JPH06211891A - N4−(置換−オキシカルボニル)−5′−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体 - Google Patents
N4−(置換−オキシカルボニル)−5′−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体Info
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- JPH06211891A JPH06211891A JP5342812A JP34281293A JPH06211891A JP H06211891 A JPH06211891 A JP H06211891A JP 5342812 A JP5342812 A JP 5342812A JP 34281293 A JP34281293 A JP 34281293A JP H06211891 A JPH06211891 A JP H06211891A
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Abstract
枝鎖状の炭化水素基[ここで、この炭化水素基の最長の
直鎖中の炭素原子の数は3〜7の範囲である]または式
−(CH2)n−Yの基[ここで、Yがシクロヘキシル基
であるとき、nは0〜4の整数であり、そしてYが1〜
4個の炭素原子を有する低級アルコキシまたはフェニル
基であるとき、nは2〜4の整数である]であり、そし
てR2は水素原子または生理学的条件下に容易に加水分
解可能な基である、により表される化合物。 【効果】 腫瘍の処置において有用である。
Description
ル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体、
および腫瘍を処置するための前記誘導体を含有する薬剤
組成物に関する。
状もしくは分枝鎖状の炭化水素基[ここで、この炭化水
素基の最長の直鎖中の炭素原子の数は3〜7の範囲であ
る]または式−(CH2)n−Y[ここで、Yがシクロヘ
キシル基であるとき、nは0〜4の整数であり、そして
Yが1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシまたは
フェニル基であるとき、nは2〜4の整数である]であ
り、そしてR2は水素原子または生理学的条件下に容易
に加水分解可能な基である、により表される化合物なら
びに一般式(I)の化合物の水和物または溶媒和物、お
よびきわめてすぐれた薬物速度論のプロフィルをもち、
安全性の高い前記化合物を含有する抗腫瘍薬剤組成物に
関する。
前駆体が抗腫瘍剤として有用であることが知られている
が、一般にそれらの生物変換効率は腫瘍に悩む患者の処
置のためになお不十分であり、そしてそれらは腸の毒性
および免疫抑制の毒性を引き起こし、これらはそれらの
主要な投与量を制限する毒性であることは知られてい
る。
の生物変換の効率および毒性の面で改良された5−FU
の前駆体を開示している。それらはin vivoでアシルア
ミダーゼにより5’−デオキシ−5−フルオロシチジン
(5’−DFCR)に変換され、シチジンデアミナーゼ
により5’−デオキシ−5−フルオロウリジン(5’−
DFUR)に変換され、次いで肝臓、小腸および腫瘍組
織の中に優先的に局在化するピリミジンヌクレオチドホ
スホリラーゼにより5−FUに変換される。5−FU前
駆体、とくにN4−(置換−オキシカルボニル)−5’
−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体の薬物速度論
のプロフィルについての広範な研究の間に、ある種の特
定の前駆体はヒトの肝臓に優先的に局在化するが、他の
器官の中に局在化しないアシルアミダーゼのアイソザイ
ムにより5’−DFCRに選択的に変換され、そして試
験した他の化合物よりいっそう改良された薬物速度論の
プロフィルを示すことを本発明者らは発見した。上の発
見に基づいてさらに研究した結果、前述の一般式(I)
により表される特定のN4−(置換−オキシカルボニ
ル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体
(以後N4−(置換−オキシカルボニル)−5’−DF
CRと呼ぶ)は、サルにおいて選択的に改良された薬物
速度論のプロフィルを有する、すなわち、他の化合物よ
り4〜7倍より高い血液中の5’−DFURの最大濃度
(Cmax)および4倍の5’−DFURのAUC値、お
よびより低い腸毒性を有することを本発明者らは確認
し、こうして本発明を完成することができた。
は、次のようにより詳細に説明される: R1の説明:R1は飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしく
は分枝鎖状の炭化水素基[ここで、この炭化水素基の最
長の直鎖中の炭素原子の数は3〜7の範囲である]また
は式−(CH2)n−Yの基[ここで、Yがシクロヘキシ
ル基であるとき、nは0〜4の整数であり、そしてYが
1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシまたはフェ
ニル基であるとき、nは2〜4の整数である]である。
の、直鎖状もしくは分枝鎖状の炭化水素基[ここで、こ
の炭化水素基の最長の直鎖中の炭素原子の数は3〜7の
範囲である]」は、好ましくは、n−プロピル、1−イ
ソプロピル−2−メチルプロピル、1,1,2−トリメ
チルプロピル、n−ブチル、イソブチル、2−エチルブ
チル、3,3−ジメチルブチル、n−ペンチル、イソペ
ンチル、ネオペンチル、2−プロピルペンチル、n−ヘ
キシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、アリル、
2−ブテン−1−イル、3−ブテン−1−イル、3−ペ
ンテン−1−イル、4−ペンテン−1−イル、3−ヘキ
セン−1−イル、4−ヘキセン−1−イル、5−ヘキセ
ン−1−イルなどを意味する。
Yがシクロヘキシル基であるとき、nは0〜4の整数で
あり、そしてYが1〜4個の炭素原子を有する低級アル
コキシまたはフェニル基であるとき、nは2〜4の整数
である]」は、好ましくは、シクロヘキシル、シクロヘ
キシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、3−シクロ
ヘキシルプロピル、4−シクロヘキシルブチル、2−メ
トキシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエ
チル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、
4−メトキシブチル、4−エトキシブチル、フェネチ
ル、3−フェニル−プロピル、4−フェニルブチルなど
を意味する。
おいて、R1はn−プロピル、n−ブチル、n−ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、3,3−ジメチルブ
チル、n−ヘキシル、2−エチルブチル、フェネチルお
よびシクロヘキシルメチルである。
条件下に容易に加水分解可能な基である。
易に加水分解可能な基」は、好ましくは、アセチル、プ
ロピオニル、ベンゾイル、トルオイル、β−アラニル、
バリルなどを意味する。
ルボニル)−5’−DFCRは次の通りである:5’−
デオキシ−5−フルオロ−N4−(プロポキシカルボニ
