JPH10134587A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH10134587A
JPH10134587A JP28642096A JP28642096A JPH10134587A JP H10134587 A JPH10134587 A JP H10134587A JP 28642096 A JP28642096 A JP 28642096A JP 28642096 A JP28642096 A JP 28642096A JP H10134587 A JPH10134587 A JP H10134587A
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JP
Japan
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memory cell
cell
erasing
semiconductor memory
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JP28642096A
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English (en)
Inventor
Takayuki Emori
孝之 江守
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルのトンネル酸化膜の劣化度合いを
一様に保持でき、読み出し動作の安定化が図れる不揮発
性半導体記憶装置を実現する。 【解決手段】 メモリセルおよびリファレンスセルの書
き換え動作は、書き込み動作、消去動作および消去後の
プログラム動作からなり、書き換え動作時に選択メモリ
セルと同一ワード線上にあるすべてのメモリセルおよび
リファレンスセルに対して書き換えを行い、メモリセル
において書き換えデータに基づき書き換え動作を行い、
リファレンスセルにおいて常にデータ“0”またはデー
タ“1”を記憶するように書き換えを行うので、n回の
書き換え動作では、何れの書き換えデータにおいてもメ
モリセルの消去動作はn回、書き込み動作は(n±1)
回に分布し、メモリセルおよびリファレンスセルのトン
ネル酸化膜の劣化度合いをほぼ一様に保持でき、安定し
た読み出しを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置、例えば、フラッシュE
EPROMに関するものである。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置、例えば、フラ
ッシュEEPROMは、コントロールゲートと基板間に
電荷蓄積層を構成するフローティングゲートを有する不
揮発性半導体記憶素子(以下、メモリセルという)によ
り構成されている。このような不揮発性半導体記憶装置
において、FN(Fowler-Nordheim )トンネル注入によ
りフローティングゲートから、例えば、ドレインへ電荷
(電子)を引き抜くことにより書き込み動作を行うもの
がある。この場合、消去動作は、FNトンネリングによ
り、例えば、基板からフローティングゲートに電子を注
入することにより行う。
【0003】上述した書き込み動作により、フローティ
ングゲートから電子が引き抜かれ、メモリセルのしきい
値電圧Vthが低いレベル、例えば、電源電圧VCC以下の
レベルに設定され、消去動作により、しきい値電圧Vth
が高いレベル、例えば、電源電圧VCC以上のレベルに設
定される。消去動作の場合、消去後のしきい値電圧Vth
は電源電圧VCC以上であればよく、かつ上限はないの
で、消去後のしきい値電圧Vthの分布を揃えるために消
去動作の前に、一旦書き込みを行うというようなことは
なされない。
【0004】即ち、メモリセルに対するデータの書き換
えは、図4に示すように、消去動作とプログラム書き込
み(以下、単にプログラムという)動作の2段階で行わ
れる。図4は上述したメモリセルの書き換え動作を示す
フローチャートである。ステップS1の消去動作によ
り、メモリセルのフローティングゲートに電子が注入さ
れ、メモリセルのしきい値電圧Vthが高いレベルに保持
される。なお、フラッシュEEPROMの場合、この消
去動作は、例えば、メモリチップ毎に、あるいはメモリ
チップ上の各ブロック毎に行われる。
【0005】消去動作の後、ステップS2のプログラム
動作が行われる。このプログラム動作において、書き込
みデータに応じて、選択メモリセルに対して書き込みが
行われる。例えば、選択されたメモリセルにデータ
“0”を書き込む場合、プログラム動作前の消去動作に
より、メモリセルのフローティングゲートに電子が注入
され、しきい値電圧Vthが高いレベルとなり、データ
“0”が保持する状態となっているので、選択されたメ
モリセルをそのままにする。一方、選択されたメモリセ
ルにデータ“1”を書き込む場合には、FNトンネリン
グにより、選択されたメモリセルのフローティングゲー
トに注入された電子を引き抜き、しきい値電圧Vthを低
