JPH0732919A - 車両用パワーシートの駆動装置 - Google Patents
車両用パワーシートの駆動装置Info
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- JPH0732919A JPH0732919A JP5200418A JP20041893A JPH0732919A JP H0732919 A JPH0732919 A JP H0732919A JP 5200418 A JP5200418 A JP 5200418A JP 20041893 A JP20041893 A JP 20041893A JP H0732919 A JPH0732919 A JP H0732919A
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- clutch
- screw shaft
- seat
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Links
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 7
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/0224—Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
- B60N2/02246—Electric motors therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/0296—Central command actuator to selectively switch on or engage one of several special purpose circuits or mechanisms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート部の前後位置調整に加えて高さ調整等
の他の調整ができる移動装置を、一つの電動モータで駆
動できるようにし、装置の部品点数を削減すると共に、
装置の軽量コンパクト化を計る。 【構成】 電動モータ３の駆動により正逆回動する作動
螺軸７、８に、ナツト部材９、１０、１１、１２を貫通
取付けし、各ナツト部材のクラツチ体２０を、クラツチ
作動手段により、第二シフト位置に位置せしめナツト部
材が作動螺軸７、８上を前後移動する移動状態と、第一
シフト位置に位置せしめて移動しない非移動状態とにそ
れぞれ選択的に切換えられるように構成し、第一ナツト
部材９、１０は前後位置調整を、第二ナツト部材１１、
１２は高さ調整を行うよう作動螺軸に組み込んでなる車
両用パワーシートの駆動装置
の他の調整ができる移動装置を、一つの電動モータで駆
動できるようにし、装置の部品点数を削減すると共に、
装置の軽量コンパクト化を計る。 【構成】 電動モータ３の駆動により正逆回動する作動
螺軸７、８に、ナツト部材９、１０、１１、１２を貫通
取付けし、各ナツト部材のクラツチ体２０を、クラツチ
作動手段により、第二シフト位置に位置せしめナツト部
材が作動螺軸７、８上を前後移動する移動状態と、第一
シフト位置に位置せしめて移動しない非移動状態とにそ
れぞれ選択的に切換えられるように構成し、第一ナツト
部材９、１０は前後位置調整を、第二ナツト部材１１、
１２は高さ調整を行うよう作動螺軸に組み込んでなる車
両用パワーシートの駆動装置
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自家用車やトラツク等
の車両に取付けられる車両用パワーシートの駆動装置に
関するものである。
の車両に取付けられる車両用パワーシートの駆動装置に
関するものである。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
自家用車やトラツク等に取付けられるシートは、搭乗者
の体格等にあわせて前後に移動調整できるようになつて
いるが、さらに、搭乗者のシート座り姿勢をより快適な
ものとするために、シート座部の前部と後部の高さをそ
れぞれ調整できるようにしたものがある。そしてこの場
合に、シートの前後位置、座部前後半部の高さ等の調整
を電動モータを用いて行なうことが提唱される。ところ
で、この様なシート各部の調整は、作動位置や方向がそ
れぞれ異なることもあつて、各専用の電動モータを設
け、そしてこれら各電動モータから各調整機構をそれぞ
れ動力伝動させることになる。しかるにこの様にする
と、部品点数が増加して構造が複雑化する許りでなく、
シートの移動装置全体がどうしても大型化し、シートに
これ以外の種々の機能を設けるためのスペースを確保で
きなくなる惧れもあり、さらに組立て作業が煩雑になる
うえコスト高となる等の問題がある。
自家用車やトラツク等に取付けられるシートは、搭乗者
の体格等にあわせて前後に移動調整できるようになつて
いるが、さらに、搭乗者のシート座り姿勢をより快適な
ものとするために、シート座部の前部と後部の高さをそ
れぞれ調整できるようにしたものがある。そしてこの場
合に、シートの前後位置、座部前後半部の高さ等の調整
を電動モータを用いて行なうことが提唱される。ところ
で、この様なシート各部の調整は、作動位置や方向がそ
れぞれ異なることもあつて、各専用の電動モータを設
け、そしてこれら各電動モータから各調整機構をそれぞ
れ動力伝動させることになる。しかるにこの様にする
と、部品点数が増加して構造が複雑化する許りでなく、
シートの移動装置全体がどうしても大型化し、シートに
これ以外の種々の機能を設けるためのスペースを確保で
きなくなる惧れもあり、さらに組立て作業が煩雑になる
うえコスト高となる等の問題がある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる車両用パ
ワーシートの駆動装置を提供することを目的として創案
されたものであつて、電動モータから動力伝動されて回
動する作動螺軸と、前記作動螺軸に螺装されるナツト部
材とを備え、電動モータの正逆駆動に伴う作動螺軸の回
動に追従するナツト部材の作動螺軸に対する相対移動に
よつてシートを前後方向に移動するように構成してなる
車両用パワーシートにおいて、前記作動螺軸に第二のナ
ツト部材をさらに設け、該第二のナツト部材の作動螺軸
に対する相対移動によつて、シートの前後移動とは異な
る他の移動調節が選択的にできるように構成するにあた
