JPH07179764A - 低粘度硬化性オルガノシロキサン組成物 - Google Patents

低粘度硬化性オルガノシロキサン組成物

Info

Publication number
JPH07179764A
JPH07179764A JP6262501A JP26250194A JPH07179764A JP H07179764 A JPH07179764 A JP H07179764A JP 6262501 A JP6262501 A JP 6262501A JP 26250194 A JP26250194 A JP 26250194A JP H07179764 A JPH07179764 A JP H07179764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
resin
sio
component
curable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6262501A
Other languages
English (en)
Inventor
Donnie R Juen
レイ ジュエン ドニー
Lawrence J Rapson
ジョセフ ラプソン ローレンス
Randall Gene Schmidt
ジーン シュミット ランドール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Corp filed Critical Dow Corning Corp
Publication of JPH07179764A publication Critical patent/JPH07179764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/70Siloxanes defined by use of the MDTQ nomenclature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/80Siloxanes having aromatic substituents, e.g. phenyl side groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 白金族金属で触媒されたヒドロシリル化反応
により硬化する高粘度液体硬化性オルガノシロキサン組
成物の粘度を下げ、この組成物から調製される硬化エラ
ストマーのモジュラスを下げ、且つこの硬化されたエラ
ストマーの物性に悪影響を及ぼさないようにする。 【構成】 白金族金属で触媒されたヒドロシリル化反応
により硬化する高粘度液体硬化性オルガノシロキサン組
成物に、40wt%までの非反応性液体MQ樹脂を加え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白金で触媒されたヒド
ロシリル化反応により硬化する液体オルガノシロキサン
組成物に関する。より詳細には、本発明は、硬化された
形において、以前には比較的高い粘度のオルガノシロキ
サン組成物を用いてのみ達成できた物性を示す低粘度硬
化性オルガノシロキサン組成物を提供するものである。
【0002】オルガノシロキサンから調製される硬化物
の性質を変形する多数の成分が文献に記載されている。
例えば、オルガノシロキサンエラストマーの引っ張り強
度及び引き裂き強度を増す方法は、前記硬化性ポリオル
ガノシロキサンの分子量を大きくすること、シリカのよ
うな補強充填材を加えること、並びにこの組成物の硬化
の間に硬化性ポリオルガノシロキサン及び/又は硬化剤
と反応基を含む固体樹脂状オルガノシロキサンコポリマ
ーを導入することを含む。硬化性ポリオルガノシロキサ
ンの分子量を増すこと及び/又は補強充填材を加えるこ
とは、硬化性オルガノシロキサン組成物の粘度を増すで
あろう。この先行技術の代表は米国特許No.39577
13;4521471;4882398及び50828
86である。
【0003】前記組成物が前記型マスター(mold
master)又は封入すべき装置中の全ての隙間を満
たし、前記組成物の成分を混合するときに発生する気泡
を容易に放出することを確保するために、前記組成物は
粘度が100Pa・s未満であることが望ましい。白金
で触媒されるヒドロシリル化反応によって硬化する多数
の組成物は、どんな長さの時間であれ、1液型材料とし
て貯蔵するに充分な安定性を持っていない。オルガノハ
イドロジェンシロキサン及び白金触媒は、一般に別々の
容器に詰められ、組成物を硬化させようとする少し前に
混合される。
【0004】硬化の前に粘度が低いことに加えて、型を
調製するために用いられる硬化されたエラストマーは、
その間にこの型が実質的に変形せず、成形された製品を
取り出すために時々裏返される繰り返し成形サイクルに
耐えるために充分な結着性(integrity)、強
度(strength)及び柔軟性(frexibil
ity)を持たなければならない。成形される材料の型
に依存して、前記型は、ポリウレタンフォームの成形の
間のように、150℃までの高い温度及び80p.s.
i.(552kPa)までの圧力に曝すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、25
℃で100Pa・s未満の粘度を有する硬化性オルガノ
シロキサン組成物を提供することである。これらの組成
物は白金触媒ヒドロシリル化反応により硬化して、成形
及び他の用途に望まれる流動性を持たない先行技術の高
粘度硬化性組成物に比肩する、丈夫で(strong)
強靱なエラストマーを生じるものである。
【0006】本発明は、硬化反応においてどんな有意な
程度にも関与しない液体MQオルガノシロキサン樹脂
を、硬化性オルガノシロキサン組成物に加えることによ
り先行技術の問題点を解決する。本発明の硬化性組成物
は比較的高分子量の硬化性ポリオルガノシロキサン及び
充填材を含む一方で、前記非反応性MQ樹脂は、前記硬
化性組成物の粘度を下げ、従来技術において非反応性線
状ポリジオルガノシロキサンをもちいたときに観察され
た硬化物の他の望ましい物性に悪影響を与えずに前記硬
化性組成物から調製された硬化物のモジュラスを下げ
る。
【0007】本発明は、次のものを含む硬化性オルガノ
シロキサン組成物を提供する: (A)式R1 2 SiOで示される反復単位及び式R3
4 5 SiO1/2 で示される末端単位を含む液体ポリ
オルガノシロキサン、(B)1分子あたりケイ素に結合
した水素原子少なくとも3つを持った液体オルガノハイ
ドロジェンシロキサンであって、(B)中のケイ素に結
合した水素原子対硬化性組成物中のアルケニル基のモル
比が0.5〜20となるに充分な量のもの、(C)成分
