JP2006222777A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像読み取り部上を原稿が移動することにより原稿を読み取る画像読取装置を提供する。
【解決手段】 白圧板33、読み取り位置32等へのゴミの付着が検出されたとき、ゴミ等が付着していない読み取り位置32に走行体61を移動させ、原稿の読み取りを行ない、かつ該読み取り位置32に応じた補正値により画像データに補正を施すことにより、オペレータ等によるゴミの除去作業を待たずに原稿の読み取りを実行することができる。また、読み取り位置32の変更による画質の低下を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読取装置及び画像読取方法に関し、特に、画像読み取り部上を原稿が移動することにより原稿を読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関する。
従来、工業用複写機においては原稿が大きいために装置の小型化が図れる原稿移動型の画像読取装置が用いられている。原稿移動型の画像読取装置の代表的な形式としては、画像面を下側にして原稿を搬送し、画像読み取り部(以下、CCDとする)上の原稿押さえローラとコンタクトガラスとの間の隙間を通過させることにより原稿の画像を読み取る方式がある。
上述の画像読取装置においては、原稿が原稿押さえローラとコンタクトガラスとの間を通過する際、画像面側についた付着物がコンタクトガラス上に付着することがある。この付着物がCCDの読み取り位置に付着すると、原稿読み取りの際に常に画像上に現れる。このため、付着物がたとえ微小な粒状のものであっても、コピー画像には搬送方向全体につながる線、いわゆる黒スジとなって現れ、原稿画像に忠実な読み込みを行うことができない。
特許文献1では、原稿ガイド板の途中部位に移動する原稿に接する清掃部材を設けて原稿の種類に応じて清掃部材の速度または原稿への接圧を可変させることにより、厚い原稿のときは清掃部材との速度差を大きくしたり、清掃部材の原稿への接圧を高くすることにより効果的にゴミを除去し、薄い原稿のときは清掃部材の速度や圧力を低くして原稿を傷めないようにすることができ、かつ鉛筆で描かれた原稿であっても画像コスレを防止することができる原稿移動型読取装置が提案されている。
特許文献2では、コンタクトガラスや白圧板等にゴミが付着していると判定された場合に、ゴミ付着位置の読み取り部における主走査方向の位置を指し示す印を記し、位置決めマークを記したゴミ付着位置指示レポートを出力し、ゴミ付着位置指示レポートに記される位置決めマークと対になる位置決めマークを読み取り部に配設することにより、ゴミの付着位置を正確に特定することができる画像読取装置が提案されている。
特許文献3では、写真フィルム等の透明原稿の画像を読み取る画像読取装置において、原稿保持手段の往復運動に連動して光学フィルタを切り換える制御を行うことにより、安価でコンパクトに構成され、かつ消費電力を低く抑えた画像読取装置、往復運動利用方法、画像処理方法、及び記憶媒体が提案されている。
特開2000−78368号公報 特開2002−84392号公報 特開2001−160886号公報
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
特許文献1記載の原稿移動型読取装置は、原稿ガイド板の途中部位に移動する原稿に接する清掃部材を設けて原稿の種類に応じて清掃部材の速度または原稿への接圧を可変させることにより、ゴミを除去しているが、ゴミを除去することができない場合に読み取りを実行することができない。
特許文献2記載の画像読取装置は、コンタクトガラスや白圧板等にゴミが付着していると判定された場合に、ゴミ付着位置の読み取り部における主走査方向の位置を指し示す印を記し、位置決めマークを記したゴミ付着位置指示レポートを出力し、ゴミ付着位置指示レポートに記される位置決めマークと対になる位置決めマークを読み取り部に配設することにより、ゴミの付着位置を正確に特定し、オペレータ等にゴミの付着位置を報知することにより、ゴミの除去を促しているが、ゴミが除去できない場合に読み取りを実行することができない。
特許文献3記載の画像読取装置、往復運動利用方法、画象処理方法、及び記憶媒体は、透明原稿における他の大部分の領域より赤外光透過率が所定値以上に異なる領域をゴミや埃が付着した領域と判断し、ゴミや埃の範囲情報を作成し、該範囲情報に基づいて可視光による透明原稿の画像情報を補正することにより、ゴミ等による出力画像への影響を軽減しているが、ゴミが除去されるまでゴミ等が付着した範囲情報に基づいた補正を常に行う必要がある。
そこで、本発明は、画像読み取り部上を原稿が移動することにより原稿を読み取る画像読取装置において、コンタクトガラス等へのゴミの付着が検出されたとき、ゴミ等が付着していない読取位置において原稿の読み取りを行ない、かつ該読取位置に応じて画像データを補正することにより、コンタクトガラス等へのゴミ付着による出力画質の低下を防止することができる画像読取装置及び画像読取方法を提案することを目的としている。
