JP3281215B2 - ダイナミック型半導体記憶装置 - Google Patents
ダイナミック型半導体記憶装置Info
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- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
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- G11C11/4063—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Dram (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイナミック型半導体
記憶装置(DRAM)に係わり、特にセンスアンプ方式
の改良をはかったDRAMに関する。
記憶装置(DRAM)に係わり、特にセンスアンプ方式
の改良をはかったDRAMに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1トランジスタ/1キャパシタの
メモリセル構造を持つDRAMは、メモリセル構造の改
良と微細加工技術の進歩により著しく高集積化が進んで
おり、ビット線やワード線等の配線、トランジスタの設
計ルールも縮小している。このDRAMにおけるセンス
アンプ方式としては、16Kビットまではオープン・ビ
ットライン方式(Open Bit Line:以後オープンBL方式
と記す)が用いられ、16Kビット〜現在の64Mビッ
トまでの世代ではフォールデッド・ビットライン方式
(Folded Bit Line:以後フォールデッドBL方式と記
す)が用いられているのが現状である。
メモリセル構造を持つDRAMは、メモリセル構造の改
良と微細加工技術の進歩により著しく高集積化が進んで
おり、ビット線やワード線等の配線、トランジスタの設
計ルールも縮小している。このDRAMにおけるセンス
アンプ方式としては、16Kビットまではオープン・ビ
ットライン方式(Open Bit Line:以後オープンBL方式
と記す)が用いられ、16Kビット〜現在の64Mビッ
トまでの世代ではフォールデッド・ビットライン方式
(Folded Bit Line:以後フォールデッドBL方式と記
す)が用いられているのが現状である。
【0003】従来のオープンBL方式とフォールデッド
BL方式の構成を、図32に示す。図32において、
(a)はオープンBL方式、(b)はフォールデッドB
L方式であり、SAはセンスアンプ、WLはワード線、
BLはビット線、MCはメモリセルを示している。
BL方式の構成を、図32に示す。図32において、
(a)はオープンBL方式、(b)はフォールデッドB
L方式であり、SAはセンスアンプ、WLはワード線、
BLはビット線、MCはメモリセルを示している。
【0004】オープンBL方式は、ビット線とワード線
の交点の全てにメモリセルを配置できるため、メモリセ
ル部の面積を縮小できる利点があるが、ビット線が2つ
のセルアレイ間に渡るため、センスアンプをビット線幅
に1個配置する必要があり、センスアンプ部のレイアウ
トが非常に困難である。図32(a)に示すように、セ
ルアレイ間で交互にセンスアンプを配置しても(リラッ
クス・オープンBL方式)、ビット線2本に1個のセン
スアンプが必要となり、センスアンプ部の設計ルールが
厳しくなる問題点があった。
の交点の全てにメモリセルを配置できるため、メモリセ
ル部の面積を縮小できる利点があるが、ビット線が2つ
のセルアレイ間に渡るため、センスアンプをビット線幅
に1個配置する必要があり、センスアンプ部のレイアウ
トが非常に困難である。図32(a)に示すように、セ
ルアレイ間で交互にセンスアンプを配置しても(リラッ
クス・オープンBL方式)、ビット線2本に1個のセン
スアンプが必要となり、センスアンプ部の設計ルールが
厳しくなる問題点があった。
【0005】これに対して64KビットDRAM時代か
ら現在まで主流のフォールデッドBL方式は、ワード線
とビット線の交点のうちの半分にしかメモリセルがな
く、1つのセルアレイ内でビット線対を構成するため、
図32(b)に示すようにセルアレイの両端に交互にセ
ンスアンプを配置することにより(ダブル・フォールデ
ッドBL方式)、ビット線4本に1個のセンスアンプが
あればよい。このため、センスアンプピッチを大幅に改
善でき、設計ルールのきついセンスアンプ部を容易にレ
イアウトすることができ、広くDRAMに用いられてき
た。
ら現在まで主流のフォールデッドBL方式は、ワード線
とビット線の交点のうちの半分にしかメモリセルがな
く、1つのセルアレイ内でビット線対を構成するため、
図32(b)に示すようにセルアレイの両端に交互にセ
ンスアンプを配置することにより(ダブル・フォールデ
ッドBL方式)、ビット線4本に1個のセンスアンプが
あればよい。このため、センスアンプピッチを大幅に改
善でき、設計ルールのきついセンスアンプ部を容易にレ
イアウトすることができ、広くDRAMに用いられてき
た。
【0006】しかしながら、フォールデッドBL方式で
は、ワード線とビット線の交点の半分にしかメモリセル
を配置できず、メモリセル部の面積が大きくなってチッ
プサイズが拡大する問題がある。特に、64Mビット,
256Mビット以上のDRAMにおいて、DRAMの製
造での困難さから容易に設計ルートを縮小することが不
可能となってきており、現在のフォールデッドBL方式
では、オープンBL方式に比べてメモリセル部の縮小が
困難であることが大きな問題となっている。
は、ワード線とビット線の交点の半分にしかメモリセル
を配置できず、メモリセル部の面積が大きくなってチッ
プサイズが拡大する問題がある。特に、64Mビット,
256Mビット以上のDRAMにおいて、DRAMの製
造での困難さから容易に設計ルートを縮小することが不
可能となってきており、現在のフォールデッドBL方式
では、オープンBL方式に比べてメモリセル部の縮小が
困難であることが大きな問題となっている。
【0007】このように従来のDRAMにおいては、オ
ープンBL方式はメモリセル面積は小さいがセンスアン
プの設計ルールが非常に厳しく、センスアンプの配置が
困難である問題点があり、一方フォールデッドBL方式
はセンスアンプの設計ルールは大幅に緩和できるが、メ
モリセル面積が大きくチップサイズが大きくなる問題点
があった。
ープンBL方式はメモリセル面積は小さいがセンスアン
プの設計ルールが非常に厳しく、センスアンプの配置が
困難である問題点があり、一方フォールデッドBL方式
はセンスアンプの設計ルールは大幅に緩和できるが、メ
モリセル面積が大きくチップサイズが大きくなる問題点
があった。
【0008】そこで本発明者らは、フォールデッドBL
方式に比べメモリセル面積を縮小することができ、かつ
オープンBL方式に比べセンスアンプの設計ルールを緩
和することができ、メモリセル面積の縮小、センスアン
プ設計ルールの緩和という2つの要望を同時に達成し得
る半導体記憶装置を既に提案している(特願平5−22
9215号)。これは、オープンBL方式とフォールデ
ッドBL方式とを最適に組み合わせることによって、そ
れぞれの特徴を生かしたDRAMを構成したものであ
る。
方式に比べメモリセル面積を縮小することができ、かつ
オープンBL方式に比べセンスアンプの設計ルールを緩
和することができ、メモリセル面積の縮小、センスアン
プ設計ルールの緩和という2つの要望を同時に達成し得
る半導体記憶装置を既に提案している(特願平5−22
9215号)。これは、オープンBL方式とフォールデ
ッドBL方式とを最適に組み合わせることによって、そ
れぞれの特徴を生かしたDRAMを構成したものであ
る。
【0009】例えば、1つの発明として、複数本のワー
ド線と複数本のビット線との交点位置に選択的にメモリ
セルを配置したセルアレイを複数個配設してなるダイナ
ミック型の半導体記憶装置において、第1のセルアレイ
の複数のビット数の一部は、複数のビット線対を形成し
て第1のセルアレイ端で第1のセンスアンプ部と接続さ
れて、フォールデッドBL構成をなし、第1のセルアレ
イの複数のビット線の残りは、第1のセルアレイに第2
のセインアンプ部を介して隣接する第2のセルアレイの
複数のビット線の一部と2本で組を形成して、第2のセ
ンスアンプを用いたオープンBL構成をなすことを特徴
としており、その1つの例を図33に示し、その動作例
を図34に示す。
ド線と複数本のビット線との交点位置に選択的にメモリ
セルを配置したセルアレイを複数個配設してなるダイナ
ミック型の半導体記憶装置において、第1のセルアレイ
の複数のビット数の一部は、複数のビット線対を形成し
て第1のセルアレイ端で第1のセンスアンプ部と接続さ
れて、フォールデッドBL構成をなし、第1のセルアレ
イの複数のビット線の残りは、第1のセルアレイに第2
のセインアンプ部を介して隣接する第2のセルアレイの
複数のビット線の一部と2本で組を形成して、第2のセ
ンスアンプを用いたオープンBL構成をなすことを特徴
としており、その1つの例を図33に示し、その動作例
を図34に示す。
【0010】他の発明として、複数本のワード線と複数
本のビット線との交点位置に選択的にメモリセルを配置
したセルアレイを複数個配設してなるダイナミック型の
半導体記憶装置において、第1のセルアレイの複数のビ
ット線の一部は、複数のビット線対を形成して第1のセ
ルアレイ端でセンスアンプ部と接続され、フォールデッ
ドBL構成をなし、第1のセルアレイの複数のビット線
の残りは、フォールデッドBL構成をなすビット線対の
うちのリファレンス側のビット線と共用してビット線対
を形成し、センスアンプ動作前までフォールデッドBL
構成をなし、センスアンプ動作後のメモリセルにデータ
を再書き込みするリストア動作時には、第1のセルアレ
イにセンスアンプ部を介して隣接する第2のセルアレイ
の複数のビット線の一部と2本で組を形成してオープン
BL構成をなすことを特徴としており、その1つの例を
図35に示し、その動作例を図36に示す。
本のビット線との交点位置に選択的にメモリセルを配置
したセルアレイを複数個配設してなるダイナミック型の
半導体記憶装置において、第1のセルアレイの複数のビ
ット線の一部は、複数のビット線対を形成して第1のセ
ルアレイ端でセンスアンプ部と接続され、フォールデッ
ドBL構成をなし、第1のセルアレイの複数のビット線
の残りは、フォールデッドBL構成をなすビット線対の
うちのリファレンス側のビット線と共用してビット線対
を形成し、センスアンプ動作前までフォールデッドBL
構成をなし、センスアンプ動作後のメモリセルにデータ
を再書き込みするリストア動作時には、第1のセルアレ
イにセンスアンプ部を介して隣接する第2のセルアレイ
の複数のビット線の一部と2本で組を形成してオープン
BL構成をなすことを特徴としており、その1つの例を
図35に示し、その動作例を図36に示す。
【0011】図33において、例えばワード線WA0 が
選択されるとBL0 ,BL1 にメモリセルデータが読み
出され、BL0 のデータはP01を“H”レベルにするこ
とにより、センスアンプSA0 に読み出され、しかもセ
ルデータが読み出されない、BL2 をリファレンスビッ
ト線としてフォールデッドBL方式でSA0 でセンスす
る。BL1 のデータは、P01が“H”のためSA1 に読
み出され、隣りのアレイのBL4 をリファレンスビット
線としてオープンBL方式でSA1 でセンスする。
選択されるとBL0 ,BL1 にメモリセルデータが読み
出され、BL0 のデータはP01を“H”レベルにするこ
とにより、センスアンプSA0 に読み出され、しかもセ
ルデータが読み出されない、BL2 をリファレンスビッ
ト線としてフォールデッドBL方式でSA0 でセンスす
る。BL1 のデータは、P01が“H”のためSA1 に読
み出され、隣りのアレイのBL4 をリファレンスビット
線としてオープンBL方式でSA1 でセンスする。
【0012】WA1 が選択された時もP01が“H”とな
り、BL0 ,BL2 でフォールデッドBL方式とBL1
とBL4 でオープンBL方式の混合でセンスされる。し
かしWA2 が選択されるとBL1 にセルデータが出すP
2 を“H”レベルにして、センスアンプとセルアレイの
接続位置を図34のように変えて、フォールデッドBL
方式とオープンBL方式でセンスする。
り、BL0 ,BL2 でフォールデッドBL方式とBL1
とBL4 でオープンBL方式の混合でセンスされる。し
かしWA2 が選択されるとBL1 にセルデータが出すP
2 を“H”レベルにして、センスアンプとセルアレイの
接続位置を図34のように変えて、フォールデッドBL
方式とオープンBL方式でセンスする。
【0013】図35において、例えばWA0 が選択され
た場合、BL1 とBL2 にセルデータが読み出され、こ
の時φDE,φD02 ,φC0,φCEが“H”レベルでBL1
のセルデータはSA0 に読み出され、BL2 のデータは
SA1 に読み出され、BL0はSA0 ,SA1 共用でリ
ファレンスビット線となり、φDE,φD02 ,φC0,φCE
全部を“L”レベルにして、データをSA0 ,SA1 で
ラッチした後、フォールデッドBL方式でSA0 ,SA
1 でセンスする。SA0 側のデータはその後のφDE,φ
D02 を“H”レベルに戻し、BL1 ,BL0 でフォール
デッドBL方式でデータの再書き込み(Restore)を行
う。
た場合、BL1 とBL2 にセルデータが読み出され、こ
の時φDE,φD02 ,φC0,φCEが“H”レベルでBL1
のセルデータはSA0 に読み出され、BL2 のデータは
SA1 に読み出され、BL0はSA0 ,SA1 共用でリ
ファレンスビット線となり、φDE,φD02 ,φC0,φCE
全部を“L”レベルにして、データをSA0 ,SA1 で
ラッチした後、フォールデッドBL方式でSA0 ,SA
1 でセンスする。SA0 側のデータはその後のφDE,φ
D02 を“H”レベルに戻し、BL1 ,BL0 でフォール
デッドBL方式でデータの再書き込み(Restore)を行
う。
【0014】しかし、SA1 側のデータは、BL0 をS
A0 側のリストアで用いているため利用できないので、
SA1 側のリストアはBL2 と隣りのセルアレイのビッ
ト線BL3 を用いてオープンBL方式でリストアを行
う。WA1 ,WA2 が選択された場合、セルの位置が異
なるため図36に示すようにセルアレイとセンスアンプ
との接続を変えて行う。
A0 側のリストアで用いているため利用できないので、
SA1 側のリストアはBL2 と隣りのセルアレイのビッ
ト線BL3 を用いてオープンBL方式でリストアを行
う。WA1 ,WA2 が選択された場合、セルの位置が異
なるため図36に示すようにセルアレイとセンスアンプ
との接続を変えて行う。
【0015】しかしながら、図33、図35に示すよう
な例においては、次のような問題点がある。図33にお
いては、読み出し方式がオープンBL方式とフォールデ
ッドBL方式の2種類が存在し、図35においてはオー
プンBL方式とフォールデッドBL方式の2種類の再書
き込み方式が存在する。
な例においては、次のような問題点がある。図33にお
いては、読み出し方式がオープンBL方式とフォールデ
ッドBL方式の2種類が存在し、図35においてはオー
プンBL方式とフォールデッドBL方式の2種類の再書
き込み方式が存在する。
【0016】従来より、オープンBL方式とフォールデ
ッドBL方式ではアレイノイズ量が異なり、しかもアレ
イノイズが最悪になるセルデータ“0”又は“1”の組
合せのパターンが異なり、さらにセンスアンプの位置も
異なり、さらにスイッチ部分の回路数やスイッチのレイ
アウトが異なる。
ッドBL方式ではアレイノイズ量が異なり、しかもアレ
イノイズが最悪になるセルデータ“0”又は“1”の組
合せのパターンが異なり、さらにセンスアンプの位置も
異なり、さらにスイッチ部分の回路数やスイッチのレイ
アウトが異なる。
【0017】従来のフォールデッドBL方式では、
“0”読みに必要な最低限の書き込み電圧と“1”読み
に必要な書き込み電圧が異なるためダミーワード線等の
カップリングで補償していたが、図33、図35の回路
においては“0”読みと“1”読みの一定の補償ばかり
でなく、上記理由により、オープン側の“0”読みと
“1”読みの必要な書き込み電圧のずれとフォールデッ
ド側の“0”読みと“1”読みのずれの大きさに違いが
生じる。よって“0”読みの悪い方と“1”読みの悪い
方でアレイのパフォーマンスが決定される。
“0”読みに必要な最低限の書き込み電圧と“1”読み
に必要な書き込み電圧が異なるためダミーワード線等の
カップリングで補償していたが、図33、図35の回路
においては“0”読みと“1”読みの一定の補償ばかり
でなく、上記理由により、オープン側の“0”読みと
“1”読みの必要な書き込み電圧のずれとフォールデッ
ド側の“0”読みと“1”読みのずれの大きさに違いが
生じる。よって“0”読みの悪い方と“1”読みの悪い
方でアレイのパフォーマンスが決定される。
【0018】また、スイッチを切り換える等によっても
上記の違いが生じる。例えば、図33に示すようにP2
がP01よりセンスアンプ側に配置された違いによっても
起こり得る。さらに、図35に示すように、WL0 ,W
L1 ,WL2 の選択により、ビット線対が隣りに並ぶ場
合とビット線対の間にビット線が入る場合等、これらの
異なりによる違いが生じる。
上記の違いが生じる。例えば、図33に示すようにP2
がP01よりセンスアンプ側に配置された違いによっても
起こり得る。さらに、図35に示すように、WL0 ,W
L1 ,WL2 の選択により、ビット線対が隣りに並ぶ場