いレベルに設定することでプログラム動作が行われる。
【0006】そして、メモリセルに記憶したデータの読
み出し動作は、例えば、差動増幅器により構成されたセ
ンスアンプにより行われる。図5は、このようなセンス
アンプにより構成された読み出し回路の一例を示す回路
図である。
【0007】図5において、SAは差動増幅器により構
成されたセンスアンプ、M1 は選択されたメモリセル、
D はリファレンス用ダミーセル(以下、リファレンス
セルという)、BL1 は選択されたメモリセルM1 に接
続されたビット線、DBLはリファレンスセルに接続さ
れたリファレンスビット線、NC1 ,NCD はカラムデ
コーダからのカラム選択信号線YS1 およびリファレン
ス選択信号線YSD の選択信号により導通または非導通
状態に設定されるカラム選択トランジスタおよびリファ
レンス選択トランジスタ、PT1 ,PT2 はビット線B
1 およびリファレンスビット線DBLをプルアップす
るためのトランジスタ、NT1 ,NT2はビット線BL
1 およびリファレンスビット線DBLをセンスアンプに
接続するためのトランジスタをそれぞれ示している。
【0008】トランジスタPT1 のゲートおよびドレイ
ンは共通に接続され、ソースが電源電圧VCCの供給線に
接続されている。PT2 のゲートおよびドレインは共通
に接続され、ソースが電源電圧VCCの供給線に接続され
ている。トランジスタPT1 のゲートとドレインの共通
の接続点が、センスアンプSAの入力端子T1 に接続さ
れ、さらに、トランジスタNT1 とNC1 を介して、ビ
ット線BL1 に接続されている。トランジスタPT2
ゲートとドレインの共通の接続点が、センスアンプSA
の入力端子T2 に接続され、さらに、トランジスタNT
2 とNCD を介して、リファレンスビット線DBLに接
続されている。
【0009】トランジスタNT1 ,NT2 のゲートがバ
イアス電圧Vbiasの供給線に接続され、トランジスタN
1 のゲートがカラム選択信号線YS1 に接続され、ト
ランジスタNCD のゲートがリファレンス選択信号線Y
D に接続されている。
【0010】ビット線BL1 がトランジスタNC1 ,N
1 を介して、センスアンプSAの入力端子T1 に接続
され、リファレンスビット線DBLはトランジスタNC
D ,NT2 を介して、センスアンプSAの入力端子T2
に接続されている。
【0011】選択メモリセルM1 およびリファレンスセ
ルMD のゲートがともにワード線WL1 に接続されてい
る。選択メモリセルM1 にプログラム動作により書き込
まれたデータが格納されている。一方、リファレンスセ
ルMD には常に消去データ“0”または書き込みデータ
“1”が格納されている。
【0012】なお、図5に示す例においては、メモリセ
ルM1 およびリファレンスセルMDが同じワード線WL
1 に接続されているが、メモリセルM1 およびリファレ
ンスセルMD は異なるワード線上に配置し、これらのワ
ード線への印加電圧のタイミングを同一にするという方
法をとってもよい。
【0013】上述したように構成されたメモリセルアレ
イおよび読み出し回路において、読み出し動作時に、ト
ランジスタNT1 ,NT2 のゲートにバイアス電圧V
bias印加され、これらのトランジスタが導通状態に設定
され、また、トランジスタNC1 ,NCD のゲートにカ
ラム選択信号線YS1 ,YSD からの選択信号が印加さ
れるので、これらのトランジスタも導通状態に設定され
ている。これにより、ビット線BL1 がセンスアンプS
Aの入力端子T1 に接続され、リファレンスビット線D
BLがセンスアンプSAの入力端子T2 に接続される。
【0014】さらに、読み出し時に、選択されたメモリ
セルM1 に接続されたワード線WL1 に読み出し電圧、
例えば、電源電圧VCCが印加されるので、選択メモリセ
ルM1 が消去状態、例えば、しきい値電圧Vthが電源電
圧VCC以上にある場合、メモリセルM1 が非導通状態と
なり、ビット線BL1 はプルアップトランジスタPT1
により、ハイレベル、例えば、電源電圧VCCレベルに保
持される。一方、選択メモリセルM1 が書き込み状態、
例えば、しきい値電圧Vthが低いレベルの場合、メモリ
セルM1 が導通状態となり、ビット線BL1 は導通状態
になるメモリセルM1 を介して、ソース線に接続される
ので、ビット線BL1 はソース線の電位、例えば、0V
に保持される。
【0015】一方、リファレンスセルMD は常に消去状
態または書き込み状態に設定されているので、ここで、
リファレンスセルMD が消去状態、即ち、しきい値電圧
thが高い状態に設定されているとする。この場合、読
み出し時に、リファレンスセルMD が非導通状態に保持
され、リファレンスビット線DBLはプルアップ用トラ
ンジスタPT2 により、ハイレベル、例えば、電源電圧
CCレベルに保持される。
【0016】センスアンプSAにより、入力端子T1
2 に入力された信号のレベルを比較することにより、
選択メモリセルM1 の記憶データを読み出すことができ