り、作動螺軸は、外周に係止部が形成されたものにする
一方、ナツト部材を、作動螺軸が遊嵌状に貫通するケー
シングと、該ケーシング内一側に配され、作動螺軸の軸
回りの回動に対しては係止部に係合して作動螺軸と一体
回動するが軸方向の移動に対しては作動螺軸から自由に
なるよう作動螺軸に貫通され、他端側に第一クラツチ受
け部が形成された回転体と、前記回転体の他端側に隣接
して配されていて作動螺軸が貫通状に螺合するナツト体
と、前記ナツト体の外周に対して軸芯方向の移動は自由
で軸回り方向の回動については一体回動するよう外嵌
し、かつ一端部には前記第一クラツチ受け部に係脱自在
に係合する第一クラツチ係合部が形成され、他端部には
第二クラツチ係合部が形成されるクラツチ体と、作動螺
軸が遊嵌状に貫通するようにしてケーシング他側に一体
的に取付けられ、かつ前記第二クラツチ係合部が係脱自
在に係合する第二クラツチ受け部が形成されたクラツチ
受け体と、前記クラツチ体の径方向に配され、クラツチ
体をプランジヤーとして軸芯方向に移動せしめて、第一
クラツチ係合部が第一クラツチ受け部に係合する非移動
状態と、第二クラツチ係合部が第二クラツチ受け部に係
合する移動状態とに選択的に切換えるクラツチ作動手段
とを備えて構成したことを特徴とするものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる車両用パ
ワーシートの駆動装置を提供することを目的として創案
されたものであつて、電動モータから動力伝動されて回
動する作動螺軸と、前記作動螺軸に螺装されるナツト部
材とを備え、電動モータの正逆駆動に伴う作動螺軸の回
動に追従するナツト部材の作動螺軸に対する相対移動に
よつてシートを前後方向に移動するように構成してなる
車両用パワーシートにおいて、前記作動螺軸に第二のナ
ツト部材をさらに設け、該第二のナツト部材の作動螺軸
に対する相対移動によつて、シートの前後移動とは異な
る他の移動調節が選択的にできるように構成するにあた
り、作動螺軸は、外周に係止部が形成されたものにする
一方、ナツト部材を、作動螺軸が遊嵌状に貫通するケー
シングと、該ケーシング内一側に配され、作動螺軸の軸
回りの回動に対しては係止部に係合して作動螺軸と一体
回動するが軸方向の移動に対しては作動螺軸から自由に
なるよう作動螺軸に貫通され、他端側に第一クラツチ受
け部が形成された回転体と、前記回転体の他端側に隣接
して配されていて作動螺軸が貫通状に螺合するナツト体
と、前記ナツト体の外周に対して軸芯方向の移動は自由
で軸回り方向の回動については一体回動するよう外嵌
し、かつ一端部には前記第一クラツチ受け部に係脱自在
に係合する第一クラツチ係合部が形成され、他端部には
第二クラツチ係合部が形成されるクラツチ体と、作動螺
軸が遊嵌状に貫通するようにしてケーシング他側に一体
的に取付けられ、かつ前記第二クラツチ係合部が係脱自
在に係合する第二クラツチ受け部が形成されたクラツチ
受け体と、前記クラツチ体の径方向に配され、クラツチ
体をプランジヤーとして軸芯方向に移動せしめて、第一
クラツチ係合部が第一クラツチ受け部に係合する非移動
状態と、第二クラツチ係合部が第二クラツチ受け部に係
合する移動状態とに選択的に切換えるクラツチ作動手段
とを備えて構成したことを特徴とするものである。
【０００４】そして本発明は、この構成によつて、シー
トの高さ調整と前後位置調整とを一つの電動モータを用
いて行うことができるようにしたうえ、軽量コンパクト
化と構造の簡略化を計れるようにしたものである。
トの高さ調整と前後位置調整とを一つの電動モータを用
いて行うことができるようにしたうえ、軽量コンパクト
化と構造の簡略化を計れるようにしたものである。
【０００５】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、１は自家用車、トラツク等の車
両に配設されるシートであつて、該シート１の下部には
本発明が実施された電動駆動装置２が設けられていて、
シート１の前後移動を行うと共に、シート１の前部と後
部の高さをそれぞれ調整できるように構成されている。
明する。図面において、１は自家用車、トラツク等の車
両に配設されるシートであつて、該シート１の下部には
本発明が実施された電動駆動装置２が設けられていて、
シート１の前後移動を行うと共に、シート１の前部と後
部の高さをそれぞれ調整できるように構成されている。
【０００６】つまり、電動駆動装置２はシート１の下部
に位置して車両の床面に一体的に設けられるが、電動駆
動装置２を構成する電動モータ３から左右に突出した出
力軸４の左右両端部に設けられる減速ギア機構５、６が
シート１の下面に一体的に固定されている。７、８は第
一、第二の作動螺軸であつて、これら作動螺軸７、８
は、軸心線が前後方向を向き、外周には軸心方向に伸長
した係止部（本実施例においては一方のみの面取りであ
るが、二方の面取りでもよく、さらには凹溝の如きもの
であつても良い）７ａ、８ａが形成されている。そして
これら作動螺軸７、８は前記電動モータ３の駆動に連繋
して軸心回りに回動するが、これらの軸後端はシート１
下面の後端部に突設の支持部材１ａに回動自在に支持さ
れ、また軸前端は前記減速ギア機構５、６に連結されて
いて、電動モータ３の駆動が減速された状態で第一、第
二の作動螺軸７、８に伝達されるように構成されてい
る。さらに、両作動螺軸７、８には、作動螺軸７、８の
中間に位置して第一のナツト部材９、１０がそれぞれ螺
合されているが、これら第一、第二のナツト部材９、１
０の下面は、床面に一体の支持体２ａに一体的に設けら
れていて、作動螺軸７、８の回動に基づいて作動螺軸
７、８に対して前後に相対移動するように設定されてい
る。そして、後述するようにクラツチ体２０を第二シフ
ト位置としたとき、作動螺軸７、８の回動に基づく第一
ナツト部材９、１０の作動螺軸７、８に対する前後相対
移動によつてシート１が前後に移動するように設定され
ている。
に位置して車両の床面に一体的に設けられるが、電動駆
動装置２を構成する電動モータ３から左右に突出した出
力軸４の左右両端部に設けられる減速ギア機構５、６が
シート１の下面に一体的に固定されている。７、８は第
一、第二の作動螺軸であつて、これら作動螺軸７、８
は、軸心線が前後方向を向き、外周には軸心方向に伸長
した係止部（本実施例においては一方のみの面取りであ
るが、二方の面取りでもよく、さらには凹溝の如きもの
であつても良い）７ａ、８ａが形成されている。そして
