JP2001052487A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2001052487A
JP2001052487A JP22423299A JP22423299A JP2001052487A JP 2001052487 A JP2001052487 A JP 2001052487A JP 22423299 A JP22423299 A JP 22423299A JP 22423299 A JP22423299 A JP 22423299A JP 2001052487 A JP2001052487 A JP 2001052487A
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3454Arrangements for verifying correct programming or for detecting overprogrammed cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のデータ読出しに対して書込みベリファ
イ読出しのメモリセル電流を大きくすることにより、高
速書き換えを可能としたNAND型EEPROMを提供
する。 【解決手段】 NANDセルは、複数個直列接続された
メモリセルMC0〜MC31と選択トランジスタSS
T,GSTにより構成される。データ書込み時、選択ブ
ロックの選択ワード線には書込み電圧Vpgmを与え、
非選択ワード線にはパス電圧Vpass2を与えて選択
メモリセルで浮遊ゲートに電子注入させる。データ書き
込み後のベリファイ読出し動作では、選択ワード線にベ
リファイ読出し電圧、非選択ワード線にはパス電圧Vp
ass3を与える。ベリファイ読み出し時の非選択ワー
ド線に与えるパス電圧Vpass3は、通常のデータ読
み出し時に非選択ワード線に与えるパス電圧Vpass
1より高い値に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的書き換え
可能な複数のメモリセルを接続してメモリセルユニット
を構成する不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気的書き換えを可能としたEEPRO
Mとして、従来より、NAND型EEPROMが知られ
ている。NAND型EEPROMの1つのメモリセル
は、半導体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲート(電荷蓄
積層)と制御ゲートが積層されたFETMOS構造を有
する。複数個のメモリセルは、隣接するもの同士でソー
ス・ドレインを共有する形で直列接続されてNAND型
メモリセルユニット(以下、単にNANDセルという)
を構成する。このようなNANDセルがマトリクス配列
されてメモリセルアレイが構成される。
【0003】メモリセルアレイの列方向に並ぶNAND
セルの一端側のドレインは、選択ゲートトランジスタを
介してビット線に共通接続され、他端側ソースはやはり
選択ゲートトランジスタを介して共通ソース線に接続さ
れる。メモリセルトランジスタのワード線及び選択トラ
ンジスタのゲート電極は、メモリセルアレイの行方向に
それぞれワード線(制御ゲート線)、選択ゲート線とし
て共通接続される。
【0004】このようなNAND型EEPROMは、例
えば次のような文献,により知られている。 K. -D. Suh et al.,“A 3.3V 32Mb NAND Flash Memo
ry with IncrementalStep Pulse Programming Schem
e,”IEEE J. Solid-State Circuits, Vol.30, pp.1149-
1156, Nov.1995 Y. Iwata et al.,“A 35ns Cycle Time 3.3V Only 3
2Mb NAND Flash EEPROM,”IEEE J. Solid-State Circui
ts, Vol.30, pp.1157-1164, Nov.1995.
【0005】図14は、NANDセル型EEPROMの
メモリセルアレイのひとつのNANDセルブロックの構
成を示している。複数個のメモリセルMは、それらのソ
ース、ドレインを隣接するもの同士で共有する形で直列
接続されてNANDセルが構成される。NANDセルの
一端は選択トランジスタS1を介してビット線BLに、
他端はやはり選択トランジスタS2を介して共通接地線
に接続される。図の横方向に並ぶメモリセルMの制御ゲ
ートは、共通にワード線WLに接続される。選択トラン
ジスタS1,S2のゲートも同様に選択ゲート線SS
L,GSLに共通接続される。一つのワード線により駆
動されるNANDセルの範囲がNANDセルブロックを
構成している。
【0006】通常、この様なNANDセルブロックがビ
ット線方向に複数個配置されてメモリセルアレイが構成
される。各NANDセルブロックはデータ消去の最小単
位となっていわゆる一括消去が行われる。またNAND
セルブロック内のひとつの選択されたワード線に沿うメ
モリセル列は1ページと呼ばれ、1ページがデータ読み
出し及び書き込みの単位となる。
【0007】メモリセルMは、例えばnチャネルの場
合、浮遊ゲートに電子が注入されたしきい値が正の状態
(Eタイプ状態)と、浮遊ゲートの電子が放出されたし
きい値が負の状態(Dタイプ状態)とを二値に対応させ
ることにより、データ記憶を行う。例えば、Dタイプ状
態が“1”データの保持状態(消去状態)、Eタイプ状
態が“0”データ保持状態(書き込み状態)というよう
に定義される。また、“1”データを保持しているメモ
リセルのしきい値を正方向にシフトさせて“0”データ
を保持した状態に移行させる動作が「書き込み動作」、
“0”データを保持しているメモリセルのしきい値を負
方向にシフトさせて“1”データを保持した状態に移行
させる動作が「消去動作」というように定義される。こ
の明細書では、以下の説明をこの定義に従って行う。
【0008】図15は、メモリセルアレイの選択された
NANDセルブロックでのデータ消去、読み出し及び書
き込み動作の各部電圧関係を示している。消去動作で
は、選択されたNANDセルブロックの全ワード線を0
V、選択ゲート線SSL,GSL及びビット線BLをフ
ローティング(F)とし、メモリセルのP型ウェルに高
い正の消去電圧Vera(例えば、3ms、21Vの消
去パルス)を与える。その結果、選択ブロックでは、ウ
ェルとワード線の間に消去電圧がかかり、浮遊ゲートの
電子がFNトンネル電流によりウェルに放出される。こ
