JPH05330457A - 自動車のアンダーフロア構造 - Google Patents
自動車のアンダーフロア構造Info
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- JPH05330457A JPH05330457A JP4138440A JP13844092A JPH05330457A JP H05330457 A JPH05330457 A JP H05330457A JP 4138440 A JP4138440 A JP 4138440A JP 13844092 A JP13844092 A JP 13844092A JP H05330457 A JPH05330457 A JP H05330457A
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- B62D35/02—Streamlining the undersurfaces
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62D25/20—Floors or bottom sub-units
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- B62D25/2009—Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits
- B62D25/2036—Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits the subunits being side panels, sills or pillars
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 床下流れを最適にしてフロア下側の発熱部の
冷却効果の向上と操縦安定性の向上を図る。 【構成】 エンジンルーム13の下側に平板状のアンダ
ーカバーを設けてあり、このアンダーカバー14に車両
中心線に対して対称位置にエンジンルーム13の空気を
後輪11に指向して流出させる一対の熱気排出部20を
形成してあると共に、これら熱気排出部20,20間に
車両前方からの床下流れを縮流してトランスミッション
5,リヤデフ7に指向して流出させる絞り部21を形成
してある。
冷却効果の向上と操縦安定性の向上を図る。 【構成】 エンジンルーム13の下側に平板状のアンダ
ーカバーを設けてあり、このアンダーカバー14に車両
中心線に対して対称位置にエンジンルーム13の空気を
後輪11に指向して流出させる一対の熱気排出部20を
形成してあると共に、これら熱気排出部20,20間に
車両前方からの床下流れを縮流してトランスミッション
5,リヤデフ7に指向して流出させる絞り部21を形成
してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の自動車のアンダーフロア
構造に関する。
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のアンダーフロア構造とし
て、床下をフラット化して空力特性を向上するようにし
たものが知られている。これを、図12によって説明す
ると、1は車体本体、2はフロントフロアで、その中央
部にフロアトンネル3を車体前後方向に形成してあり、
このフロアトンネル3からリヤフロア4に亘って、トラ
ンスミッション5,プロペラシャフト6,リヤデフ7等
の駆動伝達系を配設してある。8はフロントホイールハ
ウス、9はこのフロントホイールハウス8に配置した前
輪、10はリヤホイールハウス、11はこのリヤホイー
ルハウス10に配置した後輪を示し、前記フロントホイ
ールハウス8およびダッシュロアパネル12で隔成され
たエンジンルーム13の下側開放部を平板状のアンダー
カバー14で閉塞し、該エンジンルーム13の下側を極
力フラットに構成することにより床下部の空気流の流速
を向上させ、空気抵抗および揚力の低減を図るようにし
ている。
て、床下をフラット化して空力特性を向上するようにし
たものが知られている。これを、図12によって説明す
ると、1は車体本体、2はフロントフロアで、その中央
部にフロアトンネル3を車体前後方向に形成してあり、
このフロアトンネル3からリヤフロア4に亘って、トラ
ンスミッション5,プロペラシャフト6,リヤデフ7等
の駆動伝達系を配設してある。8はフロントホイールハ
ウス、9はこのフロントホイールハウス8に配置した前
輪、10はリヤホイールハウス、11はこのリヤホイー
ルハウス10に配置した後輪を示し、前記フロントホイ
ールハウス8およびダッシュロアパネル12で隔成され
たエンジンルーム13の下側開放部を平板状のアンダー
カバー14で閉塞し、該エンジンルーム13の下側を極
力フラットに構成することにより床下部の空気流の流速
を向上させ、空気抵抗および揚力の低減を図るようにし
ている。
【0003】一方、このように、エンジンルーム13の
下側開放部をアンダーカバー14で閉塞した場合、図外
のラジエータを通過した高温の空気がエンジンルーム1
3の下側から排出されにくくなって、エンジンルーム1
3内に高温空気がとどまり、エンジンルーム13内の雰
囲気温度が上昇したり、また、エンジンルーム内が高圧
となるためにラジエータ開口部より冷却空気を導入しづ
らくなって、ラジエータ性能が悪化してしまうため、前
述のアンダーカバー14には左右のフロントホイールハ
ウス8,8間の領域の略全面に多数のルーバー14aを
開設し、これらルーバー14aからエンジンルーム13
