JP6002242B2 - 殺菌性3−[(ピリジン−2−イルメトキシイミノ)(フェニル)メチル]−2−置換−1,2,4−オキサジアゾール−5(2h)−オン誘導体 - Google Patents

殺菌性3−[(ピリジン−2−イルメトキシイミノ)(フェニル)メチル]−2−置換−1,2,4−オキサジアゾール−5(2h)−オン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、3−[(ピリジン−2−イルメトキシイミノ)(フェニル)メチル]−2−置換された−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン誘導体、それの製造方法、特に殺菌剤組成物野形態での殺菌剤活性薬剤としてのそれの使用、ならびにこれら化合物もしくは組成物を用いる、特に植物の植物病原性真菌の防除方法に関するものである。
欧州特許出願1184382には、下記の化学構造のある種の複素環オキシム誘導体が開示されている。
Figure 0006002242
これは本発明の範囲から除外される。
国際特許出願WO2009/130193には、下記の化学構造のある種のヒドロキシモイル−複素環誘導体が開示されている。
Figure 0006002242
式中、Tは、
Figure 0006002242
であり、Qはフェニル環であり、Lはメチレン連結基であり、Aは複素環である。
欧州特許出願1184382 国際特許出願WO2009/130193
有効成分に対する抵抗性株の発達を回避または抑制するために新規な農薬化合物を用いることが、農業においては常に高い関心を持たれている。使用される活性化合物の量の低減を目的とし、同時に少なくとも既知化合物と同等の効果を維持しながら、既知化合物より活性の高い新規化合物を用いることも高い関心を持たれている。そこで本発明者らは、上記の効果および利点を有する新たな種類の化合物を見出した。
従って、本発明は、下記式(I)の3−[(ピリジン−2−イルメトキシイミノ)(フェニル)メチル]−2−置換−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン誘導体ならびにそれの塩、N−オキサイド、金属錯体および半金属錯体またはそれらの(E)および(Z)異性体ならびに混合物を提供する。
Figure 0006002242
式中、
−Xは、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキルカルボニルを表し;
−Zは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、シアノ基、カルボン酸基、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキル−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないフェニルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノ、または式QC(=U)NR−の基を表し;
−Qは、水素原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリールスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニル、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合炭素環、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合複素環、置換されているか置換されていないシクロアルコキシ;置換されているか置換されていないシクロアルケニルオキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ;置換されているか置換されていない複素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合炭素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合複素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていない複素環−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアリールオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアリール、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアリール、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキル−C−C−シクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキル−C−C−シクロアルキルを表し;
−Uは、酸素原子または硫黄原子を表し;
−Rは、水素原子、ヒドロキシ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニル、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニル、置換されているか置換されていないアリール、または置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていないC−C−アルキルカルボニル、置換されているか置換されていないアリールオキシカルボニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシカルボニルを表し;
−Z、ZおよびZは独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシを表し;
−YからYは独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換されているか置換されていないカルボアルデヒドO−(C−C−アルキル)オキシム、ペンタフルオロ−λ−スルフェニル基、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないC−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないC−C−ハロゲノアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないN−(C−C−アルコキシ)−C−C−アルカンイミドイル、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないN−(C−C−アルコキシ)−C−C−ハロゲノアルカンイミドイル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシカルボニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキルカルボニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフィニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルホニル、置換されているか置換されていないフェノキシ、置換されているか置換されていないフェニルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていないトリ(C−C−アルキル)−シリルオキシ、置換されているか置換されていないトリ(C−C−アルキル)−シリル、置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていない複素環オキシを表す。
本発明による化合物のいずれも、化合物における不斉単位(IUPAC規則によって定義)の数に応じて1以上の立体異性体として存在することができる。従って、本発明は等しく、全ての立体異性体、ならびにあらゆる割合での全ての可能な立体異性体の混合物に関するものである。立体異性体は、それ自体が当業者によって知られている方法に従って分離することができる。
特に、式(I)の4−置換−3−{フェニル[(複素環メトキシ)イミノ]メチル}−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン誘導体に存在するオキシム部分の立体構造には(E)または(Z)異性体が含まれ、これらの立体異性体は本発明の一部を形成する。
本発明によれば、次の用語は下記の意味で用いられる。
ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味し;
ヘテロ原子は窒素、酸素または硫黄であることができ;
別段の断りがない限り、本発明に従って置換されている基または置換基は、1以上の次の基もしくは原子:ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、スルフェニル基、ペンタフルオロ−λ−スルフェニル基、ホルミル基、カルボアルデヒドO−(C−C−アルキル)オキシム、ホルミルオキシ基、ホルミルアミノ基、ホルミルアミノ基、(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル基、C−C−アルキル、トリ(C−C−アルキル)シリル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルキル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノシクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、C−C−アルコキシ、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルキルスルフェニル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルケニルオキシ、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルキニルオキシ、C−C−アルキルカルボニル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルキルカルボニル、C−C−アルキルカルバモイル、ジ−C−C−アルキルカルバモイル、N−C−C−アルキルオキシカルバモイル、C−C−アルコキシカルバモイル、N−C−C−アルキル−C−C−アルコキシカルバモイル、C−C−アルコキシカルボニル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルコキシカルボニル、C−C−アルキルカルボニルオキシ、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルキルカルボニルオキシ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルキルアミノカルボニルオキシ、ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルオキシ、C−C−アルキルオキシカルボニルオキシ、(C−C−アルコキシイミノ)−C−C−アルキル、(C−C−アルケニルオキシイミノ)−C−C−アルキル、(C−C−アルキニルオキシイミノ)−C−C−アルキル、(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシアルキル、1から5個のハロゲン原子を有するC−C−ハロゲノアルコキシアルキル、ベンジルオキシ、ベンジルスルフェニル、ベンジルアミノ、フェノキシ、フェニルスルフェニル、またはフェニルアミノ、アリール基、複素環基によって置換されていることができ;または
本発明に従って置換された基または置換基は、置換する基が一緒に、置換されているか置換されていない飽和もしくは部分飽和の3、4、5、6、7、8、9、10もしくは11員環を形成し、それが炭素環またはN、O、およびSからなるリストから選択される4個以下のヘテロ原子を含む複素環であることができるように置換されていることができ;
「アリール」という用語は、フェニルまたはナフチルを意味し;
「複素環」という用語は、N、O、Sからなるリストで選択される4個以下のヘテロ原子を有する縮合しているか縮合していない飽和もしくは不飽和の4、5、6、7、8、9、10、11もしくは12員環を意味する。
本発明の化合物が互変異型で存在できる場合、そのような化合物は上記および下記において、該当する場合は、それらが各場合で具体的に言及されていない場合であっても、相当する互変異型を含むものと理解される。
本発明による好ましい式(I)の化合物は、Xが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキルまたは置換されているか置換されていないC−C−アルケニルを表すものである。
本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、Xがメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基またはシクロプロピル基を表すものである。
本発明によるさらにより好ましい式(I)の化合物は、Xがメチル基またはエチル基を表すものである。
本発明による他の好ましい式(I)の化合物は、Zが水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないフェニルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノまたは式QC(=U)NR−の基を表すものである。
本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、Zが水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、または式QC(=U)NR−の基を表すものである。
本発明によるさらにより好ましい式(I)の化合物は、Zがアミノ基または式QC(=U)NRの基を表すものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、本発明による他の好ましい式(I)の化合物はUが酸素原子を表すものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、本発明による他の好ましい式(I)の化合物は、Rが水素原子、ヒドロキシ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシを表すものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、Rが水素原子を表すものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、本発明による他の好ましい式(I)の化合物は、Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていない複素環−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環を表すものである。
が式QC(=U)NRの基を表し、Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環を表す場合、本発明による他の好ましい式(I)の化合物は、置換基がハロゲン原子、シアノ基、(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル基、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、(C−C−アルコキシイミノ)−C−C−アルキル、(C−C−アルケニルオキシイミノ)−C−C−アルキル、(C−C−アルキニルオキシイミノ)−C−C−アルキル、(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、ベンジルスルフェニル、フェノキシ、フェニルスルフェニル、アリール基もしくは複素環基のリストで選択されるもの、または置換基が一緒に、炭素環またはN、OおよびSからなるリストから選択される4個以下のヘテロ原子を含む複素環であることができる置換されているか置換されていない、飽和もしくは部分飽和の3、4、5、6、7、8、9、10もしくは11員環を形成しているものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、そしてQが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環を表す場合、本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、置換基がハロゲン原子、シアノ基、(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル基、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、フェノキシ、アリール基もしくは複素環基のリストで選択されるもの、または置換基が一緒に、炭素環またはN、OおよびSからなるリストから選択される4個以下のヘテロ原子を含む複素環であることができる飽和もしくは部分飽和の3、4、5、6員環を形成しているものである。
が式QC(=U)NRの基を表す場合、本発明によるさらにより好ましい式(I)の化合物は、Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環を表すものである。
本発明による他の好ましい式(I)の化合物は、Z、ZおよびZが独立に水素原子、ハロゲン原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキルを表すものである。
本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、Z、ZおよびZが独立に水素原子を表すものである。
本発明による他の好ましい式(I)の化合物は、YからYが独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないC−C−ハロゲノアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシを表すものである。
本発明によるより好ましい式(I)の化合物は、YからYが独立に、水素原子、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリル、エチニル、プロパルギル、シクロプロピル、メトキシまたはトリフルオロメトキシを表すものである。
本発明によるさらにより好ましい式(I)の化合物は、YからYが独立に水素原子またはフッ素原子を表すものである。
本発明による式(I)の化合物の置換基に関して上記の好ましいものは、各種形態で組み合わせることができる。従って、好ましい特徴のこれらの組み合わせは、本発明による化合物の下位群を提供するものである。本発明による好ましい化合物のそのような下位群の例は組み合わせることができ;
の好ましい特徴とZからZ、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、Z、ZからZ、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、Z、Z、Z、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、Y、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、Y、Y、Y、Yの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、YからY、Yの1以上の好ましい特徴との組み合わせ;
の好ましい特徴とX、ZからZ、YからYの1以上の好ましい特徴との組み合わせがある。
本発明による化合物の置換基の好ましい特徴のこれらの組み合わせにおいて、前記好ましい特徴を、X、ZからZおよびYからYのそれぞれのより好ましい特徴の中から選択して、本発明による化合物の最も好ましい下位群を形成することもできる。
本発明はまた。式(I)の化合物の製造方法に関するものでもある。従って、本発明のさらに別の態様によれば、適宜に塩基の存在下に、公知の方法に従って式(III)の化合物への求核置換反応を行って式(IV)の化合物を得て;次に、公知の方法に従って適宜に塩基の存在下に、適宜に酸の存在下に、式(IV)の化合物にヒドロキシルアミン誘導体またはヒドロキシルアミン誘導体塩を付加させて式(V)の化合物を得て;次に、公知の方法に従い、適宜に塩基の存在下にホスゲン等価物により式(V)の化合物の環化反応を行って式(I)の化合物を得る、式(II)の化合物から式(I)の化合物を製造する方法P1が提供される。
そのような場合、本発明による方法P1が提供され、そのような方法P1は下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、Y、Y、Y、Y 、X、Z、Z、ZおよびZは本明細書で定義の通りでありおよびLGは独立に、脱離基を表す。好適な脱離基は、ハロゲン原子またはトリフレート、メシレートもしくはトシレートなどの他の一般的な離核性基からなるリストから選択することができる。
式(V)の化合物の式(I)の化合物への変換のための好適なホスゲン等価物は、ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲン、カルボニルジ−イミダゾール、クロルギ酸エチルおよび4−ニトロフェノキシ−クロルホルメートなどのクロルホルメート誘導体として選択することができる。
式(II)および(III)の化合物は市販されているか、当業者が容易に得ることができる。製造例が、国際特許出願WO2009/130193に記載されている。ヒドロキシルアミン誘導体またはヒドロキシルアミン誘導体塩は市販されているか、当業者が容易に得ることができる。
本発明によれば、式(Ia)の化合物からの式(Ib)の化合物の製造方法P2が提供される。
が−NHRを表す本発明による式(Ia)の化合物の場合、本発明による方法P1は、この基のさらなる修飾を含むさらなる段階によって、特には公知の方法によるアシル化、アルコキシカルボニル化、アルキルアミノカルボニル化、(チオ)アシル化、アルコキシ(チオ)カルボニル化、アルキルスフェニル(suphenyl)(チオ)カルボニル化またはアルキルアミノ(チオ)カルボニル化の反応による式(Ib)の化合物の生成によって行うことができる。そのような場合、本発明による方法P2が提供され、そのような方法P2は下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、
