JPH04344622A - ストロボ発光制御装置 - Google Patents

ストロボ発光制御装置

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Publication number
JPH04344622A
JPH04344622A JP11761591A JP11761591A JPH04344622A JP H04344622 A JPH04344622 A JP H04344622A JP 11761591 A JP11761591 A JP 11761591A JP 11761591 A JP11761591 A JP 11761591A JP H04344622 A JPH04344622 A JP H04344622A
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JP
Japan
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switching means
light emission
circuit
switching
voltage
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JP11761591A
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Inventor
Yuji Imai
右二 今井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04344622A publication Critical patent/JPH04344622A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボ発光制御装置
、詳しくは電圧制御型スイッチング素子を用いたストロ
ボ発光制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ストロボの発光制御手段には、周
知のように種々のものが提供されている。
【0003】そして、ストロボの閃光発光管の発光制御
のためのスイッチング手段として、特開昭61−501
25号公報,特開昭64−17033号公報等に示され
ているように、近年、IGBT(絶縁ゲート型バイポー
ラトランジスタ)や、MOS−FET等の電圧制御型ス
イッチング素子が使用されている。これらのスイッチン
グ素子は、高速大電流のスイッチング動作が可能であり
、ストロボ発光量の制御や、連続的なパルス発光の制御
が容易に行えるという特徴を有している。
【0004】次に、図10に上記IGBTを使用した、
最も簡素なストロボ発光制御回路を示す。
【0005】電源100は、低電圧の直流電源であり、
図示しない電源スイッチによりオン・オフ制御されるよ
うになっている。DC/DCコンバータ101は、上記
電源100より供給を受けた直流低電圧を直流高電圧に
昇圧させる変換器であり、メインコンデンサ102の両
端に接続されて、このメインコンデンサ102を充電さ
せるようになっている。上記メインコンデンサ102は
、上記DC/DCコンバータ101から供給される直流
高電圧を充電し、高電圧を閃光発光管109に印加する
。このメインコンデンサ102の両端には、抵抗106
,ツェナーダイオード107の直列回路と、閃光発光管
109,IGBT108の直列回路とがそれぞれ接続さ
れており、上記閃光発光管109は、トリガー回路11
0からトリガー電極109tにトリガー電圧が印加され
ることにより放電発光するようになっている。
【0006】IGBT108は、絶縁ゲート型バイポー
ラトランジスタであり、上記閃光発光管109の発光量
を制御するスイッチング素子である。抵抗106と、ツ
ェナーダイオード107とからなる直列回路は、上記I
GBT108を駆動させる定電圧回路であり、上記ツェ
ナーダイオード107のカソード側が上記IGBT10
8のゲートに接続されている。抵抗103、抵抗104
およびトランジスタ105からなるスイッチング回路は
、図示しないCPUの制御によりスイッチング動作を行
い、上記IGBT108をオフさせる回路であり、上記
トランジスタ105のコレクタが上記ツェナーダイオー
ド107のカソード側に接続されている一方、前記抵抗
103の一端が図示しないCPUに接続される端子Aに
