JPH07245187A - ストロボ装置 - Google Patents
ストロボ装置Info
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- JPH07245187A JPH07245187A JP6035563A JP3556394A JPH07245187A JP H07245187 A JPH07245187 A JP H07245187A JP 6035563 A JP6035563 A JP 6035563A JP 3556394 A JP3556394 A JP 3556394A JP H07245187 A JPH07245187 A JP H07245187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- light emission
- switching element
- igbt
- strobe device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/30—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
- H05B41/32—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp for single flash operation
Landscapes
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、発光の立上りの遅れやIGBTの破
壊を防止する共に製造コストを押さえつつ配置スペース
の制約を受けない簡易な回路構成で、ゲート制御型スイ
ッチング素子を制御して発光制御するストロボ装置を提
供することを目的とする。 【構成】本発明は、回路全体を制御するCPU1には、
電源フィルタ回路2と、電源電池E1 と、メインコンデ
ンサC5 と、ストロボの昇圧電源回路3と、上記メイン
コンデンサC5 の充電々圧を検出する電圧検出回路4
と、トリガ回路5と、閃光放電管(Xe管)6及びダイ
オードD5 、ゲート制御型スイッチング素子となるIG
BT7の直列回路とが並列に接続して構成され、トリガ
回路5に入力される発光開始信号より所定時間遅れて、
IGBT7がオンされるストロボ装置である。
壊を防止する共に製造コストを押さえつつ配置スペース
の制約を受けない簡易な回路構成で、ゲート制御型スイ
ッチング素子を制御して発光制御するストロボ装置を提
供することを目的とする。 【構成】本発明は、回路全体を制御するCPU1には、
電源フィルタ回路2と、電源電池E1 と、メインコンデ
ンサC5 と、ストロボの昇圧電源回路3と、上記メイン
コンデンサC5 の充電々圧を検出する電圧検出回路4
と、トリガ回路5と、閃光放電管(Xe管)6及びダイ
オードD5 、ゲート制御型スイッチング素子となるIG
BT7の直列回路とが並列に接続して構成され、トリガ
回路5に入力される発光開始信号より所定時間遅れて、
IGBT7がオンされるストロボ装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲート制御型スイッチ
ング素子を有するストロボ装置に係り、特にゲート制御
型スイッチング素子の破壊を防止するストロボの発光制
御回路に関する。
ング素子を有するストロボ装置に係り、特にゲート制御
型スイッチング素子の破壊を防止するストロボの発光制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラ本体に内蔵される、若し
くはカメラと共に使用されている公知のストロボ装置に
は、ゲート制御型スイッチング素子、例えばIGBTが
多く使用されている。例えば、特開昭64−17033
号公報には、発光命令でIGBTをオンし、発光停止指
令でIGBTをオフする構成のIGBTを用いたストロ
ボ装置が開示されている。この公報に記載されるストロ
ボ装置ではゲート制御型スイッチング素子のゲート制御
用にゲート制御用電源回路を必要としているため、製造
コストの上昇につながると共に、カメラ内に収納するス
ペースの上でも制約を受けている。
くはカメラと共に使用されている公知のストロボ装置に
は、ゲート制御型スイッチング素子、例えばIGBTが
多く使用されている。例えば、特開昭64−17033
号公報には、発光命令でIGBTをオンし、発光停止指
令でIGBTをオフする構成のIGBTを用いたストロ
ボ装置が開示されている。この公報に記載されるストロ
ボ装置ではゲート制御型スイッチング素子のゲート制御
用にゲート制御用電源回路を必要としているため、製造
コストの上昇につながると共に、カメラ内に収納するス
ペースの上でも制約を受けている。
【0003】このような問題点を考慮したストロボ装置
としては、本出願人が提案した特願平05−89992
号には、ゲート制御型スイッチング素子のゲート制御を
CPO等のICより直接制御する事により上記ゲート制
御用電源回路を不要としたストロボ装置が記載してい
る。
としては、本出願人が提案した特願平05−89992
号には、ゲート制御型スイッチング素子のゲート制御を
CPO等のICより直接制御する事により上記ゲート制
御用電源回路を不要としたストロボ装置が記載してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特願
平05−89992号に開示されている構成のストロボ
装置を実用化するにあたっては、改善すべき問題も発生
