなる。また、正高電
圧制御回路HVCNTの出力は、例えば、VPP1=W
EL1=WEL2=12V、VPP2=VPP3=WE
L3=WEL4=WEL5=WEL6=5V、ISO1
=ISO2=ISO3=0Vであり、負電圧制御回路N
VCNTの出力は、例えば、VPN1=VPN2=VS
UB=0Vである。
【0061】ここで、アドレスA0=A1=A2=A3
=“L”を入力すると、列デコーダDEC1の正高電圧
スイッチ回路HVSW1がオン状態となり、負電圧スイ
ッチ回路NVSW1がオフ状態となって、列線WL0に
VPP1と同じ電圧、即ち12Vが印加される。この
時、列線WL1、WL2、WL3は選択されず、例えば
0Vとなる。更に、行デコーダDEC5の正高電圧スイ
ッチ回路HVSW2がオン状態、負電圧スイッチ回路N
VSW3がオフ状態となり、行線選択信号線C1にVP
P1と同じ電圧12Vが印加される。この時、選択され
ていない行線選択信号線C2、C3、C4は、例えば0
Vとなる。
【0062】この第2の消去時において、図2のメモリ
ソース線電圧制御回路ASCNTは、PRGB=“H”
で且つERSB2=“L”のため、正高電圧スイッチ回
路HVSW4がオフ状態となり、ノードN13は“L”
となり、インバータIV5の出力N15も“L”とな
る。従って、トランジスタM17はオフ状態であり、ト
ランジスタM16がオン状態となって、メモリソース線
ASはVPP2と同じ電圧、例えば5Vとなる。ここ
で、データ入力端子DINに“H”を入れた時には、内
部データ線DIOは0Vとなり、DINに“L”を入れ
た時には、内部データ線DIOはVPP3と同じ電圧、
例えば5Vとなる。この時、ビット線電圧制御回路BL
CNTは、正高電圧スイッチ回路HVSW3がオン状態
で、負電圧スイッチ回路NVSW2がオフ状態となり、
出力BDISにはVPP3と同じ電圧、例えば5Vが現
れる。更に、ビット線負荷回路BLLDのトランジスタ
M5、M6、M7、M8のゲート入力が“H”であるた
め、これらのトランジスタはオン状態となる。更に、マ
ルチプレクサMPXでトランジスタM1がオン状態とな
っているため、VPP3からBDIS、BL0及びDI
O経由で接地端子に電流が流れる。この時、トランジス
タM5の抵抗値をトランジスタM1の抵抗値より充分大
きくしておくことにより、行線BL0を殆ど0Vに設定
することができる。また、行線BL1、BL2、BL3
は、電流の流れる経路がないため、BDISとほぼ同じ
電圧、例えば5Vに設定される。
【0063】従って、この時選択されたメモリセルMC
1の制御ゲート端子には12Vが印加され、ソース電極
には5Vが印加され、ドレイン電極には0Vが印加さ
れ、基板電極には0Vが印加されることになり、HE注
入により、メモリセルMC1のチャネルからフローティ
ングゲートへと電子が注入される。この結果、メモリセ
ルMC1のしきい値は高く(例えば、2Vから7V)な
る。この時、選択されていないメモリセルMC2、MC
3、MC4の制御ゲート端子にも12Vが印加されてい
るが、ドレイン電極とソース電極の電圧が5Vと高く且
つドレインとソース間の電位差がないために、これらの
メモリセルMC2〜MC4では、FN注入もHE注入も
起きない。更に、他の選択されていないメモリセルMC
5、MC9、MC13は、その制御ゲート電圧が0V、
ソース電極が5V、ドレイン電極が0Vであるため、こ
れらのメモリセルMC5、MC9、MC13はオフ状態
で、電位差が小さく、FN注入もHE注入もおきない。
従って、この第2の消去方法では、選択したメモリセル
MC1のみを消去でき、且つ、入力データに応じて消去
の有無を制御できる。
【0064】次に、読みだし時においては、図1のPR
G=ER1=ER2=“L”であり、正高電圧チャージ
ポンプ回路PCP及び負電圧チャージポンプ回路NCP
は動作せず、例えば、POUT1=POUT2=0Vで
ある。この時、正高電圧制御回路HVCNTの出力は、
例えば、VPP1=VPP2=VPP3=5V=WEL
1=WEL2=WEL3=WEL4=WEL5=WEL
6=5VでISO1=ISO2=ISO3=0Vであ
る。また、負電圧制御回路NVCNTの出力は、例え
ば、VPN1=VPN2=VSUB=0Vである。この
時、図2の3入力非論理和ゲートNR3の出力WRBは
“H”となり、データ入力バッファDIBは非活性の状
態となり、センスアンプ回路SAMP及び出力バッファ
DBFが活性化される。そこで、アドレス入力が、例え
ばA0=A1=A2=A3=“L”の時、列線WL0が
例えば5Vとなり、メモリセルMC1が書き込まれた状
態(例えば、しきい値電圧が2V)であれば、このメモ
リセルMC1はオン状態であり、例えば、センスアンプ
回路SAMPから内部データ線DIO及びビット線BL
0を経て電流が流れる(この時、ビット線BL0の電圧
は、センスアンプ回路SAMPから供給される。)。ま
た、メモリセルMC1が消去状態(例えば、しきい値電
圧が7V)であれば、このメモリセルMC1はオフ状態
であり、上述した電流は流れない。この電流の有無をセ
ンスアンプ回路SAMPにより検知増幅し、その結果を
出力バッファDBFを介して出力端子DOに出す。
【0065】図3に、図1及び図2に示した正高電圧ス
イッチ回路HVSW1〜3の回路構成例を示す。
