JPH09226388A - 乗用車用エンジンルームの冷却構造 - Google Patents
乗用車用エンジンルームの冷却構造Info
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- JPH09226388A JPH09226388A JP8036309A JP3630996A JPH09226388A JP H09226388 A JPH09226388 A JP H09226388A JP 8036309 A JP8036309 A JP 8036309A JP 3630996 A JP3630996 A JP 3630996A JP H09226388 A JPH09226388 A JP H09226388A
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- Japan
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- engine room
- hot air
- air
- radiator
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/08—Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/02—Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
- B60K11/04—Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アイドル時の熱気吹き返しを低減すると共
に、エンジンルーム下流への通風量を確保して部品熱環
境を確保し、さらに車体下面への冷気導入を改善するこ
とによってフロアや車軸関係の熱環境を改善すること。 【解決手段】 ラジエータをエンジンルームの前端部に
配置し、冷却風を軸流式冷却ファンで送風してラジエー
タを通過させ、発生した熱気を車両下方へ排出するよう
構成された乗用車用エンジンルームにおいて、エンジン
ルーム下面をアンダーカバー１で閉塞し、アンダーカバ
ー１の車両中心線相当部分に、エンジンルーム内熱気を
車両後方に指向させて排出する熱気排出通路２を形成す
ると共に、熱気排出通路２の両側に、車両前方から床部
材の下面に沿って流れる低温の空気流を車両下面へ導く
冷気通路５を形成した。
に、エンジンルーム下流への通風量を確保して部品熱環
境を確保し、さらに車体下面への冷気導入を改善するこ
とによってフロアや車軸関係の熱環境を改善すること。 【解決手段】 ラジエータをエンジンルームの前端部に
配置し、冷却風を軸流式冷却ファンで送風してラジエー
タを通過させ、発生した熱気を車両下方へ排出するよう
構成された乗用車用エンジンルームにおいて、エンジン
ルーム下面をアンダーカバー１で閉塞し、アンダーカバ
ー１の車両中心線相当部分に、エンジンルーム内熱気を
車両後方に指向させて排出する熱気排出通路２を形成す
ると共に、熱気排出通路２の両側に、車両前方から床部
材の下面に沿って流れる低温の空気流を車両下面へ導く
冷気通路５を形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明はエンジンルーム内
から排出される熱気の方向を改善することによってアイ
ドル時での熱風吹き返し防止効果を向上させるととも
に、高速走行中の車体下面の熱流を改善する技術に関す
る。
から排出される熱気の方向を改善することによってアイ
ドル時での熱風吹き返し防止効果を向上させるととも
に、高速走行中の車体下面の熱流を改善する技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】 従来のエンジンルームの冷却構造を図
６に示す。４２がエンジン、４３がエンジンファン、４
４がエンジンファンシュラウド、１６がラジエータ、４
５がアンダーカバーである、同図はアイドル時の気流の
流れを図示している。エンジンルームから排出された熱
気（イ）は路面に吹き付けられて巻き返し、一部がフロ
ントエンドからラジエータ１６に吸引されて熱交換性能
を悪化させている。また、エンジンファン４３の直後に
エンジン４２が位置しているため、ファン吐出流（ロ）
はエンジン４２に当たって巻き返し、ラジエータ１６の
取付隙間などからラジエータ１６の前へ吹き返してい