る。例えば、センスアンプSAの入力端子T1 に入力さ
れた信号が入力端子T2 に入力された信号と同レベルの
場合、選択メモリセルM1 に格納したデータがリファレ
ンスセルMD の保持データと同様である。しかし、セン
スアンプSAの差動入力端子に入力された信号が異なる
場合、選択メモリセルM1 に格納したデータがリファレ
ンスセルMD の保持データと異なる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の不揮発性半導体記憶装置においては、選択メモリセ
ルとリファレンスセルのデータの書き換え回数は同じで
あるが、トンネル酸化膜の劣化状況が異なり、差動増幅
器により構成されたセンスアンプでは、安定した読み出
しは困難であるという問題がある。
【0018】例えば、図5に示す読み出し回路例におい
ては、リファレンスセルMD が常に消去状態、即ち、デ
ータ“0”を格納する状態に設定された場合、書き換え
時に、リファレンスセルMD のフローティングゲートに
電子が保持されたままで、トンネル酸化膜の劣化が生じ
ない。しかし、リファレンスセルMD が常に書き込み状
態、即ち、データ“1”を格納する状態に設定された場
合、一回の書き換え毎に消去と書き込み動作を一回ずれ
行われ、フローティングゲートとドレイン間に電子が一
往復し、トンネル酸化膜に大きな劣化が生じる。
【0019】さらに、実際のメモリセルアレイにある各
メモリセルには様々なデータの書き換えを経験するの
で、フローティングゲートとドレイン間の電子の往復サ
イクルは様々となり、トンネル酸化膜の劣化の度合いも
メモリセル毎に異なり、各メモリセル間では一様となら
ない。
【0020】このため、従来の不揮発性半導体記憶装置
では、同一ワード線に配置されている選択メモリセルと
リファレンスセルが同じ書き換えサイクルを経験させて
も、トンネル酸化膜の劣化の度合いはそれらのセル間で
は一様とならず、差動増幅器により構成されたセンスア
ンプにより安定した読み出し動作は得られないという問
題がある。
【0021】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、消去前に書き込みを選択ブロッ
ク内のメモリセルとそのブロックと同一ワード線上のリ
ファレンスセルのすべてに対して行うことにより、選択
メモリセルおよびリファレンスセルのトンネル酸化膜を
同様な度合いで劣化させ、安定した読み出しを実現でき
る不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して
電荷蓄積層が形成された半導体記憶素子を有し、上記電
荷蓄積層と上記基板間の電荷経路を介して電荷の授受を
行うことにより消去と当該消去後のプログラム書き込み
を行い、読み出し時に、選択メモリセルおよびリファレ
ンスセルのしきい値電圧に基づき選択メモリセルの記憶
データを判別する不揮発性半導体記憶装置であって、上
記消去動作の前に、選択されたメモリセルと同一のワー
ド線に接続されているすべてのメモリセルおよびリファ
レンスセルに対して、書き込み動作を行う手段を有す
る。
【0023】また、本発明では、上記消去および上記書
き込みはFNトンネリングにより行われ、上記消去によ
り上記電荷蓄積層に電荷を注入して、半導体記憶素子の
しきい値電圧を高い第1のレベルに遷移させ、上記書き
込みにより上記電荷蓄積層から電荷を引き抜き、上記半
導体記憶素子のしきい値電圧を上記第1のレベルより低
い第2のレベルに遷移させ、且つ、上記消去前の書き込
みおよび上記消去後プログラム書き込みにおける電荷の
移動経路は同じである。
【0024】さらに、本発明では、好適には読み出し時
に、選択メモリセルおよびリファレンスセルからの出力
信号を受けて、これらの信号を比較し、比較結果に応じ
て、上記選択メモリセルの記憶データを出力するセンス
アンプを有し、当該センスアンプは、例えば、差動増幅
器により構成されている。
【0025】本発明によれば、メモリセルの書き換え動
作は、例えば、書き込み、消去および消去後書き込みデ
ータに応じたプログラム書き込みからなり、この書き換
え動作は、選択されたメモリセルと同一のワード線に接
続されているすべてのメモリセルおよびリファレンスセ
ルに対して行われる。
【0026】また、例えば、メモリセルの書き換えがブ
ロック毎に行う場合に、選択メモリセルを含むブロック
内のメモリセルとそのブロックと同一ワード線上のリフ
ァレンスセルのすべてのセルに対して行われる。これに
より、メモリセルアレイにある各メモリセルおよびリフ
ァレンスセルのトンネル酸化膜の劣化度合いをほぼ一様
に保持でき、差動増幅器により構成されたセンスアンプ
により安定した読み出しを実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形
態を示す回路図である。図1において、10はカラムデ
コーダ、20はロウデコーダ、30はバイアス電圧V
biasの発生回路、40はメモリセルアレイ、SAはセン
スアンプである。PT1 ,PT2 はビット線をプルアッ
