JP5629128B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来、ボタン等の操作部を備えた画像読取装置が知られている。特許文献1には、原稿搬送路の原稿搬送方向下流側(排紙方向側)に、スタートキー,ストップキー,画像線密度切替キー,電話/ファクシミリ切替キー等からなる操作部を備えた画像読取装置の技術が開示されている。
特開平9−172512号公報
画像読取装置の操作性を向上させることについて、なお検討の余地がある。例えば、画像読取装置において、指示を与える手段としてボタンが設けられている場合、ユーザーは指示内容に応じたボタンを探し、一定の決められた範囲を狙って操作する必要がある。画像読取装置に指示を与える操作の操作性を向上できることが望まれている。
本発明の目的は、指示を与える操作における操作性の向上を図ることができる画像読取装置を提供することである。
本発明の画像読取装置は、ユーザーが操作することで前記ユーザーの指示を検出する操作部と、読取媒体を搬送する搬送部と、前記読取媒体を検出する媒体検出部と、前記読取媒体を読み取る読取部と、前記操作部とは異なる検出手段で前記ユーザーの指示を検出する指示検出部と、前記ユーザーの指示に基づいた制御を実行する制御部と、を備え、前記指示検出部は、前記媒体検出部によって前記読取媒体が検出されてから、前記読取媒体の読取終了まで有効であり、前記指示検出部は、振動あるいは音の少なくともいずれか一方に基づいて前記ユーザーの指示を検出するものであって、前記指示検出部の検出感度が、前記読取媒体の搬送状態に応じて異なることを特徴とする。
また、本発明の画像読み取り装置は、ユーザーが操作することで前記ユーザーの指示を検出する操作部と、読取媒体を搬送する搬送部と、前記読取媒体を検出する媒体検出部と、前記読取媒体を読み取る読取部と、前記操作部とは異なる検出手段で前記ユーザーの指示を検出する指示検出部と、前記ユーザーの指示に基づいた制御を実行する制御部と、を備え、前記指示検出部は、前記媒体検出部によって前記読取媒体が検出されてから、前記読取媒体の読取終了まで有効であり、前記指示検出部の検出感度が、前記ユーザーによる操作あるいは周辺環境の少なくともいずれか一方に基づいて変更可能であることを特徴とする。
上記画像読取装置において、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の搬送状態に応じて異なることが好ましい。
上記画像読取装置において、前記読取媒体の搬送状態が、前記媒体検出部によって検出され、かつ前記搬送部によって搬送開始可能な状態である搬送準備完了の状態であるときに、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の読取開始であることが好ましい。
上記画像読取装置において、前記読取媒体の搬送状態が搬送中の状態であるときに、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の読取中止であることが好ましい。
上記画像読取装置において、前記読取媒体の搬送状態が搬送終了の状態であるときに、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の読取終了であることが好ましい。
上記画像読取装置において、前記指示検出部として、前記ユーザーによって前記画像読取装置のカバーに与えられた振動に基づいて前記指示を検出するセンサ、前記ユーザーの接触によって前記カバーから発生する音に基づいて前記指示を検出するセンサ、前記画像読取装置が載置された載置台に前記ユーザーによって与えられた振動に基づいて前記指示を検出するセンサ、前記ユーザーによって検出対象方向の前方が遮蔽されたことに基づいて前記指示を検出するセンサ、あるいは前記ユーザーによる接触に基づいて前記指示を検出するセンサの少なくとも一つを備えることが好ましい。
上記画像読取装置において、前記読取媒体の搬送状態が搬送中の状態であるときの前記指示検出部の検出感度は、搬送準備完了の状態であるときの前記指示検出部の検出感度、あるいは搬送終了の状態であるときの前記指示検出部の検出感度の少なくともいずれか一方よりも低いことが好ましい。
本発明にかかる画像読取装置は、ユーザーが操作することでユーザーの指示を検出する操作部と、操作部とは異なる検出手段でユーザーの指示を検出する指示検出部とを備え、指示検出部は、媒体検出部によって読取媒体が検出されてから、読取媒体の読取終了まで有効であり、指示検出部は、振動あるいは音の少なくともいずれか一方に基づいてユーザーの指示を検出するものであって、指示検出部の検出感度が、読取媒体の搬送状態に応じて異なる。本発明にかかる画像読取装置によれば、操作部に加えて指示検出部を備えることで、指示を与える操作における操作性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる画像読取装置を示す斜視図である。 図2は、実施形態にかかる画像読取装置の内部を示す図である。 図3は、実施形態にかかる画像読取装置のブロック図である。 図4は、実施形態にかかる画像読取装置の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態にかかる画像読取装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(実施形態)