、Y、Y、Y 、X、U、Z、Z、Z、RおよびQは本明細書で定義の通りであり、LG′は、脱離基を表す。
好適な脱離基は、ハロゲン原子またはアルコレート、ヒドロキシドまたはシアニドなどの他の一般的な離核性基からなるリストから選択することができる。
本発明によれば、適宜に触媒、特には遷移金属触媒、例えばパラジウム塩もしくは錯体、例えば塩化パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス−(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)または1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)クロライドの存在下に、公知の方法に従って、求核置換の反応によって式(Id)の化合物を得ることによる、式(Ic)の化合物からの式(Id)の化合物のさらなる製造方法P3が提供される。別法として、公知の方法に従って、適宜に無機もしくは有機塩基などの塩基、好ましくはアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属水素化物、水酸化物、アミド、アルコレート、酢酸塩、炭酸塩もしくは炭酸水素塩、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムメタノレート、ナトリウムエタノレート、カリウムtert−ブタノレート、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸セシウムまたは炭酸アンモニウム;および三級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン(TEA)、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−ベンジルアミン、N,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIPEA)、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデセン(DBU)の存在下に、反応混合物に、パラジウム塩およびホスフィンなどの錯体配位子、例えばトリエチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)ビフェニル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィン)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2′−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、トリフェニルホスフィン、トリス−(o−トリル)ホスフィン、3−(ジフェニルホスフィノ)ベンゾールスルホン酸ナトリウム、トリス−2−(メトキシフェニル)ホスフィン、2,2′−ビス−(ジフェニルホスフィン)−1,1′−ビナフチル、1,4−ビス−(ジフェニルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジフェニルホスフィン)エタン、1,4−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)ブタン、1,2−ビス−(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−2′−(N,N−ジメチルアミノ)−ビフェニル、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリス−(2,4−tert−ブチルフェニル)−ホスファイト、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−tert−ブチルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(R)−(−)−1−[(S)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジシクロヘキシルホスフィン、(S)−(+)−1−[(R)−2−(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルジ−t−ブチルホスフィンを別個に加えることで、パラジウム錯体を反応混合物中で直接発生させる。そのような場合、本発明による方法P3が提供され、そのような方法P3は、下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、
、Y、Y、Y 、Z、Z、ZおよびXは本明細書で定義の通りであり、Z は、ハロゲン原子を表し;Z は、シアノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないフェニルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノ、またはの基式QC(=O)NHRを表す。
本発明によれば、式(Ie)の化合物からの式(If)の化合物のさらなる製造方法P4が提供される。
が式QC(=O)NRの基を表す本発明による式(Ie)の化合物については、この基をさらに修飾することを含むさらなる段階によって、特には公知の方法に従い、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン2,4−ジスルフィド、五硫化リン、硫黄などのチオカルボニル化剤の存在下でのチオカルボニル化の反応によって、式(If)の化合物を得ることで、本発明による方法P1を行うことができる。そのような場合、本発明による方法P4が提供され、そのような方法P4は下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、
、Y、Y、Y 、X、Z、Z、Z、RおよびQは本明細書で定義の通りである。
本発明によれば、公知の方法に従って、アルキル化の反応によって、式(Ig)の化合物から式(Ih)の化合物を製造するさらなる方法P5が提供される。そのような場合、本発明による方法P5が提供され、そのような方法P5は下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、
・Y、Y、Y、Y 、Z、Z、Z、Xは本明細書で定義の通りであり
・Zcは、アミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノまたは式−NHC(=O)Qの基を表し、Qは本明細書で定義の通りであり、
・Zdは、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノ、または式QC(=U)NRの基を表し、
・Rは、置換されていても良いC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C10−シクロアルキル、C−C10−シクロアルケニル、C−C10−縮合ビシクロアルキル、C−C12−縮合ビシクロアルケニルを表し、
・LG″は、脱離基を表す。
好適な脱離基は、ハロゲン原子またはアルコラート、ヒドロキシドもしくはシアニドなどの他の一般的な離核性基からなるリストから選択することができる。
本発明によれば、公知の方法に従った、脱保護の反応による式(Ii)の化合物からの式(Ij)の化合物のさらなる製造方法P6が提供される。そのような場合、本発明による方法P6が提供され、そのような方法P6は下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、
・Y、Y、Y、Y 、Z、Z、Z、Xは本明細書で定義の通りであり、
・Z は式Z −PGの基を表し、Z はアミノ基、ヒドロキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないフェニルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノを表し、PGは、ホルミル基、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、トリ(C−C−アルキル)シリル−C−C−アルキル、トリ(C−C−アルキル)シリルオキシ−C−C−アルキルなどの保護基を表し;
アミノ保護基およびそれの関連する開裂方法は公知であり、T. W. Greene and P. G. M. Wuts, Protective Group in Organic Chemistry, 3rd ed., John Wiley & Sonsに記載されている。
本発明によれば、公知の方法に従った、水素ガスもしくは水素化物誘導体、特には水素化シアノホウ素ナトリウムなどの還元剤の存在下でのアミノ−還元の反応による、式(Ik)の化合物からの式(Il)の化合物のさらなる製造方法P7が提供される。そのような場合、本発明による方法P7が提供され、そのような方法P7は下記の反応図式によって示すことができる。
Figure 0006002242
式中、
・Y、Y、Y、Y 、Z、Xは本明細書で定義の通りであり;
・Z は、アミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノを表し;
・Z は、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノを表す。
本発明によれば、1段階または2段階での下記の反応図式に従った、式(In)の化合物からの式(Io)の化合物のさらなる製造方法P8が提供される。
Figure 0006002242
式中、
・Y、Y、Y、Y 、Z、Z、Z、X、Rは本明細書で定義の通りであり;
・Q′は、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリールスルフェニル、置換されているか置換されていないシクロアルコキシ;置換されているか置換されていないシクロアルケニルオキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ;置換されているか置換されていない複素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合炭素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合複素環オキシを表し;
・LGおよびLGは脱離基を表し;
・好適な脱離基は、ハロゲン原子またはイミダゾール、ハロゲノフェノキシドなどの他の一般的な離核性基からなるリストから選択することができる。
本発明によれば、方法P1からP8は、適切であれば溶媒の存在下におよび適切であれば塩基の存在下に行うことができる。
本発明によれば、方法P1およびP2は、適切な場合、触媒の存在下に行うことができる。好適な触媒は、4−ジメチル−アミノピリジン、1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールまたはジメチルホルムアミドとして選択することができる。
LG′がヒドロキシ基を表す場合、本発明による方法P2は、縮合剤の存在下に行うことができる。好適な縮合剤は、ホスゲン、三臭化リン、三塩化リン、五塩化リン、三塩化リンオキシドまたは塩化チオニルなどの酸ハライド形成剤;クロルギ酸エチル、クロルギ酸メチル、クロルギ酸イソプロピル、クロルギ酸イソブチルまたはメタンスルホニルクロライドなどの無水物形成剤;N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)などのカルボジイミド、または五酸化リン、ポリリン酸、N,N′−カルボニル−ジイミダゾール、2−エトキシ−N−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノン(EEDQ)、トリフェニルホスフィン/テトラクロロメタン、4−(4,6−ジメトキシ[1.3.5]トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロライド水和物またはブロモ−トリピロリジノ−ホスホニウム−ヘキサフルオロホスフェートなどの他の一般的な縮合剤として選択することができる。
本発明による方法P1からP8を実施する上で好適な溶媒は、一般的な不活性有機溶媒である。好ましくは、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンまたはトリクロロエタンなどのハロゲン化されていても良い脂肪族、脂環式もしくは芳香族炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソールなどのエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはイソ−ブチロニトリルまたはベンゾニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド類;酢酸メチルまたは酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類またはスルホランなどのスルホン類を用いる。
本発明による方法P1からP8を行う上で好適な塩基は、そのような反応に一般的な無機および有機塩基である。好ましくは、アルカリ土類金属、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属アルコキシド、例えば水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、カリウムtert−ブトキシドまたは他の水酸化アンモニウム、アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属酢酸塩、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、さらには三級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(DBN)または1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)を用いる。
本発明による方法P1からP8を行う場合、反応温度は独立に、比較的広い範囲で変動し得る。概して、本発明による方法P1は、−20℃から160℃の温度で行う。
本発明による方法P1からP8は独立に、大気圧下で行う。しかしながら、加圧下または減圧下で行うことも可能である。
後処理は、一般的な方法によって行う。概して、反応混合物を水で処理し、有機相を分離し、脱水後に減圧下で濃縮する。適切であれば、残った残留物について、一般的な方法、例えばクロマトグラフィーもしくは再結晶によって、まだ存在し得る不純物の除去を行うことができる。
本発明による化合物は、上記の方法に従って製造することができる。そうではあっても、当業者であれば、その一般的知識および入手可能な刊行物に基づいて、合成することが望まれる本発明による化合物それぞれの詳細に従ってこれら方法に調整を加えることが可能であることは明らかであろう。
従って本発明は、本発明による製造方法のための中間体化合物または材料として有用な式(V)の化合物を提供する。
Figure 0006002242
式中、Y、Y、Y、Y、Y、X、Z、Z、ZおよびZは本明細書で定義の通りである。
好ましい中間体は、Xが置換されているか置換されていないC−C−アルキルを表す本発明による式(V)の化合物である。
さらに別の態様では、本発明はまた、有効かつ非植物毒性量の式(I)の活性化合物を含む殺菌剤組成物に関するものでもある。
「有効かつ無植物毒性量」という表現は、作物に存在するか出現する可能性が高い真菌を防除または死滅させるのに十分であって、前記作物について植物毒性の感知可能な症状を全く伴わない組成物の量を意味する。そのような量は、防除される真菌、作物の種類、気候条件および本発明による殺菌剤組成物中に含まれる化合物に応じて、広い範囲で変動し得るものである。この量は、当業者の能力の範囲内である系統的圃場試験によって決定することができる。
従って本発明によれば、有効成分として、有効量の本明細書で定義の式(I)の化合物および農業的に許容される支持体、担体もしくは充填剤を含む殺菌剤組成物が提供される。
本発明によれば、「支持体」という用語は、式(I)の活性化合物が結合もしくは会合して、特に植物部分に施用できるようにする天然もしくは合成有機もしくは無機化合物を指す。従ってこの支持体は、一般に不活性であり、農業的に許容されるべきものである。支持体は固体または液体であることができる。好適な支持体の例には、粘土、天然もしくは合成ケイ酸塩、シリカ、樹脂、ロウ、固体肥料、水、アルコール、特にはブタノール有機溶媒、鉱油および植物油ならびにそれらの誘導体などがある。そのような支持体の混合物を用いることもできる。
本発明による組成物は、さらなる成分も含み得る。特に、上記組成物は界面活性剤をさらに含み得る。界面活性剤は、イオン系もしくは非イオン系の乳化剤、分散剤または湿展剤またはこのような界面活性剤の混合物であり得る。例えば、ポリアクリル酸塩、リグノスルホン酸塩、フェノールスルホン酸塩もしくはナフタレンスルホン酸塩、エチレンオキシドの脂肪アルコールもしくは脂肪酸もしくは脂肪アミンとの重縮合物、置換フェノール(特にアルキルフェノールもしくはアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(特にタウリン酸アルキル)、ポリオキシエチル化アルコールもしくはフェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステルならびに硫酸官能基、スルホン酸官能基およびリン酸官能基を含む上記化合物の誘導体を挙げることができる。活性化合物および/または不活性支持体が水に不溶である場合、ならびに施用のための媒介剤が水である場合、少なくとも1種の界面活性剤の存在が一般的に不可欠である。好ましくは、界面活性剤の含有量は、組成物の5重量%から40重量%であることができる。
適宜に、追加の成分、例えば、保護コロイド、接着剤、増粘剤、チキソトロープ剤、浸透剤、安定剤、金属イオン封鎖剤も含まれ得る。より一般的には、活性化合物を、通例の配合技術に適合する任意の固体または液体添加剤と混合することができる。
概して、本発明による組成物は、0.05から99重量%、好ましくは10から70重量%の活性化合物を含むことができる。
本発明による組成物は、エアロゾルディスペンサー、カプセル懸濁剤、コールドフォギング濃縮剤、粉剤、乳液剤、水中油型乳濁液、油中水型乳濁液、カプセル化粒剤、細粒、種子処理用の流動性濃縮剤、気体(加圧下)、気体生成製品、顆粒、ホットフォギング濃縮剤、大顆粒、微小顆粒、油分散性粉末、油混和性流動性濃縮剤、油混和性液体、ペースト、植物棒状剤、乾燥種子処理用の粉末、有害生物剤でコートされた種子、可溶性濃縮剤、可溶性粉末、種子処理用の溶液、濃厚懸濁液(フロアブル剤)、極微量(ULV)液、極微量(ULV)懸濁液、水分散性粒剤または錠剤、スラリー処理用の水分散性粉末、水溶性粒剤または錠剤、種子処理用の水溶性粉末および湿潤性粉末などの各種形態および製剤で使用することができる。これらの組成物には、噴霧または散粉機器などの好適な機器によって処理すべき植物または種子にすぐに施用できる組成物のみならず、作物への施用前に希釈する必要がある濃縮された市販組成物も含まれる。
製剤は、それ自体公知の方法で、例えば少なくとも一つの一般的な増量剤、溶媒または希釈剤、補助剤、乳化剤、分散剤および/または結合剤もしくは固定剤、湿展剤、撥水剤、適切な場合は乾燥剤およびUV安定剤および適切な場合は色素および顔料、消泡剤、保存剤、無機および有機増粘剤、接着剤、ジベレリン類、さらには加工補助剤、そして水と有効成分を混合することで製造することができる。製造される製剤の種類に応じて、さらなる加工段階、例えば湿式粉砕、乾式粉砕および造粒が必要である。
本発明の有効成分は、そのまま存在させることができるか、(商業的)製剤で、そして殺虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、成長調節剤、除草剤、肥料、薬害軽減剤、生物剤および/または情報物質などの他の(公知の)有効成分との混合物としてこれらの製剤から調製される使用形態で存在することができる。
本発明はさらに、植物病原性真菌の防除のための本明細書で定義の式(I)の化合物の使用に関するものである。
本発明はさらに、トランスジェニック植物の処理のための本明細書で定義の式(I)の化合物の使用に関するものである。
本発明はさらに、種子およびトランスジェニック植物の種子の処理のための本明細書で定義の式(I)の化合物の使用に関するものである。
本発明はさらに、本明細書で定義の式(I)の誘導体を増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、植物病原性有害真菌を防除するための組成物の製造方法に関するものである。
本発明の別の目的によれば、作物または種子の植物病原性真菌を防除する方法において、種子、植物もしくは植物の果実に、または植物が成長しているか植物が成長することが望まれる土壌もしくは不活性基質(例えば、砂、ロックウール、グラスウールなどの無機基質;パーライト、バーミキュライト、ゼオライトまたは発泡粘土などの発泡鉱物)、軽石、火砕性の物質もしくは材料、合成有機基質(例えば、ポリウレタン)、有機基質(例えば、泥炭、堆肥、木製廃棄物、例えば、コイア、木繊維もしくは木材チップ、樹皮)に、または液体基質(例えば、浮遊水耕システム、Nutrient Film Technique, Aeroponics)に、本発明による農薬組成物の農学的に有効かつ実質的に非植物毒性量を、種子処理、葉施用、茎施用、灌注もしくは滴下施用(化学溶液灌漑)として施用することを特徴とする方法が提供される。
本発明に関して、「処理すべき植物に施用する」という表現は、本発明の主題である農薬組成物を各種処理方法によって施用可能であることを意味するものと理解され、その方法には、
・上記組成物のうちの1種類を含んでいる液体を当該植物の地上部に噴霧すること;
・散粉すること、粒剤または粉剤を土壌中に混和すること、当該植物の周囲に噴霧すること、および、樹木の場合には、注入することまたは塗りつけること;
