JP7136225B2 - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法 - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明はカードのような原稿を読み取るためのモードを有する画像読取装置に関する。
画像読取装置は原稿を読み取る。画像読取装置を用いて、免許証やIDカードのようなカード型原稿を読み取ることがある。例えば、本人が手続を行った証明として、カード型原稿のコピーを申請書や申込書に添付することがある。そして、カード型原稿を読み取りやすくするための技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、原稿を載置する供給トレイ、原稿を供給する供給部、供給部から供給された原稿を読取る原稿読取手段、供給トレイの下方に配置され、原稿読取手段で読み取られた原稿を排出するための第1および第2の排出口、可撓性原稿用の搬送路であって可撓性原稿を搬送して第1の排出口を介して排出する第1の搬送路、不撓性原稿用の搬送路であって、不撓性原稿を搬送し第2の排出口を介して排出する第2の搬送路を備え、供給トレイは、第1の搬送路へ可撓性原稿を供給する第1の供給部と、第2の搬送路へ不撓性と原稿を供給する第2の供給部とを備えた原稿読取装置が記載されている。この構成により、視認性に優れた上方のトレイから普通紙とカードを給紙し、1つの読取部で両方の原稿を読み取れるようにしようとする(特許文献1:請求項1、段落[0008]参照)。
特開2016-127382号公報
画像読取装置では、カード型原稿や帳票のような特別な原稿を読み取るための専用モードが用意されることがある。この専用モードは、例えば、身分証明に用いられる小型の原稿の読み取りに用いられる。例えば、この専用モードは、IDカード、クレジットカード、キャッシュカード、運転免許証、パスポートの読み取りに用いられる。例えば、IDカード、クレジットカード、キャッシュカード、運転免許証、パスポートなどがカード型原稿に該当する。
また、原稿をセットするコンタクトガラス(プラテンガラス)を含む画像読取装置がある。このような画像読取装置では、使用者がコンタクトガラス上に原稿をセットする。専用モードでの読み取りのときも、使用者は、コンタクトガラスにカード型原稿をセットする。画像読取装置は、原稿に光を照射する。画像読取装置は、反射光に基づき原稿を読み取る。
そして、専用モードでは、読み取りで得られた画像データを原稿のサイズにあわせて加工することがある。この場合、セットされた原稿サイズの判定が行われる。カードのサイズは、種類によってまちまちである。また、専用モードでコンタクトガラスにセットされる原稿は、IDカードやパスポートなど、様々である。専用モードでセットされる原稿のサイズは多様なので、用紙のA型やB型のような規格のサイズへの分類ではなく、サイズを正確に測る必要がある。
セットされた原稿のサイズをより正確に測るため、イメージセンサーを用い、読み取りで得られた画像データに基づき、原稿のサイズを決めることがある。例えば、読み取りで得られた画素の画素値(濃さ)に基づき、原稿のサイズを決めることがある。しかし、原稿の色が濃い場合、その濃さが原稿のエッジの判定の妨げとなることがある。IDカード、クレジットカード、キャッシュカードのようなカードには、表面の色が濃いものがある。原稿の表面の色が濃い場合、原稿のエッジを正確に見分けられず、原稿のサイズを正確に判定できない可能性があるという問題がある。
また、画像読取装置には、通常、原稿を押さえる押さえ板が設けられる。例えば、押さえ板には、白い板が用いられる。一方、カードのような原稿はある程度の厚みがある。読み取りのための光を原稿に当てたとき、厚みにより、原稿のエッジに影ができる。エッジに相当する影(高濃度画素)の位置を検知することにより、原稿のサイズを判定することがある。押さえ板が閉じられているとき、原稿が無い部分では、押さえ板を読み取るので、画素値は、白色となる。しかし、押さえ板が開いた状態では、原稿が無い部分では、光が押さえ板で反射されない。その結果、原稿が無い部分の画素の画素値も濃い色の値となる。原稿の色が濃い場合、原稿部分と原稿が無い部分との画素値の差が出づらい。押さえ板が開いているとき、原稿のサイズを正確に判定できないことが多くなる。
特許文献1記載の原稿形成装置は、不撓性原稿を読み取る。しかし、コンタクトガラスに原稿を置くタイプのものではない。従って、特許文献1記載の原稿形成装置では、上記の問題を解決することはできない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、カードのような特別な原稿を読み取る場合、原稿押さえの開閉の状態によらず、正確に原稿のサイズを判定する。
本発明に係る画像読取装置は画像読取部、原稿押さえ部、操作パネル、画像データ生成部、制御部を含む。前記画像読取部は、読み取る原稿が置かれる原稿台と、前記原稿台に向けて光を照射する光源と、前記光源からの光に基づき読み取りを行うイメージセンサーを含む。前記原稿押さえ部は、前記原稿台に置かれた前記原稿を押さえる押さえ板を含む。前記原稿押さえ部は、開閉可能である。前記操作パネルは、読み取りモードの選択を受け付ける。前記画像データ生成部は、前記イメージセンサーが出力するアナログ画像信号に基づき画像データを生成する。前記制御部は、前記画像データ生成部が生成した前記画像データに基づき、前記原稿台に置かれた前記原稿のサイズを判定する。前記読み取りモードとして、特別な原稿の両面を読み取る両面特別モードが選択されている場合、前記制御部は、前記原稿の一方の面である第1面を読み取って得られた第1読取画像データに基づき、前記第1面の副走査方向のサイズである第1副走査サイズを求める。前記制御部は、前記原稿の他方の面である第2面を読み取って得られた第2読取画像データに基づき、前記第2面の副走査方向のサイズである第2副走査サイズを求める。前記制御部は、求めた前記第1副走査サイズと求めた前記第2副走査方向サイズのうち、大きい方を前記原稿台にセットされた前記原稿の副走査方向のサイズである確定副走査サイズと判定する。
本発明によれば、カードのような特別な原稿を読み取る場合、押さえ板の開閉の状態によらず、正確に原稿のサイズを判定することができる。原稿の片側の面が濃い色でも、正確に原稿の各面のサイズを判定することができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る画像読取部の一例を示す図である。 実施形態に係る画像読取部の一例を示す図である。 実施形態に係る原稿搬送部を開いた状態の一例を示す。 実施形態に係る原稿搬送部を開けた状態を示す図である。 実施形態に係る原稿搬送部を開けた状態を示す図である。 実施形態に係るモード選択画面の一例を示す図である。 実施形態に係る両面特別モードでの読み取りの流れの一例を示す図である。 実施形態に係る副走査サイズを求める手法の一例を示す図である。 実施形態に係る副走査サイズを求める手法の一例を示す図である。 実施形態に係る第1の手法の一例を示す図である。 実施形態に係る第1の手法の一例を示す図である。 実施形態に係る第2の手法の一例を示す図である。 実施形態に係る第2の手法の一例を示す図である。 実施形態に係る第1主走査サイズの決定手法の一例を示す図である。 実施形態に係る第2主走査サイズの決定手法の一例を示す図である。 実施形態に係る両面特別モードでの出力の一例を示す図である。 実施形態に係る出力用画像データの一例を示す図である。 実施形態に係る各推定サイズの特徴をまとめた一覧表である。
以下、図1~図19を用い、実施形態に係る画像読取装置を説明する。画像読取装置として、複合機100を例に挙げて説明する。複合機100は画像データに基づく印刷や送信を行える。複合機100は画像形成装置の一種である。本実施形態の説明に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
図1を用いて、実施形態に係る複合機100を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1に示すように、複合機100は、制御部1、記憶部2、原稿搬送部3(原稿押さえ部に相当)、画像読取部4、操作パネル5、印刷部6(出力部に相当)、通信部60(出力部に相当)を含む。
制御部1は複合機100の動作を制御する。制御部1は、コピーや送信のようなジョブでの動作を制御する。制御部1は、制御回路10、画像データ生成部11(生成回路)、画像処理回路12を含む。制御回路10は、例えば、CPUである。制御回路10は、ジョブに関する処理、演算を行う。画像データ生成部11は、画像読取部4が原稿を読み取って出力したアナログ画像信号を処理して画像データを生成する。画像処理回路12は、画像データの画像処理を行う。記憶部2はRAM、ROM、ストレージを含む。ストレージは、例えば、HDD又はSSDである。制御部1は、記憶部2に保存されたプログラムやデータに基づき、各部を制御する。原稿搬送部3はセットされた原稿を搬送する。画像読取部4は、イメージセンサー46を含み、原稿を読み取る(詳細は後述)。
操作パネル5は使用者の設定を受け付ける。操作パネル5は、表示パネル51、タッチパネル52、ハードキー53を含む。制御部1は、メッセージや、設定用画面を表示パネル51に表示させる。制御部1は、操作用画像を表示パネル51に表示させる。操作用画像は、例えば、ボタン、キー、タブである。タッチパネル52の出力に基づき、制御部1は、操作された操作用画像を認識する。ハードキー53は、スタートキーやテンキーを含む。タッチパネル52、ハードキー53は使用者の設定操作(ジョブに関する操作)を受け付ける。例えば、操作パネル5は、原稿読取のモードの設定を受け付ける。操作パネル5の出力に基づき、制御部1は設定内容を認識する。
印刷部6は、給紙部6a、用紙搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dを含む。印刷ジョブのとき、制御部1は用紙を給紙部6aに供給させる。制御部1は用紙を用紙搬送部6bに搬送させる。用紙搬送部6bは印刷済み用紙を機外に排出する。制御部1は画像データに基づくトナー像を画像形成部6cに形成させる。制御部1は搬送用紙へのトナー像の転写を画像形成部6cに行わせる。制御部1は転写されたトナー像の用紙への定着を定着部6dに行わせる。
通信部60は通信用のハードウェア(通信回路)と通信用のソフトウェアを記憶するメモリーを含む。通信部60はコンピューター200やFAX装置300と通信する。コンピューター200は、例えば、PCやサーバーである。操作パネル5は宛先の設定を受け付ける。制御部1は、設定された宛先に向けて、原稿の読み取りに基づく画像データを通信部60に送信させる(スキャン送信、FAX送信)。また、通信部60は、コンピューター200やFAX装置300からの印刷用データを受信する。制御部1は、受信した印刷用データに基づき印刷部6に印刷させる(プリントジョブ、FAX受信印刷)。
(原稿搬送部3、画像読取部4)
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る原稿搬送部3と画像読取部4を説明する。図2、図3は、実施形態に係る画像読取部4の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る画像読取部4を複合機100の正面方向から見た図である。
