JP4421281B2 - 部品認識方法、部品認識装置、表面実装機、部品試験装置および基板検査装置 - Google Patents

部品認識方法、部品認識装置、表面実装機、部品試験装置および基板検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、IC等の電子部品を吸着ノズルにより負圧吸着して搬送するように構成された表面実装機や部品試験装置等に適用される部品認識方法、部品認識装置および前記部品認識装置を備えた表面実装機、部品試験装置並びに基板検査装置に関するものである。
従来から、吸着ノズルを備えた移動可能なヘッドユニットにより部品供給部からIC等のチップ部品を負圧吸着し、プリント基板上の所定位置に搬送して実装するように構成された表面実装機が一般に知られている。
この種の表面実装機では、部品の吸着ミスや吸着ズレに伴う実装不良を防止するために、事前(実装前)に吸着部品を画像認識してその吸着状態を調べることが行われており、一般には、CCDエリアセンサ又はCCDラインセンサ(リニアセンサ)を備えたカメラを表面実装機の基台上に上向きに設置し、部品吸着後、ヘッドユニットをこのカメラ上に移動させて吸着部品を撮像することにより行われている(例えば、特許文献1)。
また、ヘッドユニットの複数カ所にマークを設け、これらのマークを順次撮像してその位置関係を認識することよりヘッドユニットの移動量や移動方向に関する誤差(駆動誤差という)を検出し、これにより部品の実装位置(目標位置)を補正することも行われている。
あるいはまた、部品の吸着状態をより正確に認識するために、例えばヘッドユニットの実装用ヘッドの近傍にマークを設け、このマークを吸着部品と共に撮像することによりこのマークと吸着部品との相対的な位置関係から部品の吸着状態を認識することが行われている。その場合、例えば丸、三角、あるいは四角といった点状のマーク(ポイントマーク)を設け、このマークと吸着部品との相対的な位置関係を求めるものが一般的である。
その一例として、図12(a)に、従来の部品認識方法における一般的な吸着位置ズレ検出の説明図を示す。吸着された電子部品Qの位置ズレを認識するため、電子部品Qと共にポイントマーク91が同一画面内に撮像される。図中、実線で示すQ’は実際に撮像された電子部品Qの撮像状態、二点鎖線で示すQ’’は、吸着ズレが全くないと想定したときの電子部品Qの理想状態である。ポイントマーク91は点状のマークであって、吸着ノズルと一体に設けられている。従ってポイントマーク91と吸着ノズルとの相対位置関係は既知であり、不変である。
ポイントマーク91の中心を基準点aとしてX−Y座標を設定すると、撮像状態Q’は理想状態Q’’に対して、X軸方向にΔX、Y軸方向にΔYだけずれている。これが吸着位置ズレとして検出される。実装時には、この吸着位置ズレを打ち消すように、設定されている実装位置に対して(−ΔX,−ΔY)の補正を加える。
なお図12(a)では、説明のために、ΔX、ΔYの大きさを実際よりも大きく誇張して示している。また後述する図12(b),(c)、図6及び図7における画像の歪みについても同様に大きく誇張して示す。
特開平5−206681号公報
近年、超高密度実装化が進んでおり極小部品を高精度に、かつ高速で実装することが要求されており、そのため、上記のように吸着部品を画像認識して実装位置(目標位置)に関する補正情報を得る場合には、より多くの信頼性の高い情報を速やかに取得する必要が生じている。
しかし上記のような単一のポイントマークによる補正では精度の向上に限界があり、上記要求に応えられなくなりつつある。例えば、撮像した画像に歪み(スケール変化を含む)が生じていると部品を正確に認識する上での妨げとなるが、上記のような方法ではこのような画像歪みの補正情報を得ることはできなかった。そのため従来の方法で画像の歪みを補正するためには、複数のポイントマークを使用しており、より高い認識精度を要求する場合は認識回数が多くなり、実装速度の低下を招くものであった。
またポイントマークの数をただ増やしただけでは充分な精度が得られない場合があった。そのような例について図12(b),(c)を参照しつつ説明する。図12(b)は、図12(a)と同様、従来の部品認識方法における一般的な吸着位置ズレ検出の概念図を示す。ここでは、精度向上を図って2個のマーク(ポイントマーク91,93)を用いている。撮像された画像は、ポイントマーク91を基準としたとき、撮像状態Q’が理想状態Q’’と完全に一致している。しかしポイントマーク93が、本来中心座標c(b,d)にあるべきところ、中心座標c’(b’,d’)にずれて写っている。これは、撮像された画像に何らかの歪みが生じていることを示している。従って、ポイントマーク91だけから見ると全く吸着位置ズレがないように見える電子部品Qであるが、実は吸着位置ズレのあることがわかる。
電子部品Qの吸着位置ズレを求めるためには、撮像されたポイントマーク93’が元のポイントマーク93に重なるような画像補正処理を施せば良い。しかし、その補正量が一義的に決められないという問題が起こっている。即ち、座標cが座標c’にずれたというとき、矩形領域abcdが、矩形領域ab’c’d’のように歪んだのか、台形領域abc’d’’のように歪んだのか特定できない(他に何通りもの歪みパターンが想定できる)。従って画像補正処理に不正確さを残し、吸着位置ズレ精度の向上を困難としている。
