JPH11189724A - 電子モジュール保護用誘電ゲル - Google Patents
電子モジュール保護用誘電ゲルInfo
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- JPH11189724A JPH11189724A JP26304498A JP26304498A JPH11189724A JP H11189724 A JPH11189724 A JP H11189724A JP 26304498 A JP26304498 A JP 26304498A JP 26304498 A JP26304498 A JP 26304498A JP H11189724 A JPH11189724 A JP H11189724A
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Abstract
いシリコーン流体を含有する硬化性オルガノシロキサン
組成物を提供することである。 【解決手段】 白金族の金属による触媒化ヒドロシリル
化反応により、硬化性組成物を使用して調製したポリオ
ルガノシロキサン・ゲルは、非反応性シリコーン流体の
存在を特徴とする。そのゲルはさらに別の成分を含有で
きると共に、多液型系に配合することもできる。
Description
体を有し、重量損失が少なく、優れた熱安定性をもち、
硬化時にブリードを生じないオルガノシロキサン・ゲル
に関する。
て使用される多くのゲルは、該材料を通る電気コネクタ
や導体の外に、電子又は電気部品及びプリント回路板へ
の接着を維持しなければならない。電子用途用のオルガ
ノシロキサンゲルは、典型的に高分子量のポリオルッガ
ノシロキサンを含有する組成物から製造される。これら
の材料は、高価であって多くの用途は低コストで必要な
性質を有するゲルから利益を得ている。その上、蒸発す
るゲルの量を下げ、高温にしたときにゲルの安定性を改
善する必要がある。
ドアウトを生じることなく、シリコーンゲルに多量の非
反応性シリコーン流体を添加できることを発見した。そ
の非反応性シリコーン流体もゲルのコストを下げてい
る。さらに、我々は、かかる添加によって、時間の経過
に対してゲルの重量損失を下げると共にゲルの加熱老化
特性が改善されることを発見した。その得られたゲル
は、電子回路板を保護する封入剤や注封剤又は防振材料
として使用できる。
触媒を使用したヒドロシリル化反応により硬化するオル
ガノシロキサン・ゲルを記載している。それらの硬化性
組成物は、2種類の非末端Si原子だけに位置したビニ
ル基をもったポリオルガノシロキサンとオルガノ水素シ
ロキサンを含有する。第1のポリオルガノシロキサン
(1)は末端のSi原子のみに結合した水素原子を含有
し、第1のポリオルガノシロキサン(2)は、1分子当
り平均少なくとも3つのSi−結合水素原子を有し、そ
れらの少なくともいくつかが非末端のSi原子に位置し
ている。ポリオルガノシロキサン(1)による全Si−
結合水素の%は、81.36−(我々の硬化性組成物に
存在する全アルケニルラジカルに対する全Si−結合水
素原子のモル比の3.6倍に等しい係数)に等しい。
触媒を使用したヒドロシリル化反応により硬化するオル
ガノシロキサン組成物を記載している、それは前記特許
に記載された2種類のオルガノ水素シロキサンを含む。
それらの硬化性組成物は、2種類の非末端Si原子だけ
に位置したビニル基をもったポリオルガノシロキサンと
有機水素シロキサンを含有する。オルガノ水素シロキサ
ン(1)に存在するSi−結合水素原子に対する後者の
硬化性ポリオルガノシロキサンに存在するビニルラジカ
ルのモル比は0.75〜1.5である。この後者の特許
におけるビニルを末端基とした硬化性ポリオルガノシロ
キサンの粘度は100〜200,000センチアズ
(0.1〜200Pa・s)であるが、例示された組成
物(実施例2及び3)に開示された最低粘度は、4Pa
・sの粘度をもったジメチルビニルシロキシを末端基と
したポリジメチルシロキサン61.8部と、0.5Pa
・sの粘度をもったジメチルビニルシロキシを末端基と
したポリジメチルシロキサン5部の混合体である。これ
らの組成物において、オルガノ水素シロキサン(1)
は、存在するSi−結合水素原子にそれぞれ70及び7
4%を与える。そして組成物は補強シリカ充填剤を含有
する。実施例の2及び3の硬化性組成物はそれぞれ40
と85Pa・sの粘度を組み合わせた粘度を有した。
した組成物からブリードしないシリコーン流体を含有す
