JP4363198B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は、画像読取装置に関し、詳しくは原稿を一方向に搬送しつつその両面の画像データを2つの画像読取センサによってそれぞれ読取る両面読取り機能を備えた画像読取装置に関するものである。
原稿の両面読取りを行う画像読取装置には、1つの画像読取センサによって原稿の表裏両面の画像データを読取るもの(以下、「スイッチバックタイプ」という。)と、表面画像読取センサと裏面画像読取センサの2つの読取センサによって原稿の表裏両面の画像データを読取るもの(以下、「1パスタイプ」という。)と、が存在する。
スイッチバックタイプの画像読取装置では、原稿トレイに載置された原稿を搬送路に沿って搬送させつつ、該搬送路の所定の読取位置で画像読取センサによって原稿の表面の画像データを読取った後、その原稿をスイッチバックさせて反転し、逆方向に原稿を搬送させつつ同じ画像読取センサによって裏面の画像データを読取ることにより、原稿の両面読取りが行われる。このように、スイッチバックタイプの画像読取装置では、原稿の表面と裏面の画像データが別々に読取られるため、ユーザによって表面と裏面とで異なる倍率が設定された場合、それぞれ設定された倍率に応じて読取位置での原稿の搬送速度を決定することにより、原稿の表裏各面についてそれぞれ個別に変倍処理(拡大/縮小)した画像データを読取ることができる。
一方、1パスタイプの画像読取装置では、原稿トレイに載置された原稿を搬送路に沿って搬送させつつ、搬送される原稿の表裏各面側にそれぞれ設けられた表面画像読取センサと裏面画像読取センサによって原稿の表面と裏面の画像データをスイッチバックすることなく読取ることにより、原稿の両面読取りが行われる。1パスタイプの画像読取装置では原稿の表面と裏面の画像データの読取動作が重複するため、上記のスイッチバックタイプの画像読取装置のように原稿の搬送速度を表面と裏面とで個別に決定して変倍処理を行うことはできなかった。
ところで、読取った両面の画像データに対して画素データを挿入又は間引くことにより変倍処理を行う画像読取装置がある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の画像読取装置では、解像度の異なる表面画像読取センサと裏面画像読取センサで読取った原稿の両面の画像データを同じ線密度でファクシミリ送信するために、変倍処理回路において、読取った表面の画像データと裏面の画像データに対して変倍率を異ならせて画素データを挿入して拡大する処理又は画素データを間引いて縮小する処理が行われるようになっている。
特開平8−265576号公報
しかしながら、上記の特許文献1の画像読取装置で行われる変倍処理は、解像度が異なる画像読取センサでそれぞれ読取った原稿の両面の画像データの線密度を等しくするための処理であり、ユーザは原稿の表面と裏面とで異なる設定倍率を設定して両面コピー等を行うことはできなかった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、原稿を一方向に搬送しつつ原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって原稿の両面の画像データを読取る画像読取装置において、ユーザが原稿の表面及び裏面について個別に倍率を設定することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、どちらか一方の面の設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た他方の面の画像データに対して両設定倍率に基づいて変倍処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載の画像読取装置は、原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、大きい方の設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して両設定倍率に基づいて間引き処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3記載の画像読取装置は、原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、小さい方の設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して両設定倍率に基づいて補間処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4記載の画像読取装置は、原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、両設定倍率の中間の倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、前記両設定倍率と前記中間の倍率に基づいて、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を行い、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5記載の画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記入力受付手段は、前記原稿の表面と裏面の設定倍率の入力に加え、前記搬送速度決定手段が大きい方の設定倍率と小さい方の設定倍率のうち、いずれの設定倍率に基づいて前記原稿の搬送速度を決定するかの選択を受付け、前記搬送速度決定手段は、前記入力受付手段が選択を受付けた設定倍率に基づいて前記原稿の搬送速度を決定することを特徴としている。