また図12(c)は、更なる精度向上を図って4個のマーク(ポイントマーク91,92,93,94)を用いた従来例である。撮像状態Q’は、ポイントマーク91を基準としたとき、理想状態Q’’と完全に一致している。またポイントマーク92,93及び94も、本来の位置に写っている。従って、一見電子部品Qの吸着位置ズレが全くないように見える。しかし、実は矩形領域abcdが領域abtcdsのように歪んでいる(直線bcが曲線btcに、直線daが曲線dsaになるように、Y軸方向中央部がX軸方向プラス側に歪んでいる)という可能性がある。その場合、電子部品Qには吸着ズレがあることになるが、この従来例ではそれを認識することができない。
なお、このような課題は表面実装機に限らず、例えば、電子部品を吸着ノズルにより負圧吸着した状態で検査装置に搬送して各種試験を実施する部品試験装置や、基板上に実装された部品を画像認識することにより実装状態を検査する基板検査装置等についても同様に生じている。すなわち、部品試験装置では、部品を検査装置に搬送する際に部品の吸着状態を画像認識することにより試験装置に対する部品の位置決め精度を高めることが行われており、近年では、例えば極小部品を高精度に、かつ高速で検査装置へ位置決めして検査を施すことが求められている。また、基板検査装置については、超高密度実装された部品の実装状態を短時間で正確に認識することが要求されている。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、実装用ヘッドによる部品の吸着状態や、基板上に実装された部品の実装状態をより迅速、かつ正確に認識することができるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、電子部品を吸着ノズルにより吸着して目的位置まで搬送する際に前記吸着ノズルによる吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識する方法において、直線部分を有する線形マークと共に吸着部品を撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の吸着状態を認識することを特徴とする(請求項1)。
この方法によると、線形マークの屈曲状態を直線近似に基づき認識することによって、不規則な歪みであっても検知することができる。従って、点状のマークを用いる従来の方法よりも、画像の歪み補正の精度を格段に向上させることができる。或いは、同程度の要求精度であれば認識回数を格段に削減することができる。こうして補正された画像に基づいて電子部品の吸着状態を認識することができるので、より迅速かつ高精度の認識を行うことができる。
また本発明は、電子部品を吸着ノズルにより吸着して目的位置まで搬送する間に前記吸着ノズルによる吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識する装置において、前記吸着ノズルの近傍に直線部分を有する線形マークが設けられ、前記撮像手段により前記吸着部品を前記線形マークと共に撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の吸着状態を認識することを特徴とする(請求項2)。
この装置によると、請求項1の方法を具体的に実現した部品認識装置を得ることができる。そして、吸着ノズルが搭載された移動可能なヘッドユニットの前記吸着ノズルにより部品供給部から電子部品を吸着し、前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識してから目的位置である実装作業位置にセットされた基板上に実装する表面実装機において、前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識する手段として、請求項2に記載の部品認識装置を備える(請求項3)ようにすれば、実装速度を高めつつ、実装位置精度が高い、高密度実装に適した表面実装機を得ることができる。
また、吸着ノズルが搭載された移動可能なヘッドユニットの前記吸着ノズルにより部品供給部から電子部品を吸着し、前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識してから目的位置である検査手段に移載して各種検査を行う部品試験装置において、前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識する手段として、請求項2に記載の記載の部品認識装置を備える(請求項4)ようにすれば、検査速度を高めつつ、検査位置精度の高い部品試験装置を得ることができる。
さらに本発明は、基板上に装着された電子部品を撮像手段により撮像して該部品の装着状態を画像認識する方法において、直線部分を有する線形マークを前記基板上に予め設けておき、装着部品を前記線形マークと共に撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の装着状態を認識することを特徴とする(請求項5)。