る硬化性オルガノシロキサン組成物を提供することであ
る。得られたゲルは、注封剤又は封入剤として、又は防
振材料として容易に使用される。
シリコーン流体の共存を特徴とする白金を触媒としたヒ
ドロシリル化反応によって硬化する組成物を使用してゲ
ルが調製される。本発明は、 (A) 式R1R2Si1/2の末端シロキサン単位と
式R2 2SiOの非末端オルガノシロキサン単位(式中
のR1はアルケニルラジカル又は水素原子を表し、各R
2はR1又はエチレン不飽和を含まない非置換及び置換
の一価の炭化水素ラジカルから独立に選ぶ)をもつ第1
のポリオルガノシロキサン; (B) 分子当り平均少なくとも2つのSiに結合した
水素原子又はアルケニルラジカルを含有するポリオルガ
ノシロキサン架橋剤、但し残りのSi−結合有機基はR
2と同一の基から選んだ一価の炭化水素ラジカルであ
る、但し成分(A)のR1基がアルケニルラジカルのと
きの架橋剤は少なくとも2つのSi−結合水素原子を有
し、(A)のR1基がSi−結合水素原子であるときの
架橋剤は少なくとも2つのアルケニルラジカルを有す
る; (C)前記組成物の硬化促進に十分な量のヒドロシリル
化触媒;及び (D)組成物の少なくとも25重量%の非反応性シリコ
ーン流体; から成る硬化性オルガノシロキサン組成物を提供する。
R1R2Si1/2の末端シロキサン単位と式R2 2S
iOの非末端オルガノシロキサン単位(式中のR1はア
ルケニルラジカル又は水素原子を表し、各R2はR1又
はエチレン不飽和を含まない非置換及び置換の一価の炭
化水素ラジカルから独立に選ぶ)をもつ第1のポリオル
ガノシロキサンから成る。この成分は、各末端単位に少
なくとも1つのSi−結合アルケニルラジカル、外に少
なくとも2つのSi−結合水素原子を含有しなければな
らない。他のアルケニルラジカル又はSi−結合水素原
子が、非末端単位への側基として存在できる。成分A
は、Si−結合水素原子よりむしろアルケニルラジカル
をもつことが望ましい。適当なアルケニルラジカルは炭
素原子数1〜10を含有し、ビニル、アリル及び5−ヘ
キセニルが例示される。成分Aに存在するアルケニルラ
ジカル以外のSi−結合有機基は、通常一価の炭化水素
又はハロゲン化炭化水素ラジカルであって、例えば、メ
チル、エチル及びプロピルのようなアルケニルラジカ
ル:フェニルのようなアリールラジカル;及び3、3、
3−トリフルオロプロピルのようなハロゲン化アルキル
ラジカルである。
が、分子内に三価のシロキサン単位が存在するためにい
くつかの枝別れが存在する。本発明の組成物を硬化する
ことによって調製されるゲルに有用な水準の引張特性を
得るために、この成分の分子量は25℃で0.05Pa
・s以上の粘度を得るのに十分でなければならない。成
分Aの望ましい実施態様は、式(I)によって表される
ポリオルガノシロキサンである:
和炭化水素ラジカルであり、R4はエチレン不飽和を含
まず、それぞれ一価の炭化水素ラジカル又は一価のハロ
炭化水素ラジカルから選び、aは、0.05〜50Pa
・sの粘度に相当する重合度(DP)を表し、aは、
0.1〜10Pa・s,最適には0.1〜5Pa・sの
粘度に相当する重合度(DP)を表することが望まし
い。
4によって表される置換基は炭素原子数1〜20を有
し、エチレン不飽和を含まない。炭素原子数が1〜10
の範囲が、対応する単量体の入手可能性の点から望まし
い。それぞれのケイ素原子への少なくとも1つの炭化水
素ラジカルがメチルであり、残りがフェニル及び/又は
3、3、3−トリフルオロプロピルであることが最適で
ある。この選択は、ポリオルガノシロキサンの調製に通
常使用する反応物質の入手性及び該ポリオルガノシロキ
サンから調製された硬化ゲルの望ましい性質に基づく。
同じ理由から、R3の原子数は2〜10が望ましく、か
つビニル又は5−フェニルが最適である。望ましい重合
体はアルケニル側基をもたないが、選択した製造法の結
果として少量が存在しうるけれども、重合体に過剰量の
ペンダント・ビニルを供されるゲルの適切な生成を妨げ
る。末端位置のみにエチレン性不飽和炭化水素ラジカル
を含有する成分Aの代表的な例は、ジメチルビニルシロ
キシ−末端ポリジメチルシロキサン、ジメチルビニルシ
ロキシ−末端ポリメチル−3、3、3−トリフルオロプ
ロピルシロキサン、ジメチルビニルシロキシ−末端−ジ
メチルシロキサン/3、3、3−トリフルオロプロピル
メチルシロキサン共重合体及びジメチルビニルシロキシ
−末端−ジメチルシロキサン/メチルフェニルシロオキ
サン共重合体を含む。
するハロシランの加水分解及び縮合、又は環状ポリジオ