ル)シチジン、N4−(ブトキシカルボニル)−5’−
デオキシ−5−フルオロシチジン、5’−デオキシ−5
−フルオロ−N4−(ペンチルオキシカルボニル)シチ
ジン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ヘキシ
ルオキシカルボニル)シチジン、5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−(イソペンチルオキシカルボニル)シ
チジン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ネオ
ペンチルオキシカルボニル)シチジン、5’−デオキシ
−5−フルオロ−N4−[(1,1,2−トリメチルプ
ロポキシ)カルボニル]シチジン、5’−デオキシ−N
4−[(3,3−ジメチルブトキシ)カルボニル]−5
−フルオロシチジン、5’−デオキシ−5−フルオロ−
N4−[(1−イソプロピル−2−メチルプロポキシ)
カルボニル]シチジン、5’−デオキシ−N4−[(2
−エチルブトキシ)カルボニル)]−5−フルオロシチ
ジン、N4−[(シクロヘキシルメトキシ)カルボニ
ル)]−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、5’
−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−フェニルエ
トキシ)カルボニル]シチジン、2’,3’−ジ−O−
アセチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(プ
ロポキシカルボニル)シチジン、2’,3’−ジ−O−
アセチル−N4−(ブトキシカルボニル)−5’−デオ
キシ−5−フルオロシチジン、2’,3’−ジ−O−ベ
ンゾイル−N4−(ブトキシカルボニル)−5’−デオ
キシ−5−フルオロシチジン、2’,3’−ジ−O−ア
セチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ペン
チルオキシカルボニル)シチジン、2’,3’−ジ−O
−アセチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−
(イソペンチルオキシカルボニル)シチジン、2’,
3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−フルオ
ロ−N4−(ヘキシルオキシカルボニル)シチジン、
2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−N4
−[(2−エチルブチル)オキシカルボニル]−5−フ
ルオロシチジン、2’,3’−ジ−O−アセチル−N4
−[(シクロヘキシルメトキシ)カルボニル]−5’−
デオキシ−5−フルオロシチジン、2’,3’−ジ−O
−アセチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−
[(2−フェニルエトキシ)カルボニル]シチジン、
5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(イソブトキシ
カルボニル)シチジン、5’−デオキシ−5−フルオロ
−N4−[(2−プロピルペンチル)オキシカルボニ
ル]シチジン、5’−デオキシ−N4−[(2−エチル
ヘキシル)オキシカルボニル]−5−フルオロシチジ
ン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ヘプチル
オキシカルボニル)シチジン、N4−[(2−シクロヘ
キシルエトキシ)カルボニル]−5’−デオキシ−5−
フルオロシチジン、N4−[(3−シクロヘキシルプロ
ピル)オキシカルボニル]−5’−デオキシ−5−フル
オロシチジン、N4−(シクロヘキシルオキシカルボニ
ル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、5’−
デオキシ−5−フルオロ−N4−[(3−フェニルプロ
ピル)オキシカルボニル]シチジン、および5’−デオ
キシ−5−フルオロ−N4−[(2−メトキシエトキ
シ)カルボニル]シチジン、およびそれらの水和物また
は溶媒和物。
いN4−(置換−オキシカルボニル)−5’−DFCR
は次の通りである:5’−デオキシ−5−フルオロ−N
4−(プロポキシカルボニル)シチジン、5’−デオキ
シ−5−フルオロ−N4−(イソペンチルオキシカルボ
ニル)シチジン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4
−(ヘキシルオキシカルボニル)シチジン、5’−デオ
キシ−N4−[(2−エチルブチル)オキシカルボニ
ル]−5−フルオロシチジン、5’−デオキシ−5−フ
ルオロ−N4−(ネオペンチルオキシカルボニル)シチ
ジン、5’−デオキシ−N4−[(3,3−ジメチルブ
トキシ)カルボニル]−5−フルオロシチジン、5’−
デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−フェニルエト
キシ)カルボニル]シチジン、N4−[(シクロヘキシ
ルメトキシ)カルボニル]−5’−デオキシ−5−フル
オロシチジン、ことにN4−(ブトキシカルボニル)−
5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、5’−デオキ
シ−5−フルオロ−N4−(ペンチルオキシカルボニ
ル)シチジン、およびそれらの水和物または溶媒和物。
ボニル)−5’−DFCRならびにそれらの水和物また
は溶媒和物は、一般式(II)
アセチル、ベンゾイル、トリメチルシリル、t−ブチル
ジメチルシリルなどである、により表される化合物を、
一般式(III)
化合物と反応させ、そして、必要に応じて、保護基を除
去することによって製造することができる。
は、米国特許第4,966,891号に記載されている
ように、5’−デオキシ−5−フルオロシチジン[ジャ
ーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Me
d.Chem.)、22、1330(1979)]の
2’,3’−ジ−O−アシル化またはシリル化による
か、あるいは文献[Synthesis,748(19
81)]に記載されている手順に類似する手順に従い、
5−フルオロシトシンを1,2,3−トリ−O−アセチ
ル−5−デオキシリボフラノースと直接カップリングす
ることによって製造することができる。
(III)の化合物との反応は、溶媒、例えば、ピリジ
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、クロロホルム、ジクロロメタンなどの中で酸受容
体、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、
4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、ルチジンな
どの存在下に実施することができる。この反応は0〜3
0℃の温度において実施することができる。
者に知られている手順[有機合成における保護基“Pr
otective Groups in Organi
cSynthesis”,John Wiely &
Sons,New York,Can.J.Che
m.,49,493(1971)および米国特許第4,
966,891号]、例えば、塩基性または酸性加水分
解により除去することができる。