した。すなわち、発光開始時のトリガ回路によるトリガ
ノイズにより、IGBTのゲート電位が変動した場合、
ゲート制御電圧が4V程度の低電圧ドライブIGBTを
使用している為、ゲート制御電圧が、12V〜30V程
度の中電圧ドライブIGBTに比較して小さなゲート電
位変動でも、IGBTのオンスレッシュゲート電圧を下
回ってしまい、発光の立上りが遅れることや不充分なゲ
ート電圧(低ゲート電圧)で閃光発光管の発光電流を流
すことがあり、その結果、IGBTを破壊してしまう恐
れがあった。
平05−89992号に開示されている構成のストロボ
装置を実用化するにあたっては、改善すべき問題も発生
した。すなわち、発光開始時のトリガ回路によるトリガ
ノイズにより、IGBTのゲート電位が変動した場合、
ゲート制御電圧が4V程度の低電圧ドライブIGBTを
使用している為、ゲート制御電圧が、12V〜30V程
度の中電圧ドライブIGBTに比較して小さなゲート電
位変動でも、IGBTのオンスレッシュゲート電圧を下
回ってしまい、発光の立上りが遅れることや不充分なゲ
ート電圧(低ゲート電圧)で閃光発光管の発光電流を流
すことがあり、その結果、IGBTを破壊してしまう恐
れがあった。
【0005】この問題点を解決するために、例えばIG
BTのゲートラインをトリガ回路から大きく離したり、
トリガ回路とゲートラインの間にシールドを設けたりし
てトリガノイズを受けにくくしたり、新たにゲート制御
回路を設けてゲートラインのインピーダンスを下げて、
トリガノイズの影響を小さくすること等が考えられる
が、いずれも製造コストの上昇や配置するスペースの制
約を受ける。
BTのゲートラインをトリガ回路から大きく離したり、
トリガ回路とゲートラインの間にシールドを設けたりし
てトリガノイズを受けにくくしたり、新たにゲート制御
回路を設けてゲートラインのインピーダンスを下げて、
トリガノイズの影響を小さくすること等が考えられる
が、いずれも製造コストの上昇や配置するスペースの制
約を受ける。
【0006】そこで本発明は、発光の立上りの遅れやI
GBTの破壊を防止する共に製造コストを押さえつつ配
置スペースの制約を受けない簡易な回路構成で、ゲート
制御型スイッチング素子を制御し、発光制御するストロ
ボ装置を提供することを目的とする。
GBTの破壊を防止する共に製造コストを押さえつつ配
置スペースの制約を受けない簡易な回路構成で、ゲート
制御型スイッチング素子を制御し、発光制御するストロ
ボ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、メインコンデンサの放電ループ中に介挿さ
れた閃光放電管とゲート制御型スイッチング素子を含む
回路と、トリガ信号を受け、上記閃光放電管を励起する
ためのトリガ手段と、上記トリガ信号より遅延して上記
ゲート制御型スイッチング素子を導通させる制御信号を
出力する発光制御手段とで構成されたストロボ装置を提
供する。
するために、メインコンデンサの放電ループ中に介挿さ
れた閃光放電管とゲート制御型スイッチング素子を含む
回路と、トリガ信号を受け、上記閃光放電管を励起する
ためのトリガ手段と、上記トリガ信号より遅延して上記
ゲート制御型スイッチング素子を導通させる制御信号を
出力する発光制御手段とで構成されたストロボ装置を提
供する。
【0008】さらに上記発光制御手段は、上記閃光放電
管の消イオン時間以内に上記制御信号を出力し、また、
上記発光制御手段はマイクロコンピュータであり、マイ
クロコンピュータの出力端子が直接、上記ゲート制御型
スイッチング素子のゲート端子に接続されるストロボ装
置を提供する。
管の消イオン時間以内に上記制御信号を出力し、また、
上記発光制御手段はマイクロコンピュータであり、マイ
クロコンピュータの出力端子が直接、上記ゲート制御型
スイッチング素子のゲート端子に接続されるストロボ装
置を提供する。
【0009】
【作用】以上のような構成のストロボ装置は、トリガ回
路に入力される発光開始信号より所定時間遅れて、ゲー
ト制御型スイッチング素子がオンされ、発光のタイミン
グが制御される。
路に入力される発光開始信号より所定時間遅れて、ゲー
ト制御型スイッチング素子がオンされ、発光のタイミン
グが制御される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明による第1実施例としての
ストロボ装置の構成を示す図である。
に説明する。図1は、本発明による第1実施例としての
ストロボ装置の構成を示す図である。
【0011】このストロボ装置において、回路全体を制
御するCPU1には、電源フィルタ回路2と、電源電池
E1 と、メインコンデンサC5 と、ストロボの昇圧電源
回路3と、上記メインコンデンサC5 の充電々圧を検出
する電圧検出回路4と、トリガ回路5と、閃光放電管
(Xe管)6及びダイオードD5 、ゲート制御型スイッ
チング素子となるIGBT7の直列回路と、が並列に接
続されている。
御するCPU1には、電源フィルタ回路2と、電源電池
E1 と、メインコンデンサC5 と、ストロボの昇圧電源
回路3と、上記メインコンデンサC5 の充電々圧を検出
する電圧検出回路4と、トリガ回路5と、閃光放電管
(Xe管)6及びダイオードD5 、ゲート制御型スイッ
チング素子となるIGBT7の直列回路と、が並列に接
続されている。
【0012】上記電源フィルタ回路2は、電源電池E1
と並列に接続されたコンデンサC1と、このコンデンサ
C1 の正電極側と上記電源電池E1 との正電極側との間