請求項1記載の発明は、白基準板と走行体上に保持される露光ランプとの間に原稿を通過させ、前記原稿を移動させながら前記原稿を読み取る読取手段を有する画像読取装置において、前記白基準板を読み取った白基準画像データからゴミの付着及び付着位置を検知するゴミ検知手段と、前記ゴミ検知手段によってゴミの付着が検知されたとき、前記付着位置に応じて前記走行体を移動させる移動手段と、前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを前記走行体の位置に応じた補正値により補正する補正手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記補正手段は、前記走行体が所定位置に位置するか否かを判断する判断手段と、前記走行体の位置に対応する補正値からなる補正値テーブルを記憶する記憶手段とを有し、前記判断手段によって前記走行体が所定位置に位置しないと判断されたとき、前記記憶手段から前記走行体の位置に対応する補正値を読み出し、前記補正値により前記画像データを補正することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像読取装置において、前記記憶手段は、複数の前記補正値テーブルを記憶することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の画像読取装置において、前記補正値テーブルに記憶された前記走行体の位置に対応する補正値を設定する設定手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像読取装置において、前記補正手段は、前記設定手段によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段を有し、前記判定手段によって前記設定手段によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されていると判定されたとき、該補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像読取装置において、前記補正手段は、前記判定手段によって前記設定手段によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正テーブルが前記記憶手段に記憶されていないと判定されたとき、所定の補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の画像読取装置において、前記補正値が前記画像データの色を表す値を補正する数値であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の画像読取装置において、前記ゴミ検知手段は、前記白基準画像データを構成する各画素のレベルを所定のしきい値レベルと比較する比較手段を有し、前記白基準画像データに前記しきい値レベルよりもレベルの低い画素がある場合には、ゴミが付着していると判定することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、白基準板と走行体上に保持される露光ランプとの間に原稿を通過させ、前記原稿を移動させながら前記原稿を読み取る読取手段を有する画像読取装置の画像読取方法において、前記白基準板を読み取った白基準画像データからゴミの付着及び付着位置を検知するゴミ検知工程と、前記ゴミ検知手段によってゴミの付着が検知されたとき、前記付着位置に応じて前記走行体を移動させる移動工程と、前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを前記走行体の位置に応じた補正値により補正する補正工程とを有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の画像読取方法において、前記画像読取装置は、前記走行体の位置に対応する補正値からなる補正値テーブルを記憶する記憶手段を有し、前記補正工程は、前記走行体が所定位置に位置するか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって前記走行体が所定位置に位置しないと判断されたとき、前記記憶手段から前記走行体の位置に対応する補正値を読み出す工程と、前記補正値により前記画像データを補正する工程とを有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の画像読取方法において、前記記憶手段は、複数の前記補正値テーブルを記憶することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載の画像読取方法において、前記補正値テーブルに記憶された前記走行体の位置に対応する補正値を設定する設定工程を有することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の画像読取方法において、前記補正工程は、前記記憶手段に前記設定工程によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって前記設定工程によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されていると判定されたとき、該補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正する工程とを有することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項13記載の画像読取方法において、前記補正工程は、前記判定工程によって前記設定工程によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正テーブルが前記記憶手段に記憶されていないと判定されたとき、所定の補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正する工程を有することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項9から14のいずれか1項記載の画像読取方法において、前記補正値が前記画像データの色を表す値を補正する数値であることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項9から15のいずれか1項記載の画像読取方法において、前記ゴミ検知工程は、前記白基準画像データを構成する各画素のレベルを所定のしきい値レベルと比較する比較工程と、前記白基準画像データに前記しきい値レベルよりもレベルの低い画素がある場合には、ゴミが付着していると判定する工程とを有することを特徴とする。