る。
６に示す。４２がエンジン、４３がエンジンファン、４
４がエンジンファンシュラウド、１６がラジエータ、４
５がアンダーカバーである、同図はアイドル時の気流の
流れを図示している。エンジンルームから排出された熱
気（イ）は路面に吹き付けられて巻き返し、一部がフロ
ントエンドからラジエータ１６に吸引されて熱交換性能
を悪化させている。また、エンジンファン４３の直後に
エンジン４２が位置しているため、ファン吐出流（ロ）
はエンジン４２に当たって巻き返し、ラジエータ１６の
取付隙間などからラジエータ１６の前へ吹き返してい
る。
【０００３】これに対処するため、図７に示す技術が提
案されている。すなわち、アンダーカバー４５後端には
熱気排出孔（Ａexit）が設けられており、熱気が車両後
方へ向かって排出されるため、ラジエータ１６への吹き
返しが減少できるというものである。
案されている。すなわち、アンダーカバー４５後端には
熱気排出孔（Ａexit）が設けられており、熱気が車両後
方へ向かって排出されるため、ラジエータ１６への吹き
返しが減少できるというものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記従
来技術にあっては、図８および図９に示すような問題点
が存在する。まず、図８によりエンジンルーム内の熱流
れについて説明する。、エンジンルーム内にはゴム部品
など熱に弱い部品が存在し、熱環境を改善することが重
要であるが、そのためには冷却風の通風量を多く確保す
ることが重要である。ここでラジエータ１６を通過し高
温とは言え排気管よりも十分に低温であり、エンジンル
ーム内を通ることにより各部温を低下させている。しか
しながら上記従来技術にあっては、上記熱気出口（Ａex
it）から多くの熱気が排出されるため、エンジンルーム
下流への通風量が減少する。従ってエンジンルーム内、
特に後方に位置する部品の熱環境が悪化する。
来技術にあっては、図８および図９に示すような問題点
が存在する。まず、図８によりエンジンルーム内の熱流
れについて説明する。、エンジンルーム内にはゴム部品
など熱に弱い部品が存在し、熱環境を改善することが重
要であるが、そのためには冷却風の通風量を多く確保す
ることが重要である。ここでラジエータ１６を通過し高
温とは言え排気管よりも十分に低温であり、エンジンル
ーム内を通ることにより各部温を低下させている。しか
しながら上記従来技術にあっては、上記熱気出口（Ａex
it）から多くの熱気が排出されるため、エンジンルーム
下流への通風量が減少する。従ってエンジンルーム内、
特に後方に位置する部品の熱環境が悪化する。
【０００５】また、図９により車体下面への流入風につ
いて見てみると、ここでは、車両前方からの冷気を当て
て車体下面を冷却したいのであるが、熱風放出部（Ａex
it）ではエンジンルーム全幅にわたって熱気を放出する
ように構成されているため、このエンジンルームの高温
の熱気（グレイの矢印）ＨＡが車両フロア全体を覆って
しまい、走行時に車両前方からフロア面下を流れる低温
で流速の高い流れ（黒い矢印）がフロア部、特に、プロ
ペラシャフトおよびデフ部などが設けられている車両中
央部に到達できなくなり、これらが高温になるという問
題があり、さらに、これらの部分が高温になることによ
り、燃料タンクも高温となり、燃料の蒸発化を招くとい
う問題も発生する。
いて見てみると、ここでは、車両前方からの冷気を当て
て車体下面を冷却したいのであるが、熱風放出部（Ａex
it）ではエンジンルーム全幅にわたって熱気を放出する
ように構成されているため、このエンジンルームの高温
の熱気（グレイの矢印）ＨＡが車両フロア全体を覆って
しまい、走行時に車両前方からフロア面下を流れる低温
で流速の高い流れ（黒い矢印）がフロア部、特に、プロ
ペラシャフトおよびデフ部などが設けられている車両中
央部に到達できなくなり、これらが高温になるという問
題があり、さらに、これらの部分が高温になることによ
り、燃料タンクも高温となり、燃料の蒸発化を招くとい
う問題も発生する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 そこで本発明では、ラ
ジエータをエンジンルームの前端部に配置し、冷却風を
軸流式冷却ファンで送風して前記ラジエータを通過さ
せ、発生した熱気を車両下方へ排出するよう構成された
乗用車用エンジンルームにおいて、上記エンジンルーム