に順方向に接続されたダイオードD1 とで構成される。
と並列に接続されたコンデンサC1と、このコンデンサ
C1 の正電極側と上記電源電池E1 との正電極側との間
に順方向に接続されたダイオードD1 とで構成される。
【0013】上記昇圧電源回路3は、電源電圧E1 と、
上記電源電圧E1 にエミッタを接続するトランジスタQ
1 と、該トランジスタQ1 のベースに駆動電圧を与える
ようにCPU1のCHG端を介して接続する抵抗R2 及
び、そのベース・エミッタ間に接続される抵抗R1 と、
上記トランジスタQ1 のコレクタに電流通路を構成する
ようにエミッタを接続するトランジスタQ2 と、上記電
源電圧E1 に一次側の一端を接続し、他端をトランジス
タQ3 の電流通路を介して基準電位に接続するトランス
T1 と、上記トランジスタQ2 のコレクタと基準電位と
を接続する抵抗R4 と、上記抵抗R4 とトランジスタQ
3 のベースに接続し、駆動電位を与える抵抗R3 と、上
記トランジスタQ2 のベースと電源電圧E1 にそれぞれ
接続するダイオードD2 及びコンデンサC2 と、上記ト
ランジスタQ2 のベース及び基準電位に接続する抵抗R
5 と二次側の他一端を接続する上記トランスT1 と、そ
の他端に順方向に接続するダイオードD3 とで成され
る。
上記電源電圧E1 にエミッタを接続するトランジスタQ
1 と、該トランジスタQ1 のベースに駆動電圧を与える
ようにCPU1のCHG端を介して接続する抵抗R2 及
び、そのベース・エミッタ間に接続される抵抗R1 と、
上記トランジスタQ1 のコレクタに電流通路を構成する
ようにエミッタを接続するトランジスタQ2 と、上記電
源電圧E1 に一次側の一端を接続し、他端をトランジス
タQ3 の電流通路を介して基準電位に接続するトランス
T1 と、上記トランジスタQ2 のコレクタと基準電位と
を接続する抵抗R4 と、上記抵抗R4 とトランジスタQ
3 のベースに接続し、駆動電位を与える抵抗R3 と、上
記トランジスタQ2 のベースと電源電圧E1 にそれぞれ
接続するダイオードD2 及びコンデンサC2 と、上記ト
ランジスタQ2 のベース及び基準電位に接続する抵抗R
5 と二次側の他一端を接続する上記トランスT1 と、そ
の他端に順方向に接続するダイオードD3 とで成され
る。
【0014】上記電圧検出回路4は、上記ダイオードD
3 のカソードと基準電位間にそれぞれ接続される、直列
接続する抵抗R6 ,R7 、及びコンデンサC4 と、該コ
ンデンサC4 とメインコンデンサC5 との間に接続され
たダイオードD4 とで構成される。
3 のカソードと基準電位間にそれぞれ接続される、直列
接続する抵抗R6 ,R7 、及びコンデンサC4 と、該コ
ンデンサC4 とメインコンデンサC5 との間に接続され
たダイオードD4 とで構成される。
【0015】更に、上記トリガ回路5は、上記ダイオー
ドD4 のカソードと抵抗R10を介してアノードに接続
し、且つカソードが基準電位に接続するサイリスタSC
R1 と、上記サイリスタSCR1 のゲートと基準電位と
の間に接続される抵抗R9 、同様に該ゲートとCPU1
のSTRG端に接続される抵抗R8 と、上記サイリスタ
SCR1 のアノード側からコンデンサC6 を介して一端
に接続され、他端が閃光放電管(Xe管)6に接続する
トリガトランスT2 と、閃光放電管6の他端(基準電位
側)に、直列接続するコンデンサC7 及び抵抗R11とで
構成される。
ドD4 のカソードと抵抗R10を介してアノードに接続
し、且つカソードが基準電位に接続するサイリスタSC
R1 と、上記サイリスタSCR1 のゲートと基準電位と
の間に接続される抵抗R9 、同様に該ゲートとCPU1
のSTRG端に接続される抵抗R8 と、上記サイリスタ
SCR1 のアノード側からコンデンサC6 を介して一端
に接続され、他端が閃光放電管(Xe管)6に接続する
トリガトランスT2 と、閃光放電管6の他端(基準電位
側)に、直列接続するコンデンサC7 及び抵抗R11とで
構成される。
【0016】上記閃光放電管6の一端は、メインコンデ
ンサC5 に接続され、他端は、ダイオードD5 を介し
て、IGBT7のカソードに接続し、そのゲートはCP
U1のSCONT端に接続される。
ンサC5 に接続され、他端は、ダイオードD5 を介し
て、IGBT7のカソードに接続し、そのゲートはCP
U1のSCONT端に接続される。
【0017】このトリガトランスT2 は、閃光放電管6
にトリガを引加するものである。また上記IGBT7
は、この閃光放電管6の発光電流をスイッチングし、発
光量の制御を行うもので、CPU1からのSCONT信
号の状態に応じて動作する。
にトリガを引加するものである。また上記IGBT7
は、この閃光放電管6の発光電流をスイッチングし、発
光量の制御を行うもので、CPU1からのSCONT信
号の状態に応じて動作する。
【0018】またCPU1には、パワースイッチSW
1、レリーズスイッチSW2が接続されている。このC
PU1からは、IGBT7に供給されるSCONT信号
の他、昇圧電源回路3にはCHG信号が、トリガ回路5
にはSTRG信号が、それぞれ供給されるようになって
おり、電圧検出回路4からVST信号が供給される。
1、レリーズスイッチSW2が接続されている。このC
PU1からは、IGBT7に供給されるSCONT信号
の他、昇圧電源回路3にはCHG信号が、トリガ回路5
にはSTRG信号が、それぞれ供給されるようになって
おり、電圧検出回路4からVST信号が供給される。
【0019】ここで、本実施例の回路の動作の説明に先