形態ならびに溶媒和された形態、例えば、水和物の形態
で存在することができる。水和は製造方法の過程で実施
することができるか、あるいは最初に無水の生成物の吸
湿性の結果として徐々に起こることがある。製剤学的に
許容されうる溶媒、例えば、エタノールを使用する溶媒
和物は、例えば、結晶化の間に得ることができる。
4−(置換−オキシカルボニル)−5’−DFCR誘導
体ならびに一般式(I)の化合物の水和物または溶媒和
物は、ヒト結腸癌CXF280および胃癌GXF97異
種移植片、マウス結腸26癌、マウスルイス(Lewi
s)肺癌などに対して、マウスにおいて非常に広い範囲
の投与量で経口的にかつ非経口的に活性を示し、そして
抗腫瘍剤として有用である。それらは効率よくアシルア
ミダーゼのアイソザイムにより5’−DFCRに変換さ
れ、シチジンデアミナーゼにより5’−DFURに変換
され、次いでピリミジンヌクレオシドホスホリラーゼに
より活性代謝物5−FUに変換される。本発明は、さら
に、上記一般式(I)の化合物を含有することを特徴と
する薬剤組成物、とくに腫瘍の処置のための薬剤組成物
に関する。
ル)−5’−DFCRは、経口的または非経口的にヒト
に種々の普通の投与方法で投与することができる。その
うえ、本発明によるN4−(置換−オキシカルボニル)
−5’−DFCRは単一に使用されるか、あるいは適合
性の製剤学的担体物質と配合される。この担体物質は経
腸、経皮的または非経口的投与に適当な有機または無機
の不活性の担体物質、例えば、水、ゼラチン、アラビア
ゴム、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、
タルク、植物性油、ポリエチレングリコールまたは石油
ゼリーであることができる。薬剤組成物は固体の形態
(例えば、錠剤、糖剤、腸溶被覆錠剤、顆粒、腸溶被覆
顆粒、坐剤、カプセル剤または腸のカプセル剤)、半固
体の形態(例えば軟コウ)または液体の形態(例えば、
溶液、懸濁液またはエマルジョン)で調製することがで
きる。薬剤組成物は滅菌することができおよび/または
さらにアジュバント、例えば、防腐剤、安定剤、硬化剤
または乳化剤、香味改良剤、浸透圧変更塩類または緩衝
剤として作用する物質を含有することができる。薬剤組
成物は普通の方法で調製することができる。
ニル)−5’−DFCRは単独で使用するか、あるいは
2種またはそれ以上の混合物として使用することがで
き、そしてN4−(置換−オキシカルボニル)−5’−
DFCRの量は薬剤組成物の約0.1〜99.5重量
%、好ましくは0.5〜95重量%である。
腫瘍剤と組み合わせて配合することができる。
ル)−5’−DFCRのアシルアミダーゼに対する感受
性およびサルにおけるそれらの薬物速度論的プロフィル
(pharmacokinetic profiles)は、次のようにして示され
る: 1.ヒトおよびサルのアシルアミダーゼに対する感受性 本発明のN4−(置換−オキシカルボニル)−5’−D
FCRを、シチジンデアミナーゼ、シチジンデアミナー
ゼ阻害剤テトラヒドロウリジン(0.4μM)の存在下
に、サルおよびヒトの肝臓の粗製抽出物と37℃におい
て60分間インキュベーションした。その後、生産物
5’−DFCRをHPLCにより分離し、そして酵素の
感受性を生産物の量から計算した。表1が示すように、
本発明において得られる化合物はヒトの肝臓のアシルア
ミダーゼに対して高度に感受性であり、それらはヒトに
おいて効率よく5’−DFCRに生物変換される(biotr
ansform)ことを示唆する。
g)の群に経口的に投与した。投与後種々の時間におい
て、血漿を採取して未変化体およびそれらの活性代謝物
5’−DFURの血液濃度を決定した。
そしてそれらの濃度を計算した。表2が示すように、本
発明の化合物は血漿中の活性代謝物5’−DFURの高
いレベル(Cmax)およびAUCを与えた。これらの結
果が示すように、本発明により提供される化合物はヒト
における種々の腫瘍の処置に効果的に利用することがで
きる。
る: 3.ヒト結腸癌異種移植片CXF280に対する抗腫瘍
試験 CXF280腫瘍(約2×2mmの片)をBALB/c
nu/nuマウス(21〜22g)に第0日に皮下移
植した。腫瘍の体積は第14日付近で100mm3とな
ったとき、本発明の化合物を毎日3週間経口的に投与し
た。最後の処置の1日後に、腫瘍の体積を計算した。
ら計算した:
からの腫瘍の体積、C=対照群からの腫瘍の体積。
る化合物は腸の毒性を引き起こさないで安全に投与さ
れ、そして5−FUよりも非常に有効であった。
び抗悪液質(anticachexia)活性 本発明の代表的化合物(実施例13)の抗腫瘍活性を次
のようにして測定した。マウス(CDF1)を第0日に
結腸26癌(106細胞)で皮下接種した。動物が悪液
質となったとき、化合物を第21日から毎日7回投与し
た。最後の処置の1日後に、腫瘍重量増加、宿主体重増
加、脂肪組織の重量、血清中のグルコースおよび急性期
タンパクIAP(免疫抑制酸性タンパク質)の濃度を測
定した。表4に示すように、賦形剤で処置したマウスは
悪液質のパラメーター、例えば、脂肪組織の重量、血清
グルコースおよびIAPのレベルが異常であったが、実
施例13の化合物による処置は腫瘍の増殖を抑制しそし
て悪液質を改善した。
の毒性(LD50)は、マウスに21日間毎日経口的に投
与して調べた。実験から得られた代表的なLD50値は5
00mg/kg/日より大きかった。
ル)−5’−DFCRの患者への投与量/日は、彼の重
量および治療すべき状態に依存して変化するが、一般に
0.5〜500mg/1kg体重、好ましくは約2〜2
00mg/1kg体重である。サルにおける本発明の化
合物の経口的投与後の5’−DFURのCmaxおよびA
UCのデータを考慮するとき、本発明の化合物はヒトに
おいて米国特許第4,966,891号に開示されてい
る化合物より3〜5倍より高い活性を有することを期待
できることに注意すべきである。同一の理由から、本発
明の化合物は前記米国特許の化合物より3〜5倍より低
い投与量で十分な活性を示すことを期待することができ
る。本発明は安全の高い抗腫瘍性医薬組成物を提供する
ことができる。
る。これらの実施例は本発明を限定しない。
フルオロシチジンの製造 (a)5’−デオキシ−5−フルオロシチジンから 5’−デオキシ−5−フルオロシチジン(50mg)を
乾燥ピリジン(1.3ml)中に溶解した。この溶液
に、酢酸無水物(39ml)を0℃において撹拌しなが
ら添加した。反応混合物をを0℃において3時間撹拌し
た。溶媒を減圧下に除去した後、残留物を酢酸エチルと
氷冷水との間に分配した。酢酸エチル層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液としてジクロ
ロメタン/メタノール=9/1)により精製し、次いで
イソプロパノールから再結晶化すると、37mgの
2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロシチジンが得られた:191.5−193℃、
FAB−MS m/z330(MH+)。
2,3−トリ−O−アセチル−5−デオキシ−β−D−
リボフラノースから 乾燥アセトニトリル(15ml)の中のヨウ化ナトリウ
ム(3.6g)およびクロロトリメチルシラン(794
μl)の溶液を、モレキュラシーブ4A(200mg)
とともに0℃において5分間撹拌した(無色の塩化ナト
リウムが撹拌の間に析出した)。1,2,3−トリ−O
−アセチル−5−デオキシ−β−D−リボフラノース