下面を平板状の床部材で閉塞し、この床部材の車両中心
線相当部分に、エンジンルーム内熱気を車両後方に指向
させて排出する排出部を少なくとも一箇所有すると共
に、該排出部両側に、車両前方から床部材の下面に沿っ
て流れる低温の流を車両下面へ導く流路を形成し、更に
該流路の後端がエンジンルーム後端まで延伸されてお
り、また該流路出口の冷気が車体下面中心部に指向する
ような流出方向制御手段を備えた構成とした。上述の構
成を採用したことにより、本発明によれば、エンジンル
ームから排出され熱気を車両後方へ指向させることによ
りアイドル時の熱気吹き返しを低減できると共に、エン
ジンルーム下流への通風量を確保して部品熱環境を確保
し、さらに車体下面への冷気導入を改善することによっ
てフロアや車軸関係の熱環境を改善することができる。
ジエータをエンジンルームの前端部に配置し、冷却風を
軸流式冷却ファンで送風して前記ラジエータを通過さ
せ、発生した熱気を車両下方へ排出するよう構成された
乗用車用エンジンルームにおいて、上記エンジンルーム
下面を平板状の床部材で閉塞し、この床部材の車両中心
線相当部分に、エンジンルーム内熱気を車両後方に指向
させて排出する排出部を少なくとも一箇所有すると共
に、該排出部両側に、車両前方から床部材の下面に沿っ
て流れる低温の流を車両下面へ導く流路を形成し、更に
該流路の後端がエンジンルーム後端まで延伸されてお
り、また該流路出口の冷気が車体下面中心部に指向する
ような流出方向制御手段を備えた構成とした。上述の構
成を採用したことにより、本発明によれば、エンジンル
ームから排出され熱気を車両後方へ指向させることによ
りアイドル時の熱気吹き返しを低減できると共に、エン
ジンルーム下流への通風量を確保して部品熱環境を確保
し、さらに車体下面への冷気導入を改善することによっ
てフロアや車軸関係の熱環境を改善することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】 以下、この発明を図面に基づい
て説明する。図１は本発明の実施の形態の乗用車用エン
ジンルーム構造を示す図で、（ａ）は車体下面の底面
図、（ｂ）はアンダカバー１の斜視図、（ｃ）は空気の
流れの説明図である。図１（ｂ）に示すアンダーカバー
１の下面は、車両中心線付近で下方へ屈曲して熱気排出
通路２を形成し、その両側にエンジンルーム後方まで延
伸された平坦部３と縦壁４とで形成された車両前方から
の冷気流路５が形成されている。また、上記冷気流路５
の後端部にはエンジン４２の中心部に向かってへ偏向し
ている偏向部６が設けられていると共に、冷気をフロア
側へ偏流させるフラップ７が設けられている。
て説明する。図１は本発明の実施の形態の乗用車用エン
ジンルーム構造を示す図で、（ａ）は車体下面の底面
図、（ｂ）はアンダカバー１の斜視図、（ｃ）は空気の
流れの説明図である。図１（ｂ）に示すアンダーカバー
１の下面は、車両中心線付近で下方へ屈曲して熱気排出
通路２を形成し、その両側にエンジンルーム後方まで延
伸された平坦部３と縦壁４とで形成された車両前方から
の冷気流路５が形成されている。また、上記冷気流路５
の後端部にはエンジン４２の中心部に向かってへ偏向し
ている偏向部６が設けられていると共に、冷気をフロア
側へ偏流させるフラップ７が設けられている。
【０００８】図１（ａ）は前記アンダーカバー１を車両
に装着した状態である。４２がエンジン、９が車軸、１
０がフロアである。
に装着した状態である。４２がエンジン、９が車軸、１
０がフロアである。
【０００９】次に、上記実施の形態の作用を説明する。
図２（ａ）に図１（ａ）におけるＡ−Ａ断面図、図２
（ｂ）に図１（ａ）におけるＢ−Ｂ断面図を示す。車両
中心部（断面Ｂ−Ｂ）では、熱気がエンジンルーム上流
部から熱気排出通路２を通って排出されるが、その排出
された熱気１１の向きが車両後方へ指向しているためラ
ジエ一タ１６の前面まで吹き返されることがない。ま
た、排出された熱気１１は、空気の粘性により周囲の低
速の気流を誘引するため、より上流側の熱気１２を車両
後方へ導き、ラジエータ１６へは車両前方の低温空気１
３が多く流入することになる。また、ファン吐出流１４
はエンジン４２に吹き付けられるが、ラジエータ取付隙
間などよりも熱気排出通路２の方が通気抵抗が小さいた
めに、多くはエンジンルーム下方へ排出され、ラジエー
タ１６の前へ吹き返される熱気の量は減少する。