接続されている。トリガー回路110は、高電圧の放電
誘導電圧を発生する回路であり、CPUから端子Bに入
力される制御信号により動作して、上記閃光発光管10
9の放電発光を促すものである。
【0007】このように構成された制御回路においては
、電源100が図示しないスイッチによってDC/DC
コンバータ101に接続されると、同DC/DCコンバ
ータ101により直流高電圧が生成され、メインコンデ
ンサ102が充電される。このメインコンデンサ102
の充電が完了すると、抵抗106とツェナーダイオード
107からなる定電圧回路により、IGBT108のゲ
ートに上記ツェナーダイオード107により決定される
電圧が印加され、上記IGBT108はオン状態となる
。またこのとき、閃光発光管109の両端には高電圧が
印加されているが、放電発光するには至ってない。
【0008】一方、図示しないCPUより、端子Bを介
してトリガー回路110に対し放電発光信号が与えられ
ると、前記トリガー回路110は、放電誘導のためのト
リガー電圧をトリガー電極109tに印加する。すると
、これによって上記閃光発光管109が励起状態となり
、予め高電圧が印加されている閃光発光管109は、瞬
間的に大電流が流れ放電発光するに至る。
【0009】次に、発光を停止するために、端子Aに対
して図示しないCPUより“H”レベルの信号を印加す
ると、トランジスタ105がオンすることにより上記I
GBT108がオフして上記閃光発光管109の放電発
光が停止する。
【0010】この図10に示すストロボ発光制御回路は
、少ない部品点数で閃光発光管109の発光制御が可能
である。ところが、メインコンデンサ102が充電完了
後、抵抗106およびIGBT108を介して、常時、
上記メインコンデンサ102の蓄積電荷が放電すること
となる。この放電量は、上記抵抗106の抵抗値を大き
くすることにより、ある程度無視できるレベルまでは抑
えることが可能である。しかしながら、上記IGBT1
08のゲートには無視できない容量成分があるため、上
記抵抗106の抵抗値を大きくすると、この容量成分と
前記抵抗値とで形成される時定数により、上記IGBT
108のゲート電圧の立ち上がりが遅くなる。従って、
速い周期の連続パルス放電発光をすることが困難である
という問題点がある。
【0011】次に、このような問題点を克服した、すな
わち、速い周期の連続パルス放電発光を可能にしたスト
ロボ発光制御回路を図11に示す。
【0012】電源100は、低電圧の直流電源であり、
図示しない電源スイッチによりオン・オフ制御されるよ
うになっている。抵抗120、121、124、125
、127、トランジスタ122、123、128、トラ
ンス126、およびダイオード144からなる回路は、
公知のDC/DCコンバータである。このDC/DCコ
ンバータは、前記図10に示されるストロボ発光制御回
路と同様に、電源100の直流低電圧を直流高電圧に昇
圧させる変換器であり、メインコンデンサ143と、閃
光発光管145,IGBT142の直列回路が接続され
ている。
【0013】また、前記トランス126の2次側には中
間タップが設けられており、この中間タップに接続され
た抵抗129,ダイオード130,ツェナーダイオード
131の直列回路と、コンデンサ132とからなる回路
は、上記IGBT142を駆動させる定電圧回路である
。また、上記ツェナーダイオード131のカソード側は
、トランジスタ140とトランジスタ141とからなる
増幅回路を経て、前記IGBT142のゲートに接続さ
れている。
【0014】抵抗129に供給された交流電圧は、ダイ
オード130で整流され、ツェナーダイオード131、
およびコンデンサ132において定電圧化された後、上
記トランジスタ140とトランジスタ141とからなる
増幅回路に供給されるようになっている。抵抗133,
抵抗134,およびトランジスタ135とからなるスイ
ッチング回路と、抵抗136,抵抗137,抵抗139
,およびトランジスタ138とからなるスイッチング回
路とは、図示しないCPUの制御によりスイッチング動
作を行い、前記IGBT142をオフさせる回路であり
、前記抵抗133の一端が端子Cに接続され、同端子C
にCPUから停止信号が加えられるようになっている。
【0015】前記トランジスタ138のコレクタは、前
記トランジスタ140とトランジスタ141とからなる