立ち、回路に用いられているIGBTについて説明す
る。図2は、本実施例に用いているIGBTの断面構造
の一例を示す図である。このIGBTは、コレクタ電極
11の上側に、P層12、N層13が順に形成されてい
る。そして、上記N層13の表面には、P層12より不
純物濃度の低いP層14、及びN層13より不純物濃度
の高いN層15が形成される。上記N層13とN層15
とに挟まれたP層14の表面が、チャネル領域となる。
立ち、回路に用いられているIGBTについて説明す
る。図2は、本実施例に用いているIGBTの断面構造
の一例を示す図である。このIGBTは、コレクタ電極
11の上側に、P層12、N層13が順に形成されてい
る。そして、上記N層13の表面には、P層12より不
純物濃度の低いP層14、及びN層13より不純物濃度
の高いN層15が形成される。上記N層13とN層15
とに挟まれたP層14の表面が、チャネル領域となる。
【0020】このチャネルの領域上には、ゲート酸化膜
16を介してゲート電極17が形成される。また、この
ゲート電極17の上には、絶縁膜18を介してエミッタ
電極19が形成される。
16を介してゲート電極17が形成される。また、この
ゲート電極17の上には、絶縁膜18を介してエミッタ
電極19が形成される。
【0021】このように構成されたIGBTにおいて、
エミッタに対して正となる電圧をゲート電圧としてゲー
ト電極17に与えると、P層14の表面にチャネル領域
が形成され、コレクタ−エミッタ間に電流が流れる。こ
のゲート電圧は、通常10V〜40V程度の電圧が必要
であるが、ゲート酸化膜16の薄膜化や微細化設計ルー
ルを採用することで、ゲートに印加する電圧が4Vでも
十分なコレクタ−エミッタ間に電流を流すことができ
る。
エミッタに対して正となる電圧をゲート電圧としてゲー
ト電極17に与えると、P層14の表面にチャネル領域
が形成され、コレクタ−エミッタ間に電流が流れる。こ
のゲート電圧は、通常10V〜40V程度の電圧が必要
であるが、ゲート酸化膜16の薄膜化や微細化設計ルー
ルを採用することで、ゲートに印加する電圧が4Vでも
十分なコレクタ−エミッタ間に電流を流すことができ
る。
【0022】本実施例は、このような低電圧ゲートドラ
イブIGBTを採用してストロボ装置の発光制御回路を
構成させる。次に、図3に示すタイミングチャートを参
照して、このストロボ装置の動作について説明する。
イブIGBTを採用してストロボ装置の発光制御回路を
構成させる。次に、図3に示すタイミングチャートを参
照して、このストロボ装置の動作について説明する。
【0023】まず、ここで図3(a)に示すように、C
HGをロー(Low)レベル(以下、Lレベルと称す
る)にすると、昇圧電源回路3が作動して昇圧された電
圧が、図3(b)に示すようにメインコンデンサC5 に
充電される。この充電々圧は、図3(c)に示すよう
に、電圧検出回路4によってモニタされ、所定充電々圧
に達したら、CHGをハイ(Hi)レベル(以下、Hレ
ベルと称する)にして昇圧動作を止める。
HGをロー(Low)レベル(以下、Lレベルと称す
る)にすると、昇圧電源回路3が作動して昇圧された電
圧が、図3(b)に示すようにメインコンデンサC5 に
充電される。この充電々圧は、図3(c)に示すよう
に、電圧検出回路4によってモニタされ、所定充電々圧
に達したら、CHGをハイ(Hi)レベル(以下、Hレ
ベルと称する)にして昇圧動作を止める。
【0024】次に発光させる場合に、発光開始信号に応
答して、図3(e)に示すように、STRGがHレベル
になって、サイリスタSCR1 がオンする。まだ、この
時には、図3(d)に示すように、SCONTはLレベ
ルであり、IGBT7はオフしている。
答して、図3(e)に示すように、STRGがHレベル
になって、サイリスタSCR1 がオンする。まだ、この
時には、図3(d)に示すように、SCONTはLレベ
ルであり、IGBT7はオフしている。
【0025】そしてSCR1 がオンすると、トリガ回路
5によって閃光放電管6は励起され、管内がイオン化さ
れる。この時、IGBTはオフしているため発光しな
い、若しくは発光しても、図3(f)のAに示すような
コンデンサC7 をチャージする分だけ微小に発光するの
みである。
5によって閃光放電管6は励起され、管内がイオン化さ
れる。この時、IGBTはオフしているため発光しな
い、若しくは発光しても、図3(f)のAに示すような
コンデンサC7 をチャージする分だけ微小に発光するの
みである。
【0026】次に図3(d)に示すように、STRGが
Hレベルなった時点(図3(e))から時間t1 遅れ
て、SCONTをHレベルにし、IGBTをオンさせ
る。この時に、閃光放電管内は、まだイオン化状態であ
るため、再度トリガをかけなくても、IGBTをオンさ
せ、閃光放電管両端に電圧をかけるだけで発光を開始す
る(図3(f))。
Hレベルなった時点(図3(e))から時間t1 遅れ
て、SCONTをHレベルにし、IGBTをオンさせ
る。この時に、閃光放電管内は、まだイオン化状態であ
るため、再度トリガをかけなくても、IGBTをオンさ
せ、閃光放電管両端に電圧をかけるだけで発光を開始す
る(図3(f))。
【0027】例えば、キセノンガスを封入したキセノン
管の場合は、上記イオン化している時間は、数μs〜数
百μsである。すなわち、時間t1 内であれば、放電管
はトリガを再引加しなくても発光を開始することができ
る。
管の場合は、上記イオン化している時間は、数μs〜数