この方法によると、線形マークを用いることによって、請求項1に示す方法と同様、点状のマークを用いる従来の方法よりも、画像の歪み補正の精度を格段に向上させることができる。或いは、同程度の要求精度であれば認識回数を格段に削減することができる。従って、こうして補正された画像に基づいて電子部品の装着状態を認識することができるので、より迅速かつ高精度の認識を行うことができる。
そしてまた本発明は、基板上に装着された電子部品を撮像手段により撮像して該部品の装着状態を画像認識する装置において、直線部分を有する線形マークが設けられた基板上の装着部品を前記線形マークと共に前記撮像手段により撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の装着状態を認識することを特徴とする(請求項6)。
この装置によると、請求項5の方法を具体的に実現した部品認識装置を得ることができる。そして、移動可能な撮像手段により基板上に装着された電子部品を撮像してその装着状態を画像認識する基板検査装置において、前記基板上の部品の装着状態を画像認識する手段として、請求項6に記載の部品認識装置を備える(請求項7)ようにすれば、検査速度を高めつつ、検査精度が高い、高密度実装基板の検査に適した基板検査装置を得ることができる。
以上の説明で明らかなように、本発明によると、電子部品を吸着ノズルにより吸着して目的位置まで搬送する際に前記吸着ノズルによる吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識する方法や装置において、直線部分を有する線形マークと共に吸着部品を撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の装着状態を認識することを特徴とするので、実装用ヘッドによる部品の吸着状態や、基板上に実装された部品の実装状態をより迅速、かつ正確に認識することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態として、部品認識装置が搭載される表面実装機を概略的に示している。同図に示すように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板3がこのコンベア2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止されるようになっている。
なお、プリント基板3上には、基台1に対する当該プリント基板3の位置を特定するための線形マーク5が形成されている。線形マーク5は、プリント基板3の対角線上の二隅にそれぞれ設けられており、X軸方向(コンベア2の方向)の線及びY軸方向(水平面上でX軸と直交する方向)の線からなるL字状のマークである。
上記コンベア2の両側には、部品供給部4が配置されている。これらの部品供給部4には、多数列のテープフィーダー4aが設けられている。各テープフィーダー4aは、各々、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導出されるように構成されており、後述のヘッドユニット6により電子部品が間欠的に取り出されるようになっている。
上記基台1の上方には、部品装着用のヘッドユニット6が装備されている。このヘッドユニット6は、部品供給部4とプリント基板3が位置する部品装着部とにわたって移動可能とされ、X軸方向及びY軸方向に移動することができるようになっている。
すなわち、基台1上には、Y軸方向の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット6が移動可能に保持され、このヘッドユニット6に設けられたナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりヘッドユニット6が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
また、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15には、それぞれエンコーダ9a,15aが設けられており、これによって上記ヘッドユニット6の移動位置が検出されるようになっている。
上記ヘッドユニット6には、電子部品を保持する保持手段として、部品吸着用の吸着ノズル16aを先端に備えた複数の実装用ヘッド16が設けられている。この実装用ヘッド16は、ヘッドユニット6のフレームに対して昇降(Z軸方向の移動)及びノズル中心軸(R軸)回りの回転が可能とされ、図外のZ軸サーボモータ等の昇降駆動手段及びR軸サーボモータ等の回転駆動手段により作動されるようになっている。なお、本実施形態では、実装用ヘッド16が6個配設された構成を示している。
また、上記実装機には、図3に示すように、部品認識装置20が搭載されている。この部品認識装置20は、部品供給部4の内側における基台1上でX軸方向に延びる反射部17と、各吸着ノズル16aに対応してX軸方向に整列した状態でヘッドユニット6に取り付けられたカメラ18と、各吸着ノズル16aに対応してヘッドユニット6に固定された照明装置19と、吸着ノズル16a毎にヘッドユニット6に配設された線形マーク26とを備えている。
上記反射部17は、図3に示すように、基台1上にフレーム21を介して固定されたミラー22を備えている。