これら作動螺軸７、８は前記電動モータ３の駆動に連繋
して軸心回りに回動するが、これらの軸後端はシート１
下面の後端部に突設の支持部材１ａに回動自在に支持さ
れ、また軸前端は前記減速ギア機構５、６に連結されて
いて、電動モータ３の駆動が減速された状態で第一、第
二の作動螺軸７、８に伝達されるように構成されてい
る。さらに、両作動螺軸７、８には、作動螺軸７、８の
中間に位置して第一のナツト部材９、１０がそれぞれ螺
合されているが、これら第一、第二のナツト部材９、１
０の下面は、床面に一体の支持体２ａに一体的に設けら
れていて、作動螺軸７、８の回動に基づいて作動螺軸
７、８に対して前後に相対移動するように設定されてい
る。そして、後述するようにクラツチ体２０を第二シフ
ト位置としたとき、作動螺軸７、８の回動に基づく第一
ナツト部材９、１０の作動螺軸７、８に対する前後相対
移動によつてシート１が前後に移動するように設定され
ている。
【０００７】一方、第一の作動螺軸７の第一ナツト部材
９よりも前部側位置、及び、第二の作動螺軸８の第一ナ
ツト部材１０よりも後部側位置には、第二のナツト部材
１２、１３がそれぞれ螺合しており、後述するようにク
ラツチ体２０を第二シフト位置としたとき、作動螺軸
７、８の回動に基づいて第二ナツト部材１２、１３が作
動螺軸７、８に対して前後相対移動するようになつてい
る。しかも、これら第二ナツト部材１２、１３は、連結
杆１４、１５を介してシート１の前後に配設された高さ
調整機構１６、１７にそれぞれ連結されている。つま
り、高さ調整機構１６、１７は、一端部が連結杆１４、
１５に枢支される作動アーム１６ａ、１７ａの中間部
を、両端がシート１下面から下方に突設のブラケツト１
ｂに回動自在に支持される支持杆１６ｂ、１７ｂに一体
固着し、第二のナツト部材１２、１３を作動螺軸７、８
に対してそれぞれ前後に相対移動せしめて連結杆１４、
１５を前後移動させることで作動アーム１６ｂ、１７ｂ
の他端部が上下移動する設定となつており、該作動アー
ム１６ａ、１７ａの他端部をシート１の前後に連結して
シート１の前後をそれぞれ上下高さ調整する構成となつ
ている。
９よりも前部側位置、及び、第二の作動螺軸８の第一ナ
ツト部材１０よりも後部側位置には、第二のナツト部材
１２、１３がそれぞれ螺合しており、後述するようにク
ラツチ体２０を第二シフト位置としたとき、作動螺軸
７、８の回動に基づいて第二ナツト部材１２、１３が作
動螺軸７、８に対して前後相対移動するようになつてい
る。しかも、これら第二ナツト部材１２、１３は、連結
杆１４、１５を介してシート１の前後に配設された高さ
調整機構１６、１７にそれぞれ連結されている。つま
り、高さ調整機構１６、１７は、一端部が連結杆１４、
１５に枢支される作動アーム１６ａ、１７ａの中間部
を、両端がシート１下面から下方に突設のブラケツト１
ｂに回動自在に支持される支持杆１６ｂ、１７ｂに一体
固着し、第二のナツト部材１２、１３を作動螺軸７、８
に対してそれぞれ前後に相対移動せしめて連結杆１４、
１５を前後移動させることで作動アーム１６ｂ、１７ｂ
の他端部が上下移動する設定となつており、該作動アー
ム１６ａ、１７ａの他端部をシート１の前後に連結して
シート１の前後をそれぞれ上下高さ調整する構成となつ
ている。
【０００８】ところで、第一、第二の作動螺軸７、８に
それぞれ設けられる第一ナツト部材９、１０、そして第
二のナツト部材１２、１３は次の構成となつていて、作
動螺軸７、８に対する相対移動を選択的に断続切換えで
きるように設定されており、所望のシート１の調整が選
択的に行えるようになつている。ここで、これら各ナツ
ト部材９、１０、１２、１３は何れも同じ構成であり、
そこで便宜上、第一ナツト部材９についての説明をす
る。
それぞれ設けられる第一ナツト部材９、１０、そして第
二のナツト部材１２、１３は次の構成となつていて、作
動螺軸７、８に対する相対移動を選択的に断続切換えで
きるように設定されており、所望のシート１の調整が選
択的に行えるようになつている。ここで、これら各ナツ
ト部材９、１０、１２、１３は何れも同じ構成であり、
そこで便宜上、第一ナツト部材９についての説明をす
る。
【０００９】つまり、ナツト部材９は、作動螺軸７に移
動自在となるよう作動螺軸７を遊嵌状に貫通する貫通孔
１８ａが穿設されたケーシング１８に内装されているも
のであるが、ケーシング１８はシート１の底部に一体的
に止着されるものであり、そしてケーシング１８内一側
には、筒状の回転体１９がケーシング１８に摺動自在に
配設されている。この回転体１９は、作動螺軸７に形成
の係止部７ａに係合する係合部１９ａが内筒面に設けら
れていて、作動螺軸７の軸回りの回動については作動螺
軸７と一体回動するが、作動螺軸７が遊嵌状に貫通して
いて、軸方向の移動については作動螺軸７から自由にな
るよう設定されている。さらに、回転体１９の他側外周
には、後述するクラツチ体２０に形成の第一クラツチ係
合部２０ａに係脱自在に係合する第一クラツチ受け部１
９ｂが形成されている。因みに、回転体１９の他側方に
は間隙Ｓを存してナツト体２１が隣接されているが、該
ナツト体２１は、作動螺軸７に貫通状に螺合し、その外
周面には軸方向を向いた複数の係合溝２１ａが刻設され
ている。
動自在となるよう作動螺軸７を遊嵌状に貫通する貫通孔
１８ａが穿設されたケーシング１８に内装されているも
のであるが、ケーシング１８はシート１の底部に一体的
に止着されるものであり、そしてケーシング１８内一側
には、筒状の回転体１９がケーシング１８に摺動自在に
配設されている。この回転体１９は、作動螺軸７に形成
の係止部７ａに係合する係合部１９ａが内筒面に設けら
れていて、作動螺軸７の軸回りの回動については作動螺
軸７と一体回動するが、作動螺軸７が遊嵌状に貫通して
いて、軸方向の移動については作動螺軸７から自由にな
るよう設定されている。さらに、回転体１９の他側外周
には、後述するクラツチ体２０に形成の第一クラツチ係
合部２０ａに係脱自在に係合する第一クラツチ受け部１
９ｂが形成されている。因みに、回転体１９の他側方に
は間隙Ｓを存してナツト体２１が隣接されているが、該
ナツト体２１は、作動螺軸７に貫通状に螺合し、その外
周面には軸方向を向いた複数の係合溝２１ａが刻設され
ている。
【００１０】前記クラツチ体２０は後述するようにプラ
ンジヤとして機能するものであるが、筒状となつてお
り、そして、該クラツチ体２０の他半部は小径内筒状と
なり、その内筒面には、前記ナツト体係合溝２１ａに対
して軸回り方向には一体回動するが軸方向の移動は許容
