JP7271878B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セットされた原稿を読み取る画像読取装置に関する。
画像読取装置にはコンタクトガラス(プラテンガラス)を含むものがある。原稿がコンタクトガラスにセットされる(置かれる)。画像読取装置は、コンタクトガラス上の原稿を読み取る。コンタクトガラス上の原稿を読み取る技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、原稿台上に載置された原稿の主走査方向幅を画像読み取り用の撮像素子によって検知し、原稿の副走査方向に移動可能な撮像素子への発光手段と、発光手段の移動範囲を制限するためのストッパと、ストッパの停止位置を指示するための操作手段とを備える画像形成装置が記載されている。この構成により、不定形サイズの原稿を読み取る場合、原稿サイズに応じた領域のみを簡便な操作で正確に走査しようとする(特許文献1:請求項1、段落[0007]、[0008]参照)。
特開2006-060510号公報
使用者は原稿を原稿台にセットする。原稿台の原稿を読み取る場合、光源は原稿台に向けて光を照射する。キャリッジは、光源を含む。そして、キャリッジが副走査方向で移動する。キャリッジを副走査方向に移動させることにより、読取ラインの位置が副走査方向に移動する。読取ラインの位置の移動中に、読み取り(走査)を繰り返すことにより、原稿台にセットされた原稿の全体が読み取られる。
使用者は、読み取りを行う範囲(出力する画像データのサイズ)を設定する。画像読取装置は、設定された範囲の読み取りを行う。キャリッジは、設定された範囲を読み取るように移動する。例えば、読取範囲としてA4が設定された場合、キャリッジは、原稿台の副走査方向で向かい合う辺の一方から、少なくともA4用紙の長辺、又は、短辺の長さの距離を移動する。
ここで、設定された読取範囲よりも小さい原稿がセットされることがある。小さい原稿がセットされたときでも、キャリッジは、設定された範囲の全体を読み取るように移動する。例えば、設定された読取範囲の副走査方向の長さがA4長辺の場合、A4よりも小さい原稿がセットされたときでも、キャリッジは、少なくともA4長辺分、移動する。原稿部分の読み取りが終わっても、原稿を読み取るための動作が無駄に続けられる。例えば、原稿部分の読み取りが終わっても光源の点灯が続けられる。設定された読取範囲よりも小さい原稿がセットされた場合、無駄な動作が続けられ、無駄な電力が消費されているという問題がある。
特許文献1記載の画像形成装置では、発光手段、ストッパを設ける必要がある。特別な部材の追加が必要である。構造が複雑化し、製造コストが上昇する。また、位置合わせの煩わしさを感じ、使用者が発光手段やストッパの位置をあわせない可能性がある。その結果、必要以上に大きな範囲で読み取りが実行される可能性がある。この場合、無駄な読み取り動作、無駄な電力の消費が生ずる。従って、上記の問題を解決できない場合がある。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、設定された読取範囲よりも小さい原稿がセットされたとき、無駄な動作と無駄な電力消費を無くす。
本発明に係る画像読取装置は、原稿台、キャリッジ、移動機構、イメージセンサー、画像データ生成部、制御部を含む。前記原稿台は、読み取る原稿がセットされる。前記キャリッジは、原稿の読み取りのときに原稿台に向けて光を照射するランプを含む。前記移動機構は、原稿の読み取りのとき、前記原稿台の副走査方向で向かい合う辺の一方から他方に向けて、前記キャリッジを移動させる。前記イメージセンサーは、前記一方から前記他方に向けて前記キャリッジが移動している間、前記ランプから照射された光に基づき、前記原稿を読み取る。前記画像データ生成部は、前記イメージセンサーが出力するアナログ画像信号に基づき読取画像データを生成する。前記制御部は、原稿の読み取り開始後、前記一方から前記他方に向けて前記キャリッジが移動している間、前記ランプを点灯させる。前記制御部は、前記キャリッジの移動中に生成された前記読取画像データ内での原稿のエッジを検知する。前記制御部は、前記キャリッジの移動中、前記エッジの検知結果に基づき、セットされた原稿を読み取ったと認識する。前記制御部は、1又は複数回、セットされた原稿を読み取ったと認識したとき、前記キャリッジの移動を前記移動機構に停止させる。前記制御部は、前記キャリッジを停止させたとき、前記ランプを消灯させ、前記イメージセンサーの読み取りを終了させる。
本発明によれば、設定された読取範囲よりも小さい原稿がセットされたとき、無駄な動作と無駄な電力消費を無くすことができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る画像読取部の一例を示す図である。 実施形態に係る画像読取部の一例を示す図である。 実施形態に係る原稿台への原稿セットの一例を示す図である。 実施形態に係る複合機の読取モードの選択画面の一例を示す図である。 実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの流れの一例を示す図である。 実施形態に係る原稿枚数入力画面の一例を示す図である。 実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの具体例を示す図である。 実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの具体例を示す図である。 実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの具体例を示す図である。