合とビット線対の間にビット線が入る場合等、これらの
異なりによる違いが生じる。
【0019】一方、前記図35に示した構成により、メ
モリセルの数はオープンBL方式よりは少ないものの、
フォールデッドBL方式よりも多くできるので、従来の
フォールデッドBL方式よりセル面積が大幅に縮小でき
る。さらに、センスアンプ部のビット線間方向のピッチ
に関しては、最大でピット線2本に1個しか配置できな
いオープンBL方式よりもピッチが緩和でき、最大でビ
ット線4本に1個しか配置しなくてもよいフォールデッ
ドBL方式より厳しいが、オープンBL方式と比べると
大幅にセンスアンプ部の設計ルールは緩和できる。
モリセルの数はオープンBL方式よりは少ないものの、
フォールデッドBL方式よりも多くできるので、従来の
フォールデッドBL方式よりセル面積が大幅に縮小でき
る。さらに、センスアンプ部のビット線間方向のピッチ
に関しては、最大でピット線2本に1個しか配置できな
いオープンBL方式よりもピッチが緩和でき、最大でビ
ット線4本に1個しか配置しなくてもよいフォールデッ
ドBL方式より厳しいが、オープンBL方式と比べると
大幅にセンスアンプ部の設計ルールは緩和できる。
【0020】上記提案における駆動信号を図37に示
す。この提案では、読出し時はフォールデッドBL方式
となるので、読出し時にはオープンBL特有のワード線
を介したノイズは起こらず、フォールデッドBLの長所
である非選択WLを介したノイズをキャンセルできる方
式と同じになりノイズの低減がはかれる。
す。この提案では、読出し時はフォールデッドBL方式
となるので、読出し時にはオープンBL特有のワード線
を介したノイズは起こらず、フォールデッドBLの長所
である非選択WLを介したノイズをキャンセルできる方
式と同じになりノイズの低減がはかれる。
【0021】しかしながら、次のような問題点がある。
DRAM高密度化により、ビット線間(BL−BL間)
の容量の増大に伴うビット線間ノイズがクローズアップ
されてきた(例えば、H.Hidaka“Twisted Bitline,Arch
itecture for Multi-MegabitDRAM's ”IEEE Journal of
Solid-State Circuits vol.24,No.1 pp.21-27,1989Fe
b. )。
DRAM高密度化により、ビット線間(BL−BL間)
の容量の増大に伴うビット線間ノイズがクローズアップ
されてきた(例えば、H.Hidaka“Twisted Bitline,Arch
itecture for Multi-MegabitDRAM's ”IEEE Journal of
Solid-State Circuits vol.24,No.1 pp.21-27,1989Fe
b. )。
【0022】図35の構成におけるBL−BL間ノイズ
例を考えてみる。図38(a)に、図35の読出し時の
フォールデッドBL構成時の簡易化した図を示す。
例を考えてみる。図38(a)に、図35の読出し時の
フォールデッドBL構成時の簡易化した図を示す。
【0023】センスアンプSA0 に注目するとBL対
(BL1 ,BL2 )において、BL1はBL0 よりBL
−BL間容量をCBB、読出し信号をVs とすると+CBB
Vs のノイズを受け、BL2 はBL1 とBL9 から−2
CBBVs のノイズを受け最大3CBBVs のノイズを受け
る。これに対して、従来のフォールデッドBL方式、リ
ラックスドオープンBL方式のBL−BL間ノイズは、
図32より最大2CBBVs となる。
(BL1 ,BL2 )において、BL1はBL0 よりBL
−BL間容量をCBB、読出し信号をVs とすると+CBB
Vs のノイズを受け、BL2 はBL1 とBL9 から−2
CBBVs のノイズを受け最大3CBBVs のノイズを受け
る。これに対して、従来のフォールデッドBL方式、リ
ラックスドオープンBL方式のBL−BL間ノイズは、
図32より最大2CBBVs となる。
【0024】図35の構成では、読出しがフォールデッ
ドBL方式となるのでオープンBL方式固有のワード
線,プレート,基板等を介したノイズは低減されるが、
逆にBL−BL間ノイズは従来比1.5倍にもなってし
まう。さらに悪いことには、選択したワード線WLの位
置により、参照ビット線の位置が動いてしまうので、図
38(b)に示すようなビット線を2n (nは自然数)
で分割し、ビット線BLをツイストすることによりノイ
ズを低減する方法が適用できない。また、ビット線3本
で組をなしている点でも、従来のツイスト法が適用でき
ない問題点があった。
ドBL方式となるのでオープンBL方式固有のワード
線,プレート,基板等を介したノイズは低減されるが、
逆にBL−BL間ノイズは従来比1.5倍にもなってし
まう。さらに悪いことには、選択したワード線WLの位
置により、参照ビット線の位置が動いてしまうので、図
38(b)に示すようなビット線を2n (nは自然数)
で分割し、ビット線BLをツイストすることによりノイ
ズを低減する方法が適用できない。また、ビット線3本
で組をなしている点でも、従来のツイスト法が適用でき
ない問題点があった。
【0025】そこで本発明者らは、ビット線の1/3n
の位置で3本のビット線のうち2本をツイストしてノイ
ズを低減する発明を既に提案している(特願平5−35
1049号)。しかしながら、この発明においては3n
回のビット線のツイストをセルアレイ内で行うことによ
りノイズは低減できるが、その反面ツイストに面積を必
要とし、結果としてチップサイズが大きくなってしまう
問題点があった。
の位置で3本のビット線のうち2本をツイストしてノイ
ズを低減する発明を既に提案している(特願平5−35
1049号)。しかしながら、この発明においては3n
回のビット線のツイストをセルアレイ内で行うことによ
りノイズは低減できるが、その反面ツイストに面積を必
要とし、結果としてチップサイズが大きくなってしまう
問題点があった。
【0026】また、前述したようなオープンBL方式と
フォールデッドBL方式を組み合わせたオープン・フォ
ールデッドBL方式においては、ワード線のアドレスに
よってセルアレイのビット線とセンスアンプの接続の状
態が異なり、その接続状態は3本のワード線毎に周期的
に変化する。この状態を図56に示す。
フォールデッドBL方式を組み合わせたオープン・フォ
ールデッドBL方式においては、ワード線のアドレスに
よってセルアレイのビット線とセンスアンプの接続の状
態が異なり、その接続状態は3本のワード線毎に周期的
に変化する。この状態を図56に示す。
【0027】例えば、ワード線WL0 を選択した場合
は、制御信号φ0,1 が“H”となり、φ0,1 によって制
御されるゲートが導通する。一方、φ2 は“L”となる
ため、φ2 によって制御されるゲートは非導通となる。
この結果、ビット線とメモリセル,センスアンプの接続
が図57(a)に示すような形となり、メモリセルM1
のデータがフォールデッド・センスアンプA、メモリセ
ルM2 のデータがオープン・センスアンプBにそれぞれ
読み出される。
は、制御信号φ0,1 が“H”となり、φ0,1 によって制
御されるゲートが導通する。一方、φ2 は“L”となる
ため、φ2 によって制御されるゲートは非導通となる。
この結果、ビット線とメモリセル,センスアンプの接続
が図57(a)に示すような形となり、メモリセルM1
のデータがフォールデッド・センスアンプA、メモリセ
ルM2 のデータがオープン・センスアンプBにそれぞれ
読み出される。
【0028】WL1が選択された場合は、同様にφ0,1
によって制御されるゲートが導通し、φ2 によって制御
されるゲートが非導通となる。このときの接続は図57
(b)のようになり、メモリセルM3,M4のデータが
それぞれフォールデッド・センスアンプA、オープン・
センスアンプBに読み出される。WL2が選択された場
合は、φ2 によって制御されるゲートが導通となり、φ
0,1 によって制御されるゲートが非導通となる。このと
きの接続は図57(c)のようになり、メモリセルM
5,M6のデータがそれぞれフォールデッド・センスア
ンプA、オープン・センスアンプBに読み出される。
によって制御されるゲートが導通し、φ2 によって制御
されるゲートが非導通となる。このときの接続は図57
(b)のようになり、メモリセルM3,M4のデータが
それぞれフォールデッド・センスアンプA、オープン・
センスアンプBに読み出される。WL2が選択された場
合は、φ2 によって制御されるゲートが導通となり、φ
0,1 によって制御されるゲートが非導通となる。このと
きの接続は図57(c)のようになり、メモリセルM
5,M6のデータがそれぞれフォールデッド・センスア
ンプA、オープン・センスアンプBに読み出される。
【0029】実際のセルアレイは、この3種類のワード
線が周期的に繰り返される構造になっており、ビット線
とセンスアンプの接続ゲートのための制御信号φもワー
ド線のアドレスが3つ変わる毎に周期的に変化するの
で、このφの制御には3相アドレスが必要となる。
線が周期的に繰り返される構造になっており、ビット線
とセンスアンプの接続ゲートのための制御信号φもワー
ド線のアドレスが3つ変わる毎に周期的に変化するの
で、このφの制御には3相アドレスが必要となる。
【0030】一方、ダイナミック型半導体記憶装置にお
いて使用されるアドレスは、通常は“0”か“1”の2
進数で表され、上記のφ0,1 ,φ2 の制御を行うために
2進数で表されたワード線の選択アドレスが、図56に
示した3種類のワード線のうちどれであるかの3相アド
レスに変換しなければならない。即ち、ワード線WL0
,WL1 を選択した場合には、φ0,1 のゲートが導通
(ビット線とセンスアンプを接続)、φ2 のゲートが非
導通(同じく切断)とする。このためには、ワード線の
アドレスを3で割った剰余を求める回路が必要である。
いて使用されるアドレスは、通常は“0”か“1”の2
進数で表され、上記のφ0,1 ,φ2 の制御を行うために
2進数で表されたワード線の選択アドレスが、図56に
示した3種類のワード線のうちどれであるかの3相アド
レスに変換しなければならない。即ち、ワード線WL0
,WL1 を選択した場合には、φ0,1 のゲートが導通
(ビット線とセンスアンプを接続)、φ2 のゲートが非
導通(同じく切断)とする。このためには、ワード線の
アドレスを3で割った剰余を求める回路が必要である。
【0031】この変換を実現する回路として、従来提案
されているものを図58に示す。回路Aは2桁の2進数
を1桁の3進数に変換する回路、回路Bは2つの3進数
を加算し最下位の1桁の3進数を出力する回路である。
されているものを図58に示す。回路Aは2桁の2進数
を1桁の3進数に変換する回路、回路Bは2つの3進数
を加算し最下位の1桁の3進数を出力する回路である。
【0032】アドレス入力Aiと/Ai(i=0〜7)
は相補的な入力アドレスで、例えばAi=“0”ならば
/Ai=“1”となる。ワード線をアドレスAiによっ
て選択したとき、この回路の出力Z0 ,Z1 ,Z2 が求
める剰余である。即ち、例えばA0 =A1 =…=A7 =
“0”(/A0 =/A1 =…=/A7 =“1”)の場
合、出力はZ0 =“1”,Z1 =“0”,Z2 =“0”
などとなる。入力と出力の対応を下記の(表1)に示
す。
は相補的な入力アドレスで、例えばAi=“0”ならば
/Ai=“1”となる。ワード線をアドレスAiによっ
て選択したとき、この回路の出力Z0 ,Z1 ,Z2 が求
める剰余である。即ち、例えばA0 =A1 =…=A7 =
“0”(/A0 =/A1 =…=/A7 =“1”)の場
合、出力はZ0 =“1”,Z1 =“0”,Z2 =“0”
などとなる。入力と出力の対応を下記の(表1)に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】このように、アドレスを3で割った剰余が
0の場合にはZ0 =1、剰余が1,2の場合にはZ1 ,
Z2 がそれぞれ1となる。
0の場合にはZ0 =1、剰余が1,2の場合にはZ1 ,
Z2 がそれぞれ1となる。
【0035】一方、ダイナミック型半導体記憶装置の内
部アドレスは通常待機時には外部アドレスの状態によら
ず固定されている。これにならって図57に示した回路
において内部アドレスAi=/Ai=“0”とすると、
回路Aの出力はB00=“0”,B01=“1”,B02=
“1”となり、また最終出力Z0 ,Z1 ,Z2 はZ0 =
Z1 =Z2 =“1”となる。
部アドレスは通常待機時には外部アドレスの状態によら
ず固定されている。これにならって図57に示した回路
において内部アドレスAi=/Ai=“0”とすると、
回路Aの出力はB00=“0”,B01=“1”,B02=
“1”となり、また最終出力Z0 ,Z1 ,Z2 はZ0 =
Z1 =Z2 =“1”となる。
【0036】ところが上で述べたように、Zi=“1”
(i=0,1,2)という状態はアドレスを3で割った
剰余がiであることを表しており、Z0 =Z1 =Z2 =
“1”という状態は多重選択である。よって、待機状態
から動作状態に変化した際、内部の2進アドレスAi,
/Aiが確定してから剰余アドレスZiがきちんと確定
するまでの遅延時間の間は、剰余アドレスZiを用いて
制御するゲートpiやダミーワード線DWLiが多重選
択となってしまうハザードが生じる。
(i=0,1,2)という状態はアドレスを3で割った
剰余がiであることを表しており、Z0 =Z1 =Z2 =
“1”という状態は多重選択である。よって、待機状態
から動作状態に変化した際、内部の2進アドレスAi,
/Aiが確定してから剰余アドレスZiがきちんと確定
するまでの遅延時間の間は、剰余アドレスZiを用いて
制御するゲートpiやダミーワード線DWLiが多重選
択となってしまうハザードが生じる。
【0037】この状態を表したのが図59である。チッ
プが待機状態から動作状態に移行し、アドレスが確定し
てからそれを剰余回路でデコードして、剰余が確定する
までには剰余回路の入力から出力までの遅延時間がかか
るため、この間は剰余回路の出力が多重選択となってし
まっている。これを避けるためには制御信号を、剰余ア
ドレスが確定するまで活性化しないという対策が考えら
れるが、回路が複雑になり、またマージンを見込んで動
作させるためには動作が遅くなるなどの問題がある。
プが待機状態から動作状態に移行し、アドレスが確定し
てからそれを剰余回路でデコードして、剰余が確定する
までには剰余回路の入力から出力までの遅延時間がかか
るため、この間は剰余回路の出力が多重選択となってし
まっている。これを避けるためには制御信号を、剰余ア
ドレスが確定するまで活性化しないという対策が考えら
れるが、回路が複雑になり、またマージンを見込んで動
作させるためには動作が遅くなるなどの問題がある。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のDR
AMにおいては、“0”読み出しデータと“1”読み出
しデータに最低限必要とされる書き込み電圧のずれの量
が1つのアレイの中に複数種類存在すると、1つのアレ
イのパフォーマンスが複数種類の中で、最も“0”読み
出しが悪い種類と最も“1”読み出しが悪い種類で律速
される問題点があった。
AMにおいては、“0”読み出しデータと“1”読み出
しデータに最低限必要とされる書き込み電圧のずれの量
が1つのアレイの中に複数種類存在すると、1つのアレ
イのパフォーマンスが複数種類の中で、最も“0”読み
出しが悪い種類と最も“1”読み出しが悪い種類で律速
される問題点があった。
【0039】また、ビット線3本で組をなしている場
合、従来のツイスト法が適用できず、ビット線間の干渉
ノイズを低減できない。さらに、特願平5−35104
9号のように、ビット線の1/3nの位置で3本のビッ
ト線のうち2本をツイストさせる方式では、ビット線間
の干渉ノイズは低減されるもののチップ面積の増大を招
く問題があった。
合、従来のツイスト法が適用できず、ビット線間の干渉
ノイズを低減できない。さらに、特願平5−35104
9号のように、ビット線の1/3nの位置で3本のビッ
ト線のうち2本をツイストさせる方式では、ビット線間
の干渉ノイズは低減されるもののチップ面積の増大を招
く問題があった。
【0040】また、従来の剰余回路によってダイナミッ
ク型半導体記憶装置の内部アドレスをデコードする場
合、待機状態から動作状態に移行する際にセンスアンプ
とビット線をつなぐゲートやダミーワード線が多重選択
されるというハザードが生じてしまうという問題があっ
た。
ク型半導体記憶装置の内部アドレスをデコードする場
合、待機状態から動作状態に移行する際にセンスアンプ
とビット線をつなぐゲートやダミーワード線が多重選択
されるというハザードが生じてしまうという問題があっ
た。
【0041】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、“0”読み出しデー
タと“1”読み出しデータとの読み出し易さのずれがあ
る場合にも、最も読み出しが悪いもので読み出しが律速
されることはなく、読み出しマージンの向上をはかり得
るDRAMを提供することにある。
もので、その目的とするところは、“0”読み出しデー
タと“1”読み出しデータとの読み出し易さのずれがあ
る場合にも、最も読み出しが悪いもので読み出しが律速
されることはなく、読み出しマージンの向上をはかり得
るDRAMを提供することにある。
【0042】また、本発明の他の目的は、フォールデッ
ドBL方式に比べメモリセル面積を縮小することがで
き、かつオープンBL方式に比べセンスアンプの設計ル
ールを緩和することができ、メモリセル面積の縮小、セ