百μsである。すなわち、時間t1 内であれば、放電管
はトリガを再引加しなくても発光を開始することができ
る。
【0028】その後、発光中にSCONTをLレベルに
すると、IGBT7はオフし、発光を停止する。次に前
述した本実施例におけるSTRGよりSCONTを遅ら
せて、Hレベルにする理由を図6、図7を参照して説明
する。
すると、IGBT7はオフし、発光を停止する。次に前
述した本実施例におけるSTRGよりSCONTを遅ら
せて、Hレベルにする理由を図6、図7を参照して説明
する。
【0029】図6は、従来のようにSTRGより前にS
CONTをHレベルにした例である。STRGのHレベ
ルになると、トリガ回路によりトリガ電圧が発生する。
トリガ電圧は、数KVの非常に高い電圧値であり、この
ノイズがSCONTに乗った場合、SCONTの波形は
図示するように振れ、IGBTのオンスレッシュゲート
電圧を下回ってしまう場合があり、発光の立上りが遅れ
たり、又、不充分なゲート電圧(低ゲート電圧)で閃光
発光管の発光電流を流す事で、IGBTが破壊されてし
まう恐れがある。
CONTをHレベルにした例である。STRGのHレベ
ルになると、トリガ回路によりトリガ電圧が発生する。
トリガ電圧は、数KVの非常に高い電圧値であり、この
ノイズがSCONTに乗った場合、SCONTの波形は
図示するように振れ、IGBTのオンスレッシュゲート
電圧を下回ってしまう場合があり、発光の立上りが遅れ
たり、又、不充分なゲート電圧(低ゲート電圧)で閃光
発光管の発光電流を流す事で、IGBTが破壊されてし
まう恐れがある。
【0030】また図7は、本実施例によるSTRG立上
りより、所定時間だけ遅らせてSCONTをHレベルに
した例であるが、SCONTはトリガ波形がおさまって
からHレベルにしているので当然、Hレベル部分にはト
リガノイズが乗る事はなく、前述した発光の立上り遅
れ、IGBT破壊の問題は発生しない。
りより、所定時間だけ遅らせてSCONTをHレベルに
した例であるが、SCONTはトリガ波形がおさまって
からHレベルにしているので当然、Hレベル部分にはト
リガノイズが乗る事はなく、前述した発光の立上り遅
れ、IGBT破壊の問題は発生しない。
【0031】またSCONTがLレベル時のトリガノイ
ズによる電圧変動は、Hレベルのそれより非常に小さ
く、このノイズによりIGBTがONする事はない。そ
の理由を以下に示す。一般的にCPU等の出力ポート
は、図8、図4に示すような構成になっている。
ズによる電圧変動は、Hレベルのそれより非常に小さ
く、このノイズによりIGBTがONする事はない。そ
の理由を以下に示す。一般的にCPU等の出力ポート
は、図8、図4に示すような構成になっている。
【0032】図8に示す出力ポートは、ナンド回路3
1、Nチャネル(N−ch)トランジスタ32、数百K
Ωのプルアップ抵抗33により構成されており、N−c
hトランジスタのオンの場合には、SCONTにはグラ
ンドレベルの電圧を出力し、N−chトランジスタオフ
の場合には、VDDの電圧を出力するプルアップ付オープ
ンドレインポートである。
1、Nチャネル(N−ch)トランジスタ32、数百K
Ωのプルアップ抵抗33により構成されており、N−c
hトランジスタのオンの場合には、SCONTにはグラ
ンドレベルの電圧を出力し、N−chトランジスタオフ
の場合には、VDDの電圧を出力するプルアップ付オープ
ンドレインポートである。
【0033】同様に図4に示す出力ポートは、ナンド回
路20、ノア回路21、インバータ22、Pチャネル
(P−ch)トランジスタ23及びNチャネル(N−c
h)トランジスタ24で、図示の如く構成されている。
路20、ノア回路21、インバータ22、Pチャネル
(P−ch)トランジスタ23及びNチャネル(N−c
h)トランジスタ24で、図示の如く構成されている。
【0034】この出力ポートは、トランジスタ23のオ
ン及び、トランジスタ24のオフの場合に、CONTに
はVDDの電圧を出力し、逆に、トランジスタ23がオ
フ、トランジスタ24がオンの場合には、グランドレベ
ルの電圧を出力するコンプリポートである。
ン及び、トランジスタ24のオフの場合に、CONTに
はVDDの電圧を出力し、逆に、トランジスタ23がオ
フ、トランジスタ24がオンの場合には、グランドレベ
ルの電圧を出力するコンプリポートである。
【0035】図8に示すようなオープンドレインポート
の場合、Hレベル時の出力インピーダンスは比較的高
く、前述したトリガノイズの影響を受けやすく、Lレベ
ル時はN−chトランジスタONにより出力インピーダ
ンスは低く、トリガノイズの影響を受けにくい。
の場合、Hレベル時の出力インピーダンスは比較的高
く、前述したトリガノイズの影響を受けやすく、Lレベ
ル時はN−chトランジスタONにより出力インピーダ
ンスは低く、トリガノイズの影響を受けにくい。
【0036】一方、図4に示すようなコンプリポートの
場合、Hレベルの出力インピーダンスはオープンドレイ
ンポート程高くはないが、一般的にHレベルの電流ソー
ス能力よりもLレベルの電流シンク能力の方が大きい
為、やはりHレベル時に比較してLレベル時の方がトリ
ガノイズの影響を受けにくい。
場合、Hレベルの出力インピーダンスはオープンドレイ
ンポート程高くはないが、一般的にHレベルの電流ソー
ス能力よりもLレベルの電流シンク能力の方が大きい
為、やはりHレベル時に比較してLレベル時の方がトリ
ガノイズの影響を受けにくい。
【0037】次に、図5のフローチャートを参照して、
本実施例におけるCPU1によるストロボ制御動作を説
