JPH07211059A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07211059A
JPH07211059A JP6138932A JP13893294A JPH07211059A JP H07211059 A JPH07211059 A JP H07211059A JP 6138932 A JP6138932 A JP 6138932A JP 13893294 A JP13893294 A JP 13893294A JP H07211059 A JPH07211059 A JP H07211059A
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階層ビット線構造を備える半導体記憶装置に
おけるビット線容量に起因するノイズのセンス動作に及
ぼす影響を除去するとともに正確に階層ビット線を中間
電位にイコライズ/プリチャージすることを目的とす
る。 【構成】 ビット線は、各メモリセル列グループB♯0
〜B♯3に対応して配置されるサブビット線SBLa0
〜SBLa3およびSBLb0〜SBLb3とメインビ
ット線MBLaおよびMBLbを含む。ワード線選択時
に分離トランジスタSPGaが非導通状態とされ、メイ
ンビット線MBLaが分割メインビット線MBLa0お
よびMBLa1に2分割されかつ選択ワード線を含むメ
モリグループとこの分離トランジスタとについて対称な
位置にあるメモリセルブロックが選択状態とされる。分
離トランジスタがSPGbが非導通状態とされた後にセ
ンスアンプSAaおよびSAbがセンス動作を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、特に、ビット線がサブビット線とメインビット線を
含む複数の配線層で構成される階層ビット線構造を有す
る半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図61は従来の階層ビット線構造を備え
る半導体記憶装置のメモリアレイ部の配置を示す図であ
る。図61に示す半導体記憶装置の構成は、たとえば、
日経エレクトロニクス1986年7月14日号の七条等
の論文「溝型トランジスタ・セルを使った4Mビット周
辺CMOSダイナミックRAMの試作」に開示されてい
る。
【0003】図61を参照して、メモリアレイは8個の
メモリブロックM0〜M7に分割される。メモリアレイ
の中央部にXデコーダRD0〜RD3が配置される。X
デコーダRD0〜RD3は、それぞれ図の水平方向にお
いて隣接するメモリブロックに共有される。たとえばX
デコーダRD0がメモリブロックM0およびM4により
共有される。
【0004】メモリブロックM0〜M7に対応してセン
スアンプおよびYデコーダブロックSY0〜SY9がそ
れぞれ配置される。センスアンプ(SA)およびYデコ
ーダSY0、SY4、SY5、およびSY9はそれぞれ
メモリブロックM0、M3、M4およびM7により用い
られる。残りのセンスアンプ(SA)およびYデコーダ
ブロックSY1〜SY3およびSY6〜SY8はそのそ
れぞれの両側のメモリブロックにより共有される。
【0005】動作時においては、偶数番号のXデコーダ
RD0およびRD2または奇数番号のXデコーダRD1
およびRD3が活性化される。活性化されたXデコーダ
は、対応の2つのメモリブロックにおいて1本のワード
線を選択する。この1つおきのメモリブロックを選択状
態とすることにより、選択状態とされたメモリブロック
両側に設けられたセンスアンプを用いてセンス動作が行
える。センスアンプによる選択されたメモリセルのデー
タのセンス動作完了後、1つのセンスアンプ(SA)お
よびYデコーダブロックが活性化され、選択された列が
内部データ線(I/O線)に接続され、選択されたメモ
リセルに対するデータの書込または読出が実行される。
【0006】図62は、図61に示す半導体記憶装置の
1つのメモリアレイブロックの詳細構造を示す図であ
る。図62においては、2列のメモリセルおよび関連の
回路要素を示す。
【0007】図62において、メモリセルMCの各列は
複数個(図62においては8個)のメモリセルブロック
B♯0〜B♯7に分割される。メモリセルブロックB♯
0〜B♯7それぞれにおいて、各メモリセル列に対応し
てサブビット線SBLa0〜SBLa7およびSBLb
0〜SBLb7が配置される。サブビット線と交差する
方向にワード線WLが配置される。図62において、メ
モリセルブロックB♯0〜B♯7の各々においては64
本のワード線WL0〜WL63が配置される。メモリセ
ルMCはワード線とサブビット線との交差部に対応して
配置される。したがって、1本のワード線WL(WL0
〜WL63を総称する)が選択されたとき、サブビット
線SBLa(SBLa0〜SBLa7を総称する)に接
続されるメモリセルMCaと、サブビット線SBLb
(SBLb0〜SBLb7を総称する)に接続されるメ
モリセルMCbが同時に選択状態とされる。このメモリ
セルの配置はいわゆる「オープンビット線配置」に類似
する。
【0008】メモリセルの各列に対応してメインビット
線MBLaおよびMBLbが配置される。メインビット
線MBLaおよびMBLbには、メモリセルブロックB
♯0〜B♯7それぞれに対応してセクション選択スイッ
チSWC0a〜SWC7aおよびSWC0b〜SWC7
bが配置される。セクション選択スイッチSWC0aお
よびSWC0b〜SWC7aおよびSWC7bは、それ
ぞれセクション選択信号SEC0〜SEC7に応答して
非導通状態とされる。サブビット線SBLa0〜および
SBLb0〜SBLa7およびSBLb7の一方端に
は、セグメント選択信号SEG0〜SSEG7に応答し
て導通するセグメント選択スイッチSWG0aおよびS
WG0b〜SWG7aおよびSWG7bが設けられる。
セグメント選択スイッチSWGia(i=0〜7)は導
通時に対応のサブビット線SBLaiを対応のセクショ
ン選択スイッチSWCiaの一方側のメインビット線M
BLaに接続する。セグメント選択スイッチSWGib
は、導通時に対応のサブビット線SBLbiを対応のセ
クション選択スイッチSWCibの他方側のメインビッ
ト線MBLbに接続する。
【0009】メインビット線MBLaおよびMBLbの
両端部には、センスアンプSAaおよびSAbが設けら
れる。メインビット線MBLaにはダミーメモリセルD
MCaが設けられメインビット線MBLbにはダミーメ
モリセルDMCbが設けられる。ダミーメモリセルDM
CaおよびDMCbは、ダミーワード線DWL1および
DWL0が選択状態とされたとき対応のメインビット線
にその記憶電荷を伝達する。ダミーメモリセルDMCa
およびDMCbの蓄積する電荷量は、メモリセルMCの
ハイレベルデータ記憶時の蓄積電荷量とローレベルデー
タ記憶時の蓄積電荷量の和の1/2である。次にこの図
62に示す構成の動作についてその動作波形図である図
63を参照して説明する。
【0010】スタンバイ状態時においてはセグメント選
択信号SEG0〜SEG7は非活性状態のローレベルに
ある。これによりサブビット線SBLa0およびSBL
b0〜SBLa7およびSBLb7はメインビット線M
BLaおよびMBLbから切り離されている。一方、セ
クション選択信号SECはハイレベルにあり、セクショ
ン選択スイッチSWC0aおよびSWC0b〜SWC7
aおよびSWC7bはすべて導通状態にある。メインビ
ット線MBLaおよびMBLbは中間電位にプリチャー
ジされている。
【0011】メモリサイクルが始まると、まずXアドレ
ス信号(ロウアドレス信号)が与えられる。この与えら
れたXアドレス信号により、まず選択されるべきワード
線が属するメモリセルブロック(選択メモリセルブロッ
ク)が決定される。選択メモリセルブロックに対応する
セグメント選択信号SEGがハイレベルに立上り、選択
メモリブセルブロックのセグメントスイッチSWGが導
通状態とされる。
【0012】このセグメント選択スイッチSEGがハイ
レベルに立上り、選択メモリセルブロック内のサブビッ
ト線がメインビット線MBLaおよびMBLbに接続さ
れた後、セクション選択信号SECがローレベルに立下
がる。これによりメインビット線MBLaおよびMBL
bは2分割される。セグメント選択スイッチSWGia
およびSWGibは、セクション選択スイッチSWCi
aおよびSWCibの一方側および他方側にそれぞれ接
続される。したがって、サブビット線SBLaはセンス
アンプSAaに接続され、サブビット線SBLbはセン
スアンプSAbに接続される。セグメント選択信号SE
Gをハイレベルに立上げた後、セクション選択信号SE
Cをローレベルに立下げることにより、センスアンプS
AaおよびSAbに付随する寄生容量の対称性を維持す
る。非選択メモリセルブロックに対応して設けられるセ
クション選択スイッチは、セクション選択信号SECが
ハイレベルのため導通状態を維持している。今、以下の
説明を簡単にするために、メモリセルブロックB♯0が
選択された状態を考える。
【0013】非選択メモリセルブロックB♯1〜B♯7
に対応するセクション選択信号SEC1〜SEC7が電
源電圧レベルよりもさらに昇圧される。メインビット線
MBLaおよびMBLb上の信号を高速に伝達するため
である。
【0014】次いで、Xアドレス信号に従ってワード線
が選択され、選択されたワード線(WL0とする)の電
位がハイレベルに立上がる。これにより、サブビット線
SBLa0上にメモリセルMCaが記憶するデータが伝
達され、セグメント選択スイッチSWG0aおよびメイ
ンビット線を介してセンスアンプSAaにこの選択され
たメモリセルMCbのデータが伝達される。同様に、サ
ブビット線SBLb0に接続されるメモリセルの記憶デ
ータは、セグメント選択スイッチSWG0bおよびメイ
ンビット線MBLbを介してセンスアンプSAbに伝達
される。このときまた同様にダミーワード線DWL0お
よびDWL1が同時に選択状態とされ、その電位がハイ
レベルに立上がる。次いでセンスアンプSAaおよびS
Abが活性化され、センス動作が実行され、メインビッ
ト線MBLaおよびMBLbの電位が選択されたメモリ
セルMCaおよびMCbの記憶するデータに応じて変化
する。この後データの書込または読出が実行される。
【0015】次いで、選択メモリセルブロックB♯0に
対応するセグメント選択信号SEG0が昇圧され、また
選択ワード線WL0の電位の昇圧される。これにより、
メモリセルMCaおよびMCbへのデータの再書込(リ
ストア)が実行される。リストアの後、まず選択ワード
線WL0の電位がローレベルに立下がり、次いで、選択
されたメモリセルブロックB♯0に対応するセグメント
選択スイッチSEGが電源電圧レベルにされる。この状
態においては、非選択メモリセルブロックに対応するセ
クション選択信号SEC1〜SEC7は昇圧レベルを維
持している。この状態で、センスアンプSAaおよびS
Abが非活性状態とされ、メインビット線MBLaおよ
びMBLbのイコライズが行なわれ、選択サブビット線
SBLa0およびSBLb0が中間電位にプリチャージ
される。
【0016】この後、セクション選択信号SEC0〜S
EC7がすべて電源電圧Vccレベルのハイレベルに維
持され、セクション選択スイッチSWC0aおよびSW
Cb〜SWC7aおよびSWC7bが導通状態とされ
る。メインビット線MBLaおよびMBLbが分割状態
から解放されかつ中間電位にイコライズされる。この
後、選択状態とされていたセグメント選択信号SEG0
がローレベルに立下げられ、セグメント選択スイッチS
WG0aおよびSWG0bが非導通状態とされ、サブビ
ット線SBLa0およびSBLb0がメインビット線M
BLaおよびMBLbから切り離される。
【0017】上述のように、サブビット線についてはメ
モリセルの配置を「オープンビット線配置」とし、メイ
ンビット線についてはメモリセルの配置を「折返しビッ
ト線配置」とすることにより、メモリセルの高密度高集
積化およびセンス動作の安定化を図る。
【0018】図64は、図63に示すセンスアンプ部の
構成を具体的に示す図である。図64においては、メイ
ンビット線が2分割され、その分割されたメインビット
線の長さは選択されるメモリセル位置に応じて異なるた
め、およびメインビット線にはサブビット線が接続さ
れ、選択されたメモリセルのデータが伝達されるため、
単にビット線BLおよび/BLとして示す。
【0019】図64において、センスアンプSAは、ゲ
ートとドレインが交差接続されたnチャネルMOSトラ
ンジスタQ7およびQ9と、ゲートとドレインが交差結
合されたpチャネルMOSトランジスタQ8およびQ1
0を含む。トランジスタQ8およびQ10と電源電位ノ
ードVccとの間には、並列にpチャネルMOSトラン
ジスタQ12およびQ13が設けられる。トランジスタ
Q12およびQ13は、それぞれセンスアンプ活性化信
号φp1およびφp2に応答して導通する。トランジス
タQ12の電流駆動力はトランジスタQ13のそれより
も小さくされる。トランジスタQ7およびQ9と接地電
位ノードGNDとの間には、並列にnチャネルMOSト
ランジスタQ14およびQ15設けられる。トランジス
タQ14およびQ15はそれぞれセンスアンプ活性化信
号φn1およびφn2に応答して導通する。トランジス
タQ14の電流駆動力はトランジスタQ15のそれより
も大きくされる。
【0020】ビット線BLおよび/BLには、イコライ
ズ信号Eに応答して導通してビット線BLおよび/BL
の電位をイコライズするためのnチャネルMOSトラン
ジスタQ11と、イコライズ信号Eに応答して導通し、
ビット線BLおよび/BLにそれぞれ所定の基準電位V
bl(たとえばVcc/2)を伝達するnチャネルMO
SトランジスタQ1およびQ2が設けられる。
【0021】ビット線BLおよび/BLとセンスアンプ
SAのセンスノードSNaおよびSNbの間に、ビット
線転送信号Tに応答して非導通状態となり、ビット線B
Lおよび/BLとセンスノードSNaおよびSNbとを
切り離すためのnチャネルMOSトランジスタQ4およ
びQ3が設けられる。センスノードSNaおよびSNb
と内部データ線DBおよび/DBとの間には、Yデコー
ダからの列選択信号Yに応答して導通するnチャネルM
OSトランジスタQ6およびQ5が設けられる。次に図
64に示すセンスアンプ部の動作についてその動作波形
図である図65を参照して説明する。
【0022】スタンバイ時において、イコライズ信号E
はハイレベルにあり、トランジスタQ1、Q2およびQ
11は導通状態にあり、ビット線BLおよび/BLは中
間電位Vblにプリチャージ/イコライズされている。
ビット線転送信号Tはハイレベルにあり、トランジスタ
Q3、Q4は導通状態にあり、したがってセンスノード
SNaおよびSNbも中間電位Vblにプリチャージさ
れている。
【0023】メモリサイクルが始まると、イコライズ信
号Eがローレベルとなり、トランジスタQ1、Q2およ
びQ11が非導通状態とされる。この状態で、前述のセ
クションの選択、セグメントの選択およびワード線の選
択が順次実行される。選択ワード線に接続されるメモリ
セルのデータがビット線BLおよび/BL上に伝達され
ると、まずセンスアンプ活性化信号φn1がハイレベル
へ立上がり、トランジスタQ14が導通状態とされる。
これによりセンスノードSNaおよびSNbの電位が差
動的に増幅される。すなわち、センスノードSNaおよ
びSNbの電位の低い方のセンスノードの電位がさらに
低下する。このセンスアンプ活性化信号φn1がハイレ
ベルに立上り差動増幅が行なわれた後、ビット線転送信
号Tがローレベルに立下がり、トランジスタQ3および
Q4がオフ状態となり、ビット線BLおよび/BLはセ
ンスアンプSAから切り離される。センスアンプSAの
駆動すべき容量負荷が低減され、センス速度が速くな
る。
【0024】次いでセンスアンプ活性化信号φn2およ
びφp1がそれぞれハイレベルおよびローレベルとさ
れ、トランジスタQ12およびQ15が導通状態とな
り、センスノードSNaおよびSNbの充放電が実行さ
れかつセンスノードSNaおよびSNbの電位がラッチ
される。次いで列選択信号Yがハイレベルに立上がり、
トランジスタQ5およびQ6が導通状態となり、センス
ノードSNaおよびSNbの信号が内部データ線DBお
よび/DBに伝達される。
【0025】データの書込または読出が行なわれた後、
センスアンプ活性化信号φp2がローレベルとなり、ト
ランジスタQ13が導通状態となる。トランジスタQ1
3はトランジスタQ12よりも大きな電流供給力を有し
ている。センスアンプ活性化信号φp2はリストア動作
時に活性状態のローレベルとされる。これにより確実に
電源電位Vccレベルの信号を選択メモリセルへ書込む
ことを図る。リストア時において、ビット線転送信号T
はすでにハイレベルに立上がっており、トランジスタQ
3およびQ4はオン状態にある。この後センスアンプ活
性化信号φp1、φp2、φn1およびφn2が非活性
状態とされた後、イコライズ信号Eがハイレベルに立上
がり、トランジスタQ1、Q2、およびQ11が導通状
態となり、ビット線BLおよび/BLのイコライズ/プ
リチャージ動作が実行される。この後、前述のように、
セクション選択信号SECをすべてハイレベルとした
後、セグメント選択信号SEGをすべてローレベルとす
る。
【0026】センスアンプSAのセンス動作時にビット
線BLおよび/BLとセンスアンプSAとを切り離すこ
とにより、センスアンプSAのセンス動作の高速化およ
び負荷容量の低減を図る。
【0027】上述のような階層ビット線構造において
は、メモリセルが直接接続されるサブビット線の単位長
さあたりの浮遊容量(対接地容量)はメインビット線の
単位長さあたりの浮遊容量(対接地容量)よりも大き
く、通常両者の比は5:1ないし10:1程度である。
メモリセルが直接接続されるサブビット線は、メモリセ
ルのトランジスタに対するコンタクト部においてメモリ
セルトランジスタの拡散層に接続される。したがってこ
の拡散層と基板との間の接合容量が大きいため、サブビ
ット線の浮遊容量が大きくなる。これに対して、メイン
ビット線はサブビット線に接続されるだけであり、メモ
リセルには直接接続されないためこのメインビット線の
浮遊容量は小さくなる。これにより、階層ビット線構成
ではビット線1本あたりの浮遊容量を増加させることな
くビット線全体の長さを長くすることができる。センス
アンプ列がメインビット線に対して配置されるだけであ
るため、センスアンプ列を各サブビット線に設ける必要
がなく、センスアンプおよびプリチャージ回路などのビ
ット線周辺回路の占有面積を低減することができ、チッ
プサイズを低減することができる。
【0028】また上述のような階層ビット線構造は、ソ
フトエラー率が低減するという効果をも有する。サブビ
ット線1本に直接接続されるメモリセルの数は、たとえ
ば64セル/ビット線程度と小さい。サブビット線は、
メモリセルトランジスタに対するコンタクト部でこのメ
モリセルトランジスタの拡散層に接続される。この拡散
層にα線入射時に基板内で発生したキャリアが収集され
ると、ビット線モードのソフトエラーが発生する。一
方、メインビット線は直接メモリセルには接続されない
ため、このようなキャリア収集は生じない。非階層ビッ
ト線構成において1本のビット線に256個のメモリセ
ルが接続される場合、階層ビット線構成でメモリセル列
を4本のサブビット線に分割した場合、メモリセルブロ
ック選択時に1本のビット線(メインビット線とサブビ
ット線)に直接接続されるメモリセルの数は64と非階
層ビット線構成の場合の1/4となる。したがって、階
層ビット線構成においては、ビット線1本に直接接続さ
れるメモリセルの数を小さくすることにより、収集キャ
リア量の低減およびソフトエラー発生領域のメモリセル
ブロックへの限定により、ソフトエラー率を低減するこ
とができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】メモリセル選択時、階
層ビット線(メインビット線とサブビット線両者を含
む)に現れる電位変化ΔVは次式で表される;
【0030】
【数1】
【0031】ここで、Vccは電源電位レベルであり、
Cbは、階層ビット線の浮遊容量を示し、Csはメモリ
セルのキャパシタの容量を示す。
【0032】センスアンプはこの電位変化ΔVを検知し
て増幅する。このセンスアンプの増幅動作は、センスア
ンプのセンスノードに付随する寄生容量を充放電するこ
とと等価であり、一方のセンスノードが充電され、他方
のセンスノードが放電される。このとき、センスノード
の寄生容量がバランスしていない場合、センスノードの
充放電速度が異なり、正確なセンス動作ができなくなる
という問題が生じる。
【0033】図64に示す従来の階層ビット線構造にお
いてセンス動作時ビット線転送信号Tがローレベルとな
り、ビット線BLおよび/BLとセンスアンプSAとが
切り離されている。しかしながら、この場合において
も、センスアンプSAにおいてセンスアンプ活性化信号
φn1がハイレベルとなり、トランジスタQ14が導通
してセンスノードSNaおよびSNbの一方の電位を低
下させてこのセンスノードSNaおよびSNbの電位差
を拡大した後にビット線転送信号Tをローレベルに立下
げている。したがってこのセンスアンプSAの第1段階
でのセンス動作時においてセンスノードSNaおよびS
Nbの負荷容量がバランスしていない場合、正確にこの
電位差を拡大することが困難となるか、またはその電位
差拡大に長時間を有し、高速でセンス動作を実行するこ
とができなくなるという問題が生じる。
【0034】先行技術は、このようなセンスアンプに対
するビット線容量のアンバランスの問題を解消するため
に図66に示すような構成を利用している。
【0035】図66は、図61ないし図64に示す先行
技術のセンス動作時におけるビット線接続形態を示す図
である。図66において、メモリアレイブロックMbが
選択され、メモリアレイブロックMaおよびMcは非選
択ブロックである。メモリアレイブロックMbにおい
て、サブビット線SBLabはセンスアンプSALに接
続され、サブビット線SBLbbはセンスアンプSAR
に接続される。
【0036】非選択メモリブロックMbおよびMcにお
いても同様にメモリセルブロック選択動作が実行されサ
ブビット線SBLbaがセンスアンプSALに接続さ
れ、同様分割メインビット線MBLaaがセンスアンプ
SALに接続される。分割メインビット線MBLaaに
はサブビット線が接続されていない。またセンスアンプ
SARにはメインビット線MBLacおよびサブビット
線SBLacが接続されるとともに分割メインビット線
MBLbcが接続される。このように非選択メモリブロ
ックにおける1つのセグメントを選択してセンスアンプ
SALおよびSARのビット線容量を等しくする。
【0037】しかしながらこの構成の場合、非選択メモ
リブロックにおいてもセグメントスイッチおよびセクシ
ョンスイッチの導通/非導通を実行する必要があり、消
費電流が多くなるという問題が生じる。
【0038】またこの非選択メモリアレイブロックを利
用する構成の場合、図61のアレイ配置から明らかなよ
うに、両端部のメモリアレイブロックM0およびM4ま
たはメモリアレイブロックM3およびM7が選択された
とき、ブロックSY0およびSY5またはSY4および
SY9に含まれるセンスアンプSAに対してはビット線
容量をバランスさせることはできない。すべてのセンス
アンプに対しビット線容量を等しくするためには「ダミ
ーアレイ」を配置する必要があり、メモリアレイの面積
が不必要に大きくなるという問題が生じる。
【0039】また図66に示す構成の場合、異なるメモ
リアレイブロックのサブビット線が1つのセンスアンプ
に接続されるため、「折返しビット線配置」の特徴すな
わち同相ノイズを消去するという特徴が失われ、正確な
センス動作を実行することができなくなるという問題が
生じる。
【0040】またビット線容量がバランスしていない場
合、たとえイコライズ/プリチャージトランジスタが設
けられていても、階層ビット線を正確にVcc/2の中
間電位にプリチャージすることができなくなるという問
題が生じる。
【0041】今、図67に示すように、ビット線BLお
よび/BLの寄生容量がCBaおよびCBbであるとす
る。ビット線BLがセンス動作により電源電位Vccレ
ベルに充電され、ビット線/BLが接地電位レベルに放
電された状態を考える。イコライズ信号Eがハイレベル
となると、ビット線BLおよび/BLが電気的に短絡さ
れる。この場合、ビット線BLおよび/BLのイコライ
ズ電位Vpは、 Vp=Vcc・CBa/(CBa+CBb) で与えられる。CBa<CBbの場合には、プリチャー
ジ電位Vpは中間電位Vcc/2よりも低くなる。この
場合、図64に示すプリチャージトランジスタQ1およ
びQ2により中間電位Vbl(=Vcc/2)にプリチ
ャージすることができる。しかしながらこの場合、中間
電位発生回路から電流を供給する必要が生じ、消費電流
が増大する。また逆にCBa>CBbの場合、プリチャ
ージ電位Vpは中間電位Vcc/2よりも高くなる。こ
の場合、プリチャージトランジスタQ1およびQ2が導
通しても、単にビット線BLおよび/BLへは電荷の注
入が行なわれないだけであり、階層ビット線BLおよび
/BLのプリチャージ電位Vpは中間電位よりも高い状
態を保持する。したがって、次にメモリセルのデータを
読出すときに、正確な基準電圧を発生することができ
ず、正確なメモリセルのデータの検知および増幅を行な
うことができなくなるという問題が生じる。また、図6
1に示すアレイ配置のように、メモリアレイブロック各
々にYデコーダブロックを設けた場合、記憶容量が増大
しアレイブロック数が増加した場合、応じてYデコーダ
ブロック数が増大しアレイ占有面積が増大する。
【0042】図68は、従来の半導体記憶装置の他の構
成を示す図である。図68に示す半導体記憶装置の構成
は、たとえば1993シンポジウム・オン・VLSIサ
ーキット、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパー
ズ1993年5月の第91頁ないし第92頁のJ・H・
アーン等による「高密度DRAMのための双方向一致グ
ローバルビット線方式」に示されている。
【0043】図68において、メモリアレイは8個のメ
モリアレイブロックM♯0〜M♯7に分割される。メモ
リアレイブロックM♯0〜M♯7に共通にグローバルビ
ット線が配置され、各メモリアレイブロックそれぞれに
おいてローカルビット線が配置される。メモリアレイの
両側、すなわちメモリアレイブロックM♯0およびメモ
リアレイブロックM♯7の外側に隣接してセンスアンプ
群SAGUおよびSAGBが配置される。センスアンプ
群SAGUおよびSAGBに隣接してさらにYデコーダ
YDUおよびYDBが配置される。
【0044】2つのメモリアレイブロックを単位とし
て、この単位となる2つのメモリアレイブロックの間に
スイッチ回路(SW♯0〜SW♯3)が配置される。ス
イッチ回路SW♯0〜SW♯3は、以下に示すように、
グローバルビット線に設けられる分離スイッチと、グロ
ーバルビット線と対応のメモリアレイブロックに含まれ