原稿搬送部3はセットされた原稿を搬送する。原稿搬送部3はDPやADFと略称されることもある。送り読取を行いたいとき、使用者は原稿を原稿搬送部3にセットする。原稿搬送部3はセットされた原稿を1枚ずつ搬送する。原稿搬送部3は送り読取用コンタクトガラス4a(読み取り位置)に向けて原稿を搬送する。画像読取部4は搬送される原稿を読み取る(送り読取)。
送り読取用コンタクトガラス4aは画像読取部4の上面に設けられる。送り読取用コンタクトガラス4aは透明である。原稿搬送部3は、原稿搬送方向上流側から順に、原稿トレイ3a、供給ローラー3b、原稿搬送路3c、複数の搬送ローラー対3d、排出ローラー対3e、排出トレイ3fを含む。原稿は原稿搬送路3cを通る。供給ローラー3b、複数の搬送ローラー対3d、排出ローラー対3eは原稿を1枚ずつ排出トレイ3fに向けて搬送する。原稿トレイ3aには、原稿セットセンサー3gが設けられる。
図3に示すように、原稿搬送制御部30が原稿搬送部3内に設けられる。原稿搬送制御部30はCPUやメモリーを含む基板である。原稿セットセンサー3gの出力は原稿搬送制御部30に入力される。原稿セットセンサー3gの出力に基づき、原稿搬送制御部30は、原稿トレイ3a上の用紙の有無を認識する。また、原稿搬送制御部30は、原稿搬送を制御する。
次に、画像読取部4を説明する。画像読取部4の上面右側に原稿台4b(テーブル読取用コンタクトガラス)が配される。原稿台4bは透明な板(ガラス板)である。テーブル読取を行うとき、使用者は原稿台4bの一面(上側の面)に原稿をセットする。例えば、搬送できない原稿が原稿台4bにセットされる。原稿搬送部3を開閉することができる。図2は、原稿搬送部3が閉じられた状態を示す。
図3に示すように、画像読取部4は読取制御部40を含む。読取制御部40は画像読取部4の動作を制御する基板である。読取制御部40はCPUやメモリーを含む制御基板である。読取制御部40は、制御部1からの指示信号を受ける。指示に基づき、読取制御部40は原稿読取を制御する。
画像読取部4は、筐体41内に、キャリッジ42、白基準板43、移動機構44を含む。移動機構44は、ベルト44a、プーリー44b、プーリー44c、移動用モーター44dを含む。キャリッジ42はCIS方式のスキャンユニットである。画像読取部4は、CCD方式のスキャンユニットを有してもよい。
ベルト44aは無端状である。ベルト44aはプーリー44bとプーリー44cにかけ回される。ベルト44aとキャリッジ42は接続される。移動用モーター44dが画像読取部4に設けられる(図3参照)。移動用モーター44dはプーリー44b又はプーリー44cを回転させる。移動用モーター44dは正逆回転可能である。キャリッジ42を移動させるとき、読取制御部40は移動用モーター44dを回転させる。これにより、ベルト44aが周回する。ベルト44aの周回にあわせ、キャリッジ42は水平方向(副走査方向、主走査方向と垂直な方向、図2の左右方向)で移動する。キャリッジ42は、原稿台4bの他面側(下側)で移動する。原稿台4bと送り読取用コンタクトガラス4aの間に白基準板43が設けられる。
キャリッジ42は光源45とイメージセンサー46を含む。また、キャリッジ42は反射光をイメージセンサー46の各受光素子に導くレンズも含む。光源45は原稿台4bや読取対象に光を照射する。光源45は、例えば、LEDと導光管を含む。導光管の一端、又は、両端にLEDが取り付けられる。導光管は、端部から入手された光を管の長手方向(主走査方向)で均等に分散する。導光管は分散した光を原稿に向けて照射する。なお、光源45には、LED以外が用いられてもよい。
イメージセンサー46は原稿台4bに置かれた原稿、又は、搬送される原稿を読み取る。イメージセンサー46はカラーで原稿を読み取る。イメージセンサー46は複数の受光素子(光電変換素子、画素)を含む。受光素子は、読取対象で反射された光を受光する。読取対象は、例えば、白基準板43、原稿、又は、押さえ板3iである。受光素子は列状に並べられる。イメージセンサー46はラインセンサーである。受光素子が並ぶ方向が主走査方向である。読取対象で反射された光は、受光素子に入射される。各受光素子は、受光量(反射光量)に応じたアナログ画像信号を出力する。各受光素子は、読取期間の受光量が多いほど、大きいアナログ画像信号を出力する。このように、イメージセンサー46は、光源45からの光に基づき読み取りを行う。なお、イメージセンサー46は、白黒読み取り対応のものでもよい。
制御部1(コントロール基板)には、画像データ生成部11が設けられる。ケーブルにより、イメージセンサー46と画像データ生成部11が接続される。アナログ画像信号は、ケーブルにより、位置的に離れた場所に伝送される。イメージセンサー46から出力され、ケーブルを介して入力されたアナログ画像信号に基づき、画像データ生成部11は画像データを生成する。なお、画像データ生成部11は、画像読取部4内に設けられてもよい。
画像データ生成部11は複数の回路を含む。画像データ生成部11は、例えば、増幅回路、A/D変換回路、補正回路を含む。増幅回路は、イメージセンサー46が出力したアナログ画像信号を増幅する。増幅されたアナログ画像信号は、A/D変換回路に入力される。A/D変換回路は入力されたアナログ画像信号をディジタルの画像信号に変換する。つまり、A/D変換回路は画像データを生成する。
生成された画像データは補正回路に入力される。光源45、イメージセンサー46、画像データ生成部11の特性に起因して、画像データに歪みが含まれることがある。補正回路は歪みを補正する回路である。例えば、補正回路はシェーディング補正回路を含む。シェーディング補正回路はシェーディング補正を行う。補正回路は他種の補正用回路を含んでもよい。制御部1は、画像データ生成部11が生成し、処理した画像データを記憶部2に記憶させる。
(原稿のセット位置と原稿搬送部3の開閉)
次に、図3乃至図6に基づき、実施形態に係る原稿のセット位置と原稿搬送部3の開閉を説明する。図4は、実施形態に係る原稿台4bへの原稿セットの一例を示す図である。図4~図6は、原稿搬送部3を開けた状態の一例を示す図である。
使用者は原稿台4bに原稿を載置する(セットする)。使用者は、読み取る面を下向きにする。図4に示すように、原稿台4bには基準点Pが設定される。基準点Pは、画像読取部4(複合機100)を正面からみて、原稿台4bの左奥隅である。原稿台4bを上方からみた場合、基準点Pは原稿台4bの左上隅である。原稿を置くとき、使用者は、基準点Pに原稿の左上隅をあわせる。
第1基準ラインL1は、原稿台4bのうち、主走査方向と平行であって、基準点Pを通る原稿台4bの端辺である。第1基準ラインL1は、原稿の副走査方向のサイズを求めるときの基準となるラインである。第2基準ラインL2は、原稿台4bのうち、副走査方向と平行であって、基準点Pを通る原稿台4bの端辺である。第2基準ラインL2は、原稿の主走査方向のサイズを求めるときの基準となるラインである。
図5に示すように、複合機100は、2つのヒンジ31を含む。各ヒンジ31は回転軸32を含む。ヒンジ31(回転軸32)は、画像読取部4(複合機100)を正面からみて奥側(背面側)の辺に沿って設けられる。ヒンジ31の一方の羽根は原稿搬送部3に取り付けられる。ヒンジ31の一方の羽根は画像読取部4に取り付けられる。回転軸32を中心として、原稿搬送部3は、回転(回動)する。画像読取部4(複合機100)の正面側が自由端となる。原稿搬送部3は、正面側を上下に振るようにして回転する。原稿搬送部3は、画像読取部4の上面(原稿台4b)に対して開、閉両様の姿勢をとり得る。
なお、原稿搬送部3の下面には、押さえ板3iが取り付けられる(図2参照)。原稿搬送部3を完全に閉じたとき、押さえ板3iは、原稿台4bを上方から覆う。押さえ板3iは、原稿台4bをカバーする位置及び大きさである。原稿搬送部3を閉じた時、押さえ板3iは、原稿や原稿台4bを押さえる。押さえ板3iは白色の板である。なお、原稿搬送部3の代わりに、押さえ板3iが下面に取り付けられた原稿カバー板を取り付けることがある。この場合、原稿カバー板が原稿押さえ部として機能する。但し、送り読取を行うことができなくなる。
図3、図5、図6に示すように、画像読取部4は、第1開閉検知部7aを含む。第1開閉検知部7aは、2箇所の回転軸32の間に設けられる。第1開閉検知部7aは、当接部71、透過型光センサー72、ばね73を含む。ばね73は当接部71を上方に付勢する。図6に示すように、当接部71は、上下方向に延びる棒状の部材である。当接部71は、原稿搬送部3の角度θ(開閉の度合い)に応じて、上下方向にスライド(移動)する。ばね73に付勢されるので、原稿搬送部3が開けられるに従い、当接部71は画像読取部4の上面から突出する。一方、原稿搬送部3が閉じられる途中で、当接部71の上端部71uは原稿搬送部3の下面3jに接する。そして、原稿搬送部3が閉じられるほど、当接部71は下方(画像読取部4の内部)に押し込まれる。
当接部71の下端部に、センサー干渉部71bが設けられる。透過型光センサー72は、センサー干渉部71bが予め定められた位置よりも下方に到達したことを検知する。原稿搬送部3が閉じられる途中で、センサー干渉部71bが透過型光センサー72の発光部と受光部との間の光路を遮ったとき、透過型光センサー72の出力が変化する(遮光時の出力になる)。透過型光センサー72は、原稿搬送部3が所定角度未満となるまで閉じられたことを検知する。第1開閉検知部7a(透過型光センサー72)の出力は、制御部1に入力される。第1開閉検知部7aの出力に基づき、制御部1は原稿搬送部3が所定角度以上開いていることを認識できる。所定角度は、例えば、30~45度のうち、何れかの角度である。
図3に示すように、原稿搬送部3の内部に、第2開閉検知部7bが設けられる。第2開閉検知部7bは、原稿搬送部3が完全に閉じられたことを検知するためのセンサーである。例えば、第2開閉検知部7bは、原稿搬送部3の傾きを検知するセンサーである。原稿搬送部3が閉じられているとき、押さえ板3iが水平となる。原稿搬送部3が完全に閉じられた状態と扱う範囲内にあるときと、範囲外にあるときとで、第2開閉検知部7bの出力レベルが変化する。第2開閉検知部7bの出力は制御部1に入力される。第2開閉検知部7bの出力に基づき、制御部1は、原稿搬送部3が完全に閉じられているか否か(下限まで下ろされたか否か)を認識する。
(読取モードの選択)
次に、図7を用いて、実施形態に係る複合機100が有する読取モードの一例を説明する。図7は、実施形態に係るモード選択画面54の一例を示す図である。
複合機100では、原稿を読み取るモードとして、ノーマルモード、片面特別モード、両面特別モードを利用することができる。操作パネル5に所定の操作がなされたとき、制御部1は、モード選択画面54を表示パネル51に表示させる。図5は、モード選択画面54の一例を示す。操作パネル5は、モードの選択を受け付ける。複合機100は、ノーマルモード、片面特別モード、両面特別モードの選択を受け付ける操作パネル5を含む。
ノーマルモードで読み取りを行いたいとき、使用者は、操作パネル5でノーマルモードを選択する。具体的に、ノーマルモードボタンB1を操作する。片面特別モードで読み取りを行いたいとき、使用者は、操作パネル5で片面特別モードを選択する。具体的に、使用者は片面特別モードボタンB2を操作する。両面特別モードで読み取りを行いたいとき、使用者は、操作パネル5で両面特別モードを選択する。具体的に、使用者は両面特別モードボタンB3を操作する。操作されたボタンに基づき、制御部1は、操作パネル5で選択されたモードを認識する。