れにより、そのNANDセルブロック内のメモリセルは
“1”の消去状態になる。
【0009】このとき、非選択のNANDセルブロック
では、フローティング状態のワード線とウェルとの容量
カップリングにより、消去パルスの影響を受けない。カ
ップリング比は、フローティング状態のワード線に接続
される容量から計算される。実際には、ポリシリコンの
ワード線とセル領域のPウェルとの容量が全容量に対し
て支配的であり、実測結果から求めたカップリング比は
約0.9と大きく、これがFNトンネル電流が流れるの
を妨げる。消去ヴェリファイ(検証)は選択ブロック内
の全てのメモリセルのしきい値電圧が例えば−1V以下
になったかどうかが判定される。
【0010】データ読み出し動作は、選択ワード線に0
V、非選択ワード線及び選択ゲート線に一定の中間電圧
Vread(しきい値によらず、チャネルを導通させる
に必要な電圧)を与え、選択されたメモリセルの導通の
有無によるビット線BLの電位変化を読むことにより行
われる。
【0011】データ書き込み動作は、選択ワード線に正
の高い書き込み電圧Vpgm、非選択ワード線には中間
電圧Vpass、ビット線側の選択ゲート線SSLにV
cc、共通ソース線側の選択ゲート線GSLにVss=
0Vを与え、“0”を書き込むべきビット線BLにVs
s、書き込み禁止の(即ち“1”の消去状態に保つべ
き)ビット線BLにVccを与えることにより行われ
る。このとき、Vssが与えられたビット線につながる
選択メモリセルでは、チャネル電位がVssに保持さ
れ、制御ゲートとチャネル間の大きな電界がかかって、
チャネルから浮遊ゲートにトンネル電流による電子注入
が生じる。同じビット線につながるVpassが与えら
れた他の非選択メモリセルでは、書き込みに十分な電界
がかからず、書き込みは行われない。Vccが与えられ
たビット線に沿うメモリセルでは、NANDセルのチャ
ネルはVcc又はVcc−Vth(Vthは選択トラン
ジスタのしきい値電圧)に予備充電されて選択トランジ
スタがカットオフする。そして制御ゲートに書き込み電
圧Vpgm及び中間電圧Vpassが与えられると、フ
ローティングとなっているNANDセルのチャネルと、
Vpgm又はVpassが与えられた制御ゲートとの容
量結合によりチャネル電位は上昇して、電子注入が起こ
らない。
【0012】以上のようにして、Vssが与えられたビ
ット線とVpgmが与えられた選択ワード線の交差部の
メモリセルでのみ、電子注入が行われて“0”書き込み
がなされる。選択ブロック内の書き込み禁止のメモリセ
ルにおいては、上述のようにチャネル電位がワード線と
チャネルとの容量結合によって決定されるから、書き込
み禁止電圧を十分に高くするためには、チャネルの初期
充電を十分に行うこと、また、ワード線とチャネル間の
容量カップリング比を大きくすることが重要となる。
【0013】ワード線とチャネル間のカップリング比B
は、B=Cox/(Cox+Cj)により算出される。
ここで、Cox、Cjはそれぞれワード線とチャネルと
の間のゲート容量の総和、メモリセルトランジスタのソ
ースおよびドレインの接合容量の総和である。また、N
ANDセルのチャネル容量とは、これらゲート容量の総
和Coxと接合容量の総和Cjの合計となる。さらに、
その他の容量である選択ゲート線とソースのオーバラッ
プ容量や、ビット線とソースおよびドレインとの容量等
は全チャネル容量に比べて非常に小さいため、ここでは
無視している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したNAN
D型EEPROMにおけるスケーリングの問題を、図1
6を参照して次に説明する。図16は、NANDセル内
のメモリセル数と、1ビット当たりの実効的なメモリセ
ル面積/1個のメモリセル面積の比の関係をメモり容量
をパラメータとして示している。NAND型EEPRO
Mの特徴は、2個の選択ゲートトランジスタとビット線
及びソース線のコンタクトを複数のメモリセルで共有さ
せることにより、結果的に実効的なメモリセルサイズを
小さくできるという点にある。
【0015】0.4μmルールの64MビットNAND
型EEPROMの場合、NANDセル内のメモリセル数
は16個であり、1ビット当たりの実効的なメモリセル
面積/1個のメモリセル面積の比は、図16に示すよう
に1.20であった。0.25μmルールの256Mビ
ットNAND型EEPROMでは、NANDセル内のメ
モリセル数が同じく16個であるとすると、1ビット当
たりの実効的なメモリセル面積/1個のメモリセル面積
の比は、1.26となる。更に、0.13μmルールの
1Gになると、同じく16個のメモリセル数としてこの
比は、1.33になることが予測される。
【0016】この様に微細化と容量増大に伴って、実効
的なメモリセル面積の実際のメモリセル面積に対する比
が大きくなる理由は、デザインルールに合わせてワード
線ピッチ(ワード線幅+スペース)は縮小できるが、オ
ーバーヘッドとなる選択トランジスタとビット線及びソ
ース線のコンタクト面積の縮小が困難になるためであ
る。これは、微小コンタクト等の加工プロセスの困難性
もあるが、書込み動作に対するマージンを確保するため
に縮小化が制限されるというデバイス設計上の理由もあ
る。いずれにしても、NANDセル内のメモリセル数を
16個に限定した場合、実効的なメモリセルサイズは、
64Mビットを基準として、256Mビットでは5%
(1.12/1.20=1.05)、1Gビットでは1
1%(1.33/1.20=1.11)増大する。
【0017】これに対して、1GビットNAND型EE
PROMのNANDセル内のメモリセル数を32個にす
ると、1ビット当たりの実効的なメモリセル面積/1個
のメモリセル面積の比は、1.17にまで小さくなり、
チップサイズは88%になる。但しこれは、メモリセル
アレイのチップ占有率を共に60%と仮定した場合であ
る。しかし、NANDセル内のメモリセル数を増やすこ
とは、別の問題を招来する。
【0018】第1の問題は、データ一括消去のブロック
サイズが倍増することである。しかしこれは、主要には
仕様上問題となることであり、解決可能である。例え
ば、30万画素のディジタルカメラの1ショットに必要
な容量は、約0.5Mビットであり、16kバイトのブ
ロック4個分に相当する。しかし、130万画素或いは
200万画素とディジタルカメラの容量が増大すると、
ブロックサイズを16kバイトに固定した場合には1シ
ョットに必要なブロック数が増加する。このブロック数
の増加は、1ショットの書き換えスピードを遅延させる
問題につながる。従って、EEPROMはその大容量化
に伴ってある程度ブックサイズを増加させることが好ま