ンスアンプの設計ルールの緩和という2つの要望を同時
に達成することができ、さらにビット線間のノイズを低
減し得るDRAMを提供することにある。
ドBL方式に比べメモリセル面積を縮小することがで
き、かつオープンBL方式に比べセンスアンプの設計ル
ールを緩和することができ、メモリセル面積の縮小、セ
ンスアンプの設計ルールの緩和という2つの要望を同時
に達成することができ、さらにビット線間のノイズを低
減し得るDRAMを提供することにある。
【0043】また、本発明の更に他の目的は、センスア
ンプとビット線をつなぐゲートやダミーワード線の動作
においてハザードが生じない剰余計算回路を備えたDR
AMを提供することにある。
ンプとビット線をつなぐゲートやダミーワード線の動作
においてハザードが生じない剰余計算回路を備えたDR
AMを提供することにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。
に本発明は、次のような構成を採用している。
【0045】即ち、本発明に係るダイナミック型半導体
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1のセルアレイの複数のビット線の
残りと前記第2のセルアレイの複数のビット線の一部と
で形成されるオープン・ビットライン構成をなす第2の
複数のビット線対の組に接続された第2のセンスアンプ
部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線
に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベル
との電位のずれを補正する手段とを具備し、前記補正手
段の変化量はオープンビット線構成とフォールデッドビ
ット線構成とで異なることを特徴とする。
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1のセルアレイの複数のビット線の
残りと前記第2のセルアレイの複数のビット線の一部と
で形成されるオープン・ビットライン構成をなす第2の
複数のビット線対の組に接続された第2のセンスアンプ
部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線
に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベル
との電位のずれを補正する手段とを具備し、前記補正手
段の変化量はオープンビット線構成とフォールデッドビ
ット線構成とで異なることを特徴とする。
【0046】また、本発明に係るダイナミック型半導体
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビ
ット線に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出し
レベルとの電位のずれを補正する手段と、前記第1のセ
ルアレイのビット線の残りが、センスアンプ動作前まで
は、前記複数のビット線対のうちのリファレンス側のビ
ット線と共用でフォールデット・ビットライン構成をな
す第2の複数のビット線対を形成し、センスアンプ動作
後のメモリセルにデータを再書き込みするリストア動作
時には、前記第1のセルアレイに隣接する第2のセルア
レイの複数のビット線の一部と共用でオープン・ビット
ライン構成をなすビット線対の組を形成するように制御
する制御部とを具備し、前記補正手段の変化量はオープ
ンビット線構成とフォールデッドビット線構成とで異な
ることを特徴とする。
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビ
ット線に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出し
レベルとの電位のずれを補正する手段と、前記第1のセ
ルアレイのビット線の残りが、センスアンプ動作前まで
は、前記複数のビット線対のうちのリファレンス側のビ
ット線と共用でフォールデット・ビットライン構成をな
す第2の複数のビット線対を形成し、センスアンプ動作
後のメモリセルにデータを再書き込みするリストア動作
時には、前記第1のセルアレイに隣接する第2のセルア
レイの複数のビット線の一部と共用でオープン・ビット
ライン構成をなすビット線対の組を形成するように制御
する制御部とを具備し、前記補正手段の変化量はオープ
ンビット線構成とフォールデッドビット線構成とで異な
ることを特徴とする。
【0047】また、本発明に係るダイナミック型半導体
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1のセルアレイの複数のビット線の
残りと前記第2のセルアレイの複数のビット線の一部と
で形成されるオープン・ビットライン構成をなす第2の
複数のビット線対の組に接続された第2のセンスアンプ
部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線
に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベル
との電位のずれを補正する手段とを具備し、前記補正手
段の変化量は選択したワード線の種類によって異なるこ
とを特徴とする。
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1のセルアレイの複数のビット線の
残りと前記第2のセルアレイの複数のビット線の一部と
で形成されるオープン・ビットライン構成をなす第2の
複数のビット線対の組に接続された第2のセンスアンプ
部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線
に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベル
との電位のずれを補正する手段とを具備し、前記補正手
段の変化量は選択したワード線の種類によって異なるこ
とを特徴とする。
【0048】また、本発明に係るダイナミック型半導体
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビ
ット線に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出し
レベルとの電位のずれを補正する手段と、前記第1のセ
ルアレイのビット線の残りが、センスアンプ動作前まで
は、前記複数のビット線対のうちのリファレンス側のビ
ット線と共用でフォールデット・ビットライン構成をな
す第2の複数のビット線対を形成し、センスアンプ動作
後のメモリセルにデータを再書き込みするリストア動作
時には、前記第1のセルアレイに隣接する第2のセルア
レイの複数のビット線の一部と共用でオープン・ビット
ライン構成をなすビット線対の組を形成するように制御
する制御部とを具備し、前記補正手段の変化量は選択し
たワード線の種類によって異なることを特徴とする。
記憶装置は、複数のワード線と複数のビット線との交点
位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少な
くとも第1及び第2セルアレイと、前記第1のセルアレ
イの複数のビット線の一部により形成されるフォールデ
ッド・ビットライン構成をなす第1の複数のビット線対
に前記第1のセルアレイ端にて接続された第1のセンス
アンプ部と、前記第1及び第2のセルアレイの一部のビ
ット線に対して“1”読み出しレベルと“0”読み出し
レベルとの電位のずれを補正する手段と、前記第1のセ
ルアレイのビット線の残りが、センスアンプ動作前まで
は、前記複数のビット線対のうちのリファレンス側のビ
ット線と共用でフォールデット・ビットライン構成をな
す第2の複数のビット線対を形成し、センスアンプ動作
後のメモリセルにデータを再書き込みするリストア動作
時には、前記第1のセルアレイに隣接する第2のセルア
レイの複数のビット線の一部と共用でオープン・ビット
ライン構成をなすビット線対の組を形成するように制御
する制御部とを具備し、前記補正手段の変化量は選択し
たワード線の種類によって異なることを特徴とする。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【作用】本発明によれば、ビット線とワード線の交点の
数とメモリセルの数が等しいオープンBL方式と、交点
の数の半分のメモリセル数をフォールデッドBL方式の
組み合わせにより、メモリセルの数はオープンBL方式
よりは少ないものの、フォールデッドBL方式よりも多
くできるので、従来のフォールデッドBL方式よりセル
面積が大幅に縮小できる。さらに、センスアンプ部を配
置するためのビット線間方向のピッチに関しては、最大
でビット線2本に1個しか配置できないオープンBL方
式よりもピッチが緩和でき、最大でビット線4本に1個
しか配置しなくてもよいフォールデッドBL方式より厳
しいが、オープンBL方式と比べると大幅にセンスアン
プ部の設計ルールは緩和できる。
数とメモリセルの数が等しいオープンBL方式と、交点
の数の半分のメモリセル数をフォールデッドBL方式の
組み合わせにより、メモリセルの数はオープンBL方式
よりは少ないものの、フォールデッドBL方式よりも多
くできるので、従来のフォールデッドBL方式よりセル
面積が大幅に縮小できる。さらに、センスアンプ部を配
置するためのビット線間方向のピッチに関しては、最大
でビット線2本に1個しか配置できないオープンBL方
式よりもピッチが緩和でき、最大でビット線4本に1個
しか配置しなくてもよいフォールデッドBL方式より厳
しいが、オープンBL方式と比べると大幅にセンスアン
プ部の設計ルールは緩和できる。
【0075】また、ビット線2本に1個のセンスアンプ
を配置するオープンBL方式(リラックス・オープンB
L方式)は、元来のビット線1本に1個のセンスアンプ
を配置する非常にセンスアンプピッチの厳しいオープン
BL方式に比べ、セルアレイの数が増大する欠点があっ
たが、本方式はセルアレイ数の増加もなしにリラックス
・オープンBL方式より大きいセンスアンプピッチとな
る。このように本発明では、従来のオープンBL方式と
フォールデッドBL方式の各々の最大の欠点を克服し、
かつ各々の最大の長所を生かすことが可能となる。
を配置するオープンBL方式(リラックス・オープンB
L方式)は、元来のビット線1本に1個のセンスアンプ
を配置する非常にセンスアンプピッチの厳しいオープン
BL方式に比べ、セルアレイの数が増大する欠点があっ
たが、本方式はセルアレイ数の増加もなしにリラックス
・オープンBL方式より大きいセンスアンプピッチとな
る。このように本発明では、従来のオープンBL方式と
フォールデッドBL方式の各々の最大の欠点を克服し、
かつ各々の最大の長所を生かすことが可能となる。
【0076】これに加え本発明では、“0”読みに最低
限必要とされるセル書き込み電圧と“1”読みに最低限
必要とされるセル書き込み電圧の違いの差の種類が1つ
のアレイ内に複数種類あったとしても、1種類毎に
“1”読みと“0”読みの差を補正する回路を設けてい
る。そしてこの補正回路を用いて、上記種類毎に補正の
量を変えることにより、“1”読みと“0”読みの差を
無くすることができる。
限必要とされるセル書き込み電圧と“1”読みに最低限
必要とされるセル書き込み電圧の違いの差の種類が1つ
のアレイ内に複数種類あったとしても、1種類毎に
“1”読みと“0”読みの差を補正する回路を設けてい
る。そしてこの補正回路を用いて、上記種類毎に補正の
量を変えることにより、“1”読みと“0”読みの差を
無くすることができる。
【0077】また本発明では、ワード線選択位置によら
ず1つの第1のビット対の間に他の第2のビット線対の
うちのメモリセルが読み出されるビット線が挟まれるた
め、このメモリセルから第2のビット線対のビット線に
読み出された時、このビット線が読み出し信号量分変化
したことにより隣接したビット線に容量結合により与え
るビット線間のアレイノイズは、第1のビット線対の2
本のビット線で同相となる。従って、このノイズにより
第1のビット線対間の電位差が変化することはなく、こ
れによりアレイノイズを低減することが可能となる。
ず1つの第1のビット対の間に他の第2のビット線対の
うちのメモリセルが読み出されるビット線が挟まれるた
め、このメモリセルから第2のビット線対のビット線に
読み出された時、このビット線が読み出し信号量分変化
したことにより隣接したビット線に容量結合により与え
るビット線間のアレイノイズは、第1のビット線対の2
本のビット線で同相となる。従って、このノイズにより
第1のビット線対間の電位差が変化することはなく、こ
れによりアレイノイズを低減することが可能となる。
【0078】
【0079】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
明する。
【0080】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図2(a)(b)
はその動作波形図を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図2(a)(b)
はその動作波形図を示している。
【0081】本実施例は図33に示したDRAMの改良
であり、本実施例がこれと異なる点は、制御用クロック
φ0,1,2,3,4,5 を付加し、さらにこのクロックは、それ
ぞれφ0 はセンスアンプ部のビット線/BLA とC1 の
キャパシタで結合し、φ1 はBLA とC1 で結合し、同
様にφ2 ,φ3 は/BLB ,BLB とC2 のキャパシタ
で結合し、φ4 ,φ5 は/BLC ,BLC とC1 のキャ
パシタで結合し、容量C1 とC2 は値が異なる(C1 ≠
C2 )点である。
であり、本実施例がこれと異なる点は、制御用クロック
φ0,1,2,3,4,5 を付加し、さらにこのクロックは、それ
ぞれφ0 はセンスアンプ部のビット線/BLA とC1 の
キャパシタで結合し、φ1 はBLA とC1 で結合し、同
様にφ2 ,φ3 は/BLB ,BLB とC2 のキャパシタ
で結合し、φ4 ,φ5 は/BLC ,BLC とC1 のキャ
パシタで結合し、容量C1 とC2 は値が異なる(C1 ≠
C2 )点である。
【0082】このような構成において、例えばWA0 が
選択されBL0 ,BL1 にメモリセルデータが読み出さ
れるとき、P01が“H”レベルなため、BL0 のデータ
は/BLA に伝達し、BL2 をリファレンスビット線と
してSA0 でセンスをする。このとき、BL0 ではセル
データ以外にWA0 を立ち上げたことによるWA0 とB
L0 のカップリングにより電位が上がるため、SA0 で
“1”読みがし易く、“0”読みがし難くなる。
選択されBL0 ,BL1 にメモリセルデータが読み出さ
れるとき、P01が“H”レベルなため、BL0 のデータ
は/BLA に伝達し、BL2 をリファレンスビット線と
してSA0 でセンスをする。このとき、BL0 ではセル
データ以外にWA0 を立ち上げたことによるWA0 とB
L0 のカップリングにより電位が上がるため、SA0 で
“1”読みがし易く、“0”読みがし難くなる。
【0083】そこで本実施例では、図2(a)に示すよ
うにφ1 を上げることにより、BLA 側にC1 の容量を
カップリングさせてBLA の電位を上げる。これによ
り、“1”読みがし易く、“0”読みがし難いのを補償
して、“1”読みと“0”読みが同等にし易くなるよう
にする。
うにφ1 を上げることにより、BLA 側にC1 の容量を
カップリングさせてBLA の電位を上げる。これによ
り、“1”読みがし易く、“0”読みがし難いのを補償
して、“1”読みと“0”読みが同等にし易くなるよう
にする。
【0084】同様に、BL1 のデータはBLB に伝達
し、アレイBのBL5 をリファレンスビット線として、
SA1 でセンスする。このとき、BL1 ではセルデータ
以外にWA0 を立ち上げたことによるWA0 とBL1 の
カップリングにより電位が上がることにより、SA1 で
“1”読みがし易く、“0”読みがし難くなる。そこで
本実施例では、図2(a)に示すようにφ2 を上げるこ
とにより、/BLB 側にもC2 の容量をカップリングさ
せて/BLB の電位を上げる。これにより、“1”読み
し易く、“0”読みし難いのを補償して、“1”読みと
“0”読みが同等にし易くなるようにする。
し、アレイBのBL5 をリファレンスビット線として、
SA1 でセンスする。このとき、BL1 ではセルデータ
以外にWA0 を立ち上げたことによるWA0 とBL1 の
カップリングにより電位が上がることにより、SA1 で
“1”読みがし易く、“0”読みがし難くなる。そこで
本実施例では、図2(a)に示すようにφ2 を上げるこ
とにより、/BLB 側にもC2 の容量をカップリングさ
せて/BLB の電位を上げる。これにより、“1”読み
し易く、“0”読みし難いのを補償して、“1”読みと
“0”読みが同等にし易くなるようにする。
【0085】ここで、SA0 とSA1 とで“1”読みし
易く“0”読みし難い程度は必ずしも同じではない。例
えば、WA0 の上ったとき、WA0 はBL2 とも小さい
カップリングを引き起こす(BL2 とWA0 の交点には
メモリセルはないが寄生容量は存在する)。この結果、
SA0 の“1”の読み易さは、SA1 の“1”の読み易
さよりは劣ることになる。これは、SA0 でのリファレ
ンスビット線BL2 が僅かだけ上記カップリングにより
上がるためである。このずれをなくすためには、C1 の
容量とC2 の容量の値を変える。即ち、C1 よりもC2