片面特別モードと両面特別モードは、特別な原稿を読み取るためのモードである。特別な原稿は、例えば、カード原稿、パスポート、名刺の何れか1つ、又は、複数である。カード原稿は、例えば、IDカード、クレジットカード、キャッシュカード、メンバーズカード、各種証明用カードのようなカード型の原稿である。また、特別な原稿には、パスポート、健康保険証、免許証のような身分証明に用いられるものが含まれてもよい。特別な原稿は、予め定められた特定種類の原稿ともいえる。このように、片面特別モードと両面特別モードは、カードのような小さい原稿(カードケースに収まる原稿)を読み取るためのモードである。片面特別モードと両面特別モードは、原稿搬送部3で搬送可能な原稿の最小サイズよりも小さい原稿を読み取るためのモードともいえる。
片面特別モードと両面特別モードでは、テーブル読み取りのみが行われる。片面特別モードと両面特別モードでの読み取りのとき、制御部1は原稿搬送部3に原稿搬送動作を行わせない。なお、ノーマルモードでは、搬送読み取りを行うことができる。また、ノーマルモードでもテーブル読み取りを行うこともできる。
片面特別モードと両面特別モードで原稿を読み取るとき、制御部1は、原稿台4bのうち特定領域F1(図4参照)の読み取りを画像読取部4に行わせる。通常、カードはA5サイズよりも小さい。そのため、特定領域F1の副走査方向の幅はA5の短辺又は長辺と同じ長さである。特定領域F1の主走査方向の範囲は、例えば、原稿台4bの主走査方向の幅と同じである。制御部1は、原稿台4bのうち、基準点Pのある側から画像読取部4に読み取らせる。制御部1は、基準点Pから離れる方向かつ副走査方向に読取ラインの位置をずらしてゆく。
片面特別モードでは、制御部1は、特定領域F1を1回読み取るごとに、原稿サイズを判定する。制御部1(画像処理回路12)は、特定領域F1の読み取りで得られた画像データから原稿部分(判定したサイズと同じサイズの画像データ)を1つ抜き出す。制御部1は、抜き出した画像データを1ページに1つ貼りつけた出力用画像データD1を生成する。
両面特別モードでは、制御部1は、特定領域F1を2回読み取るごとに、原稿のサイズを判定する。両面特別モードは、原稿の両面を読み取るためのモードである。制御部1(画像処理回路12)は、2回の特定領域F1の読み取りで得られたそれぞれの画像データから、原稿部分(判定したサイズの画像データ)を1つずつ抜き出す。制御部1は、抜き出した2つの画像データを1ページ内に貼りつけた出力用画像データD1を生成する。
(両面特別モードでの読み取りの流れ)
次に、図8を用いて、実施形態に係る両面特別モードでの読み取りの流れの一例を説明する。図8は実施形態に係る両面特別モードでの読み取りの流れの一例を示す図である。
操作パネル5で両面特別モードを選択することにより、両面特別モードでの読み取りを行うことができる。原稿台4bにセットされた特別な原稿のうち、最初に、原稿の下側の面が読み取られる。原稿の一方の面(第1面)が最初に読み取られる。第1面の全体の読み取り後、使用者は原稿を裏返す。続いて、原稿の他方の面(第2面)が読み取られる。第1面は、原稿の表側でもよいし、裏側でもよい。
図8のスタートは、両面特別モードが開始された時点である。言い換えると、新たな原稿について、両面特別モードが開始された時点である。まず、制御部1は、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り前の読み取りにより、原稿の第1面の主走査方向のサイズの推定値を求める(ステップ♯11)。第1読取指示は第1面の全体の読取開始指示である。
操作パネル5は、第1読取指示を受け付ける。例えば、操作パネル5は、スタートキーを押す操作を第1読取指示として受け付ける。なお、第1読取指示(スタートキーの操作)の前に、使用者は、原稿の左上隅と原稿台4bの基準点Pがあうように、原稿を原稿台4bに置く。原稿を置くには、原稿搬送部3を開ける必要がある。制御部1は、設定や原稿のセットが完了したとき、スタートキーを操作すべきことを表示パネル51に表示させてもよい。第1面の読取を開始する前に使用者が行うべき操作を案内することができる。
次に、第1読取指示に基づき、制御部1は、原稿台4bのうちの特定領域F1の読み取りを画像読取部4に行わせる(ステップ♯12)。これにより、セットされた原稿の第1面の全体が読み取られる。制御部1は、キャリッジ42を副走査方向で移動させ、読み取りを行わせる。イメージセンサー46は、アナログ画像信号を出力する。特定領域F1の読み取りで出力されたアナログ画像信号に基づき、制御部1は第1読取画像データを画像データ生成部11に生成させる(ステップ♯13)。第1読取画像データは、原稿の第1面の読み取り(1回目の特定領域F1の読み取り)で得られた画像データである。さらに、ステップ♯11で求めた推定値に基づき、制御部1は、第1面の主走査方向のサイズ(第1主走査サイズ)を判定する(ステップ♯14)。第1主走査サイズの判定の詳細は後述する。
制御部1は、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前の読み取りにより、原稿の第2面の主走査方向のサイズの推定値を求める(ステップ♯15)。第2読取指示は第2面の全体の読取開始指示である。例えば、操作パネル5は、スタートキーを押す操作を第2読取指示として受け付ける。
なお、第2読取指示(スタートキーの操作)の前に、使用者は原稿を裏返す。原稿を裏返すには、原稿搬送部3を開ける必要がある。そして、使用者は、原稿の左上隅と原稿台4bの基準点Pがあうように、裏返した原稿を原稿台4bに置く。また、制御部1は、設定や原稿のセットが完了したとき、スタートキーを操作すべきことを表示パネル51に表示させてもよい。第2面の読取を開始する前に使用者が行うべき操作を案内することができる。
第2読取指示に基づき、制御部1は、原稿台4bのうち、特定領域F1の読み取りを画像読取部4に行わせる(ステップ♯16)。制御部1は、キャリッジ42を副走査方向で移動させ、読み取りを行わせる。イメージセンサー46は、アナログ画像信号を出力する。特定領域F1の読み取りで出力されたアナログ画像信号に基づき、制御部1は、第2読取画像データを画像データ生成部11に生成させる(ステップ♯17)。第2読取画像データは、原稿の第2面の読み取り(2回目の特定領域F1の読み取り)で得られた画像データである。さらに、ステップ♯15で求めた推定値に基づき、制御部1は、第2面の主走査方向のサイズ(第2主走査サイズ)を判定する(ステップ♯18)。第2主走査サイズの判定の詳細は後述する。
続いて、制御部1は、第1読取画像データに基づき、第1面の副走査方向のサイズである第1副走査サイズを求める(ステップ♯19)。また、制御部1は、第2読取画像データに基づき、第2面の副走査方向のサイズである第2副走査サイズを求める(ステップ♯110)。
そして、制御部1は、確定副走査サイズS1を判定する(ステップ♯111)。確定副走査サイズS1は、原稿台4bにセットされた原稿の副走査方向のサイズである。制御部1は、第1副走査サイズと第2副走査サイズのうち、大きい方を確定副走査サイズS1と判定する。
さらに、制御部1は、求めた第1主走査サイズと第2主走査サイズに基づき、確定主走査サイズS2を判定する(ステップ♯112)。確定主走査サイズS2は、原稿台4bにセットされた原稿の主走査方向のサイズである。制御部1は、求めた第1主走査サイズと求めた第2主走査サイズのうち、大きい方を確定主走査サイズS2と判定する。ステップ♯112により、両面特別モードでの読み取りの基本的な流れは終了する(エンド)。
(両面特別モードでの副走査方向のサイズの判定)
次に、図4、図6、図9、図10を用いて、実施形態に係る第1副走査サイズと第2副走査サイズを求める手法の一例を説明する。図9、図10は実施形態に係る副走査サイズを求める手法の一例を示す図である。
第1副走査サイズと第2副走査サイズを求める手法の一例を説明する。制御部1は、第1読取画像データのうち、特定エリアの画像データに基づき、第1面の副走査方向のサイズ(第1副走査サイズ)を求める。また、制御部1は、第2読取画像データのうち、特定エリアの画像データに基づき、第2面の副走査方向のサイズ(第2副走査サイズ)を求める。
特定エリアは、原稿台4bの予め定められた判定用エリアA1に対応する範囲である。図4に示すように、判定用エリアA1は、特定領域F1の一部である。図4での網掛け矩形は、判定用エリアA1の一例を示す。また、判定用エリアA1は、副走査方向を長手方向とする短冊状の領域である。判定用エリアA1は、画像読取部4を正面から見たときの原稿台4bの奥側の副走査方向の端(第2基準ラインL2)を含むエリアである。また、判定用エリアA1の主走査方向の幅は予め定められている。例えば、判定用エリアA1の主走査方向の幅は、数mm~数cmの範囲内の何れかの値とできる。本実施形態の複合機100では、判定用エリアA1の主走査方向の幅は、3mm程度とされる。
CIS方式のイメージセンサーは、縮小光学系のイメージセンサーよりも画素(受光素子)が大きい。そのため、室内光の影響を受けやすい。そして、原稿搬送部3が閉じていない状態で原稿の第1面と第2面を読み取りが行われることがある。室内光を多く受光した画素の画素値は明るくなる。室内光を多く受光した画素の画像データをサイズ判定に用いると、サイズを正確に判定できないことがある。
ここで、図6に示すように、原稿押さえ部の回転軸32は、画像読取部4を正面から見て、奥側に設けられる。奥側ほど原稿台4bと原稿搬送部3の距離は近い。また、原稿搬送部3は、垂直となるまで開かない。例えば、原稿搬送部3を最大まで開けた(持ち上げた)とき、原稿台4bの上面と原稿搬送部3の下面がなす角度θは60~80度程度である。このとき、原稿台4bの一部は、原稿搬送部3で覆われる。通常、室内の照明機器は天井に設けられる。原稿搬送部3を開けた状態でも、原稿台4bのうち直上に原稿搬送部3がある部分(原稿搬送部3に覆われる部分)には、天井からの光が入りにくい。これらの理由により、室内光は、正面側よりも奥側の方が原稿台4bに入射しにくい。そこで、室内光が入射しにくいエリアに対応する画像データに基づき、制御部1は、原稿の副走査サイズを求める。
なお、判定用エリアA1の主走査方向の幅は、実験を繰り返すことにより定めてもよい。また、判定用エリアA1の主走査方向の幅を設定するモードを複合機100で利用できるようにしてもよい。この場合、操作パネル5は、モードの利用を受け付ける。設定するモードが選択されたとき、制御部1は、画像読取部4に原稿台4bの読み取りを行わせる。このとき、使用者は、原稿搬送部3を最大まで開けた状態とする。また、原稿台4bに原稿を置かないようにする。
例えば、制御部1は、原稿台4bの読み取りを複数回、画像読取部4に行わせる。そして、制御部1は、読み取りで得られた複数の画像データのそれぞれについて、各画素の画素値を認識する。さらに、制御部1は、どの画像データでも、画素値が予め定められた許容値よりも明るくならない画素を認識する。室内光の影響が少ない画素の位置を特定することができる。制御部1は、許容値よりも明るくならない画素のうち、第2基準ラインL2(原稿台4bの奥側の端辺)から主走査方向で最も遠い画素までの主走査方向の距離を認識する。制御部1は認識した距離を判定用エリアA1の主走査方向の幅とする。