しい場合もある。
【0019】第2の問題は、メモリセル数の倍増により
メモリセル電流が半減することである。メモリセル電流
が半減すると、読み出し時のビット線センス時間即ち、
ワード線選択時からセンスアンプ活性化までの時間が倍
増する。NANDセル内のメモリセル数を16個とする
と、1Gビットの場合、ビット線容量3.4pF、ビッ
ト線振幅0.7V、メモリセル電流0.5μAが予定さ
れており、この場合ビット線センス時間は4.76μs
となる。仮にビット線容量が変わらない条件で、NAN
Dセル内のメモリセル数を16個から32個に増加させ
ると、ビット線センス時間は、9.52μsとなる。
【0020】ビット線センス時間の増加は、単にランダ
ム読出しの時間を増加させるだけでなく、書込み時間を
も増加させる原因となる。ランダム読出し時間の仕様
は、コマンド及びアドレス入力の時間、ワード線選択時
間、データ出力時間及びそれらのマージンがビット線セ
ンス時間に加わり、通常、ビット線センス時間の2倍程
度となる。NANDセル内のメモリセル数16個で設計
すると、ランダム読出し時間は、10μsに収まる。書
込みパルスは約20μsであるため、書込みのサイクル
時間は、約30μs(10μs+20μs)となる。従
って、書込みサイクル数6回で書込みが終了する場合、
書込み時間は、30μs×6=180μsとなる。しか
し、NANDセル内のメモリセル数32個で設計する
と、ランダム読出し時間は20μsとなるため、書込み
サイクル時間は約40μsとなり、書込み時間は、40
μs×6=250μsとなる。
【0021】従って、書込み時間を仕様で200μsと
定めた場合には、書込みサイクルを5回又はそれ以下に
収めなければならない。そのためには、メモリセルのカ
ップリング比のバラツキを抑えるといった、プロセス上
の負担が大きくなる。プロセスの向上が期待できないと
すれば、例えば書き込み時間の仕様を200μから30
0μsへと緩和しなければならない。これは、NAND
型EEPROMの高速書き換えという特徴を伸ばす上で
大きな障害となる。
【0022】NAND型EEPROMは、NOR型EE
PROMのようなホットエレクトロン注入による書込
み、バンド間トンネリングを利用したソース側での消去
と異なり、チャネル全面のFNトンネリングによるデー
タ書き換えを行う。このため、同時に多数のメモリセル
の書き換えができる。従って、書込みのページサイズを
512バイトから1kバイト、更に2kバイトへと増加
させるに従って、書込みのデータロードの時間を無視す
れば、書込みのスループットは2倍、4倍にすることが
可能である。NAND型EEPROMはこの高速書き換
えの特徴を活かすことにより、音声(Voice Recode
r)、画像(Digital Still Camera)、オーディオ、動
画とその応用分野が広がりつつある。しかし、セル電流
の半減によりデータ書込み後のベリファイ読出しが遅く
なり、その結果ページ書込みの速度が遅くなると、NA
ND型EEPROMの応用範囲が制限されてしまう。
【0023】なお、ランダム読出しの時間は例えば、1
0μsから20μsへと増大しても、それほど問題にな
らない。これは、NAND型EEPROMがランダムビ
ット処理を指向するデバイスではなく、ブロックデータ
処理を指向するデバイスであり、頭出しの速度は余り問
題とならない。例えば、16ページ一塊のデータを読み
出す場合、最初の1ページ目の読出しには、頭出しの時
間としてランダム読出しの時間がかかる。しかし、2ペ
ージ目以降は例えば、シーケンシャル・ページ読出し
(前ページのシリアル読出しを行っている間に、次のペ
ージのセンス動作を並行させるモード)を実行すれば、
ページの切り替わりでランダム読出しの時間は加わらな
いためである。
【0024】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、通常のデータ読出しに対して書込みベリファイ
読出しのメモリセル電流を大きくすることにより、高速
書き換えを可能とした不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることを目的としている。この発明はより具体的には、
NANDセルのメモリセル数を多くして1ビット当たり
の実効的なメモリセル面積を小さくした場合に、書込み
速度の劣化を抑制するようにした不揮発性半導体記憶装
置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る不揮発性
半導体記憶装置は、電気的書き換え可能なメモリセルが
複数個ずつメモリセルユニットを構成してマトリクス配
列されたメモリセルアレイと、アドレスをデコードして
前記メモリセルアレイのメモリセルを選択するデコード
回路と、前記メモリセルアレイからの読出しデータを検
知し、前記メモリセルアレイへの書込みデータをラッチ
するセンスアンプ回路と、前記デコード回路により選択
されたメモリセルユニットの中の選択されたメモリセル
のデータ読出しを行う読出し制御手段と、前記デコード
回路により選択されたメモリセルユニットの中の選択さ
れたメモリセルに書込み用電圧を与えてデータ書込みを
行う書込み制御手段と、この書込み制御手段によるデー
タ書込み状態を確認するために、選択されたメモリセル
について、その導通時のメモリセル電流が前記読出し制
御手段によるデータ読み出し時に比べて大きくなるバイ
アス条件でデータ読出しを行う書込みベリファイ読出し
制御手段と、を有することを特徴とする。
【0026】より具体的にこの発明に係る不揮発性半導
体記憶装置は、ワード線により駆動される電気的書き換
え可能なメモリセルが複数個ずつビット線に直列接続さ
れてNAND型メモリセルユニットを構成してマトリク
ス配列されたメモリセルアレイと、アドレスをデコード
して前記メモリセルアレイのワード線及びビット線を選
択するデコード回路と、前記メモリセルアレイのビット
線に読み出されるデータを検知し、前記メモリセルアレ
イへの書込みデータをラッチするセンスアンプ回路と、
前記デコード回路により選択されたNAND型メモリセ
ルユニットの中の選択されたワード線に読出し用電圧を
与え、非選択ワード線にメモリセルを導通させる第1の
パス電圧を与えてデータ読出しを行う読出し制御手段
と、前記デコード回路により選択されたNAND型メモ
リセルユニットの中の選択されたワード線に書込み用電
圧を与え、非選択ワード線に前記書込み用電圧より低い
第2のパス電圧を与えてデータ書込みを行う書込み制御
手段と、この書込み制御手段によるデータ書込み状態を
確認するために、選択されたNAND型メモリセルユニ
ットの中の選択されたワード線にベリファイ読出し用電