内の熱気を排出するようにしている。この類似構造は、
例えば実開昭60−105526号公報に示されてい
る。
下側開放部をアンダーカバー14で閉塞した場合、図外
のラジエータを通過した高温の空気がエンジンルーム1
3の下側から排出されにくくなって、エンジンルーム1
3内に高温空気がとどまり、エンジンルーム13内の雰
囲気温度が上昇したり、また、エンジンルーム内が高圧
となるためにラジエータ開口部より冷却空気を導入しづ
らくなって、ラジエータ性能が悪化してしまうため、前
述のアンダーカバー14には左右のフロントホイールハ
ウス8,8間の領域の略全面に多数のルーバー14aを
開設し、これらルーバー14aからエンジンルーム13
内の熱気を排出するようにしている。この類似構造は、
例えば実開昭60−105526号公報に示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アンダーカバー14の
略全面から多数のルーバー14aを通してエンジンルー
ム13内からの流速の遅い空気流が流出するため、この
アンダーカバー14の下方で車両前方からの高速の床下
流れが減速して、フロントフロア2,リヤフロア4の床
下流れは図12のu1,u2,u3,u4で示すような流速
分布となり、フロア中央部分の流速が低くなってしま
う。
略全面から多数のルーバー14aを通してエンジンルー
ム13内からの流速の遅い空気流が流出するため、この
アンダーカバー14の下方で車両前方からの高速の床下
流れが減速して、フロントフロア2,リヤフロア4の床
下流れは図12のu1,u2,u3,u4で示すような流速
分布となり、フロア中央部分の流速が低くなってしま
う。
【0005】これは、例えば車速120Km/h相当の
風洞実験によると、フロア下側の発熱部であるトランス
ミッション5部分,リヤデフ7部分では、何れも図8の
a1,図9のb1で示すように冷却風速が比較的低くな
り、これらトランスミッション5,リヤデフ7の十分な
冷却効果が得られなくなってしまう一方、サイドフロア
2Aの流速の高い空気流がそのまま後輪11に当たるた
め、後輪11での抗力(CD値)が大きくなってしま
う。
風洞実験によると、フロア下側の発熱部であるトランス
ミッション5部分,リヤデフ7部分では、何れも図8の
a1,図9のb1で示すように冷却風速が比較的低くな
り、これらトランスミッション5,リヤデフ7の十分な
冷却効果が得られなくなってしまう一方、サイドフロア
2Aの流速の高い空気流がそのまま後輪11に当たるた
め、後輪11での抗力(CD値)が大きくなってしま
う。
【0006】また、図10に示すように、前輪揚力c1
に対して後輪揚力d1が大きくなって操縦安定性に悪影
響を及ぼしてしまう。
に対して後輪揚力d1が大きくなって操縦安定性に悪影
響を及ぼしてしまう。
【0007】更に、渋滞時等にはアンダーカバー14の
略全面に設けたルーバー14aから排出されたエンジン
ルーム13内の熱気がアンダーカバー14の後方に十分
に掃気されず、該アンダーカバー14の下部付近にとど
まるため、この高温空気が再び図外のラジエータより循
環するおそれがある。
略全面に設けたルーバー14aから排出されたエンジン
ルーム13内の熱気がアンダーカバー14の後方に十分
に掃気されず、該アンダーカバー14の下部付近にとど
まるため、この高温空気が再び図外のラジエータより循
環するおそれがある。
【0008】そこで、本発明は車両前部の高圧部から流
出する空気流で、床下流れを最適にすることができて、
揚力および抗力の低減効果を向上できると共に、フロア
下側の発熱部の冷却効果を高めることができる自動車の
アンダーフロア構造を提供するものである。
出する空気流で、床下流れを最適にすることができて、
揚力および抗力の低減効果を向上できると共に、フロア
下側の発熱部の冷却効果を高めることができる自動車の
アンダーフロア構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、車
両前部に隔成されたエンジンルーム等の高圧部の下側を
平板状の床部材で閉塞し、この床部材の車両中心線に対
して略対称位置に、前記高圧部に連通して該高圧部内の
空気を後輪に指向して流出させる一対の熱気排出部を形
成すると共に、これら一対の熱気排出部間に、車両前方
から床部材の下側に沿って流れる空気流を縮流して床部
材後方のフロア下側の発熱部に指向して流出させる絞り
部を形成してある。
両前部に隔成されたエンジンルーム等の高圧部の下側を
平板状の床部材で閉塞し、この床部材の車両中心線に対
して略対称位置に、前記高圧部に連通して該高圧部内の
空気を後輪に指向して流出させる一対の熱気排出部を形
成すると共に、これら一対の熱気排出部間に、車両前方
から床部材の下側に沿って流れる空気流を縮流して床部
材後方のフロア下側の発熱部に指向して流出させる絞り
部を形成してある。
【0010】請求項2にあっては、前述の絞り部をフロ
ア下側の発熱部の幅に略相当する幅で形成してある。
ア下側の発熱部の幅に略相当する幅で形成してある。
【0011】請求項3にあっては、前述の一対の熱気排
出部を、前記床部材を車両後方に向けて下方に傾斜して
床面から凹設したダクトとして形成し、該ダクトの開口
部を床部材の後端部付近に形成すると共に、これらダク
トの車両中心線側の側壁間を絞り部としてある。
出部を、前記床部材を車両後方に向けて下方に傾斜して
床面から凹設したダクトとして形成し、該ダクトの開口
部を床部材の後端部付近に形成すると共に、これらダク
トの車両中心線側の側壁間を絞り部としてある。