明する。まず、パワースイッチSW1がオンされると
(ステップS1)、CPU1は、CHG信号をLレベル
とし、昇圧電源回路3によりメインコンデンサC5 の充
電が開始される(ステップS2)。そして、VSTしん
ごうにより充電々圧を検出し、設定された充電々圧に達
すると(ステップS3)、CHG信号をHレベルにし、
メインコンデンサC5 の充電が停止される(ステップS
4)。その後、レリーズスイッチSW2 がオンされると
(ステップS5)、被写体距離情報若しくは測光情報等
に基づいて、ストロボの光量を決定する発光時間t2 が
決定される(ステップS6)。
本実施例におけるCPU1によるストロボ制御動作を説
明する。まず、パワースイッチSW1がオンされると
(ステップS1)、CPU1は、CHG信号をLレベル
とし、昇圧電源回路3によりメインコンデンサC5 の充
電が開始される(ステップS2)。そして、VSTしん
ごうにより充電々圧を検出し、設定された充電々圧に達
すると(ステップS3)、CHG信号をHレベルにし、
メインコンデンサC5 の充電が停止される(ステップS
4)。その後、レリーズスイッチSW2 がオンされると
(ステップS5)、被写体距離情報若しくは測光情報等
に基づいて、ストロボの光量を決定する発光時間t2 が
決定される(ステップS6)。
【0038】次にタイマをスタートさせ(ステップS
7)、STRGをLレベルからHレベルにし、サイリス
タSCR1 をオンとさせることにより、Xe管6にトリ
ガをかける。(ステップS8)。そして、タイマによる
時間t0 が経過した後(ステップS9)、STRGをL
レベルにする(ステップS10)。
7)、STRGをLレベルからHレベルにし、サイリス
タSCR1 をオンとさせることにより、Xe管6にトリ
ガをかける。(ステップS8)。そして、タイマによる
時間t0 が経過した後(ステップS9)、STRGをL
レベルにする(ステップS10)。
【0039】そしてタイマによる時間t1 が経過した後
(ステップS11)、タイマをリセットし、再スタート
させる(ステップS12)、それと共に、SCONTを
Hレベルにし、IGBTをオンさせ、発光を開始させる
(ステップS13)。この発光の後、タイマによる時間
t2 が経過したならば(ステップS14)、SCONT
をLレベルに下げ、IGBT7はオフさせ、発光を停止
させる(ステップS15)。
(ステップS11)、タイマをリセットし、再スタート
させる(ステップS12)、それと共に、SCONTを
Hレベルにし、IGBTをオンさせ、発光を開始させる
(ステップS13)。この発光の後、タイマによる時間
t2 が経過したならば(ステップS14)、SCONT
をLレベルに下げ、IGBT7はオフさせ、発光を停止
させる(ステップS15)。
【0040】なお、以上の説明した本実施例では、発光
制御のスイッチング素子としてIGBTを用いたが、そ
の他のゲート制御形素子、例えばパワーMOSFET
や、MCT(MOS CONTROLLED THYR
ISTOR)等でも、同様の回路、動作が実現可能であ
る。
制御のスイッチング素子としてIGBTを用いたが、そ
の他のゲート制御形素子、例えばパワーMOSFET
や、MCT(MOS CONTROLLED THYR
ISTOR)等でも、同様の回路、動作が実現可能であ
る。
【0041】なお、本発明の上記実施態様によれば、以
下のごとき構成が得られる。 (1)ストロボの閃光発光管を発光させるための電荷を
保持するメインコンデンサと、このメインコンデンサの
放電ループ内にて、上記閃光発光管と直列に接続された
ゲート制御型スイッチング素子と、上記閃光発光管を励
起し、発光を開始させるトリガ回路と、上記ゲート制御
型スイッチング素子のオンオフを制御するゲート制御回
路と、を有するストロボ装置において、発光開始命令に
応答して上記トリガ回路に入力される発光開始信号より
遅れて上記ゲート制御回路に上記ゲート制御型スイッチ
ング素子をオンするためのオン信号を入力することを特
徴とするストロボ装置が提供される (2)閃光発光管と、この閃光発光管と直列に接続され
たゲート制御型スイッチング素子と、上記閃光発光管を
励起するトリガ信号より遅れて上記ゲート制御型スイッ
チング素子をオンするためのオン信号を出力する発光制
御手段と、を具備したことを特徴とするストロボ装置が
提供される。 (3)上記ゲート制御型スイッチング素子はIGBTで
あることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の
ストロボ装置が提供される。 (4)上記ゲート制御型スイッチング素子はMCT(M
OS controlled Thyristor)で
あることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の
ストロボ装置が提供される。 (5)上記ゲート制御型スイッチング素子はパワーMO
S FETであることを特徴とする上記(1)または
(2)に記載のストロボ装置が提供される。 (6)メインコンデンサの放電ループ中に介挿された閃
光放電管とスイッチング素子を含む直列回路と、トリガ
信号を受け、上記閃光放電管を励起するためのトリガ手
段と、上記トリガ信号より遅延して上記スイッチング素
子を導通させる導通制御信号を出力する発光制御手段
と、を具備したことを特徴とするストロボ装置が提供さ
れる。 (7)上記発光制御手段は、マイクロコンピュータであ
ることを特徴とする上記(6)に記載のストロボ装置が