を小さくすればよい。
易く“0”読みし難い程度は必ずしも同じではない。例
えば、WA0 の上ったとき、WA0 はBL2 とも小さい
カップリングを引き起こす(BL2 とWA0 の交点には
メモリセルはないが寄生容量は存在する)。この結果、
SA0 の“1”の読み易さは、SA1 の“1”の読み易
さよりは劣ることになる。これは、SA0 でのリファレ
ンスビット線BL2 が僅かだけ上記カップリングにより
上がるためである。このずれをなくすためには、C1 の
容量とC2 の容量の値を変える。即ち、C1 よりもC2
を小さくすればよい。
【0086】この他、フォールデッド読み出しのSA0
とオープン読み出しのSA1 では“1”読み易さ、
“0”読み易さの差にアレイノイズの受け方、最悪パタ
ーンの違い等によりずれが存在する可能性があり、これ
はC1 ≠C2 とすることにより補正される。
とオープン読み出しのSA1 では“1”読み易さ、
“0”読み易さの差にアレイノイズの受け方、最悪パタ
ーンの違い等によりずれが存在する可能性があり、これ
はC1 ≠C2 とすることにより補正される。
【0087】図2(b)は図2(a)と異なり、リファ
レンスビット線をカップリングで上げるのではなく、セ
ルが読み出されるビット線を逆にカップリングで下げる
ことにより“1”読みと“0”読み易さの違いを補正す
る方法である。この場合においても、C1 ≠C2 とする
ことにより、SA0 とSA1 での差を補正できる。
レンスビット線をカップリングで上げるのではなく、セ
ルが読み出されるビット線を逆にカップリングで下げる
ことにより“1”読みと“0”読み易さの違いを補正す
る方法である。この場合においても、C1 ≠C2 とする
ことにより、SA0 とSA1 での差を補正できる。
【0088】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
【0089】本実施例が第1の実施例と異なる点、セン
スアンプ部での容量をさらにC1 ,C2 ,C3 ,C4 ,
C5 ,C6 と異ならせる点である。従来技術の項で問題
点を示した通り、同じフォールデッドBL読み出しのS
A0 においても、ワード線WA0 ,WA1 ,WA2 のど
れを選ぶかによって“1”読み易さと“0”読み易さの
差が異なる場合がある。このような場合には、C1 ≠C
2 ,C3 ≠C4 ,C5≠C6 と容量を変えることにより
対応させ、最適な補正を行うことができる。
スアンプ部での容量をさらにC1 ,C2 ,C3 ,C4 ,
C5 ,C6 と異ならせる点である。従来技術の項で問題
点を示した通り、同じフォールデッドBL読み出しのS
A0 においても、ワード線WA0 ,WA1 ,WA2 のど
れを選ぶかによって“1”読み易さと“0”読み易さの
差が異なる場合がある。このような場合には、C1 ≠C
2 ,C3 ≠C4 ,C5≠C6 と容量を変えることにより
対応させ、最適な補正を行うことができる。
【0090】(実施例3)図4は、本発明の第3の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図5(a)(b)
はその動作波形図を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図5(a)(b)
はその動作波形図を示している。
【0091】本実施例においては、センスアンプ部のカ
ップリング容量C1 は一定のままで制御信号φ0 〜φ5
の振幅量を変えることによりオープン読み出し、フォー
ルデッド読み出しでの違いや、WA0 〜WA2 の選択に
よる違いを補正することができる。
ップリング容量C1 は一定のままで制御信号φ0 〜φ5
の振幅量を変えることによりオープン読み出し、フォー
ルデッド読み出しでの違いや、WA0 〜WA2 の選択に
よる違いを補正することができる。
【0092】例えば、図5(a)でオープンBL方式と
フォールデッドBL方式のWA0 〜WA2 の組合せ全て
で“1”読み出しと“0”読み出しの差が異なる場合、
VFA0 ≠VFA1 ≠VFA2 ≠VOA0 ≠VOA1 ≠VOA2 とす
ればよい。図5(a)と(b)の違いは、図2(a)と
(b)の違いと同様に、リファレンス側と上げて補正す
るか、セル読み出し側を下げて補正するかである。
フォールデッドBL方式のWA0 〜WA2 の組合せ全て
で“1”読み出しと“0”読み出しの差が異なる場合、
VFA0 ≠VFA1 ≠VFA2 ≠VOA0 ≠VOA1 ≠VOA2 とす
ればよい。図5(a)と(b)の違いは、図2(a)と
(b)の違いと同様に、リファレンス側と上げて補正す
るか、セル読み出し側を下げて補正するかである。
【0093】電圧制御では自由に、例えばオープンBL
方式とフォールデッドBL方式だけで違う場合、VFA0
=VFA1 =VFA2 ≠VOA0 =VOA1 =VOA2 と変えるこ
とができる。
方式とフォールデッドBL方式だけで違う場合、VFA0
=VFA1 =VFA2 ≠VOA0 =VOA1 =VOA2 と変えるこ
とができる。
【0094】図6及び図7は、図4の回路における制御
信号φ0 〜φ4 を発生するためのの駆動回路の例をそれ
ぞれ示している。図6において、例えばWA0 が選択さ
れるとφFA0 が“L”レベルになり、φ1 の電位がVss
からVFA0 に変化する。WA1が選択されるとφFA1 が
“L”レベルになり、φ0 がVssからVFA1 に変化す
る。このようにVFA0 〜VFA2 ,VOA0 〜VOA2 までの
基準電位を作っておけば容易に制御できる。
信号φ0 〜φ4 を発生するためのの駆動回路の例をそれ
ぞれ示している。図6において、例えばWA0 が選択さ
れるとφFA0 が“L”レベルになり、φ1 の電位がVss
からVFA0 に変化する。WA1が選択されるとφFA1 が
“L”レベルになり、φ0 がVssからVFA1 に変化す
る。このようにVFA0 〜VFA2 ,VOA0 〜VOA2 までの
基準電位を作っておけば容易に制御できる。
【0095】図7は、オープンBL側とフォールデッド
BL側のみで“1”読み易さと“0”読み易さが異なる
場合の例を示している。また、基準電位はVFA,VOAの
2種類あればよい。
BL側のみで“1”読み易さと“0”読み易さが異なる
場合の例を示している。また、基準電位はVFA,VOAの
2種類あればよい。
【0096】図8は、基準電位を不要にする例を示す。
スタンドバイ時φPRE を“L”にして容量CX1,CX2を
Vccにプリチャージしておき、例えばWA1 が選択され
た場合、φFA1 を“L”にして、トランジスタQ1 を導
通させる。この時、制御信号の容量をCY とするとφ0
の電位はVssからCX1/(CY +CX1)・Vccに変化す
る。CX1≠CX2をすることにより、図6,図7と同様に
自由に制御信号の振幅を変えることができる。同様にφ
0 ,φ2 ,φ3 の回路も構成できる。
スタンドバイ時φPRE を“L”にして容量CX1,CX2を
Vccにプリチャージしておき、例えばWA1 が選択され
た場合、φFA1 を“L”にして、トランジスタQ1 を導
通させる。この時、制御信号の容量をCY とするとφ0
の電位はVssからCX1/(CY +CX1)・Vccに変化す
る。CX1≠CX2をすることにより、図6,図7と同様に
自由に制御信号の振幅を変えることができる。同様にφ
0 ,φ2 ,φ3 の回路も構成できる。
【0097】試作ではφPRE を単にVccにしておき、X
1,X2に直接チップ外部から基準電位を与えておき、
“1”読みと“0”読みのし易さのずれを測定してお
き、そのずれの分CX1,CX2の値を変え、量産ではX
1,X2の外部からの入力なしで対応させることが可能
である。
1,X2に直接チップ外部から基準電位を与えておき、
“1”読みと“0”読みのし易さのずれを測定してお
き、そのずれの分CX1,CX2の値を変え、量産ではX
1,X2の外部からの入力なしで対応させることが可能
である。
【0098】(実施例4)図9は、本発明の第4の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図10はその動作
波形図を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図10はその動作
波形図を示している。
【0099】本実施例は図35に示したDRAMの改良
であり、第1の実施例で説明したのと同様に、制御用ク
ロックφ0,1,2,3,4,5 を付加し、これらのクロックをセ
ンスアンプ部の各ビット線とC1 ,C2 のキャパシタで
結合している。
であり、第1の実施例で説明したのと同様に、制御用ク
ロックφ0,1,2,3,4,5 を付加し、これらのクロックをセ
ンスアンプ部の各ビット線とC1 ,C2 のキャパシタで
結合している。
【0100】本実施例では、図1と同様にして、“1”
読みと“0”読みし易さのSA0 側(フォールデッド読
み出し、フォールデッド再書き込み)とSA1 側(フォ
ールデッド読み出し、オープン再書き込み)のずれを、
C1 ≠C2 とすることにより補正できる。
読みと“0”読みし易さのSA0 側(フォールデッド読
み出し、フォールデッド再書き込み)とSA1 側(フォ
ールデッド読み出し、オープン再書き込み)のずれを、
C1 ≠C2 とすることにより補正できる。
【0101】図10はセルが読み出される側をセンスア
ンプ部のカップリングで少し下げる方式を示す。
ンプ部のカップリングで少し下げる方式を示す。
【0102】(実施例5)図11は本発明の第5の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
【0103】本実施例において、WA0 ,WA1 ,WA
2 で“1”読みと“0”読み易さが異なる場合は、図3
の例と同様に、C1 ≠C2 ,C3 ≠C4 ,C5 ≠C6 と
すればよい。
2 で“1”読みと“0”読み易さが異なる場合は、図3
の例と同様に、C1 ≠C2 ,C3 ≠C4 ,C5 ≠C6 と
すればよい。
【0104】(実施例6)図12は本発明の第6の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図13はその動作
波形図を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。図13はその動作
波形図を示している。
【0105】本実施例では、図4の例と同様に制御信号
φ0 〜φ5 の振幅を変えることにより補正させる。
φ0 〜φ5 の振幅を変えることにより補正させる。
【0106】図14は、図12の回路における制御信号
φ0 〜φ4 を発生するための駆動回路例であり、特に図
8と同様に基準電位を用いないで振幅を変えている。こ
の例では、φ0 はVccから電荷分配で電位を下げてい
る。勿論、前記図5(b)を実現するのにも利用でき
る。
φ0 〜φ4 を発生するための駆動回路例であり、特に図
8と同様に基準電位を用いないで振幅を変えている。こ
の例では、φ0 はVccから電荷分配で電位を下げてい
る。勿論、前記図5(b)を実現するのにも利用でき
る。
【0107】(実施例7)図15は本発明の第7の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
【0108】これは、セルアレイ内にダミーセルを置
き、/DWA0〜/DWA2,/DWB0〜/DWB2の下げる
値を各々2種類以上変えるか、若しくは、通常/DWA0
〜/DWA2のうちいずれか1本を下げるものを3本動作
させ、“1”読みと“0”読み易さの補正を任意で行う
ことができる。
き、/DWA0〜/DWA2,/DWB0〜/DWB2の下げる
値を各々2種類以上変えるか、若しくは、通常/DWA0
〜/DWA2のうちいずれか1本を下げるものを3本動作
させ、“1”読みと“0”読み易さの補正を任意で行う
ことができる。
【0109】例えば、WA0 が選択されて各種カップリ
ングによりBL0 の方がBL2 よりVx だけ不用に上っ
た場合を考える。
ングによりBL0 の方がBL2 よりVx だけ不用に上っ
た場合を考える。
【0110】ダミーワード線/DWA0をVccからVssに
下げた時、BL0 ,BL1 がVY だけ下がるとすると、
/DWA1をVccからVssに下げるとBL1 ,BL2 がV
Y だけ下がる。また、/DWA2をVccからVssに下げる
と、BL0 ,BL2 がCY だけ下がる。よって、/DW
A0〜/DWA2の下げる電圧をそれぞれVA0/Vcc,VA1
/Vcc,VA2/Vccとすると、ダミーワード線を動かす
ことによりBL0 とBL2 との補正差は BL0 −BL2 =(VA0×VY +VA2×VY )−(VA1×VY +VA2×VY ) =(VA0−VA1)VY となる。
下げた時、BL0 ,BL1 がVY だけ下がるとすると、
/DWA1をVccからVssに下げるとBL1 ,BL2 がV
Y だけ下がる。また、/DWA2をVccからVssに下げる
と、BL0 ,BL2 がCY だけ下がる。よって、/DW
A0〜/DWA2の下げる電圧をそれぞれVA0/Vcc,VA1
/Vcc,VA2/Vccとすると、ダミーワード線を動かす
ことによりBL0 とBL2 との補正差は BL0 −BL2 =(VA0×VY +VA2×VY )−(VA1×VY +VA2×VY ) =(VA0−VA1)VY となる。
【0111】オープン側のSA1 では BL1 −BL4 =(VA0+VA1)VY となり、VA0+VA1の値により任意に設定できる。
【0112】(実施例8)図16は本発明の第8の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
【0113】これも、セルアレイ内にダミーセルを置
き、/DWA0〜/DWA2,/DWB0〜/DWB2の下げる
値を各々2種類以上変えるか、若しくは、通常/DWA0
〜/DWA2のうちいずれか1本を下げるものを3本動作
させ、“1”読みと“0”読み易さの補正を任意で行う
ことができる。
き、/DWA0〜/DWA2,/DWB0〜/DWB2の下げる
値を各々2種類以上変えるか、若しくは、通常/DWA0
〜/DWA2のうちいずれか1本を下げるものを3本動作
させ、“1”読みと“0”読み易さの補正を任意で行う
ことができる。
【0114】基本的な動作は第7の実施例と同様であ
り、WA0 が選択されると、 BL0 −BL1 =(VA0′+VA1′)VY −(VA1′+VA2′)VY =(VA0′−VA2′)VY BL0 −BL2 =(VA0′+VA2′)VY −(VA1′+VA2′)VY =(VA0′−VA1′)VY となり、“1”読みと“0”読み易さの補正を任意に行
うことができる。
り、WA0 が選択されると、 BL0 −BL1 =(VA0′+VA1′)VY −(VA1′+VA2′)VY =(VA0′−VA2′)VY BL0 −BL2 =(VA0′+VA2′)VY −(VA1′+VA2′)VY =(VA0′−VA1′)VY となり、“1”読みと“0”読み易さの補正を任意に行
うことができる。
【0115】(実施例9)図17は本発明の第9の実施
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、2つの
アレイ(A,B)の例を示している。
【0116】本実施例は、図1の例において、ビット線
にキャパシタを結合する代わりに、本来、本発明の動作
に必要なセルアレイとセンスアンプ間のスイッチのゲー
ト長L及びゲート幅Wを変えたものである。このような
構成であっても、第1の実施例と同様の効果が得られ
る。これは、もともとスイッチは選択されたセルの位置
により“H”,“L”に切り替わるので第1の実施例よ
うに新たなクロックを用いなくても、この部分のカップ
リング量を変えるだけで実現できる。
にキャパシタを結合する代わりに、本来、本発明の動作
に必要なセルアレイとセンスアンプ間のスイッチのゲー
ト長L及びゲート幅Wを変えたものである。このような
構成であっても、第1の実施例と同様の効果が得られ
る。これは、もともとスイッチは選択されたセルの位置
により“H”,“L”に切り替わるので第1の実施例よ
うに新たなクロックを用いなくても、この部分のカップ
リング量を変えるだけで実現できる。
【0117】(実施例10)図18は、本発明の第10
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。
【0118】本実施例は、図9の例において、ビット線
にキャパシタを結合する代わりに、本来、本発明の動作
に必要なセルアレイとセンスアンプ間のスイッチのゲー
ト長L及びゲート幅Wを変えたものである。このような
構成であっても、第4の実施例と同様の効果が得られ
る。
にキャパシタを結合する代わりに、本来、本発明の動作
に必要なセルアレイとセンスアンプ間のスイッチのゲー
ト長L及びゲート幅Wを変えたものである。このような
構成であっても、第4の実施例と同様の効果が得られ
る。
【0119】(実施例11)図19は、本発明の第11
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。図20はそ
の動作波形図を示してる。
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。図20はそ
の動作波形図を示してる。
【0120】図19において、SA0 〜SA5 はセンス
アンプ、WA0 〜WA2 ,WB0 〜WB2 はワード線、
BL0 〜BL15はセルアレイ内のビット線、/BLA0,
BLA0,/BLA1,BLA1,/BLB0,BLB0,/BL
B1,BLB1,/BLC0,BLC0,/BLC1,BLC1はセ