・上記組成物のうちの1種類を含んでいる植物保護混合物を用いて当該植物の種子にコーティングまたはフィルムコーティングを施すことなどがある。
本発明による方法は、治療法、予防法または根絶法であることができる。
この方法において、使用する組成物は、本発明による2種類以上の活性化合物を混合させることによって予め調製することができる。
上記方法の代替法では、2種類または3種類の有効成分(A)または(B)のうちの1種類をそれぞれが含んでいる別個の組成物の複合的な(A)/(B)の効果を示すように、化合物(A)および化合物(B)を同時に、順次にまたは別々に施用することも可能である。
本発明による処理方法において通常施用される活性化合物の用量は、一般に、そして有利には、
・茎葉処理では、0.1mgから10000g/ha、好ましくは10から1000g/ha、より好ましくは50から300g/haであり;
・灌注または滴下施用の場合、特に、ロックウールまたはパーライトなどの不活性基質を用いると、その用量は低減させることも可能であり;
・種子処理では、2から200g/種子100kg、好ましくは3から150g/種子100kgであり;
・土壌処理では、0.1から10000g/ha、好ましくは1から5000g/haである。
本明細書中に示されている用量は、本発明の方法を例証するための例として与えられている。当業者は、特に処理対象の植物または作物の種類に応じて、その施用量を調整する方法を知ることができる。
特定の条件下で、例えば処理または防除されるべき植物病原性真菌の性質に従い、相対的に少ない用量で十分な保護を提供できる可能性がある。特定の気候条件、抵抗性または植物病原性真菌の性質またはその真菌による植物の例えば侵襲程度などの他の要因によって、組み合わせられた有効成分のより多い用量が必要となる可能性がある。至適用量は、通常、幾つかの要因によって、例えば処理されるべき植物病原性真菌の種類、侵襲された植物の種類もしくは発達レベル、植生の密度または施用方法によって決まる。
限定するものではないが、本発明による農薬組成物または組み合わせで処理される作物は、例えばブドウであるが、それは、穀類、野菜類、ムラサキウマゴヤシ、ダイズ、市場向け園芸作物、芝、木材、木または園芸植物であることも考えられる。
本発明による処理方法は、さらにまた、塊茎または根茎のような繁殖器官を処理するのにも有効であり得、さらには、種子、実生または移植実生(seedlings pricking out)および植物または移植植物(plants pricking out)を処理するのにも有効であり得る。この処理方法は、根を処理するのにも有効であり得る。本発明による処理方法は、関係している植物の樹幹、茎または柄、葉、花および果実のような植物の地上部を処理するのにも有効であり得る。
本発明の方法で保護可能な植物の中では、以下のものを挙げることができる。すなわちワタ;アマ;ブドウ;果実または野菜作物、例えば、バラ科各種(Rosaceae sp.)(例えば、仁果(pip fruit)、例えば、リンゴおよびナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、アーモンドおよびモモ)、リベシオイダエ科各種(Ribesioidae sp.)、クルミ科各種(Juglandaceae sp.)、カバノキ科各種(Betulaceae sp.)、ウルシ科各種(Anacardiaceae sp.)、ブナ科各種(Fagaceae sp.)、クワ科各種(Moraceae sp.)、モクセイ科各種(Oleaceae sp.)、マタタビ科各種(Actinidaceae sp.)、クスノキ科各種(Lauraceae sp.)、バショウ科各種(Musaceae sp.)(例えば、バナナの木およびプランタン)、アカネ科各種(Rubiaceae sp.)、ツバキ科各種(Theaceae sp.)、アオギリ科各種(Sterculiceae sp.)、ミカン科各種(Rutaceae sp.)(例えば、レモン、オレンジおよびグレープフルーツ);ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、トマト)、ユリ科各種(Liliaceae sp.)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、レタス)、セリ科各種(Umbelliferaesp.)、アブラナ科各種(Cruciferae sp.)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)、ウリ科各種(Cucurbitaceae sp.)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、エンドウ)、バラ科各種(Rosaceae sp.)(例えば、イチゴ);主要作物(major crop)、例えば、イネ科各種(Graminae sp.)(例えば、トウモロコシ、芝、または、穀類、例えば、コムギ、イネ、オオムギおよびライコムギ)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、ヒマワリ)、アブラナ科各種(Cruciferae sp.)(例えば、ナタネ)、マメ科各種(Fabacae sp.)(例えば、ピーナッツ)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、ダイズ)、ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、ジャガイモ)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)(例えば、ビートの根);園芸作物および森林作物;さらに、これら作物の遺伝子組み換えが行われた相同物である。
本発明による処理方法は、遺伝子組換え生物(GMO)、例えば、植物または種子などの処理において使用することができる。遺伝子組換え植物(または、トランスジェニック植物)は、異種遺伝子がゲノムに安定的に組み込まれている植物である。表現「異種遺伝子」は、本質的に、供給されたかまたは当該植物の外部で構築された遺伝子であって、核のゲノム、葉緑体のゲノムまたはミトコンドリアのゲノムの中に導入されたときに、興味深いタンパク質もしくはポリペプチドを発現することにより、または、その植物内に存在している別の一つもしくは複数の遺伝子をダウンレギュレートもしくはサイレンシングすることにより、当該形質転換された植物に新しいまたは改善された作物学的特性または別の特性を付与する遺伝子を意味する[例えば、アンチセンス技術、コサプレッション技術、RNA干渉(RNAi)技術またはマイクロRNA(miRNA)技術などを使用する]。ゲノム内に位置している異種遺伝子は、導入遺伝子とも称される。植物ゲノム内におけるその特異的な位置によって定義される導入遺伝子は、形質転換または遺伝子導入事象と称される。
植物種または植物品種、それらの生育場所および生育条件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本発明の処理により、優加法的(「相乗的」)効果も生じ得る。かくして、例えば、本発明により使用し得る活性化合物および組成物の施用量の低減および/または活性スペクトルの拡大および/または活性の増強、植物の生育の向上、高温または低温に対する耐性の向上、渇水または水中もしくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上および/または栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上および/または加工性の向上などが可能であり、これらは、実際に予期された効果を超えるものである。
特定の施用量において、本発明による活性化合物組合せは、植物において強化効果も示し得る。従って、本発明の活性化合物組合せは、望ましくない微生物による攻撃に対して植物の防御システムを動員させるのにも適している。これは、適切な場合には、本発明による組合せの例えば真菌類に対する強化された活性の理由のうちの1つであり得る。本発明に関連して、植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、処理された植物が、その後で望ましくない微生物を接種されたときに、それらの望ましくない微生物に対して実質的な程度の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質または物質の組合せを意味するものと理解される。この場合、望ましくない微生物は、植物病原性の真菌類、細菌類およびウイルス類を意味するものと理解される。従って、処理後特定の期間、上記病原体による攻撃から植物を保護するために、本発明の物質を用いることができる。保護が達成される期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1から10日間、好ましくは、1から7日間である。
本発明に従って処理するのが好ましい植物および植物品種は、特に有利で有益な形質を植物に付与する遺伝物質を有している全ての植物(育種によって得られたものであろうと、および/または、生物工学的方法によって得られたものであろうと)を包含する。
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物および植物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を示す。即ち、そのような植物は、害虫および有害微生物に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の真菌類、細菌類、ウイルス類および/またはウイロイド類などに対して、良好な防御を示す。
線虫抵抗性植物の例は、例えば米国特許出願11/765,491、11/765,494、10/926,819、10/782,020、12/032,479、10/783,417、10/782,096、11/657,964、12/192,904、11/396,808、12/166,253、12/166,239、12/166,124、12/166,209、11/762,886、12/364,335、11/763,947、12/252,453、12/209,354、12/491,396、12/497,221、12/644,632、12/646,004、12/701,058、12/718,059、12/721,595、12/638,591ならびにWO11/002992、WO11/014749、WO11/103247、WO11/103248に記載されている。
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は、1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性を示す植物である。非生物的なストレス状態としては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒されること、浸透ストレス、湛水、土壌中の塩分濃度の上昇、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒されること、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限られていること、利用可能なリン養分が限られていること、日陰回避などを挙げることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は、増大した収量特性を特徴とする植物である。そのような植物における増大した収量は、例えば、改善された植物の生理機能、生長および発育、例えば、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇した発芽効率および促進された成熟などの結果であり得る。収量は、さらに、改善された植物の構成によっても影響され得る(ストレス条件下および非ストレス条件下)。そのような改善された植物の構成としては、限定するものではないが、早咲き、ハイブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数および距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法、莢または穂の数、1つの莢または穂当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分散、低減された莢の裂開および耐倒伏性などがある。収量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量および油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された加工性ならびに向上した貯蔵安定性などがある。
本発明により処理され得る植物は、既にヘテロシスまたはハイブリッド活力の特徴を発現するハイブリッド植物であり、それによって、収量、活力、健康および生物ストレスおよび非生物ストレスに対する抵抗性がより高くなる。そのような植物は代表的には、同系交配雄性不稔親株(雌親)と別の同系交配雄性稔性親株(雄親)を交雑させることにより作られる。ハイブリッド種子は代表的には、雄性不稔植物から収穫され、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、(例えばトウモロコシでは)、雄穂除去、すなわち雄性生殖器(または雄花)の物理的除去により作ることができる場合があるが、より代表的には、雄性不稔性は、植物ゲノムにおける遺伝的決定基の結果である。この場合、そして特には種子がハイブリッド植物から収穫するのが望まれる産物である場合に、ハイブリッド植物での雄性不稔性が十分に回復されるようにすることが有用であるのが普通である。これは、雄性不稔性を担う遺伝的決定基を含むハイブリッド植物で雄性稔性を回復することができる適切な稔性回復遺伝子を雄親が有するようにすることで達成される。雄性不稔性の遺伝的決定基は細胞質に局在化していることができる。細胞質雄性不稔性(CMS)の例としては、例えばアブラナ種に記載されていた(WO92/05251、WO95/09910、WO98/27806、WO05/002324、WO06/021972およびUS6,229,072)。しかしながら、雄性不稔性の遺伝的決定基は、細胞核ゲノムに局在化していることもできる。雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物を得る上で特に好ましい手段は、WO89/10396に記載されており、そこでは、例えば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼが、雄しべにあるタペータム細胞で選択的に発現される。次に稔性は、バルスターなどのリボヌクレアーゼ阻害剤のタペータム細胞における発現によって回復することができる(例えばWO91/002069)。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、除草剤耐性植物、すなわち、1以上の所定の除草剤に対して耐性とされた植物である。そのような植物は、形質転換により、またはそのような除草剤耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。
除草剤抵抗性植物は、例えばグリホセート耐性植物、すなわち除草剤であるグリホセートまたはその塩に対して耐性とされた植物である。植物は、各種手段によってグリホセートに対して耐性とすることができる。例えば、グリホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキマート−3−ホスファート合成酵素(EPSPS)をコードする遺伝子で植物を形質転換することで得ることができる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)(Comai et al., 1983, Science, 221, 370−371)のAroA遺伝子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウム属種(Agrobacterium sp)(Barry et al., 1992, Curr. Topics Plant Physiol. 7, 139−145)のCP4遺伝子、ペチュニアEPSPS(Shah et al.,1986, Science 233, 478−481)、トマトEPSPS(Gasser et al., 1988, J. Biol. Chem., 263, 4280−4289)もしくはオヒシバ(Eleusine)EPSPS(WO01/66704)をコードする遺伝子である。それは、例えばEP0837944、WO00/66746、WO00/66747、WO02/26995、WO11/000498に記載のような変異EPSPSであることもできる。グリホセート耐性植物は、米国特許第5776760号および同5463175号に記載のように、グリホセートオキシド−レダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、例えばWO02/36782、WO03/92360、WO05/012515およびWO07/024782に記載のように、グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、例えばWO01/024615またはWO03/013226に記載のように、上述の遺伝子の天然突然変異を含む植物を選択することによっても得ることができる。グリホセート耐性を与えるEPSPS遺伝子を発現する植物は、例えば米国特許出願11/517,991、10/739,610、12/139,408、12/352,532、11/312,866、11/315,678、12/421,292、11/400,598、11/651,752、11/681,285、11/605,824、12/468,205、11/760,570、11/762,526、11/769,327、11/769,255、11/943801または12/362,774に記載されている。脱炭酸酵素遺伝子などのグリホセート耐性を与える他の遺伝子を含む植物は、例えば米国特許出願11/588,811、11/185,342、12/364,724、11/185,560または12/423,926に記載されている。
他の除草剤耐性植物は、例えば酵素であるグルタミン合成酵素を阻害する除草剤、例えばビアラホス、ホスフィノトリシンまたはグルホシネートに対して耐性とされた植物である。そのような植物は、例えば米国特許出願11/760602に記載のように、除草剤を解毒する酵素または阻害に対して耐性である酵素グルタミン合成酵素の突然変異体を発現させることによって得ることができる。一つのそのような有効な解毒性酵素は、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ(例えば、ストレプトミセス(Streptomyces)種からのbarまたはpatタンパク質)をコードする酵素である。外来ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現する植物が、例えば米国特許5,561,236;5,648,477;5,646,024;5,273,894;5,637,489;5,276,268;5,739,082;5,908,810および7,112,665に記載されている。
さらに別の除草剤耐性植物は、酵素ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除草剤に対して耐性にされている植物でもある。HPPDは、パラヒドロキシフェニルピルビン酸(HPP)がホモゲンチジン酸に変換される反応を触媒する酵素である。WO96/38567、WO99/24585、WO99/24586、WO2009/144079、WO2002/046387,またはUS6768044、WO11/076877、WO11/076882、WO11/076885、WO11/076889、WO11/076892に記載のような天然の耐性HPPD酵素をコードする遺伝子または突然変異もしくはキメラHPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、HPPD阻害剤に対して耐性の植物を形質転換することができる。HPPD阻害剤に対する耐性はまた、HPPD阻害剤による天然HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチジン酸の形成を可能にする、ある種の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによっても得ることができる。そのような植物および遺伝子は、WO99/34008およびWO02/36787に記載されている。WO2004/024928に記載のように、HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて、プレフェン酸デヒドロゲナーゼ(PDH)活性を有する酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによって、HPPD阻害剤に対する植物の耐性を改善させることもできる。さらに、WO2007/103567およびWO2008/150473に示したCYP450酵素などのHPPD阻害薬を代謝もしくは分解することができる酵素をコードする遺伝子をゲノムに加えることで、植物をHPPD阻害剤型除草剤に対してより高い耐性を有するものとすることができる。
さらに別の除草剤抵抗性植物は、アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤に対して耐性とされた植物である。公知のALS阻害剤には、例えばスルホニル尿素、イミダゾリノン、トリアゾロピリミジン類、プリミジニルオキシ(チオ)安息香酸化合物および/またはスルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。例えばTranel and Wright(2002, Weed Science, 50: 700−712)に、そして米国特許5,605,011、5,378,824、5,141,870および5,013,659に記載のように、ALS酵素(アセトヒドロキシ酸合成酵素、AHASとも称される)における各種突然変異が、各種の除草剤または除草剤群に対する耐性を付与することが知られている。スルホニル尿素耐性植物およびイミダゾリノン耐性植物の製造が、米国特許5,605,011;5,013,659;5,141,870;5,767,361;5,731,180;5,304,732;4,761,373;5,331,107;5,928,937;および5,378,824;ならびに国際特許公開WO96/33270に記載されている。他のイミダゾリノン耐性植物も、例えばWO2004/040012、WO2004/106529、WO2005/020673、WO2005/093093、WO2006/007373、WO2006/015376、WO2006/024351、およびWO2006/060634に記載されている。さらに別のスルホニル尿素およびイミダゾリノン耐性植物も、例えばWO07/024782、WO11/076345、WO2012058223および米国特許出願61/288958に記載されている。