図9、図10を用いて、副走査サイズを求める手法の一例を説明する。図9、図10の横軸は、副走査方向での画素の位置を示す。図9、図10の縦軸は画素値の濃さ(明るさ)を示す。図9は、原稿搬送部3が閉じられているときの第1読取画像データ又は第2読取画像データの画素値の一例を示す。図10は、原稿搬送部3が閉じられていないときの第1読取画像データ又は第2読取画像データの画素値の一例を示す。なお、図9、図10は、原稿の下地(地肌)が明るい(白い)色であるときの第1読取画像データ又は第2読取画像データの画素値の一例を示す。
原稿搬送部3が閉じられているとき、原稿は押さえ板3iに押さえられる。カードのような原稿は厚みがある。そのため、原稿のエッジには影ができる。原稿搬送部3を閉じたとき、各読取画像データでは、影部分を読み取った画素の画素値は暗い(濃い)値となる(図9参照)。なお、押さえ板3iを読み取った画素の画素値は明るい(白い)値となる。原稿搬送部3が閉じられているとき、原稿のエッジに対応する位置で、画素値の変化が大きくなる。
原稿搬送部3が閉じられていない場合、原稿のない範囲では、光源45からの光は反射されない。原稿のない部分に対応する画素の画素値は暗くなる。原稿搬送部3が開けられて読み取りがなされた各読取画像データでは、押さえ板3iの反射がない部分の画素の画素値は暗い(濃い)値となる(図10参照)。原稿搬送部3が閉じられていなくても、原稿のエッジに対応する位置で、画素値の変化が大きくなる。
制御部1は、第1読取画像データの特定エリアに含まれる画素ごとに、副走査方向で隣接する2つの画素の画素値の差の絶対値を求める。制御部1は、求めた絶対値が予め定められた第1閾値Th1を超える画素を認識する。第1閾値Th1は、副走査方向で向かいあう原稿の辺のうち、基準点Pから遠い方の辺の位置を認識するための値である。記憶部2は第1閾値Th1を記憶する。制御部1は、求めた絶対値が第1閾値Th1を超える画素のうち、第1読取画像データの左端から副走査方向で最も遠い画素の位置を認識する。第1読取画像データの左端は第1基準ラインL1と対応する(図4参照)。制御部1は、第1読取画像データの左端から最も遠い画素までの副走査方向の画素数をカウントする。制御部1はカウントした画素数に、副走査方向の1画素あたりピッチを乗じた値を第1副走査サイズとして求める。なお、副走査方向の1画素あたりピッチは、読み取り解像度により決まる。例えば、600dpiの1画素のピッチは、約42.3μmである。
また、制御部1は、第2読取画像データの特定エリアに含まれる画素ごとに、副走査方向で隣接する2つの画素の画素値の差の絶対値を求める。制御部1は、求めた差の絶対値が第1閾値Th1を超える画素を認識する。制御部1は、差の絶対値が第1閾値Th1を超える画素のうち、第2読取画像データの左端(副走査方向の端)から最も遠い画素の位置を認識する。第2読取画像データの左端は、第1基準ラインL1と対応する。制御部1は第2読取画像データの左端から最も遠い画素までの副走査方向の画素数をカウントする。制御部1はカウントした画素数に、副走査方向の1画素あたりピッチを乗じた値を第2副走査サイズとして求める。
(両面特別モードでの主走査方向のサイズの判定)
次に、図4、図11~図14を用いて、実施形態に係る第1主走査サイズと第2主走査サイズを求める手法の一例を説明する。図11~図14は実施形態に係る原稿の主走査サイズを求める手法の一例を示す図である。
制御部1は、第1読取指示に基づく第1面の全体(特定領域F1)の読み取り前、複数の時点(手法)で読み取りを行う。第1面の全体の読み取り前に得られた複数の第1検知用画像データに基づき、第1面の主走査方向のサイズの推定値を求める。そのため、第1面の全体の読み取り前、制御部1は、複数回、推定値を求める。また、制御部1は、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体(特定領域F1)の読み取りの開始前、複数の時点(手法)で読み取りを行う。第2面の全体の読み取り前に得られた複数の第2検知用画像データに基づき、第2面の主走査方向のサイズの推定値を求める。そのため、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前、制御部1は、複数回、推定値を求める。
そして、制御部1は、求めた第1面の主走査方向のサイズの推定値に基づき、第1面の主走査方向のサイズである第1主走査サイズを求める。また、制御部1は、求めた第2面の主走査方向のサイズの推定値に基づき、第2面の主走査方向のサイズである第2主走査サイズを求める。求めた第1主走査サイズと、求めた第2主走査サイズのうち、大きい方を確定主走査サイズS2と判定する。なお、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り前と、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前で推定値を求める手法の種類は同じである。
なお、第1読取指示に基づく第1面の(特定領域F1)の読み取り前、及び、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体(特定領域F1)の読み取りの開始前、制御部1は、イメージセンサー46の読取ラインの位置を検知用位置L3とする(図4参照)。検知用位置L3は予め定められる。検知用位置L3は、第1基準ラインL1よりも所定距離だけ副走査方向に原稿台4bの中心方向に寄った位置である。両面特別モードは、IDカードやクレジットカードのような特別な原稿(カード原稿)の読み取りに用いられるモードである。そこで、所定距離は、1又は複数の国際規格において、最小サイズのカードの幅よりも短い。例えば、所定距離は数cm程度とすることができる。
(第1の手法)
図11、図12を用いて、特別な原稿の主走査方向のサイズの推定値を求める第1の手法の一例を説明する。図11、図12は、実施形態に係る第1の手法の一例を示す。
第1の手法は、光源45を点灯させず、室内光の読み取り結果に基づき、原稿の主走査方向のサイズの推定値を求める手法である。図11のスタートは、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り前に原稿搬送部3が所定角度以上に開いた時点である。第1開閉検知部7aの出力に基づき、制御部1は、所定角度以上、原稿搬送部3が開いていることを認識する。原稿搬送部3が所定角度以上、開いている間、制御部1は、第1の手法を用いて、第1面の主走査方向のサイズの推定値を求める。以下では、第1の手法で求められる第1面の主走査方向の推定サイズを第1推定サイズと称する。
まず、制御部1は、光源45を点灯せずに、1ラインの読み取りを画像読取部4に行わせる(ステップ♯21)。制御部1は、読み取りで得られたアナログ画像信号に基づき、1ラインの第1検知用画像データを画像データ生成部11に生成させる(ステップ♯22)。第1検知用画像データは、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り前の読み取りで得られた画像データである。第1検知用画像データの読み取りのトリガーは、所定角度以上、原稿搬送部3が開いていることである。
第1検知用画像データに基づき、制御部1は、第1推定サイズを求める(ステップ♯23)。ここで、原稿はイメージセンサーへの室内光の入射を妨げる。原稿が基準点Pにあわせて原稿台4bにセットされている場合、イメージセンサー46のうち、原稿と対向する画素には、室内光がほぼ入射されない。そこで、制御部1は、第1検知用画像データのうち、画素値が予め定められた第2閾値Th2よりも暗い(濃い)画素を認識する。第2閾値Th2は、主走査方向で向かい合う原稿の辺のうち、基準点Pから遠い方の辺の位置を認識するための値である。第2閾値Th2は実験により定めることができる。例えば、原稿をセットせず、原稿搬送部3を開け、光源45を点灯させないときの画像データの画素値のうち、最も暗い(濃い)画素値よりも暗い値を第2閾値Th2とする。記憶部2は第2閾値Th2を記憶する。
制御部1は、第2閾値Th2よりも暗い画素値を有する画素のうち、第1検知用画像データの主走査方向の先頭側から最も遠い画素の位置を認識する。第1検知用画像データのうち、第2基準ラインL2(基準点P)に近い方が先頭側である。制御部1は、第1検知用画像データの先頭から最も遠い画素までの主走査方向の画素数をカウントする。制御部1はカウントした画素数に、主走査方向の1画素あたりピッチを乗じた値を第1推定サイズと定める。なお、第2閾値Th2よりも暗い(濃い)画素値の画素が無い場合、制御部1は、原稿が置かれていないと判定する。この場合、制御部1は、第1面の主走査方向のサイズの推定値を求めない。
そして、制御部1は、原稿搬送部3が所定角度未満まで閉じられたか否かを確認する(ステップ♯24)。原稿搬送部3が所定角度未満まで閉じられた場合(ステップ♯24のYes)、本フローは終了する(エンド)。原稿搬送部3が所定角度未満まで閉じられていない場合、フローはステップ♯21に戻る。原稿搬送部3が所定角度以上開いている間、制御部1は、光源45を点灯しない読み取りを周期的に行う。読み取りの周期は、商用電源の周期(室内光の変動周期)と一致しないように設定される。例えば、商用電源の周期の整数分の1とならず、整数倍ともならない周期とされる。
次に、図12について説明する。図12のスタートは、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前に原稿搬送部3が所定角度以上開いた時点である。第1開閉検知部7aの出力に基づき、制御部1は、所定角度以上原稿搬送部3が開いていることを認識する。原稿搬送部3が所定角度以上、開いている間、制御部1は、第1の手法を用いて、第2面の主走査方向のサイズの推定値を求める。以下では、第1の手法で求められる第2面の主走査方向の推定サイズを、第5推定サイズと称する。
まず、制御部1は、光源45を点灯せずに、1ラインの読み取りを画像読取部4に行わせる(ステップ♯31)。制御部1は、読み取りで得られたアナログ画像信号に基づき、1ラインの第2検知用画像データを画像データ生成部11に生成させる(ステップ♯32)。第2検知用画像データは、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前の読み取りで得られた画像データである。第2検知用画像データの読み取りのトリガーは、所定角度以上、原稿搬送部3が開いていることである。
第2検知用画像データに基づき、制御部1は、第5推定サイズを求める(ステップ♯33)。制御部1は、第2閾値Th2よりも暗い画素値を有する画素のうち、第2検知用画像データの主走査方向の先頭側からみて、最も遠い画素の位置を認識する。制御部1は、第2検知用画像データの先頭から最も遠い画素までの主走査方向の画素数をカウントする。制御部1はカウントした画素数に、主走査方向の1画素あたりピッチを乗じた値を第5推定サイズと定める。なお、第2閾値Th2よりも暗い(濃い)画素値の画素が無い場合、制御部1は原稿が置かれていないと判定する。この場合、制御部1は、第2面の主走査方向のサイズの推定値を求めない。
そして、制御部1は、原稿搬送部3が所定角度未満まで閉じられたか否かを確認する(ステップ♯34)。原稿搬送部3が所定角度未満まで閉じられた場合(ステップ♯34のYes)、本フローは終了する(エンド)。原稿搬送部3が所定角度未満まで閉じられていない場合、フローはステップ♯31に戻る。原稿搬送部3が所定角度以上開いている間、制御部1は、光源45を点灯しない読み取りを周期的に行う。読み取りの周期は、商用電源の周期(室内光の変動周期)と一致しないように設定される。例えば、商用電源の周期の整数分の1とならず、整数倍ともならない周期とされる。