請求項1に記載の画像読取装置によれば、原稿を一方向に搬送しつつその両面の画像データを2つの画像読取センサによって同時に読取る1パスタイプの装置であっても、ユーザは表面と裏面について個別に設定倍率を設定することができる。
請求項2に記載の画像読取装置によれば、原稿を一方向に搬送しつつその両面の画像データを2つの画像読取センサによって同時に読取る1パスタイプの装置であっても、ユーザは表面と裏面について個別に設定倍率を設定することができる。また、大きい方の設定倍率に基づいて決定した搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行うので、小さい方の設定倍率に基づいて決定した搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を行う場合に比べ、画質の良い画像データを得ることができる。
請求項3に記載の画像読取装置によれば、原稿を一方向に搬送しつつその両面の画像データを2つの画像読取センサによって同時に読取る1パスタイプの装置であっても、ユーザは表面と裏面について個別に設定倍率を設定することができる。また、小さい方の設定倍率に基づいて決定した搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を行うので、大きい方の設定倍率に基づいて決定した搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行う場合に比べ、高速で原稿の読取動作を行うことができる。
請求項4に記載の画像読取装置によれば、原稿を一方向に搬送しつつその両面の画像データを2つの画像読取センサによって同時に読取る1パスタイプの装置であっても、ユーザは表面と裏面について個別に設定倍率を設定することができる。また、表面と裏面の設定倍率の中間の倍率に基づいて決定した搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行うので、原稿の読取速度と得られる画像データの画質の双方を考慮した読取動作を行うことができる。
請求項5に記載の画像読取装置によれば、ユーザは、例えば両面コピーなどで両面読取りを行う際に表面と裏面とで異なる設定倍率を設定した場合、大きい方の設定倍率と小さい方の設定倍率のいずれの設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定するかを選択できるので、画質を優先して原稿の読取動作を行わせるか、又は読取速度を優先して原稿の読取動作を行わせることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像読取装置について、図面に基づき説明する。図1は、この画像読取装置1の構成例を示したブロック図である。画像読取装置1は、図示するように制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、原稿読取部3、変倍処理回路4、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)5、画像メモリ6、記録部7、操作部8、表示部9、ROM(Read Only Memory)10、及びRAM(Random Access Memory)11を備えたものであって、各部2乃至11は、バス12によって通信可能に接続されている。
制御部2は、画像読取装置1の各部の動作を制御する。原稿読取部3は、原稿の表面と裏面の画像データを2つの画像読取センサによってそれぞれ主走査ライン毎に読取るものである。この原稿読取部3は、原稿の表面の画像データを読取る表面画像読取センサ13、原稿の裏面の画像データを読取る裏面画像読取センサ14、及び表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14によって両面の画像データが読取られる原稿の搬送速度を制御する読取機構制御部15を具備している。なお、ここでは表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、同じ解像度の画像読取センサである。
この原稿読取部3は、図示していないが、表面画像読取センサ13によって原稿の表面の画像データを読取るためのフラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)と、該フラットベッド読取部の透明な原稿載置板に対して開閉自在に枢支された自動原稿搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)と、を備えている。フラットベッド読取部には、原稿が載置される透明な原稿載置板及び自動原稿搬送装置が搬送する原稿が通過する透明な透光板が設けられており、原稿載置板に載置された原稿の画像データ、又は透光板を通過する原稿の表面の画像データが表面画像読取センサ13によって主走査ライン毎に読取られるようになっている。一方、自動原稿搬送装置は、図2に概略的に示すように原稿トレイに載置された原稿を搬送路17に沿って搬送するものであり、自動原稿搬送装置に設けられた前記裏面画像読取センサ14によって原稿の裏面の画像データを主走査ライン毎に読取ることができる。