A及びBの合計重量100万重量部あたり、白金族金属
0.1〜500重量部(ppm )の濃度を提供するに充分
な量の、白金族金属及びその化合物から選ばれるヒドロ
シリル化触媒、及び(D)式R6 3SiO1/2 で示される
M単位及び式SiO4/2 で示されるQ単位を、M単位対
Q単位のモル比が1〜2となるように含み、前記硬化性
組成物の全重量を基準として2〜40wt%の、液体M
Qオルガノシロキサン樹脂の硬化性組成物であって、前
記樹脂の濃度が前記樹脂の存在しない前記組成物の粘度
に比較して、前記組成物の粘度を少なくとも25%減ら
すに充分なもの、(ここに、R2 、R4 、R5 、R6
び前記オルガノハイドロジェンシロキサンは、それぞれ
エチレン性不飽和のない非置換の又は置換された1価の
炭化水素基であり、R1 及びR3 はそれぞれアルケニル
基及びR2 で示される1価の炭化水素基から選ばれ、但
し前記ポリオルガノシロキサンは1分子当たり少なくと
も2つのアルケニル基を含み、前記樹脂の重量は前記ポ
リオルガノシロキサンの重量を超えない)。
【0008】好ましい硬化性組成物の粘度は100Pa
・s未満である。この水準を超えると、組成物は加工が
難しくなり、硬化物中の気泡を無くすことを確保するた
めに比較的長い脱気ステップが必要となる。用いうる最
低の粘度は、少なくとも部分的には、硬化品に望まれる
物性、特に引っ張り強度及び引き裂き強度によって決定
されよう。
【0009】非反応性MQ樹脂が存在すると、他の望ま
しい物性を犠牲にすることなく硬化品の望みのジュロメ
ーター硬度及びモジュラスを得るに必要な、この硬化性
組成物の他の成分を変化させることが可能になる。
【0010】本発明のポリオルガノシロキサン、成分
A、は主要な成分である。この成分は、各分子に少なく
とも2つのケイ素に結合したアルケニル基を含んでいな
ければならない。適当なアルケニル基は、炭素原子数1
〜10であり、例えばビニル、アリル及び5−ヘキセニ
ルである。成分A中に存在するアルケニル基以外のケイ
素に結合した有機基は、一般には1価の炭化水素基であ
り、ハロゲン化炭化水素基、例えばアルキル基、例えば
メチル、エチル及びプロピル;アリール基、例えばフェ
ニル;並びにハロゲン化アルキル基、例えば3,3,3
−トリフルオロプロピルである。
【0011】成分Aの分子構造は一般には線状である
が、分子内に3価のシロキサン単位が存在するために幾
らかの枝分かれが存在しうる。本発明組成物を硬化する
ことによって調製されるエラストマーに有用な水準の引
っ張り強度を達成するために、この成分の分子量は25
℃での粘度が0.1Pa・sより大きくなるに充分であ
るべきである。成分Aの分子量の上限はそれから調製さ
れる硬化材料の用途に依存し、一般にはこの硬化性オル
ガノシロキサン組成物の加工性によってのみ限定され
る。
【0012】本発明における非反応性MQ樹脂を用いる
主たる利点は、高分子量ポリオルガノシロキサン及び/
又はこの組成物の補強剤として作用するビニル又は他の
アルケニル基を含むMQ樹脂を含む硬化性組成物の粘度
を下げる能力である。
【0013】成分Aの好ましい具体例は、次式Iで示さ
れるポリジオルガノシロキサンである。 (I) R3R4R5SiO1/2[R1R2SiO]n R3R4R5SiO1/2 ここに、R2 、R4 、及びR5 は独立にエチレン性不飽
和のない非置換又は置換された1価の炭化水素基から選
ばれ、R1 及びR3 は独立にアルケニル基及びR2 で表
される1価の炭化水素基から選ばれ、但し成分Aは1分
子あたり平均少なくとも2個のアルケニル基を含み、n
は、粘度少なくとも0.1Pa・s(100センチポア
ズ)、好ましくは0.1〜10Pa・sに等価な重合度
(DP)を表す。
【0014】式I中の炭化水素基は同一でもよく、異な
ってもよく、1〜20個の炭素原子を含みうる。対応す
るモノマーの入手の容易さの故に、炭素原子数1〜10
が好ましい。最も好ましくは、各ケイ素原子上の少なく
とも1つの炭化水素基は、メチルで、残りは、もしあれ
ばビニル、フェニル及び/又は3,3,3−トリフルオ
ロプロピルである。これらが好ましい理由は、ポリジオ
ルガノシロキサンを調製するのに一般に用いられる反応
体の入手の容易さ、及びこれらポリジオルガノシロキサ
ンから調製される硬化したエラストマーの性質による。
同じ理由で、R 9 は、好ましくはビニル又は5−ヘキセ
ニルである。
【0015】末端にのみエチレン性不飽和炭化水素基を
含む成分Aの代表的な例は、ジメチルビニルシロキシ末
端ポリジメチルシロキサン、ジメチルビニルシロキシ末
端ポリメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロ
キサン、ジメチルビニルシロキシ末端ジメチルシロキサ
ン/3,3,3−トリフルオリプロピルメチルシロキサ
ンコポリマー及びジメチルビニルシロキシ末端ジメチル
シロキサン/メチルフェニルシロキサンコポリマーを含
む。
【0016】本発明組成物の成分Aの調製法は、対応す
るハロシランの加水分解及び縮合又は環状ポリジオルガ
ノシロキサンの縮合による。これらの方法は特許及び他
の文献に充分に開示されているので、この明細書で詳細
な説明をする必要はない。
【0017】引き裂き強度のような高水準の物性が必要
な用途には、硬化性オルガノシロキサン組成物中に、両
末端の及び非末端のケイ素原子にエチレン性不飽和炭化
水素基を含む第二のポリジオルガノシロキサンを含める
のが好ましい。
【0018】本発明の硬化性オルガノシロキサン組成物
は、成分Bとして、成分Aの架橋剤として作用する少な
くとも1つのオルガノハイドロジェンシロキサンを含
む。ヒドロシリル化触媒、成分C、の存在下に、成分B
中のケイ素に結合した水素原子は、成分A中のケイ素に
結合したアルケニル基と、ヒドロシリル化と呼ばれる付
加反応を行い、組成物の架橋及び硬化をもたらす。
【0019】成分Bは、各分子中に少なくとも2つのケ
イ素に結合した水素原子を含んでいなければならない。
もし成分Aが1分子あたりただ2つのアルケニル基を含
むならば、最終的な硬化製品中に架橋構造を形成するた
めに、成分Bは平均2を超えるケイ素に結合した水素原
子を含まなければならない。成分B中に存在するケイ素
に結合した有機基は、成分Aの有機基と同じ1価の炭化
水素基及びハロゲン化炭化水素基から選ばれる。但し、
成分B中の有機基はエチレン性又はアセチレン性不飽和
を実質的に含んでいてはならない。成分Bの分子構造
は、直鎖、枝を含む直鎖、環状、又は網状であり得る。
【0020】成分Bの分子量は特に限定されないが、2
5℃での粘度が3〜10,000センチポアズ(0.0
03〜10Pa・s)であることが好ましい。
【0021】成分Bの濃度はケイ素に結合した水素原子
対硬化性組成物中のアルケニル基のモル比が0.5〜2
