JPH07199429A - アリールオキシピラゾロンカプラー類および硫黄含有安定剤類を含有する写真要素 - Google Patents

アリールオキシピラゾロンカプラー類および硫黄含有安定剤類を含有する写真要素

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JPH07199429A
JPH07199429A JP6256911A JP25691194A JPH07199429A JP H07199429 A JPH07199429 A JP H07199429A JP 6256911 A JP6256911 A JP 6256911A JP 25691194 A JP25691194 A JP 25691194A JP H07199429 A JPH07199429 A JP H07199429A
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couplers
coupler
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aryl
sulfoxide
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Jerrold N Poslusny
ニール ポスラズニー ジェロルド
Paul B Merkel
バレット マーケル ポール
Lawrence Glenn Anderson
グレン アンダーソン ローレンス
Jared B Mooberry
ベン ムーベリー ジャード
David Hales Bown
ヘイルズ ボウン デビッド
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ハロゲン化銀乳剤、1−アリール−4−アリ
ールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのマゼンタ色素
生成カプラーおよびスルフィド、スルホキシドもしくは
スルホンの化合物からなる層を有し、該マゼンタカプラ
ーの優れた活性と安定性を示す写真要素を提供する。 【構成】 好ましくは、上記マゼンタ色素生成カプラー
は下記の構造式IaもしくはIbで表され、一方スルフ
ィド、スルホキシドおよびスルホンの化合物類は特定の
構造式で表される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−アリール−4−ア
リールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのマゼンタカ
プラーおよびスルフィド、スルホキシドまたはスルホン
の化合物の両者を含有する層を有する写真要素に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀の写真要素においては、カ
ラー画像は、写真感光材料が露光され次いで第一アミン
現像主薬でのカラー現像に付されたときに生成する。こ
のカラー現像によって、ハロゲン化銀が画像様に還元さ
れ、かつ酸化された現像主薬が生成する。その酸化され
た第一アミン現像主薬は続いて1種以上の内蔵された色
素生成カプラーと反応して、画像様に色素を生成する。
DIRカプラーと呼ばれるいくつかのカプラーが、上記
の酸化された第一アミン現像主薬とカップリングを行う
とき現像抑制剤化合物または該抑制剤のフラグメントを
放出する。さらにこれらのDIRカプラーのいくつか
は、抑制剤の化合物またフラグメントを、時間が経過し
てから放出する。これらのカプラーはDIARカプラー
と呼ばれることがある。
【0003】各種のタイプのマゼンタ色素生成カプラー
がカラー写真感光材料に使用されている。これらのカプ
ラーとしては、ピラゾロアゾールカプラー類、1−フェ
ニル−3−アシルアミノ−2−ピラゾリン−5−オンカ
プラー類および1−フェニル−3−アニリノ−2−ピラ
ゾリン−5−オンカプラー類がある。米国特許第3,4
19,391号、同第3,519,429号、同第4,
248,962号、同第4,585,728号、同第
4,692,529号、同第4,724,198号およ
び同第4,977,073号は1−アリール−4−アリ
ールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのタイプのカプ
ラー類を含むカプラーを開示している。
【0004】硫黄を含有する添加剤を含めて多数の化合
物を、カプラーの活性を改善しようとしてカプラーとと
もに使用する試みまたは提案がすでになされている。例
えばRodyらは、米国特許第4,933,271号、
同第5,006,665号および同第5,070,00
7号に環式のスルフィド、スルホキシドおよびスルホン
の安定剤を開示している。環式のスルホキシドとスルホ
ンの安定剤は米国特許第5,017,465号にも開示
されている。米国特許第4,770,987号では、ス
ルホン含有添加剤がマゼンタ色素生成カプラーと混合し
て用いられている。Yamadaらは、米国特許第4,
113,488号において、マゼンタ色素生成カプラー
類、フェノール化合物類およびスルフィドもしくはスル
ホキシド化合物類の組合わせを開示している。スルホキ
シドもしくはスルホン化合物類およびピラゾロトリアゾ
ールのマゼンタ色素生成カプラー類の組合せはMerk
elらの米国特許第5,232,821号に開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、酸化された現
像主薬と有効に反応する高活性のマゼンタ色素生成カプ
ラー組成物は依然として要求されている。また、現像抑
制剤を有効に放出するマゼンタ色素生成DIR(DIA
Rを含む)カプラー組成物も要求されている。
【0006】1−アリール−4−アリールオキシ−2−
ピラゾリン−5−オンのタイプのカプラー類は高い活性
と高い色素生成性能をもつことができるが、これらのカ
プラー類は空気酸化に対して不安定な傾向があるので実
用的ではないことが分かっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を緩和する
には、上記のカプラー類とともに使用する各種の化合物
が考えられるが、本発明の発明者らは、驚くべきことに
は、ある種のスルフィド、スルホキシドまたはスルホン
の添加剤を、1−アリール−4−アリールオキシ−2−
ピラゾリン−5−オンのマゼンタ色素生成カプラー類と
組合わせて使用すると、これらカプラー類の酸化安定性
を劇的に改善することができることを見出したのであ