圧を与え、非選択ワード線にメモリセルを導通させる第
3のパス電圧を与えて、選択されたNAND型メモリセ
ルユニットの導通時の電流が前記読出し手段によるデー
タ読み出し時に比べて大きくなる条件でデータ読出しを
行う書込みベリファイ読出し制御手段と、を有すること
を特徴とする。
【0027】上記書込みベリファイ読出し制御手段は、
別の観点から言えば、選択されたNAND型メモリセル
ユニットの中の選択されたワード線にベリファイ読出し
用電圧を与え、非選択ワード線にメモリセルを導通させ
る第3のパス電圧を与えて、非選択ワード線により駆動
されるメモリセルのコンダクタンスがデータ読出し時に
比べて大きくなる条件でデータ読出しを行うものであ
る。
【0028】またこの発明において、前記メモリセルア
レイの中のワード線を共通とするNAND型メモリセル
ユニットの範囲をデータ消去の最小単位であるセルブロ
ックとして、選択されたセルブロックの基板領域に消去
用電圧を与えてそのセルブロック内の全メモリセルのデ
ータを一括消去するデータ消去制御手段を有するものと
することができる。
【0029】この発明において好ましくは、第2及び第
3のパス電圧は、第1のパス電圧より高い値に設定され
る。第2のパス電圧と第3のパス電圧は、等しくてもよ
いし、異なってもよい。
【0030】更にこの発明において、通常NAND型メ
モリセルユニットは、複数のメモリセルの一端とビット
線との間に第1の選択ゲート線により駆動される第1の
選択トランジスタを有し、他端と共通ソース線との間に
第2の選択ゲート線により駆動される第2の選択トラン
ジスタを有するものとする。この場合、読出し制御手段
によるデータ読み出し時、選択されたNAND型メモリ
セルユニットの第1及び第2の選択ゲート線に第1のパ
ス電圧が与えられ、書込みベリファイ読出し制御手段に
よる書込みベリファイ読出し時、選択されたNAND型
メモリセルユニットの第1及び第2の選択ゲート線に第
1又は第3のパス電圧が与えられる。
【0031】更にこの発明において、(a)書込み動作
において非選択ワード線に与えられた第2のパス電圧
は、書込動作終了により一旦接地電位にリセットされ、
引き続く書込みベリファイ読出し動作においてその非選
択ワード線に第3のパス電圧が与えられるようにしても
よいし、或いは(b)書込み動作において非選択ワード
線に与えられた第2のパス電圧は、書込動作終了により
リセットされることなく、書込みベリファイ読出し動作
において引き続き前記非選択ワード線に与えられるよう
にしてもよい。
【0032】この発明によると、書込みベリファイ読み
出し時に、通常のデータ読み出し時と比べて大きなメモ
リセル電流を流し得るバイアス条件とすることにより、
メモリセルアレイの容量を大きくしたときのデータ書込
み時間の増大を抑制することができ、EEPROMの高
速書き換えを実現することができる。より具体的にこの
発明によると、NAND型EEPROMにおいて、NA
ND型メモリセルユニット(以下、単にNANDセルと
いう)内のメモリセル数を増加して1ビット当たりのメ
モリセル面積を削減した場合に効果的である。この場
合、メモリセル電流の減少による書き換え速度の劣化
を、書込みベリファイ読出し動作において通常の読み出
し時に比べてメモリセル電流が大きくなる条件とするこ
とによって、補償することができる。これにより、NA
ND型EEPROMのビットコストの削減と高速書き換
え性能の両立を図ることができる。
【0033】更に、書込みベリファイ読み出し時に非選
択ワード線に与えるパス電圧を通常の読み出し時より高
くすることにより、メモリセル電流が増大するが、これ
は書込みマージンを拡げることにもなる。即ち、書込み
状態は、書込みベリファイ読み出し時に選択ワード線に
与えるベリファイ読出し電圧を超えるしきい値電圧にな
ることである。従って、書込みベリファイ読み出し時に
大きなメモリセル電流を流して“0”,“1”判定を行
うことにより、ベリファイ読出し電圧に対してしきい値
電圧が十分大きい状態を書込みと判定することになるか
ら、しきい値電圧マージンを拡大し、信頼性を高めると
いう効果が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の形態に
よるNAND型EEPROMのメモリセルアレイの一つ
のNANDセルブロック1の等価回路を示している。こ
の例では、ビット線BLの本数として528バイト
((512+16)×8=4224本)を例にとり、示
している。この実施の形態では、1NANDセルは32
個のメモリセルトランジスタMC0〜MC31により構
成されている。メモリセルトランジスタMC0〜MC3
1はビット線BLとソース線SLの間に直列接続され
る。ビット線BLとメモリトランジスタMC0の間には
選択トランジスタSSTが設けられ、ソース線SLとメ
モリセルトランジスタMC31の間にも同様に選択トラ
ンジスタGSTが設けられている。
【0035】図2は、NANDセルブロック1のレイア
ウトであり、図3及び図4はそれぞれ、図2のA−
A′、B−B′断面を示している。p型シリコン基板1
0のメモリセルアレイ領域にはn型ウェル11が形成さ
れ、このn型ウェル11内にはp型ウェル12が形成さ
れ、このp型ウェル12には素子分離絶縁膜13により
素子領域が区画されている。素子領域にトンネル酸化膜
14を介して浮遊ゲート15が各メモリセルトランジス
タ毎に形成され、この上に層間ゲート絶縁膜16を介し
て制御ゲート17が形成されている。
【0036】制御ゲート17は、図2に示すように行方
向に連続的に配設されて、これがワード線WL(WL
0,WL1,…,WL31)となる。制御ゲート17を
マスクとしてイオン注入を行うことにより、ソース、ド
レイン拡散層21が形成されている。図3では、選択ト
ランジスタSST,GSTは、メモリセルトランジスタ
MCと同様の構造として示しているが、図4の断面に対
応する断面では、浮遊ゲート15に対応する層と制御ゲ
ート17に対応する層とが、所定箇所で共通接続されて
連続的に配設されて、選択ゲート線SSL,STLとな
る。ソース側の選択トランジスタGSTも同様であり、
そのゲートは連続的に配設されて、選択ゲート線GSL
となる。ここで、選択トランジスタSST,GSTとメ
モリセルトランジスタMCとはゲート酸化膜厚を異なら
せてもよい。
【0037】ページ書き込み/読み出し機能を持つNA
ND型EEPROMとしての全体ブロック構成は、図5
のようになる。図示のように、メモリセルアレイ51
と、外部から入力されたアドレスに基いてメモリセルア
レイ51のワード線を選択駆動するロウデコーダ52