(2.0g)を添加し、そしてこの混合物を0℃におい
て30分間撹拌した。次いで、5−フルオロシトシ(し
1.12g)から新しく製造したトリメチルシリル5−
フルオロシトシンの乾燥アセトニトリル溶液(5ml)
を0℃において添加し、そして室温において3時間撹拌
した。この混合物を濾過し、濾液を真空濃縮し、そして
残留物をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム水溶液
との間に分配した。水性層をCH2Cl2/MeOH(1
0:1)で抽出した。一緒にした有機層をを無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、そして減圧下に蒸発させた。残留物
をシリカゲルクロマトグラフィーにより溶離液としてC
H2Cl2/MeOH(15:1)を使用して精製し、次
いでイソプロパノールから再結晶化すると、1.24g
の2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5
−フルオロシチジンが得られた。
フルオロ−N4−[(プロポキシカルボニル)シチジン
の製造 CH2Cl2(15ml)および乾燥ピリジン(983m
l)の溶液に、n−プロピルクロロホルメート(957
ml)を撹拌しかつ氷浴で冷却しながら滴々添加した。
室温において30分間撹拌した後、この混合物を減圧下
に蒸発乾固した。残留物をエーテルと重炭酸ナトリウム
の飽和水溶液との間に分配した。有機層をブラインで洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過した。
−アセチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−
(プロポキシカルボニル)シチジン(2.5g)が得ら
れた:EI−MS m/z415(M+);1H−NMR
(d6−DMSO)δ0.92(3H,t,J=7.3H
z)、1.37(3H,d,J=6.3Hz)、1.63
(2H,sex,J=7.3Hz)、4.06−4.14
(3H,m)、5.11(1H,t,J=6.3Hz)、
5.47(1H,d.d.,J=4.6&6.3Hz)、5.
81(1H,d,J=4.6Hz)、8.31(1H,b
r.s)、10.63(1H,br.s)。
の化合物が得られた(R1およびR2は一般式(I)中の
それらと同一である)。実施例9の化合物は、既知の
2’,3’−ジ−O−ベンゾイル−5’−デオキシ−5
−フルオロシチジン(米国特許第4,966,891
号)から、実施例1の方法に類似する方法により製造し
た。
ルボニル)シチジンの製造 CH2Cl2(17ml)中の2’,3’−ジ−O−アセ
チル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(プロポ
キシカルボニル)シチジン(2.5g)の溶液に、1N
NaOH(17ml)を撹拌しかつ氷浴で冷却しなが
ら滴々添加した。0℃において1時間撹拌した後、Me
OH(0.9ml)をこの混合物に添加した。反応混合
物のpHを濃塩酸の添加により6に調節し、そして分配
した。水性層をCH2Cl2/MeOH(95/5)の混
合溶媒で連続的に(40ml×10)抽出した。一緒に
した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過
した。この溶液を蒸発させ、そして残留物を酢酸エチル
から再結晶化すると、5’−デオキシ−5−フルオロ−
N4−(プロポキシカルボニル)シチジンが無色の結晶
として得られた(1.6g、収率79.8%):融点1
25−126.5℃;EI−MSm/z331
(M+)。
次の化合物が得られた(R1およびR2は一般式(I)中
のそれらと同一である)。
オキシ−5−フルオロシチジンの製造 5’−デオキシ−5−フルオロシチジン(2.5g)を
乾燥ピリジン(20ml)中に溶解した。この混合物
に、塩化トリメチルシリル(3.4ml)を0℃におい
て滴々添加し、そして室温において30分間撹拌した。
この反応混合物に、シクロヘキシルクロロホルメート
(2.0ml)を0℃において一度に添加した。この混
合物を0℃において1時間撹拌した後、ピリジンを減圧
下に蒸発させた。次いで残留物を飽和水性NaHCO3
とエーテルとの間に分配した。有機層をブラインで洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、そして減圧下に濃
縮した。この残留物にクエン酸(2.0g)およびメタ
ノール(50ml)を添加した。この混合物を室温にお
いて一夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去した後、残留物
をCH2Cl2/MeOH(95:5)中に溶解し、そし
て水性NaOHで中和した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにより溶離液としてCH2Cl2
/MeOH(20:1)を使用して精製し、次いで酢酸
エチルから再結晶化すると、N4−(シクロヘキシルオ
キシカルボニル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチ
ジンが得られた(3.47g;収率92%):M+13
4−136℃、FAB−MS m/z372(M
H+)。
次の化合物が得られた(R1およびR2は一般式(I)中
のそれらと同一である)。
オキシカルボニル)シチジンの製造 5’−デオキシ−2’,3’−ジ−O−アセチル−5−
フルオロシチジン(1.5g)および乾燥ピリジン
(0.74ml)を乾燥ジクロロメタン(15ml)中
に溶解した。この混合物に、ネオペンチルクロロホルメ
ート(3当量)のトルエン溶液を0℃において滴々添加
し、そして室温において1時間撹拌した。溶媒を減圧下
に除去した後、残留物をエーテルと炭酸ナトリウムの飽
和水溶液との間に分配した。有機層を連続的に水および
ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そし
て減圧下に濃縮すると、粗製2’,3’−ジ−O−アセ
チル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ネオペ
ンチルオキシカルボニル)シチジンが淡黄色油としてが
得られた。粗生成物をエタノール(15ml)中に溶解
し、そして氷浴上で冷却した。次いで1N水性水酸化ナ
トリウム溶液を滴々添加し、その間温度を15℃以下に
維持した。添加の完結後、反応混合物を0℃において濃
塩酸で中和した。この溶液を減圧下に濃縮し、そして濃
縮物を水とCH2Cl2/MeOH(95:5)の混合溶
液との間に分配した。水性層をCH2Cl2/MeOH
(95:5)で10回(各々20ml)逆抽出した。す
べての有機層をを一緒にし、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより溶離液としてCH2Cl2/
MeOH(20:1)を使用して精製すると、5’−デ
オキシ−5−フルオロ−N4−(ネオペンチルオキシカ
ルボニル)シチジン(1.37g;収率84%)が非晶
質粉末として得られた:FAB−MS m/z360
(MH+);1H−NMR(d6−DMSO)δ0.93
(9H,s)、1.31(3H,d,J=6.3Hz)、
3.68(1H,q,J=5.9Hz)、3.81(2
H,br.s)、3.87−3.92(1H,m)<4.