以下、図1~図10を用い、実施形態に係る画像読取装置を説明する。画像読取装置として、複合機100を例に挙げて説明する。複合機100は画像データに基づく印刷や送信を行える。複合機100は画像形成装置でもある。本実施形態の説明に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
図1を用いて、実施形態に係る複合機100を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1に示すように、複合機100は、制御部1、記憶部2、原稿搬送部3、画像読取部4、操作パネル5、印刷部6、通信部60を含む。
制御部1は複合機100の動作を制御する。制御部1は、コピーや送信のようなジョブでの動作を制御する。制御部1は、制御回路10、画像データ生成部11、画像処理回路12を含む。制御回路10は、例えば、CPUである。制御回路10は、ジョブに関する処理、演算を行う。画像データ生成部11は、画像読取部4が原稿を読み取って出力したアナログ画像信号を処理して画像データを生成する。画像処理回路12は、画像データの画像処理を行う。画像処理回路12は、例えば、ASICである。記憶部2はRAM、ROM、ストレージを含む。ストレージは、例えば、HDD又はSSDである。制御部1は、記憶部2のプログラムやデータに基づき、各部を制御する。原稿搬送部3、画像読取部4は、原稿台4b、ランプ45、イメージセンサー46を含み、原稿を読み取る。
操作パネル5は使用者の設定を受け付ける。操作パネル5は、表示パネル51、タッチパネル52、ハードキー53を含む。制御部1は、メッセージや、設定用画面を表示パネル51に表示させる。制御部1は、操作用画像を表示パネル51に表示させる。操作用画像は、例えば、ボタン、キー、タブである。タッチパネル52の出力に基づき、制御部1は、操作された操作用画像を認識する。ハードキー53は、スタートキーやテンキーを含む。タッチパネル52、ハードキー53は使用者の設定操作(ジョブに関する操作)を受け付ける。例えば、操作パネル5は、原稿の読取のモードの設定を受け付ける。制御部1は操作パネル5の出力に基づき、設定内容を認識する。
印刷部6は、給紙部6a、用紙搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dを含む。印刷ジョブのとき、制御部1は用紙を給紙部6aに供給させる。制御部1は用紙を用紙搬送部6bに搬送させる。用紙搬送部6bは印刷済み用紙を機外に排出する。制御部1は画像データに基づくトナー像を画像形成部6cに形成させる。制御部1は搬送用紙へのトナー像の転写を画像形成部6cに行わせる。制御部1は転写されたトナー像の用紙への定着を定着部6dに行わせる。
通信部60は通信用のハードウェア(通信回路)とソフトウェアを含む。通信部60はコンピューター200やFAX装置300と通信する。コンピューター200は、例えば、PCやサーバーである。操作パネル5は宛先の設定を受け付ける。制御部1は、設定された宛先に向けて、原稿の読み取りに基づく画像データを通信部60に送信させる(スキャン送信、FAX送信)。また、通信部60は、コンピューター200やFAX装置300からの印刷用データを受信する。制御部1は、受信した印刷用データに基づき印刷部6に印刷させる(プリントジョブ、FAX受信印刷)。
(原稿搬送部3、画像読取部4)
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る原稿搬送部3と画像読取部4を説明する。図2、図3は、実施形態に係る画像読取部4の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る画像読取部4を複合機100の正面方向から見た図である。
原稿搬送部3はセットされた原稿を搬送する。原稿搬送部3はDPやADFと略称されることもある。送り読取を行いたいとき、使用者は原稿を原稿搬送部3にセットする。原稿搬送部3はセットされた原稿を1枚ずつ搬送する。原稿搬送部3は送り読取用コンタクトガラス4a(読み取り位置)に向けて原稿を搬送する。画像読取部4は搬送される原稿を読み取る(送り読取)。
送り読取用コンタクトガラス4aは画像読取部4の上面に設けられる。送り読取用コンタクトガラス4aは透明である。原稿搬送部3は、原稿搬送方向上流側から順に、原稿トレイ3a、供給ローラー3b、原稿搬送路3c、複数の搬送ローラー対3d、排出ローラー対3e、排出トレイ3fを含む。原稿は原稿搬送路3cを通る。供給ローラー3b、複数の搬送ローラー対3d、排出ローラー対3eは原稿を1枚ずつ排出トレイ3fに向けて搬送する。原稿トレイ3aには、原稿セットセンサー3gが設けられる。また、原稿を搬送する回転体を回転させるため、原稿搬送モーター3hが設けられる(図3参照)。
図3に示すように、原稿搬送制御部30が原稿搬送部3内に設けられる。原稿搬送制御部30はCPUやメモリーを含む基板である。原稿セットセンサー3gの出力は原稿搬送制御部30に入力される。原稿セットセンサー3gの出力に基づき、原稿搬送制御部30は、原稿トレイ3a上の用紙の有無を認識する。また、原稿搬送制御部30は、原稿搬送を制御する。
次に、画像読取部4を説明する。画像読取部4の上面右側に原稿台4b(テーブル読取用コンタクトガラス)が配される。原稿台4bは透明な板(ガラス板)である。テーブル読取を行うとき、使用者は原稿台4bの一面(上側の面)に原稿をセットする。例えば、搬送できない原稿が原稿台4bにセットされる。なお、原稿搬送部3を開閉することができる。原稿搬送部3を閉じることで、原稿台4bに置かれた原稿を押さえることができる。原稿を押さえるため、原稿搬送部3の下面に押さえ板3iが設けられる。押さえ板3iは白色の板である。このように、原稿搬送部3は、原稿押さえとしても機能する。図2は、原稿搬送部3が閉じられた状態を示す。