と、メモリセルアレイ51のビット線BLに接続され
る、入出力データのラッチ機能を持つセンスアンプ回路
53とを有する。センスアンプ回路53にはカラムゲー
ト55が接続され、カラムデコーダ54により外部から
入力されたアドレスに基いてカラムゲート55を制御す
ることで、対応するビット線およびセンスアンプ回路が
選択される。
【0038】センスアンプ回路53は、カラムゲート5
5を介してデータ入出力(I/O)バッファ58に接続
される。書き込み動作や消去動作に必要な高電圧を供給
するために昇圧回路56が設けられ、またメモリセルア
レイ51へのデータ書き込み、消去及び読み出しの制御
信号を生成してチップ内部を制御するとともに外部との
インターフェースをとるための制御回路57が設けられ
ている。
【0039】ロウデコーダ52は、データの書き込み
時、消去時およびデータの読み出し時にそれぞれアドレ
ス信号に基づいて複数のワード線WLを選択駆動するも
のであり、そのワード線ドライバには、所要の電圧が供
給される。センスアンプ回路53は、読み出し時にビッ
ト線データをセンスする機能、書き込み時に外部からロ
ードされるデータを保持するデータラッチ機能、書き込
み及び消去の際にビット線BLに対して所要の電圧をそ
れぞれ選択的に供給する機能を有する。制御回路57に
は、NANDセルに対する消去/消去ベリファイ、書き
込み/書き込みベリファイ、及び読み出し動作を制御す
るためのシーケンス制御手段(例えばプログラマブルロ
ジックアレイ)が含まれている。
【0040】図6は、センスアンプ回路53のなかの一
つセンスアンプの構成を示している。センスアンプは、
逆並列に接続されたインバータI1,I2により構成さ
れたデータラッチ回路61を主体とする。このラッチ回
路61のノードQ,QbはそれぞれNMOSトランジス
タM5,M6を介してセンス用NMOSトランジスタM
7のドレインに接続されている。センス用NMOSトラ
ンジスタM7のソースは接地れており、そのゲートがセ
ンスノードNsenseである。センスノードNsen
seは、トランスファゲートNMOSトランジスタM3
及びM1を介してビット線BLiに接続されている。N
MOSトランジスタM1は、データ消去時のバッフア用
高耐圧トランジスタである。
【0041】また、ラッチ回路61のノードQは、書込
みデータをビット線BLiに転送するためのNMOSト
ランジスタM2を介してNMOSトランジスタM1に接
続されている。ラッチ回路61のノードQ,Qbはまた
それぞれ、カラム選択NMOSトランジスタM8,M9
を介してデータバッファに接続される。センスノードN
senseにはこれをプリチャージするためのNMOS
トランジスタM4が設けられている。
【0042】次に、この実施の形態によるNAND型E
EPROMのデータ消去、書き込み、及び読み出しの動
作を順次説明する。図7は、データ消去動作での各部の
バイアス電圧関係を示している。この実施の形態のNA
ND型EEPROMでは、1NANDセルブロックが消
去単位となる。消去動作が開始されると、消去する選択
ブロックの全ワード線WL0〜WL31には、Vss
(=0V)が印加され、非選択ブロックの全ワード線W
L0〜WL31および選択ゲート線SSL,GSLはフ
ローティング状態にされる。この状態で、メモリセルア
レイのPウェル(P−well)に消去電圧Vera
(=20V)が印加される。
【0043】このとき、非選択ブロックのワード線WL
0〜WL31および選択ゲート線SSL、GSLはPウ
ェルとの容量結合により、α×Veraに昇圧される。
αは約0.9であるから、18V程度まで上がる。ま
た、ビット線BL0、BL1、およびソース線SLはP
ウェルとビット線コンタクト部のn+型拡散層およびソ
ース線SL部のn+型拡散層とのPN接合が順バイアス
状態となり、Vera−Vfまで上昇する。VfはPN
接合のビルトイン・ポテンシャルであり、約0.7Vで
あるから、ビット線BL0、BL1及びソース線SLは
約19.3V程度となる。従って、非選択ブロックのワ
ード線WL0〜WL31に沿ったメモリセルトランジス
タでは、消去動作は起こらない。
【0044】選択ブロックのワード線WL0〜WL31
に沿ったメモリセルトランジスタでは、基板領域にVe
ra、制御ゲートにVssが印加されているため、浮遊
ゲートの電子はトンネル電流により基板領域(Pウェ
ル)へと放出され、メモリセルトランジスタの記憶デー
タは一括消去される。
【0045】図8は、データ書き込み動作での各部のバ
イアス電圧関係を示している。図8では、上の説明で一
括消去された選択ブロック内のワード線WL17につい
て書き込みを行う場合を示している。また、ビット線B
L0では“0”データ書き込みを行い、ビット線BL1
では“1”データ書き込み(即ち、“1”データの消去
状態を保つ書き込み禁止)を行う場合を想定している。
この場合、図9は、図1のなかの二つのビット線BL
0,BL1のみ取り出して、電圧関係を示したものであ
る。
【0046】このデータ書き込みでは、まずビット線B
L0,BL1にそれぞれ書き込み用の接地電位Vss、
書き込み禁止用の電源電位Vcc(=3.3V)が与え
られる。その後ソース線側の選択ゲート線GSLはVs
sに保ったまま、他のワード線及び選択ゲート線に、V
ccよりわずかに昇圧されたパス電圧Vpass1(約
3.5V程度)が与えられる。これにより、ビット線B
L0につながるNANDセルチャネルには書き込みのた
めのVssが伝達される。ビット線BL1につながるN
ANDセルチャネルには、書き込み禁止のためのVcc
が伝達されるが、そのチャネル電位がVpass1−V
th(選択トランジスタ、若しくは、メモリセルトラン
ジスタのしきい値電圧の内、高いしきい値電圧)だけ低
下した値まで上昇すると、選択トランジスタSSTはオ
フになり、チャネルはフローティングになる。
【0047】この状態で次に、選択NANDセルブロッ
クのワード線の内、書き込みを行わない非選択ワード線
WL0〜WL16およびWL18〜WL31には、パス
電圧Vpass1より高いパス電圧Vpass2(約8
〜10V)が、書き込みを行う選択ワード線WL17に
は更に高い書き込み電圧Vpgm(約16V)が、それ
ぞれ印加される。ドレイン側選択ゲート線SSLは、V
pass1のまま保つ。
【0048】この時、選択NANDセルブロック内のビ
ット線BL1側のチャネル領域は、初期状態のVpas
s1−VthからVpass2およびVpgmに上昇す
るワードとの容量結合により、β×(Vpass2−V
pass1)+(Vpass1−Vth)まで上昇す
る。書き込み電圧Vpgmが与えられるワード線1本に
対して、パス電圧Vpass2が与えられるワード線数