ルガノシロキサンの平衡化による方法であるが、それら
の方法は特許及び他の文献に十分に開示されているの
で、本明細書に詳述する必要はないと思量される。
Siに結合した水素原子又はアルケニルラジカルをもっ
た架橋剤を含有する。ヒドロシリル化触媒、成分Cの共
存下、成分BのSi−結合水素原子成分AのSi−結合
アルケニル基と付加反応(ヒドロシリル化反応と呼ばれ
る)をさせて、本組成物の架橋と硬化をする。成分Aが
Si−結合水素原子を含有する場合には、架橋剤はアル
ケニルラシカルを含有しなければならないので、それは
成分Aに存在するSi−結合水素原子の一部と反応す
る。
分Aの有機基と同一群である一価の炭化水素又はハロゲ
ン化炭化水素ラジカルから選ぶ。望ましい架橋剤は少な
くとも3つのSi−結合水素原子とをもつ。成分Bの分
子構造は、概して直鎖、分枝含有直鎖、環状又は網状で
ある。我々の架橋剤のシロキサン単位は式R5 bSiO
(4−b/2)(式中のR5はそれぞれ非置換又は置換
の一価の炭化水素ラジカルから選び、bは0、1、又は
3である)で表すことができる。さらに、異なるb値を
含有するシロキサン単位の混合体も存在できるし、R5
の1つは架橋剤の各分子の少なくとも2つの単位におけ
る水素原子又はアルケニルラジカルを表す。bが0の場
合の単位は硬化剤に存在する単位の50モル%までを構
成する。成分Bの分子量は特に限定されないが、25℃
における粘度が0.5〜2Pa・sであることが望まし
い。同一の硬化性ポリオルガノシロキサン(成分A)の
異なるバッチを使用して、ビニルラジカルの濃度が少し
異なる場合、ビニルラジカルに対するSi−結合水素原
子のモル比の範囲の限度に近く操作したとき、我々の硬
化品の物理的性質が実質的に変わる。
及びBの濃度は、本開示の知識をもったルーチンの実験
によって容易に決定できる。我々の硬化性組成物は、ア
ルケニルラジカルの1モル当り0.3以上1.3以下の
Si−結合水素原子を含有する。好適なモル比は0.4
〜1.1、最適には0.4〜0.9である。成分Bの濃
度は、オルガノシロキサン組成物を硬化させるのに必要
な架橋度を提供する濃度である。成分Bがポリオルガノ
水素シロキサンである場合、成分Aに存在するアルケニ
ルラジカルに対するSi−結合水素原子のモル比は0.
3〜1.3である。
ル水素シロキサン単位と3のジメチルシロキサン単位を
有しSi−結合水素原子の含量が0.7〜0.8の重量
%のトリメチルシロキシ−末端ポリオルガノシロキサン
である。
はかかる金属の化合物であるヒドロシリル化触媒によっ
て硬化される。これらの金属は、白金、パラジウム及び
ロジウムを含む。白金及び白金化合物が、ヒドロシリル
化反応におけるこれら触媒の高活性値に基づいて一般に
望ましい。
上の白金黒、白金金属、クロロ白金酸、クロロ白金酸の
アルコール溶液、及びオレフィン、Siに結合したエチ
レン性不飽和炭化水素ラジカルを含有するオルガノシロ
キサンのようなエチレン性不飽和化合物とクロロ白金酸
の錯体である。エチレン性不飽和炭化水素ラジカルを含
有する前記オルガノシロキサンとクロロ白金酸の錯体
は、好適な触媒を教示している米国特許第3,419,
593号にさらに詳しく記載されている。
びBの合計重量を基準にして0.1〜500ppm,望
ましくは1〜50ppmに相当する。0.1ppm以下
では、硬化は満足に進行せず、500ppm以上の使用
は硬化速度がそれ程増さず、従って経済的でない。
c又は(R)3SiO−[(R)2SiO]d−Si
(R)3 (式中のRはアルキル基、アリール基及び−
[(R6)2SiO]e−R6から成る群からそれぞれ
選ぶ(R6はアルキル又はアリールである)、cはそれ
ぞれ2〜10の整数であり、eは0又はそれ以上の整数
であり、dはそれぞれ0又はそれ以上(1〜1000が
望ましい)の整数である)から成る群から選ぶ式をもつ
オリゴマー及び/又は重合体から成る非反応性シリコー
ン流体を含む。R及びR6は、C1〜C10飽和線状炭
化水素ラジカル、C1〜C10飽和分枝炭化水素ラジカ
ル、C6〜C12アルキル置換芳香族炭化水素ラジカ
ル、C3〜C10飽和脂環式炭化水素ラジカル及びそれ
らの混合体から成る群からそれぞれ独立に選ぶ。R及び
R6は、それぞれメチル、エチル、n−プロピル及びイ
ソプロピルから成る群から独立に選ぶのが最適である。
これらの材料は、刊行物(“Chemistry an
d Technology of Silicone”
by W.Knoll,Academic Pres
s,1968)に詳述されている。シロキサンは、本発