04−4.09(1H,m)、5.05(1H,d,J=
5.9Hz)、5.41(1H,br.d,J=5.3H
z)、5.67(1H,dd,J=1.3,3.6H
z)、8.04(1H,br.s)、10.53(〜1
H,br.s)。
シ)カルボニル]−5−フルオロシチジン この化合物は実施例28の方法に類似する方法に従い製
造したが、ただし3,3−ジメチルブチルクロロホルメ
ートをアシル化剤として使用した:非晶質粉末(収量7
1%);FAB−MS m/z374(MH+);1H−
NMR(d6−DMSO)δ0.93(9H,s)、1.
31(3H,d,J=6.3Hz)、1.55(2H,
t,J=7.3Hz)、3.68(1H,q,J=5.9
Hz)、3.84−3.93(1H,m)、4.03−4.
09(1H,m)、4.15(2H,t,J=7.3H
z)、5.05(1H,d,J=5.9Hz)、5.40
(1H,br,d,J=5.3Hz)、5.67(1H,
dd,J=1.3,4.0Hz)、8.00(1H,b
r.s)、10.53(〜1H,br.s)。
有する薬剤組成物の調製を説明する。
剤をそれ自体既知の方法に従い製造した: N4−(ブトキシカルボニル)−5’−デオキシ− 5−フルオロシチジン 100mg コーンスターチ 20mg 二酸化チタン 385mg ステアリン酸マグネシウム 5mg フィルム 20mg PEG6000 3mg タルク 10mg 543mg実施例B 各々が次の成分を含有する錠剤をそれ自体既知の方法に
従い製造した: N4−(ブトキシカルボニル)−5’−デオキシ− 5−フルオロシチジン 100mg ラクトース 25mg コーンスターチ 20.2mg ヒドロキシプロピルメチルセルロース 4mg ステアリン酸マグネシウム 0.8mg フィルム 10mg PEG6000 1.5mg タルク 4.5mg 166mg実施例C 乾燥非経口的投与の形態をそれ自体既知の方法に従い製
造した: (1)合計5gのN4−(ブトキシカルボニル)−5’
−デオキシ−5−フルオロシチジンを75mlの蒸留水
中に溶解し、この溶液を細菌学的濾過にかけ、次いで1
0本のバイアルの中に無菌的に分割した。次いでこの溶
液を凍結乾燥して、1バイアルあたり500mgの無菌
の乾燥した固体を得た。
ル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチジンを500
mg/バイアルまたはカプセルの量で受器の中に密閉
し、そして加熱滅菌した。
媒、例えば、注射用の水または非経口的投与のための等
張塩化ナトリウムまたは5%のテキストロースの添加に
より、使用前に復元した。
である。
状もしくは分枝鎖状の炭化水素基[ここで、この炭化水
素基の最長の直鎖中の炭素原子の数は3〜7の範囲であ
る]または式−(CH2)n−Yの基[ここで、Yがシク
ロヘキシル基であるとき、nは0〜4の整数であり、そ
してYが1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシま
たはフェニル基であるとき、nは2〜4の整数である]
であり、そしてR2は水素原子または生理学的条件下に
容易に加水分解可能な基である、により表される化合物
ならびに一般式(I)の化合物の水和物または溶媒和
物。2、R1がn−プロピル、1−イソプロピル−2−
メチルプロピル、1,1,2−トリメチルプロピル、n
−ブチル、イソブチル、2−エチルブチル、3,3−ジ
メチルブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、2−プロピルペンチル、n−ヘキシル、2−エチ
ルヘキシル、n−ヘプチル、アリル、2−ブテン−1−
イル、3−ブテン−1−イル、3−ペンテン−1−イ
ル、4−ペンテン−1−イル、3−ヘキセン−1−イ
ル、4−ヘキセン−1−イル、5−ヘキセン−1−イ
ル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、2−シク
ロヘキシルエチル、3−シクロヘキシルプロピル、4−
シクロヘキシルブチル、2−メトキシエチル、2−エト
キシエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロ
ピル、4−メトキシブチル、4−エトキシブチル、フェ
ネチル、3−フェニル−プロピルおよび4−フェニルブ
チルから成る群より選択される上記第1項記載の化合
物。
−(プロポキシカルボニル)シチジン、5’−デオキシ
−5−フルオロ−N4−(ヘキシルオキシカルボニル)
シチジン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(イ
ソペンチルオキシカルボニル)シチジン、5’−デオキ
シ−5−フルオロ−N4−(ネオペンチルオキシカルボ
ニル)シチジン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4
−[(1,1,2−トリメチルプロポキシ)カルボニ
ル]シチジン、5’−デオキシ−N4−[(3,3−ジ
メチルブトキシ)カルボニル]−5−フルオロシチジ
ン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(1−イ
ソプロピル−2−メチルプロポキシ)カルボニル]シチ
ジン、5’−デオキシ−N4−[(2−エチルブチル)
オキシカルボニル]−5−フルオロシチジン、N4−
[(シクロヘキシルメトキシ)カルボニル)]−5’−
デオキシ−5−フルオロシチジン、5’−デオキシ−5
−フルオロ−N4−[(2−フェニルエトキシ)カルボ
ニル]シチジン、2’,3’−ジ−O−アセチル−5’
−デオキシ−5−フルオロ−N4−(プロポキシカルボ
ニル)シチジン、2’,3’−ジ−O−アセチル−N4
−(ブトキシカルボニル)−5’−デオキシ−5−フル
オロシチジン、2’,3’−ジ−O−ベンゾイル−N4
−(ブトキシカルボニル)−5’−デオキシ−5−フル
