JP5556384B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、詳しくは、搬送経路に沿って搬送される原稿の一方の面を読み取る第1画像読取部と、前記搬送経路に沿って搬送される当該原稿の他方の面を読み取る第2画像読取部とを備えた画像読取装置に関する。
従来より、スキャナ,複写機,ファクシミリ装置等の機器には、原稿の画像を読み取る画像読取装置が適用されている。この種の画像読取装置で原稿の表裏両面の画像を読み取る構成としては、原稿の搬送経路を工夫して原稿を反転させることによって1つの画像読取部により表裏両面の画像を読み取る構成も提案されているが、近年、2つの画像読取部により表裏両面の画像を同時に読み取る構成も提案されている。例えば、搬送経路に沿って搬送される原稿の一方の面を読み取る第1画像読取部と、前記搬送経路に沿って搬送される当該原稿の他方の面を読み取る第2画像読取部とを備えた画像読取装置では、前記第1画像読取部による前記一方の面の画像読取動作と、前記第2画像読取部による前記他方の面の画像読取動作とを並行して実行でき、読取速度を向上させることができる。
また、この種の画像読取装置では、前記第2画像読取部が前記搬送経路と直交する主走査方向に画像を読取可能な範囲を、前記第1画像読取部が主走査方向に画像を読取可能な範囲よりも広くすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、表裏両面を読み取る必要のある原稿はA4サイズである場合が多く、A3サイズの原稿等は第2画像読取部のみを用いて片面の画像を読み取ればよいためである。また、このような構成を採用することにより、第1画像読取部が主走査方向に画像を読取可能な範囲は小さくて済み、装置の製造コストを低減することもできる。
特開2006−25445号公報
ところが、特許文献1の技術では、原稿幅に応じて両面読取/片面読取の切り換えを自動的に行うことができないので、モード設定が適切になされていないと、両面読取ができない大きさの原稿に対しても両面読取の処理が実行される場合がある。その場合、前記第1画像読取部の動作は全く無駄な動作となってしまい、その第1画像読取部の読取結果に対応したデジタルデータに対してファクシミリ送信,画像形成等の処理が実行される場合、無駄な処理が実行されてしまう。
そこで、本発明は、原稿の一方の面の画像を主走査方向の第1範囲に亘って読み取る第1画像読取部と、原稿の他方の面の画像を主走査方向の前記第1範囲よりも広い第2範囲に亘って読み取る第2画像読取部と、を備えた画像読取装置において、原稿幅に応じて両面読取/片面読取の切り換えを自動的に行うことを目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明の画像読取装置は、搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の一方の面の画像を、主走査方向の第1範囲に亘って読み取る第1画像読取部と、少なくとも、前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の他方の面の画像を、主走査方向の前記第1範囲よりも広い第2範囲に亘って読み取る第2画像読取部と、前記原稿の主走査方向の原稿幅を判断する原稿幅判断部と、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が、前記第1範囲に収まる場合、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させ、前記原稿幅が前記第1範囲を超える場合、前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の画像読取装置では、第1画像読取部は、搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の一方の面の画像を、主走査方向の第1範囲に亘って読み取る。また、第2画像読取部は、前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の他方の面の画像を、主走査方向の前記第1範囲よりも広い第2範囲に亘って読み取る。
このため、原稿の主走査方向の幅(原稿幅)が前記第1範囲に収まる場合は、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部による両面読取が実行可能で、前記原稿幅が前記第1範囲を超えて前記第2範囲に収まる場合は、前記第2画像読取部のみを用いた片面読取のみが実行可能となる。そこで、本発明の画像読取装置では、原稿幅判断部を介して前記原稿幅を判断し、その原稿幅が前記第1範囲に収まる場合、制御部は前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させる。また、前記原稿幅判断部を介して判断された原稿幅が前記第1範囲を超える場合、制御部は前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行う。このため、本発明では、原稿幅に応じて両面読取/片面読取の切り換えを自動的に行うことができ、延いては、両面読取ができない大きさの原稿に対して前記第1画像読取部の動作がなされてその動作が無駄となることを抑制することができる。
なお、前記原稿幅判断部は、前記第1画像読取部または前記第2画像読取部の少なくとも一方の読取結果に基づいて、前記原稿幅を判断してもよい。その場合、検出部を別途設けることなく原稿幅判断部を構成することができ、装置の製造コストを一層良好に低減することができる。