プッシュプル増幅器のベースに接続されており、前記C
PUの制御により、前記IGBT142をオフさせるよ
うになっている。
【0016】トリガー回路146は、高電圧のトリガー
電圧を発生する回路であり、端子Dに加えられる、CP
Uからの発光開始信号により、閃光発光管145のトリ
ガー電極145tにトリガー電圧を印加し、同発光管を
放電発光させる。
【0017】このように構成されたストロボ発光制御回
路においては、前記図10に示されるストロボ発光制御
回路と同様に、電源100が図示しないスイッチにおい
てDC/DCコンバータに接続されると、同DC/DC
コンバータは直流高電圧を生成し、メインコンデンサ1
43が充電される。
【0018】一方、端子Cに、図示しないCPUより“
H”レベルの信号を印加すると、上記のスイッチング回
路と、増幅回路とが作動することにより、IGBT14
2のゲートに前記ツェナーダイオード131により決定
される電圧が印加され、前記IGBT142はオン状態
となる。また、このとき、閃光発光管145の両端には
高電圧が印加されているが、未だ放電発光するには至っ
てない。
【0019】さらに、上記の図10に示される回路の作
用と同様に、図示しないCPUより、端子Dを介してト
リガー回路146に対し放電発光信号が与えられると、
トリガー信号が発光管のトリガー電極145tに印加さ
れ、閃光発光管145が励起状態となり、これにより、
予め高電圧が印加されている閃光発光管145は、瞬間
的に大電流が流れ放電発光するに至る。
【0020】次に、端子Cに対して、図示しないCPU
より“L”レベルの発光停止信号を印加すると、前記ス
イッチング回路が停止することにより、前記IGBT1
42がオフして閃光発光管145の放電発光が停止する
。また、前記スイッチング回路は高速スイッチングが可
能であるため、前記CPUの制御により速い周期の連続
パルス放電発光が可能となる。
【0021】この図11に示す回路は、前記図10の回
路の欠点を解消することができる。また、この図11に
示すストロボ発光制御回路は、速い周期の連続パルス放
電発光を可能とする。しかしながら、スイッチング回路
を形成する部品点数が多くなるとともに、回路構成が複
雑になるという問題点がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のストロボ発光制御装置では、その制御回路の部品
点数を少なくすると、速い周期の連続パルス放電発光が
困難となり、また、速い周期の連続パルス放電発光を行
おうとすると、制御回路の部品点数が多くなり、回路構
成が複雑になるという問題点があった。
【0023】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、少ない部品点数で構成され、かつ、速い周期
の連続パルス放電発光を可能とするストロボ発光制御装
置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるストロボ発光制御装置は、図1の概念
図に示すように、電源1と、この電源1によって充電さ
れるメインコンデンサ2と、このメインコンデンサ2の
放電ループ中に介挿された閃光発光管3、第1のスイッ
チング手段6及び電圧制御型スイッチング素子で構成さ
れた第2のスイッチング手段5とからなる直列回路と、
上記第1のスイッチング手段の導通時に、この第1のス
イッチング手段を介して、上記第2のスイッチング手段
を導通させる電圧を、この第2のスイッチング手段の制
御端子に伝えるインピーダンス素子7と、上記第1のス
イッチング手段の制御端子に接続され、前記第1のスイ
ッチング手段をオン状態にする第1パルス発生手段9と
、上記第2のスイッチング手段の制御端子に接続され、
この第2のスイッチング手段をオフ状態にする第2パル
ス発生手段8と、閃光発光命令に応答して上記閃光発光
管を励起するトリガ手段4とで、その主要部が構成され
ている。
【0025】
【作用】本発明においては、予め充電されているメイン
コンデンサ2の放電電荷によって発光する閃光発光管3
の放電発光制御を、2つのパルス発生手段8,9により
それぞれ駆動される2つのスイッチング手段5,6を用
いて行う。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0027】尚、以下に述べる実施例は、本発明のスト
ロボ発光制御装置をフォーカル・プレーン・シャッタを