オロシチジン、2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−
デオキシ−5−フルオロ−N4−(ペンチルオキシカル
ボニル)シチジン、2’,3’−ジ−O−アセチル−
5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(イソペンチル
オキシカルボニル)シチジン、2’,3’−ジ−O−ア
セチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ヘキ
シルオキシカルボニル)シチジン、2’,3’−ジ−O
−アセチル−5’−デオキシ−N4−[(2−エチルブ
チル)オキシカルボニル]−5−フルオロシチジン、
2’,3’−ジ−O−アセチル−N4−[(シクロヘキ
シルメトキシ)カルボニル]−5’−デオキシ−5−フ
ルオロシチジン、2’,3’−ジ−O−アセチル−5’
−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−フェニルエ
トキシ)カルボニル]シチジン、5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−(イソブトキシカルボニル)シチジ
ン、5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−プ
ロピルペンチル)オキシカルボニル]シチジン、5’−
デオキシ−N4−[(2−エチルヘキシル)オキシカル
ボニル]−5−フルオロシチジン、5’−デオキシ−5
−フルオロ−N4−(ヘプチルオキシカルボニル)シチ
ジン、N4−[(2−シクロヘキシルエトキシ)カルボ
ニル]−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、N4
−[(3−シクロヘキシルプロピル)オキシカルボニ
ル]−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、N4−
(シクロヘキシルオキシカルボニル)−5’−デオキシ
−5−フルオロシチジン、5’−デオキシ−5−フルオ
ロ−N4−[(3−フェニルプロピル)オキシカルボニ
ル]シチジン、および5’−デオキシ−5−フルオロ−
N4−[(2−メトキシエトキシ)カルボニル]シチジ
ン、とくにN4−(ブトキシカルボニル)−5’−デオ
キシ−5−フルオロシチジンおよび5’−デオキシ−5
−フルオロ−N4−(ペンチルオキシカルボニル)シチ
ジン、から成る群より選択される上記第1項記載の化合
物。
ための、とくに抗腫瘍活性物質として使用するための上
記第1、2または3項記載の化合物。
より表される化合物を、一般式(III)
化合物と反応させ、そして、必要に応じて、保護基を除
去することからなる、上記第1、2または3項記載の化
合物の製造方法。
物、あるいは一般式(I)の化合物の水和物または溶媒
和物を活性成分として含有することを特徴とする、とく
に腫瘍を処置するための薬剤組成物。
2または3項記載の化合物の使用。
5′−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体
状もしくは分枝鎖状の炭化水素基[ここで、この炭化水
素基の最長の直鎖中の炭素原子の数は3〜7の範囲であ
る]または式−(CH2)n−Y[ここで、Yがシクロ
ヘキシル基であるとき、nは0〜4の整数であり、そし
てYが1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシまた
はフェニル基であるとき、nは2〜4の整数である]で
あり、そしてR2は水素原子または生理学的条件下に容
易に加水分解可能な基である、により表される化合物な
らびに一般式(I)の化合物の水和物または溶媒和物、
およびきわめてすぐれた薬物動態のプロフィルをもち、
安全性の高い前記化合物を含有する抗腫瘍薬剤組成物に
関する。
プロドラツグが抗腫瘍剤として有用であることが知られ
ているが、一般にそれらの生物変換効率は腫瘍に悩む患
者の処置のためになお不十分であり、そしてそれらは腸
管毒性および免疫抑制の毒性を引き起こし、これらはそ
れらの投与量を制限する主要な毒性であることが知られ
ている。
の生物変換の効率および毒性の面で改良された5−FU
のプロドラツグを開示している。それらはin viv
oでアシルアミダーゼにより5’−デオキシ−5−フル
オロシチジン(5’−DFCR)に変換され、シチジン
デアミナーゼにより5’−デオキシ−5−フルオロウリ
ジン(5’−DFUR)に変換され、次いで肝臓、小腸
および腫瘍組織の中に優先的に局在化するピリミジンヌ
クレオチドホスホリラーゼにより5−FUに変換され
る。本発明者らは、5−FUプロドラツグ、とくにN4
−(置換−オキシカルボニル)−5’−デオキシ−5−
フルオロシチジン誘導体の薬物動態のプロフィルについ
ての広範な研究の途上、ある種の特定のプロドラツグは
ヒトの肝臓には優先的に局在化するが、他の器官の中に
局在化していないアシルアミダーゼのアイソザイムによ
り5’−DFCRに選択的に変換され、そしてそれら
は、試験した他の化合物よりいっそう改良された薬物動
態のプロフィルを示すことを発見した。上記の発見に基
づいてさらに研究した結果、前述の一般式(I)により
表される特定のN4−(置換−オキシカルボニル)−
5’−デオキシ−5−フルオロシチジン誘導体(以後N
4−(置換−オキシカルボニル)−5’−DFCRと呼
ぶ)は、サルにおいて選択的に改良された薬物動態のプ
ロフィルを有する、すなわち、他の化合物より4〜7倍
高い血液中の5’−DFURの最大濃度(Cmax)、
および4倍大きい5’−DFURのAUC値、およびよ
り低い腸管毒性を有することを本発明者らは確認し、こ
こに本発明を完成することができた。
4−(置換−オキシカルボニル)−5’−DFCR誘導
体ならびに一般式(I)の化合物の水和物または溶媒和
物は、ヒト結腸癌CXF280および胃癌GXF97異
種移植片、マウス結腸癌26、マウスルイス(Lewi