る。
【0008】したがって本発明は、ハロゲン化銀乳剤、
1−アリール−4−アリールオキシ−2−ピラゾリン−
5−オンのマゼンタ色素生成カプラー、およびスルフィ
ド、スルホキシドもしくはスルホンの化合物を含んでな
る層を有する、ハロゲン化銀乳剤を含んでなる写真要素
を提供するものである。
【0009】
【実施態様】本発明では、マゼンタ色素生成カプラーは
下記構造式IaまたはIbのもの、かつスルフィド、ス
ルホキシドもしくはスルホン化合物はそれぞれ下記構造
式VI,VII およびVIIIのものが好ましい。
【化1】 式中、R1はアリール基であり;R2はアルキル基、ア
シルアミノ基、アニリノ基、カルバモイル基またはアル
コキシ基であり;R3は同一もしくは異なっていてもよ
い置換基であり;およびnは0〜4の整数である。
【0010】
【化2】 式中、R8とR9は独立してアルキル基、アルキレン
基、アルケニル基またはアリール基であるか、またはR
8とR9は、ともに結合して硫黄原子を含有するリング
を形成してもよく、R8とR9の炭素原子の合計数は少
なくとも12である。
【0011】この出願全体にわたって、いずれかのタイ
プの“基”が引用される場合は、記載された基の未置換
のものおよび置換されたものの両者を含むことに留意す
べきである。種々の置換基には公知の置換基が含まれて
いる。例えばハロゲン(例えばクロロ、フルオロ、ブロ
モ、ヨード)、アルコキシ(例えばメトキシ、エトキ
シ)、置換もしくは未置換のアルキル(例えばメチル、
トリフルオロメチル)、アルケニル、チオアルキル(例
えばメチルチオまたはエチルチオ)、置換および未置換
のアリール(例えばフェニル、チエニル、フリル、ピロ
リル)および当該技術分野で公知のその他の基がある。
アルキル置換基は具体的に述べると、1〜6個の炭素原
子をもっている“低級アルキル”であり、例えばメチ
ル、エチルなどがある。さらにこれらの置換基は橋かけ
結合を形成してもよい。その上に、アルキル基、アルキ
レン基またはアルケニル基については、分枝もしくは未
分枝でもよく環構造をもっていてもよいと解される。
【0012】R2はアルキル基が好ましい。特に好まし
いのは構造式IaまたはIbで表されるカプラーであり
その式中のR2は下記構造式IIaまたはIIBで表され
る。
【化3】 式中、R4は水素、アルキル基またはアリール基であ
り;R5はアリール基またはアルキル基であり;および
Xはアミノ基、アニリノ基、カルボンアミド基、スルホ
ンアミド基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、アルキルスルホキシド基、アリー
ルスルホキシド基、アルキルスルホニル基またはアリー
ルスルホニル基である。
【0013】R1,R2およびR3中の炭素原子の合計
数は、カプラーの水溶性と水に対する遊動性(wate
r wandering)を最少にするには少なくとも
14個が好ましく、少なくとも16個がさらに好まし
い。
【0014】R2に対してアニリノ基は余り好ましくな
い。なんとなればアニリノ基はカプラーの空気酸化に対
する安定性を低下させる傾向があるからである。R2が
アシルアミノ基まはたアニリノ基の場合、カプラーの安
定性を改善するため、少なくとも一つのR3が電子吸引
性基であることが好ましい。電子吸引性基は、Marc
h編Advanced Organic Chemis
try,20〜21頁,228〜229頁,386〜3
87頁,494〜497頁に考察されている。特に好ま
しい電子吸引性置換基は、ハメットのσp 値が0.1よ
り大で好ましくは0.1〜1.0である(例えば0.
3,0.4,0.5もしくは0.6のいずれかと1.0
との間である)。ハメットのσp 値はJ.March編
Advanced Organic Chemistr
y第3版(米国ニューヨーク、John Wiley
Sons社、1985年)に考察されている(下付き文
字“p”は、ハメットのσ値がベンゼン環のパラ位の置
換基について測定されていることを意味することに留意
のこと)。ハメットσp 値に関する別の表はChemi
cal Reviews,91巻,165〜195頁
(C.Hanschら著)に見られる。電子吸引性基の
例としては、ニトロ、シアノ、スルファモイル、スルホ
ンアミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、
カルバモイル、カルボンアミド、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニルおよびトリフルオロメチ
ルの基、ならびに塩素およびフッ素のようなハロゲン原
子がある。
【0015】本発明を実施するのに特に有用なのは、現
像抑制剤放出型カプラーであり、これらのカプラーで
は、その1−アリール−4−アリールオキシ−2−ピラ
ゾリン−5−オンのカプラーが酸化された現像主薬と反
応してアリールオキシ基をカプリング離脱した後放出さ
れる現像抑制剤の基をR3の中の一つがもっている。構
造式IaまたはIbで表される特に有用な抑制剤放出型
のカプラーは式IaまたはIb中に示される4−アリー
ルオキシのカプリング離脱基が下記の構造式III,IVま
たはVで表されるカプラーである。
【0016】
【化4】 式中、QとWは電子吸引性基でありそのいづれも同一も
しくは異なっていてもよく;pは0.1また2であり;
mは0または1であり;R6は水素、フェニルまたはア
ルキル基であり;およびR7は1〜10個の炭素原子を
含有するアルキル基またはフェニル基であり;ならびに
INは現像抑制剤部分である。
【0017】上記式IVとVにおいて、Qは酸素に対して
パラ位にあるのが好ましい。本発明のカプラーにとって
有用な現像抑制剤部分INとしては、オサキゾール類、
チアゾール類、ジアゾール類、トリアゾール類、オキサ
ジアゾール類、チアジアゾール類、オキサチアゾール
類、チアトリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、テト
ラゾール類、ベンゾイミダゾール類、インダゾール類、
イソインダゾール類、メルカプトテトラゾール類、セレ
ノテトラゾール類、メルカプトベンゾチアゾール類、セ
レノベンゾチアゾール類、メルカプトベンゾオキサゾー
ル類、セレノベンゾオキサゾール類、メルカプトベンゾ
イミダゾール類、セレノベンゾイミダゾール類、ベンゾ
ジアゾール類、メルカプトオキサゾール類、メルカプト
チアジアゾール類、メルカプトチアゾール類、メルカプ
トトリアゾール類、メルカプトオキサジアゾール類、メ