そして、その場合、前記原稿幅判断部は、前記第1画像読取部の読取結果に基づいて、前記原稿の辺を表すエッジを検出するエッジ検出部と、前記エッジ検出部が検出したエッジから前記原稿の角を求める原稿角検出部と、を備え、前記エッジ検出部が検出した先端のエッジに対応する2つの角を前記原稿角検出部が求められない場合に、前記原稿幅が前記第1範囲を超えると判断してもよい。
すなわち、原稿の辺を表すいわゆるエッジは、他の部分よりも多くの光を反射する。そこで、原稿幅判断部のエッジ検出部は、前記第1画像読取部の読取結果に基づいて前記原稿のエッジを検出する。すると、原稿角検出部は、前記エッジ検出部が検出したエッジから前記原稿の角を求め、前記エッジ検出部が検出した先端のエッジに対応する2つの角を前記原稿角検出部が求められない場合に、原稿幅検出部は前記原稿幅が前記第1範囲を超えると判断する。すなわち、搬送方向先端のエッジに2つの角が求められない場合は、その原稿の原稿幅が前記第1範囲を超えているとみなすことができるのである。この場合、原稿の先端近傍が第1画像読取部による画像の読取位置を一定量搬送された時点で原稿幅を判断することができ、両面読取/片面読取の切り換えを一層早いタイミングで行うことができる。従って、第1画像読取部の無駄な動作を一層良好に抑制することができる。
そしてこの場合、更に、前記第1画像読取部による画像の読取位置は前記第2画像読取部による画像の読取位置よりも前記原稿の搬送方向上流側に配設され、前記原稿幅判断部は、前記原稿が前記第2画像読取部による画像の読取位置に搬送されるまでに前記原稿角検出部が前記2つの角を求められない場合に、前記原稿幅が前記第1範囲を超えると判断してもよい。
この場合、原稿が前記第2画像読取部による画像の読取位置に搬送されるまでに前記原稿幅を判断することができ、第1画像読取部の無駄な動作を更に一層良好に抑制することができる。
また、前記のようにエッジ検出部,原稿角検出部を備えた場合、前記2つの角が求められ、かつ、前記原稿の4つの角のうち、3番目に検出されるべき角が前記原稿角検出部によって求められない場合、前記原稿が傾いていると判断する傾き判断部を、更に備えてもよい。
前記先端のエッジに対応する2つの角の次に、3番目に検出されるべき角が前記原稿角検出部によって検出されない場合、すなわち、1番目,2番目の角が前記第1範囲内に配設され、3番目の角が前記第1範囲外に配設される場合、その原稿が大きく傾いていることが分かる。そこで、傾き判断部は、そのような場合に原稿が傾いていると判断する。従って、この場合、原稿の搬送中にその原稿が傾いていることを傾き判断部を介して判断することができる。
また、前記原稿幅判断部は、前記第1範囲を外れた位置における前記第2画像読取部の読取結果に基づいて、前記原稿幅が前記第1範囲を超えるか否かを判断してもよい。すなわち、前記第1範囲を外れた位置における前記第2画像読取部の読取結果が、その位置を原稿が搬送されたことを示唆するものであった場合、その原稿の原稿幅が前記第1範囲を超えているとみなすことができる。
また、本発明の画像読取装置において、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が前記第1範囲を超える場合、当該原稿が片面のみ読み取られたことを表示する表示部を、更に備えてもよい。この場合、片面読取がなされたことを、表示部を介して使用者に知らせることができる。
そして、その場合、前記原稿を連続して前記搬送経路に複数枚、給紙する給紙部と、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が前記第1範囲を超える場合、当該原稿が前記給紙部によって給紙された原稿の何枚目かを記憶する記憶部と、を更に備え、前記表示部は、前記記憶部に記憶された原稿が何枚目かを表示してもよい。
この場合、複数枚の原稿が給紙部を介して前記搬送経路に連続して給紙された場合にも、何枚目の原稿に対して片面読取がなされたのかを、表示部を介して使用者に知らせることができる。従って、前記原稿幅の異なる原稿が入り混じって前記給紙部により給紙された場合にも、読取動作終了後に何枚目の原稿が片面読取されたのかが分かる。
また、本発明の画像読取装置において、原稿が載置される透明な原稿台と、前記原稿台の表面に開閉可能に設けられ、前記原稿台の表面に閉じられることによって前記原稿台に載置された原稿を覆う原稿カバーと、を更に備え、前記原稿カバーに前記搬送経路が設けられ、前記原稿幅判断部は、前記原稿カバーに設けられた前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の主走査方向の原稿幅を判断し、前記第2画像読取部は、前記原稿台側に設けられて、前記搬送経路との対向位置でその搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記他方の面の画像を読み取る前記動作と、前記原稿台に載置された原稿を読み取る動作とを実行可能に構成され、前記第1画像読取部は前記原稿カバー側に設けられて、前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記一方の面の画像を読み取り、前記制御部は、前記第2画像読取部が前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記他方の面の画像を読み取る場合に、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が、前記第1範囲に収まるときは、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させ、前記原稿幅が前記第1範囲を超えるときは、前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行ってもよい。