s)肺癌などに対して、マウスにおいて非常に広い範囲
の投与量で経口的にかつ非経口的に活性を示し、そして
抗腫瘍剤として有用である。それらは効率よくアシルア
ミダーゼのアイソザイムにより5’−DFCRに変換さ
れ、シチジンデアミナーゼにより5’−DFURに変換
され、次いでピリミジンヌクレオシドホスホリラーゼに
より活性代謝物5−FUに変換される。本発明は、さら
に、上記一般式(I)の化合物を含有することを特徴と
する薬剤組成物、とくに腫瘍の処置のための薬剤組成物
に関する。
ら計算した:
る化合物は腸管毒性を引き起こさないで安全に投与さ
れ、そして5−FUよりも非常に有効であった。
び抗悪液質(anticachexia)活性 本発明の代表的化合物(実施例13)の抗腫瘍活性を次
のようにして測定した。マウス(CDF1)を第0日に
結腸癌26(106細胞)で皮下接種した。動物が悪液
質となったとき、化合物を第21日から毎日7回投与し
た。最後の処置の1日後に、腫瘍重量増加、宿主体重増
加、脂肪組織の重量、血清中のグルコースおよび急性期
タンパクIAP(免疫抑制酸性タンパク質)の濃度を測
定した。表4に示すように、賦形剤で処置したマウスは
悪液質のパラメーター、例えば、脂肪組織の重量、血清
グルコースおよびIAPのレベルが異常であったが、実
施例13の化合物による処置は腫瘍の増殖を抑制しそし
て悪液質を改善した。
の毒性(LD50)は、マウスに21日間毎口経口的に
投与して調べた。実験から得られた代表的なLD50値
は500mg/kg/日より大きかった。
ル)−5’−DFCRの患者への投与量/日は、患者の
体重および治療すべき状態に依存して変化するが、一般
に0.5〜500mg/1kg体重、好ましくは約2〜
200mg/1kg体重である。サルにおける本発明の
化合物の経口的投与後の5’−DFURのCmaxおよ
びAUCのデータを考慮するとき、本発明の化合物はヒ
トにおいて米国特許第4,966,891号に開示され
ている化合物より3〜5倍より高い活性を有することを
期待できることに注意すべきである。同一の理由から、
本発明の化合物は前記米国特許の化合物より3〜5倍よ
り低い投与量で十分な活性を示すことを期待することが
できる。本発明は安全性の高い抗腫瘍性医薬組成物を提
供することができる。
2,3−トリ−O−アセチル−5−デオキシ−β−D−
リボフラノースから ヨウ化ナトリウム(3.6g)およびクロロトリメチル
シラン(794μl)の乾燥アセトニトリル(15m
l)溶液を、モレキュラシーブ4A(200mg)とと
もに0℃において5分間撹拌した(無色の塩化ナトリウ
ムが撹拌の間に析出した)。1,2,3−トリ−O−ア
セチル−5−デオキシ−β−D−リボフラノース(2.
0g)を添加し、そしてこの混合物を0℃において30
分間撹拌した。次いで、5−フルオロシトシ(1.12
g)から新しく製造したトリメチルシリル5−フルオロ
シトシンの乾燥アセトニトリル溶液(5ml)を0℃に
おいて添加し、そして室温において3時間撹拌した。こ
の混合物を濾過し、濾液を真空濃縮し、そして残留物を
ジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間に
分配した。水性層をCH2Cl2/MeOH(10:
1)で抽出した。一緒にした有機層をを無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、そして減圧下に蒸発させた。残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィーにより溶離液としてCH2
Cl2/MeOH(15:1)を使用して精製し、次い
でイソプロパノールから再結晶化すると、1.24gの
2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロシチジンが得られた。
フルオロ−N4−[(プロポキシカルボニル)シチジン
の製造 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロシチジン(2g)の CH2Cl2(15ml)
および乾燥ピリジン(983μl)の溶液に、n−プロ
ピルクロロホルメート(957μl)を撹拌しかつ氷浴
で冷却しながら滴下した。室温において30分間撹拌し
た後、この混合物を減圧下に蒸発乾固した。残留物をエ
ーテルと重炭酸ナトリウムの飽和水溶液との間に分配し
た。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、そして濾過した。
ルボニル)シチジンの製造 CH2Cl2(17ml)中の2’,3’−ジ−O−ア
セチル−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(プロ
ポキシカルボニル)シチジン(2.5g)の溶液に、1
N NaOH(17ml)を撹拌しかつ氷浴で冷却しな
がら滴下した。0℃において1時間撹拌した後、MeO
H(0.9ml)をこの混合物に添加した。反応混合物
のpHを濃塩酸の添加により6に調節し、そして分配し
た。水性層をCH2Cl2/MeOH(95/5)の混
合溶媒で連続的に(40ml×10)抽出した。一緒に
した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過
した。この溶液を蒸発させ、そして残留物を酢酸エチル
から再結晶化すると、5’−デオキシ−5−フルオロ−
N4−(プロポキシカルボニル)シチジンが無色の結晶
として得られた(1.6g、収率79.8%):融点1
25−126.5℃;EI−MSm/z331
(M+)。
オキシ−5−フルオロシチジンの製造 5’−デオキシ−5−フルオロシチジン(2.5g)を
乾燥ピリジン(20ml)中に溶解した。この混合物
に、塩化トリメチルシリル(3.4ml)を0℃におい
て滴下し、そして室温において30分間撹拌した。この
反応混合物に、シクロヘキシルクロロホルメート(2.