図1から図4を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、画像読取装置に関する。図1は、実施形態にかかる画像読取装置を示す斜視図、図2は、実施形態にかかる画像読取装置の内部を示す図、図3は、実施形態にかかる画像読取装置のブロック図、図4は、実施形態にかかる画像読取装置の動作を示すフローチャートである。
イメージスキャナや複合機(MFP)などにおいて、原稿読取開始/停止/終了の指示手段として、ボタン押下方法や、PCのキーボード入力、PC画面のUIのボタン操作による手段等が知られている。これらの手段は、一定の箇所にあるボタンの押下操作や、PC操作など、一定の狭い範囲を狙って操作する必要があった。
本実施形態の画像読取装置1−1では、オペレーションパネル操作部以外の装置外面をユーザーが操作すること、例えば、振動を与えることで簡単に読取の起動、停止、終了操作を指示することができる。また、画像読取装置1−1の載置台にユーザーが振動を与えることで、同様に操作を指示することができる。さらに、画像読取装置1−1の内部では原稿の有無が検知されており、ユーザーが装置外面を操作した場合に有効となる指示内容は、以下に説明するように原稿の搬送状態に応じて異なる。
(1)原稿が挿入されているが、搬送が開始されていない場合には、指示内容として読取起動が有効となる。読取起動の指示は、原稿が挿入されている場合のみイネーブルとされる。
(2)原稿が搬送されている場合、指示内容として読取中止が有効となる。原稿の搬送中は、オペレーションパネル以外の装置外面に対する操作感度は低くされる。
(3)原稿が排出されており、かつ他の終了操作がなされていない場合、指示内容として読取終了が有効となる。既に待機状態となっている場合には、オペレーションパネル以外の装置外面に対する操作はディスイネーブルとされる。
本実施形態の画像読取装置1−1によれば、装置外面を操作することで操作指示が可能であり、決められた範囲を狙って操作する必要があるボタン押下方法等よりも操作性が向上する。また、原稿の搬送状態に応じて、装置外面を操作した場合に有効な指示内容が異なる。これにより、ユーザーは指示したい内容によって叩き方や叩く場所を変えるなどの複雑な操作を要求されることなく、原稿の搬送状態に応じた指示を画像読取装置1−1に与えることができる。
また、振動に基づいてユーザーの指示を検出する指示検出部としての振動検知センサ6が有効とされるのは、原稿検出部4によって読取媒体が検出されてから、読取媒体の読取終了までである。ここで、読取終了とは、読取らせるべき最後の読取媒体の読取が完了し、ユーザーによって読取の終了指示がなされることを示す。つまり、本実施形態の画像読取装置1−1では、ユーザーは、複数の読取媒体を連続して読取らせる場合に、最初の読取媒体を挿入してから、最後の読取媒体の読取が完了して読取終了を指示するまでの間は振動を与えることによる指示操作を行うことができる。また、読取終了の後は振動検知センサ6が無効とされることで、誤検知による画像読取装置1−1の作動を抑制することができる。
図1を参照して、画像読取装置1−1は、読み取り対象の原稿として挿入されたシート状の読取媒体を撮像して画像データを生成するものである。以下の説明において、読取媒体を単に「媒体」とも記載し、また「原稿」とも記載する。画像読取装置1−1は、例えば、イメージスキャナ、複写機、ファクシミリ、文字認識装置などに適用される。図1には、画像読取装置1−1が机等の載置台30に載置された状態が示されている。本実施形態の画像読取装置1−1は、ユーザーによって手差しで媒体が給紙されるが、これには限定されず、画像読取装置1−1は、例えば、読取対象である原稿を自動的に搬送するADF(Automatic Document Feeder)を備えていてもよい。画像読取装置1−1のカバー1の前面には、給紙口2が形成されている。給紙口2には、給紙される媒体が載置されるホッパ3が設けられている。ホッパ3は、給紙口2から画像読取装置1−1の前方に突出している。ホッパ3の上面は、給紙口2に挿入される媒体のガイドとして機能する。
給紙口2に挿入された媒体は、図示しない搬送ローラによって画像読取装置1−1の内部の搬送路を搬送方向Fに搬送される。搬送ローラは、媒体を搬送する搬送部であり、駆動ローラと従動ローラとの間に媒体を挟んで回転することで媒体を搬送する。読み取られた媒体は、例えば画像読取装置1−1の背面側から排出される。
なお、以下の説明において、特に記載のない限り、上下方向、前後方向、幅方向とは、画像読取装置1−1が載置台30に載置された状態における上下方向、前後方向および幅方向を示すものとする。また、画像読取装置1−1の幅方向は、搬送される媒体の幅方向と一致するものとする。
カバー1内には、給紙口2に挿入された媒体を検出する媒体検出部としての原稿検出部4が設けられている。原稿検出部4は、例えば、公知のメカニカルセンサ、あるいはフォトセンサや超音波センサ等の非接触式のセンサ等とすることができる。原稿検出部4は、媒体を検出すると、媒体が検出されていることを示す信号を出力する。