【0066】この正高電圧スイッチ回路は、例えば、N
チャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1
8、M19と、Pチャネルエンハンスメント型MOSト
ランジスタM20、M21と、Pチャネルデプレション
型MOSトランジスタM22と、スイッチ入力端子IN
と、正高電圧入力端子VPPと、負電圧阻止信号入力端
子ISOと、基板入力端子WELと、出力端子OUT
と、電源端子と、接地端子とを有している。ここで、N
チャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM1
8、M19のしきい値は、例えば0.8Vであり、Pチ
ャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM20、
M21のしきい値は、例えば−0.8V、Pチャネルデ
プレション型MOSトランジスタM22のしきい値は、
例えば2Vである。
【0067】図3に示すように、トランジスタM18の
ドレイン端子はスイッチ入力端子INに、ゲート端子は
電源電圧に、ソース端子はノードN101に夫々接続さ
れ、トランジスタM19のゲート端子はノードN101
に、ドレイン端子はノードN102に、ソース端子は接
地端子に夫々接続され、トランジスタM20のゲート端
子はノードN102に、ドレイン端子はノードN101
に、ソース端子は正高電圧入力端子VPPに夫々接続さ
れ、トランジスタM21のゲート端子はノードN101
に、ドレイン端子は正高電圧入力端子VPPに、ソース
端子はノードN102に夫々接続され、トランジスタM
22のソース端子はノードN102に、ゲート端子は負
電圧阻止信号入力端子ISOに、ドレイン端子は出力端
子OUTに夫々接続されている。また、トランジスタM
18、M19の基板端子は接地端子に、トランジスタM
20、M21の基板端子は正高電圧入力端子VPPに、
トランジスタM22の基板端子は基板入力端子WELに
夫々接続されている。
【0068】この正高電圧スイッチ回路の動作には、通
常の電源電圧でのスイッチ動作と、正の高電圧でのスイ
ッチ動作と、負電圧阻止の時のスイッチ動作とがある。
【0069】通常の電源電圧でのスイッチ動作は、電源
電圧が例えば5Vの時、正高電圧入力端子VPPも5V
であり、負電圧阻止信号入力端子ISO=0V、基板入
力端子WEL=5Vである。この時、スイッチ入力端子
IN=5Vであると、N1=5V、N2=0Vとなり、
出力端子OUT=0Vとなる。一方、スイッチ入力端子
IN=0Vであると、出力端子OUT=5Vとなる。
【0070】正の高電圧でのスイッチ動作は、電源電圧
が例えば5Vで、VPPが例えば12Vの時、ISO=
0V、WEL=12Vである。この時、IN=5Vであ
ると、N1=12V、N2=0Vとなり、OUT=0V
となる。また、IN=0Vであると、OUT=12Vと
なる。
【0071】負電圧阻止の時のスイッチ動作は、出力端
子OUTに外部から負電圧が印加された時に、出力端子
OUTとノードN2を電気的に絶縁状態にするための動
作である。即ち、電源電圧が例えば5Vで、VPPが例
えば5V乃至12V、IN=5V、ISO=5V、WE
L=0Vの時、ノードN1は5V乃至12Vで、ノード
N2=0Vとなり、トランジスタM22は出力端子OU
Tに負電圧が印加された場合においてもオフ状態とな
る。
【0072】図4に、図2に示した正高電圧スイッチ回
路HVSW4の回路構成例を示す。この正高電圧スイッ
チ回路は、図3に示した正高電圧スイッチ回路に対し、
負電圧阻止の時のスイッチ動作に必要なトランジスタと
入力端子及び結線を省いたもので、その他の構成及び動
作は図3の回路と同じである。
【0073】図5に、図1及び図2に示した負電圧スイ
ッチ回路NVSW1〜3の回路構成例を示す。
【0074】負電圧スイッチ回路は、例えば、Pチャネ
ルエンハンスメント型MOSトランジスタM23、M2
4、M25と、キャパシタC1と、クロック入力端子C
LKと、負電圧入力端子VPNと、基板電圧端子WEL
と、入出力端子IOUTとを有している。ここで、Pチ
ャネルエンハンスメント型MOSトランジスタM23〜
M25のしきい値は、例えば−0.8Vである。
【0075】図5に示すように、キャパシタC1の1端
にクロック入力端子CLKが、他端にノードN201が
夫々接続され、トランジスタM24のゲート端子及びド
レイン端子にはノードN201が、ソース端子には入出
力端子IOUTが夫々接続され、トランジスタM23の
ソース端子には負電圧入力端子VPNが、ゲート端子に
は入出力端子IOUTが、ドレイン端子にはノードN2
01が夫々接続され、トランジスタM25のソース端子
には負電圧入力端子VPNが、ゲート端子及びドレイン
端子には入出力端子IOUTが接続されている。また、
トランジスタM23〜M25の基板端子は夫々基板電圧
端子WELに接続されている。
【0076】この負電圧スイッチ回路の動作には、スイ
ッチオフ状態、即ち、入出力端子IOUTに正電圧が印
加される場合と、スイッチオン状態、即ち、入出力端子
IOUTに負電圧が出力される場合とがある。
【0077】前者の場合、クロック入力端子CLKは、
“L”固定又は“H”固定であり、負電圧入力端子VP
Nは0V、基板電圧端子WELは例えば5V乃至12V