原稿の両面読取りが行われる場合、原稿トレイに載置された原稿は、まず給紙ローラ18により搬送路17へと送り込まれる。搬送路17へと送り込まれた原稿は、搬送ローラ19により搬送され、搬送路17に沿って上方から下方へUターンするように反転して前記透光板がある読取位置P1に至り、読取位置P1を通過する際に表面画像読取センサ13によって表面の画像データが読取られ、更に搬送路17を搬送されて読取位置P2を通過する際に裏面画像読取センサ14によって裏面の画像データが読み取られる。すなわち、搬送される原稿の先端が読取位置P2を通過してから後端が読取位置P1を通過するまでの間、原稿の両面の画像データが同時に読取られる。そして、原稿の両面読取りが行われた原稿は、排紙ローラ20により原稿トレイの下方に位置する排紙トレイへ排出される。このように、原稿読取部3は、原稿を一方向に搬送しつつ原稿の搬送路17の表裏両面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサ13及び14によって原稿の両面の画像データを読取る両面読取りを行うことができる。
なお、図示していないが、原稿を搬送するための給紙ローラ18、搬送ローラ19、及び排紙ローラ20のローラ軸の一端には、駆動ギヤが設けられており、該駆動ギヤにモータの回転が伝達されることにより各ローラ軸が回転する。読取機構制御部15は、このモータの回転を制御することにより原稿トレイ上の原稿を搬送すると共に、その原稿の搬送速度を制御する。このように、読取機構制御部15が原稿の搬送速度を制御することにより、原稿の読取速度が制御されるようになっている。したがって、読取機構制御部15が原稿サイズや読取解像度等に加え、ユーザによって設定された設定倍率(変倍率)に基づいて制御部2が決定した搬送速度で原稿が搬送されるように上記のモータの回転を制御することにより、原稿読取時に原稿の副走査方向に変倍した画像データを出力する変倍処理を行うことができる。また、原稿の主走査方向については、例えば不要な画素データを間引いた主走査ライン毎の画素データを出力することにより変倍処理することができる。ただし、原稿の両面読取りが行われる場合には、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14によって読取動作が同時に行われる期間が存在するため、異なる搬送速度にて原稿の表面読取りと裏面読取りを行うことはできない。そのため、原稿読取部3からは表面と裏面とで同じ変倍率で読取られた画像データが出力される。また、図示していないが、この原稿読取部3には画像処理回路が設けられており、読取られた原稿の画像データはこの画像処理回路においてA/D変換、シェーディング補正等の画像処理が施された後、所定の出力先に出力される。
変倍処理回路4は、原稿読取部3から出力された原稿の画像データに対して変倍処理(拡大/縮小)を行う。具体的には、原稿読取部3から出力された原稿の画像データの各画素データ間に新たに生成した画素データを挿入する補間処理を行うことにより画像データを拡大し、原稿読取部3から出力された原稿の画像データから画素データを間引く間引き処理を行うことにより画像データを縮小する。よって、設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する制御部2と、決定された搬送速度にて原稿の両面読取りを行って変倍した画像データを出力する原稿読取部3と、画素データの補間処理又は間引き処理により変倍処理を行う変倍処理回路4と、が変倍処理手段として機能する。
コーデック5は、画像データを所定のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号(デコード)するものである。ここでは、変倍処理回路4で変倍処理された画像データ又は原稿読取部3から直接出力された画像データをMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JBIG(Joint Bi-level Image Group)方式等により符号化し、符号化されている画像データを復号する。画像メモリ6は、コーデック5において符号化された画像データ、変倍処理回路4において変倍処理された画像データ、原稿読取部3から直接出力された画像データ等を格納する。
記録部7は、画像メモリ6から読み出された画像データの画像を所定の用紙に記録するものである。この記録部7における記録方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット記録方式等の各種の記録方式を用いることができる。
操作部8は、原稿読取部3に原稿の読取開始を指示するためのスタートキー、コピー部数等を入力するためのテンキー、各種設定を行うためのカーソルキーなど、表示部9と連動した各種操作キーを備えており、原稿の両面読取りを行う際に、原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段として機能する。また、制御部2が大きい方の設定倍率と小さい方の設定倍率のうち、いずれの設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定するかの選択を受付ける入力受付手段としても機能する。すなわち、後述するが原稿の両面読取りを行う際の読取モードをこの操作部8からユーザが選択することができる。表示部9は、各種の設定画面や画像読取装置1の動作状態などを文字や図形などで表示する液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)21や、点灯又は消灯で表示するLEDランプ22などを備えている。