カバー1の上面には、オペレーションパネルとしての読取操作部5が設けられている。読取操作部5は、カバー1の上面における幅方向の一方の端部に配置されている。読取操作部5は、画像読取装置1−1の起動、媒体の読取開始、媒体の読取中止、媒体の読取終了等のユーザーの指示が入力されるものである。本実施形態の読取操作部5は、操作手段としてボタンを備えており、ユーザーがボタンを操作することでユーザーの指示を検出する操作部として機能する。なお、読取操作部5に設けられる操作手段は、ボタンには限定されない。
本実施形態の画像読取装置1−1では、ユーザーは読取操作部5のボタン操作によって動作を指示する他に、カバー1の外面を操作することによっても動作を指示することができる。以下に図2を参照して説明するように、ユーザーによってカバー1の外面が操作されることによる振動に基づいて、ユーザーの指示が検出される。
図2に示すように、画像読取装置1−1の内部には、振動を検知する振動検知センサ6、センサ出力信号解析部7、および制御部20が設けられている。振動検知センサ6は、例えば、加速度を検出する加速度センサとすることができる。振動検知センサ6は、読取操作部5とは異なる検出手段でユーザーの指示を検出する指示検出部として機能する。振動検知センサ6は、ユーザーによってカバー1に与えられた振動を検出する。振動検知センサ6は、カバー1の振動そのものを検出してもよく、あるいは、画像読取装置1−1の内部におけるカバー1の振動が伝達される装置や部材の振動を検出してもよい。
振動検知センサ6は、カバー1内に複数配置されている。本実施形態では、幅方向の一方の端部および他方の端部にそれぞれ振動検知センサ6が配置されている。これにより、ユーザーはカバー1の広範な領域の任意の箇所を操作すること、例えば叩くことで動作を指示することが可能である。例えば、図1に示すように、カバー1の上面1a、カバー1の一方の側面1b、あるいは他方の側面1cを操作することで、画像読取装置1−1に指示を与えることが可能である。カバー1の上面1aは、ユーザーが容易に操作しやすい面である。このため、例えば、上面1aが叩かれたときの振動を精度よく検出できるように振動検知センサ6が配置されてもよい。その一例として、画像読取装置1−1の内部における上面1aの近傍に振動検知センサ6が配置されてもよい。なお、上記に限らず、ユーザーはカバー1のいずれかの箇所、あるいはカバー1に限らず画像読取装置1−1のいずれかの部分を叩くことで画像読取装置1−1に指示を与えることが可能である。例えば、画像読取装置1−1が、ユーザーが手に持って使用できるものである場合、振動検知センサ6は、カバー1の下面に対する操作による振動を検出できることが望ましい。その一例として、画像読取装置1−1の内部における下面の近傍に振動検知センサ6が配置されてもよい。
さらに、ユーザーは、載置台30に振動を与えることで画像読取装置1−1に指示を与えることができる。振動検知センサ6は、ユーザーが載置台30を叩くなどして載置台30が振動したときに、載置台30からカバー1に伝達される振動を検出することができる。載置台30の振動を検出できるように、振動検知センサ6は、例えば、載置台30に近接する位置に設けられてもよい。ユーザーは、載置台30を叩くこと、例えば、載置台30における画像読取装置1−1の近傍を叩くことで、振動検知センサ6が検知可能な振動を画像読取装置1−1に与え、動作指示をすることができる。なお、本実施形態では振動検知センサ6が2つ配置されているが、これに限らず、3以上の振動検知センサ6が画像読取装置1−1に配置されてもよい。あるいは、一つの振動検知センサ6で振動を検知するようにしてもよい。
センサ出力信号解析部7は、振動検知センサ6の出力信号を解析するものである。各振動検知センサ6は、センサ出力信号解析部7に接続されており、検出した振動の大きさ、すなわち加速度の大きさを示す信号をセンサ出力信号解析部7に出力する。本実施形態の振動検知センサ6は、加速度の大きさに応じた大きさの電気信号を出力する。センサ出力信号解析部7は、振動検知センサ6の出力信号を解析し、振動のピーク値や振動回数、振動の継続時間等を検出する。センサ出力信号解析部7は、解析結果の情報を制御部20に出力する。センサ出力信号解析部7は、例えば、複数の振動検知センサ6のうち最も検出強度が大きい振動検知センサ6の検出結果を制御部20に出力するようにしてもよく、複数の振動検知センサ6の検出値の合計値や平均値等を制御部20に出力してもよい。
制御部20は、センサ出力信号解析部7から取得した情報に基づいてユーザーによる指示がなされたか否かを判断し、ユーザーの指示を検出する判断部として機能する。具体的には、制御部20は、振動検知センサ6の検出強度や検出回数、検出時間が予め設定された指示検出条件を満たした場合に、ユーザーの指示が検出されたと判断する。ここで、検出強度は、ユーザーがカバー1を叩く強度、すなわち振動検知量に相当し、検出回数は、ユーザーがカバー1を叩く回数、すなわち振動検知回数に相当し、検出時間は、ユーザーがカバー1を叩く時間に相当する。
