JP2005073036A - 両面読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の一回の搬送にて両面の画像を読み取る両面読取装置であって、割り込み要求の設定に対して効率良く対応する。
【解決手段】 原稿トレイ21に載置された原稿を原稿搬送路29に搬送させ、第1光学ユニット40にて原稿の表面の画像を読み取り、第2光学ユニット50にて原稿の裏面の画像を読み取る。両面読取りで原稿を搬送している間に、割り込み要求が設定された場合、その割り込み要求の設定タイミングとは関係なく、搬送されている原稿の表面の画像及び裏面の画像の読取りを完了した後に、設定された割り込み要求を実行する。表面の画像の読取りが開始されていない場合には、その原稿に対して読取りを全く行わずに、その原稿を高速で搬送・排出して、迅速に割り込み要求を実行する。
【選択図】 図2
【解決手段】 原稿トレイ21に載置された原稿を原稿搬送路29に搬送させ、第1光学ユニット40にて原稿の表面の画像を読み取り、第2光学ユニット50にて原稿の裏面の画像を読み取る。両面読取りで原稿を搬送している間に、割り込み要求が設定された場合、その割り込み要求の設定タイミングとは関係なく、搬送されている原稿の表面の画像及び裏面の画像の読取りを完了した後に、設定された割り込み要求を実行する。表面の画像の読取りが開始されていない場合には、その原稿に対して読取りを全く行わずに、その原稿を高速で搬送・排出して、迅速に割り込み要求を実行する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、原稿の一回の搬送にて原稿の表面及び裏面の画像を読み取る両面読取装置に関する。
ファクシミリ装置、ディジタル複写機などの読取装置において、原稿の表面及び裏面の画像を読み取れるようにしたものがある。このような両面読取装置における従来の一般的な構成では、1回目の原稿の搬送にてその表面の画像を読み取った後、原稿の表裏を反転させて再度原稿を搬送させてその裏面の画像を読み取るようにしている。
また、原稿読取り中にユーザからの割り込み要求を受け付けるように構成しており、割り込み要求を受け付けた場合に、読取りを一旦中断してその割り込み要求を実行し、割り込み要求の実行後に読取りを再開させる割り込み機能を持たせた読取装置があり、上述したような両面読取装置における割り込み機能の実施手法について種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
ところで、上述したように二回の搬送を行うのではなく、一回の搬送にて原稿の表面及び裏面の画像を読み取るように構成した両面読取装置も知られている。このような両面読取装置では、原稿搬送路の下方に設けたCCDイメージセンサを含む光学ユニットにて原稿の表面の画像を読み取り、原稿搬送路の上方に設けたCIS(Contact Image Sensor)を含む光学ユニットにて原稿の裏面の画像を読み取る構成とすることにより、原稿の表裏反転動作を行うことなく、一回の搬送にて原稿の表面及び裏面の画像を読み取ることができる。この場合、裏写りを防止するために、表面の画像の読取位置(表面読取位置)と裏面の画像の読取位置(裏面読取位置)とは異ならせておくことが一般的である。
特開2003−143369号公報
特開2003−143370号公報
このような一回の搬送にて両面の画像を読み取る両面読取装置においても、上述したような二回の搬送を用いる両面読取装置と同様に、割り込み機能を持たせることが望まれているが、割り込み機能を搭載するにあたっては、両面読取装置を使用するユーザの利便性を図れることが重要な条件となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、原稿の一回の搬送にて両面の画像を読み取る両面読取装置であって、割り込み要求の設定に対して効率良く対応できる両面読取装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、原稿の一回の搬送にて両面の画像を読み取る両面読取装置であって、ユーザから設定された割り込み要求を迅速に行うことができる両面読取装置を提供することにある。
請求項1に係る両面読取装置は、原稿の一回の搬送にて前記原稿の表面の画像と裏面の画像とを夫々異なる位置で読み取る両面読取装置において、割り込み要求を受け付ける受付手段と、原稿の搬送開始を検知する手段と、割り込み要求を受け付けたときに原稿の搬送が開始されている場合、前記原稿の表面の画像と裏面の画像と読み取った後に、受け付けた前記割り込み要求を実行する手段とを備えることを特徴とする。