プするためのトランジスタ、BLは共通のビット線、D
BLはリファレンスビット線、NT1 ,NT2 はビット
線BLおよびリファレンスビット線DBLとセンスアン
プSAの入力端子を接続するためのトランジスタ、YS
1 ,YS2 ,…,YSm はカラム信号線、NC1 ,NC
2 ,…,NCm はカラム選択トランジスタ、NCD はリ
ファレンスセルを選択するためのトランジスタ、W
1 ,WL2 ,…,WLn はワード線、OGT1 はリフ
ァレンスセルの選択信号を発生するためのORゲート、
YSD はリファレンス選択信号線を示している。
【0028】また、図1において、M11,M12,…,M
1m,M21,M22,…,M2m,…,Mn1,Mn2,…,Mnm
はメモリセル、M1D,M2D,…,MnDはリファレンスセ
ルを示している。メモリセルM11,M12,…,M1m,M
21,M22,…,M2m,…,Mn1,Mn2,…,Mnmによ
り、メモリセルアレイ40が構成される。図示のよう
に、メモリセルM11,M12,…,M1m,M21,M22
…,M2m,…,Mn1,Mn2,…,Mnmは行列状に配置さ
れ、同一行に配置されたメモリセルは同一ワード線に接
続され、同一列に配置されたメモリセルが同一ビット線
に接続されている。
【0029】例えば、メモリセルM11,M12,…,M1m
はワード線WL1 に接続され、メモリセルM21,M22
…,M2mはワード線WL2 に接続され、メモリセル
n1,Mn2,…,Mnmワード線WLn に接続されてい
る。また、メモリセルM11,M21,…,Mn1の一方の拡
散層はビット線BL1 に共通に接続され、他方の拡散層
はソース線SLに接続されている。メモリセルM12,M
22,…,Mn2の一方の拡散層はビット線BL2 に共通に
接続され、他方の拡散層はソース線SLに接続されてい
る。メモリセルM1m,M2m,…,Mnmの一方の拡散層は
ビット線BLm に共通に接続され、他方の拡散層はソー
ス線SLに接続されている。
【0030】さらに、リファレンスセルM1Dのコントロ
ールゲートはワード線WL1 に接続され、一方の拡散層
はリファレンスビット線DBLに接続され、他方の拡散
層はソース線SLに接続され、リファレンスセルM2D
コントロールゲートはワード線WL2 に接続され、一方
の拡散層はリファレンスビット線DBLに接続され、他
方の拡散層はソース線SLに接続され、リファレンスセ
ルMnDのコントロールゲートはワード線WLn に接続さ
れ、一方の拡散層はリファレンスビット線DBLに接続
され、他方の拡散層はソース線SLに接続されている。
【0031】このように、同一行に配置されたメモリセ
ルおよびリファレンスセルは同一のワード線に接続さ
れ、各リファレンスセルM1D,M2D,…,MnDは同一列
に配置され、ビット線DBLに共通に接続されている。
【0032】カラムデコーダ10はアドレスADRを受
けて、所定のカラム選択信号線YSi (i=1,2,
…,m)を選択して、選択されたカラム選択信号線にハ
イレベルの電圧、例えば、電源電圧VCCを印加するの
で、それに応じて、カラム選択トランジスタNCi が導
通状態に設定され、ビット線BLi が選択され、共通ビ
ット線BLに接続される。
【0033】ロウデコーダ20はアドレスADRを受け
て、所定のワード線WLj (j=1,2,…,n)を選
択して、選択されたワード線に読み出し電圧、例えば、
電源電圧VCCを印加するので、選択されたワード線に接
続されているメモリセルがそれぞれのメモリセルの記憶
データに応じて導通または非導通状態に設定される。
【0034】このように、アドレスADRに応じて、カ
ラムデコーダ10により選択されたビット線BLi とロ
ウデコーダ20により選択されたワード線WLj との交
差点に配置されたメモリセルMjiが選択される。選択メ
モリセルMjiに接続されたワード線に読み出し電圧、例
えば、電源電圧VCCが印加され、さらにそれに接続され
たビット線が導通状態に保持されているカラム選択トラ
ンジスタNCi を介して、共通ビット線BLに接続され
る。
【0035】バイアス電圧発生回路30は、例えば、図
示のように、pMOSトランジスタPTb1、nMOSト
ランジスタNTb1,NTb2により構成されている。pM
OSトランジスタPTb1のソースは電源電圧VCCの供給
線に接続され、ゲートとドレインはバイアス電圧発生回
路30の出力ノードND1 に共通に接続され、またnM
OSトランジスタNTb1のゲートとドレインも出力ノー
ドND1 に共通に接続されている。さらに、nMOSト
ランジスタNTb1のソースはnMOSトランジスタNT
b2のドレインとゲートに共通に接続され、nMOSトラ
ンジスタNTb2のソースは接地されている。
【0036】このように構成されたバイアス電圧発生回
路30により、出力ノードND1 に出力されるバイアス
電圧VbiasはnMOSトランジスタNTb1,NTb2のし
きい値電圧Vth1 ,Vth2 により決まる。図1に示す本
例のバイアス電圧発生回路30においては、ノードND