照明装置19は、多数配列されたLED25を備え、この発光によって電子部品Qを照明する。即ち、LED25からの光がミラー22に反射して電子部品Qの部品下面Q1や線形マーク26を照明する(光軸K1)。その光は部品下面Q1等で反射した後、再びミラー22に反射してカメラ18のレンズに入射するようになっている(光軸K2)。つまりカメラ18は照明された部品下面Q1や線形マーク26の像をミラー22を介して撮像する。
ミラー22は、反射部17の全長に亘り設けられた短冊状のミラーである。従って、ヘッドユニット6が部品供給部4の上部とプリント基板3の上部との間を移動する間に、ヘッドユニット6がX軸上可動範囲内のいずれの位置にあっても、各実装用ヘッド16はミラー22の上部を通過するようになっている。このようにすることにより、吸着ノズル16aが部品供給部4で電子部品Qを吸着してから、プリント基板3の所定位置に移動する間、ヘッドユニット6がいかなる経路をとってもミラー22を介した撮像がなされるようになっている。当実施形態では、ヘッドユニット6が部品吸着位置から実装位置までの最短経路をとって移動するように設定されている。
上記カメラ18は、エリアセンサからなる撮像手段であり、ヘッドユニット6が反射部17上を通過するときに、ミラー22に映された部品下面Q1の像を撮像する(光軸K2)ようになっている。また、部品供給部4の上部において、吸着する電子部品Qを撮像したり、プリント基板3への実装を開始するときにはプリント基板3に設けられた線形マーク5を撮像したり、或いはプリント基板3に実装後の電子部品Qを撮像したりする。
上記線形マーク26は、吸着ノズル16aの周囲を矩形状に取り囲むように設けた壁状体26aの下面に形成されており、壁状体26aはカメラ18の撮像範囲内となるヘッドユニット6の下面に立設されている。従って、カメラ18により撮像された画像には、照明装置19により明るくされた部品下面Q1とともに線形マーク26が映し出されることとなる。
図4は、カメラ18による撮像画面の説明図である。画像の認識範囲M内に、部品下面Q1と線形マーク26とが共に撮像されている。線形マーク26と吸着ノズル16aとの位置関係は既知なので、この画面から線形マーク26と部品下面Q1との位置関係を求めることによって吸着ノズル16aと電子部品Qとの位置関係(吸着位置ズレなど)を求めることができる。
図5は、上記実装機の制御系を概略ブロック図で示している。当実施形態の実装機は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されるコントローラ30を有している。このコントローラ30は、機能構成として主制御部32、軸制御部34、照明制御部36、カメラ制御部38および画像処理部40を含んでいる。
主制御部32は、実装機の動作を統括的に制御するもので、予め記憶されたプログラムに従ってヘッドユニット6等を作動させるべく軸制御部34を介してサーボモータ9,15等の駆動を制御するとともに、カメラ18により撮像される部品画像に基づいて吸着ノズル16aによる部品吸着の有無判別や部品の吸着ズレ量の演算を行う。
軸制御部34は、エンコーダ9a,15aからの信号によってヘッドユニット6の現在位置(X,Y)を検知しながら、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15を駆動制御してヘッドユニット6を所定の位置に移動させる。また照明制御部36およびカメラ制御部38は、照明装置19およびカメラ18の駆動を制御する。なお、照明制御部36は照明装置19を直接に制御するのではなく、図5に破線で示すように、カメラ18を介して照明装置19を制御するようにしても良い。
画像処理部40は、カメラ18から出力される画像信号に所定の処理を施すことにより部品認識に適した画像データを生成して主制御部32に出力するものである。主制御部32では、その画像データに基づいて電子部品Qの認識を行う。その際、撮像角度やミラー22の影響等によって画像に歪みが生じている場合があるので、それを補正して認識するようになっている。
図6は、撮像画像に歪みが生じている場合の補正方法の説明図である。この図において、元の線形マーク26(矩形ABCD。二点鎖線で示す。)は、画像の歪みによって線形マーク26’(四角形A’B’C’D’)のように撮像されている。図では、見易くするために点A’、点B’及び点D’は元の点A、点B及び点Dと重なっており、点C’のみが点Cから内側に入り込むように歪んでいる状態を示している。なお、直線AB、直線BC、直線CD及び直線DAの各中点を、それぞれ点E、点F、点G及び点Hとし、直線A’B’、直線B’C’、直線C’D’及び直線D’A’の各中点を、それぞれ点E’、点F’、点G’及び点H’とする。
このとき、元の線形マーク26の中心点P(直線EGと直線HFとの交点)は、撮像された線形マーク26’の中心点P’(直線E’G’と直線H’F’との交点)に移動している。以下に、この中心点P’の座標を求める方法について詳述する。
まず画像データから、点E’(直線A’B’の中点)及び点G’(直線C’D’の中点)の位置を認識し、それらの位置ベクトルを(E’)及び(G’)とする。以下、同様に括弧付き記号は位置ベクトルを表すものとする。一般的に直線E’G’をn:1−nに内分する点の位置ベクトルは (1−n)・(E’)+n・(G’) で表される。点P’は直線E’G’を0.5:0.5に内分する点(中点)なので、n=0.5を代入して次の(式1)を得る。