明に有用な線状、分枝及び環状の構造から成るが、これ
らの混合体も有用である。線状、分枝及び環状のポリシ
ロキサンの多くは、25℃以下の融点をもつ。かかる材
料は、シリコ−ン液体、シリコーン流体又はシリコーン
油とも呼ばれている。非反応性シリコーン流体は、我々
の組成物の少なくとも25重量%、望ましくは25〜8
5%、最適には50〜75重量%から成る。
は、普通の条件下で流体が成分A又はBと反応する基を
含有しないことを意味する。用語「ポリオルガノシロキ
サン」は、しばしば「ポリシロキサン」に短縮される
が、両方の用語はここでは混同して使用される。本発明
の有用な非反応性シリコーン流体は、メチル基をもっぱ
らもつケイ素原子を有するものである。ケイ素原子上の
置換基として飽和炭化水素基を有する他のシリコーン流
体も有用であって、前記範囲内の粘度を与え、かつ該流
体が成分A及びBと相容性であることを与える。かかる
飽和炭化水素基は線状、分枝、又は環状である。水素、
ハロゲン又はアルコキシのような本発明の組成物の硬化
を妨げる有機基をもつシリコーン流体は有用でない。
は式(II)のものを含む:
ら成る群からそれぞれ独立に選ぶ。Rは、前記炭化水素
基の群から独立に選ぶことが望ましいが、メチル又はフ
ェニル基から独立に選ぶことが最適である。
ダウ・コーニング社から商品名“Dow Cornin
g 200”流体として市販されている式(IIa)の
シロキサン・オリゴマ−である。
均粘度が0.00065〜50Pa・sの線状オリゴマ
ー及び/又は重合体を与えるために製造される。それら
の構造は、主に線状であるが、環状、及び/又は分枝構
造を含むことができる。さらに望ましい範囲は、0.0
25〜10Pa・s、最適には0.50〜5Pa・sで
ある。好適な線状シロキサン流体のdは0〜1500の
整数である。特に望ましい流体は0.350Pa・sの
粘度を有し、ダウ・コーニング社から商品名“Dow
Corning 200”流体として市販されている。
(III)をもつものである:
7はアルキル又はアリール基から独立に選ぶ。R7は、
C1〜C10の飽和線状炭化水素ラジカル、C1〜C
10の飽和分枝炭化水素ラジカル、C6〜C12の飽和
線状炭化水素ラジカル、C3〜C10の飽和脂環式炭化
水素ラジカル及びそれらの混合体から成る群から独立に
選ぶことが望ましい。R7は、メチル又はフェニルラジ
カルから独立に選ぶことが最適である。本発明に有用な
特定の環状シロキサンの例は、次式(IIIa)の環状
ポリジメチルシクロシロキサンである。
ンはfが4〜5のものである。これらの環状シロキサン
は、オクタメチルシクロテトラシロキサン(一般に“D
4”と呼ぶ)又はデカメチルシクロペンタシロキサン
(一般に“D5”と呼ぶ)としても知られる。また、そ
れらは、D4とD5の相対的割合に依存して商品名Do
w Corning 244,245,344 345
流体としてダウ・コーニング社から入手できる。直鎖及
び環状ジメチルシロキサンの混合体も本発明に有用であ
る。
式(IV)及び(V)のものである:
ぶ、gはそれぞれ1〜5の整数を示し、d及びeはそれ
ぞれ0又はそれ以上を示す、但し、分枝ポリオルガノシ
ロキサンは前記範囲内の粘度を示し、25℃以下の融点
を有し、反応溶媒として液体状態で使用される)。R6
は前記炭化水素の群から独立に選ぶことが望ましいが、
式(IV)及び(V)に対するメチル又はフェニルから
独立に選ぶことが最適である。
a)及び(Va)のものである:
物から成るが、全てのシロキサンを主体としたゲルは我
々の非反応性シリコーン流体の添加によって有利になる
ことが予想される。例えば、特許請求した流体は米国特
許第5,371,163号に記載の連鎖延長剤を有する
ゲルに都合よく添加される。他の有用な系は、米国特許
4,100,627;4,340,709;4,82
4,390;5,145,933;及び5,275,8
41又は特公昭63−035654号に記載のゲルを含
む。
度で硬化し始める。長い加工時間又は可使時間を得るた
めに、環境条件下の触媒の活性は抑制剤の添加によって
巧みに抑制される。
445,420号に開示されたアセチレン化合物を含
む。2−メチル−ブチン−2−オールのようなアセチレ
ンアルコールは、25℃で白金含有触媒の活性を抑制す
る好適な抑制剤である。これらの触媒を含有する組成物
は一般に実用的な速度で硬化するために70℃以上の温
度で加熱する必要がある。
す必要がある場合には、米国特許第3,989,667
号に記載されているようなアルケニル−置換シロキサン