(第2の手法)
図13、図14を用いて、特別な原稿の主走査方向のサイズの推定値を求める第2の手法の一例を説明する。図13、図14は、実施形態に係る第2の手法の一例を示す。
第2の手法は、光源45を点灯させて読み取りを行って各主走査サイズを求める手法である。図13のスタートの時点は3つある。1つ目は、操作パネル5が第1読取指示を受け付けた時点である。2つ目は、原稿搬送部3(原稿押さえ部)が所定角度未満まで閉じられた時点である。3つ目は、原稿搬送部3が完全に閉じられた時点である。これらの時点に到ったとき、制御部1は、光源45を点灯させ、読み取りを画像読取部4に行わせる。このとき得られた第1検知用画像データに基づき、制御部は、原稿の第1面の主走査方向のサイズの推定値を求める。
まず、制御部1は、光源45を点灯させて、1ラインの読み取りを画像読取部4に行わせる(ステップ♯41)。画像読取部4は、検知用位置L3のラインを読み取る。制御部1は、読み取りで得られたアナログ画像信号に基づき、1ラインの第1検知用画像データを画像データ生成部11に生成させる(ステップ♯42)。第1検知用画像データに基づき、制御部1は、第1面の主走査サイズの推定値を求める(ステップ♯43)。
ここで、操作パネル5が第1読取指示を受け付けた時点の読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき求めた第1面の主走査方向のサイズの推定値を第2推定サイズと称する。また、原稿搬送部3(原稿押さえ部)が所定角度未満まで閉じられた時点の読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき求めた第1面の主走査方向のサイズの推定値を第3推定サイズと称する。原稿搬送部3が完全に閉じられた時点の読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき求めた第1面の主走査方向のサイズの推定値を第4推定サイズと称する。
原稿搬送部3が完全に閉じられる前に読み取ったとき、原稿と対向する画素には、原稿の反射光が入射される。原稿がない部分の画素では、押さえ板3iによる光の反射がない。原稿がない部分の画素では、反射光が入射されない。原稿がない部分を読み取った画素の画素値は、暗い(濃い、黒い)値となる。一方、原稿が明るい色であれば、原稿を読み取った画素の画素値は、明るい(薄い、白い)値となる。そのため、原稿搬送部3が完全に閉じられていない状態で読み取ったとき、原稿のエッジに対応する位置では、画素値の変化が大きくなる。
原稿搬送部3が完全に閉じられると、原稿は押さえ板3iに押さえられる。カードのような原稿は、厚みがある。そのため、原稿のエッジには影ができる。原稿搬送部3を閉じているとき、影部分を読み取った画素の画素値は暗い(濃い、黒い)値になる(図9参照)。なお、押さえ板3iを読み取った画素の画素値は明るい(薄い、白い)値になる。原稿搬送部3が閉じられた場合でも、各読取画像データでは、原稿のエッジに対応する位置で、画素値の変化が大きくなる。
このように、原稿のエッジに対応する位置で、画素値の変化が大きくなる。そこで、制御部1は、第1検知用画像データに含まれる画素ごとに、主走査方向で隣接する2つの画素の画素値の差の絶対値を求める。制御部1は、求めた絶対値が予め定められた第3閾値Th3を超える画素を認識する。第3閾値Th3は、主走査方向で向かい合う原稿の辺のうち、基準点Pから遠い方の辺の位置を認識するための値である。記憶部2は第3閾値Th3を記憶する。第3閾値Th3は、第1閾値Th1と同じ値でもよい。
制御部1は、求めた絶対値が第3閾値Th3を超える画素のうち、第1検知用画像データの主走査方向の先頭側からみて、最も遠い画素の位置を認識する。第1検知用画像データのうち、第2基準ラインL2(基準点P)に近い方が先頭側である。制御部1は、第1検知用画像データの先頭から最も遠い画素までの主走査方向の画素数をカウントする。制御部1はカウントした画素数に、主走査方向の1画素あたりピッチを乗じた値を第2、第3、又は、第4推定サイズとして求める。なお、求めた絶対値が第3閾値Th3を超える画素がない場合、制御部1は、原稿が置かれていないと判定する。この場合、制御部1は第1面の主走査方向のサイズの推定値を求めない。
次に、図14を用いて、第2の手法を用いて特別な原稿の第2面の主走査方向のサイズの推定値を求める処理の一例を説明する。図14のスタートする時点も3つある。1つ目は、操作パネル5が第2読取指示を受け付けた時点である。2つ目は、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前の間、原稿搬送部3(原稿押さえ部)が所定角度未満まで閉じられた時点である。3つ目は、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前の間、原稿搬送部3が完全に閉じられた時点である。これらの時点に到ったとき、制御部1は、光源45を点灯させ、読み取りを画像読取部4に行わせる。このとき得られた第2検知用画像データに基づき、制御部は、原稿の第2面の主走査方向のサイズの推定値を求める。
まず、制御部1は、光源45を点灯させて、1ラインの読み取りを画像読取部4に行わせる(ステップ♯51)。画像読取部4は、検知用位置L3のラインを読み取る。制御部1は、読み取りで得られたアナログ画像信号に基づき、1ラインの第2検知用画像データを画像データ生成部11に生成させる(ステップ♯52)。第2検知用データは、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示に基づく第2面の全体の読み取りの開始前の読み取りで得られた画像データである。第2検知用画像データに基づき、制御部1は、第2面の主走査サイズの推定値を求める(ステップ♯53)。
ここで、操作パネル5が第2読取指示を受け付けた時点の読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき求めた第2面の主走査方向のサイズの推定値を第6推定サイズと称する。また、原稿搬送部3(原稿押さえ部)が所定角度未満まで閉じられた時点の読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき求めた第2面の主走査方向のサイズの推定値を第7推定サイズと称する。原稿搬送部3が完全に閉じられた時点の読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき求めた第2面の主走査方向のサイズの推定値を第8推定サイズと称する。
第2検知用画像データの場合でも、原稿のエッジに対応する位置で、画素値の変化が大きくなる。そこで、制御部1は、第2検知用画像データに含まれる画素ごとに、主走査方向で隣接する2つの画素の画素値の差の絶対値を求める。制御部1は、求めた絶対値が第3閾値Th3を超える画素を認識する。制御部1は、求めた絶対値が第3閾値Th3を超える画素のうち、第2検知用画像データの主走査方向の先頭側からみて、最も遠い画素の位置を認識する。制御部1は、第2検知用画像データの先頭から最も遠い画素までの主走査方向の画素数をカウントする。制御部1はカウントした画素数に、主走査方向の1画素あたりピッチを乗じた値を第6、第7、又は、第8推定サイズとして求める。なお、求めた絶対値が第3閾値Th3を超える画素がない場合、制御部1は、原稿が置かれていないと判定する。この場合、制御部1は、第2面の主走査サイズの推定値を求めない。
(第1主走査サイズの決定)
次に、図15、図19を用いて、実施形態に係る第1主走査サイズの決定の一例を説明する。図15は、実施形態に係る第1主走査サイズの決定手法の一例を示す図である。図19は、実施形態に係る各推定サイズの特徴をまとめた一覧表である。
制御部1は、原稿の第1面について、第1主走査サイズを求める(定める)。また、制御部1は、原稿の第2面について、第2主走査サイズを求める(定める)。そして、制御部は、第1主走査サイズと第2主走査サイズのうち、大きい方を確定主走査サイズS2とする。確定主走査サイズS2を定める前に、制御部1は、第1主走査サイズと第2主走査サイズを定める。
第1読取指示がなされるまで、原稿搬送部3が完全に閉じられる場合と閉じられない場合がある。何れの場合でも、正確な第1主走査サイズを求めることが好ましい。そこで、図15に示すように、原稿搬送部3が所定角度以上開いた後、第1読取指示前に一度も原稿搬送部3が所定角度未満とならなかった場合、制御部1は、第1推定サイズと第2推定サイズのうち、小さい方を第1主走査サイズと定める。原稿搬送部3が所定角度以上開かれたままのとき、第3推定サイズと第4推定サイズは取得できない(図19参照)。そこで、原稿搬送部3が所定角度以上開かれたままでも求めることができる第1推定サイズと第2推定サイズに基づき、制御部1は、第1主走査サイズを定める。
また、第1読取指示前に原稿搬送部3が所定角度以上開いた状態から所定角度未満となるまで閉じられたが、原稿搬送部3が完全に閉じられないまま第1読取指示がなされたとき、制御部は、第1推定サイズと第3推定サイズのうち、小さい方を第1主走査サイズと定める。原稿搬送部3が完全に閉じられなければ、第4推定サイズは取得できない。そこで、原稿搬送部3が完全に閉じられなくても求めることができる第1推定サイズと第3推定サイズに基づき、制御部1は、第1主走査サイズを定める(図19参照)。
原稿搬送部3が所定角度以上開いた後、第1読取指示前に原稿搬送部3が完全に閉じられたとき、制御部は、第1推定サイズと前記第3推定サイズのうちの小さい方のサイズと、第4推定サイズのうち、大きい方を第1主走査サイズと定める。原稿搬送部3が完全に閉じられたときに取得できる第4推定サイズを用いて、第1主走査サイズを定めることができる(図19参照)。
(第2主走査サイズの決定)
次に、図16を用いて、実施形態に係る第2主走査サイズの決定の一例を説明する。図16は、実施形態に係る第2主走査サイズの決定手法の一例を示す図である。
第1面の全体(特定領域)の読み取り後、第2読取指示がなされるまで、原稿搬送部3が完全に閉じられる場合と閉じられない場合がある。何れの場合でも、正確な第2主走査サイズを求めることが好ましい。そこで、図16に示すように、第1面の全体の読み取り後、原稿搬送部3が所定角度以上開いた後、第2読取指示前に一度も原稿搬送部3が所定角度未満とならなかった場合、制御部1は、第5推定サイズと第6推定サイズのうち、小さい方を第2主走査サイズと定める。原稿搬送部3が所定角度以上開かれたままのとき、第7推定サイズと第8推定サイズは取得できない(図19参照)。そこで、原稿搬送部3が所定角度以上開かれたままでも求めることができる第5推定サイズと第6推定サイズに基づき、制御部1は、第2主走査サイズを定める。
また、第1面の全体の読み取り後、第2読取指示前に原稿搬送部3が所定角度以上開いた状態から所定角度未満となるまで閉じられたが、原稿搬送部3が完全に閉じられないまま第2読取指示がなされたとき、制御部は、第5推定サイズと第7推定サイズのうち、小さい方を第2主走査サイズと定める。原稿搬送部3が完全に閉じられなければ、第8推定サイズは取得できない(図19参照)。そこで、原稿搬送部3が完全に閉じられなくても求めることができる第5推定サイズと第7推定サイズに基づき、制御部1は第2主走査サイズを定める。