させるよう係合する係合受溝２０ｂが形成されている。
また、クラツチ体２０の一半部は大径内筒部２０ｃとな
つて前記回転体１９が遊嵌しており、そうしてクラツチ
体２０は、後述するように一側方に移動したとき、クラ
ツチ体係合受溝２０ｂの一端側部位が前記回転体１９に
形成の第一クラツチ受け部１９ｂに係脱自在に係合する
ように設定され、この様にして、クラツチ体係合受溝２
０ｂの一端側部位を第一クラツチ係合部２０ａになるよ
う構成している。
ンジヤとして機能するものであるが、筒状となつてお
り、そして、該クラツチ体２０の他半部は小径内筒状と
なり、その内筒面には、前記ナツト体係合溝２１ａに対
して軸回り方向には一体回動するが軸方向の移動は許容
させるよう係合する係合受溝２０ｂが形成されている。
また、クラツチ体２０の一半部は大径内筒部２０ｃとな
つて前記回転体１９が遊嵌しており、そうしてクラツチ
体２０は、後述するように一側方に移動したとき、クラ
ツチ体係合受溝２０ｂの一端側部位が前記回転体１９に
形成の第一クラツチ受け部１９ｂに係脱自在に係合する
ように設定され、この様にして、クラツチ体係合受溝２
０ｂの一端側部位を第一クラツチ係合部２０ａになるよ
う構成している。
【００１１】一方、ケーシング１８の他側にはクラツチ
受け体２２が設けられているが、このクラツチ受け体２
２は、ケーシング１８と一体的になるよう設定される角
板状のフランジ部２２ａが一端側に、また筒状部２２ｂ
が他端側に位置するようにして一体形成される。さら
に、クラツチ受け体２２には、クラツチ体２０が内嵌す
る大径の内筒部２２ｃが一端側に、ナツト体２１を遊嵌
する小径内筒部２２ｄが他端側に形成されているが、大
径内筒部２２ｃの筒奥部内周面には、クラツチ体２０の
他端側外周面に形成の第二クラツチ係合部２０ｄに係脱
自在に係合可能な第二クラツチ受け部２２ｅが形成され
ている。そして、後述するように、クラツチ体２０が他
端側に移動して第二クラツチ係合部２０ｄが第二クラツ
チ受け部２２ｅに係合することで、クラツチ体２０は、
ケーシング１８に対して軸回り方向に一体となり、これ
によつて、クラツチ体２０の作動螺軸７の軸回り回動は
規制されるが、軸方向への相対移動は自在となるように
設けられている。ところで、クラツチ体２０の第二係合
部２０ｄとクラツチ受け体２２の第二クラツチ受け部２
２ｅとの係合は図４に示されるものに限定されるもので
はなく、第二クラツチ係合部２０ｄを図１０Ａ、Ｂのよ
うに菊座状に形成すると共に、第二クラツチ受け部２２
ｅを図１１Ａ、Ｂのように菊座状に形成して互いに係脱
自在に噛合するように形成しても良く、要は、クラツチ
体２０がクラツチ受け部２２に係脱自在に係合するもの
であれば良い。
受け体２２が設けられているが、このクラツチ受け体２
２は、ケーシング１８と一体的になるよう設定される角
板状のフランジ部２２ａが一端側に、また筒状部２２ｂ
が他端側に位置するようにして一体形成される。さら
に、クラツチ受け体２２には、クラツチ体２０が内嵌す
る大径の内筒部２２ｃが一端側に、ナツト体２１を遊嵌
する小径内筒部２２ｄが他端側に形成されているが、大
径内筒部２２ｃの筒奥部内周面には、クラツチ体２０の
他端側外周面に形成の第二クラツチ係合部２０ｄに係脱
自在に係合可能な第二クラツチ受け部２２ｅが形成され
ている。そして、後述するように、クラツチ体２０が他
端側に移動して第二クラツチ係合部２０ｄが第二クラツ
チ受け部２２ｅに係合することで、クラツチ体２０は、
ケーシング１８に対して軸回り方向に一体となり、これ
によつて、クラツチ体２０の作動螺軸７の軸回り回動は
規制されるが、軸方向への相対移動は自在となるように
設けられている。ところで、クラツチ体２０の第二係合
部２０ｄとクラツチ受け体２２の第二クラツチ受け部２
２ｅとの係合は図４に示されるものに限定されるもので
はなく、第二クラツチ係合部２０ｄを図１０Ａ、Ｂのよ
うに菊座状に形成すると共に、第二クラツチ受け部２２
ｅを図１１Ａ、Ｂのように菊座状に形成して互いに係脱
自在に噛合するように形成しても良く、要は、クラツチ
体２０がクラツチ受け部２２に係脱自在に係合するもの
であれば良い。
【００１２】一方、２３はケーシング１８に一体的に組
込まれ、励磁コイル２４が巻装されるコイルボビンであ
つて、該コイルボビン２３は、クラツチ体２０の外周が
摺動自在となる状態でクラツチ体２０に外嵌している。
また、２５は一側方が開口したヨーク、２６はヨーク２
５の開口を塞ぐヨークプレートであるが、該ヨークプレ
ート２６と、クラツチ体２０の大径内筒部２０ｃと小径
内筒との間に形成の段差部２０ｅとのあいだにクラツチ
弾機２７が介装されている。そして、クラツチ体２０
は、励磁コイル２４が非通電状態のときには、クラツチ
弾機２７の付勢力を受けて、一端側の第一クラツチ係合
部２０ａは第一クラツチ受け部１９ｂとは離間している
が、他端側の第二クラツチ係合部２０ｄが第二クラツチ
受け部２２ｅに係合する第二シフト位置に位置してい
る。これに対し、図示しないスイツチ操作をして励磁コ
イル２４の通電をし励磁せしめると、プランジヤの機能
を有するクラツチ体２０は、クラツチ弾機２７の付勢力
に抗して一端側に移動して、一端側の第一クラツチ係合
部２０ａが第一クラツチ受け部１９ｂに係合するが、他
端側の第二クラツチ係合部２０ｄは第二クラツチ受け部
２２ｅとは離間する第一シフト位置に位置するように設
定されており、この様にしてクラツチ作動手段が構成さ
れている。そして、前記第一シフト位置に位置する状態
で作動螺軸７が回転した場合には、クラツチ体２０は、
回転体１９と一体回動するが、クラツチ受け体２２とは
自由になり、この結果、クラツチ体２０、回転体１９が
作動螺軸７と一体回動（共回り）することとなつて、シ
ート１が移動することのない非移動状態となる。これに
対し、第二シフト位置に位置する状態で作動螺軸７が回
動した場合には、クラツチ体２０は、回転体１９とは自
由となるが、クラツチ受け体２２とは一体となつて回動
規制され、これによつてシート１が移動する移動状態と
なるように構成されている。
込まれ、励磁コイル２４が巻装されるコイルボビンであ
つて、該コイルボビン２３は、クラツチ体２０の外周が
摺動自在となる状態でクラツチ体２０に外嵌している。
また、２５は一側方が開口したヨーク、２６はヨーク２
５の開口を塞ぐヨークプレートであるが、該ヨークプレ
ート２６と、クラツチ体２０の大径内筒部２０ｃと小径
内筒との間に形成の段差部２０ｅとのあいだにクラツチ
