JP6159124B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装装置に関し、特に、部品を基板に実装するヘッド部と、ヘッド部に設けられた基板を撮像するための基板撮像部とを備えた部品実装装置に関する。
従来、部品を基板に実装するヘッド部と、ヘッド部に設けられた基板を撮像するための基板撮像部とを備えた部品実装装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ノズルを介して吸着された部品を基板に実装するヘッド部と、基板を撮像するためにヘッド部に固定的に設けられた基板認識カメラ(基板撮像部)とを備えた表面実装機(部品実装装置)が開示されている。この表面実装機では、ヘッド部に固定された基板認識カメラがヘッド部の移動によって基板の上方に移動されて基板に付された基板認識マークを撮像するとともに、基板認識マークの撮像結果に基づいて基板の搬送位置、角度および伸縮状態が表面実装機側で把握(認識)されるように構成されている。
特開2008−270649号公報
上記特許文献1に記載されたような従来の表面実装機において、基板認識カメラがヘッド部に対して相対移動可能にヘッド部に設けられた場合、基板認識マークを撮像する際に、基板認識カメラがヘッド部内における基板認識マーク撮像用の位置へとヘッド部に対して相対移動されると考えられる。しかしながら、この場合には、基板認識カメラを移動させる駆動軸の回転時の慣性力や駆動軸の発熱に伴う軸伸びなどに起因して、駆動軸のエンコーダ(位置検出センサ)に基づき推定された制御上の基板認識カメラの位置が、実際に移動された基板認識カメラの実位置に対してずれる場合がある。このため、基板認識カメラが基板マーク撮像用の正規の位置からずれた状態で基板認識マークが撮像された場合、基板認識マークの撮像結果に基づいて基板の正確な搬送位置を把握することは困難であり、その結果、基板を精度よく認識することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、基板撮像部をヘッド部に対して相対移動可能にヘッド部に設けて基板認識を行う場合であっても、精度よく基板認識を行うことが可能な部品実装装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における部品実装装置は、ノズルに吸着された部品を基板に実装可能なヘッド部と、ヘッド部に対して相対移動可能にヘッド部に設けられ、基板を撮像するための基板撮像部と、基板撮像部により撮像可能にヘッド部に設けられた撮像位置補正マークとを備え、基板撮像部は、撮像位置補正マークおよび基板認識マークの両方を同時に撮像可能に構成され、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている。
この発明の一の局面による部品実装装置では、上記のように、ヘッド部に対して相対移動可能にヘッド部に設けられた基板撮像部と、基板撮像部により撮像可能にヘッド部に設けられた撮像位置補正マークとを備え、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されることによって、基板撮像部がヘッド部に対して相対的に移動されて基板撮像用の所定位置で基板を撮像する際に、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて把握された基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれを基板の撮像結果にも反映させることができる。すなわち、基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正(反映)された基板の撮像結果を得ることができるので、基板撮像部をヘッド部に対して相対移動可能にヘッド部に設けて基板認識を行う場合であっても、基板の正確な位置を把握することができるとともに精度よく基板認識を行うことができる。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、基板撮像部は、ヘッド部において基板を撮像可能な基板認識位置に移動可能に構成されており、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板撮像部のヘッド部における基板認識位置からの位置ずれが補正されるように構成されている。このように構成すれば、基板撮像部がヘッド部に対して相対的に移動されて基板認識位置で基板を撮像する際に、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて把握されたヘッド部における基板認識位置からの基板撮像部の位置ずれを基板の撮像結果に反映させることができる。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、基板撮像部は、部品が実装される基板の実装面に略平行な方向に沿ってヘッド部に対して相対移動可能に構成されており、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板撮像部の基板の実装面に略平行な方向におけるヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている。このように構成すれば、ヘッド部に対して基板の実装面内方向に相対移動させるように基板撮像部を構成して基板認識を行う場合であっても、基板の実装面内における位置を高精度に把握することができる。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、基板撮像部は、部品が実装される基板の実装面に略垂直な方向に沿ってヘッド部に対して相対移動可能に構成されており、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板撮像部の基板の実装面に略垂直な方向におけるヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている。このように構成すれば、ヘッド部に対して基板の実装面と略垂直な方向に相対移動させるように基板撮像部を構成して基板認識を行う場合であっても、基板の撮像結果には垂直移動時のヘッド部に対する位置ずれが補正される分、基板撮像部における基板の認識精度をより向上させることができる。特に、焦点距離が固定された基板撮像部を用いる場合には、基板撮像部から基板までの焦点距離のずれが補正された状態での撮像結果を得ることができるので、本発明は非常に有用である。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、撮像位置補正マークは、ヘッド部において基板撮像部が基板を撮像可能な基板認識位置に対応する位置に設けられており、基板撮像部が基板認識位置に対応する位置にヘッド部に対して相対移動された際に、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいてヘッド部における基板認識位置からの位置ずれが補正されるように構成されている。このように構成すれば、撮像位置補正マークがヘッド部の基板認識位置に対応する位置とは異なる位置に設けられている場合と異なり、基板を撮像するための基板認識位置に設けられた撮像位置補正マークを撮像することにより基板認識位置からの位置ずれを容易に把握することができる。これにより、撮像位置補正マークの撮像結果に基づいてヘッド部における基板認識位置からの位置ずれが把握された状態で基板撮像部により基板の撮像を容易に行うことができる。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、基板撮像部は、光の反射および透過が可能な光学部材を含み、撮像位置補正マークは、ヘッド部において基板撮像部が基板を撮像可能な基板認識位置に対応する位置に設けられており、基板撮像部が基板認識位置に対応する位置にヘッド部に対して相対移動された際に、光学部材により形成される第1光路を介して基板撮像部の視野領域内に撮像された撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板認識位置からの位置ずれが補正されるとともに、光学部材により形成される第2光路を介して基板撮像部の視野領域内に基板が撮像されるように構成されている。このように構成すれば、光学部材を用いて基板撮像部が有する1つの視野領域内に第1光路を介して撮像位置補正マークを撮像して基板認識位置からの位置ずれを補正するとともに、第1光路から第2光路に切り替えてこの視野領域内に基板を撮像することができる。これにより、基板撮像部が有する視野領域を有効に使用して基板撮像部の基板認識位置からの位置ずれを補正するとともに、基板を容易に撮像することができる。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、基板撮像部は、光の反射および透過が可能な光学部材を含み、基板撮像部の視野領域は、撮像位置補正マークが撮像される第1領域と、第1領域とは異なる領域に設けられ、基板が撮像される第2領域とを含み、撮像位置補正マークは、ヘッド部において基板撮像部が基板を撮像可能な基板認識位置に対応する位置に設けられており、基板撮像部が基板認識位置に対応する位置にヘッド部に対して相対移動された際に、光学部材により形成される第1光路を介して基板撮像部の第1領域内に撮像された撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板認識位置からの位置ずれが補正されるとともに、光学部材により形成される第2光路を介して基板撮像部の第2領域内に基板が撮像されるように構成されている。このように構成すれば、基板撮像部が有する1つの視野領域を有効に利用して、基板撮像部による1回の撮像動作で視野領域内の第1領域に撮像位置補正マークを撮像するのとともに第2領域に基板を撮像することができる。これにより、基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれの補正動作を含む基板認識動作をより迅速に行うことができる。