第1面の全体の読み取り後、第2読取指示前に、原稿搬送部3が所定角度以上開いた後、原稿搬送部3が完全に閉じられたとき、制御部は、第5推定サイズと第7推定サイズのうちの小さい方のサイズと、第8推定サイズのうち、大きい方を第2主走査サイズと定める。原稿搬送部3が完全に閉じられたときに取得できる第8推定サイズを用いて、第2主走査サイズを定めることができる(図19参照)。
(両面特別モードでの出力)
次に、図17、図18を用いて、実施形態に係る両面特別モードでの出力の一例を説明する。図17は、実施形態に係る両面特別モードでの出力の一例を示す図である。図18は、実施形態に係る出力用画像データD1の一例を示す図である。
複合機100は印刷部6と通信部60を含む。印刷部6は、原稿を読み取って得られた画像データに基づき印刷を行える。通信部60は、原稿を読み取って得られた画像データを設定された宛先に送信できる。印刷部6と通信部60は画像データに基づき出力を行う出力部として機能する。
両面特別モードでは、第1読取指示がなされたとき、制御部1は、第1読取画像データを生成する。また、第2読取指示がなされたとき、制御部1は、第2読取画像データを生成する。第1読取画像データは原稿の第1面全体を含む。第2読取画像データは原稿の第2面全体を含む。両面特別モードのとき、制御部1は、これらの読取画像データを加工し、1つの出力用画像データD1を生成する。出力用画像データD1は、印刷部6又は通信部60に出力を行わせるための画像データである。
図17を用いて実施形態に係る両面特別モードでの出力の流れの一例を説明する。図17のスタートは、原稿の確定副走査サイズS1と確定主走査サイズS2の判定が完了した時点である。まず、制御部1は、特定領域F1の読み取りで得られた第1読取画像データから第1切り抜き画像データi1を抜き出す(ステップ♯61)。また、制御部1は、特定領域F1の読み取りで得られた第2読取画像データから第2切り抜き画像データi2を抜き出す(ステップ♯62)。
第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2の主走査方向と副走査方向のサイズは、それぞれ同じである(図18参照)。第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2の副走査方向のサイズは、判定した確定副走査サイズS1である。第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2の主走査方向のサイズは、判定した確定主走査サイズS2である。
そして、制御部1は、第1読取画像データから、基準点Pに対応する画素を含むように、第1切り抜き画像データi1を抜き出す。この場合、制御部1は、第1読取画像データの左上隅と第1切り抜き画像データi1の左上隅が一致するように、第1切り抜き画像データi1を抜き出す。また、制御部1は、第2読取画像データから、基準点Pに対応する画素を含むように、第2切り抜き画像データi2を抜き出す。この場合、制御部1は、第2読取画像データの左上隅と第2切り抜き画像データi2の左上隅が一致するように、第2切り抜き画像データi2を抜き出す。制御部1は、原稿の内容が含まれるように、画像データを切り出す。
そして、制御部1は、第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2を1ページにまとめた出力用画像データD1を生成する(ステップ♯63)。なお、操作パネル5は、出力用画像データD1のサイズの設定を受け付ける。制御部1は、設定されたサイズの出力用画像データD1を生成する。
制御部1は、まず、無地(真っ白、空白)の出力用画像データD1を生成する。制御部1は、出力用画像データD1内に第1切り抜き画像データi1用の領域と第2切り抜き画像データi2用の領域を設定する。第1切り抜き画像データi1用の領域と第2切り抜き画像データi2用の領域のサイズは同じである。そして、制御部1は、第1切り抜き画像データi1用の領域に第1切り抜き画像データi1を貼りつける(コピーする)。また、制御部1は、第2切り抜き画像データi2用の領域に第2切り抜き画像データi2を貼りつける(コピーする)。
図18は、出力用画像データD1の一例を示す。制御部1は、センタリングした出力用画像データD1を生成する。具体的に、制御部1は、第1切り抜き画像データi1用の領域の中心と、第1切り抜き画像データi1の中心が一致するように、第1切り抜き画像データi1を貼りつける。また、制御部1は、第2切り抜き画像データi2用の領域の中心と、第2切り抜き画像データi2の中心が一致するように、第2切り抜き画像データi2を貼りつける。なお貼りつけ位置は、センタリングに限られない。右寄せ、または、左寄せで各切り抜き画像データが貼りつけられてもよい。
そして、制御部1は、出力用画像データD1に基づく出力を行わせる(ステップ♯64)。操作パネル5は出力(ジョブの種類)の選択を受け付ける。例えば、印刷出力が選択されたとき、制御部1は、出力用画像データD1に基づく印刷を印刷部6に行わせる。送信出力が選択されたとき、制御部1は、出力用画像データD1を通信部60に送信させる。なお、制御部1は操作パネル5で設定された宛先に向けて、通信部60に送信させる。
このようにして、実施形態に係る画像読取装置(複合機100)は画像読取部4、原稿押さえ部(原稿搬送部3)、操作パネル5、画像データ生成部11、制御部1を含む。 画像読取部4は、読み取る原稿が置かれる原稿台4bと、原稿台4bに向けて光を照射する光源45と、光源45からの光に基づき読み取りを行うイメージセンサー46を含む。原稿押さえ部は、原稿台4bに置かれた原稿を押さえる押さえ板3iを含む。原稿押さえ部は、開閉可能である。操作パネル5は、読み取りモードの選択を受け付ける。画像データ生成部11は、イメージセンサー46が出力するアナログ画像信号に基づき画像データを生成する。制御部1は、画像データ生成部11が生成した画像データに基づき、原稿台4bに置かれた原稿のサイズを判定する。読み取りモードとして、特別な原稿の両面を読み取る両面特別モードが選択されている場合、制御部1は、原稿の一方の面である第1面を読み取って得られた第1読取画像データに基づき、第1面の副走査方向のサイズである第1副走査サイズを求める。制御部1は、原稿の他方の面である第2面を読み取って得られた第2読取画像データに基づき、第2面の副走査方向のサイズである第2副走査サイズを求める。制御部1は、求めた第1副走査サイズと求めた第2副走査方向サイズのうち、大きい方を原稿台4bにセットされた原稿の副走査方向のサイズである確定副走査サイズS1と判定する。
原稿の片面の色が暗い(濃い)色のため、正確に原稿のサイズを判定できないことがある。実際のサイズよりも小さく判定してしまうことがある。一方、カードのような原稿では、両面とも暗い(濃い)色であることは少ない。原稿の片側の色が濃くても、もう片側の色は、薄い(白い)ことが多い。例えば、IDカード、クレジットカード、キャッシュカードなどでは、名前や注意書きを記入するため、下地色が白であることが多い。そこで、本発明によれば、原稿の一面に対応する第1副走査サイズと、原稿の他面に対応する第2副走査サイズのうち、大きい方を原稿の副走査方向のサイズとすることができる。両面特別モードにおいて、原稿の各面の副走査方向のサイズを正確に判定することができる。
原稿押さえ部が開いているとき、室内光(外乱光、照明光)は原稿台4bにも入射される。室内光には、室内の照明器具からの光や、部屋の窓から入る太陽光がある。そして、原稿押さえ部が開いている状態で原稿読み取りがなされることがある。原稿押さえ部の回転軸32が装置奥側に設けられているとき、原稿台4bのうち、装置正面側ほど原稿台4bに入射する室内光が多くなる。一方、原稿押さえ部が開いているとき、装置奥側ほど、原稿押さえ部と原稿台4bの距離は近い。原稿台4bのうち、装置奥側ほど原稿台4bに入射する室内光が少なくなる。原稿押さえ部が開いているとき、画像データのうち、原稿のない部分に対応する画素の画素値は、装置奥側の画素ほど暗い値になりやすい。
そして、本実施形態の画像読取装置では、原稿押さえ部の回転軸32は、画像読取部4を正面から見て、奥側に設けられる。原稿押さえ部は、開閉したとき、正面側が振られる。制御部1は、第1読取画像データのうち、原稿台4bの予め定められた判定用エリアA1に対応する特定エリアに含まれる画素の画素値に基づき、第1副走査サイズを求める。制御部1は、第2読取画像データのうち、原稿台4bの判定用エリアA1に対応する特定エリアに含まれる画素の画素値に基づき、第2副走査サイズを求める。判定用エリアA1は、副走査方向を長手方向とする短冊状である。判定用エリアA1は、主走査方向の幅が予め定められている。判定用エリアA1は、画像読取部4を正面から見たときの原稿台4bの奥側の副走査方向の端を含むエリアである。画像データのうち、装置奥側のエリアに対応する範囲に含まれる画素の画素値に基づき、副走査方向のサイズを判定することができる。室内光が入りづらく、原稿の有無がわかりやすい範囲の画素値(画像データ)に基づき、副走査方向のサイズを判定することができる。原稿の各面の副走査方向のサイズを正確に判定することができる。
読み取りモードとして、両面特別モードが選択されている場合、操作パネル5は、第1面の全体の読取開始指示である第1読取指示を受け付ける。また、操作パネル5は、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り後、第2面の全体の読取開始指示である第2読取指示を受け付ける。制御部1は、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取りの開始前、及び第1面の全体の読み取り後、第2読取指示前、画像読取部4の読取ラインの位置を予め定められた検知用位置L3とする。制御部1は、第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取りの開始前の読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき、第1面の主走査方向のサイズである第1主走査サイズを求める。制御部1は、第1面の全体の読み取り後、第2面の全体の読み取りの開始前の読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき、第2面の主走査方向のサイズである第2主走査サイズを求める。制御部1は、第1主走査サイズと第2主走査方向サイズのうち、大きい方を原稿台4bにセットされた原稿の主走査方向のサイズである確定主走査サイズS2と判定する。原稿の一面に対応する第1主走査サイズと、原稿の他面に対応する第2主走査サイズのうち、大きい方を原稿の主走査方向のサイズとすることができる。原稿の色が濃い色のため、誤って小さく求めたサイズを主走査方向のサイズとして採用しない。両面特別モードにおいて、原稿の各面の主走査方向のサイズを正確に判定することができる。
