JP2011124686A - コピーシステム及び印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容量不足になっても原稿のコピー処理が停止することを抑制することが可能なコピーシステムおよび印刷装置を提供する。
【解決手段】コピーシステム1は、検知部3が容量不足を検知しない場合、印刷部7に他方頁の読取データに基づき印刷させた後に、記憶部9が記憶する一方頁の圧縮データに基づき印刷させ、検知部が容量不足を検知した場合、スキャナ部5に当該容量不足が検知された一方頁よりも後の一方頁の画像を読み取らせ、当該後の一方頁の圧縮データを記憶部に記憶し始める。
【選択図】図6
【解決手段】コピーシステム1は、検知部3が容量不足を検知しない場合、印刷部7に他方頁の読取データに基づき印刷させた後に、記憶部9が記憶する一方頁の圧縮データに基づき印刷させ、検知部が容量不足を検知した場合、スキャナ部5に当該容量不足が検知された一方頁よりも後の一方頁の画像を読み取らせ、当該後の一方頁の圧縮データを記憶部に記憶し始める。
【選択図】図6
Description
本発明は、コピーシステム及び印刷装置に関する。
例えば原稿読取装置(特許文献1参照)及び印刷装置を有するコピーシステム(例えば複合機)で複数頁の原稿の画像をコピーするとき、原稿読取装置が生成した奇数頁または偶数頁の読取データを、他の頁の印刷処理中などにメモリに一時的に記憶しておく場合がある。この際、メモリ容量を節約するために、読取データを圧縮してメモリに記憶することが多い。
しかし、読取データの記憶に使用できるメモリ容量は、そのときのコピーシステムの作業状態(例えばコピー以外の機能が実行されているかどうかなど)によって異なるし、圧縮後の読取データのデータ量は、その読取画像の内容によって異なるため、読取データが上記メモリに記憶できない容量不足(メモリフル)になり、それ以降、原稿のコピー処理が停止してしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、容量不足になっても原稿のコピー処理が停止することを抑制することが可能なコピーシステムおよび印刷装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1発明に係るコピーシステムは、原稿載置部を有し、当該原稿載置部にセットされた複数頁の原稿の画像を読み取って、各頁の読取データを生成するスキャナ部と、奇数頁及び偶数頁のうち一方頁の読取データを圧縮する圧縮部と、前記圧縮部により生成された圧縮データが一頁分ずつ記憶される記憶部と、シートに印刷する印刷部と、一頁分の前記圧縮データを前記記憶部に記憶できない容量不足を検知する検知部と、前記検知部が前記容量不足を検知しない場合、前記印刷部に前記一方頁とは異なる他方頁の読取データに基づき印刷させた後に、前記記憶部が記憶する前記圧縮データに基づき印刷させ、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記スキャナ部に当該容量不足が検知された一方頁よりも後の一方頁の画像を読み取らせ、前記後の一方頁の画像を印刷するために、前記容量不足が検知された一方頁の圧縮データに代えて、前記後の一方頁の圧縮データを前記記憶部に記憶し始める制御部と、を備える。
この発明によれば、原稿の各頁の読取データの圧縮率は、当該各頁の画像内容に応じて異なるから、各頁の圧縮データのデータ量は互いに異なり得る。即ち、ある頁の圧縮データでは容量不足が発生したとしても、別の頁の圧縮データでは容量不足が発生しない可能性がある。そこで、本発明によれば、ある頁(奇数頁及び偶数頁のうち一方頁)の圧縮データで容量不足を検知した場合には、その時点で原稿の読み取りを停止するのではなく、その容量不足が検知された頁の後の頁の圧縮データを記憶部に記憶し始める。これにより、容量不足になっても原稿のコピー処理が停止することを抑制することが可能である。
第2の発明は、第1の発明のコピーシステムであって、前記印刷部は、シートの一面に前記他方頁の読取データに基づき印刷した後、当該シートを反転させて他面に前記圧縮データに基づき印刷して排出することが可能であり、前記制御部は、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記印刷部に、当該容量不足が検知された一方頁の印刷対象であったエラーシートに前記他方頁の読取データに基づき印刷させ、当該エラーシートを反転させた後、前記圧縮データに基づく印刷をせずに排出させる。
容量不足が検知された一方頁の印刷対象であったエラーシートを、反転せずに排出する構成でもよい。しかし、この構成では、エラーシートだけ、他のシートの頁順に従わない向きで排出されるおそれがある。そこで、本発明によれば、エラーシートも、他のシートと同様に反転させた後に排出するようにした。これにより、エラーシートも、他のシートの頁順に従った向きで排出することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明のコピーシステムであって、前記容量不足により印刷できなかったエラー頁があることを報知する報知部を備え、前記制御部は、前記報知部に前記エラー頁を含む所定頁数分の原稿を前記原稿載置部にセットすることを報知させ、前記スキャナ部に前記所定頁数分の原稿を読取位置に搬送させつつ前記エラー頁の画像のみ読み取らせ、且つ、前記印刷部に当該エラー頁の読取データに基づき印刷させる所定頁数セット処理を実行する。
この発明によれば、エラー頁を含む所定頁数分の原稿を原稿載置部にセットするだけで、エラー頁についてのみ自動でコピー(読取・印刷)を行うことができる。このため、複数頁の原稿からエラー頁だけを抜き出して原稿載置部にセットする手間を省くことができる。