ルカプトジアゾール類、メルカプトオキサチアゾール
類、テルロテトラゾール類およびベンゾイソジアゾール
類がある。
【0018】上記の本発明のスルフィド類、スルホキシ
ド類およびスルホン類については、すでに述べたよう
に、R8またはR9がアルキル基、アルキレン基または
アルケニル基である場合、これらの基のいずれも分枝し
ているかまた分枝していなくてもよく環構造をもってい
てもよい。R8またはR9がアルキル、アルキレンまた
はアルケニルの基である場合、R8またはR9に存在し
ていてもよい置換基としては、アリール、アルコキシ、
アリールオキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、アシルオキシ、カルボンアミド、カルバ
モイル、スルホンアミドおよびスルファモイルの基およ
びハロゲン原子からなる群から選択される一つ又はそれ
以上の置換基が挙げられる。R8とR9がアリール基で
ある場合、存在していてもよい置換基としては、アルキ
ル、アルコキシ、アリールオキシ、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニル、アシルオキシ、カルボ
ンアミド、カルバモイル、スルホンアミド、スルフアモ
イルの基およびハロゲン原子からなる群から選択される
置換基がある。
【0019】R8とR9の両者は好ましくは未置換のア
ルキル基であり、この基は分枝していてもいなくてもよ
い。またR8とR9中の炭素原子の合計数は、そのスル
フィド、スルホキシドまたはスルホンの化合物の水溶性
および水に対する遊動性を最小にするため少なくとも1
6個であることが好ましい。式VIで表されるスルフィド
類および式VII で表されるスルホキシド類はその安定化
性能のため好ましい。
【0020】カプラーおよび硫黄含有化合物の位置につ
いては、これらは同じ分散液中にともに存在しているこ
とが好ましい(具体的に述べれば、層中の、溶媒分散液
一般にカプラー溶媒の分散液の同じ液滴中)。
【0021】本発明の1−アリール−4−アリールオキ
シ−2−ピラゾリン−5−オンのマゼンタ色素生成カプ
ラー類の有用なコート(被覆)量は、そのカプラーのタ
イプによって約0.005〜2.0g/m2 の範囲内に
ある。画像形成カプラーは一般に0.05〜2.00g
/m2 の範囲(好ましくは0.10〜1.00g/
2 )でコートされるが、抑制剤放出型カプラーは一般
に0.005〜0.50g/m2 の範囲(好ましくは
0.01〜0.25g/m2 )で被覆される。1−アリ
ール−4−アリールオキシ−2−ピラゾリン−5−オン
カプラー:スルフィド、スルホキシドまたはスルホンの
化合物の有用な被覆モル比は、約1:0.05〜約1:
5の範囲内にあり、より一般的には約1:0.1〜約
1:2の範囲内にある。
【0022】本発明のカプラーは、通常、高沸点のカプ
ラー溶媒に溶解し、得られた有機カプラー+カプラー溶
媒の混合物を、小粒子(特に液滴)として、ゼラチンと
界面活性剤の水溶液中に分散させる(摩砕もしくは均質
化によって)ことによって利用される。また除去可能な
補助有機溶媒例えば酢酸エチルもしくはシクロヘキサノ
ンを用いて、上記の分散液を製造するのに用いて、カプ
ラーを有機相に溶解し易くすることができる。本発明の
スルフィド、スルホキシドまたはスルホンの化合物類
は、本発明の1−アリール−4−アリールオキシ−2−
ピラゾリン−5−オンカプラー用の単一高沸点溶媒とし
て役立つ。あるいは、他の高沸点カプラー溶媒を本発明
のスルフィド、スルホキシドまたはスルホンの化合物類
とともに用いてもよく、このような溶媒としてはリン酸
アリール類(例えばリン酸トリトリル)、リン酸アルキ
ル類(例えばリン酸トリオクチル)、リン酸混合アリー
ルアルキル類(例えばリン酸ジフェニル2−エチルヘキ
シル)、アリール、アルキルもしくは混合アリールアル
キルのホスホネート類、ホスフィンオキシド類(例えば
トリオクチルホスフィンオキシド)、芳香族酸のエステ
ル類(例えばフタル酸ジブチル、安息香酸オクチルもく
しはサリチル酸ベンジル)、脂肪族酸のエステル類(例
えばクエン酸アセチルトリブチルもしくはセバシン酸ジ
ブチル)、アルコール類(例えば2−ヘキシル−1−デ
カノール)、カルボンアミド類(例えばN,N−ジブチ
ルドデカンアミドもしくはN−ブチルアセトアニリ
ド)、スルホンアミド類(例えばN,N−ジブチル−p
−トルエンスルホンアミド)または炭化水素類(例えば
ドデシルベンゼン)がある。本発明の1−アリール−4
−アリールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのカプラ
ー+スルフィド、スルホキシドもしくはスルホンの混合
物は、同じ分散液中(すなわち分散液の同じ液滴中)も
しくは同じ層中にフェノールのカプラー溶媒もしくは他
のフェノール化合物とともにコートしない方が好まし
い。
【0023】本発明は別の実施態様において、スルホキ
シド基を有する1−アリール−4−アリールオキシ−2
−ピラゾリン−5−オンのマゼンタ色素生成カプラーを
提供するものである。このようなカプラーは上記のスル
フィド、スルホキシドまたはスルホンの化合物とともに
またはこれらの化合物なしで用いることができる。上記
のカプラーは、前記のスルフィド、スルホキシドもしく
はスルホンの化合物とともに用いるための前述のいずれ
のカプラーと同じである。スルホキシドの置換基として
はR8とR9について先に述べたいずれの基も含まれ
る。
【0024】本発明を実施するのに有用な1−アリール
−4−アリールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのマ
ゼンタ色素生成カプラーの例は、限定されないが以下の
A1−A21である。
【0025】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【0026】本発明を実施するのに有用なスルフィド、
スルホキシドおよびスルホンの化合物の例は、限定され
ないが以下のS1−S26である。
【0027】
【化9】
【化10】
【0028】本発明の写真要素は単色要素または多色要
素であってもよい。多色要素はスペクトルの三原色領域
の各々に対して感受性の色素画像形成単位をもってい
る。各単位はスペクトルの所定の領域に感受性の単一乳
剤層または多重乳剤層で構成されている。写真要素のこ
れらの層は画像形成単位の層を含めて、当該技術分野で
公知の種々の順序で配置することができる。別の方式
で、スペクトルの三原色領域の各々に感受性の乳剤を、