(P’)=0.5・(E’)+0.5・(G’) ・・・ (式1)
なお、同様に画像認識によって位置ベクトル(H’)及び(F’)を求め、次の(式2)によって位置ベクトル(P’)を求めても良い。
(P’)=0.5・(F’)+0.5・(H’) ・・・ (式2)
また、位置ベクトル(E’)を求める際、点A’及び点B’を画像認識して位置ベクトル(A’)及び(B’)を求め、その内分点として次の(式3)によって(E’)を求めても良い。
(E’)=0.5・(A’)+0.5・(B’) ・・・ (式3)
他の位置ベクトル(F’)、(G’)及び(H’)についても同様である。
以上のようにして線形マーク26’の中心点P’を求めることができるが、同様に線形マーク26’内の任意の点についても対辺の内分点同士を結ぶ直線の内分点として求められる。従って、線形マーク26’内の任意の点に相当する線形マーク26内の点を、同じ内分比率の内分点として一義的に求めることができる。即ち位置補正を行うことができる。
次に、画像歪みによって線形マーク26が四角形ではない形状に歪んだ場合について説明する。図7は、元の線形マーク26(矩形ABCD)が、画像の歪みによって線形マーク26’(閉曲線A’B’K’C’D’J’)のように撮像されている。図では、見易くするために点A’、点B’点C’及び点D’は元の点A、点B、点C及び点Dと重なっており、元の辺BC及び辺DAの各中央部がX軸方向プラス側に歪んで曲線B’K’C’及び曲線D’J’A’となった状態を示している。なお、直線AB、直線BC、直線CD及び直線DAの各中点を、それぞれ点E、点F、点G及び点Hとし、直線A’B’及び直線C’D’の各中点を、それぞれ点E’及び点G’とする。
このとき、元の線形マーク26の中心点Pは、撮像された線形マーク26’の中心点P’に移動している。以下に、この中心点P’の座標を求める方法について詳述する。
まず画像認識によって、曲線B’C’の最もX軸方向プラス側に張り出した点K’を抽出し、曲線K’C’を直線K’C’であると近似する。同様に曲線D’A’の最もX軸方向プラス側に張り出した点J’を抽出し、曲線D’J’を直線D’J’であると近似する。こうして四角形J’K’C’D’を定義することができる。点P’はこの四角形J’K’C’D’内の点として、引き続き次のようにして求められる。
画像認識によって曲線B’K’の長さと曲線K’C’の長さの比を求める。例えばそれがn:1−nであったとする(n<0.5)と、点K’は、元の辺BCをn:1−nに内分する点Kが歪みによって移動したものであったと考える。
そして、元の辺BCの中点Fが辺K’C’上に移動した点F’を求める。点Fは、辺KCを0.5−n:0.5に内分する点なので、点F’も辺K’C’を0.5−n:0.5に内分する点として求められる。即ち位置ベクトル(F’)は、次の(式4)で求められる。
(F’)=0.5・(K’)+(0.5−n)・(C’) ・・・ (式4)
なおn=0.5のときは点K’と点F’とが一致するので、(F’)=(K’)となる。
同様にして、画像データから、曲線D’A’の最もX軸方向プラス側に張り出した点J’の抽出に基づき、元の点Hに対応する点H’を求めることができる。
線形マーク26’の中心点P’は、直線H’F’の中点だから、次の(式5)で求められる。
(P’)=0.5・(H’)+0.5・(F’) ・・・ (式5)
また、直線J’K’の中点L’を求め、点P’が、直線L’G’を0.5−n:0.5に内分する点(n<0.5)として次の(式6)で求めも良い。
(P’)=0.5・(L’)+(0.5−n)・(G’) ・・・ (式6)
なお、n>0.5となるときは、点P’が閉曲線J’K’C’D’内になく閉曲線A’B’K’J’内にあることを示すので、閉曲線A’B’K’J’について上記と同様の演算を行って点P’を求めれば良い。
また辺A’B’や辺C’D’に歪みや伸縮がある場合も同様にして適宜四角形を設定することによって点P’の位置を求めることができる。
以上のようにして線形マーク26’の中心点P’を求めることができるが、同様に線形マーク26’内の任意の点についても適宜設定した四角形の対辺の内分点同士を結ぶ直線の内分点として求められる。従って、線形マーク26’内の任意の点に相当する線形マーク26内の点を、対応する四角形における同じ内分比率の内分点として一義的に求めることができる。即ち位置補正を行うことができる。
また図7に示すような歪み形態以外に、曲線B’K’C’や曲線D’J’A’がどのように歪んでいても、それに応じた点K’や点J’の位置を変化させることによって、歪み後の線形マーク26’の全部又は一部を最適な四角形で近似することができ、高精度の補正を行うことができる。これは、線形マーク26を用いてその線の位置、形、或いは長さ等を認識することによって得られる効果である。