1 から出力されるバイアス電圧Vbiasは、(Vbias=V
th1 +Vth2 )となる。即ち、バイアス電圧発生回路3
0により、電源電圧VCCのレベル変動に影響されること
なく、安定したバイアス電圧Vbiasが供給される。
【0037】バイアス電圧発生回路30から出力される
バイアス電圧VbiasはnMOSトランジスタNT1 ,N
2 のゲートに印加される。このように、nMOSトラ
ンジスタNT1 ,NT2 により、読み出し時に、共通ビ
ット線BLおよびリファレンスビット線DBLが、例え
ば、2V以下の定電位に保持される。
【0038】ORゲートOGT1 は多入力のORゲート
であり、m本の入力端子はそれぞれカラムデコーダ10
からのカラム信号線YS1 ,YS2 ,…,YSm に接続
され、出力端子はリファレンス選択信号線YSD を介し
て、リファレンス選択トランジスタNCD のゲートに接
続されている。
【0039】このため、カラムデコーダ10により、カ
ラム信号線YS1 ,YS2 ,…,YSm の内、何れか一
つが選択され、それにハイレベルの電圧が印加されると
き、ORゲートOGT1 の出力端子に接続されているリ
ファレンス選択信号線YSDがハイレベルに保持され、
リファレンス選択トランジスタNCD が導通状態に保持
される。
【0040】以下、アドレスADRにより、図1に示す
メモリセルM11が選択され、これに対する読み出し動作
について説明する。図示のように、メモリセルM11が選
択された場合、カラムデコーダ10により、カラム信号
線YS1 が選択され、ハイレベルに保持される。また、
ロウデコーダ20により、ワード線WL1 が選択され、
読み出し電圧、例えば、電源電圧VCCが印加される。
【0041】これに応じて、カラム選択トランジスタN
1 が導通状態に設定され、ビット線BL1 が共通ビッ
ト線BLに接続され、さらに、ORゲートOGT1 によ
り、リファレンス選択信号線YSD がハイレベルに保持
され、リファレンス選択トランジスタNCD が導通状態
に保持される。
【0042】メモリセルM11と同一行にあるメモリセル
11,M12,…,M1mおよびリファレンスセルM1Dのコ
ントロールゲートにすべてハイレベルの読み出し電圧、
例えば、電源電圧VCCが印加される。なお、選択メモリ
セルM11およびリファレンスセルM1D以外のメモリセル
12,…,M1mに接続されたビット線BL2 ,…,BL
m は選択されず、これらのメモリセルは読み出し動作に
関与しない。
【0043】選択メモリセルM11の導通状態はそれに記
憶したデータにより決められる。例えば、メモリセルM
11が消去状態、即ち、データ“0”を記憶している場合
に、メモリセルM11のしきい値電圧Vthが高いレベルに
あるので、導通状態にならず、ビット線BL1 およびそ
れに接続されている共通ビット線BLがトランジスタP
1 により、ハイレベル、例えば、バイアス電圧Vbias
で設定したレベルにプルアップされる。
【0044】一方、メモリセルM11が書き込み状態、即
ち、データ“1”を記憶している場合には、メモリセル
11のしきい値電圧Vthが低いレベル、ここで、ワード
線WL1 に印加された読み出し電圧より低いレベルにあ
る。このため、メモリセルM11が導通状態となり、ビッ
ト線BL1 およびそれに接続されている共通ビット線B
Lがローレベル、例えば、ソース線SLのレベルに設定
される。
【0045】リファレンスセルM1Dにおいては、リファ
レンスセルM1Dの状態に応じてそれの導通状態が決ま
る。例えば、リファレンスセルM1Dが常に消去状態、即
ち、データ“0”を格納する状態に設定された場合、リ
ファレンスセルM1Dは非導通状態に設定され、リファレ
ンスセルM1Dが常に書き込み状態、即ち、データ“1”
を格納する状態に設定された場合、リファレンスセルM
1Dは導通状態に設定される。
【0046】共通ビット線BLおよびリファレンスビッ
ト線DBLがセンスアンプSAの差動入力端子に接続さ
れているので、センスアンプSAによりこれらのビット
線の電位が比較される。そして比較結果および予め設定
されたリファレンスセルM1Dの状態により、選択メモリ
セルM11の記憶データを読み出すことができる。
【0047】このようにセンスアンプSAにより選択メ
モリセルの記憶データを読み出す場合に、読み出し精度
を確保するため、メモリセルアレイ40にある各メモリ
セルおよびリファレンスセルが同じ劣化過程を経験さ
せ、すべてのメモリセルの劣化の度合いを同程度に保つ
ことが必要である。このため、本発明では、図2のフロ
ーチャートで示すデータ書き換え動作により、メモリセ
ルアレイにある各メモリセルおよびリファレンスセルの
記憶データを書き換える。
【0048】図2に示すように、本発明の書き換え動作
は、書き込み、消去およびプログラムの三つのステップ
SS1,SS2,SS3からなる。以下、図2のフロー
チャートを参照しつつ、本発明におけるメモリセルの書
き換え動作について説明する。
【0049】ステップSS1に示す書き込み動作によ
り、メモリセルのフローティングゲートにある電子をF