用いた一眼レフレックスカメラに装着または組み込んだ
場合について説明する。
【0028】図2は、本発明のストロボ発光制御装置を
一眼レフカメラに組み込んだ場合の構成ブロック図であ
る。
【0029】図2において、電源20は、低電圧の直流
電池であって、DC/DCコンバータ21は、同電源2
0の低電圧を昇圧して高電圧(VMC)を生成する変換
器であり、CPU24によって、その動作が制御される
ようになっている。メインコンデンサ22は、上記高電
圧(VMC)を充電し、閃光発光管を放電発光させる役
目をする。ストロボ発光制御回路23は、上記閃光発光
管と、同閃光発光管を放電発光させるトリガー回路と、
閃光発光管の放電発光を制御する、第1のスイッチング
手段および第2のスイッチング手段と、上記第1のスイ
ッチング手段の導通時に、この第1のスイッチング手段
を介して上記第2のスイッチング手段を導通させる電圧
を、前記メインコンデンサ22より上記第2のスイッチ
ング手段の制御端子に伝えるインピーダンス素子とを具
備しており、前記CPUにより制御されるようになって
いる。CPU24は、シーケンス制御のためのCPUで
あり、各種回路の制御を行う。符号25は、レリーズス
イッチである。符号26、および符号27は、それぞれ
フォーカル・プレーン・シャッタの先幕駆動回路、およ
び後幕駆動回路であり、前記CPU24から発せられる
、MGFH,MGSHの制御信号により、それぞれ作動
するようになっている。Xスイッチ28は、フォーカル
・プレーン・シャッタの全開状態を検出するためのスイ
ッチである。
【0030】図3は、本発明の第1実施例を示す上記ス
トロボ発光制御回路23の構成図である。
【0031】ストロボ発光制御回路23内には、図3に
示すように、コイル47と、閃光発光管40と、IGB
T36,ツェナーダイオード34,抵抗35の第2のス
イッチング手段と、サイリスタ37,抵抗38,抵抗3
9の第1のスイッチング手段とからなる直列回路が形成
されている。また、上記ツェナーダイオード34,抵抗
35の並列回路には、ツェナーダイオード34のカソー
ド側にインピーダンス素子である抵抗33が直列に接続
され、その接続点は上記IGBT36のゲートに接続さ
れている。さらに、上記接続点には、抵抗30,抵抗3
1,トランジスタ32のスイッチング回路が接続されて
いる。尚、抵抗30の一端には、前記CPU24からの
発光停止信号が加えられるようになっている。
【0032】上記閃光発光管40は、後述するトリガー
回路からトリガー電極40tにトリガー電圧が印加され
ると、キセノンガス等を封入した放電管内がイオン化さ
れ、瞬時に放電発光する。IGBT36は、絶縁ゲート
型バイポーラトランジスタであり、上記閃光発光管40
の一方の電極に、そのコレクタが接続され、ゲートに印
加される電圧により、オン,オフする第2のスイッチン
グ手段を形成するスイッチング素子である。ゲート−エ
ミッタ間に接続されたツェナーダイオード34は、IG
BT36のゲート−エミッタ間の電位を一定電圧にクラ
ンプするためのツェナーダイオードであり、カソード側
がIGBT36のゲートに接続されている。抵抗35は
、IGBT36のゲート−エミッタ間をシャントするシ
ャント抵抗である。
【0033】サイリスタ37は第1のスイッチング手段
を形成するスイッチング素子であり、そのアノードが、
上記IGBT36のエミッタに接続されている。抵抗3
8は、上記サイリスタ37のゲート電流を制限する抵抗
であり、抵抗39は、サイリスタ37のゲート−カソー
ド間をシャントするシャント抵抗である。また、上記抵
抗38の一端に、前記CPU24からの発光開始信号が
加えられるようになっている。上記コイル47は、上記
閃光発光管40の発光電流の立ち上がりを制限し、発光
量の制御を容易にするためのコイルである。
【0034】上記IGBT36のゲートに接続された抵
抗33は、IGBT36のゲートに前記メインコンデン
サ22に蓄積された電荷を印加するためのインピーダン
ス素子である。尚、本実施例では、このインピーダンス
素子として抵抗のみを用いる例を挙げたが、このほかに
も種々のもの、たとえば、定電流回路等を用いてもよい
【0035】また、トランス41,抵抗42,45,4
6,コンデンサ43,サイリスタ44からなる回路は、
周知のトリガー回路で、上記閃光発光管40のトリガー
電極40tに高電圧を印加するものである。尚、抵抗4