この場合、前記第1画像読取部は前記搬送経路に沿って搬送される原稿を読み取るのみであるが、前記第2画像読取部は、前記搬送経路に沿って搬送される原稿を読み取るばかりでなく、透明な原稿台に載置された原稿も読み取り可能に構成されている。このため、前記第2画像読取部は原稿台に載置された比較的大きな原稿を読み取る用途にも利用される。従って、前記第1範囲よりも前記第2範囲を広くした効果が一層顕著に表れる。
また、上記目的を達するためになされた本発明の画像読取装置は、原稿が載置される透明な原稿台と、前記原稿台の表面に開閉可能に設けられ、前記原稿台の表面に閉じられることによって前記原稿台に載置された原稿を覆う原稿カバーと、前記原稿カバー側に設けられ、前記原稿カバーに設けられた搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の一方の面の画像を、主走査方向の第1範囲に亘って読み取る第1画像読取部と、前記原稿台側に設けられ、主走査方向の前記第1範囲よりも広い第2範囲に亘って、前記搬送経路との対向位置でその搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の他方の面の画像を読み取る動作と、前記原稿台に載置された原稿を読み取る動作とを実行可能に構成された第2画像読取部と、前記搬送経路に沿って搬送される原稿の主走査方向の原稿幅を判断する原稿幅判断部と、前記第2画像読取部が前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記他方の面の画像を読み取る場合に、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が、前記第1範囲に収まるときは、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させ、前記原稿幅が前記第1範囲を超えるときは、前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とするものであってもよい。
本発明が適用された複合機の構成を概略的に表す斜視図である。 その複合機に搭載された画像読取装置の主要部の構成を模式的に表す断面図である。 その画像読取装置における第1読取デバイス近傍の構成を表す斜視図である。 その画像読取装置の各読取デバイスの構成を表す模式図である。 その画像読取装置の制御系の構成を表すブロック図である。 その制御系で実行される処理を表すフローチャートである。 その処理の続きを表すフローチャートである。 その処理における原稿サイズ検出処理を詳細に表すフローチャートである。 その原稿サイズ検出処理における原稿サイズ判定原理を表す説明図である。 上記制御系で実行される処理の変形例を表すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された複合機1の構成を概略的に表す斜視図であり、図2は、その複合機1に搭載された画像読取装置10の主要部の構成を模式的に表す断面図である。なお、図1に示すように複合機1は、基体20の上面に原稿カバー30を開閉可能に備えている。
[画像読取装置の全体の構成]
図1に示すように、基体20の上端面には、本実施の形態の画像読取装置10がフラットベットスキャナとして使用される場合に原稿G(図9参照)が載置されるガラス製の透明な原稿台21が設けられている。そして、原稿カバー30は、原稿台21の表面に閉じられることによってその原稿台21に載置された原稿Gを覆うように、基体20の上端面の一辺(図1における奥側の辺で、以下、その辺の側を後側ともいう)の端縁にヒンジ31を介して開閉自在に取り付けられている。
また、この原稿カバー30は、図2に示すように、ADF(Automatic Document Feeder )を備える原稿カバーとして構成され、給紙トレイ110に載置された原稿Gを搬送経路に沿って副走査方向に搬送し、ADFとして機能する搬送部100と、搬送経路を搬送される原稿Gの裏面の画像読み取りを行うことが可能な第1読取デバイス210とを備えている。なお、前記第1読取デバイス210と並行して原稿Gの表面の画像読み取りを行うことが可能な第2読取デバイス230は基体20に設けられている。
搬送部100は、給紙トレイ110に載置された原稿Gを、搬送経路(図2の点線)に沿って排紙トレイ130まで搬送する搬送ローラ121〜129を備えている。なお、これらの搬送ローラ121〜129のうち、最上流の搬送ローラ121,122(給紙部の一例)は、ホルダ133によって保持されており、給紙トレイ110に複数枚の原稿Gが載置された場合は、その複数枚の原稿Gを連続して1枚ずつ給紙可能に構成されている。
また、この搬送経路には、上流側読取位置と下流側読取位置とが設定されており、原稿Gの裏面(一方の面に相当)の画像読み取りを行うための第1読取デバイス210が上流側読取位置に対応して設けられており、更に、その上流側読取位置を通過する原稿Gを第1読取デバイス210の読取面に押圧する裏面用原稿押え220が設けられている。また、原稿台21に設けられた、原稿Gの表面(他方の面に相当)の画像読み取りのための第2読取デバイス230が下流側読取位置に対応する位置に移動可能に構成されており、その下流側読取位置を通過する原稿Gを第2読取デバイス230の読取面に押圧する表面用原稿押え240が設けられている。