例えば、制御部20は、振動検知センサ6から所定強度以上の検出強度の出力信号が送られた場合にユーザーの指示が検出されたと判断する。あるいは、制御部20は、振動検知センサ6から所定時間内に所定回数以上の振動を示す出力信号が出力された場合や、振動検知センサ6から所定時間以上継続して一定レベル以上の出力信号が送られた場合にユーザーの指示が検出されたと判断するようにしてもよい。なお、これには限定されず、制御部20は、検出強度、検出回数あるいは検出時間の組み合わせに基づいて、ユーザーの指示を検出してもよい。また、制御部20は、振動検知センサ6の出力信号における検出強度、検出回数、検出時間以外の値に基づいてユーザーの指示を検出してもよい。
制御部20は、ユーザーの指示に基づいた制御を実行するものである。具体的には、制御部20は、読取操作部5において検出されたユーザーの指示、センサ出力信号解析部7から取得した情報によって検出されたユーザーの指示、および後述するホストPC11においてなされたユーザーの指示に基づいた制御を実行する。以下に、図3を参照して画像読取装置1−1の詳細について説明する。
図3に示すように、画像読取装置1−1は、図1および図2を参照して説明したものの他に、画像撮像部8、駆動モータ9、およびインターフェース部10を備える。画像撮像部8は、図示しない搬送ローラによって搬送路を搬送される媒体を撮像して媒体を読取る読取部であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)とすることができる。駆動モータ9は、搬送ローラを回転駆動するモータである。インターフェース部10は、制御部20とホストPC11との通信インターフェースである。
制御部20は、マイクロプロセッサ、画像処理プロセッサ等を有し、画像読取装置1−1の総合的な制御を行う。制御部20は、原稿検出部4、読取操作部5、センサ出力信号解析部7、画像撮像部8、駆動モータ9およびインターフェース部10と接続されており、各機器と信号を授受することができる。
ホストPC11は、インターフェース部10を介して制御部20とデータを授受する。ホストPC11には、読取画像データが制御部20から出力される。また、ホストPC11は、画像読取装置1−1に対する操作や設定を行うことができる。具体的には、ホストPC11は、媒体の読取開始や読取中止、読取終了等の操作指令を制御部20に出力することができる。また、ホストPC11は、画像読取装置1−1の制御に係るパラメータを設定することができる。例えば、ホストPC11は、制御部20の指示検出条件、すなわちユーザーの指示を検出するときの振動検知センサ6の感度を設定することができる。ホストPC11のモニタ画面には、画像読取装置1−1の操作や設定に係るアプリケーションのグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)が表示される。このアプリケーション上には、操作や設定のためのボタンが配置されている。マウス等のポインティングデバイスによってボタンが押下されることにより、当該ボタンに対応する操作や設定の指令が画像読取装置1−1に出力される。また、ホストPC11においては、キーボードの操作によっても画像読取装置1−1に対する操作や設定を行うことができる。
画像読取装置1−1において、カバー1の外面を操作することで振動検知センサ6を介してユーザーが指示可能な内容は、原稿の搬送状態に応じて異なる。これにより、ユーザーは、同じようにカバー1を叩くだけで、画像読取装置1−1に対して原稿の搬送状態に応じた内容の指示を行うことができる。具体的には、原稿がセットされた搬送準備完了の状態では、ユーザーは媒体の読取開始を指示可能である。これにより、ユーザーは、給紙口2から原稿を挿入した後はカバー1の上面1aや側面1b,1cなどユーザーにとって操作しやすい箇所を叩くだけで原稿読取装置1−1に読み取り開始を行わせることができる。
また、原稿の搬送状態が搬送中の状態であるときは、カバー1に対する操作により原稿の読取中止を指示可能である。これにより、ユーザーは、読み取りを中止したい場合はカバー1における操作しやすい箇所を叩くだけですぐに原稿の読み取りを中止させることができる。よって、原稿のスキューやジャムが生じた場合など、原稿送りを中止したい場合に即座に原稿送りを中止させることができる。ユーザーは、カバー1に手を触れた体勢など、読取中止をすぐに指示できる状態で原稿が送られる様子を確認することができる。
また、原稿の搬送状態が搬送終了の状態であるときは、カバー1に対する操作により原稿の読取終了を指示可能である。これにより、ユーザーは、読取が完了して排出された原稿を回収するときに、カバー1を叩くだけで読取終了を指示することができる。
また、振動検知感度、すなわち指示検出部としての振動検知センサ6の検出感度は、原稿の搬送状態に応じて異なる感度に設定可能である。これにより、ユーザーの意図以外の振動を排除することが可能となる。振動検知センサ6は、ユーザーがカバー1を操作することで発生する振動以外にも、画像読取装置1−1自身の駆動による振動、ホストPCのキーパンチによる振動、あるいはプリンタ作動時の振動なども検出することがある。本実施形態では、原稿搬送中には、読取開始前や読取完了後よりも振動検知センサ6の振動検知感度が低くされる。これにより、画像読取装置1−1自身の駆動による振動、例えば駆動モータ9の駆動による振動をユーザーの操作による振動として誤検知することが抑制される。