単一の仕切られた層(single segmente
d layer)として配置することができる。
【0029】典型的な多色写真要素は、少なくとも一つ
のシアン色素生成カプラーを組合せた少なくとも一つの
赤感性ハロゲン化銀乳剤層からなるシアン色素画像形成
単位;少なくとも一つのマゼンタ色素生成カプラーを組
合わせた少なくとも一つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層か
らなるマゼンタ色素画像形成単位;および少なくとも一
つのイエロー色素生成カプラーを組合せた少なくとも一
つの青感性ハロゲン化銀乳剤層からなるイエロー色素画
像形成単位を保持する担体で構成されている。本発明の
写真要素は追加の層、例えばフィルター層、中間層、オ
ーバーコート層および下塗り層などを備えていてもよ
い。これらのものはすべて、透明もしくは反射性でもよ
い支持体(例えば紙の支持体)上にコートすることがで
きる。これらのカラー感性層の順序は変えることができ
るが、透明支持体上では、通常、赤感性、緑感性および
青感性の順序であり、また反射性支持体上では逆の順序
が一般的である。
【0030】本発明の写真要素に用いるのに適切な写真
感光材料について以下に考察する場合、イングランド,
P010 7DQハンプシャー州,エムスウォース,1
2aノースストリート,ダッドリーアネックス所在のK
enneth MasonPublications,
Ltd.社が発行したResearch Disclo
sure,1989年12月,Item 308119
を参照する。この文献は、以後記載する場合、用語“R
esearch Disclosure I.”と略記
する。以後引用する節とはResearch Disc
losureIの節のことである。
【0031】本発明の写真要素に用いられるハロゲン化
銀乳剤はネガ型またはポジ型のいずれでもよい。適切な
乳剤とその製造方法および化学増感法と分光増感法はI
〜IV節に記載されている。カラー感光材料および現像改
良剤は、V節とXXI 節に記載されている。本発明の写真
要素に用いることができるベヒクルはIX節に記載され、
かつ各種の添加剤、例えば蛍光増白剤、カブリ防止剤、
安定剤、光吸収剤、光散乱剤、硬膜剤、塗布助剤、可塑
剤、潤滑剤およびつや消し剤は例えばV,VI,VIII,
X,XI,XII およびXVI の節に記載されている。製造法
はXIV 節とXV節に、その外の層と支持体はXIII節とXVII
節に、処理法と主薬はXIX 節とXX節に、および露光の変
形例はXVIII 節に記載されている。
【0032】好ましい発色現像主薬はp−フェニレンジ
アミン類である。特に好ましいのは次のとおりである。
4−アミノN,N−ジエチルアニリン塩酸塩;4−アミ
ノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩;4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−メタン
スルホンアミド)エチル)アニリンセスキサルフェート
水和物;4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(β−ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩;4−アミノ
−3−β−(メタンスルホンアミド)エチル−N,N−
ジエチルアニリン塩酸塩;および4−アミノ−N−エチ
ル−N−(2−メトキシエチル)−m−トルイジンジ−
p−トルエンスルホン酸である。
【0033】ネガ型ハロゲン化銀を用いてネガ画像を形
成させることができる。任意にポジ画像(または反転画
像)を形成させることができる。
【0034】また本発明の写真要素は、カラードカプラ
ー(例えば中間層修正のレベルを調節するため)、およ
びマスキングカプラーを使用することができる。このマ
スキングカプラーとしては、例えばヨーロッパ特許第2
13.490号;特開昭58−172,647号;米国
特許第2,983,608号;ドイツ特許願第2,70
6,117c号;英国特許第1,530,272号;特
開昭A−113935号;米国特許第4,070,19
1号;およびドイツ特許願第2,643,965号に記
載されているものがある。これらのマスキングカプラー
はシフトさせるかまたはブロックさせてもよい。
【0035】また本発明の写真要素は、漂白もしくは定
着の処理ステップを促進するかさもなければ改変して画
像の品質を改善する物質を含有していてもよい。ヨーロ
ッパ特許第193,389号、同第301,477号、
米国特許第4,163,669号、同第4,865,9
56号および同第4,923,784号に記載されてい
る漂白促進剤は特に有用である。また、核生成剤;現像
促進剤もしくはその前駆物質(英国特許第2,097,
140号;英国特許第2,131,188号);電子移
動剤(米国特許第4,859,578号;米国特許第
4,912,025号);カブリ防止剤およびカラー混
合防止剤例えばハイドロキノン類、アミノフェノール
類、アミン類、没食子酸、カテコール、アスコルビン
酸、ヒドラジド類、スルホンアミドフェノール類の誘導
体;ならびに非カラー生成カプラー類を使用することも
考えられる。
【0036】また本発明の写真要素は、コロイド銀ゾル
またはイエローおよび/またはマゼンタのフィルター色
素を、水中油型の分散物ラテックス分散物または個体粒
子分散物として含有しているフィルター色素層を備えて
いてもよい。その上に、それらは“スミアリング(sm
earing)”カプラー(例えば米国特許第4,36
6,237号、ヨーロッパ特許第96,570号、米国
特許第4,420,556号、および米国特許第4,5
43,323号に記載されている)とともに使用しても
よい。またこれらのカプラー類は、例えば特願昭61−
258,249号または米国特許第5,019,492
号に記載されている保護された形態でブロックもしくは
コートされていてもよい。
【0037】本発明のアリールオキシピラゾロンカプラ
ー類に加えて、本発明の写真要素はさらに、他の画像改
良化合物、例えば“現像主薬抑制剤放出型”化合物(D
IR化合物)を含有していてもよい。本発明の写真要素
に用いる有用な追加のDIR化合物は当該技術分野では
公知である。またDIR化合物は、Photograp
hic Science and Engineeri
ng,13巻,174頁1969年に報告されている
C.R.Barr,J.R.ThirtleおよびP.