イミダゾリノンおよび/またはスルホニル尿素に対して耐性である他の植物は、突然変異誘発、除草剤存在下での細胞培地での選別または例えば大豆(米国特許5084082号)、イネ(WO97/41218)、甜菜(米国特許5773702号およびWO99/057965号)、レタス(米国特許5198599)またはヒマワリ(WO01/065922)に関して記載の突然変異育種によって得ることができる。
本発明に従って処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、また、昆虫耐性トランスジェニック植物、すなわち、ある種の標的昆虫による攻撃に対して耐性とした植物である。そのような植物は、形質転換によってまたはそのような昆虫耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。
本明細書で使用される場合の「昆虫耐性トランスジェニック植物」には、次のものをコードするコード配列を含む少なくとも一つの導入遺伝子を含む植物などがある。
1)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性結晶タンパク質またはその殺虫性部分、例えばCrickmore et al. (1998, Microbiology and Molecular Biology Reviews, 62: 807−813)により挙げられ、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒命名法でCrickmoreら(2005)によって改訂された、オンライン:http://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/にオンラインで挙げられた殺虫性結晶タンパク質またはそれの殺虫性部分、例えばCryタンパク質クラスのCry1Ab、Cry1Ac、Cry1B、Cry1C、Cry1D、Cry1F、Cry2Ab、Cry3AaまたはCry3Bbのタンパク質またはそれらの殺虫性部分(例えばEP1999141およびWO2007/107302)または例えば米国特許出願第12/249016号に記載の合成遺伝子によってコードされるタンパク質;または
2)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の結晶タンパク質またはバチルス・チューリンゲンシス由来の第二の他の結晶タンパク質またはそれの部分の存在下で殺虫性であるそれの部分、例えばCry34およびCry35結晶タンパク質から構成される二元毒素(Moellenbeck et al. 2001, Nat. Biotechnol. 19: 668−72; Schnepf et al. 2006, Applied Environm. Microbiol. 71, 1765−1774)またはCry1AまたはCry1Fタンパク質およびCry2AaまたはCry2AbまたはCry2Aeタンパク質で構成される二元毒素(米国特許出願12/214,022およびEP08010791.5);または
3)バチルス・チューリンゲンシス由来の2つの各種殺虫性結晶タンパク質の部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば、上記1)のタンパク質のハイブリッドまたは上記2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、コーン・イベント(corn event)MON98034により産生されるCry1A.105タンパク質(WO2007/027777);または
4)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記1)から3)のいずれか一つのタンパク質、例えばコーン・イベントMON863またはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質またはコーン・イベントMIR604におけるCry3Aタンパク質;または
5)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス(Bacillus cereus)由来の殺虫性分泌タンパク質またはそれの殺虫性部分、例えばhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.htmlで列挙される植物殺虫性(VIP)タンパク質、例えば、VIP3Aaタンパク質クラスからのタンパク質;または
6)バチルス・チューリンゲンシスまたはB.セレウス由来の第二の分泌タンパク質存在下で殺虫性であるバチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由来の分泌タンパク質、例えば、VIP1AおよびVIP2Aタンパク質から構成される二元毒素(WO94/21795);または
7)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由来の異なる分泌タンパク質からの部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)におけるタンパク質のハイブリッドまたは上記2)におけるタンパク質のハイブリッド;または
8)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記5)から7)のいずれかの(なおも殺虫性タンパク質をコードしている)タンパク質、例えば、コットン・イベントCOT102におけるVIP3Aaタンパク質;または
9)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からの結晶タンパク質の存在下に殺虫性であるバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)またはセレウス菌(Bacillus cereus)からの分泌タンパク質、例えば、VIP3およびCry1AまたはCry1Fから構成される二元毒素(米国特許出願61/126083および61/195019)、またはVIP3タンパク質およびCry2AaまたはCry2AbまたはCry2Aeタンパク質から構成される二元毒素(米国特許出願12/214,022およびEP08010791.5);または
10)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記の9)の(なおも殺虫性タンパク質をコードしている)タンパク質。
当然のことながら、本明細書で使用される場合の昆虫耐性トランスジェニック植物には、上記の分類1から10のいずれか一つのタンパク質をコードする遺伝子の組み合わせを含む植物が含まれる。1実施態様において、昆虫耐性植物は、異なる標的昆虫種に対する異なるタンパク質を使用した場合に影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するため、または同じ標的昆虫種に対して殺虫性があるが異なる作用機序(例えば、昆虫での異なる受容体結合部位に結合する等)を有する異なるタンパク質を使用することによって植物に対する昆虫の抵抗性発達を遅延させるために、上記の分類1から10のいずれか一つのタンパク質をコードする複数の導入遺伝子を含む。
本明細書で使用される「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」にはさらに、例えばWO2007/080126、WO2006/129204、WO2007/074405、WO2007/080127およびWO2007/035650に記載のような植物害虫によって摂食されたら、その害虫の成長を阻害する二本鎖RNAを発現時に産生する配列を有する少なくとも一つの導入遺伝子を含む植物が含まれる。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、また、非生物ストレスに対して耐性である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのようなストレス耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。特に有用なストレス耐性植物には以下のものなどがある。
1)WO00/04173、WO/2006/045633、EP04077984.5またはEP06009836.5に記載のような、植物細胞または植物においてポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現および/または活性を低下させることができる導入遺伝子を含む植物、
2)例えばWO2004/090140に記載のような、植物または植物細胞のPARGコード遺伝子の発現および/または活性を低下させることができるストレス耐性促進導入遺伝子を含む植物、
3)例えばEP04077624.7、WO2006/133827、PCT/EP07/002433、EP1999263またはWO2007/107326に記載のような、ニコチンアミダーゼ、ニコチネートホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド合成酵素またはニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼなどのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素をコードするストレス耐性促進導入遺伝子を含む植物。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、また、収穫産物の量、品質および/または貯蔵安定性の変化および/または収穫産物の具体的な成分の特性変化も示し、それには下記のものなどがある。
1)物理化学的特性、特にアミロース含有量またはアミロース/アミロペクチン比、分枝度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度、デンプン粒度および/またはデンプン粒子形態が、野生型植物細胞または植物で合成されるデンプンと比較して変化していることで、特殊な用途により適したものとなる改質デンプンを合成するトランスジェニック植物(改質デンプンを合成する前記トランスジェニック植物は、例えばEP0571427、WO95/04826、EP0719338、WO96/15248、WO96/19581、WO96/27674、WO97/11188、WO97/26362、WO97/32985、WO97/42328、WO97/44472、WO97/45545、WO98/27212、WO98/40503、WO99/58688、WO99/58690、WO99/58654、WO00/08184、WO00/08185、WO00/08175、WO00/28052、WO00/77229、WO01/12782、WO01/12826、WO02/101059、WO03/071860、WO2004/056999、WO2005/030942、WO2005/030941、WO2005/095632、WO2005/095617、WO2005/095619、WO2005/095618、WO2005/123927、WO2006/018319、WO2006/103107、WO2006/108702、WO2007/009823、WO00/22140、WO2006/063862、WO2006/072603、WO02/034923、EP06090134.5、EP06090228.5、EP06090227.7、EP07090007.1、EP07090009.7、WO01/14569、WO02/79410、WO03/33540、WO2004/078983、WO01/19975、WO95/26407、WO96/34968、WO98/20145、WO99/12950、WO99/66050、WO99/53072、US6,734,341、WO00/11192、WO98/22604、WO98/32326、WO01/98509、WO01/98509、WO2005/002359、US5,824,790、US6,013,861、WO94/04693、WO94/09144、WO94/11520、WO95/35026、WO97/20936、WO10/012796、WO10/003701に開示されている。)、
2)非デンプン炭水化物ポリマーを合成する、または遺伝子組み換えなしに野生型植物と比較して特性が変わっている非デンプン炭水化物ポリマーを合成するトランスジェニック植物。例としては、EP0663956、WO96/01904、WO96/21023、WO98/39460およびWO99/24593に開示のような特にイヌリン型およびレバン型のポリフルクトースを産生する植物、WO95/31553、US2002031826、US6,284,479、US5,712,107、WO97/47806、WO97/47807、WO97/47808およびWO00/14249に開示のようなα−1,4−グルカン類を産生する植物、WO00/73422に開示のようなα−1,6分枝α−1,4−グルカン類を産生する植物、および例えばWO00/47727、WO00/73422、EP06077301.7、US5,908,975およびEP0728213に開示のようなアルテルナンを産生する植物がある。
3)ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物、例えばWO2006/032538、WO2007/039314、WO2007/039315、WO2007/039316、JP2006304779およびWO2005/012529に開示されるもの、
4)「高可溶性固体含有量」、「低い辛味」(LP)および/または「長期貯蔵」(LS)などの特徴を有するタマネギなどのトランスジェニック植物または交配植物、例えば、米国特許出願第12/020,360号および61/054,026号に記載されるもの、
5)収量増加を示すトランスジェニック植物、例えばWO11/095528に開示されるもの。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、また、繊維特性が変化したワタ植物などの植物である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのような繊維特性を変化させる突然変異を含む植物の選択により得ることができ、それには下記のものなどがある。
a)WO98/00549に記載のような改変型のセルロース合成酵素遺伝子を含むワタ植物などの植物、
b)WO2004/053219に記載のような改変型のrsw2またはrsw3相同性核酸を含むワタ植物などの植物、
c)WO01/17333に記載のようなショ糖リン酸合成酵素の発現が高くなったワタ植物などの植物、
d)WO02/45485に記載のようなワタ植物などのショ糖合成酵素の発現が高くなった植物、
e)WO2005/017157に記載のような、またはEP08075514.3もしくは米国特許出願第61/128,938号に記載のような繊維細胞の根底での原形質連絡制御のタイミングが、例えば繊維選択的β−1,3−グルカナーゼの低下によって変化しているワタ植物などの植物、
f)WO2006/136351、WO11/089021、WO2012074868に記載のような例えばnodCなどのN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子およびキチン合成遺伝子の発現により、反応性が変わった繊維を有するワタ植物などの植物。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、また、油分プロファイルの特徴が変わったセイヨウアブラナまたは関連するアブラナ(Brassica)植物などの植物である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのような油分の特徴を変える突然変異を含む植物の選択によって得ることができ、それには下記のものなどがある。
a)例えばUS5,969,169、US5,840,946またはUS6,323,392またはUS6,063,947に記載のような高いオレイン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
b)US6,270,828、US6,169,190、US5,965,755またはWO11/060946に記載のような低いリノレン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
c)例えば米国特許第5,434,283号または米国特許出願第12/668303号に記載のような低レベルの飽和脂肪酸を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
d)WO2012075426に記載のようなグルコシノレート含有量が変化しているオイルを産生するアブラナ植物などの植物。
本発明に従って処理可能である植物または植物栽培品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ることができる)は、また、種子脱粒特性が変わったアブラナまたは関連するアブラナ属植物などの植物である。そのような植物は、形質転換により、または植物選択によって得ることができ、種子脱粒特性の変化などを与える突然変異を含み、米国特許出願第61/135,230号、WO09/068313、WO10/006732およびWO2012090499に記載のような種子脱粒が遅延または低減するアブラナ植物などの植物などがある。
本発明に従って処置できる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ることができる)は、また、例えばWO10/121818およびWO10/145846に記載のような翻訳後タンパク質修飾パターンが異なったタバコ植物などの植物である。
本発明に従って処理できる特に有用なトランスジェニック植物は、米国において米国農務省(USDA)の動植物衛生検査部(APHIS)への未規制状態についての申し立ての主題である(申し立てが認可されているかなおも係属中であるかを問わず)形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む植物である。この情報は常に、例えばインターネットサイト(URL http://www.aphis.usda.gov/brs/not_reg.html)でAPHIS(4700 River Road Riverdale, MD20737, USA)から容易に入手できる。本願の出願日に、APHISで係属中であるかAPHISによって認可されている未規制状態についての申し立ては、下記の情報を含むものであった。
−申し立て:申し立ての識別番号。形質転換事象の技術的説明は、例えば本申し立て番号を参照することでAPHISウェブサイトでAPHISから得ることができる個々の申し立て文書にある。それらの記載は、参照によって本明細書に組み込まれる。
−申し立ての延長:延長が申請された過去の申し立てについての言及。
−機関:申し立てを提出する事業体名。
−規制条項:関係する植物種。
−トランスジェニック表現型:形質転換事象によって植物に与えられる形質。
−形質転換事象または系統:未規制状態が必要な事象または複数事象(場合により、系統または複数系統とも称される)の名称。
−APHIS文書:申し立てに関連してAPHISによって刊行され、APHISで請求することができる各種文書。
単独の形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む別の特に有用な植物が、例えば様々な国または地域の規制当局からのデータベースに挙げられている(例えばhttp://gmoinfo.jrc.IT/gmp_browse.aspxおよびhttp://www.agbios.com/dbase.phpを参照)。