【0012】請求項4にあっては、前記ダクトを車両後
方へ至るに従って車幅方向に拡径して形成し、絞り部を
車両後方へ至るに従って幅狭に形成してある。
方へ至るに従って車幅方向に拡径して形成し、絞り部を
車両後方へ至るに従って幅狭に形成してある。
【0013】請求項5にあっては、前述の一対の熱気排
出部を、床部材を車両後方に向けて下方に傾斜して床面
から凹設したダクトとして形成し、該ダクトの開口部を
床部材の後端部付近に形成すると共に、床部材下面のダ
クト間に、車両中心線に対して略対称位置に該床部材下
面より下方に突出する一対の導風板を設け、これら導風
板により車両後方へ至るに従って幅狭となる絞り部を形
成してある。
出部を、床部材を車両後方に向けて下方に傾斜して床面
から凹設したダクトとして形成し、該ダクトの開口部を
床部材の後端部付近に形成すると共に、床部材下面のダ
クト間に、車両中心線に対して略対称位置に該床部材下
面より下方に突出する一対の導風板を設け、これら導風
板により車両後方へ至るに従って幅狭となる絞り部を形
成してある。
【0014】請求項6にあっては、車両のフロントホイ
ールハウス,リヤホイールハウス間に位置するフロア下
面の、前記熱気排出部出口の各車幅方向で最も外側とな
る点と、リヤホイールハウス前縁の車幅方向で最も外側
となる点とを結んだ直線より車幅方向外側となる領域に
フラット面を形成してある。
ールハウス,リヤホイールハウス間に位置するフロア下
面の、前記熱気排出部出口の各車幅方向で最も外側とな
る点と、リヤホイールハウス前縁の車幅方向で最も外側
となる点とを結んだ直線より車幅方向外側となる領域に
フラット面を形成してある。
【0015】請求項7にあっては、一対の熱気排出部の
出口には、横風検出器の検出作用にもとづいて、横風時
に風上側の熱気排出部の出口を閉じる開閉制御手段を設
けてある。
出口には、横風検出器の検出作用にもとづいて、横風時
に風上側の熱気排出部の出口を閉じる開閉制御手段を設
けてある。
【0016】
【作用】請求項1によれば、熱気排出部からは後輪に向
けて、車両前方からの高速の床下流れに比較して十分に
流速が遅く、かつ、高圧の空気流が流出するため、この
空気流は、車両後方に進むにつれて徐々に車幅方向に拡
大するため、後輪位置ではこれを覆う程度に拡大し、か
つ、車両中心線付近の流れは相対的に縮流されるので後
輪での抗力が低減すると共に、絞り部からは車両前方か
らの床下流れが縮流されて後方の発熱部に向けて高速の
空気流が供給されるため、該発熱部を効果的に冷却する
ことができると共に、床下流れを高速にすることができ
るため揚力を低減することができる。
けて、車両前方からの高速の床下流れに比較して十分に
流速が遅く、かつ、高圧の空気流が流出するため、この
空気流は、車両後方に進むにつれて徐々に車幅方向に拡
大するため、後輪位置ではこれを覆う程度に拡大し、か
つ、車両中心線付近の流れは相対的に縮流されるので後
輪での抗力が低減すると共に、絞り部からは車両前方か
らの床下流れが縮流されて後方の発熱部に向けて高速の
空気流が供給されるため、該発熱部を効果的に冷却する
ことができると共に、床下流れを高速にすることができ
るため揚力を低減することができる。
【0017】請求項2によれば、絞り部からはその後方
の発熱部に、該発熱部幅で高速の空気流が供給されるた
め、発熱部全体を効果的に冷却することができる。
の発熱部に、該発熱部幅で高速の空気流が供給されるた
め、発熱部全体を効果的に冷却することができる。
【0018】請求項3によれば、ダクト開口部が床部材
の後端部付近に開口しているため、渋滞時であっても車
両高圧部内の空気が床部材下方にとどまることがなく、
フロア後方へ掃気することができる。
の後端部付近に開口しているため、渋滞時であっても車
両高圧部内の空気が床部材下方にとどまることがなく、
フロア後方へ掃気することができる。
【0019】請求項4によれば、絞り部での空気流の絞
り効果がより向上し、高速の床下流れを作り出すことが
できる。
り効果がより向上し、高速の床下流れを作り出すことが
できる。
【0020】請求項5によれば、導風板による導風作用
で請求項4と同様に高速の床下流れを作り出すことがで
きる。
で請求項4と同様に高速の床下流れを作り出すことがで
きる。
【0021】請求項6によれば、熱気排出部の出口から
後輪に向かう領域はフロア下面がフラット化されていな
いため、熱気排出部から後輪に向けて供給される流速の
遅い空気流は、このフラット化されていないフロア下面
の空気抵抗により流速が減少され、後輪での抗力を低
下、即ち、車両の受ける空気抵抗を低減することができ
る。
後輪に向かう領域はフロア下面がフラット化されていな
いため、熱気排出部から後輪に向けて供給される流速の
遅い空気流は、このフラット化されていないフロア下面
の空気抵抗により流速が減少され、後輪での抗力を低
下、即ち、車両の受ける空気抵抗を低減することができ
る。
【0022】請求項7によれば、横風時に風上側の熱気
排出部の出口を閉じ、風下側の熱気排出部から流出する
空気流量が増加して、該風下側の熱気排出部から後輪側
に流れる高圧の床下流れを形成するため、風上からの床
下流れはこの高圧の床下流れによって縮流されて流速が
増加して圧力が低下し、車両後部に作用する揚力が低減
する。
排出部の出口を閉じ、風下側の熱気排出部から流出する
空気流量が増加して、該風下側の熱気排出部から後輪側
に流れる高圧の床下流れを形成するため、風上からの床
下流れはこの高圧の床下流れによって縮流されて流速が
増加して圧力が低下し、車両後部に作用する揚力が低減