W.Vittumの論文“Developer−Inh
ibitor−Releasing(DIR)Coup
lers for Color Photograph
y”に開示されている。
【0038】また本発明の思想は、イングランド,PO
101 7DQ ハンプシャー州,エムスウォース,ノ
ースストリート 12a,ダドリーアネックス所在のK
enneth Mason Publications
Ltd.社から入手できるResearch Dis
closure,1979年11月,Item 187
16に記載されている反射カラープリントを得るために
利用できると考えられる。本発明の写真要素を形成する
乳剤と材料は、米国特許第4,917,994号に記載
されているpHを調節された支持体上に、エポキシ溶媒
(ヨーロッパ特許第0164961号)、追加の安定剤
(例えば米国特許第4,346,165号、同第4,5
40,653号および同第4,906,559号に記載
されている)、カルシウムのような多価カチオンに対す
る感受性を減少させるための例えば米国特許第4,99
4,359号に記載されているバラストされたキレート
化剤、および例えば米国特許第5,068,171号お
よび同第5,096,805号に記載されている汚染減
少化合物とともにコートしてもよい。写真要素に有用で
あることが知られている他の化合物も使用することがで
きる。
【0039】本発明の写真要素に用いられるハロゲン化
銀としては、臭ヨウ化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、
塩臭化−ヨウ化銀などがある。ハロゲン化銀粒子のタイ
プとして好ましいのは、多形、立方体および八面体のも
のである。ハロゲン化銀の粒子サイズは写真組成物に有
用であることが知られているどのような分布をしていて
もよく、多分散もしくは単分散されるものでもよい。本
発明で特に有用なのは平板状粒子ハロゲン化銀乳剤であ
る。具体的に考えられる平板状粒子乳剤は、乳剤粒子の
全投影面積の50%以上を、厚みが0.3ミクロンより
小さく(青感性乳剤に対しては0.5ミクロンより小さ
い)かつ平均平板度(averagetabulari
ty)(T)が25より大きい(好ましくは100より
大きい)平板状粒子が占めている乳剤である。なお“平
板度(tabularity)”という用語は、その当
該技術分野で認識されている用法で下記式として用いら
れている。 T=ECD/t2 こゝでECDは平板状粒子の平均等価円直径(ミクロ
ン)であり、およびtは平板状粒子の平均厚み(ミクロ
ン)である。
【0040】写真乳剤の有用な平均ECDは約10ミク
ロンまでの範囲内であるが、実際には乳剤のECDは約
4ミクロンをほとんど越えない。感光度と粒状度の両者
はECDが増大するにつれて増大するから、目的の感度
の必要条件を得るのに適合している最小の平板状粒子E
CDを利用することが一般に好ましい。
【0041】乳剤の平板度は、平板状粒子の厚みが減少
すると著しく増大する。目標の平板状粒子投影面積を、
薄い(t<0.2ミクロン)平板状粒子が占めることが
一般に好ましい。最低レベルの粒状度を得るには、目標
の平板状粒子投影面積を極薄(t<0.06ミクロン)
平板状粒子で満たすことが好ましい。平板状粒子の厚み
は一般に最低約0.02ミクロンまでの範囲内にある。
しかしさらに小さい平板状粒子の厚みも考えられる。例
えばDaubendiekらの米国特許第4,672,
027号には、3mole%のヨウ化物を含有する平板状粒
子の臭ヨウ化銀乳剤であって粒子の厚みが0.017ミ
クロンの乳剤が報告されている。
【0042】上記のように、厚みが特定の厚みより小さ
い平板状粒子が乳剤の全粒子投影面積の少なくとも50
%を占めている。高平板度の利点を最大にするために、
上記の厚みの基準を満たす平板状粒子が、乳剤の全粒子
投与面積の最高比率を占めることが一般に好ましい。例
えば、好ましい乳剤では、上記の厚みの基準を満たす平
板状粒子が全粒子投影面積の少なくとも70%を占めて
いる。最高性能の平板状粒子乳剤では、上記の厚み基準
を満たす平板状粒子が全粒子投影面積の少なくとも90
%を占めている。
【0043】適切な平板状粒子乳剤は、例えば以下のよ
うな従来の各種の教示の中から選択できる。すなわちイ
ングランド,P010 7DQハンプシャー州,エムス
ウォース所在のKenneth Mason Publ
ications,Ltd.社が発行したResear
ch Disclosure Item 22534,
1983年1月;米国特許第4,439,520号、同
第4,414,310号、同第4,433,048号、
同第4,643,966号、同第4,647,528
号、同第4,665,012号、同第4,672,02
7号、同第4,678,745号、同第4,693,9
64号、同第4,713,320号、同第4,722,
886号、同第4,755,456号、同第4,77
5,617号、同第4,797,354号、同第4,8
01,522号、同第4,806,461号、同第4,
835,095号、同第4,853,322号、同第
4,914,014号、同第4,962,015号、同
第4,985,350号、同第5,061,069号お
よび同第5,061,616号である。
【0044】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子は当
該技術分野で公知の方法にしたがって製造することが可
能で、例えば、Research Disclosur
eIおよびJames著“The Theory of
the Photographic Proces
s”に記載されている方法がある。これらの方法には、
アンモニア乳剤の製造法、中性もしくは酸性乳剤の製造
法および当該技術分野で公知の他の方法が含まれてい
る。これらの方法は一般に、水溶性の銀塩と水溶性のハ
ロゲン化物塩を保護コロイドの存在下で混合し、次いで
ハロゲン化銀を沈澱させて生成させる間、温度、pAg 、
pH値などを適切な値に制御することによって行われる。
【0045】本発明に用いられるハロゲン化銀は、金増
感剤(例えば硫化第一金)および当該技術分野で公知の
増感剤のような化合物を用いて化学増感を行うことが有
利であろう。ハロゲン化銀を化学増感するのに有用な化
合物と方法は、当該技術分野で公知であり、Resea
rch Disclosure Iおよびこれに引用さ
れている文献に記載されている。
【0046】本発明の写真要素は、一般に乳剤の形態で
ハロゲン化銀を含有している。写真乳剤は、一般に、写
真要素の層として乳剤をコートするベヒクルをもってい
る。有用なベヒクルとしては天然産の物質があり、例え
ばタンパク質類、タンパク質誘導体類、セルロース誘導
体類(例えばセルロースエステル類)、ゼラチン(例え