ンスアン部のビット線、PA0,PA12 ,PB11 ,PB1,
PB020,PB022,PC11 ,PC1,PC020,PC022,PD
0,PD12 はメモリセルのビット線とセンスアンプのビ
ット線対の接続を切り換えるスイッチの制御信号を示
す。
アンプ、WA0 〜WA2 ,WB0 〜WB2 はワード線、
BL0 〜BL15はセルアレイ内のビット線、/BLA0,
BLA0,/BLA1,BLA1,/BLB0,BLB0,/BL
B1,BLB1,/BLC0,BLC0,/BLC1,BLC1はセ
ンスアン部のビット線、PA0,PA12 ,PB11 ,PB1,
PB020,PB022,PC11 ,PC1,PC020,PC022,PD
0,PD12 はメモリセルのビット線とセンスアンプのビ
ット線対の接続を切り換えるスイッチの制御信号を示
す。
【0121】アレイBの右端、アレイAの左端はフォー
ルデッドBL方式のセンスアンプ(SA)で、アレイB
の右端のSAはさらに右のセルアレイとSAを共有して
いるシェアドSA方式であり、アレイAの左端のSAは
さらに左のセルアレイとSAを共有しているシェアドS
A方式である。
ルデッドBL方式のセンスアンプ(SA)で、アレイB
の右端のSAはさらに右のセルアレイとSAを共有して
いるシェアドSA方式であり、アレイAの左端のSAは
さらに左のセルアレイとSAを共有しているシェアドS
A方式である。
【0122】アレイAのワード線として例えばWA0 が
選択された場合は、例えばSA0 ,SA2 ,SA3 を考
えると、SA0 は3本1組のビット線のうちメモリセル
がある1本のビット線例えばBL1 と、残りフォールデ
ッドBLを組むSA3 のビット線対例えばBL3 ,BL
5 のうちリファレンス側のビット線例えばBL3 をリフ
ァレンスビット線として対を組み、フォールデッドBL
としてSA動作する。同様に、SA2 はBL2 とBL0
で対を組みフォールデッドBLとしてSA動作し、SA
3 はBL5 とBL3 で対を組みフォールデッドBLとし
てSA動作する。ここで、BL3 はSA0 とSA3 の共
通のリファレンスビット線として共用される。
選択された場合は、例えばSA0 ,SA2 ,SA3 を考
えると、SA0 は3本1組のビット線のうちメモリセル
がある1本のビット線例えばBL1 と、残りフォールデ
ッドBLを組むSA3 のビット線対例えばBL3 ,BL
5 のうちリファレンス側のビット線例えばBL3 をリフ
ァレンスビット線として対を組み、フォールデッドBL
としてSA動作する。同様に、SA2 はBL2 とBL0
で対を組みフォールデッドBLとしてSA動作し、SA
3 はBL5 とBL3 で対を組みフォールデッドBLとし
てSA動作する。ここで、BL3 はSA0 とSA3 の共
通のリファレンスビット線として共用される。
【0123】メモリセルにデータを最書き込する場合、
リファレンスビット線の共用を止め、例えばセンスアン
プSA0 につながるビット線対BL1 ,BL3 はそのま
まフォールドデッドBLとして再書き込みを行い、例え
ばセンスアンプSA2 につながるビット線対としては、
アレイAのBL2 と隣のアレイBの3本1組のビット線
のうちの1本、例えばBL8 をリファレンスビット線と
してオープンBL方式で再書き込みを行う。また、セン
スアンプSA3 につながるビット線対として、アレイA
のBL5 と隣りのアレイBの3本1組のビット線のうち
の1本、例えばBL11をリファレンスビット線としてオ
ープンBL方式で再書き込みを行う。
リファレンスビット線の共用を止め、例えばセンスアン
プSA0 につながるビット線対BL1 ,BL3 はそのま
まフォールドデッドBLとして再書き込みを行い、例え
ばセンスアンプSA2 につながるビット線対としては、
アレイAのBL2 と隣のアレイBの3本1組のビット線
のうちの1本、例えばBL8 をリファレンスビット線と
してオープンBL方式で再書き込みを行う。また、セン
スアンプSA3 につながるビット線対として、アレイA
のBL5 と隣りのアレイBの3本1組のビット線のうち
の1本、例えばBL11をリファレンスビット線としてオ
ープンBL方式で再書き込みを行う。
【0124】このような動作により、読み出し時にはオ
ープンBL特有のワード線を介したノイズは起こらず、
フォールデッドBLの長所である非選択ワード線を介し
たノイズをキャンセルできる方式と同じになり、ノイズ
の低減がはかれる。
ープンBL特有のワード線を介したノイズは起こらず、
フォールデッドBLの長所である非選択ワード線を介し
たノイズをキャンセルできる方式と同じになり、ノイズ
の低減がはかれる。
【0125】さらに、オープンBL方式とフォールデッ
ドBL方式を組合せて、再書き込みするため、通常の再
書き込み、ビット線のイコライズが可能となる。同様
に、アレイBのワード線が選択されても、読み出し時は
アレイのビット線を共用のリファレンスとしてフォール
デッドBL構成となり、再書き込み時は、1組のビット
線対はそのままフォールデッドBL構成で再書き込み、
残り1組のビット線対は共用リファレンスBLをやめ
て、メモリセルデータが読み出されたアレイBのビット
線と隣りのアレイAのビット線(リファレンスBL)を
対として、オープンBLを構成し再書き込みを行う。
ドBL方式を組合せて、再書き込みするため、通常の再
書き込み、ビット線のイコライズが可能となる。同様
に、アレイBのワード線が選択されても、読み出し時は
アレイのビット線を共用のリファレンスとしてフォール
デッドBL構成となり、再書き込み時は、1組のビット
線対はそのままフォールデッドBL構成で再書き込み、
残り1組のビット線対は共用リファレンスBLをやめ
て、メモリセルデータが読み出されたアレイBのビット
線と隣りのアレイAのビット線(リファレンスBL)を
対として、オープンBLを構成し再書き込みを行う。
【0126】セルアレイは、ワード線とビット線の交点
の数の2/3にメモリセルを配置したもので、従来の交
点の数とメモリセルの数の等しいオープンBL方式より
はメモリセル数が少ないが、交点の数の半分のメモリセ
ルの数のフォールデッドBL方式よりメモリセルの数が
多いため、フォールデッドBL方式に比べ大幅にメモリ
セルの面積を縮小できる。また、本実施例におけるセン
スアンプのピッチは、ビット線(BL)の3本に1個の
センスアンプ(SA)を配置すればよく、オープンBL
方式に比べ、大幅にSAの設計ルールを緩和できる。
の数の2/3にメモリセルを配置したもので、従来の交
点の数とメモリセルの数の等しいオープンBL方式より
はメモリセル数が少ないが、交点の数の半分のメモリセ
ルの数のフォールデッドBL方式よりメモリセルの数が
多いため、フォールデッドBL方式に比べ大幅にメモリ
セルの面積を縮小できる。また、本実施例におけるセン
スアンプのピッチは、ビット線(BL)の3本に1個の
センスアンプ(SA)を配置すればよく、オープンBL
方式に比べ、大幅にSAの設計ルールを緩和できる。
【0127】このようなセルアレイ構成において、本実
施例では図19に示すようにフォールデッドBL方式で
の読み出し時には、選択したワード線の位置に拘らず、
1つのビット線対に注目した場合、このビット線対の間
に他のビット線対のうちのメモリセルが読み出されるビ
ット線が挟まれる構成を取るようにメモリセル内のビッ
ト線とセンスアンプのビット線の接続を切り換えてい
る。
施例では図19に示すようにフォールデッドBL方式で
の読み出し時には、選択したワード線の位置に拘らず、
1つのビット線対に注目した場合、このビット線対の間
に他のビット線対のうちのメモリセルが読み出されるビ
ット線が挟まれる構成を取るようにメモリセル内のビッ
ト線とセンスアンプのビット線の接続を切り換えてい
る。
【0128】例えば、ワード線WA0 を選択する場合を
考える。ワード線が立ち上がる前に図20に示すように
PA12 ,PB11 ,PB1,を“L”レベルにしてPA0,P
B020,PB022を“H”レベルのままでWA0 を立ち上げ
る。このとき、BL1 ,BL2 ,BL3 ,BL4 にメモ
リセルデータが読み出される。そして、そのデータはP
A0,PB020,PB022が“H”のためセルデータが読み出
されたBL1 とリファレンスビット線BL3 をフォール
デッドBL対としてSA0 に取り込まれる。
考える。ワード線が立ち上がる前に図20に示すように
PA12 ,PB11 ,PB1,を“L”レベルにしてPA0,P
B020,PB022を“H”レベルのままでWA0 を立ち上げ
る。このとき、BL1 ,BL2 ,BL3 ,BL4 にメモ
リセルデータが読み出される。そして、そのデータはP
A0,PB020,PB022が“H”のためセルデータが読み出
されたBL1 とリファレンスビット線BL3 をフォール
デッドBL対としてSA0 に取り込まれる。
【0129】また同様に、セルデータが読み出されたB
L4 とリファレンスビット線BL6を対としてSA1
に、セルデータが読み出されたBL2 とリファレンスビ
ット線BL0 を対としてSA2 にセルデータが読み出さ
れたBL5 とリファレンスビット線BL3 を対としてS
A3 に取り込まれる。このとき、リファレンスビット線
BL3 はSA0 ,SA3 のビット線対に対して共用のリ
ファレンスとなる。
L4 とリファレンスビット線BL6を対としてSA1
に、セルデータが読み出されたBL2 とリファレンスビ
ット線BL0 を対としてSA2 にセルデータが読み出さ
れたBL5 とリファレンスビット線BL3 を対としてS
A3 に取り込まれる。このとき、リファレンスビット線
BL3 はSA0 ,SA3 のビット線対に対して共用のリ
ファレンスとなる。
【0130】図19の例では4カラム分しか無いため共
用リファレンスビット線の例は1本しかないが、実際は
3本に1本の割合で共用リファレンスビット線となる。
従来の図35と大きく異なる所は、例えばSA0 のビッ
ト線対BL1 ,BL3 の間にSA2 のセルデータが読み
出されるビット線BL2 が挟まれ、SA1 のビット線対
BL4 ,BL6 の間にSA3 のセルデータが読み出され
るビット線BL5 が挟まれ、SA2 のビット線対BL0
,BL2 の間にSA0 のセルデータが読み出されるビ
ット線BL1 が挟まれ、SA3 のビット線対BL3 ,B
L5 の間にSA1のセルデータが読み出されるビット線
BL4 が挟まれている点である。
用リファレンスビット線の例は1本しかないが、実際は
3本に1本の割合で共用リファレンスビット線となる。
従来の図35と大きく異なる所は、例えばSA0 のビッ
ト線対BL1 ,BL3 の間にSA2 のセルデータが読み
出されるビット線BL2 が挟まれ、SA1 のビット線対
BL4 ,BL6 の間にSA3 のセルデータが読み出され
るビット線BL5 が挟まれ、SA2 のビット線対BL0
,BL2 の間にSA0 のセルデータが読み出されるビ
ット線BL1 が挟まれ、SA3 のビット線対BL3 ,B
L5 の間にSA1のセルデータが読み出されるビット線
BL4 が挟まれている点である。
【0131】図21には、ワード線WA0 が選択された
場合の前述の読み出し動作を「太い線」で示している。
BL1 ,BL3 はSA2 に入るメモリセルデータが読み
出されたBL2 が読み出し信号量分変動し、これがBL
間の結合容量CBB(図21)により隣接したビット線に
与えるノイズはSA0 のビット線対BL1 がBL3 がB
L2 の両側に配置されるため、BL1 ,BL3 の両方に
同量の同相のBL間ノイズを与える。よって、SA0 か
ら見ると読み出し時のビット線対BL1 ,BL3 の電位
差は変わらず、BL2 のアレイノイズの影響をキャンセ
ルできる。
場合の前述の読み出し動作を「太い線」で示している。
BL1 ,BL3 はSA2 に入るメモリセルデータが読み
出されたBL2 が読み出し信号量分変動し、これがBL
間の結合容量CBB(図21)により隣接したビット線に
与えるノイズはSA0 のビット線対BL1 がBL3 がB
L2 の両側に配置されるため、BL1 ,BL3 の両方に
同量の同相のBL間ノイズを与える。よって、SA0 か
ら見ると読み出し時のビット線対BL1 ,BL3 の電位
差は変わらず、BL2 のアレイノイズの影響をキャンセ
ルできる。
【0132】従って、ビット線対BL1 ,BL3 はSA
1 用のメモリセルデータが読み出されるBL4 からのみ
ビット線間ノイズCBBVs (Vs はBL4 の読み出し信
号量)を受ける。これは、前記図35のビット線間ノイ
ズ量3CBBVs の1/3に低減できる。このように、ビ
ット線をツイストしなくてもノイズを低減できるため、
チップサイズも小さいままで実現できる。
1 用のメモリセルデータが読み出されるBL4 からのみ
ビット線間ノイズCBBVs (Vs はBL4 の読み出し信
号量)を受ける。これは、前記図35のビット線間ノイ
ズ量3CBBVs の1/3に低減できる。このように、ビ
ット線をツイストしなくてもノイズを低減できるため、
チップサイズも小さいままで実現できる。
【0133】同様の理由により、SA1 ,SA2 ,SA
のビット線対も各々間に入るビット線からの読み出し信
号に起因するBL−BL間ノイズはキャンセルでき、W
A0を選択した場合、全てのビット線序で見ても読み出
し時のBL間ノイズはCBBVs と図35の例の最大3C
BBVs の1/3の最大CBBVs と低減できる。
のビット線対も各々間に入るビット線からの読み出し信
号に起因するBL−BL間ノイズはキャンセルでき、W
A0を選択した場合、全てのビット線序で見ても読み出
し時のBL間ノイズはCBBVs と図35の例の最大3C
BBVs の1/3の最大CBBVs と低減できる。
【0134】メモリセルデータがセンスアンプに読み出
された後の次の動作として、図20に示すように、PA
0,PB020,PB022を“L”レベルにしてセンスアンプ
を活性化して微小信号を増幅させる。
された後の次の動作として、図20に示すように、PA
0,PB020,PB022を“L”レベルにしてセンスアンプ
を活性化して微小信号を増幅させる。
【0135】次に、このデータを元のメモリセルに戻
す。即ち、再書き込みする場合を考える。SA0 ,SA
1 に関してはPA0を“H”レベルにして、BL1 ,BL
3 を対、BL4 ,BL6 を対としてフォールデッド・ビ
ット線方式でメモリセルに再書き込みを行う。
す。即ち、再書き込みする場合を考える。SA0 ,SA
1 に関してはPA0を“H”レベルにして、BL1 ,BL
3 を対、BL4 ,BL6 を対としてフォールデッド・ビ
ット線方式でメモリセルに再書き込みを行う。
【0136】このとき、BL3 はSA0 で利用しており
SA3 の再書き込みに利用できないので、SA2 ,SA
3 の再書き込み動作はPB020のみ“H”レベルに戻し、
PB022は“L”レベルのままで逆に隣りのアレイBにつ
ながるPC022を“H”レベルにする。よって、再書き込
み時は図22に示すようにSA2 はビット線BL2 ,B
L8 を対、SA3 はBL5 ,BL11を対としてオープン
BL方式で行う。
SA3 の再書き込みに利用できないので、SA2 ,SA
3 の再書き込み動作はPB020のみ“H”レベルに戻し、
PB022は“L”レベルのままで逆に隣りのアレイBにつ
ながるPC022を“H”レベルにする。よって、再書き込
み時は図22に示すようにSA2 はビット線BL2 ,B
L8 を対、SA3 はBL5 ,BL11を対としてオープン
BL方式で行う。
【0137】同様に、ワード線WA1 ,WA2 を選択す
る場合も、制御信号PA0,PA12 ,PB1,PB11 ,PB0
20,PB022,PC11 ,PC1,PC020,PC022をうまく図
20のように制御して、WA1 選択時のメモリセル読み
出しのメモリセルのビット線とセンスアンプのビット線
の接続を図23のように切り換え、再書き込み時は図2
4のように切り換える。
る場合も、制御信号PA0,PA12 ,PB1,PB11 ,PB0
20,PB022,PC11 ,PC1,PC020,PC022をうまく図
20のように制御して、WA1 選択時のメモリセル読み
出しのメモリセルのビット線とセンスアンプのビット線
の接続を図23のように切り換え、再書き込み時は図2
4のように切り換える。
【0138】WA2 選択時のメモリセル読み出しのメモ
リセルのビット線とセンスアンプのビット線の接続を図
25のように切り換え、再書き込み時は図26のように
切り換える。
リセルのビット線とセンスアンプのビット線の接続を図
25のように切り換え、再書き込み時は図26のように
切り換える。
【0139】どの場合でも常に読み出し時ビット線対の
間に、他のメモリセルが読み出されるビット線が来るよ
うに切り換えているため、BL間のアレイノイズは最大
CBBVs に低減できている。
間に、他のメモリセルが読み出されるビット線が来るよ
うに切り換えているため、BL間のアレイノイズは最大
CBBVs に低減できている。
【0140】なお、図25における最外端のSA2 のビ
ット線対BL0 ,BL2 とSA1 のビット線対BL5 ,
BL7 は間にBL1 ,BL6 が挟まっており、このビッ
ト線はWA2 選択時どこのセンスアンプにもメモリセル
データは読み出されないが、BL0 ,BL2 のビット線
対、BL5 ,BL7 のビット線対から見ると読み出し時
はノイズを受けない。
ット線対BL0 ,BL2 とSA1 のビット線対BL5 ,
BL7 は間にBL1 ,BL6 が挟まっており、このビッ
ト線はWA2 選択時どこのセンスアンプにもメモリセル
データは読み出されないが、BL0 ,BL2 のビット線