5の一端には、前記CPU24からのトリガー信号が加
えられるようになっている。
【0036】次に、このように構成された上記第1実施
例におけるストロボ発光制御回路の動作を、図4〜図8
を参照して説明する。
【0037】この第1実施例においては、ストロボの発
光形態は以下の3通りの発光を行うことができる。
【0038】すなわち、第1の発光形態は、撮影前に行
う赤目現象防止のための連続発光である。この赤目現象
とは、周知のように、人物もしくは動物を被写体として
ストロボ撮影を行う際に、前記被写体の眼の瞳孔が大き
く開いていると、ストロボ光によって被写体の眼が赤色
に写る現象のことである。この赤目現象を防止する方法
としては、周知のようにストロボ撮影時の通常発光の前
に複数回の小規模な発光を被写体に向けて行う方法があ
る。これは、被写体に対しての小規模な発光を行うと、
これによって、被写体の眼の瞳孔が絞られることを利用
して、赤目現象を軽減するものである。
【0039】図4は、上記赤目現象防止発光動作のタイ
ミングチャートを示す。
【0040】まず、時刻T1において、発光開始信号(
以下GO信号)を“H”レベルにする。次に、時刻T2
において、トリガー信号(以下TRG信号)を“H”レ
ベルにする。これにより、閃光発光管40が励起され放
電発光する。次に、時刻T3において、TRG信号を“
L”レベルにして、さらに、時刻T4において、GO信
号を“L”レベルにした後、時刻T5において、発光停
止信号(以下STOP信号)を“H”レベルにする。 これにより、閃光発光を停止する。また、時刻T6にお
いて、STOP信号を“L”レベルにしておく。以上の
シーケンスを例えば、50msec周期で15回繰り返
す。すると、これによって複数回の小規模発光が行われ
るため、赤目現象が防止される。
【0041】第2の閃光発光形態は、通常の閃光発光で
ある。この通常の閃光発光とシャッター動作の関係を図
5を参照して説明する。
【0042】時刻T10において、シャッター先幕のホ
ールド信号MGFHを“H”レベルにする。このMGF
H信号は、“L”レベルでシャッター先幕がホールド状
態にあり、“H”レベルにすることで、シャッター先幕
が走行を開始して、時刻T11において、全開状態とな
る。その後、シャッターの全開状態を検出するためのX
スイッチ28(図2参照)(以下XSWという)が、時
刻T12において、オン状態となる。これをCPU24
が検知し、閃光発光管40が放電発光する。次に、時刻
T13において、シャッター後幕のホールド信号MGS
Hを“H”レベルにする。これにより、シャッター後幕
が走行を開始して、時刻T14において全閉状態となる
【0043】ここで、上記閃光発光制御の具体的なシー
ケンスを図6によって説明すると、時刻T12において
、XSWがオンすると、CPU24は、まずGO信号を
“H”レベルにする。次に、時刻T15において、TR
G信号の“H”レベルのパルスを出力して、時刻T16
において、STOP信号の“H”レベルのパルスを出力
する。これら、通常の閃光発光の発光制御のシーケンス
は、基本的には、上述の赤目現象防止発光の1回分の発
光と同様である。ただし、通常の閃光発光の場合は、被
写体の距離、および絞り値に応じて閃光発光量を変える
必要がある。この閃光発光量は、時刻T15と、時刻T
16との時間により調整されるようになっている。
【0044】第3の閃光発光形態は、フラット発光とも
呼称される継続発光である。この継続発光とは、ストロ
ボ同調秒時以上の高速シャッター秒時において、シャッ
ター先幕と、シャッター後幕とによって形成されるスリ
ットが、フィルム面の前を走行している間は、一定速度
で閃光発光を繰り返し行って発光を継続して持続させる
発光制御方式のことであり、特開昭55−129327
号公報等において知られている。
【0045】次に、この継続発光とシャッター動作の関
係を図7のタイミングチャートによって説明する。
【0046】時刻T20において、継続発光を開始する
。次に、時刻T21において、MGFH信号を“H”レ
ベルにするとシャッター先幕が走行を開始する。次に、
時刻T22において、MGSH信号を“H”レベルにす
ると、シャッター後幕が走行を開始して、時刻T23に
おいて走行を終了する。ここで、シャッター先幕の走行
開始より、シャッター後幕の走行終了までの走行時間が
わかっていることにより、CPU24に、前記走行時間