を使用する。環状メチルビニルシロキサンが望ましい。
濃度が、場合によって満足な貯蔵安定性および硬化速度
を与える。別の場合には、白金族金属1モル当り500
モル以上の抑制剤濃度が必要である。所定の組成物にお
ける所定の抑制剤に最適の濃度は、ルーチンの実験によ
って容易に決まり、本発明の一部分を構成しない。
境条件下で硬化し始める。貯蔵安定性を保証する方法の
1つは、硬化性組成物の成分を2個又はそれ以上の容器
に実装し、ヒドロシリル化触媒と有機水素シロキサンを
別個の容器にすることである。それら容器の内容物は、
次に組成物を硬化する必要があるときに使用場所で混合
する。
期の貯蔵安定性を有する一液型のオルガノシロキサン組
成物は、最初に白金族金属ヒドロシリル化触媒を熱可塑
性又は熱硬化性ポリマーにミクロエンキャプシュレーシ
ョンさせることによって調製される。ミクロエンキャプ
シレーション化したヒドロシリル化触媒を含有する硬化
性オルガノシロキサン組成物は、米国特許第4,76
6,176号および第5,017,654号にさらに詳
しく記載されている。これら特許の教示はここで有用な
貯蔵安定性の一液型オルガノシロキサン組成物に関する
ものであって、適当な封入剤は、エチレン性不飽和炭化
水素から誘導した有機樹脂又は有機ケイ素樹脂および/
またはアクリル酸およびメタクリル酸のようなエチレン
性不飽和カルボン酸のエステルを含む。
トマーに高レベルの引裂強さおよび他の物理的性質を与
えるためには、補強充てん剤も含むことが望ましい。シ
リカおよび他の補強充てん剤は、硬化組成物の処理中に
クレーピング又はクレープ硬化と呼ばれる現象を防止す
るために既知の充てん剤処理剤でしばしば処理される。
補強充てん剤としては微細形状のシリカが望ましい。
典型的に少なくとも50m2 /gである比較的高表面積
であるので、シリカが特に望ましい。少なくとも150
m2 /gの表面積をもった充てん剤が特に望ましい。適
当なシリカは沈殿又はヒュームド・タイプのものであ
る。両者のタイプのシリカは共に市販されている。
他の補強充てん剤の量は、硬化エラストマーに必要な物
理的性質によって少なくとも部分的に決まる。液体ポリ
オルガノシロキサン組成物は、一般にポリオルガノシロ
キサンの重量を基準にして10〜30重量%を含有す
る。シリカ又は他の充てん剤の量は、硬化性組成物の粘
度を硬化前に1000Pa・s以上に増加させる量を越
えてはならない。
る処理中にオルガノシロキサン組成物のクレーピングを
防止するのを適当な低分子量の有機ケイ素化合物にする
ことができる。これらの処理剤は、典型的に1分子当り
平均2〜20反復単位を含有するヒドロキシルを末端基
とする液体ポリジオルガノシロキサンおよび充てん剤を
処理してSiに結合したヒドロキシル基をもった化合物
を生成するために用いる条件下で加水分解するヘキサオ
ルガノシロキサンおよびヘキサオルガノジシラザンのよ
うな有機ケイ素化合物である。その処理剤に存在するS
i−結合炭化水素ラジカルの少なくとも一部が成分A、
BおよびCに存在する炭化水素ラジカルの大部分と同じ
であることが望ましい。シリカ処理剤と共に少量の水を
加工助剤として添加することができる。それらの処理剤
は、シリカ又は他の充てん剤粒子の表面上に存在するS
i−結合ヒドロキシル基と反応してこれら粒子間および
重合体と充てん剤間の相互作用を低減させる作用をする
と考えられる。
成物の他の成分の少なくとも一部の共存下でこれらの成
分を充てん剤が完全に処理され均一に分散されて均一な
材料を生成するまで、これらの成分を一緒に混合するこ
とによって処理することが望ましい。充てん剤の処理中
に存在する成分は一般にシリカ処理剤および成分Aと呼
ぶポリジオルガノシロキサンの少なくとも一部を含む。
の種の硬化性組成物に通常存在して接着性の改善および
加工の促進を含む硬化組成物の2、3の物理的性質を与
える又は高める1種以上の添加物を含有できる。典型的
な添加物は石英、アルミナ、雲母および炭酸カルシウム
のような非反応性充てん剤;カーボンブラック又は二酸
化チタンのような顔料、染料、難燃剤、熱および/又は
紫外線安定剤を含む。本発明の組成物は環境温度で全て
の成分を混合することによって調製する。従来技術に記
載されている混合技術および装置はいずれも使用でき
る。使用する特定の装置は成分および最終の硬化性組成
物の粘度によって決まる。適当なミキサは櫂形ミキサ又
は混練機である。混合中の成分の冷却も硬化性組成物の
早期硬化を回避するために望ましい。
る。典型的な調製において、非反応性シリコーン流体、