である。この時に入出力端子IOUTに5V乃至12V
が印加されても、トランジスタM23〜M25はオフ状
態であり、負電圧入力端子VPNと入出力端子IOUT
とは電気的に絶縁されている。
【0078】後者の場合、クロック入力端子CLKの入
力は発振(例えば、周期30MHzで振幅5V)してお
り、負電圧入力端子VPNに負電圧、例えば−8Vが印
加され、基板電圧端子WELは、例えば0Vである。こ
の時、ノードN201は、キャパシタC1を通じてクロ
ック入力端子CLKと容量結合されているため、キャパ
シタC1のキャパシタンス値及びクロック入力端子CL
Kの入力の振幅に応じた電荷がN201に誘起され、N
201の電圧が負に大きく振れる(正には、基板電圧端
子WELの電圧が0Vのため、トランジスタM23、M
24のドレインからの順方向ダイオードが形成されるの
で、殆ど振れない。)。入出力端子IOUTは、スイッ
チ動作開始時は0Vに近い開放状態となっているが、N
201の電圧が負になることによりトランジスタM24
がオン状態となり、入出力端子IOUTの電圧も負にな
る。このため、トランジスタM23もオン状態となり、
N201の正電荷が、クロック入力端子CLKの入力の
周期に応じて負電圧入力端子VPNに流れ、N201の
電圧がますます低くなる。入出力端子IOUTの電圧が
負電圧入力端子VPNと等しくなると、トランジスタM
23はオンしなくなり、入出力端子IOUTは、例えば
−8Vとなる。
【0079】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。例えば、
メモリセルの配置及び構成は上述の実施例のものに限定
されず、例えば、メモリソース線が複数あり、行デコー
ド出力等の信号によりそれらのメモリソース線がデコー
ドされているような配置構成でもよい。また、データビ
ット数も、上述の実施例では1ビットであったが、複数
ビットを同時に読みだし及び書き込みできるものであっ
てもよい。更に、上述の実施例では、書き込み並びに第
1の消去及び第2の消去の選択信号を装置外部より入力
したが、特にその必要はなく、他の入力信号を用いたコ
マンドであってもよい。更に、上述の実施例では、第1
の消去は列線1本単位としたが、複数の列線単位でも、
或いは、全ての列線を選択しても無論よい。また、メモ
リセルの形状は特に特定されない。更に、上述の実施例
で示した各電圧値は、本発明の技術的思想の範囲内で適
宜変更されるべきものである(例えば、第1の消去にお
けるメモリセルの基板電圧は負電圧でなく、接地電位近
傍でもよい。)。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、電気的書き換え可能な
不揮発性半導体装置において、メモリセルが1トランジ
スタであるにもかかわらず、書き換えにおいてビット単
位での書き込み及び消去を可能にし、且つ、従来に比べ
消去は高速に実行できる利点がある(従来技術では、消
去にFN注入のみをを用いていたため、ビット消去が実
現できず、且つ、消去時間が、例えば10ms必要であ
ったのに対し、本発明によれば、例えば10μsでよ
い。)。また、従来技術では、1ビットを書き換える際
に、書き換える必要のないアドレスやビットをも書き換
えてしまうため、手間の増加や書き換え回数の不必要な
増加があったが、本発明では、それがなくなる。
【0081】更に、複数のアドレスを一度に書き換える
場合においては、特に、消去の場合において、列線消去
或いはブロック消去のための回路手段を用いることによ
り、消費電流の増大と書き換え時間の増大を防ぐことが
できる(例えば、メモリ容量が4096列×512行×
8ビットの半導体記憶装置があった時、メモリ全体を消
去するのに必要な時間は、ビット消去の方法では約2秒
かかるのに対し、ブロック消去では最低10msでよ
い。)。
【0082】即ち、本発明により、ビット単位での書き
換えと列線単位(或いはブロック単位)での書き換えを
可能としたことにより、書き換えるアドレス数やビット
数に応じた書き換え方法の選択がユーザ側において可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるBEROMの回路構成
の左半部を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施例によるBEROMの回路構成
の右半部を示す回路図である。
【図3】図1及び図2に示した正高電圧スイッチ回路の
構成例を示す回路図である。
【図4】図2に示した別の正高電圧スイッチ回路の構成
例を示す回路図である。
【図5】図1及び図2の負電圧スイッチ回路の構成例を
示す回路図である。
【符号の説明】
ADB1、ADB2、ADB3、ADB4 アドレスバ
ッファ RDEC 列デコーダ CDEC 行デコーダ MBLK メモリブロック MC1、MC2、…、MC16 メモリセル MPX マルチプレクサ PCP 正高電圧チャージポンプ回路 NCP 負電圧チャージポンプ回路 HVCNT 正高電圧制御回路 NVCNT 負高電圧制御回路 DIB データ入力バッファ BLLD ビット線負荷回路 BLCNT ビット線電圧制御回路 ASCNT メモリセルソース線電圧制御回路 SAMP センスアンプ回路 DBF 出力バッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書き換えが可能な不揮発性半導