ばアルカリ処理を行ったウシの骨もしくは皮革のゼラチ
ンもしくは酸で処理した豚の皮のゼラチン)、ゼラチン
誘導体類(例えばアセチル化ゼラチン、フタル酸化ゼラ
チンなど)およびResearch Disclosu
re Iに記載されている他の物質がある。また親水性
で透水性のコロイドはベヒクルもしくはベヒクルエクス
テンダーとして有用である。これらのものとしては、R
esearch Disclosure Iに記載され
ているような合成のポリマーのペプタイザー、担体およ
び/又は結合剤がある。ベヒクルは、写真乳剤に有用な
量で乳剤中に含有させることができる。また本発明の乳
剤は、写真乳剤に有用な公知のどの添加剤を含有してい
てもよい。これらの添加剤としては化学増感剤があり、
例えば活性ゼラチン、硫黄、セレン、テルル、金、白
金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、レニウム、
リンまたはその混合物である。一般に化学増感は、Re
search Disclosure,1975年6
月,item 13452および米国特許第3,77
2,031号に例示されているように、5〜10のpAg
レベル、5〜8のpHレベルおよび30〜80℃の温度で
行われる。
【0047】ハロゲン化銀は、Research Di
sclosure Iに記載されているような当該技術
分野で公知の方法を用い増感色素で増感することができ
る。この色素は、乳剤を写真要素にコートする前の時点
(例えば化学増感中もしくは化学増感を行った後)もし
くは該コーティングと同時に、ハロゲ化銀粒子および水
性コロイドからなる乳剤に添加してもよい。この色素/
ハロゲン化銀乳剤は、カラー画像形成カプラーの分散液
と、コーティングの直前またはコーティングより前に
(例えば2時間前)混合してもよい。
【0048】また本発明の写真要素には、Resear
ch Disclosure Item 34390,
1992年11月に記載されている磁気記録物質を含有
させることも有用である。
【0049】本発明の写真要素は、Research
Disclosure I,XVIII節に記載されている
方法を含む公知の方法のいずれかを用いて画像様に露光
することが好ましい。
【0050】本発明の組成物を含んでなる写真要素は、
例えばResearch Disclosure Iも
しくはJames著“The Theory of t
hePhotographic Process”第4
版,1977年に記載されている、多数の公知の処理組
成物のいずれかを利用する多数の公知の写真処理法のい
ずれかで処理することができる。反転カラー要素を処理
する場合、この要素は、まず黒白現像主薬で処理し次い
でカラー現像主薬で処理する。
【0051】上記のように、本発明の1−アリール−4
−アリールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのカプラ
ー+スルフィド、スルホキシドまたはスルホンの混合物
は、他の各種のタイプのカプラーとともに、多層写真材
料の同じ層または異なる層中に用いることができる。具
体的に考えられるのは、本発明のカプラー+硫黄化合物
の混合物を、一種以上のピラゾロアゾールカプラー、ま
たはチオフェノール離脱基を有する一種以上の1−フェ
ニル−3−アニリノ−2−ピラゾリン−5−オンのカプ
ラーを含有する写真材料の一つ以上の緑感性層中に用い
ることである。
【0052】上記1−アリール−4−アリールオキシ−
2−ピラゾリン−5−オンのマゼンタカプラーの合成に
関連して、前記式中のR2がアシルアミノもしくはアニ
リノである、アリールオキシピラゾロン類の合成は、米
国特許第3,419,391号、米国特許第3,51
9,429号および米国特許第4,692,529号に
記載されている。さらに米国特許第4,692,529
号およびドイツ特許願公開第4,040,472A1号
にはこのような化合物の合成が記載されている。米国特
許第3,419,391号には、上記式中のR2がアル
キルであるアリールオキシピラゾロン類の合成が記載さ
れている。上記の1−アリール−4−アリールオキシ−
2−ピラゾリン−5−オンのマゼンタカプラーのより広
く利用できる他の合成法をA4の合成法に関連して以下
に述べる。
【0053】
【実施例】合成実施例:化合物A4 t−ブチルエチルブロモマロネートの製造 t−ブチル
エチルマロネート(25.00g,0.13mol )をト
ルエンに溶解し、80℃まで加温した。得られた溶液
に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン
(25.00g,0.07mol )を添加した。その反応
混合物を、高めた温度(80℃)で18時間攪拌した。
得られた反応混合物を冷却し、濃縮し、Et2 O中に入
れた。生成した有機層を、飽和NHCO3 水溶液で2回
次にブラインで3回洗浄し、MgSO 4 で乾燥し、濾過
し次いで濃縮した。シリカで濾過することによって精製
して(70:30;ヘプタン:EtOAc)、淡黄色油
状物33.0g(収率98%)を得た。NMRとMS
は、3種の化合物:SM(20%)、モノ臭素化物のジ
エステル(55%)およびジ臭素化物ジエステル(25
%)の混合物を示した。この物質をそれ以上精製せずに
使用した。
【0054】t−ブチルエチル−2−(p−ニトロフェ
ノキシ)マロネートの製造 p−ニトロフェノール
(3.58g,26mmol)をN2 でフラッシュして乾燥
THF(100ml)に溶解した。得られた溶液に、カリ
ウムt−ブトキシド(2.52g,22mmol)を添加し
た。得られたオレンジ色の溶液を15分間攪拌し、乾燥
THF(20ml)にt−ブチルエチルブロモマロネート
(5.89g,0.022mol )を溶解して得た溶液を
滴下して加えた。得られた反応混合物を室温で4時間攪
拌し、次いで濃縮した。残留物をEt2 O中に入れ、有
機層を水で1回、飽和NaHCO3 水溶液で4回次いで
ブラインで3回洗浄し、MgSO4 で乾燥し、濾過し次
いで濃縮した。生成した固体をヘプタン中で攪拌し、2
回濾過してt−ブチルエチルマロネートの汚染物を除去
し次いで濃縮した。生成した固体をEtOAc(100
ml)に溶解し、亜ジチオン酸ナトリウムの水溶液(10
0ml;Na2 2 4 125g/l)を添加した。得ら
れた2相の溶液を18時間攪拌する。この2相を分離
し、有機相を水で2回次にブラインで2回洗浄し、Mg
SO 4 で乾燥し、濾過し次いで濃縮した。得られた灰白
色の固体6.35g(収率88%)をそれ以上精製せず
に使用する。
【0055】エチル−(p−ニトロフェニルオキシ)−
マロネートマグネシウム塩の製造 t−ブチルエチル−
2−(p−ニトロフェニルオキシ)マロネート(37.