触媒および第1のポリシロキサンの一部分は部Aとして
一緒に混合され、非反応性シリコーン流体、架橋剤およ
び第2のポリシロキサンの第2の部分は部Bとして一緒
に混合する。部Aと部Bは次に一緒に混合するとゲルを
生成する。かかる系は種々の部、種々の量の種々の成分
を含有するけれども、架橋剤および触媒はその同じ部に
含まれないことが必要である。その上、架橋剤がSi−
結合水素原子を含有する場合、又は成分Aのポリシロキ
サンがSi−結合水素原子を含有する場合には、成分A
と触媒は別個の部に実装しなければならない。
リードアウトすることなくゲルに添加できること、およ
びゲルの重量損失および高温老化(安定性)が我々の非
反応性シリコーン流体をもたないゲルに比べて改善され
ることを示す。特にことわらない限り、実施例における
全ての部およびパーセントは重量であって、粘度は全て
25℃で測定した。
コーン・エラストマーゲル組成物への非反応性ゲル組成
物の添加法を示す。ブリードアウトのないことを示すた
めに、種々の粘度のシリコーン流体を種々の量で特定の
ゲル組成物へ添加してブリードアウトを検査した。
配合物の各々において、ゲルの部Aは、非反応性シリコ
ーン流体50、60、70又は80重量%、0.04重
量%の白金触媒および粘度が0.45Pa・sのビニル
を末端基とするポリジメチルシロキサンをそれぞれ4
9.96,39.96,29.96又は19.96重量
%混合することによってつくった。その非反応性シリコ
ーン流体は25℃で粘度がそれぞれ0.05Pa・s,
0.10Pa・s,0.35Pa・sおよび1.0Pa
・sのメチルを末端基としたポリジメチルシロキサンで
あった。ヒドロシリル化触媒は白金触媒であって、塩化
白金とジビニルテトラメチルジシロキサンの中和錯体で
あった。
は80重量%の非反応性シリコーン流体とそれぞれの量
の架橋剤およびビニルを末端基としたポリジメチルシロ
キサン重合体を混合することによって調製した。架橋剤
は、1分子当り平均5のメチル水素シロキサン単位と3
のジメチルシロキサン単位を有し、Si−結合水素原子
含量が0.7〜0.8重量%のトリメチルシロキシを末
端基としたポリジオルガノシロキサンであった。
Aと50重量%の部Bを混合して1分間かくはんした。
次に各混合体の80gを118.3mlの広口ジヤー6
個に注入して、50℃に1時間加熱した。その後、それ
らの混合体は室温に24時間放置した。
にさらした。2つのジャーは125℃、2つのジャーは
135℃そして2つのジャーは150℃に加熱した。各
組の1つのジャーはふたをねじ込んで加熱し、他はふた
をしなかった。ジャーにおけるゲルの目視観察をして結
果を表2に記録した。
ブリードをすることなく大量の非反応性シリコーン流体
を含有できることを実証している。
例1で調製した硬化エラストマー組成物を150℃の温
度に500時間加熱して重量損失を測定した。
製したゲルは極めて高い重量損失を示した。二液型のゲ
ルを調製した、部Aは粘度が0.45Pa・sのビニル
を末端基としたポリジメチルシロキサン99.3重量%
と、ジメチルビニルシロキシを末端基としたポリジメチ
ルシロキサンで希釈して0.65重量%の白金を提供す
るジビニルテトラメチルジシロキサンのクロロ白金酸錯
体である白金触媒0.7重量%であった。部Bは粘度が
0.45Pa・sのビニルを末端基としたポリジメチル
シロキサン98.2重量%と、抑制剤として添加したメ
チルビニル環状体0.09重量%と、架橋剤1 1.7
重量%であった。ゲルは実施例1で記載したように調製
して、試料は150℃で2時間加熱した。このゲルの重
量損失は組成物の2%であって、表3に示した我々の非
反応性シリコーン流体をもった本発明の試料より4〜8
倍高い。
に渡って安定のままであるが、前記流体のないゲルは時
間と共に硬化する。
た。第1のゲルは我々の非反応性シリコーン流体を含有
しなかった。ゲルの部Aは、ジメチルビニルシロキシを
末端基としたポリジメチルシロキサンで希釈して0.6
5重量%の白金を提供するジビニルテトラメチルジシロ
キサンのクロロ白金酸錯体であった白金触媒1.2g
と、粘度が0.45Pa・sのビニルを末端基としたポ
リジメチルシロキサン300gを混合することによって
調製した。第1のゲルの部Bは、粘度が0.45Pa・
sのビニルを末端基としたポリジメチルシロキサン29
4.9gと、架橋剤として使用した架橋剤1 5.1g
を含有した。
0重量%の部Aと50重量%の部Bを混合して、1分間
かくはんした。次にそれらの混合体の80gを118.