    体記憶装置において、 半導体基板上に行列状に配置された複数のメモリセル
    と、 これらの複数のメモリセルに電気的に接続された複数の
    行線と、 前記複数のメモリセルに電気的に接続された複数の列線
    と、 前記複数のメモリセルに電気的に接続された少なくとも
    1本のメモリセルソース線と、 少なくとも1個の電源電圧入力端子と、 少なくとも1個の接地電圧入力端子と、 アドレスバッファ回路と、 行デコード回路と、 列デコード回路と、 データ線と、 前記行デコード回路を制御入力とし、前記データ線と前
    記複数の行線とに接続されたマルチプレクサ回路と、 前記データ線を出力とするデータ入力回路と、 前記データ線を入力とするセンスアンプ回路と、 出力データ回路と、 前記メモリセルソース線に接続されたメモリセルソース
    線制御回路とを有することを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のメモリセルの各々が、フロー
    ティングゲートを有するMOSトランジスタで構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のメモリセルのうちの選択され
    たメモリセルの書き込み時において、 前記複数の列線に接続された前記列デコード回路の出力
    を、選択された列線において、読みだし時とは接地電圧
    に対し逆極性の電圧とし、 前記複数の行線のうちの選択された行線の電圧を、前記
    データ入力回路からのデータ値に対応した読みだし時と
    同極性の電圧とし、 前記メモリセルソース線制御回路の出力を電気的な開放
    状態又は接地電圧近傍の電圧とすることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置の使用方
    法。
  4. 【請求項4】 前記複数のメモリセルのうちの選択され
    たメモリセルの消去時において、 前記複数の列線に接続された前記列デコード回路の出力
    を、選択された列線において、読みだし時と同極性で且
    つ電源電圧近傍か又はそれより高い電圧とし、 前記複数の行線のうちの選択された行線の電圧を前記複
    数のメモリセル近傍の基板電圧と実質的に同じ電圧と
    し、 前記メモリセルソース線制御回路の出力を前記基板電圧
    と実質的に同じ電圧とすることを特徴とする請求項1〜
    3の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の使用
    方法。
  5. 【請求項5】 前記複数のメモリセルのうちの選択され
    たメモリセルの消去時において、 前記複数の列線に接続された前記列デコード回路の出力
    を、選択された列線において、読みだし時と同極性で且
    つ電源電圧近傍か又はそれより高い電圧とし、 前記複数の行線のうちの選択された行線の電圧を、前記
    データ入力回路からのデータ値に対応した読みだし時と
    同極性の電圧とし、 前記メモリセルソース線制御回路の出力を電源電圧近傍
    か又はそれより高い電圧とすることを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置の
    使用方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のメモリセルのうちの選択され
    たメモリセルの消去時において、前記複数の行線のうち
    の選択されていない行線の電圧を電源電圧近傍か又はそ
    れより低い電圧とすることを特徴とする請求項5に記載
    の不揮発性半導体記憶装置の使用方法。
JP12201393A 1992-04-24 1993-04-26 不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法 Pending JPH06309886A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12201393A JPH06309886A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法
US08/231,684 US5491656A (en) 1992-04-24 1994-04-25 Non-volatile semiconductor memory device and a method of using the same