上記一の局面による部品実装装置において、好ましくは、基板撮像部がヘッド部の端部近傍に対応する位置にヘッド部に対して相対移動された際に、基板撮像部による撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている。このように構成すれば、基板撮像部をヘッド部の端部近傍に対応する位置に移動させるだけで基板撮像部のヘッド部に対する相対的な位置ずれを補正することができる。したがって、基板撮像部がヘッド部の端部近傍に対応する位置に移動された状態で精度よく基板認識を行うことができる。
本発明によれば、上記のように、基板撮像部をヘッド部に対して相対移動可能にヘッド部に設けて基板認識を行う場合であっても、精度よく基板認識を行うことができる。
本発明の第1実施形態による部品実装装置の全体構成を示した上面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の全体構成を示した正面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置の制御上の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置において、ヘッドユニットにおける基板認識位置付近に基板撮像ユニットが水平移動された状態を示した側面図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置において、ヘッドユニットに支持部材を介して取り付けられた補正用マーク部材の詳細な構成を示した図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置において、基板撮像ユニットによる補正用マーク部材の撮像結果に基づいて位置ずれが補正される点を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による部品実装装置において基板認識動作が行われる際の主制御部の処理フローを示した図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置において、ヘッドユニットにおける基板認識位置付近に基板撮像ユニットが水平移動された状態を示した側面図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置において、ヘッドユニットに取り付けられた補正用マーク部材の詳細な構成を示した図である。 本発明の第2実施形態による部品実装装置において、基板撮像ユニットによる補正用マーク部材の撮像結果に基づいて位置ずれが補正される点を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による部品実装装置の全体構成を示した正面図である。 本発明の第3実施形態による部品実装装置において、ヘッドユニットにおける基板認識位置付近にカメラ部が垂直移動された状態を示した側面図である。 本発明の第3実施形態による部品実装装置において、基板撮像ユニットによる補正用マーク部材の撮像結果に基づいて位置ずれが補正される点を説明するための図である。 本発明の変形例による部品実装装置におけるヘッドユニット周辺の構造を示した側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態による部品実装装置100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による部品実装装置100は、図1に示すように、クリーム半田(図示せず)が印刷された基板1の実装面1aに、後述するヘッドユニット50を用いて部品2を高速度で実装(搭載)するための装置である。なお、ヘッドユニット50は、本発明の「ヘッド部」の一例である。
部品実装装置100は、図1に示すように、基台10と、基台10上(紙面手前側)に設けられた基板搬送部20と、基板搬送部20の両側(Y1側およびY2側)にそれぞれ配置された部品供給部30および40と、基板搬送部20の上方(紙面手前側)をX−Y面に沿って移動可能なヘッドユニット50と、実装前の部品2の状態を撮像する部品撮像ユニット60と、基板1を撮像する基板撮像ユニット70と、制御装置80(図3参照)とを備えている。なお、基板撮像ユニット70は、本発明の「基板撮像部」の一例である。
基板搬送部20は、基板1の搬送方向(X方向)に延びる一対のコンベア21を有している。一対のコンベア21は、一方側(X1側)から基板1を受け入れて部品実装位置まで搬送して部品実装位置において基板1を保持する機能を有している。また、コンベア21は、部品2が実装された基板1を他方側(X2側)に搬出する機能を有している。
基板搬送部20の後方側(Y1側)に配置された部品供給部30には、X方向に並べられた複数のテープフィーダ31が配置されている。各々のテープフィーダ31には、複数のチップ部品(部品2)を所定の間隔を隔てて保持したテープ(図示せず)が巻回されたリール(図示せず)が保持されている。そして、部品供給部30は、各々のテープフィーダ31から間欠的にテープを繰り出すことによって、テープ上のチップ部品を基板搬送部20近傍の部品供給位置に供給するように構成されている。ここで、チップ部品とは、LSI、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗器などの小片状の電子部品を示す。
また、基板搬送部20の前方側(Y2側)に配置された部品供給部40には、X方向に所定の間隔を隔ててトレイ41および42が配置されている。トレイ41および42には、ヘッドユニット50による取り出しが可能となるように、QFP(Quad Flat Package)やBGA(Ball Grid Array)などの大型のパッケージ部品が整列して載置されている。
ヘッドユニット50は、図1および図2に示すように、部品供給部30および40から供給される部品2を一時的に吸着/保持した状態で基板1上の所定位置まで移送し、その位置で部品2を基板1に実装する機能を有している。具体的には、ヘッドユニット50の下面には、X方向に沿って列状に配置された複数(6基)の実装ヘッド51が下方に露出している。また、各実装ヘッド51には、先端部が下方(Z1方向)に向けられた部品吸着用のノズル5が取り付けられている。これにより、部品実装動作時には、部品実装装置100に設けられた負圧発生機(図示せず)によりノズル5の下端部に発生させた負圧によって部品2が吸着されるように構成されている。
また、ヘッドユニット50は、基台10上をX方向に延びる支持部52を介して移動可能に支持されている。ヘッドユニット50は、支持部52に設けられたX軸サーボモータ53によりボールねじ軸54が回動されることによってX方向に移動される。また、基台10の上面には、Y方向に延びる一対の高架フレーム11が配置されており、高架フレーム11には、Y軸サーボモータ13とボールねじ軸14とが設けられている。ここで、支持部52は、一対の固定レール12を介して高架フレーム11上をX方向に跨いでいる。そして、支持部52は、Y軸サーボモータ13によりボールねじ軸14が回動されることによって高架フレーム11上をY方向に移動される。これにより、ヘッドユニット50は、ボールねじ軸54および14がそれぞれ回転されて、基台10上のX−Y面内を任意の位置に移動することが可能に構成されている。また、支持部52の下方におけるヘッドユニット50の背面側(Y1側)に近い一方側(X1側)の側端部50aには、X軸サーボモータ55が取り付けられるとともに、X軸サーボモータ55にはヘッドユニット50の背面側においてX方向に延びるボールねじ軸56(破線で示す)が回転可能に取り付けられている。
また、図2に示すように、各々の実装ヘッド51は、Z方向に昇降可能であるとともに、ノズル5の中心を通る鉛直軸線(Z方向)を回動中心として水平方向(R方向)に回動されるように構成されている。これにより、ノズル5に部品2が吸着された状態で部品2のX−Y面内での保持状態(吸着状態)が調整されるように構成されている。
部品撮像ユニット60は、図1に示すように、基台10上に設けられており、平面視でトレイ41とトレイ42との間に固定的に設置されている。また、部品撮像ユニット60は、カメラ部61と、カメラ部61を収納するケース本体部72と、ケース本体部72に設けられた部品撮像用の照明部63とを備えている。そして、部品撮像ユニット60は、図2に示すように、ヘッドユニット50により部品供給部30および40(図1参照)から取り出された実装直前の部品2の下面側の形状をカメラ部61を用いて下面側(Z1側)から撮像する機能を有している。これにより、実装直前の部品2のノズル5に対する保持(吸着)状態が、部品実装装置100(図1参照)に認識されるように構成されている。