0とするに充分なものである。0.5〜2の範囲が好ま
しい。
【0022】この硬化性組成物がアルケニル基1モルに
対して0.5未満のケイ素に結合した水素原子を含んで
いるときは、この組成物は満足に硬化できない。この組
成物がアルケニル基1モルあたり約20を超えるケイ素
に結合した水素原子を含むときは、水素ガスの発生から
もたらされる泡形成が起こりうる。
【0023】本発明組成物の硬化は、周期率表の白金族
から選ばれる金属又はそのような金属の化合物であるヒ
ドロシリル化触媒によって触媒される。これらの金属
は、白金、パラジウム及びロジウムを含む。白金及び白
金化合物は、ヒドロシリル化反応におけるこれら触媒の
高い活性の故に好ましい。
【0024】好ましい硬化触媒の例は、白金黒、種々の
固体担体上の白金金属、塩化白金酸、塩化白金酸のアル
コール溶液、オレフィン及びケイ素に結合したエチレン
性不飽和炭化水素基を含むオルガノシロキサンのような
液体エチレン性不飽和化合物を有する塩化白金酸の錯体
である。上述のエチレン性不飽和炭化水素基を含むオル
ガノシロキサンを有する塩化白金酸の錯体は、特に米国
特許No.3419593に記載されている。
【0025】本発明組成物における成分Cの濃度は、成
分A及びBの合計重量を基準として、100万重量部あ
たり白金金属0.1〜500重量部、好ましくは1〜5
0重量部(ppm )の白金金属濃度である。
【0026】白金が0.1ppm 未満であれば、硬化が満
足に進まず、一方500ppm を超える使用は硬化速度に
さほどの増加をもたらさず、従って不経済である。
【0027】液体オルガノシロキサンコポリマーも、こ
の明細書ではMQ樹脂と呼び、R6 3SiO1/2 シロキサ
ン単位(M単位と呼ぶ)、及びSiO4/2 シロキサン単
位(Q単位と呼ぶ)を含む。用語「可溶性」は、オルガ
ノポリシロキサンが成分A中に実質的に溶解又は分散で
きることを意味する。この樹脂は30モル%までのR 6 2
SiO2/2 (D単位と呼ぶ)及び/又はR6 SiO3/2
(T単位と呼ぶ)を含みうる。
【0028】本発明における樹脂は、これら樹脂を含む
オルガノシロキサン組成物の硬化の間、反応しないの
で、「非反応性」であることで特徴付けられる。本発明
組成物についての実際的な用語において、これは前記樹
脂のアルケニル基又はケイ素に結合した水素原子の含有
量が1分子あたり平均0.5未満であることを意味す
る。
【0029】MQ樹脂に対する式において、R6 はエチ
レン性不飽和のない1価の基を表し、硬化性ポリオルガ
ノシロキサン、成分Aの式におけるR2 と同じ基から選
ばれる。
【0030】本発明硬化性組成物中における液体MQ樹
脂の濃度は、少なくとも部分的には、この樹脂の存在に
よってもたらされる望みの粘度減少、この樹脂の分子
量、ポリオルガノシロキサン(成分A)の粘度及び硬化
エラストマーの物性に及ぼすこの樹脂の効果によって決
定される。
【0031】この液体樹脂は、典型的には、硬化性樹脂
の2〜約40wt%を構成する。2wt%未満では、こ
の樹脂は、よくても、この硬化性組成物の粘度及びこの
組成物から調製される硬化モジュラスをほんのわずかに
減らすに過ぎない。この樹脂の濃度が40wt%を超え
ると、硬化製品の物性、特に引っ張り強度及び引き裂き
強度に悪い影響を与える。樹脂濃度5〜20wt%が好
ましい。
【0032】成分A中のMQ樹脂の溶解性を増すため
に、少なくとも50%のR6 で示される炭化水素基は同
じ種類、即ち、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキ
ル、アリールアルキルであるべきであり、成分A中に存
在する炭化水素基の主成分と同数の又は同数に近い数
の、即ち、1又は2以内の数の炭素原子を含むべきであ
る。
【0033】好ましくは、少なくとも3分の1、より好
ましくは実質的に全てのR6 基は、メチル基である。メ
チル基は複数のR6 3SiO1/2 シロキサン単位の中でど
んな望みの配列で分布していてもよいが、これら単位の
それぞれが少なくとも1つの、より好ましくは少なくと
も2つのメチル基を含んでいることが好ましい。好まし
いR6 3SiO1/2 シロキサン単位の例は、Me3 SiO
1/2 、PhMe2 SiO1/2 及びPh2 MeSiO1/2
(ここにMeはメチルを表し、Phはフェニルを表す)
を含む。
【0034】このMQ樹脂は、樹脂状部分を持ち、ここ
にM、即ちR6 3SiO1/2 シロキサン単位がQ、即ちS
iO4/2 単位に結合し、Q単位のそれぞれが少なくとも
1つの他のQ単位に結合している。Q単位の5〜30%
は、ヒドロキシ及び/又はアルコキシ基に結合し、RO
SiO3/2 単位を生じ、これが、樹脂のケイ素に結合し
た水酸基及びアルコキシ含量の原因となっている。残り
のQ単位は他のQ単位に結合している。
【0035】本発明におけるMQ樹脂の調製方法に依存
して、これら樹脂は式(R3 SiO)4 Siで示される
ネオペンタマーオルガノポリシロキサンから実質的にな
る少量の低分子量物質を含みうる。この物質は前記樹脂
の調製のときの副生物である。好ましい樹脂は、多くて
もごく微量のネオペンタマーしか含んでいないので、こ
の化合物は、前記樹脂の分子量測定法についての以下の
議論には含めない。
【0036】本発明の目的にとって、前記MQ樹脂は、
ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)で
測定したとき、数平均分子量(Mn )800〜2000
であるべきである。これらの値は、MQ樹脂の狭い画分
を用いてGPC装置を目盛ることにより得ることができ
る。標準の絶対分子量は、典型的には蒸気相浸透圧法の
ような方法により測定される。
【0037】もし、適当なMQ樹脂目盛り標準が役に立
たなければ、それらの代わりにポリスチレン標準を用い
ることができる。ポリスチレン標準が用いられると、オ
ルガノシロキサン樹脂について測定したMn 値は、一般
に、前述のパラグラフで言及した、MQ樹脂標準をもち
いて測定した値の0.3〜0.5倍である。
【0038】このMQ樹脂は、好ましくはMn 値100
0〜1500であり、(CH3 3SiO1/2 (M)シ
ロキサン単位及びSiO4/2 (Q)シロキサン単位から
なる。このQ単位の10%までは、ケイ素に結合した水
酸基及び/又はアルコキシ基を含みうる。
【0039】前記MQ樹脂、本発明組成物の成分D、の
他の鍵になる要請は、この樹脂のMシロキサン単位対Q
シロキサン単位のモル比が1〜2、好ましくは1.2〜
1.6であることである。この比は、一般に平均の樹脂
粒子の分子の大きさに逆比例するが、この相互関係は、
最良の場合にも、おおよそのものである。上記M/Qモ
ル比は29Si核磁気共鳴(NMR)によって容易に得ら