この振動検知感度は、ユーザーの操作により変更可能とされている。ユーザーは、例えば、ホストPC11の操作によりインターフェース部10を介して、あるいは読取操作部5における操作により、振動検知感度を設定することができる。ユーザーは、振動検知センサ6の検出強度、検出回数、検出時間に関して、ユーザーの指示がなされていると判定する閾値を設定することができる。本実施形態では、原稿の搬送準備完了の状態、搬送中の状態、搬送終了の状態のそれぞれの状態で異なる振動検知感度を設定することができる。
ここで、搬送準備完了の状態とは、原稿が原稿検出部4によって検出され、かつ駆動モータ9で駆動される搬送ローラによって搬送開始可能な状態である。本実施形態の画像読取装置1−1は、ユーザーによって原稿が挿入されると、搬送ローラをわずかに回転させて搬送ローラに原稿の先端部を挟み込むプレ引込を行う。このプレ引込は、読取開始の指示がなされる前に実行されるものである。原稿は、プレ引込によって搬送ローラの駆動ローラと従動ローラとの間に保持され、ユーザーの読取開始指示によって即座に搬送開始可能な状態となる。本実施形態では、プレ引込がなされた状態を搬送準備完了の状態と称するが、これには限定されず、原稿検出部4によって原稿が検出されてからプレ引込が完了するまでを搬送準備完了の状態に含めてもよい。あるいは、原稿検出部4によって原稿が検出されて搬送ローラがいつでも原稿を引き込み可能な状態を搬送準備完了の状態としてもよい。
搬送中の状態とは、搬送ローラによって原稿が搬送されている状態を示す。また、搬送終了の状態とは、搬送ローラによる原稿の搬送が終了した状態を示す。搬送終了の状態は、例えば、原稿が搬送路から排出された後の状態とすることができる。なお、原稿の読取が完了したタイミングに基づいて搬送中の状態と搬送終了の状態とを分けるようにしてもよい。例えば、搬送ローラによる原稿の搬送が開始されてから、原稿が画像撮像部8を通過するまでを搬送中の状態とし、原稿が画像撮像部8を通過した後を搬送終了の状態としてもよい。このようにした場合、原稿が画像撮像部8を通過した後であれば、搬送ローラが原稿を搬送している間であってもユーザーは読取終了を指示することができる。原稿の排出前に読取終了が指示された場合、原稿が排出されてから自動的に読取終了の動作を行うようにすればよい。
本実施形態では、振動検知センサ6の検出感度の設定において、読取媒体の搬送状態が搬送中の状態であるときの検出感度は、搬送準備完了の状態であるときの検出感度、および搬送終了の状態であるときの検出感度のいずれよりも低くされるが、これには限定されず、搬送準備完了の状態であるときの検出感度、あるいは搬送終了の状態であるときの検出感度の少なくともいずれか一方より低くするようにしてもよい。
なお、振動検知感度の設定では、ユーザーが実際にカバー1の外面を操作して振動検知センサ6の検出結果を確認しながら検出レベルの調整を行えることが好ましい。このようにすれば、どの程度の強さでカバー1を操作すればその操作が指示として検出されるかを予めユーザーが確認可能となる。
また、振動検知感度は、周辺環境に基づいて変更可能となっている。制御部20は、電源投入時やアイドル時などに振動検知センサ6の出力信号に基づいて雑ノイズを定期測定し、振動検知感度を自動変更することができる。これにより、例えば、ユーザーによって振動検知感度が設定されていないときには、ノイズに応じた最適の感度でユーザーの操作を検出することが可能となる。また、ユーザーによって振動検知感度が設定されている場合に、設定された感度が適切ではない旨を通知して設定の変更を促すことなどが可能となる。その結果、画像読取装置1−1の設置環境や周辺機器などの周辺環境に起因する振動のノイズによる影響を低減して精度よくユーザーの指示を検出することができる。
なお、指示検出部として音に基づいてユーザーの指示を検出するセンサを用いる場合についても、搬送状態に応じて検出感度を異ならせるようにしてもよい。搬送状態によって画像読取装置1−1において発生する音の大きさが異なるためである。例えば、振動検知センサ6についての検出感度と同様に、搬送中の状態であるときの検出感度を、搬送準備完了の状態であるときの検出感度、あるいは搬送終了の状態であるときの検出感度の少なくともいずれか一方よりも低くするようにしてもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態の制御について説明する。図4に示す制御フローは、画像読取装置1−1がアイドル状態にあるときに実行されるものであり、例えば、所定の間隔で繰り返し実行される。
まず、ステップS1では、制御部20により、原稿がセットされたか否かが判定される。制御部20は、原稿検出部4の検出結果に基づき、給紙口2に挿入された媒体Sが検出されている場合にステップS1において肯定判定を行う。その判定の結果、原稿がセットされたと判定された場合(ステップS1−Y)にはステップS2に進み、そうでない場合(ステップS1−N)にはステップS1の判定を繰り返す。
ステップS2では、制御部20により、全ボタンが有効とされる。制御部20は、読取操作部5の読取開始ボタン、およびホストPC11のアプリケーションの読取開始ボタンをそれぞれ有効化する。また、制御部20は、操作ボタンに代えてユーザーの指示を検出できる手段として、振動検知センサ6によるユーザーの指示検出を有効とする。これらに加えて、ホストPC11のキーボード操作による読取開始指令が有効とされてもよい。原稿がセットされ、搬送ローラによる原稿の搬送準備が完了した状態では、カバー1の外面を操作することでユーザーが指示可能な内容は、読取開始機能に設定される。すなわち、振動検知センサ6によって指示検出条件を満たす振動が検出された場合、ユーザーによる読み取り開始の指示がなされたものとされる。また、指示検出条件における振動検知感度が設定される。原稿がセットされている搬送準備状態では、振動検知感度は、感度が高い「1」に設定される。