ここで、第1実施形態では、図2に示すように、基板1を撮像するための基板撮像ユニット70は、ヘッドユニット50に対してX方向に相対移動することが可能にヘッドユニット50に設けられている。すなわち、基板撮像ユニット70には、ボールねじ軸56に噛合するナット部材71(破線で示す)が設けられており、X軸サーボモータ55によりボールねじ軸56が回動されることによって、ヘッドユニット50の背面側(Y1側)においてナット部材71とともに基板撮像ユニット70が基板1の実装面1aに略平行なX1方向またはX2方向に水平移動されるように構成されている。この場合、基板撮像ユニット70は、図2に示すように、ヘッドユニット50の最もX1側に配置された実装ヘッド51(ノズル5)と側端部50aとの間の領域に対応する位置Aと、ヘッドユニット50の最もX2側に配置された実装ヘッド51(ノズル5)と側端部50bとの間の領域に対応する位置Bとの間を直線的に移動することが可能に構成されている。なお、図2における位置Aおよび位置Bの各々は、後述する支持部材57の中央線150および151(Z方向)に対応する位置である。なお、位置Aおよび位置Bは、本発明の「基板認識位置」の一例である。
また、基板撮像ユニット70は、図4に示すように、内部にナット部材71が組み込まれてヘッドユニット50に対してX方向にスライド移動可能に構成されたケース本体部72と、ケース本体部72内にレンズ部(図示せず)を下向きの状態にして固定されたカメラ部73と、ケース本体部72の下面の所定位置に取り付けられた基板撮像用の照明部74とを備えている。ケース本体部72は、断面が筒状(四角筒状)に形成され、カメラ部73の周囲を取り囲んで下方(Z1方向)に延びる筒部72aを有している。したがって、ケース本体部72は、ヘッドユニット50の背面側から下方に向けて吊り下げられている。
また、ケース本体部72には、カメラ部73の下方でかつ筒部72aの下端部72bに反射面75aを有するミラー部材75が固定的に設けられている。なお、ミラー部材75は、本発明の「光学部材」の一例である。また、ミラー部材75は、反射面75aが前方側(Y2側)に向けられてかつ水平面に対して斜め45度に傾斜されて固定されている。また、ミラー部材75が配置された下端部72bには、下方に開口する開口部72cが形成されている。また、LEDからなる照明部74は、開口部72cの縁部に沿って周状でかつ下方(基板1)に向けて取り付けられている。また、ミラー部材75はハーフミラーからなり、反射面75aを下方から上方(矢印Z2方向)に向けて光が透過可能に構成されている。また、筒部72aの前方側(Y2側)の壁面には矩形状の開口部72dが形成されている。また、開口部72dは、ミラー部材75の反射面75aに対応する高さ領域に亘って開口している。
また、第1実施形態では、図4に示すように、ヘッドユニット50は、所定の剛性を有するたとえば鋼製の支持部材57を備えている。支持部材57は、ヘッドユニット50の下面50cから垂直下方に延びるように根元部が複数のネジ部材6を用いて下面50cに対して固定的に設置されている。また、支持部材57は、下端部(Z1側)近傍領域においてY1側の表面が窪む凹部57aを有している。そして、凹部57aの略平坦な底面に沿ってLED素子およびプリント基板からなる照明部58が取り付けられるとともに、照明部58に対して若干の隙間(Y1方向)を隔てて照明部58と略平行にガラス板製の補正用マーク部材59が取り付けられている。
また、支持部材57の補正用マーク部材59が取り付けられた部分をヘッドユニット50の背面側(Y1側)から見た場合、図5に示すように、支持部材57の凹部57aは略矩形形状に形成されており、補正用マーク部材59は、略矩形形状に形成された凹部57aに嵌め込まれて接着剤(図示せず)を用いて固定されている。また、補正用マーク部材59は、中央部に略正方形状の透明な透過部59aと、透過部59aの周囲を取り囲むようにして黒色系の塗料が塗布(蒸着)された遮光部59bとを有している。したがって、補正用マーク部材59は、背後に配置された照明部58が点灯された場合、補正用マーク部材59の透過部59aのみから照明部58の光が紙面手前側(Y1方向)に放射されるように構成されている。なお、透過部59aおよび遮光部59bを有する補正用マーク部材59は、本発明の「撮像位置補正マーク」の一例である。
また、補正用マーク部材59が取り付けられた支持部材57は、図2に示すように、ヘッドユニット50の側端部50a近傍に対応する位置Aと側端部50b近傍に対応する位置Bとにおける下面50cにそれぞれ設置されている。したがって、図4に示すように、基板撮像ユニット70が位置A付近または位置B付近に移動された場合に、ケース本体部72の開口部72d(ミラー部材75)と支持部材57(補正用マーク部材59)とがY方向において互いに対向するように構成されている。
そして、第1実施形態では、部品2が実装される前に基板撮像ユニット70を用いて基板1の認識動作(基板1の搬送状態を認識する動作)が行われる際、以下のような動作処理が内部的に行われるように構成されている。
具体的には、図2に示すように、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50における基板認識位置としての位置A付近(または位置B付近)に移動された際に、基板撮像ユニット70(カメラ部73の光軸)のヘッドユニット50における基板認識位置(位置Aの場合には中央線150であり、位置Bの場合には中央線151である)からの位置ずれが補正(反映)された状態で基板1の撮像結果を得ることが可能に構成されている。すなわち、図4に示すように、基板撮像ユニット70がたとえば位置A(図2参照)に移動された際に、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて把握された基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれ量(カメラ部73の光軸の正規の位置Aからの位置ずれ量)が制御装置80(図3参照)側で把握されるとともに、制御装置80側で把握された位置ずれ量を基板1の撮像結果に反映させる演算処理が行われるように構成されている。
したがって、基板撮像ユニット70(カメラ部73の光軸)が位置Aから実際には所定量だけずれた位置に移動されてこの位置で基板1を撮像する場合であっても、基板1の撮像結果は、基板撮像ユニット70の正規の位置Aからの位置ずれ量が反映された画像データ(基板認識マーク3の位置情報)となって取得される。これにより、基板1(基板認識マーク3)の撮像結果(画像データ)には位置ずれ量が補正される分、基板撮像ユニット70が位置ずれを起こすことなく基板撮像用の位置A(正規の基板認識位置)において基板認識マーク3を撮像した場合と実質的に同じ撮像結果が制御データ上得られるように構成されている。
この点について、基板撮像ユニット70が正規の基板認識位置としての位置A付近(図2参照)に移動された場合を例に詳細に説明する。すなわち、図4に示すように、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50における位置A付近に移動された際、まず、照明部58が点灯される。そして、補正用マーク部材59の表面から開口部72dを介してミラー部材75の反射面75aで略直角方向に反射されて直上のカメラ部73の撮像素子73aに達する光路L1がケース本体部72内に形成される。これにより、まず、この光路L1を介してカメラ部73により補正用マーク部材59が撮像される。なお、光路L1は、本発明の「第1光路」の一例である。この結果、図5に示すように、照明部58の光は補正用マーク部材59の遮光部59bにより遮光される一方、透過部59aを透過して光路L1を介して撮像素子73a(図4参照)に結像される。したがって、図6に示すように、カメラ部73(撮像素子73a)の視野領域101には、略正方形状を有する透過部59aが白色の実画像103となって撮像される。なお、図6では、図示の都合上、透過部59a以外の視野領域101の部分を白抜き状態で図示しているが、実際には、透過部59a以外の視野領域101には黒色の遮光部59b(図5参照)が写り込んで暗い色として撮像される。
ここで、基板撮像ユニット70が位置A付近に移動される際、基板撮像ユニット70は制御装置80の記憶部82(図3参照)に記憶されている基板認識位置(撮像位置)に対応する位置座標(図2における中央線150の位置座標)に制御上移動されて静止していることになる。なお、基板撮像ユニット70(カメラ部73)が基板認識位置の制御上の位置座標に正確に(位置ずれを生じずに)移動された状態で補正用マーク部材59(図5参照)が撮像された場合には、図6に示すように、カメラ部73の視野領域101には、透過部59aの像が2点鎖線で示される位置に白色の仮想図形102の状態で撮像されうる。しかしながら、実際には、基板撮像ユニット70を駆動するボールねじ軸56(図2参照)の図示しないエンコーダ(位置検出センサ)から推定された制御上の基板撮像ユニット70の位置座標が、X軸サーボモータ55(図2参照)によるボールねじ軸56回転時の慣性力やボールねじ軸56の発熱に伴う軸伸びなどに起因して制御上の位置座標(正確な基板認識位置)から所定量だけずれる場合がある。すなわち、制御上の位置座標に対して実際に移動された基板撮像ユニット70(カメラ部73)の位置座標に位置ずれが生じている場合には、図6においては視野領域101中の太い実線で示される領域に透過部59aの像が白色の実画像103となって撮像される。つまり、仮想図形102と実画像103とは完全に重ならない。なお、図6では、説明の都合上、仮想図形102に対して実画像103がずれて撮像される様子を若干誇張して図示している。