更に、この搬送経路上には、対応する位置を搬送中の原稿Gの有無を検知するための原稿センサとして、Fセンサ310,RBセンサ320,Rセンサ330が設けられている。また、第2読取デバイス230は、モータ351によって回転駆動される駆動プーリ353と図示省略した従動プーリとの間に架設された無端ベルト357に固定されており、モータ351の回転に応じて原稿台21の下方を副走査方向(左右方向)に移動可能である。
また、原稿カバー30の一部を開放して表す図3(A)に示すように、第1読取デバイス210の主走査方向の幅L(第1範囲の一例)は、搬送部100が搬送可能な原稿Gの幅Dよりも小さく設計されている。なお、第2読取デバイス230の主走査方向の幅(第2範囲の一例)は、上記幅Dに設計されている。これは、搬送部100はA3サイズの縦置きの原稿Gまで搬送でき、上記幅DはA3サイズの短辺に一致するが、原稿Gの表裏両面の画像を読み取る用途はA4サイズまでの原稿Gが一般的であるので、第1読取デバイス210はA4サイズの縦置きの原稿Gまで読取可能とされているためである。
すなわち、図4(A)に示すように、第1読取デバイス210の主走査方向の幅LはA4サイズの短辺の長さ(210mm)が読み取れる長さに設計されている。このため、A3サイズの原稿Gに対しては、主走査方向の幅DがA3サイズの短辺の長さ(297mm)が読み取れる長さに設計された第2読取デバイス230のみを用いた片面読取のみが実行可能である。
なお、図3(A),図4(A)に示すように、第1読取デバイス210と第2読取デバイス230とは、主走査方向の中心が一致するように配置されているが、図3(B),図4(B)に示すように、第1読取デバイス210,第2読取デバイス230は主走査方向の一端を揃えて配置されていてもよい。また、第1読取デバイス210は、上記幅Lに亘って原稿Gにライン状に光を照射する光源(図示省略)と、その光が原稿Gによって反射された光を受光する受光素子(図示省略)とを備えて構成されている。第2読取デバイス230も図示省略した光源と受光素子とを備えて構成されている。
[画像読取装置の制御系の構成]
次に、図5は、画像読取装置10の制御系の構成を表すブロック図である。図5に示すように、この制御系はASIC400(制御部の一例)を中心に構成され、そのASIC400は、第1読取デバイス210(ADF側A4CIS)に制御信号ADFを、第2読取デバイス230(FB側A3CIS)に制御信号FBを、それぞれ出力するデバイス制御部410を備えている。第1読取デバイス210,第2読取デバイス230は、これらの制御信号ADF,FBに応じて、アナログ出力端子AOからアナログの読取信号を出力する。
ASIC400は、このデバイス制御部410の他、CPU420,ROM430,RAM440(記憶部の一例),NVRAM450,ADF側画像処理部460,FB側画像処理部470を備えている。そして、これらの各部は、バス490を介して互いに接続されている。そして、第1読取デバイス210から出力される読取信号は、ASIC400の外に設けられたADF側AFE510(ADF側A4CIS用AFE)を介してデジタルデータに変換された後、ADF側画像処理部460によって処理される。同様に、第2読取デバイス230から出力される読取信号は、ASIC400の外に設けられたFB側AFE530(FB側A3CIS用AFE)を介してデジタルデータに変換された後、FB側画像処理部470によって処理される。
なお、第1読取デバイス210、ADF側AFE510、及び、ADF側画像処理部460が第1画像読取部の一例に相当し、第2読取デバイス230、FB側AFE530、及び、FB側画像処理部470が第2画像読取部の一例に相当する。また、ADF側画像処理部460は、原稿Gのエッジデータを抽出するエッジ抽出部461(エッジ検出部の一例)も内蔵している。すなわち、原稿Gのエッジ(辺)は、原稿Gの他の部分よりも多くの光を反射する。そこで、エッジ抽出部461では、第2読取デバイス230の受光量がある閾値以上の光量であればエッジと判断して、そのエッジの位置データをエッジデータとして抽出する。そして、ADF側画像処理部460,FB側画像処理部470で処理された画像データは、RAM440の画像データ領域441に格納され、エッジ抽出部461で抽出されたエッジデータはRAM440のエッジデータ領域442に格納される。
また、ASIC400のバス490には、搬送部100を駆動するモータ550が駆動回路560を介して接続されている。更に、図5では図示省略したが、ASIC400には、複合機1の筐体表面に設けられた操作パネル600(図1参照)や、前述の各種センサ310〜330(図2参照)も接続されている。なお、操作パネル600は、スイッチ等の入力部と表示部とを兼ね備えたものである。
[上記制御系における処理]
次に、図6,図7は、ASIC400のCPU420が、ROM430に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理を表すフローチャートである。なお、この処理は、給紙トレイ110に原稿Gが載置され、操作パネル600を介してその原稿Gの読み取りが指示されると開始される。
図6に示すように、この処理では、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、搬送部100が駆動されて原稿Gの搬送が開始され、続くS2では、第1読取デバイス210(ADF−CIS)による原稿Gの裏面の読取動作が開始される。更に続くS3では、次のような原稿サイズ検出処理が実行され、続くS4にて、原稿Gが所定距離搬送された(進んだ)か否かが判断される。そして、原稿Gが所定距離搬送されていない場合は(S4:N)、S3の原稿サイズ検出処理が繰り返し実行される。