線形マークは、必ずしも図4に示す線形マーク26のような矩形で囲んだものである必要はなく、他の形状であっても良い。図8及び図9は、その変形例を示す説明図である。図8(a)に示す線形マークは、線形マーク26の各辺の中央部を省略し、線形マークによる効果が充分得られる程度の直線部分を有するL字状の線形マーク27を四隅に配した構成となっている。このようにすると、比較的大型の電子部品Qに対して、比較的小さな線形マーク27とすることができるので、低コスト、省スペースを図ることができる。
図8(b)に示す線形マークは、図8(a)に示す構成を更に省略し、線形マークによる効果が充分得られる程度の直線部分を有するL字状の線形マーク28を対角線上の二隅に配した構成となっている。このようにすると更に低コスト、省スペースを図ることができる。
以上の例では、何れも吸着ノズル16aに吸着された電子部品Qを認識するための線形マークを示したが、これを認識対象に応じて適宜別の箇所に設けても良い。また、認識対象(電子部品Q)と線形マークとを全て同一画像内に入るように撮像しなくても良い。そのような例として、図9に、プリント基板上に設けられた線形マークを示す。図9に示す電子部品Qは、既にプリント基板3に実装された状態を示し、4個の線形マーク29は、その実装状態を認識するための撮像に用いられるマークである。各線形マーク29は、プリント基板3上の所定位置(既知)に設けられており、これと電子部品Qとの位置を比較することによって実装位置ズレ等を検知することができる。
また、認識範囲Mを電子部品Q及び全ての線形マーク29を含む範囲とせず、各線形マーク29毎に別々に設けている。即ち1画像には1個の線形マーク29と、それに対応する電子部品Qの一部(角部)が撮像される。そして、この4画像を用いて電子部品Qを認識する。このようにすると、1画像の撮像範囲が狭く、画角を拡大することができる。即ち画像の解像度を上げることができるので、より高精度の補正を行うことができる。
なお、図1に示す線形マーク5は、この線形マーク29と同様の線形マークをプリント基板3の対角線上の二隅に配したものであって、これを撮像することによってプリント基板3の基準の固定状態(既知)に対するプリント基板3の固定状態(位置ズレ等)を認識することができる。
次に、図10のフローチャートに従って、コントローラ30の制御に基づく実装機の実装動作の一例について説明する。
当実施形態の実装機は、実装するプリント基板3に応じた電子部品Qの組み合わせや実装位置等を一纏まりにした基板データが準備されている。そこでまず実装するプリント基板3に応じた基板データを選択し、読み込む(ステップS21)。次に、プリント基板3をコンベア2によって実装位置(図1に二点鎖線で示す位置)まで搬送し、固定する(ステップS23)。
次にヘッドユニット6を移動させ、プリント基板3に設けられた線形マーク5をカメラ18で直接撮像し、位置認識を行う。そして上記のような線形マークによる補正を行ってプリント基板3の固定位置ズレを測定する。そのズレ量に応じた各電子部品Qの実装位置の補正量を求めて、記憶しておく(ステップS25)。次に、各ノズル16aにより電子部品Qを吸着する吸着処理が実行される(ステップS27)。この吸着処理としては、まずヘッドユニット6をテープフィーダー4aの上方位置まで移動させ、電子部品Qの吸着に先立ってテープフィーダー4a上の電子部品Qを直接撮像する。この撮像画像に基づいてテープフィーダー4aに対する電子部品Qの位置ずれを検出し、この検出結果に応じてヘッドユニット6の移動量等を補正する。次いで、テープフィーダー4a上の電子部品Qを吸着ノズル16aにより吸着し、その吸着動作を各実装用ヘッド16毎に実行した後、ヘッドユニット6をテープフィーダー4aからプリント基板3側へ移動させる。
ステップS27の実行後におけるヘッドユニット6の移動過程においては、電子部品Qが反射部17上を通過するが、このときミラー22に部品下面Q1と線形マーク26とが映し出され、それが各カメラ18によって撮像される(ステップS29)。
次にその画像に対して上記のような線形マークによる補正を行って画像の歪みを補正する(ステップS33)。そして吸着ノズル16aに対する電子部品Qの吸着状態が認識され、吸着位置ズレに応じて更に実装位置の補正量が求められる(ステップS35)。なお、ステップS35で、電子部品Qを吸着していない等のエラーが発見されたときにはエラー処理を行って再度ステップS27からやり直すようにしても良い。
また特に図示しないが、更に電子部品Qにフィデューシャルマーク(部品フィデューシャル)を設けて、この位置ズレによっても実装位置を補正するようにしても良い(ステップS37)。
そして、以上の各実装位置補正を全て反映した最終的なプリント基板3の実装位置に、電子部品Qが実装される(ステップS39)。実装後は、プリント基板3を直接撮像して所定の実装位置に部品が装着されているか否かを確認する。この際、図9に示す線形マーク29を用いて位置補正を行う。
以上は、実装開始から1回目の実装(最大6個の電子部品Q)を行うまでの流れである。更に電子部品Qを実装する場合は、続いて上記ステップS27〜S39の動作を繰り返す。また、更に同種の別のプリント基板3への実装を行う場合には続いて上記ステップS23〜S39の動作を繰り返す。そして更に異なる種類の別のプリント基板3への実装を行う場合には続いて上記ステップS21〜S39の動作を繰り返す。