ROM10は、制御部2によりこの画像読取装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを格納している。RAM11は、画像読取装置1の処理動作に用いる設定情報や動作情報等の各種データを読出し及び書込み可能な状態で格納するメモリである。このRAM11には、原稿の両面読取りを行う場合に、ユーザによって入力された表面と裏面の設定倍率23、入力された読取モード示す読取モード設定情報24、及び制御部2が設定倍率23と読取モード設定情報24に基づいて決定した原稿搬送速度25が格納される。
設定倍率23は、例えば120%や80%など、原稿の画像データを読取って拡大又は縮小する場合に、ユーザによって操作部8から入力された倍率であり、操作部8が受付けた表面の設定倍率23a(23)と裏面の設定倍率23b(23)を格納するRAM11が格納手段として機能する。搬送速度決定手段として機能する制御部2は、格納されているこれらの設定倍率23aと23bが異なるとき、大きい方の設定倍率と小さい方の設定倍率のどちらか一方の面の設定倍率23に基づいて原稿の搬送速度(原稿搬送速度25)を決定する。そして、原稿読取部3で制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行うとともに、変倍処理回路4で読取って得た他方の面の画像データに対して変倍処理、すなわち補間処理又は間引き処理を行う。また、制御部2は、両設定倍率23a及び23bの中間の倍率に基づいて原稿の搬送速度25を決定することもできる。その際、原稿読取部3で制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行うとともに、変倍処理回路4で両設定倍率23a及び23bと中間の倍率に基づいて、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を行い、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行う。このように、設定倍率23aと23bが異なる場合に、本発明の実施の形態に係る画像読取装置1では、上記のいずれかの変倍処理が行われる。なお、ここでは、上記の変倍処理のうちいずれの変倍処理を行うかをユーザが設定した読取モード設定情報24がこのRAM11に格納されており、この読取モード設定情報24に基づいていずれかの変倍処理が行われる。この読取モード設定情報24は3通りで、「画質優先モード」、「速度優先モード」、及び「標準モード」のいずれかに対応する設定情報である。
ここで、「画質優先モード」に対応する設定情報は、以下の処理を行うことを示す情報である。すなわち、格納されている表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが異なるとき、大きい方の設定倍率に基づいて原稿搬送速度25を決定する。そして、決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して両設定倍率23a及び23bに基づいて間引き処理を行うことを示す情報である。
「速度優先モード」に対応する設定情報は、以下の処理を行うことを示す情報である。すなわち、格納されている表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが異なるとき、小さい方の設定倍率に基づいて原稿搬送速度25を決定する。そして、決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して両設定倍率23a及び23bに基づいて補間処理を行うことを示す情報である。
「標準モード」に対応する設定情報は、以下の処理を行うことを示す情報である。すなわち、格納されている表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが異なるとき、両設定倍率23a及び23bの中間の倍率に基づいて原稿搬送速度25を決定する。そして、決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行うとともに、両設定倍率23aと23bと前記中間の倍率に基づいて、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を行い、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行うことを示す情報である。なお、本実施の形態においては、読取モード設定情報24は上記の3種類であるが、上記3種類のうちの1種類又は2種類としてもよい。例えば、読取りモードを「画質優先モード」と「速度優先モード」の2種類とすることもできる。
図3は、ユーザによって設定された表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが異なる場合に、原稿搬送速度25を決定するために基となる倍率と変倍処理回路4において行われる変倍処理の関係を示したものである。以下、ユーザによって表面の設定倍率23aが80%、裏面の設定倍率23bが60%に設定された場合の各部の処理動作について説明する。