請求項1にあっては、割り込み要求を受け付けた場合、その受付け時点で読取対象の原稿の搬送を既に開始しているときには、割り込み要求の受付けタイミングに拘わらず、その原稿の表面の画像及び裏面の画像を読み取った後に、受け付けた割り込み要求を実行する。表面の画像を読み取る位置(表面読取位置)と裏面の画像を読み取る位置(裏面読取位置)とは異なっているので、割り込み要求が発生するタイミングとして、両面とも読取りを開始していないタイミングと、一方の面の読取りは開始しているが他方の面の読取りは開始していないタイミングと、両面とも読取りを開始しているタイミングとが存在する。請求項1では、割り込み要求の受付のタイミングは全く考慮せずに、少しでも搬送を開始させた原稿に関しては、その両面(表面及び裏面)の読取りを先に完了させた後で、受け付けた割り込み要求を実行する。即ち、割り込み要求が発生したタイミングに関係なく、原稿の両面の読取りが完了するまで、割り込み要求を成立させないようにする。よって、片面だけを読み取るための原稿の再セットを行う必要がなく、ユーザの操作性は向上する。
請求項2に係る両面読取装置は、原稿の一回の搬送にて前記原稿の表面の画像と裏面の画像とを夫々異なる位置で読み取る両面読取装置において、割り込み要求を受け付ける受付手段と、原稿の表面及び裏面の画像読取り開始を夫々検知する手段と、前記受付手段にて割り込み要求を受け付けたときに、原稿の搬送は開始されているが該原稿の表面及び裏面の画像の読取りが何れも開始されていない場合、前記原稿に対して読取りを行わずに前記原稿を外部へ排出する手段とを備えることを特徴とする。
請求項2にあっては、割り込み要求が発生するタイミングが、両面とも読取りを開始していないタイミングである場合には、両面とも読取りを行わずに原稿を外部へ排出し、割り込み要求が発生するタイミングが、一方の面の読取りは開始しているが他方の面の読取りは開始していないタイミングまたは両面とも読取りを開始しているタイミングである場合には、両面の読取りを行った後に受け付けた割り込み要求を実行する。よって、割り込み要求が発生した時点で全く読取りがなされていない原稿を、その画像を読み取ることなく、高速で外部へ排出することができるため、受け付けた割り込み要求を迅速に行える。
請求項3に係る両面読取装置は、請求項2において、読取りが行われずに外部へ排出された前記原稿を再搬送すべき旨を報知する手段を備えることを特徴とする。
請求項3にあっては、割り込み要求のために読取りが行われずに外部へ排出された原稿を再搬送すべきである旨をユーザに報知する。よって、ユーザは対処の方法を容易に認識できる。
本発明では、割り込み要求を受け付けた場合、その受付けタイミングに関係なく、搬送を開始した原稿の表面の画像及び裏面の画像を先に読み取り、その後、その読取り完了を待って割り込み要求を実行するようにしたので、割り込み要求が受け付けられても、搬送を開始した原稿はその表面の画像及び裏面の画像が必ず読み取られるため、片面だけを読み取るために原稿を再セットする必要がなく、ユーザの操作性を向上することができる。
また、本発明では、原稿の両面ともが読取りを開始していないタイミングで割り込み要求を受け付けた場合、その原稿の読取りを全く行わないでその原稿を外部へ排出するようにしたので、割り込み要求が受け付けられた場合に、搬送中の原稿を高速で外部へ排出できるため、受け付けた割り込み要求を迅速に実行することができる。
更に、本発明では、割り込み要求のために読取りが行われずに搬送された原稿の再搬送を報知するようにしたので、ユーザへ対処の方法を容易に知らせることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の読取装置としてのファクシミリ複合装置100の構成を示すブロック図である。
ファクシミリ複合装置100は、制御部1,読取部2,記録部3,表示部4,操作部5,符号化・復号化部6,ROM7,RAM8,画像メモリ9,モデム10,NCU(Network Control Unit)11,PCインタフェース部12などを備えている。ファクシミリ複合装置100は、読取部2にて原稿を読み取って画像データを得る読取機能、読み取った画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、またはPCインタフェース部12を介してPCから受信した画像データに応じた画像を記録部3にて記録する記録機能、及び、読み取った画像データまたは受信した画像データをファクシミリ送信する送信機能を併せ持っている。
制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バス13を介してファクシミリ複合装置100の上述したようなハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、ROM7に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
読取部2は、例えばCCDイメージセンサ,CISを利用して原稿を読み取り、読み取った画像データを出力する。また、読取部2は、原稿の一回の搬送にて、その原稿の表面及び裏面の画像の読取りが可能である。図2は、読取部2の構成を示す概略図である。読取部2は、ADF(Auto Document Feeder)20と、ADF20の下方に設けられた第1光学ユニット40と、ADF20の内部に設けられた第2光学ユニット50とを有する。