画像読取装置(複合機100)は原稿押さえ部が所定角度以上開いていること、及び、原稿押さえ部(原稿搬送部3)が所定角度未満となるまで閉じられたことを検知する第1開閉検知部7aを含む。第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取りの開始前、第1開閉検知部7aの出力に基づき原稿押さえ部が所定角度以上開いていることを認識したとき、制御部1は、光源45を点灯させずに画像読取部4に読み取りを行わせる。原稿押さえ部が所定角度以上開いているときの読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき、制御部1は、第1面の主走査方向のサイズの推定値である第1推定サイズを求める。操作パネル5が第1読取指示を受け付けたとき、制御部1は、読取ラインの位置が検知用位置L3にある状態で、光源45を点灯させて画像読取部4に読み取りを行わせる。操作パネル5が第1読取指示を受け付けたときの読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき、制御部1は、第1面の主走査方向のサイズの推定値である第2推定サイズを求める。第1読取指示前に原稿押さえ部が所定角度以上開いた後、第1読取指示までに一度も原稿押さえ部が所定角度未満とならなかった場合、制御部1は、第1推定サイズと第2推定サイズのうち、小さい方を第1主走査サイズと定める。原稿押さえ部が閉じられることなく第1読取指示がなされたとき、取得できる第1推定サイズと第2推定サイズを比較して、第1主走査サイズを定めることができる。正確な第1面の主走査方向のサイズを求めることができる。
画像読取装置(複合機100)は、原稿押さえ部が完全に閉じられたことを検知する第2開閉検知部7bを含む。制御部1は、第1読取指示前に第1開閉検知部7aの出力に基づき原稿押さえ部が所定角度未満となるまで閉じられたことを認識したとき、光源45を点灯させて画像読取部4に読み取りを行わせる。原稿押さえ部が所定角度未満となるまで閉じられたときの読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき、制御部1は、第1面の主走査方向のサイズの推定値である第3推定サイズを求める。原稿押さえ部が所定角度未満となるまで閉じられているが、原稿押さえ部が完全に閉じられないで第1読取指示がなされたとき、制御部1は、第1推定サイズと第3推定サイズのうち、小さい方を第1主走査サイズと定める。原稿押さえ部がある程度閉じられて第1読取指示がなされたとき、取得できる第1推定サイズと第3推定サイズを比較して、第1主走査サイズを定めることができる。正確な第1面の主走査方向のサイズを求めることができる。
第1読取指示前、第2開閉検知部7bの出力に基づき原稿押さえ部が完全に閉じられたことを認識したとき、制御部1は、光源45を点灯させて画像読取部4に読み取りを行わせる。原稿押さえ部が完全に閉じられたときの読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき、制御部1は、第1面の主走査方向のサイズの推定値である第4推定サイズを求める。制御部1は、第1推定サイズと第3推定サイズのうちの小さい方のサイズと、第4推定サイズのうち、大きい方を第1主走査サイズと定める。原稿押さえ部が完全に閉じられて第1読取指示がなされたとき、3つの推定サイズを比較して、第1主走査サイズを定めることができる。正確な第1面の主走査方向のサイズを求めることができる。
第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り後、第2読取指示前、第1開閉検知部7aの出力に基づき原稿押さえ部が所定角度以上開いていることを認識したとき、制御部1は、光源45を点灯させずに画像読取部4に読み取りを行わせる。原稿押さえ部が所定角度以上開いているときの読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき、制御部1は、第2面の主走査方向のサイズの推定値である第5推定サイズを求める。操作パネル5が第2読取指示を受け付けたとき、制御部1は、読取ラインの位置が検知用位置L3にある状態で、光源45を点灯させて画像読取部4に読み取りを行わせる。操作パネル5が第2読取指示を受け付けたときの読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき、制御部1は、第2面の主走査方向のサイズの推定値である第6推定サイズを求める。第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り後から第2読取指示までの間に、原稿押さえ部が所定角度以上開いた後、一度も原稿押さえ部が所定角度未満とならなかった場合、制御部1は、第5推定サイズと第6推定サイズのうち、小さい方を第2主走査サイズと定める。原稿押さえ部が閉じられることなく第2読取指示がなされたとき、取得できる第5推定サイズと第6推定サイズを比較して、第2主走査サイズを定めることができる。正確な第2面の主走査方向のサイズを求めることができる。
第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り後、第2読取指示前、第1開閉検知部7aの出力に基づき原稿押さえ部が所定角度未満となるまで閉じられたことを認識したとき、制御部1は、光源45を点灯させて画像読取部4に読み取りを行わせる。原稿押さえ部が所定角度未満となるまで閉じられたときの読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき、制御部1は、第2面の主走査方向のサイズの推定値である第7推定サイズを求める。原稿押さえ部が所定角度未満となるまで閉じられているが、原稿押さえ部が完全に閉じられないで第2読取指示がなされたとき、制御部1は、第5推定サイズと第7推定サイズのうち、小さい方を第2主走査サイズと定める。
第1読取指示に基づく第1面の全体の読み取り後、第2読取指示前、第2開閉検知部7bの出力に基づき原稿押さえ部が完全に閉じられたことを認識したとき、制御部1は、光源45を点灯させて画像読取部4に読み取りを行わせる。原稿押さえ部が完全に閉じられたときの読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき、制御部1は、第2面の主走査方向のサイズの推定値である第8推定サイズを求める。制御部1は、第5推定サイズと第7推定サイズのうちの小さい方のサイズと、第8推定サイズのうち、大きい方を第2主走査サイズと定める。原稿押さえ部が完全に閉じられて第2読取指示がなされたとき、3つの推定サイズを比較して、第2主走査サイズを定めることができる。正確な第2面の主走査方向のサイズを求めることができる。
画像読取装置は、出力用画像データD1に基づき出力を行う出力部を含む。第1読取指示に基づき第1面の全体を読み取るとき、制御部1は、原稿台4bのうち特定領域F1の読み取りを画像読取部4に行わせる。制御部1は、特定領域F1の読み取りで得られた第1読取画像データから第1切り抜き画像データi1を抜き出す。第2読取指示に基づき第2面の全体を読み取るとき、制御部1は、特定領域F1の読み取りを画像読取部4に行わせる。制御部1は、特定領域F1の読み取りで得られた第2読取画像データから第2切り抜き画像データi2を抜き出す。制御部1は、第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2を1ページにまとめた出力用画像データD1を生成する。制御部1は、出力用画像データD1に基づく出力を出力部に行わせる。第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2の副走査方向のサイズは、確定副走査サイズS1である。第1切り抜き画像データi1と第2切り抜き画像データi2の主走査方向のサイズは、確定主走査サイズS2である。第1読取画像データと第2読取画像データから、原稿部分を抜き出すことができる。正確な原稿のサイズが判定されるので、原稿の内容を各読取画像データから適切に抜き出すことができる。切り抜きの際に原稿の内容の一部が失われることがない。また、余分な部分も切り抜いてしまうこともない。さらに、抜き出した各部分を1ページにまとめた画像データを生成することができる。原稿の第1面と第2面の内容がまとめられた出力結果を得ることができる。
制御部1は、第1読取画像データから、原稿台4bの基準点Pに対応する画素を含むように、第1切り抜き画像データi1を抜き出す。制御部1は、第2読取画像データから、原稿台4bの基準点Pに対応する画素を含むように、第2切り抜き画像データi2を抜き出す。基準点Pは、画像読取部4を正面から見て、原稿台4bの左奥隅である。原稿台4bのうち、原稿セットの基準点Pにあわせ、第1読取画像データと第2読取画像データから原稿部分を抜き出すことができる。各読取画像データから原稿部分を的確に抜き出すことができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、画像読取装置(画像形成装置)に利用可能である。

Claims (12)

  1. 読み取る原稿が置かれる原稿台と、前記原稿台に向けて光を照射する光源と、前記光源からの光に基づき読み取りを行うイメージセンサーを含む画像読取部と、
    前記原稿台に置かれた前記原稿を押さえる押さえ板を含み、開閉可能な原稿押さえ部と、
    読み取りモードの選択を受け付ける操作パネルと、
    前記イメージセンサーが出力するアナログ画像信号に基づき画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部が生成した前記画像データに基づき、前記原稿台に置かれた前記原稿のサイズを判定する制御部と、を含み、
    前記読み取りモードとして、特別な原稿の両面を読み取る両面特別モードが選択されている場合、
    前記制御部は、
    前記原稿の一方の面である第1面を読み取って得られた第1読取画像データに基づき、前記第1面の副走査方向のサイズである第1副走査サイズを求め、
    前記原稿の他方の面である第2面を読み取って得られた第2読取画像データに基づき、前記第2面の副走査方向のサイズである第2副走査サイズを求め、
    求めた前記第1副走査サイズと求めた前記第2副走査サイズのうち、大きい方を前記原稿台にセットされた前記原稿の副走査方向のサイズである確定副走査サイズと判定することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿押さえ部の回転軸は、前記画像読取部を正面から見て、奥側に設けられ、
    前記原稿押さえ部は、開閉したとき、正面側が振られ、
    前記制御部は、
    前記第1読取画像データのうち、前記原稿台の予め定められた判定用エリアに対応する特定エリアに含まれる画素の画素値に基づき、前記第1副走査サイズを求め、
    前記第2読取画像データのうち、前記原稿台の前記判定用エリアに対応する前記特定エリアに含まれる画素の画素値に基づき、前記第2副走査サイズを求め、
    前記判定用エリアは、
    副走査方向を長手方向とする短冊形状であり、
    主走査方向の幅は予め定められており、
    前記画像読取部を正面から見たときの前記原稿台の奥側の副走査方向の端を含むエリアであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読み取りモードとして、前記両面特別モードが選択されている場合、
    前記操作パネルは、