対、BL5 ,BL7 のビット線対から見ると読み出し時
はノイズを受けない。
【0141】図21,図23,図25を比較して見ると
分かるが、ワード線をWA0 からWA1 に変えることに
より、セルアレイ内のメモリセルの位置は1ビット線分
下に下がるが、その分、WA1 選択時はメモリセルアレ
イのビット線とセンスアンプのビット線の接続をメモリ
セルアレイのビット線1本分下げた形で接続を切り換え
ている。WA2 に変えた場合はSA0 ,SA1 側はセル
アレイのビット線1本分下げた形で、SA2 ,SA3 側
は逆にWA0 選択時と同じ接続にしている。このよう
に、セルアレイのビット線とセンスアンプのビット線の
接続を選択したワード線の位置に合わせて、切り換える
ことによりノイズを大幅に低減できる。
分かるが、ワード線をWA0 からWA1 に変えることに
より、セルアレイ内のメモリセルの位置は1ビット線分
下に下がるが、その分、WA1 選択時はメモリセルアレ
イのビット線とセンスアンプのビット線の接続をメモリ
セルアレイのビット線1本分下げた形で接続を切り換え
ている。WA2 に変えた場合はSA0 ,SA1 側はセル
アレイのビット線1本分下げた形で、SA2 ,SA3 側
は逆にWA0 選択時と同じ接続にしている。このよう
に、セルアレイのビット線とセンスアンプのビット線の
接続を選択したワード線の位置に合わせて、切り換える
ことによりノイズを大幅に低減できる。
【0142】(実施例12)図27は、本発明の第12
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。
【0143】本実施例は、等価回路的には図19の第1
0の実施例と同じで、異なる点は、センスアンプとメモ
リセルを接続するスイッチの方向が、図27の破線で囲
んだ部分で、ワード方向にミラー反転している点であ
る。この例に示すように、スイッチは等価回路を同等に
保ちつつ配置位置を変えることができる。その動作は第
11の実施例と実質的に同様であるので、省略する。
0の実施例と同じで、異なる点は、センスアンプとメモ
リセルを接続するスイッチの方向が、図27の破線で囲
んだ部分で、ワード方向にミラー反転している点であ
る。この例に示すように、スイッチは等価回路を同等に
保ちつつ配置位置を変えることができる。その動作は第
11の実施例と実質的に同様であるので、省略する。
【0144】(実施例13)図28は、本発明の第13
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。図29はそ
の動作波形図を示してる。
の実施例に係わるDRAMの回路構成を示す図であり、
2つのアレイ(A,B)の例を示している。図29はそ
の動作波形図を示してる。
【0145】本実施例は、第11の実施例の次のような
問題点を解決することができる。例えば、図21におい
てワード線WA0 が選択された場合、SA0 に注目する
と、読み出し時ワード線が上がる前にPA12 ,PB11 ,
PB1が“H”から“L”レベルに下がる。このとき、セ
ルアレイとセンスアンプ間のスイッチのトランジスタの
ゲートとソース又はゲートとドレイン間の容量カップリ
ングにより、ソース又はドレインに接続するビット線は
僅かに下がってしまう。この部分を図21では“・”点
で示してある。また、ワード線上昇後セルデータがSA
0 に入った後SA0 にデータをラッチするため、PA0,
PB020,PB022も下げる。このときのカップリングの影
響を受ける所を“×”で示してある。よって、SA0 の
メモリセルデータが読まれるビット線/BLA0は“・”
が3ケ所、“×”が1ケ所、リファレンスビット線BL
A0は“・”が3ケ所、“×”が1ケ所。
問題点を解決することができる。例えば、図21におい
てワード線WA0 が選択された場合、SA0 に注目する
と、読み出し時ワード線が上がる前にPA12 ,PB11 ,
PB1が“H”から“L”レベルに下がる。このとき、セ
ルアレイとセンスアンプ間のスイッチのトランジスタの
ゲートとソース又はゲートとドレイン間の容量カップリ
ングにより、ソース又はドレインに接続するビット線は
僅かに下がってしまう。この部分を図21では“・”点
で示してある。また、ワード線上昇後セルデータがSA
0 に入った後SA0 にデータをラッチするため、PA0,
PB020,PB022も下げる。このときのカップリングの影
響を受ける所を“×”で示してある。よって、SA0 の
メモリセルデータが読まれるビット線/BLA0は“・”
が3ケ所、“×”が1ケ所、リファレンスビット線BL
A0は“・”が3ケ所、“×”が1ケ所。
【0146】これに対してWA1 選択時は図23に示す
ように、SA0 のセルデータ側のビット線/BLA0は
“・”が2ケ所、“×”は1ケ所、リファレンス側のビ
ット線BLA0は“・”が3ケ所、“×”は1ケ所であ
り、WA2 選択時は図25に示すように、SA0 のセル
データ側のビット線BLA0は“・”が3ケ所、“×”が
1ケ所、リファレンス側のビット線/BLA0は“・”が
2ケ所、“×”が1ケ所となりWA0 〜WA2 の選択位
置によりカップリングの影響が異な。その結果として、
メモリセルの“1”データの読み易さと“0”データの
読み易さとが異ってしまう。
ように、SA0 のセルデータ側のビット線/BLA0は
“・”が2ケ所、“×”は1ケ所、リファレンス側のビ
ット線BLA0は“・”が3ケ所、“×”は1ケ所であ
り、WA2 選択時は図25に示すように、SA0 のセル
データ側のビット線BLA0は“・”が3ケ所、“×”が
1ケ所、リファレンス側のビット線/BLA0は“・”が
2ケ所、“×”が1ケ所となりWA0 〜WA2 の選択位
置によりカップリングの影響が異な。その結果として、
メモリセルの“1”データの読み易さと“0”データの
読み易さとが異ってしまう。
【0147】例えば、メモリセルデータが読み出される
ビット線がカップリングを受け下がると“1”読みしに
くく、“0”読みし易くなる。また、スイッチ等の僅か
な配置の互い、レイアウトの異り、例えば図19と図2
7の異りのような場合でも僅かに“1”データの読み易
さと“0”データの読み易さが異ってしまう可能性があ
る。
ビット線がカップリングを受け下がると“1”読みしに
くく、“0”読みし易くなる。また、スイッチ等の僅か
な配置の互い、レイアウトの異り、例えば図19と図2
7の異りのような場合でも僅かに“1”データの読み易
さと“0”データの読み易さが異ってしまう可能性があ
る。
【0148】図28の第13の実施例はこの問題を解決
することができる。図28において、センスアンプ部の
ビット線対に結合容量C1 を持つキャパシタを接続し、
この対極に制御信号φ0 〜φ5 を接続し、メモリセル読
み出し時このφ0 〜φ5 を動かすことにより、前記ビッ
ト線対間のアンバランスを補償する。これは、先に説明
した第1の実施例の考え方と基本的に同じである。
することができる。図28において、センスアンプ部の
ビット線対に結合容量C1 を持つキャパシタを接続し、
この対極に制御信号φ0 〜φ5 を接続し、メモリセル読
み出し時このφ0 〜φ5 を動かすことにより、前記ビッ
ト線対間のアンバランスを補償する。これは、先に説明
した第1の実施例の考え方と基本的に同じである。
【0149】選択したワード線WA0 〜WA2 の位置に
より、ビット線対間のアンバランス量が異なるため第1
3の実施例では、図29に示すようにWA0 〜WA2 の
位置によりφ0 〜φ5 の振幅の値を変えている。この点
が従来のダミーセル方式やカップリングにより1種類の
補正、即ちこの例に当てはめると振幅を一定にする方式
と異なる。
より、ビット線対間のアンバランス量が異なるため第1
3の実施例では、図29に示すようにWA0 〜WA2 の
位置によりφ0 〜φ5 の振幅の値を変えている。この点
が従来のダミーセル方式やカップリングにより1種類の
補正、即ちこの例に当てはめると振幅を一定にする方式
と異なる。
【0150】図29の例では、メモリセルが読み出され
るビット線側に接続するセンスアンプ部のビット線につ
ながるC1 の制御信号下げている。例えば、WA0 選択
時メモリセルデータは/BLA0に読み出されるため、φ
0 を電圧VFFA0まで下げている。この可変な振幅を実現
する回路例を図30に示す。
るビット線側に接続するセンスアンプ部のビット線につ
ながるC1 の制御信号下げている。例えば、WA0 選択
時メモリセルデータは/BLA0に読み出されるため、φ
0 を電圧VFFA0まで下げている。この可変な振幅を実現
する回路例を図30に示す。
【0151】例えば、φ0 信号はプリチャージ時はφFF
A0,φFFA1が“L”であり、Vccにプリチャージされ
る。WA0 選択時はVFFA0のみ“H”レベルになりφ0
信号は電源VFFA0にまで下がるぐあいである。
A0,φFFA1が“L”であり、Vccにプリチャージされ
る。WA0 選択時はVFFA0のみ“H”レベルになりφ0
信号は電源VFFA0にまで下がるぐあいである。
【0152】図30のようにチップ内部で各種値の異な
る電源VFFA0,VFFA1,VFFA2,VFOA0,VFOA1,VFO
A2を発生させなくても、図31のような別の回路方式を
用いると、任意の電圧を簡単にVccとVssから発生でき
る。
る電源VFFA0,VFFA1,VFFA2,VFOA0,VFOA1,VFO
A2を発生させなくても、図31のような別の回路方式を
用いると、任意の電圧を簡単にVccとVssから発生でき
る。
【0153】例えば図31において、プリチャージ時/
φPRE は“H”で容量CX0,CX1はVssにプリチャージ
され、φ0 はφFFA0,φFFA1が“L”レベルのため、V
ccにプリチャージされている。次に、/φPRE が“L”
レベルになりWA0 が選択され、φFFA0が“H”レベル
になると、容量CX0とφ0 の負荷容量CY の電荷分配で
出力φ0 は下がる。
φPRE は“H”で容量CX0,CX1はVssにプリチャージ
され、φ0 はφFFA0,φFFA1が“L”レベルのため、V
ccにプリチャージされている。次に、/φPRE が“L”
レベルになりWA0 が選択され、φFFA0が“H”レベル
になると、容量CX0とφ0 の負荷容量CY の電荷分配で
出力φ0 は下がる。
【0154】CX0,CX1の値を変えると自由にφ0 の振
幅を変えることができる。勿論この方式は図27の方式
にも適用できる。
幅を変えることができる。勿論この方式は図27の方式
にも適用できる。
【0155】このようにφ0 〜φ5 の振幅を各自変える
方式ばかりでなく、センスアンプの容量C1 の値を選択
したワード線の位置,センスアンプの位置、即ち、φ0
,φ1 の入るセンスアンプとφ2 ,φ3 ,φ4 ,φ5
の入るセンスアンプのC1 の値を個別に変えたり、ダミ
ーワード線の振幅、外部書き込み形のダミーセルではダ
ミーセルの電位を個別に変えることにより各種アンバラ
ンスを補正できる。
方式ばかりでなく、センスアンプの容量C1 の値を選択
したワード線の位置,センスアンプの位置、即ち、φ0
,φ1 の入るセンスアンプとφ2 ,φ3 ,φ4 ,φ5
の入るセンスアンプのC1 の値を個別に変えたり、ダミ
ーワード線の振幅、外部書き込み形のダミーセルではダ
ミーセルの電位を個別に変えることにより各種アンバラ
ンスを補正できる。
【0156】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0157】次に、ワード線のアドレスを3で割った剰
余を求める論理回路の出力をメモリセルアレイを駆動す
る信号として用いるDRAMで、論理回路の改良をはか
った実施例について説明する。なお、以下の実施例で
は、本発明者らが既に提案した構成(特願平5−229
215号)に適用した例を示しているが、先に説明した
第1〜第13の実施例にも適用できるのは勿論のことで
ある。
余を求める論理回路の出力をメモリセルアレイを駆動す
る信号として用いるDRAMで、論理回路の改良をはか
った実施例について説明する。なお、以下の実施例で
は、本発明者らが既に提案した構成(特願平5−229
215号)に適用した例を示しているが、先に説明した
第1〜第13の実施例にも適用できるのは勿論のことで
ある。
【0158】(実施例14)本発明の第14の実施例に
係わるDRAMの回路構成を図39に示す。本実施例
は、オープン・フォールデッドBL方式のダイナミック
型半導体記憶装置で、1つのセルアレイに256本のワ
ード線が含まれる例である。基本的構成は従来例と同じ
である。
係わるDRAMの回路構成を図39に示す。本実施例
は、オープン・フォールデッドBL方式のダイナミック
型半導体記憶装置で、1つのセルアレイに256本のワ
ード線が含まれる例である。基本的構成は従来例と同じ
である。
【0159】ワード線のアドレスは、A0 〜A7 の8ビ
ットのアドレスが用いられ、これらによって表される選
択ワード線のアドレスを3で割った剰余を求める剰余回
路を図40に示す。
ットのアドレスが用いられ、これらによって表される選
択ワード線のアドレスを3で割った剰余を求める剰余回
路を図40に示す。
【0160】本実施例では剰余を表すために、従来の技
術で説明した例と同じく剰余回路の出力である3つの信
号線Z0 ,Z1 ,Z2 を用いる。即ち、アドレスを3で
割った剰余が0の場合はZ0 =“1”、剰余が1の場合
はZ1 =“1”、剰余が2の場合はZ2 =“1”とする
ことによって剰余が幾つであるかを表現している。これ
に加えて本実施例では、さらにチップが待機状態である
ということを表す第4の状態を、Z0 ,Z1 ,Z2 の全
てが“0”であることによって表している。
術で説明した例と同じく剰余回路の出力である3つの信
号線Z0 ,Z1 ,Z2 を用いる。即ち、アドレスを3で
割った剰余が0の場合はZ0 =“1”、剰余が1の場合
はZ1 =“1”、剰余が2の場合はZ2 =“1”とする
ことによって剰余が幾つであるかを表現している。これ
に加えて本実施例では、さらにチップが待機状態である
ということを表す第4の状態を、Z0 ,Z1 ,Z2 の全
てが“0”であることによって表している。
【0161】剰余回路の出力とアドレス入力の関係を表
で示すと、下記の(表2)のようになる。
で示すと、下記の(表2)のようになる。
【0162】
【表2】
【0163】本実施例における剰余回路は、図40に示
されるように、8ビットの2進数を2ビットずつ分割
し、それぞれ2ビットずつの4組の数を3で割った剰余
を求める回路Aと、2つの3相信号を加算し、その結果
をさらに3で割った剰余を出力する回路Bによって構成
される。回路A及び回路Bの具体的構成例を図41に示
す。
されるように、8ビットの2進数を2ビットずつ分割
し、それぞれ2ビットずつの4組の数を3で割った剰余
を求める回路Aと、2つの3相信号を加算し、その結果
をさらに3で割った剰余を出力する回路Bによって構成
される。回路A及び回路Bの具体的構成例を図41に示
す。
【0164】また、剰余回路に対する入力は、アドレス
信号Aiとその相補信号/Aiを用いている。これらの
アドレス信号は、チップが待機状態にあるとき、全て
“L”に固定されており、チップが活性化すると、Ai
か/Aiのいずれか一方のみが“H”になる。
信号Aiとその相補信号/Aiを用いている。これらの
アドレス信号は、チップが待機状態にあるとき、全て
“L”に固定されており、チップが活性化すると、Ai
か/Aiのいずれか一方のみが“H”になる。
【0165】チップが待機状態にある時、即ち全てのA
iと/Aiが“L”に固定されている場合には、回路A
の出力は全て“L”になる。従って、回路Aの出力を入
力とする回路Bの出力も全て“L”となり、結果として
剰余回路全体の出力Z0 ,Z1 ,Z2 も全て“L”にな
る。この状態からチップが活性化してAiか/Aiのい
ずれか一方が“H”になると、回路Aの3つの出力の1
つのみが“H”になる。この結果が回路Bに伝達されて
いき、最終的に剰余回路全体の3つの出力のうち1つの
みが、待機状態の“L”から“H”に変化する。
iと/Aiが“L”に固定されている場合には、回路A
の出力は全て“L”になる。従って、回路Aの出力を入
力とする回路Bの出力も全て“L”となり、結果として
剰余回路全体の出力Z0 ,Z1 ,Z2 も全て“L”にな
る。この状態からチップが活性化してAiか/Aiのい
ずれか一方が“H”になると、回路Aの3つの出力の1
つのみが“H”になる。この結果が回路Bに伝達されて
いき、最終的に剰余回路全体の3つの出力のうち1つの
みが、待機状態の“L”から“H”に変化する。
【0166】この様子を表したのが、図42である。待
機状態でZ0 ,Z1 ,Z2 が全て“L”であることか
ら、動作状態に移行した際に前記図59に示したような
多重選択が生じることはなく、常に安定した動作を実現
することができる。
機状態でZ0 ,Z1 ,Z2 が全て“L”であることか
ら、動作状態に移行した際に前記図59に示したような
多重選択が生じることはなく、常に安定した動作を実現
することができる。
【0167】(実施例15)図43は本発明の第15の
実施例で、前記回路Aの入力として4ビットのアドレス
を用いた剰余回路の例である。
実施例で、前記回路Aの入力として4ビットのアドレス
を用いた剰余回路の例である。
【0168】この実施例に示す剰余回路では、4ビット
のアドレス信号とその相補信号を入力して、それを3で
割った剰余を出力する回路C(図44)と、2つの回路
Cの出力を入力とし、その和を3で割った剰余を出力と
する回路Bによって構成される。回路Bは第14の実施
例で用いたものと同じである。
のアドレス信号とその相補信号を入力して、それを3で