次に、ステップS3では、制御部20により、ボタンの押下あるいは振動の検出があるか否かが判定される。制御部20は、読み取り操作部5の読取開始ボタンの押下やホストPC11における読取開始ボタンの押下がなされている場合、あるいはセンサ出力信号解析部7の情報に基づいてユーザーの指示が検出された場合にステップS3で肯定判定を行う。その判定の結果、ボタンの押下あるいは振動の検出があったと判定された場合(ステップS3−Y)にはステップS4に進み、そうでない場合(ステップS3−N)にはステップS3の判定が繰り返される。
ステップS4では、制御部20により、読取が開始される。制御部20は、駆動モータ9によって搬送ローラを回転駆動してセットされた原稿を搬送方向に搬送し、画像撮像部8による原稿の撮像および画像データの生成を行う。画像撮像部8により生成された画像データは、制御部20に出力される。制御部20は、画像撮像部8から取得した画像データに対して画像処理プロセッサによる画像処理を施し、処理後の画像データをホストPC11に出力する。
次に、ステップS5では、制御部20により、全ボタンが有効とされる。制御部20は、読取操作部5の読取中止ボタン、およびホストPC11のアプリケーションの読取中止ボタンをそれぞれ有効化する。また、制御部20は、振動検知センサ6により検出するユーザーの指示内容を読取中止機能に設定する。つまり、媒体の搬送中の状態では、カバー1の外面を操作することでユーザーが指示可能な内容は、読取中止機能とされる。また、指示検出条件において、振動検知感度は、搬送準備状態の感度「1」よりも低い感度「2」とされる。これにより、画像読取装置1−1自身で発生する振動をユーザーの操作による振動として誤検知することが抑制される。
次に、ステップS6では、制御部20により、ボタンの押下あるいは振動の検出があるか否かが判定される。制御部20は、読取操作部5やホストPC11において読取中止ボタンの押下がなされている場合、あるいはセンサ出力信号解析部7の情報に基づいてユーザーの指示が検出された場合にステップS6で肯定判定を行う。その判定の結果、ボタンの押下あるいは振動の検出があったと判定された場合(ステップS6−Y)にはステップS12に進み、そうでない場合(ステップS6−N)にはステップS7に進む。
ステップS7では、制御部20により、原稿を排出したか否かが判定される。制御部20は、画像撮像部8が原稿の撮像を完了したタイミングに基づいて原稿が排出されたか否かを判定する。制御部20は、例えば、公知の方法により原稿の後端のエッジを検出して原稿の撮像を完了したタイミング、すなわち原稿が画像撮像部8を通過したタイミングを検出する。このエッジが検出されたことで原稿を排出したと判定されてもよく、エッジが検出されてから所定時間が経過したときに原稿を排出したと判定されてもよい。あるいは、原稿の搬送路における画像撮像部8よりも搬送方向の下流側にセンサを配置し、このセンサによって画像読取装置1−1から原稿が排出されたことを検出することができる。ステップS7の判定の結果、原稿を排出したと判定された場合(ステップS7−Y)にはステップS8に進み、そうでない場合(ステップS7−N)にはステップS6の判定に移行する。
ステップS8では、制御部20により、全ボタンが有効とされる。制御部20は、読取操作部5の読取終了ボタン、およびホストPC11のアプリケーションの読取終了ボタンをそれぞれ有効化する。また、制御部20は、振動検知センサ6により検出するユーザーの指示内容を読取終了機能に設定する。つまり、原稿の読み取りが完了して原稿が排出された状態では、カバー1の外面を操作することでユーザーが指示可能な内容は、読取終了機能とされる。また、指示検出条件において、振動検知感度は、感度「1」とされる。
次に、ステップS9では、制御部20により、ホストPC11の終了ボタン押下、読取操作部5の終了ボタン押下、あるいは振動検出のいずれかがあるか否かが判定される。制御部20は、読取操作部5やホストPC11において読取終了ボタンの押下がなされている場合、あるいはセンサ出力信号解析部7の情報に基づいてユーザーの指示が検出された場合にステップS9で肯定判定を行う。その判定の結果、ホストPC11の終了ボタン押下、読取操作部5の終了ボタン押下、あるいは振動検出のいずれかがあると判定された場合(ステップS9−Y)にはステップS10に進み、そうでない場合(ステップS9−N)にはステップS9の判定が繰り返される。
ステップS10では、制御部20により、読み取りが終了される。
次に、ステップS11では、制御部20により、全ボタンが無効とされる。読取操作部5、ホストPC11において、読み取りに関するボタンが無効化される。また、制御部20は、全ての振動検知センサ6の検出信号を無効化する。また、制御部20は、振動検知感度をリセットする。ステップS11が実行されると、本制御フローは終了し、画像読取装置1−1はアイドル状態となる。