本発明に従って処理可能な特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む植物であり、それは、例えば、各種の国家もしくは地域の規制当局向けのデータベースに挙げられており、事象1143−14A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO2006/128569に記載);事象1143−51B(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO2006/128570に記載);事象1445(ワタ、除草剤耐性、未寄託、US2002120964またはWO2002/034946に記載);事象17053(イネ、除草剤耐性、PTA−9843として寄託、WO2010/117737に記載);事象17314(イネ、除草剤耐性、PTA−9844として寄託、WO2010/117735に記載);事象281−24−236(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託、WO2005/103266またはUS2005216969に記載);事象3006−210−23(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託、US2007143876またはWO2005/103266に記載);事象3272(トウモロコシ、品質形質、PTA−9972として寄託、WO2006098952またはUS2006230473に記載);事象40416(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−11508として寄託、WO2011/075593に記載);事象43A47(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−11509として寄託、WO2011/075595に記載);事象5307(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−9561として寄託、WO2010/077816に記載);事象ASR−368(ベントグラス、除草剤耐性、ATCCPTA−4816として寄託、US2006162007またはWO2004053062に記載);事象B16(トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US2003126634に記載);事象BPS−CV127−9(大豆、除草剤耐性、NCIMB番号41603として寄託、WO2010/080829に記載);事象CE43−67B(ワタ、昆虫防除、DSM ACC2724として寄託、US2009217423またはWO2006/128573に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除、未寄託、US20100024077に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO2006/128571に記載);事象CE46−02A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO2006/128572に記載);事象COT102(ワタ、昆虫防除、未寄託、US2006130175またはWO2004039986に記載);事象COT202(ワタ、昆虫防除、未寄託、US2007067868またはWO2005054479に記載);事象COT203(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO2005/054480に記載);事象DAS40278(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−10244として寄託、WO2011/022469に記載);事象DAS−59122−7(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA11384として寄託、US2006070139に記載);事象DAS−59132(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、WO2009/100188に記載);事象DAS68416(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−10442として寄託、WO2011/066384またはWO2011/066360に記載);事象DP−098140−6(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−8296として寄託、US2009137395またはWO2008/112019に記載);事象DP−305423−1(大豆、品質形質、未寄託、US2008312082またはWO2008/054747に記載);事象DP−32138−1(トウモロコシ、ハイブリッド形成システム、ATCCPTA−9158として寄託、US20090210970またはWO2009/103049に記載);事象DP−356043−5(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−8287として寄託、US20100184079またはWO2008/002872に記載);事象EE−1(茄子、昆虫防除、未寄託、WO2007/091277に記載);事象FI117(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209031として寄託、US2006059581またはWO1998/044140に記載);事象GA21(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209033として寄託、US2005086719またはWO1998/044140に記載);事象GG25(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209032として寄託、US2005188434またはWO1998/044140に記載);事象GHB119(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−8398として寄託、WO2008/151780に記載);事象GHB614(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−6878として寄託、US2010050282またはWO2007/017186に記載);事象GJ11(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209030として寄託、US2005188434またはWO1998/044140)に記載;事象GMRZ13(甜菜、ウィルス抵抗性、NCIMB−41601として寄託、WO2010/076212に記載);事象H7−1(甜菜、除草剤耐性、NCIMB41158またはNCIMB41159として寄託、US2004172669またはWO2004/074492に記載);事象JOPLIN1(小麦、疾患耐性、未寄託、US2008064032に記載);事象LL27(大豆、除草剤耐性、NCIMB41658として寄託、WO2006/108674またはUS2008320616に記載);事象LL55(大豆、除草剤耐性、NCIMB41660として寄託、WO2006/108675またはUS2008196127に記載);事象LLcotton25(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−3343として寄託、WO2003013224またはUS2003097687に記載);事象LLRICE06(イネ、除草剤耐性、ATCC−23352として寄託、US6468747またはWO2000/026345に記載);事象LLRICE601(イネ、除草剤耐性、ATCCPTA−2600として寄託、US20082289060またはWO2000/026356に記載);事象LY038(トウモロコシ、品質形質、ATCCPTA−5623として寄託、US2007028322またはWO2005061720に記載);事象MIR162(トウモロコシ、昆虫防除、PTA−8166として寄託、US2009300784またはWO2007/142840に記載);事象MIR604(トウモロコシ、昆虫防除、未寄託、US2008167456またはWO2005103301に記載);事象MON15985(ワタ、昆虫防除、ATCCPTA−2516として寄託、US2004−250317またはWO2002/100163に記載);事象MON810(トウモロコシ、昆虫防除、未寄託、US2002102582に記載);事象MON863(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−2605として寄託、WO2004/011601またはUS2006095986に記載);事象MON87427(トウモロコシ、受粉制御、ATCCPTA−7899として寄託、WO2011/062904に記載);事象MON87460(トウモロコシ、ストレス耐性、ATCCPTA−8910として寄託、WO2009/111263またはUS20110138504に記載);事象MON87701(大豆、昆虫防除、ATCCPTA−8194として寄託、US2009130071またはWO2009/064652に記載);事象MON87705(大豆、品質形質−除草剤耐性、ATCCPTA−9241として寄託、US20100080887またはWO2010/037016に記載);事象MON87708(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA9670として寄託、WO2011/034704に記載);事象MON87754(大豆、品質形質、ATCCPTA−9385として寄託、WO2010/024976に記載);事象MON87769(大豆、品質形質、ATCCPTA−8911として寄託、US20110067141またはWO2009/102873に記載);事象MON88017(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−5582として寄託、US2008028482またはWO2005/059103に記載);事象MON88913(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−4854として寄託、WO2004/072235またはUS2006059590に記載);事象MON89034(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−7455として寄託、WO2007/140256またはUS2008260932に記載);事象MON89788(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−6708として寄託、US2006282915またはWO2006/130436に記載);事象MS11(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−850またはPTA−2485として寄託、WO2001/031042に記載);事象MS8(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO2001/041558またはUS2003188347に記載);事象NK603(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−2478として寄託、US2007−292854に記載);事象PE−7(イネ、昆虫防除、未寄託、WO2008/114282に記載);事象RF3(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO2001/041558またはUS2003188347に記載);事象RT73(アブラナ、除草剤耐性、未寄託、WO2002/036831またはUS2008070260に記載);事象T227−1(甜菜、除草剤耐性、未寄託、WO2002/44407またはUS2009265817に記載);事象T25(トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US2001029014またはWO2001/051654に記載);事象T304−40(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−8171として寄託、US2010077501またはWO2008/122406に記載);事象T342−142(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO2006/128568に記載);事象TC1507(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、US2005039226またはWO2004/099447に記載);事象VIP1034(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−3925として寄託、WO2003/052073に記載)、事象32316(トウモロコシ,昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11507として寄託、WO2011/153186A1に記載)、事象4114(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11506として寄託、WO2011/084621に記載)、事象EE−GM3/FG72(ダイズ、除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−11041、WO2011/063413A2)、事象DAS−68416−4(ダイズ、除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−10442、WO2011/066360A1)、事象DAS−68416−4(ダイズ、除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−10442、WO2011/066384A1)、事象DP−040416−8(トウモロコシ、昆虫防除、ATCC受託番号PTA−11508、WO2011/075593A1)、事象DP−043A47−3(トウモロコシ、昆虫防除、ATCC受託番号PTA−11509、WO2011/075595A1)、事象DP−004114−3(トウモロコシ、昆虫防除、ATCC受託番号PTA−11506、WO2011/084621A1)、事象DP−032316−8(トウモロコシ、昆虫防除、ATCC受託番号PTA−115
07、WO2011/084632A1)、事象MON−88302−9(アブラナ、除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−10955、WO2011/153186A1)、事象DAS−21606−3(ダイズ、除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−11028、WO2012/033794A2)、事象MON−87712−4(ダイズ、品質形質、ATCC受託番号PTA−10296、WO2012/051199A2)、事象DAS−44406−6(ダイズ、多重(stacked)除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−11336、WO2012/075426A1)、事象DAS−14536−7(ダイズ、多重除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−11335、WO2012/075429A1)、事象SYN−000H2−5(ダイズ、除草剤耐性、ATCC受託番号PTA−11226、WO2012/082548A2)、事象DP−061061−7(アブラナ、除草剤耐性、寄託番号なし、WO2012071039A1)、事象DP−073496−4(アブラナ、除草剤耐性、寄託番号なし、US2012131692)、事象8264.44.06.1(ダイズ、多重除草剤耐性、受託番号PTA−11336、WO2012075426A2)、事象8291.45.36.2(ダイズ、多重除草剤耐性、受託番号PTA−11335、WO2012075429A2)などがある。
本発明による組成物は、材木表面または材木内部で生じやすい真菌病害に対して用いることもできる。「材木」という用語は、あらゆる種類の木材および建設のためのこの木材のあらゆる種類の工作物、例えば無垢材、圧縮材、積層材およびベニヤ板を意味する。本発明に従って材木を処理する方法は、1以上の本発明による化合物または本発明による組成物と接触させることからなり、それには、例えば直接施用、噴霧、浸漬、注入または他のいずれか好適な手段などがある。
本発明による方法によって防除することができる植物もしくは作物の疾患の中で、下記のものに言及することができる。
うどんこ病、例えば、
ブルメリア(Blumeria)病、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)に起因するもの;
ポドスファエラ(Podosphaera)病、例えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha)に起因するもの;
スファエロテカ(Sphaerotheca)病、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)に起因するもの;
ウンシヌラ(Uncinula)病、例えば、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)に起因するもの;
さび病、例えば、
ギムノスポランギウム(Gymnosporangium)病、例えば、ギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae)に起因するもの;
ヘミレイア(Hemileia)病、例えば、ヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix)に起因するもの;
ファコプソラ(Phakopsora)病、例えば、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)またはファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae)に起因するもの;
プッシニア(Puccinia)病、例えば、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)に起因するもの;
ウロミセス(Uromyces)病、例えば、ウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus)に起因するもの;
卵菌類による病害、例えば、
ブレミア(Bremia)病、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae)に起因するもの;
ペロノスポラ(Peronospora)病、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)またはペロノスポラ・ブラシカエ(P. brassicae)に起因するもの;
フィトフトラ(Phytophthora)病、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に起因するもの;
プラスモパラ(Plasmopara)病、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)に起因するもの;
プセウドペロノスポラ(Pseudoperonospora)病、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)またはプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis)に起因するもの;
ピシウム(Pythium)病、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum)に起因するもの;
斑点病、葉枯病および黒葉枯れ病、例えば、
アルテルナリア(Alternaria)病、例えば、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)に起因するもの;
セルコスポラ(Cercospora)病、例えば、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)に起因するもの;
クラジオスポルム(Cladiosporum)病、例えば、クラジオスポリウム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum)に起因するもの;
コクリオボルス(Cochliobolus)病、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)に起因するもの;
コレトトリクム(Colletotrichum)病、例えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium)に起因するもの;
シクロコニウム(Cycloconium)病、例えば、シクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum)に起因するもの;
ジアポルテ(Diaporthe)病、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri)に起因するもの;
エルシノエ(Elsinoe)病、例えば、エルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii)に起因するもの;
グロエオスポリウム(Gloeosporium)病、例えば、グロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor)に起因するもの;
グロメレラ(Glomerella)病、例えば、グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata)に起因するもの;
グイグナルジア(Guignardia)病、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli)に起因するもの;
レプトスファエリア(Leptosphaeria)病、例えば、レプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans)、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeia nodorum)に起因するもの;
マグナポルテ(Magnaporthe)病、例えば、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea)に起因するもの;
ミコスファエレラ(Mycosphaerella)病、例えば、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、ミコスファエレラ・アラキジコラ(Mycosphaerella arachidicola)、ミコスファエレラ・フィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis)に起因するもの;
ファエオスファエリア(Phaeosphaeria)病、例えば、ファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum)に起因するもの;
ピレノホラ(Pyrenophora)病、例えば、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)に起因するもの;
ラムラリア(Ramularia)病、例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)に起因するもの;
リンコスポリウム(Rhynchosporium)病、例えば、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)に起因するもの;