れ、この方法はM、Q及びROSiO3/2 (この明細書
でT(OR)単位、ここにRは水酸基又はアルキル基で
ある)のモル濃度を定量的に測定できる。
【0040】本発明の目的のために、M/〔Q+T(O
R)〕は1〜2でなければならない。
【0041】この明細書で用いたように、M/Q比はト
リオルガノシロキシ基の全数対MQ樹脂(成分D)のシ
リケート基の全数のモル比を表す。
【0042】本質的にR3 SiO1/2 シロキサン単位及
びSiO4/2 シロキサン単位からなり、Mn 値が800
〜2000であり、M/Q比が1.0〜2.0である溶
解性オルガノポリシロキサンを生ずる方法であれば、ど
んな方法であれ、成分Dを調製することができる。成分
Dは、好ましくは米国特許No.4707531に記載さ
れた方法で調製される。この特許は、少なくとも5wt
%の塩酸及びトリアルキルアルコキシシラン又はビス
(トリアルキル)ジシロキサンを含む水性混合物をアル
キルシリケートに徐々に添加することによりMQ樹脂を
調製する方法を教えている。この水性混合物は、添加の
間、0〜90℃に維持される。この反応で用いられるシ
リケート及びシラン又はジシロキサンの相対量は最終M
Q樹脂におけるQ単位対M単位の比を決定するであろ
う。存在する水の量は、前記アルキルシリケート中の全
ての加水分解性基の加水分解に充分な量でなければなら
ない。
【0043】全体で30モル%までのD単位及び/又は
T単位を含む、本樹脂の1つを調製することを望なら
ば、反応混合物中に等モル量の対応するジ−及び/又は
トリ−アルコキシシランを存在させることにより達成す
ることができる。
【0044】上述の成分A、B及びCの混合物は周囲温
度で硬化し始めうる。より長い作業時間、即ち「ポット
ライフ」を得るために、適当な抑制剤を加えることによ
って周囲条件下での触媒活性を遅延させ又は抑制させる
とよい。
【0045】公知の白金触媒抑制剤は、米国特許No.3
445420に開示されたアセチレン性化合物を含む。
アセチレンアルコール類、例えば2−メチル−3−ブチ
ン−2−オルは、25℃での白金族触媒の活性を抑制す
るであろう好ましい種類の抑制剤である。これら触媒を
含む組成物は、実際的な速度で硬化するためには70℃
以上の温度で加熱することが必要である。
【0046】周囲条件下での硬化性組成物のポットライ
フを増すことを望むならば、これは、米国特許No.39
89667に記載された種類のアルケニル置換シロキサ
ンを用いることによって達成できる。環状メチルビニル
シロキサンが好ましい。
【0047】白金1モルあたり抑制剤1モル程度の低い
抑制剤濃度も、場合によっては満足な貯蔵安定性及び硬
化速度を与える。他の例においては、白金1モルあたり
500モル又はそれ以上の抑制剤濃度が必要である。与
えられた組成物中の与えられた抑制剤についての最適濃
度は、日常的な実験によって容易に決定でき、本発明の
一部を構成するものではない。
【0048】組成物によっては、抑制剤が存在しても、
周囲条件下に硬化を始めうる。貯蔵安定性を確保する1
つの方法は、硬化性組成物の成分を2又はそれ以上の容
器に詰め、ヒドロシリル化触媒及びオルガノハイドジェ
ンシロキサンを別々の容器に詰めることである。組成物
を硬化したいときにこれら容器の内容物を一緒にするの
である。
【0049】50℃又はそれ以上の温度での優れた長期
貯蔵安定性を有する1液型オルガノシロキサン組成物
は、始めに、白金含有ヒドロシリル化触媒を熱可塑性又
は熱硬化性ポリマーのマイクロカプセル中に封入するこ
とにより調製できる。マイクロカプセル中に封入したヒ
ドロシリル化触媒を含む硬化性オルガノシロキサン組成
物は、米国特許No.4766176及び5017654
中に記載されている。適当なカプセル封入剤は、有機ケ
イ素樹脂及びエチレン性不飽和炭化水素及び/又はエチ
レン性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸及びメタク
リル酸、のエステルから誘導される。
【0050】本発明組成物によって調製された硬化され
たエラストマーのある種のものを特徴付ける高水準の引
き裂き強度及び他の物性を達成するためには、微細に分
割されたシリカのような補強充填材を添加することが望
ましいであろう。シリカ及び他の補強充填材は、この硬
化性組成物の加工の間、「クレーピング」又は「クレー
プ硬化」と呼ばれる現象を防ぐために、1又はそれ以上
の公知の充填材処理剤で処理される。
【0051】微細に分割された形のシリカは補強充填材
(reinforcing filler)であること
が好ましい。コロイド状シリカは、典型的には少なくと
も50平方メートルといった比較的高い表面積を有する
ので、特に好ましい。コロイド状シリカは、沈殿型又は
ヒューム型でありうる。両タイプのシリカは商業的に入
手可能である。
【0052】本発明組成物において使用される微細に分
割されたシリカ又は他の補強充填材の量は、少なくとも
部分的に硬化エラストマーに望まれる物性によって決定
される。液体の又はポンプ輸送可能なポリオルガノシロ
キサン組成物は、ポリジオルガノシロキサンの重量を基
準にして、一般に10〜60wt%のシリカを含んでい
る。この値は、好ましくは30〜50wt%である。
【0053】前記充填材処理剤は、当技術分野で、オル
ガノシロキサン組成物の、その加工の間、クレーピング
を防ぐのに適当として開示されている低分子量オルガノ
シロキサン化合物のいずれでもよい。この処理剤は一般
には、1分子あたり平均2〜20個の反復単位を含む液
体水酸基末端ポリジオルガノシロキサン、並びに充填材
を処理するために用いられる条件下に加水分解してケイ
素に結合した水酸基を有する化合物を形成する、ヘキサ
オルガノジシロキサン及びヘキサオルガノジシラザンの
ような有機化合物である。好ましくは処理剤上に存在す
るケイ素に結合した炭化水素基の少なくとも一部は、成
分A及びB中に存在する炭化水素基の大部分と同一であ
る。加工助剤として前記シリカ処理剤と共に少量の水を
加えてもよい。
【0054】シリカ又は他の充填材粒子の表面上に存在
するケイ素に結合した水酸基と反応することによって、
前記処理剤はこれら粒子の間の相互作用を減らす作用を
すると考えられる。
【0055】シリカ充填材を用いるときは、それは、好
ましくは本発明の少なくとも一部の他の成分の存在下
に、これら成分を、前記充填材が完全に処理され、均一
に分散されて均質な物質を形成するまで、混合すること
により処理することが好ましい。
【0056】前記充填材の処理の間存在する成分は、一
般にはシリカ処理剤及び少なくとも一部の、ここで成分
Aと呼んでいるポリジオルガノシロキサンを含む。
【0057】前記硬化された組成物にある種の物性を与
えたり、ある種の物性を高めるために、又は前記硬化性