したがって、第1実施形態では、実画像103を撮像した撮像結果に基づいて実画像103の仮想図形102に対する幾何学的な「位置ずれ量」が画像処理部85(図3参照)による所定の画像処理に基づいて主制御部81(図3参照)により算出されるように構成されている。なお、仮想図形102自体は、基板撮像ユニット70(カメラ部73)が基板認識位置の制御上の位置座標に位置ずれを生じずに移動された場合に撮像される画像データとして制御装置80側に記憶されている。ここで、実画像103の仮想図形102に対する位置ずれ量には、基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対するX方向のずれ量およびY方向のずれ量に加えてX−Y面内におけるZ軸回りのR方向の回転ずれ量も含まれる。すなわち、主制御部81により算出される実画像103の仮想図形102に対する位置ずれ量は、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50に対して相対移動された際の基板撮像ユニット70の正規の基板認識位置(位置A)からの位置ずれ量に等しい。このため、部品実装装置100では、画像処理部85による画像処理に基づいてこの位置ずれ量が把握されることにより、基板撮像ユニット70の正規の基板認識位置(位置A)からの位置ずれ量が制御装置80側で把握される。なお、透過部59aが4辺からなる略正方形状を有するので、画像処理に基づき仮想図形102に対する実画像103の回転ずれ量も容易に把握される。
その後、図4に示すように、照明部58が消灯されるとともに照明部74が点灯されることにより、基板撮像ユニット70により基板1の基板認識マーク3が実際に撮像されるように構成されている。すなわち、基板1の実装面1a側から開口部72cを介してミラー部材75を矢印Z2方向に透過してカメラ部73の撮像素子73aに達する光路L2がケース本体部72内に形成される。これにより、次に、この光路L2を介してカメラ部73により基板1の基板認識マーク3が撮像される。この場合、基板認識マーク3は、基板撮像ユニット70(カメラ部73)が正確な基板認識位置(位置A)からずれたままの状態で視野領域101(図6参照)に撮像される。なお、光路L2は、本発明の「第2光路」の一例である。
この際、第1実施形態では、基板撮像ユニット70(カメラ部73)が正規の基板認識位置(位置A)からずれたままの状態で基板認識マーク3が撮像されるにもかかわらず、先の補正用マーク部材59の撮像時に取得された基板撮像ユニット70の基板認識位置(位置A)からの「位置ずれ量」の分だけ補正された画像データとなって基板認識マーク3の位置情報が取得されるように構成されている。これにより、制御データ上で位置情報が補正された基板認識マーク3の位置座標は、基板撮像ユニット70が正規の基板認識位置(位置A)で基板認識マーク3を撮像した場合の基板認識マーク3の位置座標に実質的に等しくなる。
なお、上記では基板撮像ユニット70が正規の基板認識位置としての位置A付近に移動された場合について説明したが、基板撮像ユニット70が基板認識位置としての位置B(図2における中央線151の位置)付近に移動された場合においても、同様の演算処理が行われる。すなわち、位置B付近で撮像された基板1の基板認識マーク3の撮像結果にも、基板撮像ユニット70の正規の基板認識位置(位置B)からの位置ずれ量が反映される。
部品実装装置100では、このようにして基板撮像ユニット70により基板1の基板認識マーク3が撮像されることにより、基板搬送部20により部品実装位置まで搬送された基板1の正確な位置が認識されるように構成されている。
また、制御装置80は、図3に示すように、部品実装装置100の部品実装動作に関する全体的な動作を制御する。具体的には、制御装置80は、CPUからなる主制御部81と、記憶部82と、カメラ制御部83と、照明制御部84と、画像処理部85と、駆動制御部86とを含んでいる。
記憶部82には、実装プログラムに加えて実装される部品2の部品名称、部品番号、形状などの個々の部品が特定可能な情報が格納されている。このような情報は、オペレータが部品2をテープフィーダ31やトレイ41および42(図1参照)などに補充する際に、図示しない入力装置(PC端末)を介して部品実装装置100に予め登録される。そして、主制御部81は、実装プログラムと記憶部82に登録された部品2に関する情報とに基づいて、駆動制御部86を介して基板搬送部20、ヘッドユニット50、部品撮像ユニット60および基板撮像ユニット70を駆動させて部品実装動作を実行する機能を有している。
また、カメラ制御部83は、所定の撮像条件下で部品撮像ユニット60のカメラ部61および基板撮像ユニット70のカメラ部73をそれぞれ駆動して撮像動作を行わせる機能を有している。照明制御部84は、カメラ部61の撮像動作に関連して部品撮像用の照明部63を動作させる機能を有している。また、照明制御部84は、カメラ部73の撮像動作に関連して補正用マーク部材59撮像用の照明部58および基板撮像用の照明部74を動作させる機能を有している。画像処理部85は、カメラ部61およびカメラ部73が個々に取得した画像データに所定の画像処理を施す機能を有している。駆動制御部86は、基板撮像ユニット70を駆動するためのX軸サーボモータ55などを駆動する機能を有している。そして、主制御部81は、画像処理部85による画像処理結果(撮像結果)に基づいて、ノズル5に吸着された部品2(図2参照)の保持状態を認識するとともに、基板1(基板認識マーク3(図4参照))を認識するように構成されている。このようにして、第1実施形態における部品実装装置100は構成されている。
次に、図1〜図7を参照して、部品実装装置100において部品2の実装動作が行われる際の制御装置80(主制御部81)(図3参照)の制御処理フローについて説明する。なお、以下では、部品2が基板1に実装される前段階において部品実装装置100に搬送された基板1の位置(搬送位置)が認識される際の主制御部81の制御処理フローについて説明する。
まず、主制御部81(図3参照)により一対のコンベア21(図1参照)を有する基板搬送部20(図1参照)が駆動されて、半田印刷後の基板1(図1参照)が部品実装装置100(図1参照)内の所定の部品実装位置まで搬入される。そして、基板1がコンベア21中の部品実装位置にクランプ固定される。
その後、図7に示すように、ステップS1では、主制御部81(図3参照)により、部品実装位置に固定された基板1(図1参照)に付された基板認識マーク3(図1参照)の存在する位置座標に向けて基板撮像ユニット70(図1参照)が移動される。より具体的には、実装プログラムによって部品実装位置に搬入された基板1の種別が予め把握されているので、この基板1に付された基板認識マーク3の存在する位置座標に基板撮像ユニット70(カメラ部73(図4参照))が位置するようにヘッドユニット50(図1参照)が移動される。この際、基板撮像ユニット70もヘッドユニット50内における位置A(図2参照)に向けてヘッドユニット50に対して相対的に移動される。これにより、ステップS1では、予め記憶部82(図3参照)に記憶されている基板認識マーク3の位置座標に対して基板撮像ユニット70(カメラ部73)が移動される。
そして、基板撮像ユニット70(ケース本体部72)がたとえば位置A付近に停止された際、図7に示すように、ステップS2では、主制御部81により、補正用マーク部材59を撮像するための照明部58(図4参照)が点灯される。なお、この状態では、基板撮像ユニット70は、制御上、記憶部82(図3参照)に記憶されている基板認識マーク3の位置座標に移動されている。したがって、基板撮像ユニット70は、位置A付近の支持部材57(図4参照)が設けられた位置近傍に停止される。なお、制御上は、基板撮像ユニット70は、位置Aに停止されていることになる。そして、ステップS3では、主制御部81により、照明部58に背後から照らされた状態の補正用マーク部材59が基板撮像ユニット70(カメラ部73)により撮像される。
これにより、カメラ部73(図4参照)の視野領域101には、図6に示すような状態で補正用マーク部材59における透過部59aの実画像103が取得される。この場合、視野領域101に結像された透過部59aの実画像103は、制御上の位置A(正規の基板認識位置)において撮像される透過部59aの仮想図形102に対して所定量だけ位置ずれを生じている。
したがって、第1実施形態では、ステップS4において、主制御部81により、基板撮像ユニット70の位置A(基板認識位置)からの位置ずれ量が算出される。すなわち、図6に示すように、補正用マーク部材59の実画像103を撮像した撮像結果に基づいて実画像103の仮想図形102に対する幾何学的な「位置ずれ量」が画像処理部85(図3参照)による画像処理に基づいて主制御部81により算出される。これにより、実画像103の仮想図形102に対する位置ずれ量(X方向のずれ量、Y方向のずれ量およびR方向の回転ずれ量を含む)が制御装置80(図3参照)側で把握される。