セプトリア(Septoria)病、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria apii)またはセプトリア・リコペルシシ(Septoria lycopersici)に起因するもの;
チフラ(Typhula)病、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)に起因するもの;
ベンツリア(Venturia)病、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)に起因するもの;
根および茎の病害、例えば、
コルチシウム(Corticium)病、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Corticium graminearum)に起因するもの;
フザリウム(Fusarium)病、例えば、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)に起因するもの;
ガエウマンノミセス(Gaeumannomyces)病、例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)に起因するもの;
リゾクトニア(Rhizoctonia)病、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因するもの;
タペシア(Tapesia)病、例えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia acuformis)に起因するもの;
チエラビオプシス(Thielaviopsis)病、例えば、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)に起因するもの;
穂および円錐花序の病害、例えば、
アルテルナリア(Alternaria)病、例えば、アルテルナリア属種(Alternaria spp.)に起因するもの;
アスペルギルス(Aspergillus)病、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)に起因するもの;
クラドスポリウム(Cladosporium)病、例えば、クラジオスポリウム属種(Cladiosporium spp.)に起因するもの;
ラビセプス(Claviceps)病、例えば、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)に起因するもの;
フザリウム(Fusarium)病、例えば、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)に起因するもの;
ジベレラ(Gibberella)病、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)に起因するもの;
モノグラフェラ(Monographella)病、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)に起因するもの;
黒穂病、例えば、
スファセロテカ(Sphacelotheca)病、例えば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana)に起因するもの;
チレチア(Tilletia)病、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries)に起因するもの;
ウロシスチス(Urocystis)病、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta)に起因するもの;
ウスチラゴ(Ustilago)病、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)に起因するもの;
果実の腐敗性および黴性の病害、例えば、
アスペルギルス(Aspergillus)病、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)に起因するもの;
ボトリチス(Botrytis)病、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)に起因するもの;
ペニシリウム(Penicillium)病、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)に起因するもの;
スクレロチニア(Sclerotinia)病、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)に起因するもの;
ベルチシリウム(Verticilium)病、例えば、ベルチシリウム・アルボアトルム(Verticilium alboatrum)に起因するもの;
種子および土壌が媒介する腐朽性、黴性、萎凋性、腐敗性および苗立ち枯れ性の病害、
アルテルナリア(Alternaria)病、例えば、アルテルナリア・ブラシシコラ(Alternaria brassicicola)に起因するもの;
アファノミセス(Aphanomyces)病、例えば、アファノミセス・エウテイケス(Aphanomyces euteiches)に起因するもの;
アスコキタ(Ascochyta)病、例えば、アスコキタ・レンチス(Ascochyta lentis)に起因するもの;
アスペルギルス(Aspergillus)病、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)に起因するもの;
クラドスポリウム(Cladosporium)病、例えば、クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum)に起因するもの;
コクリオボルス(Cochliobolus)病、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:ドレクスレラ(Drechslera)、ビポラリス(Bipolaris)、同義語:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))に起因するもの;
コレトトリクム(Colletotrichum)病、例えば、コレトトリクム・ココデス(Colletotrichum coccodes)に起因するもの;
フザリウム(Fusarium)病、例えば、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)に起因するもの;
ジベレラ(Gibberella)病、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)に起因するもの;
マクロホミナ(Macrophomina)病、例えば、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)に起因するもの;
モノグラフェラ(Monographella)病、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)に起因するもの;
ペニシリウム(Penicillium)病、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)に起因するもの;
ホマ(Phoma)病、例えば、ホマ・リンガム(Phoma lingam)に起因するもの;
ホモプシス(Phomopsis)病、例えば、ホモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae)に起因するもの;
フィトフトラ(Phytophthora)病、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum)に起因するもの;
ピレノホラ(Pyrenophora)病、例えば、ピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea)に起因するもの;
ピリクラリア(Pyricularia)病、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)に起因するもの;
ピシウム(Pythium)病、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum)に起因するもの;
リゾクトニア(Rhizoctonia)病、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因するもの;
リゾプス(Rhizopus)病、例えば、リゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae)に起因するもの;
スクレロチウム(Sclerotium)病、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii)に起因するもの;
セプトリア(Septoria)病、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)に起因するもの;
チフラ(Typhula)病、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)に起因するもの;
ベルチシリウム(Verticillium)病、例えば、ベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae)に起因するもの;
腐乱性病害、開花病および枯れ込み性病害、例えば、
ネクトリア(Nectria)病、例えば、ネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena)に起因するもの;
枯損性病害、例えば、
モニリニア(Monilinia)病、例えば、モニリニア・ラキサ(Monilinia laxa)に起因するもの;
葉水泡性病害または縮葉病、例えば、
タフリナ(Taphrina)病、例えば、タフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans)に起因するもの;
木本植物の衰退性病害、例えば、
エスカ(Esca)病、例えば、ファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemoniella clamydospora)に起因するもの;
ユーティパダイバック病(Eutypa dyeback)、例えば、ユーティパ・ラタ(Eutypa lata)に起因するもの;
オランダニレ病、例えばセラトシストスク・ウルミ(Ceratocystsc ulmi)に起因するもの;
花および種子の病害、例えば、
ボトリチス(Botrytis)病、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)に起因するもの;
塊茎の病害、例えば、
リゾクトニア(Rhizoctonia)病、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因するもの;
ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)病、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani)に起因するもの。
本発明による化合物は、例えば真菌症、皮膚疾患、白癬症およびカンジダ症またはアスペルギルス属種(Aspergillus spp.)、例えばアスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus)によって生じる疾患などのヒトもしくは動物真菌病を治癒的または予防的に処置する上で有用な組成物の製造に用いることもできる。
以下において、化合物例の下記の表1ならびに下記の製造例および効力例を参照しながら、本発明の各種態様について説明する。
下記の表1は、本発明による化合物の例を示すものであるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
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logP値の測定は、下記の方法を用い、逆相カラムでのHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によって、EEC通達79/831補遺V.A8に従って行った。
LC−MS測定は、0.1%ギ酸水溶液およびアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を10%アセトニトリルから95%アセトニトリルの直線勾配で溶離液として用いてpH2.7で行った。
較正は、logP値が既知である未分岐アルカン−2−オン類(炭素原子数3から16)を用いて行った(連続するアルカノン間の直線内挿を用いる保持時間を用いてlogP値を測定)。200nmから400nmのUVスペクトラムおよびクロマトグラフィーシグナルのピーク値を用いて、λmax値を求めた。
NMRピークリスト
選択された例のH−NMRデータは、H−NMRピークリストの形で書いている。各シグナルピークに対しては、ppm単位でのδ値と小括弧内のシグナル強度を列記している。δ値−シグナル強度間には、区切りとしてセミコロンを入れている。
従って、1例のピークリストは、δ(強度);δ(強度);・・・;δ(強度);・・・δ(強度)の形態を有する。
NMRピークリスト表1
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鋭いシグナルの強度は、cm単位でのNMRスペクトラムの印刷例におけるシグナルの高さと相関しており、シグナル強度の真の関係を示すものである。広いシグナルからは、いくつかのピークもしくはそのシグナルの中央ならびにそのスペクトラム中の最も強いシグナルと比較したそれらの相対強度を示すことができる。
1Hスペクトラムについての化学シフトの較正を行うため、本発明者らは、テトラメチルシランおよび/または特にDMSO中で測定されるスペクトラムの場合には使用される溶媒の化学シフトを用いている。従って、NMRピークリストにおいては、テトラメチルシランピークが現れている可能性があるが、必ずしもそうではない。
H−NMRピークリストは、旧来のH−NMR印刷と同様であることから、通常は、旧来のNMR解釈で列記される全てのピークを示す。
さらに、それらは旧来のH−NMR印刷のように、溶媒、標的化合物の立体異性体(やはり、本発明の目的である。)および/または不純物のピークのシグナルを示すことがあり得る。
溶媒および/または水のδ範囲で化合物シグナルを示すために、溶媒の通常のピーク、例えばDMSO−D中のDMSOのピークおよび水のピークが本発明者らのH−NMRピークリストでは示されており、通常は、概して高強度を有する。
標的化合物の立体異性体のピークおよび/または不純物のピークは、通常は概して、標的化合物のピークより低い強度を有する(例えば、純度>90%)。
そのような立体異性体および/または不純物は、特定の製造方法に代表的なものであり得る。従って、それらのピークは、「副生成物フィンガープリント」を介して本発明者らの製造方法の再現性を確認する上で役立ち得る。
公知の方法(MestreC、ACDシミュレーションで、さらに経験的に評価される期待値で)で標的化合物のピークを計算する専門家であれば、必要に応じて適宜に別の強度フィルターを用いて標的化合物のピークを分離することができる。この分離は、旧来のH−NMR解釈での関連するピーク選択と同様であると考えられる。
ピークリストでのNMRデータ記載の詳細が、刊行物「Citation of NMR Peaklist Data within Patent Applications」(Research Disclosure Database Number 564025にある。
下記の表2に、本発明による式(V)の化合物の例を示しているが、本発明はこれらに限定されるものではない。
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logP値の測定は、下記の方法を用い、逆相カラムでのHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によって、EEC通達79/831補遺V.A8に従って行った。
LC−MS測定は、0.1%ギ酸水溶液およびアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を10%アセトニトリルから95%アセトニトリルの直線勾配で溶離液として用いてpH2.7で行った。
較正は、logP値が既知である未分岐アルカン−2−オン類(炭素原子数3から16)を用いて行った(連続するアルカノン間の直線内挿を用いる保持時間を用いてlogP値を測定)。200nmから400nmのUVスペクトラムおよびクロマトグラフィーシグナルのピーク値を用いて、λmax値を求めた。
NMRピークリスト
選択された例のH−NMRデータは、H−NMRピークリストの形で書いている。各シグナルピークに対しては、ppm単位でのδ値と小括弧内のシグナル強度を列記している。δ値−シグナル強度間には、区切りとしてセミコロンを入れている。
従って、1例のピークリストは、δ(強度);δ(強度);・・・;δ(強度);・・・δ(強度)の形態を有する。
NMRピークリスト表2
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鋭いシグナルの強度は、cm単位でのNMRスペクトラムの印刷例におけるシグナルの高さと相関しており、シグナル強度の真の関係を示すものである。広いシグナルからは、いくつかのピークもしくはそのシグナルの中央ならびにそのスペクトラム中の最も強いシグナルと比較したそれらの相対強度を示すことができる。
1Hスペクトラムについての化学シフトの較正を行うため、本発明者らは、テトラメチルシランおよび/または特にDMSO中で測定されるスペクトラムの場合には使用される溶媒の化学シフトを用いている。従って、NMRピークリストにおいては、テトラメチルシランピークが現れている可能性があるが、必ずしもそうではない。
H−NMRピークリストは、旧来のH−NMR印刷と同様であることから、通常は、旧来のNMR解釈で列記される全てのピークを示す。
さらに、それらは旧来のH−NMR印刷のように、溶媒、標的化合物の立体異性体(やはり、本発明の目的である。)および/または不純物のピークのシグナルを示すことがあり得る。
溶媒および/または水のδ範囲で化合物シグナルを示すために、溶媒の通常のピーク、例えばDMSO−D中のDMSOのピークおよび水のピークが本発明者らのH−NMRピークリストでは示されており、通常は、概して高強度を有する。
標的化合物の立体異性体のピークおよび/または不純物のピークは、通常は概して、標的化合物のピークより低い強度を有する(例えば、純度>90%)。
そのような立体異性体および/または不純物は、特定の製造方法に代表的なものであり得る。従って、それらのピークは、「副生成物フィンガープリント」を介して本発明者らの製造方法の再現性を確認する上で役立ち得る。
公知の方法(MestreC、ACDシミュレーションで、さらに経験的に評価される期待値で)で標的化合物のピークを計算する専門家であれば、必要に応じて適宜に別の強度フィルターを用いて標的化合物のピークを分離することができる。この分離は、旧来のH−NMR解釈での関連するピーク選択と同様であると考えられる。
ピークリストでのNMRデータ記載の詳細が、刊行物「Citation of NMR Peaklist Data within Patent Applications」(Research Disclosure Database Number 564025にある。
使用例
実施例A
フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)(トマト葉枯れ病)に対するイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、26℃で成長させたトマト植物(「レンチタ(Rentita)」品種)を、Z12葉期で、上記で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)胞子の水系懸濁液(胞子20000個/mL)を葉に噴霧することで、植物を汚染する。胞子は感染した植物から採取する。汚染したトマト植物を、加湿雰囲気下に16から18℃および100%相対湿度でインキュベートする。
汚染から5日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)保護が認められる。
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実施例B
ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病)に対するイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、24℃で成長させたガーキン植物(「Vert petit de Paris」品種)を、Z11子葉期で、上記で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、凍結保存したボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)胞子の水系懸濁液(胞子50000個/mL)を子葉に噴霧することで、植物を汚染する。10g/LのPDB、50g/LのD−フルクトース、2g/LのNHNOおよび1g/LのKHPOからなる栄養溶液中に胞子を懸濁させる。汚染したガーキン植物を、17℃および相対湿度90%でインキュベートする。
汚染から4から5日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)または完全な保護が認められる。
Figure 0006002242
実施例C