提供される。 (8)上記マイクロコンピュータの出力端子は、オープ
ンドレイン端子またはコンプリポートであることを特徴
とする上記(7)に記載のストロボ装置が提供される。 (9)上記マイクロコンピュータの出力端子が上記スイ
ッチング素子のゲート端子に接続されていることを特徴
とするストロボ装置が提供される。 (10)上記発光制御手段は、上記閃光放電管の消イオ
ン時間以内に上記導通制御信号を出力することを特徴と
する上記(6)乃至(9)に記載のストロボ装置が提供
される。 (11)上記スイッチング素子は、ゲート制御を低電圧
で駆動可能なゲート制御型スイッチング素子であること
を特徴とする上記(6)乃至(10)に記載のストロボ
装置が提供される。
下のごとき構成が得られる。 (1)ストロボの閃光発光管を発光させるための電荷を
保持するメインコンデンサと、このメインコンデンサの
放電ループ内にて、上記閃光発光管と直列に接続された
ゲート制御型スイッチング素子と、上記閃光発光管を励
起し、発光を開始させるトリガ回路と、上記ゲート制御
型スイッチング素子のオンオフを制御するゲート制御回
路と、を有するストロボ装置において、発光開始命令に
応答して上記トリガ回路に入力される発光開始信号より
遅れて上記ゲート制御回路に上記ゲート制御型スイッチ
ング素子をオンするためのオン信号を入力することを特
徴とするストロボ装置が提供される (2)閃光発光管と、この閃光発光管と直列に接続され
たゲート制御型スイッチング素子と、上記閃光発光管を
励起するトリガ信号より遅れて上記ゲート制御型スイッ
チング素子をオンするためのオン信号を出力する発光制
御手段と、を具備したことを特徴とするストロボ装置が
提供される。 (3)上記ゲート制御型スイッチング素子はIGBTで
あることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の
ストロボ装置が提供される。 (4)上記ゲート制御型スイッチング素子はMCT(M
OS controlled Thyristor)で
あることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の
ストロボ装置が提供される。 (5)上記ゲート制御型スイッチング素子はパワーMO
S FETであることを特徴とする上記(1)または
(2)に記載のストロボ装置が提供される。 (6)メインコンデンサの放電ループ中に介挿された閃
光放電管とスイッチング素子を含む直列回路と、トリガ
信号を受け、上記閃光放電管を励起するためのトリガ手
段と、上記トリガ信号より遅延して上記スイッチング素
子を導通させる導通制御信号を出力する発光制御手段
と、を具備したことを特徴とするストロボ装置が提供さ
れる。 (7)上記発光制御手段は、マイクロコンピュータであ
ることを特徴とする上記(6)に記載のストロボ装置が
提供される。 (8)上記マイクロコンピュータの出力端子は、オープ
ンドレイン端子またはコンプリポートであることを特徴
とする上記(7)に記載のストロボ装置が提供される。 (9)上記マイクロコンピュータの出力端子が上記スイ
ッチング素子のゲート端子に接続されていることを特徴
とするストロボ装置が提供される。 (10)上記発光制御手段は、上記閃光放電管の消イオ
ン時間以内に上記導通制御信号を出力することを特徴と
する上記(6)乃至(9)に記載のストロボ装置が提供
される。 (11)上記スイッチング素子は、ゲート制御を低電圧
で駆動可能なゲート制御型スイッチング素子であること
を特徴とする上記(6)乃至(10)に記載のストロボ
装置が提供される。
【0042】上記(1)〜(11)に記載の実施態様に
よれば、スイッチング素子をオンさせる制御信号を送信
するに当たって、ノイズの影響を受けることがなく、ス
イッチング素子が破壊されることがない。上記(7)〜
(9)の態様によれば、マイクロコンピュータによって
直接スイッチング素子を制御することができ、構成が簡
単になる。上記(8)の態様によればインピーダンスが
低い等の理由により更にノイズに強い構成となる。上記
(10)の態様によれば、消イオン時間以内にスイッチ
ング素子をオンとするために導通制御信号を送信される
ので、確実にスイッチング素子を導通させることができ
る。また本発明は、前述した実施例に限定されるもので
はなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形や応用が可能であることは勿論である。
よれば、スイッチング素子をオンさせる制御信号を送信
するに当たって、ノイズの影響を受けることがなく、ス
イッチング素子が破壊されることがない。上記(7)〜
(9)の態様によれば、マイクロコンピュータによって
直接スイッチング素子を制御することができ、構成が簡
単になる。上記(8)の態様によればインピーダンスが
低い等の理由により更にノイズに強い構成となる。上記
(10)の態様によれば、消イオン時間以内にスイッチ
ング素子をオンとするために導通制御信号を送信される
ので、確実にスイッチング素子を導通させることができ
る。また本発明は、前述した実施例に限定されるもので
はなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形や応用が可能であることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ト
リガ信号より遅らせてゲート制御型スイッチング素子を
オンさせ、トリガノイズによる発光の立上りの遅れやゲ
ート制御型スイッチング素子の破壊を防止する共に製造
