JP3906148B2 - 乗物用座席の配列切替装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗物用座席の配列切替装置に関するものであり、特に、鉄道車輌、バス等の乗物に設けられた複数の座席の配列状態を、その座席の背当部が乗物の進行方向に略平行となるロング配列と、背当部が進行方向に略直交するクロス配列とに切替えるための配列切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、鉄道車輌、バス等の乗物の座席としては、ロング座席及びクロス座席が一般的である。ロング座席は、長い座部と背当部とを備えたベンチ型の座席を、その背当部が乗物の進行方向に対して略平行となるように、乗物の側壁に沿わせて配置したものである。このタイプの座席は立ち席用及び通路用のスペースを大きくとることができるので、通勤、通学等で混み合うときに適している。しかし、乗物の加減速時等に、乗物の進行方向への着座者の揺れを受け止めることができないので、座り心地が必ずしもよくない。従って、ロング座席は乗物が込み合わないときにあまり適していない。
【0003】
一方、クロス座席は、座部、背当部、肘掛部等を備えた複数の座席を、その背当部が乗物の進行方向に略直交するように配列したものである。このタイプの座席では、乗物の加減速時等において、着座者の身体が乗物の進行方向へ揺れるのを背当部が受け止める。このため、乗り心地がよく、乗物が込み合わないときに適している。しかし、立ち席用及び通路用のスペースが狭くなるので、混み合う時にはあまり適していない。
【0004】
このように、ロング座席にもクロス座席にもそれぞれ一長一短がある。そこで、背当部が乗物の進行方向に対し略平行となるロング配列(前述したロング座席に相当)と、背当部が前記進行方向に対し略直交するクロス配列(前述したクロス座席に相当)とに切替えることのできる座席が種々提案・実用化されている。この座席は、乗物の床に固定された固定架台と、その固定架台上に乗物の幅方向へスライド可能に取付けられたスライド架台と、座部、背当部、肘掛部等を有し、軸によりスライド架台に回転可能に取付けられた可動座席部とからなる。
【0005】
この座席によると、ロング配列のときにはスライド架台が乗物の側壁に近づけられ、可動座席部の背当部が同側壁に略平行にされる。また、クロス配列のときにはスライド架台が側壁に近づけられ、背当部が側壁に略直交にされる。いずれの配列の場合にも、立ち席用及び通路用のスペースを少しでも広くとるために、可動座席部が側壁に近づけられる。この配列のときには、背当部や肘掛部が側壁に干渉するので、可動座席部を回転させることはできない。そこで、配列の切替え時には、スライド架台が側壁から離れる方向へスライドさせられる。背当部や肘掛部が側壁と干渉しない位置までスライドさせられたところで、可動座席部が回転させられる。その回転により背当部が側壁に対し略平行または略直交となったところで、スライド架台が側壁に近づく方向へスライドさせられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術では、座席の配列状態の切替えに際し、スライド架台のスライドと、可動座席部の回転とが別々に行われていた。すなわち、まず、可動座席部が側壁から離れる方向へスライド架台がスライドさせられ、スライド架台が所定量だけスライドさせられた後、可動座席部が回転させられていた。そして、可動座席部が所定角度回転させられた後、その可動座席部が側壁に近づく方向へスライド架台がスライドさせられていた。このように、一つの動作が終了してから、次の動作が行われるので、座席の配列の切替え開始から終了までに時間がかかっていた。
【0007】
そこで、本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は短い時間で配列状態を切替えることのできる乗物用座席の配列切替装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にかかる乗物用座席の配列切替装置は、「上り方向及び下り方向を共に進行方向とする鉄道車輌に複数が側壁に沿って列設される乗物用座席の配列を切替える配列切替装置であって、乗物に固定された固定架台と、前記固定架台上に前記乗物の幅方向へスライド可能に取付けられたスライド架台と、少なくとも座部及び背当部を有し、軸により前記スライド架台に回転可能に取付けられた可動座席部と、前記可動座席部が回転させられたとき、その回転を直線運動に変換して前記スライド架台に伝達し、前記可動座席部の回転に従い前記スライド架台を前記可動座席部とともに前記乗物の幅方向へスライドさせる伝達機構と、前記可動座席部を回転不能に係止するための第1係止機構と、前記可動座席部をスライド不能に係止するための第2係止機構とを具備し、前記回転にともなうスライドにより、前記可動座席部を、前記背当部が前記乗物の進行方向に略直交する上り向きクロス配列と、該上り向きクロス配列から一方向に回転限界まで略90°回転すると共に、前記可動座席部が前記側壁に近付くようにスライドし、前記背当部が前記乗物の進行方向に略平行となると共に前記背当部が前記側壁と接近するロング配列と、前記上り向きクロス配列から前記背当部が前記乗物の内側に向くように他方向に回転限界まで略180°回転し、前記背当部が前記乗物の進行方向に略直交する下り向きクロス配列とに切替えるようにした」ものである。
【0009】
また、本発明にかかる乗物用座席の配列切替装置は、「前記伝達機構は、非円形のガイド孔が形成されたカム部材を有し、前記ガイド孔は、前記軸を中心とする略半円弧状に形成され、前記上り向きクロス配列と前記下り向きクロス配列との切替えを案内する第1ガイド、及び、該第1ガイドの一端から前記軸に対して前記第1ガイドとは反対側に向けて略直線状に延び、前記上り向きクロス配列と前記ロング配列との切替えを案内する第2ガイドを有する」ものとすることもできる。
【0010】
また、本発明にかかる乗物用座席の配列切替装置は、「前記可動座席部は、前記ロング配列に切替られたとき、前記乗物の幅方向の応力が作用するとスライドする構造であり、前記第1係止機構は、前記可動部が前記ロング配列、前記上り向きクロス配列及び前記下り向きクロス配列のいずれかに切替えられたとき、前記可動座席部を回転不能に係止し、前記第2係止機構は、前記可動座席部が前記ロング配列に切替られたとき、前記可動座席部をスライド不能に係止する」ものとすることができる。
【0011】
したがって、本発明の乗物用座席の配列切替装置によれば、軸を中心として可動座席部が回転させられると、その回転が伝達機構により直線運動に変換されてスライド架台に伝達される。この伝達により、可動座席部の回転に従いスライド架台が同可動座席部とともに乗物の幅方向へスライドさせられる。そして、この回転にともなうスライドにより、可動座席部の配列状態がロング配列からクロス配列、またはクロス配列からロング配列に切替えられる。可動座席部がロング配列に切替えられると、背当部が乗物の進行方向に略平行となる。また、可動座席部がクロス配列に切替えられると、背当部が乗物の進行方向に対し略直交する。さらに、可動座席部がロング配列及びクロス配列のいずれかに切替えられると、その可動座席部は第1係止機構により回転不能に係止される。このため、配列の非切替え時に可動座席部が不用意に回転することがない。さらに、可動座席部がロング配列に切替えられると、その可動座席部は第2係止機構によりスライド不能に係止される。このため、配列の非切替え時に可動座席部が不用意にスライドすることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、第1乃至第6の発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
【0013】
図1の(a),(b),(c)は、乗物としての鉄道車輌1の内部構成を示している。鉄道車輌1はその進行方向(上り方向と下り方向の両方を含む)に沿って延びる床2と、その床2の左右(図の上下)両側縁に設けられた一対の側壁3と、出入口用扉4とを備えている。これらの床2、両側壁3及び出入口用扉4は鉄道車輌1の骨格の一部を構成している。床2上には、複数の二人掛けの座席5が左右の側壁3に沿って配置されている。鉄道車輌1内において左右の座席5の列の間は、立ち席用及び通路用のスペース6となっている。
【0014】
図6乃至図8に示すように、各座席5は固定架台7、スライド架台8及び二人掛け用の可動座席部9を備えている。固定架台7は、床2上において側壁3の近傍に固定された本体枠11と、その本体枠11上端部の側壁3寄りの位置に固定された天板12と、本体枠11の上部において、互いに平行に鉄道車輌1の幅方向へ延びる一対のガイドレール13とを備えている。スライド架台8は、固定架台7上において鉄道車輌1の幅方向へスライド可能に取付けられている。より詳しくは、スライド架台8は、各ガイドレール13に上から係合した一対のスライドレール14と、両スライドレール14の上に取付けられたスライド台板15とを備えている。そして、各スライドレール14がガイドレール13上を摺動することにより、スライド架台8が側壁3に近づいたり離れたりする。
【0015】