ウロミセス・アペンディクラツス(Uromyces appendiculatus)(マメさび病)でのイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、24℃で成長させたマメ植物(「Saxa」品種)を、2葉期で(高さ9cm)、上記の方法で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、葉にウロミセス・アペンディクラツス(Uromyces appendiculatus)胞子の水系懸濁液(胞子150000個/mL)を噴霧することで、その植物を汚染する。胞子は感染植物から集め、2.5mL/LのTween80を10%で含む水に懸濁させる。汚染したマメ植物を20℃および相対湿度100%で24時間、次に20℃および相対湿度70から80%で10日間インキュベートする。
汚染から11日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)または完全な保護が認められる。
Figure 0006002242
実施例D
ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)(オオムギ網斑病)でのイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、22℃で成長させたオオムギ植物(「Plaisant」品種)を、1葉期(高さ10cm)で上記の方法で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、葉にピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)胞子の水系懸濁液(胞子12000個/mL)を噴霧することで、その植物を汚染する。12日齢培地から胞子を集める。汚染したオオムギ植物を約20℃および相対湿度100%で48時間、次に20℃および相対湿度70から80%で12日間インキュベートする。
汚染から14日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)または完全な保護が認められる。
Figure 0006002242
実施例E
プクシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)(コムギでの赤さび病)でのイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、22℃で成長させたコムギ植物(「Scipion」品種)を、1葉齢(高さ10cm)で、上記の方法で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、葉にプクシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)胞子の水系懸濁液(胞子100000個/mL)を噴霧することで、その植物を汚染する。胞子を感染植物から集め、2.5mL/LのTween80を10%で含む水に懸濁させる。汚染したコムギ植物を20℃および相対湿度100%で24時間、次に20℃および相対湿度70から80%で10日間インキュベートする。
汚染から12日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)または完全な保護が認められる。
Figure 0006002242
実施例F
セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)(コムギに対する斑点病)でのイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、22℃で成長させたコムギ植物(「Scipion」品種)を、1葉齢(高さ10cm)で、上記の方法で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、葉に凍結保存したセプトリア・トリチシ(Septoria tritici)胞子の水系懸濁液(胞子500000個/mL)を噴霧することで、その植物を汚染する。汚染したコムギ植物を18℃および相対湿度100%で72時間、次に相対湿度90%で21日間インキュベートする。
汚染から24日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)または完全な保護が認められる。
Figure 0006002242
実施例G
ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)(イネイモチ病)でのイン・ビボ予防試験
試験に供する有効成分を、アセトン/Tween/DMSOの混合物中での均質化によって調製し、次に水で希釈して所望の活性材料濃度を得る。
開始カップで50/50泥炭土−ポゾラン基質に播種し、26℃で成長させたイネ植物(「こしひかり」品種)を、2葉齢(高さ10cm)で、上記の方法で調製した有効成分を噴霧することで処理する。対照として用いる植物を、活性材料を含まないアセトン/Tween/DMSO/水の混合物で処理する。
24時間後、葉にピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)胞子の水系懸濁液(胞子40000個/mL)を噴霧することで、その植物を汚染する。胞子を15日齢培地から集め、2.5g/Lのゼラチンを含む水に懸濁させる。汚染したイネ植物を25℃および相対湿度80%でインキュベートする。
汚染から6日後に、対照植物と比較して等級分け(効力%)を行う。
この条件下で、下記化合物を用いて、用量500ppmで、良好な(少なくとも70%)または完全な保護が認められる。
Figure 0006002242
実施例H
フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)(トマト葉枯れ病)に対するイン・ビボ予防試験
溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド49重量部
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部。
活性化合物の好適な製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混合し、得られた濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。
予防活性を調べるため、若い植物に指定の施用量で活性化合物製剤を噴霧する。この処理から1日後、植物にフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)の水系胞子懸濁液を接種する。次に、植物を、約22℃および相対大気湿度100%のインキュベーションキャビネットに入れておく。次に、植物を、約20℃および相対大気湿度96%のインキュベーションキャビネットに入れる。
接種から7日後に試験の評価を行う。0%は未処理対照の効力に相当する効力を意味し、効力100%は病害が全く観察されないことを意味する。
この試験では、下記の本発明による化合物が、有効成分濃度100ppmで、70%以上の効力を示す。
Figure 0006002242
実施例I:プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)に対するイン・ビボ予防試験(ブドウ)
溶媒:アセトン24.5重量部
N,N−ジメチルアセトアミド24.5重量部。
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル1重量部。
活性化合物の好適な製剤を製造するため、活性化合物1重量部を指定量の溶媒および乳化剤と混合し、得られた濃厚液を水で希釈して所望の濃度とする。
予防活性を調べるため、若い植物に指定の施用量で活性化合物製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後、植物にプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)の水系胞子懸濁液を接種し、約20℃および相対大気湿度100%のインキュベーションキャビンに1日置く。次に、約21℃および相対大気湿度約90%の温室に植物を4日間入れる。植物に水を霧吹きで吹き付け、インキュベーションキャビネットに1日置く。
接種から6日後に試験の評価を行う。0%は未処理対照の効力に相当する効力を意味し、効力100%は病害が全く観察されないことを意味する。
この試験では、下記の本発明による化合物が、有効成分濃度10ppmで、70%以上の効力を示した。
Figure 0006002242
化学
以下の実施例は、本発明による式(I)の化合物の製造および効力を説明するものであるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
製造例1:方法P1によるブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物1)
段階1
ナトリウム{[(Z)−シアノ(フェニル)メチレン]アミノ}オキシダニド(0.35g、2.09mmol、1当量)のアセトニトリル(15mL)およびDMF(1.5mL)中溶液に、ブト−3−イン−1−イル[6−(クロロメチル)ピリジン−2−イル]カーバメート(0.50g、2.09mmol、1.0当量)、次にヨウ化カリウム(35mg、0.21mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(0.68g、2.09mmol、1.0当量)を加えた。反応液を室温で終夜撹拌した。溶媒留去し、残留物をEtOAcに溶かし、次にHOで洗浄した。分離後、有機相をMgSOで脱水し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、ブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−シアノ(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメートを得た(0.66g、収率90%)。
段階2
ブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−シアノ(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(1.50g、4.31mmol、1当量)および炭酸カリウム(0.89g、6.46mmol、1.5当量)の2−プロパノール/水(30mL/5mL)中溶液に、N−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.54g、6.46mmol、1.50当量)を加えた。反応液を撹拌下に加熱して80℃として4時間経過させ、溶媒留去して3/4量とした。残留物をEtOAcで抽出し、水で洗浄した。有機層を合わせ、MgSOで脱水し、濃縮して、(ブト−3−イン−1−イル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(メチル)アミノ]−2−イミノ−1−フェニルエチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(1.60g、収率89%)、化合物V−1を黄色固体として得た。
段階3
ブト−3−イン−1−イル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(メチル)アミノ]−2−イミノ−1−フェニルエチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(100mg、0.253mmol、1当量)のDMF(2.0mL)中溶液に室温で、1,1′−カルボニルジイミダゾール(45.11mg、0.278mmol、1.1当量)を滴下した。室温で1時間撹拌後、水を加えることで反応停止し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、MgSOで脱水し、濃縮して、ブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメートを得た(88mg、収率78%)。
製造例2:方法P1によるtert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物2)
段階1
(2Z)−(ヒドロキシイミノ)(フェニル)アセトニトリル(126g、862mmol、1当量)のアセトニトリル(3800mL)およびDMF(380mL)中溶液に、tert−ブチル[6−(クロロメチル)ピリジン−2−イル]カーバメート(209g、862mmol、1.0当量)、次にヨウ化カリウム(14.3g、86.2mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(421g、1.29mol、1.5当量)を加えた。反応液を室温で5時間撹拌した。反応混合物を濾過し、溶媒を濃縮した。濃縮物を水(5リットル)に投入し、5時間撹拌した。得られた沈殿を濾過し、50℃で真空乾燥して、tert−ブチル{6−[({[(Z)−シアノ(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(301g、収率85%)を黄色粉末として得た。
段階2
tert−ブチル{6−[({[(Z)−シアノ(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(110g、312mmol、1当量)の2−プロパノール/水(1650mL/440mL)中溶液に、炭酸カリウム(86.3g、624mmol、2当量)およびN−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(52.1g、624mmol、2当量)を加えた。反応液を撹拌下に加熱して50℃として5時間経過させ、氷浴で冷却して室温とした。沈殿を濾過し、水1リットルに懸濁させた。3時間撹拌後、沈殿を濾過し、50℃で真空乾燥して、tert−ブチル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(メチル)アミノ]−2−イミノ−1−フェニルエチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(104g、収率83%)、化合物V−02を得た。
段階3
tert−ブチル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(メチル)アミノ]−2−イミノ−1−フェニルエチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(122g、305mmol、1当量)のアセトニトリル(1.9リットル)中溶液に室温で、1,1′−カルボニルジイミダゾール(49.5g、305mmol、1当量)を加えた。80℃で4時間撹拌後、反応液を濃縮し、水(1リットル)に投入した。3時間撹拌後、沈殿を濾過し、50℃で真空乾燥して、tert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(107g、収率73%)を得た。
製造例3:方法P5およびP6による3−[(Z)−[({6−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]ピリジン−2−イル}メトキシ)イミノ](フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(化合物3)
tert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(200mg、0.47mmol、1当量)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液を水素化ナトリウム60%(28.2mg、0.705mmol、1.5当量)で処理し、室温で15分間撹拌した。(2−ブロモエチル)シクロヘキサン(180mg、0.940mmol、2当量)を加え、撹拌を終夜行った。トリフルオロ酢酸(2mL)を滴下し、得られた混合物を70℃で終夜撹拌した。飽和NaHCO水溶液を加えることで反応停止し、EtOAcで抽出した(20mLで3回)。有機層を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濃縮した。濃縮後、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、3−[(Z)−[({6−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]ピリジン−2−イル}メトキシ)イミノ](フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(36mg、収率15%)を得た。
製造例4:方法P6による3−[(Z)−{[(6−アミノピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(化合物11)
tert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(87g、204.5mmol、1当量)のジクロロメタン(2リットル)中溶液にトリフルオロ酢酸(157.5mL、2.05mol、10当量)を滴下し、40℃で4時間撹拌した。水(1リットル)で反応停止し、飽和NaHCO水溶液を加えることで注意深く中和した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(400mLで2回)。有機層を合わせ、水(400mLで2回)およびブライン(500mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濃縮して、3−[(Z)−{[(6−アミノピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(66.6g、収率95%)を橙赤色粉末として得た。
製造例5:方法P2による2−フェニルエチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物15)
3−[(Z)−{[(6−アミノピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(100mg、0.307mmol、1当量)の脱水ジクロロメタン(3mL)中溶液に、ピリジン(0.027mL、0.338mmol、1当量)および2−フェニルエチルカルボノクロリデート(85.1mg、0.461mmol、1.5当量)を加え、撹拌を4時間行った。溶液を塩基性アルミナカートリッジで濾過し、酢酸エチルで溶離した。濾液を溶媒留去し、シリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、2−フェニルエチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(140mg、収率88%)を得た。
製造例6:方法P2によるペンチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物8)
3−[(Z)−{[(6−アミノピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(90mg、0.277mmol、1当量)の脱水ジクロロメタン(3mL)中溶液に、ピリジン(0.025mL、0.304mmol、1.1当量)およびn−ヘキサノイルクロライド(0.043mL、0.304mmol、1.1当量)を加え、撹拌を4時間行った。溶液を塩基性アルミナカートリッジで濾過し、酢酸エチルで溶離した。濾液を溶媒留去し、シリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、ペンチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメートを得た(115mg、収率90%)。
製造例7:方法P8による2−メチルペント−4−イン−2−イル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物35)
3−[(Z)−{[(6−アミノピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(100mg、0.307mmol、1当量)のアセトニトリル(3mL)中溶液に4−フルオロフェニルカルボノクロリデート(59mg、0.338mmol、1.1当量)、次にピリジン(0.025mL、0.307mmol、1当量)を加え、撹拌を室温で2時間行った。2−メチルペント−4−イン−2−オール(33mg、0.338mmol、1.1当量)を加え、得られた混合物を5時間還流した。濃縮後、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、2−メチルペンタン−2−イル{6−[({[(Z)−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(60mg、収率40%)を透明油状物として得た。
製造例8:方法P1によるtert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(3−フルオロフェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物20)
段階1
(2Z)−(ヒドロキシイミノ)(3−フルオロフェニル)アセトニトリル(3.38g、20.6mmol、1当量)のアセトニトリル(100mL)およびDMF(10mL)中溶液に、tert−ブチル[6−(クロロメチル)ピリジン−2−イル]カーバメート(5g、20.6mmol、1.0当量)と、次にヨウ化カリウム(342mg、2.06mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(10.1g、30.9mmol、1.5当量)を加えた。反応液を室温で4時間撹拌した。次に、溶媒留去し、残留物をEtOAcに溶かし、次にHOおよびブラインで洗浄した。分離後、有機相をMgSOで脱水し、濃縮して、tert−ブチル{6−[({[(Z)−シアノ(3−フルオロフェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(7.94g、収率94%)を橙赤色油状物として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階2