るローカルビット線とを接続するためのスイッチング素
子とを含む。
【0045】図69(A)は、図68に示す1対のグロ
ーバルビット線の構成を概略的に示す図である。グロー
バルビット線GBLaおよびGBLbには、セクション
選択信号SEC(SEC0〜SEC4)に応答して非導
通状態となるセクション選択スイッチSWC0〜SWC
4が配置される。サブビット線SBLa(SBLa0〜
SBLa7)およびサブビット線SBLb(SBLb0
〜SBLb7)には、セグメント選択スイッチSEG
(SEG0〜SEG4)に応答して導通するセグメント
選択スイッチSWGa(SWGa0〜SWGa7)およ
びSWGb(SWGb0〜SWGb7)が設けられる。
セグメント選択スイッチSWGaおよびSWGbは、対
をなすサブビット線SBLaおよびSBLbを、同じグ
ローバルビット線GBLaまたはGBLbの対応のセク
ション選択スイッチSECの両側に接続する。
【0046】たとえばメモリアレイブロックM♯0にお
いて、サブビット線SBLa0はセグメント選択スイッ
チSWGa0を介してセクション選択スイッチSWC0
の一方端子に接続され、サブビット線SBLb0は、セ
グメント選択スイッチSWGb0を介してセクション選
択スイッチSWC0の他方端子に接続される。この構成
においては、偶数のメモリアレイブロックが選択された
とき、その選択されたメモリセルのデータがグローバル
ビット線GBLaに伝達される。一方、奇数番号のメモ
リアレイブロックM♯1…が選択された場合には、選択
されたメモリセルのデータはグローバルビット線GBL
bに伝達される。次に動作について簡単に説明する。
【0047】今、メモリアレイブロックM♯0に含まれ
るワード線WLが選択された状態を考える。この場合に
は、セクション選択信号SEC0がローレベルとなり、
セクション選択スイッチSWC0が非導通状態となる。
残りのセクション選択信号SEC1〜SEC4はハイレ
ベルを維持しており、セクション選択スイッチSWC1
〜SWC4は導通状態にある。
【0048】次いで、セグメント選択スイッチSEG0
がハイレベルとなり、セグメント選択スイッチSWGa
0およびSWGb0が導通状態となる。このときまたメ
モリアレイブロックM♯1においてもセグメント選択ス
イッチSWGa1およびSWGb1が導通状態となる。
【0049】サブビット線SBLa0はセンスアンプS
Aaに接続され、サブビット線SBLb0はセンスアン
プSAbに接続される。またサブビット線SBLa1が
センスアンプSAaに接続され、サブビット線SBLb
1がセンスアンプSAbに接続される。
【0050】図69(B)にこのサブビット線とセンス
アンプとの接続態様の電気的等価回路を示す。図69
(B)に示すように、サブビット線SBLa1がサブビ
ット線SBLa0に対する基準ビット線として機能し、
サブビット線SBLb1は選択サブビット線SBLb0
に対する基準ビット線として機能する。センスアンプS
Aaがサブビット線SBLa0に伝達されたメモリセル
MCaのデータを検知増幅し、センスアンプSAbが、
選択サブビット線SBLb0に伝達されたメモリセルM
Cbのデータを検知増幅する。この図69(A)および
(B)に示す構成の場合、センスアンプSAaおよびS
Abにおいてはビット線容量はバランスしている。しか
しながら、この構成の場合、先の先行技術と同様、選択
されたワード線の位置に従って階層ビット線の長さが異
なり、応じてセンスアンプの負荷容量が異なるという問
題が生じる。このビット線容量の変化について以下に簡
単に説明する。
【0051】図70は、センスアンプとサブビット線と
の接続形態を概略的に示す図である。今図70(A)に
示すように、ワード線WLが選択されたとき、サブビッ
ト線SBLaがセンスアンプSAaに接続され、サブビ
ット線SBLbがセンスアンプSAbに接続される。こ
のとき、センスアンプSAaのセンスノードに対するビ
ット線容量はCB1となり、センスアンプSAbのセン
スノードに対するビット線容量はCB2となる。このビ
ット線容量CB1またはCB2が変化すると、前述の式
(1)に示すように、センスアンプのセンスノードに現
れる電位変化ΔVが変化する。この容量CB1およびC
B2の変化は、サブビット線のSBLaおよびSBLb
の寄生容量に起因するのではなく、メインビット線の長
さが選択されたワード線の位置に応じて変化することに
起因する。
【0052】図70(B)に示すように、センスアンプ
SAaに対するビット線容量が最小値CBmnを取るの
は、センスアンプSAaに最も近いメモリアレイブロッ
クが選択されたときである。このときには、他方のセン
スアンプSAbに対するビット線容量CB2がメインビ
ット線(グローバルビット線)の長さが最も長くなるた
め、最大値CBmxとなる。正確なセンス動作のために
は、センスアンプのセンスノードにおける電位差が大き
いほど望ましい。ビット線容量が大きくなれば、信号伝
搬遅延もあわせて生じる。したがってセンスアンプSA
aおよびSAbのセンス動作開始タイミングは、この最
大のビット線容量CBmxにより決定され、センス動作
を早く始めることができず、応じてアクセス時間が長く
なるという問題も生じる。
【0053】図71は、図69に示すスイッチ回路図の
構成を示す図である。図71においては、グローバルビ
ット線GBLaおよびGBLbは2分割され、分割グロ
ーバルビット線対において一方が基準ビット線として機
能するため、符号GBLおよび/GBLによりグローバ
ルビット線を示す。
【0054】また図71においては、メモリアレイブロ
ックM♯0およびM♯1の間に設けられたスイッチ回路
の構成を示す。
【0055】図71において、スイッチ回路は、グロー
バルビット線GBLAおよびGBLBならびに/GBL
Aおよび/GBLBの間に直列に設けられるセクション
選択スイッチSWC0を含む。このセクション選択スイ
ッチSWC0はセクション選択信号SEC(すなわちセ
グメント選択信号SEG0の反転信号/SEG0)に応
答して非導通状態となる。
【0056】スイッチ回路はさらに、セグメント選択信
号SEG0に応答して導通し、サブビット線SBLa0
およびSBLb0をグローバルビット線GBLAおよび
GBLBにそれぞれ接続するためのセグメント選択スイ
ッチSWGa0およびSWGb0と、セグメント選択信
号SEG0に応答してサブビット線SBLa1およびS
BLb1をグローバルビット線/GBLAおよび/GB
LBに接続するセグメント選択スイッチSWGa1およ
びSWGbを含む。
【0057】サブビット線SBLa0およびSBLb0
ならびにSBLa1およびSBLb2には、それぞれセ
クション選択信号SEC(/SEG0)に応答して導通
し、対応のサブビット線へ中間電位Vcc/2を伝達す
るプリチャージ/イコライズトランジスタQE0および
QE1ならびにQE2およびQE3が設けられる。
【0058】この図71に示すスイッチ回路の構成から
明らかなように、スイッチ回路のレイアウトが極めて複
雑となり、ビット線ピッチが小さくされた場合、十分余
裕を持ってスイッチ回路を配置するのが困難となり、高
集積化に対する大きな障害となるという問題が生じる
(スイッチング素子をグローバルビット線またはサブビ
ット線に接続するために必要とされるコンタクト領域は
スイッチングトランジスタの拡散領域よりもその幅が広
くなり、応じて占有面積が広くなるためである)。
【0059】図72は、前述のVLSIシンポジウムの
文献に示されているグローバルビット線の配置を示す図
である。図72に示すように、グローバルビット線対に
対して、列方向および行方向いずれにおいても1つおき
のスイッチ回路形成領域にグローバルビット線交差領域
が設けられる。この文献においては、この交差領域は単
にスイッチ回路形成領域に設けることのみが示されてお
り、具体的にどのように形成するかは述べられていな
い。グローバルビット線対に交差部を設けることによ
り、隣接グローバルビット線間の結合容量による結合ノ
イズの低減を図る。
【0060】しかしながら、この図72に示すグローバ
ルビット線対の交差領域形成手法では、スイッチ回路の
構成が複雑であり、このため、このスイッチ回路の領域
にグローバルビット線の交差領域を設けた場合、スイッ
チ回路の占有面積が大きくなるという問題が生じる。
【0061】それゆえ、この発明の目的は、センスアン
プに対するビット線容量をバランスさせることのできる
階層ビット線構造を備える半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0062】この発明の他の目的はセンス動作に対する
改良されたノイズマージンを有する階層ビット線構造を
備える半導体記憶装置を提供することである。
【0063】この発明のさらに他の目的は、小占有面積
で改良されたセンス動作マージンを有する階層ビット線
構造を備える半導体記憶装置を提供することである。
【0064】この発明のさらに他の目的はセンスアンプ
に対する最大ビット線容量を小さくすることのできる階
層ビット線構造を備える半導体記憶装置を提供すること
である。
【0065】この発明のさらに他の目的は小占有面積
の、階層ビット線構造を備える半導体記憶装置を提供す
ることである。
【0066】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、行列状に配置され、各列が複数のブロックに
分割され、隣接する2列が対をなすように配置される複
数のメモリセルと、各列に対応して配設され、かつメモ
リセル列対と対応して対をなすように配置される複数の
メインビット線とを含む。各メインビット線対は第1お
よび第2のメインビット線を含む。
【0067】請求項1に係る半導体記憶装置はさらに、
メモリセル各列において各ブロックに対応して配置さ
れ、各々に対応の列ブロックのメモリセルが接続される
複数のサブビット線を含む。同じブロック内の隣接する
列に配置されるサブビット線は対をなし、かつ各サブビ
ット線対は第1および第2のサブビット線を含む。
【0068】請求項1に係る半導体記憶装置はさらに、
第1のメインビット線を2分割するように設けられる第
1のゲート手段と、サブビット線各々に対応して設けら
れ、ブロック選択信号に応答して、サブビット線をメイ
ンビット線に接続するブロック選択ゲート手段を含む。
このブロック選択ゲート手段は、ブロック選択信号に応
答して1つのサブビット線を第1のメインビット線に接
続し、かつ少なくとも1つのサブビット線を第2のメイ
ンビット線に接続するゲートを含む。
【0069】請求項1に係る半導体記憶装置はさらに、
各メインビット線対に対応して設けられかつ対応のメイ
ンビット線対の第1のゲート手段に関して対向する位置
に配置され、対応の第1および第2のメインビット線上
の信号を検知増幅する複数のセンスアンプと、センスア
ンプのセンス動作時、第1および第2のメインビット線
上に伝達されたメモリセルデータがそれぞれ対応のセン
スアンプ対によりそれぞれ検知増幅されるように第2の
メインビット線を2分割する第2のゲート手段を含む。
第1のゲート手段は、ワード線選択動作時第1のメイン
ビット線を2分割する。
【0070】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1に係るブロック選択手段が、ブロック選択信号にした
がって2つのサブビット線を第2のメインビット線に接
続するゲートを含む。
【0071】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1記載のブロック選択ゲート手段が隣接するメインビッ
ト線対間で、サブビット線とメインビット線との接続態
様が異なるように配置されるゲートを含む。
【0072】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
1記載のブロック選択ゲート手段が、隣接メインビット
線対の第1のメインビット線を対応の列の第2のサブビ
ット線と接続し、かつ対応の列の第2のメインビット線
を隣接するメインビット線対に対して設けられた第1の
サブビット線に接続するゲートを含む。
【0073】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
2に係る半導体記憶装置において、第1のゲート手段
は、第1のメインビット線を2等分する位置に配置され
る。
【0074】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
1に係る半導体記憶装置がさらに、第1および第2のメ
インビット線の電位のイコライズ時に第2のサブビット
線の接続するセンスアンプを切換える第3のゲート手段
をさらに含む。
【0075】請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置において、センス動作時センス
アンプ対をともに第1および第2のメインビット線から
切り離すゲート手段をさらに含む。
【0076】請求項8に係る半導体記憶装置は、行列状
に配置され、かつ各列が複数のブロックに分割される複
数のメモリセルと、各メモリセル列に対応して配置され
る複数のメインビット線対と、各メモリセル列の各ブロ
ックに対応して配置され、各々に対応の列ブロックのメ
モリセルが接続される複数のサブビット線対と、サブビ
ット線対とメインビット線対とを接続するためのゲート
手段を含む。このゲート手段は、隣接するメインビット
線対間では、メインビット線とサブビット線との接続態
様が異なるように配置されるゲートを含む。
【0077】請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項
8記載の半導体記憶装置において、各ゲート手段は、対
応のサブビット線対の対向する端部に設けられるゲート
を含む。
【0078】請求項10に係る半導体記憶装置は、請求
項8記載のゲート手段が、対応のサブビット線対の一方
のサブビット線を隣接するメインビット線対の一方のメ
インビット線に接続するゲートを含む。
【0079】請求項11に係る半導体記憶装置は、行列
状に配置され、かつ各列が複数のブロックに分割される
複数のメモリセルと、各メモリセル列に対応して配置さ
れる複数のメインビット線と、各列の各ブロックに対応
して配置されかつ対応の列において端部に配設されるも
のよりもその長さが長くされかつ各々に対応の列のブロ
ックのメモリセルが接続される複数のサブビット線と、
複数のメインビット線各々に対応して設けられ、対応の
メインビット線上の信号を検知増幅するセンスアンプ手
段と、複数のサブビット線各々に対応して設けられ、ブ
ロック選択信号に応答して対応のサブビット線をメイン
ビット線に接続するゲート手段を含む。
【0080】請求項12に係る半導体記憶装置は、行列
状に配列され、かつ各列が複数のブロックに分割される
複数のメモリセルと、各列に対応して配置される複数の
メインビット線と、複数のメインビット線の各々におい
て複数のブロックに対応して配置されかつ各々に対応の
列ブロックのメモリセルが接続される複数のサブビット
線と、行方向に配設される主ブロック選択信号伝達線
と、所定数の列ごとにメインビット線と平行な列方向に
沿って設けられ、主ブロック選択信号伝達線上のブロッ
ク選択信号を受ける複数の副ブロック選択信号伝達線
と、複数のサブビット線各々に対して設けられ、対応の
副ブロック選択信号伝達線上のブロック選択信号に応答
して対応のサブビット線を対応のメインビット線へ接続
するための複数のブロック選択手段を備える。
【0081】請求項13に係る半導体記憶装置は、各々
が行列状に配列されかつ各列が複数のブロックに分割さ
れる複数のメモリセルを有する複数のメモリアレイブロ
ックと、複数のメモリアレイブロック各々において各列
に対応して配置される複数のメインビット線と、これら
複数のメインビット線各々に対して各列のブロックに対
応して配置され、各々に対応の列ブロックのメモリセル
が接続される複数のサブビット線と、複数のメモリアレ
イブロックに共通に設けられ、アドレス信号に従って少
なくとも1列を指定する列選択信号を生成する列選択信
号発生手段と、この列選択信号発生手段の出力ノード各
々に対応して設けられかつ複数のメモリアレイブロック
全体にわたって延在し、列選択信号発生手段の対応の出
力ノードからの列選択信号を伝達する複数の列選択信号
伝達線と、これら複数の列選択信号伝達線上の列選択信
号に応答して、指定された列に対応するメインビット線
を選択して内部データ線へ接続する列選択手段とを備え
る。この列選択手段はメモリアレイブロック各々におい
て設けられる。
【0082】
【作用】請求項1に係る発明においては、ブロック選択
ゲート手段、および第1のゲート手段により第1のメイ
ンビット線が2分割される。第1のメインビット線の分
割された部分の一方には選択されたメモリセルデータが
伝達される。第2のメインビット線は両方のセンスアン
プに接続される。したがって、センスアンプはほぼ「折
返しビット線配置」でのセンス動作を実行することがで
き、安定にセンス動作を実行することができる。
【0083】請求項2に係る発明においては、ブロック
選択ゲート手段により第2のメインビット線には2つの
サブビット線が接続される。したがって第2のメインビ
ット線の寄生容量を分割された第1のメインビット線の
寄生容量のほぼ2倍とすることができ、より安定にセン
ス動作を実行することができる。
【0084】請求項3に係る発明においては、サブビッ
ト線とメインビット線との接続態様が隣接するメインビ
ット線間で異なっている。これにより、サブビット線と
メインビット線からなる階層ビット線において余分の交
差領域を設けることなく交差部を設けることができ、隣
接階層ビット線間の結合容量の影響を大幅に低減するこ
とができる。
【0085】請求項4に係る発明においては、一方のメ
インビット線は隣接する列におけるサブビット線と接続
される。したがって、等価的にサブビット線とメインビ
ット線からなる階層ビット線対に交差部を設けたことに
なり、階層ビット線間結合容量によるノイズを確実に低
減することができ、安定なセンス動作を実現することが
できる。
【0086】請求項5に係る発明においては第1のメイ
ンビット線は第1のゲート手段により2等分される。分
割された第1のメインビット線と第2のビット線のそれ
ぞれの浮遊容量の比を正確に1対2とすることができ、
安定にセンス動作を実行することができる。
【0087】請求項6に係る発明においては、メインビ
ット線の電位のイコライズ動作時、第2のサブビット線
が接続されるセンスアンプを切換えている。したがっ
て、イコライズされるべきメインビット線の浮遊容量が
同じとなり、確実に中間電位に各メインビット線を設定
することができる。
【0088】請求項7に係る半導体記憶装置において
は、センス動作時に第1および第2のメインビット線が
ともに対応のセンスアンプから切り離される。したがっ
て、センスアンプのセンスノードにはビット線容量が付
随しないため、センスアンプのセンスノードの寄生容量
を等しくすることができ、正確かつ高速でセンス動作を
実行することができる。
【0089】請求項8に係る発明においては、隣接する
メインビット線対間においては、メインビット線とサブ
ビット線との接続態様が異なるようにメインビット線と
サブビット線とが接続される。したがって余分の交差領
域を設けることなくメインビット線とサブビット線から
なる階層ビット線に交差部を設けることができ、ノイズ
耐性に優れた半導体記憶装置を実現することができる。
【0090】請求項9に係る発明においては、ゲート手
段がサブビット線の対向する端部に配置される。したが
ってゲート手段のピッチ条件を緩和して確実に階層ビッ
ト線に交差部を設けることができる。
【0091】請求項10に係る発明においては、サブビ
ット線対の一方のサブビット線は隣接するメインビット
線対の一方のメインビット線に接続される。したがって
この場合においても、階層ビット線に容易に余分の面積
を必要とすることなく交差部を形成することができ、ノ
イズ耐性に優れた半導体記憶装置を実現することができ
る。
【0092】請求項11に係る発明においては、サブビ
ット線の長さがメインビット線の中央部に近くなるほど
長くされる。センスアンプには、サブビット線と分割さ
れたメインビット線とが接続される。最も長い分割メイ
ンビット線と最も短いサブビット線が接続される場合が
センスアンプに対するビット線容量が一番大きくなる
が、この最大ビット線容量はサブビット線の長さを最小
とすることにより小さくすることができる。したがって
センス動作マージンを大幅に改善することができる。
【0093】請求項12に係る発明においては、主ブロ
ック選択信号伝達線は行方向に延在してブロック選択信
号を伝達し、副ブロック選択信号伝達線が関連のサブビ
ット線のブロック選択手段へブロック選択信号を伝達し
ている。行を選択するためのXデコーダ内の単位デコー
ダの間にブロック選択信号発生するブロック選択回路を
挿入する必要がなく、Xデコーダ外部にブロック選択信
号発生回路を集中配置することができ、Xデコーダ部の
占有面積を低減することができる。また、アレイブロッ
クが複数個設けられる場合、主ブロック選択信号伝達線
をこれら複数のアレイブロックに共通に設けることによ
りブロック選択信号発生部の占有面積を低減することが
でき、小占有面積の階層ビット線構造を備える半導体記
憶装置を実現することができる。
【0094】請求項13に係る発明においては、列選択
信号伝達線が複数のアレイブロック全体に共通に設けら
れるため、列選択信号発生手段を複数のアレイブロック
で共有することができ、列選択信号発生手段の数を低減
することによりメモリアレイ全体の占有面積を小さくす
ることができ、小占有面積の半導体記憶装置を実現する
ことができる。
【0095】
【実施例】
[第1の実施例]図1はこの発明の第1の実施例である
半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図1にお
いては、1対のメインビット線に関連する部分の構成を
示す。図1において、1列に配列されるメモリセルMC
aに対応して第1のメインビット線MBLa(MBLa
0およびMBLa1)が配設され、1列のメモリセルM
Cbに対応して第2のメインビット線MBLb(MBL
b0およびMBLb1)が配設される。1列のメモリセ
ルMCaおよびそれに対応して配置される1列のメモリ
セルMCbはともに複数のブロック(図1において4つ
のブロック)B♯0〜B♯3に分割される。列ブロック
B♯0〜B♯3のメモリセルMCaおよびMCbそれぞ
れに対応してサブビット線SBLa(SBLa0〜SB
La3)およびSBLb(SBLb0〜SBLb3)が
配設される。サブビット線SBLaおよびSBLbと交
差する方向にワード線WLが配置される。ワード線WL
とサブビット線SBLa(SBLa0〜SBLa3)お
よびSBLb(SBLb0〜SBLb3)との交差部に
対応してメモリセルMCaおよびMCbがそれぞれ配設
される。メモリセルMCaおよびMCbは、その構成は
詳細に示さないが、1トランジスタ/1キャパシタ型の
ダイナミック型メモリセルの構造を有する。1本のワー
ド線WLが選択されると2つのメモリセルMCaおよび
MCbが同時に選択状態とされる。
【0096】第1のメインビット線MBLaおよび第2
のメインビット線MBLbのほぼ中央部に分離ゲートS
PGaおよびSPGbが設けられる。分離ゲートSPG
aが分離制御信号φA0に応答して非導通状態とされ、
分離ゲートSPGbは分離制御信号φA1に応答して非
導通状態となる。
【0097】サブビット線SBLa(SBLa0〜SB
La3)それぞれに対応してブロック選択スイッチWG
a(WGa0〜WGa3)が設けられ、サブビット線S
BLb(SBLb0〜SBLb3)に対してはブロック
選択スイッチWGb(WGb0〜WGb3)が設けられ
る。ブロック選択スイッチWGa(WGa0〜WGa
3)はブロック選択信号φBa(φBa0〜φBa3)
に応答して導通する。ブロック選択スイッチWGb(W
Gb0〜WGb3)はブロック選択信号φBb(φBb
0〜φBb3)に応答して導通する。ブロック選択信号
φBaおよびφBbと2つ設けられているのは、後に説
明するように、センスアンプに対するビット線容量を確
実に1:2とするためである。
【0098】第1および第2のメインビット線MBLa
およびMBLbの両側にセンスアンプSAaおよびSA
bが設けられる。センスアンプSAaおよびSAbはセ
ンスアンプ活性化信号φSAに応答して活性化されてセ
ンス動作を実行する。分割メインビット線MBLa0お
よびMBLb0とセンスアンプSAaの間には、接続ゲ
ートTGaaおよびTGbaが設けられ、分割メインビ
ット線MBLa1およびMBLb1とセンスアンプSA
bの間には接続ゲートTGabおよびTGbbが設けら
れる。接続ゲートTGaaは接続制御信号φS1に応答
して導通し、接続ゲートTGabは接続制御信号φS2
に応答して導通し、接続ゲートTGabは接続制御信号
φS3に応答して導通し、接続ゲートTGbbは接続制
御信号φS4に応答して導通する。センスアンプSAa
およびSAbに近接して、対称な位置にイコライズ信号
Eに応答してセンスアンプSAa,SAbのセンスノー
ドを中間電位にイコライズするイコライズトランジスタ
EQa,EQbが設けられる。次にこの図1に示す構成
の動作についてその動作波形図である図2を参照して説
明する。
【0099】スタンバイ状態においては、イコライズ信
号Eおよび分離制御信号φA0およびφA1は、ハイレ
ベルにあり、メインビット線MBLaおよびMBLbは
中間電位Vcc/2にイコライズ/プリチャージされて
いる。今、メモリセルブロックB♯0のワード線が選択
された状態を考える。
【0100】メモリサイクルが始まると(たとえば外部
ロウアドレスストローブ信号がローレベルに立下がる
と)、イコライズ信号Eがローレベルとなり、イコライ
ズトランジスタEQaおよびEQbは遮断状態とされ、
メインビット線MBLaおよびMBLbはともに中間電
位でフローティング状態となる。
【0101】次いで分離制御信号φA0がローレベルに
立下がり、分離スイッチSPGaが遮断状態とされる。
これにより第1のメインビット線MBLaは、一方分割
メインビット線MBLa0および他方分割メインビット
線MBLa1に分割される。この後、または並行してメ
モリブロック選択信号φBa0およびφBb0がハイレ
ベルに立上がり、サブビット線SBLa0が一方分割メ
インビット線MBLa0にブロック選択スイッチWGa
0を介して接続され、またサブビット線SBLb0がブ
ロック選択スイッチWGb0を介して第1のメインビッ
ト線MBLbに接続される。第2のメインビット線MB
Lbに設けられた分離スイッチSPGbは導通状態にあ
る。このときまたブロック選択信号φBb3がハイレベ
ルに立上り、サブビット線SBLb3が第2のメインビ
ット線MBLbに接続される。
【0102】次いでメモリセルブロックB♯0において
ワード線WLの電位がハイレベルに立上がり、この交点
に位置するメモリセルMCaおよびMCbの記憶するデ
ータがサブビット線SBLa0およびSBLb0を介し
て一方分割メインビット線MBLa0および第2のメイ
ンビット線MBLb上に伝達される。このとき、一方分
割メインビット線MBLa0に現れる電位変化を|ΔV
|とすると、第2のメインビット線MBLbに現れる電
位変化は|ΔV/2|となる。分割メインビット線MB
La0およびサブビット線SBLa0の浮遊容量CBa
は、第2のメインビット線MBLbおよびサブビット線
SBLb0およびSBLb3の有する浮遊容量CB2の
1/2であるためである。他方分割メインビット線MB
La1の電位はプリチャージ/イコライズされた電位
(中間電位Vcc/2)レベルである。
【0103】一方分割メインビット線MBLa0および
第2のメインビット線MBLb上の信号電圧が十分に大
きくなると、分離制御信号φA1がローレベルに立下が
り、第2のメインビット線MBLbは分割メインビット
線MBLb0およびMBLb1に分割される。これによ
り、センスアンプSAaのセンスノードのビット線容量
は等しくなり、またセンスアンプSAbのセンスノード
のビット線容量も等しくなる。
【0104】この後センスアンプ活性化信号φSAが活
性化され(図2に示す動作波形図においてハイレベルに
立上がるように示される)、センスアンプSAaおよび
SAbが対応の分割メインビット線上の電位差を検知増
幅する。センスアンプSAaによりメモリセルMCaの
記憶するデータが検知増幅され、センスアンプSAbに
よりメモリセルMCbの有する記憶データが検知増幅さ
れる。メモリセルMCaおよびMCbがともにハイレベ
ルの信号を記憶している場合であっても、分割メインビ
ット線MBLa0上の信号電位は分割メインビット線M
BLb0上の信号電位より大きい。したがってセンスア
ンプSAaにより分割メインビット線MBLa0の電位
は電源電位Vccレベルにまで充電され、一方分割メイ
ンビット線MBLb0は接地電位レベルにまで放電され
る。メモリセルMCaおよびMCbがともにローレベル
の信号を記憶している場合においても、同様にして、分
割メインビット線MBLa0の電位は分割メインビット
線MBLb0の電位よりも低いため、正確にセンス動作
が実行される。センスアンプSAbにおいては、分割メ
インビット線MBLa1の電位は基準電位(プリチャー
ジ/イコライズ電位)にあるため、分割メインビット線
MBLb1上の信号電位に応じたセンス動作が実行され
る。この後、メモリセルデータの書込または読出が実行
される。
【0105】次いで、分離制御信号φA1がハイレベル
に立上り、分割メインビット線MBLb0およびMBL
b1が分離スイッチSPGbを介して接続される。この
ときまた接続制御信号φS2がローレベルに立下がり、
第2のメインビット線MBLbをセンスアンプSAaか
ら切り離す。これによりサブビット線SBLa0および
SBLb0に接続するメモリセルMCaおよびMCbに
対するリストア動作が実行される。このリストア動作時
において選択ワード線WLの電位および接続制御信号φ
A1、ならびに接続制御信号φS1、φS3およびφS
4は昇圧されてもよい。
【0106】リストア動作が完了すると、選択ワード線
WLの電位がローレベルへ立下がる。
【0107】この後、まず分離制御信号φA1をローレ
ベルに立下げ、分割メインビット線MBLb0およびM
BLb1を分離する。その後接続制御信号φS2をハイ
レベルへ立上げ、分割メインビット線MBLb0をセン
スアンプSAaに接続する。これにより、分割メインビ
ット線MBLa0およびMBLb0の電位はハイレベル
およびローレベルまたはローレベルおよびハイレベルと
なる。分割メインビット線MBLa1およびMBLb1
はともにセンスアンプSAbによりハイレベル/ローレ
ベルまたはローレベル/ハイレベルの電位に保持されて
いる。
【0108】この後、センスアンプ活性化信号φSAを
非活性状態(図2においてはローレベル)とし、センス
アンプSAaおよびSAbを非活性状態とする。次いで
イコライズ信号Eをハイレベルに立上げ、イコライズト
ランジスタEQaおよびEQbを導通状態とする。これ
により分割メインビット線MBLa0およびMBLb0
が電気的に短絡され、両者の浮遊容量は等しいため、正
確に中間電位Vcc/2の電位レベルにイコライズされ
る。同様に、分割メインビット線MBLa1およびMB
Lb1が中間電位Vcc/2にイコライズされる。この
後、分離制御信号φA0およびφA1をハイレベルに立
上げ、次いでブロック選択信号φBa0、φBb0、φ
Ba3およびφBb3をともにローレベルに立下げる。
これにより、1つのメモリサイクルが完了する。
【0109】ここで、図2においては、分離制御信号φ
A1およびφA0がともにハイレベルとなった後にブロ
ック選択信号φBaおよびφBbがともにローレベルに
立下がるように示されている。これに代えて、ブロック
選択信号φBaおよびφBbがローレベルとされてから
分離制御信号φA0およびφA1がともにハイレベルと
されてもよい。
【0110】次に、上述の動作を図面を参照してより具
体的に説明する。図3は、スタンバイ時におけるメイン
ビット線サブビット線およびセンスアンプの接続関係を
示す図である。この状態においては、分離スイッチSP
GaおよびSPGbは導通状態にあり、ブロック選択ス
イッチSWGa0、SWGb0、SWGa3およびSW
Gb3はすべて非導通状態にある。
【0111】図4(a)に示すように、メモリサイクル
が始まると、まず分離スイッチSPGaが非導通状態と
され、第1のメインビット線MBLaは分割メインビッ
ト線MBLa0およびMBLa1に分割される。次いで
ブロック選択スイッチSWGa0、SWGb0、SWG
a3、およびSWGb3が導通状態とされる。この後、
ワード線WLの電位がハイレベルへ立上がる。センスア
ンプSAaのセンスノードSNalおよびSNblに付
随するビット線容量は、図4(b)に示すように、CB
aおよびCBb(=2・CBa)である。前述の式
(1)′から、図4(c)に示すように分割メインビッ
ト線MBLa0に現れる電位差をΔVとすると、メイン
ビット線MBLbに現れる電位差はΔV/2となる。セ
ンスアンプSAaのセンスノードSNalおよびSNb
lの電位差は最悪ΔV/2である。センスアンプSAb
のセンスノードSNarおよびSNbrの電位差はΔV
/2である。
【0112】次いで図5(a)に示すように、分離スイ
ッチSPGbが非導通状態とされる。この状態において
は、図5(b)に示すように、センスノードSNal、
SNbl、SNar、およびSNbrに付随するビット
線容量はすべて等しくCBaである。センスアンプSA
aおよびSAbが次いでセンスアンプ活性化信号φSA
に応答して活性化される。図5(b)に示すように、セ
ンスアンプSAaおよびSAbのセンスノードの電位差
は最悪ΔV/2である。この電位差が増幅される。この
後データの書込または読出が実行される。
【0113】次いで、図6に示すように、分離スイッチ
SPGbが導通状態とされ、接続スイッチTGabが非
導通状態とされる。分割メインビット線MBLb0はセ
ンスアンプSAbのセンスノードSNbrに接続され
る。センスアンプSAbのセンスノードSNbrは、メ
モリセルMCbの記憶データに対応する電位を保持して
いる。センスアンプSAaのセンスノードSNalには
メモリセルMCaの記憶データに対する信号電位が保持
されている。これによりメモリセルMCaおよびMCb
に対するリストア動作が実行される。
【0114】次に、図7に示すように、分離スイッチS
PGbを非導通状態とし、接続スイッチTGabを導通
状態とする。分割メインビット線MBLb0が再びセン
スアンプSAaに接続される。このときにはすでにワー
ド線WLは非選択状態とされている。分割メインビット
線MBLb0の電位がセンスアンプSAaにより駆動さ
れて分割メインビット線MBLa0と相補な電位レベル
とされる。分割メインビット線MBLa1およびMBL
b1はセンスアンプSAbに接続されている。
【0115】次いで、図8に示すように、イコライズト
ランジスタEQaおよびEQbが導通状態とされる。分
割メインビット線MBLa0と分割メインビット線MB
Lb0が電気的に短絡され、両者の浮遊容量は等しいた
め、中間電位Vcc/2にイコライズされる。同様に、
分割メインビット線MBLa1およびMBLb1が電気
的に短絡され、両者の電位がイコライズされる。分割メ
インビット線MBLa1およびMBLb1においても浮
遊容量は等しいため、正確に中間電位Vcc/2の電位
にイコライズされる。
【0116】この後サブビット線SBLa0およびSB
La1がメインビット線MBLa0およびMBLa1か
ら切り離され、サブビット線SBLb0およびSBLb
1がメインビット線MBLb0およびMBLb1から切
り離される。スタンバイ時においては、分割メインビッ
ト線MBLa0およびMBLa1が接続され、同様分割
メインビット線MBLb0およびMBLb1が相互接続
される。
【0117】センス動作時にはセンスアンプのセンスノ
ードのビット線容量はバランスしており、確実にセンス
動作を実行することができる。またイコライズ動作時、
同じ浮遊容量のビット線が電気的に短絡されるため、正
確に中間電位を発生することができる。
【0118】図9は、制御信号発生系の構成を示す図で
ある。図9において、制御信号発生系は、外部からのロ
ウアドレスストローブ信号/RASを受け内部ロウアド
レスストローブ信号を発生するRASバッファ1と、R
ASバッファ1からの内部ロウアドレスストローブ信号
に応答して活性化され、外部から与えられるアドレス信
号Aを取込み内部アドレス信号を発生するアドレスバッ
ファ2を含む。アドレスバッファ2から発生される内部
アドレス信号は行および列デコーダへ与えられる。この
アドレスバッファ2からの所定のアドレス信号ビットB
A(ブロックアドレス)はブロック選択回路4へ与えら
れる。ブロック選択回路4は、RASバッファ1からの
内部ロウアドレスストローブ信号に応答して活性化さ
れ、このブロックアドレスBAをデコードし、ブロック
選択信号φBa0〜φBa3およびφBb0〜φBb3
を発生する。たとえば図1に示す分離スイッチSPGa
およびSPGbに関して対称な位置にあるメモリセルブ
ロックが同時に選択状態とされる。この場合には、実際
には、ブロック選択信号φBa0とブロック選択信号φ
Ba3は同一の信号であり、またブロック選択信号φB
b0およびφBb3は同じ信号である。ブロックB♯0
とブロックB♯2が同時に選択されてもよい。
【0119】制御信号発生系はさらに、RASバッファ
1からの内部ロウアドレスストローブ信号に応答して所
定のタイミングでセンスアンプ活性化信号φSAを発生
するセンスアンプ活性化回路3と、RASバッファ1か
らの内部ロウアドレスストローブ信号およびブロック選
択回路4からのブロック選択信号(またはブロックアド
レス)に応答して接続制御信号φS1〜φS3を発生す
る接続制御回路5を含む。
【0120】接続制御回路5は、接続制御信号φS1お
よびφS3を常時ハイレベルに維持する。リストア動作
時にこの接続制御信号φS1およびφS3が昇圧され
る。接続制御信号φS1およびφS3はリストア動作時
に、選択されたメモリセルブロックの位置に応じて一方
が非活性状態のローレベルとされる。図1に示す構成に
おいてメモリセルブロックB♯0またはB♯1が選択さ
れた場合には、リストア動作時接続制御信号φS2がロ
ーレベルとされる。メモリセルブロックB♯2またはB
♯3が選択されたとき、リストア動作時接続制御信号φ
S4がローレベルとされる。なお図9には示していない
が、RASバッファ1からの内部ロウアドレスストロー
ブ信号またはセンスアンプ活性化信号φSAに応答し
て、所定のタイミングで昇圧指示信号RXを発生する昇
圧指示信号発生回路が用いられ、この昇圧指示信号発生
回路からの昇圧指示信号に従って接続制御回路5が接続
制御信号を発生する構成が利用されてもよい。
【0121】第1のメインビット線MBLa中央部に設
けられる分離スイッチSPGaは常時非導通状態とされ
る構成が利用されてもよい。この場合には、分離スイッ
チSPGaはメインビット線のパターンの規則性を保持
するためおよびメインビット線の浮遊容量を等しくする
ために設けられる。 [変更例1]図10ないし図12は、イコライズ動作の
別の方法を示す図である。以下このイコライズ動作の別
の方法について説明する。
【0122】図10においては、リストア完了後の動作
が示される。図6に示すリストア動作完了後ワード線が
非選択状態とされた後、分離スイッチSPGaおよびS
PGbがともに導通状態とされ、一方、接続制御スイッ
チTGabおよびTGbbが非導通状態とされる。メイ
ンビット線MBLa0およびMBLa1はセンスアンプ
SAaのセンスノードSNalに接続され、メインビッ
ト線MBLb0およびMBLb1はセンスアンプSAa
のセンスノードSNblに接続される。これにより、メ
インビット線MBLa0、MBLa1、MBLb0およ
びMBLb1は、センスアンプSAaのセンスノードS
NalおよびSNblに保持された電位レベルに対応す
る電位レベルとされる。リストア動作完了後、すでにワ
ード線WLの電位はローレベルの非活性状態とされてい
る。したがって、メインビット線MBLb0およびMB
Lb1の電位レベルが変化しても、この選択されたメモ
リセルMCbの記憶データは何ら影響を受けない。
【0123】次いで図11に示すように、センスアンプ
SAaおよびSAbの非活性化の後、イコライズトラン
ジスタEQaおよびEQbを導通状態とする。これによ
りメインビット線MBLa0およびMBLb0とメイン
ビット線MBLb0およびMBLb1が電気的に短絡さ
れる。第1のメインビット線MBLaと第2のメインビ
ット線MBLbの浮遊容量は等しいため、各分割メイン
ビット線MBLa0、MBLa1、MBLb0、および
MBLb1の電位が中間電位レベルに設定される。
【0124】次いで図12に示すように、接続制御スイ
ッチTGabおよびTGbbが導通状態とされ、ブロッ
ク選択スイッチSWGa0、SWGa1、SWGb0、
およびSWGb1が非導通状態とされる。
【0125】上述のように、一方のセンスアンプを用い
てメインビット線MBLaおよびMBLbの電位をハイ
レベル/ローレベルに設定した後センスアンプを非活性
化し、その後イコライズトランジスタを導通状態として
も同様メインビット線MBLaおよびMBLbの電位を
中間電位Vcc/2の電位レベルに設定することができ
る。
【0126】なおセンス動作時センスアンプSAaおよ
びSAbとメインビット線MBLa0、MBLa1、M
BLb0およびMBLb1とが切り離される構成が利用
されてもよい。 [変更例2]図13は第1の実施例の第2の変更例の構
成を示す図である。図13に示す構成においては、分割
メインビット線MBLa0およびMBLa1の間に、制
御信号φEに応答して導通するイコライズトランジスタ
EQcが設けられる。メインビット線MBLbは1つの
配線層で形成される。他の構成は図1に示す構成と同様
であり、対応する部分には同一の参照番号を付してその
詳細説明は省略する。次にこの図13に示す構成の動作
をその動作波形図である図14を参照して説明する。
【0127】制御信号φEはスタンバイ時ローレベルに
あり、分割メインビット線MBLa0およびMBLa1
は分離されている。メモリサイクルが始まると、イコラ
イズ信号Eがローレベルに立下がり、メインビット線M
BLbと分割メインビット線MBLa0およびMBLa
1が切り離される。制御信号φEは依然ローレベルにあ
る。
【0128】次いで与えられたアドレス信号に従って、
ブロック選択信号φBa0、φBb0、φBb3および
φBa3がハイレベルとされる。これにより、サブビッ
ト線SBLa0が分割メインビット線MBLa0に接続
され、サブビット線SBLa3が分割メインビット線M
BLa1に接続される。同様サブビット線SBLb0お
よびSBLb3がメインビット線MBLbに接続され
る。ここで、選択メモリセルはメモリセルブロックB♯
0に含まれるものとする。
【0129】次いで、ワード線が選択され、選択された
ワード線WLの電位がハイレベルに立上がり、選択され
たメモリセルMCaおよびMCbの記憶するデータが分
割メインビット線MBLa0およびMBLbにそれぞれ
伝達される。この場合においても、トランジスタEQc
が非導通状態にあるため、分割メインビット線MBLa
0上に現れる電位変化の大きさとメインビット線MBL
bに現れる電位変化の大きさは、2:1の関係を保持し
ている。
【0130】センスアンプSAaおよびSAbのセンス
ノードの電位差が十分な大きさになると、接続制御信号
φS1〜φS4がすべてローレベルとされる。これによ
りセンスアンプSAaおよびSAbは分割メインビット
線MBLa0、MBLa1およびメインビット線MBL
bと分離される。次いでセンスアンプ活性化信号φSA
が活性状態とされる(図14においてハイレベルに立上
がるように示される)。センスアンプSAaにより、サ
ブビット線SBLa0に接続されるメモリセルMCaの
記憶データが検知増幅され、センスアンプSAbによ
り、サブビット線SBLb0に接続されるメモリセルM
Cbの記憶データが検知増幅される。
【0131】その後データの書込/読出が実行される。
データ書込時においては、書込データに応じてセンスア
ンプSAaおよびSAbのラッチ信号電位が書込データ
に応じて変化する。次いでリストア動作が実行される。
このリストア動作においては、接続制御信号φS1、φ
S3およびφS4がハイレベルとされ、接続制御信号φ
S2はローレベルとされる。これによりメモリセルMC
aにはセンスアンプSAaがラッチする信号電位が書込
まれ、メモリセルMCbへはセンスアンプSAbがラッ
チする信号電位が書込まれる。このリストア動作時にお
いて、接続制御信号φS1、φS3およびφS4がすべ
て電源電圧Vccレベル以上の電圧レベルに昇圧されて
もよい。
【0132】リストア動作が完了すると、接続制御信号
φS3およびφS4がローレベルに立下がり、分割メイ
ンビット線MBLa1およびメインビット線MBLbが
センスアンプSAbから分離される。このときまた、接
続制御信号φS2がハイレベルへ立上がり、接続スイッ
チTGbaが導通し、メインビット線MBLbがセンス
アンプSAaに接続される。これにより、メインビット
線MBLbには、分割メインビット線MBLa0上に現
れる信号電位と相補なレベルの信号が伝達される。この
ときまた同様に制御信号φEがハイレベルとされ、分離
トランジスタEQcが導通状態とされている。この結
果、分割メインビット線MBLa0およびMBLa1と
メインビット線MBLbの信号電位は、センスアンプS
Aaがラッチしていた信号電位に対応した電位レベルと
なる。
【0133】この後センスアンプSAaおよびSAbを
非活性状態とし(センスアンプ活性化信号φSAがロー
レベルに立下がる)、次いでイコライズ信号Eをハイレ
ベルとし、イコライズトランジスタEQaおよびEQb
を導通状態とする。このとき、分離トランジスタEQc
は導通状態であってもよく、また非導通状態であっても
よい。図14においては、分離トランジスタEQcは非
導通状態とされるように示される。分割メインビット線
MBLa0およびMBLa1の浮遊容量はメインビット
線MBLbの浮遊容量と同じである。したがって確実に
中間電位レベルに分割メインビット線MBLa0および
MBLa1とメインビット線MBLbをイコライズする
ことができる。
【0134】図13に示す構成の場合、センスアンプS
AaおよびSAbは、メインビット線と切り離されてセ
ンス動作を実行している。したがって、センスアンプの
センスノードに対するビット線容量がたとえアンバラン
スであっても、その影響を受けることなく正確なセンス
動作を実行することができる。 [変更例3]図15は第1の実施例の第3の変更例を示
す図である。図15に示す構成においては、メモリセル
選択時においては、メインビット線には1つのサブビッ
ト線しか接続されない。すなわち図15に示す構成にお
いて、サブビット線SBLa0が分割メインビット線M
BLa0に接続されるとき、メインビット線MBLb0
およびMBLb1には1つのサブビット線SBLb0の
みが接続される。
【0135】すなわち図16(A)に示すように、ワー
ド線選択時、分離スイッチSPGaは非導通状態とさ
れ、分離スイッチSPGbは導通状態とされる。このと
きサブビット線SBLa0が分割メインビット線MBL
a0に接続され、サブビット線SBLb0が分割メイン
ビット線MBLb0およびMBLb1に接続される。分
離スイッチSPGaおよびSPGbは、メインビット線
の中央部に配置されている。この場合、分割メインビッ
ト線MBLa0およびMBLb(MBLb0,MBLb
1)に現れる読出電圧ΔVaおよびΔVbの比ΔVb/
ΔVaは、 ΔVb/ΔVa=(Csb+Cmb)/(Csb+2・
Cmb) となる。ここで、Csbは、サブビット線の寄生容量を
示し、Cmbは、分割メインビット線の浮遊容量を示
す。したがって、この場合、サブビット線SBLa0お
よびSBLb0上の選択メモリセルが同じ論理のデータ
信号を記憶している場合センスアンプSAaに対する電
位差は上述の実施例の場合よりも少し小さくなるもの
の、センスアンプSAbに対する電位差は先の実施例よ
りも大きくなる。
【0136】この場合においても図16(B)に示すよ
うに、センスアンプSAaおよびSAbによるセンス動
作時においては、分離スイッチSPGaおよびSPGb
がともに非導通状態とされるため、センスアンプSAa
およびSAbのセンスノードの負荷容量はバランスして
おり、正確なセンス動作を実行することができる。 [変更例4]図17はこの第1の実施例の第4の変更例
を示す図である。図17(A)に示す構成においては、
分離スイッチSPGaおよびSPGbは、メモリセルブ
ロックB♯0およびB♯1の間に設けられる。図17
(A)に示す構成においては、メモリセルブロックの数
が4つの場合が一例として示される。メモリセルブロッ
クの数はさらに多くてもよい。
【0137】図17(B)に示すように、メモリブロッ
クB♯0が選択された時サブビット線SBLa0が分割
メインビット線MBLa0に接続され、サブビット線S
BLb0がメインビット線MBLb0およびMBLb1
に接続される。この場合、分割メインビット線MBLa
0に現れる電位差ΔVaとメインビット線MBLb0に
現れる電位差ΔVbの比ΔVb/ΔVaは、 ΔVb/ΔVa=(k+n)/(k+1)≒1+(n/
k) で与えられる。ただしここでサブビット線SBLaおよ
びSBLbのそれぞれの浮遊容量をCsbとしたとき、
サブビット線と同じ長さのメインビット線(分割メイン
ビット線MBLa0の浮遊容量Cmbは、 Csb=k・Cmb の関係を満足しており、またメモリセルブロックの数は
nであるとしている。kの値が5ないし10である。し
たがってほぼ1:2の関係を満足する電位差が現れ、十
分センス動作を安定に行なうことができる。またセンス
動作時においては、分割メインビット線MBLb0およ
びMBLb1はトランジスタSPGbにより分離される
ため、センスアンプSAaおよびSAbの負荷容量はそ
れぞれバランスしており、正確なセンス動作を実行する
ことができる。
【0138】図17(C)に示すように、メモリブロッ
クB♯1〜B♯3のいずれかが選択され、サブビット線
SBLaが分割メインビット線MBLa1に接続される
場合、そのときの分割メインビット線MBLa1に現れ
る電位差ΔVaとメインビット線MBLbに現れる電位
差は先の条件を利用すると次式: ΔVb/ΔVa=(k+n−1)/(k+n)<1 となり、メインビット線間に読出電圧差が生じる。この
場合であっても、センスアンプSAaおよびSAbは確
実に安定なセンス動作を実行することができる。
【0139】なお、図17(A)において、分離トラン
ジスタSPGbが設けられていなくても同様の効果を得
ることができる(センス動作時にはセンスアンプとメイ
ンビット線とは分離される)。
【0140】以上のように、第1の実施例に従えば、1
つのメモリアレイブロック内においてメモリセルブロッ
クを選択してセンス動作を実行している。したがって同
相ノイズを確実にキャンセルすることができ、ノイズの
影響を受けることなく確実にセンス動作を実行すること
ができる。
【0141】またセンスアンプに対する負荷容量がバラ
ンスしており、安定にセンス動作を実行することができ
る。
【0142】また複雑なスイッチ回路を設ける必要がな
く、レイアウトが大幅に簡略化され、またレイアウト面
積も大幅に低減される。 [第2の実施例]図18はこの発明の第2の実施例であ
る半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図18
においては、4つのメモリセルブロックを示す。1つの
メモリセルブロックは1つのメモリアレイブロックに対
応してもよい。
【0143】図18においては、2列に配列されたメモ
リセルに対応する部分の構成が示される。各列のメモリ
セルブロックは4つのメモリセルブロックB♯0〜B♯
3に分割される。このメモリセルブロックの数は4より
も多くてもよい。メインビット線MBLaおよびMBL
bには、メモリセルブロックB♯0〜B♯3に対応して
セクション選択スイッチSSW0〜SSW3が設けられ
る。セクション選択スイッチSSW0〜SSW3のゲー
トへはセクション選択信号SEC0〜SEC3が与えら
れる。メモリセルの列ブロックB♯0〜B♯3に対応し
てサブビット線SBLa0、SBLb0〜SBLa3、
SBLb3が配設される。サブビット線SBLa0、S
BLb0〜SBLa3、SBLb3とワード線WLとの
交差部に対応してそれぞれメモリセルMCが配設され
る。
【0144】サブビット線SBLa0〜SBLa3それ
ぞれに対応してセグメント選択信号SEG0a〜SEG
3aに応答するセグメント選択スイッチGQ0a〜GQ
3aが配設される。セグメント選択スイッチGQ0a〜
GQ3aは、選択時にそれぞれ対応のサブビット線SB
La0〜SBLa3をメインビット線を介してセンスア
ンプSAaに接続する。
【0145】サブビット線SBLb0〜SBLb3それ
ぞれに対応してセグメント選択信号SEG0b〜SEG
3bに応答して導通するセグメント選択スイッチGQ0
b〜GQ3bが設けられる。セグメント選択スイッチG
Q0b〜GQ3bは選択時には対応のサブビット線SB
Lb0〜SBLb3をセンスアンプSAbにメインビッ
ト線MBLbを介して接続する。
【0146】サブビット線SBLb0〜SBLb3に対
応してさらに、切換信号SP0〜SP3に対応して導通
する切換スイッチPQ0〜PQ3が配置される。切換ス
イッチPQ0〜PQ3は切換信号SP0〜SP3に応答
して導通し、導通時には対応のサブビット線SBLb0
〜SBLb3をメインビット線MBLbを介してセンス
アンプSAaに接続する。
【0147】メインビット線MBLaとメインビット線
MBLbの間には、イコライズ信号Eに応答して導通す
るイコライズトランジスタEQが設けられる。次にこの
図18に示す構成の動作についてその動作波形図である