する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0024】図1,2において、車体本体1のフロント
フロア2の中央部にはフロアトンネル3を車体前後方向
に形成してあり、このフロアトンネル3からリヤフロア
4に亘って、トランスミッション5,プロペラシャフト
6,リヤデフ7等の駆動伝達系を配設してある。そし
て、車体本体1の左右フロントホイールハウス8,8お
よびダッシュロアパネル12で隔成された車両高圧部で
あるエンジンルーム13の下側開放部を床部材、例えば
樹脂材もしくは鋼板材からなる平板状のアンダーカバー
14で閉塞してある点、等の基本的構造は前記従来と同
様である。
フロア2の中央部にはフロアトンネル3を車体前後方向
に形成してあり、このフロアトンネル3からリヤフロア
4に亘って、トランスミッション5,プロペラシャフト
6,リヤデフ7等の駆動伝達系を配設してある。そし
て、車体本体1の左右フロントホイールハウス8,8お
よびダッシュロアパネル12で隔成された車両高圧部で
あるエンジンルーム13の下側開放部を床部材、例えば
樹脂材もしくは鋼板材からなる平板状のアンダーカバー
14で閉塞してある点、等の基本的構造は前記従来と同
様である。
【0025】ここで、前記アンダーカバー14には、左
右のフロントホイールハウス8,8間の領域で車両中心
線に対して略対称位置に、エンジンルーム13に連通し
て該エンジンルーム13内の空気を後輪11に指向して
流出させる一対の熱気排出部20を形成してあると共
に、これら一対の熱気排出部20,20間に、車両前方
からアンダーカバー14の下側に沿って流れる空気流を
縮流して、アンダーカバー14後方のフロントフロア
2,リヤフロア4下側の発熱部、即ち、トランスミッシ
ョン5,リヤデフ7に指向して流出させる絞り部21を
形成してある。
右のフロントホイールハウス8,8間の領域で車両中心
線に対して略対称位置に、エンジンルーム13に連通し
て該エンジンルーム13内の空気を後輪11に指向して
流出させる一対の熱気排出部20を形成してあると共
に、これら一対の熱気排出部20,20間に、車両前方
からアンダーカバー14の下側に沿って流れる空気流を
縮流して、アンダーカバー14後方のフロントフロア
2,リヤフロア4下側の発熱部、即ち、トランスミッシ
ョン5,リヤデフ7に指向して流出させる絞り部21を
形成してある。
【0026】この実施例にあっては前記熱気排出部20
を、アンダーカバー14を車両後方に向けて下方に傾斜
して床面から凹設したダクト22として形成し、このダ
クト22の開口部、即ち、エンジンルーム13内からの
熱気の出口22aを、アンダーカバー14の後端縁に設
定し、これらダクト22,22の車両中心線側の相対向
する側壁間を絞り部21としてある。この絞り部21は
左右フロントホイールハウス8,8間の寸法の略1/3
程度にして、絞り部21直後のフロア下側発熱部である
トランスミッション5の略左右幅相当に設定してある。
を、アンダーカバー14を車両後方に向けて下方に傾斜
して床面から凹設したダクト22として形成し、このダ
クト22の開口部、即ち、エンジンルーム13内からの
熱気の出口22aを、アンダーカバー14の後端縁に設
定し、これらダクト22,22の車両中心線側の相対向
する側壁間を絞り部21としてある。この絞り部21は
左右フロントホイールハウス8,8間の寸法の略1/3
程度にして、絞り部21直後のフロア下側発熱部である
トランスミッション5の略左右幅相当に設定してある。
【0027】以上の実施例構造によれば、ダクト22,
22の出口22a,22aから流出するエンジンルーム
13内の空気の流れは後輪11に指向し、車両後方へ行
くにつれて拡大して、該後輪11周辺での流速は著しく
低下する。一方、ダクト22,22間の絞り部21を通
過する床下流れは、該絞り部21による絞り作用と、ダ
クト22,22から流出するエンジンルーム13内の高
圧で流れの遅い空気流によって縮流されて流速が増加
し、アンダーカバー14後方のフロントフロア2,リヤ
フロア4の床下流れは図1のu1,u2,u3,u4で示す
ような流速分布となる。
22の出口22a,22aから流出するエンジンルーム
13内の空気の流れは後輪11に指向し、車両後方へ行
くにつれて拡大して、該後輪11周辺での流速は著しく
低下する。一方、ダクト22,22間の絞り部21を通
過する床下流れは、該絞り部21による絞り作用と、ダ
クト22,22から流出するエンジンルーム13内の高
圧で流れの遅い空気流によって縮流されて流速が増加
し、アンダーカバー14後方のフロントフロア2,リヤ
フロア4の床下流れは図1のu1,u2,u3,u4で示す
ような流速分布となる。
【0028】これにより、後輪11で受ける空気力が低
下して、車両に作用する空気抵抗が低下する一方、車両
前方からの床下流れが絞り部21後方で流速が増速され
て、トランスミッション5,リヤデフ7等の発熱部の表
面冷却風速が向上するため、これらトランスミッション
5,リヤデフ7の冷却効果を高めることができる。とり
わけ、絞り部21はトランスミッション5の略左右幅相
当に設定してあるため、該トランスミッション5の全体
に流速の大きな冷却風を当てることができて、その冷却
効果を著しく高めることができる。
下して、車両に作用する空気抵抗が低下する一方、車両
前方からの床下流れが絞り部21後方で流速が増速され
て、トランスミッション5,リヤデフ7等の発熱部の表
面冷却風速が向上するため、これらトランスミッション
5,リヤデフ7の冷却効果を高めることができる。とり
わけ、絞り部21はトランスミッション5の略左右幅相