tert−ブチル{6−[({[(Z)−シアノ(3−フルオロフェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(11.75g、31.7mmol、1当量)の2−プロパノール/水(150mL/15mL)中溶液に、炭酸カリウム(13.2g、95.2mmol、3当量)およびN−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(7.95g、95.2mmol、3当量)を加えた。反応液を撹拌下に加熱して80℃として6時間経過させ、溶媒留去した。残留物を水(50mL)に懸濁させ、15分間撹拌した。沈殿を濾過し、水およびジイソプロピルエーテルで洗浄した。残留物を50℃で真空乾燥して、tert−ブチル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(メチル)アミノ]−2−イミノ−1−(3−フルオロフェニル)エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(12.5g、収率90%)、化合物V−05をベージュ固体として得た。
段階3
tert−ブチル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(メチル)アミノ]−2−イミノ−1−(3−フルオロフェニル)エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(12.5g、30mmol、1当量)のアセトニトリル(130mL)中溶液に0℃で、1,1′−カルボニルジイミダゾール(5.35g、33mmol、1.1当量)を加えた。室温で4時間および60℃で3時間撹拌後、反応液を濃縮した。残留物をEtOAc(100mL)に溶かし、次にHO(60mL)で洗浄した。分離後、有機相をMgSOで脱水し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(3−フルオロフェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(9.57g、収率66%)を白色固体として得た。
製造例9:方法P1によるtert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−エチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(化合物40)
段階1
tert−ブチル{6−[({[(Z)−シアノ(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(500mg、1.42mmol、1当量)の2−プロパノール/水(2mL/0.2mL)中溶液に、炭酸カリウム(588mg、4.26mmol、3当量)およびN−エチルヒドロキシルアミン・トリフルオロ酢酸塩(745mg、4.26mmol、3当量)を加えた。反応液を撹拌下に加熱して80℃として6時間経過させ、溶媒を濃縮した。残留物をEtOAcに溶かし、次にHOで洗浄した。分離後、有機相をMgSOで脱水し、溶媒留去して、tert−ブチル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(エチル)アミノ]−2−イミノ−1−(フェニル)エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(620mg、収率95%)、化合物V−08を黄色固体として得た。
段階2
tert−ブチル(6−{[({(1Z)−2−[ヒドロキシ(エチル)アミノ]−2−イミノ−1−(フェニル)エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}ピリジン−2−イル)カーバメート(585mg、1.41mmol、1当量)のアセトニトリル(7mL)中溶液に室温で、1,1′−カルボニルジイミダゾール(229mg、1.41mmol、1当量)を0℃で加えた。80℃で6時間撹拌後、反応液を濃縮した。残留物をEtOAc(100mL)に溶かし、次にHO(60mL)で洗浄した。分離後、有機相をMgSOで脱水し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル{6−[({[(Z)−(2−エチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−オキジアゾール−3−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート(520mg、収率79%)を透明油状物として得た。
製造例10:方法P1による3−[(Z)−{[(6−ブロモピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(化合物193)
段階1
(2Z)−(ヒドロキシイミノ)(フェニル)アセトニトリル(6.0g、41.1mmol、1当量)のアセトニトリル(80mL)およびDMF(10mL)中溶液に、2−ブロモ−6−(ブロモメチル)ピリジン(10.3g、41.1mmol、1.0当量)と、次にヨウ化カリウム(681mg、4.11mmol、0.1当量)および炭酸セシウム(20.1g、61.1mmol、1.5当量)を加えた。反応液を室温で4時間撹拌した。溶媒留去し、残留物をEtOAcに溶かし、次にHOおよびブラインで洗浄した。分離後、有機相をMgSOで脱水し、濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、(2Z)−{[(6−ブロモピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)アセトニトリル(11.3g、収率86%)を白色固体として得た。
段階2
(2Z)−{[(6−ブロモピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)アセトニトリル(5.0g、15.8mmol、1当量)の2−プロパノール/水(100mL/10mL)中溶液に、炭酸カリウム(4.37g、31.6mmol、2当量)およびN−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩(2.64g、31.6mmol、2当量)を加えた。反応液を撹拌下に加熱して80℃として2時間経過させた。反応混合物を水(250mL)に投入し、酢酸エチル(250mL)で2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濃縮して、(2Z)−2−{[(6−ブロモピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}−N−ヒドロキシ−N−メチル−2−フェニルエタンイミドアミド(5.3g、収率90%)、化合物V−12を黄色固体として得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階3
(2Z)−2−{[(6−ブロモピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}−N−ヒドロキシ−N−メチル−2−フェニルエタンイミドアミド(4.0g、11mmol、1当量)のアセトニトリル(100mL)中溶液に、1,1′−カルボニルジイミダゾール(2.14g、13.2mmol、1.2当量)を加えた。80℃で1時間および室温で2時間撹拌後、反応液をEtOAc(500mL)で希釈し、次にHO(500mL)およびブラインで洗浄した。分離後、有機相をで脱水しMgSO、濃縮し.残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、3−[(Z)−{[(6−ブロモピリジン−2−イル)メトキシ]イミノ}(フェニル)メチル]−2−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5(2H)−オン(4.40g、収率95%)を得た。

Claims (22)

  1. 下記式(I)の化合物ならびに該化合物の塩、N−オキサイド、金属錯体および半金属錯体またはそれらの(E)および(Z)異性体ならびに混合物。
    Figure 0006002242

    [式中、
    −Xは、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキルカルボニルを表し;
    −Zは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、シアノ基、カルボン酸基、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキル−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないフェニルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノ、または式QC(=U)NR−の基を表し;
    −Qは、水素原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリールスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニル、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合炭素環、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合複素環、置換されているか置換されていないシクロアルコキシ;置換されているか置換されていないシクロアルケニルオキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ;置換されているか置換されていない複素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合炭素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C12−ベンゾ縮合複素環オキシ、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていない複素環−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C
    −アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアリールオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアリール、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアリール、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキル−C−C−シクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキル−C−C−シクロアルキルを表し;
    −Uは、酸素原子または硫黄原子を表し;
    −Rは、水素原子、ヒドロキシ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニル、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニル、置換されているか置換されていないアリール、または置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていないC−C−アルキルカルボニル、置換されているか置換されていないアリールオキシカルボニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシカルボニルを表し;
    −Z、ZおよびZは独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシを表し;
    −YからYは独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換されているか置換されていないカルボアルデヒドO−(C−C−アルキル)オキシム、ペンタフルオロ−λ−スルフェニル基、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないC−C−ハロゲノアルキル、C−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないC−C−ハロゲノアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないN−(C−C−アルコキシ)−C−C−アルカンイミドイル、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないN−(C−C−アルコキシ)−C−C−ハロゲノアルカンイミドイル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシカルボニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキルカルボニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフィニル、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルホニル、置換されているか置換されていないフェノキシ、置換されているか置換されていないフェニルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていないトリ(C−C−アルキル)−シリルオキシ、置換されているか置換されていないトリ(C−C−アルキル)−シリル、置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていない複素環オキシを表す。]
  2. が置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキルまたは置換されているか置換されていないC−C−アルケニルを表す請求項1に記載の化合物。
  3. が、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基またはシクロプロピル基を表す請求項1または2に記載の化合物。
  4. が、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシアミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシアミノ基,置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C12−縮合ビシクロアルケニルアミノ、置換されているか置換されていないジ−C−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないフェニルアミノ、置換されているか置換されていない複素環アミノ、または式QC(=U)NR−の基を表す請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  5. が水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキルアミノ、置換されているか置換されていないC−C10−シクロアルキルアミノ、または式QC(=U)NR−の基を表す請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  6. Uが酸素原子を表す請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  7. が水素原子、ヒドロキシ基、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシを表す請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  8. が水素原子を表す請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  9. Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルケニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルコキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていない複素環−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないアリール−C−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないアリールオキシ−C−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表す請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  10. Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないC-C−アルキルスルフェニル、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環を表し、置換基がハロゲン原子、シアノ基、(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル基、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、(C−C−アルコキシイミノ)−C−C−アルキル、(C−C−アルケニルオキシイミノ)−C−C−アルキル、(C−C−アルキニルオキシイミノ)−C−C−アルキル、(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、ベンジルスルフェニル、フェノキシ、フェニルスルフェニル、アリール基または複素環基のリストで選択され、または置換基が一緒に、置換されているか置換されていない飽和もしくは部分飽和の3、4、5、6、7、8、9、10もしくは11員環を形成しており、その環は炭素環またはN、OおよびSからなるリストから選択される4個以下のヘテロ原子を含む複素環であることができる請求項1から9のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  11. 置換基がハロゲン原子、シアノ基、(ヒドロキシイミノ)−C−C−アルキル基、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルフェニル、(ベンジルオキシイミノ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシアルキル、ベンジルオキシ、フェノキシ、アリール基または複素環基のリストで選択され、または置換基が一緒に、飽和もしくは部分飽和の3、4、5、6員環を形成しており、その環は炭素環またはN、OおよびSからなるリストから選択される4個以下のヘテロ原子を含む複素環であることができる請求項10に記載の化合物。
  12. Qが置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルキニル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルケニルオキシ、置換されているか置換されていないC−C−アルキニルオキシ、置換されているか置換されていないアリール、置換されているか置換されていない複素環を表す請求項1から11のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  13. 、ZおよびZが独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキルを表す請求項1から12のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  14. 、ZおよびZが独立に水素原子を表す請求項1から13のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  15. からYが独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換されているか置換されていないC−C−アルキル、置換されているか置換されていないC−C−シクロアルキル、1から5個のハロゲン原子を有する置換されているか置換されていないC−C−ハロゲノアルキル、置換されているか置換されていないC−C−アルコキシを表す請求項1から14のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  16. からYが独立に、水素原子、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリル、エチニル、プロパルギル、シクロプロピル、メトキシまたはトリフルオロメトキシを表す請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の化合物。
  17. 下記式(V)の化合物。
    Figure 0006002242

    [式中、Y、Y、Y、Y、Y、X、Z、Z、ZおよびZは請求項
    1から16のうちのいずれか1項で定義の通りである。]
  18. 少なくとも一つの増量剤および/または一つの界面活性剤に加えて、少なくとも一つの請求項1から16のうちのいずれか1項に記載の式(I)の化合物を含む、植物病原性有害真菌を防除するための組成物。
  19. 殺虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、成長調節剤、除草剤、肥料、薬害軽減剤、生物剤および情報物質の群から選択される少なくとも一つのさらに別の有効成分を含む請求項18に記載の殺菌剤組成物。
  20. 農学的に有効かつ実質的に非植物毒性量の請求項1から16のうちのいずれか1項に記載の化合物または請求項18に記載の組成物を、植物が成長するか成長することができる土壌、植物の葉および/または果実、または植物の種子に施用する、作物の植物病原性真菌の防除方法。
  21. 植物病原性有害真菌の防除のための請求項1から16のうちのいずれか1項に記載の式(I)の化合物の使用。
  22. 請求項1から16のうちのいずれか1項に記載の式(I)の誘導体を、増量剤および/または界面活性剤と混合する、植物病原性有害真菌を防除するための組成物の製造方法。
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