図3に示すように、画像読取部4は読取制御部40を含む。読取制御部40は画像読取部4の動作を制御する基板である。読取制御部40はCPUやメモリーを含む制御基板である。読取制御部40は、制御部1からの指示信号を受ける。指示に基づき、読取制御部40は原稿読取を制御する。
画像読取部4は、キャリッジ42、白基準板43、移動機構44を筐体41内に含む。移動機構44は、ベルト44a、プーリー44b、プーリー44c、移動用モーター44dを含む。キャリッジ42はCIS方式のスキャンユニットである。画像読取部4は、CCD方式のスキャンユニットを有してもよい。
ベルト44aは無端状である。ベルト44aは各プーリー44bにかけ回される。ベルト44aとキャリッジ42は接続される。移動用モーター44dが画像読取部4に設けられる(図4参照)。移動用モーター44dはプーリー44b又はプーリー44cを回転させる。移動用モーター44dは正逆回転可能である。キャリッジ42を移動させるとき、読取制御部40は移動用モーター44dを回転させる。これにより、ベルト44aが周回する。ベルト44aの周回にあわせ、キャリッジ42は水平方向(副走査方向、主走査方向と垂直な方向、図2の左右方向)で移動する。キャリッジ42は、原稿台4bの他面側(下側)で移動する。原稿台4bと送り読取用コンタクトガラス4aの間に白基準板43が設けられる。なお、キャリッジ42のホームポジションは、白基準板43の下方である(図2参照)。
キャリッジ42はランプ45とイメージセンサー46を含む。また、キャリッジ42は反射光をイメージセンサー46の各受光素子に導くレンズも含む。原稿読み取りのとき、制御部1は、ランプ45を点灯させる。ランプ45は原稿台4bや読取対象に光を照射する。ランプ45は、例えば、LEDと導光管を含む。導光管の一方、又は、両端にLEDが取り付けられる。導光管は、端部から入手された光を管の長手方向(主走査方向)で均等に分散する。導光管は分散した光を原稿に向けて照射する。なお、ランプ45の光源には、LED以外が用いられてもよい。
イメージセンサー46は原稿台4bに置かれた原稿、又は、搬送される原稿を読み取る。イメージセンサー46はカラーで原稿を読み取る。イメージセンサー46は複数の受光素子(光電変換素子、画素)を含む。受光素子は、読取対象で反射された光を受光する。読取対象は、例えば、白基準板43、原稿、原稿台4bである。受光素子は列状に並べられる。イメージセンサー46はラインセンサーである。受光素子が並ぶ方向が主走査方向である。読取対象で反射された光は、受光素子に入射される。各受光素子は、受光量(反射光量)に応じたアナログ画像信号を出力する。各受光素子は、読取期間の受光量が多いほど、大きいアナログ画像信号を出力する。このように、イメージセンサー46は、ランプ45からの光に基づき読み取りを行う。なお、イメージセンサー46は、白黒用のラインセンサーでもよい。
制御部1(コントロール基板)には、画像データ生成部11が設けられる。ケーブルにより、イメージセンサー46と画像データ生成部11が接続される。イメージセンサー46はアナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号は、ケーブルにより、位置的に離れた場所に伝送される。イメージセンサー46から出力され、ケーブルを介して入力されたアナログ画像信号に基づき、画像データ生成部11は画像データを生成する。なお、画像データ生成部11は、画像読取部4内に設けてもよい。
画像データ生成部11は複数の回路を含む。画像データ生成部11は、例えば、増幅回路、A/D変換回路、補正回路を含む。増幅回路は、イメージセンサー46が出力したアナログ画像信号を増幅する。増幅がなされたアナログ画像信号は、A/D変換回路に入力される。A/D変換回路は、入力されたアナログ画像信号をディジタルの画像信号に変換する。つまり、A/D変換回路は、画像データを生成する。
生成された画像データは補正回路に入力される。ランプ45、イメージセンサー46、画像データ生成部11の特性に起因して、画像データに歪みが含まれることがある。補正回路は歪みを補正する回路である。例えば、補正回路は、シェーディング補正回路を含む。シェーディング補正回路はシェーディング補正を行う。補正回路は他種の補正用回路を含んでもよい。制御部1は、画像データ生成部11が生成し、処理した画像データ(読取画像データi1)を記憶部2に記憶させる。
(原稿のセット)
次に、図4を用いて、実施形態に係る原稿台4bへの原稿のセットの一例を説明する。図4は、実施形態に係る原稿台4bへの原稿セットの一例を示す図である。図4は、原稿搬送部3を開いた状態の一例を示す。
使用者は原稿台4bに原稿を載置する(セットする)。使用者は、読み取る面を下向きにする。図4に示すように、原稿台4bには基準点Pが設定される。基準点Pは、画像読取部4(複合機100)を正面からみて、原稿台4bの左奥隅である。原稿台4bを上方からみた場合、基準点Pは原稿台4bの左上隅である。原稿を置くとき、使用者は、基準点Pに原稿の左上隅をあわせてもよい。
原稿読み取りのとき、制御部1は、原稿台4bの副走査方向で向かい合う辺の一方から他方に向けて、キャリッジ42を移動機構44に移動させる。一方側の辺が基準点Pを通る辺である。
(読取モードの選択)
次に、図5を用いて、実施形態に係る複合機100の読取モードの一例を説明する。図5は、実施形態に係る複合機100の読取モードの選択画面54の一例を示す図である。