弾機２７が介装されている。そして、クラツチ体２０
は、励磁コイル２４が非通電状態のときには、クラツチ
弾機２７の付勢力を受けて、一端側の第一クラツチ係合
部２０ａは第一クラツチ受け部１９ｂとは離間している
が、他端側の第二クラツチ係合部２０ｄが第二クラツチ
受け部２２ｅに係合する第二シフト位置に位置してい
る。これに対し、図示しないスイツチ操作をして励磁コ
イル２４の通電をし励磁せしめると、プランジヤの機能
を有するクラツチ体２０は、クラツチ弾機２７の付勢力
に抗して一端側に移動して、一端側の第一クラツチ係合
部２０ａが第一クラツチ受け部１９ｂに係合するが、他
端側の第二クラツチ係合部２０ｄは第二クラツチ受け部
２２ｅとは離間する第一シフト位置に位置するように設
定されており、この様にしてクラツチ作動手段が構成さ
れている。そして、前記第一シフト位置に位置する状態
で作動螺軸７が回転した場合には、クラツチ体２０は、
回転体１９と一体回動するが、クラツチ受け体２２とは
自由になり、この結果、クラツチ体２０、回転体１９が
作動螺軸７と一体回動（共回り）することとなつて、シ
ート１が移動することのない非移動状態となる。これに
対し、第二シフト位置に位置する状態で作動螺軸７が回
動した場合には、クラツチ体２０は、回転体１９とは自
由となるが、クラツチ受け体２２とは一体となつて回動
規制され、これによつてシート１が移動する移動状態と
なるように構成されている。
【００１３】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、シート１の前後位置調整またはシート１の前後高
さの調整を行うことができるが、例えばシート１の前側
高さの調整をする場合、第三ナツト部材１２に設けられ
た励磁コイル２４の通電を断つてクラツチ体２０を回転
体１９から自由にしてクラツチ受け体２２に係合する移
動状態にすれば良く、これによつて、クラツチ体２０の
作動螺軸７との共回り規制がなされることとなつて、電
動モータ３の正逆駆動に伴う作動螺軸７の回動に追従し
てシート１が前後高さの調整がなされ、また、前後位置
調整を行う場合、第一ナツト部材９、１０を移動状態と
し、他のナツト部材１２、１３を非移動状態ににすれば
良い。
いて、シート１の前後位置調整またはシート１の前後高
さの調整を行うことができるが、例えばシート１の前側
高さの調整をする場合、第三ナツト部材１２に設けられ
た励磁コイル２４の通電を断つてクラツチ体２０を回転
体１９から自由にしてクラツチ受け体２２に係合する移
動状態にすれば良く、これによつて、クラツチ体２０の
作動螺軸７との共回り規制がなされることとなつて、電
動モータ３の正逆駆動に伴う作動螺軸７の回動に追従し
てシート１が前後高さの調整がなされ、また、前後位置
調整を行う場合、第一ナツト部材９、１０を移動状態と
し、他のナツト部材１２、１３を非移動状態ににすれば
良い。
【００１４】この様に、本発明にあつては、シート１の
前後位置調整及び高さ調整とを電動駆動力により自動的
に行うものであるが、これらの調整の選択は、対応する
クラツチ作動手段の選択的な断続切換えをすることで行
うことができ、従つて、これら複数の調整機構の駆動制
御を、一つの電動モータからの駆動でできることになつ
て、それぞれの調整機構に専用の電動モータを設ける必
要がない。この結果、シート１のこれらの調整用の部品
が大幅に兼用されることになり、部品点数を削減できる
と共に装置の軽量コンパクト化、さらには簡略化に大い
に寄与し得て、組立作業を簡素化し低コスト化も果たせ
ることになる。
前後位置調整及び高さ調整とを電動駆動力により自動的
に行うものであるが、これらの調整の選択は、対応する
クラツチ作動手段の選択的な断続切換えをすることで行
うことができ、従つて、これら複数の調整機構の駆動制
御を、一つの電動モータからの駆動でできることになつ
て、それぞれの調整機構に専用の電動モータを設ける必
要がない。この結果、シート１のこれらの調整用の部品
が大幅に兼用されることになり、部品点数を削減できる
と共に装置の軽量コンパクト化、さらには簡略化に大い
に寄与し得て、組立作業を簡素化し低コスト化も果たせ
ることになる。
【００１５】しかもこのものでは、ナツト部材を移動状
態−非移動状態に切換えるべくクラツチ体２０を作動す
るためのクラツチ作動手段がクラツチ体２０の径方向に
並列状に位置する配置構成となつているため、これを軸
方向に直列状に配したもののように軸方向に大きくなつ
て、その分、有効移動量が少なくなつてしまうことが有
効に回避され、移動量の広い確保が簡単にできることに
なる。
態−非移動状態に切換えるべくクラツチ体２０を作動す
るためのクラツチ作動手段がクラツチ体２０の径方向に
並列状に位置する配置構成となつているため、これを軸
方向に直列状に配したもののように軸方向に大きくなつ
て、その分、有効移動量が少なくなつてしまうことが有
効に回避され、移動量の広い確保が簡単にできることに
なる。
【００１６】ところでこのものでは、励磁コイル２４が
断線等してクラツチ体２０の係合切換えができない場合
が想定されるが、この状態では第二シフト位置（移動状
態）にあつて、作動螺軸７の回動に基づいてナツト部材
９が移動することになる。そこで、ナツト部材９につい
て、図７の如く、非通電時に、第一クラツチ係合部２０
ａと第一クラツチ受け部１９ｂとが係合するように構成
しても良く、この場合には、通電可能な励磁コイル２４
にのみ通電して対応するナツト部材を移動させることが
できるという利点がある。さらには、シート１の前後移
動調整を司るナツト部材９、１０については非通電時に
移動状態となり、それ以外の移動調整を司るナツト部材
１２、１３については非通電時に非移動状態となるよ
う、クラツチ作動手段の断続を逆の関係となるように構
成しておけば、故障等により全ての励磁コイル２４に通
電できないときでも、モータ駆動した場合に、最低限、
シート１の前後移動調整だけは確保されることになつ
て、運転者の足がペダルに届かなかつたり、足がダツシ
ユボードに引掛つたりなどして運転ができなくなること
を回避できるという利点があり、さらに好ましい。ま
た、クラツチ体の回転体、クラツチ受け体との各係合
は、ドグクラツチ方式、爪クラツチ方式等、菊座クラツ
チ方式等、種々のクラツチ手段を採用できることはいう
までもない。
断線等してクラツチ体２０の係合切換えができない場合
が想定されるが、この状態では第二シフト位置（移動状
態）にあつて、作動螺軸７の回動に基づいてナツト部材