第4の発明は、第3の発明のコピーシステムであって、前記原稿の全頁数が第1基準頁数以上であること、および、前記エラー頁の数が第2頁数以上であることの少なくとも1つの条件を満たすかどうかを判定する判定部を備え、前記制御部は、前記判定部が前記条件を満たすと判定した場合、前記所定頁数セット処理を実行し、前記判定部が前記条件を満たさないと判定した場合、前記報知部に前記エラー頁のみの原稿を前記原稿載置部にセットすることを報知させ、前記スキャナ部に前記エラー頁の画像を読み取らせ、且つ、前記印刷部に当該エラー頁の読取データに基づき印刷させるエラーシートセット処理を実行する。
この発明によれば、所定頁数セット処理及びエラーシートセット処理から、原稿の全頁数やエラー頁の数に適したものを自動で選択し実行させることができる。
第5の発明は、第1または第2の発明のコピーシステムであって、前記容量不足により印刷できなかったエラー頁があることを報知する報知部を備え、前記制御部は、前記報知部に前記エラー頁のみの原稿を前記原稿載置部にセットすることを報知させ、前記スキャナ部に前記エラー頁の画像を読み取らせ、且つ、前記印刷部に当該エラー頁の読取データに基づき印刷させるエラーシートセット処理を実行する。
エラー頁が少ない場合や原稿頁数が少ない場合には、複数頁の原稿からエラー頁だけを容易に抜き出すことができる。この場合には、本発明のように、エラー頁の原稿のみ原稿載置部にセットする方が望ましい。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明のコピーシステムであって、ユーザが非記憶印刷移行モードを設定したかどうかの結果示す設定情報を取得する取得部を備え、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記設定情報が前記非記憶印刷移行モードを設定したことを示すときは、少なくとも、前記印刷部に前記容量不足により印刷できなかったエラー頁よりも後の他方頁について当該他方頁の読取データを記憶部に記憶させず印刷する記憶部非利用印刷を実行させる。
本発明によれば、容量不足が発生した場合、それより後の全ての一方頁について、記憶部非利用印刷を実行するか、それとも各一方頁ごとに個別に容量不足が発生するかどうかを判定する記憶部利用印刷を実行するかを、ユーザの意思で決定することができる。
第7の発明に係る印刷装置は、複数頁の原稿の画像を読み取る読取装置が生成する各頁の読取データを受信可能な印刷装置であって、奇数頁及び偶数頁のうち一方頁の読取データを圧縮する圧縮部と、前記圧縮部により生成された圧縮データが一頁分ずつ記憶される記憶部と、シートに印刷する印刷部と、一頁分の前記圧縮データを前記記憶部に記憶できない容量不足を検知する検知部と、前記検知部が前記容量不足を検知しない場合、前記印刷部に前記一方頁とは異なる他方頁の読取データに基づき印刷させた後に、前記記憶部が記憶する前記圧縮データに基づき印刷させ、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記スキャナ部に当該容量不足が検知された一方頁よりも後の一方頁の画像を読み取らせ、前記後の一方頁の画像を印刷するために、前記容量不足が検知された一方頁の圧縮データに代えて、前記後の一方頁の圧縮データを前記記憶部に記憶し始める制御部と、を備える。
本発明によれば、容量不足になっても原稿のコピー処理が停止することを抑制することが可能である。
本発明の実施形態1を図1〜図11を参照しつつ説明する。
1.複合機の電気的構成
図1は、複合機1(コピーシステムの一例)の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、コピー機能、スキャン機能やファクシミリ機能など、複数の機能を実行可能であり、複数の機能を並行して実行可能である。複合機1は、制御回路3(圧縮部、検知部、制御部、判定部の一例)、スキャナ部5(読取部、読取装置の一例)、印刷部7、メモリ9(記憶部の一例)、操作部11(取得部の一例)、表示部13(報知部の一例)、通信部15を備える。
1.複合機の電気的構成
図1は、複合機1(コピーシステムの一例)の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、コピー機能、スキャン機能やファクシミリ機能など、複数の機能を実行可能であり、複数の機能を並行して実行可能である。複合機1は、制御回路3(圧縮部、検知部、制御部、判定部の一例)、スキャナ部5(読取部、読取装置の一例)、印刷部7、メモリ9(記憶部の一例)、操作部11(取得部の一例)、表示部13(報知部の一例)、通信部15を備える。
制御回路3は、図示しないCPU、ROM及びRAMを有し、ROMには、後述する両面コピー処理を実行するための両面コピー制御プログラムや、この複合機の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されている。制御回路3は、ROMから読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAMに記憶させながら複合機内の各部の制御を行う。なお、制御回路3は、本実施形態のように汎用のCPUで構成されたものに限らず、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されたものでもよい。
スキャナ部5は、原稿Mの画像を読み取って、その読み取った画像に応じた画像データ(以下、「読取データ」という)を生成する。スキャナ部5は、表面読取センサ21、裏面読取センサ23、原稿自動搬送装置(以下、「ADF25」という)、第1検知センサ27、第2検知センサ29、移動機構31、原稿有無センサ33を有する。スキャナ部5の具体的構成は後述する。
印刷部7は、画像データに基づく画像(モノクロ画像、カラー画像)を、例えば電子写真方式またはインクジェット方式によりシートWに印刷する。画像データには、上記読取データ、図示しない外部の装置(例えばパーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置などからの印刷データ(ファクシミリデータを含む)などが含まれる。なお、印刷部7の具体的構成は後述する。