2g,0.11mol )をCH2 Cl2 (400ml)に溶
解し、トリフルオロ酢酸(100ml)を添加した。得ら
れた反応混合物を2時間攪拌し、CH2 Cl2 に溶解し
た。得られた溶液を水で3回次にブラインで2回洗浄
し、MgSO4 で乾燥し、濾過し次いで濃縮した(浴温
<45℃)。得られた油状物をシリカゲルで精製して
(60A;230〜400メッシュ;70:30のヘプ
タン:EtOAcおよびアセトン)、白色固体27.1
g(収率88%)を得た。この白色固体をN2でフラッ
シュして乾燥THF(250ml)に溶解した。得られた
溶液にMg(OEt)2 (5.33g,0.046mol
)を添加した。その溶液を室温で18時間攪拌し、濃
縮した(浴温<45℃)。得られた泡状物を、乾燥シク
ロヘキサン(約50ml)で2回希釈し次いで濃縮した。
得られた固体を高減圧下で乾燥して自由に流動する灰白
色の固体を得た。この物質をそれ以上精製することなく
使用した。
【0056】エチル−2−(p−ニトロフェニルオキ
シ)−3−オキソヘキサデカノエートの製造 カルボニ
ルジイミダゾール(16.7g,104mmol)をN2
フラッシュして乾燥THF(500ml)に溶解した。得
られた溶液に、ミリスチン酸(21.5g,94mmol)
の乾燥THF(50ml)による溶液を添加した。得られ
た反応混合物を室温で2時間攪拌し、次いでエチル−
(p−ニトロフェニルオキシ)−マロネートマグネシウ
ム塩(25.0g,44mmol)を5分間かけて少量づつ
添加した。反応混合物を室温で18時間攪拌し、NH4
Clでクエンチする。得られた溶液を濃縮し、Et2
中に入れる。得られた有機層を1M HClで1回、水
で2回、NaHCO3 飽和水溶液で2回次にブラインで
2回洗浄し、MgSO4 で乾燥し、濾過し次いで濃縮し
た。シリカで精製して(60A;230〜400メッシ
ュ;80:20;ヘプタン:EtOAc)、淡黄色の油
状物22.2g(収率60%)を得た。
【0057】1−(2,4,6−トリクロロフェニル)
−3−トリデシル−4−(4−ニトロフェノキシ)−5
−ピバロイルピラゾールの製造 エチル−2−(p−ニ
トロフェニルオキシ)−3−オキソヘキサデカノエート
(19.5g,45mmol)をN 2 でフラッシュし乾燥M
eOH(50ml)を添加した。約10mlのTHFを添加
して溶解性を改善した。トリクロロフェニルヒドラジン
(10.4g,49mmol)を添加し続いてHCl(g)
を添加した(反応混合物は約35秒で均一になった)。
反応混合物を18時間攪拌し、Et2 O(200ml)で
希釈し次いで濾過した。得られた溶液を水で2回、飽和
NaHCO3 水溶液で2回次にブラインで2回洗浄し、
MgSO4 で乾燥し、濾過し次いで濃縮した。得られた
油状物をN 2 でフラッシュしてCH2 Cl2 に溶解し
た。塩化ピバロイル(11ml,91mmol)を添加し、次
いでN,N−ジメチルアミノピリジン(cat.0.4
g)を添加した。得られた溶液を10分間攪拌し、次い
でEt3 N(14ml,100mmol)のCH2 Cl2 溶液
を滴下して添加した。得られた黒色の溶液を1時間攪拌
し、CH2 Cl2 中に入れた。有機部分を、0.5M
HClで2回、水で2回、飽和NaHCO3 水溶液で2
回次にブラインで2回洗浄し、MgSO4 で乾燥し、濾
過し次いで濃縮した。シリカで精製して(60A;23
0〜400メッシュ;90:10;ヘプタン:EtOA
c)白色固体7.4g(収率25%)を得た。
【0058】A4の製造 1−(2,4,6−トリクロ
ロフェニル)−3−トリデシル−4−(4−ニトロフェ
ノキシ)−5−ピバロイルピラゾール(7.4g,11
mmol)をN2 でフラッシュしてTHF(5ml)および乾
燥MeOH(40ml)に溶解した。K2 CO3 (3.1
g,22mmol)を添加し、得られた反応混合物を室温で
1時間攪拌した。得られた溶液をEt2 O中に入れ、有
機部分を0.5M HClで2回、飽和NaHCO3
溶液で2回、Na2 2 4 溶液(125g/l)で2
回次にブラインで2回洗浄し、MgSO4 で乾燥し、濾
過し、次いで濃縮して白色の固体5.9g(収率93
%)を得た。
【0059】実施例1.本発明のカプラーおよび硫黄化
合物の有利な使用の例示 この実施例は、本発明のスルホキシド化合物を混合した
本発明の1−アリール−4−アリールオキシ−2−ピラ
ゾリン−5−オンのカプラーを含有するハロゲン化銀フ
ィルムの利点を、本発明の範囲以外の混合物と比較して
例示する。
【0060】本発明のカプラーA1 ,A3 およびA
4 を、本発明のスルホキシドS1と混合して分散させて
コートした。これらの組成物の活性と安定性を、通常使
用されている高沸点カプラー溶媒のリン酸トリトリル
(混合異性体)(B1と呼称)を用いて分散させてコー
トした同じカプラーの組成物と比較する。B1およびS
1の両者に分散させてコートした比較カプラーC1(下
記構造式)の活性と安定性のデータも含まれている。
【0061】
【化11】
【0062】当該技術分野で普通行われているように、
カプラー1.0g、B1またはS11.0g、および酢
酸エチル3.0gを含有する油状相を、ゼラチン3.0
gおよびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸のナト
リウム塩(分散剤)0.3gを充分な水に溶解した溶液
に加えて合計容積50mlを得ることによって水性分散液
を製造した。得られた各混合物を、コロイドミルを通過
させて、カプラー含有油状相を水性相に小粒子として分
散させた。得られた分散液は2重量%のカプラーと2重
量%のB1もしくはS1を含有していた。
【0063】0.646mmol/m2 のレイダウン(被覆
量、laydown)を得るのに充分なカプラーを、ヨ
ウ臭化銀乳剤および追加のゼラチンと混合し、次いで酢
酸酪酸セルロースの支持体上に下記のようにコートし
た。分散液中の酢酸エチルは乾燥によって蒸発させる。
カプラーとハロゲン化銀を含有する層に、ゼラチンと硬
膜剤ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテルを含有す
る層を、下記のようにオーバーコートした。
【0064】 ─────────────────────────────────── 5.38g/m2 ゼチラン(オーバーコート) 0.161g/m2 ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル硬膜剤 ─────────────────────────────────── 2.69g/m2 ゼラチン 0.646mmol/m2 マゼンタ色素生成カプラー カプラーに対して等しい重量のB1もしくはS1 0.46μmのヨウ臭化銀(6.4%ヨウ化物)乳剤として1.61gAg/m 2 ─────────────────────────────────── 酢酸酪酸セルロースの支持体 ───────────────────────────────────
【0065】フィルムを硬化させた後、1B感光計上の
ステップタブレットを通じ露光し、次いで以下に詳述す
るように、改変KODAK FLEXICOLOR C
−41カラーネガティブ法に付した。γ値は、現像液に
競争カプラーのシトラジン酸(CZA)4.0g/Lを
添加しない場合と添加した場合についてのステータスM
のグリーン濃度/対数露光量のグラフから得た。CZA
ありの場合のγ値(γCZA):CZAなしの場合のγ
値(γ)の比率は、マゼンタ色素生成カプラーの活性の