なお、ステップS27における電子部品Qの吸着に先立ったテープフィーダー4a上の電子部品Qの直接撮影を行わず、テープフィーダー4aに対する電子部品Qの位置ズレに対するヘッドユニット6の移動量補正は行わないようにしても良い。これにより電子部品Qの吸着ミスが発生する可能性は増すが、実装速度を上げることができる。
また、当実施形態ではエリアセンサからなるカメラ18を採用しているが、これに限定されることはなく、例えば、ラインセンサからなるカメラをLMガイド等によりヘッドユニット6に対して相対変位可能に取り付け、このカメラを撮像時にヘッドユニット6に対して移動させつつ、当該カメラによりミラー22に映し出された電子部品Qの像を走査させるようにすることも可能である。
或いは、カメラ18をヘッドユニット6に設けず、基台1側に設けるようにしても良い。即ち、基台1の所定箇所にカメラ18や照明装置19等を備えた撮像ユニットを設け、上方を撮像できるようにしておく。そして、吸着ノズル16aが電子部品Qを吸着してからそれをプリント基板3に実装するまでの間に、上記撮像ユニットの上方に移動し、カメラ18が部品下面Q1とともに線形マーク26を撮像する。このような実装機でも上記と同様の部品認識を行うことができる。
更に線形マーク26(線形マーク27や線形マーク28その他であっても良い)は壁状に立設された部材以外にも例えば半透明フィルムにマークを印刷したものでも良い。この場合は、半透明フィルムを境としてカメラ18と反対側に照明装置を配置して、このマークを照明すれば良い。
また実装用ヘッド16の数は6個に限定するものではなく、例えば8個など適宜設定して良い。
以上、第1実施形態では部品認識装置を実装機に搭載した例を示したが、搭載する装置は実装機に限定されることはなく、例えば次に示すように、ICチップ等の電子部品Qを検査する部品試験装置60に搭載しても良い。
図11は、本発明に係る第2実施形態である部品試験装置60の平面図である。部品試験装置60の基台61には、ベアチップがダイシングされた状態のウェハWaを上下多段に収納したカセット62を装着可能なカセット設置部63が設けられている。このカセット設置部63に装着されたカセット62は、図略の搬送機構により基台61に形成された開口部64の下方位置に搬送され、この位置でベアチップがヘッド65によって取上げられる。ヘッド65は、基台61上でY軸方向に延びるレール66に沿って、上記開口部64から部品待機部67までベアチップを搬送するようになっている。部品待機部67は、基台61上でX軸方向に延びる一対のレール68間に配置され、この部品待機部67に搬送されたベアチップは、各レール68に沿って駆動する一対のヘッドユニット69,70により基台41上の検査ソケット71まで搬送され、検査手段によって所定の検査が実行されることとなる。ヘッドユニット69,70には、ベアチップを吸着可能な吸着ノズルをそれぞれ備えた2つの検査用ヘッド69a,70aが並べて設けられている。
このような部品検査装置60において、上記基台61上には、部品待機部67と検査ソケット71との間に撮像ユニット74,76が設けられており、撮像ユニット74,76上をヘッドユニット69,70が移動することにより該ヘッドユニット69,70に吸着されたベアチップを撮像、認識するように構成されている。
上記撮像ユニット74,76は、部品待機部67から検査ソケット71まで搬送されるベアチップの不良(例えば、バンプの高さ不良)を検知し、ここで不良品であると検知されたベアチップは、ヘッドユニット69,70により基台61上の不良品回収部78に載置された不良品用トレイ79に搬送される。これに加えて、上記撮像ユニット74,76は、ヘッドユニット69,70に対するベアチップの姿勢を検知し、ここでヘッドユニット69,70に対して位置ずれしていると検知されたベアチップは、当該ヘッドユニット69,70により位置補正が実行された後、検査ソケット71へ搬送される。
そして、検査ソケット71における検査の結果、不良品であると判定されたベアチップは、各ヘッドユニット69,70により上記不良品用トレイ79に搬送される一方、良品であると判定されたベアチップは、各ヘッドユニット69,70により基台61上の部品収納部80まで搬送されるとともに、この部品収納部80において、テープフィーダー用のベーステープ81内に収容され、このベーステープ81に図略のカバーテープが張付けられることとなる。
なお、不良品回収部78の不良品用トレイ79が満載状態になると、そのトレイ79が図外のトレイ移動機構によりトレイ排出部82に移送されるとともに、不良品回収部78に隣接したトレイ待機部83にあるトレイ84がヘッドユニット69,70により不良品回収部78に移送され、かつ、図外のトレイ移動機構によりトレイ待機部83に空トレイ載置部85から空トレイが移送されるようになっている。