図19を参照して説明する。
【0148】今、メモリブロックB♯0のメモリセルM
Cが選択される状態を考える。メモリアクセスが開始さ
れると、まずイコライズ信号Eがローレベルに立下が
り、イコライズトランジスタEQが遮断状態となる。次
いで与えられたアドレス信号にしたがってまずセグメン
ト選択信号SEG0aおよびSEG0bがハイレベルに
立上がる。これにより、サブビット線SBLa0および
SBLb0がメインビット線MBLaおよびMBLbに
接続される。残りのセグメント選択スイッチSEG1a
〜SEG3aおよびSEG1b〜SEG3bはそれぞれ
ローレベルを維持する。
【0149】次いでセクション選択信号SEC0がロー
レベルとされる。これにより、セクション選択スイッチ
SSW0が遮断状態とされる。残りのセクション選択ス
イッチSSW1〜SSW3は導通状態を維持する。
【0150】次いで選択ワード線WLの電位がハイレベ
ルへ立上がり、サブビット線SBLa0に接続されるメ
モリセルMCのデータがセンスアンプSAaへ伝達さ
れ、サブビット線SBLbに接続されるメモリセルのデ
ータがセンスアンプSAbに伝達される。センスアンプ
SAaおよびSAbにメモリセルデータが伝達された
後、接続制御信号φS1〜φS3がローレベルとされ
る。これにより、センスアンプSAaおよびSAbはメ
インビット線MBLaおよびMBLbから切り離され
る。この状態においては、センスアンプSAaおよびS
Abのそれぞれのセンスノードにおける容量はバランス
している。次いでセンスアンプ活性化信号φSAが活性
化され、センスアンプSAaおよびSAbがセンス動作
を実行する。
【0151】次いでメモリセルのデータの書込または読
出が実行される。次いで再び接続制御信号φS1〜φS
3がハイレベルとなり、センスアンプSAaのラッチし
た信号電位のサブビット線SBLa0に接続されるメモ
リセルMCへのリストア動作およびセンスアンプSAb
がラッチした信号電位のサブビット線SBLb0に接続
されるメモリセルMCへのリストア動作が実行される。
このリストア動作完了後ワード線WLの電位がローレベ
ルへ立下がり、リストア動作が完了する。
【0152】リストア動作が完了し、選択ワード線WL
の電位がローレベルへ立下がると、ついでセグメント選
択信号SEGb0がローレベルに立下がり、また切換信
号SP0がハイレベルに立上がる。これにより、サブビ
ット線SBLb0はセンスアンプSAbから切り離さ
れ、センスアンプSAaに接続される。センスアンプS
Aaはまだ活性状態にあり、サブビット線SBLb0
は、サブビット線SBLa0と相補な信号電位レベルに
駆動される。この状態においては、センスアンプSAa
のビット線容量はバランスしており、またセンスアンプ
SAbのビット線容量もバランスしている。
【0153】センスアンプ活性化信号φSAが非活性状
態とされた後、イコライズ信号Eをハイレベルに立上げ
る。このときまだセクション選択信号SEC0はローレ
ベルにある。これにより、サブビット線SBLa0およ
びSBLb0の電位は中間電位にイコライズされる。ま
た同様にメインビット線MBLaおよびMBLbも中間
電位にイコライズされる。この後セクション選択信号S
EC0がハイレベルに立上がり、次いでセグメント選択
信号SEG0aがローレベルに立下がり、また切換信号
SP0もローレベルに立下がる。
【0154】上述の一連の動作により、たとえ選択され
た階層ビット線対の容量がアンバランスであっても、セ
ンスアンプSAaおよびSAbは、そのセンス動作時に
はその容量のアンバランスの影響を受けていないため、
安定にセンス動作を実行することができる。
【0155】またイコライズ動作時にはセンスアンプに
対する階層ビット線容量をバランスさせた後イコライズ
を行なっているため、サブビット線およびメインビット
線を確実に中間電位レベルにイコライズすることができ
る。
【0156】また図18に示す構成においても、1つの
メモリアレイにおいて、互いに平行に配設されるサブビ
ット線に接続するメモリセルのデータが読出されて検知
増幅されている。したがって、基板ノイズ、およびセル
プレートノイズなどのノイズの影響を確実にキャンセル
して正確にセンス動作を実行することができる。
【0157】次にこの第2の実施例の動作の概略を簡単
に説明する。図20(A)に示すように、ワード線選択
時においては、サブビット線SBLaは分割メインビッ
ト線MBLa0を介してセンスアンプSAaに接続さ
れ、サブビット線SBLbは分割メインビット線MBL
b1を介してセンスアンプSAbに接続される。この状
態においては、センスアンプSAaのビット線容量はバ
ランスしていない。また同様に、センスアンプSAbに
ついてのビット線容量もバランスしていない。
【0158】図20(B)に示すように、センス動作時
においては、センスアンプSAaおよびSAbを、とも
に分割メインビット線MBLa0、MBLb0、MBL
a1、MBLb1から切離す。この状態でセンスアンプ
SAaおよびSAbがセンス動作を実行する。
【0159】図20(C)に示すように、センス動作完
了後再びセンスアンプSAaとサブビット線SBLaを
接続し、サブビット線SBLbとセンスアンプSAbを
接続する。これによりリストア動作が実行される。
【0160】図20(D)に示すように、リストア動作
完了後、センスアンプSAaおよびSAbを活性状態に
したままで、サブビット線SBLbを分割メインビット
線MBLb0に接続する。この状態においては、センス
アンプSAaは、そのビット線容量がバランスしてお
り、また同様にセンスアンプSAbもそのビット線容量
がバランスしている。
【0161】次いで図21(A)に示すように、センス
アンプSAaおよびSAbを非活性状態とする。その状
態においては、分割メインビット線MBLb0およびサ
ブビット線SBLbの信号電位は、分割メインビット線
MBLa0およびサブビット線SBLaの信号電位と相
補な信号電位とされている。この状態でイコライズを実
行する。イコライズされた部分の容量はバランスしてい
るため、正確に各分割メインビット線およびサブビット
線を中間電位にイコライズすることができる。イコライ
ズ完了後、サブビット線SBLaおよびSBLbをメイ
ンビット線MBLaおよびMBLbからそれぞれ切り離
す。この状態において、メインビット線MBLaおよび
MBLbはそれぞれ1つの信号線とされている。
【0162】上述のようなセンス動作方法を利用するこ
とにより、たとえビット線容量がアンバランスな状態で
あっても、確実にセンス動作を実行することができ、ノ
イズマージンを大幅に改善することができるとともに正
確に中間電位を発生することができる。 [第3の実施例]図22はこの発明の第3の実施例であ
る半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図22
(A)においては、1対のメインビット線に関連する部
分の構成を示す。図22(A)において、メモリセルア
レイが4つのブロックに分割され、各メモリセルブロッ
クに対応してサブビット線SBLa0、SBLb0〜S
BLa3およびSBLb3が配設される。サブビット線
SBLa0、およびSBLb0の長さはサブビット線S
BLa1およびSBLb1の長さよりも短くされる。同
様、サブビット線SBLa2およびSBLb2の長さは
サブビット線SBLa3およびSBLb3の長さよりも
長くされている。すなわちセンスアンプSAaおよびS
Abから見て中央部に配置されたサブビット線ほどその
長さが長くされている。
【0163】メインビット線MBLaは、セクション選
択スイッチにより、分割メインビット線MBLa0〜M
BLa3に分割される。同様に、メインビット線MBL
bは、セクション選択スイッチにより分割メインビット
線MBLb0〜MBLb3に分割される。この分割メイ
ンビット線の長さはその中央部になるほど長くされてい
る(サブビット線の長さに対応して)。サブビット線S
BLa0〜SBLa3はセグメント選択信号SEG0〜
SEG3に従って、センスアンプSAaに接続される。
サブビット線SBLb0〜SBLb3はセグメント選択
信号SEG0〜SEG3に従って、センスアンプSAb
に接続される。
【0164】今、図22(B)に示すように、センスア
ンプSAaに最も近いメモリブロックが選択された状態
を考える。この状態においては、サブビット線SBLa
0がセンスアンプSAaに接続され、サブビット線SB
Lb0がセンスアンプSAbに接続される。サブビット
線SBLa0およびSBLb0の浮遊容量をCBs1と
する。メインビット線MBLaおよびMBLbの全体の
浮遊容量をCBMとする。センスアンプSAaに対する
ビット線容量は、この図22(B)に示す場合、ほぼサ
ブビット線SBLa0の浮遊容量のみであり、CBS1
である。一方、センスアンプSAbに対しては、サブビ
ット線SBLb0およびメインビット線MBLbの浮遊
容量の和となる。この場合、浮遊容量はCBS1+CB
Mとなる。
【0165】次に、図22(C)に示すように、サブビ
ット線SBLa2およびSBLb2が選択された状態を
考える。この場合、サブビット線SBLa2がセンスア
ンプSAaに接続され、サブビット線SBLb2がセン
スアンプSAbに接続される。サブビット線SBLa2
およびSBLb2はほぼメインビット線の中央部でメイ
ンビット線に接続されているため、センスアンプSAa
およびSAbそれぞれに対するビット線容量はCBs2
+(CBM/2)となる。ここでCBs2はサブビット
線SBLa2およびSBLb2の各々の浮遊容量であ
る。
【0166】今、浮遊容量CBs1を通常のサブビット
線の浮遊容量(長さがすべてのメモリセルブロックにお
いて同一であるサブビット線の浮遊容量)の1/2であ
るとする。この場合、図22(B)の構成の場合、セン
スアンプSAbに対するビット線浮遊容量は従来の配置
に比べてCBsb/2だけ小さくすることができる。す
なわち、センスアンプSAbに対する最大ビット線容量
を小さくすることができ、読出電圧を大きくすることが
できる。同様、センスアンプSAaに対するビット線容
量も最小値を従来の構成よりもより小さくすることがで
きる。
【0167】図22(C)に示すように、中央部のサブ
ビット線SBLa2およびSBLb2が接続された場合
には、従来の配置とほぼ同様の大きさとなる。すなわ
ち、メモリセルブロックが4つに分割されている場合、
浮遊容量CBs2=1.5・CBsbとする。ただしC
Bsbは、従来の配置におけるサブビット線の浮遊容量
である。この場合、センスアンプSAbおよびSAaに
対するビット線浮遊容量はCBs2+(CBM/2)と
なる。中央部の配置においては、このサブビット線SB
La2およびSBLb2が長くされただけ、従来の配置
よりも浮遊容量はCBsb/2だけ大きくされる。サブ
ビット線SBLa2およびSBLb2の長さは従来の配
置の1.5倍とされている。従来の配置の場合の最大ビ
ット線容量と比較すると、 CBsb+CBM−(1.5・CBsb+0.5CB
M)=(CBM−CBsb)/2 が与えられる。前述の図17の説明に用いた式から、メ
インビット線の容量CMBは、 CBM=n・CBmb=n・CBsb/k である。したがって、上式は、(n−k)・CBsb/
2・kとなる。したがってn≧kであれば、従来の配置
よりもこの中央部のビット線容量が小さくされる。上述
の構成では、中央部のサブビット線の長さを1.5倍と
した場合について考察した。しかしながら、この中央部
の長さをそれよりも小さくすれば、従来の配置よりもビ
ット線容量の最大値を十分に小さくすることができる。
【0168】上述のように、サブビット線の長さをその
列方向において中央部に近いサブビット線ほど長さを長
くすることにより、センスアンプに対するビット線容量
が変化しても最大値を小さくすることができ、読出電圧
を大きくすることができ、センス動作マージンを大幅に
完全することができる。
【0169】この図22に示す構成は、選択されるワー
ド線の位置に従って、メインビット線の長さが異なる構
成であればどのような構成であっても適用可能である。
【0170】さらに、このサブビット線の長さをそのメ
モリセル列ブロックの位置において変更する構成は、先
の実施例1ないし3の構成と組合せて利用されてもよ
い。 [実施例4]図23はこの発明の第4の実施例である半
導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図23にお
いては、4列に配列されたメモリセルに対応する部分の
構成が示される。また、図23に示す配置は、図1に示
す配置に対する修正を与え、図面の煩雑化を避けるため
に、制御信号の名称は省略している。図1に示す配置と
同様の制御信号が与えられる。
【0171】図23において、メモリセルの各列に対応
してメインビット線が配置される。メインビット線MB
L(1本のメインビット線を総称的に示す)の中央部に
は分離トランジスタSPGaまたはSPGbが配置され
る。この分離スイッチにより、メインビット線MBLは
2分割される。図23においては、分割メインビット線
MBLa0、MBLa1〜MBLd0、およびMBLd
1を示す。
【0172】メモリセルの各列は4つのブロックB♯0
〜B♯3に分割される。メモリセル列ブロックの各列に
おいて、サブビット線SBL(1本のサブビット線を符
号SBLで総称的に示す)が配置される。サブビット線
SBLとワード線WLとの交差部に対応してダイナミッ
ク型メモリセルMCが配置される。
【0173】第1列のメモリセルにおいて、サブビット
線SBLa0〜SBLa3はブロック選択ゲートWGa
0〜WGa3を介して分割メインビット線MBLa0ま
たはMBLa1に接続される。
【0174】第2列のメモリセルに対して、サブビット
線SBLb0〜SBLb3が配設される。サブビット線
SBLb0およびSBLb1はブロック選択ゲートWG
b0およびWGb1を介して分割メインビット線MBL
b0に接続される。サブビット線SBLb2およびSB
Lb3は、ブロック選択ゲートWGb2およびWGb3
を介して分割メインビット線MBLb1に接続される。
列方向に沿って隣接するサブビット線において隣接する
端部にブロック選択ゲートを設けることにより、ブロッ
ク選択ゲートと分割メインビット線とを接続するための
コンタクトを共有し、レイアウト面積を低減する。
【0175】第3列のメモリセルに対して、サブビット
線SBLc0〜SBLc3が配設される。サブビット線
SBLc0およびSBLc1はブロック選択ゲートWG
c0およびWGc1を介して分割メインビット線MBL
d0に接続される。サブビット線SBLc2およびSB
Lc3はブロック選択ゲートWGc2およびWGc3を
介して分割メインビット線MBLd1に接続される。
【0176】第4列のメモリセルに対して、サブビット
線SBLd0〜SBLd3が配置される。サブビット線
SBLd0およびSBLd1はブロック選択ゲートWG
d0およびWGd1を介して分割メインビット線MBL
c0に接続される。サブビット線SBLd2およびSB
Ld3は分割メインビット線MBLc1に接続される。
ブロック選択ゲートWGciおよびWGdi(i=0〜
3)は、サブビット線SBLciおよびSBLdiの対
向する端部に設けられる。ブロック選択ゲートの接続の
マスク配線による切換により、余分の面積を要すること
なく階層ビット線間に交差部を設ける。
【0177】図24(A)は、図23に示す配置におい
て、メモリセルブロックB♯0内のワード線が選択され
た時のサブビット線、分割メインビット線およびセンス
アンプの接続形態を示す図である。図24(A)に示す
ように、サブビット線SBLa0が分割メインビット線
MBLa0を介して左側のセンスアンプSAaの一方セ
ンスノードに接続される。サブビット線SBLa3が分
割メインビット線MBLa1を介して右側のセンスアン
プSAbの一方センスノードに接続される。サブビット
線SBLb0およびSBLb3がメインビット線MBL
b0を介してセンスアンプSAaの他方センスノードに
接続され、また分割メインビット線MBL1を介してセ
ンスアンプSAbの他方センスノードに接続される。
【0178】サブビット線SBLc0およびSBLc3
は、分割メインビット線MBLd0およびMBLd1に
接続され、対応の左右のセンスアンプSAaおよびSA
bの他方ノードに接続される。サブビット線SBLd0
は分割メインビット線MBLc0を介してセンスアンプ
SAaに一方センスノードに接続される。サブビット線
SBLd3は分割メインビット線MBLc1を介してセ
ンスアンプSAbの他方センスノードに接続される。
【0179】ここで、メモリセルブロックB♯0が選択
された場合、応じてメモリセルブロックB♯3のブロッ
ク選択信号がハイレベルに立上がるように示している。
しかしながら、これは分離ゲートの両側の位置にある2
つのメモリセルブロックが同時に選択されるように構成
されていればよく、メモリセルブロックB♯0およびB
♯2に対するブロック選択信号が同時にハイレベルに立
上がるように構成されていてもよい。
【0180】図24(B)は、図24(A)に示す分割
メインビット線とサブビット線との接続の電気的等価回
路を示す図である。メインビット線およびサブビット線
は通常、異なる配線層により構成される。メインビット
線が上層の配線層により形成され、サブビット線が下側
の配線層により形成される。このサブビット線とメイン
ビット線とはほぼ平面図的に見て重なり合うように配設
されるか、または同一ピッチで形成される。したがっ
て、隣接する階層ビット線間において結合容量が存在す
る。図24(B)においては、分割メインビット線MB
Lc0と分割メインビット線MBLb0との間に結合容
量CP1が存在し、サブビット線SBLb0およびSB
Lb3とサブビット線SBLc0およびSBLc3との
間に結合容量CP2が存在し、分割メインビット線MB
Lb1と分割メインビット線MBLc1との間に結合容
量CP3が存在する。分離トランジスタがメインビット
線を2等分する位置に設けられている場合には、CP1
=CP3である。
【0181】交差部を設けない場合、1つのメインビッ
ト線とサブビット線とが接続されるため、分割メインビ
ット線MBLc0に対する結合容量はCP1+(CP2
/2)となる。分割メインビット線MBLc1に対して
も同様である。しかしながら図24(B)に明らかに示
されるように、分割メインビット線MBLc0およびM
BLc1に存在する結合容量はCP1およびCP3であ
り、交差部を設けない場合よりもサブビット線の寄与を
小さくすることができる。これにより、分割メインビッ
ト線MBLc0およびMBLc1に対する容量結合によ
る隣接階層ビット線からの容量結合ノイズの影響を低減
することができる。
【0182】同様に分割メインビット線MBLd0およ
びMBLd1に対しては結合容量はCP2である。した
がって、この分割メインビット線MBLd0およびMB
Ld1に対しても同じ隣接する階層ビット線からの結合
容量による容量結合ノイズの影響を小さくすることがで
き、安定なセンス動作を実現することができる。このと
きまた、結合容量CP1およびCP2により、分割メイ
ンビット線MBLc0およびサブビット線SBLc0に
同相の容量結合ノイズが生じる。この場合、センスアン
プSAaにおいては、この分割メインビット線MBLc
0およびMBLd0上の信号電位が差動的に増幅される
ため、この同相の容量結合ノイズは相殺され、確実に容
量結合によるノイズの影響を受けることなくセンス動作
を実行することができる。 [実施例5]図25はこの発明の第5の実施例である半
導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図25に示
す構成においては、4列に配置されたメモリセルに関連
する部分の構成が示される。この図25に示す構成はま
た図1に示す配置に対する修正を与える。図1に示す構
成要素と対応する部分には同一の参照番号を付し、その
詳細説明は省略する。また図25においても、各ゲート
へ与えられる制御信号は、図面の煩雑化を避けるため
に、省略している。
【0183】図25を参照して、サブビット線SBLa
0およびSBLa1は、ブロック選択ゲートWGa0お
よびWGa1を介して分割メインビット線MBLa0に
接続される。サブビット線SBLa2およびSBLa3
は、ブロック選択ゲートWGa2およびWGa3を介し
て分割メインビット線MBLa1に接続される。
【0184】サブビット線SBLb0およびSBLb1
は、ブロック選択ゲートWGb0およびWGb1を介し
て分割メインビット線MBLc0に接続される。サブビ
ット線SBLb2およびSBLb3は、ブロック選択ゲ
ートWGb2およびWGb3を介して分割メインビット
線MBLc1に接続される。
【0185】サブビット線SBLc0およびSBLc1
はブロック選択ゲートWGc0およびWGc1を介して
分割メインビット線MBLb0に接続される。サブビッ
ト線SBLc2およびSBLc3はブロック選択ゲート
WGc2およびWGc3を介して分割メインビット線M
BLb1に接続される。
【0186】サブビット線SBLd0およびSBLd1
はブロック選択ゲートWGd0およびWGd1を介して
分割メインビット線MBLd0に接続される。サブビッ
ト線SBLd2およびSBLd3は、ブロック選択ゲー
トWGd2およびWGd3を介して分割メインビット線
MBLd1に接続される。
【0187】図25に示す配置においては、4列のメモ
リセルを単位として、間の2列のメモリセルに対して設
けられたサブビット線を隣接メモリセル列に対して設け
られた分割メインビット線に接続する。ブロック選択ゲ
ートの接続を切換えることにより、容易に階層ビット線
において交差部を設けることができる。
【0188】図26(A)は、メモリセルブロックB♯
0におけるメモリセルが選択されたときのサブビット線
およびメインビット線の接続形態を示す図である。図2
6(A)において、サブビット線SBLa0およびSB
La3が分割メインビット線MBLa0およびMBLa
1にそれぞれ接続される。分割メインビット線MBLa
0およびMBLa1は互いに分離される。
【0189】サブビット線SBLb0およびSBLb3
は分割メインビット線MBLc0およびMBLc1に接
続される。分割メインビット線MBLc0およびMBL
c1は互いに分離される。サブビット線SBLc0およ
びSBLc3はメインビット線MBLb0およびMBL
b1に接続される。分割メインビット線MBLb0およ
びMBLb1は電気的に接続されている。サブビット線
SBLd0およびSBLd3は分割メインビット線MB
Ld0およびMBLd1に接続される。分割メインビッ
ト線MBLd0およびMBLd1は互いに電気的に接続
されている。選択されたメモリセルのデータはサブビッ
ト線SBLa0、SBLb0、SBLc0、およびSB
Ld0上に伝達される。
【0190】図26(B)は、図26(A)のサブビッ
ト線とメインビット線との接続の電気的等価回路を示す
図である。図26(B)に示すように、分割メインビッ
ト線MBLb0およびMBLc0とサブビット線SBL
b0およびSBLc0の接続部に交差部が存在し、また
サブビット線SBLb3およびSBLc3と分割メイン
ビット線MBLb1およびMBLc1の間に交差部が存
在する。
【0191】分割メインビット線MBLb0と分割メイ
ンビット線MBLc0との間に結合容量CP1が存在
し、分割メインビット線MBLb1およびMBLc1の
間に結合容量CP3が存在し、サブビット線SBLb0
およびSBLc0の間およびサブビット線SBLb3お
よびSBLc3の間にそれぞれ結合容量CP2/2が存
在する。この構成の場合、ビット線MBLb0、SBL
c0、SBLc3およびMBLb1ならびにビット線M
BLc0、SBLb0、SBLb3およびMBLb1は
それぞれ交差部を設けない構成に比べ、サブビット線の
結合容量CP2だけ結合容量を小さくすることができ
る。したがって、対をなすセンスアンプSAaおよびS
Abに接続される階層ビット線対における結合容量によ
る容量結合ノイズの影響を確実に抑制することができ、
安定なセンス動作を実現することができる。また併わせ
て隣接ビット線間の結合容量による容量結合ノイズは、
交差部を設けたビット線部においては、相殺する方向に
働くため、この容量結合ノイズを確実に抑制することが
でき、応じて隣接ビット線間の容量結合ノイズの影響を
も確実に低減することができる。 [変形例1]図27は、第5の実施例の第1の変形例を
示す図である。図27に示す構成は、図25に示す構成
の変形例である。同様の変形を図23に示す配置に対し
ても適用することができる。
【0192】図27においては、サブビット線SBLa
0およびSBLa1においては、互いに対向する遠方の
端部にブロック選択ゲートWGa0およびWGa1が設
けられる。サブビット線SBLa2およびSBLa3に
対しても、互いに対向する遠方の端部にブロック選択ゲ
ートWGa2およびWGa3が設けられる。サブビット
線SBLb0およびSBLb1に対しては隣接する端部
にブロック選択ゲートWGb0およびWGb1が設けら
れ、サブビット線SLBb2およびSLb3に対しては
隣接する端部にブロック選択ゲートWGb2およびWG
b3が設けられている。サブビット線SLBc0〜SL
Bc3およびSLBd0〜SLBd3についても同様で
ある。図27に示す配置を利用すれば、2列のメモリセ
ルを単位として、同じレイアウトパターンがワード線W
Lの延在方向に沿って繰返される。ブロック選択ゲート
の接続が異なるだけである。
【0193】また対をなすメモリセル列において、ワー
ド線延在方向において1つのブロック選択ゲートのみが
配置されるため、ブロック選択ゲートに対し十分な大き
さのレイアウト面積を利用することができ、ブロック選
択ゲートのピッチ条件が緩和され、レイアウトが容易と
なる。 [実施例6]以下の実施例においては、正および補のメ
インビット線がともに分割されて両側のセンスアンプに
よりセンス動作が行なわれる構成が示される。しかしな
がら、一方のメインビット線のみが分割構造とされてセ
ンス動作を行なう構成と組合わせて用いられてもよい。
交差部を面積増加を伴うことなく実現することにより、
正確なセンス動作が保証される。
【0194】図28はこの発明の第6の実施例による半
導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図28にお
いては、4列に配列されるメモリセルに関連する部分の
構成を示すメモリセルの各列は、4つのメモリブロック
に分割される。各列ブロックに対応して、サブビット線
SBLが配設される。サブビット線SBL(1本のサブ
ビット線を総称的に示す)とワード線WLとの交差部に
対応してメモリセルMCが配置される。ワード線方向に
隣接するサブビット線に対して、ワード線選択時にはそ
れぞれメモリセルのデータが伝達される。
【0195】各メモリセル列に対応してメインビット線
MBLが配置される。メインビット線MBLは、メモリ
セルの列ブロックに対応して4つの分割メインビット線
に分割される。メインビット線MBLaは、セクション