９が移動することになる。そこで、ナツト部材９につい
て、図７の如く、非通電時に、第一クラツチ係合部２０
ａと第一クラツチ受け部１９ｂとが係合するように構成
しても良く、この場合には、通電可能な励磁コイル２４
にのみ通電して対応するナツト部材を移動させることが
できるという利点がある。さらには、シート１の前後移
動調整を司るナツト部材９、１０については非通電時に
移動状態となり、それ以外の移動調整を司るナツト部材
１２、１３については非通電時に非移動状態となるよ
う、クラツチ作動手段の断続を逆の関係となるように構
成しておけば、故障等により全ての励磁コイル２４に通
電できないときでも、モータ駆動した場合に、最低限、
シート１の前後移動調整だけは確保されることになつ
て、運転者の足がペダルに届かなかつたり、足がダツシ
ユボードに引掛つたりなどして運転ができなくなること
を回避できるという利点があり、さらに好ましい。ま
た、クラツチ体の回転体、クラツチ受け体との各係合
は、ドグクラツチ方式、爪クラツチ方式等、菊座クラツ
チ方式等、種々のクラツチ手段を採用できることはいう
までもない。
【００１７】一方、この様なナツト部材と作動螺軸を用
いた電動駆動装置の配置構成としては、前記実施例に限
らず、例えば図８に示す如く二本の作動螺軸７の一方に
前後移動調整を司るナツト部材９を設け、他方の作動螺
軸７に前後の高さの調整を司るナツト部材１２、１３を
設ける配置としたもの、さらには、図９に示す如く、三
本の作動螺軸７を設けて、中央に位置する作動螺軸７に
前後の高さの調整を司るナツト部材１２、１３を設け、
両側に位置する作動螺軸７、７に前後移動調整を司るナ
ツト部材９、１０をそれぞれ設ける配置としたもの等、
種々の配置が採用できるが、図８、図９のようにした場
合では、前記第一実施例のものよりも作動螺軸を短くで
きるという利点がある。
いた電動駆動装置の配置構成としては、前記実施例に限
らず、例えば図８に示す如く二本の作動螺軸７の一方に
前後移動調整を司るナツト部材９を設け、他方の作動螺
軸７に前後の高さの調整を司るナツト部材１２、１３を
設ける配置としたもの、さらには、図９に示す如く、三
本の作動螺軸７を設けて、中央に位置する作動螺軸７に
前後の高さの調整を司るナツト部材１２、１３を設け、
両側に位置する作動螺軸７、７に前後移動調整を司るナ
ツト部材９、１０をそれぞれ設ける配置としたもの等、
種々の配置が採用できるが、図８、図９のようにした場
合では、前記第一実施例のものよりも作動螺軸を短くで
きるという利点がある。
【００１８】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、シートの前後位置調節等、複数の
移動調整が、各対応して設けたナツト部材において、ク
ラツチ体の回転体との係合かクラツチ受け体との係合か
の切換えを行わしめれば良く、この結果、一つの電動モ
ータから複数のマルチ的な位置調整ができることになつ
て、各対応する電動モータを設ける必要がなく、部品点
数を少なくし、軽量コンパクト化が有効に計れることに
なる。しかも、これらマルチ的な位置調整を司るナツト
部材を移動状態−非移動状態に切換えるためのクラツチ
作動手段が、クラツチ体の径方向に位置する並列的な配
置構成となつているため、これらを軸方向に直列状に配
したもののように軸方向に大きくなつて、その分、有効
移動量が少なくなつてしまうことが有効に回避され、移
動量の広い確保が簡単にできることになる。
れたものであるから、シートの前後位置調節等、複数の
移動調整が、各対応して設けたナツト部材において、ク
ラツチ体の回転体との係合かクラツチ受け体との係合か
の切換えを行わしめれば良く、この結果、一つの電動モ
ータから複数のマルチ的な位置調整ができることになつ
て、各対応する電動モータを設ける必要がなく、部品点
数を少なくし、軽量コンパクト化が有効に計れることに
なる。しかも、これらマルチ的な位置調整を司るナツト
部材を移動状態−非移動状態に切換えるためのクラツチ
作動手段が、クラツチ体の径方向に位置する並列的な配
置構成となつているため、これらを軸方向に直列状に配
したもののように軸方向に大きくなつて、その分、有効
移動量が少なくなつてしまうことが有効に回避され、移
動量の広い確保が簡単にできることになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】シートの概略斜視図である。
【図２】シートの電動移動装置を示す概略説明図であ
る。
る。
【図３】ナツト部材の一部切欠き斜視図である。
【図４】ナツト部材の分解斜視図である。
【図５】ナツト部材の移動状態を示す概略断面図であ
る。
る。
【図６】ナツト部材の非移動状態を示す概略断面図であ
る。
る。
【図７】ナツト部材の他例における非移動状態を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【図８】電動駆動装置の配置構成の他例を示す概略図で
ある。
ある。
【図９】電動駆動装置の配置構成の他例を示す概略図で
ある。
ある。
【図１０】図１０Ａはクラツチ体の他例を示す正面図で
あり、図１０Ｂはクラツチ体の他例を示す側面図であ
る。
あり、図１０Ｂはクラツチ体の他例を示す側面図であ
る。
【図１１】図１１Ａはクラツチ受け体の他例を示す断面
図であり、図１１Ｂはクラツチ受け体の他例を示す側面
図である。
図であり、図１１Ｂはクラツチ受け体の他例を示す側面
図である。
１ シート ３ 電動モータ ７ 第一作動螺軸 ９ 第一ナツト部材 １２ 第二ナツト部材 １９ 回転体 １９ｂ 第一クラツチ受け部 ２０ クラツチ体 ２０ａ 第一クラツチ係合部 ２０ｄ 第二クラツチ係合部 ２１ ナツト体 ２２ クラツチ受け体 ２２ｅ 第二クラツチ受け部 ２４ 励磁コイル ２７ クラツチ弾機
フロントページの続き (72)発明者 根本 晃 東京都昭島市松原町三丁目二番一二号 株 式会社タチエス内 (72)発明者 中原 茂 東京都昭島市松原町三丁目二番一二号 株 式会社タチエス内
Claims (1)
- 【請求項１】 電動モータから動力伝動されて回動する
作動螺軸と、前記作動螺軸に螺装されるナツト部材とを
備え、電動モータの正逆駆動に伴う作動螺軸の回動に追
従するナツト部材の作動螺軸に対する相対移動によつて
シートを前後方向に移動するように構成してなる車両用
パワーシートにおいて、前記作動螺軸に第二のナツト部
材をさらに設け、該第二のナツト部材の作動螺軸に対す
る相対移動によつて、シートの前後移動とは異なる他の