制御部2は、両面読取り開始前にユーザによって入力された表面の設定倍率23a(80%)と裏面の設定倍率23b(60%)を比較し、いずれの設定倍率23が大きいかを判断する。続いて、ユーザによって「画質優先モード」、「標準モード」、及び「速度優先モード」のいずれに対応する読取モードが設定されたかをRAM11の読取モード設定情報24に基づいて判断する。ここで、「画質優先モード」に対応する読取モード設定情報24が設定されていると判断した場合、大きい方の倍率、すなわち表面の設定倍率23aに基づいて原稿搬送速度25を決定する。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、決定された搬送速度で搬送される原稿の表面の画像データと裏面の画像データをそれぞれ読取る。ここで、読取って得た表面の画像データは、80%に変倍するための読取速度(搬送速度)で読取られたものであるため80%に縮小されており、変倍処理回路4では変倍処理されない。一方、読取って得た裏面の画像データも、80%に変倍するための読取速度で読取られている。したがって、変倍処理回路4は、両設定倍率23a及び23bに基づいて80%に変倍された裏面の画像データを60%の倍率となるように間引き処理する。すなわち、75%縮小するための間引き処理を行う。
また、制御部2は、「標準モード」に対応する読取モード設定情報24が設定されていると判断した場合、両設定倍率23aと23bの中間の倍率、すなわち70%の倍率に基づいて原稿搬送速度25を決定する。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、決定された搬送速度で搬送される原稿の表面の画像データと裏面の画像データをそれぞれ読取る。ここで、読取って得た表面の画像データと裏面の画像データは、70%に変倍するための読取速度で読取られているため、変倍処理回路4は、両設定倍率23a及び23bと中間の倍率(70%)に基づいて以下の変倍処理を行う。すなわち、70%に変倍された表面の画像データを80%の倍率となるように補間処理する。すなわち、8/7倍に拡大するための補間処理を行う。一方、裏面の画像データは、70%に変倍するための読取速度で読取られているため、変倍処理回路4は、70%に変倍された裏面の画像データを60%の倍率となるように間引き処理する。すなわち、6/7倍に縮小するための間引き処理を行う。
一方、制御部2は、「速度優先モード」に対応する読取モード設定情報24が設定されていると判断した場合、小さい方の倍率、すなわち裏面の設定倍率23b(60%)に基づいて原稿搬送速度25を決定する。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、決定された搬送速度で搬送される原稿の表面の画像データと裏面の画像データをそれぞれ読取る。ここで、読取って得た表面の画像データは、60%に変倍するための読取速度で読取られている。したがって、変倍処理回路4は、60%に変倍された表面の画像データを80%の倍率となるように補間処理する。すなわち、4/3倍に拡大するための補間処理を行う。一方、読取って得た裏面の画像データは、60%に変倍するための読取速度で読取られたものであるため60%に縮小されており、変倍処理回路4では変倍処理されない。画像メモリ6は、原稿読取時に変倍処理され原稿読取部3から直接出力された画像データと、変倍処理回路4において変倍処理された画像データを格納する。なお、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bより小さい場合にも、上記と同様にして図3に示す条件で処理が行われる。
次に、ユーザが操作部8から行う読取モードの設定について説明する。図4は、ユーザによって操作部8から原稿の両面読取りが指定された場合に、液晶表示装置21に表示される読取モード設定画面26の一例を示したものである。図示する読取モード設定画面26には、読取モードの選択を要求する旨のメッセージ、選択可能な読取モードの一覧、表示されている読取モードを選択するためのモード選択ボタン27、選択した読取モードを決定するためのセットボタン28等を含む情報が表示されている。この読取モード設定画面26が表示された状態で、ユーザは、モード選択ボタン27に対応する操作部8の操作キーを操作して所望の読取モードを選択し、セットボタン28に対応する操作部8の操作キーを操作することにより、読取モードの設定を行うことができる。このようにしてユーザによって設定された読取モードは、上記の通り、読取モード設定情報24としてRAM11の所定領域に格納される。
以下、上記のように構成された画像読取装置1において、原稿の両面読取りが行われる場合の画像読取装置1の各部の処理動作について、図5乃至図7に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以下のフローチャートに基づいて説明する画像読取装置1の処理動作は、ROM10に格納されている制御プログラムに基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
制御部2は、まず原稿の両面読取り開始命令があったか否かを判断する(S1)。この原稿の両面読取り開始命令は、自動原稿搬送装置の原稿トレイに原稿がセットされ、操作部8の操作キーにより両面読取りが指定され、表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが入力され、スタートキーが押下されること等により入力される。ここで、原稿の両面読取り開始命令があったと判断した場合(S1:YES)、ユーザによって入力された表面と裏面の設定倍率が等しいか否かをRAM11の設定倍率23(23a及び23b)に基づいて判断する(S2)。ここで、表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが等しいと判断した場合(S2:YES)、RAM11の設定倍率23に基づいて原稿搬送速度25を決定する(S3)。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行う(S4)。なお、ユーザによって設定倍率が入力されなかった場合、すなわち、表面と裏面共に設定倍率が100%の場合にもS3及びS4の処理が行われる。