は31本であるから、ほぼVpass2により決まる上
述のチャネル電位になる。ここで、βは、ワード線とチ
ャネル領域の容量カップリング比であり、約0.5であ
る。
【0049】一方、Vssが与えられたビット線BL0
側では、ビット線BL0から伝達されるVssにより、
選択されたメモリセルトランジスタMC170のチャネ
ルまでVssが伝わっている。この結果、書き込み電圧
Vpgmが与えられた選択ワード線WL17で駆動され
るメモリセルトランジスタMC170では、トンネル注
入による書き込み動作が起こる。同じビット線BL0に
沿った他のメモリセルでは、大きな電界がかからず、書
き込みは生じない。
【0050】データ書き込み時のドレイン側選択ゲート
線SSLに与えるパス電圧Vpass1のレベルは、書
き込み禁止のNANDセルチャネルに対する予備充電の
機能と選択トランジスタSSTをカットオフにする機能
を考慮して定める必要がある。前者の機能のためには高
くすることが必要であるが、後者の機能のためには低い
方がよい。従って、選択ゲート線SSLに与える電圧
は、最初のチャネル予備充電の際には昇圧されたパス電
圧Vpass1を用い、選択ワード線および非選択ワー
ド線にそれぞれ書込み電圧Vpgm、パス電圧Vpas
s2を与える際には、選択トランジスタSSTが充分カ
ットオフするレベル、例えば電源Vccに下げるように
してもよい。或いは、最初から昇圧されたパス電圧Vp
ass1を用いることなく、電源電位Vccを用いるこ
ともできる。
【0051】なお、実際のデータ書き込み動作は、図5
に示す制御回路57によるシーケンス制御により、書き
込み電圧パルス印加と書き込み後のしきい値をチェック
するベリファイ(検証)動作を繰り返して、1ページ分
のデータを所定しきい値範囲に追い込むという制御が行
われる。1ページは例えば、1ワード線の範囲のビット
線数であるが、ページバッファ等との関係で1ワード線
の範囲を2ページとする場合もある。
【0052】この様なページ単位のデータ書き込みサイ
クルを説明すると、まず、図5のセンスアンプ回路53
のデータラッチに連続的に書き込みデータがロードされ
る。このとき、“0”が書き込み動作を行うセルデータ
であり、“1”は書き込み禁止のセルデータである。書
き込みサイクルは、次のステップで構成される。 (1)ビット線のレベルを、センスアンプにラッチされ
ているデータに従って、Vss又はVccに設定する。 (2)選択ワード線に書き込み電圧パルスを印加する。 (3)選択ワード線を放電する。 (4)書き込みベリファイ読み出しを行う。
【0053】ベリファイ動作では、十分な書き込みが行
われたセルに対応するデータラッチのデータが“0”か
ら“1”に変わり、それ以上の書き込み動作が行われな
いようにする。ベリファイ読出しが開始されると、ビッ
ト線は初期状態のVbl(約1.5V)に予備充電され
る。そして選択セルブロックの書込みを行ったワード線
WL17にベリファイ読出し電圧Vref(約0.7
V)を与える以外、セルブロック内の他の非ワード線及
び選択ゲート線にはメモリセル及び選択トランジスタを
導通させるパス電圧Vpass3を与える。このパス電
圧Vpass3は、後に説明する通常のデータ読み出し
時に選択セルブロックの非選択ワード線に与えるパス電
圧Vpass1(約3.5V)より高く、例えば、Vp
ass3=約8Vとする。このパス電圧Vpass3
は、データ書込み時のバス電圧Vpass2より低いこ
とが、データ保持の信頼性上好ましい。
【0054】しかし、実際のデータ書き込みでは、書き
込み電圧Vpgmおよびパス電圧Vpass2共に、書
き込みサイクル毎にそれぞれ、1V、0.5Vというよ
うに段階的にステップアップする方式を用いている。こ
れは、メモリセルにプロセス上のばらつきがあり、カッ
プリング比が大きく速く書き込まれるものと、カップリ
ング比が小さく、書き込みが遅いものとがあるためであ
る。例えば、書き込みの第1サイクルでは、Vpgm=
15V、Vpass2=8Vとし、第2サイクルでは、
Vpgm=16V、Vpass2=8.5Vとし、複数
回の書き込みサイクルを行う。このため、Vpass2
>Vpass3となる事態もあり得る。
【0055】以上の結果、通常のデータ読み出し時に選
択ワード線以外のパスワード線及び選択ゲート線にパス
電圧Vpass1を与える場合に比べて、メモリセルト
ランジスタ及び選択ゲートトランジスタのコンダクタン
スが大きくなり、通常の読み出し時よりメモリセル電流
が大きくなる。これにより、“0”データ(そのしきい
値がVrefを超えて、書込み状態となったメモリセル
のデータ)を読み出すビット線は、Vblを保ち、
“1”データ(消去状態のメモリセルのデータ)を読み
出すビット線は、VblからVssになる。このビット
線電位の変化を通常読み出し時と同様に、センスアンプ
に検出して“0”,“1”を判別する。
【0056】なお、図10及び図11の例では、非選択
ワード線WL0〜WL16,WL18〜WL31及び選
択ゲート線SSL,GSLに同じパス電圧Vpass3
を与えたが、非選択ワード線と選択ゲート線が同じ電圧
であることは必ずしも必要ではない。即ち、非選択ワー
ド線WL0〜WL16,WL18〜WL31に対して与
えるパス電圧Vpass3が、後述する通常読み出し時
に非選択ワード線に与えるパス電圧Vpass1との関
係で、Vpass1<Vpass3を満たせばよく、例
えば選択ゲート線SSL,GSLに与えるパス電圧は通
常読み出し時と同じVpass1であってもよい。或い
は逆に、選択ゲート線SSL,GSLに与えるパス電圧
をVpass3とし、非選択ワード線に与えるパス電圧
は通常読み出し時と同じVpass1としてもよい。い
ずれの場合も、NANDセルでの書込みベリファイ読み
出し時のメモリセル電流が通常読み出し時に比べて大き
くなり、書込み時間の短縮の効果が期待できる。
【0057】実際の使用においては、選択ゲート線SS
L,GSLに与えるパス電圧はVpass3より低くす
る可能性が高い。何故なら、現在のNAND型EEPR
OMでは選択ゲートトランジスタとメモリトランジスタ
とが同じトンネル酸化膜(約9nm)を用いている。両
者の違いは、メモリセルでは浮遊ゲートに印加される電
圧はほぼ制御ゲートの電圧×カップリング比であるが、
制御ゲートに加えた電圧の約1/2がトンネル酸化膜に
かかる。これに対して、選択ゲートトランジスタでは、
印加電圧がそのままトンネル酸化膜にかかるからであ
る。
【0058】また、データ書込み時に非選択ワード線に
与えるパス電圧Vpass2は、書き込み後ベリファイ
読出しに移る際に一旦接地電位にリセットして、ベリフ