メモリ9は、例えばNVRAM、フラッシュROM、HDDなどの不揮発性メモリが好ましい。操作部11は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部13は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。通信部15は、図示しない通信回線を介して外部の装置に接続され、当該外部の装置との間で相互のデータ通信を可能にする。
2.スキャナ部の具体的構成
図2はスキャナ部5の構成を示した概略図である。なお、同図において、数字を丸で囲んだマークは、その数の頁目の画像が、各原稿Mのうち当該マークが付された側の面に印刷されていることを意味する。同図の2枚の原稿M1、M2が「複数頁の原稿」の一例である。
図2はスキャナ部5の構成を示した概略図である。なお、同図において、数字を丸で囲んだマークは、その数の頁目の画像が、各原稿Mのうち当該マークが付された側の面に印刷されていることを意味する。同図の2枚の原稿M1、M2が「複数頁の原稿」の一例である。
スキャナ部5は、印刷部7等を備える複合機本体1Aの上部に設けられている。スキャナ部5は、複合機本体1Aの上面に設けられたFB(フラットベッド)用ガラス面41及びADF用ガラス面55と、それらのガラス面41,55を覆う位置と開放した位置との間で開閉可能に設けられた原稿台カバー43とを有する。
上述した表面読取センサ21および移動機構31は、FB用ガラス面41およびADF用ガラス面55の下に配置されている。一方、裏面読取センサ23、ADF25、第1検知センサ27、第2検知センサ29、原稿有無センサ33は、原稿台カバー43内に設けられている。なお、読取センサ21,23は、図示しない光源(発光素子)およびイメージセンサを有し、イメージセンサ(撮像素子)は、複数の受光素子が一列状に配列された構成をなし、光源から出射され原稿M等で反射された光を受光し、その受光した光の光強度(明度)に応じた電気信号を上記読取データとして出力する。
原稿台カバー43には、原稿Mを載置するための原稿トレイ45(原稿載置部の一例)、および、その原稿トレイ45の下方に配置された原稿排出トレイ47が設けられている。また、原稿有無センサ33は、原稿トレイ45上の原稿Mの有無を検知し、その検知結果を上記制御回路3に送信する。
原稿台カバー43内には、原稿Mを、原稿トレイ45からU字状に折り返して原稿排出トレイ47に搬送するための搬送経路46が形成されており、ADF25は、その搬送経路46途中に配置された複数の搬送ローラ49を備えて構成されている。
裏面読取センサ23は、上記搬送経路46の前半部分(原稿トレイ45から折り返しまでの部分)の側方(図2において下側)に配置されている。裏面読取センサ23は、原稿トレイ45から搬送された原稿Mの裏面(原稿トレイ45に載置されたときの原稿Mの下面)の画像を読み取って、その裏面画像に応じた読取データ(以下、「裏面読取データ」という。一方頁(偶数頁)の読取データの一例)を上記制御回路3に送信する。
裏面読取センサ23の読取位置X1の原稿搬送方向上流側(以下、単に「上流側」という)には、第1検知センサ27が配置されており、この第1検知センサ27は、読取位置X1に近づいてきた原稿Mを検知し、その検知結果を上記制御回路3に送信する。
表面読取センサ21は、上記搬送経路46の後半部分(折り返しから原稿排出トレイ47までの部分)の側方(図2において下側)に配置されており、上記原稿Mの表面(原稿トレイ45に載置されたときの原稿Mの上面)の画像を読み取って、その表面画像に応じた読取データ(以下、「表面読取データ」という。他方頁(奇数頁)の読取データの一例)を上記制御回路3に送信する。
この表面読取センサ21は、上記移動機構31によってFB用ガラス面41の直下と、ADF用ガラス面55の直下とに水平(図2の左右方向)に移動可能に設けられている。また、表面読取センサ21の読取位置X2の上流側には、第2検知センサ29が配置されており、この第2検知センサ29は、読取位置X2に近づいてきた原稿Mを検知し、その検知結果を上記制御回路3に送信する。
複合機1は、スキャン機能として、FB読取方式とADF読取方式を有し、上記原稿有無センサ33により原稿トレイ45上の原稿Mが検知されないときにFB読取方式を実行し、当該原稿Mが検知されたときにADF読取方式を実行する。FB読取方式は、FB用ガラス面41に静止状態で載置された原稿Mの画像を読み取るものである。この機能を実行すると、表面読取センサ21は、移動機構31により、FB用ガラス面41の直下を副走査方向(図2の左から右方向)に移動させられつつ上記原稿Mの下面の画像を読み取る。
ADF読取方式は、原稿MをADF25にて自動搬送させつつその画像を読み取るものである。このADF読取方式には、片面読取方式と両面読取方式がある。片面読取方式は、原稿Mの片面(表面)の画像を表面読取センサ21にて読み取るものであり、両面読取方式は、原稿Mの両面の画像を、表面読取センサ21および裏面読取センサ23にて並行して読み取るものである。
3.印刷部の具体的構成
図3は印刷部7の構成を示した概略図である。なお、同図において、数字を丸で囲んだマークは、その数の頁目の画像が、シートWのうち当該マークが付された側の面に印刷されたことを意味する。
図3は印刷部7の構成を示した概略図である。なお、同図において、数字を丸で囲んだマークは、その数の頁目の画像が、シートWのうち当該マークが付された側の面に印刷されたことを意味する。
印刷部7は、シートトレイ61、搬送機構63、記録部65及び排出トレイ67等を備えている。シートトレイ61は、複合機本体1Aの底部に設けられており、複数枚のシートWを収納可能である。
搬送機構63は、ピックアップローラ69、レジストレーションローラ71、シート搬送用のベルト73、及び、反転機構75等を備える。ピックアップローラ69は、シートトレイ61に収納されたシートWを1枚ずつ取り出してレジストレーションローラ71へと搬送し、レジストレーションローラ71は、搬送されてきたシートWの姿勢を整えて、所定のタイミングでベルト73上に送り出す。