図２（ａ）に図１（ａ）におけるＡ−Ａ断面図、図２
（ｂ）に図１（ａ）におけるＢ−Ｂ断面図を示す。車両
中心部（断面Ｂ−Ｂ）では、熱気がエンジンルーム上流
部から熱気排出通路２を通って排出されるが、その排出
された熱気１１の向きが車両後方へ指向しているためラ
ジエ一タ１６の前面まで吹き返されることがない。ま
た、排出された熱気１１は、空気の粘性により周囲の低
速の気流を誘引するため、より上流側の熱気１２を車両
後方へ導き、ラジエータ１６へは車両前方の低温空気１
３が多く流入することになる。また、ファン吐出流１４
はエンジン４２に吹き付けられるが、ラジエータ取付隙
間などよりも熱気排出通路２の方が通気抵抗が小さいた
めに、多くはエンジンルーム下方へ排出され、ラジエー
タ１６の前へ吹き返される熱気の量は減少する。
【００１０】一方、エンジン４２の両サイドでは（図２
（ａ）参照）、エンジンルーム後方まで延伸された平坦
部３により熱気排出が制限されるため、エンジンルーム
内の部品周囲の通風量が確保される（図中Ｗで表示する
流れ）。上記熱気は車両中心部の熱気排出通路２から流
出することになるが、ここでの流れは車両後方を向いて
いること、および流出するのはエンジンルーム後方であ
ることから、ラジエータ１６の前へ吹き返されることは
ない。また、車両前方から流入した冷気は、冷気通路５
の後端に設けられたフラップ７によりフロア１０側へ偏
向され、フロア１０および車軸９の熱環境を改善させて
いる。
（ａ）参照）、エンジンルーム後方まで延伸された平坦
部３により熱気排出が制限されるため、エンジンルーム
内の部品周囲の通風量が確保される（図中Ｗで表示する
流れ）。上記熱気は車両中心部の熱気排出通路２から流
出することになるが、ここでの流れは車両後方を向いて
いること、および流出するのはエンジンルーム後方であ
ることから、ラジエータ１６の前へ吹き返されることは
ない。また、車両前方から流入した冷気は、冷気通路５
の後端に設けられたフラップ７によりフロア１０側へ偏
向され、フロア１０および車軸９の熱環境を改善させて
いる。
【００１１】走行中の車両下面の流れを図３を用いて説
明する。走行中に雰囲気温度を低下させたいのは車両中
央部のフロア１０や車軸９関係である。従来技術では、
エンジンルームから流出した熱気がフロア１０を覆うた
め、車両前方から流人した冷気がフロア１０や車軸９に
到達できなかったが、本発明では、車両中央部の熱気排
出通路２からエンジンルームの熱気１５が排出される
が、その両側の冷気通路５が車両前方からの冷気１７を
導入し、車両中心部へ向かう流路の偏向部６およびフラ
ップ７により車両中心部のフロア１０側へ冷気１７が導
入される。エンジンルームからの熱気１５の運動エネル
ギーと車両前方から導入された冷気１７のそれと比較す
ると後者が大きいので、図３（ａ）に示す通り車両中心
部のフロア１０には冷気通路５を通って流入した冷気１
７が主に当たることになり、その流れは従来技術とは逆
になる。
明する。走行中に雰囲気温度を低下させたいのは車両中
央部のフロア１０や車軸９関係である。従来技術では、
エンジンルームから流出した熱気がフロア１０を覆うた
め、車両前方から流人した冷気がフロア１０や車軸９に
到達できなかったが、本発明では、車両中央部の熱気排
出通路２からエンジンルームの熱気１５が排出される
が、その両側の冷気通路５が車両前方からの冷気１７を
導入し、車両中心部へ向かう流路の偏向部６およびフラ
ップ７により車両中心部のフロア１０側へ冷気１７が導
入される。エンジンルームからの熱気１５の運動エネル
ギーと車両前方から導入された冷気１７のそれと比較す
ると後者が大きいので、図３（ａ）に示す通り車両中心
部のフロア１０には冷気通路５を通って流入した冷気１
７が主に当たることになり、その流れは従来技術とは逆
になる。
【００１２】また、車両前方から流入して冷気流路５の
出口から流出する冷気１７の流速が大きいことは、熱気
排出通路２から排出される低速の熱気を車両後方へ誘引
する作用をもたらすため、走行中におけるラジエータ１
６の通過風速が増大する。
出口から流出する冷気１７の流速が大きいことは、熱気
排出通路２から排出される低速の熱気を車両後方へ誘引
する作用をもたらすため、走行中におけるラジエータ１
６の通過風速が増大する。
【００１３】（その他の実施の形態）図４に本発明によ
る第二の実施の形態を示す。図４（ａ）はアンダーカバ