より若干長いタイマーを時刻T22よりカウントさせて
おく。これにより、前記タイマーのカウント終了時、す
なわち時刻T24において継続発光が終了する。
【0047】ここで、継続発光制御の具体的なシーケン
スを図8を参照して説明する。
【0048】時刻T30において、GO信号を“H”レ
ベルにする。次に、時刻T31において、TRG信号を
“H”レベルにする。これにより、閃光発光管40は励
起状態となり、放電発光する。次に、時刻T32におい
て、TRG信号を“L”レベルにする。次に、時刻T3
3において、GO信号を“L”レベルにする。次に、時
刻T34において、STOP信号を“H”レベルにする
。これにより放電発光が停止する。また、時刻T35に
おいて、STOP信号を“L”レベルにしておく。
【0049】以上が、1回の継続発光制御のシーケンス
である。次に、時刻T36において、再び、GO信号を
“H”レベルにして、閃光発光させる。ここで、継続発
光の露光ムラが生じないように、継続発光の発光周期は
、例えば100μsec程度に設定しておく。このよう
な発光周期においては、閃光発光管40内のキセノンガ
スの励起状態が持続するため、2回目以降の発光は、T
RG信号を印加する必要はない。次に、時刻T37にお
いて、GO信号を“L”レベルにして、時刻T38にお
いて、STOP信号を“H”レベルにする。そして、次
に時刻T39において、STOP信号を“L”レベルに
する。このようにして、次々と発光を繰り返すが、メイ
ンコンデンサ22(図2参照)の充電電圧VMCは、図
8に示すように、発光回数が増えるにつれて低下してい
く。したがって、GO信号と、STOP信号のパルス間
隔を一定にして継続発光を続けると、発光回数とともに
発光量が低下していき、露出ムラが発生する。よって、
本実施例においては、GO信号と、STOP信号とのパ
ルス間隔を発光累積回数が増えるにつれて長くしており
、露出ムラが発生しないようになっている。
【0050】図9は本発明の第2実施例を示すストロボ
発光制御装置の主要部の電気回路図である。尚、図9に
示すように、この回路の構成は、第1のスイッチング手
段,第2のスイッチング手段の構成とその接続方法が、
前記第1実施例のものと異なるだけで、その他の構成、
作用は、前記第1実施例のストロボ発光制御回路23(
図2、および図3参照)の構成、および作用と同様であ
り、また同様な効果をもたらすものであるので、その詳
細な説明は重複するから省略する。
【0051】図9において、抵抗50,51,53,5
4と、トランジスタ52およびサイリスタ55からなる
回路は、第1のスイッチング手段を形成する回路であり
、この第1のスイッチング手段は、コイル56と、閃光
発光管58と、IGBT63,ツェナーダイオード62
からなる第2のスイッチング手段と直列回路を形成して
いる。また、上記ツェナーダイオード62のカソード側
には、インピーダンス素子である抵抗57が直列に接続
され、その接続点は上記IGBT63のゲートに接続さ
れている。また上記抵抗57のもう一端は、上記第1の
スイッチング手段と上記コイル56との接続点に接続さ
れている。尚、上記インピーダンス素子は、前記第1実
施例のときと同様に、抵抗に限定されるものではなく種
々のもの、たとえば、定電流回路等を用いてもよい。
【0052】上記第1のスイッチング手段を形成する回
路内の、抵抗53,54,サイリスタ55からなる回路
は、前記第1実施例の第1のスイッチング手段と同様な
動作を行う。また、抵抗50,51,トランジスタ52
からなる回路は、上記サイリスタ55のゲート電圧をオ
ン・オフするスイッチング回路であり、抵抗51の一端
には、前記CPU24等から反転した発光開始信号(G
O信号)が加えられるようになっている。上記第1のス
イッチング手段は、前記第1実施例の発光開始信号を反
転させた信号を加えられることにより、前記第1実施例
の場合と同様な動作を行う。尚、コイル56、閃光発光
管58、およびIGBT63,ツェナーダイオード62
からなる第2のスイッチング手段は、前記第1実施例と
同様な動作を行うものである。
【0053】また、抵抗59,60,トランジスタ61
からなるスイッチング回路は、上記閃光発光管58の発
光を停止させるスイッチング回路であり、トリガートラ
ンス64,抵抗65,68,69,トリガーコンデンサ
66,サイリスタ67からなる回路はトリガー回路、符
号58tはトリガー電極である。これらの回路構成、お