当に設定してあるため、該トランスミッション5の全体
に流速の大きな冷却風を当てることができて、その冷却
効果を著しく高めることができる。
【0029】これは、例えば車速120km/h相当の
風洞実験によれば、図8,9に示すようにトランスミッ
ション5部分、およびリヤデフ7部分の冷却風速は従来
のa1,b1からa2,b2にまで高めることができ、トラ
ンスミッション5,リヤデフ7の油温の低下を大きくし
て耐熱性能を向上させることができると同時に、床下流
速の増加により車両に作用する揚力を低下させることが
できる。
風洞実験によれば、図8,9に示すようにトランスミッ
ション5部分、およびリヤデフ7部分の冷却風速は従来
のa1,b1からa2,b2にまで高めることができ、トラ
ンスミッション5,リヤデフ7の油温の低下を大きくし
て耐熱性能を向上させることができると同時に、床下流
速の増加により車両に作用する揚力を低下させることが
できる。
【0030】また、同図に示すように、ダクト22,2
2からの高圧で流れの遅い空気流が後輪11に指向して
流れ、サイドフロア2Aの流速の高い空気流が後輪11
に当たるのを回避できるため、該後輪11での抗力を小
さくして車両の受ける空気抵抗を低減することができ
る。
2からの高圧で流れの遅い空気流が後輪11に指向して
流れ、サイドフロア2Aの流速の高い空気流が後輪11
に当たるのを回避できるため、該後輪11での抗力を小
さくして車両の受ける空気抵抗を低減することができ
る。
【0031】一方、前輪9,後輪11の揚力変化を考察
すると、図10に示すように前輪揚力は従来のものと較
べてc1からc2へと大きな変化はないが、後輪揚力はd
1からd2へと大幅に低下させることができる。これは、
図1の後車軸付近の流速分布u3,u4をみると、従来に
較べて床下流速が大幅に向上しており、後車軸付近で負
圧が発生しているためと考えられる。
すると、図10に示すように前輪揚力は従来のものと較
べてc1からc2へと大きな変化はないが、後輪揚力はd
1からd2へと大幅に低下させることができる。これは、
図1の後車軸付近の流速分布u3,u4をみると、従来に
較べて床下流速が大幅に向上しており、後車軸付近で負
圧が発生しているためと考えられる。
【0032】また、このような車両走行時における床下
流れによるトランスミッション5,リヤデフ7の冷却効
果、および車両の揚力,抗力低減効果とは別に、ダクト
22は車両後方に向けて下方に傾斜して凹設してあり、
かつ、出口22aをアンダーカバー14の後端縁に設定
してあるため、渋滞時などでもダクト22から流出する
エンジンルーム13内の高温空気は車両後方への速度成
分が大きく、従って、この高温空気がアンダーカバー1
4の直下でとどまることがなく後方へ十分に掃気するこ
とができるため、エンジンルーム13内からの流出高温
空気が再び図外のラジエータより循環するような事態を
生じることはない。
流れによるトランスミッション5,リヤデフ7の冷却効
果、および車両の揚力,抗力低減効果とは別に、ダクト
22は車両後方に向けて下方に傾斜して凹設してあり、
かつ、出口22aをアンダーカバー14の後端縁に設定
してあるため、渋滞時などでもダクト22から流出する
エンジンルーム13内の高温空気は車両後方への速度成
分が大きく、従って、この高温空気がアンダーカバー1
4の直下でとどまることがなく後方へ十分に掃気するこ
とができるため、エンジンルーム13内からの流出高温
空気が再び図外のラジエータより循環するような事態を
生じることはない。
【0033】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
ダクト22,22を車両後方へ至るに従って車幅方向に
拡径して形成し、これらダクト22,22の車両中心線
側の相対向する側壁間に形成された絞り部21が、車両
後方へ至るに従って幅狭となるようにしてある。
ダクト22,22を車両後方へ至るに従って車幅方向に
拡径して形成し、これらダクト22,22の車両中心線
側の相対向する側壁間に形成された絞り部21が、車両
後方へ至るに従って幅狭となるようにしてある。
【0034】従って、この実施例によれば車両前方から
の床下流れをダクト22,22間の絞り部21へ広く迎
え入れて縮流するため絞り効果がより向上し、車両中心
線付近の床下流れをより高速にすることができる。
の床下流れをダクト22,22間の絞り部21へ広く迎
え入れて縮流するため絞り効果がより向上し、車両中心
線付近の床下流れをより高速にすることができる。
【0035】また、ダクト22,22が車両後方に向け
て車幅方向に漸次広がりを持つため、エンジンルーム1
3からの流出空気流の車幅方向への拡大傾向を助長させ
て、後輪11での抗力低減効果をより向上することもで
きる。
て車幅方向に漸次広がりを持つため、エンジンルーム1
3からの流出空気流の車幅方向への拡大傾向を助長させ
て、後輪11での抗力低減効果をより向上することもで
きる。
【0036】また、このようにダクト22,22を車幅
方向にテーパー状に成形するのに替えて、図4に示すよ
うにダクト22,22間に車両中心線に対して略対称位
置に、アンダーカバー14の下面より下方に突出する一
対の導風板23,23を設け、これら導風板23,23
により車両後方へ至るに従って幅狭となる絞り部21を
形成するようにしてもよい。
方向にテーパー状に成形するのに替えて、図4に示すよ
うにダクト22,22間に車両中心線に対して略対称位
置に、アンダーカバー14の下面より下方に突出する一
対の導風板23,23を設け、これら導風板23,23