図2乃至図5及び図7に示すように、各可動座席部9は座枠16、座部17、背当部18、ヘッドレスト部19及び二つの肘掛部21,21を備えている。これらのうち座部17、背当部18及びヘッドレスト部19はクッション等によって一体的に形成されている。肘掛部21,21は背当部18の左右両側部に取付けられている。可動座席部9の座枠16はスライド台板15に回転可能に支持されている。より詳しくは、スライド台板15の中央部分には回転主軸22が軸受23を介して取付けられている。回転主軸22には上下一対の回転盤24が一体回転可能に取付けられ、上側の回転盤24に前記座枠16が固定されている。
【0016】
図6及び図7に示すように、回転主軸22の下端には大径の歯車25が一体回転可能に装着されている。回転主軸22の近傍には正・逆回転可能な駆動源としての電動モータ26が配置されている。電動モータ26の駆動軸27には、歯車25よりも小径の歯車29が電磁クラッチ28を介して装着されており、この歯車29が歯車25に噛み合わされている。従って、電動モータ26が回転すると、その回転は電磁クラッチ28及び両歯車29,25を介して回転主軸22に伝達される。その結果、回転主軸22が座枠16と一体となって回転させられる。電磁クラッチ28は電動モータ26の駆動軸27から回転主軸22への回転伝達を許容・遮断する。なお、駆動源としては電動モータ26に代えて、流体によって作動するもの、例えばエアモータを用いてもよい。同様に、クラッチとしては前述した電磁クラッチ以外にもエアクラッチを用いてもよい。
【0017】
各座席5には伝達機構31が設けられている。伝達機構31は、電動モータ26によって可動座席部9が回転させられたとき、その回転を直線運動に変換してスライド架台8に伝達し、可動座席部9の回転に従いスライド架台8を同可動座席部9とともに鉄道車輌1の幅方向へスライドさせるためのものである。伝達機構31は図7及び図8に示すように、カム部材32、第1アーム33、第2アーム34及び係合部材としてのガイドローラ35を備えている。カム部材32は中心部分に孔36を有する円板部37と、その円板部37から外方へ膨らむ膨出部38とを備え、孔36において回転主軸22に一体回転可能に取付けられている。カム部材32には、第1ガイド42及び第2ガイド43よりなるガイド孔41が透設されている。第1ガイド42は円板部37において、回転主軸22を中心とした円に沿って略半円弧状に形成されている。第2ガイド43は、第1ガイド42の一端から膨出部38の先端38aへ向けて略直線状に延びている。
【0018】
第1アーム33は長尺状をなし、その一端が第1支軸44により固定架台7に水平方向へ傾動可能に支持されている。第2アーム34は第1アーム33と同様に長尺状をなし、その一端が第2支軸45によりスライド台板15に対し水平方向へ傾動可能に支持されている。第1アーム33及び第2アーム34の各他端は連結ピン46により相互に連結されている。従って、第1アーム33に対する第2アーム34のなす角度を変化させることにより、側壁3から第2支軸45までの距離を変化させ、スライド架台8を鉄道車輌1の幅方向へスライドさせることが可能である。
【0019】
ガイドローラ35は、第2アーム34の長さ方向の中間部分において軸47により回転可能に支持されている。このガイドローラ35は前述したガイド孔41に転動可能に係合されている。ガイドローラ35のガイド孔41における位置は、カム部材32の回転にともない変化する。前述したような第1アーム33に対する第2アーム34のなす角度が変化する。そして、側壁3からの第2支軸45までの距離が変化し、スライド架台8の鉄道車輌1の幅方向における位置が変化する。このようにカム部材32が回転させられると、その回転運動が伝達機構31によって直線運動に変換されてスライド架台8、ひいては可動座席部9に伝達される。
【0020】
前述した回転にともなうスライドにより、可動座席部9はロング配列とクロス配列とに切替えられる。ロング配列は図4及び図5に示すように、背当部18が鉄道車輌1の進行方向に対し略平行となる配列状態であり、この配列のとき背当部18は側壁3に接近する。クロス配列は図2及び図3に示すように、背当部18が鉄道車輌1の進行方向に対し略直交する配列状態であり、この配列のとき、座席5の肘掛部21が側壁3に接近する。クロス配列には、鉄道車輌1が上り方向へ向けて進行しているとき、背当部18の背当面(着座者の背中が接する側の面)18aが進行方向を向く「上り向きクロス配列(図1(b)参照)」と、鉄道車輌1が下り方向へ向けて進行しているとき、背当面18aが進行方向を向く「下り向きクロス配列(図1(c)参照)」とがある。
【0021】