Nトンネリングにより、基板あるいはドレインに引き抜
くことにより、メモリセルのしきい値電圧Vthを低いレ
ベル、例えば、電源電圧VCC以下に設定する。即ち、メ
モリセルをデータ“1”を記憶する状態に設定する。
【0050】書き込み動作の後、ステップSS2に示す
消去動作を行う。消去動作において、FNトンネリング
により、メモリセルのフローティングゲートに電子を注
入する。即ち、メモリセルのしきい値電圧Vthを高いレ
ベル、例えば、電源電圧VCC以上に設定し、メモリセル
をデータ“0”を記憶する状態に設定する。
【0051】消去動作の後、ステップSS3に示すプロ
グラム動作を行う。この場合、書き込みデータに応じ
て、選択メモリセルのフローティングゲートから電子を
引き抜くか否かの動作が行われる。プログラム動作後、
選択メモリセルに書き込みデータが格納される。
【0052】図3は、図2に示す本発明のデータ書き換
え動作に基づくメモリセルおよびリファレンスセルの書
き換え動作を示す概念図である。図3は、8回の書き換
え動作例およびその結果を示している。図3において、
動作1および動作2は、リファレンスセルの書き換え動
作例を示し、動作3〜6は、メモリセルの書き換え動作
例を示している。ここで、書き換え動作は、選択メモリ
セルと同一のワード線上にあるすべてのメモリセルおよ
びリファレンスセルに対して行われるものとする。
【0053】なお、図3において、状態“0”はフロー
ティングゲートに電子が注入されている状態、即ち、メ
モリセルまたはリファレンスセルのしきい値電圧Vth
高いレベルにあり、データ“0”を記憶する状態を示
し、状態“1”はフローティングゲートから電子が引き
抜かれた状態、即ち、メモリセルまたはリファレンスセ
ルのしきい値電圧Vthが低いレベル、例えば、電源電圧
CC以下にあり、データ“1”を記憶する状態を示して
いる。また、フローティングゲートと基板間の電子の往
復履歴の部分においては、状態“1”から状態“0”に
向かう線は消去を表し、基板からフローティングゲート
に電子が注入することに対応し、状態“0”から状態
“1”に向かう線は書き込みを表し、フローティングゲ
ートから基板に電子が引き抜かれることに対応してい
る。さらに、状態“0”から状態“1”に向かう線の
中、実線は消去動作の後に行われるプログラム動作時の
書き込みを示し、点線は消去前の書き込み動作を示して
いる。
【0054】図3において、○は書き換え前の初期状態
を示し、1回目の書き換え後の状態はで示し、2回目
の書き換え後の状態はで示し、8回目の書き換え後の
状態はで示している。
【0055】以下、図3を参照しながら、本実施形態の
データ書き換え動作について説明する。まず、書き換え
動作1および書き換え動作2に示すリファレンスセルの
書き換え動作について説明する。動作1は常いに状態
“1”に設定されているリファレンスセルの書き換え動
作を示している。動作2は常に状態“0”に設定されて
いるリファレンスセルの書き換え動作を示している。
【0056】動作1において、書き換え前に、リファレ
ンスセルは状態“1”にあり、書き換え動作は消去動作
とプログラム動作からなる。消去動作により、リファレ
ンスセルは状態“0”に変わり、その後、プログラム動
作時の書き込みにより、状態“1”に戻る。この間、電
子は基板からフローティングゲートへさらにフローティ
ングゲートから基板へ一往復する。
【0057】動作1において、2回目から8回目までの
動作はすべて1回目の書き換え動作を同様であり、状態
まで計8回の書き換え動作により、電子は、基板とフ
ローティングゲートの間で8回往復移動が行われる。
【0058】動作2において、書き換え前に、リファレ
ンスセルは状態“0”にあり、書き換え動作は消去前の
書き込み動作とその後の消去動作からなる。消去前の書
き込み動作により、リファレンスセルは状態“1”に変
わり、そして、消去動作により、状態“0”に戻る。こ
の間、電子はフローティングゲートから基板へさらに基
板からフローティングゲートに一往復する。
【0059】動作2において、2回目から8回目までの
動作はすべて1回目の書き換え動作と同様であり、状態
まで計8回の書き換え動作により、電子は、フローテ
ィングゲートと基板間で8回往復移動が行われる。
【0060】動作3〜6は、選択メモリセルの書き換え
動作を示している。動作3において、初期状態は“1”
にあり、書き換えデータ“0101”による書き換え動
作が二回繰り返し、動作4において初期状態は“0”に
あり、書き換えデータ“1010”による書き換え動作
は二回繰り返す。動作5および動作6はランダムな書き
換えデータによる書き換え動作を示している。
【0061】動作3において、書き換え前に、選択メモ
リセルは状態“1”にあり、1回目書き換えデータ
“0”による書き込み動作は、消去動作で行われる。こ
れにより、選択メモリセルは状態“0”に設定される。
2回目書き換えデータ“1”による書き換え動作は、消
去前の書き込み動作、消去動作および消去後プログラム
動作時の書き込み動作からなる。消去前の書き込み動作