また、ステップS6で肯定判定がなされてステップS12に進むと、ステップS12では、制御部20により、読取が中止される。制御部20は、画像撮像部8による撮像を停止し、駆動モータ9を停止して原稿の搬送を停止する。これにより、例えば、原稿のジャムが生じた場合、原稿の取り出しが可能となる。なお、読み取りを中止した場合、原稿送りを停止したままとするか、搬送ローラによって原稿を自動的に排出するかをユーザーが選択できるようにしてもよい。ステップS12が実行されると、本制御フローは終了し、画像読取装置1−1はアイドル状態となる。
以上説明したように、本実施形態の画像読取装置1−1によれば、ユーザーはカバー1の外面を操作することで画像読取装置1−1に読取開始、読取中止および読取終了の動作指示を行うことができる。画像読取装置1−1は、ボタン押下等のユーザーの操作で指示を検出する読取操作部5だけでなく、読取操作部5とは異なる検出手段、ここでは振動を検出する手段でユーザーの指示を検出する指示検出部を備えることで、操作性を向上させることができる。ユーザーにとって、読取操作部5の一定の箇所にあるボタンを押下する操作や、ホストPC11の操作を行うよりも指示を行うための操作が容易となる。例えば、PCの操作が苦手なユーザーや、ボタン操作に慣れないユーザーであっても容易に指示操作を行うことができ、画像読取装置1−1の操作性が向上する。
なお、本実施形態では、カバー1に対する操作によって、読取開始、読取中止および読取終了の指示が可能であったが、これには限定されない。例えば、カバー1に対する操作によって、読取開始、読取中止あるいは読取終了の少なくとも一つの操作が指示可能であればよい。例えば、カバー1に対する操作によって読取中止および読取終了が指示可能であれば、原稿の読取をすぐに止めたいときの操作性が向上する。つまり、ユーザーは読取操作部5における操作、ホストPC11における操作、あるいはカバー1に対する操作のいずれか都合のよい方法で読取中止を指示することができる。カバー1に対する操作によれば、カバー1を叩くだけで速やかに読取中止を指示することができる。なお、カバー1に対する操作によって、読取開始、読取中止および読取終了のいずれとも異なる指示が可能とされてもよい。
(実施形態の第1変形例)
実施形態の第1変形例について説明する。上記実施形態では、ユーザーの操作を検出する指示検出部が振動検知センサ6であったが、これには限定されない。
指示検出部は、カバー1を叩く音を検知するマイクであってもよい。例えば、画像読取装置1−1の内部にマイクを設け、ユーザーの接触によってカバー1から発生する音に基づいてユーザーの指示を検出することができる。カバー1を叩くなど、カバー1を操作したときに発生する音の周波数は画像読取装置1−1に固有のものであるため、マイクがこの周波数の音を検出した場合にユーザーの指示があったと判定するようにすれば、検出精度を向上させることができる。
また、指示検出部は、フォトセンサ等の検出対象方向の前方が遮蔽されたことを検出するセンサであってもよい。例えば、フォトセンサの場合、カバー1等の装置外面にフォトセンサを設け、ユーザーが手をかざすなどにより光路が遮蔽されたことに基づいてユーザーの指示を検出することができる。また、指示検出部は、静電容量センサや熱感知センサなどのユーザーによる接触を検出するセンサであってもよい。こうした接触を検出するセンサをカバー1等の装置外面に配置すれば、センサに対するユーザーの接触に基づいてユーザーの指示を検出することができる。
また、画像読取装置1−1は、指示検出部として、互いに異なる複数の種類のセンサを備えていてもよい。この場合、センサの種類ごとに検知感度の設定ができることが好ましい。また、センサの種類とユーザーが指示できる内容とを関連づけるようにしてもよい。例えば、原稿の読取開始、読取中止および読取終了の各指示をそれぞれ異なる種類のセンサに関連づけるようにしてもよい。
(実施形態の第2変形例)
実施形態の第2変形例について説明する。上記実施形態では、原稿の読取が完了した後はステップS9で終了操作がなされるまで待機していたが、これに代えて、次の原稿がセットされた場合に自動で読取を開始するようにしてもよい。
具体的には、原稿の読取が完了した場合に、ステップS9において読取終了操作がなされたか否かの判定に加えて、ステップS1と同様の原稿がセットされたか否かの判定を行う。読取終了の操作がなされていれば、ステップS10に進み、原稿がセットされている場合には、ステップS4に移行して原稿の読取を開始する。すなわち、ユーザーによる読取開始の操作まで待機することなく、セットされた原稿の読取を開始する。
このように、本変形例では、画像読取装置1−1は、媒体検出部が検出した1枚目の媒体については、ユーザーによる読取開始の指示を待って読取を開始し、2枚目以降の媒体を媒体検出部が検出すると、自動で読取を開始する。これにより、ユーザーは2枚目以降の原稿の読取に際して、読取開始を指示する操作をすることなく自動で読取を行わせることができる。よって、ボタン操作を挟むことなく連続して複数枚の原稿を画像読取装置1−1に読み取らせることができる。
(実施形態の第3変形例)