ここで、S3の原稿サイズ検出処理について、図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、この原稿サイズ検出処理とエッジ抽出部461とが原稿幅判断部の一例に相当する。
図8に示すように、この処理では、先ずS31にて、原点P1(図9参照)が検出されたか否かが判断される。なお、S31では、最初に検出されたエッジデータの位置座標が原点P1として検出される。原点P1が検出されていない場合は(S31:N)、処理はそのままS32へ移行し、原点P1が検出された場合は(S31:Y)、S33にてその原点P1の位置座標が(0,0)としてRAM440に記憶された後、処理はS32へ移行する。
S32では、第2ポイントP2(図9参照)が検出されたか否かが判断される。なお、第2ポイントP2は、次のように原点P1に続いて検出されるので、未だ原点P1すら検出されていない状態では(S31:N)、このS32でも常に否定判断されて処理はS34へ移行する。このS32では、原点P1から連続するエッジデータの位置座標が随時比較され、主走査方向のx座標の値が最初に減少から増加若しくは増加から減少しに転じた点が第2ポイントP2として検出される。第2ポイントP2が検出されていない場合は(S32:N)、処理はそのままS34へ移行し、第2ポイントP2が検出された場合は(S32:Y)、S35にてその第2ポイントP2がRAM440に記憶された後、処理はS34へ移行する。
S34では、それまでの処理で原点P1及び第2ポイントP2が共に検出されているか否かが判断される。原点P1及び第2ポイントP2の少なくとも一方が検出されていない場合は(S34:N)、処理はそのまま前述のS4へ移行し、原点P1及び第2ポイントP2が共に検出されている場合は(S34:Y)、S36にて次のように原稿サイズが判定された後、処理は前述のS4へ移行する。なお、この原稿サイズ検出処理において、S31,S32,S33,S35の処理が原稿角検出部の一例に相当する。
図9は、この原稿サイズ検出処理における原稿サイズ判定原理を表す説明図である。前述のように、最初に検出されたエッジデータの位置座標が原点P1(0,0)として記憶される(S33)。続いて、第1読取デバイス210の原稿Gに対する相対位置が図9の矢印(読取りライン)に沿って移動する間に、原点P1から連続するエッジデータの位置座標(x1,y1)が随時比較される。そして、主走査方向のx座標の値が最初に減少から増加若しくは増加から減少しに転じたとき、その変化点(x2,y2)の直前のエッジデータに対応する位置座標(x3,y3)が、第2ポイントP2の座標として記憶される(S35)。S36では、この原点P1と第2ポイントP2とを、先端のエッジ(短辺)に対応する2つの角と推定して、上記各位置座標から原稿Gのサイズを判定するのである。
なお、後述の処理に関連するが、ASIC400は、第2ポイントP2から連続的に同様な傾向を持って数値が変化していくエッジデータ群を第2サイドエッジE2とする。また、ASIC400は、原点P1に対し上記先端のエッジとは異なるもう一方向の連続するエッジデータ群を第1サイドエッジE1とする。そして、ASIC400は、第1サイドエッジE1のエッジデータ群のx座標が減少から増加若しくは増加から減少しに転じた直前の点を第3ポイントP3とする。なお、これらの第2ポイントP2,第3ポイントP3の検出に当たっては、最初に変化点(x2,y2)等が検出された時点ではそのエッジデータがゴミデータの検出である可能性もあるため、可能性レベルに留めてその前後のエッジデータも加味して第2ポイントP2,第3ポイントP3を特定してもよい。そして、第2サイドエッジE2のエッジデータ群の終端が終点P4とされる。なお、原点P1,第2ポイントP2,第3ポイントP3,終点P4が角の一例に相当する。
図6に戻って、S3,S4のループ処理により、原稿Gを搬送しながら前述のような原稿サイズ検出処理(S3)が繰り返し実行され(S4:N)、原稿Gが所定距離(前述の上流側読取位置と下流側読取位置との間隔に対応)搬送されると、処理はS5へ移行する。S5では、第2読取デバイス230(FB−CIS)による原稿Gの表面の読取動作が開始される。続くS6では、前述の原稿サイズ検出処理(S3)にて原稿サイズが検出されたか否かが判断され、原稿サイズが検出されている場合は(S6:Y)、処理は原稿角検出部の一例としてのS7へ移行する。なお、第1読取デバイス210は、主走査方向の幅がA4サイズの短辺の長さに設計されているので、原稿サイズ検出処理(S3)にて原稿サイズが検出された場合は(S6:Y)、原稿GがA4サイズ以下であることが分かる。
S7では、第3ポイントP3が検出されたか否かが判断され、第3ポイントP3が検出されていない場合は(S7:N)、原稿Gが上流側読取位置を通過して第1読取デバイス210による読取動作が終了したか否かがS8にて判断される。第1読取デバイス210による読取動作が終了していない場合は(S8:N)、処理は再びS7へ移行する。このS7,S8の処理が繰り返される間に第3ポイントP3が検出されると(S7:Y)、S11にてその第3ポイントP3の位置座標が記憶されて、処理は前述のS8へ移行する。