3mlの広口ジャー6個に注入して、150℃に1時間
加熱した。
体を含有した。そのゲルの部Aは、ジメチルビニルシロ
キシを末端基としたポリジメチルシロキサンで希釈して
0.65重量%の白金を提供するジビニルテトラメチル
ジシロキサンのクロロ白金酸錯体であった白金触媒1.
2gと、粘度が1.0Pa・sのメチルを末端基とした
ポリジメチルシロキサン300gを混合することによっ
て調製した。第1のゲルの部Bは、粘度が0.45Pa
・sのビニルを末端基としたポリジメチルシロキサン2
96.1gと、架橋剤3.9g(商品名Dow Cor
ning 6−3570)を含有した。
0重量%の部Aと50重量%の部Bを混合して1分間か
くはんした。それらの混合体80gを118.3mlの
広口ジャー6個に注入して150℃に1時間加熱した。
その後、第1および第2のゲルをオーブンに入れて17
7℃に加熱した。ゲルの硬度は針入度を測定することに
よって測定した。これは、Precision Sci
entific社(イリノイ州,シカゴ)から入手の万
能針入度計て行った。その測定は、ゲルを針入度計に配
置し、ゲルの表面に丁度接触するように針入ロッドを下
げることによって行った。リリース・トリガを5秒間保
持し、移動した針入ロッドの距離を1/10mmで測定
した。それらの結果は表4に示す。
たないゲルは3ケ月間の老化後に34に低下する針入度
を示すが、本発明の流体含有ゲルの針入度は同一期間で
一定のままである。これは、我々の非反応性シリコーン
流体を有するゲルがかかる流体を有するゲルがかかる流
体をもたないゲルのように硬化しないことを意味する。
従って、本発明のゲルは該流体のないゲルよりも優れた
加熱老化特性を有する。
シリコーン流体の共存を特徴とする白金を触媒としたヒ
ドロシリル化反応によって硬化する組成物を使用してゲ
ルが調製される。本発明は、 (A) 式R1R22SiO1/2の末端シロキサン単
位と式R22SiOの非末端オルガノシロキサン単位
(式中のR1はアルケニルラジカル又は水素原子を表
し、各R2はR1又はエチレン不飽和を含まない非置換
及び置換の一価の炭化水素ラジカルから独立に選ぶ)を
もつ第1のポリオルガノシロキサン; (B) 分子当り平均少なくとも2つのSiに結合した
水素原子又はアルケニルラジカルを含有するポリオルガ
ノシロキサン架橋剤、但し残りのSi−結合有機基はR
2と同一の基から選んだ一価の炭化水素ラジカルであ
る、但し成分(A)のR1基がアルケニルラジカルのと
きの架橋剤は少なくとも2つのSi−結合水素原子を有
し、(A)のR1基がSi−結合水素原子であるときの
架橋剤は少なくとも2つのアルケニルラジカルを有す
る; (C)前記組成物の硬化促進に十分な量のヒドロシリル
化触媒;及び (D)組成物の少なくとも25重量%の非反応性シリコ
ーン流体;から成る硬化性オルガノシロキサン組成物を
提供する。
R1R22SiO1/2の末端シロキサン単位と式R2
2SiOの非末端オルガノシロキサン単位(式中のR1
はアルケニルラジカル又は水素原子を表し、各R2はR
1又はエチレン不飽和を含まない非置換及び置換の一価
の炭化水素ラジカルから独立に選ぶ)をもつ第1のポリ
オルガノシロキサンから成る。この成分は、各末端単位
に少なくとも1つのSi−結合アルケニルラジカル、外
に少なくとも2つのSi−結合水素原子を含有しなけれ
ばならない。他のアルケニルラジカル又はSi−結合水
素原子が、非末端単位への側基として存在できる。成分
Aは、Si−結合水素原子よりむしろアルケニルラジカ
ルをもつことが望ましい。適当なアルケニルラジカルは
炭素原子数1〜10を含有し、ビニル、アリル及び5−
ヘキセニルが例示される。成分Aに存在するアルケニル
ラジカル以外のSi−結合有機基は、通常一価の炭化水
素又はハロゲン化炭化水素ラジカルであって、例えば、
メチル、エチル及びプロピルのようなアルケニルラジカ
ル:フェニルのようなアリールラジカル;及び3、3、