本発明は、画像読み取り部上を原稿が移動することにより原稿を読み取る画像読取装置において、コンタクトガラス等へのゴミの付着が検出されたとき、ゴミ等が付着していない読取位置において原稿の読み取りを行ない、かつ該読取位置に応じて画像データを補正することにより、コンタクトガラス等へのゴミ付着による出力画質の低下を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態ついて説明する。
まず、図1を用い本実施形態に係る画像読取装置を有する画像形成装置の構成について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、自動原稿送り装置(以下、ADFとする)1、原稿台2、給送ローラ3、給送ローラ4、排送ローラ5、コンタクトガラス6、原稿セット検知7、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10、第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13、縦搬送ユニット14、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、排紙トレイ19、読み取りユニット50、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54、第2ミラー55、第3ミラー56、書き込みユニット57、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60、走行体61、両面搬送ユニット111、反転ユニット112、両面入紙搬送路113、及び反転排紙搬送路114を有して構成される。
本実施形態に係る画像形成装置の具体的な動作について説明する。
ADF1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ4によって読み取り位置に給送される。なお、本実施形態に係る画像形成装置は、一枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は、読み取り位置に搬送され、読み取りユニット50によって原稿の画像データが読み取られる。本実施形態に係る画像読取装置は、読み取りユニット50の読み取り位置にゴミが付着し、読み取り位置を変更した場合に発生する画質の低下を補正することができる。なお、詳細については後述する。
読み取りが終了した原稿は、給送ローラ4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様に読み取り位置に給送される。給送ローラ(3、4)、排送ローラ5は搬送モータ26によって駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送され、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって排紙トレイ19に排出される。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ19側に導かないで、両面入紙搬送路113に搬送し、反転ユニット112でスイッチバック反転し両面搬送ユニット111に送る。両面搬送ユニットに送られた用紙は、再度縦搬送ユニット14に送られて裏面に画像を印刷された後に排紙される。また、転写紙を反転して排出する場合、上記の反転ユニット112でスイッチバック反転した用紙を両面ユニットに送らずに反転排紙搬送路114に送り出して排紙する。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、及び現像ユニット27は、メインモータ25によって駆動される。各給紙装置11〜13は、メインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
次に、原稿読み取りから、画像の書き込みまでの動作について説明する。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されている。光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成される。露光ランプ51は、走行体61上に固定されている。第1ミラー52は、第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときは、光路長が変わらないように、走行体61、第1キャリッジ、及び第2キャリッジが機械的に操作される。この光学走査系は、スキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、及びミラー60で構成される。レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。
書き込みユニット57から出力されるレーザ光が画像作像系の感光体15に照射される。なお、感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
次に、本実施形態に係る画像読取装置のシステム構成について図2を用いて説明する。
本実施形態に係る画像読取装置は、操作部21、操作表示部22、読取部23、システムコントローラ24、画像処理部25、ROM26、及び記憶部(例えば、HDD、SRAMなど)27を有して構成される。
操作部21は、画像読取装置を操作するための種々の操作キー、操作表示部22(例えば、液晶タッチパネル等)から構成される。例えば、テンキー、読み取りスタートキー、及びその他各種キーが配設されている。
操作表示部22には、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに報知する装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
読取部23は、所定の読取密度で原稿画像を読み取って画像信号を得る。
システムコントローラ24は、ROM26に格納された制御プログラムに従い、記憶部27を作業領域として使用しながら、装置各部を制御する。