ADF20内には、原稿給紙口31から原稿排紙口32まで一連の原稿搬送路29が形成されている。原稿給紙口31の外側にはシート状の複数の原稿を載置する原稿トレイ21が設けられており、原稿トレイ21には、その上に載置された原稿の長さを検知する長さセンサ41,41が設けられている。原稿給紙口31の近傍には、ピックアップローラ22及び分離ローラ23が上流側からこの順に配設されている。ピックアップローラ22の上下動を検知するピックアップセンサ51が設けられており、ピックアップローラ22が下方へ移動したタイミングに同期して原稿の搬送が開始されるため、ピックアップローラ22の下方への移動をピックアップセンサ51が検知したタイミングが原稿の搬送開始タイミングとなる。分離ローラ23の原稿搬送路29対向側には分離パッド24が設けられており、ピックアップローラ22と分離ローラ23との間には原稿の有無を検知する有無センサ42が設けられ、分離ローラ23の少し下流側には原稿の幅を検知する幅センサ43が設けられている。
原稿搬送路29の中流域から下流域にかけての複数箇所に、原稿の搬送を制御するレジストローラ25が設けられている。これらのレジストローラ25の回転は、モータ30によって駆動されている。そして、レジストローラ25の回転速度、つまり原稿の搬送速度は、制御部1からの制御パルスに基づくモータ30の回転駆動に応じて制御される。原稿排紙口32の近傍には排紙ローラ28が設けられている。
原稿搬送路29の中流域にはその上側に第1原稿圧接ローラ26が設けられている。また、原稿搬送路29を挟んで第1原稿圧接ローラ26に対向する位置には、光源,CCDイメージセンサ等を含む第1光学ユニット40が配設されている。そして、この第1原稿圧接ローラ26及び第1光学ユニット40が対向する位置が表面読取位置であり、搬送された原稿の表面の画像がこの表面読取位置で第1光学ユニット40によって読み取られるようになっている。また、この表面読取位置の上流側には、搬送される原稿の先端及び後端を検知する第1原稿センサ44が設けられている。この第1原稿センサ44の検知結果に基づいて、原稿搬送路29内における原稿の搬送位置が検出されると共に、第1光学ユニット40による表面の読取りの開始/終了タイミングが制御される。
原稿搬送路29の下流域にはその下側に第2原稿圧接ローラ27が設けられている。また、原稿搬送路29を挟んで第2原稿圧接ローラ27に対向する位置には、光源,CIS等を含む第2光学ユニット50が配設されている。そして、この第2原稿圧接ローラ27及び第2光学ユニット50が対向する位置が裏面読取位置であり、搬送された原稿の裏面の画像がこの裏面読取位置で第2光学ユニット50によって読み取られるようになっている。また、この裏面読取位置の上流側には、搬送される原稿の先端及び後端を検知する第2原稿センサ45が設けられている。この第2原稿センサ45の検知結果に基づいて、原稿搬送路29内における原稿の搬送位置が検出されると共に、第2光学ユニット40による裏面の読取りの開始/終了タイミングが制御される。
裏面読取位置の下流側には、搬送される原稿の先端及び後端を検知する第3原稿センサ46が設けられている。この第3原稿センサ46の検知結果に基づいて、原稿搬送路29内における原稿の搬送位置が検出される。
このような構成を有する読取部2にあって、原稿トレイ21に載置された原稿は、原稿給紙口31からピックアップローラ22及び分離ローラ23により1枚ずつ分離されて搬送され、原稿搬送路29を通り、レジストローラ25によって更に搬送される。そして、片面(表面)のみの画像を読み取るモード(片面読取モード)が選択されている場合には、第1光学ユニット40によって、搬送される原稿の表面の画像が読み取られる。一方、両面(表面及び裏面)の画像を読み取るモード(両面読取モード)が選択されている場合には、第1光学ユニット40によって、搬送される原稿の表面の画像が読み取られた後、更に、第2光学ユニット50によって、搬送される原稿の裏面の画像が読み取られる。
記録部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、読取部2にて読み取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、外部のPCから送られてきた画像データなどに応じた画像を用紙にプリントアウトする。表示部4は、液晶表示装置またはCRTディスプレイ等の表示装置であり、ファクシミリ複合装置100の動作状態を表示したり、読み取れなかった原稿の再搬送をユーザへ促す画面を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面を表示したり、送信すべく読み取った原稿の画像データ、他のファクシミリ装置またはPCから送信された画像データなどの表示を行う。
操作部5は、ファクシミリ複合装置100を操作するために必要な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキーなどを備えている。操作部5は、ファンクションキーとして、片面読取モードまたは両面読取モードのいずれかをユーザが選択するための読取モード選択キー5aと、割り込み要求をユーザが設定するための割り込みキー5bと、原稿の両面読取処理を行っている際に割り込み要求を受け付けた場合の搬送原稿の処理方法を、第1モード(搬送が開始されておれば割り込み要求の受付けタイミングとは無関係に原稿の両面の画像を読み取るモード)、または、第2モード(割り込み要求の受付けタイミングにおける原稿の搬送位置に応じて、搬送中の原稿の読取りを行うか行わないかを決定するモード)の何れかに切り換えるモード切換キー5cとを有する。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部または全部を代用することも可能である。