そして、ステップS5では、主制御部81により、照明部58(図4参照)が消灯される。また、ステップS6では、主制御部81により、基板撮像用の照明部74(図4参照)が点灯される。そして、ステップS7では、主制御部81により、基板1に付された基板認識マーク3が基板撮像ユニット70(カメラ部73)によって撮像される。
ここで、第1実施形態では、ステップS8において、基板撮像ユニット70による基板認識マーク3の撮像結果に対して先のステップS4で算出した基板撮像ユニット70の位置A(基板認識位置)からの位置ずれ量分をデータ上で補正する処理が行われる。これにより、制御データ上で位置が補正された基板認識マーク3の位置情報は、基板撮像ユニット70が正規の基板認識位置(位置A)で基板認識マーク3を撮像した場合の基板認識マーク3の位置情報に実質的に等しくなる。
そして、ステップS9では、主制御部81により、照明部74が消灯される。その後、ステップS10では、他にも基板認識マーク3が存在するか否かが主制御部81により判断される。ステップS10において他にも基板認識マーク3が存在すると判断された場合、ステップS1に戻り、以降の処理が繰り返される。また、ステップS10において他にも基板認識マーク3が存在しないと判断された場合、本制御フローは終了される。なお、上記では基板撮像ユニット70が基板認識位置としての位置A付近に移動された場合を例にとって説明したが、基板撮像ユニット70が基板認識位置としての位置B(図2参照)付近に移動されて基板認識マーク3を認識する場合においても、同様の制御フローが実行される。
また、部品実装装置100では、上記した制御フロー終了後は、主制御部81の制御に基づいて部品2の実装動作が実行される。
すなわち、実装プログラムに基づき、ヘッドユニット50(図1参照)が初期位置から部品供給部30および40(図1参照)上へと順次移動されて、各々のノズル5(図2参照)の先端部(下端部)に部品2(図2参照)が吸着される。そして、最大で6個の部品2が各々のノズル5に吸着される。そして、部品2が各々のノズル5に吸着された後、図2に示すように、ヘッドユニット50は、部品撮像ユニット60上をX1方向に通過する。また、この際、撮像対象となる個々の部品2が部品撮像ユニット60の上方に到達する直前のタイミングで照明部63が点灯を開始し、全ての部品2が部品撮像ユニット60の上方を通過し終わるまで照明部63の点灯が継続される。そして、この間に、カメラ部61により、実装直前の各部品2のノズル5に対する保持状態(吸着状態)が順次撮像される。
照明部63の点灯が停止されて基板撮像ユニット70による部品2の撮像が終了すると、基板撮像ユニット70により撮像された各部品の撮像結果に基づいて部品2の吸着状態(各々の実装ヘッド51に対する部品2のX方向、Y方向およびR方向の位置ずれや傾きの状態)や部品2の欠陥の有無などが主制御部81(図3参照)によって認識される。そして、撮像された部品2の中に不良部品や吸着位置の補正が不可能な状態の部品がある場合には、当該部品が廃棄対象部品としてデータ登録された後、廃棄対象部品以外の正常な部品2を、順次、基板1上に実装する動作が実行される。
また、基板1の認識結果に基づいて、部品2が適切な位置に実装されるようにヘッドユニット50の位置(X方向およびY方向)および各実装ヘッド51の回動角度(R方向)などが補正される制御が主制御部81(図5参照)によって実施される。そして、部品2(図1参照)の基板1への実装動作が実行される。このようにして実装動作の1回のサイクルが終了する。また、実装プログラムに基づいて上記動作が繰り返される。
第1実施形態では、上記のように、ヘッドユニット50に対して相対移動可能にヘッドユニット50に設けられた基板撮像ユニット70と、基板撮像ユニット70により撮像可能にヘッドユニット50に設けられた補正用マーク部材59とを備え、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成することによって、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50に対して相対的に移動されて基板撮像用の位置A(位置B)で基板1を撮像する際に、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて把握された基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれを基板1(基板認識マーク3)の撮像結果にも反映させることができる。すなわち、基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれが補正(反映)された基板1(基板認識マーク3)の撮像結果を得ることができるので、基板撮像ユニット70をヘッドユニット50に対して相対移動可能にヘッドユニット50に設けて基板認識を行う場合であっても、基板1の正確な位置を把握することができるとともに精度よく基板認識を行うことができる。
また、第1実施形態では、ヘッドユニット50において基板1を撮像可能な基板認識位置としての位置A(位置B)に基板撮像ユニット70を移動可能に構成しており、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて基板撮像ユニット70のヘッドユニット50における位置A(位置B)からの位置ずれを補正するように構成する。これにより、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50に対して相対的に移動されて位置A(位置B)で基板1を撮像する際に、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて把握されたヘッドユニット50における位置A(位置B)からの基板撮像ユニット70の位置ずれを基板1(基板認識マーク3)の撮像結果に反映させることができる。
また、第1実施形態では、基板撮像ユニット70は、部品2が実装される基板1の実装面1aに略平行なX方向に沿ってヘッドユニット50に対して相対移動可能に構成されている。そして、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて基板撮像ユニット70の基板1(実装面1a)に略平行な方向におけるヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれを補正するように構成する。これにより、ヘッドユニット50に対して基板1の実装面1aに沿った方向に相対移動させるように基板撮像ユニット70を構成して基板認識を行う場合であっても、基板1のX−Y面内(水平面内)における位置を高精度に把握することができる。
また、第1実施形態では、ヘッドユニット50において基板撮像ユニット70が基板1を撮像可能な基板認識位置としての位置A(位置B)に対応する位置に補正用マーク部材59を設ける。そして、基板撮像ユニット70が位置A(位置B)付近にヘッドユニット50に対して相対移動された際に、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいてヘッドユニット50における位置A(位置B)からの位置ずれを補正するように構成する。これにより、補正用マーク部材59がヘッドユニット50の位置A(位置B)とは異なる位置に設けられている場合と異なり、基板1を撮像するための位置A(位置B)に設けられた補正用マーク部材59を撮像することにより位置A(位置B)からの位置ずれを容易に把握することができる。したがって、補正用マーク部材59の撮像結果に基づいてヘッドユニット50における位置A(位置B)からの位置ずれが把握された状態で基板撮像ユニット70により基板1(基板認識マーク3)の撮像を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、ハーフミラーからなるミラー部材75を基板撮像ユニット70に設ける。そして、基板撮像ユニット70が位置A(位置B)付近にヘッドユニット50に対して相対移動された際に、ミラー部材75により形成される光路L1を介して基板撮像ユニット70の視野領域101内に撮像された補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて位置A(位置B)からの位置ずれを補正するとともに、ミラー部材75により形成される光路L2を介して基板撮像ユニット70の視野領域101内に基板1(基板認識マーク3)を撮像するように構成する。これにより、ミラー部材75を用いて基板撮像ユニット70が有する1つの視野領域101に光路L1を介して補正用マーク部材59を撮像して位置A(位置B)からの位置ずれを補正するとともに、光路L1から光路L2に切り替えてこの視野領域101に基板1を撮像することができる。これにより、カメラ部73が有する視野領域101を有効に使用して基板撮像ユニット70の位置A(位置B)からの位置ずれを補正するとともに、基板1(基板認識マーク3)を容易に撮像することができる。
