JP2004096245A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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宮嶋 正巳
Takeshi Kowada
小和田 健
Kotaro Yonenaga
米永 晃太郎
Yoko Nakayama
中山 陽子
Manabu Izumikawa
泉川 学
Takashi Imori
井森 隆史
Takashi Matsuda
松田 考史
Takeo Ohashi
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Abstract

【課題】原稿の両面にカラー画像を印刷する際に、裏面の画像が透けて表面の画像の中に混ざって表示される裏写り画像の裏写りの除去の様子を、印刷出力する前に確認でき、かつ裏写り除去を実行したい範囲を決定できる画像形成装置および画像形成方法を提供する。
【解決手段】ユーザの裏写り除去処理に対し操作手段(4)が使用され、各手段を統括管理するシステム制御手段(5)、原稿の画像信号を読み取る画像読み取り手段(1)の順で裏写り除去処理をおこなう範囲が選択される。そして、操作手段(4)、システム制御手段(5)、裏写り除去手段(2)の順で裏写り画像を多段階で処理させたサンプル画像を生成することでユーザは所望の裏写り除去された画像を選択できる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像処理を行う画像形成装置および画像処理方法に関し、より詳細には、両面印刷されている文書において裏面の画像が透けて表面の画像の中に混ざって入力される「裏写り」を除去することが可能な画像形成装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラースキャナ、デジタルカメラ、デジタルカラーコピアなどのカラー画像入力機器の普及により、本、雑誌、カタログ、広告、新聞などの文書画像も、カラーで入力されるのが一般的になってきている。これらの文書では、紙の両面に印刷されていることがしばしばあるので、裏面の画像が透けて、表面の画像の中に混ざって入力される「裏写り」が生じる。さらに、カラー文書の場合、背景色が一様でなかったり、絵柄、模様、写真が混在していることが多い。このため、デジタル画像処理によって、入力された画像から「裏写り」を除去する問題は、画質向上のために重要でありながら、取り扱いの難しいものとされてきた。
【0003】
これまでにも、ブックスキャナや両面スキャナなどの特殊な入力機器を中心とした、裏写り除去方法が提案されている。(特許文献1)
【0004】
【特許文献1】
特開2001−169080号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、両面印刷されて第1面に第2面からの裏写りがあるようなカラー原稿をスキャンする際、特殊な入力デバイスに依存することなく、汎用性が高く、しかも紙の片面の画像情報だけを用いて、カラー画像から裏写りを除去することが可能な画像形成装置および画像処理方法を提供することをその目的としているが、様々な、裏写りに対し、一様に対応することは難しく、裏写り除去の画像処理のレベルを変えることができることは知られているが、どのレベルを選択して良いのかは、従来はそれぞれ出力してみないと分からなかった。
また、一般的に裏写り除去の画像処理を行うと裏写り除去されるだけでは済まず、画像の乱れを引き起こす弊害も生じるので、画像全体に裏写り除去処理を行うことは望ましくない。
本発明は、上記不具合を解決する画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
請求項1の画像形成装置では、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0007】
請求項2の画像形成装置では、唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0008】
請求項3の画像形成装置では、複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0009】
請求項4の画像形成装置では、複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0010】
請求項5の画像形成方法では、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0011】
請求項6の画像形成方法では、唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0012】
請求項7の画像形成方法では、複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0013】
請求項8の画像形成方法では、複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、両面印刷されたカラー原稿に対して紙の片面の画像情報だけを用いて、裏写りを除去することが可能なカラー画像処理手段と、裏写り除去レベルを設定する手段とを有する画像形成装置であって、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する手段を有することを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、画像形成装置において、唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成することを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、画像形成装置において、複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成することを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、画像形成装置において、複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成することを特徴とする。
【0018】
請求項5に記載の発明は、両面印刷されたカラー原稿に対して紙の片面の画像情報だけを用いて、裏写りを除去することが可能なカラー画像処理工程と、裏写り除去レベルを設定する工程とを有する画像形成方法であって、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、画像形成方法において、唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、画像形成方法において、複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、画像形成方法において、複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は本実施形態の画像形成装置の全体図を示すものであり、原稿の給紙から排紙までに読み取り画像が形成される様子を説明するものである。