により車両後方へ至るに従って幅狭となる絞り部21を
形成するようにしてもよい。
【0037】図5は本発明の第4実施例を示すもので、
フロントホイールハウス8と、リヤホイールハウス10
間に位置するフロントフロア2の、ダクト22,22の
出口22a,22aの各車幅方向で最も外側となる点F
と、リヤホイールハウス10前縁の車幅方向で最も外側
となる点Rとを結んだ直線より車幅方向外側となる領域
に、樹脂材,鋼板材等からなる平板状のサイドアンダー
カバー24を設けてフラット面を形成してある。
フロントホイールハウス8と、リヤホイールハウス10
間に位置するフロントフロア2の、ダクト22,22の
出口22a,22aの各車幅方向で最も外側となる点F
と、リヤホイールハウス10前縁の車幅方向で最も外側
となる点Rとを結んだ直線より車幅方向外側となる領域
に、樹脂材,鋼板材等からなる平板状のサイドアンダー
カバー24を設けてフラット面を形成してある。
【0038】従って、この実施例によればサイドフロア
2Aのサイドアンダーカバー24設置部分では、フラッ
ト面の存在により車両前方からサイドフロア2A外側寄
りに沿って流れる高速の床下流れの空気抵抗を減少でき
る一方、ダクト22,22の出口22a,22aから後
輪11に向かう領域(図5の斜線領域)はフロア下面が
フラット化されていないため、前記出口22a,22a
から後輪11に向けて供給されるエンジンルーム13内
からの流速の遅い空気流は、このフラット化されていな
いフロア下面の空気抵抗により流速が減少され、後輪1
1での抗力低減効果をより向上させることができる。こ
の場合、フロア下面をフラット化していない領域で前記
流出空気の流れによって受ける抗力は、この流れの流速
がもともと小さいため非常に小さく、後輪11での抗力
低減効果に較べればここでの抗力増加分は無視できる。
2Aのサイドアンダーカバー24設置部分では、フラッ
ト面の存在により車両前方からサイドフロア2A外側寄
りに沿って流れる高速の床下流れの空気抵抗を減少でき
る一方、ダクト22,22の出口22a,22aから後
輪11に向かう領域(図5の斜線領域)はフロア下面が
フラット化されていないため、前記出口22a,22a
から後輪11に向けて供給されるエンジンルーム13内
からの流速の遅い空気流は、このフラット化されていな
いフロア下面の空気抵抗により流速が減少され、後輪1
1での抗力低減効果をより向上させることができる。こ
の場合、フロア下面をフラット化していない領域で前記
流出空気の流れによって受ける抗力は、この流れの流速
がもともと小さいため非常に小さく、後輪11での抗力
低減効果に較べればここでの抗力増加分は無視できる。
【0039】図6,7は本発明の第5実施例を示すもの
で、ダクト22,22の出口22a,22aに、図外の
横風検出器の検出作用にもとづいて、横風時に出口22
a,22aの風上側のものを閉じる開閉制御手段25を
設けてある。
で、ダクト22,22の出口22a,22aに、図外の
横風検出器の検出作用にもとづいて、横風時に出口22
a,22aの風上側のものを閉じる開閉制御手段25を
設けてある。
【0040】この開閉制御手段25は、出口22a,2
2aに支軸27により回動自在に軸支した開閉板26
と、図外の横風検出器の検出作用にもとづいて作動する
モータ等のアクチュエータ28と、アクチュエータ28
の駆動力を支軸27に伝達するギヤ機構29等で構成し
てあり、所定値以上の風速の横風時に、風上側となる一
方のダクト22の出口22aを閉塞するようにしてあ
る。
2aに支軸27により回動自在に軸支した開閉板26
と、図外の横風検出器の検出作用にもとづいて作動する
モータ等のアクチュエータ28と、アクチュエータ28
の駆動力を支軸27に伝達するギヤ機構29等で構成し
てあり、所定値以上の風速の横風時に、風上側となる一
方のダクト22の出口22aを閉塞するようにしてあ
る。
【0041】従って、この実施例によれば横風時には風
上側のダクト22の出口22aを閉じ、風下側のダクト
22の出口22aから流出するエンジンルーム13内か
らの空気流量が増加して、図6に示すように該風下側の
ダクト22の出口22aから後輪11側に流れる高圧で
流速の遅い床下流れSを形成するため、風上からの高速
の床下流れはこの高圧の床下流れSによって縮流されて
流速が増加して圧力が低下し、もって、車両後部に作用
する揚力を低減することができる。
上側のダクト22の出口22aを閉じ、風下側のダクト
22の出口22aから流出するエンジンルーム13内か
らの空気流量が増加して、図6に示すように該風下側の
ダクト22の出口22aから後輪11側に流れる高圧で
流速の遅い床下流れSを形成するため、風上からの高速
の床下流れはこの高圧の床下流れSによって縮流されて
流速が増加して圧力が低下し、もって、車両後部に作用
する揚力を低減することができる。
【0042】図11は横風時における後輪11に作用す
る揚力特性を示すグラフで、e線はアンダーカバーを装
着していない基準車、f線は図12に示した従来のアン
ダーカバー装着車、g線は前記図6,7に示したダクト
22の出口22aに開閉制御手段25を持つ実施例車の
特性をそれぞれ示しており、従来のアンダーカバー装着
車fでは基準車eに較べて後輪に作用する揚力を低減す
ることができるが、偏揺角0°の直進時と偏揺角20°
の横風時とでの揚力変化が大きい。一方、g線で示すよ
うに横風時にダクト22の出口22aの開閉制御を行う
ことにより、後輪揚力をf線で示す従来よりも更に低減
することができ、直進時と横風時とでの揚力変化を小さ
くして操縦安定性を向上することができる。