画像処理部25は、読取部23からの画像信号をアナログ/デジタル変換すると共に所定の処理を行って出力する。
ROM26は、システムコントローラ24が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。
記憶部27は、画像処理部25において所定の処理が施された画像データを記憶する。さらに、記憶部27が有するRAM等は、前述したようにシステムコントローラ24の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
次に、原稿読み取りの具体的な動作について図3を用いて説明する。
ADF(自動原稿送り装置)などにセットされた原稿は、一対の給紙ローラ3により、読み取り位置32の方向に1枚ずつ搬送(副走査)されつつ、読み取り位置32において主走査ライン単位で読み取られ、一対の排紙ローラ5により排出される。読み取り位置32の手前に配設された原稿セット検知センサ7は、搬送される原稿の先端を検知し、また後端部も検知するものである。白圧板33は、搬送される原稿を、読み取り位置32の上面に圧接させると共に、原稿読み取り開始に先立つシェーディング補正等のための白基準画像データを得るために読み取られる白基準板を兼ねたものである。
読み取り位置32では、原稿の画像のうちスキャンラインLs上に位置する1主走査ライン分の画像が読み取られる。また、白基準画像を読み取るときには、白圧板33のうちのスキャンラインLs上に位置する1主走査ライン分の白基準画像を読み取る。なお、読み取り位置32において原稿画像または白基準画像(白圧板33)を読み取られる時には、露光ランプ51が点灯する。
次に、画像処理部25の具体的な構成について図4を用いて説明する。
同図において、読取部23から主走査ライン単位で出力される画像信号は、原稿読み取り時には、画像処理部25のA/Dコンバータ40によりアナログ/デジタル変換されて量子化され、原稿読み取り前に予め、光源消灯状態を読み取って得た暗出力データを暗補正データ41として保持しておき、1主走査ライン分の画像データを構成する画素ごとの画情報レベルから、減算器42により対応する画素の暗出力レベルを減じて、暗出力補正を行う。
また、暗出力補正後の画像データを、予め光源点灯状態で白圧板33を読み取って得た白出力レベルから得られるシェーディング補正データ43を保持しておき、1主走査ライン分の画像データを構成する画素ごとの画情報レベルに、乗算器44によって対応する画素のシェーディング補正データを乗じて、光源の強度ムラやイメージセンサを構成する各画素の受光素子ごとの感度むらを補正する。
そのようして暗補正及びシェーディング補正がなされた多値の画像データは、補正処理部45により、γ補正やMTF補正等の画質に関する補正がなされたのち、2値化処理部46により2値化され、モノクロの画像データとして出力される。
補正処理部45は、走行体61がゴミの付着していない読み取り位置32に移動して行った場合、各読み取り位置32に応じた補正値により画像信号の補正を実行する。なお、各読み取り位置32に対応する補正値は、メモリ45b及びメモリcに格納されており、補正処理部45は走行体61が移動した読み取り位置32に応じて補正値を読み出し、補正を実行する。さらに、補正処理部45は、γ補正及びMTF補正に用いた補正値をメモリaに格納し、以後の画像信号の補正に用いる。
ここで、メモリ45bには、ユーザ等が好みに応じて設定した走行体61の読み取り位置32ごとの補正値が補正テーブルとして格納されている。メモリ45cには、走行体61の読み取り位置32ごとの所定の補正値が補正テーブルとして格納されている。メモリ(45b、45c)に格納された補正テーブルの一例を表1及び表2に示す。
Figure 2006222777
Figure 2006222777
また、本実施の形態では、暗補正及びシェーディング補正がなされた多値の画像データは、ゴミ検知部47にも入力される。
図2に示した構成の読取部3において、白圧板33や読み取り位置32には、ゴミが付着する場合がある。そのゴミも、付着位置がスキャンラインLs上になければ、原稿を読み取って得られた画像データ(読取画像データ)に影響を与えないが、スキャンラインLs上に付着すると読取画像データに悪影響を与える。具体的には、スキャンラインLs上の白圧板33表面に付着したゴミは、付着位置に相当する画素についてのシェーディング補正データに大きく影響し、シェーディング補正によりかえって読取画像データの画質悪化を招く。また、スキャンラインLs上の読み取り位置32の表面に付着したゴミは、付着位置に相当する画素に影をつくって黒スジの原因となる。
図5に、光源点灯状態で白圧板33を読み取り位置で1主走査ライン分読み取って得られた画信号波形を示す。
図5(a)は、読み取り位置32の表面や白圧板33の少なくともスキャンラインLs上にはゴミが付着していない場合で、同図(b)は、スキャンラインLs上にゴミが付着している場合である。同図(b)のようにゴミが付着していると、読取画像データを、記録紙に印字して得られる印字済記録紙には、本来の画像に縦黒スジが重なった異常画像となってしまう。
図5(b)において、ゴミ付着位置に相当する画素の受光素子からの信号レベルは、他の受光素子からの信号レベルと比較して著しく低下するため、しきいレベルLthを、白基準画像としては正常なレベルと判断できるレベル以下の適切なレベルに設定して、そのしきいレベルLthを下回るレベルの画素を検知することで、ゴミが付着したこと及びその主走査方向の付着位置を検知することができる。ゴミ検知部47はそのようにしてゴミの付着の有無及び付着位置の検知を行う。
なお、白圧板33又は読み取り位置32へのゴミの検知処理は、原稿の読み取り前、読み取り後、ジョブ間等に行われる。
次に、上記の処理によりゴミ検知部47によりゴミの付着及び付着位置が確認された場合の読み取りユニット50及び画像処理部25における動作について図6を用いて説明する。