さらに、各座席5は図6及び図8に示すように、可動座席部9がロング配列及びクロス配列のいずれかに切替えられたとき、その可動座席部9を回転不能に係止するための第1係止機構48を備えている。第1係止機構48は、回転盤24の外周部に90度毎に形成された3つの切欠49a,49b,49cと、スライド台板15に固定された第1ガイド筒51と、スライド架台8内に配設された第1ソレノイド52と、その第1ソレノイド52に連結されて第1ガイド筒51に下方から挿通されたストッパピン53と、そのストッパピン53を常に上方へ付勢するコイルばね54とを備えている。
【0022】
切欠49a,49b,49cは回転盤24にともない変位し、可動座席部9がロング配列及びクロス配列となったとき、第1ガイド筒51の直上に位置する。ストッパピン53は、第1ソレノイド52への通電及び通電停止に応じて上下動して切欠49a,49b,49cに係合及び離脱する。すなわち、第1ソレノイド52が通電されていないとき、ストッパピン53はコイルばね54により押し上げられる。このとき、座席5がロング配列またはクロス配列であれば、ストッパピン53がいずれかの切欠49a,49b,49cに係合し、回転盤24の回転を規制(ロック)する。また、第1ソレノイド52に通電されると、ストッパピン53はコイルばね54に抗して引き下げられて切欠49a,49b,49cから離脱する。ストッパピン53によるロックが解除されて、回転盤24の回転が可能となる。
【0023】
なお、スライド架台8には、第1ソレノイド52の非通電時であってもストッパピン53による回転盤24のロックを解除するためのロック解除ペダル55が取付けられている。ロック解除ペダル55は、軸56によりスライド架台8に支持された基部55aと、その基部55aの先端に軸60により折畳み可能に支持されたペダル本体55bと、前記軸60及び前記ストッパピン53を繋ぐ連結部55cとから構成されている。ペダル本体55bは、不使用時には図6において二点鎖線で示すようにほぼ垂直状態にされることで、スライド架台8内に収容される。ペダル本体55bは使用時には図6において実線で示すようにほぼ水平状態にされることで、スライド架台8から露出する。なお、図中68は、ペダル本体55bが水平状態にされたときに基部55aに当接して、それ以上のペダル本体55bの傾動を規制するストッパである。
【0024】
前記ロック解除ペダル55を用いて回転盤24のロックを解除する場合には、水平状態にされたペダル本体55bを上方から踏み込む。すると、互いに略一直線状となった基部55a及びペダル本体55bが、軸56を支点として下方へ傾動する。この傾動にともない連結部55cが下方へ引っ張られるとともに、コイルばね54に抗してストッパピン53が引き下げられる。その結果、ストッパピン53が回転盤24の切欠49a乃至49cから離脱する、すなわちロックが解除される。
【0025】
さらに、各座席5には、ロング配列時に可動座席部9をスライド不能に係止するための第2係止機構57が設けられている。第2係止機構57は、スライド台板15に透設された係止孔58と、天板12に固定された第2ガイド筒59と、固定架台7内において天板12の下方に配設された第2ソレノイド61と、その第2ソレノイド61に連結されて第2ガイド筒59に下方から挿通された係止ピン62と、その係止ピン62を常に上方へ付勢するコイルばね63とを備えている。
【0026】
係止孔58はスライド架台8のスライドに従い変位し、可動座席部9がロング配列となったときに第2ガイド筒59の直上に位置する。係止ピン62は第2ソレノイド61への通電及び通電停止に応じて上下動して係止孔58に係入及び離脱する。すなわち、第2ソレノイド61が通電されていないとき、係止ピン62はコイルばね63によって押し上げられる。係止ピン62は係止孔58に係入し、スライド台板15のスライドを規制(ロック)する。また、第2ソレノイド61に通電されると、係止ピン62はコイルばね63に抗して引き下げられて係止孔58から離脱する。係止ピン62によるロックが解除されて、スライド台板15のスライドが可能となる。
【0027】
図8に示すように、各座席5には、可動座席部9の回転及びスライドにより、ガイドローラ35がガイド孔41の端部に至ったときの衝撃を和らげるための衝撃吸収機構64が設けられている。この衝撃吸収機構64は、上述した係止ピン62と、可動座席部9の座枠16の底部に固定された収容ケース65と、その収容ケース65に水平方向へ往復可能に挿通されたロッド66と、収容ケース65内に配置され、かつロッド66を係止ピン62側へ付勢するコイルばね67とから構成されている。そして、配列状態の切替えに際し、ガイドローラ35がガイド孔41の端部42a,43aの壁面に当接する直前に、ロッド66の頭部66aが係止ピン62に接触する。このとき、ロッド66がコイルばね67を圧縮させながら後退することによって、衝撃が緩和される。