移動調節が選択的にできるように構成するにあたり、作
動螺軸は、外周に係止部が形成されたものにする一方、
ナツト部材を、作動螺軸が遊嵌状に貫通するケーシング
と、該ケーシング内一側に配され、作動螺軸の軸回りの
回動に対しては係止部に係合して作動螺軸と一体回動す
るが軸方向の移動に対しては作動螺軸から自由になるよ
う作動螺軸に貫通され、他端側に第一クラツチ受け部が
形成された回転体と、前記回転体の他端側に隣接して配
されていて作動螺軸が貫通状に螺合するナツト体と、前
記ナツト体の外周に対して軸芯方向の移動は自由で軸回
り方向の回動については一体回動するよう外嵌し、かつ
一端部には前記第一クラツチ受け部に係脱自在に係合す
る第一クラツチ係合部が形成され、他端部には第二クラ
ツチ係合部が形成されるクラツチ体と、作動螺軸が遊嵌
状に貫通するようにしてケーシング他側に一体的に取付
けられ、かつ前記第二クラツチ係合部が係脱自在に係合
する第二クラツチ受け部が形成されたクラツチ受け体
と、前記クラツチ体の径方向に配され、クラツチ体をプ
ランジヤーとして軸芯方向に移動せしめて、第一クラツ
チ係合部が第一クラツチ受け部に係合する非移動状態
と、第二クラツチ係合部が第二クラツチ受け部に係合す
る移動状態とに選択的に切換えるクラツチ作動手段とを
備えて構成したことを特徴とする車両用パワーシートの
駆動装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5200418A JPH0732919A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 車両用パワーシートの駆動装置 |
| CA002116989A CA2116989C (en) | 1993-07-20 | 1994-03-04 | Apparatus for driving power seat for vehicle |
| FR9402633A FR2707935B1 (fr) | 1993-07-20 | 1994-03-08 | Appareil pour l'entraînement d'un siège motorisé de véhicule. |
| US08/207,680 US5427345A (en) | 1993-07-20 | 1994-03-09 | Apparatus for driving power seat for vehicle |
| DE4409399A DE4409399A1 (de) | 1993-07-20 | 1994-03-18 | Vorrichtung zum motorischen Antreiben eines Fahrzeugsitzes |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5200418A JPH0732919A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 車両用パワーシートの駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732919A true JPH0732919A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16423989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5200418A Pending JPH0732919A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 車両用パワーシートの駆動装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5427345A (ja) |
| JP (1) | JPH0732919A (ja) |
| CA (1) | CA2116989C (ja) |
| DE (1) | DE4409399A1 (ja) |
| FR (1) | FR2707935B1 (ja) |
Families Citing this family (41)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5916327A (en) * | 1995-04-28 | 1999-06-29 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus employing an electromagnetic device |
| US5920158A (en) * | 1995-04-28 | 1999-07-06 | Miller; Robin Mihekun | Multi-functional vehicle apparatus |
| US5694812A (en) * | 1995-04-28 | 1997-12-09 | United Technologies Automotive, Inc. | Multi-functional apparatus employing an electromagnetic device and an intermittent motion mechanism |
| US6126132A (en) * | 1995-04-28 | 2000-10-03 | Lear Automotive Dearborn, Inc. | Multi-function single motor seat track actuator assembly |
| US5903114A (en) * | 1995-04-28 | 1999-05-11 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus employing an intermittent motion mechanism |
| US5949206A (en) * | 1995-04-28 | 1999-09-07 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus employing an intermittent motion mechanism |
| US5841249A (en) * | 1995-04-28 | 1998-11-24 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus employing an intermittent motion mechanism |