実施形態の第3変形例について説明する。上記実施形態では、1枚目の媒体が検出されてから読取媒体の読取終了まで、指示検出部が有効であったが、指示検出部を有効とする期間はこれには限定されない。例えば、それぞれの読取媒体が検出されてから読取媒体の読取完了まで指示検出部を有効とするようにしてもよい。すなわち、1枚の読取媒体の読取が完了するごとに指示検出部を無効化し、次の読取媒体が検出されたら再び指示検出部を有効化するようにしてもよい。
また、指示検出部の有効/無効をユーザーが切替えられるようにしてもよい。例えば、指示検出部の有効/無効を指示するボタン等が画像読取装置1−1に設けられてもよく、ホストPC11から指示検出部の有効/無効を設定できるようにされてもよい。
(実施形態の第4変形例)
実施形態の第4変形例について説明する。上記実施形態において、指示検出部がユーザーの指示を検出した場合に、指示を検出したことを表示する検出表示部が画像読取装置1−1に設けられてもよい。このようにすれば、ユーザーは指示が検出されたことを確認しやすくなり、操作性が向上する。
以上のように、本発明にかかる画像読取装置は、操作性の向上に有用であり、特に、ユーザーが画像読取装置に指示を与える操作における操作性の向上に適している。
1−1 画像読取装置
1 カバー
1a 上面
1b,1c 側面
2 給紙口
4 原稿検出部
5 読取操作部
6 振動検知センサ
7 センサ出力信号解析部
11 ホストPC
20 制御部
30 載置台

Claims (8)

  1. ユーザーが操作することで前記ユーザーの指示を検出する操作部と、
    読取媒体を搬送する搬送部と、
    前記読取媒体を検出する媒体検出部と、
    前記読取媒体を読み取る読取部と、
    前記操作部とは異なる検出手段で前記ユーザーの指示を検出する指示検出部と、
    前記ユーザーの指示に基づいた制御を実行する制御部と、
    を備え、
    前記指示検出部は、前記媒体検出部によって前記読取媒体が検出されてから、前記読取媒体の読取終了まで有効であり、
    前記指示検出部は、振動あるいは音の少なくともいずれか一方に基づいて前記ユーザーの指示を検出するものであって、
    前記指示検出部の検出感度が、前記読取媒体の搬送状態に応じて異なる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. ユーザーが操作することで前記ユーザーの指示を検出する操作部と、
    読取媒体を搬送する搬送部と、
    前記読取媒体を検出する媒体検出部と、
    前記読取媒体を読み取る読取部と、
    前記操作部とは異なる検出手段で前記ユーザーの指示を検出する指示検出部と、
    前記ユーザーの指示に基づいた制御を実行する制御部と、
    を備え、
    前記指示検出部は、前記媒体検出部によって前記読取媒体が検出されてから、前記読取媒体の読取終了まで有効であり、
    前記指示検出部の検出感度が、前記ユーザーによる操作あるいは周辺環境の少なくともいずれか一方に基づいて変更可能である
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の搬送状態に応じて異なる
    請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記読取媒体の搬送状態が、前記媒体検出部によって検出され、かつ前記搬送部によって搬送開始可能な状態である搬送準備完了の状態であるときに、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の読取開始である
    請求項に記載の画像読取装置。
  5. 前記読取媒体の搬送状態が搬送中の状態であるときに、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の読取中止である
    請求項3または4に記載の画像読取装置。
  6. 前記読取媒体の搬送状態が搬送終了の状態であるときに、前記指示検出部を介して前記ユーザーが指示可能な内容は、前記読取媒体の読取終了である
    請求項3から5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記指示検出部として、前記ユーザーによって前記画像読取装置のカバーに与えられた振動に基づいて前記指示を検出するセンサ、前記ユーザーの接触によって前記カバーから発生する音に基づいて前記指示を検出するセンサ、前記画像読取装置が載置された載置台に前記ユーザーによって与えられた振動に基づいて前記指示を検出するセンサ、前記ユーザーによって検出対象方向の前方が遮蔽されたことに基づいて前記指示を検出するセンサ、あるいは前記ユーザーによる接触に基づいて前記指示を検出するセンサの少なくとも一つを備える
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記読取媒体の搬送状態が搬送中の状態であるときの前記指示検出部の検出感度は、搬送準備完了の状態であるときの前記指示検出部の検出感度、あるいは搬送終了の状態であるときの前記指示検出部の検出感度の少なくともいずれか一方よりも低い
    請求項1から7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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