US08/307,251 US5557572A (en) 1992-04-24 1994-09-16 Non-volatile semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12201393A JPH06309886A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06309886A true JPH06309886A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14825419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12201393A Pending JPH06309886A (ja) 1992-04-24 1993-04-26 不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06309886A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970029852A (ko) * 1995-11-29 1997-06-26 다까노 야스아끼 불휘발성 반도체 기억장치
US5815441A (en) * 1996-09-30 1998-09-29 Nec Corporation Non-volatile semiconductor memory device
JP2002093925A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置とその制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970029852A (ko) * 1995-11-29 1997-06-26 다까노 야스아끼 불휘발성 반도체 기억장치
US5815441A (en) * 1996-09-30 1998-09-29 Nec Corporation Non-volatile semiconductor memory device
KR100286728B1 (ko) * 1996-09-30 2001-04-16 가네꼬 히사시 비휘발성반도체메모리장치
JP2002093925A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置とその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5491656A (en) Non-volatile semiconductor memory device and a method of using the same
JP3098189B2 (ja) 不揮発性半導体メモリのデータ読出回路
JP2905666B2 (ja) 半導体装置における内部電圧発生回路および不揮発性半導体記憶装置
US6587375B2 (en) Row decoder for a nonvolatile memory device
JP3898349B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2001052487A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3392165B2 (ja) 半導体記憶装置
US5490110A (en) Non-volatile semiconductor memory device having disturb verify function
TWI673717B (zh) 用於讀取快閃記憶體單元中的資料的經改善感測放大器電路
US5557572A (en) Non-volatile semiconductor memory device
KR100290106B1 (ko) 메모리 디바이스
US6603700B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device having reduced power requirements
JPH1196776A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP3759176B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2000048582A (ja) 半導体記憶装置
JPH06309886A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその使用方法
JP3513189B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3263636B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JPH10261295A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその消去方法
JP3397847B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2006351112A (ja) 半導体装置
JPH0917189A (ja) 不揮発性半導体メモリ
JPH09306191A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3258945B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
KR0140902B1 (ko) 전기적 및 일괄적으로 소거가능한 특성을 갖는 비휘발성 반도체 메모리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010821