0ml)を0℃において一度に添加した。この混合物を
0℃において1時間撹拌した後、ピリジンを減圧下に蒸
発させた。次いで残留物を飽和水性NaHCO3とエー
テルとの間に分配した。有機層をブラインで洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、そして減圧下に濃縮し
た。この残留物にクエン酸(2.0g)およびメタノー
ル(50ml)を添加した。この混合物を室温において
一夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去した後、残留物をC
H2Cl2/MeOH(95:5)中に溶解し、そして
水性NaOHで中和した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲ
ルクロマトグラフィーにより溶離液としてCH2Cl2
/MeOH(20:1)を使用して精製し、次いで酢酸
エチルから再結晶化すると、N4−(シクロヘキシルオ
キシカルボニル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチ
ジンが得られた(3.47g;収率92%):融点13
4−136℃、FAB−MS m/z372(M
H+)。
オキシカルボニル)シチジンの製造 5’−デオキシ−2’,3’−ジ−O−アセチル−5−
フルオロシチジン(1.5g)および乾燥ピリジン
(0.74ml)を乾燥ジクロロメタン(15ml)中
に溶解した。この混合物に、ネオペンチルクロロホルメ
ート(3当量)のトルエン溶液を0℃において滴下し、
そして室温において1時間撹拌した。溶媒を減圧下に除
去した後、残留物をエーテルと炭酸ナトリウムの飽和水
溶液との間に分配した。有機層を連続的に水およびブラ
インで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減
圧下に濃縮すると、粗製2’,3’−ジ−O−アセチル
−5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ネオペンチ
ルオキシカルボニル)シチジンが淡黄色油として得られ
た。粗生成物をエタノール(15ml)中に溶解し、そ
して氷浴上で冷却した。次いで1N水性水酸化ナトリウ
ム溶液を滴下し、その間温度を15℃以下に維持した。
添加の完結後、反応混合物を0℃において濃塩酸で中和
した。この溶液を減圧下に濃縮し、そして濃縮物を水と
CH2Cl2/MeOH(95:5)の混合溶液との間
に分配した。水性層をCH2Cl2/MeOH(95:
5)で10回(各々20ml)逆抽出した。すべての有
機層をを一緒にし、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そし
て減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより溶離液としてCH2Cl2/MeO
H(20:1)を使用して精製すると、5’−デオキシ
−5−フルオロ−N4−(ネオペンチルオキシカルボニ
ル)シチジン(1.37g;収率84%)が非晶質粉末
として得られた:FAB−MS m/z360(M
H+);1H−NMR(d6−DMSO)δ0.93
(9H,s)、1.31(3H,d,J=6.3H
z)、3.68(1H,q,J=5.9Hz)、3.8
1(2H,br.s)、3.87−3.92(1H,
m)、4.04−4.09(1H,m)、5.05(1
H,d,J=5.9Hz)、5.41(1H,br.
d,J=5.3Hz)、5.67(1H,dd,J=
1.3,3.6Hz)、8.04(1H,br.s)、
10.53(〜1H,br.s)。
媒、例えば、注射用の水または非経口的投与のための等
張塩化ナトリウムまたは5%のデキストロースの添加に
より、使用前に復元した。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、R1は飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしくは分
枝鎖状の炭化水素基[ここで、この炭化水素基の最長の
直鎖中の炭素原子の数は3〜7の範囲である]または式
−(CH2)n−Y[ここで、Yがシクロヘキシル基であ
るとき、nは0〜4の整数であり、そしてYが1〜4個
の炭素原子を有する低級アルコキシまたはフェニル基で
あるとき、nは2〜4の整数である]であり、そしてR
2は水素原子または生理学的条件下に容易に加水分解可
能な基である、により表される化合物ならびに一般式
(I)の化合物の水和物または溶媒和物。 - 【請求項2】 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−
(プロポキシカルボニル)シチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ヘキシルオキ
シカルボニル)シチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(イソペンチル
オキシカルボニル)シチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ネオペンチル
オキシカルボニル)シチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(1,1,2
−トリメチルプロポキシ)カルボニル]シチジン、 5’−デオキシ−N4−[(3,3−ジメチルブトキ
シ)カルボニル]−5−フルオロシチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(1−イソプ
ロピル−2−メチルプロポキシ)カルボニル]シチジ
ン、 5’−デオキシ−N4−[(2−エチルブチル)オキシ
カルボニル]−5−フルオロシチジン、 N4−[(シクロヘキシルメトキシ)カルボニル]−
5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−フェニ
ルエトキシ)カルボニル]シチジン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−(プロポキシカルボニル)シチジン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−N4−(ブトキシカル
ボニル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、 2’,3’−ジ−O−ベンゾイル−N4−(ブトキシカ
ルボニル)−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−(ペンチルオキシカルボニル)シチジ
ン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−(イソペンチルオキシカルボニル)シ
チジン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−(ヘキシルオキシカルボニル)シチジ
ン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−N4
−[(2−エチルブチル)オキシカルボニル]−5−フ
ルオロシチジン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−N4−[(シクロヘキ
シルメトキシ)カルボニル]−5’−デオキシ−5−フ
ルオロシチジン、 2’,3’−ジ−O−アセチル−5’−デオキシ−5−
フルオロ−N4−[(2−フェニルエトキシ)カルボニ
ル]シチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(イソブトキシ
カルボニル)シチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−プロピ
ルペンチル)オキシカルボニル]シチジン、 5’−デオキシ−N4−[(2−エチルヘキシル)オキ
シカルボニル]−5−フルオロシチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ヘプチルオキ
シカルボニル)シチジン、 N4−[(2−シクロヘキシルエトキシ)カルボニル]
−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、 N4−[(3−シクロヘキシルプロピル)オキシカルボ
ニル]−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン、 N4−(シクロヘキシルオキシカルボニル)−5’−デ
オキシ−5−フルオロシチジン、 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(3−フェニ
ルプロピル)オキシカルボニル]シチジン、および 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−[(2−メトキ
シエトキシ)カルボニル]シチジン、とくに N4−(ブトキシカルボニル)−5’−デオキシ−5−
フルオロシチジンおよび 5’−デオキシ−5−フルオロ−N4−(ペンチルオキ
シカルボニル)シチジン、から成る群より選択される請
求項1の化合物。 - 【請求項3】 請求項1の一般式(I)の化合物、ある
いは一般式(I)の化合物の水和物または溶媒和物を活
性成分として含有することを特徴とする、とくに腫瘍を
処置するための、薬剤組成物。
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