記録部65は、ベルト73により搬送されるシートWに対し、所定の記録位置X3にて、例えば上記画像データに基づく画像(モノクロ画像、カラー画像)を形成する。画像が形成されたシートWは、排出ローラ77により排出トレイ67上へと排出される。なお、シートトレイ61からのシートWを印刷位置X3に導くための経路(図3の実線矢印部分)を、印刷搬送パスP1という。
反転機構75は、排出ローラ77、反転搬送パスP2(図3の点線矢印部分)、フラッパ79、複数の反転搬送ローラ81等を備えている。例えば両面印刷する場合には、シートWは、記録部65により一面(シートトレイ61に収納されていたときの下面)に画像が形成され、その後、一旦排出ローラ77まで搬送される。次に、そのシートWは、当該排出ローラ77の逆回転により、フラッパ79、反転搬送パスP2、複数の反転搬送ローラ81、レジストローラ71を介して搬送され、表裏が反転された状態でベルト73上に送り出される。そして、そのシートWは記録部65により他面(シートトレイ61に収納されていたときの上面)に画像が形成された後に排出トレイ67上へと排出される。
4.両面コピー処理
図4(A)〜(D)は両面コピー処理過程における読取データの流れ及びシートWの印刷状況を示す模式図である。図5は両面コピー処理のフローチャートを示す図であり、図6はメモリフル処理のフローチャートを示す図であり、図7はリトライコピー処理のフローチャートを示す図である。複合機1の動作について、両面印刷済の2枚の原稿M1,M2(全4頁の原稿)を、コピー(両面読取、両面印刷)して、両面印刷済の2枚のシートW1,W2を作成する場合を例に挙げて説明する。
図4(A)〜(D)は両面コピー処理過程における読取データの流れ及びシートWの印刷状況を示す模式図である。図5は両面コピー処理のフローチャートを示す図であり、図6はメモリフル処理のフローチャートを示す図であり、図7はリトライコピー処理のフローチャートを示す図である。複合機1の動作について、両面印刷済の2枚の原稿M1,M2(全4頁の原稿)を、コピー(両面読取、両面印刷)して、両面印刷済の2枚のシートW1,W2を作成する場合を例に挙げて説明する。
ユーザが図2に示すように2枚の原稿M1,M2を原稿トレイ45にセットし、両面コピーを指示する操作を操作部11にて行うと、制御回路3は、原稿有無センサ33から原稿有りの検知結果を受けたことを条件に、両面コピー処理を実行する。
まず制御回路3は、ADF25に原稿Mの搬送を開始させ、原稿枚数カウンタNを「0」にリセットし(S1)、次にその原稿枚数カウンタNに「1」加える(S3)。次に、制御回路3は、第1検知センサ27から原稿有りの検知結果を受けると(S5:YES)、その所定時間後に、N枚目の原稿Mの裏面画像(例えば1枚目の原稿M1の2頁目画像)の読取・圧縮・記憶処理を開始する(S7)。このとき、制御回路3は「圧縮部」としても機能する。
具体的には、制御回路3は、裏面読取センサ23に裏面画像の読み取りを開始させ、その裏面読取センサ23が生成する裏面読取データを1又は複数ライン数ずつ読取バッファに格納しつつ圧縮処理をし、圧縮後の読取データ(以下、単に「圧縮データ」ということがある)を裏面バッファに記憶していく(図4A参照)。なお、読取バッファは例えば上記RAM上に確保されており、裏面バッファはメモリ9に確保されている。
ここで、両面コピー処理では、まず裏面画像を読み取り、その後、表面画像の読取および印刷を行った後に、裏面画像の印刷を行う。このため、表面画像の読取及び印刷の実行中、裏面読取データを裏面バッファに記憶するようにしている。しかも、その裏面バッファの使用量を節約するために裏面読取データを圧縮してから記憶するようにしている。
続いて、1頁分の圧縮データが裏面バッファに記憶できないメモリフル(容量不足)が発生するかどうかを検知する(S9)。このとき制御回路3は「検知部」として機能する。具体的には、メモリ9のうち裏面バッファとして使用可能な空き容量が、現在処理対象となっている1頁分の圧縮データのデータ量以上、存在するかどうかを判断する。例えば1頁分の圧縮データを裏面バッファに記憶中に、その裏面バッファへの書き込みカーソル(ポインタ)の位置が書き込み開始位置に再び戻ったかどうかで判断する。なお、例えばメモリ9に大量のファクシミリデータが記憶されている場合には、上記空き容量が少なくなり、特にメモリフルが発生し易くなる。
(1)メモリフルが発生しない場合
メモリフルが発生しなければ(S9:NO)、制御回路3は、第2検知センサ29から原稿無しの検知結果を受けているときは(S11:NO)再びS9に戻る。一方、第2検知センサ29から原稿有りの検知結果を受けると(S11:YES)、その所定時間後に、N枚目の原稿Mの表面画像(例えば1枚目の原稿M1の1頁目画像)の読取・印刷処理を開始する(S13)。
メモリフルが発生しなければ(S9:NO)、制御回路3は、第2検知センサ29から原稿無しの検知結果を受けているときは(S11:NO)再びS9に戻る。一方、第2検知センサ29から原稿有りの検知結果を受けると(S11:YES)、その所定時間後に、N枚目の原稿Mの表面画像(例えば1枚目の原稿M1の1頁目画像)の読取・印刷処理を開始する(S13)。
具体的には、制御回路3は、表面読取センサ21に表面画像の読み取りを開始させ、その表面読取センサ21が生成する表面読取データを所定ライン数ずつ読取バッファに格納しつつ、印刷部7に順次転送し、印刷部7に、表面読取データに基づく表面画像をN枚目のシートWの他面(例えばシートトレイ61に収納されていたときの1枚目のシートW1の下面)に印刷することを開始させる(図4B参照)。
メモリフルが発生しないまま1頁分の裏面画像の読取が終了すると(S15:YES)、印刷部7に、裏面バッファに記憶された圧縮データに基づく裏面画像をN枚目のシートWの一面(例えばシートトレイ61に収納されていたときの1枚目のシートW1の上面)に印刷することを開始させる(S17 図4C参照)。そして、原稿有無センサ33からの検知結果に基づき次の原稿有りと判断した場合には(S19:YES)、S3に戻る。