【0028】
次に、上記のように構成された配列切替装置の作用及び効果について説明する。
【0029】
図9及び図10の実線は、上り方向へ進行している鉄道車輌1が混み合っておらず、立ち席用及び通路用のスペース6の確保よりも乗り心地を優先させるために、座席5が上り向きクロス配列に保持されている状態を示している。
【0030】
この状態では電動モータ26、電磁クラッチ28、両ソレノイド52,61への通電が停止されている。カム部材32の膨出部38は鉄道車輌1の上り方向を向いている。ガイドローラ35は第1ガイド42と第2ガイド43との境界部分に位置している。第1アーム33は側壁3に対しほぼ直交し、第2アーム34は側壁3に対し略平行となっている。コイルばね54によって付勢されたストッパピン53は第1ガイド筒51から上方へ大きく突出し、回転盤24の切欠49aに係合している。この係合により、回転盤24の回転が規制されている。なお、このときの回転主軸22の位置を「基準位置」とする。
【0031】
上り向きクロス配列からロング配列に切替える場合には、第1ソレノイド52、電磁クラッチ28及び電動モータ26に通電される。これらの通電により電動モータ26の回転が電磁クラッチ28及び両歯車29,25を介して回転主軸22に伝達される。第1ソレノイド52の励磁により、ストッパピン53が引き下げられて切欠49aから下方へ離脱し、同ストッパピン53の回転盤24に対する回転規制がなくなる。同様にして、第2ソレノイド61の励磁により、係止ピン62が引き下げられる。このため、図9及び図10において二点鎖線で示すように、カム部材32及び回転盤24が回転主軸22と一体回転し、可動座席部9が矢印A方向(鉄道車輌1の上方から見て反時計回り方向)への回転を開始する。
【0032】
カム部材32の回転に従いガイド孔41が変位するとともに、ガイドローラ35が同ガイド孔41に沿って転動する。より詳しくは、ガイドローラ35は、第1ガイド42と第2ガイド43との境界部分から、第2ガイド43の端部43aへ向けて転動する。この転動時にはガイドローラ35に対し、スペース6側へ向かう力が作用する。この力は第2アーム34、第2支軸45を介してスライド架台8及び可動座席部9に伝達される。従って、可動座席部9は回転主軸22を中心として矢印A方向へ回転させられながら、スペース6側へ変位させられることとなる。
【0033】
ここで、ガイド孔41が前述したような略半円弧状の第1ガイド42と略直線状の第2ガイド43とからなる特殊な形状であると、図15において特性線L1で示すように、上り向きクロス配列から回転主軸22が約35°回転するまでの期間は、回転主軸22が基準位置からスペース6側へ変位し、さらに回転すると回転主軸22が基準位置に向けて変位する。すなわち、約35°を境に回転主軸22の変位方向が反転する。そして、上り向きクロス配列から60°回転したとき、回転主軸22が基準位置に戻る。さらに、回転主軸22が回転すると、その回転が進むに従い回転主軸22が基準位置から側壁3側へ変位する。なお、同図において特性線L1とL2との間隔G(図中の斜線部分の上下方向の幅)は、可動座席部9と側壁3との隙間の大きさを示している。
【0034】
図11及び図12に示すように、回転主軸22が図9及び図10の状態から略90°回転すると、カム部材32の膨出部38はスペース6側を向く。ガイドローラ35は第2ガイド43の端部43aに近づき、第2アーム34と第1アーム33とがなす角度が小さくなる。回転盤24の回転にともない切欠49bが変移し、第1ガイド筒51の直上に位置する。第1ソレノイド52への通電停止により、コイルばね54に付勢されたストッパピン53が同切欠49bに係合し、回転主軸22の回転を規制する。ガイドローラ35が第2ガイド43の端部43aの壁面の近傍に位置し、スライド台板15の係止孔58が第2ガイド筒59の直上に位置する。第2ソレノイド61への通電停止により、係止ピン62がコイルばね63によって押し上げられ、係止孔58に係入する。この係止ピン62にロッド66の頭部66aが当接して、可動座席部9のそれ以上の回転が規制される。このときには、ロッド66がコイルばね67を圧縮させながら後退するので、当接にともなう衝撃が和らげられる。
【0035】
また、第2ガイド43が鉄道車輌1の幅方向に略平行となるので、仮に同方向の応力がガイドローラ35に作用すると、同ガイドローラ35ひいては可動座席部9が不意にスライドするおそれがある。しかし、このときには、係止孔58に係入した係止ピン62が可動座席部9のスライドを規制する。
【0036】