そして、第1読取デバイス210による読取動作が終了すると(S8:Y)、処理はS12へ移行する。S12では、再び、S7と同様に第3ポイントP3が検出されたか否かが判断される。原稿Gの後端のエッジが主走査方向と完全に平行であると、第3ポイントP3の検出と第1読取デバイス210による読取動作の終了とが同時に発生し、処理がS11を通過しない場合がある。そこで、S12では、第1読取デバイス210による読取動作の終了とほぼ同時に第3ポイントP3が検出されたか否かが判断されるのである。そして、第3ポイントP3が検出されない場合はそのまま(S12:N)、第3ポイントP3が検出された場合は(S12:Y)、S13にて第3ポイントP3の位置座標が記憶された後、処理はS14へ移行する。
S14では、原稿Gが下流側読取位置を通過して第2読取デバイス230による読取動作が終了するまで処理が待機状態となり(S14:N)、第2読取デバイス230による読取動作が終了すると(S14:Y)、処理はS15へ移行する。S15では、前述のS7またはS12にて第3ポイントP3が検出されているか否かが判断される。そして、第3ポイントP3が検出されている場合は(S15:Y)、S16にて、当該原稿Gが何枚目の原稿Gであるかが第3ポイントP3が検出されたことと対応付けてRAM440に記憶され、第3ポイントP3が検出されていない場合は(S15:N)、S17にて、当該原稿Gが何枚目の原稿Gであるかが第3ポイントP3が検出されなかったことと対応付けてRAM440に記憶されて、処理はS20へ移行する。
S20では、給紙トレイ110に次の原稿Gがあるか否かが判断され、次の原稿Gがある場合は(S20:Y)、処理は前述のS2へ移行し、当該次の原稿Gに対して同様の処理が実行される。
一方、前述のS6にて原稿サイズが検出されていないと判断された場合は(S6:N)、処理はS21へ移行する。すなわち、この場合、原稿GがA3サイズである場合などのように、両面読取が実行できない場合である。そこで、S21では、当該原稿Gに対して第1読取デバイス210が読み取ったデータが、画像データ領域441から消去される。なお、このS21では、前述のS2にて開始された第1読取デバイス210による読取動作も中止されてもよい。続くS22では、第2読取デバイス230による読取動作が終了するまで処理が待機状態となり(S22:N)、第2読取デバイス230による読取動作が終了すると(S22:Y)、処理はS23へ移行する。S23では、当該原稿Gが何枚目の原稿Gであるかが原稿サイズが検出されなかったことと対応付けてRAM440に記憶されて、処理は前述のS20へ移行する。
こうして、S2〜S20の処理の繰り返しにより全ての原稿Gに対する読取処理が終了すると(S20:N)、処理はS25(傾き判断部の一例)へ移行し、第3ポイントP3が検出されなかったとしてS17にて記憶された原稿Gがあるか否かが判断される。そのような原稿Gがない場合はそのまま(S25:N)、そのような原稿Gがある場合は(S25:Y)、S26にてその原稿Gが何枚目であるかが表示された後で、処理はS27へ移行する。なお、S26の処理では、例えば、操作パネル600に「11,15枚目の原稿が傾いています。」などといった表示がなされる。
すなわち、原点P1,第2ポイントP2が第1読取デバイス210によって検出されたにも拘らず、第3ポイントP3が第1読取デバイス210によって検出されない場合、原稿Gが搬送時に大きく傾いていたことが分かる。そこで、S26では、そのような原稿Gが何枚目にあるかを表示することにより、その原稿Gに対する読取処理のやり直しが必要か否かを使用者に判断させるのである。
次に、S27では、原稿サイズが検出されなかったとしてS23にて記憶された原稿Gがあるか否かが判断される。そのような原稿Gがない場合はそのまま(S27:N)、そのような原稿Gがある場合は(S27:Y)、S28にてその原稿Gが何枚目であるかが表示された後で、処理が一旦終了する。なお、S28の処理では、例えば、操作パネル600に「13枚目の原稿がA3サイズの原稿のため、片面のみ読み取りました。」などといった表示がなされる。また、この表示は、前述のS26による表示がなされている場合はその表示と併せてなされる。
[本実施の形態の効果及びその変形例]
このように、本実施の形態では、例えば給紙トレイ110にA3サイズの原稿GとA4サイズの原稿Gとが入り混じって載置されていた場合でも、原稿GがA3サイズで片面読取しかできない場合は片面読取を(S6:N)、原稿GがA4サイズで両面読取が可能な場合は両面読取を(S6:Y)、自動的に切り換えて実行することができる。このため、第1読取デバイス210,ADF側AFE510,ADF側画像処理部460を用いた一連の読取動作が、そのような読取動作ができない大きさの原稿Gに対して全て実行されてその動作が無駄となることを抑制することができる。従って、基体20に内蔵されたプリンタエンジンやモデム(いずれも図示せず)による画像形成,ファクシミリ送信等の動作が無駄に実行されてしまうのも抑制することができる。
しかも、本実施の形態では、複数の原稿Gが連続して搬送された場合にも、何枚目の原稿Gが傾いており、何枚目の原稿Gが片面のみ読み取られたかを使用者に告知することができる(S26,S28)。このため、使用者は、必要に応じて表示された原稿Gに対する読み取り処理のやり直しを実行することができ、装置の利便性が向上する。なお、本実施の形態では、原稿Gを1枚だけ読み取らせた場合でも、その原稿Gが傾いていたか否かや片面のみ読み取られたか否かが表示され、同様の利便性が得られる。
なお、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、原稿Gの主走査方向の幅を判断する原稿幅判断部としては種々の構成が考えられる。すなわち、操作パネル600を介して使用者に入力された上記幅を読み取ってもよく、接触式のセンサ等によって上記幅を検出してもよく、第2読取デバイス230を介して上記幅を検出してもよい。