一方、次の原稿無しと判断した場合には(S19:NO)、後述するエラー履歴情報を参照してメモリフルの発生により印刷されなかったエラー頁があるかどうかを判断し(S21)、無ければ(S21:NO)、本両面コピー処理を終了する。その結果、図3に示すように、排出トレイ67に排出された2枚のシートW1、W2には、各頁画像が原稿M1、M2と同じ頁順序で印刷されている。具体的には、1頁目画像が下面に印刷されたシートW1の上に3頁目画像が下面に印刷されたシートW2が排出されている。
(2)メモリフルが発生した場合
メモリフルが発生すると(S9:YES、又は、S15:NO且つS25:YES)、現在読取中の裏面画像をシートWに印刷することはできない。この場合、制御回路3は、図6に示すメモリフル処理を実行する(S27)。
メモリフルが発生すると(S9:YES、又は、S15:NO且つS25:YES)、現在読取中の裏面画像をシートWに印刷することはできない。この場合、制御回路3は、図6に示すメモリフル処理を実行する(S27)。
まず、制御回路3は、現在発生しているメモリフルは、現在読取対象の原稿M1,M2の読み取りにおいて最初に発生したもの(以下、「初回のメモリフル」という)かどうかを判断する(S101)。例えばユーザが両面コピーを指示する操作をしてから最初にメモリフルが発生したときにはメモリフルフラグをメモリ9内のエラー履歴情報に記憶せず、その後にメモリフルが発生した場合にメモリフルフラグを記憶するようにすれば、当該メモリフルフラグの有無に基づき判断することができる。
初回のメモリフルであれば(S101:YES)、選択画面を表示部13に表示させる(S103)。この選択画面は、図8に示すように、ユーザに全片面印刷モード(同図の選択肢「1」 非記憶印刷移行モードの一例)と一時片面印刷モード(同図の選択肢「2」)とのいずれかを選択させるための画面である。ここで、ユーザが操作部11(取得部の一例)での操作により全片面印刷モードを選択したときには(S105:NO)、制御回路3は、本両面コピー処理を終了して片面コピー処理に移行し(S111)、この後の全原稿Mのうち奇数頁画像(表面画像)を表面読取センサ21に読み取らせ、その表面読取データに基づく奇数頁画像をシートWの他面に印刷する(記憶部非利用印刷の一例)。これにより、圧縮データを裏面バッファに記憶することがないため、メモリフルの発生を回避することができる。
なお、奇数頁画像をコピーした後、メモリフルによりコピーできなかった偶数頁画像について片面コピー処理を行えば両面印刷されたシートW1、W2を作成することができる。この場合、原稿M1、M2を図2とは上下反転させて原稿トレイ45に再セットし、図3において排出トレイ67に排出されたシートW1、W2を、上下反転させてシートトレイ61に再セットすればよい。
一方、ユーザが一時片面印刷モードを選択したときには(S105:YES)、メモリフルが発生した頁の番号(エラー頁番号)または原稿Mの枚数目(原稿枚数カウンタNの値)を上記エラー履歴情報に記憶する(S107)。そして、そのとき、表面画像の読取・印刷処理を開始、或いは、既に開始されていれば続行し(S109)、本メモリフル処理を終了する。これにより、表面画像(奇数頁画像)のみ印刷されたシートW(以下、「エラーシート」という)が排出トレイ67に排出される。
ここで、表面画像のみ印刷されたエラーシートを、反転搬送パスP2を介さずにそのまま排出トレイ67に排出してもよい。しかし、それでは、エラーシートだけ、メモリフルが発生しなかったシートW(以下、「非エラーシート」という)の頁順に従わない向きで排出されてしまう。そこで、本実施形態では、エラーシートも、非エラーシートと同様に反転搬送パスP2を介して反転させた後に排出するようにした。これにより、エラーシートも、非エラーシートの頁順に従った向きで排出することができる。
制御回路3はメモリフル処理を終了すると、S19に進み、次の原稿Mがあれば(S19:YES)、S3に戻る。ここで、各原稿Mの裏面読取データの圧縮率は、各々の裏面画像の内容が異なれば、圧縮データのデータ量も互いに異なる。即ち、ある原稿Mの圧縮データではメモリフルが発生したとしても、別の原稿Mの圧縮データではメモリフルが発生しない可能性がある。
そこで、一時片面印刷モードでは、制御回路3は、N枚目の原稿Mの圧縮データでメモリフルを検知した場合でも、その時点で両面コピー処理を停止しない。その次のN+1枚目の原稿Mの偶数頁(例えばシートW2の4頁)の画像をスキャナ部5に読み取らせ、その読取画像の圧縮データを裏面バッファに改めて記憶し始める。このとき制御回路3は「制御部」として機能する。なお、この際、裏面バッファに既に記憶されているN枚目の圧縮データを削除した後にN+1枚目の圧縮データを記憶し始めてもよい。しかし、N枚目の圧縮データを削除せずにN+1枚目の圧縮データを上書きする方が処理速度を早くすることができる。
そして、仮に、N+1枚目の原稿Mではメモリフルが発生しなかった場合には図5に示す処理に従って両面コピーを実行することができる。一方、N+1枚目の原稿Mでもメモリフルが発生した場合には、制御回路3は、初回のメモリフルではないと判断し(S101:NO)、上記選択画面の表示等(S103、S105)を行うことなく、S107に進む。これにより、排出トレイ67にはエラーシートと非エラーシートとが混在した状態に排出されることになる。
例えば図4Bに示すように、2頁目画像(1枚目の原稿M1の裏面画像)の読取中に裏面バッファがメモリフルになった場合、印刷部7は、1枚目のシートW1に1頁目画像(1枚目の原稿M1の表面画像)を印刷し、2頁目画像の印刷はしないが、そのシートW1を、反転搬送パスP2を介して反転させてから排出トレイ67に排出する。次に4頁目画像(2枚目の原稿M2の裏面画像)の読取中に裏面バッファがメモリフルにならなければ、印刷部7は、図4Dに示すように、2枚目のシートW2に3頁目画像(2枚目の原稿M2の表面画像)を印刷し、そのシートW1を、反転搬送パスP2を介して反転させ、4頁目画像を印刷して排出トレイ67に排出する。