また、第1実施形態では、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50のX方向の端部近傍に対応する位置にヘッドユニット50に対して相対移動された際に、基板撮像ユニット70による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれを補正するように構成する。これにより、基板撮像ユニット70をヘッドユニット50の端部近傍に対応する位置に移動させるだけで基板撮像ユニット70のヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれを補正することができる。したがって、基板撮像ユニット70がヘッドユニット50の端部近傍に対応する位置に移動された状態で精度よく基板1の認識を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、図3、図4および図8〜図10を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、補正用マーク部材202の撮像と基板1(基板認識マーク3)の撮像とをカメラ部73による1回の撮像動作で行うように構成した例について説明する。なお、補正用マーク部材202は、本発明の「撮像位置補正マーク」の一例である。また、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、第1実施形態と同じ符号を付して図示している。
本発明の第2実施形態における部品実装装置においては、図8に示すように、基板撮像ユニット270がヘッドユニット250に対してX方向に相対移動可能に取り付けられている。なお、ヘッドユニット250は、本発明の「ヘッド部」の一例であり、基板撮像ユニット270は、本発明の「基板撮像部」の一例である。
また、基板撮像ユニット270においては、ミラー部材75の背面側と筒部72aとの間にLEDからなる照明部201が配置される一方、開口部72cの縁部には第1実施形態における照明部74(図4参照)は取り付けられていない。また、ヘッドユニット250に設けられた支持部材57の凹部57aには、一対の補正用マーク部材202のみが取り付けられている。
ガラス板製の補正用マーク部材202は、図9に示すように、上下方向に延びて短冊状に形成されている。また、補正用マーク部材202は、長手方向(上下方向)の一方側の端部近傍に略円形状でかつ光を反射可能な材料が塗布(蒸着)された反射部202aと、反射部202a以外の領域を覆うように黒色系の塗料が塗布(蒸着)された遮光部202bとを有している。また、補正用マーク部材202は、支持部材57の凹部57aのX方向における各々の端部領域に沿って接着剤(図示せず)を用いて固定されている。ここで、X1側の補正用マーク部材202とX2側の補正用マーク部材202とは、互いに上下(Z方向)を逆さまにして凹部57aに固定されている。また、凹部57aの補正用マーク部材202が取り付けられていない中央の略矩形形状の領域には、反射防止シートなどの光を吸収する光吸収部材203が貼り付けられている。
これにより、第2実施形態では、基板撮像ユニット270(カメラ部73の光軸)の基板認識位置(位置A)からの位置ずれを基板1の撮像結果に反映させる動作処理が次のようにして行われる。
具体的には、図8に示すように、照明部201が点灯された際、カメラ部73によって補正用マーク部材202が撮像されるのと同時にカメラ部73によって基板1の基板認識マーク3も撮像されるように構成されている。すなわち、照明部201の光がミラー部材75の反射面75aを前方に透過して補正用マーク部材202を照らすのと同時に反射面75aで下方に向けられて基板1の実装面1aを照らす。したがって、図10に示すように、カメラ部73の視野領域101の端部(両側)に対応する領域101aには、一対の補正用マーク部材202の各々における反射部202a(2箇所)からの反射光が実画像205となってそれぞれ写り込む。また、これと同時に、視野領域101の中央に対応する領域101bには、基板1の基板認識マーク3からの反射光が実画像3aとなって写り込む。なお、領域101aおよび101bは、それぞれ、本発明の「第1領域」および「第2領域」の一例である。
そして、第2実施形態では、実画像205を撮像した撮像結果に基づいて実画像205の仮想図形204に対する幾何学的な「位置ずれ量」が画像処理部85(図3参照)による画像処理に基づいて主制御部81(図3参照)により算出されるように構成されている。これにより、画像処理部85による画像処理に基づいてこの位置ずれ量が把握されることにより、基板撮像ユニット270の正規の基板認識位置(位置A)からの位置ずれ量が制御装置80(図3参照)側で把握される。なお、反射部202aは略円形状を有しているが、1つの視野領域101内の異なる位置(左右の領域)に配置された2つの反射部202aがそれぞれ実画像205となって撮像されるので、2つの実画像205の仮想図形204に対する幾何学的な位置ずれから、基板撮像ユニット270のヘッドユニット250に対するX方向のずれ量およびY方向のずれ量に加えてX−Y面内におけるZ軸に沿ったR方向の回転ずれ量も容易に算出される。
したがって、基板撮像ユニット270が位置Aから実際には所定量だけずれた位置に移動されてこの位置で基板1を撮像する場合であっても、基板1の撮像結果は、基板撮像ユニット270の正規の位置Aからの位置ずれ量が反映された画像データ(基板認識マーク3の位置情報)となって取得される。これにより、基板1(基板認識マーク3)の撮像結果には位置ずれ量が補正される分、基板撮像ユニット270が位置ずれを起こすことなく基板撮像用の正確な位置A(基板認識位置)において基板認識マーク3を撮像した場合と実質的に同じ撮像結果が制御データ上得られるように構成されている。なお、第2実施形態におけるヘッドユニット250(図8参照)のその他の構成については、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、基板撮像ユニット270におけるカメラ部73の視野領域101には、一対の補正用マーク部材202が撮像される領域101a(2箇所)と、基板1の基板認識マーク3が撮像される領域101bとが設けられている。そして、基板撮像ユニット270が基板認識位置(位置A)にヘッドユニット250に対して相対移動された際に、光路L1を介してカメラ部73の領域101aに撮像された反射部202aの撮像結果(実画像205)に基づいて基板認識位置(位置A)からの位置ずれを補正するとともに、光路L2を介してカメラ部73の領域101aに基板1の基板認識マーク3を撮像するように構成する。これにより、カメラ部73の撮像素子73aが有する1つの視野領域101を有効に利用して、基板撮像ユニット270(カメラ部73)による1回の撮像動作で視野領域101内の領域101aに補正用マーク部材202を撮像するのとともに領域101bに基板1の基板認識マーク3を撮像することができる。これにより、基板撮像ユニット270のヘッドユニット250に対する相対的な位置ずれの補正動作を含む基板認識動作をより迅速に行うことができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図3および図11〜図13を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、基板撮像ユニット370のカメラ部73がケース本体部72内で上下方向(Z方向)に移動可能であるようにヘッドユニット350に設けた例について説明する。なお、ヘッドユニット350は、本発明の「ヘッド部」の一例であり、カメラ部73は、本発明の「基板撮像部」の一例である。また、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、第1実施形態と同じ符号を付して図示している。
本発明の第3実施形態における部品実装装置300では、においては、図11に示すように、基板撮像ユニット370がヘッドユニット350における位置C(X1側)と位置D(X2側)とにそれぞれ設けられている。また、基板撮像ユニット370は、X1方向またはX2方向には水平移動されることなく位置Cおよび位置Dに各々固定されている。
ここで、第3実施形態では、図12に示すように、各々の基板撮像ユニット370には、Z軸サーボモータ301とボールねじ軸302と軸受部303とが設けられている。Z軸サーボモータ301は、ケース本体部72内のカメラ部73の斜め上方に固定されており、Z軸サーボモータ301にはカメラ部73の背面側(Y1側)において垂直方向(Z方向)に延びるボールねじ軸302が回転可能に取り付けられている。また、ボールねじ軸302の下端部は、筒部72aの下端部72bに設けられた軸受部303によって回転可能に支持されている。また、カメラ部73には、ボールねじ軸302に噛合するナット部材76が設けられており、Z軸サーボモータ301によりボールねじ軸302が回動されることによって、ケース本体部72内においてナット部材76とともにカメラ部73がZ1方向またはZ2方向に垂直移動されるように構成されている。