組成物の加工を便ならしめるために、本発明オルガノシ
ロキサン組成物はこの種の硬化性組成物に従来存在した
1又はそれ以上の添加剤を含みうる。
【0058】典型的な添加剤は、非補強充填材、例えば
石英、アルミナ、マイカ及び炭酸カルシウム;顔料、例
えばカーボンブラック及び二酸化チタン;染料、難燃
剤、並びに熱及び/又は紫外線安定剤を含む。硬化した
オルガノシロキサン組成物の物性を改善するために1又
はそれ以上の補強充填材に代えて、又はこれと組み合わ
せて、樹脂状オルガノシロキサンコポリマー類を用いる
ことができる。
【0059】好ましい種類の樹脂状補強コポリマーは成
分Dと同じ種類のM及びQ単位を含むMQ樹脂である。
【0060】補強材として用いられる前記MQ樹脂は、
成分Dと少なくとも2つの点で異なる。第1に、この樹
脂状補強剤は25℃で固体であり、これはM対Q単位の
モル比が1より小さいこと、好ましくは0.8より小さ
いことを必要とする。第2に、この樹脂状補強コポリマ
ー中に存在する炭化水素基の一部はアルケニル基、最も
好ましくはビニル基である。このビニル含有単位は、こ
のコポリマーの2〜8wt%を構成し、このコポリマー
は、好ましくは1分子中に少なくとも1つのビニル基を
含む。このコポリマーの好ましい態様において、ジオル
ガノビニルシロキシ単位:トリオルガノシロキシ単位:
SiO4/2 単位のモル比の範囲は、0.08〜0.1:
0.06〜1:1である。
【0061】前記樹脂状コポリマーは米国特許No.26
76182に記載されているようにして調製できる。こ
の特許に記載されたコポリマーは2〜23wt%の水酸
基を含み、これは本コポリマーの前駆体にとって好まし
い最大量約0.8wt%より相当に多い。前記前駆体の
水酸基含量は、この特許の教示する濃度範囲よりも高い
濃度のトリオルガノシロキサン単位を用いることによ
り、便利に望みの量に減らすことができる。
【0062】簡単にいえば、上記特許の方法はシリカヒ
ドロゾルを、酸性条件下に、適当量のヘキサメチルジシ
ロキサン又はトリメチルクロロシランと反応させること
を含む。本エラストマーを調製するために用いられる樹
脂状コポリマーは、この特許の製品を必要な量のヘキサ
オルガノジシラザン、ヘキサオルガノジシロキサン又は
クロロシラン(ここに、各ケイ素原子はビニル基及び2
つのメチル又は上記式におけるR1 及びR2 で示される
他の炭化水素基を含む)と反応させることにより得るこ
とができる。
【0063】本発明の組成物は全ての成分を周囲温度で
混合することにより調製できる。この目的のために、先
行文献に記載されたどんな混合方法及び装置も用いるこ
とができる。用いられる特定の装置は諸成分及び最終の
硬化性組成物の粘度によって定まる。適当なミキサーは
パドル型ミキサー、ニーダー型ミキサー及び2本又は3
本ロールゴム用ロール機である。
【0064】これら成分の混合中の冷却は、この組成物
の時期尚早な硬化を避けるために望ましいであろう。
【0065】貯蔵安定性を最大にするために、この硬化
性組成物は、好ましくは使用まで閉じた容器中に保たれ
る。もしより大きな貯蔵安定性が望まれるならば、この
組成物は2又はそれ以上の容器中に、オルガノハイドロ
ジェンシロキサン(成分B)及び白金族金属触媒を別の
容器に、詰めるとよい。
【0066】成分A及びBの種類及び濃度に依存して、
本発明組成物を用いて調製された硬化したオルガノシロ
キサン材料は、性質が、脆い樹脂ないしエラストマーな
いしゲルに変わりうる。それらは、皮膜及び成形品又は
押し出し品を含む種々の末端用途に有用である。本発明
組成物を用いて調製されたエラストマーは、それらの低
いモジュラス及び比較的高い引き裂き強度の故に型製造
材料として特に有用である。
【0067】好ましい組成物は周囲条件下に数時間かけ
て硬化する。白金で触媒されたヒドロシリル化反応によ
って硬化する他の組成物について本当であるように、硬
化は加熱により促進される。25〜150℃の硬化温度
が好ましい。
【0068】
【実施例】以下の例は本発明の硬化性オルガノシロキサ
ン組成物の好ましい具体例、及び組成物への液体非反応
性MQ樹脂の存在によって達成される改善を記述する。
特に断らない限り、例中における全ての部及びパーセン
テージは重量基準であり、粘度は25℃で測定した。
【0069】(例1)この例は、3種の非反応性MQオ
ルガノシロキサン樹脂を用いて達成された、本発明組成
物の粘度の低下、及び硬化製品のモジュラスの低下を含
む物性の維持又は改善を示す。これらの樹脂は硬化反応
にどんな有意な程度にも参加していない。
【0070】硬化性オルガノシロキサン組成物を次の成
分を均質に混合することにより調製した: 成分A1:82wt%の25℃の粘度が55Pa・sで
あるジメチルビニルシロキシ−末端ポリジメチルシロキ
サン、及び18wt%の樹脂状ベンゼン−溶解性コポリ
マー(トリオルガノシロキシ単位及びSiO2 単位を、
SiO2 単位1モルあたり0.7モルのトリオルガノシ
ロキシ単位で含み、ここに前記トリオルガノシロキシ単
位はトリメチルシロキシ及びジメチルビニルシロキシで
あり、前記コポリマーは1.4〜2.2wt%のケイ素
に結合したビニル基を含む); 成分A2:25℃での粘度が55Pa・sである液体ジ
メチルビニルシロキシ−末端ポリジメチルシロキサン;
【0071】成分B:平均5つのメチルハイドロジェン
シロキサン単位及び3つのジメチルシロキサン単位を含
み、ケイ素に結合した水素原子含量が0.7〜0.8w
t%であるトリメチルシロキシ末端ポリジオルガノシロ
キサン; 成分C:六塩化白金酸と、液体ジメチルビニルシロキシ
−末端ポリジメチルシロキサンで希釈したsym−テト
ラメチルジビニルジシロキサン(この希釈溶液は白金含
量が0.7wt%となるに充分な量である)との反応生
成物; 成分E:白金触媒抑制剤としての環状メチルビニルシロ
キサン;及び 成分F:平均粒度5μm の微細に粉砕された石英で、 成分G:紫色顔料を有するもの。
【0072】成分Dとして使用されるMQ樹脂は、M即
ち(CH3 3 SiO1/2 (トリメチルシロキシ)単位
対Q即ちSiO4/2 単位のモル比で識別される。例え
ば、M2Qとして識別される樹脂はQ単位1モルあたり
2モルのトリメチルシロキシ単位を含む。
【0073】前記樹脂の数平均分子量は、35℃のVa
rian TSK 4000+2500カラム及び、1
mL/分のクロロフォルム移動相を用いて測定した。樹脂
標準を、線状回帰校正(linear regress
ion calibration)のために用いた。S
i−O−Siを検出するために9.1μm に設定したI
R検出器を用いて測定した。
【0074】評価した各組成物において用いた種々の成
分の量を表1にまとめる。サンプル2、3及び4は6.