(3)リトライコピーを行う場合
制御回路3は、原稿トレイ45上の全原稿Mを搬送し終え、原稿有無センサ33から原稿無しの検知結果を受けたときには(S19:NO)、上記エラー履歴情報を参照してエラー頁が有ったと判断した場合には(S21:YES)、図7に示すリトライコピー処理を実行する(S23)。
制御回路3は、原稿トレイ45上の全原稿Mを搬送し終え、原稿有無センサ33から原稿無しの検知結果を受けたときには(S19:NO)、上記エラー履歴情報を参照してエラー頁が有ったと判断した場合には(S21:YES)、図7に示すリトライコピー処理を実行する(S23)。
制御回路3は、エラー画面を表示部13に表示させる(S200)。このとき、表示部13は「報知部」として機能する。このエラー画面は、図9に示すように、メモリフルにより片面しか印刷できなかったことをユーザに知らせるための画面である。また、エラー画面には、片面しか印刷できなかった原稿Mの枚数目(原稿枚数カウンタN)、それらについて再コピーを実行するかどうかの選択肢が表示される。なお、エラー画面に、原稿Mの枚数目の代わりに、或いは、それと共にエラー頁番号を表示してもよい。
ユーザが再コピーしないことを指示する操作を操作部11で行うと(S201:NO)、このまま本リトライコピー処理、両面コピー処理を終了する。ユーザが再コピーすることを指示する操作を行うと(S201:YES)、制御回路3は、全原稿セット処理(所定頁数セット処理の一例)の実行条件を満たすかどうかを判定する(S203)。このとき、制御回路3は「判定部」として機能する。この実行条件とは、全原稿M(M1、M2)が第1基準頁数(例えば10頁)以上であること、および/また、エラー頁の数(メモリフルが発生した原稿Mの枚数でもよい)が第2基準頁(例えば5頁)以上であることを満たすことである。
制御回路3は、上記実行条件を満たす場合には(S203:YES)、全原稿セット指示画面を表示部13に表示させる(S205)。この全原稿セット指示画面には、図10に示すように、ユーザに、全原稿M(M1、M2)を原稿トレイ45に再セットさせ、且つ、全シートW(W1、W2 エラーシートと非エラーシートが混在)をシートトレイ61に再セットさせることを指示するメッセージが表示されている。
例えばユーザが図2に示すように全原稿Mを原稿トレイ45に再セットし、全シートWを例えば図3に示す排出トレイ67に排出された状態とは上下反転させて(上面に3目画像が印刷された2枚目のシートW2の上に、上面に1頁目画像が印刷された1枚目のシートW1が配置された状態)シートトレイ61に再セットする。
そして、制御回路3は、原稿有無センサ33から原稿有りの検知結果を受けたことを条件に(S207:YES)、スキャナ部5に全原稿M1、M2を搬送させつつ裏面読取センサ23にエラー頁の画像(図4Dの例では2頁目画像)のみ再読み取りさせ、印刷部7に反転機構75を利用せずに、その画像をエラーシート(同図の例では1枚目シートW1)の一面に印刷させて(S209)、本リトライコピー処理、両面コピー処理を終了する。なお、このとき、メモリフルの再発を避けるために、前述した片面コピー処理(S111)のように裏面バッファを利用せずにエラー頁画像を印刷することが好ましい。
このように、全原稿セット処理によれば、メモリフルが発生した原稿(エラー頁の原稿)を含む全原稿Mを原稿トレイ45にセットするだけで、エラー頁についてのみ自動でコピー(読取・印刷)を行うことができる。このため、複数枚の原稿からエラー頁の原稿だけを抜き出して原稿トレイ45にセットする手間を省くことができる。
一方、制御回路3は、上記実行条件を満たさない場合には(S203:NO)、エラーシートセット指示画面を表示部13に表示させる。このエラーシートセット指示画面には、図11に示すように、ユーザに、メモリフルが発生した原稿Mだけを原稿トレイ45に再セットさせ、且つ、エラーシートだけをシートトレイ61に再セットさせることを指示するメッセージが表示されている。
図4Dの例の場合、ユーザが、1枚目原稿M1を、1頁目画像が印刷された面を上にして再セットし、1枚目のシートW1を、1頁目画像が印刷された面を下にして排出トレイ67に再セットする。すると、制御回路3は、原稿有無センサ33から原稿有りの検知結果を受けたことを条件に(S213:YES)、スキャナ部5の裏面読取センサ23に1枚目原稿M1のエラー頁の画像(図4Dの例では2頁目画像)を再読み取りさせ、印刷部7に反転機構75を利用せずに、その画像をエラーシート(同図の例では1枚目シートW1)の一面に印刷させて(S215)、本リトライコピー処理、両面コピー処理を終了する。なお、このとき、メモリフルの再発を避けるために、前述した片面コピー処理(S111)のように裏面バッファを利用せずにエラー頁画像を印刷することが好ましい。
エラー頁が少ない場合や原稿枚数が少ない場合には、複数枚の原稿からエラー頁だけを容易に抜き出すことができる。この場合には、エラーシートセット処理により、エラー頁の原稿のみ原稿トレイ45にセットする方が望ましい。
5.本実施形態の効果
本実施形態によれば、制御回路3は、N枚目原稿Mの偶数頁の圧縮データでメモリフルを検知した場合でも、その時点で両面コピー処理を停止しない。その次のN+1枚目原稿Mの偶数頁の画像をスキャナ部5に読み取らせ、その読取画像の圧縮データを裏面バッファに改めて記憶し始める。これにより、メモリフルになっても原稿のコピー処理が停止することを抑制することが可能である。
本実施形態によれば、制御回路3は、N枚目原稿Mの偶数頁の圧縮データでメモリフルを検知した場合でも、その時点で両面コピー処理を停止しない。その次のN+1枚目原稿Mの偶数頁の画像をスキャナ部5に読み取らせ、その読取画像の圧縮データを裏面バッファに改めて記憶し始める。これにより、メモリフルになっても原稿のコピー処理が停止することを抑制することが可能である。