により、選択メモリセルは状態“1”に遷移し、そして
消去動作により、状態“0”に遷移し、プログラム動作
により、再び状態“1”に戻る。この間、電子はフロー
ティングゲートから基板へ、基板からフローティングゲ
ートへ、さらにフローティングゲートから基板へと3回
の移動が行われる。
【0062】3回目から8回目までの書き換え動作は、
上記1回目、2回目の書き換え動作を3回繰り返して行
われる。このように、初期状態から8回の書き換え動作
により、計8回の消去動作と8回の書き込み動作が行わ
れ、電子は基板とフローティングゲート間に8回往復移
動が行われる。
【0063】動作4において、書き換え前に、選択メモ
リセルは初期状態“0”にあり、1回目の書き換えデー
タ“1”による書き換え動作は、消去前の書き込み動
作、消去動作および消去後プログラム動作時の書き込み
動作からなる。消去前の書き込み動作により、選択メモ
リセルは状態“1”に遷移し、そして消去動作により、
状態“0”に遷移し、プログラム動作により、再び状態
“1”に戻る。この間、電子はフローティングゲートか
ら基板へ、基板からフローティングゲートへ、さらにフ
ローティングゲートから基板へと3回の移動が行われ
る。2回目の書き換えデータ“0”による書き換え動作
は、1回の消去動作のみである。この消去動作により、
選択メモリセルは状態“1”から状態“0”に設定され
る。
【0064】そして、3回目から8回目までの書き換え
動作は、上記1回目、2回目の書き換え動作を3回繰り
返して行われる。このように、初期状態から8回の書き
換え動作により、計8回の消去動作と8回の書き込み動
作が行われ、電子は基板とフローティングゲート間に8
回往復移動が行われる。
【0065】動作5において、選択メモリセルの初期状
態は状態“1”であり、この初期状態からランダムな書
き換えデータに基づき8回の書き換え動作が行われる。
なお、この動作5においては、書き換えデータは“10
010100”である。
【0066】図示のように、動作5において、ランダム
な書き換えデータに基づき8回の書き換え動作が行われ
た結果、8回の消去動作と7回の書き込み動作が選択メ
モリセルに対して行われる。
【0067】動作6において、選択メモリセルの初期状
態は状態“0”であり、この初期状態からランダムな書
き換えデータ“10001011”に基づき、8回の書
き換え動作が行われる。図示のように、動作6におい
て、ランダムな書き換えデータに基づき、選択メモリセ
ルに対して、8回の書き換え動作が行われた結果、8回
の消去動作と9回の書き込み動作が行われる。
【0068】上述したように、本例示す書き換え動作に
おいては、選択メモリセルに対して8回の書き換えを行
った場合、消去は8回、書き込みは7〜9回に分布して
いる。同様に、書き換えがn回行う場合は、何れの書き
換えデータでも消去はn回、書き込みは(n±1)回に
分布する。このように、同時に書き換えを行うリファレ
ンスセルと選択メモリセルは、何れの書き換えデータで
も電子のフローティングゲートと基板間の往復履歴がほ
ぼ同じとなるため、トンネル酸化膜の劣化程度は同程度
となる。このため、本発明により、差動増幅器から構成
されたセンスアンプにより、安定したデータの読み出し
が可能となる。
【0069】なお、書き換えデータの内容によりフロー
ティングゲートから電子を引き抜くときの書き込み動作
が、消去前の書き込みによるものと消去後のプログラム
時の書き込みによるものとの様々な組合せとなる。その
時、例えば、消去前に行う書き込み動作はゲート/チャ
ンネル間、またはゲート/ソース間にて電子をフローテ
ィングゲートから引き抜くとすると、トンネル酸化膜の
劣化度合いが異なる。このため、書き換えデータの異な
る選択メモリセル間ではトンネル酸化膜の劣化度合いが
一様とならない。
【0070】このため、消去前に行う書き込み動作と消
去後のプログラム動作時に行う書き込み動作は同じ方式
とする。本実施形態においては、何れの書き込み動作も
FNトンネリングによりフローティングゲートからドレ
インへ電子を引き抜く方式とする。これにより、異なる
データによる書き換え動作でもメモリアレイの各メモリ
セル間のトンネル酸化膜の劣化度合いをほぼ一様に保つ
ことができ、差動増幅器により構成されたセンスアンプ
により安定した読み出し動作を実現できる。
【0071】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、メモリセルおよびリファレンスセルの書き換え動作
は、書き込み動作、消去動作および消去後のプログラム
動作からなり、選択メモリセルは書き換えデータに基づ
き書き換え動作を行い、リファレンスセルは常にデータ
“0”またはデータ“1”を記憶するように書き換えを
行うので、n回の書き換え動作において、何れの書き換
えデータでも消去はn回、書き込み回数は(n±1)範
囲内に分布し、メモリセルおよびリファレンスセルのト
ンネル酸化膜の劣化度合いをほぼ一様に保つことがで
き、差動増幅器により構成されたセンスアンプにより安