7wt%のMQ樹脂を含み、サンプル5、6及び7は1
3.4wt%のMQ樹脂を含んでいた。サンプル1は成
分Dを含まず、対照として用いた。
【0075】
【表1】
【0076】全ての組成物は3.15部の成分B、0.
2部の成分E及び0.68部の成分Gを含んでいた。サ
ンプル8と呼ばれる第2の比較サンプルを、MQ樹脂の
代わりに粘度0.1Pa・sのトリメチルシロキシ末端
ポリジメチルシロキサン5wt%を用いて調製した。
【0077】各硬化性組成物の粘度を測定し、次いでこ
れら組成物を試験サンプルに成形し、これを23℃で2
4時間硬化し、適当なASTMに従って、引っ張り強
度、伸び、引き裂き強度(ダイB)、ジュロメーター硬
度(ショアAスケール)及び100%伸びでの応力を測
定した。
【0078】これらの測定の結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】(例2)この例は、本発明のMQ樹脂の代
わりに非反応性線状ポリジメチルシロキサンを含む硬化
性組成物を用いて調製した、比較的物性の弱い硬化エラ
ストマーを示す。
【0081】例1に記載した成分を用いて硬化性オルガ
ノシロキサン組成物を調製した。但し、MQ樹脂を、2
5℃の粘度10、0.35及び0.2Pa・sを示す3
つの異なる液体トリメチルシロキシ末端ポリジメチルシ
ロキサンのうちの1つと置き換えた。これら3つのポリ
マーのそれぞれを、それぞれH1、H2及びH3と呼ぶ
が、これらを硬化性組成物の重量を基準にして濃度6.
68wt%(組成物2a)及び13.36wt%(組成
物2b)の濃度で加えた。
【0082】3つのトリメチルシロキシ末端ポリジメチ
ルシロキサンの1つに加えて、組成物2aは、61部の
成分A1、3.6部の成分A2、0.26部の成分C及
び34.1部の成分Fを含んでいた。組成物2bは、5
7.5部の成分A1、3.3部の成分A2、0.24部
の成分C及び31.6部の成分Fを含んでいた。両組成
物は、3.15部の成分B、0.2部の成分E及び0.
68部の成分Gを含んでいた。
【0083】対照として、トリメチルシロキシ末端ポリ
ジメチルシロキサン無しで調製したサンプルを用いた。
例1に記載したようにしてサンプルを成形した。硬化サ
ンプルの性質を表3に示す。
【0084】
【表3】
【0085】表3のデータは、成分H1、H2及びH3
は、これら添加剤を含む硬化性組成物の粘度を下げる
が、これら組成物から調製された硬化エラストマーの引
っ張り強度、引き裂き強度及びジュロメーター硬度は、
非変性対照の性質に較べて、実質的に低く、伸び値は実
質的に高いことを示している。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】 オルガノシロキサンから調製される硬化
物の性質を変形する多数の成分が文献に記載されてい
る。例えば、オルガノシロキサンエラストマーの引っ張
り強度及び引き裂き強度を増す方法は、前記硬化性ポリ
オルガノシロキサンの分子量を大きくすること、シリカ
のような補強充填材を加えること、並びにこの組成物の
硬化の間に硬化性ポリオルガノシロキサン及び/又は硬
化剤と反応基を含む固体樹脂状オルガノシロキサンコポ
リマーを導入することを含む。硬化性ポリオルガノシロ
キサンの分子量を増すこと及び/又は補強充填材を加え
ることは、硬化性オルガノシロキサン組成物の粘度を増
すであろう。この先行技術の代表は米国特許No.395
7713;4521471;4882398及び508
2886である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】 本発明
は、硬化反応においてどんな有意な程度にも関与しない
液体MQオルガノシロキサン樹脂を、硬化性オルガノシ
ロキサン組成物に加えることにより先行技術の問題点を
解決する。本発明の硬化性組成物は比較的高分子量の硬
化性ポリオルガノシロキサン及び充填材を含む一方で、
前記非反応性MQ樹脂は、前記硬化性組成物の粘度を下
げ、従来技術において非反応性線状ポリジオルガノシロ
キサンをもちいたときに観察された硬化物の他の望まし
い物性に悪影響を与えずに前記硬化性組成物から調製さ
れた硬化物のモジュラスを下げる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランドール ジーン シュミット アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,フォスター ロード 5005

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のものを含む硬化性オルガノシロキサ
    ン組成物: (A)式R1 2 SiOで示される反復単位及び式R3
    4 5 SiO1/2 で示される末端単位を含む液体ポリ
    オルガノシロキサン、 (B)1分子あたりケイ素に結合した水素原子を少なく
    とも3つを持つ液体オルガノハイドロジェンシロキサン
    であって、(B)中のケイ素に結合した水素原子対硬化
    性組成物中のアルケニル基のモル比が0.5〜20とな
    るに充分な量のもの、 (C)成分A及びBの合計重量100万重量部あたり、
    白金族金属0.1〜500重量部(ppm )の濃度を提供
    するに充分な量の、白金族金属及びその化合物から選ば
    れるヒドロシリル化触媒、及び (D)式R6 3SiO1/2 で示されるM単位及び式SiO
    4/2 で示されるQ単位を、M単位対Q単位のモル比が1
    〜2となるように含み、前記硬化性組成物の全重量を基
    準として2〜40wt%の、液体MQオルガノシロキサ
    ン樹脂の硬化性組成物であって、前記樹脂の濃度が前記
    樹脂の存在しない前記組成物の粘度に比較して、前記組
    成物の粘度を少なくとも25%減らすに充分なもの、 (ここに、R2 、R4 、R5 、R6 及び前記オルガノハ
    イドロジェンシロキサンは、それぞれエチレン性不飽和
    のない非置換の又は置換された1価の炭化水素基であ
    り、R1 及びR3 はそれぞれアルケニル基及びR2 で示
    される1価の炭化水素基から選ばれ、但し前記ポリオル
    ガノシロキサンは1分子当たり少なくとも2つのアルケ
    ニル基を含み、前記樹脂の重量は前記ポリオルガノシロ
    キサンの重量を超えない)。
JP6262501A 1993-10-29 1994-10-26 低粘度硬化性オルガノシロキサン組成物 Pending JPH07179764A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US143224 1993-10-29
US08/143,224 US5373078A (en) 1993-10-29 1993-10-29 Low viscosity curable organosiloxane compositions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07179764A true JPH07179764A (ja) 1995-07-18

Family

ID=22503140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6262501A Pending JPH07179764A (ja) 1993-10-29 1994-10-26 低粘度硬化性オルガノシロキサン組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5373078A (ja)
EP (1) EP0651021B1 (ja)
JP (1) JPH07179764A (ja)
KR (1) KR100320112B1 (ja)
AU (1) AU683693B2 (ja)
DE (1) DE69419108T2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005272844A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Wacker Chemie Gmbh 有機ケイ素化合物をベースとする架橋性材料
JP2007502345A (ja) * 2003-08-14 2007-02-08 ダウ・コーニング・コーポレイション 改良された表面特性を有するシリコーン及び該シリコーンを調製するための硬化性シリコーン組成物
JP2007502344A (ja) * 2003-08-14 2007-02-08 ダウ・コーニング・コーポレイション 改良された耐薬品性を有するシリコーン及び改良された移行抵抗性を有する硬化性シリコーン組成物