また、リトライコピー処理では、全原稿セット処理及びエラーシートセット処理から、原稿の全頁数やエラー頁の数に適したものを自動で選択し実行させることができる(図7のS203参照)。
さらに、メモリフルが発生した場合、それより後の全ての偶数頁について、記憶部非利用印刷を実行するか、それとも各偶数頁ごとに個別にメモリフルが発生するかどうかを判定する記憶部利用印刷を実行するかを、ユーザの意思で決定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スキャナ部5と印刷部7とが一体化された複合機1を例に挙げて説明したが、本発明の「コピーシステム」はこれに限られず、スキャナ部を有する読取装置と、印刷部を有する印刷装置との別体の装置同士を通信可能に接続した構成でもよい。この一例としては、印刷装置側に、圧縮部、検知部、制御部、判定部、記憶部、報知部、取得部を設ける構成がある。また、さらに情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ)を含み、読取装置が生成した読取データを、情報処理装置を介して印刷装置に送信するコピーシステムであって、当該情報処理装置側に圧縮部、判定部、記憶部、報知部、取得部の少なくとも一つを設ける構成がある。
(2)上記実施形態では、両面印刷済み原稿M1、M2を両面読み取りし、両面印刷により両面印刷済みのシートW1、W2を作成する例(両面→両面)を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば片面のみ印刷済みの複数の原稿を片面読み取り(FB読取方式またはADF読取方式)し、偶数頁の読取データを圧縮して裏面バッファに記憶し、片面印刷により片面のみ印刷済みのシートを作成、または、または両面印刷により両面印刷済みのシートを作成してもよい。
(3)上記実施形態では、2つの読取センサ21,23により原稿Mの両面読み取りが可能な構成であったが、本発明の「読取部」はこれに限られず、読取センサを1つ備えて原稿の片面のみ読み取り可能な構成でもよい。
(4)上記実施形態では、図3に示すように、シートWをシートトレイ61からU字状の搬送経路を介して排出トレイ67上に排出したが、本発明はこれに限られない。例えば図12に示すように、シートWをシートトレイ61からS字状の搬送経路を介して排出トレイ91上に排出する構成でもよい。この構成の場合、原稿の偶数頁の画像を奇数頁の画像よりも先にシートWに印刷し、偶数頁画像の印刷中に、奇数頁の読取データを圧縮して記憶部に記憶させる。このような構成に対しても本発明を適用することができる。
(5)上記実施形態では、制御回路3が全原稿セット処理かエラーシートセット処理かを自動で選択したが、本発明はこれに限られない。例えばユーザに操作部11等での操作によりいずれかを選択させる構成でもよい。また、全原稿セット処理及びエラーシートセット処理のいずれか一方のみ実行する構成でもよい。
(6)上記実施形態では、ユーザにエラー頁等を報知する方法として表示部13を利用したが、本発明の「報知部」はこれに限られない。例えば外部の装置へエラー情報として送信する構成、音声や表示灯の点灯パターンによって報知する構成でもよい。
(7)上記実施形態では、実行条件を満たす場合に、全原稿Mを原稿トレイ45に再セットする全原稿セット処理を実行したが、本発明の「所定頁数セット処理」はこれに限られない。全原稿Mのうちメモリフルが発生した原稿を含む所定頁数分(例えば5頁単位)の原稿だけを再セットさせてもよい。
(8)上記実施形態とは異なり、全原稿セット処理において次の構成でもよい。ユーザが全原稿Mを図2とは上下反転させた状態で原稿トレイ45に再セットし、全シートWを例えば図3に示す排出トレイ67に排出された状態(下面に1目画像が印刷された1枚目のシートW1の上に、下面に3頁目画像が印刷された2枚目のシートW2が配置された状態)でシートトレイ61に再セットする。そして、スキャナ部5に全原稿M1、M2を搬送させつつ表面読取センサ21にエラー頁の画像(図4Dの例では2頁目画像)のみ再読み取ら[0]せ、印刷部7に反転機構75を利用して、その画像をエラーシート(同図の例では1枚目シートW1)の一面に印刷させるのである。上記実施形態であれば原稿Mを上下反転させる必要がなく、且つ、反転機構75を利用する必要がない。一方、本構成によれば、シートWを上下反転させる必要がない。
1...複合機
3...制御回路
5...スキャナ部
7...印刷部
9...メモリ
13...表示部
45...原稿トレイ
M...原稿
W...シート
3...制御回路
5...スキャナ部
7...印刷部
9...メモリ
13...表示部
45...原稿トレイ
M...原稿
W...シート
Claims (7)
- 原稿載置部を有し、当該原稿載置部にセットされた複数頁の原稿の画像を読み取って、各頁の読取データを生成するスキャナ部と、
奇数頁及び偶数頁のうち一方頁の読取データを圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部により生成された圧縮データが一頁分ずつ記憶される記憶部と、
シートに印刷する印刷部と、
一頁分の前記圧縮データを前記記憶部に記憶できない容量不足を検知する検知部と、
前記検知部が前記容量不足を検知しない場合、前記印刷部に前記一方頁とは異なる他方頁の読取データに基づき印刷させた後に、前記記憶部が記憶する前記圧縮データに基づき印刷させ、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記スキャナ部に当該容量不足が検知された一方頁よりも後の一方頁の画像を読み取らせ、前記後の一方頁の画像を印刷するために、前記容量不足が検知された一方頁の圧縮データに代えて、前記後の一方頁の圧縮データを前記記憶部に記憶し始める制御部と、を備えるコピーシステム。 - 請求項1に記載のコピーシステムであって、
前記印刷部は、シートの一面に前記他方頁の読取データに基づき印刷した後、当該シートを反転させて他面に前記圧縮データに基づき印刷して排出することが可能であり、