符号化・復号化部6は、画像データを符号化圧縮すると共に、符号化圧縮されている画像データを復号する。ROM7は、ファクシミリ複合装置100の動作に必要な種々のソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM8は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。画像メモリ9は、DRAM等で構成され、原稿を読み取って符号化した画像データ、他のファクシミリ装置またはPCから受信して符号化した画像データなどを蓄積する。
モデム10は、バス13に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。また、モデム10は、同様にバス13に接続されたNCU11と直接的に接続されている。NCU11は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との回線L1の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム10をPSTNと接続する。そして、ファクシミリ複合装置100は、PSTNによって他のファクシミリ装置と接続されており、通常のファクシミリ通信が行えるようになっている。
PCインタフェース部12は、LAN等の通信線L2を介して外部のPCに接続されており、PCとの間でデータのやりとりを行う。そして、外部のPCで作成・編集された各種の画像データが通信線L2を介してファクシミリ複合装置100(PCインタフェース部12)へ送信され、送信された画像データに応じた画像がファクシミリ複合装置100(記録部3)にて用紙にプリントアウトされるようになっている。
ここで、本発明のファクシミリ複合装置100の読取部2における原稿Pの搬送位置と表面読取位置及び裏面読取位置との関係について説明する。図3は、それらの位置関係を示す模式図である。図3に示す状態Aは、第1光学ユニット40による原稿Pの表面の読取りが開始される前の位置関係を示しており、図3に示す状態Bは、原稿Pの表面の読取りは開始されているが第2光学ユニット50による原稿Pの裏面の読取りは開始されていない位置関係を示しており、図3に示す状態Cは、原稿Pの表面及び裏面の読取りが開始されている位置関係を示しており、図3に示す状態Dは、原稿Pの表面の読取りが終了した後の位置関係を示している。
本発明のファクシミリ複合装置100では、ユーザによる読取モード選択キー5aの選択操作によって、片面読取モードまたは両面読取モードのいずれかが選ばれ、片面読取モードが選択された場合には、読取部2にて原稿の表面の画像のみが読み取られ、両面読取モードが選択された場合には、読取部2にて原稿の表面及び裏面の画像が読み取られる。そして、両面読取モードが選択されており、ユーザによる割り込みキー5bの操作により割り込み要求が設定された場合、モード切換キー5cにて切り換えられている第1モードまたは第2モードの何れかに応じて、搬送中の原稿の処理が制御される。
具体的には、モード切換キー5cにて第1モードに切り換えられている場合には、搬送が開始された原稿に関しては、少しでも搬送されていれば、割り込み要求の設定タイミングとは無関係に、つまり原稿が如何なる搬送位置に存在するときでも(図3の状態A〜D)、その原稿に対して第1光学ユニット40による表面の読取り及び第2光学ユニット50による裏面の読取りが完了した後に、その設定された割り込み要求を実行する。なお、原稿の搬送開始のタイミングは、ピックアップセンサ51にて検知される。一方、モード切換キー5cにて第2モードに切り換えられている場合、割り込み要求の設定タイミングが、両面とも読取りが全く開始されていないタイミング、つまり第1光学ユニット40による表面の読取りが開始される前のタイミング(図3の状態A)であるときには、両面とも読取りを行わずに読取処理時よりも高速で原稿を搬送させて外部へ排出し、割り込み要求の設定タイミングが、少なくとも一方の面の読取りが開始されているタイミング、つまり第1光学ユニット40による表面の読取りが開始された後のタイミング(図3の状態B,C,D)であるときには、その原稿に関して第1光学ユニット40による表面の読取り及び第2光学ユニット50による裏面の読取りが完了した後に、その設定された割り込み要求を実行する。
以下、動作について説明する。図4は、本発明のファクシミリ複合装置100における原稿画像の両面読取処理の動作手順を示すフローチャートである。
読取り対象である両面画像の原稿の搬送を開始した後(ステップS1)、制御部1は、割り込みキー5bが操作されて割り込み要求が設定されたか否かを判断する(ステップS2)。割り込み要求が設定された場合(S2:YES)、制御部1は、モード切換キー5cにより第1モードに切換えられているか否かを判断する(ステップS3)。