る揚力特性を示すグラフで、e線はアンダーカバーを装
着していない基準車、f線は図12に示した従来のアン
ダーカバー装着車、g線は前記図6,7に示したダクト
22の出口22aに開閉制御手段25を持つ実施例車の
特性をそれぞれ示しており、従来のアンダーカバー装着
車fでは基準車eに較べて後輪に作用する揚力を低減す
ることができるが、偏揺角0°の直進時と偏揺角20°
の横風時とでの揚力変化が大きい。一方、g線で示すよ
うに横風時にダクト22の出口22aの開閉制御を行う
ことにより、後輪揚力をf線で示す従来よりも更に低減
することができ、直進時と横風時とでの揚力変化を小さ
くして操縦安定性を向上することができる。
【0043】なお、前記各実施例では、車両高圧部がエ
ンジンルームである車両について説明したが、車両後方
にエンジンルームが存在するミッドシップタイプ車,リ
ヤエンジンタイプ車においては、車両前部に隔成された
ラジエータ,オイルクーラー等の背後の高圧空気室や、
車体の動圧受圧部が車両前部の高圧部となる。また、高
圧部の下側を閉塞する床部材はアンダーカバーに限ら
ず、単なるフラットなフロアを設けたものにも適用でき
ることは勿論である。
ンジンルームである車両について説明したが、車両後方
にエンジンルームが存在するミッドシップタイプ車,リ
ヤエンジンタイプ車においては、車両前部に隔成された
ラジエータ,オイルクーラー等の背後の高圧空気室や、
車体の動圧受圧部が車両前部の高圧部となる。また、高
圧部の下側を閉塞する床部材はアンダーカバーに限ら
ず、単なるフラットなフロアを設けたものにも適用でき
ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両前部
の高圧部から熱気排出部を通して流出する空気流および
絞り部による縮流作用によって、床下流れを後輪に向け
ては流速の遅い流れに、および車両中心線付近には高速
の流れを現出できて、車両の揚力低減効果,抗力低減効
果を高めることができると共に、車両中心線付近のフロ
ア下側発熱部の冷却効果を高められる。
の高圧部から熱気排出部を通して流出する空気流および
絞り部による縮流作用によって、床下流れを後輪に向け
ては流速の遅い流れに、および車両中心線付近には高速
の流れを現出できて、車両の揚力低減効果,抗力低減効
果を高めることができると共に、車両中心線付近のフロ
ア下側発熱部の冷却効果を高められる。
【0045】また、絞り部をフロア下側の発熱部相当幅
とすることにより、該発熱部全体に冷却風を供給できて
冷却効果を高められる。
とすることにより、該発熱部全体に冷却風を供給できて
冷却効果を高められる。
【0046】前記熱気排出部は床部材を車両後方に向け
て下方に傾斜して凹設したダクト構造とし、その出口を
床部材の後端部付近とすることにより、高圧部から流出
した空気の後方への掃気効果が高められ、渋滞時でも流
出空気の高圧部内への再循環等の不具合を解消できる。
て下方に傾斜して凹設したダクト構造とし、その出口を
床部材の後端部付近とすることにより、高圧部から流出
した空気の後方への掃気効果が高められ、渋滞時でも流
出空気の高圧部内への再循環等の不具合を解消できる。
【0047】絞り部を車両後方へ至るに従って幅狭とす
ることにより、車両前方からの床下流れを広く迎え入れ
て縮流作用を更に助長できて、発熱部の冷却効果および
車両の揚力,抗力低減効果を向上できる。
ることにより、車両前方からの床下流れを広く迎え入れ
て縮流作用を更に助長できて、発熱部の冷却効果および
車両の揚力,抗力低減効果を向上できる。
【0048】また、熱気排出部出口の車幅方向で最も外
側となる点と、リヤホイールハウス前縁の車幅方向で最
も外側となる点とを結んだ直線より車幅方向外側となる
領域のフロア下面にフラット面を形成することにより、
このフラット面形成部ではフロアサイドの外側寄りに沿
って流れる高速の床下流れの空気抵抗を減少できる一
方、熱気排出部から後輪に指向する高圧部からの空気の
流出領域では、フロア下面の空気抵抗により流速を更に
小さくすることができるから、後輪での抗力をより低減
できて車両の受ける空気抵抗を低減することができる。
側となる点と、リヤホイールハウス前縁の車幅方向で最
も外側となる点とを結んだ直線より車幅方向外側となる
領域のフロア下面にフラット面を形成することにより、
このフラット面形成部ではフロアサイドの外側寄りに沿
って流れる高速の床下流れの空気抵抗を減少できる一
方、熱気排出部から後輪に指向する高圧部からの空気の
流出領域では、フロア下面の空気抵抗により流速を更に
小さくすることができるから、後輪での抗力をより低減
できて車両の受ける空気抵抗を低減することができる。
【0049】更に、熱気排出部の出口に横風時に風上側
の熱気排出部の出口を閉じる開閉制御手段を設けること
により、横風時に風下側の熱気排出部の出口からの流出
空気量を増加して、該風下側の熱気排出部から後輪側に
流れる高圧の床下流れを形成できるから、風上側からの
床下流れをこの高圧の床下流れによって縮流し、流速を
高めて圧力を低下させることができ、従って、車両後部
に作用する揚力を低減して横風時でも操縦安定性を向上
することができる。
の熱気排出部の出口を閉じる開閉制御手段を設けること
により、横風時に風下側の熱気排出部の出口からの流出
空気量を増加して、該風下側の熱気排出部から後輪側に
流れる高圧の床下流れを形成できるから、風上側からの
床下流れをこの高圧の床下流れによって縮流し、流速を
高めて圧力を低下させることができ、従って、車両後部
に作用する揚力を低減して横風時でも操縦安定性を向上
することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す車両の底面図。
【図2】同実施例のアンダーカバーの斜視図。
【図3】本発明の第2実施例の車両の底面図。
【図4】本発明の第3実施例の車両の底面図。
【図5】本発明の第4実施例の車両の底面図。
【図6】本発明の第5実施例の車両の底面図。
【図7】同実施例のアンダーカバーの斜視図。
【図8】トランスミッション冷却風速の変化を示すグラ
フ。
フ。
【図9】リヤデフ冷却風速の変化を示すグラフ。
【図10】前輪揚力と後輪揚力の変化を示すグラフ
【図11】横風時における後輪揚力の変化を示すグラ
フ。
フ。
【図12】従来の構造を示す車両の底面図。
【符号の説明】 1…車体本体 2…フロントフロア 4…リヤフロア 5…トランスミッション(発熱部) 7…リヤデフ(発熱部) 8…フロントホイールハウス 9…前輪 10…リヤホイールハウス 11…後輪 13…エンジンルーム 14…床部材(アンダーカバー) 20…熱気排出部 21…絞り部 22…ダクト 22a…出口 23…導風板 24…サイドアンダーカバー 25…開閉制御手段
Claims (7)
- 【請求項1】 車両前部に隔成されたエンジンルーム等
の高圧部の下側を平板状の床部材で閉塞し、この床部材
の車両中心線に対して略対称位置に、前記高圧部に連通
して該高圧部内の空気を後輪に指向して流出させる一対
の熱気排出部を形成すると共に、これら一対の熱気排出
部間に、車両前方から床部材の下側に沿って流れる空気
流を縮流して床部材後方のフロア下側の発熱部に指向し
て流出させる絞り部を形成したことを特徴とする自動車
のアンダーフロア構造。 - 【請求項2】 絞り部はフロア下側の発熱部の幅に略相
当する幅で形成してなる請求項1記載の自動車のアンダ
ーフロア構造。 - 【請求項3】 一対の熱気排出部は床部材を車両後方に
向けて下方に傾斜して床面から凹設したダクトとして形
成し、該ダクトの開口部を床部材の後端部付近に形成す
ると共に、これらダクトの車両中心線側の側壁間を絞り
部としてなる請求項1又は2記載の自動車のアンダーフ
ロア構造。 - 【請求項4】 ダクトは車両後方へ至るに従って車幅方
向に拡径して形成し、絞り部を車両後方へ至るに従って
幅狭に形成してなる請求項3記載の自動車のアンダーフ
ロア構造。 - 【請求項5】 一対の熱気排出部は床部材を車両後方に
向けて下方に傾斜して床面から凹設したダクトとして形
成し、該ダクトの開口部を床部材の後端部付近に形成す
ると共に、床部材下面のダクト間に、車両中心線に対し
て略対称位置に該床部材下面より下方に突出する一対の
導風板を設け、これら導風板により車両後方へ至るに従
って幅狭となる絞り部を形成してなる請求項1又は2記
載の自動車のアンダーフロア構造。 - 【請求項6】 車両のフロントホイールハウス,リヤホ
イールハウス間に位置するフロア下面の、前記熱気排出
部出口の各車幅方向で最も外側となる点と、リヤホイー
ルハウス前縁の車幅方向で最も外側となる点とを結んだ
直線より車幅方向外側となる領域にフラット面を形成し
てなる請求項1から5に記載の自動車のアンダーフロア
構造。 - 【請求項7】 一対の熱気排出部の出口には、横風検出
器の検出作用にもとづいて、横風時に風上側の熱気排出
部の出口を閉じる開閉制御手段を設けてなる請求項1か
ら6に記載の自動車のアンダーフロア構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13844092A JP3164245B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動車のアンダーフロア構造 |
US08/066,200 US5322340A (en) | 1992-05-29 | 1993-05-25 | Vehicle underfloor structure |
DE4317769A DE4317769B4 (de) | 1992-05-29 | 1993-05-27 | Unterbodenkonstruktion für ein Fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13844092A JP3164245B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動車のアンダーフロア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330457A true JPH05330457A (ja) | 1993-12-14 |
JP3164245B2 JP3164245B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=15222044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13844092A Expired - Fee Related JP3164245B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動車のアンダーフロア構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5322340A (ja) |
JP (1) | JP3164245B2 (ja) |
DE (1) | DE4317769B4 (ja) |
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