なお、前述した一連の切替え動作が一つの座席5に対し行われたら、引き続き隣の座席5に対しても同様の切替え動作が行われる。全ての座席5がロング配列に切替えられると、立ち席用及び通路用のスペース6が最大となる。また、説明は省略するが、ロング配列から上り向きクロス配列に切替える場合には、前述した動作とは逆の切替え動作が行われる。
【0037】
このように本実施形態によると、回転主軸22を中心とした可動座席部9の回転が、伝達機構31により直線運動に変換されてスライド架台8に伝達される。この伝達により、可動座席部9の回転に従いスライド架台8が同可動座席部9とともに鉄道車輌1の幅方向へスライドさせられる。そして、この回転にともなうスライドにより、上り向きクロス配列とロング配列との間で配列状態が切替えられる。このため、可動座席部9を回転させる機構とスライドさせる機構とが別々に設けられた従来技術とは異なり、可動座席部9を回転主軸22を中心として回転させるだけで、配列状態を切替えることができる。また、可動座席部9の回転とスライドとがほぼ同時に連携して行われるので、これらを別々に行った場合、すなわち可動座席部9を一旦側壁から離れる方向へスライドさせ、その後に同可動座席部9を回転させ、その後に可動座席部9を側壁に近づける方向へスライドさせる場合に比べ、配列の切替え開始から終了までに要する時間を短縮できる。
【0038】
次に、上り向きクロス配列から下り向きクロス配列へ切替える場合について、図13及び図14を参照して説明する。この場合には、電動モータ26が反対方向へ回転させられる。その回転は電磁クラッチ28及び両歯車29,25を介して回転主軸22に伝達される。第1ソレノイド52の励磁によりストッパピン53が引き下げられて切欠49aから下方へ離脱する。同様にして、第2ソレノイド61の励磁により係止ピン62が引き下げられる。このため、カム部材32及び回転盤24は回転主軸22と一体回転する。これにともない可動座席部9が矢印Aとは反対方向(鉄道車輌1の上方から見て時計回り方向)への回転を開始する。
【0039】
カム部材32の回転に従いガイド孔41が変位するとともに、ガイドローラ35が同ガイド孔41に沿って転動する。より詳しくは、ガイドローラ35は、第1ガイド42と第2ガイド43との境界部分から、第1ガイド42の端部42aへ向けて転動する。ここで、第1ガイド42が回転主軸22を中心とした略半円弧状をなしていることから、カム部材32が回転して第1ガイド42とガイドローラ35との位置関係が変化しても、ガイドローラ35をスペース6側または側壁3側へ変位させようとする力はほとんど作用しない。従って、可動座席部9は鉄道車輌1の幅方向へほとんどスライドすることなく、回転主軸22を中心として回転させられる。
【0040】
図14において二点鎖線で示すように回転主軸22が略180°回転させられると、切欠49cが第1ガイド筒51の直上に位置する。第1ソレノイド52への通電停止により、コイルばね54に付勢されたストッパピン53が同切欠49cに係合する。この係合により、回転主軸22の回転が規制される。ガイドローラ35が第1ガイド42の端部42aの壁面の近傍まで転動したとき、第2ソレノイド61への通電停止により、係止ピン62がコイルばね63によって押し上げられる。この係止ピン62にロッド66の頭部66aが当接して、回転主軸22のそれ以上の回転が規制される。このときには、ロッド66がコイルばね67を圧縮させながら後退するので、当接にともなう衝撃が和らげられる。
【0041】
なお、上述した一連の切替え動作が一つの座席5に対し行われたら、引き続き隣の座席5に対しても同様の切替え動作が行われる。全ての座席5が下り向きクロス配列に切替えられると、立ち席用及び通路用のスペース6が最小となる。
【0042】
本実施の形態は上述した以外にも次に示す特徴を有する。
【0043】
(a)一つの動力源(電動モータ26)を使用するだけで、可動座席部9を回転させながらスライドさせて座席5の配列を切替えることができる。このため、可動座席部9をスライドさせるための動力源と、回転させるための動力源とを別々に設けた場合に比べ、配列切替装置を簡略化できる。これにともない安価に配列切替装置を成立させることができる。
【0044】
(b)カム部材32、第1アーム33、第2アーム34及びガイドローラ35といった少ない部品によって、可動座席部9を回転及びスライドさせるための伝達機構31を成立させている。そのため、この伝達機構31を配列切替装置に用いることにより、部品点数の減少や装置の簡略化を図ることができる。
【0045】