ー２００の斜視図であり、図４（ｂ）は車両中心線での
側方断面図である。この実施の形態では、車両中心部の
熱気排出通路２および車両前方からの冷気通路５を備え
ていると共に、熱気排出通路２の後方において、エンジ
ンルームからの熱気１８の排出を制限する板材３１を備
えている。
る第二の実施の形態を示す。図４（ａ）はアンダーカバ
ー２００の斜視図であり、図４（ｂ）は車両中心線での
側方断面図である。この実施の形態では、車両中心部の
熱気排出通路２および車両前方からの冷気通路５を備え
ていると共に、熱気排出通路２の後方において、エンジ
ンルームからの熱気１８の排出を制限する板材３１を備
えている。
【００１４】この実施の形態によれば、熱気排出通路２
から排出された熱気の方向がエンジンルームからの熱気
に阻害されることがないため、車両後方への流出が効率
良く行なえ、吹き返しが更に低減する。
から排出された熱気の方向がエンジンルームからの熱気
に阻害されることがないため、車両後方への流出が効率
良く行なえ、吹き返しが更に低減する。
【００１５】図５に本発明による第三の実施の形態を示
す。アンダカバー３００は、車両中心部の熱気排出通路
２および車両前方からの冷気通路５を備えていると共
に、冷気通路５の更に外側に熱気排出孔３２を設けてい
る。
す。アンダカバー３００は、車両中心部の熱気排出通路
２および車両前方からの冷気通路５を備えていると共
に、冷気通路５の更に外側に熱気排出孔３２を設けてい
る。
【００１６】この実施の形態によれば、熱気排出通路２
の流路面積が広く確保できるとともに、冷気通路５から
流出する高速の冷気１７が両隣の熱気排出通路２および
熱気排出孔３２からの低速熱気２１および２２を車両後
方へ誘引するため、ラジエータ１６の通過風速は大きく
向上する。
の流路面積が広く確保できるとともに、冷気通路５から
流出する高速の冷気１７が両隣の熱気排出通路２および
熱気排出孔３２からの低速熱気２１および２２を車両後
方へ誘引するため、ラジエータ１６の通過風速は大きく
向上する。
【００１７】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても、本発明に含まれる。
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても、本発明に含まれる。
【００１８】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明による乗
用車用エンジンルームの冷却構造にあっては、エンジン
ルーム下面を平板状の床部材で閉塞し、この床部材の車
両中心線相当部分に、エンジンルーム内熱気を車両後方
に指向させて排出する排出部を少なくとも一箇所有する
と共に、該排出部両側に、車両前方から床部材の下面に
沿って流れる低温の空気流を車両下面へ導く流路を形成
したため、エンジンルームから排出される熱気を車両後
方へ指向させることによりアイドル時の熱気吹き返しを
低減できると共に、エンジンルーム下流への通風量を確
保して部品熱環境を確保し、さらに車体下面への冷気導
入を改善することによってフロアや車軸関係の熱環境を
改善することができるという効果が得られる。
用車用エンジンルームの冷却構造にあっては、エンジン
ルーム下面を平板状の床部材で閉塞し、この床部材の車
両中心線相当部分に、エンジンルーム内熱気を車両後方
に指向させて排出する排出部を少なくとも一箇所有する
と共に、該排出部両側に、車両前方から床部材の下面に
沿って流れる低温の空気流を車両下面へ導く流路を形成
したため、エンジンルームから排出される熱気を車両後
方へ指向させることによりアイドル時の熱気吹き返しを
低減できると共に、エンジンルーム下流への通風量を確
保して部品熱環境を確保し、さらに車体下面への冷気導
入を改善することによってフロアや車軸関係の熱環境を
改善することができるという効果が得られる。
【図１】本発明の第一の実施の形態による乗用車用エン
ジンルームの冷却構造を示す図であり、（ａ）は底面
図、（ｂ）はアンダーカバーの斜視図、（ｃ）は空気の
流れの説明図である。
ジンルームの冷却構造を示す図であり、（ａ）は底面
図、（ｂ）はアンダーカバーの斜視図、（ｃ）は空気の
流れの説明図である。
【図２】第一の実施の形態の作用を説明する図である。
【図３】第一の実施の形態の作用を説明する図である。
【図４】本発明第二の実施の形態による乗用車用エンジ