また、第3実施形態では、ヘッドユニット350には、基板撮像ユニット370が固定された位置(位置Cおよび位置D)の背面側(Y1側)に支持部材57がネジ部材6を用いて各々固定されている。また、支持部材57には、基板撮像ユニット370側(Y2側)を向くようにして補正用マーク部材59および照明部58がこの順に取り付けられている。また、ケース本体部72における筒部72aの後方側(Y1側)の壁面に矩形状の開口部72dが形成されており、照明部58からの光(光路L1)が開口部72dおよびミラー部材75(反射面75a)を介してカメラ部73に受け入れ可能に構成されている。なお、図12では、図示の都合上、ボールねじ軸302が光路L1を上下に横切っているように図示されているが、実際には、ボールねじ軸302は、補正用マーク部材59とミラー部材75とを結ぶ光路L1とはY方向に重ならない位置(光路L1からX1側またはX2側(図11参照)に逸らされた位置)に配置されている。
ここで、カメラ部73の焦点距離は固定値(一定値)である。したがって、基板撮像ユニット370では、基板1の基板認識マーク3の輪郭(外形)をより鮮明(正確)に撮像するためにも、上述した昇降機構部を駆動してカメラ部73を上下方向に昇降させてカメラ部73から基板1の実装面1aまでの焦点距離が基板1の仕様(厚みなど)に応じて詳細に調整されるように構成されている。したがって、基板撮像ユニット370では、基板1の基板認識マーク3を撮像する際に、基板1毎にZ方向の焦点距離が正確に調整された位置にカメラ部73が垂直移動された後、基板認識マーク3の撮像が行われるように構成されている。
この際、第3実施形態では、図12に示すように、カメラ部73がヘッドユニット350におけるZ方向の基板認識位置としての位置E(水平線152の高さ位置)付近に垂直移動された際に、カメラ部73のヘッドユニット350における正規の基板認識位置(位置E)からの位置ずれが補正(反映)された状態で基板1の撮像結果(画像データ)を得ることが可能に構成されている。すなわち、図13に示すように、カメラ部73が位置E付近に移動された際に、基板撮像ユニット370による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて把握されたカメラ部73のヘッドユニット350に対するZ方向の相対的な位置ずれ(カメラ部73の撮像素子73aの位置Eからの位置ずれ量)が制御装置80(図3参照)側で把握されるとともに、制御装置80側で把握された位置ずれ量を基板1の撮像結果に反映させる演算処理が行われるように構成されている。これにより、カメラ部73が位置Eから実際に所定量だけZ方向にずれたままの状態で基板1を撮像する場合であっても、基板1の撮像結果は、カメラ部73の正規の位置Eからの位置ずれ量が反映された画像データ(基板認識マーク3の位置情報)に置き換えられて取得されるように構成されている。なお、位置Eは、本発明の「基板認識位置」の一例である。
なお、上記第1実施形態と同様の画像処理によってカメラ部73のヘッドユニット350に対するZ方向の相対的な「位置ずれ量」がまず算出される。この際、図13に示すように、カメラ部73が基板1に対する焦点距離の適正な位置(正規の位置E)に移動された状態で基板認識マーク3を撮像した場合の仮想図形102に対して、カメラ部73が基板1に対する焦点距離の適正な位置(正規の位置E)からずれた状態で基板認識マーク3を撮像した場合の実画像103は大きさ(外形形状)が異なる。第3実施形態では、画像処理によって仮想図形102(2点鎖線で示す)に対する実画像103(太い実線で示す)の大きさ(外形形状)の差異を数値的に把握することによって、仮想図形102に対する実画像103の拡大率(縮小率)が「位置ずれ量」として算出される。なお、図13では、カメラ部73が正規の位置E(焦点距離の適正な位置)よりも基板1に近づき過ぎていて補正用マーク部材59(透過部59a)が本来の大きさ(仮想図形102)よりも若干大きく撮像されている様子をやや誇張して図示している。
そして、第3実施形態では、算出された拡大率または縮小率からなる「位置ずれ量」に応じて予め設定されている補正係数が、カメラ部73が有する撮像画像縮尺率(カメラ縮尺率)の調整に反映されるように構成されている。すなわち、図13に示されるように、仮想図形102に対して実画像103が拡大された状態で撮像される場合には、実画像103の大きさを仮想図形102の大きさに縮小する縮小率に対応する補正係数がカメラ部73の撮像画像縮尺率の調整に適用される。反対に、仮想図形102に対して実画像103が縮小された状態で撮像される場合(カメラ部73が正規の位置E(焦点距離の適正な位置)よりも基板1から離れ過ぎている場合)には、実画像103の大きさを仮想図形102の大きさに拡大する拡大率に対応する補正係数がカメラ部73の撮像画像縮尺率の調整に適用される。
したがって、カメラ部73が正規の基板認識位置(位置E)からずれたままの状態で基板認識マーク3が撮像されるにもかかわらず、基板認識マーク3の実画像データに上記した縮小率または拡大率に対応する補正係数が加味されたカメラ部73の撮像画像縮尺率によって基板認識マーク3の実寸法に向けた補正処理がなされる。このようにして、上下方向の位置ずれが補正された状態の画像データを有する基板認識マーク3の位置情報が取得されるように構成されている。なお、第3実施形態におけるヘッドユニット350のその他の構成については、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、上記のように、カメラ部73が基板1の実装面1aに対して垂直な方向(Z方向)に移動されるような基板撮像ユニット370において、このカメラ部73の垂直方向(Z方向)に沿った基板認識位置(位置E)からの位置ずれ量を加味して基板1の基板認識マーク3を撮像するように構成する。これにより、焦点距離が固定化されたカメラ部73を垂直移動させて個々の基板1に対応した基板認識マーク3を撮像する場合においても、基板1(基板認識マーク3)の撮像結果には垂直移動時の位置ずれ(カメラ部73から基板1(実装面1a)までの焦点距離のずれ)が補正される分、カメラ部73が基板撮像用の正規の位置E(図11参照)において基板1を撮像した場合と実質的に同じ撮像結果を得ることができる。この結果、基板撮像ユニット370における基板1の認識精度をより向上させることができる。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、基板撮像ユニット70(270)をヘッドユニット50(250)に対してX方向に相対移動させる際の基板認識位置からの位置ずれを補正する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、Y方向に延びたヘッド部に対してY方向に相対移動させる際の基板認識位置からの位置ずれを補正するように構成してもよい。また、ヘッドユニット50に対してX方向およびY方向の両方に相対移動可能にヘッドユニット50に設けられた基板撮像部に対して本発明を適用してもよい。これにより、ヘッドユニット50に対して基板1の実装面1aに沿った方向に相対移動させるように基板撮像ユニット70を構成して基板認識を行う場合であっても、基板1のX−Y面内(水平面内)における正しい位置を高精度に把握することが可能である。
また、上記第1および第2実施形態では基板撮像ユニット70(270)が基板1の実装面1aに沿ってのみ移動可能であり、上記第3実施形態ではカメラ部73が基板1の実装面1aに垂直な方向(Z方向)にのみ移動可能であり、各々の構成においてカメラ部73による補正用マーク部材59の撮像結果に基づいてカメラ部73のヘッドユニット50(350)に対する相対的な位置ずれを補正する例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上記第1〜第3実施形態を組み合わせて図14に示す変形例のように構成してもよい。なお、図中において、上記第1〜第3実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
具体的には、図14に示すように、1基の基板撮像ユニット470がヘッドユニット450に対して水平方向(紙面垂直方向)に移動されるのみならず、基板撮像ユニット470内のカメラ部73が垂直方向(Z方向)にも垂直移動されるような構成に対して本発明を適用することも可能である。すなわち、基板撮像ユニット470が位置Aまたは位置B(図2参照)に移動された際の補正用マーク部材59の撮像結果に基づいて、基板撮像ユニット470の基板1(実装面1a)に略平行なX方向におけるヘッドユニット450に対する相対的な位置ずれが補正される。また、基板撮像ユニット470が位置Aまたは位置Bに移動された状態で、基板撮像ユニット470内のカメラ部73の基板1(実装面1a)に略垂直なZ方向におけるヘッドユニット450(基板認識位置(位置E))に対する相対的な位置ずれが補正される。なお、ヘッドユニット450および基板撮像ユニット470は、それぞれ、本発明の「ヘッド部」および「基板撮像部」の一例である。この変形例のように構成すれば、基板撮像ユニット470を実装面1aに沿って移動させた場合のX−Y面内(水平面内)における基板1の位置を高精度に把握でき、かつ、焦点距離が固定されたカメラ部73を用いても実装面1aまでの焦点距離のずれが補正された撮像結果を容易に得ることができるので、付加価値の高い部品実装装置を提供することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、レンズ部を完全な下向きの状態にしてカメラ部73をケース本体部72内に固定した例について示したが、本発明はこれに限られない。カメラ部73を下向き以外の方向に設置して基板撮像ユニット70(270、370)を構成してもよい。この場合、ケース本体部72の形状やケース本体部72内におけるミラー部材75などの本発明の「光学部材」の配置構成を適宜変更することによって、補正用マーク部材59(202)の撮像を行うための光路L1を形成するとともに、基板1の撮像を行うための光路L2を形成して、補正用マーク部材59(202)と基板1とをカメラ部73によって撮像することが可能である。