このような部品試験装置60においても、撮像ユニット74,76によってベアチップを撮像する際、線形マーク26とともに撮像、認識することにより、ベアチップの吸着ズレ等を迅速且つ精度良く検知することができる。従って、検査ソケット71への載置位置精度が一層向上し、効率の良い試験を行うことができる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態及びそれらの変形例について説明したが、これら以外にも特許請求の範囲内で適宜変形して良い。例えば、図6及び図7を参照して説明した補正計算の方法は、これに限定するものではなく、他の適当な学的手法を用いて計算するようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る部品認識装置が搭載された表面実装機を概略的に示す平面図である。 図1の表面実装機の一部を省略して示す正面図である。 図1の表面実装機における部品認識装置を主に示す側面一部断面図である。 図1の表面実装機におけるカメラによる撮像画面の説明図である。 図1の表面実装機の概略制御ブロック図である。 図4に示す撮像画像に歪みが生じている場合の補正方法の説明図である。 図4に示す撮像画像に歪みが生じている場合の補正方法の説明図である。 図1の表面実装機の線形マークの変形例を示す説明図であって、(a)はL字状の線形マークを電子部品の四隅付近に設けたもの、(b)はL字状の線形マークを電子部品の対角線上の二隅付近に設けたものである。 図1の表面実装機の線形マークの変形例を示す説明図であって、プリント基板上に線形マークを設けたものである。 図1の表面実装機の実装動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る物品認識装置が搭載された部品試験装置を概略的に示す平面図である。 従来の部品認識方法における一般的な吸着位置ズレ検出の説明図であって、(a)は画像に歪みのない場合、(b)及び(c)は画像に歪みのある場合を示す。
符号の説明
1 基台
3 プリント基板
4 部品供給部
5 線形マーク
6 ヘッドユニット
16a 吸着ノズル
18 カメラ(撮像手段)
20 部品認識装置(物品認識装置)
26,27,28,29 線形マーク
60 部品試験装置
Q 電子部品

Claims (7)

  1. 電子部品を吸着ノズルにより吸着して目的位置まで搬送する際に前記吸着ノズルによる吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識する方法において、
    直線部分を有する線形マークと共に吸着部品を撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の吸着状態を認識することを特徴とする部品認識方法。
  2. 電子部品を吸着ノズルにより吸着して目的位置まで搬送する間に前記吸着ノズルによる吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識する装置において、
    前記吸着ノズルの近傍に直線部分を有する線形マークが設けられ、
    前記撮像手段により前記吸着部品を前記線形マークと共に撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の吸着状態を認識することを特徴とする部品認識装置。
  3. 吸着ノズルが搭載された移動可能なヘッドユニットの前記吸着ノズルにより部品供給部から電子部品を吸着し、前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識してから目的位置である実装作業位置にセットされた基板上に実装する表面実装機において、
    前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識する手段として、請求項2に記載の部品認識装置を備えていることを特徴とする表面実装機。
  4. 吸着ノズルが搭載された移動可能なヘッドユニットの前記吸着ノズルにより部品供給部から電子部品を吸着し、前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識してから目的位置である検査手段に移載して各種検査を行う部品試験装置において、
    前記各吸着ノズルによる部品の吸着状態を画像認識する手段として、請求項2に記載の部品認識装置を備えていることを特徴とする部品試験装置。
  5. 基板上に装着された電子部品を撮像手段により撮像して該部品の装着状態を画像認識する方法において、
    直線部分を有する線形マークを前記基板上に予め設けておき、装着部品を前記線形マークと共に撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の装着状態を認識することを特徴とする部品認識方法。
  6. 基板上に装着された電子部品を撮像手段により撮像して該部品の装着状態を画像認識する装置において、
    直線部分を有する線形マークが設けられた基板上の装着部品を前記線形マークと共に前記撮像手段により撮像し、撮像された線形マークの前記直線部分が画像歪みにより曲線として撮像された場合に、その曲線の最も張り出した点を抽出し、抽出された点を通る直線によって前記曲線を近似し、近似された直線を基準に前記部品の装着状態を認識することを特徴とする部品認識装置。
  7. 移動可能な撮像手段により基板上に装着された電子部品を撮像してその装着状態を画像認識する基板検査装置において、
    前記基板上の部品の装着状態を画像認識する手段として、請求項6に記載の部品認識装置を備えていることを特徴とする基板検査装置。
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