第1モードに切換えられている場合(S3:YES)、搬送が開始されている、つまり搬送中の原稿の表面及び裏面の画像を第1光学ユニット40及び第2光学ユニット50にて読み取った後(ステップS4)、設定された割り込み要求を実行して(ステップS5)、動作がS1に戻る。
第1モードに切換えられていない場合、即ちモード切換キー5cにより第2モードに切換えられている場合(S3:NO)、制御部1は、第1光学ユニット40により、搬送されている原稿に対してその表面の読取りが開始されているか否かを判断する(ステップS6)。表面の読取りが開始されている場合には(S6:YES)、その原稿に対して第1光学ユニット40及び第2光学ユニット50による表面及び裏面の画像の読取りを完了した後(ステップS7)、設定された割り込み要求を実行して(ステップS8)、動作がS1に戻る。
一方、搬送されている原稿に対してその表面の読取りが開始されていない場合(S6:NO、図3の状態A)、搬送されている原稿に対して表面及び裏面の何れの読取りも行わずに、モータ30(レジストローラ25)の回転を速くして、通常よりも速い速度でその原稿を搬送して外部へ排出し(ステップS9)、設定された割り込み要求を実行する(ステップS10)。そして、割り込み発生の告知、並びに、読み取られずに排出された原稿の再載置をユーザに促す操作指示を、表示部4に表示する(ステップS11)。例えば、「割り込みが発生しましたので、読み取られていない原稿を再セットして下さい」などのメッセージを表示部4に表示する。そして、読み取られていない原稿が原稿トレイ21に再び載置された後、スタートキーが押された否かを、制御部1は判断する(ステップS12)。スタートキーが押された場合には(S12:YES)、動作がS1に戻って、その原稿が再び搬送される。スタートキーが押されない場合には(S12:NO)、動作がS11に戻る。
なお、割り込み要求が設定されない場合(S2:NO)、制御部1は、次の原稿が原稿トレイ21に載置されているか否かをを判断する(ステップS13)。載置されている場合には(S13:YES)、動作がS1に戻って、次の原稿が搬送され、載置されていない場合には(S13:NO)、動作が終了する。
1 制御部
2 読取部
4 表示部
5 操作部
5a 読取モード選択キー
5b 割り込みキー
5c モード切換キー
7 ROM
20 ADF
21 原稿トレイ
25 レジストローラ
29 原稿搬送路
30 モータ
40 第1光学ユニット
44 第1原稿センサ
45 第2原稿センサ
46 第3原稿センサ
50 第2光学ユニット
51 ピックアップセンサ
100 ファクシミリ複合装置
P 原稿
2 読取部
4 表示部
5 操作部
5a 読取モード選択キー
5b 割り込みキー
5c モード切換キー
7 ROM
20 ADF
21 原稿トレイ
25 レジストローラ
29 原稿搬送路
30 モータ
40 第1光学ユニット
44 第1原稿センサ
45 第2原稿センサ
46 第3原稿センサ
50 第2光学ユニット
51 ピックアップセンサ
100 ファクシミリ複合装置
P 原稿
Claims (3)
- 原稿の一回の搬送にて前記原稿の表面の画像と裏面の画像とを夫々異なる位置で読み取る両面読取装置において、割り込み要求を受け付ける受付手段と、原稿の搬送開始を検知する手段と、割り込み要求を受け付けたときに原稿の搬送が開始されている場合、前記原稿の表面の画像と裏面の画像と読み取った後に、受け付けた前記割り込み要求を実行する手段とを備えることを特徴とする両面読取装置。
- 原稿の一回の搬送にて前記原稿の表面の画像と裏面の画像とを夫々異なる位置で読み取る両面読取装置において、割り込み要求を受け付ける受付手段と、原稿の表面及び裏面の画像読取り開始を夫々検知する手段と、前記受付手段にて割り込み要求を受け付けたときに、原稿の搬送は開始されているが該原稿の表面及び裏面の画像の読取りが何れも開始されていない場合、前記原稿に対して読取りを行わずに前記原稿を外部へ排出する手段とを備えることを特徴とする両面読取装置。
- 読取りが行われずに外部へ排出された前記原稿を再搬送すべき旨を報知する手段を備えることを特徴とする請求項2記載の両面読取装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003301338A JP2005073036A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | 両面読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-08-26 JP JP2003301338A patent/JP2005073036A/ja active Pending
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Legal Events
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