定した読み出しを実現できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の不揮発性
半導体記憶装置によれば、メモリセルおよびリファレン
スセルのトンネル酸化膜の劣化度合いを一様に保持で
き、安定した読み出し動作を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1の
実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の書き換
え動作を示すフローチャートである。
【図3】リファレンスセルおよび選択メモリセルの書き
換え動作を示す概念図である。
【図4】従来の書き換え動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】一般的な不揮発性半導体記憶装置の読み出し回
路を示す回路図である。
【符号の説明】
10…カラムデコーダ、20…ロウデコーダ、30…バ
イアス電圧発生回路、40…メモリセルアレイ、SA…
センスアンプ、PT1 ,PT2 …ビット線をプルアップ
用pMOSトランジスタ、BL…共通ビット線、DBL
…リファレンスビット線、NT1 ,NT2 …nMOSト
ランジスタ、YS1 ,YS2 ,…,YSm …カラム信号
線、NC1 ,NC2 ,…,NCm …カラム選択トランジ
スタ、NCD …リファレンス選択トランジスタ、W
1 ,WL2 ,…,WLn …ワード線、OGT1 …OR
ゲート、YSD …リファレンス選択信号線、M11
12,…,M1m,M21,M22,…,M2m,…,Mn1,M
n2,…,Mnm…メモリセル、M1D,M2D,…,MnD…リ
ファレンスセル、VCC…電源電圧、GND…接地電位。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して電
    荷蓄積層が形成された半導体記憶素子を有し、上記電荷
    蓄積層と上記基板間の電荷経路を介して電荷の授受を行
    うことにより消去と当該消去後のプログラム書き込みを
    行い、読み出し時に、選択メモリセルおよびリファレン
    スセルのしきい値電圧に基づき選択メモリセルの記憶デ
    ータを判別する不揮発性半導体記憶装置であって、 上記消去動作の前に、選択されたメモリセルと同一のワ
    ード線に接続されているすべてのメモリセルおよびリフ
    ァレンスセルに対して、書き込み動作を行う手段を有す
    る不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記消去および上記書き込みはファウラー
    ・ノルドハイムトンネリングにより行われる請求項1記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記消去により上記電荷蓄積層に電荷を注
    入して、半導体記憶素子のしきい値電圧を高い第1のレ
    ベルに遷移させ、上記書き込みにより上記電荷蓄積層か
    ら電荷を引き抜き、上記半導体記憶素子のしきい値電圧
    を上記第1のレベルより低い第2のレベルに遷移させる
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】上記消去前の書き込みおよび上記消去後プ
    ログラム書き込みにおける電荷の移動経路は同じである
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記リファレンスセルは、読み出しの前
    に、予め書き込みまたは消去の何れかの状態に設定され
    ている請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】読み出し時に、選択メモリセルおよびリフ
    ァレンスセルからの出力信号を受けて、これらの信号を
    比較し、比較結果に応じて、上記選択メモリセルの記憶
    データを出力するセンスアンプを有する請求項1記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】上記センスアンプは、差動増幅器により構
    成されている請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】上記選択メモリセルおよび上記リファレン
    スセルは同一のワード線に接続されている請求項6記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】上記選択メモリセルと上記リファレンスセ
    ルとが異なるワード線に接続され、読み出し時に、上記
    選択メモリセルおよび上記リファレンスセルが接続され
    たワード線に、ほぼ同じタイミングで読み出し電圧が印
    加される請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置。
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