選択信号SEC0〜SEC3に応答して非導通状態とさ
れるセクション選択ゲートSa0〜Sa3により4つの
分割メインビット線MBLa0〜MBLa3に分割され
る。メインビット線MBLbも同様、セクション選択S
B0〜SB3により、4つの分割メインビット線MBL
b0〜MBLb3に分割される。メインビット線MBL
cおよびMBLdもそれぞれセクション選択ゲートSc
0〜Sc3およびSd0〜Sd3により、4つの分割メ
インビット線MBLc0〜MBLc3およびMBLd0
〜MBLd3に分割される。
【0196】サブビット線SBLa0〜SBLa3は、
それぞれブロック選択信号SEGi(i=0〜3)に応
答して導通するブロック選択ゲートQa0〜Qa3によ
り、対応のメインビット線において隣接する分割メイン
ビット線に接続される。たとえばサブビット線SBLa
1は、ブロック選択ゲートQa1を介して分割メインビ
ット線MBLa0に接続される。このとき、セクション
選択信号SEC1がローレベルとなるため、サブビット
線SBLa1上のデータはセンスアンプSAa0により
検知増幅される。
【0197】サブビット線SBLb0〜SBLb3は、
ブロック選択信号SEGiに応答して導通するブロック
選択ゲートQb0〜Qb3により、隣接するメインビッ
ト線の分割メインビット線MBLc(i−1)に接続さ
れる。サブビット線SBLb0はブロック選択ゲートQ
b0を介して隣接列対に対応して設けられたセンスアン
プSAa1のセンスノードに接続される。
【0198】サブビット線SBLc0〜SBLc3は、
ブロック選択信号SEGiに応答して導通するブロック
選択ゲートQc0〜Qc3を介して隣接メインビット線
の分割メインビット線MBLb0〜MBLb3に接続さ
れる。
【0199】サブビット線SBLd0〜SBLd3は、
それぞれブロック選択信号SEG0〜SEG3に応答し
て導通するブロック選択ゲートQd0〜Qd3を介して
対応のメインビット線の分割メインビット線MBLd0
〜MBLd3に接続される。図28に示すような配置で
あっても、以下に示すように、階層ビット線に交差部を
余分の領域を設けることなく形成することができる。
【0200】図29(A)は、図28に示す配置におい
て、セグメント選択信号SEG1がハイレベルとされ、
セクション選択信号SEC1がローレベルとされた際の
サブビット線およびメインビット線の接続形態を概略的
に示す図である。図29(A)に示すように、サブビッ
ト線SBLa1、SBLb1、SBLc1およびSBL
d1が選択される。サブビット線SBLa1はセンスア
ンプSAa0に接続される。サブビット線SBLb1は
センスアンプSAa1に接続される。サブビット線SB
Lc1はセンスアンプSAb0に接続され、サブビット
線SBLd1はセンスアンプSAb1に接続される。
【0201】図29(B)は図29(A)に示す接続形
態の電気的等価回路を示す図である。図29(B)に示
すように、センスアンプSAa0の各センスノードに分
割メインビット線MBLa0およびサブビット線SBL
a1ならびに分割メインビット線MBLb0が接続され
る。センスアンプSAa1に対して一方センスノードに
分割メインビット線MBLc0およびサブビット線SB
Lb1が接続されかつ他方センスノードに分割メインビ
ット線MBLd0およびサブビット線SBLd1が接続
される。
【0202】センスアンプSAb0は、一方センスノー
ドに分割メインビット線MBLa1〜MBLa3が接続
されかつ他方センスノードにサブビット線SBLc1お
よび分割メインビット線MBLb1〜MBLb3が接続
される。センスアンプSAb1には分割メインビット線
MBLc1〜MBLc3が接続されかつ分割メインビッ
ト線MBLd1〜MBLd3が接続される。分割メイン
ビット線MBLa0およびMBLb0の間には結合容量
CM1が存在し、分割メインビット線MBLa1〜MB
La3と分割メインビット線MBLb1〜MBLb3の
間には結合容量CM2が存在する。この場合、各分割メ
インビット線においてサブビット線間の結合容量分だけ
その結合容量が小さくされている。これにより、隣接ビ
ット線間結合容量のみならず、ビット線対内結合容量を
も小さくすることができ、安定にセンス動作を行なうこ
とができる。 [変更例]図30はこの第6の実施例の変更例を示す図
である。メモリセルの配置は図27に示す構成と同じで
ある。図30に示す配置において、対をなすように配置
されるサブビット線の互いに対向する遠方の端部にブロ
ック選択ゲートQが設けられる。すなわちワード線延在
方向において、1列おきにブロック選択ゲートが配置さ
れる。ブロック選択ゲートのピッチ条件が緩和される。
【0203】サブビット線SBLa1〜SBLa3はブ
ロック選択ゲートQa1〜Qa3を介して分割メインビ
ット線MBLa0〜MBLa2に接続される。サブビッ
ト線SBLa0はブロック選択ゲートQa0を介してセ
ンスアンプSAa0のセンスノードに接続される。サブ
ビット線SBLb0〜SBLb3は、ブロック選択ゲー
トQb0〜Qb3を介して分割メインビット線MBLb
0〜MBLb3に接続される。
【0204】サブビット線SBLc1〜SBLc3は、
分割メインビット線MBLd0〜MBLd2に接続され
る。サブビット線SBLc0はセンスアンプSAa1の
センスノードにブロック選択ゲートQc0を介して接続
される。サブビット線SBLd0〜SBLd3は分割メ
インビット線MBLc0〜MBLc3に接続される。こ
の図30に示す配置においても、ブロック選択ゲートの
接続先を配線により切換えることによりビット線交差部
を実現する。
【0205】図31は、図30に示す配置において、セ
クション選択信号SECがローレベルとされ、セグメン
ト選択信号SEG1がハイレベルとされたときのサブビ
ット線とメインビット線との接続を示す図である。
【0206】図31(A)にサブビット線とメインビッ
ト線との接続形態を概略的に示す。図31(A)に示す
ように、サブビット線SBLa1がメインビット線MB
La0を介してセンスアンプSAa0の一方センスノー
ドに接続される。分割メインビット線MBLa1〜MB
La3がセンスアンプSAb0の一方センスノードに接
続される。分割メインビット線MBLb0がセンスアン
プSAa0の他方センスノードに接続される。サブビッ
ト線SBLb1および分割メインビット線MBLb1〜
MBLb3がセンスアンプSAb0の他方センスノード
に接続される。センスアンプSAa1の一方センスノー
ドには分割メインビット線MBLc0が接続され、他方
センスノードには分割メインビット線MBLd0および
サブビット線SBLc1が接続される。センスアンプS
Ab1の一方センスノードにはサブビット線SBLb1
および分割メインビット線MBLc1〜MBLc3が接
続され、その他方センスノードには分割メインビット線
MBLd1〜MBLd3が接続される。
【0207】図31(B)に示すように、隣接する階層
ビット線間において、サブビット線間の結合容量分だけ
その結合容量の大きさが小さくされている。したがって
この場合においても、ビット線間結合容量に起因するノ
イズの影響を低減することができ、安定にセンス動作を
行なうことができる。この図31(B)に示す構成の場
合、隣接階層ビット線間のみならず階層ビット線対間に
おける容量結合ノイズの影響を低減することができる。
センスアンプに対するビット線容量のアンバランスの問
題はセンス時にビット線とセンスアンプを切離すことに
より解消される。 [実施例7]図32はこの発明の第7の実施例である半
導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図32にお
いては、4列に配列されるメモリセルに関連する部分の
構成を示す。各列のメモリセルは複数の列ブロックに分
割される。図32において、4つのメモリブロックB♯
0〜B♯3を代表的に示す。各メモリセル列ブロックに
対応して、サブビット線対SBLおよび/SBLが配置
される。ここで、符号SBLおよび/SBLはそれぞれ
1本のサブビット線を総称的に示す。サブビット線SB
L(SBLa0〜SBLa3、…SBLd0〜SBLd
3)とサブビット線/SBL(/SBLa0〜/SBL
a3…/SBLd0〜/SBLd3)との交差部に対応
してメモリセルMCが配置される。すなわち、この図3
2に示す配置においては、サブビット線は、「折返しビ
ット線構造」を有する。各メモリセル列に対応してメイ
ンビット線対MBL0、/MBL0〜MBL3、/MB
L3が配設される。メインビット線対MBL0、および
/MBL0〜MBL3および/MBL3それぞれに対応
して、センスアンプSA0〜SA3が配置される。セン
スアンプSA0〜SA3はそれぞれ対応のメインビット
線対MBLおよび/MBLの一方を基準階層ビット線と
して差動増幅を行なってメモリセルデータの検知増幅動
作を実行する。
【0208】第1列のメモリセルにおいて、サブビット
線SBLa0〜SBLa3はそれぞれブロック選択ゲー
トT1a〜T4aを介してメインビット線MBL0に接
続される。サブビット線/SBLa0〜/SBLa3は
それぞれブロック選択ゲートT5a〜T8aを介して相
補メインビット線/MBL0に接続される。ブロック選
択ゲート対T1a、T5a〜T4aおよびT8aには、
それぞれブロック選択信号BS1〜BS4が与えられ
る。第2列のメモリセルにおいて、上側に配置されたサ
ブビット線/SBLb0〜/SBLb3はそれぞれブロ
ック選択ゲートT1b〜T4bを介して相補メインビッ
ト線/MBL1に接続される。下側のサブビット線SB
Lb0〜SBLb3はブロック選択ゲートT5b〜T8
bを介してメインビット線MBL1に接続される。
【0209】第3列のメモリセルにおいては、上側のサ
ブビット線SBLc0〜SBLc3はゲートT1c〜T
4cを介してメインビット線MBL2に接続され、下側
のサブビット線/SBLc0〜/SBLc3はゲートT
5c〜T8cを介して相補メインビット線/MBL2に
接続される。
【0210】第4列のメモリセルにおいて、上側のサブ
ビット線/SBLd0〜/SBLd3はブロック選択ゲ
ートT1d〜T4dを介して相補メインビット線/MB
L3に接続される。サブビット線SBLd0〜SBLd
3はゲートT5d〜T8dを介してメインビット線MB
L3に接続される。すなわち、ビット線の延在方向に沿
って、1列おきのサブビット線とメインワード線との接
続態様が異なるようにブロック選択ゲートが配置され
る。この構成においては、メインビット線の配置は、正
メインビット線MBLおよび相補メインビット線/MB
Lの順である。一方、サブビット線については、正サブ
ビット線SBL、相補サブビット線/SBL、相補サブ
ビット線/SBL、正サブビット線、相補サブビット
線、相補サブビット線、正サブビット線となる。次に動
作について簡単に説明する。
【0211】この図32に示す配置においてはブロック
選択信号BSi(i=0〜3)に従って1つのメモリセ
ルブロックが選択される。これにより選択された列ブロ
ックに含まれるサブビット線SBLおよび/SBLがメ
インビット線MBLおよび/MBLに接続される。サブ
ビット線SBLおよびメインビット線MBLと相補サブ
ビット線/SBLおよび相補メインビット線/MBLの
うちの一方に選択されたメモリセルのデータが伝達され
る。この後センスアンプSAが活性化され、この一方の
メインビット線およびサブビット線を基準階層ビット線
としてメモリセルデータの検知および増幅を行なう。そ
の後データの書込または読出が行なわれる。次いで、リ
ストア動作が行なわれる。このときにはブロック選択信
号が昇圧レベルに立上げられ、またワード線も昇圧レベ
ルに立上げられる構成が利用されてもよい。次いでセン
スアンプが不活性化され、図示しないイコライズトラン
ジスタが導通しメインビット線およびサブビット線の電
位をイコライズした後ブロック選択信号がローレベルに
立上がり、1つのメモリサイクルが完了する。
【0212】図33(A)は、メモリセルブロックB♯
0が選択された場合のサブビット線およびメインビット
線の接続形態を示す図である。図33(A)に示すよう
に、メインビット線MBL0および/MBL0にはサブ
ビット線SBLa0および/SBLa0が接続される。
メインビット線MBL1および/MBL1には、サブビ
ット線SBLb0および/SBLb0が接続される。今
選択されたメモリセルMCが正のサブビット線SBLに
接続するとする。この場合には、メモリセルデータはメ
インビット線MBL上に伝達される。メインビット線M
BL2、/MBL2、およびMBL3および/MBL3
におけるサブビット線の接続形態はメインビット線MB
L0および/MBL0ならびにMBL1および/MBL
1のそれと同じである。隣接サブビット線間には結合容
量Csbが存在する。隣接メインビット線間には結合容
量Cmbが存在する。
【0213】図33(B)にこの図33(A)の電気的
等価回路を示す。図33(B)から明らかなように、奇
数番号列のメモリセル列において、サブビット線とメイ
ンビット線との接続において交差部が設けられている。
交差部が設けられていない場合に比べて、隣接ビット線
間の容量は、このサブビット線間の結合容量分小さくさ
れている。これにより、容量結合によるノイズの発生を
抑制することができ、安定にセンス動作を実行すること
ができる。
【0214】また、奇数番号列においては、隣接ビット
線間からの容量結合ノイズは、両方のメインビット線に
同相ノイズとして与えられる。したがって、センスアン
プのセンス動作時に確実にこの容量結合によるノイズの
影響をキャンセルすることができ、正確にセンス動作を
行なうことができる。
【0215】図34は、サブビット線とメインビット線
との交差接続するためのブロック選択スイッチの構成を
示す図である。図34(A)にはその平面レイアウトを
示し、図34(B)には図34(A)における線I−I
線に沿った断面構造を示す。
【0216】図34(A)において、メインビット線M
BLおよび/MBLが平行に配設される。メインビット
線MBLの下には、相補サブビット線/SBLが配設さ
れ、相補メインビット線/MBL下にはサブビット線S
BLが配設される。サブビット線SBLおよび/SBL
はたとえばポリシリサイドなどで構成される。サブビッ
ト線SBLおよび/SBLは、コンタクト孔10aおよ
び10bを介して選択ゲートを構成するトランジスタの
拡散層に接続される。メインビット線MBLおよび/M
BLと交差する方向に、たとえばワード線などと同様の
第1層ポリシリコン層および第2層アルミニウム層で構
成されるブロック選択信号伝達線BSが配設される。ブ
ロック選択信号線BSに関してコンタクト孔10aおよ
び10bと対称な位置にコンタクト孔11aおよび11
bが設けられる。このコンタクト孔11aおよび11b
は、メインワード線MBLおよび/MBL下に形成され
るが、サブビット線SBLおよび/SBLと同層の配線
層によりブロック選択ゲートを構成する他方拡散領域に
接続される。コンタクト孔11aは、サブビット線SB
Lおよび/SBLと同一の配線層で構成される引出層1
3により他方メインビット線/MBLにまで引き延ばさ
れる。この配線層13は、コンタクト孔14を介して相
補メインビット線/MBLに接続される。コンタクト孔
12はメインビット線MBLと同一の配線層で形成され
る引出し配線層15により接続され、メインビット線M
BLに接続される。このようにサブビット線SBLおよ
びメインビット線MBLと同一の配線層を用いることに
より、信号配線の交差領域を容易に形成することができ
る。
【0217】図34(B)は、この図34(A)におけ
る線I−Iに沿った断面構造を示す図である。拡散層1
6aおよび16bの間にはフィールド酸化膜(LOCO
S膜)17が形成される。拡散領域16aは、コンタク
ト孔11aを介して配線層13に接続される。拡散層1
6bは、コンタクト孔11bを介してサブビット線と同
一配線層で引き出され、コンタクト孔12を介してメイ
ンビット線MBLと同一の配線層である配線層15に接
続される。追加の配線工程を用いることなく容易かつ低
占有面積で階層ビット線に交差部を形成することができ
る。 [変形例]図35は、階層ビット線に交差部を設けるた
めの他の構成を示す図である。
【0218】図35(A)において、2対のメインビッ
ト線MBL0、/MBL0、およびMBL1、/MBL
1に関連するブロック選択ゲートの平面レイアウトを示
す。フィールド領域20a、20b、20c、および2
0dにブロック選択ゲートが形成される。これらのフィ
ールド領域20a〜20dは、行方向に沿って互いに位
置をずらせて配置される。すなわち、行方向に沿って2
列に配列される。一方のブロック選択ゲートにはブロッ
ク選択信号BSiを伝達する信号線が配設され、他方の
列のブロック選択ゲートには同様同じブロック選択信号
BSiを伝達する信号配線が配設される。2列にブロッ
ク選択ゲートを配設することにより、ブロック選択ゲー
トのピッチを緩和し、レイアウトを容易にする。このよ
うに2列に配列されたブロック選択ゲートの構成の場
合、容易に階層ビット線に交差部を形成することができ
る。交差部が形成されていない部分においては、すなわ
ちフィールド領域20aおよび20bにおいては、コン
タクト孔21aおよび21bを介して、サブビット線S
BL0および/SBL0がそれぞれブロック選択ゲート
の一方拡散領域に形成される。またメインビット線MB
L0および/MBL0がこのブロック選択ゲートの他方
拡散領域にコンタクト穴22aおよび22bを介して接
続される。
【0219】フィールド領域20cにおいては、コンタ
クト孔21cを介してサブビット線/SBL1がブロッ
ク選択ゲートの一方拡散領域に形成される。このブロッ
ク選択ゲートの他方拡散領域はコンタクト孔21dを介
してサブビット線と同一配線層で形成される引出層23
aに接続される。この引出配線層23aは、拡散層22
cを介してメインビット線/MBL1に接続される。フ
ィールド領域20dにおいては、コンタクト孔21eを
介して、サブビット線SBL1がこのブロック選択ゲー
トの一方拡散領域に形成される。このブロック選択ゲー
トの他方拡散領域はコンタクト孔21fを介して引出配
線層23bに接続される。引出配線層23bは、サブビ
ット線と同一配線層で形成される。この引出配線層23
bは、コンタクト孔22dを介してメインビット線MB
L1に接続される。
【0220】図35(B)にこのフィールド領域20c
および20dの断面構造を示す。フィールド領域20c
および20dは、LOCOS膜31により分離される。
フィールド領域20cにおいては、拡散層30aがコン
タクト孔21cを介してサブビット線/SBL1に接続
される。拡散層30aおよび30bの間のチャネル領域
上には、ブロック選択ゲートBSiを伝達するための配
線層32aが形成される。拡散層30bは、コンタクト
孔21dを介して引出配線層23aに接続される。引出
配線層23aは、コンタクト孔22cを介してメインビ
ット線/MBL1に接続される。
【0221】フィールド領域20dにおいては、拡散層
30cがコンタクト孔21eを介してサブビット線SB
L1に接続される。このブロック選択ゲートのゲートを
構成する配線層32bにはブロック選択信号BSiが伝
達される。他方拡散層30dはコンタクト孔21fを介
して引出配線層23bに接続される。この引出配線層2
3bは、図示しない領域において、メインビット線MB
L1に接続される。配線層32aおよび32bは図示し
ない位置で上層の低抵抗配線層と接続され「くい打ち構
造」を実現する。
【0222】上述のような構成を利用することにより、
信号配線を特に交差させることなく階層ビット線に交差
部を設けることができる。
【0223】このブロック選択ゲートを2列に交互配置
する構成は、このような交差部を設けない場合において
も利用することができる。この構成を利用すれば、ゲー
トのピッチ条件を大幅に緩和することができる。 [変形例]図36は、この第7の実施例の第1の変形例
を示す図である。図36において、交差部を形成される
メインビット線対MBLおよび/MBLならびにサブビ
ット線対SBL0p〜SBL3pを示す。
【0224】1つおきのサブビット線対SBL0pおよ
びSBL2pは、一方のサブビット線がサブビット線と
同一の配線層で形成される相互接続層50によりメイン
ビット線MBLに接続され、他方サブビット線がメイン
ビット線と同一の配線層で形成される相互接続層52に
より相補メインビット線/MBLに接続される。
【0225】サブビット線対SBL1pおよびSBL3
pは、一方のサブビット線がメインビット線と同一の配
線層で形成される相互接続層52によりメインビット線
MBLに接続され、他方サブビット線がサブビット線と
同じ配線層で形成される相互接続層50により相補メイ
ンビット線/MBLに接続される。
【0226】相互接続層を、サブビット線ごとに交互に
異なる配線層で形成することにより、メインビット線M
BLおよび相補メインビット線/MBLに対する相互接
続層が与える抵抗成分および寄生容量成分を等しくする
ことができ、メインビット線MBLおよび相補メインビ
ット線/MBLの容量をバランスさせることができる。 [実施例8]図37は、この発明の第8の実施例である
半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。この図3
7に示す配置では、図32に示す構成に加えて、さらに
奇数番目のメインビット線対に交差部が設けられる。
【0227】図37においては、ブロック選択ゲート
は、図面の煩雑化を防止するために、機械的スイッチの
ように示される。これらのスイッチは、前述のごとくト
ランジスタを用いて構成される。
【0228】図37において、偶数番目のメインビット
線対MBL0、/MBL0およびMBL2、/MBL2
において、メモリセルブロックB♯1およびB♯2の間
に交差部60が設けられる。奇数番号のメインビット線
対MBL1および/MBL1、MBL3および/MBL
3には交差部は設けられていない。他の構成は図32に
示す構成と同様であり、偶数列におけるメインビット線
とサブビット線の接続形態は奇数列におけるメインビッ
ト線とサブビット線の接続形態と異なっている。
【0229】図38は、メモリセルブロックB♯0にお
けるワード線が選択された場合のサブビット線とメイン
ビット線との接続形態およびその電気的等価回路を示す
図である。図38(A)および(B)に示すように、隣
接サブビット線間には結合容量Csbが存在する。隣接
メインビット線においては、その結合容量は対向する部
分においてのみ形成されるため、メインビット線MBL
1はメインビット線/MBL0との間で結合容量Cmb
/2を形成し、メインビット線MBL0との間で結合容
量Cmb/2を形成する。ここで、Cmbは、交差部が
設けられていない場合の隣接メインビット線間の結合容
量を示す。
【0230】図38(B)に示すように、階層ビット線
においては、サブビット線についての結合容量またはメ
インビット線についての容量の半分のいずれかがまたは
その両者の和だけ結合容量が小さくされている。したが
って結合ノイズの影響を大幅に低減することができる。
またこの場合、隣接メインビット線間において、容量結
合ノイズは互いにキャンセルするように1つの階層ビッ
ト線に対して機能する。これにより確実に容量結合ノイ
ズの影響を防止することができ、正確なセンス動作を実
現することができる。
【0231】図39は、メインビット線対MBL0およ
び/MBL0における交差部60の平面配置を示す図で
ある。図39に示すように、メインビット線MBL0は
1つの配線層で連続的に形成される。相補メインビット
線/MBL0は、コンタクト孔63aおよび63bを介
して相互接続層65に接続されて相互接続される。この
相互接続層65は、サブビット線を構成する配線層と同
一の配線層を用いて形成される。余分の配線層を利用す
ることなく交差部を形成することができる。 [第9実施例]図40は、この発明の第9の実施例であ
る半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図40
に示す配置は、電気的には、図32に示す構成と同じで
ある。サブビット線とメインビット線とを接続するため
のブロック選択ゲートの位置が図32に示す構成と図4
0に示す構成とでは異なっている。図40においては、
このブロック選択スイッチは単に1本の直線で示してい
るが、対をなすサブビット線において、互いに対向する
遠方の端部にブロック選択ゲートが設けられており、対
応のサブビット線がそれぞれ対応のまたは隣接メインビ
ット線に接続されている。この場合、1つのメモリブロ
ックの両側にブロック選択信号を伝達するための信号線
が配設される。
【0232】この図40に示す配置は、図32に示す配
置と電気的に等価であるため、この図32に示す配置と
同様隣接ビット線間の容量結合ノイズの影響を確実にキ
ャンセルすることができる。この図40に示す構成はさ
らに以下の利点を備える。
【0233】図41は、図40に示す構成における2行
2列のメモリセルに対するブロック選択ゲートの配置を
示す図である。図41において、サブビット線SBLa
0はその一方端(図41における左側)の端部にブロッ
ク選択ゲートTQ1が設けられる。相補サブビット線/
SBLa0はその他方端部(図41における右側端部)
にブロック選択ゲートTQ3が設けられる。サブビット
線SBLa1および/SBLa1はそれぞれ一方端およ
び他方端にブロック選択ゲートTQ2およびTQ4が設
けられる。
【0234】サブビット線/SBLb0および/SBL
b1は、その一方端に設けられたブロック選択ゲートT
Q5およびTQ6を介して相補メインビット線/MBL
1に接続される。サブビット線SBLb0およびSBL
b1はその他方端に設けられたブロック選択ゲートTQ
7およびTQ8を介してメインビット線MBL1に接続
される。サブビット線のピッチ方向(サブビット線と交
差する方向)において、サブビット線2本についてブロ
ック選択ゲート1つを配置すればよい。したがってブロ
ック選択ゲートのレイアウトピッチを緩和することがで
き、余裕をもってブロック選択ゲートを配置することが
できる。
【0235】この図41に示す配置が行方向および列方
向に繰返し配置される。したがっていずれの方向におい
ても同じパターンを繰返してメモリアレイを実現するこ
とができメモリアレイのレイアウトが容易となる。 [変形例]図42は、図40に示す配置の変更例を示す
図である。図42においては、単にブロック選択ゲート
を機械的スイッチの記号で示す。図42に示す配置にお
いては対をなすビット線SBLおよび/SBLは対向す
る端部にブロック選択ゲートが配置される。また列方向
に沿って隣接するサブビット線は互いに隣接する端部に
ブロック選択スイッチが設けられる。たとえば、サブビ
ット線SBLa0はその一方端にブロック選択ゲートが
設けられ、対をなす相補サブビット線/SBLa0はそ
の他方端にブロック選択ゲートが設けられる。列方向に
隣接する相補ビット線/SBLa1は、相補ビット線/
SBLa0と隣接する端部においてブロック選択ゲート