尺度である。γ比(GAMMA RATIO)と呼ぶこ
の比の値を表Iに列挙する。
【0066】
【表1】
【0067】カプラー組成物の安定性を評価するため
に、フィルムの試料を生フィルム保存性の促進試験に付
した。この試験は、未露光で未処理の試料を120°F
および50%相対湿度下で4週間貯蔵することからなる
方法である。次に試料を、冷凍庫内に貯蔵された参照試
料とともに露光し処理した(CZAなしのC−41プロ
セス)。Dmaxすなわち高露光量で得た最大濃度の値
を比較した。Dmax値は、支持体および他のコーティ
ング成分からのグリーン濃度に対する影響を除くためD
minに対して修正した。インキュベートされた試料
(120°F,50%RH):冷凍庫に保存された同じ
フィルムの試料のDmaxの比率を濃度比(DENSI
TY RATIO)と呼称し、各カプラー組成物につい
て表Iに示す。この比はフィルム組成物の生フィルム安
定性の尺度であり、この比は1.0に近いことが望まし
い。
【0068】
【表2】
【0069】本発明の、1−アリール−4−アリールオ
キシ−2−ピラゾリン−5−オン+スルホキシドの組成
物が高い活性と高い色素生成性能を示しうることは表I
の結果から明らかである。A1とS1を含有する組成物
が、比較カプラーC1を含有するどの組成物よりも活性
が高い。A3もしくはA4とともに、S1を高沸点溶媒
としてB1の代わりに用いると、場合によってはカプラ
ー活性を改善することができる。S1をカプラーC1と
ともに使用することは不必要であるが(B1を用いても
安定性が優れている)、S1を本発明のカプラーのA
1,A3およびA4とともに用いると、S1対B1の濃
比の値で示されているように、カプラー生フィルムの安
定性が劇的に改善される。したがって、1−アリール−
4−アリールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのカプ
ラーと組合わせてスルホキシド類を使用することによっ
て、活性なマゼンタ色素生成性画像形成カプラーまたは
抑制剤放出型カプラーを含有する安定な写真感光材料を
構築することができる。
【0070】実施例2.本発明のマゼンタ色素生成カプ
ラー組成物と他のマゼンタ色素生成組成物の別の比較 この実施例では、分散液とコーティングは実施例1に記
載したのと類似の方法で製造した。露光されたフィルム
はやはり、実施例1に記載したC−41プロセスに付し
た。カプラー:高沸点溶媒の比率はやはり1:1であっ
た。この場合、露光前/処理前に2週間100°Fでイ
ンキュベートした試料のDmax値を、露光し処理する
前に同じ期間冷凍庫に貯蔵した試料のDmax値と比較
した。これらのDmax値は実施例1の場合と同様にD
minに対して修正した。各対に対するDmax比を表
IIに示す。やはり1に近いDmax比が望ましい。本発
明のカプラーA1を含有するフィルムの生フィルム安定
性が、従来の高沸点溶媒B1の場合のDmax比0.6
8から本発明のルスホキシドS1の場合のDmax比
0.96まで大きく改善されることは表IIのデータから
明らかである。本発明のカプラーA2はB1と混合する
と非常に不安定であるが(Dmax比=0.13)、安
定性はS1と混合するとかなり改善され、そして本発明
のスルフィドS2と混合するとさらに一層改善される。
【0071】
【表3】
【0072】実施例3.本発明のカプラーA1および本
発明の他の硫黄化合物の使用 この実施例では、本発明のカプラーA1を、比較高沸点
溶媒のB1およびオレイルアルコール(B2)、ならび
に本発明の各種の硫黄化合物(単独もしくはB2との混
合物として)とともにコートした。分散液の製造とコー
ティングの手順は実施例1に類似しているが、A1は
0.215g/m2 のレイダウンでコートし、平板状
(0.57μm×0.09μm)の臭ヨウ化銀乳剤(6
%ヨウ化物)は、銀の0.538g/m2 のレイダウン
で使用した。この実施例では、露光と処理を行う前に4
週間、100°Fにおいて50%相対湿度(“RH”)
でインキュベートしたフィルムおよひ露光と処理を行う
前に同じ期間冷凍庫中に保存したフィルムについてDm
ax値を比較した。これらのDmax値は前記実施例の
場合と同様にDminに対して修正した。各種のコーテ
ィング組成物ならびにインキュベーション後対冷凍庫保
存のDmax比を表III に列挙する。表III のデータ
は、本発明の1−アリール−4−アリールオキシ−2−
ピラゾリン−5−オンのカプラーと、本発明のスルフィ
ド類、スルホキシド類またはスルホン類とを単独もしく
は他の高沸点溶媒類とともに混合することによって安定
性が改善されることを実証している。
【0073】
【表4】
【0074】実施例4.カプラーA1と本発明のスルホ
キシド化合物類の組合わせ、およびC1+S1の組合わ
せとA1+B1の組合わせの比較 この比較では、カプラーC1をスルホキシドS1ととも
にコートし、一方カプラーA1をB1ならびに本発明の
各種のスルホキシド化合物とともにコートした。その分
散液の製造、コーティング、インキュベーション、露光
および処理の条件は実施例1と同様であった。表III に
は実施例1で定義したγ比と濃度比の測定値を列挙す
る。さらに、露光と処理を行う前に4週間100°F,
50%RHにてインキュベートした試料から得たDma
x値対露光と処理を行う前に同期間冷凍庫に保存された
試料から得たDmax値の比を表IVに示す。本発明のカ
プラーA1によってγ比値が改善されていることは表IV
のデータから明らかであり、また本発明のA1+硫黄含
有化合物の組合わせによって生フィルムの安定性が改善
されている。
【0075】
【表5】
【0076】本発明を好ましい実施態様を特に参照して
詳細に説明したが、各種の変形を本発明の思想と範囲内
で実施できることは理解できるであろう。
フロントページの続き (72)発明者 ローレンス グレン アンダーソン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14625, ロチェスター,ブルック ヒル レーン 29エフ (72)発明者 ジャード ベン ムーベリー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14622, ロチェスター,ハンティングトン ヒルズ サウス 175 (72)発明者 デビッド ヘイルズ ボウン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14468, ヒルトン,コーラマー ロード 284

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀乳剤、1−アリール−4−
    アリールオキシ−2−ピラゾリン−5−オンのマゼンタ
    色素生成カプラー、およびスルフィド、スルホキシドま
    たはスルホンの化合物を含んでなる層を有する写真要
    素。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀乳剤、およびスルホキシド
    基を有する1−アリール−4−アリールオキシ−2−ピ
    ラゾリン−5−オンのマゼンタ色素生成カプラーを含ん
    でなる層を有する写真要素。
JP6256911A 1993-10-22 1994-10-21 アリールオキシピラゾロンカプラー類および硫黄含有安定剤類を含有する写真要素 Pending JPH07199429A (ja)

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