割った剰余を出力する回路C(図44)と、2つの回路
Cの出力を入力とし、その和を3で割った剰余を出力と
する回路Bによって構成される。回路Bは第14の実施
例で用いたものと同じである。
【0169】本実施例では、A0 〜A3 及びこれらの相
補信号を入力する第1の回路Cと、A4 〜A7 を入力と
する第2の回路Cの3つずつの出力Y00,Y01,Y02と
Y10,Y11,Y12を、第1の実施例で用いた回路Bに入
力し、その出力Z0 ,Z1 ,Z2 がA0 〜A7 で表され
るアドレスを3で割った剰余となっている。
補信号を入力する第1の回路Cと、A4 〜A7 を入力と
する第2の回路Cの3つずつの出力Y00,Y01,Y02と
Y10,Y11,Y12を、第1の実施例で用いた回路Bに入
力し、その出力Z0 ,Z1 ,Z2 がA0 〜A7 で表され
るアドレスを3で割った剰余となっている。
【0170】本実施例でも第1の実施例と同様に、回路
Cの出力はチップが待機状態になってアドレス信号Ai
とその相補信号/Aiの両方が“L”に固定されている
場合には全て“L”になっており、結果として剰余回路
の出力Z0 ,Z1 ,Z2 も全て“L”に固定される。ア
ドレスと出力の対応関係は、第14の実施例と全く同様
である。
Cの出力はチップが待機状態になってアドレス信号Ai
とその相補信号/Aiの両方が“L”に固定されている
場合には全て“L”になっており、結果として剰余回路
の出力Z0 ,Z1 ,Z2 も全て“L”に固定される。ア
ドレスと出力の対応関係は、第14の実施例と全く同様
である。
【0171】なお、第14の実施例においてはアドレス
を2ビット毎に分割し、それぞれを3で割った剰余を回
路Bの加算回路によって加算しており、また第15の実
施例においてはアドレスを4ビット毎に分割し、それを
加算している。このように、アドレスを分割してそれを
3で割った剰余を加算することにより全体のアドレスを
3で割った剰余を求める際に、アドレスの分割は、2ビ
ット毎、4ビット毎、6ビット毎、…のように偶数ビッ
ト毎の分割が考えられる。
を2ビット毎に分割し、それぞれを3で割った剰余を回
路Bの加算回路によって加算しており、また第15の実
施例においてはアドレスを4ビット毎に分割し、それを
加算している。このように、アドレスを分割してそれを
3で割った剰余を加算することにより全体のアドレスを
3で割った剰余を求める際に、アドレスの分割は、2ビ
ット毎、4ビット毎、6ビット毎、…のように偶数ビッ
ト毎の分割が考えられる。
【0172】一方、剰余を求めるべきアドレスの最大値
は、通常1つのセルアレイに含まれるワード線の数であ
り、アドレスのビット数は通常は8ビット(256ワー
ド線)から10ビット(1024ワード線)程度であ
る。従って、アドレスの分割は、2ビット毎或いは4ビ
ット毎であることが望ましい。
は、通常1つのセルアレイに含まれるワード線の数であ
り、アドレスのビット数は通常は8ビット(256ワー
ド線)から10ビット(1024ワード線)程度であ
る。従って、アドレスの分割は、2ビット毎或いは4ビ
ット毎であることが望ましい。
【0173】(実施例16)本発明の第16の実施例に
係わるDRAMの回路構成を図45に示す。本実施例
は、第14及び第15の実施例と同様にオープン・フォ
ールデッドBL方式のダイナミック型半導体記憶装置で
あるが、1つのセルアレイに512本のワード線が含ま
れる例である。
係わるDRAMの回路構成を図45に示す。本実施例
は、第14及び第15の実施例と同様にオープン・フォ
ールデッドBL方式のダイナミック型半導体記憶装置で
あるが、1つのセルアレイに512本のワード線が含ま
れる例である。
【0174】ワード線のアドレスは、A0 〜A8 の9ビ
ットのアドレスが用いられ、これらによって表される選
択ワード線のアドレスを3で割った剰余を求める剰余回
路の例は図46である。
ットのアドレスが用いられ、これらによって表される選
択ワード線のアドレスを3で割った剰余を求める剰余回
路の例は図46である。
【0175】剰余回路の出力とアドレス入力の関係を表
で示すと、下記の(表3)ようになる。
で示すと、下記の(表3)ようになる。
【0176】
【表3】
【0177】(実施例17)本発明の第17の実施例に
係わるDRAMの回路構成を図47に示す。本実施例
は、第14〜第16の実施例と同様にオープン・フォー
ルデッドBL方式のダイナミック型半導体記憶装置であ
るが、1つのセルアレイに1024本のワード線が含ま
れる例である。
係わるDRAMの回路構成を図47に示す。本実施例
は、第14〜第16の実施例と同様にオープン・フォー
ルデッドBL方式のダイナミック型半導体記憶装置であ
るが、1つのセルアレイに1024本のワード線が含ま
れる例である。
【0178】ワード線のアドレスは、A0 〜A9 の10
ビットのアドレスが用いられ、これらによって表される
選択ワード線のアドレスを3で割った剰余を求める剰余
回路の例は図48である。
ビットのアドレスが用いられ、これらによって表される
選択ワード線のアドレスを3で割った剰余を求める剰余
回路の例は図48である。
【0179】剰余回路の出力とアドレス入力の関係を表
で示すと、下記の(表4)のようになる。
で示すと、下記の(表4)のようになる。
【0180】
【表4】
【0181】(実施例18)図49、図50は本発明の
第18の実施例で、3つの第1の入力X0 ,X1 ,X2
と3つの出力Y0 ,Y1 ,Y2 を第2の入力の値に応じ
てつなぎかえるパストランジスタロジックを用いたバレ
ルシフタを直列に接続した構成を用いた剰余回路の例で
ある。
第18の実施例で、3つの第1の入力X0 ,X1 ,X2
と3つの出力Y0 ,Y1 ,Y2 を第2の入力の値に応じ
てつなぎかえるパストランジスタロジックを用いたバレ
ルシフタを直列に接続した構成を用いた剰余回路の例で
ある。
【0182】図49はバレルシフタの接続と出力ノード
のプリチャージ回路、図50は個々のバレルシフタの回
路である。図50のバレルシフタは、2ビットのアドレ
ス信号Ai,Ajとそれらの相補信号/Ai,/Ajを
第2の入力とし、これらによって第1の入力X0 ,X1
,X2 と出力Y0 ,Y1 ,Y2 との接続を制御してい
る。
のプリチャージ回路、図50は個々のバレルシフタの回
路である。図50のバレルシフタは、2ビットのアドレ
ス信号Ai,Ajとそれらの相補信号/Ai,/Ajを
第2の入力とし、これらによって第1の入力X0 ,X1
,X2 と出力Y0 ,Y1 ,Y2 との接続を制御してい
る。
【0183】本実施例では、nMOSとpMOSの両方
のトランジスタを用いてX0 ,X1,X2 とY0 ,Y1
,Y2 の接続を行っている。nMOSのトランジスタ
はゲート長LN 、ゲート幅WN を持ち、pMOSのトラ
ンジスタはゲート長LP 、ゲート幅WP を持っている。
nMOSとpMOSの両方を用いるCMOS構成は、入
力の電位をしきい値落ちなく出力に伝える際に有効であ
るが、論理回路の出力としてはnMOS又はpMOSの
みでも同じ効果が得られる。
のトランジスタを用いてX0 ,X1,X2 とY0 ,Y1
,Y2 の接続を行っている。nMOSのトランジスタ
はゲート長LN 、ゲート幅WN を持ち、pMOSのトラ
ンジスタはゲート長LP 、ゲート幅WP を持っている。
nMOSとpMOSの両方を用いるCMOS構成は、入
力の電位をしきい値落ちなく出力に伝える際に有効であ
るが、論理回路の出力としてはnMOS又はpMOSの
みでも同じ効果が得られる。
【0184】入力X0 ,X1 ,X2 と出力Y0 ,Y1 ,
Y2 の接続関係を、下記の(表5)に示す。
Y2 の接続関係を、下記の(表5)に示す。
【0185】
【表5】
【0186】チップが待機状態にある場合、アドレス信
号Ai,Aj,/Ai,/Ajは全て“L”になってい
るので、回路Aの第1の入力と出力は電気的に絶縁とな
る。このとき、図49の第4のバレルシフタの出力が電
気的にフローティングとなるので、プリチャージ回路に
よって出力Z0 ,Z1 ,Z2 の電位を固定している。即
ち、待機状態においてはアドレス信号A0 及びその相補
信号/A0 は“L”に固定されているため、この状態で
は出力Z0 ,Z1 ,Z2 が各々接地電位にショートする
ようになっている。
号Ai,Aj,/Ai,/Ajは全て“L”になってい
るので、回路Aの第1の入力と出力は電気的に絶縁とな
る。このとき、図49の第4のバレルシフタの出力が電
気的にフローティングとなるので、プリチャージ回路に
よって出力Z0 ,Z1 ,Z2 の電位を固定している。即
ち、待機状態においてはアドレス信号A0 及びその相補
信号/A0 は“L”に固定されているため、この状態で
は出力Z0 ,Z1 ,Z2 が各々接地電位にショートする
ようになっている。
【0187】動作状態においては、A0 又は/A0 のど
ちらかが“H”になるため、プリチャージにおいてはZ
0 ,Z1 ,Z2 は接地とは絶縁される。但し、動作状態
においてはこれらの出力ノードは直列に接続されたバレ
ルシフタによって入力電位とつながるため、出力の電位
が不定となることはない。即ち、アドレスA0 〜A7と
剰余回路の出力Z0 ,Z1 ,Z2 の関係は、第14及び
第15の実施例と同様に、下記の(表6)のようにな
る。
ちらかが“H”になるため、プリチャージにおいてはZ
0 ,Z1 ,Z2 は接地とは絶縁される。但し、動作状態
においてはこれらの出力ノードは直列に接続されたバレ
ルシフタによって入力電位とつながるため、出力の電位
が不定となることはない。即ち、アドレスA0 〜A7と
剰余回路の出力Z0 ,Z1 ,Z2 の関係は、第14及び
第15の実施例と同様に、下記の(表6)のようにな
る。
【0188】
【表6】
【0189】(実施例19)図51、図52は本発明の
第19の実施例である。図51はバレルシフタの接続回
路、図52は個々のバレルシフタの回路である。
第19の実施例である。図51はバレルシフタの接続回
路、図52は個々のバレルシフタの回路である。
【0190】本実施例においては、個々のバレルシフタ
において待機時に出力の電位を固定するプリチャージ回
路を備えている。即ち、入力Ai,Aj,/Ai,/A
jの全てが“L”である場合に、X0 ,X1 ,X2 とY
0 ,Y1 ,Y2 を電気的に絶縁し、出力のみを接地電位
に固定している。アドレスと出力の対応関係は第14〜
第16の実施例と全く同様である。
において待機時に出力の電位を固定するプリチャージ回
路を備えている。即ち、入力Ai,Aj,/Ai,/A
jの全てが“L”である場合に、X0 ,X1 ,X2 とY
0 ,Y1 ,Y2 を電気的に絶縁し、出力のみを接地電位
に固定している。アドレスと出力の対応関係は第14〜
第16の実施例と全く同様である。
【0191】直列に接続されたそれぞれのバレルシフタ
のゲート長とゲート幅は、必ずしも一定である必要はな
い。ゲート幅Wとゲート長Lの比、即ちβ=W/Lは一
般にトランジスタの駆動能力に比例し、この大きさを直
列に接続された4つのバレルシフタごとに少しずつ変化
させることにより、剰余回路の入力から出力までの遅延
時間が小さくなる効果を得ることができる。
のゲート長とゲート幅は、必ずしも一定である必要はな
い。ゲート幅Wとゲート長Lの比、即ちβ=W/Lは一
般にトランジスタの駆動能力に比例し、この大きさを直
列に接続された4つのバレルシフタごとに少しずつ変化
させることにより、剰余回路の入力から出力までの遅延
時間が小さくなる効果を得ることができる。
【0192】即ち本実施例においては、pMOSトラン
ジスタのβを、直列に接続された4つのバレルシフタ
A,B,C,Dについて、 βPA>βPB>βPC>βPD とすることによって遅延を最小にすることができる。こ
れは、バレルシフタそのものが電気容量を持っているた
めに、出力Z0 ,Z1 ,Z2 から遠くなるに従ってプリ
チャージ時の“L”から選択状態の“H”に充電するた
めに通過させなければならない電荷の量が多くなるため
である。
ジスタのβを、直列に接続された4つのバレルシフタ
A,B,C,Dについて、 βPA>βPB>βPC>βPD とすることによって遅延を最小にすることができる。こ
れは、バレルシフタそのものが電気容量を持っているた
めに、出力Z0 ,Z1 ,Z2 から遠くなるに従ってプリ
チャージ時の“L”から選択状態の“H”に充電するた
めに通過させなければならない電荷の量が多くなるため
である。
【0193】但し、本実施例においてはnMOSトラン
ジスタのβについては動作速度に関係ないので、 βNA=βNB=βNC=βND で良い。
ジスタのβについては動作速度に関係ないので、 βNA=βNB=βNC=βND で良い。
【0194】(実施例20)図53は本発明の第20の
実施例である。
実施例である。
【0195】本実施例においては、第14の実施例で用
いた回路Aの出力を、第18の実施例で用いたバレルシ
フタに入力している。アドレスと出力の対応関係は、第
14〜第17の実施例と全く同様である。
いた回路Aの出力を、第18の実施例で用いたバレルシ
フタに入力している。アドレスと出力の対応関係は、第
14〜第17の実施例と全く同様である。
【0196】(実施例21)図54、図55は本発明の
第21の実施例である。
第21の実施例である。
【0197】本実施例においては、2ビットとアドレス
を1つのバレルシフタに入力する第18〜第20の実施
例とは異なり、個々のアドレスに1つずつのシフタが対
応している。
を1つのバレルシフタに入力する第18〜第20の実施
例とは異なり、個々のアドレスに1つずつのシフタが対
応している。
【0198】但し、本実施例におけるシフタには2種類
あり、アドレスAi=“1”の場合に出力を入力に対し
て+1ずらし(Y2 =X1 ,Y1 =X0 ,Y0 =X2
)、Ai=“0”の場合には対応関係をずらさない
(Y2 =X2 ,Y1 =X1 ,Y0 =X0 )第1のシフタ
S1と、アドレスAi=“1”の場合に対応関係を−1
ずらし(Y2 =X0 ,Y1 =X2 ,Y0 =X1 )、Ai
=“0”の場合には対応関係をずらさない第2のシフタ
S2を用いる。
あり、アドレスAi=“1”の場合に出力を入力に対し
て+1ずらし(Y2 =X1 ,Y1 =X0 ,Y0 =X2
)、Ai=“0”の場合には対応関係をずらさない
(Y2 =X2 ,Y1 =X1 ,Y0 =X0 )第1のシフタ
S1と、アドレスAi=“1”の場合に対応関係を−1
ずらし(Y2 =X0 ,Y1 =X2 ,Y0 =X1 )、Ai
=“0”の場合には対応関係をずらさない第2のシフタ
S2を用いる。
【0199】ここで、偶数アドレスの場合(A0 ,A2
,A4 ,A6 )は第1のシフタS1を用い、奇数アドレ
ス(A1 ,A3 ,A5 ,A7 )の場合は第2のシフタS
2 を用いる。図55はこれらのシフタS1,S2の回路
図である。
,A4 ,A6 )は第1のシフタS1を用い、奇数アドレ
ス(A1 ,A3 ,A5 ,A7 )の場合は第2のシフタS
2 を用いる。図55はこれらのシフタS1,S2の回路
図である。
【0200】本実施例では、第18の実施例と同様に、
剰余回路の出力の最終段(Z0 ,Z1 ,Z2 )にプリチ
ャージ回路が設けられており、チップが待機状態の際に
はZ2 =Z1 =Z0 =“L”に固定されるが、勿論第1
9の実施例と同様に、個々のシフタにプリチャージ回路
を設けても同じ効果が得られる。
剰余回路の出力の最終段(Z0 ,Z1 ,Z2 )にプリチ
ャージ回路が設けられており、チップが待機状態の際に
はZ2 =Z1 =Z0 =“L”に固定されるが、勿論第1
9の実施例と同様に、個々のシフタにプリチャージ回路
を設けても同じ効果が得られる。
【0201】本実施例の剰余回路の出力と入力アドレス
の対応も第14〜第18の実施例と全く同様となる。
の対応も第14〜第18の実施例と全く同様となる。
【0202】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、オ
ープンBL方式とフォールデッドBL方式を最適に組み
合わせることにより、フォールデッドBL方式に比べメ
モリセル面積を縮小することができ、かつオープンBL
方式に比べセンスアンプの設計ルールを緩和することが
でき、メモリセルの面積の縮小、センスアンプ設計ルー
ルの緩和という2つの要望を同時に達成することができ
ると共に次のような効果が得られる。
ープンBL方式とフォールデッドBL方式を最適に組み
合わせることにより、フォールデッドBL方式に比べメ
モリセル面積を縮小することができ、かつオープンBL
方式に比べセンスアンプの設計ルールを緩和することが
でき、メモリセルの面積の縮小、センスアンプ設計ルー
ルの緩和という2つの要望を同時に達成することができ
ると共に次のような効果が得られる。
【0203】即ち、“0”読み出しに必要なセル書き込
み電圧と“1”読み出しに必要なセル書き込み電圧との
差を補正する手段を設けることにより、1つのアレイ内
に“1”読みと“0”読みの差が2種類以上ある場合に
もそれを補正することができ、チップの読み出しのマー
ジンを上げることができる。
み電圧と“1”読み出しに必要なセル書き込み電圧との
差を補正する手段を設けることにより、1つのアレイ内
に“1”読みと“0”読みの差が2種類以上ある場合に
もそれを補正することができ、チップの読み出しのマー
ジンを上げることができる。
【0204】また、ビット線ツイスト等のチップ面積を
大きくする手段を用いないで、常に読み出し時、ビット
線対の間で他のメモリセルを読み出すビット線を挟むよ
うに選択したワード線によりメモリセルのビット線とセ
ンスアンプのビット線の接続を切り換えることにより、