が設けられる。
【0236】この隣接して配置されたブロック選択ゲー
トは共通のコンタクト孔を介してメインビット線に接続
される。ブロック選択ゲート形成領域においてサブビッ
ト線対の一方にのみブロック選択ゲートが形成される。
したがって、図42に示す配置をとれば、ブロック選択
ゲートにおける拡散層を隣接するブロック選択ゲートで
共有することができ、ブロック選択ゲートの占有面積を
低減することができ、ブロック選択ゲートのレイアウト
面積を低減することができる。図42に示す配置は、ブ
ロック選択ゲートの位置が異なるだけであり、図40に
示す配置と同様階層ビット線に交差部を追加の配線層ま
たは余分の面積を必要とすることなく形成することがで
きる。 [第10実施例]図43は、この発明の第10の実施例
である半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図
43においては、4列に配列されたメモリセルに関連す
る部分の構成を概略的に示す。
【0237】図43に示す配置においては、隣接するメ
インビット線対間において、隣接するサブビット線が置
換えられる。すなわち、サブビット線SBLb0〜SB
Lb3は、相補サブビット線/SBLa0〜/SBLa
3と置換えて配置される。各サブビット線は、それぞれ
対応のメインビット線にブロック選択ゲートを介して接
続される。1つのメインビット線対において、ワード線
方向に沿ってメモリセルが隣接して配置されかつ列方向
(メインビット線延在方向)においてはワード線1本お
きにメモリセルが配置される。
【0238】サブビット線SBLd0〜SBLd3も同
様、相補ビット線/SBLc0〜/SBLc3と置換え
て配置される。ブロック選択ゲートは各サブビット線対
において対向する端部に配置される。このサブビット線
の配置は、サブビット線と同一の配線層を用いて隣接メ
インビット線下にまで相互接続層を延ばすことにより容
易に実現することができる。たとえば、サブビット線S
BLb0は、ブロック選択ゲート(明確には示さず)を
介してサブビット線と同一層の相互接続層を介してメイ
ンビット線MBL1に接続される。
【0239】図44は、ブロックB♯0選択時における
サブビット線とメインビット線の接続形態を示す図であ
る。サブビット線SBLa0がメインビット線MBL0
に接続され、サブビット線SBLb0が相補メインビッ
ト線/MBL0を越えて隣接メインビット線MBL1に
接続される。サブビット線/SBLa0が相補メインビ
ット線/MBL0に接続され、サブビット線/SBLb
0がメインビット線/MBL1に接続される。メインビ
ット線対MBL2、/MBL2、MBL3および/MB
L3においても同様の接続が実現される。
【0240】図44(B)において、センスアンプSA
1およびSA2に対するサブビット線とメインビット線
の接続形態を示す。サブビット線にメモリセルが直接接
続されるため、センスアンプSA1にサブビット線SB
La0および/SBLa0が接続され、センスアンプS
A2にサブビット線SBLb0および/SBLb0が直
接接続されるように示される。この接続形態において
は、メインビット線MBL1とメインビット線/MBL
0が置換えられた構成となる。この場合サブビット線/
SBLa0とメインビット線/MBL0は、サブビット
線SBLb0とメインビット線MBL1と交差する。し
たがって隣接メインビット線対における容量結合ノイズ
はキャンセルされる。また、メインビット線対において
はその結合容量が小さくされるため、容量結合ノイズが
低減され、安定にセンス動作を実行することができる。 [第11の実施例]図45はこの発明の第11の実施例
である半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図
45においては、2対のメインビット線に関連する2つ
のメモリブロックB♯0およびB♯1の構成を概略的に
示す。この図45に示す構成は列方向および行方向に繰
返される。
【0241】図45に示す配置においては、メインビッ
ト線MBL1および/MBL1が置換えられ、またサブ
ビット線/SBLa0および/SBLb0が置換えられ
る。すなわち、メインビット線対MBL0および/MB
L0に対応して、サブビット線SBLa0、/SBLb
0、SBLa1、/SBLb1…が配置される。同様に
メインビット線対/MBL1およびMBL1に対して、
サブビット線対SBLb0、/SBLa0、SBLb
1、/SBLa1…が配置される。サブビット線SBL
a0、SBLa1は、明確には示さないがブロック選択
ゲートを介してメインビット線MBL0に接続される。
サブビット線/SBLb0、/SBLb1は、相補メイ
ンビット線/MBL0ではなく、隣接メインビット線/
MBL1に接続される。
【0242】第2列のメモリセルにおいて、サブビット
線SBLb0およびSBLb1は、メインビット線MB
L1に図示しないブロック選択ゲートを介して接続され
る。下側のサブビット線/SBLa0、/SBLa1…
は図示しないブロック選択ゲートを介してメインビット
線/MBL0に接続される。メモリセルMCは、対をな
すメインビット線において対をなすように配置されるサ
ブビット線対とワード線WLとの交差部に対応して配置
される。たとえばワード線WL0とサブビット線SBL
a0との交差部に対応してメモリセルMCが配置される
と、ワード線WL0とサブビット線/SBLb0との交
差部にはメモリセルは設けられず、ワード線WL1とサ
ブビット線/SBLb0との交差部に対応してメモリセ
ルMCが配置される。図45(B)に、メモリセルブロ
ックB♯におけるワード線WL0が選択された場合のサ
ブビット線とメインビット線との接続態様の電気的等価
回路を示す。
【0243】図45(B)に示すように、隣接メインビ
ット線間の結合容量はメインビット線間の結合容量のみ
であり、また交差部が存在するため、容量結合によるノ
イズは互いに打消し合う方向に各ビット線において生じ
るため、容量結合ノイズの影響を抑制して安定にセンス
動作を実現することができる。
【0244】また、図40、図43および図45に示す
配置においては、メインビット線に交差部は設けられて
いない。しかしながら、図37に示すようにメインビッ
ト線に交差部を設けることによりさらに結合容量による
ノイズの影響を低減することができる。 [第12の実施例]図46はこの発明の第12の実施例
の半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。この図
46に示すサブビット線とメインビット線との接続態様
は図43に示す配置と等価である。対応する部分には同
一の参照番号を付す。この図46に示す配置において
は、サブビット線SBLは、メインビット線対の間に配
置される。メインビット線のピッチとサブビット線のピ
ッチは同様である。先の実施例においては、すべてメイ
ンビット線とサブビット線とは平面図的に見て重なり合
うように配置されている。しかしながら、図46に示す
配置においては、メインビット線MBLとサブビット線
SBLとは平面図的に見てずらして配置される。
【0245】図47は図46に示す構成のメインビット
線とサブビット線の一部のレイアウトを示す図である。
図47に示すように、平面図的に見て、メインビット線
MBLi、サブビット線SBLji、メインビット線/
MBLi、サブビット線SBLj′iが順に配設され
る。メインビット線MBLiおよび/MBLiは、アル
ミニウム配線層、またはタングステン配線層により形成
される。サブビット線SBLjiおよびSBLj′iは
ポリシリサイド配線層などにより形成される。このサブ
ビット線SBLjiおよびSBLj′iに対しては、そ
れぞれブロック選択ゲートを形成するためのフィールド
領域70aおよび70bが形成される。フィールド領域
70aのコンタクト孔70abを介しては、このブロッ
ク選択ゲートを構成するトランジスタの一方拡散領域が
サブビット線SBLjiに接続される。サブビット線S
BLjiが、図47において、ブロック選択信号伝達線
BSib上で終端しているように示される。
【0246】フィールド領域70bでは、コンタクト孔
70bbを介してこのブロック選択ゲートを形成するト
ランジスタの一方拡散領域がサブビット線SBLj′i
に接続される。コンタクト孔70aaおよび70baは
それぞれ接続経路に応じてメインビット線MBLiまた
は/MBLiに接続される。この場合特に相互配線層を
設けることなく、このコンタクト孔70aaおよび70
bbを介してサブビット線SBLjiおよびSBLj′
iと同一の配線層の相互接続層をブロック選択ゲートの
他方拡散領域に接続すれば、容易にメインビット線MB
Liおよび/MBLiに対するブロック選択ゲートの接
続を実現することができる。
【0247】また図47においては、メモリセルを形成
するフィールド領域75aおよび75bが示される。フ
ィールド領域75aにおいては、コンタクト孔75ab
を介してメモリセルのアクセストランジスタの一方導通
領域がサブビット線SBLjiに接続される。フィール
ド領域75bにおいては、コンタクト孔75bを介して
メモリセルのアクセストランジスタの一方導通領域がサ
ブビット線SBLj′iに接続される。このメモリセル
を形成するフィールド領域75aおよび75bの全体の
レイアウトは適当に決定されればよい。この場合、メイ
ンビット線下にメモリセルキャパシタの電極ノードとな
るセルプレート線を配設することができ、メインビット
線に対するシールド膜としてこのセルプレートを利用す
ることができる。 [アレイの配置]図48は、これまで述べてきた半導体
記憶装置のアレイの配置を示す図である。図48におい
ては、1つのアレイブロックM#のみを示す。このアレ
イブロックM#においてこれまで説明してきた階層ビッ
ト線が配置される。アレイブロックM#の一方側にこの
アレイブロックM#においてワード線を選択するための
Xデコーダ1が配設される。アレイブロックM#の両側
に各メインビット線対に対応して配置される複数のセン
スアンプを含むセンスアンプ帯3aおよび3bが対向し
て配置される。センスアンプ帯3aおよび3bに隣接し
てYアドレスをデコードして列選択信号を発生するYデ
コーダ2aおよび2bがそれぞれ配置される。センスア
ンプ帯3aおよび3bには、後に説明するように、メイ
ンビット線対それぞれに対応してIOゲートが設けられ
ており、Yデコーダ2aおよび2bの出力する列選択信
号に応答して選択された列(メインビット線対)に対応
して配置されたIOゲートが導通状態となり、この選択
されたメインビット線対を内部データバスに接続する。
【0248】Yデコーダ2aおよび2bにより指定され
た列は、入出力回路4に接続される。入出力回路4は、
選択された列(メインビット線対)に対しデータDQの
入出力を行なう。入出力回路4は、1ビット単位でデー
タの入出力を行なってもよく、またたとえば4ビット、
8ビットなどの複数ビット単位でデータの入出力を行な
うように構成されてもよい。
【0249】図48に示すアレイ配置において、サブビ
ット線が図46において示すように「折返しビット線」
構造に配置されたメモリセルを接続する場合には、一方
のセンスアンプ帯およびYデコーダは不必要である。Y
デコーダ2aおよび2bはそれぞれ図示しない隣接アレ
イブロックに対しても列選択信号を発生するように構成
されてもよい。図48に示す構成において、Xデコーダ
1に含まれるブロックデコーダによりサブビット線を選
択するためのブロック選択信号が発生される。ブロック
選択スイッチが設けられている位置にはメモリセルが存
在せず、ワード線は設けられていないため、この領域に
各ブロックメモリセルブロックに対応してブロックデコ
ーダ回路が配置される。 [アレイ配置]図49はこの発明に従う半導体記憶装置
の第2のアレイ配置を示す図である。図49においては
2つの隣接メモリアレイブロック(#L,#R)10l
および10rが示される。メモリアレイブロック10l
および10rの間にセンス入出力回路14が設けられ、
メモリアレイブロック10lおよび10rそれぞれに対
応してXデコーダ(L)12lおよびXデコーダ(R)
12rが設けられる。メモリアレイブロック10lおよ
び10rはそれぞれ階層ビット線(メインビット線とサ
ブビット線とで構成されるビット線)を含む。センス入
出力回路14は、以下にその構成については詳細に説明
するが、メインビット線対それぞれに対応して設けられ
るセンスアンプと、Yデコーダの出力に応答して導通
し、選択された列を内部データバスへ接続するIOゲー
トを含む。メモリアレイブロック10lおよび10r
は、このセンス入出力回路14に含まれるセンスアンプ
を共有する。ブロックアドレスφABに従ってメモリア
レイブロック10lおよび10rすなわちXデコーダ1
2lおよび12rの一方のみが活性状態とされ、他方は
スタンバイ状態を維持する。この活性状態とされたメモ
リアレイブロックをセンス入出力回路14に接続するた
めにブロックアドレスφABに応答して選択されたメモ
リアレイブロックをセンス入出力回路14と接続し、非
選択メモリアレイブロックをセンス入出力回路14から
分離するためのアレイ選択回路16が設けられる。選択
された列は入出力回路16に接続され、データDQの入
出力がこの入出力回路16を介して行なわれる。入出力
データDQは1ビットデータであってもよく、また多ビ
ットデータであってもよい。
【0250】図50は図49に示すセンス入出力回路の
構成を具体的に示す図である。図50においては1対の
メインビット線に対応して設けられるセンス入出力回路
部分を示す。
【0251】図50において、メモリアレイブロック1
0lは、対をなすメインビット線MBLLおよび/MB
LLを含み、メモリアレイブロック10rは対をなすメ
インビット線MBLRおよび/MBLRを含む。メイン
ビット線MBLLには、ある列ブロックのメモリセルが
接続されるサブビット線SBLLaがブロック選択スイ
ッチTGLaを介して接続される。メインビット線/M
BLLには、同じ列ブロックのメモリセルが接続される
サブビット線SBLLbがブロック選択スイッチTGL
bを介して接続される。メインビット線MBLRには列
ブロックのメモリセルが接続されるサブビット線SBL
Raがブロック選択スイッチTGLLaを介して接続さ
れ、メインビット線/MBLRにはサブビット線SBR
bがブロック選択スイッチTGLLbを介して接続され
る。対をなすメインビット線MBLLおよび/MBLL
ならびにMBLRおよび/MBLRの配置は先に説明し
たメインビット線のいずれの配置であってもよい。同様
に、サブビット線SBLLa、SBLLb、SBLR
a、およびSBLRbの配置としてもこれまでに説明し
たサブビット線の配置のいずれが用いられてもよい。図
50においては図面の簡略化のためおよびビット線がメ
インビット線とサブビット線からなる階層ビット線構造
を備えることを示すために最も典型的な階層ビット線の
配置が例示的に示される。
【0252】センス入出力回路14は、アレイブロック
選択信号φLに応答して導通し、メインビット線MBL
Lおよび/MBLLを信号線17aおよび17bにそれ
ぞれ接続するアレイブロック選択ゲートABGLaおよ
びABGLbと、アレイブロック選択信号φRに応答し
て導通し、メインビット線MBLRおよび/MBLRを
それぞれ信号線17aおよび17bに接続するアレイブ
ロック選択ゲートABGRaおよびABGRbと、列選
択信号Yに応答して導通し、信号線17aおよび17b
を内部データ線IOおよび/IOへそれぞれ接続する列
選択ゲート(IOゲート)IOaおよびIObと、信号
線17aおよび17b上の信号電位を差動的に増幅する
センスアンプSAを含む。
【0253】アレイブロック選択信号φLおよびφRは
図49に示すアレイ選択回路16から発生される。スタ
ンバイ時においては、アレイブロック選択信号φLおよ
びφRはともにハイレベルにあり、アレイブロック選択
ゲートABGLa、ABGLb、ABGRaおよびAB
GRbはすべてオン状態にあり、信号線17aおよび1
7bはメインビット線MBLL、/MBLL、MBLR
および/MBLRと同様の中間電位(Vcc/2)にプ
リチャージされている。メモリサイクルが始まると、ブ
ロックアドレスφAB(図49参照)に従ってメモリア
レイブロック10lおよび10rの一方が指定される。
メモリアレイブロック10lが指定されたとする。アレ
イ選択回路16は、このブロックアドレスφABに従っ
てアレイブロック選択信号φRをローレベルに立下げ、
アレイブロック選択ゲートABGRaおよびABGRb
をオフ状態とする。これによりセンス入出力回路14と
メモリアレイブロック10rが分離される。アレイブロ
ック選択信号φLはハイレベルを維持する。
【0254】次いでメモリアレイブロック10lにおい
て行選択動作が行なわれ、選択された行に対応するワー
ド線の電位がハイレベルに立上がり、メモリセルのデー
タがメインビット線MBLLおよび/または/MBLL
上に伝達される。このメインビット線MBLLおよび/
MBLL上の信号電位はアレイ選択ゲートABGLaお
よびABGLbを介して信号線17aおよび17bに伝
達される。センスアンプSAが次いで活性化されて、こ
の信号線17aおよび17b上の信号電位を差動的に増
幅する。次いで列選択信号Yがハイレベルに立上がり列
選択ゲートIOaおよびIObが導通状態となり、信号
線17aおよび17bの信号電位が内部データ線IOお
よび/IOへ伝達される。1つのメモリサイクルが完了
すると、先に述べた実施例と同様にして、選択ワード線
電位のローレベルへの立下がり、およびビット線イコラ
イズなどが行なわれ、再びアレイブロック選択信号φR
がハイレベルへ立上がり、アレイブロック選択ゲートA
BGRaおよびABGRbがオン状態となる。
【0255】上述のような隣接する2つのメモリアレイ
ブロックの間にセンスアンプを配置し、これら2つのメ
モリアレイブロックでセンスアンプを共有する構成は
「シェアードセンスアンプ配置」として知られている。
このようなシェアードセンスアンプ配置においても先に
説明した各実施例における階層ビット線構造を適用する
ことができる。特に図1に示す実施例などのように、
「ラッチ型センス動作」を行なう構成においては、この
アレイブロック選択ゲートABGLa、ABGLb、A
BGRaおよびABGRbは各センスアンプとメインビ
ット線MBLおよび/MBLを接続するトランスファー
ゲートTG(たとえば図1においてTGaa、TGb
a、TGab、およびTGbb)と共用することができ
る。このような共用構成においては、各実施例における
選択信号と図50に示すアレイブロック選択信号との論
理積をとった信号が用いられればよい(ただしハイレベ
ルが活性状態を示す制御信号の場合)。 [Yデコーダの配置]図52は、この発明に従う半導体
記憶装置の全体のアレイ配置を概略的に示す図である。
図52において、メモリセルアレイ25は複数のアレイ
ブロック32a、32b、…32nに分割される。アレ
イブロック32a、32b、…32nの各々は行列状に
配列される複数のメモリセルと、各列に対応して配置さ
れる複数のメインビット線を含む。メモリセルの各列は
複数のメモリセルブロックに分割され、各列のブロック
に対しサブビット線が配置される。アレイブロック32
a、32b、…32nのビット線の配置はこれまでに説
明した階層ビット線の配置のいずれが用いられてもよ
い。
【0256】アレイブロック32a、32b、…32n
のそれぞれに対応してセンスアンプおよびIOゲートを
含む(センス+IO)ブロック30a、30b、…30
nが設けられる。図52に示すセンスアンプの構成は、
シェアードセンスアンプの配置ではないように示され
る。しかしながら、センスアンプとしては図50におい
て説明したようなシェアードセンスアンプの配置が利用
されてもよい。
【0257】メモリセルアレイ25の1辺に沿ってXデ
コーダ20が設けられ、隣接する他辺に沿ってYデコー
ダ22が設けられる。Xデコーダ20は、アレイブロッ
ク32a、32b、…32nそれぞれにおいて1つのワ
ード線を選択する。Yデコーダ22は、アレイブロック
32a、32b、…32nに共通に設けられており、こ
のYデコーダ22からの列選択信号が後に詳細に説明す
るようにメモリセルアレイ25全体にわたって配設され
る列選択信号線を介して伝達される。複数のアレイブロ
ック32a、32b、…32nに対し共通に1つのYデ
コーダ22が設けられるだけであり、Yデコーダが必要
とする面積を低減することができる。Yデコーダ22か
らの列選択信号により選択された列上の信号は(センス
+IO)ブロック30a、30b、…30nを介して内
部データバス23a、23b、…23n上に伝達され、
次いで入出力回路27に伝達される。入出力回路27
は、入出力データDQのビット数に応じてこれら内部デ
ータ線23a、23b、…23nと装置外部との間のデ
ータの入出力を実行する。
【0258】図51に示す配置において、アレイブロッ
ク32a、32b、…32nはすべて同時に活性状態と
されるのではなく、所定数のアレイブロックのみが活性
状態とされる「ブロック分割駆動方式」が利用されても
よい。
【0259】図52は、図51に示すアレイ配置におけ
るメモリセルアレイの1列の部分の構成を概略的に示す
図である。図52においては、アレイブロック32aお
よび32nの部分のみを示す。アレイブロック32aに
おいては、メインビット線MBL−aおよび/MBL−
aが配設され、サブビット線SBL−aおよび/SBL
−lがブロック選択ゲート52aを介してメインビット
線MBL−aおよび/MBL−aに接続される。アレイ
ブロック選択ゲート52aはアレイブロック選択信号φ
Baに応答して導通する。図52においては、各アレイ
ブロックにおいて、1対のメインビット線に対して1対
のサブビット線対のみを示すが、1対のメインビット線
に対し先に述べているように複数のサブビット線対が各
メモリセルの列ブロックに対応して配置される。(セン
ス+IO)ブロック30aは、メインビット線MBL−
aおよび/MBL−a上の信号電位を相互的に増幅する
センスアンプSA−aと、メインビット線MBL−aお
よび/MBL−aを内部データ線23a(IO,/I
O)に接続するための列選択ゲート50aを含む。
【0260】アレイブロック32nにおいても同様に、
メインビット線MBL−n、/MBL−nとサブビット
線SBL−nおよび/SBL−nが設けられる。サブビ
ット線SBL−nおよび/SBL−nはアレイブロック
選択信号φBnに応答して導通するアレイブロック選択
ゲート52nを介してメインビット線MBL−nおよび
/MBL−nに接続される。(センス+IO)ブロック
30nにおいては、メインビット線MBL−nおよび/
MBL−n上の信号電位を差動的に増幅するセンスアン
プSA−nと、メインビット線MBL−nおよび/MB
L−nを内部データバス23nに接続するための列選択
ゲート50nが設けられる。なお、図52に示す配置に
おいて、メインビット線、およびサブビット線の配置と
しては先に説明した階層ビット線の配置のいずれが利用
されてもよい。また以下に説明するYデコーダの配置は
一般的に階層ビット線構造を備える半導体記憶装置に適
用することができる。
【0261】Yデコーダ22は各列に対応した出力ノー
ドを有しており、このYデコーダ22の出力ノードから
の列選択信号はメモリセルアレイ25に全体にわたって
延在する列選択線CSLを介して各列選択ゲート50a
…50nの制御ゲートへ伝達される。この列選択線CS
Lはアレイブロック32a〜32nにおいて各メインビ
ット線MBL,/MBLと平行に配設される。図52に
おいて、Yデコーダ22からの列選択線CSLは1列の
みを選択するように示されているが、複数列を同時に選
択する構成が利用されてもよい。内部データ線23a〜
23nは入出力回路27に接続される。したがってYデ
コーダ22の出力が列選択線CSLを介して複数列を同
時に選択している場合には、入出力回路27においてさ
らに入出力データDQのビット数に応じて選択動作が実
行される。
【0262】図51および図52に示す構成においてア
レイブロック32a、…32nにおいては、同時に1列
が選択されて各メインビット線対が内部データバス23
a…23nに接続される。入出力回路27がアレイブロ
ック選択信号に応じて1ビットのデータを選択してもよ
く、またアレイブロックの数がたとえば4の場合には4
ビットのデータが出力される構成が利用されてもよい。
【0263】またアレイ分割駆動方式の場合、1または
複数の所定数のアレイブロックが同時に活性状態とさ
れ、残りのアレイブロックが非選択状態とされる構成が
利用されてもよい。この場合には入出力回路27は、活
性状態とされたアレイブロックの出力を選択する。非選
択アレイブロックにおいて列選択動作が行なわれても、
内部データバス23aはメインビット線と同じ中間電位
にプリチャージされており、なんら問題は生じない。
【0264】図51および図52に示すように、メモリ
アレイ25内の複数のアレイブロックに対し共通にYデ
コーダを設け、このYデコーダの出力をメモリセルアレ
イ全体にわたって配設される列選択線CSLを介して伝
達することにより、Yデコーダの数を低減することがで
き、アレイ占有面積を低減することができる。 [Yデコーダの配置2]図53は、この発明に従う半導
体記憶装置の全体のアレイ配置の他の構成を概略的に示
す図である。図53に示す構成においては、隣接する2
つのアレイブロック(たとえば32a,32b)の間に
(センス+IO)ブロック(34a)が設けられる。す
なわち図53に示すアレイ配置は「シェアードセンスア
ンプ配置」を備える。メモリセルアレイ25は、図51
に示す構成と同様複数のアレイブロック32a、32
b、…32nに分割される。図53において、またアレ
イブロック32nに利用される(センス+IO)ブロッ
ク34mが示される。(センス+IO)ブロックに含ま
れる列選択ゲートはそれぞれ内部データバス36a…3
6mを介して選択列をブロック選択回路38に接続す
る。
【0265】メモリセルアレイ25の一方側にXデコー
ダ20が設けられ、また、複数のアレイブロック32
a、32b、…32nに対して共通にYデコーダ22が
設けられる。Yデコーダ22の出力する列選択信号は図
52に示す場合と同様メモリセルアレイ全体にわたって
配設される列選択信号CSLを介してアレイブロック3
2a、32b、…32nに対し共通に与えられる。
【0266】ブロック選択回路38は、内部データバス
36a、…36mに対してそれぞれ設けられるブロック
選択スイッチと、内部データバス36a〜36mに対し
共通に設けられるグローバルIOバスを含む(ただしグ
ローバルIOバスは、入出力データのビット数に応じて
1または複数の所定数に設定される)。動作時において
は、1または複数の所定数のアレイブロックが活性状態
とされ、活性状態とされたアレイブロックからの選択デ
ータがブロック選択回路38により選択されて入出力回
路39へ伝達される。
【0267】図54は図53に示すメモリセルアレイの
要部の構成を示す図である。図54においてアレイブロ