また、上記第1〜第3実施形態では、補正用マーク部材59(202)が取り付けられた支持部材57をネジ部材6を用いてヘッドユニット50(250、350)の下面50cに取り付けた例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ヘッドユニット50に一体的に形成された支持部に補正用マーク部材59が設けられていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、ガラス板製の補正用マーク部材59(202)を用いて本発明の「撮像位置補正マーク」を構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、基板撮像ユニット70により撮像可能でありかつヘッドユニット50に対する相対的な位置ずれが把握可能であるならば、本発明の「撮像位置補正マーク」をヘッドユニット50に直接的に取り付けてもよい。
また、上記第2実施形態では、支持部材57の凹部57aのX方向の両端部に補正用マーク部材202をそれぞれ設けた例について示したが、本発明はこれに限られない。1つの補正用マーク部材202を凹部57aのX方向のいずれか一方の端部に設けてもよい。この際、反射部202aを上記第1実施形態のような矩形形状や多角形形状を有するように構成するのが好ましい。これにより、上記第1実施形態と同様に、1つの反射部202a(撮像位置補正マーク)を用いて基板撮像ユニット270の回転ずれ量を把握することが可能である。
また、上記第3実施形態では、補正用マーク部材59をヘッドユニット350の支持部材57に取り付けた例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、補正用マーク部材59を基板撮像ユニット70のケース本体部72に取り付けてもよい。これによっても、カメラ部73の基板認識位置(位置E)からの位置ずれを把握することが可能である。
また、上記第3実施形態では、カメラ部73を昇降させるZ軸サーボモータ301およびボールねじ軸302をカメラ部73の背面側(Y1側)に配置した例について示したが、本発明はこれに限られない。Z軸サーボモータ301およびボールねじ軸302を、ケース本体部72の筒部72aにおける左右(X1側またはX2側)いずれかの壁部に設けるように構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、6基の実装ヘッド51がX方向に沿って1列に配置されたヘッドユニット50(250、350)に対して基板撮像ユニット70(270、370)が相対移動する例について示したが、本発明はこれに限られない。1本のノズル列が2列または3列にタンデム配置されたヘッド部や、複数の実装ヘッドが円環状に配置されたロータリー型のヘッド部に対して、本発明の「基板撮像部」を組み込んで基板1の撮像を行うように構成してもよい。
1 基板
1a 実装面
2 部品
3 基板認識マーク
3a 実画像
5 ノズル
50、250、350、450 ヘッドユニット(ヘッド部)
59、202 補正用マーク部材(撮像位置補正マーク)
59a 透過部(撮像位置補正マーク)
59b 遮光部(撮像位置補正マーク)
70、270、370、470 撮像ユニット(基板撮像部)
73 カメラ部(基板撮像部)
75 ミラー部材(光学部材)
100、300 部品実装装置
101 視野領域
101a 領域(第1領域)
101b 領域(第2領域)
102、204 仮想図形
103、205 実画像
202a 反射部(撮像位置補正マーク)
202b 遮光部(撮像位置補正マーク)

Claims (8)

  1. ノズルに吸着された部品を基板に実装可能なヘッド部と、
    前記ヘッド部に対して相対移動可能に前記ヘッド部に設けられ、前記基板を撮像するための基板撮像部と、
    前記基板撮像部により撮像可能に前記ヘッド部に設けられた撮像位置補正マークとを備え、
    前記基板撮像部は、前記撮像位置補正マークおよび基板認識マークの両方を同時に撮像可能に構成され、
    前記基板撮像部による前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記基板撮像部の前記ヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている、部品実装装置。
  2. 前記基板撮像部は、前記ヘッド部において前記基板を撮像可能な基板認識位置に移動可能に構成されており、
    前記基板撮像部による前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記ヘッド部における前記基板撮像部の前記基板認識位置からの位置ずれが補正されるように構成されている、請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記基板撮像部は、前記部品が実装される前記基板の実装面に略平行な方向に沿って前記ヘッド部に対して相対移動可能に構成されており、
    前記基板撮像部による前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記基板撮像部の前記基板の実装面に略平行な方向における前記ヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている、請求項1または2に記載の部品実装装置。
  4. 前記基板撮像部は、前記部品が実装される前記基板の実装面に略垂直な方向に沿って前記ヘッド部に対して相対移動可能に構成されており、
    前記基板撮像部による前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記基板撮像部の前記基板の実装面に略垂直な方向における前記ヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  5. 前記撮像位置補正マークは、前記ヘッド部において前記基板撮像部が前記基板を撮像可能な基板認識位置に対応する位置に設けられており、
    前記基板撮像部が前記基板認識位置に対応する位置に前記ヘッド部に対して相対移動された際に、前記基板撮像部による前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記ヘッド部における前記基板認識位置からの位置ずれが補正されるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  6. 前記基板撮像部は、光の反射および透過が可能な光学部材を含み、
    前記撮像位置補正マークは、前記ヘッド部において前記基板撮像部が前記基板を撮像可能な基板認識位置に対応する位置に設けられており、
    前記基板撮像部が前記基板認識位置に対応する位置に前記ヘッド部に対して相対移動された際に、前記光学部材により形成される第1光路を介して前記基板撮像部の視野領域内に撮像された前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記基板認識位置からの位置ずれが補正されるとともに、前記光学部材により形成される第2光路を介して前記基板撮像部の前記視野領域内に前記基板が撮像されるように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  7. 前記基板撮像部は、光の反射および透過が可能な光学部材を含み、
    前記基板撮像部の視野領域は、前記撮像位置補正マークが撮像される第1領域と、前記第1領域とは異なる領域に設けられ、前記基板が撮像される第2領域とを含み、
    前記撮像位置補正マークは、前記ヘッド部において前記基板撮像部が前記基板を撮像可能な基板認識位置に対応する位置に設けられており、
    前記基板撮像部が前記基板認識位置に対応する位置に前記ヘッド部に対して相対移動された際に、前記光学部材により形成される第1光路を介して前記基板撮像部の前記第1領域内に撮像された前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記基板認識位置からの位置ずれが補正されるとともに、前記光学部材により形成される第2光路を介して前記基板撮像部の前記第2領域内に前記基板が撮像されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  8. 前記基板撮像部が前記ヘッド部の端部近傍に対応する位置に前記ヘッド部に対して相対移動された際に、前記基板撮像部による前記撮像位置補正マークの撮像結果に基づいて前記基板撮像部の前記ヘッド部に対する相対的な位置ずれが補正されるように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の部品実装装置。
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