複合機100では、原稿を読み取るモードとして、エッジ検知モードとノーマルモードを利用することができる。所定の操作がなされたとき、制御部1は、読取モードの選択画面54を表示パネル51に表示させる。図5は、この選択画面54の一例を示す。操作パネル5は、モードの選択を受け付ける。言い換えると、複合機100は、エッジ検知モードとノーマルモードのうち、使用するモードの選択を受け付ける操作パネル5を含む。
エッジ検知モードで読み取りを行いたいとき、使用者は、操作パネル5でエッジ検知モードを選択する。具体的には、使用者はエッジ検知モードボタンB1を操作する。ノーマルモードで読み取りを行いたいとき、使用者は、操作パネル5でノーマルモードを選択する。具体的には、ノーマルモードボタンB2を操作する。操作されたボタンに基づき、制御部1は、操作パネル5で選択されたモードを認識する。
エッジ検知モードは、実際の原稿のサイズにあわせて原稿を読み取るモードである。エッジ検知モードは、電力や動作の無駄を省くことができるモードである。エッジ検知モードでは、テーブル読み取りのみが行われる。エッジ検知モードのとき、制御部1(画像処理部12)は画像のエッジを検知する。エッジ検知処理は、読み取りで得られた画像データのうち、画素値が急激に(不連続)に変化している部分を検知する処理である。制御部は、読み取り(キャリッジ42の移動)とエッジ検知処理を並行する。例えば、制御部1は、微分フィルターを用いて、エッジを検知する。
ノーマルモードは、実際の原稿のサイズによらず、読み取りを行うモードである。ノーマルモードのとき、制御部1は、操作パネル5で設定された範囲を画像読取部4に読み取らせる。例えば、読取範囲としてA4が設定されたとき、制御部1は、画像読取部4にA4の範囲を読み取らせる。
(エッジ検知モードでの読み取り)
次に、図6、図7を用いて、実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの流れの一例を説明する。図6は実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの流れの一例を示す図である。図7は、実施形態に係る原稿枚数入力画面55の一例を示す図である。
図6のスタートは、エッジ検知モードで原稿の読み取り開始指示がなされた時点である。制御部1は、操作パネル5のスタートキーが操作されたとき、原稿の読み取り開始指示がなされたと認識する。このとき、使用者は、原稿台4bに原稿をセットしている。
まず、制御部1は、読取範囲のサイズを認識する(ステップ♯11)。操作パネル5が読み取り開始指示前に読取範囲のサイズの設定を受け付けているとき、制御部1は、設定されたサイズを読取範囲のサイズと認識する。例えば、読取範囲のサイズとしてレターサイズが設定されているとき、制御部1は、レターサイズを読取範囲のサイズと認識する。
一方、操作パネル5が読み取り開始指示前に読取範囲のサイズの設定を受け付けていないとき、制御部1は、読取範囲のサイズを読み取り可能な最大サイズと認識する。例えば、読み取り可能な最大サイズは、A3サイズである。
なお、操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けているとき、制御部1は、設定されたサイズの読取画像データi1を生成する。操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けていないとき、制御部1は、読み取り可能な最大サイズの読取画像データi1を生成する。読取範囲の設定は、読み取りの結果出力される画像データと関係がある。
次に、制御部1は、原稿枚数入力画面55を操作パネル5(表示パネル51)に表示させる(ステップ♯12)。図7は、原稿枚数入力画面55の一例を示す。原稿枚数入力画面55には、枚数入力欄56が設けられる。使用者は、枚数入力欄56に原稿台4bにセットする原稿の枚数(セット枚数)を入力する。枚数入力欄56の初期値は1である。制御部1は、原稿枚数入力画面55の表示開始時、枚数入力欄56に1を表示させる。プラスキーとマイナスキーにより、セット枚数を増減することができる。このように、操作パネル5は、原稿台4bに原稿のセット枚数の入力を受け付ける。操作パネル5の出力に基づき、制御部1は、入力されたセット枚数を認識する(ステップ♯13)。
そして、制御部1は、ランプ45を点灯させ、原稿(原稿台4b)の読み取りを開始させる(ステップ♯14)。制御部1は、ホームポジションからキャリッジ42を副走査方向で移動させる。
原稿の読み取りのとき、制御部1は、原稿台4bの副走査方向で向かい合う辺の一方から他方に向けて、キャリッジ42を移動機構44に移動させる。制御部1は、原稿台4bの副走査方向で向かい合う辺のうち、基準点P側(ホームポジション側)に近い方の端辺から、基準点P側から遠い方の主走査方向の端辺に向けてキャリッジ42を移動させる。
読み取り開始にあわせ、制御部1(読取制御部40)は、原稿の読み取りをイメージセンサー46に開始させる。制御部1は、一方から他方に向けてキャリッジ42が移動している間、ランプ45から照射された光に基づき、原稿をイメージセンサー46に読み取らせる。イメージセンサー46は、1ラインの読み取りを繰り返す。読み取り開始にあわせ、イメージセンサー46は、アナログ画像信号を出力する。画像データ生成部11は、イメージセンサー46が出力するアナログ画像信号に基づき、読取画像データi1を生成する。
読み取り中(キャリッジ42移動中、ランプ45点灯中)、制御部1(画像処理回路12)は、キャリッジ42の移動中に生成された読取画像データi1(生成直後の読取画像データi1)に含まれる原稿のエッジを検知する(ステップ♯15)。言い換えると、読み取りと並行して、制御部1は、濃度の不連続が線状に連なる部分を検知する。