ンルームの冷却構造を示す図であり、（ａ）はアンダー
カバーの斜視図、（ｂ）は作用を説明する図である。
ンルームの冷却構造を示す図であり、（ａ）はアンダー
カバーの斜視図、（ｂ）は作用を説明する図である。
【図５】第三の実施の形態による乗用車用エンジンルー
ムの冷却構造のアンダーカバーを示す斜視図である。
ムの冷却構造のアンダーカバーを示す斜視図である。
【図６】従来の乗用車用エンジンルームの冷却構造を示
す図である。
す図である。
【図７】従来の乗用車用エンジンルームの冷却構造を示
す図である。
す図である。
【図８】従来の乗用車用エンジンルームの冷却構造の作
用を説明する図である。
用を説明する図である。
【図９】従来の乗用車用エンジンルームの冷却構造の作
用を説明する図である。
用を説明する図である。
１ アンダーカバー ２ 熱気排出通路（排出部） ５ 冷気通路（流路） ６ 偏向部（流出方向制御手段） ７ フラップ ９ 車軸 １０ フロア １６ ラジエータ ４２ エンジン ４３ エンジンファン
Claims (2)
- 【請求項１】 ラジエータをエンジンルームの前端部に
配置し、冷却風を軸流式冷却ファンで送風して前記ラジ
エータを通過させ、発生した熱気を車両下方へ排出する
よう構成された乗用車用エンジンルームにおいて、 上記エンジンルーム下面を平板状の床部材で閉塞し、こ
の床部材の車両中心線相当部分に、エンジンルーム内熱
気を車両後方に指向させて排出する排出部を少なくとも
一箇所有すると共に、該排出部両側に、車両前方から床
部材の下面に沿って流れる低温の空気流を車両下面へ導
く流路を形成したことを特徴とする乗用車用エンジンル
ームの冷却構造。 - 【請求項２】 請求項１記載の乗用車用エンジンルーム
の冷却構造において、上記車両からの冷気を導入する流
路の後端がエンジンルーム後端まで延伸されており、ま
た、該流路口の冷気が車体下面中心部フロア側に指向す
るような流出方向制御手段を備えていることを特徴とす
る乗用車用エンジンルームの冷却構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8036309A JPH09226388A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 乗用車用エンジンルームの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8036309A JPH09226388A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 乗用車用エンジンルームの冷却構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09226388A true JPH09226388A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12466254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8036309A Pending JPH09226388A (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | 乗用車用エンジンルームの冷却構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09226388A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001105996A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-17 | Mitsuiya Kogyo Kk | 自動車の床裏カバー |
| JP2002347664A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の床下構造 |
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-
1996
- 1996-02-23 JP JP8036309A patent/JPH09226388A/ja active Pending
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