操作部21において読み取りを開始するスタートキーが押下されると(ステップS601)、上述の処理によりゴミの付着及び付着位置の検知が実行され、読み取り位置32又は白圧板33にゴミが付着いるか否かが判断される(ステップS602、ステップS603)。ここで、読み取り位置32又は白圧板33にゴミが付着していると判断された場合は(ステップS603/YES)、同時に検知されたゴミの付着位置に基づいて走行体61を移動し(ステップS604)、再び読み取り位置32又は白圧板33へのゴミの付着の有無を判断する(ステップS602、ステップS603)。
一方、読み取り位置32又は白圧板33にゴミが付着していないと判断された場合は(ステップS603/NO)、原稿台2に載置された原稿が読み取り位置32に搬送され、読み取りが実行される(ステップS605)。読取部23において読み取られた原稿の画像信号は画像処理部25へ入力される。
読取部23から主走査ライン単位で出力される画像信号は、原稿読み取り時には、画像処理部25のA/Dコンバータ40によりアナログ/デジタル変換されて量子化され(ステップS606)、原稿読み取り前に予め、光源消灯状態を読み取って得た暗出力データを暗補正データ41として保持しておき、1主走査ライン分の画像データを構成する画素ごとの画情報レベルから、減算器42により対応する画素の暗出力レベルを減じて、暗出力補正を行う(ステップS607)。
また、暗出力補正後の画像データを、予め光源点灯状態で白圧板33を読み取って得た白出力レベルから得られるシェーディング補正データ43を保持しておき、1主走査ライン分の画像データを構成する画素ごとの画情報レベルに、乗算器44によって対応する画素のシェーディング補正データを乗じて、光源の強度ムラやイメージセンサを構成する各画素の受光素子ごとの感度むらを補正する(ステップS608)。
そのようして暗補正及びシェーディング補正がなされた多値の画像データは、補正処理部45により、γ補正やMTF補正等の画質に関する補正がなされる。
補正処理部45は、まず、原稿の読み取りが基準となる読み取り位置32において実行されたか否かを判断する。原稿の読み取りが基準となる読み取り位置32において実行されたと判断されると(ステップS609/YES)、通常の補正値によりγ補正及びMTF補正が実行され(ステップS610)、2値化処理部46へ出力される。なお、補正処理部45においてγ補正及びMTF補正を行った補正値は、メモリ45aに格納される(ステップS611)。
原稿の読み取りが基準となる読み取り位置32において実行されていないと判断された場合は(ステップS609/NO)、走行体61が移動した読み取り位置32に対応する補正処理部35の補正値がメモリ45bに格納されているか否かを判断する(ステップS612)。なお、走行体61が移動した各読み取り位置32に対応する補正値の補正テーブルは、ユーザ等の好みに応じて作成され、メモリ45bに格納される。
ここで、メモリ45bに走行体61が移動した読み取り位置32に対応する補正値が格納されている場合は(ステップS612/YES)、該補正値によりγ補正・MTF補正を実行する(ステップS613)。補正処理部35において利用した補正値は、メモリ45aに格納される(ステップS611)。
一方、メモリ45bに走行体61が移動した読み取り位置32に対応する補正値が格納されていなかった場合は(ステップS612/NO)、メモリ45cに格納された所定の補正テーブルから走行体61が移動した読み取り位置32に対応する補正値によりγ補正・MTF補正を実行する(ステップS614)。なお補正処理部35において利用した補正値は、メモリ45aに格納される(ステップS611)。
以上の処理により、補正処理部45において補正された画像信号は、2値化処理部45に出力される。2値化処理部45は、画像信号を2値化し、モノクロの画像データとして出力する。
本実施形態に係る画像読取装置によれば、白圧板33又は読み取り位置32にゴミが付着した場合に、オペレータ等によるゴミの除去作業を待たずに原稿の読み取りを実行することができる。また、ゴミの付着により走行体61を移動して原稿の読み取りを行った場合に、走行体61が移動した読み取り位置32に応じた補正値によりγ補正、MTF補正を実行することにより、読み取り位置32の変更による画質の低下を防止することができる。
本実施形態に係る画像読取装置を有する画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る画像読取装置のシステム構成を示すブロック図である。 画像読取装置の画像読み取り位置の詳細な図である。 画像処理部のシステム構成を示すブロック図である。 (a)及び(b)は付着したゴミがある場合とない場合の画像信号例である。 画像処理部の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動原稿送り装置
2 原稿台
3 給送ローラ
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知センサ
21 操作部
22 操作表示部
23 読取部
24 システムコントローラ
25 画像処理部
26 ROM
27 記憶部
40 A/Dコンバータ
45 補正処理部
46 2値化処理部
47 ゴミ検知部
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
53 レンズ
54 CCD

Claims (16)

  1. 白基準板と走行体上に保持される露光ランプとの間に原稿を通過させ、前記原稿を移動させながら前記原稿を読み取る読取手段を有する画像読取装置において、
    前記白基準板を読み取った白基準画像データからゴミの付着及び付着位置を検知するゴミ検知手段と、
    前記ゴミ検知手段によってゴミの付着が検知されたとき、前記付着位置に応じて前記走行体を移動させる移動手段と、