例えば、制御部1は、読取画像データi1の各画素を注目画素とする。制御部1は、注目画素を中心としたエッジ検知用のフィルターを用いて演算する。エッジ検知用のフィルターは、例えば、微分フィルターやラプラシアンフィルターである。注目画素が濃度不連続部分の画素の場合、例えば、制御部1は、画素値を明るい値に変換する。注目画素が濃度変化の少ない部分の画素の場合、例えば、制御部1は、画素値を暗い値に変換する。例えば、1又は複数ライン分の読取画像データi1が生成されるごとに、制御部1は、新たに生成された読取画像データi1の各画素を注目画素として演算を行う。
フィルター演算後、制御部1は、読取画像データi1の二値化を行う。これにより、制御部1は、エッジが強調された画像データ(エッジ強調画像データ)を生成する。読み取りが進むごとに、制御部1は、副走査方向でエッジ強調画像データを追加してゆく。
そして、制御部1(画像処理回路12)は、セットされた原稿を1枚読み取ったか否かを確認する(ステップ♯16)。具体的に、制御部1は、エッジ強調画像データから閉じられたエッジを検知する。閉じられたエッジを検知することにより、制御部1は、原稿の輪郭(外縁)を認識する。原稿の輪郭を認識したとき、制御部1は、セットされた原稿を1枚読み取った(1枚の原稿の読取が完了した)と認識する。
なお、原稿の中には、図形が描かれることがある。このような図形が閉じたエッジ(輪郭)と検知される場合があり得る。原稿の輪郭を正確に検知するため、制御部1は、閉じたエッジに含まれる閉じたエッジについては、原稿の輪郭と認識しない。例えば、閉じられたエッジ内に、閉じられたエッジを認識したとき、制御部1は、エッジ強調画像データから内側のエッジを消去してもよい。
また、原稿のエッジを正確に検知しやすくするため、エッジ検知モードでの読み取りでは、原稿押さえ(原稿搬送部3)を閉じないことを使用者に勧めてもよい。例えば、制御部1は、原稿押さえを閉じるべきではないことを知らせるメッセージを表示パネル51に表示させる。例えば、制御部1は、原稿枚数入力画面55内に当該メッセージを表示させてもよい(図7参照)。
原稿押さえ(原稿搬送部3)を閉じない場合、ランプ45の光は押さえ板3iで反射されない。原稿台4bのうち、原稿がない部分では、イメージセンサー46に入射する光が減る。読取画像データi1のうち、原稿以外の部分を読み取って得られた画素の画素値は暗くなる。制御部1は、読取画像データi1において、検知した輪郭の外側の画素の画素値を認識する。輪郭の外側の画素の画素値が予め定められた閾値よりも暗い値のとき、制御部1は、当該輪郭を原稿の輪郭と認識してもよい。輪郭の外側の画素の画素値が予め定められた閾値と同じ、又は、明るい値のとき、制御部1は、当該輪郭を原稿の輪郭とは認識しないようにしてもよい(原稿内の図形と認識する)。
セットされた原稿を1枚読み取ったと認識できたとき(ステップ♯16のYes)、制御部1(画像処理回路12)は、カウント値C1(図1参照)に1を加算する(ステップ♯17)。制御部1は、カウント値C1を記憶部2に記憶させる。カウント値C1は、エッジ検知モードで読み取りを開始してから、セットされた原稿を1枚読み取ったと制御部1が認識した回数である。制御部1は回数を数える。セットされた原稿を1枚読み取ったと認識するごとに、制御部1は、カウント値C1を更新する。
そして、制御部1は、セット枚数の原稿を読み取ったか否かを確認する(ステップ♯18)。言い換えると、制御部1は、カウント値C1がセット枚数と同じになったか(到達したか)を確認する。
カウント値C1がセット枚数と同じになったとき(ステップ♯18のYes)、制御部1はキャリッジ42の移動を移動機構44に停止させる(ステップ♯19)。キャリッジ42の停止にあわせて、制御部1は、ランプ45を消灯させ、イメージセンサー46の読み取り(動作)を終了させる(ステップ♯110)。セット枚数の原稿を読み取った時点で、読み取りが終了する。設定された読取範囲の全てを読み取る前に、読み取りが終了する。電力や時間の無駄を省くことができる。
そして、制御部1は、ホームポジションに向けて、キャリッジ42を移動機構44に移動させる(ステップ♯111)、キャリッジ42のホームポジションは予め定められる。ホームポジションは、読取ラインの位置が原稿台4bの外側となる位置(白基準板43の下)に設けられる。ホームポジションは、副走査方向で向かい合う原稿台4bの端部のうち、他方よりも一方(基準点P)に近い。これにより、エッジ検知モードでの原稿の読み取りが完了する(エンド)。
なお、原稿読み取りに伴い、制御部1は、1ページの読取画像データi1を生成する。例えば、操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けているとき、制御部1は、設定されたサイズの白地の画像データに、読取画像データi1を貼りつけた画像データを生成してもよい。操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けていないとき、制御部1は、読み取り可能な最大サイズの白地の画像データに、読取画像データi1を貼りつけた画像データを生成してもよい。
生成された1ページの読取画像データi1はジョブに用いられる。操作パネル5がコピージョブを行う設定を受け付けているとき、制御部1は、読取画像データi1に基づく印刷を印刷部6に行わせる。操作パネル5が送信ジョブを行う設定を受け付けているとき、制御部1は、読取画像データi1に基づくデータ送信を通信部60に行わせる。