3−トリフルオロプロピルのようなハロゲン化アルキル
ラジカルである。 ─────────────────────────────────────────────────────
シリコーン流体の共存を特徴とする白金を触媒としたヒ
ドロシリル化反応によって硬化する組成物を使用してゲ
ルが調製される。本発明は、 (A) 式R1R2 2SiO1/2の末端シロキサン単
位と式R2 2SiOの非末端オルガノシロキサン単位
(式中のR1はアルケニルラジカル又は水素原子を表
し、各R2はR1又はエチレン不飽和を含まない非置換
及び置換の一価の炭化水素ラジカルから独立に選ぶ)を
もつ第1のポリオルガノシロキサン; (B) 分子当り平均少なくとも2つのSiに結合した
水素原子又はアルケニルラジカルを含有するポリオルガ
ノシロキサン架橋剤、但し残りのSi−結合有機基はR
2と同一の基から選んだ一価の炭化水素ラジカルであ
る、但し成分(A)のR1基がアルケニルラジカルのと
きの架橋剤は少なくとも2つのSi−結合水素原子を有
し、(A)のR1基がSi−結合水素原子であるときの
架橋剤は少なくとも2つのアルケニルラジカルを有す
る; (C)前記組成物の硬化促進に十分な量のヒドロシリル
化触媒;及び (D)組成物の少なくとも25重量%の非反応性シリコ
ーン流体;から成る硬化性オルガノシロキサン組成物を
提供する。
R1R2 2SiO1/2の末端シロキサン単位と式R2
2SiOの非末端オルガノシロキサン単位(式中のR1
はアルケニルラジカル又は水素原子を表し、各R2はR
1又はエチレン不飽和を含まない非置換及び置換の一価
の炭化水素ラジカルから独立に選ぶ)をもつ第1のポリ
オルガノシロキサンから成る。この成分は、各末端単位
に少なくとも1つのSi−結合アルケニルラジカル、外
に少なくとも2つのSi−結合水素原子を含有しなけれ
ばならない。他のアルケニルラジカル又はSi−結合水
素原子が、非末端単位への側基として存在できる。成分
Aは、Si−結合水素原子よりむしろアルケニルラジカ
ルをもつことが望ましい。適当なアルケニルラジカルは
炭素原子数1〜10を含有し、ビニル、アリル及び5−
ヘキセニルが例示される。成分Aに存在するアルケニル
ラジカル以外のSi−結合有機基は、通常一価の炭化水
素又はハロゲン化炭化水素ラジカルであって、例えば、
メチル、エチル及びプロピルのようなアルケニルラジカ
ル:フェニルのようなアリールラジカル;及び3、3、
3−トリフルオロプロピルのようなハロゲン化アルキル
ラジカルである。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A) 式R1R2 2Si1/2の末端
シロキサン単位と式R2 2SiOの非末端オルガノシロ
キサン単位(式中のR1はアルケニルラジカル又は水素
原子を表し、各R2はR1又はエチレン不飽和を含まな
い非置換及び置換の一価の炭化水素ラジカルから独立に
選ぶ)をもつ第1のポリオルガノシロキサン; (B) 分子当り平均少なくとも2つのSiに結合した
水素原子又はアルケニルラジカルを含有するポリオルガ
ノシロキサン架橋剤、但し残りのSi−結合有機基はR
2と同一の基から選んだ一価の炭化水素ラジカルであ
る、但しポリオルガノシロキサン、ポリオルガノシロキ
サン(A)のR1基がアルケニルラジカルのときの架橋
剤は少なくとも2つのSi−結合水素原子を有し、
(A)のR1基がSi結合水素原子であるときの架橋剤
は少なくとも2つのアルケニルラジカルを有する; (C)前記組成物の硬化促進に十分な量のヒドロシリル
化触媒;及び (D)組成物の少なくとも25重量%の非反応性シリコ
ーン流体; から成る硬化性オルガノシロキサン組成物。
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US934180 | 1997-09-19 |
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