    前記第1面の全体の読取開始指示である第1読取指示を受け付け、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取り後、前記第2面の全体の読取開始指示である第2読取指示を受け付け、
    前記制御部は、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取りの開始前、及び、前記第1面の全体の読み取り後、前記第2読取指示前、前記画像読取部の読取ラインの位置を予め定められた検知用位置とし、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取りの開始前の読み取りで得られた第1検知用画像データに基づき、前記第1面の主走査方向のサイズである第1主走査サイズを求め、
    前記第1面の全体の読み取り後、前記第2面の全体の読み取りの開始前の読み取りで得られた第2検知用画像データに基づき、前記第2面の主走査方向のサイズである第2主走査サイズを求め、
    前記第1主走査サイズと前記第2主走査サイズのうち、大きい方を前記原稿台にセットされた前記原稿の主走査方向のサイズである確定主走査サイズと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿押さえ部が所定角度以上開いていること、及び、前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられたことを検知する第1開閉検知部を含み、
    前記制御部は、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取りの開始前、前記第1開閉検知部の出力に基づき前記原稿押さえ部が前記所定角度以上開いていることを認識したとき、前記光源を点灯させずに前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度以上開いているときの読み取りで得られた前記第1検知用画像データに基づき、前記第1面の主走査方向のサイズの推定値である第1推定サイズを求め、
    前記操作パネルが前記第1読取指示を受け付けたとき、前記読取ラインの位置が前記検知用位置にある状態で、前記光源を点灯させて前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記操作パネルが前記第1読取指示を受け付けたときの読み取りで得られた前記第1検知用画像データに基づき、前記第1面の主走査方向のサイズの推定値である第2推定サイズを求め、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度以上開いた後、前記第1読取指示までに一度も前記原稿押さえ部が前記所定角度未満とならずに前記第1読取指示がなされた場合、前記第1推定サイズと前記第2推定サイズのうち、小さい方を前記第1主走査サイズと定めることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿押さえ部が完全に閉じられたことを検知する第2開閉検知部を含み、
    前記制御部は、
    前記第1開閉検知部の出力に基づき前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられたことを前記第1読取指示前に認識したとき、前記光源を点灯させて前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられたときの読み取りで得られた前記第1検知用画像データに基づき、前記第1面の主走査方向のサイズの推定値である第3推定サイズを求め、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられているが、前記原稿押さえ部が完全に閉じられないで前記第1読取指示がなされたとき、前記第1推定サイズと前記第3推定サイズのうち、小さい方を前記第1主走査サイズと定めることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第2開閉検知部の出力に基づき前記原稿押さえ部が完全に閉じられたことを前記第1読取指示前に認識したとき、前記光源を点灯させて前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記原稿押さえ部が完全に閉じられたときの読み取りで得られた前記第1検知用画像データに基づき前記第1面の主走査方向のサイズの推定値である第4推定サイズを求め、
    前記第4推定サイズと、前記第1推定サイズと前記第3推定サイズのうちの小さい方のサイズと、のうち、大きい方を前記第1主走査サイズと定めることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記原稿押さえ部が所定角度以上開いていること、及び、前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられたことを検知する第1開閉検知部を含み、
    前記制御部は、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取り後、前記第1開閉検知部の出力に基づき前記原稿押さえ部が前記所定角度以上開いていることを前記第2読取指示前に認識したとき、前記光源を点灯させずに前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度以上開いているときの読み取りで得られた前記第2検知用画像データに基づき、前記第2面の主走査方向のサイズの推定値である第5推定サイズを求め、
    前記操作パネルが前記第2読取指示を受け付けたとき、前記読取ラインの位置が前記検知用位置にある状態で、前記光源を点灯させて前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記操作パネルが前記第2読取指示を受け付けたときの読み取りで得られた前記第2検知用画像データに基づき、前記第2面の主走査方向のサイズの推定値である第6推定サイズを求め、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取り後、前記原稿押さえ部が前記所定角度以上開いた後、一度も前記原稿押さえ部が前記所定角度未満とならずに前記第2読取指示がなされた場合、前記第5推定サイズと前記第6推定サイズのうち、小さい方を前記第2主走査サイズと定めることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿押さえ部が完全に閉じられたことを検知する第2開閉検知部を含み、
    前記制御部は、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取り後、前記第1開閉検知部の出力に基づき前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられたことを前記第2読取指示前に認識したとき、前記光源を点灯させて前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられたときの読み取りで得られた前記第2検知用画像データに基づき、前記第2面の主走査方向のサイズの推定値である第7推定サイズを求め、
    前記原稿押さえ部が前記所定角度未満となるまで閉じられているが、前記原稿押さえ部が完全に閉じられないで前記第2読取指示がなされたとき、前記第5推定サイズと前記第7推定サイズのうち、小さい方を前記第2主走査サイズと定めることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1読取指示に基づく前記第1面の全体の読み取り後、前記第2開閉検知部の出力に基づき前記原稿押さえ部が完全に閉じられたことを前記第2読取指示前に認識したとき、前記光源を点灯させて前記画像読取部に読み取りを行わせ、
    前記原稿押さえ部が完全に閉じられたときの読み取りで得られた前記第2検知用画像データに基づき、前記第2面の主走査方向のサイズの推定値である第8推定サイズを求め、
    前記第8推定サイズと、前記第5推定サイズと前記第7推定サイズのうちの小さい方のサイズと、のうち、大きい方を前記第2主走査サイズと定めることを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 出力用画像データに基づき出力を行う出力部を含み、
    前記制御部は、
    前記第1読取指示に基づき前記第1面の全体を読み取るとき、前記原稿台のうち特定領域の読み取りを前記画像読取部に行わせ、
    前記特定領域の読み取りで得られた前記第1読取画像データから第1切り抜き画像データを抜き出し、
    前記第2読取指示に基づき前記第2面の全体を読み取るとき、前記特定領域の読み取りを前記画像読取部に行わせ、
    前記特定領域の読み取りで得られた前記第2読取画像データから第2切り抜き画像データを抜き出し、
    前記第1切り抜き画像データと前記第2切り抜き画像データを1ページにまとめた前記出力用画像データを生成し、
    前記出力用画像データに基づく出力を前記出力部に行わせ、
    前記第1切り抜き画像データと前記第2切り抜き画像データの副走査方向のサイズは、前記確定副走査サイズであり、
    前記第1切り抜き画像データと前記第2切り抜き画像データの主走査方向のサイズは、前記確定主走査サイズであることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1読取画像データから、前記原稿台の基準点に対応する画素を含むように、前記第1切り抜き画像データを抜き出し、
    前記第2読取画像データから、前記原稿台の前記基準点に対応する画素を含むように、前記第2切り抜き画像データを抜き出し、
    前記基準点は、前記画像読取部を正面から見て、前記原稿台の左奥隅であることを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 読み取る原稿が置かれる原稿台に向けて光を光源から照射すること、
    前記光源からの光に基づきイメージセンサーを用いて読み取りを行うこと、
    前記原稿台に置かれた前記原稿を押さえる押さえ板を含む原稿押さえ部を開閉可能とすること、
    読み取りモードの選択を受け付けること、
    前記イメージセンサーが出力するアナログ画像信号に基づき、画像データを生成すること、
    生成した前記画像データに基づき、前記原稿台に置かれた前記原稿のサイズを判定すること、
    前記読み取りモードとして、特別な原稿の両面を読み取る両面特別モードが選択されている場合、
    前記原稿の一方の面である第1面を読み取って得られた第1読取画像データに基づき、前記第1面の副走査方向のサイズである第1副走査サイズを求めること、
    前記原稿の他方の面である第2面を読み取って得られた第2読取画像データに基づき、前記第2面の副走査方向のサイズである第2副走査サイズを求めること、
    求めた前記第1副走査サイズと求めた前記第2副走査サイズのうち、大きい方を前記原稿台にセットされた前記原稿の副走査方向のサイズである確定副走査サイズと判定すること、を含むことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
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