ック32aおよび32bの間に設けられた(センス+I
O)ブロック34aの部分とアレイブロック32nとア
レイブロック32m(図53には示さず)との間に設け
られる(センス+IO)ブロック34mの部分を示す。
【0268】(センス+IO)ブロック34aは、アレ
イブロック32aに含まれるメインビット線MBL−a
および/MBL−aをアレイブロック選択信号φaに応
答してセンスノードSNDaおよび/SNDaに接続す
るアレイ選択ゲート62aと、アレイブロック32bに
含まれるメインビット線MBL−bおよび/MBL−b
をアレイブロック選択信号φbに応答してセンスノード
SNDaおよび/SNDaに接続するアレイブロック選
択ゲート62bと、センスノードSNDaおよび/SN
Da上の信号電位を差動的に増幅するセンスアンプSA
−aと、後に説明する列選択信号に応答してセンスノー
ドSNDaおよび/SNDaを内部データバス36aに
接続する列選択ゲート60aを含む。
【0269】(センス+IO)ブロック34pは、アレ
イブロック32pに含まれるメインビット線MBL−p
および/MBL−pをアレイブロック選択信号φpに応
答してセンスノードSNDmおよび/SNDmに接続す
るアレイブロック選択ゲート62pと、アレイブロック
32nに含まれるメインビット線MBL−nおよび/M
BL−nをアレイブロック選択信号φnに応答してセン
スノードSNDmおよび/SNDmに接続するアレイブ
ロック選択ゲート62nと、センスノードSNDmおよ
び/SNDm上の信号電位を差動的に増幅するセンスア
ンプSA−mと、後に説明する列選択信号に応答して導
通し、センスノードSNDmおよび/SNDmを内部デ
ータバス36mに接続する列選択ゲート60mを含む。
【0270】アレイブロック32a、32b、32p、
および32nそれぞれにおいて、メインビット線に対応
してサブビット線SBLおよび/SBLが配置される。
これらのメインビット線およびサブビット線は階層ビッ
ト線を構成する配置であればよく、任意の配置を適用す
ることができる。アレイブロックに含まれるメインビッ
ト線およびサブビット線は、アレイブロックに付された
「アルファベット文字」を末尾に付すことにより識別さ
れる。
【0271】Yデコーダ22は、所定数の列ごとに出力
ノードが設けられる。図54においては、各列に対応し
て出力ノードが設けられる構成が一例として示される。
Yデコーダ22の出力ノードはメモリアレイブロック3
2a〜32n全体にわたって延在する列選択線CSLに
接続される。これらの列選択線CSL上に列選択信号が
伝達され、列選択ゲート60a〜60mを導通/非導通
状態とする。次に動作について簡単に説明する。
【0272】「アレイ分割駆動」方式の場合、メモリセ
ルアレイ25において、所定数のアレイブロックのみが
選択状態とされる。今、アレイブロック32aのみが選
択状態とされた場合を考える。この場合、アレイブロッ
ク選択信号φaがハイレベルとされ、アレイブロック選
択信号φbはローレベルとされる。これにより、メイン
ビット線MBL−aおよび/MBL−aはセンスアンプ
SA−aのセンスノードSNDaおよび/SNDaに接
続される。内部ビット線MBL−bおよび/MBL−b
はセンスノードSNDaおよび/SNDaから分離され
る。アレイブロック32pおよび32nにおいては、ア
レイブロック選択信号φpおよびφnはともにハイレベ
ルを維持し、これらのアレイブロック32pおよび32
nはスタンバイ状態を維持する。サブビット線SBL−
p、/SBL−p、SBL−n、/SBL−nはそれぞ
れ対応のメインビット線MBL−p、/MBL−p、お
よびMBL−n、/MBL−nから分離される。
【0273】メモリセルのデータが読出され、センスノ
ードSNDaおよび/SNDaへの信号電位が十分に増
大した後、Yデコーダ22からの列選択信号が列選択線
CSL上に伝達される。列選択線CSL上の列選択信号
に応答して列選択ゲート60a、…60mがオン状態と
なり、センスノードSNDa、/SNDa、…SNDm
および/SNDmは内部データバス36a…36mに接
続される。これらの内部データバス36a、…36mは
中間電位にプリチャージされている。したがって内部デ
ータバス36mはセンスノードSNDmおよび/SND
mがスタンバイ状態の中間電位であるため、電位は変動
しない。一方、内部データバス36aはその電位がセン
スノードSNDaおよび/SNDaの電位に応じて変化
し、図53に示すブロック選択回路38を介して入出力
回路39へ伝達される。その後入出力回路39およびブ
ロック選択回路38によりデータの書込みまたは読出し
が実行される。
【0274】図53および図54に示すように、複数の
アレイブロックに共通にYデコーダ22を設け、Yデコ
ーダ22の出力を伝達する列伝達線をメモリセルアレイ
全体にわたって配設することにより、Yデコーダの数を
低減することができ、メモリセルアレイの占有面積を低
減することができる。
【0275】なおこの図53および図54に示す構成に
おいて、シェアードセンスアンプの配置において、アレ
イ分割駆動方式でメモリセルの選択動作が実行されてい
る。これはすべてのアレイブロック(実際にはメモリセ
ルアレイ25における1/2のアレイブロック)が活性
状態にされてブロック選択回路38により必要な数のア
レイブロックを選択し(入出力データのビット数に応じ
て)、入出力回路39を介してデータの入出力を行なう
構成が利用されてもよい。 [アレイ配置3]図55は、メモリセルアレイのさらに
他の配置を示す図である。図55においてメモリセルア
レイ25Lおよび25Rの間にYデコーダ72が配置さ
れる。メモリセルアレイ25Lは複数のメモリアレイブ
ロック70La〜70Lnに分割され、またメモリセル
アレイ25Rは複数のメモリアレイブロック70Ra〜
70Rnに分割される。アレイブロック70La〜70
Lnおよび70Ra〜70Rnの各々はさらにメモリセ
ルブロックに分割され、各メモリセルブロックに対応し
て配置されたサブビット線を備える。すなわちアレイブ
ロックは各々階層ビット線構造を備える。この階層ビッ
ト線の構造は任意である。
【0276】メモリセルアレイ25Lおよび25Rそれ
ぞれに対応してXデコーダ20Lおよび20Rが設けら
れ、また、データを入出力するための入出力回路75L
および75Rが設けられる。
【0277】Yデコーダ72からの出力信号は列選択線
CSLを介してメモリセルアレイ25Lのすべてのアレ
イブロック70La〜70Ln上に伝達され、また列選
択線CSLRを介してメモリセルアレイ25Rに含まれ
るそれぞれのアレイブロック70Ra〜70Rn上に共
通に伝達される。この図55に示す配置の場合2つのメ
モリセルアレイに対し共通にYデコーダ72に利用され
るため、Yデコーダの占有面積をより低減することがで
き、小占有面積の半導体記憶装置を実現することができ
る。
【0278】メモリセルアレイ25Lおよび25Rにお
けるセンスアンプの配置は図52および図54に示した
もののいずれであってもよい。また図55に示す配置に
おいて、メモリセルアレイ25Lおよび25Rにおいて
選択されたメモリセルに対し入出力回路75Lおよび7
5Rを介してそれぞれデータDQAおよびDQBの入出
力が行なわれている。これはさらに、入出力回路75L
および75Rに接続される回路が設けられ、この回路に
より一方の入出力回路に対してのみデータの入出力が行
なわれる構成が利用されてもよい(すなわちメモリセル
アレイ25Lおよび25Rの一方に対してのみデータの
入出力が行なわれる)。
【0279】また、メモリセルアレイ25Lおよび25
Rそれぞれにおいて、所定数のアレイブロックが活性化
される「アレイ分割駆動」構成が利用されてもよい。 [ブロック選択線の配置]図56は、メモリセルブロッ
クを選択するためのブロック選択信号を伝達するための
ブロック選択線の配置を示す図である。図56において
は1つのアレイブロック80を示す。アレイブロック8
0に対応してXデコーダ82が設けられる。アレイブロ
ック80は(n+1)個のメモリセルブロックB#0〜
B#nに分割される。Xデコーダ82はブロック指定信
号を含むロウアドレス信号BAWをデコードし、メモリ
セルブロックB#0〜B#nの1つにおいてワード線を
選択状態とする。ここで、ロウアドレス信号BAWはブ
ロック指定信号を含む「ブロック分割駆動」方式の半導
体記憶装置が一例として示される。すべてのアレイブロ
ックが選択状態とされる構成が利用されてもよい。この
場合にはロウアドレス信号BAWには、アレイブロック
を指定するブロック指定信号は含まれない(ただし、シ
ェアードセンスアンプ配置の場合には当然、一方のアレ
イブロックのみがセンスアンプに接続されるためブロッ
ク指定信号は含まれる)。
【0280】Xデコーダ82に隣接してブロックアドレ
スBASに応答してメモリセルブロックB#0〜B#n
それぞれに対してサブビット線とメインビット線とを接
続するためのブロック選択信号を発生するブロック選択
回路84が設けられる。ブロック選択回路84からのブ
ロック選択信号伝達線は、配線領域86においてすべて
の列(メインビット線対)に対し共通にブロック選択信
号を発生するための主ブロック選択信号伝達バス87
と、アレイブロック80における所定数の列ごとに設け
られて、所定数の列に対しブロック選択信号を伝達する
ための副ブロック選択信号伝達バス89を含む。主ブロ
ック信号伝達バス87は行方向(ワード線延在方向)に
配設され、副ブロック信号伝達バス89は列方向(メイ
ンビット線延在方向)に配設される。
【0281】図56に示すようにXデコーダ82と別に
ブロック選択回路84を設けることにより、Xデコーダ
82内部にブロック選択信号を発生する回路部分を設け
る必要がなく、ブロック選択回路を1箇所にまとめて集
中的に配置することができ、Xデコーダ82においては
デコード回路のみが繰返し配設され、Xデコーダ82に
おけるレイアウトが容易となるとともに占有面積を低減
することができる。同様に、ブロック選択回路84も1
箇所において集中的に配置されるため、Xデコーダ82
内に分散配置させる場合よりもその占有面積を低減する
ことができ、応じてその占有面積を低減することができ
る。すなわち、Xデコーダのように同じレイアウトパタ
ーンが繰返される部分においてブロック選択回路のよう
な異なる回路構成を有する部分を配置する場合レイアウ
トパターンの規則性が損なわれ、これらの異なる回路部
分接続部における余分のスペースが必要とされるため、
回路の占有面積が結果として大きくなる。同一機能を備
える回路を1箇所に集中配置することにより、そのレイ
アウトパターンを最適化することができ、占有面積を最
小とすることができる。
【0282】図57は、図56に示すアレイブロック8
0における1対のメインビット線に関連する部分を示
す。図57において、メモリセルブロックが4つのブロ
ックを含む場合が一例として示される。ブロックの数は
一般に任意である。
【0283】図57において、メインビット線対MBL
0および/MBL0に対し、メモリセルブロックB#0
〜B#3それぞれに対応してサブビット線対SBL0
0,/SBL00、SBL01,/SBL01、SBL
02,/SBL02、およびSBL03,/SBL03
が配置される。メインビット線対MBL0および/MB
L0に対しセンスアンプSA0が設けられる。サブビッ
ト線とメインビット線を接続するためにブロック選択ゲ
ートが設けられるが、これは以下に説明するブロック選
択信号により導通/非導通が制御される。またこの図5
7において、メインビット線MBL0および/MBL0
とサブビット線SBL00,/SBL00〜SBL0
3,/SBL03は、典型的な階層ビット線構造を有す
る様に示しているが、この階層ビット線の構成は、先に
説明した実施例のいずれが利用されてもよい。また以下
に説明するブロック選択信号の伝達線の配置形態は一般
に階層ビット線の構造を備える半導体記憶装置に対して
適用可能であり、このため、図57においてこのビット
線構造としては一般的な階層ビット線の配置を示す。
【0284】メインビット線MBL1,/MBL1に対
し、メモリセルブロックB#0〜B#3それぞれに対応
して、サブビット線対SBL10,/SBL10、SB
L11,/SBL11、SBL12,/SBL12、お
よびSBL13,/SBL13が配置される。メインビ
ット線対MBL1および/MBL1に対しセンスアンプ
SA1が設けられる。センスアンプSA0およびSA1
は図57においてはそれぞれ対応のメインビット線対上
の電位のみを検知増幅するように配置されているように
示される。しかしながらこれらのセンスアンプSA0お
よびSA1は「シェアードセンスアンプ配置」の構成を
備えていてもよい。
【0285】センスアンプSA0およびSA1と対向す
る端部に行方向(ワード線延在方向:ワード線は図示せ
ず)に沿って主ブロック選択信号伝達バス87が設けら
れる。この主ブロック選択信号伝達バス87は、ブロッ
ク選択信号φB0、φB1、φB2、およびφB3をそ
れぞれ伝達する信号線87a、87b、87c、および
87dを含む。2つのメインビット線対MBL0,/M
BL0およびMBL1,/MBL1それぞれに共通にこ
れらの間の領域に副ブロック選択信号伝達線89が設け
られる。この副ブロック選択信号伝達バス89は信号線
87aに接続されてブロック選択信号φB0を伝達する
信号線89aと、信号線87bに接続されてブロック選
択信号φB1を伝達する信号線89bと、信号線87c
に接続されてブロック選択信号φB2を伝達する信号線
89cと、信号線87dに接続されてブロック選択信号
φB3を伝達する信号線89dを含む。
【0286】信号線89a上のブロック選択信号φB0
は配線90aを介してサブビット線SBL00,/SB
L00およびサブビット線対SBL10,/SBL10
それぞれに設けられたブロック選択ゲートBG00およ
びBG10のゲート(制御電極)へ伝達される。信号線
89b上のブロック選択信号φB1は配線90bを介し
てサブビット線対SBL01,/SBL10およびSB
L11,/SBL11それぞれに設けられたブロック選
択ゲートBG01およびBG11のゲート(制御電極)
へ与えられる。信号線89c上のブロック選択信号φB
2は配線90cを介してサブビット線対SBL02,/
SBL02およびSBL12,/SBL12それぞれに
設けられたブロック選択ゲートBG02およびBG12
のゲート(制御電極)へ与えられる。信号線89d上の
ブロック選択信号φB3は配線90dを介してサブビッ
ト線対SBL03,/SB03およびSBL13,/S
BL13にそれぞれ設けられたブロック選択ゲートBG
03およびBG13のゲート(制御電極)へ与えられ
る。
【0287】動作時においては、ブロック選択信号φB
0〜φB3のうちの1つが、選択されたワード線のアレ
イブロック内の位置に応じて活性状態とされる。
【0288】副ブロック選択信号伝達線において一本の
信号線が駆動するトランジスタ(ブロック選択ゲート)
の数は最大4個(階層ビット線の構成によりこの数は変
更される)であり、この信号線に付随するゲート容量は
小さい。したがって、副ブロック選択信号伝達線89の
信号線89a〜89dの線幅は比較的小さくすることが
でき(駆動力はそれほど要求されないため)、したがっ
て主ブロック選択信号伝達バス87の各信号線87a〜
87dの線幅を比較的大きくしかつ低抵抗材料を用いた
配線により形成することにより、各列に対しブロック選
択信号を高速で伝達することができる。また、ブロック
選択回路の出力ノードからのブロック選択信号線がすべ
ての列のブロック選択ゲートを直接駆動する場合、この
信号線に付随するゲート容量が大きくなり、信号電位の
変化速度が遅くなる。しかしながら図57に示すよう
に、主および副のブロック選択信号伝達線の階層構造と
することにより、より高速にブロック選択信号を伝達す
ることができワード線の電位変化よりもより高速でブロ
ック選択信号を伝達することができ、サブビット線対と
メインビット線対との接続/分離を正確なタイミングで
行なうことができる。すなわちワード線電位立上がりタ
イミングよりも先に確実にサブビット線とメインビット
線との接続を行なうことができ、またワード線電位の立
下がり後高速でサブビット線とメインビット線の分離を
行なうことができ、応じてブロック選択信号の変化タイ
ミングに対するマージンを考慮する必要がなく、高速ア
クセスを実現することができる。 [変更例]図58はブロック選択信号伝達線の配置の変
更例を示す図である。図58においてアレイブロック8
0は、ワード線延在方向に沿って複数個(図58におい
て(n+1)個)のメモリセルグループG#0〜G#n
に分割される。ワード線WLはこれら複数のメモリセル
グループG#0〜G#nに共通に配設される。メモリセ
ルグループの間にはワード線シャント領域93が設けら
れる。このワード線シャント領域93においてワード線
WLは低抵抗のワード線駆動信号伝達線とコンタクト領
域92を介して接続される。メモリセルに含まれるアク
セストランジスタのゲートを構成する部分をたとえばポ
リシリコンで構成し、ワード線駆動信号を伝達する配線
を低抵抗の配線で形成し、ワード線シャント領域93に
おいてメモリセルアクセストランジスタのゲートを構成
するワード線部分と低抵抗導体とを接続することにより
結果としてポリシリコンワード線の部分の抵抗を実効的
に低減し、高速でワード線駆動信号を各メモリセルのア
クセストランジスタのゲートへ伝達する。ワード線シャ
ント領域93においてはしたがってメモリセルは存在し
ない。言換えれば、この領域においてはメインビット線
およびサブビット線は設けられていない。このワード線
シャント領域93に副ブロック選択信号伝達バス89が
配設される。副ブロック選択信号伝達バス89はワード
線WLとアレイブロック80の一方端部において配設さ
れる主ブロック選択信号伝達バス87に接続される。
【0289】ワード線シャント領域93に副ブロック選
択信号伝達バス89を配設することにより、メインビッ
ト線間にこれらの副ブロック選択信号伝達バス89を配
設する必要がなく、メインビット線のピッチに対する影
響を及ぼすことなく副ブロック選択信号伝達バスを配設
することができる。また、副ブロック選択信号伝達バス
89をワード線シャント領域93に配設することによ
り、この副ブロック選択信号伝達線のための余分な面積
を必要とせず、アレイ占有面積を増加させることはな
い。
【0290】なお、図58においてメモリセルグループ
G#0〜G#nそれぞれに対して、ワード線シャント領
域93において副ブロック選択信号伝達バス89が設け
られている。この構成の場合、各副ブロック選択信号伝
達バス89が対応のメモリセルグループG#(G#0〜
G#n)における所定数の列に対しブロック選択信号を
伝達する。この図58に示す構成において、副ブロック
選択信号伝達バス89は2つの隣接するメモリセルグル
ープに共通に利用されるように構成されてもよい(図5
7に示す配置において副ブロック選択信号伝達バス89
がワード線シャント領域に配置されており、このメイン
ビット線MBL0および/MBL0が1つのメモリセル
グループを構成し、他方のメインビット線対MBL1お
よび/MBL1が他方のメモリセルグループを構成する
という構成に相当する)。 [変更例2]図59は、ブロック選択信号伝達線の第2
の変更例を示す図である。図59においてはメモリアレ
イ部のみを示す。図59においてメモリセルアレイは複
数(図59において(m+1)個)のアレイブロック#
0〜#mに分割される。アレイブロック#0〜#mの各
々は複数のセルブロックB#0〜B#nに分割される。
【0291】アレイブロック#0〜#mそれぞれにおい
て、メインビット線対および(センス+IO)ブロック
が配置される。図59においては、3列の構成を示す。
アレイブロック#0はメインビット線MBL01,/M
BL01、MBL11,/MBL11およびMBL2
1,/MBL21を含む。これらのメインビット線対M
BL01,/MBL01〜MBL21,/MBL21に
対しセンス動作および列選択動作(対応のメインビット
線と内部データバスとの接続)を行なうための(センス
+IO)ブロックSI00、SI10、およびSI20
が配置される。アレイブロック#2は、メインビット線
対MBL02,/MBL02、MBL12,/MBL1
2、MBL22,/MBL22を含む。これらのメイン
ビット線MBL02,/MBL02〜MBL22,/M
BL22に対し(センス+IO)ブロックSI01、S
I11、およびSI21が設けられる。アレイブロック
#mは、メインビット線対MBL0m,/MBL0m、
MBL1m,/MBL1m、およびMBL2n,/MB
L2nを含む。これらのメインビット線対MBL0n〜
MBL2m,/MBL2mに対し(センス+IO)ブロ
ックSIOn、SI1n、およびSI2nが設けられ
る。
【0292】図59に示すメインビット線対において
は、アレイブロックそれぞれにおいて、メモリセルブロ
ックB#0〜B#nに対応してサブビット線が配置され
る。これらのサブビット線の配置は図59には図面の煩
雑化を避けるために示していない。階層ビット線の構成
は先の実施例のいずれが利用されてもよく、また一般的
な階層ビット線の配置が利用されてもよい。
【0293】メモリセルアレイの一方端において主ブロ
ック選択信号伝達バス87が行方向に配設される。第0
列のメインビット線MBL0i(i=0〜n),/MB
L0iと第1列のメインビット線MBL1i,/MBL
1iの間の領域にメモリセルブロックB#0〜B#nの
うちの半分(たとえば前半分)のブロックに対するブロ
ック選択信号を伝達する副ブロック選択信号伝達バス8
9Aがアレイブロック#0〜#mに共通に配設される。
第1列のメインビット線対MBL1i,/MBL1iと
第2列のメインビット線対MBL2i,/MBL2iの
間の領域に残りの半分のメモリセルブロックに対するブ
ロック選択信号を伝達する副ブロック選択信号伝達バス
89Bが配設される。第2列のメインビット線対MBL
2i,/MBL2iと図示しない次の列のメインビット
線の間に再び一方の半分のメモリセルブロックに対する
ブロック選択信号を伝達するブロック選択信号伝達バス
89Cが配設される。ブロック選択信号89A〜89C
はそれぞれ主ブロック選択信号伝達バス87の対応のブ
ロック選択信号伝達線に接続される。各列に対応して図
示しないYデコーダからの列選択信号を伝達する列選択
線CSL0、CSL1およびCSL2が副ブロック選択
信号伝達バス89A〜89Cとそれぞれ平行に配設され
る。列選択信号伝達線CSL0〜CSL2はそれぞれ対
応の列における(センス+IO)ブロックSIに対する
列選択信号を共通に伝達する。
【0294】図59に示すように、副ブロック選択信号
伝達バス89A〜89Cそれぞれは、メモリセルブロッ
クの半分のブロックに対するブロック選択信号を伝達す
る構成とすることによりブロック選択信号伝達線の占有
面積を低減することができ、メインビット線のピッチに
よる制約を低減することができ、応じてこの副ブロック
選択信号伝達線に平行に列選択信号伝達線CSL0〜C
SL2を配設することができる。
【0295】なお、図59に示す構成において、主ブロ
ック信号伝達バス87はアレイブロック#0〜#mそれ
ぞれに共通にブロック伝達信号を伝達するように示され
ている。シェアードセンスアンプ配置の構成の場合、非
選択アレイブロックはスタンバイ状態を維持する。した
がって、このような「アレイ分割駆動方式」の場合、主
ブロック選択信号伝達線は各アレイブロックそれぞれに
対応して設けられる構成が利用されてもよい。この場合
においても列選択信号伝達線CSL0〜SCL2はメモ
リアレイブロック#0〜#mに対し共通に配設される。
また、アレイ分割駆動方式の場合においてもアレイ占有
面積を低減するために主ブロック選択信号伝達バス87
をすべてのアレイブロックに共通に設ける構成が利用さ
れてもよい。
【0296】図60は図59に示すアレイ部の1つのア
レイブロックに含まれる2列に関連する部分の構成を示
す図である。図60においてアレイブロックは4つのメ
モリセルブロックに分割される構成が一例として示され
る。
【0297】図60において図59に示すアレイブロッ
ク#1の部分の構成を示す。各アレイブロックにおいて
図60に示す構成と同様の構成が配置される。また図6
0において、2対のメインビット線に関連する部分の構
成について説明する。メインビット線対MBL11,/
MBL11に対しセルブロックに対応して4つのサブビ
ット線対SBLP10、SBLP11、SBLP12、
およびSBLP13が設けられる。サブビット線対SB
LP10およびSBLP11に対してはブロック選択信
号φB0およびφB1に応答して導通するブロック選択
ゲートBSG10およびBSG11がそれぞれ設けられ
る。サブビット線対SBLP12およびSBLP13そ
れぞれに対してはブロック選択信号φB2およびφB3
に応答して導通するブロック選択ゲートBSG12およ
びBSG13が設けられる。メインビット線対MBL1
1および/MBL11に対してセンスアンプSA11が
設けられる。センスアンプSA11のセンスノードは、
列選択信号CSL0に応答して導通するIOゲートIO
G11を介して内部データバスIOPに接続される。こ
こで、選択ゲートは図60においては機械的スイッチの
ように示すが、先の各実施例において示した場合と同様
トランジスタ素子により構成される。
【0298】メインビット線対MBL21,/MBL2
1に対してはサブビット線対SBLP20、SBLP2
1、SBLP22、およびSBLP23が設けられ、ま
たセンスアンプSA21が設けられる。サブビット線対
SBLP20およびSBLP21にはそれぞれ、ブロッ
ク選択信号φB0およびφB1に応答して導通するブロ
ック選択ゲートBSG20およびBSG21が設けられ
る。サブビット線対SBLP22およびSBLP23に
はそれぞれブロック選択信号φB2およびφB3により
導通するブロック選択ゲートBSG22およびBSG2
3がそれぞれ設けられる。センスアンプSA21のセン
スノードは、列選択信号CSL2に応答して導通するI
OゲートIOG21を介して内部データバスIOPに接
続される。ブロック選択ゲートBSG10〜BSG23
はそれぞれ導通時に対応のサブビット線を対応のメイン
ビット線に接続する。
【0299】メインビット線MBL11に隣接して副ブ
ロック選択信号伝達バス89Aが平行に配設される。副
ブロック選択信号伝達バス89Aは、ブロック選択信号
φB2およびφB3をそれぞれ伝達する信号線89Aa
および89Abを含む。この信号線89Aaおよび89
Ab上のブロック選択信号φB2およびφB3はそれぞ
れブロック選択ゲートBSG12およびBSG13の制
御電極へ伝達される。ブロック選択信号伝達線89Aa
および89Abと平行に(図60において両者の間に)
列選択信号伝達線CSL0が設けられる。この列選択信
号伝達線CSL0は図示しない(センス+IO)ブロッ
クのIOゲートへ接続される。メインビット線/MBL
11およびMBL21の間に副ブロック選択信号伝達バ
ス89Bが配設される。この副ブロック選択信号伝達バ