よび動作は、上記第1実施例と同様である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
ない部品点数で、回路も複雑化することなく形成され、
かつ、速い周期の連続パルス放電発光を可能とするスト
ロボ発光制御装置を提供することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示した構成ブロック図。
【図2】本発明のストロボ発光制御装置を一眼レフレッ
クスカメラに組み込んだ場合の構成を示したブロック図
【図3】本発明の第1実施例を示すストロボ発光制御装
置の電気回路図。
【図4】上記第1実施例における、第1の発光形態であ
る赤目防止連続発光時のタイミングチャート。
【図5】上記第1実施例における、第2の発光形態であ
る通常の閃光発光動作とシャッター動作の関係を示すタ
イミングチャート。
【図6】上記第1実施例における、第2の発光形態であ
る閃光発光制御時のタイミングチャート。
【図7】上記第1実施例における、第3の発光形態であ
るフラット発光動作とシャッター動作の関係を示すタイ
ミングチャート。
【図8】上記第1実施例における、第3の発光形態であ
るフラット発光動作時のタイミングチャート。
【図9】本発明の第2実施例を示すストロボ発光制御装
置の主要部の電気回路図。
【図10】従来のストロボ発光制御装置における発光制
御回路の1例を示す電気回路図。
【図11】従来のストロボ発光制御装置における発光制
御回路の他の例を示す電気回路図。
【符号の説明】
1…電源 2…メインコンデンサ 3…閃光発光管 4…トリガ手段 5…第2のスイッチング手段 6…第1のスイッチング手段 7…インピーダンス素子 8…第2パルス発生手段 9…第1パルス発生手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源と、この電源によって充電されるメイ
    ンコンデンサと、このメインコンデンサの放電ループ中
    に介挿された閃光発光管、第1のスイッチング手段及び
    電圧制御型スイッチング素子で構成された第2のスイッ
    チング手段とからなる直列回路と、上記第1のスイッチ
    ング手段の導通時に、この第1のスイッチング手段を介
    して上記第2のスイッチング手段を導通させる電圧を、
    この第2のスイッチング手段の制御端子に伝えるインピ
    ーダンス素子と、上記第1のスイッチング手段の制御端
    子に接続され、この第1のスイッチング手段をオン状態
    にする第1パルス発生手段と、上記第2のスイッチング
    手段の制御端子に接続され、この第2のスイッチング手
    段をオフ状態にする第2パルス発生手段と、閃光発光命
    令に応答して上記閃光発光管を励起するトリガ手段と、
    を具備したことを特徴とするストロボ発光制御装置。
JP11761591A 1991-05-22 1991-05-22 ストロボ発光制御装置 Withdrawn JPH04344622A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5532555A (en) * 1994-03-07 1996-07-02 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic flash apparatus using gate controlled switching device directly driven by CPU
KR100514130B1 (ko) * 1999-11-16 2005-09-09 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 섬광 발생회로

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US5532555A (en) * 1994-03-07 1996-07-02 Olympus Optical Co., Ltd. Electronic flash apparatus using gate controlled switching device directly driven by CPU
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