(c)カム部材32に非円形のガイド孔41を形成し、ガイドローラ35をこのガイド孔41内に摺動可能に係合させている。このように非常に簡単な構成で、カム部材32の回転に従い鉄道車輌1の幅方向へ変位し得るように、ガイドローラ35をカム部材32に係合させることができる。
【0046】
(d)係合部材として、軸47を中心として回転するガイドローラ35を用いている。このため、ガイドローラ35がガイド孔41の壁面上を転動するときに、両者35,41間に生ずる摩擦は、ガイドローラ35が回転せずにガイド孔41の壁面に接触した状態で滑る場合に比べ小さい。従って、カム部材32及び可動座席部9の回転を効率よく直線運動に変換してスライド架台8に伝達することができる。
【0047】
(e)第1係止機構48を設けたことにより、可動座席部9がロング配列及びクロス配列のいずれかに切替えられたとき、その可動座席部9が回転不能に係止される。このため、配列の非切替え時に可動座席部9が不用意に回転するのを未然に防止できる。
【0048】
(f)可動座席部9がロング配列に切替えられたとき、第2係止機構57により、その可動座席部9がスライド不能に係止される。このため、配列の非切替え時に可動座席部9が不用意にスライドするのを未然に防止できる。
【0049】
(g)第2係止機構57の一構成部品である係止ピン62を、衝撃吸収機構64の一構成部品として利用している。このように一つの部品(係止ピン62)が二つの機能を兼ね備えているので、その分、配列切替装置全体の部品点数を少なくできる。
【0050】
(h)スライド架台8にロック解除ペダル55が取付けられているので、このペダル55を足で操作することにより、第1ソレノイド52の非通電時であってもストッパピン53による回転盤24のロックを解除することができる。また、ロック解除ペダル55のペダル本体55bは、不使用時にはスライド架台8内に収容しておくことが可能である。このペダル本体55bがスペース6側へ突出して通行の妨げとなるのを防止できる。
【0051】
なお、本発明は次に示す別の実施の形態に具体化することができる。
【0052】
(1)可動座席部9におけるヘッドレスト部19を省略したり、肘掛部21を省略したりしてもよい。また、座部17と背当部18とを別々に設け、背当部18を座部17に対しリクライニング可能に取付けてもよい。要するに可動座席部9は最低限、座部及び背当部を有するものであればよい。
【0053】
(2)本発明は鉄道車輌1に限らず、多数の人を一度に搬送することを目的とした各種乗物、例えばバスや船舶に具体化してもよい。
【0054】
(3)上記実施の形態における電動モータ26、電磁クラッチ28、歯車25,29等を省略し、手動のみにより可動座席部9を回転及びスライドさせるような構成に変更してもよい。
【0055】
(4)ガイド孔41に代え、カム部材32に同ガイド孔41と同一の平面形状をなす溝を形成し、この溝をガイド部としてもよい。このようにしても上記実施の形態と同様な作用及び効果が得られる。
【0056】
(5)ガイドローラ35に代え、円柱状のピンを第2アーム34に回転不能に取付け、このピンを係合部材としてもよい。このようにすれば、ガイドローラ35よりも安価に係合部材を形成することができる。
【0057】
(6)第2アーム34に代え、ガイドローラ35を第1アーム33に取付けてもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様な作用及び効果が得られる。
【0058】
(7)第1ソレノイド52及び第2ソレノイド61に代えてシリンダを用いてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明の乗物用座席の配列切替装置は、可動座席部のスライドと回転とを別々に行う場合よりも短い時間で、座席の配列状態をロング配列とクロス配列とに切替えることができる。さらに、非配列切替時に可動座席部が不用意に回転するのを防止できる。さらに、非配列切替時に可動座席部が不用意にスライドするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(c)は本発明の一実施形態である座席がロング配列、上り向きクロス配列、下り向きクロス配列に切替えられたときの鉄道車輌を示す部分平面図である。
【図2】本発明の一実施形態であるクロス配列の座席を通路から見た状態を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態であるクロス配列の座席を進行方向に向かって見た状態を示す背面図である。