ス89Bはブロック選択信号φB0を伝達する信号線8
9Baとブロック選択信号φB1を伝達する信号線89
Bbを含む。信号線89Ba上のブロック選択信号φB
0はブロック選択ゲートBSG10およびBSG20へ
与えられる。信号線89Bb上のブロック選択信号φB
1がブロック選択ゲートBSG11およびBSG21の
制御電極へ与えられる。
【0300】メインビット線/MBL21に平行にその
図の下方向に副ブロック選択信号伝達線89Cが配設さ
れる。副ブロック選択信号伝達線89Cはブロック選択
信号φB2を伝達する信号線89Caとブロック選択信
号φB3を伝達する信号線89Cbを含む。信号線89
Ca上のブロック選択信号φB2はブロック選択ゲート
BSG22へ与えられ、信号線89Cb上のブロック選
択信号φB3はブロック選択ゲートBSG23の制御電
極へ与えられる。
【0301】副ブロック選択信号伝達バス89Bと平行
に列選択信号伝達線CSL1が配設され、副ブロック選
択信号伝達バス89Cと平行に列選択信号伝達線CSL
2が配設される。図60に示すように、各メインビット
線対の間の領域にメモリセルブロックのうち半分のメモ
リセルブロックのためのブロック選択信号を伝達するブ
ロック選択信号伝達線を配設することにより、副ブロッ
ク選択信号伝達線の占有面積を低減することができ、メ
インビット線間にこれらのブロック選択信号伝達線をメ
インビット線のピッチに悪影響を及ぼすことなく配設す
ることができ、また同時にこれらの副ブロック選択信号
伝達線と平行に列選択信号伝達線CSLを配設すること
ができる。
【0302】なお図60に示す配置において、副ブロッ
ク選択信号伝達線はメモリアレイブロックにおける前半
分のメモリセルブロックと後ろ半分のメモリセルブロッ
クそれぞれのためのブロック選択信号を交互に伝達して
いる。これは奇数番号のメモリセルブロックと偶数番号
のメモリセルブロックを選択する副ブロック信号伝達線
が交互にグループ化して配置される構成が利用されても
よい。
【0303】なお、この図60に示すブロック選択信号
伝達線と列選択信号伝達線の配置形態は、任意の階層ビ
ット線の構成と組合わせることができる。また言うまで
もなくセンスアンプがシェアードセンスアンプ配置の場
合であっても同様に適用することができる。
【0304】なお上記実施例においては、階層ビット線
としては、異なる配線層で構成されるサブビット線とメ
インビット線の2層構造としている。しかしながらこの
階層ビット線構造は3層以上の配線層で形成されてもよ
い。また、ビット線の材料としてはポリシリコンならび
にタングステンおよびアルミニウムなどの金属のいずれ
が用いられてもよい。
【0305】また、サブビット線にはセンスアンプは設
けられていない。メインビット線に対してのみセンスア
ンプが設けられている。しかしながら、サブビット線対
に対してもセンスアンプおよびイコライズトランジスタ
が設けられている構成であっても上記実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0306】また、メモリセルの構造としては、1トラ
ンジスタ/1キャパシタ型の構造以外のものであっても
よい。
【0307】また本発明は、一般に、互いに相補な信号
を伝達する相補信号伝達線対が階層構造を形成するよう
に配置されている場合に一般に適用可能である。
【0308】
【発明の効果】請求項1に係る発明に従えば、対をなし
て配設される第1および第2のメインビット線に対し、
第1のメインビット線に1つのサブビット線を接続しか
つワード線選択時に第1のメインビット線を2分割して
いる。これにより、簡易な回路構成で、センスアンプに
対するビット線容量をバランスさせることができ、安定
にセンス動作を実行することができる。
【0309】請求項2に係る発明に従えば、第1のメイ
ンビット線には2つのサブビット線が接続される。した
がって、第1および第2のメインビット線の容量をほぼ
1:2とすることができ、この第1および第2のメイン
ビット線に設けられたセンスアンプ対に対するビット線
容量をほぼ正確にバランスさせることができ、ノイズマ
ージンに優れたセンス動作を実現することができる。
【0310】請求項3に係る発明に従えば、隣接するメ
インビット線対間において、サブビット線とメインビッ
ト線との接続態様が異なるように配置されている。これ
により、ビット線対に交差部を設けることができ隣接メ
インビット線間における結合容量によるノイズの影響を
確実に防止することができ、安定にセンス動作を実行す
ることができる。
【0311】請求項4に係る発明に従えば、隣接メイン
ビット線対の第1のメインビット線が対応の列の第2の
サブビット線に接続されかつ対応の列の第2のメインビ
ット線が隣接するメインビット線対の第1のサブビット
線にブロック選択ゲートにより接続されている。したが
って、余分の配線層および追加の面積を必要とすること
なく容易に階層ビット線に交差部を設けることができ、
安定にセンス動作を実行することができる。
【0312】請求項5に係る発明に従えば、第1のメイ
ンビット線がワード線選択時に2等分されるため、正確
に両端に設けられたセンスアンプに対するビット線容量
を1:2とすることができ、ビット線容量のバランスを
確実に達成することができ、センス動作に対するノイズ
マージンを大幅に改善することができる。
【0313】請求項6に係る発明に従えば、イコライズ
動作時には、第2のサブビット線が接続するセンスアン
プを切換えた後にセンスアンプが非活性化されている。
したがって同じ寄生容量を有するビット線を相補な信号
電位レベルに保持した後に電気的に短絡することがで
き、確実に中間電位レベルに階層ビット線をプリチャー
ジ/イコライズすることができる。
【0314】請求項7に係る発明に従えば、センスアン
プのセンス動作時には第1および第2のメインビット線
がともに対応のセンスアンプから切り離されている。し
たがって、第1および第2のメインビット線の容量がバ
ランスしていない場合であっても、センスアンプはこの
ビット線容量の影響を受けることなく安定かつ高速にセ
ンス動作を実行することができる。
【0315】請求項8に係る発明に従えば、隣接するメ
インビット線対間でメインビット線とサブビット線との
接続が異なるようにゲート手段が設けられる。したがっ
て、追加の配線層および余分の面積を設けることなく容
易に階層ビット線に対し交差部を設けることができ、階
層ビット線間の容量結合によるノイズの影響を確実に抑
制して安定にセンス動作を実行することができる。
【0316】請求項9に係る発明に従えば、サブビット
線の対向する端部にゲート手段が設けられている。した
がって、ゲート手段のサブビット線と交差する方向にお
けるピッチを緩和することができ、レイアウトが容易と
なる。
【0317】請求項10に係る発明に従えば、サブビッ
ト線対の一方のサブビット線が隣接するメインビット線
対の一方のメインビット線に接続されている。これによ
り、サブビット線とメインビット線とからなる階層ビッ
ト線において追加の配線層および余分の面積を設けるこ
となく容易に交差部を形成することができる。
【0318】請求項11に係る発明に従えば、メインビ
ット線延在方向に関して中央部に配置されるサブビット
線の長さが長くされている。したがって、センスアンプ
に対するビット線容量の最大値を小さくすることがで
き、センス動作マージンを大幅に改善することができ
る。
【0319】請求項12に係る発明において主ブロック
選択信号伝達線が行方向に延在し、全ての列に対するブ
ロック選択信号を共通に伝達し、副ブロック選択信号伝
達線が所定数の列ごとに設けられて所定数の列に配設さ
れたサブビット線に対するブロック選択手段へブロック
選択信号を伝達している。これにより、Xデコーダに含
まれる単位デコーダの間にブロック選択信号発生回路を
配置する必要がなく、Xデコーダ外部にブロック選択信
号発生回路を集中配置することができ、Xデコーダ部の
占有面積およびブロック選択信号発生回路の占有面積を
ともに低減することができる。また、アレイブロックを
複数個を設ける場合においても主ブロック選択信号伝達
線をこれら複数のアレイブロックに共通に配置すること
により、ブロック選択信号発生部の占有面積を低減する
ことができ、小占有面積の半導体記憶装置を実現するこ
とができる。
【0320】請求項13に係る発明において複数のアレ
イブロックに共通に列選択手段としてのYデコーダを設
け、この列選択信号発生回路の出力を複数のアレイブロ
ック全体にわたって配設される列選択信号伝達線上に伝
達している。したがって列選択信号発生手段を複数のア
レイブロックに共通に設けることができ、応じて列選択
信号発生手段の数を低減することにより列選択信号発生
手段の占有面積を小さくすることができ、小占有面積
の、階層ビット線構造を備える半導体記憶装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例である半導体記憶装
置の要部の構成を示す図である。
【図2】 図1に示す半導体記憶装置の動作を示す信号
波形図である。
【図3】 図1に示す半導体記憶装置の動作を模式的に
示す図である。
【図4】 図1に示す半導体記憶装置におけるメモリセ
ルデータ読出時の動作を説明するための図である。
【図5】 図1に示す半導体記憶装置のセンス動作を説
明するための図である。
【図6】 図1に示す半導体記憶装置のリストア時の動
作を説明するための図である。
【図7】 図1に示す半導体記憶装置のイコライズ前の
動作を示す図である。
【図8】 図1に示す半導体記憶装置のイコライズ動作
を説明するための図である。
【図9】 図1に示す半導体記憶装置の制御信号発生系
の構成を概略的に示す図である。
【図10】 図1に示す半導体記憶装置の動作の変形例
を説明するための図である。
【図11】 図10に示す動作に続く半導体記憶装置の
動作状態を模式的に示す図である。
【図12】 図11に示す半導体記憶装置の動作に続く
動作状態を示す図である。
【図13】 この発明の第1の実施例である半導体記憶
装置の変形例の要部の構成を示す図である。
【図14】 図13に示す半導体記憶装置の動作を示す
信号波形図である。
【図15】 図13に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図16】 図15に示す半導体記憶装置のセンス動作
を示す図であり、(A)はワード線選択時の状態を示
し、(B)はセンス動作時の状態を示す図である。
【図17】 この発明の第1の実施例である半導体記憶
装置の他の変形例の構成および動作を示す図である。
【図18】 この発明の第2の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図19】 図18に示す半導体記憶装置の動作を示す
信号波形図である。
【図20】 この発明の第2の実施例である半導体記憶
装置の動作を模式的に示す図である。
【図21】 この発明の第2の実施例である半導体記憶
装置の動作を模式的に示す図である。
【図22】 この発明の第3の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図23】 この発明の第4の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図24】 図23に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図25】 この発明の第5の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図26】 図25に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図27】 この発明の第5の実施例の変形例である半
導体記憶装置の要部の構成を示す図である。
【図28】 この発明の第6の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図29】 図28に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図30】 図28に示す半導体記憶装置の変形例を示
す図である。
【図31】 図30に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図32】 この発明の第7の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図33】 図32に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図34】 図32に示す半導体記憶装置のブロック選
択ゲートの配置および断面構造を示す図である。
【図35】 図32に示すブロック選択ゲートの配置お
よび断面構造の変形例を示す図である。
【図36】 図32に示す半導体記憶装置のサブビット
線とメインビット線との接続するための相互接続配線層
を例示する図である。
【図37】 この発明の第8の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図38】 図37に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図39】 図37に示す半導体記憶装置の交差部の平
面配置を示す図である。
【図40】 この発明の第9の実施例である半導体記憶
装置の要部の構成を示す図である。
【図41】 図40に示す半導体記憶装置のブロック選
択ゲート部の構成を具体的に示す図である。
【図42】 図40に示す半導体記憶装置の変形例を示
す図である。
【図43】 この発明の第10の実施例である半導体記
憶装置の要部の構成を示す図である。
【図44】 図43に示す半導体記憶装置の動作を説明
するための図である。
【図45】 この発明の第11の実施例である半導体記
憶装置の要部の構成および動作を概略的に示す図であ
る。
【図46】 この発明の第12の実施例である半導体記
憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図47】 図46に示す半導体記憶装置のブロック選
択ゲート部の平面レイアウトを示す図である。
【図48】 この発明に係る半導体記憶装置の周辺部の
構成を示す図である。
【図49】 この発明に係る半導体記憶装置のアレイ配
置の他の構成を示す図である。
【図50】 図49に示すアレイ配置の要部の構成を示
す図である。
【図51】 この発明に係る半導体記憶装置の全体の構
成を概略的に示す図である。
【図52】 図51に示す半導体記憶装置の主要部の構
成を概略的に示す図である。
【図53】 図51に示すアレイ配置の変更例を示す図
である。
【図54】 図53に示すアレイ配置の要部の構成を示
す図である。
【図55】 この発明に係る半導体記憶装置のアレイ配
置のさらに他の構成を示す図である。
【図56】 この発明に係る半導体記憶装置におけるブ
ロック選択信号を伝達するための構成を示す図である。
【図57】 図56に示す構成の要部をより具体的に示
す図である。
【図58】 この発明に係る半導体記憶装置におけるブ
ロック選択信号伝達線の他の配置を示す図である。
【図59】 この発明に係るブロック選択信号伝達線の
さらに他の配置を示す図である。
【図60】 図59に示すアレイ配置の要部の構成をよ
り詳細に示す図である。
【図61】 従来の半導体記憶装置の全体の構成を概略
的に示す図である。
【図62】 図61に示す半導体記憶装置のアレイ部の
構成を具体的に示す図である。
【図63】 図62に示す半導体記憶装置の動作を示す
信号波形図である。
【図64】 図62に示す半導体記憶装置のセンスアン
プ部の構成を示す図である。
【図65】 図64に示すセンスアンプ部の動作を示す
信号波形図である。
【図66】 図62に示す半導体記憶装置のワード線選
択時におけるサブビット線とメインビット線との接続態
様を概略的に示す図である。
【図67】 図66に示す接続態様の問題点を説明する
ための図である。
【図68】 従来の半導体記憶装置の他の構成を示す図
である。
【図69】 図68に示す半導体記憶装置の要部の構成
および動作を説明するための図である。
【図70】 図69に示すサブビット線およびメインビ
ット線接続配置の問題点を説明するための図である。
【図71】 図69に示す半導体記憶装置のスイッチ回
路部の構成を具体的に示す図である。
【図72】 図68に示す半導体記憶装置のメインビッ
ト線の構成を示す図である。
【符号の説明】
MBL メインビット線、MBLa0〜MBLa3 メ
インビット線、MBLb0〜MBLb3 メインビット
線、MC,MCa,MCb メモリセル、SPGa,S
PGb,SPG 分離トランジスタ、WGa0〜WGa
3 ブロック選択ゲート、WGb0〜WGb3 ブロッ
ク選択ゲート、EQa,EQb イコライズトランジス
タ、SAa,SAb センスアンプ、B♯0〜B♯3
メモリセルブロック、SSW0〜SSW3 セクション
選択ゲート、GQ0a〜GQ3aブロック選択ゲート、
GQ0b〜GQ3b ブロック選択ゲート、PQ0〜P
Q3 接続切換ゲート、Qa0〜Qa3 ブロック選択
ゲート、Qb0〜Qb3ブロック選択ゲート、Qc0〜
Qc3 ブロック選択ゲート、Qd0〜Qd3ブロック
選択ゲート、MBLa0〜MBLa3 分割メインビッ
ト線、MBLb0〜MBLb3 分割メインビット線、
MBLc0〜MBLc3 分割メインビット線、MBL
d0〜MBLd3 分割メインビット線、T1a〜T8
a ブロック選択ゲート、T1b〜T8b ブロック選
択ゲート、T1c〜T8c ブロック選択ゲート、T1
d〜T8d ブロック選択ゲート、SBL0b〜SBL
3b サブビット線対、SA0〜SA3 センスアン
プ、60 交差部、65相互接続層、TQ1〜TQ8
ブロック選択ゲート、1 Xデコーダ、2a,2b Y
デコーダ、3a,3b センスアンプ帯、4 入出力回
路、M# アレイブロック、10l,10r メモリア
レイブロック、12l,12r Xデコーダ、MBL
L,/MBLL,MBLR,/MBLR メインビット
線、SBLLa,SBLLb,SBLRa,SBLRb
サブビット線、20 Xデコーダ、22 Yデコー
ダ、30a〜30n (センスプラスIO)ブロック、
32a〜32n アレイブロック、CSL 列選択信号
伝達線、34a〜34n (センスプラスIO)ブロッ
ク、CSLL,CSLR 列選択信号伝達線、82 X
デコーダ、84 ブロック選択回路、86 配線領域、
87 主ブロック選択信号伝達バス、89 副ブロック
選択信号伝達バス、92 コンタクト領域、93ワード
線シャント領域、89A,89B,89C 副ブロック
選択信号伝達バス。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置され、かつ各列が複数のブ
    ロックに分割され、隣接する2列が対をなすように配置
    される複数のメモリセルと、 各前記列に対応して配設され、かつメモリセル列対と対
    応して対をなすように配置される複数のメインビット線
    とを含み、メインビット線の各対は、第1および第2の
    メインビット線を含み、 メモリセル各列において各ブロックに対応して配置さ
    れ、各々に対応の列ブロックのメモリセルが接続される
    複数のサブビット線を備え、同じブロックの隣接する列
    に配置されるサブビット線は対をなし、かつ各サブビッ
    ト線対は第1および第2のサブビット線を含み、 各前記第1のメインビット線に対応して設けられ、対応
    の第1のメインビット線を2分割するように設けられる
    第1のゲート手段と、 ブロック選択信号に応答して、各サブビット線とメイン
    ビット線とを接続するためのブロック選択ゲート手段を
    備え、前記ブロック選択ゲート手段は、前記ブロック選
    択信号に応答して1つのサブビット線を第1のメインビ
    ット線に接続し、かつ少なくとも1本のサブビット線を
    第2のメインビット線に接続するゲート手段を含み、 各メインビット線対に対応して設けられかつ対応のメイ
    ンビット線対の前記第1のゲート手段に関して対向する
    ように配置される、対応の第1および第2のメインビッ
    ト線上の信号を検知増幅するための複数のセンスアンプ
    と、 前記センスアンプのセンス動作時、前記第1および第2
    のメインビット線をそれぞれ対向配置された対応のセン
    スアンプの一方および他方にのみ各々接続するための第
    2のゲート手段とを含み、前記第1のゲート手段は、ワ
    ード線選択動作時遮断状態となって各前記第1のメイン
    ビット線を2分割する、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロック選択ゲート手段は、前記ブ
    ロック選択信号に応答して、2つのサブビット線を第2
    のメインビット線に接続するゲート手段を含む、請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ブロック選択ゲート手段は、隣接す
    るメインビット線対間でサブビット線とメインビット線
    との接続態様が異なるように配置されるゲートを含む、
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記ブロック選択ゲート手段は、隣接す
    るメインビット線対の第1のメインビット線を対応の列
    の第2のサブビット線と接続し、かつ対応の列の第2の
    メインビット線を前記隣接するメインビット線対の第1
    のサブビット線に接続するゲート手段を含む、請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のゲート手段は、前記第1のメ
    インビット線を2等分する位置に配置される、請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 各前記第2のメインビット線に設けら
    れ、前記第1および第2のメインビット線の電位のイコ
    ライズ動作時、対応のメインビット線を2分割しかつ第
    2のサブビット線の接続するセンスアンプを切替えるた
    めの第3のゲート手段をさらに含む、請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記センスアンプのセンス動作時、各前
    記第1および第2のメインビット線をともに対応のセン
    スアンプから切り離すためのゲート手段をさらに含む、
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 行列状に配置され、かつ各列が複数のブ
    ロックに分割される複数のメモリセルと、 各前記列に対応して配置される複数のメインビット線対
    と、 各前記列の各前記ブロックに対応して配置され、各々に
    対応の列ブロックのメモリセルが接続される複数のサブ
    ビット線対と、 隣接するメインビット線対間においてメインビット線と
    サブビット線との接続態様が異なるように各サブビット
    線対に設けられ、ブロック選択信号に応答して導通する
    複数のゲート手段とを備える、半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 各前記ゲート手段は、対応のサブビット
    線対のサブビット線の対向する端部に配置される、請求
    項8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 各前記ゲート手段は対応のサブビット
    線対の一方のサブビット線を隣接するメインビット線対
    の一方のメインビット線に接続するゲートを含む、請求
    項8記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 行列状に配置され、かつ各前記列が複
    数のブロックに分割される複数のメモリセルと、 各前記列に対応して配置される複数のメインビット線
    と、 各前記列の各前記ブロックに対応して配置され、かつ対
    応の列において端部に配設されるものよりもその長さが
    長くされ、かつさらに各々に対応の列のブロックのメモ
    リセルが接続される複数のサブビット線と、 各前記サブビット線に対応して配置され、ブロック選択
    信号に応答して、対応のサブビット線をメインビット線
    に接続する複数のゲートと、 前記複数のメインビット線に対応して設けられ、対応の
    メインビット線上の信号を検知し増幅するためのセンス
    アンプ手段とを備える、半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 行列状に配列され、かつ各前記列が複
    数のブロックに分割される複数のメモリセルと、 各前記列に対応して配置される複数のメインビット線
    と、 前記複数のメインビット線の各々において前記複数のブ
    ロックに対応して配置され、各々に対応のブロックのメ
    モリセルが接続される複数のサブビット線と、 前記行方向に沿って配設される主ブロック選択信号伝達
    線と、 所定数の列または前記メインビット線と平行に配設さ
    れ、前記主ブロック選択信号伝達線上のブロック選択信
    号を受ける複数の副ブロック選択信号伝達線と、 前記複数のサブビット線各々に対して設けられ、対応の
    副ブロック選択信号伝達線上のブロック選択信号に応答
    して対応のサブビット線を対応のメインビット線へ接続
    するための複数のブロック選択手段とを備える、半導体
    記憶装置。
  13. 【請求項13】 各々が行列状に配列されかつ各列が複
    数のブロックに分割される複数のメモリセルを有する複
    数のメモリアレイブロックと、 前記複数のメモリアレイブロック各々において各列に対
    応して配置される複数のメインビット線と、 前記複数のメインビット線各々に対して各列のブロック
    に対応して配置されかつ対応のブロックのメモリセルが
    各々に接続される複数のサブビット線と、 前記複数のメモリアレイブロックに共通に設けられ、ア
    ドレス信号に従って少なくとも1列を指定する列選択信
    号を生成する列選択信号発生手段と、 前記列選択信号発生手段の出力ノード各々に対応して設
    けられかつ前記複数のメモリアレイブロックに全体にわ
    たって延在し、前記列選択信号発生手段の対応の出力ノ
    ードからの列選択信号を伝達する複数の列選択信号伝達
    線と、 前記複数のメモリアレイブロック各々において設けら
    れ、前記複数の列選択信号伝達線上の列選択信号に応答
    して、指定された列に対応するメインビット線を選択し
    て内部データ線へ接続するための列選択手段とを備え
    る、半導体記憶装置。
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