ァイ読出し動作で改めて、パス電圧Vpass3を与え
るようにしても良い。或いはまた、データ書込み時に非
選択ワード線に与えるパス電圧Vpass2を、書き込
み後ベリファイ読出しに移る際にリセットすることな
く、そのままベリファイ読出し動作に連続的に与えるよ
うにしても良い。以上の書込みベリファイ読出し動作で
書き込みが不十分と判定されたセルについてのみ、次の
サイクルで再度書き込み動作が繰り返される。
【0059】図12及び図13は、通常のデータ読み出
し動作での各部の電圧関係を示している。読み出しが開
始されると、ビット線は初期状態のVbl(約1.5
V)に予備充電される。そして、選択ブロックの選択ワ
ード線(図12及び図13では、WL17)を読出し電
圧であるVssにする以外は、選択NANDセル内の全
ての選択ゲート線および非選択ワード線にパス電圧Vp
ass1を与える。これにより、“0”データ(書き込
み状態のメモリセル)を読み出すビット線はVblを保
ち、“1”データ(消去状態のメモリセル)を読み出す
ビット線はVBblからVssになる。このビット線電
圧の変化を、従来と同様にセンスアンプにより“0”,
“1”として判別する。
【0060】以上のようにこの実施の形態によると、N
AND型EEPROMの書込みベリファイ読み出し時
に、通常のデータ読み出し時に比べて大きなメモリセル
電流が流れ得るバイアス条件とすることにより、データ
書込み時間の短縮が可能になる。従って、NANDセル
内のメモリセル数を増加して1ビット当たりのメモリセ
ル面積を削減した場合に、メモリセル電流の減少による
書き換え速度の劣化を補償することができ、これによ
り、NAND型EEPROMのビットコストの削減と高
速書き換え性能の両立を図ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、書込み
ベリファイ読み出し時に、通常のデータ読み出し時と比
べて大きなメモリセル電流を流し得るバイアス条件とす
ることにより、メモリセルアレイの容量を大きくしたと
きのデータ書込み時間の増大を抑制することができ、E
EPROMの高速書き換えを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるNAND型EEP
ROMのメモリセルアレイの等価回路である。
【図2】同メモリセルアレイのレイアウトである。
【図3】図2のA−A′断面図である。
【図4】図2のB−B′断面図である。
【図5】同NAND型EEPROMのブロック構成を示
す図である。
【図6】同NAND型EEPROMのセンスアンプ構成
を示す図である。
【図7】同NAND型EEPROMのデータ消去動作の
バイアス関係を示す図である。
【図8】同NAND型EEPROMのデータ書き込み動
作のバイアス関係を示す図である。
【図9】図8のバイアス関係をメモリセルアレイ上で示
す図である。
【図10】同NAND型EEPROMの書込み後のベリ
ファイ読み出し動作のバイアス関係を示す図である。
【図11】図11のバイアス関係をメモリセルアレイ上
で示す図である。
【図12】同NAND型EEPROMのデータ読出し動
作のバイアス関係を示す図である。
【図13】図12のバイアス関係をメモリセルアレイ上
で示す図である。
【図14】従来のNAND型EEPROMのメモリセル
アレイを示す図である。
【図15】従来のNAND型EEPROMのデータ消
去、読み出し及び書き込みのバイアス関係を示す図であ
る。
【図16】NAND型EEPROMのNANDセル内メ
モリセル数と1ビット当たりの実効的メモリセル面積と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…NANDセルブロック、MC…メモリセルトランジ
スタ、SST,GST…選択トランジスタ、WL…ワー
ド線、BL…ビット線、SL…ソース線、SSL,GS
L,STL…選択ゲート線、51…メモリセルアレイ、
52…ロウデコーダ、53…センスアンプ回路、54…
カラムデコーダ、55…カラムゲート、56…昇圧回
路、57…制御回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月16日(1999.8.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】ベリファイ動作では、十分な書き込みが行
われたセルに対応するデータラッチのデータが“0”か
ら“1”に変わり、それ以上の書き込み動作が行われな
いようにする。ベリファイ読出しが開始されると、ビッ
ト線は初期状態のVbl(約1.5V)に予備充電され
る。そして選択セルブロックの書込みを行ったワード線
WL17にベリファイ読出し電圧Vref(約0.7
V)を与える以外、セルブロック内の他の非ワード線及
び選択ゲート線にはメモリセル及び選択トランジスタを
導通させるパス電圧Vpass3を与える。このパス電
圧Vpass3は、後に説明する通常のデータ読み出し
時に選択セルブロックの非選択ワード線に与えるパス電
圧Vpass1(約3.5V)より高く、例えば、Vp
ass3=約8Vとする。このパス電圧Vpass3
は、データ書込み時のパス電圧Vpass2より低いこ
とが、データ保持の信頼性上好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
フロントページの続き (72)発明者 今宮 賢一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD02 AD03 AD04 AD05 AD06 AD08 AD09 AE05 5F001 AA25 AB08 AB09 AD41 AD51 AD53 AE02 AE03 5F083 EP02 EP23 EP27 EP32 EP76 ER22 ER23 GA01 GA09 GA22 KA05 LA03 LA04 LA05 LA10 LA16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的書き換え可能なメモリセルが複数
    個ずつメモリセルユニットを構成してマトリクス配列さ
    れたメモリセルアレイと、 アドレスをデコードして前記メモリセルアレイのメモリ
    セルを選択するデコード回路と、 前記メモリセルアレイからの読出しデータを検知し、前
    記メモリセルアレイへの書込みデータをラッチするセン
    スアンプ回路と、 前記デコード回路により選択されたメモリセルユニット
    の中の選択されたメモリセルのデータ読出しを行う読出
    し制御手段と、 前記デコード回路により選択されたメモリセルユニット