JP2007502346A (ja) * 2003-08-14 2007-02-08 ダウ・コーニング・コーポレイション 改良された耐薬品性を有する接着剤及び接着剤を調製するための硬化性シリコーン組成物
JP2008525557A (ja) * 2004-12-23 2008-07-17 ロディア・シミ 非黄変シリコーン組成物
JP2009185303A (ja) * 1996-06-26 2009-08-20 Wacker Chemie Ag 架橋可能なオルガノポリシロキサン組成物
KR101311189B1 (ko) * 2011-12-23 2013-09-26 강윤정 방화재용 실리콘 고분자 조성물 및 그 제조방법
JP2017512224A (ja) * 2014-02-19 2017-05-18 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation 反応性シリコーン組成物、それから製造されるホットメルト材料、及びそれを含む硬化性ホットメルト組成物
WO2018070792A1 (ko) * 2016-10-12 2018-04-19 주식회사 케이씨씨 실리콘 고무 조성물 및 이의 경화물
WO2022004464A1 (ja) 2020-06-30 2022-01-06 ダウ・東レ株式会社 硬化性シリコーン組成物及びその硬化物

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9322793D0 (en) * 1993-11-05 1993-12-22 Dow Corning Silicone release compositions
JPH07268219A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 光学充填用シリコーンゲル組成物
US5616632A (en) * 1994-05-09 1997-04-01 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silicone compositions
CA2166852A1 (en) * 1995-01-17 1996-07-18 Donnie Ray Juen Organosiloxane compositions yielding machinable erosion resistant elastomers
DE19603357B4 (de) * 1995-02-10 2004-09-23 General Electric Co. Siloxysilicatharze geringer Viskosität mit organischen, funktionellen Gruppen
DE19531568A1 (de) * 1995-08-28 1997-03-06 Bayer Ag Flüssige Organopolysiloxan-Harze, ein Verfahren zu deren Herstellung, niedrigviskose Polydiorganosiloxan-Zusammensetzungen, enthaltend flüssige Organopolysiloxan-Harze und deren Verwendung
JPH10287811A (ja) * 1997-02-12 1998-10-27 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 硬化性シリコーン組成物
JPH1112470A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 高電圧電気絶縁部品用液状シリコーンゴム組成物
US6020409A (en) * 1997-09-19 2000-02-01 Dow Corning Corporation Routes to dielectric gel for protection of electronic modules
US6124407A (en) * 1998-10-28 2000-09-26 Dow Corning Corporation Silicone composition, method for the preparation thereof, and silicone elastomer
EP1408088B1 (en) * 2001-06-28 2007-01-31 Sharpwell Technology, OEM S.A. Novel silicone material, its preparation method and the use thereof
US6846852B2 (en) * 2001-08-16 2005-01-25 Goldschmidt Ag Siloxane-containing compositions curable by radiation to silicone elastomers
GB0227066D0 (en) * 2002-11-20 2002-12-24 Dow Corning Silicone release coatings
JP3912525B2 (ja) * 2002-12-12 2007-05-09 信越化学工業株式会社 付加硬化型シリコーンゴム組成物及び粘着ゴムシート
KR100980399B1 (ko) 2003-02-20 2010-09-07 주식회사 케이씨씨 경화속도와 포트 라이프를 조절 가능한 실온경화형 액상실리콘 고무의 제조방법
JP4892922B2 (ja) * 2005-10-14 2012-03-07 信越化学工業株式会社 重剥離コントロール剤及びそれを用いた無溶剤型剥離紙用シリコーン組成物
JP4644129B2 (ja) * 2006-01-17 2011-03-02 信越化学工業株式会社 硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物
US20110021649A1 (en) * 2007-02-07 2011-01-27 Atsushi Sakuma Sponge-Forming Liquid Silicone-Rubber Composition and Silicone Rubber Sponge Made Therefrom
TWI458780B (zh) * 2007-07-31 2014-11-01 Dow Corning Toray Co Ltd 提供高透明矽酮硬化物之硬化性矽酮組合物
JP4572243B2 (ja) * 2008-03-27 2010-11-04 信越化学工業株式会社 熱伝導性積層体およびその製造方法
EP2311912B1 (en) * 2008-07-31 2017-11-15 Dow Corning Toray Co., Ltd. Multi-component sponge-forming liquid silicone rubber composition and silicone rubber sponge manufacturing method
JP5475295B2 (ja) 2009-02-02 2014-04-16 東レ・ダウコーニング株式会社 高透明のシリコーン硬化物を与える硬化性シリコーン組成物
JP5475296B2 (ja) 2009-02-02 2014-04-16 東レ・ダウコーニング株式会社 高透明のシリコーン硬化物を与える硬化性シリコーン組成物
JP5574532B2 (ja) * 2009-10-08 2014-08-20 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーンゴム複合シート
CN105368064B (zh) * 2014-08-27 2018-01-23 广州慧谷化学有限公司 有机聚硅氧烷组合物及其制备方法及半导体器件
WO2018110613A1 (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 三菱ケミカル株式会社 ポリオルガノシロキサン、ポリオルガノシロキサン組成物、及びその硬化物、並びにポリオルガノシロキサンを含む電解コンデンサ用電解液及びそれを用いた電解コンデンサ
GB2574440A (en) * 2018-06-06 2019-12-11 Advanced Insulation Ltd Tie coat
EP3914637A1 (en) 2019-01-23 2021-12-01 Dow Silicones Corporation Curable silicone composition and cured product thereof