一方、1枚の原稿読み取りが完了したと認識できないとき(ステップ♯16のNo)、又は、カウント値C1がセット枚数に到達していないとき(カウント値C1がセット枚数未満のとき、ステップ♯17のNo)制御部1は、読み取り動作の完了時点に到達したか否かを確認する(ステップ♯112)。操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けたとき、読み取り動作の完了時点は、設定されたサイズの読取範囲の読み取りが完了した時点である。セット枚数の原稿を読み取ったと認識できないとき、制御部1は、設定された読取範囲の読み取りを画像読取部4に続けさせる。
操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けていないとき、読み取り動作の完了時点は読み取り可能な最大サイズの範囲を読み取りが完了した時点である。セット枚数の原稿を読み取ったと認識できないとき、制御部1は、読み取り可能な最大サイズの範囲の読み取りを画像読取部4に続けさせる。
読み取り動作の完了時点に到達していないとき(ステップ♯112のNo)、フローは、ステップ♯15に戻る。原稿(原稿台4b)の読み取りとエッジ検知が続けられる。一方、読み取り動作の完了時点に到達したとき(ステップ♯112のYes)、フローは、ステップ♯19に移行する。
(具体例)
次に、図8~図10を用いて、実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの具体例を説明する。図8~図10は、実施形態に係るエッジ検知モードでの読み取りの具体例を示す図である。
まず、図8を用いて、原稿台4bに矩形の原稿をセットするときの読み取りを説明する。図8の例では、原稿枚数入力画面55で設定されたセット枚数が5枚であるとする。
複合機100では、副走査方向で向かい合う原稿台4bの端部のうち、基準点P(ホームポジション)に近い側(図8の左側)から読み取りが開始される。画像データ生成部11は、主走査方向で1ラインずつ読取画像データi1を生成する。制御部1は、周期的に生成される読取画像データi1を1ラインずつ確認する。
制御部1は、閉じたエッジを原稿の輪郭と認識する。図8において、読取ラインが副走査方向でT1の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、1枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。同様に、読取ラインが副走査方向でT2の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、2枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。読取ラインが副走査方向でT3の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、3枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。読取ラインが副走査方向でT4の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、4枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。読取ラインが副走査方向でT5の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、5枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。
図8の例では、操作パネル5で入力されたセット枚数が5枚である。5枚目の原稿の読み取りを完了したと認識した時点で、制御部1は、キャリッジ42の移動を移動機構44に停止させる。また、制御部1は、ランプ45を消灯させる。さらに、制御部1は、イメージセンサー46(イメージセンサー46を動作させるための回路)を停止させる。図8の例では、5枚目の原稿を読み取ったと認識できた時点で、読み取りが終了する。そして、制御部1は、キャリッジ42をホームポジションに戻す。
次に、図9を用いて原稿台4bに矩形以外の原稿をセットするときの読み取りを説明する。図9の例では、原稿枚数入力画面55で設定されたセット枚数が3枚であるとする。
制御部1は、閉じたエッジを原稿の輪郭と認識する。そのため、原稿の形が長方形でなくても、1枚の原稿の読み取りが完了した認識することができる。図9において、読取ラインが副走査方向でT6の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、1枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。図9に示す原稿のうち、読み取り完了と最初に認識される原稿は、楕円形の原稿である。
また、図9において、読取ラインが副走査方向でT7の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、2枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。図9に示す原稿のうち、読み取り完了と2番目に認識される原稿は、十字形の原稿である。図9において、読取ラインが副走査方向でT8の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、3枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。図9に示す原稿のうち、読み取り完了と3番目に認識される原稿は、楕円を半分にしたような形状の原稿である。