一方、制御部2は、表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bが異なると判断した場合(S2:NO)、例えば図4に示した読取モード設定画面26を表示するなどして、読取モードの選択を要求する情報を報知する(S5)。続いて、操作部8から読取モードが選択されたか否かを判断し(S6)、読取モードが選択されていないと判断した場合には(S6:NO)、S5の報知を繰返し行う。そして、読取モードが選択されたと判断した場合(S6:YES)、ユーザによって選択された読取モードが「標準モード」、「画質優先モード」、「速度優先モード」のいずれに対応するものであるかをRAM11に格納されている読取モード設定情報24に基づいて判断する(S7)。
制御部2は、選択された読取モードが「画質優先モード」に対応するものであると判断した場合(S7:画質優先モード)、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも大きいか否かを判断する(S8)。ここで、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも大きいと判断した場合(S8:YES)、制御部2は、大きい方の設定倍率、すなわち表面の設定倍率23aに基づいて原稿搬送速度25を決定する(S9)。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行い(S10)、変倍処理回路4は、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た裏面の画像データに対して両設定倍率23a及び23bに基づいて間引き処理を行う(S11)。
一方、制御部2は、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも小さいと判断した場合(S8:NO)、大きい方の設定倍率、すなわち裏面の設定倍率23bに基づいて原稿搬送速度25を決定する(S12)。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行い(S13)、変倍処理回路4は、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た表面の画像データに対して両設定倍率23a及び23bに基づいて間引き処理を行う(S14)。
制御部2は、S7において、選択された読取モードが「標準モード」に対応するものであると判断した場合(S7:標準モード)、両設定倍率、つまり表面の設定倍率23aと裏面の設定倍率23bの中間の倍率に基づいて原稿搬送速度25を決定する(S15)。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行う(S16)。次に、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも大きいか否かを判断する(S17)。ここで、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも大きいと判断した場合には(S17:YES)、両設定倍率23a及び23bと中間の倍率に基づいて、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た表面の画像データに対して補間処理を行い、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た裏面の画像データに対して間引き処理を行う(S18)。逆に、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも小さいと判断した場合には(S17:NO)、両設定倍率23a及び23bと中間の倍率に基づいて、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た表面の画像データに対して間引き処理を行い、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た裏面の画像データに対して補間処理を行う(S19)。
制御部2は、S7において、選択された読取モードが「速度優先モード」に対応するものであると判断した場合(S7:速度優先モード)、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも大きいか否かを判断する(S20)。ここで、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも大きいと判断した場合(S20:YES)、制御部2は、小さい方の設定倍率、すわなち裏面の設定倍率23bに基づいて原稿搬送速度25を決定する(S21)。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行い(S22)、変倍処理回路4は、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た表面の画像データに対して両設定倍率23a及び23bに基づいて補間処理を行う(S23)。