【0024】
自動原稿送り装置(以後ADF)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のプリントキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。一枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26によって駆動される。
【0025】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザーによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって排紙トレイ19に排出される。
【0026】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ19側に導かないで、両面入紙搬送路113に搬送し、反転ユニット112でスイッチバック反転し両面搬送ユニット111に送る。
【0027】
両面搬送ユニット111に送られた用紙は再度縦搬送ユニット14に送られて裏面に画像を印刷された後に排紙される。
【0028】
また、転写紙を反転して排出する場合は上記で反転ユニット112でスイッチバック反転した用紙を両面搬送ユニット111に送らずに反転排紙搬送路114に送り出して排紙する。
【0029】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ(図示せず)によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ(図示せず)の駆動を各々給紙クラッチ(図示せず)によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチ(図示せず)によって伝達駆動される。
【0030】
図2は画像形成装置の操作部30を示した図である。
操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35があり、液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。ユーザはこの操作部30により、読み取り画像に対する機能の詳細設定を行う。
【0031】
本実施形態の画像形成装置のブロック図を図3に示す。
画像読み取り手段(1)により読み取られた原稿の画像信号は、裏写り除去手段(2)へと入力され、裏写り除去処理が施される。その後、画像形成手段(3)により画像形成が行われる。ユーザからの操作は操作手段(4)が使用され、システム制御手段(5)は先述の各手段を統括管理制御する。なお、太線が画像データ、細線が制御データを示す。
【0032】
なお、使用する裏写り除去手段(2)による裏写り除去処理の詳細は以下の通りである。
入力カラー画像の解像度を縮小し、カラー座標系を独立性が高いものに変換する。エッジ強度計算を行い、二値化処理によりエッジを検出し、エッジ以外の領域に対してカラー閾値処理を行って背景色画像を推定し、裏写り除去画像を合成する。原画像と裏写り除去画像のエッジ強度からエッジ差分画像を生成し、不適切な処理により画像が劣化している個所を検出する。その個所の周囲で処理スケールを縮小して処理を再度実行する。裏写り除去画像と縮小原画像の差分計算により裏写り部分を同定し、元の解像度の原画像での裏写り部分を除去し、画像を出力する。
【0033】
図4を用いて裏写り画像についての説明をする。(a)が原稿オモテ面、(b)が原稿ウラ面であった場合、裏写り画像とは(c)の様に目に映る画像のことである。
【0034】
図5、図6は操作部30の液晶タッチパネル31の表示一例を示した図である。図5が初期画面であり、図6の画面が図5にて「裏写り除去設定」キーを押したときに表示される画面である。
【0035】
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが濃く表示され反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
【0036】
図6の画面上の「モニター」キー及び「モニタ出力」キーを押下することで、図8のような画面が出力される。
【0037】
以下、本実施形態のユーザ側の動作処理部分にかかる説明をする。
第1の実施形態では、図5の液晶タッチパネル上の「裏写り除去設定」キーを押下すると、図6の画面が液晶タッチパネル上に表示され、さらに「モニター」キーを押下した後、「モニター出力」キーを押下すると、コンタクトガラス上の図7(1)の唯一固定の原稿エリアを読み取ってすべての裏写り補正レベルの画像を図8のように印刷される。ユーザはその画像を見て、どの裏写り補正レベルを選択するかを図6の「レベル指定選択」のボタンによって設定することができる。
【0038】
第2の実施形態では、図5の液晶タッチパネル上の「裏写り除去設定」キーを押下すると、図6の画面が液晶タッチパネル上に表示され、さらに「モニター」キーを押下した後、「エリア指定」キーを押下して、コンタクトガラス上の図7(2)の唯一可変の原稿エリアを指定し、「モニター出力」キーを押下すると、読み取ってすべての裏写り補正レベルの画像を図8のように印刷される。ユーザはその画像を見て、どの裏写り補正レベルを選択するかを図6の「レベル指定選択」のボタンによって設定することができる。
【0039】
第3の実施形態では、図5の液晶タッチパネル上の「裏写り除去設定」キーを押下すると、図6の画面が液晶タッチパネル上に表示され、さらに「モニター」キーを押下した後、「モニター出力」キーを押下すると、コンタクトガラス上の図7(3)の複数固定の原稿エリアを読み取ってすべての裏写り補正レベルの画像を図8のように印刷される。ユーザはその画像を見て、どの裏写り補正レベルを選択するかを図6の「レベル指定選択」のボタンによって設定することができる。
【0040】
第4の実施形態では、図5の液晶タッチパネル上の「裏写り除去設定」キーを押下すると、図6の画面が液晶タッチパネル上に表示され、さらに「モニター」キーを押下した後、「エリア指定」キーを押下して、コンタクトガラス上の図7(4)の複数可変の原稿エリアを指定し、「モニター出力」キーを押下すると、読み取ってすべての裏写り補正レベルの画像を図8のように印刷される。ユーザはその画像を見て、どの裏写り補正レベルを選択するかを図6の「レベル指定選択」のボタンによって設定することができる。