【図4】本発明の一実施形態であるロング配列の座席を通路から見た状態を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態であるロング配列の座席を進行方向に向かって見た状態を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施形態である座席下部を示す断面図である。
【図7】図6のVII-VII 断面を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態である座席下部を示す平面図である。
【図9】本発明の一実施形態である座席を上り向きクロス配列からロング配列に切替えるときのカム部材と各アームとの関係を示す平面図である。
【図10】本発明の一実施形態である座席を上り向きクロス配列からロング配列に切替えるときの状態を示す平面図である。
【図11】本発明の一実施形態である座席がロング配列に切替えられたときのカム部材と各アームとの関係を示す平面図である。
【図12】本発明の一実施形態である座席がロング配列に切替えられた状態を示す平面図である。
【図13】本発明の一実施形態である座席を上り向きクロス配列から下り向きクロス配列に切替えるときのカム部材と各アームとの関係を示す平面図である。
【図14】本発明の一実施形態である座席を上り向きクロス配列から下り向きクロス配列に切替えるときの状態を示す平面図である。
【図15】本発明の一実施形態である可動座席部の回転角度とスライド量との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 乗物としての鉄道車輌
5 座席
7 固定架台
8 スライド架台
9 可動座席部
17 座部
18 背当部
22 軸としての回転主軸
31 伝達機構
32 カム部材
33 第1アーム
34 第2アーム
35 係合部材としてのガイドローラ
41 ガイド孔
48 第1係止機構
49a,49b,49c 切欠
53 ストッパピン
57 第2係止機構
58 係止孔
62 係止ピン

Claims (3)

  1. 上り方向及び下り方向を共に進行方向とする鉄道車輌に複数が側壁に沿って列設される乗物用座席の配列を切替える配列切替装置であって、
    乗物に固定された固定架台と、
    前記固定架台上に前記乗物の幅方向へスライド可能に取付けられたスライド架台と、
    少なくとも座部及び背当部を有し、軸により前記スライド架台に回転可能に取付けられた可動座席部と、
    前記可動座席部が回転させられたとき、その回転を直線運動に変換して前記スライド架台に伝達し、前記可動座席部の回転に従い前記スライド架台を前記可動座席部とともに前記乗物の幅方向へスライドさせる伝達機構と、
    前記可動座席部を回転不能に係止するための第1係止機構と、
    前記可動座席部をスライド不能に係止するための第2係止機構とを具備し、
    前記回転にともなうスライドにより、前記可動座席部を、前記背当部が前記乗物の進行方向に略直交する上り向きクロス配列と、該上り向きクロス配列から一方向に回転限界まで略90°回転すると共に、前記可動座席部が前記側壁に近付くようにスライドし、前記背当部が前記乗物の進行方向に略平行となると共に前記背当部が前記側壁と接近するロング配列と、前記上り向きクロス配列から前記背当部が前記乗物の内側に向くように他方向に回転限界まで略180°回転し、前記背当部が前記乗物の進行方向に略直交する下り向きクロス配列とに切替えるようにした
    ことを特徴とする乗物用座席の配列切替装置。
  2. 前記伝達機構は、非円形のガイド孔が形成されたカム部材を有し、
    前記ガイド孔は、前記軸を中心とする略半円弧状に形成され、前記上り向きクロス配列と前記下り向きクロス配列との切替えを案内する第1ガイド、及び、該第1ガイドの一端から前記軸に対して前記第1ガイドとは反対側に向けて略直線状に延び、前記上り向きクロス配列と前記ロング配列との切替えを案内する第2ガイドを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗物用座席の配列切替装置。
  3. 前記可動座席部は、前記ロング配列に切替られたとき、前記乗物の幅方向の応力が作用するとスライドする構造であり、前記第1係止機構は、前記可動部が前記ロング配列、前記上り向きクロス配列及び前記下り向きクロス配列のいずれかに切替えられたとき、前記可動座席部を回転不能に係止し、前記第2係止機構は、前記可動座席部が前記ロング配列に切替られたとき、前記可動座席部をスライド不能に係止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用座席の配列切替装置。
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