図9の例では、操作パネル5で入力されたセット枚数が3枚である。3枚目の原稿の読み取りを完了したと認識した時点で、制御部1は、キャリッジ42の移動を移動機構44に停止させる。また、制御部1は、ランプ45を消灯させる。さらに、制御部1は、イメージセンサー46(イメージセンサー46を動作させるための回路)を停止させる。図9の例では、3枚目の原稿を読み取ったと認識できた時点で、読み取りが終了する。そして、制御部1は、キャリッジ42をホームポジションに戻す。
次に、図10を用いて、原稿台4bにセットされた原稿の枚数が、原稿枚数入力画面55で設定されたセット枚数よりも多い場合の読み取りを説明する。図10の例では、原稿枚数入力画面55で設定されたセット枚数が3枚であるとする。図10の例では、5枚の原稿が原稿台4bにセットされている。
原稿台4bにセットされている実際の原稿の枚数と、操作パネル5で入力されたセット枚数が異なる場合がある。実際の原稿の枚数の方が多い場合、制御部1は、入力されたセット枚数だけ原稿を読み取ったと認識できた時点で、原稿の読み取りを終了させる。
図10において、読取ラインが副走査方向でT9の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、1枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。また、読取ラインが副走査方向でT10の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、2枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。読取ラインが副走査方向でT11の位置にあるときの読み取りで得られた読取画像データi1に基づき、制御部1は、3枚目の原稿の読み取りが完了したと認識する。
読み取ったと認識できた原稿の枚数がセット枚数に到達したとき、制御部1は、キャリッジ42の移動を移動機構44に停止させる。また、制御部1は、ランプ45を消灯させる。さらに、制御部1は、イメージセンサー46(イメージセンサー46を動作させるための回路)を停止させる。原稿台4bの全原稿を読み取っていない。制御部1は、操作パネル5で設定された枚数を優先する。
このようにして、実施形態に係る画像読取装置(複合機100)は、原稿台4b、キャリッジ42、移動機構44、イメージセンサー46、画像データ生成部11、制御部1を含む。原稿台4bは、読み取る原稿がセットされる。キャリッジ42は、原稿の読み取りのときに原稿台4bに向けて光を照射するランプ45を含む。移動機構44は、原稿の読み取りのとき、原稿台4bの副走査方向で向かい合う辺の一方から他方に向けて、キャリッジ42を移動させる。イメージセンサー46は、一方から他方に向けてキャリッジ42が移動している間、ランプ45から照射された光に基づき、原稿を読み取る。画像データ生成部11は、イメージセンサー46が出力するアナログ画像信号に基づき読取画像データi1を生成する。制御部1は、原稿の読み取り開始後、一方から他方に向けてキャリッジ42が移動している間、ランプ45を点灯させる。制御部1は、キャリッジ42の移動中に生成された読取画像データi1内での原稿のエッジを検知する。制御部1は、キャリッジ42の移動中、エッジの検知結果に基づき、セットされた原稿を読み取ったと認識する。制御部1は、1又は複数回、セットされた原稿を読み取ったと認識したとき、キャリッジ42の移動を移動機構44に停止させる。制御部1は、キャリッジ42を停止させたとき、ランプ45を消灯させ、イメージセンサー46の読み取りを終了させる。
この構成によれば、設定された読取範囲よりも小さい原稿がセットされても、原稿の読み取りが完了した時点で、キャリッジ42の移動を停止させることができる。原稿の読み取りが完了した時点で、ランプ45を消灯し、イメージセンサー46の動作を停止することができる。設定された読取範囲よりも小さい原稿がセットされたとき、無駄な読取動作と無駄な電力消費を無くすことができる。原稿の読み取り時間を短くすることもできる。
また、画像読取装置(複合機100)は、原稿台4bにセットする原稿の枚数であるセット枚数の設定を受け付ける操作パネル5を含む。制御部1は、キャリッジ42の移動中、セットされた原稿を読み取ったと認識した回数をカウントする。制御部1は、回数のカウント値C1がセット枚数と同じ値になったとき、キャリッジ42の移動を移動機構44に停止させる。複数枚の小型の原稿がセットされた場合、セット枚数の原稿を読み取ったと認識できた時点で、キャリッジ42の移動を停止させることができる。設定された枚数の原稿を読み取った時点で、ランプ45を消灯しイメージセンサー46の動作を停止することができる。
また、操作パネル5は、読取範囲のサイズの設定を受け付ける。設定されたサイズの範囲を読み取った時点のカウント値C1がセット枚数よりも小さいとき、制御部1は、設定されたサイズの範囲の読み取りが完了した時点で、キャリッジ42を移動機構44に停止させる。セット枚数分の原稿を読み取ったと認識できるまで、キャリッジ42の移動、ランプ45点灯を続けることができる。キャリッジ42の移動、ランプ45点灯を続ける期間の上限を設定することができる。
操作パネル5が読取範囲のサイズの設定を受け付けていない場合、読み取り可能な最大サイズの範囲を読み取った時点のカウント値C1がセット枚数よりも小さいとき、制御部1は、最大サイズの範囲の読み取りが完了した時点で、キャリッジ42を移動機構44に停止させる。セット枚数分の原稿を読み取ったと認識できるまで、キャリッジ42の移動、ランプ45点灯を続けることができる。