【0041】
上記のユーザ側の裏写り除去処理に対して、本実施形態の画像処理装置側の動作処理を図3を用いて説明する。
【0042】
まず、裏写り除去処理を行う範囲の選択は、操作手段(4)によりユーザからの処理を受け付け、システム制御手段(5)を経由して、画像読み取り手段(1)にて指定範囲の原稿の画像信号を読み取る段階までには達成されている。前述したように読み取りの範囲は一ヶ所ないし複数ヶ所であらかじめ設定されていてもよいし、印刷の度にユーザで指定することができる。こうすることで裏写り処理をしたくない範囲に対してはその処理を行わずに済む。
一方、操作手段(4)、システム制御手段(5)、裏写り除去手段(2)の順で処理されることにより、裏写り画像を多段階で処理させたサンプル画像を生成する。こうすることでユーザは所望の裏写り除去された画像を選択できる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明でも明らかなように本発明のよれば、ユーザは裏写り除去の各レベルに応じたサンプル画像を見てから所望の裏写り除去の画像を入手することができる。また裏写り除去処理をしたくない部分を避けることもできる。具体的には各請求項毎に以下の効果を達成できる。
【0044】
請求項1の画像形成装置においては、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて読み取りを行うため、様々な裏写り原稿に対し、裏写り除去設定ができる。
【0045】
請求項2の画像形成装置においては、唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて読み取りを行うため、様々な裏写り原稿に対し、裏写り除去設定ができる。
【0046】
請求項3の画像形成装置においては、複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて読み取りを行うため、様々な裏写り原稿に対し、裏写り除去設定ができる。
【0047】
請求項4の画像形成装置においては、複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて読み取りを行うため、様々な裏写り原稿に対し、裏写り除去設定ができる。
【0048】
請求項5の画像形成方法においては、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去設定ができる。
【0049】
請求項6の画像形成方法においては、唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去設定ができる。
【0050】
請求項7の画像形成方法においては、複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去設定ができる。
【0051】
請求項8の画像形成方法においては、複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成し、ユーザが指定した裏写り除去レベルにて、読み取りを行うことにより、様々な裏写り原稿に対する裏写りの除去設定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像形成装置の全体図である。
【図2】画像形成装置の操作部30を示した図である。
【図3】本実施形態の画像形成装置のブロック図である。
【図4】裏写り画像の説明に関する(a)原稿オモテ面、(b)原稿ウラ面、(c)裏写り画像である。
【図5】操作部30の液晶タッチパネル31の初期画面の表示一例を示した図である。
【図6】操作部30の液晶タッチパネル31の裏写り除去設定の表示一例を示した図である。
【図7】コンタクトガラス上の裏写り補正の対象となる原稿エリアを示す図である。
【図8】裏写り除去の各レベルに対応する裏写り補正された画像である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縦搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
19 排紙トレイ
27 現像ユニット
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー
35 モードクリアキー
37 機能キー
38 初期設定キー
50 読取ユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサー
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザー出力ユニット
59 結像レンズ
60 ミラー
111 両面搬送ユニット
112 反転ユニット
113 両面入紙搬送路
114 反転排紙搬送路

Claims (8)

  1. 両面印刷されたカラー原稿に対して紙の片面の画像情報だけを用いて、裏写りを除去することが可能なカラー画像処理手段と、裏写り除去レベルを設定する手段とを有する画像形成装置であって、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置において、
    唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置において、
    複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置において、
    複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 両面印刷されたカラー原稿に対して紙の片面の画像情報だけを用いて、裏写りを除去することが可能なカラー画像処理工程と、裏写り除去レベルを設定する工程とを有する画像形成方法であって、唯一固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする画像形成方法。
  6. 前記画像形成方法において、
    唯一可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
  7. 前記画像形成方法において、
    複数固定範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
  8. 前記画像形成方法において、
    複数可変範囲の読み取り画像に対し、裏写り除去を多段階で処理させた画像を1枚の用紙に印刷して画像サンプルを生成する工程を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
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