ビット線間の干渉ノイズを低減することができる。さら
に、2種類以上存在するビット線対間の“1”読み易
さ、“0”読み易さのアンバランスを2種以上のカップ
リンク等によるビット線の電位を上下にシフトする手段
を持つことにより補正することができる。
大きくする手段を用いないで、常に読み出し時、ビット
線対の間で他のメモリセルを読み出すビット線を挟むよ
うに選択したワード線によりメモリセルのビット線とセ
ンスアンプのビット線の接続を切り換えることにより、
ビット線間の干渉ノイズを低減することができる。さら
に、2種類以上存在するビット線対間の“1”読み易
さ、“0”読み易さのアンバランスを2種以上のカップ
リンク等によるビット線の電位を上下にシフトする手段
を持つことにより補正することができる。
【0205】また本発明によれば、オープン・フォール
デッドBL方式のダイナミック型半導体記憶装置におい
て、3本のワード線アドレス毎に周期的に制御の規則性
が変化するセルアレイのビット線とセンスアンプの接続
ゲートや、ダミーワード線を選択するために必要な、ワ
ード線アドレスを3で割った剰余を求める剰余回路の出
力を、チップが待機状態にある際には剰余の解以外の状
態を固定することによって、チップが活性化した際の、
制御回路におけるハザードを回避し、安定した動作を実
現することができる。
デッドBL方式のダイナミック型半導体記憶装置におい
て、3本のワード線アドレス毎に周期的に制御の規則性
が変化するセルアレイのビット線とセンスアンプの接続
ゲートや、ダミーワード線を選択するために必要な、ワ
ード線アドレスを3で割った剰余を求める剰余回路の出
力を、チップが待機状態にある際には剰余の解以外の状
態を固定することによって、チップが活性化した際の、
制御回路におけるハザードを回避し、安定した動作を実
現することができる。
【図1】第1の実施例に係わるDRAMの回路構成を示
す図。
す図。
【図2】第1の実施例の動作を説明するための駆動タイ
ミング図。
ミング図。
【図3】第2の実施例に係わるDRAMの回路構成を示
す図。
す図。
【図4】第3の実施例に係わるDRAMの回路構成を示
す図。
す図。
【図5】第3の実施例の動作を説明するための駆動タイ
ミング図。
ミング図。
【図6】図4の回路における制御信号φ0 〜φ4 の駆動
回路例を示す図。
回路例を示す図。
【図7】図4の回路における制御信号φ0 〜φ4 の駆動
回路例を示す図。
回路例を示す図。
【図8】図4の回路における制御信号φ0 〜φ4 の駆動
回路例を示す図。
回路例を示す図。
【図9】第4の実施例に係わるDRAMの回路構成を示
す図。
す図。
【図10】第4の実施例の動作を説明するための駆動タ
イミング図。
イミング図。
【図11】第5の実施例に係わるDRAMの回路構成を
示す図。
示す図。
【図12】第6の実施例に係わるDRAMの回路構成を
示す図。
示す図。
【図13】第6の実施例の動作を説明するための駆動タ
イミング図。
イミング図。
【図14】図12の回路における制御信号φ0 〜φ4 の
駆動回路例を示す図。
駆動回路例を示す図。
【図15】第7の実施例に係わるDRAMの回路構成を
示す図。
示す図。
【図16】第8の実施例に係わるDRAMの回路構成を
示す図。
示す図。
【図17】第9の実施例に係わるDRAMの回路構成を
示す図。
示す図。
【図18】第10の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図19】第11の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図20】第11の実施例の動作を説明するための駆動
タイミング図。
タイミング図。
【図21】第11の実施例におけるビット線接続切り替
え状態を示す図。
え状態を示す図。
【図22】第11の実施例におけるビット線接続切り替
え状態を示す図。
え状態を示す図。
【図23】第11の実施例におけるビット線接続切り替
え状態を示す図。
え状態を示す図。
【図24】第11の実施例におけるビット線接続切り替
え状態を示す図。
え状態を示す図。
【図25】第11の実施例におけるビット線接続切り替
え状態を示す図。
え状態を示す図。
【図26】第11の実施例におけるビット線接続切り替
え状態を示す図。
え状態を示す図。
【図27】第12の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図28】第13の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図29】第13の実施例の動作を説明するための駆動
タイミング図。
タイミング図。
【図30】第13の実施例における制御信号φ0 〜φ4
の駆動回路例を示す図。
の駆動回路例を示す図。
【図31】第13の実施例における制御信号φ0 〜φ4
の駆動回路例を示す図。
の駆動回路例を示す図。
【図32】従来のオープンBL方式とフォールデッドB
L方式の構成を示す図。
L方式の構成を示す図。
【図33】オープンBL方式とフォールデッドBL方式
を組み合わせたDRAMの構成例を示す図。
を組み合わせたDRAMの構成例を示す図。
【図34】図33の動作を説明するための模式図。
【図35】オープンBL方式とフォールデッドBL方式
を組み合わせたDRAMの構成例を示す図。
を組み合わせたDRAMの構成例を示す図。
【図36】図35の動作を説明するための模式図。
【図37】図35の動作を説明するための駆動タイミン
グ図。
グ図。
【図38】従来装置におけるBL−BL間のノイズの発
生原理を示す図。
生原理を示す図。
【図39】第14の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図40】第14の実施例に用いた剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図41】剰余回路に用いた回路A及び回路Bの具体的
構成を示す図。
構成を示す図。
【図42】第14の実施例における動作波形を示す図。
【図43】第15の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図44】剰余回路に用いた回路Cの具体的構成を示す
図。
図。
【図45】第16の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図46】第16の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図47】第17の実施例に係わるDRAMの回路構成
を示す図。
を示す図。
【図48】第17の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図49】第18の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図50】第18の実施例で剰余回路に用いたバレルシ
フタの具体的構成を示す図。
フタの具体的構成を示す図。
【図51】第19の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図52】第19の実施例で剰余回路に用いたバレルシ
フタの具体的構成を示す図。
フタの具体的構成を示す図。
【図53】第20の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図54】第21の実施例における剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図55】第21の実施例で剰余回路に用いたシフタの
具体的構成を示す図。
具体的構成を示す図。
【図56】従来のオープン・フォールデッドBL方式D
RAMの回路構成を示す図。
RAMの回路構成を示す図。
【図57】図56の構成でのビット線とメモリセル及び
センスアンプの接続を示す図。
センスアンプの接続を示す図。
【図58】従来のDRAMに用いた剰余回路の構成例を
示す図。
示す図。
【図59】従来の剰余回路を用いた場合における動作波
形を示す図。
形を示す図。
SA…センスアンプ MC…メモリセル BL…ビット線 WL…ワード線 DW…ダミーワード線 φ…クロック C…キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 白武 慎一郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平6−187778(JP,A) 特開 昭64−13290(JP,A) 特開 昭64−82386(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/409
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のワード線と複数のビット線との交
点位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少
なくとも第1及び第2セルアレイと、 前記第1のセルアレイの複数のビット線の一部により形
成されるフォールデッド・ビットライン構成をなす第1
の複数のビット線対に前記第1のセルアレイ端にて接続
された第1のセンスアンプ部と、 前記第1のセルアレイの複数のビット線の残りと前記第
2のセルアレイの複数のビット線の一部とで形成される
オープン・ビットライン構成をなす第2の複数のビット
線対の組に接続された第2のセンスアンプ部と、 前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線に対し
て“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベルとの電
位のずれを補正する手段と、 を具備し、前記補正手段の変化量はオープンビット線構
成とフォールデッドビット線構成とで異なることを特徴
とするダイナミック型半導体記憶装置。 - 【請求項2】 複数のワード線と複数のビット線との交
点位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少
なくとも第1及び第2セルアレイと、 前記第1のセルアレイの複数のビット線の一部により形
成されるフォールデッド・ビットライン構成をなす第1
の複数のビット線対に前記第1のセルアレイ端にて接続
された第1のセンスアンプ部と、 前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線に対し
て“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベルとの電
位のずれを補正する手段と、 前記第1のセルアレイのビット線の残りが、センスアン
プ動作前までは、前記複数のビット線対のうちのリファ
レンス側のビット線と共用でフォールデット・ビットラ
イン構成をなす第2の複数のビット線対を形成し、セン
スアンプ動作後のメモリセルにデータを再書き込みする
リストア動作時には、前記第1のセルアレイに隣接する
第2のセルアレイの複数のビット線の一部と共用でオー
プン・ビットライン構成をなすビット線対の組を形成す
るように制御する制御部と、 を具備し、前記補正手段の変化量はオープンビット線構
成とフォールデッドビット線構成とで異なることを特徴
とするダイナミック型半導体記憶装置。 - 【請求項3】 複数のワード線と複数のビット線との交
点位置に選択的に配 置された複数のメモリセルを含む少
なくとも第1及び第2セルアレイと、 前記第1のセルアレイの複数のビット線の一部により形
成されるフォールデッド・ビットライン構成をなす第1
の複数のビット線対に前記第1のセルアレイ端にて接続
された第1のセンスアンプ部と、 前記第1のセルアレイの複数のビット線の残りと前記第
2のセルアレイの複数のビット線の一部とで形成される
オープン・ビットライン構成をなす第2の複数のビット
線対の組に接続された第2のセンスアンプ部と、 前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線に対し
て“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベルとの電
位のずれを補正する手段と、 を具備し、前記補正手段の変化量は選択したワード線の
種類によって異なることを特徴とするダイナミック型半
導体記憶装置。 - 【請求項4】 複数のワード線と複数のビット線との交
点位置に選択的に配置された複数のメモリセルを含む少
なくとも第1及び第2セルアレイと、 前記第1のセルアレイの複数のビット線の一部により形
成されるフォールデッド・ビットライン構成をなす第1
の複数のビット線対に前記第1のセルアレイ端にて接続
された第1のセンスアンプ部と、 前記第1及び第2のセルアレイの一部のビット線に対し
て“1”読み出しレベルと“0”読み出しレベルとの電
位のずれを補正する手段と、 前記第1のセルアレイのビット線の残りが、センスアン
プ動作前までは、前記複数のビット線対のうちのリファ
レンス側のビット線と共用でフォールデット・ビットラ
イン構成をなす第2の複数のビット線対を形成し、セン
スアンプ動作後のメモリセルにデータを再書き込みする
リストア動作時には、前記第1のセルアレイに隣接する
第2のセルアレイの複数のビット線の一部と共用でオー
プン・ビットライン構成をなすビット線対の組を形成す
るように制御する制御部と、 を具備し、前記補正手段の変化量は選択したワード線の
種類によって異なることを特徴とするダイナミック型半
導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記フォールデッド・ビットライン構成
及び前記オープン・ビットライン構成をなすビット線の
位置が、選択したワード線の位置により変化することを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のダイナミ
ック型半導体記憶装置。 - 【請求項6】 複数のビット線のうち、2/3はフォー
ルデッド・ビットライン構成をなし、1/3はオープン
・ビットライン構成をなすことを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載のダイナミック型半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 ビット線3本が組をなし、2本のビット
線でフォールデッド・ビットライン構成のビット線対を
構成し、残り1本のビット線と隣接するセルアレイの1
本のビット線とでオープン・ビットライン構成のビット
線対を構成することを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載のダイナミック型半導体記憶装置。 - 【請求項8】 前記メモリセルは、複数のワード線と複
数のビット線との交点の2/3の位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のダ
イナミック型半導体記憶装置。
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TWI281159B (en) * | 2003-03-21 | 2007-05-11 | Mediatek Inc | Sense out circuit for single-bitline semiconductor memory device |
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KR100780954B1 (ko) * | 2006-08-04 | 2007-12-03 | 삼성전자주식회사 | 감지증폭기 및 이를 구비하는 반도체 메모리 장치, 그리고데이터 센싱 방법 |
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JP2011048885A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体記憶装置 |
WO2013049920A1 (en) | 2011-10-04 | 2013-04-11 | Mosaid Technologies Incorporated | Reduced noise dram sensing |
CN116206648B (zh) * | 2022-01-27 | 2024-02-20 | 北京超弦存储器研究院 | 动态存储器及其读写方法、存储装置 |
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---|---|---|---|---|
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JP3076606B2 (ja) * | 1990-12-14 | 2000-08-14 | 富士通株式会社 | 半導体記憶装置およびその検査方法 |
JP3302796B2 (ja) * | 1992-09-22 | 2002-07-15 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置 |
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- 1996-03-13 US US08/614,537 patent/US5761109A/en not_active Expired - Fee Related
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