CN113683893B (zh) * 2021-08-19 2022-09-20 江苏矽时代材料科技有限公司 低密度高硬度高韧性有机硅smc树脂组合物及制法和应用

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3957713A (en) * 1973-04-13 1976-05-18 General Electric Company High strength organopolysiloxane compositions
US4521471A (en) * 1982-09-15 1985-06-04 General Electric Company Processes and articles for removing typewriter inks
US4882398A (en) * 1988-08-26 1989-11-21 Dow Corning Corporation Optically clear reinforced organosiloxane compositions
GB8920204D0 (en) * 1989-09-07 1989-10-18 Saitek Ltd Sensory games
JPH0786175B2 (ja) * 1990-11-29 1995-09-20 信越化学工業株式会社 離型耐久性に優れたシリコーンゴム組成物
US5327202A (en) * 1991-08-01 1994-07-05 Canon Kabushiki Kaisha Elastic body of an addition reaction type silicone rubber elastic material used in elastic roller and fixing device
CA2087760A1 (en) * 1992-02-06 1993-08-07 Frank J. Traver Mq resin manufactured in solvent consisting of aliphatic hydrocarbons having from 6 to 15 carbon atoms

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185303A (ja) * 1996-06-26 2009-08-20 Wacker Chemie Ag 架橋可能なオルガノポリシロキサン組成物
JP2007502345A (ja) * 2003-08-14 2007-02-08 ダウ・コーニング・コーポレイション 改良された表面特性を有するシリコーン及び該シリコーンを調製するための硬化性シリコーン組成物
JP2007502344A (ja) * 2003-08-14 2007-02-08 ダウ・コーニング・コーポレイション 改良された耐薬品性を有するシリコーン及び改良された移行抵抗性を有する硬化性シリコーン組成物
JP2007502346A (ja) * 2003-08-14 2007-02-08 ダウ・コーニング・コーポレイション 改良された耐薬品性を有する接着剤及び接着剤を調製するための硬化性シリコーン組成物
JP4612444B2 (ja) * 2004-03-23 2011-01-12 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 有機ケイ素化合物をベースとする架橋性材料
JP2005272844A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Wacker Chemie Gmbh 有機ケイ素化合物をベースとする架橋性材料
JP2008525557A (ja) * 2004-12-23 2008-07-17 ロディア・シミ 非黄変シリコーン組成物
JP4809366B2 (ja) * 2004-12-23 2011-11-09 ロディア・シミ 非黄変シリコーン組成物
KR101311189B1 (ko) * 2011-12-23 2013-09-26 강윤정 방화재용 실리콘 고분자 조성물 및 그 제조방법
JP2017512224A (ja) * 2014-02-19 2017-05-18 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation 反応性シリコーン組成物、それから製造されるホットメルト材料、及びそれを含む硬化性ホットメルト組成物
WO2018070792A1 (ko) * 2016-10-12 2018-04-19 주식회사 케이씨씨 실리콘 고무 조성물 및 이의 경화물
WO2022004464A1 (ja) 2020-06-30 2022-01-06 ダウ・東レ株式会社 硬化性シリコーン組成物及びその硬化物
KR20230030637A (ko) 2020-06-30 2023-03-06 다우 도레이 캄파니 리미티드 경화성 실리콘 조성물 및 그의 경화물

Also Published As

Publication number Publication date
AU7751794A (en) 1995-05-18
US5373078A (en) 1994-12-13
AU683693B2 (en) 1997-11-20
DE69419108D1 (de) 1999-07-22
DE69419108T2 (de) 1999-10-28
KR950011553A (ko) 1995-05-15
EP0651021A2 (en) 1995-05-03
KR100320112B1 (ko) 2002-06-29
EP0651021A3 (en) 1996-02-28
EP0651021B1 (en) 1999-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07179764A (ja) 低粘度硬化性オルガノシロキサン組成物
US4753978A (en) Curable organosiloxane compositions
US5110845A (en) Extrudable curable organosiloxane compositions
US4882398A (en) Optically clear reinforced organosiloxane compositions
US5371163A (en) Organosiloxane compositions yielding tough elastomeric materials
JP3355232B2 (ja) 有機チタン化合物/マイクロカプセル化白金共触媒を含有する硬化性オルガノシロキサン組成物
US4946878A (en) Rapidly curable extrudable organosiloxane compositions
JPS6324625B2 (ja)
JP2749148B2 (ja) 高コンシステンシーのオルガノシロキサンエラストマー組成物
JPH0129384B2 (ja)
JPH02227463A (ja) オルガノシロキサン組成物,及び硬化エラストマーの圧縮永久歪を改良する方法
JPH11189724A (ja) 電子モジュール保護用誘電ゲル
CA1317396C (en) Heat curable fluorosilicone coating composition
JP3937120B2 (ja) 液状付加硬化型シリコーンゴム組成物及びその製造方法
EP0545590B1 (en) Heat curable organopolysiloxane compositions
JPH10219115A (ja) 硬化性オルガノシロキサン組成物
JPH07304952A (ja) 硬化性オルガノシロキサン組成物のための付着促進添加剤
JPH04293963A (ja) 押出可能な硬化性オルガノシロキサン組成物
JP5014532B2 (ja) 液状付加硬化型シリコーンゴム組成物の製造方法
AU677666B2 (en) Method for curing organosiloxane compositions in the presence of cure inhibiting materials
JPS6227461A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2007161772A (ja) 2成分付加硬化型シリコーンゴム組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040426

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041109