図10は、第2読取デバイス230を介して上記幅を検出する場合の処理を表すフローチャートである。なお、この処理は、前述のS3の処理を省略した点とS5以降の処理を次のように変更した点とにおいて図6,図7の処理と異なるので、以下、相違点について説明する。
図10に示すように、この処理では、原稿Gの搬送が開始され(S1)、第1読取デバイス210による読取動作が開始された後(S2)、上流側読取位置と下流側読取位置との間隔に対応した所定距離だけ原稿Gが搬送されると(S4:Y)、第2読取デバイス230による読取動作が開始されて(S5)、処理はS106へ移行する。S106では、第2読取デバイス230による読み取りが可能な範囲のうち第1読取デバイス210による読み取りが可能な範囲を外れた位置における第2読取デバイス230の読取結果が所定の閾値以下であるか否かが判断される。すなわち、第2読取デバイス230は、A3サイズの短辺の長さに亘って原稿GからのR(赤),G(緑),B(青)の反射光を検出しているが、上記位置における少なくともいずれか一色の受光量が所定の閾値以下となってその位置に原稿Gが存在することを指示しているか否かが判断されるのである。
上記受光量がいずれも閾値を超えている場合は(S106:N)、その位置に裏面用原稿押え220(純白色に着色されている)が露出し、原稿GがA4サイズであると推定される。そこで、その場合は、第1読取デバイス210,第2読取デバイス230の読取動作が並行して続行され(S2,S5参照)、続くS114にて第1読取デバイス210,第2読取デバイス230の読取動作が終了したか否かが判断される。各読取動作が終了していない場合は(S114:N)、処理は前述のS106へ移行し、各読取動作が終了すると(S114:Y)、処理は前述のS20へ移行して次の原稿の有無が判断される。
一方、上記受光量のいずれかが閾値以下となって上記位置に原稿Gが存在する場合は(S106:Y)、処理はS115(原稿幅判断手段の一例)へ移行してその原稿GがA3サイズであると判断され、前述のS21,S23の処理が実行されて処理は前述のS114へ移行する。すなわち、この場合、当該原稿Gに対して第1読取デバイス210が読み取ったデータ消去され(S21)、その原稿Gが何枚目の原稿Gであるかが記憶される(S23)。
このS2〜S20の処理の繰り返しにより全ての原稿Gに対する読取処理が終了すると(S20:N)、S127にて、S115にてA3サイズであると判断された原稿Gがあるか否かが判断される。そして、そのような原稿Gがなかった場合は(S127:N)、そのまま処理が一旦終了する。一方、そのような原稿Gがあった場合は(S127:Y)、前述のS28の処理により、片面しか読み取りがなされなかった原稿Gが何枚目であるかが表示された後で、処理が一旦終了する。
この場合も、上記実施の形態のように無駄な動作を抑制することができる。但し、図6〜図8に示した処理のように、上流に配設された第1読取デバイス210によって、原稿Gが下流側読取位置に至るまでにその原稿Gが両面読取可能か否かが判断される場合、両面読取/片面読取の切り換えを一層早いタイミングで行うことができ、上記無駄な動作を一層良好に抑制することができる。更に、上記各実施の形態では、接触式のセンサ等を新たに設けて原稿サイズを検出する場合に比べて、装置の製造コストを一層良好に低減することができる。また、上記各実施の形態では、第2読取デバイス230が原稿台21に載置された比較的大きな原稿Gを読み取る用途にも利用できるので、その第2読取デバイス230として第1読取デバイス210よりも主走査方向に大きいものを使用した効果が一層顕著に表れる。
1…複合機 10…画像読取装置 20…基体
21…原稿台 30…原稿カバー 100…搬送部
210…第1読取デバイス 230…第2読取デバイス 351,550…モータ
357…無端ベルト 400…ASIC 410…デバイス制御部
420…CPU 430…ROM 440…RAM
441…画像データ領域 442…エッジデータ領域 460…ADF側画像処理部
461…エッジ抽出部 470…FB側画像処理部 510…ADF側AFE
530…FB側AFE 600…操作パネル G…原稿

Claims (10)

  1. 搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の一方の面の画像を、主走査方向の第1範囲に亘って読み取る第1画像読取部と、
    少なくとも、前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の他方の面の画像を、主走査方向の前記第1範囲よりも広い第2範囲に亘って読み取る第2画像読取部と、
    前記原稿の主走査方向の原稿幅を判断する原稿幅判断部と、
    前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が、前記第1範囲に収まる場合、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させ、前記原稿幅が前記第1範囲を超える場合、前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿幅判断部は、前記第1画像読取部または前記第2画像読取部の少なくとも一方の読取結果に基づいて、前記原稿幅を判断することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿幅判断部は、
    前記第1画像読取部の読取結果に基づいて、前記原稿の辺を表すエッジを検出するエッジ検出部と、
    前記エッジ検出部が検出したエッジから前記原稿の角を求める原稿角検出部と、