    前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを前記走行体の位置に応じた補正値により補正する補正手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記走行体が所定位置に位置するか否かを判断する判断手段と、
    前記走行体の位置に対応する補正値からなる補正値テーブルを記憶する記憶手段とを有し、
    前記判断手段によって前記走行体が所定位置に位置しないと判断されたとき、前記記憶手段から前記走行体の位置に対応する補正値を読み出し、
    前記補正値により前記画像データを補正することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記記憶手段は、複数の前記補正値テーブルを記憶することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記補正値テーブルに記憶された前記走行体の位置に対応する補正値を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項2又は3記載の画像読取装置。
  5. 前記補正手段は、
    前記設定手段によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段を有し、
    前記判定手段によって前記設定手段によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されていると判定されたとき、該補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正することを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記補正手段は、
    前記判定手段によって前記設定手段によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正テーブルが前記記憶手段に記憶されていないと判定されたとき、所定の補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正することを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記補正値が前記画像データの色を表す値を補正する数値であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像読取装置。
  8. 前記ゴミ検知手段は、
    前記白基準画像データを構成する各画素のレベルを所定のしきい値レベルと比較する比較手段を有し、
    前記白基準画像データに前記しきい値レベルよりもレベルの低い画素がある場合には、ゴミが付着していると判定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の画像読取装置。
  9. 白基準板と走行体上に保持される露光ランプとの間に原稿を通過させ、前記原稿を移動させながら前記原稿を読み取る読取手段を有する画像読取装置の画像読取方法において、
    前記白基準板を読み取った白基準画像データからゴミの付着及び付着位置を検知するゴミ検知工程と、
    前記ゴミ検知手段によってゴミの付着が検知されたとき、前記付着位置に応じて前記走行体を移動させる移動工程と、
    前記読取手段によって読み取られた前記原稿の画像データを前記走行体の位置に応じた補正値により補正する補正工程とを有することを特徴とする画像読取方法。
  10. 前記画像読取装置は、前記走行体の位置に対応する補正値からなる補正値テーブルを記憶する記憶手段を有し、
    前記補正工程は、
    前記走行体が所定位置に位置するか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって前記走行体が所定位置に位置しないと判断されたとき、前記記憶手段から前記走行体の位置に対応する補正値を読み出す工程と、
    前記補正値により前記画像データを補正する工程とを有することを特徴とする請求項9記載の画像読取方法。
  11. 前記記憶手段は、複数の前記補正値テーブルを記憶することを特徴とする請求項10記載の画像読取方法。
  12. 前記補正値テーブルに記憶された前記走行体の位置に対応する補正値を設定する設定工程を有することを特徴とする請求項10又は11記載の画像読取方法。
  13. 前記補正工程は、
    前記設定工程によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって前記設定工程によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正値テーブルが前記記憶手段に記憶されていると判定されたとき、該補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正する工程とを有することを特徴とする請求項12記載の画像読取方法。
  14. 前記補正工程は、
    前記判定工程によって前記設定工程によって設定された前記走行体の位置に対応する補正値からなる前記補正テーブルが前記記憶手段に記憶されていないと判定されたとき、所定の補正値テーブルの補正値により前記画像データを補正する工程を有することを特徴とする請求項13記載の画像読取方法。
  15. 前記補正値が前記画像データの色を表す値を補正する数値であることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項記載の画像読取方法。
  16. 前記ゴミ検知工程は、
    前記白基準画像データを構成する各画素のレベルを所定のしきい値レベルと比較する比較工程と、
    前記白基準画像データに前記しきい値レベルよりもレベルの低い画素がある場合には、ゴミが付着していると判定する工程とを有することを特徴とする請求項9から15のいずれか1項記載の画像読取方法。
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