| US5765840A (en) * | 1996-01-19 | 1998-06-16 | Atoma International Inc. | Electrically released six-way seat adjustment |
| US5979255A (en) * | 1997-04-09 | 1999-11-09 | Lear Automotive Dearborn, Inc. | Intermittent rotary motion mechanism for use in an automotive vehicle |
| US5844382A (en) * | 1997-04-09 | 1998-12-01 | Ut Automotive Dearborn, Inc | Motion transmitting apparatus for use with an automotive vehicle multi-functional apparatus |
| FR2768973B1 (fr) * | 1997-09-29 | 1999-12-24 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Structure de siege de vehicule automobile |
| US5969431A (en) * | 1997-10-08 | 1999-10-19 | Lear Automotive Dearborn, Inc. | Linearly actuating multi-functional apparatus for use in an automotive vehicle |
| US5847519A (en) * | 1997-10-09 | 1998-12-08 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus for a wiper and cable drive |
| US5924324A (en) * | 1997-10-09 | 1999-07-20 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Movable gear drive windshield wiper |
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| US6003193A (en) * | 1997-10-09 | 1999-12-21 | Lear Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus having flexible clutch |
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| US5907199A (en) * | 1997-10-09 | 1999-05-25 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Electric motor providing multi-directional output |
| US5920159A (en) * | 1997-10-09 | 1999-07-06 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus employing a flexible drive element for selectively actuating multiple output systems |
| US6026536A (en) * | 1997-10-09 | 2000-02-22 | Lear Automotive Dearborn, Inc | Range limiting dual direction slip clutch |
| US5907885A (en) * | 1997-10-09 | 1999-06-01 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Multi-functional apparatus for use in an automotive vehicle employing multiple tracks |
| US5979256A (en) * | 1997-10-09 | 1999-11-09 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Gear drive window wiper and multi-function electric motor |
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| US6205612B1 (en) | 1997-10-09 | 2001-03-27 | Ut Automotive Dearborn, Inc. | Window wiper system for an automotive vehicle |
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| JP4063965B2 (ja) | 1998-08-19 | 2008-03-19 | 株式会社ミツバ | 車両用シート装置 |
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| DE19909034C1 (de) * | 1999-03-02 | 2000-07-13 | Faure Bertrand Sitztech Gmbh | Verstellvorrichtung für einen Kraftfahrzeugsitz |
| GB0123469D0 (en) * | 2001-10-01 | 2001-11-21 | Siemens Ag | Electromagnetical clutch,electromechanical actuator and turbine |
| US7108324B2 (en) | 2002-06-28 | 2006-09-19 | Lear Corporation | Vehicle seat adjuster |
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