    の中の選択されたメモリセルに書込み用電圧を与えてデ
    ータ書込みを行う書込み制御手段と、 この書込み制御手段によるデータ書込み状態を確認する
    ために、選択されたメモリセルについて、その導通時の
    メモリセル電流が前記読出し制御手段によるデータ読み
    出し時に比べて大きくなるバイアス条件でデータ読出し
    を行う書込みベリファイ読出し制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 ワード線により駆動される電気的書き換
    え可能なメモリセルが複数個ずつビット線に直列接続さ
    れてNAND型メモリセルユニットを構成してマトリク
    ス配列されたメモリセルアレイと、 アドレスをデコードして前記メモリセルアレイのワード
    線及びビット線を選択するデコード回路と、 前記メモリセルアレイのビット線に読み出されるデータ
    を検知し、前記メモリセルアレイへの書込みデータをラ
    ッチするセンスアンプ回路と、 前記デコード回路により選択されたNAND型メモリセ
    ルユニットの中の選択されたワード線に読出し用電圧を
    与え、非選択ワード線にメモリセルを導通させる第1の
    パス電圧を与えてデータ読出しを行う読出し制御手段
    と、 前記デコード回路により選択されたNAND型メモリセ
    ルユニットの中の選択されたワード線に書込み用電圧を
    与え、非選択ワード線に前記書込み用電圧より低い第2
    のパス電圧を与えてデータ書込みを行う書込み制御手段
    と、 この書込み制御手段によるデータ書込み状態を確認する
    ために、選択されたNAND型メモリセルユニットの中
    の選択されたワード線にベリファイ読出し用電圧を与
    え、非選択ワード線にメモリセルを導通させる第3のパ
    ス電圧を与えて、選択されたNAND型メモリセルユニ
    ットの導通時の電流が前記読出し手段によるデータ読み
    出し時に比べて大きくなる条件でデータ読出しを行う書
    込みベリファイ読出し制御手段と、を有することを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 ワード線により駆動される電気的書き換
    え可能なメモリセルが複数個ずつビット線に直列接続さ
    れてNAND型メモリセルユニットを構成してマトリク
    ス配列されたメモリセルアレイと、 アドレスをデコードして前記メモリセルアレイのワード
    線及びビット線を選択するデコード回路と、 前記メモリセルアレイのビット線に読み出されるデータ
    を検知し、前記メモリセルアレイへの書込みデータをラ
    ッチするセンスアンプ回路と、 前記デコード回路により選択されたNAND型メモリセ
    ルユニットの中の選択されたワード線に読出し用電圧を
    与え、非選択ワード線にメモリセルを導通させる第1の
    パス電圧を与えてデータ読出しを行う読出し制御手段
    と、 前記デコード回路により選択されたNAND型メモリセ
    ルユニットの中の選択されたワード線に書込み用電圧を
    与え、非選択ワード線に前記書込み用電圧より低い第2
    のパス電圧を与えてデータ書込みを行う書込み制御手段
    と、 この書込み制御手段によるデータ書込み状態を確認する
    ために、選択されたNAND型メモリセルユニットの中
    の選択されたワード線にベリファイ読出し用電圧を与
    え、非選択ワード線にメモリセルを導通させる第3のパ
    ス電圧を与えて、非選択ワード線により駆動されるメモ
    リセルのコンダクタンスがデータ読み出し時に比べて大
    きくなる条件でデータ読出しを行う書込みベリファイ読
    出し制御手段と、を有することを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイの中のワード線を
    共通とするNAND型メモリセルユニットの範囲をデー
    タ消去の最小単位であるセルブロックとして、選択され
    たセルブロックの基板領域に消去用電圧を与えてそのセ
    ルブロック内の全メモリセルのデータを一括消去するデ
    ータ消去制御手段を有することを特徴とする請求項2又
    は3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第3のパス電圧は、前記第1のパス
    電圧より高い値に設定されることを特徴とする請求項2
    又は3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のパス電圧は、前記第1のパス
    電圧より高い値に設定されることを特徴とする請求項2
    又は3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記NAND型メモリセルユニットは、
    複数のメモリセルの一端とビット線との間に第1の選択
    ゲート線により駆動される第1の選択トランジスタを有
    し、他端と共通ソース線との間に第2の選択ゲート線に
    より駆動される第2の選択トランジスタを有し、 前記読出し制御手段によるデータ読み出し時、選択され
    たNAND型メモリセルユニットの第1及び第2の選択
    ゲート線に前記第1のパス電圧が与えられ、 前記書込みベリファイ読出し制御手段による書込みベリ
    ファイ読出し時、選択されたNAND型メモリセルユニ
    ットの第1及び第2の選択ゲート線に前記第1又は第3
    のパス電圧が与えられることを特徴とする請求項5又は
    6記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 書込み動作において非選択ワード線に与
    えられた第2のパス電圧は、書込動作終了により一旦接
    地電位にリセットされ、引き続く書込みベリファイ読出
    し動作においてその非選択ワード線に第3のパス電圧が
    与えられることを特徴とする請求項2又は3記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 書込み動作において非選択ワード線に与
    えられた第2のパス電圧は、書込動作終了によりリセッ
    トされることなく、書込みベリファイ読出し動作におい
    て引き続き前記非選択ワード線に与えられることを特徴
    とする請求項2又は3記載の不揮発性半導体記憶装置。
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