キャリッジ42のホームポジションが予め設定される。ホームポジションは、読取ラインの位置が原稿台4bの外側となる位置に設けられる。ホームポジションは、他方よりも一方に近い位置である。一方から他方へのキャリッジ42の移動が停止したとき、制御部1は、ホームポジションに向けて、キャリッジ42を移動機構44に移動させる。セット枚数の原稿を読み取ってキャリッジ42を停止させたとき、キャリッジ42をホームポジションまで戻すことができる。次の読み取りに備えて、キャリッジ42を戻すことができる。キャリッジ42は、中途半端な位置での停止後、放置されない。
制御部1は、閉じられたエッジを検知して原稿の輪郭を認識する。輪郭を認識したとき、制御部1は、セットされた原稿を読み取ったと認識する。セットされた原稿を1枚読み取ったことを正確に認識することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、画像読取装置(画像形成装置)に利用可能である。
100 複合機(画像読取装置) 1 制御部
11 画像データ生成部 4b 原稿台
42 キャリッジ 44 移動機構
45 ランプ 46 イメージセンサー
5 操作パネル i1 読取画像データ
C1 カウント値

Claims (5)

  1. 読み取る原稿がセットされる原稿台と、
    原稿の読み取りのときに原稿台に向けて光を照射するランプを含むキャリッジと、
    原稿の読み取りのとき、前記原稿台の副走査方向で向かい合う辺の一方から他方に向けて、前記キャリッジを移動させる移動機構と、
    前記一方から前記他方に向けて前記キャリッジが移動している間、前記ランプから照射された光に基づき、前記原稿を読み取るイメージセンサーと、
    前記イメージセンサーが出力するアナログ画像信号に基づき読取画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記原稿台にセットする原稿の枚数であるセット枚数の設定を受け付ける操作パネルと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    原稿の読み取り開始後、前記一方から前記他方に向けて前記キャリッジが移動している間、前記ランプを点灯させ、
    前記キャリッジの移動中に生成された前記読取画像データ内での原稿のエッジを検知し、
    前記キャリッジの移動中、前記エッジの検知結果に基づき、セットされた原稿を読み取ったと認識するとともに、セットされた原稿を読み取ったと認識した回数をカウントし、
    前記回数のカウント値が前記セット枚数と同じ値になったとき、前記キャリッジの移動を前記移動機構に停止させ、
    前記キャリッジを停止させたとき、前記ランプを消灯させ、前記イメージセンサーの読み取りを終了させることを特徴とする画像読取装置。
  2. 読み取る原稿がセットされる原稿台と、
    原稿の読み取りのときに原稿台に向けて光を照射するランプを含むキャリッジと、
    原稿の読み取りのとき、前記原稿台の副走査方向で向かい合う辺の一方から他方に向けて、前記キャリッジを移動させる移動機構と、
    前記一方から前記他方に向けて前記キャリッジが移動している間、前記ランプから照射された光に基づき、前記原稿を読み取るイメージセンサーと、
    前記イメージセンサーが出力するアナログ画像信号に基づき読取画像データを生成する画像データ生成部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    原稿の読み取り開始後、前記一方から前記他方に向けて前記キャリッジが移動している間、前記ランプを点灯させ、
    前記キャリッジの移動中に生成された前記読取画像データ内での原稿のエッジを検知し、
    前記キャリッジの移動中、閉じられたエッジを検知して原稿の輪郭を認識し、前記輪郭を認識したとき、セットされた原稿を読み取ったと認識し、
    1又は複数回、セットされた原稿を読み取ったと認識したとき、前記キャリッジの移動を前記移動機構に停止させ、
    前記キャリッジを停止させたとき、前記ランプを消灯させ、前記イメージセンサーの読み取りを終了させることを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記操作パネルは、読取範囲のサイズの設定を受け付け、
    設定されたサイズの範囲を読み取った時点の前記カウント値が前記セット枚数よりも小さいとき、
    前記制御部は、設定されたサイズの範囲の読み取りが完了した時点で、前記キャリッジを前記移動機構に停止させることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  4. 前記操作パネルが読取範囲のサイズの設定を受け付けていない場合、
    読み取り可能な最大サイズの範囲を読み取った時点の前記カウント値が前記セット枚数よりも小さいとき、前記制御部は、前記最大サイズの範囲の読み取りが完了した時点で、前記キャリッジを前記移動機構に停止させることを特徴とする請求項又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記キャリッジのホームポジションが予め設定され、
    前記ホームポジションは、
    読取ラインの位置が前記原稿台の外側となる位置に設けられ、
    前記他方よりも前記一方に近い位置であり、
    前記一方から前記他方へのキャリッジの移動が停止したとき、
    前記制御部は、前記ホームポジションに向けて、前記キャリッジを前記移動機構に移動させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置。

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