コストを押さえつつ、収納する配置スペースの制約を受
けない簡易な回路構成で、ゲート制御型スイッチング素
子を制御して発光制御するストロボ装置を提供すること
ができる。
リガ信号より遅らせてゲート制御型スイッチング素子を
オンさせ、トリガノイズによる発光の立上りの遅れやゲ
ート制御型スイッチング素子の破壊を防止する共に製造
コストを押さえつつ、収納する配置スペースの制約を受
けない簡易な回路構成で、ゲート制御型スイッチング素
子を制御して発光制御するストロボ装置を提供すること
ができる。
【図1】本発明による第1実施例としてのストロボ装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】第1実施例に用いているIGBTの断面構造の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図3】図1に示すストロボ装置の動作について説明す
るためのタイミングチャートである。
るためのタイミングチャートである。
【図4】CPU等の出力ポートとなるコンプリポートの
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図5】図1に示すストロボ装置におけるCPUによる
ストロボ制御動作を説明するためのフローチャートであ
る。
ストロボ制御動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】従来のストロボ装置による発光を行うためのS
TRGとSCONTの信号のタイミングを示す図であ
る。
TRGとSCONTの信号のタイミングを示す図であ
る。
【図7】本発明のストロボ装置による発光を行うための
STRGとSCONTの信号のタイミングを示す図であ
る。
STRGとSCONTの信号のタイミングを示す図であ
る。
【図8】CPU等の出力ポートとなるプルアップ付オー
プンドレインポートの構成例を示す図である。
プンドレインポートの構成例を示す図である。
1…CPU、2…電源フィルタ回路、3…昇圧電源回
路、4…電圧検出回路、5…トリガ回路、E1 …電源電
池、C5 …メインコンデンサ。
路、4…電圧検出回路、5…トリガ回路、E1 …電源電
池、C5 …メインコンデンサ。
Claims (3)
- 【請求項1】 メインコンデンサの放電ループ中に介挿
された閃光放電管とゲート制御型スイッチング素子とを
含む回路と、 トリガ信号を受け、上記閃光放電管を励起するためのト
リガ手段と、 上記トリガ信号より遅延して上記ゲート制御型スイッチ
ング素子を導通させる制御信号を出力する発光制御手段
と、を具備したことを特徴とするストロボ装置。 - 【請求項2】 上記発光制御手段は、上記閃光放電管の
消イオン時間以内に上記制御信号を出力することを特徴
とする上記請求項1に記載のストロボ装置。 - 【請求項3】 上記発光制御手段は、マイクロコンピュ
ータであり、マイクロコンピュータの出力端子が直接、
上記ゲート制御型スイッチング素子のゲート端子に接続
されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載のストロボ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035563A JPH07245187A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | ストロボ装置 |
US08/391,730 US5532555A (en) | 1994-03-07 | 1995-02-21 | Electronic flash apparatus using gate controlled switching device directly driven by CPU |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035563A JPH07245187A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | ストロボ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245187A true JPH07245187A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12445223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6035563A Withdrawn JPH07245187A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | ストロボ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5532555A (ja) |
JP (1) | JPH07245187A (ja) |
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Publication number | Publication date |
---|---|
US5532555A (en) | 1996-07-02 |
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Legal Events
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