一方、制御部2は、表面の設定倍率23aが裏面の設定倍率23bよりも小さいと判断した場合(S20:NO)、小さい方の設定倍率、すなわち表面の設定倍率23aに基づいて原稿搬送速度25を決定する(S24)。そして、表面画像読取センサ13と裏面画像読取センサ14は、制御部2が決定した搬送速度25にて原稿の両面読取りを行い(S25)、変倍処理回路4は、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データ、すなわち読取って得た裏面の画像データに対して両設定倍率23a及び23bに基づいて補間処理を行う(S26)。このように、表面と裏面についてそれぞれ変倍処理された原稿の両面の画像データは、画像メモリ6に格納された後、例えば記録部7において所定の用紙に印字されることにより、両面プリントされる。
以上説明したように、この画像読取装置1によれば、ユーザが表面と裏面について個別に設定倍率を設定することができる。また、表面と裏面で設定倍率が異なる場合に、ユーザは、「画質優先モード」、「速度優先モード」、及び「標準モード」のいずれかの読取モードを設定することにより、画質を優先して原稿の両面読取りを行わせるか、速度を優先して原稿の両面読取りを行わせるか、又はこれら両方を考慮して原稿の両面読取りを行わせることができる。
なお、本発明の実施形態に係る画像読取装置1の発明は、例えばコピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能等を備えた複合機適用することが可能である。
本発明は、例えば、原稿を一方向に搬送しつつその両面の画像データを2つの読取センサによって同時に読取る機能を備えた画像読取装置に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示したブロック図である。 画像読取装置が備える原稿読取部の構成を示した概略断面図である。 原稿の両面読取りを行った場合に、ユーザによって選択されていた読取モードと、読取られた原稿の表面の画像データと裏面の画像データに対して行われる変倍処理の関係を示した図である。 読取モード設定画面の一例を示した図である。 原稿の両面読取開始命令があった場合に、画像読取装置において行われる処理動作を示したフローチャートである。 原稿の両面読取開始命令があった場合に、画像読取装置において行われる処理動作を示したフローチャートである。 原稿の両面読取開始命令があった場合に、画像読取装置において行われる処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 画像読取装置
2 制御部
3 原稿読取部
4 変倍処理回路
8 操作部
11 RAM
13 表面画像読取センサ
14 裏面画像読取センサ
15 読取機構制御部
23 設定倍率
24 読取モード設定情報
25 原稿搬送速度

Claims (5)

  1. 原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、
    原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、どちらか一方の面の設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た他方の面の画像データに対して両設定倍率に基づいて変倍処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、
    原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、大きい方の設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して両設定倍率に基づいて間引き処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、
    原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、小さい方の設定倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して両設定倍率に基づいて補間処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  4. 原稿を一方向に搬送しつつ前記原稿の搬送路の表裏各面側にそれぞれ配置された2つの画像読取センサによって前記原稿の両面の画像データを読取る両面読取り機能を備え、前記2つの画像読取センサによる読取動作が同時に行われる期間が存在する画像読取装置において、
    原稿の表面と裏面の設定倍率の入力を個別に受付ける入力受付手段と、受付けた表面の設定倍率と裏面の設定倍率を格納する格納手段と、格納されているこれらの設定倍率が異なるとき、両設定倍率の中間の倍率に基づいて原稿の搬送速度を決定する搬送速度決定手段と、決定した前記搬送速度にて原稿の両面読取りを行うとともに、前記両設定倍率と前記中間の倍率に基づいて、読取って得た大きい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して補間処理を行い、読取って得た小さい方の設定倍率が設定されている面の画像データに対して間引き処理を行う変倍処理手段と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記入力受付手段は、前記原稿の表面と裏面の設定倍率の入力に加え、前記搬送速度決定手段が大きい方の設定倍率と小さい方の設定倍率のうち、いずれの設定倍率に基づいて前記原稿の搬送速度を決定するかの選択を受付け、前記搬送速度決定手段は、前記入力受付手段が選択を受付けた設定倍率に基づいて前記原稿の搬送速度を決定することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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