前記制御部は、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記印刷部に、当該容量不足が検知された一方頁の印刷対象であったエラーシートに前記他方頁の読取データに基づき印刷させ、当該エラーシートを反転させた後、前記圧縮データに基づく印刷をせずに排出させる、コピーシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のコピーシステムであって、
前記容量不足により印刷できなかったエラー頁があることを報知する報知部を備え、
前記制御部は、前記報知部に前記エラー頁を含む所定頁数分の原稿を前記原稿載置部にセットすることを報知させ、前記スキャナ部に前記所定頁数分の原稿を読取位置に搬送させつつ前記エラー頁の画像のみ読み取らせ、且つ、前記印刷部に当該エラー頁の読取データに基づき印刷させる所定頁数セット処理を実行する、コピーシステム。 - 請求項3に記載のコピーシステムであって、
前記原稿の全頁数が第1基準頁数以上であること、および、前記エラー頁の数が第2頁数以上であることの少なくとも1つの条件を満たすかどうかを判定する判定部を備え、
前記制御部は、前記判定部が前記条件を満たすと判定した場合、前記所定頁数セット処理を実行し、前記判定部が前記条件を満たさないと判定した場合、前記報知部に前記エラー頁のみの原稿を前記原稿載置部にセットすることを報知させ、前記スキャナ部に前記エラー頁の画像を読み取らせ、且つ、前記印刷部に当該エラー頁の読取データに基づき印刷させるエラーシートセット処理を実行する、コピーシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のコピーシステムであって、
前記容量不足により印刷できなかったエラー頁があることを報知する報知部を備え、
前記制御部は、前記報知部に前記エラー頁のみの原稿を前記原稿載置部にセットすることを報知させ、前記スキャナ部に前記エラー頁の画像を読み取らせ、且つ、前記印刷部に当該エラー頁の読取データに基づき印刷させるエラーシートセット処理を実行する、コピーシステム。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコピーシステムであって、
ユーザが非記憶印刷移行モードを設定したかどうかの結果を示す設定情報を取得する取得部を備え、
前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記設定情報が前記非記憶印刷移行モードを設定したことを示すときは、少なくとも、前記印刷部に前記容量不足により印刷できなかったエラー頁よりも後の他方頁について当該他方頁の読取データを前記記憶部に記憶させず印刷する記憶部非利用印刷を実行させる、コピーシステム。 - 複数頁の原稿の画像を読み取る読取装置が生成する各頁の読取データを受信可能な印刷装置であって、
奇数頁及び偶数頁のうち一方頁の読取データを圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部により生成された圧縮データが一頁分ずつ記憶される記憶部と、
シートに印刷する印刷部と、
一頁分の前記圧縮データを前記記憶部に記憶できない容量不足を検知する検知部と、
前記検知部が前記容量不足を検知しない場合、前記印刷部に前記一方頁とは異なる他方頁の読取データに基づき印刷させた後に、前記記憶部が記憶する前記圧縮データに基づき印刷させ、前記検知部が前記容量不足を検知した場合、前記スキャナ部に当該容量不足が検知された一方頁よりも後の一方頁の画像を読み取らせ、前記後の一方頁の画像を印刷するために、前記容量不足が検知された一方頁の圧縮データに代えて、前記後の一方頁の圧縮データを前記記憶部に記憶し始める制御部と、を備える印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009279280A JP2011124686A (ja) | 2009-12-09 | 2009-12-09 | コピーシステム及び印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009279280A JP2011124686A (ja) | 2009-12-09 | 2009-12-09 | コピーシステム及び印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011124686A true JP2011124686A (ja) | 2011-06-23 |
Family
ID=44288175
Family Applications (1)
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JP2009279280A Pending JP2011124686A (ja) | 2009-12-09 | 2009-12-09 | コピーシステム及び印刷装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011124686A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018046522A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2009
- 2009-12-09 JP JP2009279280A patent/JP2011124686A/ja active Pending
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JP2018046522A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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