    を備え、
    前記エッジ検出部が検出した先端のエッジに対応する2つの角を前記原稿角検出部が求められない場合に、前記原稿幅が前記第1範囲を超えると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1画像読取部による画像の読取位置は前記第2画像読取部による画像の読取位置よりも前記原稿の搬送方向上流側に配設され、
    前記原稿幅判断部は、前記原稿が前記第2画像読取部による画像の読取位置に搬送されるまでに前記原稿角検出部が前記2つの角を求められない場合に、前記原稿幅が前記第1範囲を超えると判断することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記2つの角が求められ、かつ、前記原稿の4つの角のうち、3番目に検出されるべき角が前記原稿角検出部によって求められない場合、前記原稿が傾いていると判断する傾き判断部を、
    更に備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿幅判断部は、前記第1範囲を外れた位置における前記第2画像読取部の読取結果に基づいて、前記原稿幅が前記第1範囲を超えるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  7. 前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が前記第1範囲を超える場合、当該原稿が片面のみ読み取られたことを表示する表示部を、
    更に備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿を連続して前記搬送経路に複数枚、給紙する給紙部と、
    前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が前記第1範囲を超える場合、当該原稿が前記給紙部によって給紙された原稿の何枚目かを記憶する記憶部と、
    を更に備え、
    前記表示部は、前記記憶部に記憶された原稿が何枚目かを表示することを特徴とする請
    求項7に記載の画像読取装置。
  9. 原稿が載置される透明な原稿台と、
    前記原稿台の表面に開閉可能に設けられ、前記原稿台の表面に閉じられることによって前記原稿台に載置された原稿を覆う原稿カバーと、
    を更に備え、
    前記原稿カバーに前記搬送経路が設けられ、
    前記原稿幅判断部は、前記原稿カバーに設けられた前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の主走査方向の原稿幅を判断し、
    前記第2画像読取部は、前記原稿台側に設けられて、前記搬送経路との対向位置でその搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記他方の面の画像を読み取る前記動作と、前記原稿台に載置された原稿を読み取る動作とを実行可能に構成され、
    前記第1画像読取部は前記原稿カバー側に設けられて、前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記一方の面の画像を読み取り、
    前記制御部は、前記第2画像読取部が前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記他方の面の画像を読み取る場合に、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が、前記第1範囲に収まるときは、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させ、前記原稿幅が前記第1範囲を超えるときは、前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 原稿が載置される透明な原稿台と、
    前記原稿台の表面に開閉可能に設けられ、前記原稿台の表面に閉じられることによって前記原稿台に載置された原稿を覆う原稿カバーと、
    前記原稿カバー側に設けられ、前記原稿カバーに設けられた搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の一方の面の画像を、主走査方向の第1範囲に亘って読み取る第1画像読取部と、
    前記原稿台側に設けられ、主走査方向の前記第1範囲よりも広い第2範囲に亘って、前記搬送経路との対向位置でその搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の他方の面の画像を読み取る動作と、前記原稿台に載置された原稿を読み取る動作とを実行可能に構成された第2画像読取部と、
    前記搬送経路に沿って搬送される原稿の主走査方向の原稿幅を判断する原稿幅判断部と、
    前記第2画像読取部が前記搬送経路に沿って副走査方向に搬送される原稿の前記他方の面の画像を読み取る場合に、前記原稿幅判断部が判断した原稿幅が、前記第1範囲に収まるときは、前記第1画像読取部及び前記第2画像読取部の動作を共に実行させ、前記原稿幅が前記第1範囲を超えるときは、前記第2画像読取部の動作を実行させて、前記第1画像読取部の動作を中止するか若しくは前記第1画像読取部の動作によって読み取られたデータを消去するように制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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